JP2005001138A - Printer for thermal adhesive sheet - Google Patents
Printer for thermal adhesive sheet Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005001138A JP2005001138A JP2003164191A JP2003164191A JP2005001138A JP 2005001138 A JP2005001138 A JP 2005001138A JP 2003164191 A JP2003164191 A JP 2003164191A JP 2003164191 A JP2003164191 A JP 2003164191A JP 2005001138 A JP2005001138 A JP 2005001138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- sensitive adhesive
- adhesive sheet
- thermal
- printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Advancing Webs (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常時には非粘着性を示し、加熱されることにより粘着性を発現する感熱性粘着剤層がシート状基材の片面に形成され、例えば貼付用ラベルとして用いられる感熱性粘着シートの熱活性化装置を備えたプリンタに係り、特にサーマルヘッドを印字手段とするサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、商品に貼付されるシートの一つに熱活性化シート(例えば感熱性粘着シートのような表面に熱活性成分を含むコート層が形成された印刷メディア)があり、例えば食品のPOSシート、物流・配送シート、医療用シート、バゲッジタグ、ビン・缶類の表示シートの貼付など幅広い分野で使用されている。
【0003】
この感熱性粘着シートは、シート状基材の一方の面に通常時は非粘着性を示し加熱されることにより粘着性を発現する感熱性粘着剤層を、他方の面に印刷可能面をそれぞれ形成して構成されている。
【0004】
このような感熱性粘着シート用プリンタとして、サーマルプリンタの印字ヘッドとして利用されているサーマルヘッドのように、セラミック基板上に設けられた複数の抵抗体(発熱素子)を熱源として有するヘッドを感熱性粘着ラベルに接触させて感熱性粘着剤層を加熱させるようにした熱活性化装置を備えたものが提案されている(特許文献1)。
【0005】
ここで、従来の感熱性粘着シート用プリンタの一般的な構成について、図11のサーマルプリンタPを参照して説明する。
【0006】
図11のサーマルプリンタPは、ロール状に巻回されたテープ状の感熱性粘着ラベル21を保持するロール収納ユニット20と、感熱性粘着ラベル21に印字する印字ユニット30と、感熱性粘着ラベル21を所定の長さのラベルに切断するカッターユニット40と、感熱性粘着ラベル21の感熱性粘着剤層を熱活性化する熱活性化装置としての熱活性化ユニット50と、で構成される。
【0007】
印字ユニット30は、ドット印字が可能なように幅方向に配設された複数の比較的小さな抵抗体で構成された複数の発熱素子を有する印字用サーマルヘッド31と、該印字用サーマルヘッド31に圧接される印字用プラテンローラ32などで構成される。図11では、印字用プラテンローラ32は時計回りに回転され、感熱性粘着ラベル21は右側へ搬送される。
【0008】
カッターユニット40は、印字ユニット30によって印字が行われた感熱性粘着ラベル21を適当な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆動源(図示省略)によって作動される可動刃41、該可動刃41と対向された固定刃42等から構成されている。
【0009】
熱活性化ユニット50は、発熱素子を有する熱活性化用サーマルヘッド51と、感熱性粘着ラベル21を搬送する熱活性化用プラテンローラ52などで構成される。図11では、熱活性化用プラテンローラ52は印字用プラテンローラ32と反対の方向(図では反時計回り)に回転され、感熱性粘着ラベル21を所定の方向(右側)へ搬送するようになっている。
【0010】
また、熱活性化ユニット、印字ユニット、カッターユニットをこの順番で配置し、感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤層を熱活性化させた後でラベルを切断する構成としたプリンタもある(特許文献2)。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−79152号公報
【0012】
【特許文献2】
特開2000−264322号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1のサーマルプリンタにおいては、カッターユニット40による切断動作を行う際、可動刃41が上下動する間に要する時間(例えば0.4sec)だけ感熱性粘着ラベル21の搬送を停止する必要があった。つまり、印字用プラテンローラ32、熱活性化用プラテンローラ52の回転駆動を停止させた状態でカッターユニット40による切断が行われていた。
【0014】
このため、ラベル長がカッターユニット40の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド51までの距離よりも長い場合等は、感熱性粘着ラベル21が熱活性化用サーマルヘッド51と熱活性化用プラテンローラ52との間に挟まれた状態で搬送が停止されることとなる。その結果、粘着性を発現した感熱性粘着剤層が熱活性化用サーマルヘッド51に張り付いてしまい、搬送が再開されてもスムーズに搬送されずに、いわゆる紙ジャム等の搬送不良を生じたり、熱活性化用サーマルヘッド51からの熱が感熱性粘着ラベル21の印字可能層(感熱発色層)まで伝わって発色したりするという不具合があった。
【0015】
この場合、仮に排出されてもラベルの外観が悪いため貼付用ラベルとしての使用には耐えられない。また、熱活性化用サーマルヘッド51に感熱性粘着剤層が強力に接着した場合はプリンタの処理を停止してメンテナンスを必要とする場合もある。
【0016】
また、上記特許文献2のサーマルプリンタにおいては、ラベルの粘着化された部分を切断すると粘着成分(感熱性粘着剤)が可動刃41および固定刃42に付着してしまい切断性能を損なうため、切断位置は熱活性化しないようにしている。そのため、作成されたラベルには紙送り方向前後端部に粘着性のない領域が形成され、比較的剥がれやすいものとなっていた。さらに、最後段にカッターユニットを配置する場合、次のラベルを作成するときに最前段である熱活性装置までラベルの先端を戻す必要があり、スループットの低下を招くという不具合があった。
【0017】
また、上記2つの先願技術を利用して、さまざまなラベル長さに柔軟に対応するためには、例えば熱活性化ユニットの前段に図11(a)に示す複数のローラを設けたり、或いは図11(b)に示すベルト機構を設けたりすることが考えられる。しかしながら、このような構成では、短いラベルには対応できるものの、長いラベルに対応するためには作成するラベルの最大長さ以上の空間を搬送方向に設ける必要があるため、装置が大型になるという問題があった。
【0018】
本発明は、熱活性化用サーマルヘッドと熱活性化用プラテンローラとの間に感熱性粘着シートが挟まれた状態でシートの搬送を停止させることなくシートを切断でき、かつ、さまざまな長さのシートの作成に対応可能でかつ小型化が可能な感熱性粘着シート用プリンタを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、上記目的を達成するためになされたもので、シート状基材の一方の面に感熱性粘着剤層が形成され他方の面に印字が可能にされてなる感熱性粘着シートに印字する印字用サーマルヘッドと、該サーマルヘッドと対向し前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送可能な印字用プラテンローラとを有する印字装置と、前記印字装置の後段に設けられ、前記感熱性粘着シートを切断するカッター装置と、前記カッター装置の後段に設けられ、前記感熱性粘着剤層を加熱する熱活性化用サーマルヘッドと、前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する熱活性化用プラテンローラを有する熱活性化装置と、を備え、前記カッター装置と前記熱活性化装置との間に、両者間の距離よりも長い感熱性粘着シートを保留可能な緩衝手段を設けるようにしたものである。
【0020】
これにより、熱活性化用プラテンローラにより感熱性粘着シートを搬送しながら、または、熱活性化用サーマルヘッドに感熱性粘着シートの先端が到達する前に、カッター装置によるシートの切断を実行できる。したがって、感熱性粘着シートが熱活性化用サーマルヘッドに張り付いて紙ジャム等の搬送不良が生じるなどの不具合を解消できるうえ、紙ジャムとなったラベルを排出する等の無駄なメンテナンスが不要となるので、貼付用ラベルの作製効率を格段に向上できる。また、長いラベルを作成するために搬送方向に大きな空間を設ける必要はないので、装置の小型化を図ることができる。
【0021】
請求項2に係る発明は、前記印字用プラテンローラを駆動する第1の駆動源と、前記熱活性化用プラテンローラを駆動する第2の駆動源は、それぞれ独立して制御可能に構成され、前記緩衝手段は、前記印字用プラテンローラによる搬送速度が前記熱活性化用プラテンローラによる搬送速度よりも早くなるように制御された場合に、前記感熱性粘着シートに対して搬送方向と垂直な方向にテンションを付加するテンション付加手段を備えるようにしたものである。
【0022】
これにより、緩衝領域(緩衝手段の設けられている領域)に搬送方向の距離よりも長い感熱性粘着シートが保留される際、感熱性粘着シートに適当なテンションを付加することでシートが不安定に撓むことにより搬送不良が生じるのを効果的に防止することができ、シートの搬送処理における信頼性を向上することができる。
【0023】
請求項3に係る発明は、前記緩衝手段の前段に前記第1の駆動源に接続された排出ローラを備え、前記緩衝手段の後段に前記第2の駆動源に接続された引き込みローラを備えるようにしたものである。これにより、排出ローラと引き込みローラに感熱性粘着シートは保持されて両者間に撓むこととなるので、さらに搬送不良は生じにくくなる。
【0024】
請求項4に係る発明は、前記テンション付加手段を、前記感熱性粘着シートの紙面に対してエアを噴きつけるエア噴出手段としたものである。
【0025】
請求項5に係る発明は、前記テンション付加手段を、エアを吸引して前記感熱性粘着シート引き寄せるシート吸引手段としたものである。
【0026】
請求項6に係る発明は、前記テンション付加手段を、前記感熱性粘着シートの搬送方向と垂直な方向に移動可能なテンションローラとしたものである。
【0027】
このような種々のテンション付加手段により感熱性粘着シートにテンションを付加することで、シートは不安定に撓まないようになるので搬送不良が生じるのを効果的に防止することができる。
【0028】
請求項7に係る発明は、前記テンション付加手段は、前記熱活性化用プラテンローラまたは前記引き込みローラにより前記感熱性粘着シートの搬送が開始されたタイミングに連動して、前記感熱性粘着シートにテンションを付加するようにしたものである。すなわち、感熱性粘着シートの先端が緩衝手段の後段に配置された搬送手段(引き込みローラまたは熱活性化用プラテンローラ)に到達した後に、搬送速度の差により緩衝領域に感熱性粘着シートが撓むこととなるので、撓みの開始するタイミングでテンションを付加するようにした。
【0029】
請求項8に係る発明は、前記テンション付加手段は、前記カッター装置による前記感熱性粘着シートの切断タイミングに連動して、前記感熱性粘着シートに付加していたテンションを解除するようにしたものである。すなわち、カッター装置による切断後は感熱性粘着シートの撓みは増加しないので、その時点でテンションを解除するようにした。
【0030】
請求項9に係る発明は、前記緩衝手段は、前記感熱性粘着シートを一旦収納するための収納スペースと、前記感熱性粘着シートを前記カッター装置側から前記収納スペースに挿入または前記収納スペースから前記熱活性装置側へ排出するための搬送手段と、前記カッター装置側から前記収納スペースまでの搬送経路および前記収納スペースから前記熱活性化装置までの搬送経路を形成する誘導部材と、前記収納スペースに収納された前記感熱性粘着シートを排出する際、前記カッター装置側に戻らないように排出経路を規制する規制手段を有するようにしたものである。すなわち、印字され切断された感熱性粘着シートを一旦収納スペースに収納した後で熱活性化装置に送出するようにした。
【0031】
これにより、比較的長い感熱性粘着シートでも一枚ずつ印字処理、切断処理、熱活性化処理を順次行うことが可能となる。また、規制手段により収納スペースに一時的に収納された感熱性粘着シートは確実に熱活性化装置側に送出されることとなる。
【0032】
請求項10に係る発明は、前記規制手段は、所定の弾性を有し、片持ち支持された誘導片であることを特徴とする請求項9に記載の感熱性粘着シート用プリンタ。これにより、比較的簡単な構成で規制手段を設けることができる。
【0033】
請求項11に係る発明は、前記誘導片は、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の樹脂材料で形成するようにしたものである。例えば、これらの樹脂材料をフィルム状に成型した誘導片が考えられる。これにより、感熱性粘着シートに余計な応力を与えることなく搬送経路を規制することができる。
【0034】
請求項12に係る発明は、前記緩衝手段は、対向する搬送ローラ対を複数箇所に設けた搬送ローラ群と、該搬送ローラ群に沿ってを前記感熱性粘着シートを誘導するための誘導部材で構成され、前記感熱性粘着シートを最短経路から迂回させて搬送するようにしたものである。これにより、小さな空間を有効に利用できるので、シート長が比較的長い感熱性粘着シートの作成にも対応することができる。
【0035】
請求項13に係る発明は、前記複数の搬送ローラ対が前記感熱性粘着シートを蛇行させて搬送するように配置されたものである。これにより、さらに長いシートの作成にも対応することができる。
【0036】
請求項14に係る発明は、前記搬送ローラ群による前記感熱性粘着シートの搬送力は、前記印字用サーマルヘッドと前記印字用プラテンローラによるシート保持力よりも小さくなるようにしたものである。これにより、緩衝手段を構成する複数の搬送ローラの駆動源と印字用プラテンローラの駆動源が異なる場合、印字用プラテンローラを停止させると前記複数のローラにおいてシートは滑ることとなるので、シートを切断する際には印字用プラテンローラを停止させるだけでよく、搬送制御が容易となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0038】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る感熱性粘着シート用サーマルプリンタP1の構成を示す概略図である。サーマルプリンタP1は、ロール状に巻回されたテープ状の感熱性粘着ラベル21を保持するロール収納ユニット20と、感熱性粘着ラベル21に印字する印字ユニット30と、感熱性粘着ラベル21を所定の長さに切断するカッターユニット40と、感熱性粘着ラベル21の感熱性粘着剤層を熱活性化する熱活性化ユニット50等で構成される。
【0039】
ここで、本実施形態で用いた感熱性粘着ラベル21は特に制限されないが、例えば前述の特許文献1に記載されているようなラベル状基材の表面側に断熱層および感熱発色層(印字が可能な層)とが形成され、裏面側に感熱性粘着剤が塗布乾燥されてなる感熱性粘着剤層が形成された構造を有している。なお、感熱性粘着剤層は、熱可塑性樹脂、固体可塑性樹脂等を主成分とする感熱性粘着剤からなる。また、感熱性粘着ラベル21は、前記断熱層を有しないものや、感熱発色層の表面に保護層または有色印字層(予め印字されている層)が設けられているものでも良い。
【0040】
印字ユニット30は、ドット印字が可能なように幅方向に配設された複数の比較的小さな抵抗体で構成された複数の発熱素子を有する印字用サーマルヘッド31と、該印字用サーマルヘッド31に圧接される印字用プラテンローラ32などで構成される。なお、前記発熱素子は、セラミック基板の上に薄膜技術で形成された複数の発熱抵抗体表面に、結晶化ガラスの保護膜を設けてなる公知のサーマルプリンタの印字ヘッドと同様の構成を有しているので、詳しい説明は省略する。
【0041】
また、印字ユニット30は、印字用プラテンローラ32を回転させる第1ステッピングモータ110(図2参照)と歯車伝達機構等からなる駆動機構を備えており、この駆動機構により印字用プラテンローラ32は時計回りに回転され、感熱性粘着ラベル21を右側へ搬送するようになっている。また、例えばコイルバネや板バネなどからなる図示しない加圧手段を備え、この加圧手段の弾撥力により印字用サーマルヘッド31を印字用プラテンローラ32に向かって押圧させるようになっている。このとき、印字用プラテンローラ32の回転軸と発熱体の配列方向を平行に保つことで、感熱性粘着ラベル21の幅方向全体にわたって均等に圧接できる。
【0042】
また、印字用サーマルヘッド31の前段には紙センサS1が設けられており、この紙センサS1による感熱性粘着ラベル21の検出に基づいて、印字用プラテンローラ32の駆動が制御される。例えば、紙センサS1により感熱性粘着ラベル21が検出されたときは印字処理を実行可能とし、紙センサS1により感熱性粘着ラベル21が検出されないときはエラーメッセージ表示等の処理を行う。
【0043】
カッターユニット40は、印字ユニット30によって印字が行われた感熱性粘着ラベル21を適当な長さで切断するためのものであり、カッター駆動部108(図2参照)によって作動される可動刃41と、該可動刃41と対向された固定刃42等で構成されている。
【0044】
熱活性化ユニット50は、発熱素子を有する加熱手段としての熱活性化用サーマルヘッド51と、感熱性粘着ラベル21を搬送する搬送手段としての熱活性化用プラテンローラ52と、印字ユニット30側から移送された感熱性粘着ラベル21を熱活性化用サーマルヘッド51と熱活性化用プラテンローラ52との間に引き込む一対の引き込みローラ53(駆動),54(従動)などで構成される。
【0045】
なお、熱活性化用サーマルヘッド51は、この実施例では印字用サーマルヘッド31と同様の構成のもの、すなわちセラミック基板の上に薄膜技術で形成された複数の発熱抵抗体表面に結晶化ガラスの保護膜を設けてなる、公知のサーマルプリンタの印字ヘッドと同様の構成のものを使用している。このように、熱活性用サーマルヘッド51として印字用サーマルヘッド31と同じ構成のものを用いることにより部品を共通化してコストの低廉化を図ることができる。
ただし、熱活性用サーマルヘッド51の発熱素子は、印刷用ヘッド31の発熱素子のようにドット単位で分割されている必要はなく、連続した抵抗体としてもよい。
【0046】
また、熱活性化ユニット50は、熱活性化用プラテンローラ52および引き込みローラ53を回転させる第2ステッピングモータ111(図2参照)と歯車伝達機構等からなる駆動機構を備えており、この駆動機構により熱活性化用プラテンローラ52および引き込みローラ53は印字用プラテンローラ32と反対の方向(図1では反時計回り)に回転され、感熱性粘着ラベル21を右側へ搬送するようになっている。また、熱活性化ユニット50は、熱活性化用サーマルヘッド51を熱活性化用プラテンローラ52に向かって押圧させる加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ)を備えている。このとき、熱活性化用プラテンローラ52の回転軸と発熱体の配列方向を平行に保つことで、感熱性粘着ラベル21の幅方向全体にわたって均等に圧接できる。
【0047】
また、引き込みローラ53,54と熱活性用プラテンローラ52の間には紙センサS2が設けられ、この紙センサS2による感熱性粘着ラベル21の検出に基づいて、引き込みローラ53および熱活性化用プラテンローラ52の回転駆動や熱活性化用サーマルヘッド51の熱活性化処理が制御される。
【0048】
さらに、サーマルプリンタP1は、カッターユニット40と熱活性化ユニット50の間に両者間の距離よりも長い感熱性粘着ラベル21を保持可能な緩衝手段70を備える。本実施形態に係る緩衝手段70は、感熱性粘着ラベル21に対して搬送方向と垂直な方向にテンションを付加するテンション付加手段としてのエア噴出装置71で構成される。このエア噴出装置71はソレノイドバルブ112(図2参照)に接続されており、ソレノイドバルブ112の開閉を制御することでエア73を所定の圧力で感熱性粘着ラベル21の紙面に噴出することで感熱性粘着ラベル21に対して所望のテンションを付加することができる。これにより、感熱性粘着ラベル21は不安定に撓まないので紙ジャム等の搬送不良が生じるのを効果的に防止することができる。また、エア噴出装置71に対向して下側に凹部を有するサポート部材72を設け、感熱性粘着ラベル21が撓んだときの形状をある程度規制できるようにしている。
【0049】
また、カッターユニット40の後段には、互いに当接した状態で配置され、前記印字用プラテンローラ33の駆動機構に歯車伝達機構を介して接続された排出ローラ61(駆動),62(従動)を備える。
【0050】
図2は、サーマルプリンタP1の制御ブロック図である。本サーマルプリンタP1の制御部は、制御部を統括する制御装置としてのCPU100と、CPU100によって実行される制御プログラム等を格納するROM101と、各種印字フォーマット等を格納するRAM102と、印字データや印字フォーマットデータ等を入力、設定あるいは呼び出すための操作部103と、印字データ等を表示する表示部104と、制御部と駆動部間のデータの入出力を行うインタフェース105と、印字用サーマルヘッド31を駆動する駆動回路106と、熱活性化用サーマルヘッド51を駆動する駆動回路107と、感熱性粘着ラベル21を切断する可動刃41を駆動する駆動回路108と、感熱性粘着ラベル21の検出を行う紙センサS1,S2と、印字用プラテンローラ32および排出ローラ61を駆動する第1ステッピングモータ110と、熱活性化用プラテンローラ52および引き込みローラ53を駆動する第2ステッピングモータ111等で構成される。
【0051】
CPU100から送信される制御信号に基づいて、印字ユニット30では所望の印字が実行され、カッターユニット40では所定のタイミングで切断動作が実行され、熱活性化ユニット50では感熱性粘着剤層64の活性化が実行される。
【0052】
また、CPU100は、第1ステッピングモータ110、第2ステッピングモータ111にそれぞれ独立して制御信号を送信可能に構成される。これにより、第1ステッピングモータ110により駆動される印字用プラテンローラ32および排出ローラ61と、第2ステッピングモータ111により駆動される熱活性化用プラテンローラ52および引き込みローラ53の回転速度、すなわち感熱性粘着ラベル21の搬送速度を独立して制御することができるので、比較的長いラベルを作成する際にはそれぞれの搬送速度を適当に制御することで緩衝領域に感熱性粘着ラベル21を撓ませることができる。
【0053】
次に、サーマルプリンタP1を用いた印字処理および熱活性化処理について、図3のフローチャートおよび図4の搬送状態遷移図を参照して説明する。
【0054】
まず、ユーザにより印字開始の命令がされると、ステップS101でソレノイドバルブ112の開/閉を判定し、“閉”であると判定してエア噴出装置が作動していないことを確認した後、ステップS102に移行する。そして、ステップS102で第1ステッピングモータ110を正回転させ、印字用プラテンローラ32および排出ローラ61の回転駆動を開始して感熱性粘着ラベル21を所定の搬送速度で引き出すとともに、ステップS103で印字用サーマルヘッド31により印字可能面(感熱発色層)に印字を行う(図4(a))。
【0055】
次いで、ステップS104で所定長L1(ラベル切断位置〜引き込みローラ53,54)の感熱性粘着ラベル21を搬送したと判定した場合、ステップS105で第2ステッピングモータ111を正回転させ、引き込みローラ53および熱活性化用プラテンローラ52の回転駆動を開始し、感熱性粘着ラベル21の受け渡しに備える(図4(b))。このとき、印字用プラテンローラ32および排出ローラ61による搬送速度は、引き込みローラ(駆動)53および熱活性化用プラテンローラ52による搬送速度よりも早くなるように、かつ、印字用プラテンローラ32および排出ローラ61によるラベルの搬送を停止した時点における感熱性粘着ラベル21の撓み量がカッターユニット40によるラベル切断中に引き込みローラ53および熱活性化用プラテンローラ52により搬送される搬送量よりも大きくなるように制御される。
【0056】
そして、ステップS106で紙センサS2からのON/OFF信号に基づいて感熱性粘着ラベル21の有無を判定し、“ON”である(ラベル先端到達)と判定した場合には、ステップS107でソレノイドバルブ112を開けてエア噴出装置71によりエアを噴射して感熱性粘着ラベル21の紙面に所定のテンションを付加し、感熱性粘着ラベル21が不安定に撓まないようにする。また、同時にステップS108で熱活性化用サーマルヘッドによる熱活性化処理を開始する(図4(c))。
【0057】
次に、ステップS109で所定長のラベルを印字して搬送したと判定した場合、ステップS110で印字用サーマルヘッド31を停止させるとともに、ステップS111で第1ステッピングモータ110の駆動を停止させて、印字用プラテンローラ32および排出ローラ61,62によるラベルの搬送を停止する(図4(d))。その後、ステップS112で可動刃41により感熱性粘着ラベル21を切断する(図4(e))。そして、ラベル切断後は感熱性粘着ラベル21の搬送に伴いラベルの撓み量は減少するので、ラベル切断のタイミングでソレノイドバルブ112を閉じて、感熱性粘着ラベル21に対して付加していたテンションを解除する(ステップS113)。ここで、排出ローラ61と引き込みローラ53,54との間に感熱性粘着ラベル21はじゅうぶんに撓んでいるので、引き込みローラ53,54および熱活性化用プラテンローラ51により感熱性粘着ラベル21を搬送しながら切断処理を実行することができる。
【0058】
この後、感熱性粘着ラベル21は熱活性化用プラテンローラ52および引き込みローラ53,54によって搬送されるが、引き込みローラ53,54と熱活性化用プラテンローラ52は駆動源が同じで搬送速度にずれは生じないため、引き込みローラ53,54と熱活性化用プラテンローラ52との間に撓みが生じたり、余計な張力が働いたりすることはない。
【0059】
次いで、ステップS114で紙センサS2からのON/OFF信号に基づいて感熱性粘着ラベル21の有無を判定し、“OFF”である(ラベル終端通過)と判定した(図4(f))後、ステップS115で所定長L2(紙センサS2〜熱活性化用サーマルヘッド51)の感熱性粘着ラベル21を搬送したと判定した場合、ステップS116で熱活性化用サーマルヘッド51を停止させるとともに、ステップS117で第2ステッピングモータの駆動を停止させる。
【0060】
このように、本実施形態のサーマルプリンタP1によれば、熱活性化用プラテンローラ52により感熱性粘着ラベル21を搬送しながらラベル切断を実行できるので、ラベル切断の際に感熱性粘着ラベル21の搬送を停止することに伴い感熱性粘着剤層が熱活性化用サーマルヘッド51に張り付いて紙ジャム等の搬送不良が生じるのを防止できる。
【0061】
なお、本実施形態ではテンション付加手段としてエア噴出装置を用いた構成について説明したが、エアを吸引して感熱性粘着ラベル21を引き寄せる吸引手段、感熱性粘着ラベル21の搬送方向と垂直に移動可能なテンションローラ、静電吸着を利用した吸着手段等をテンション付加手段として利用することができる。また、付加するテンションについては詳細に述べていないが、感熱性粘着ラベルの搬送量に応じて微調整を行うことで、感熱性粘着ラベルに所定のテンションを付加することができる。
【0062】
また、印字用プラテンローラ32および排出ローラ61,62による搬送速度よりも引き込みローラ53,54および熱活性化用プラテンローラ52の搬送速度を遅くするように制御した場合について説明したが、引き込みローラ53,54に感熱性粘着ラベル21の先端が到達した時点(例えばステップS106)で第2ステッピングモータ111の駆動を停止させて、感熱性粘着ラベル21の先端の搬送を停止するように制御してもよい。
【0063】
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る感熱性粘着シート用サーマルプリンタP2の構成を示す概略図である。サーマルプリンタP2は、第1の実施形態に係るサーマルプリンタP1と同様に、ロール状に巻回されたテープ状の感熱性粘着ラベル21を保持するロール収納ユニット20と、感熱性粘着ラベル21に印字する印字ユニット30と、感熱性粘着ラベル21を所定の長さに切断するカッターユニット40と、感熱性粘着ラベル21の感熱性粘着剤層を熱活性化する熱活性化ユニット50等で構成される。
【0064】
第1の実施形態とは、カッターユニット40と熱活性化ユニット50の間に設けられた緩衝手段70を、感熱性粘着ラベル21を一旦収納するための収納スペース82と、感熱性粘着ラベル21をカッターユニット40側から収納スペース82に挿入する、または収納スペース82から熱活性化ユニット50側に送出するための一時収納用ローラ84,85と、カッターユニット40側から収納スペース82までの搬送経路および収納スペース82から熱活性化ユニット50までの搬送経路を形成する誘導部材81と、収納スペース82に収納された感熱性粘着ラベル21を熱活性化ユニット50側に排出する際、カッターユニット40側に戻らないように排出経路を規制する誘導片(弁機構)86と、で構成している点が異なる。また、誘導片86と一時収納用ローラ84,85の間には紙センサS3が設けられている。このような構成とすることで、比較的長い感熱性粘着ラベルを作成する場合でも一枚ずつ印字処理、切断処理、熱活性化処理を順次行うことが可能となる。
【0065】
また、誘導片86により収納スペース82に一時的に収納された感熱性粘着ラベル21は確実に熱活性化装置側に送出されることとなる。ここで、誘導片86には、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の樹脂材料をフィルム状に成型したものを用いるのが望ましい。これにより、感熱性粘着ラベル21に余計な応力を与えることなく搬送経路を規制することができる。
【0066】
また、感熱性粘着ラベル21は収納スペース82に収納された後、図5に示すU字型の誘導部材81に沿って熱活性化ユニット50に送出されるのでラベルの表裏が逆転される。このため、熱活性化ユニット50の熱活性化用サーマルヘッド51と熱活性化用プラテンローラ52の位置関係は、第1の実施形態の場合とは逆(上:熱活性化用サーマルヘッド51,下:熱活性化用プラテンローラ52)となっている。
【0067】
図6は、サーマルプリンタP2の制御ブロック図であり、サーマルプリンタP1の制御ブロック図(図2)とほぼ同様の構成をしている。
【0068】
図2の制御ブロック図とは、エア噴出装置71を駆動するソレノイドバルブ112の代わりに、一時収納用ローラ84,85を駆動する第3ステッピングモータ113を設けている点が異なる。
【0069】
次に、サーマルプリンタP2を用いた印字処理および熱活性化処理について、図7のフローチャートおよび図8の搬送状態遷移図を参照して説明する。
【0070】
まず、ユーザにより印字開始の命令がされると、ステップS201で紙センサS2,S3からのON/OFF信号に基づいて感熱性粘着ラベル21の有無を判定し、“OFF”であると判定して前のラベルが搬送経路上にないことを確認した後、ステップS202に移行する。そして、ステップS202で第1ステッピングモータ110を正回転させ、印字用プラテンローラ32および排出ローラ61の回転駆動を開始して感熱性粘着ラベル21を所定の搬送速度で引き出すとともに、ステップS203で印字用サーマルヘッド31により印字可能面(感熱発色層)に印字を開始する(図8(a))。
【0071】
次いで、ステップS204で紙センサS3からのON/OFF信号に基づいて感熱性粘着ラベル21の有無を判定し、“ON”である(ラベル先端到達)と判定した場合には、ステップS205で第3ステッピングモータ113を正回転させて、一時収納用ローラ84,85の駆動を開始し、感熱性粘着ラベル21を収納スペース82へと搬送する。ここで、感熱性粘着ラベル21の先端が誘導片86に到達すると、誘導片86は感熱性粘着ラベル21が誘導経路に挿入されるように搬送経路を開く方向に回動される。(図8(b))。
【0072】
次に、ステップS206で所定長のラベルを印字して搬送したと判定した場合、ステップS207で印字用サーマルヘッド31を停止させて印字処理を終了するとともに、ステップS208で第1ステッピングモータ110の駆動を停止させ、さらにステップS209で第3ステッピングモータ113の駆動を停止させ感熱性粘着ラベル21の搬送を停止する(図8(c))。その後、ステップS210で可動刃41により感熱性粘着ラベル21の切断する(図8(d))。
【0073】
次いで、ステップS211で第3ステッピングモータ113を正回転させ、一時収納用ローラ84,85の駆動を開始し、切断された感熱性粘着ラベル21を収納スペース82へと搬送する(図8(e))。そして、ステップS212で紙センサS3からのON/OFF信号に基づいて感熱性粘着ラベル21の有無を判定し、“OFF”である(ラベル終端通過)と判定した場合には感熱性粘着ラベル21がすべて収納スペース82に収納された(終端部は一時収納用ローラ84,85に保持されている)こととなるので、ステップS213で第3ステッピングモータ113を逆回転させて、感熱性粘着ラベル21を熱活性化ユニット50側へと送出する(図8(f))。その後、感熱性粘着ラベル21の先端が誘導片86に到達するが、誘導片86は感熱性粘着ラベル21が印字ユニット30側に送出されないように印字ユニット30側への搬送経路を遮断するため、感熱性粘着ラベル21は誘導部材81に沿って熱活性化ユニット50へと搬送される。
【0074】
そして、ステップS214で所定長L3(紙センサS3〜引き込みローラ53,54)の感熱性粘着ラベル21を搬送したと判定した場合、ステップS215で第2ステッピングモータ111を正回転させ、引き込みローラ53、54および熱活性化用プラテンローラ52の回転駆動を開始し、感熱性粘着ラベル21の受け渡しに備える(図8(g))。
【0075】
次いで、ステップS216で紙センサS2からのON/OFF信号に基づいて感熱性粘着ラベル21の有無を判定し、“ON”である(ラベル先端到達)と判定した場合には、ステップS217で熱活性化用サーマルヘッドによる熱活性化処理を開始する。次いで、ステップS218で紙センサS2からのON/OFF信号に基づいて感熱性粘着ラベル21の有無を判定し、“OFF”である(ラベル終端通過)と判定した(図8(h))後、ステップS219で所定長L2(紙センサS2〜熱活性化用サーマルヘッド51)の感熱性粘着ラベル21を搬送したと判定した場合、ステップS220で熱活性化用サーマルヘッド51を停止させるとともに、ステップS221で第2ステッピングモータ111および第3ステッピングモータ113の駆動を停止させる。なお、第3ステッピングモータ113は、第3ステッピングモータ113を逆回転して感熱性粘着ラベル21を熱活性化ユニット50に送出し始めた後、紙センサS3からのON/OFF信号に基づいて感熱性粘着ラベル21の有無を判定し、“OFF”である(ラベル終端通過)と判定した場合にその駆動を停止させるようにしてもよい。
【0076】
このように、本実施形態のサーマルプリンタP2によれば、熱活性化用サーマルヘッド51に感熱性粘着ラベル21が到達する前にラベル切断を実行できるので、ラベル切断の際に感熱性粘着ラベル21の搬送を停止することに伴い感熱性粘着剤層が熱活性化用サーマルヘッド51に張り付いて紙ジャム等の搬送不良が生じるのを防止できる。また、比較的長いラベルの作成にも容易に対応することができる。
【0077】
なお、本実施形態では感熱性粘着ラベル21を一枚ずつ処理するようにしたが、例えば、前のラベルが熱活性化処理中に次のラベルの印字処理を開始させるようにすることもできる。
【0078】
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係る感熱性粘着シート用サーマルプリンタP3の構成を示す概略図である。サーマルプリンタP3は、第1の実施形態または第2の実施形態に係るサーマルプリンタP1,P2と同様に、ロール状に巻回されたテープ状の感熱性粘着ラベル21を保持するロール収納ユニット20と、感熱性粘着ラベル21に印字する印字ユニット30と、感熱性粘着ラベル21を所定の長さに切断するカッターユニット40と、感熱性粘着ラベル21の感熱性粘着剤層を熱活性化する熱活性化ユニット50等で構成される。
【0079】
第1の実施形態,第2の実施形態とは、カッターユニット40と熱活性化ユニット50の間に設けられた緩衝手段70を、対向する搬送ローラ対91,92,93を複数箇所に設け、該搬送ローラ対91,92,93に沿って感熱性粘着ラベル21を誘導するための誘導部材94で構成している点が異なる。
【0080】
図10は、サーマルプリンタP3の制御ブロック図であり、サーマルプリンタP2の制御ブロック図(図6)とほぼ同様の構成をしている。本実施形態では、第3ステッピングモータ113で搬送ローラ対91,92,93を駆動する構成となっている。
【0081】
本実施形態のサーマルプリンタP3によれば、感熱性粘着ラベル21を搬送ローラ対91、92,93に沿って最短経路から迂回させて搬送することで搬送長が長くなるようにしているので、比較的長いラベルであっても熱活性化用サーマルヘッド51に感熱性粘着ラベル21が到達する前にラベル切断を実行できる。したがって、ラベル切断の際に感熱性粘着ラベル21の搬送を停止することに伴い感熱性粘着剤層が熱活性化用サーマルヘッド51に張り付いて紙ジャム等の搬送不良が生じるのを防止できる。
【0082】
なお、搬送ローラ対をさらに増やした構成とし、感熱性粘着ラベル21を蛇行させて搬送させるようにすれば、さらに搬送長を長くすることができるのでより長いラベルの作成にも対応できる。また、望ましくは前記搬送ローラ群91、92,93による前記感熱性粘着シートの搬送力を、前記印字用サーマルヘッドと前記印字用プラテンローラによるシート保持力よりも小さくするとよい。これにより、搬送ローラ群91,92,93の駆動源と印字用プラテンローラ32の駆動源が異なる構成とした場合、印字用プラテンローラ32を停止させると前記搬送ローラ群91,92,93においてシートは滑ることとなるので、シートを切断する際には印字用プラテンローラ32を停止させるだけでよく、搬送制御が容易となる。
【0083】
以上、本発明者等によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0084】
例えば、上記実施形態では、サーマルプリンタのような熱転写式の印字装置に適用したものを説明したが、本発明は、インクジェット方式、レーザープリント方式等に適用することも可能である。その場合には、ラベルの印字可能層に感熱印字層に代えて各印字方式に適した加工が施されたラベルが用いられることとなる。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、シート状基材の一方の面に感熱性粘着剤層が形成され他方の面に印字が可能にされてなる感熱性粘着シートに印字する印字用サーマルヘッドと、該サーマルヘッドと対向し前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送可能な印字用プラテンローラとを有する印字装置と、前記印字装置の後段に設けられ、前記感熱性粘着シートを切断するカッター装置と、前記カッター装置の後段に設けられ、前記感熱性粘着剤層を加熱する熱活性化用サーマルヘッドと、前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する熱活性化用プラテンローラを有する熱活性化装置と、を備えた感熱性粘着シート用プリンタにおいて、前記カッター装置と前記熱活性化装置との間に、両者間の距離よりも長い感熱性粘着シートを保留可能な緩衝手段を設けるようにしたので、熱活性化用プラテンローラにより感熱性粘着シートを搬送しながら、または、熱活性化用サーマルヘッドに感熱性粘着シートの先端が到達する前に、カッター装置によるシートの切断を実行できる。
【0086】
したがって、感熱性粘着シートが熱活性化用サーマルヘッドに張り付いて紙ジャム等の搬送不良が生じるのを防止できるうえ、紙ジャムとなったラベルを排出する等の無駄なメンテナンスが不要となるので、貼付用ラベルの作製効率を格段に向上できるという効果を奏する。また、長いラベルを作成するために搬送方向に大きな空間を設ける必要はないので、装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るサーマルプリンタP1の構成例を示す概略図である。
【図2】第1の実施形態に係るサーマルプリンタP1の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図3】サーマルプリンタP1を用いた印字処理および熱活性化処理に関するフローチャートである。
【図4】サーマルプリンタP1を用いたときのラベルの搬送状態を示す説明図である。
【図5】第2の実施形態に係るサーマルプリンタP2の構成例を示す概略図である。
【図6】第2の実施形態に係るサーマルプリンタP2の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図7】サーマルプリンタP2を用いた印字処理および熱活性化処理に関するフローチャートである。
【図8】サーマルプリンタP2を用いたときのラベルの搬送状態を示す説明図である。
【図9】第3の実施形態に係るサーマルプリンタP2の構成例を示す概略図である。
【図10】第3の実施形態に係るサーマルプリンタP2の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図11】従来のサーマルプリンタPの構成例を示す概略図である。
【図12】従来のサーマルプリンタPを利用して種々のラベル長に対応する際の搬送手段の一例である。
【符号の説明】
P,P1,P2,P3 サーマルプリンタ
20 ロール収納ユニット
21 感熱性粘着ラベル
30 印字ユニット
31 印字用サーマルヘッド
32 印字用プラテンローラ
40 カッターユニット
41 可動刃
42 固定刃
50 熱活性化ユニット
51 熱活性化用サーマルヘッド
52 熱活性化用プラテンローラ
53,54 引き込みローラ
70,80、90 緩衝手段
71 エア噴出装置
72 サポート部材
81 誘導部材
82 収納スペース
84,85 一時収納用ローラ
86 誘導片
91,92,93 搬送ローラ対
94 誘導部材
S1,S2,S3 紙センサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a heat-sensitive adhesive layer that normally exhibits non-adhesiveness and develops adhesiveness when heated is formed on one side of a sheet-like substrate. For example, a heat-sensitive adhesive sheet used as a label for sticking The present invention relates to a printer having a thermal activation device, and more particularly to a thermal printer using a thermal head as a printing unit.
[0002]
[Prior art]
In recent years, one of the sheets affixed to products is a heat-activated sheet (for example, a print medium having a coating layer containing a heat-active component formed on a surface such as a heat-sensitive adhesive sheet), such as a food POS sheet, It is used in a wide range of fields such as logistics / delivery sheets, medical sheets, baggage tags, and stickers for displaying bottles and cans.
[0003]
This heat-sensitive adhesive sheet usually has a heat-sensitive adhesive layer that exhibits non-adhesiveness on one side of a sheet-like substrate and develops adhesiveness when heated, and a printable surface on the other side. Formed and configured.
[0004]
As such a heat-sensitive adhesive sheet printer, a head having a plurality of resistors (heating elements) provided on a ceramic substrate as a heat source, such as a thermal head used as a print head of a thermal printer, is heat-sensitive. The thing provided with the thermal activation apparatus made to contact an adhesive label and to heat a thermosensitive adhesive layer is proposed (patent document 1).
[0005]
Here, a general configuration of a conventional heat-sensitive adhesive sheet printer will be described with reference to a thermal printer P in FIG.
[0006]
The thermal printer P of FIG. 11 includes a
[0007]
The
[0008]
The cutter unit 40 is for cutting the heat-sensitive
[0009]
The
[0010]
In addition, there is a printer in which a heat activation unit, a printing unit, and a cutter unit are arranged in this order, and the heat-sensitive adhesive layer of the heat-sensitive adhesive label is thermally activated and then the label is cut (Patent Document). 2).
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-79152
[0012]
[Patent Document 2]
JP 2000-264322 A
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the thermal printer of the above-mentioned
[0014]
For this reason, when the label length is longer than the distance from the cutting position of the cutter unit 40 to the thermal activation
[0015]
In this case, even if it is ejected, the appearance of the label is poor, so it cannot be used as a label for sticking. Further, when the heat-sensitive adhesive layer strongly adheres to the thermal activation
[0016]
Moreover, in the thermal printer of the above-mentioned
[0017]
Further, in order to flexibly cope with various label lengths using the above two prior application techniques, for example, a plurality of rollers shown in FIG. It is conceivable to provide a belt mechanism shown in FIG. However, in such a configuration, although it is possible to cope with a short label, it is necessary to provide a space longer than the maximum length of the label to be produced in order to accommodate a long label, so that the apparatus becomes large. There was a problem.
[0018]
The present invention is capable of cutting a sheet without stopping the conveyance of the sheet in a state where the heat-sensitive adhesive sheet is sandwiched between the thermal activation thermal head and the thermal activation platen roller, and has various lengths. It is an object of the present invention to provide a heat-sensitive adhesive sheet printer that can cope with the production of the sheet and can be miniaturized.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0020]
Accordingly, the sheet can be cut by the cutter device while the heat-sensitive adhesive sheet is conveyed by the platen roller for heat activation or before the tip of the heat-sensitive pressure-sensitive adhesive sheet reaches the thermal activation thermal head. Therefore, it is possible to eliminate problems such as paper jam and other poor transport due to the heat-sensitive adhesive sheet sticking to the thermal activation thermal head, and unnecessary maintenance such as discharging the paper jammed label is unnecessary. Therefore, the production efficiency of the label for sticking can be significantly improved. Further, since it is not necessary to provide a large space in the transport direction in order to create a long label, the apparatus can be miniaturized.
[0021]
The invention according to
[0022]
As a result, when a heat-sensitive adhesive sheet that is longer than the distance in the conveyance direction is held in the buffer area (area where the buffer means is provided), the sheet becomes unstable by applying an appropriate tension to the heat-sensitive adhesive sheet. Therefore, it is possible to effectively prevent the occurrence of a conveyance failure due to the bending, and to improve the reliability in the sheet conveyance process.
[0023]
According to a third aspect of the present invention, a discharge roller connected to the first drive source is provided at the front stage of the buffer means, and a pull-in roller connected to the second drive source is provided at the rear stage of the buffer means. It is a thing. As a result, the heat-sensitive adhesive sheet is held by the discharge roller and the pull-in roller and bends between the two, so that a conveyance failure is less likely to occur.
[0024]
According to a fourth aspect of the present invention, the tension applying means is air blowing means for blowing air against the paper surface of the heat-sensitive adhesive sheet.
[0025]
According to a fifth aspect of the present invention, the tension applying means is a sheet suction means for sucking air and drawing the heat-sensitive adhesive sheet.
[0026]
According to a sixth aspect of the present invention, the tension applying means is a tension roller that is movable in a direction perpendicular to the conveying direction of the heat-sensitive adhesive sheet.
[0027]
By applying tension to the heat-sensitive adhesive sheet by such various tension applying means, the sheet does not bend in an unstable manner, so that it is possible to effectively prevent poor conveyance.
[0028]
According to a seventh aspect of the present invention, the tension applying means tensions the heat-sensitive adhesive sheet in conjunction with a timing at which the heat-sensitive adhesive sheet starts to be conveyed by the thermal activation platen roller or the pull-in roller. Is added. That is, after the leading edge of the heat-sensitive adhesive sheet reaches the conveying means (the drawing roller or the thermal activation platen roller) arranged at the rear stage of the buffering means, the heat-sensitive adhesive sheet bends in the buffer area due to the difference in the conveying speed. Therefore, a tension is applied at the timing when the bending starts.
[0029]
In the invention according to claim 8, the tension applying means releases the tension applied to the heat-sensitive adhesive sheet in conjunction with the cutting timing of the heat-sensitive adhesive sheet by the cutter device. is there. That is, since the bending of the heat-sensitive adhesive sheet does not increase after cutting by the cutter device, the tension is released at that time.
[0030]
The invention according to claim 9 is characterized in that the buffer means includes a storage space for temporarily storing the heat-sensitive adhesive sheet, and the heat-sensitive adhesive sheet is inserted into the storage space from the cutter device side or from the storage space. A conveying means for discharging to the thermal activation device side, a conveyance path from the cutter device side to the storage space, a guide member that forms a conveyance route from the storage space to the thermal activation device, and the storage space When the stored heat-sensitive adhesive sheet is discharged, there is provided a restricting means for restricting the discharge path so as not to return to the cutter device side. That is, the heat-sensitive adhesive sheet that has been printed and cut is once stored in the storage space and then sent to the thermal activation device.
[0031]
As a result, even with a relatively long heat-sensitive adhesive sheet, it is possible to sequentially perform the printing process, the cutting process, and the thermal activation process one by one. Further, the heat-sensitive adhesive sheet temporarily stored in the storage space by the restricting means is surely sent out to the heat activation device side.
[0032]
The invention according to claim 10 is the printer for heat-sensitive adhesive sheets according to claim 9, wherein the regulating means is a guide piece having predetermined elasticity and cantilevered. As a result, the restricting means can be provided with a relatively simple configuration.
[0033]
According to an eleventh aspect of the present invention, the guide piece is formed of a resin material such as polyimide, polypropylene, polyethylene, or polyester. For example, an induction piece obtained by molding these resin materials into a film shape can be considered. Thereby, a conveyance path | route can be controlled, without giving extra stress to a heat sensitive adhesive sheet.
[0034]
The invention according to claim 12 is characterized in that the buffer means is a conveyance roller group provided with a plurality of conveyance roller pairs facing each other, and a guide member for guiding the heat-sensitive adhesive sheet along the conveyance roller group. The heat-sensitive adhesive sheet is configured to be detoured from the shortest path and conveyed. Thereby, since a small space can be used effectively, it can respond to creation of a heat-sensitive adhesive sheet having a relatively long sheet length.
[0035]
According to a thirteenth aspect of the present invention, the plurality of conveying roller pairs are arranged so as to meander and convey the heat-sensitive adhesive sheet. Thereby, it is possible to cope with creation of a longer sheet.
[0036]
The invention according to claim 14 is such that the conveying force of the heat-sensitive adhesive sheet by the conveying roller group is smaller than the sheet holding force by the printing thermal head and the printing platen roller. As a result, when the drive source of the plurality of transport rollers constituting the buffer means and the drive source of the printing platen roller are different, the sheet slides on the plurality of rollers when the printing platen roller is stopped. When cutting, it is only necessary to stop the printing platen roller, which facilitates conveyance control.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0038]
(First embodiment)
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a configuration of a thermal printer P1 for a heat-sensitive adhesive sheet according to the first embodiment. The thermal printer P1 includes a
[0039]
Here, the heat-
[0040]
The
[0041]
Further, the
[0042]
Further, a paper sensor S1 is provided in front of the printing
[0043]
The cutter unit 40 is for cutting the heat-
[0044]
The
[0045]
In this embodiment, the thermal activation
However, the heating element of the thermal activation
[0046]
Further, the
[0047]
A paper sensor S2 is provided between the drawing rollers 53 and 54 and the thermal
[0048]
Furthermore, the thermal printer P <b> 1 includes a buffer unit 70 that can hold the heat-
[0049]
Further, discharge rollers 61 (drive) and 62 (follower), which are arranged in contact with each other and are connected to the drive mechanism of the printing platen roller 33 via a gear transmission mechanism, are arranged at the subsequent stage of the cutter unit 40. Prepare.
[0050]
FIG. 2 is a control block diagram of the thermal printer P1. The control unit of the thermal printer P1 includes a
[0051]
Based on the control signal transmitted from the
[0052]
Further, the
[0053]
Next, the printing process and thermal activation process using the thermal printer P1 will be described with reference to the flowchart of FIG. 3 and the conveyance state transition diagram of FIG.
[0054]
First, when a print start command is issued by the user, it is determined in step S101 whether the
[0055]
Next, when it is determined in step S104 that the heat-
[0056]
In step S106, the presence / absence of the heat-
[0057]
Next, if it is determined in step S109 that a predetermined length of label has been printed and conveyed, the printing
[0058]
Thereafter, the heat-
[0059]
Next, in step S114, the presence / absence of the heat-
[0060]
As described above, according to the thermal printer P1 of the present embodiment, the label cutting can be performed while the heat-
[0061]
In the present embodiment, the structure using the air ejection device as the tension applying means has been described. However, the suction means for sucking air and pulling the heat-
[0062]
Further, the case where the drawing speeds of the drawing rollers 53 and 54 and the thermal
[0063]
(Second Embodiment)
FIG. 5 is a schematic diagram illustrating a configuration of a thermal printer P2 for a heat-sensitive adhesive sheet according to the second embodiment. As with the thermal printer P1 according to the first embodiment, the thermal printer P2 prints on the
[0064]
In the first embodiment, a buffer means 70 provided between the cutter unit 40 and the
[0065]
Further, the heat-
[0066]
Further, after the heat-
[0067]
FIG. 6 is a control block diagram of the thermal printer P2, and has substantially the same configuration as the control block diagram (FIG. 2) of the thermal printer P1.
[0068]
2 differs from the control block diagram of FIG. 2 in that a third stepping motor 113 for driving the
[0069]
Next, printing processing and thermal activation processing using the thermal printer P2 will be described with reference to the flowchart of FIG. 7 and the conveyance state transition diagram of FIG.
[0070]
First, when the user issues a print start command, the presence / absence of the heat-
[0071]
Next, in step S204, the presence / absence of the heat-
[0072]
Next, when it is determined in step S206 that a predetermined length of label has been printed and conveyed, the printing
[0073]
Next, in step S211, the third stepping motor 113 is rotated forward to start driving the
[0074]
If it is determined in step S214 that the heat-
[0075]
Next, in step S216, the presence / absence of the
[0076]
As described above, according to the thermal printer P2 of the present embodiment, since the label cutting can be executed before the heat-
[0077]
In the present embodiment, the heat-sensitive adhesive labels 21 are processed one by one. However, for example, the next label printing process may be started while the previous label is in the thermal activation process.
[0078]
(Third embodiment)
FIG. 9 is a schematic view showing the configuration of a thermal printer P3 for heat-sensitive adhesive sheets according to the third embodiment. Similar to the thermal printers P1 and P2 according to the first embodiment or the second embodiment, the thermal printer P3 includes a
[0079]
In the first embodiment and the second embodiment, the buffer means 70 provided between the cutter unit 40 and the
[0080]
FIG. 10 is a control block diagram of the thermal printer P3, and has substantially the same configuration as the control block diagram of the thermal printer P2 (FIG. 6). In this embodiment, the third stepping motor 113 is configured to drive the conveyance roller pairs 91, 92, 93.
[0081]
According to the thermal printer P3 of the present embodiment, since the heat-
[0082]
In addition, if it is set as the structure which increased the conveyance roller pair further, and the
[0083]
Although the invention made by the present inventors has been specifically described based on the embodiments, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. .
[0084]
For example, in the above-described embodiment, the application to a thermal transfer type printing apparatus such as a thermal printer has been described. However, the present invention can also be applied to an inkjet system, a laser printing system, and the like. In that case, instead of the thermal printing layer, a label that has been processed suitable for each printing method is used for the printable layer of the label.
[0085]
【The invention's effect】
According to the present invention, a thermal head for printing that prints on a heat-sensitive adhesive sheet in which a heat-sensitive adhesive layer is formed on one surface of a sheet-like substrate and printing is enabled on the other surface, and the thermal head A printing apparatus having a printing platen roller that is opposed to the printing apparatus and capable of conveying the heat-sensitive adhesive sheet in a predetermined direction, a cutter device that is provided downstream of the printing apparatus and that cuts the heat-sensitive adhesive sheet, and the cutter A thermal activation device provided at a subsequent stage of the device and having a thermal activation thermal head for heating the thermal adhesive layer; and a thermal activation platen roller for conveying the thermal adhesive sheet in a predetermined direction; In the printer for a heat-sensitive adhesive sheet comprising: a buffer means capable of holding a heat-sensitive adhesive sheet longer than the distance between the cutter device and the heat activation device. As a result, the sheet can be cut by the cutter device while the heat-sensitive adhesive sheet is conveyed by the platen roller for heat activation or before the tip of the heat-sensitive adhesive sheet reaches the thermal activation thermal head. .
[0086]
Therefore, it is possible to prevent the heat-sensitive adhesive sheet from sticking to the thermal activation thermal head and causing paper jams and other poor conveyances, and unnecessary maintenance such as discharging the paper jammed label is unnecessary. The production efficiency of the label for sticking can be greatly improved. Further, since it is not necessary to provide a large space in the transport direction in order to create a long label, the apparatus can be miniaturized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a configuration example of a thermal printer P1 according to a first embodiment.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration example of a control system of the thermal printer P1 according to the first embodiment.
FIG. 3 is a flowchart relating to printing processing and thermal activation processing using a thermal printer P1.
FIG. 4 is an explanatory diagram illustrating a label conveyance state when the thermal printer P1 is used.
FIG. 5 is a schematic diagram illustrating a configuration example of a thermal printer P2 according to a second embodiment.
FIG. 6 is a block diagram illustrating a configuration example of a control system of a thermal printer P2 according to a second embodiment.
FIG. 7 is a flowchart regarding printing processing and thermal activation processing using a thermal printer P2.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a label conveyance state when the thermal printer P2 is used.
FIG. 9 is a schematic diagram illustrating a configuration example of a thermal printer P2 according to a third embodiment.
FIG. 10 is a block diagram illustrating a configuration example of a control system of a thermal printer P2 according to a third embodiment.
FIG. 11 is a schematic diagram illustrating a configuration example of a conventional thermal printer P.
FIG. 12 is an example of a conveyance unit when using a conventional thermal printer P to cope with various label lengths.
[Explanation of symbols]
P, P1, P2, P3 thermal printer
20 roll storage unit
21 heat-sensitive adhesive label
30 Printing unit
31 Thermal head for printing
32 Platen roller for printing
40 Cutter unit
41 Movable blade
42 Fixed blade
50 Thermal activation unit
51 Thermal head for thermal activation
52 Platen Roller for Thermal Activation
53, 54 Pull-in roller
70, 80, 90 shock absorber
71 Air ejection device
72 Support members
81 Guide member
82 Storage space
84,85 Temporary storage roller
86 Guide piece
91, 92, 93 Pair of transport rollers
94 Guide member
S1, S2, S3 Paper sensor
Claims (14)
前記印字装置の後段に設けられ、前記感熱性粘着シートを切断するカッター装置と、
前記カッター装置の後段に設けられ、前記感熱性粘着剤層を加熱する熱活性化用サーマルヘッドと、前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する熱活性化用プラテンローラを有する熱活性化装置と、を備え、
前記カッター装置と前記熱活性化装置との間に、両者間の距離よりも長い感熱性粘着シートを保留可能な緩衝手段が設けられていることを特徴とする感熱性粘着シート用プリンタ。A thermal head for printing on a heat-sensitive adhesive sheet in which a heat-sensitive adhesive layer is formed on one surface of a sheet-like substrate and printing is possible on the other surface, and the thermosensitive material facing the thermal head A printing apparatus having a printing platen roller capable of conveying the adhesive sheet in a predetermined direction;
A cutter device provided at a subsequent stage of the printing device, for cutting the heat-sensitive adhesive sheet;
A thermal activation device provided at a subsequent stage of the cutter device and having a thermal activation thermal head for heating the thermal adhesive layer and a thermal activation platen roller for conveying the thermal adhesive sheet in a predetermined direction. And comprising
A printer for a heat-sensitive adhesive sheet, characterized in that a buffer means capable of holding a heat-sensitive adhesive sheet longer than the distance between the cutter device and the thermal activation device is provided.
前記緩衝手段は、前記印字用プラテンローラによる搬送速度が前記熱活性化用プラテンローラによる搬送速度よりも早くなるように制御された場合に、前記感熱性粘着シートに対して搬送方向と垂直な方向にテンションを付加するテンション付加手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の感熱性粘着シート用プリンタ。The first drive source for driving the printing platen roller and the second drive source for driving the thermal activation platen roller are configured to be independently controllable,
The buffering means is a direction perpendicular to the conveyance direction with respect to the heat-sensitive adhesive sheet when the conveyance speed by the printing platen roller is controlled to be faster than the conveyance speed by the thermal activation platen roller. 2. The heat-sensitive adhesive sheet printer according to claim 1, further comprising tension applying means for applying tension to the printer.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003164191A JP4137708B2 (en) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | Printer for heat-sensitive adhesive sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003164191A JP4137708B2 (en) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | Printer for heat-sensitive adhesive sheet |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005001138A true JP2005001138A (en) | 2005-01-06 |
JP4137708B2 JP4137708B2 (en) | 2008-08-20 |
Family
ID=34091052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003164191A Expired - Fee Related JP4137708B2 (en) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | Printer for heat-sensitive adhesive sheet |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4137708B2 (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005239853A (en) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Sii P & S Inc | Thermal activation apparatus and printer apparatus |
JP2007185801A (en) * | 2006-01-11 | 2007-07-26 | Seiko Instruments Inc | Printer and recording method |
JP2007186335A (en) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Seiko Instruments Inc | Temporary holding structure and printer |
JP2011219199A (en) * | 2010-04-06 | 2011-11-04 | Canon Inc | Apparatus and method for cutting sheet |
CN112345857A (en) * | 2020-11-02 | 2021-02-09 | 山东华冠智能卡有限公司 | Full automated inspection of graphite alkene RFID label trades mark device |
-
2003
- 2003-06-09 JP JP2003164191A patent/JP4137708B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005239853A (en) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Sii P & S Inc | Thermal activation apparatus and printer apparatus |
JP4575000B2 (en) * | 2004-02-26 | 2010-11-04 | セイコーインスツル株式会社 | Thermal activation device and printer device |
JP2007185801A (en) * | 2006-01-11 | 2007-07-26 | Seiko Instruments Inc | Printer and recording method |
JP2007186335A (en) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Seiko Instruments Inc | Temporary holding structure and printer |
JP4681457B2 (en) * | 2006-01-16 | 2011-05-11 | セイコーインスツル株式会社 | Temporary hold structure, printer |
JP2011219199A (en) * | 2010-04-06 | 2011-11-04 | Canon Inc | Apparatus and method for cutting sheet |
CN112345857A (en) * | 2020-11-02 | 2021-02-09 | 山东华冠智能卡有限公司 | Full automated inspection of graphite alkene RFID label trades mark device |
CN112345857B (en) * | 2020-11-02 | 2021-07-06 | 山东华冠智能卡有限公司 | Full automated inspection of graphite alkene RFID label trades mark device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4137708B2 (en) | 2008-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4064707B2 (en) | Method for conveying and cutting heat-sensitive adhesive sheet and printer for heat-sensitive adhesive sheet | |
JP4068472B2 (en) | Printer for heat-sensitive adhesive sheet | |
US7819597B2 (en) | Printing method and printer having a printing head and thermal activation head | |
EP1671802B1 (en) | Method and apparatus for manufacturing printed thermosensitive adhesive labels | |
US7478956B2 (en) | Printer for printing on both a heat-sensitive adhesive label and an ordinary label | |
EP1918211B1 (en) | Thermal activation apparatus for a heat-sensitive adhesive sheet | |
JP4080958B2 (en) | Printer device | |
JP4137708B2 (en) | Printer for heat-sensitive adhesive sheet | |
US7104713B2 (en) | Printer for a heat-sensitive adhesive sheet | |
JP4883671B2 (en) | Thermal activation device and printer | |
JP4110045B2 (en) | Printer for heat-sensitive adhesive sheet | |
JP4412638B2 (en) | Thermal activation device for heat-sensitive adhesive sheet, printer for heat-sensitive adhesive sheet | |
JP4245143B2 (en) | Heat-sensitive adhesive sheet printing and thermal activation device, and printing and thermal activation method | |
JP4073827B2 (en) | Printer | |
JP4230936B2 (en) | Thermal activation device | |
JP3613480B2 (en) | Label printer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050627 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080115 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080603 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080604 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4137708 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 3 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20091108 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 3 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |