JP4073827B2 - Printer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱されることで粘着力が生じる熱活性粘着面を片面に持つシート材と、剥離紙を貼り付けた粘着面を片面に持つシート材に記録を行うことができるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、バーコードや価格表示等に用いられる貼着用ラベルは、記録面(印字面)の裏側に粘着剤層を有し、その上に台紙または剥離紙(ライナー)を貼付けて仮接着した状態で保管するタイプのものが多かった。しかし、このタイプの貼着用ラベル(以下、「通常ラベル」と称する。)は、ラベルとして使用する際に剥離紙を粘着剤層から剥がす必要があるため、必ず廃棄物が発生するという不具合がある。
【0003】
そこで、剥離紙が不要な方式として、シート状基材の裏面側に通常時には非粘着性を示すが、加熱されることにより粘着性を発現する感熱性粘着剤層を有する感熱性粘着ラベルおよびこのラベルの裏面の感熱性粘着層を加熱して粘着性を発現させるための熱活性化装置が開発された。
【0004】
例えば、上記の熱活性化装置には、加熱手段として加熱ロール方式や熱風吹き付け式、赤外線放射式、電熱ヒータや誘電コイルを用いる方式等、種々の加熱方式を適用したものが提案されている。また、例えば特許文献1には、サーマルプリンタの印字ヘッドとして利用されているサーマルヘッドのように、セラミック基板上に設けられた複数の抵抗体(発熱素子)を熱源として有するヘッドを感熱性粘着ラベルに接触させて感熱性粘着剤層を加熱させるようにした技術が開示されている。
【0005】
ここで、感熱性粘着シートに記録を行うことのできるプリンタの従来の一般的な構成について、図10のサーマルプリンタP2を参照して説明する。
【0006】
図10のサーマルプリンタP2は、ロール状に巻回されたテープ状の感熱性粘着ラベル60を保持するロール収納ユニット20と、感熱性粘着ラベル60に印字する印字ユニット30と、感熱性粘着シート60を所定の長さのラベルに切断するカッターユニット40と、感熱性粘着ラベル60の感熱性粘着剤層を熱活性化する熱活性化装置としての熱活性化ユニット50と、で構成される。なお、本明細書でいう「印字」には、文字や数字以外に絵や模様などの画像を形成することを含む。
【0007】
感熱性粘着ラベル60は、例えばシート基材の表面側に断熱層および感熱発色層(印字可能層)とが形成され、裏面側に感熱性粘着剤が塗布乾燥されてなる感熱性粘着剤層が形成された構造を有している。
【0008】
印字ユニット30は、ドット印字が可能なように幅方向に配設された複数の比較的小さな抵抗体で構成された複数の発熱素子31を有する印字用サーマルヘッド32と、この印字用サーマルヘッド32(発熱素子31)に圧接される印字用プラテンローラ33などで構成される。図10では、印字用プラテンローラ33は時計回りに回転され、感熱性粘着ラベル60は右側へ搬送される。
【0009】
カッターユニット40は、印字ユニット30によって印字が行われた感熱性粘着ラベル60を適当な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆動源(図示省略)によって作動される可動刃41と、この可動刃と対向された固定刃42等から構成されている。
【0010】
熱活性化ユニット50は、発熱素子51を有する加熱手段としての熱活性化用サーマルヘッド52と、感熱性粘着ラベル60を搬送する搬送手段としての熱活性化用プラテンローラ53と、印字ユニット30側から供給された感熱性粘着ラベル60を熱活性化用サーマルヘッド52(発熱素子51)と熱活性化用プラテンローラ53との間に引き込む引き込みローラ54などで構成される。図10では、熱活性化用プラテンローラ53は印字用プラテンローラ33と反対の方向(図では反時計回り)に回転され、感熱性粘着ラベル60を所定の方向(右側)へ搬送するようになっている。
【0011】
なお、搬送される際に感熱性粘着ラベルがたるんでしまうと、ラベルにしわが生じたり、搬送不良が生じやすくなるため、上記の印字用プラテンローラ33による搬送速度(印字速度)と熱活性化用プラテンローラ53による搬送速度(活性速度)は同一とするのが一般的である。
【0012】
このような構成のサーマルプリンタP2によれば、感熱性粘着ラベル60の粘着力が発現された後、そのままダンボールや食品ラップ、ガラス瓶やプラスチック容器等への表示ラベルの貼付作業、あるいは値札や広告ラベルの貼付作業を行うことができるので、通常ラベルに用いられるような剥離紙が不要となりコストを低減することができるという利点がある。また、使用後に廃棄物となる剥離紙を必要としないので省資源および環境問題の観点からも望ましい。
【0013】
【特許文献1】
特開平11−79152号(図1、段落[0024]、[0025]参照)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図10に示すようなプリンタP2においては、カッターユニット40による切断動作を行う際、可動刃41が上下動する間に要する時間(例えば0.4sec)だけ感熱性粘着ラベル60の搬送を停止する必要があった。つまり、印字用プラテンローラ33、引き込みローラ54、熱活性化用プラテンローラ53の回転駆動を停止させた状態でカッターユニット40による切断が行われる。
【0015】
このため、ラベル長がカッターユニット40の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51までの距離よりも長い場合は、感熱性粘着ラベル60が熱活性化用サーマルヘッド52と熱活性化用プラテンローラ53との間に挟まれた状態で搬送が停止されていた。
【0016】
その結果、粘着性を発現した感熱性粘着剤層が熱活性化用サーマルヘッド52(発熱素子51)に張り付いてしまい、搬送が再開されてもスムーズに搬送されずに、いわゆる紙ジャムを生じたり、搬送不良を生じてしまうという不具合が生じた。また、発熱素子51からの熱が感熱性粘着ラベルの印字可能層(感熱発色層)まで伝わって発色してしまうという問題がある。
【0017】
そこで、上記のラベル長を持つ感熱性粘着ラベル60を使用した場合は熱活性化用プラテンローラ53の回転駆動を停止させないで、ラベルの切断を実施できる方法(以下、方法1という)を検討する必要があった。
【0018】
この方法1以外では、ラベル長以上に、カッターユニット40の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51までの距離を長くすること(以下、方法2という)が考えられる。この場合は、カッターユニット40の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51までの距離よりもラベル長が短くなるので、上記の問題は生じない。したがって、印字用プラテンローラ33の回転駆動を一旦止めてから切断を行い、その後改めてラベルを走行させてからラベルの感熱性粘着剤層を熱活性化することができる。
【0019】
しかし、方法2は、印字する種々のラベル長さの内の最長ラベル長さに合わせて、カッターユニット40の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51までの距離を確保する必要がある。このため、プリンタ本体が大きくなり、用途が制限されてしまう。よって、プリンタサイズを大きくせずに、しかもラベル長さにも制限されずにいろいろな種類のラベルに対応できる様にするためには上記の方法1をとらねばならない。
【0020】
本発明者らは鋭意検討の結果、プリンタサイズを大きくせずに、カッターユニット40の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51までの距離よりも長いラベル長に対しても、熱活性化用プラテンローラ53の回転を止めないでラベル切断を行える方法として、熱活性化用プラテンローラ53による搬送速度(活性速度)に対して印字用プラテンローラ33による搬送速度(印字速度)を大きくして、カッターユニット40の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51までの距離の間でラベルをたわませておく方法を見出した。
【0021】
しかし、この方法は感熱性粘着ラベルの場合には好適であるが、通常ラベル(剥離紙にシート状のラベルが貼り付けてあるもの)に用いようとすると以下のような2つの問題点が予想されるため、感熱性粘着ラベル専用のプリンタのみで実施される。
1)たわみ部分で剥離紙の上のシート状ラベルの端部がはがれてしまい、熱活性化ユニット50の入り口部分に引っかかり紙ジャムを発生させてしまう
2)熱活性化用サーマルヘッド52で剥離紙を加熱してしまい、取扱い上危険である
したがって本発明は、上述した実状に鑑み、感熱性粘着ラベルと、剥離紙を粘着面に貼り付けた通常ラベルのどちらでも印字を行うことができるプリンタを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のプリンタは、テープ状のシートの一面に印字する印字手段とシートを所定の方向に搬送する第1の搬送手段とを有する印字装置と、印字装置の後段に設けられシートを所定の長さに切断するカッター装置と、カッター装置の後段に設けられ、シートの他面を加熱する加熱手段とシートを所定の方向に搬送する第2の搬送手段を有する熱活性化装置と、カッター装置と熱活性化装置の間に、シートを所定長弛ませることのできる空間部と、上記シートが、シート状基材の一面に印字可能層が形成され他面に感熱性粘着剤層が形成された感熱性粘着ラベルである場合と、ラベル基材の一面に印字可能層が形成され他面に粘着剤層が形成されていて、該ラベル基材がテープ状の剥離紙に貼り付けられた通常ラベルである場合とで、印字装置、カッター装置および熱活性化装置に対して異なる制御を行う制御装置とを備えている。これにより、感熱性粘着ラベルと通常ラベルとが兼用可能である。
【0023】
上記の制御装置は切換え信号により感熱性粘着ラベル使用時と通常ラベル使用時の動作を切換えることが好ましい。これにより、動作切換えを自動化することができる。
【0024】
上記の制御装置は、シートが感熱性粘着ラベルである場合は第2の搬送手段の搬送速度よりも第1の搬送手段の搬送速度の方を速く設定し、シートが通常ラベルである場合は第1の搬送手段の搬送速度と第2の搬送手段の搬送速度とを同じに設定することが好ましい。
【0025】
特に、上記の制御装置は、シートが感熱性粘着ラベルであるときは、第2の搬送手段の搬送速度よりも第1の搬送手段の搬送速度の方を速くしてカッター装置と熱活性化装置の間に感熱性粘着シートを所定長弛ませた後、加熱手段および第2の搬送手段の動作を継続したまま、印字手段および第1の搬送手段の動作を停止し、カッター装置により感熱性粘着ラベルを切断し、
シートが通常ラベルであるときは、第1の搬送手段の搬送速度と第2の搬送手段の搬送速度を同じにし、加熱手段の動作を停止し、印字手段、第1の搬送手段および第2の搬送手段を動作して通常ラベルを搬送し、第1の搬送手段と第2の搬送手段の動作を停止し、カッター装置により通常ラベルを切断することが好ましい。
【0026】
これにより、感熱性粘着ラベルの場合は、第2の搬送手段の搬送速度よりも第1の搬送手段の搬送速度の方を速くしてカッター装置と熱活性化装置の間に、後の切断動作時間を見越した所望の長さ以上のたわみ量を確保することにより、熱活性化装置の第2の搬送手段により感熱性粘着ラベルの搬送を停止することなく、カッター装置による感熱性粘着ラベルの切断を実行できるので、感熱性粘着ラベルが加熱手段に張り付いて紙ジャムを生じるなどの不具合を解消できるうえ、紙ジャムとなったラベルを排出する等の無駄なメンテナンスが不要となる。したがって、貼着用ラベルの作製効率を格段に向上できる。
【0027】
一方、通常ラベルの場合、カッター装置によるラベル切断の際に、熱活性化装置の加熱手段と第2の搬送手段の間に通常ラベルが存在する状態で搬送が停止されても、加熱手段を駆動していないため、通常ラベルの印字可能層(感熱発色層)が不用意に発色してしまうという問題や、通常ラベルの過熱による危険等の問題が発生しない。
【0028】
上記の制御装置は、通常ラベルの場合、一枚ごとの切断を実施しないときは最後のラベルの印刷終了時のみカッター装置を動作させることが好ましい。
【0029】
上記のプリンタにおいて、第1の搬送手段は印字手段に対向配置された印字用プラテンローラであり、第2の搬送手段は加熱手段に対向配置された熱活性化用プラテンローラであり、通常ラベル搬送時における熱活性化用プラテンローラの、加熱手段に対する押圧力が、感熱性粘着ラベル搬送時よりも小さく設定されていることが好ましい。これにより、剥離紙によって感熱性粘着ラベルよりも厚さのある通常ラベルの搬送中に蛇行や斜行などが起こらず、ラベルを良好に印字することができる。
【0030】
上記のプリンタは、切換え信号の受信により、熱活性化用プラテンローラの加熱手段に対する押圧力の設定を切換えることが好ましい。
【0031】
切換え信号は、シートの形態、シートをロール状に巻いた管の形態、この管を支持する支持軸の形態、この支持軸を取り付けるホルダー位置、シート上のブラックマーク、スイッチ切換え、または入力データに基づいて発信するものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0033】
「プリンタの構成」
図1は、本発明の実施の形態であるサーマルプリンタP1の構成を示す概略図である。
【0034】
サーマルプリンタP1は感熱性粘着ラベルまたは通常ラベルのいずれでも使用可能な装置である。
【0035】
このプリンタ装置は、ロール状に巻回されたテープ状の感熱性粘着ラベル60とテープ状の通常ラベル(不図示)を交換可能に保持するロール収納ユニット20と、ロール収納ユニット20に保持させた感熱性粘着ラベル60または通常ラベルに印字する印字ユニット30と、感熱性粘着ラベル60または通常ラベルを所定の長さに切断するカッターユニット40と、ロール収納ユニット20に感熱性粘着ラベル60を保持させた場合のみ機能して、感熱性粘着ラベル60の感熱性粘着剤層を熱活性化する熱活性化装置としての熱活性化ユニット50と、カッターユニット40から熱活性化ユニット50まで感熱性粘着ラベル60を誘導するシート誘導手段および貯シート部としてのガイドユニット70と、通常ラベルを使用する場合と感熱性粘着ラベル60を使用する場合とで異なる動作となるように上記の各構成ユニットを制御する制御部等で構成される。なお、図1は感熱性粘着ラベル60を用いた場合を示している。
【0036】
ここで、本実施形態で使用する感熱性粘着ラベル60は特に制限されないが、例えばラベル基材の表面側に断熱層および感熱発色層(印字可能層)とが形成され、裏面側に感熱性粘着剤が塗布乾燥されてなる感熱性粘着剤層が形成された構造を有している。なお、感熱性粘着剤層は、熱可塑性樹脂、固体可塑性樹脂等を主成分とする感熱性粘着剤からなる。また、感熱性粘着ラベル60は、前記断熱層を有しないものや、感熱発色層の表面に保護層または有色印字層(予め印字されている層)が設けられているものでも良い。一方、通常ラベルは従来技術でも説明したが、片面に塗布してある粘着剤が他に付着しないように、表面をシリコンでコーティングした長尺紙(台紙、ライナーまたは剥離紙と呼ばれる。)に貼り付けられたものである。この長尺紙はラベル貼り付けの際、産業廃棄物として廃棄されるものである。
【0037】
印字ユニット30は、ドット印字が可能なように幅方向に配設された複数の比較的小さな抵抗体で構成された複数の発熱素子31を有する印字用サーマルヘッド32と、該印字用サーマルヘッド32に圧接される印字用プラテンローラ33などで構成される。なお、発熱素子31は、セラミック基板の上に薄膜技術で形成された複数の発熱抵抗体表面に、結晶化ガラスの保護膜を設けてなる公知のサーマルプリンタの印字ヘッドと同様の構成を有しているので、詳しい説明は省略する。
【0038】
また、印字ユニット30は、印字用プラテンローラ33を回転駆動する例えばステッピングモータとギア列等からなる図示しない駆動系を備えており、この駆動系で印字用プラテンローラ33を所定の方向に回転させることにより、ロール収納ユニット20に装着した通常ラベルまたは感熱性粘着ラベル60をロールから引き出し、引き出された通常ラベルまたは感熱性粘着ラベル60に印字用サーマルヘッド32で印字しながら所定の方向へ送出するようになっている。図1では、印字用プラテンローラ33は時計回りに回転され、感熱性粘着ラベル60は右側へ搬送される。また、印字ユニット30は、例えば、コイルバネや板バネなどからなる図示しない加圧手段を備え、この加圧手段の弾撥力により印字用プラテンローラ33をサーマルヘッド32に向かって押圧させるようになっている。このとき、印字用プラテンローラ33の回転軸と発熱体31の配列方向を平行に保つことで、感熱性粘着ラベル60の幅方向全体にわたって均等に圧接できる。
【0039】
なお、印字用プラテンローラ33の回転速度は通常ラベルを使用した場合は熱活性化用プラテンローラ53の回転速度と同じに設定され、感熱性粘着ラベル60を使用した場合は熱活性化用プラテンローラ53の回転速度よりも大きな速度に設定される。
【0040】
カッターユニット40は、印字ユニット30によって印字が行われた通常ラベルまたは感熱性粘着ラベル60を適当な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆動源(図示省略)によって作動される可動刃41、該可動刃と対向された固定刃42等から構成されている。
【0041】
ガイドユニット70は、カッターユニット40から熱活性化ユニット50への搬送路に設けられた板状のガイド(第1のガイド)71と、カッターユニット30の送出部および熱活性化ユニット50の挿入部に設けられた上側に略直角に曲がったガイド(第2のガイド)72、73で構成される。また、第2のガイド72、73の間は開放されており、ラベルを所定量一時的に弛ませることのできる貯ラベル部74となる。
【0042】
なお、第2のガイド72、73は貯シート部として上側に凹部を形成された一つの部材で構成してもよいし、第1のガイド71と第2のガイド72,73を上下逆に設けるようにしてもよい。この場合、貯ラベル部74は搬送方向に対して下側に形成される。
【0043】
熱活性化ユニット50は、発熱素子51を有する加熱手段としての熱活性化用サーマルヘッド52と、通常ラベルまたは感熱性粘着ラベル60を搬送する搬送手段としての熱活性化用プラテンローラ53と、例えばステッピングモータなどの図示しない駆動源によって回動され、印字ユニット30側から供給された通常ラベルまたは感熱性粘着ラベル60を熱活性化用サーマルヘッド52と熱活性化用プラテンローラ53との間に引き込む一対の引き込みローラ54などで構成される。ただし、通常ラベルを搬送する場合は熱活性化用サーマルヘッド52は駆動されず、通常ラベルの単なる搬送に留まる。
【0044】
なお、熱活性化用サーマルヘッド52は、この実施形態では印字用サーマルヘッド32と同様の構成のもの、すなわちセラミック基板の上に薄膜技術で形成された複数の発熱抵抗体表面に結晶化ガラスの保護膜を設けてなる、公知のサーマルプリンタの印字ヘッドと同様の構成のものを使用している。このように、熱活性用サーマルヘッド52として印字用サーマルヘッド32と同じ構成のものを用いることにより部品を共通化してコストの低廉化を図ることができる。ただし、熱活性用サーマルヘッド52の発熱素子51は、印字用サーマルヘッド32の発熱素子31のようにドット単位で分割されている必要はなく、連続した抵抗体としてもよい。
【0045】
また、熱活性化ユニット50は、熱活性化用プラテンローラ53を回転させる例えばステッピングモータとギア列等からなる駆動系を備えており、この駆動系により熱活性化用プラテンローラ53は印字用プラテンローラ33と反対の方向(図1では反時計回り)に回転され、感熱性粘着ラベル60を所定の方向(図1では右側)へ搬送するようになっている。また、熱活性化ユニット50は、熱活性化用プラテンローラ53をサーマルヘッド52に向かって押圧させる加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ)を備えている。このとき、熱活性化用プラテンローラ53の回転軸と発熱体31の配列方向を平行に保つことで、通常ラベルまたは感熱性粘着ラベル60の幅方向全体にわたって均等に圧接できる。ただし、通常ラベルを搬送する場合は、通常ラベルは剥離紙を備えているため感熱性粘着ラベルよりも厚みがあるので熱活性化用プラテンローラ53の押圧力を小さくし、搬送中のラベルが蛇行や斜行などを起こさないようにする事が好ましい。
【0046】
図2は、サーマルプリンタP1の制御ブロック図である。サーマルプリンタP1の制御部は、制御部を統括する制御装置としてのCPU100と、CPU100によって実行される制御プログラム等を格納するROM101と、各種印字フォーマット等を格納するRAM102と、印字データや印字フォーマットデータ等を入力、設定あるいは呼び出すための操作部103と、印字データ等を表示する表示部104と、制御部と駆動部間のデータの入出力を行うインタフェース105と、印字用サーマルヘッド32を駆動する駆動部(回路)106と、熱活性化用サーマルヘッド52を駆動する駆動部(回路)107と、感熱性粘着ラベル60を切断する可動刃41を駆動する駆動部(回路)108と、印字用プラテンローラ33を駆動する第1ステッピングモータ109と、熱活性化用プラテンローラ53および引き込みローラ54を駆動する第2ステッピングモータ110と、印字用サーマルヘッド32の発熱素子31にシート状の通常ラベルまたはシート状の感熱性粘着ラベル60が搬入されることを監視する紙端センサ111(図1では不図示)と、熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51にシート状の通常ラベルまたはシート状の感熱性粘着ラベル60が搬入されることを監視する紙端センサ112(図1では不図示)と、通常ラベルのための制御条件から感熱性粘着ラベルのための制御条件に切換える信号(切換え信号)を受信する切換え信号受信部113等で構成される。
【0047】
CPU100から送信される制御信号に基づいて、印字ユニット30では所望の印字が実行され、カッターユニット40では所定のタイミングで切断動作が実行され、熱活性化ユニット50では感熱性粘着剤層64の活性化が実行される。
【0048】
また、CPU100は、第1ステッピングモータ109、第2ステッピングモータ110にそれぞれ独立して制御信号を送信可能に構成される。これにより、各ステッピングモータにより駆動されるローラ33、53、54の回転速度、すなわち感熱性粘着ラベル60の搬送速度を独立して制御することができる。
【0049】
なお、熱活性化用ローラ53と引き込みローラ54の駆動源(ステッピングモータ)を別々に設け、それぞれを独立して制御可能に構成することもできる。
【0050】
また、紙端センサ111は印字ユニット30の前段に設けられ、この紙端センサ111によるシート状の通常ラベルまたはシート状の感熱性粘着ラベル60の先端の検出に基づいて、印字用プラテンローラ33の駆動が開始される。また、この紙端センサ111によるシート状の通常ラベルまたはシート状の感熱性粘着ラベル60の終端の検出に基づいて、印字用プラテンローラ33の駆動が停止されるとともに、次の通常ラベルまたは感熱性粘着ラベル60の印字および搬送が行われる。
【0051】
また、紙端センサ112は熱活性化ユニット50の前段に設けられ、この紙端センサ112によるシート状の通常ラベルまたはシート状の感熱性粘着ラベル60の先端の検出に基づいて、引き込みローラ54および熱活性化用プラテンローラ53の駆動が開始される。また、この紙端センサ112によるシート状の通常ラベルまたはシート状の感熱性粘着ラベル60の終端の検出に基づいて、引き込みローラ54および熱活性化用プラテンローラ53の駆動が停止されるとともに、次の通常ラベルまたは感熱性粘着ラベル60の印字、搬送および熱活性化が行われる。
【0052】
次に、本実施形態のプリンタの感熱性粘着ラベル使用時と通常ラベル使用時の動作について説明する。
【0053】
本実施形態では、印字用プラテンローラ33(印字用サーマルヘッド32)から可動刃41までの距離を10mm、可動刃41から引き込みローラ54までの距離を30mm、引き込みローラ54から熱活性化用プラテンローラ53(熱活性化用サーマルヘッド52)までの距離を10mmとした。また、ラベル切断に要する可動刃41の駆動時間は0.4secとし、ラベル長は200mmとした。
【0054】
また、熱活性化用プラテンローラ53による搬送速度(活性化速度Vh)は感熱性粘着剤層の熱活性化時間を考慮して100mm/secで一定とした。印字用プラテンローラ33による搬送速度(印字速度Vp)は通常ラベル使用時は活性化速度Vhと同じ100mm/secで行い(Vp=Vh)、感熱性粘着ラベル使用時は活性化速度Vhよりも大きい200mm/secに設定可能とした(Vp>Vh)。また、引き込みローラ54による搬送速度は活性化速度Vhと同じ100mm/secに設定可能とした。
【0055】
「感熱性粘着ラベル使用時の動作」
感熱性粘着ラベル使用時のプリンタ動作の一例を説明する。
【0056】
感熱性粘着ラベル使用時のサーマルプリンタP1では、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53との間にシート状の感熱性粘着ラベル60の先端が来た時点で引き込みローラ54の回転駆動を停止することでラベルを弛ませる方法をとる。図3は感熱性粘着ラベル60を使用する場合のラベル搬送状態の一例を示す説明図である。
【0057】
まず、ロール状に巻回されたシート状の感熱性粘着ラベル60がロール収納ユニット(不図示)に装着される。またプリンタ本体側で、後述する切換え信号の受信により感熱性粘着ラベル60に切換えられたことを判定する。しかる後、印字ユニット30の直前に感熱性粘着ラベル60が搬送され、その先端が不図示の紙端センサ(図2の符号111)で検出されると、印字用プラテンローラ33が回転し、印字用サーマルヘッド52の印字制御が始まる。搬送されたテープ状の感熱性粘着ラベル60が印字用プラテンローラ33と印字用サーマルヘッド32の間に挟み込まれて、印字用プラテンローラ33の回転駆動によって200mm/secで引き出されながら、印字用サーマルヘッド32により印字可能層(感熱発色層)に印字が行われる(図3(a))。
【0058】
次いで、感熱性粘着ラベル60は印字用プラテンローラ33の回転駆動によって印字ユニット30から送出され、カッターユニット40へ搬送される。そして、ラベルの自重により第1のガイド71沿いに搬送され、その先端が不図示の紙端センサ(図2の符号112)で検出されると、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53が回転駆動する。ここで、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53は駆動源が同じ(第2ステッピングモータ110)なので、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53の駆動タイミングは同じとなる。
【0059】
その後、感熱性粘着ラベル60が熱活性化ユニット50(引き込みローラ54)に到達し(図3(b))、引き込みローラ54から送り出されて熱活性化用プラテンローラ53によっても搬送される。引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53は駆動源が同じで搬送速度にずれは生じないため、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53との間に弛みが生じたり、余計な張力が働いたりすることはない。しかしながら、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53の搬送速度(100mm/sec)よりも印字用プラテンローラ33の搬送速度(200mm/sec)が大きく設定されているため、引き込みローラ54(熱活性化用プラテンローラ53)と印字用プラテンローラ33との間で感熱性粘着ラベル60に弛みを生じる(図3(c))。
【0060】
このとき、感熱性粘着ラベル60は所定の角度で送出または挿入されているので、その傾きに応じてラベルの弛む方向が決定される(図3では上方)。また、第2のガイド72、73の作用によって感熱性粘着ラベル60は貯ラベル部74にて盛り上がるように弛むようになるので、ラベルに余計な応力がかからない。したがって、感熱性粘着ラベル60を弛ませても、それによりしわが生じてラベルの外観が悪化するのを回避できる。また、上記ラベルの弛みにより、引き込みローラ54と熱活性化用ローラ53の回転駆動を停止することなく、後述のラベル切断動作を実行できる。
【0061】
3つのローラ33、54、53の回転駆動によって、後の切断動作時間を見越した所望の長さ以上のたわみ量(活性化速度Vhと切断動作時間Tの積算により求める。)を確保しながら、感熱性粘着ラベル60は熱活性化しながら印字が行われる。そして、所定の印字を終了し、感熱性粘着ラベル60における所望のカット位置がカッターユニット40に到達すると、印字用プラテンローラ33の回転駆動は停止され、可動刃41を所定の時間(0.4sec)駆動することにより感熱性粘着ラベル60は切断される(図3(d))。このとき、引き出しローラ54と熱活性化用プラテンローラ53の回転駆動は継続されているため、感熱性粘着ラベル60の先端部は搬送され続ける。但し、弛んでいるラベルが搬送されている間に切断は完了される。
【0062】
そして、カット後の感熱性粘着ラベル60の終端が引き込みローラ54を通り過ぎると、そのまま感熱性粘着ラベル60は熱活性化用プラテンローラ53によって排出される(図3(e))。
【0063】
以上の、感熱性粘着ラベル使用時におけるプリンタ動作例は、感熱性粘着面を熱活性化しながら印字面を印字しても、切断動作時に熱活性化用プラテンローラ53の回転駆動を継続できる十分なたわみ量を確保できるラベル長に対して有効である。しかし、ラベル長によっては熱活性しながら印字していては十分にたわみ量を確保できない場合がある。この場合は、熱活性化前でラベルを一時保持してたわみ量を確保することもできる。
【0064】
このプリンタ動作例を図4を参照して説明する。
【0065】
図4を参照すると、ロール状に巻回されたシート状の感熱性粘着ラベル60が印字用プラテンローラ33と印字用サーマルヘッド32の間に挟み込まれて、印字用プラテンローラ33の回転駆動によって200mm/secで引き出されながら、印字用サーマルヘッド32により印字可能層(感熱発色層)に印字が行われる(図4(a))。
【0066】
次いで、感熱性粘着ラベル60は印字用プラテンローラ33の回転駆動によって印字ユニット30から送出され、カッターユニット40へ搬送される。そして、ラベルの自重により第1のガイド71沿いに搬送され、その先端が不図示の紙端センサ(図2の符号112)で検出されると、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53が回転駆動する。
【0067】
その後、感熱性粘着ラベル60が熱活性化ユニット50(引き込みローラ54)に到達し(図4(b))、引き込みローラ54から送り出されてラベルの先端が引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53との間に来た時点で、引き込みローラ54(および熱活性化用プラテンローラ53)の回転駆動が停止される(図4(c))。その後、引き込みローラ54は駆動されないので感熱性粘着ラベル60の先端は送り出されないが、印字用プラテンローラ33により印字ユニット30からはラベルが送り出されるので弛みを生じる。
【0068】
このとき、感熱性粘着ラベル60は所定の角度で送出または挿入されているので、その傾きに応じてラベルの弛む方向が決定される(図4では上方)。また、第2のガイド72、73の作用によって感熱性粘着ラベル60は貯ラベル部74にて盛り上がるように弛むようになるので、ラベルに余計な応力がかからない。したがって、感熱性粘着ラベル60を弛ませても、それによりしわが生じてラベルの外観が悪化するのを回避できる。
【0069】
後の切断動作時間を見越した所望の長さ以上のたわみ量(活性化速度Vhと切断動作時間Tの積算により求める。)が確保され、所定の印字が終了し、感熱性粘着ラベル60における所望のカット位置がカッターユニット40に到達したら、印字用プラテンローラ33の回転駆動は停止される(図4(d))。
【0070】
そして、引き込みローラ54(および熱活性化用プラテンローラ53)の回転駆動を再開し、感熱性粘着ラベル60を100mm/secで搬送しながら熱活性が行われるとともに、可動刃41を所定の時間(0.4sec)駆動することにより感熱性粘着ラベル60は切断される(図4(e))。
【0071】
その後、2つのローラ54、53の回転駆動によって、感熱性粘着ラベル60は熱活性されながら搬送される。そして、感熱性粘着ラベル60の終端が、引き込みローラ54を通り過ぎると、そのまま感熱性粘着ラベル60は熱活性化用プラテンローラ53によって排出される(図4(f))。
【0072】
以上説明した各プリンタ動作のとおり、本実施形態のサーマルプリンタP1では、熱活性化ユニット50における感熱性粘着ラベルの搬送を停止することなく、カッターユニット40による感熱性粘着ラベル60の切断を実行できるので、熱活性用サーマルヘッド52(発熱素子51)に感熱性粘着ラベル60の感熱性粘着剤層が張り付いて紙ジャムを生じたり搬送不良が生じるのを回避できる。
【0073】
また、上述したサーマルプリンタP1によれば、熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51が感熱性粘着ラベル60の感熱性粘着剤層に接触しているため、発熱素子51から感熱性粘着剤層64への熱伝導が直接行われ、効率よく熱活性化を行うことができる。しかも、サーマルヘッド52の発熱素子51は通電の間だけ発熱して熱活性化を行うことができるので、熱活性化のためのエネルギー消費量が少なくなる。
【0074】
なお、上記の各プリンタ動作以外では、カッターユニット40の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51までの距離よりもラベル長が短くて弛ませることができない場合、印字が終了して印字用プラテンローラ33の回転駆動を停止すると同時に、引き込みローラ54の回転駆動を停止してラベルの切断を実行した後、改めて引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53によりラベルを搬送して熱活性化を行ってもよい。この場合も、切断動作時にラベルの先端が熱活性化用プラテンローラ53に到達しないようにする。
【0075】
「通常ラベル使用時の動作」
通常ラベル使用時のプリンタ動作の一例を図5を参照して説明する。なお、通常ラベルの場合はプリンタ本体の制御部に対して、感熱性粘着ラベルを使用する場合のような切換え信号が発信されない構成である。この切換え信号を制御部が受信していないため、通常ラベル使用時と判断し、後述するように、感熱性粘着ラベル使用時のような「たわみ」を発生させないために印字速度Vpと活性化速度Vhを同じに設定し、熱活性化サーマルヘッド52を駆動しないように制御する。
【0076】
図5は通常ラベル65を使用する場合のラベル搬送状態の一例を示す説明図である。
【0077】
まず、ロール状に巻回されたテープ状の通常ラベル65がロール収納ユニット(不図示)に装着される。しかる後、印字ユニット30の直前に通常ラベル65が搬送され、その先端が不図示の紙端センサ(図2の符号111)で検出されると、印字用プラテンローラ33が回転し、印字用サーマルヘッド52の印字制御が始まる。搬送されたテープ状の通常ラベル65が印字用プラテンローラ33と印字用サーマルヘッド32の間に挟み込まれて、印字用プラテンローラ33の回転駆動によって100mm/secで引き出されながら、印字用サーマルヘッド32により印字可能層(感熱発色層)に印字が行われる(図5(a))。
【0078】
次いで、通常ラベル65は印字用プラテンローラ33の回転駆動によって印字ユニット30から送出され、カッターユニット40へ搬送される。そして、ラベルの自重により第1のガイド71沿いに搬送され、その先端が不図示の紙端センサ(図2の符号112)で検出されると、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53が回転駆動する。ここで、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53は駆動源が同じ(第2ステッピングモータ110)なので、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53の駆動タイミングは同じとなる。
【0079】
その後、通常ラベル65が熱活性化ユニット50(引き込みローラ54)に到達し(図5(b))、引き込みローラ54から送り出されて熱活性化用プラテンローラ53によっても搬送される(図5(c))。引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53は駆動源が同じで搬送速度にずれは生じないため、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53との間に弛みが生じたり、余計な張力が働いたりすることはない。また、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53の搬送速度(100mm/sec)と印字用プラテンローラ33の搬送速度(100mm/sec)とが等速度に設定されているため、引き込みローラ54(熱活性化用プラテンローラ53)と印字用プラテンローラ33との間にも弛みが生じたり、余計な張力が働いたりすることはない。また、本例では一対の引き込みローラ54間ならびに熱活性化用プラテンローラ53と熱活性化用サーマルヘッド32との間に通常ラベル65を通過させるため、熱活性化用サーマルヘッド32を駆動しない構成になっている。
【0080】
その後、通常ラベル65における所望のカット位置がカッターユニット40に到達すると、印字用プラテンローラ33、引き出しローラ54および熱活性化用プラテンローラ53の回転駆動は停止され、これにより印字用サーマルヘッド32による印字が一時停止され、可動刃41を所定の時間(0.4sec)駆動することにより通常ラベル65は切断される(図5(d))。
【0081】
そして、カット後の通常ラベル65が引き込みローラ54および熱活性化用プラテンローラ53の回転駆動によって排出される(図5(e))。
【0082】
以上説明した通常ラベル使用時の場合、本実施形態のサーマルプリンタP1では、通常ラベルのカット時に、熱活性化用サーマルヘッド52と熱活性化用プラテンローラ53の間に通常ラベル65が存在する状態で通常ラベル65の搬送が停止されても、熱活性化用サーマルヘッド52を駆動しないため、通常ラベル65の印字可能層(感熱発色層)が不用意に発色してしまうという問題や、通常ラベル65の過熱による危険等の問題が発生しない。
【0083】
なお、通常ラベルの場合、一枚づつラベルの印字が終わったら切断して貼り付けるという用途よりも、テープ状の台紙上の所定枚数のラベルに対して印字を実施しておき、後でラベルをまとめて貼り付けるという「まとめ貼り」の用途が多い。一方、熱活性粘着ラベルの場合は感熱粘着面の熱活性化を実施した後放置しておくと粘着力が低下してしまうため、ラベル発行後、即時に貼り付ける必要がある。したがって、通常ラベルの発行時には、一枚毎の切断の有無を選択した後、切断を実施しない場合には連続発行枚数データに合わせて発行枚数をカウントして最後の発行時のみにカッターが動作するように制御方法を切換えられることが望ましい。
【0084】
さらに、感熱性粘着ラベルは紙厚が80μm〜120μm程度であるのに対して、通常ラベルは剥離紙等を備えているために感熱性粘着ラベルよりも厚い110μm〜150μm程度である。このため、熱活性化用サーマルヘッド52への熱活性化用プラテンローラ53の押圧力ならびに、引き込みローラ54間の圧力が感熱性粘着ラベル搬送時よりも高くなり、搬送中のラベルが蛇行や斜行などを起こし、印字品質を劣化させたり、サーマルヘッドに摩耗を生じさせたりする等の悪影響を与えるため、通常ラベル使用時には上記の熱活性化用プラテンローラ53ならびに引き込みローラ54の押圧力を小さくすることが好ましい。このための機構は、通常ラベルと感熱性粘着ラベルの切換えと同時に自動に行うものであると操作が容易であり、押圧力の調整間違いがなくなる。
【0085】
「感熱性粘着ラベル使用時に発信する切換え信号の例」
次に、通常ラベルから感熱性粘着ラベルに切換える場合にプリンタ本体側が受信する切換え信号について、いくつかの種類を挙げて説明する。
【0086】
テープ状の感熱性粘着ラベルは一般に、紙管にロール状に巻いてある。また、この紙管をロール収納ユニット20に回転可能に設けられた支持軸に装着することで、プリンタ本体は感熱性粘着ラベルの印字および熱活性化が可能になる。
【0087】
そこで、プリンタ本体のロール収納ユニット20の支持軸にテープ状の感熱性粘着ラベルを巻いた紙管を装着した時に上記の切換え信号を発信することで、通常ラベルから感熱性粘着ラベルに切換えたことを検知することができる。
【0088】
1)紙管の形状で切換え判定する例1
例えば、図6(a)に示すように、感熱性粘着ラベルを巻いた紙管81の、支持軸82の挿入穴に切欠き81aを形成し、図6(b)に示すように切欠き81aに合う可動式スイッチの突起83を支持軸82側に設置する。一方、通常ラベルを巻いた紙管の支持軸挿入穴には切欠きは形成していない。これにより、感熱性粘着ラベルを巻いた紙管81を支持軸82に装着した時、突起83のON,OFFが切換わり、上記の切換え信号の発信が可能になる。
【0089】
また、支持軸82側の突起83は固定式で、この支持軸82が感熱性粘着ラベル専用となっており、この支持軸82の一部にスイッチが設置してあり、またはこの支持軸82が軸受けにあるスイッチを押すなどして上記の切換え信号が発信される構造でもよい。
【0090】
2)紙管の形状で切換え判定する例2
図7(a)に示すように感熱性粘着ラベルを巻いた紙管84の内形がテーパの付いた形状となっており、図7(b)に示すように、紙管84の内形と同じ外形を持つ支持軸85が感熱性粘着ラベル専用となっている。この支持軸85の一部に設置したスイッチを紙管84の装着により切換えたり、または支持軸85が軸受けにあるスイッチを押すなどして上記の切換え信号が発信される構造でもよい。
【0091】
3)紙管の径で切換え判定する例
通常ラベルの場合はきつく巻くと剥離紙からラベルの先端部が剥がれやすくなるために、図8(a)に示すように紙管86の内径(2〜3インチ)を大きくする(例えば内径2〜3インチ)。しかし、感熱性粘着ラベルは剥離紙がなく、剥がれる心配がないために、紙管をなくす事ができたり、図8(b)に示すように紙管88の内径を小さくしたりすることが可能である(例えば内径0.5〜1インチ)。このため、通常ラベル用の支持軸87と感熱性粘着ラベル用の支持軸89は互いの外径に差が生じている。よって、この外径差を検出したり、または支持軸87,89が軸受けにあるスイッチを押すなどして、使用するラベルが通常ラベルであるか感熱性粘着ラベルであるかを判定し、上記の切換え信号を発信する。
【0092】
4)紙管の長さで切換え判定する例
通常ラベルの紙管に対して、図9に示すように感熱性粘着ラベルのロール紙90を巻いた紙管92の両端または片端をロール紙90よりも突出させておき、紙管92の支持軸91をロール収納ユニット20のホルダーに取り付ける際に該ホルダーに設置したスイッチに接触させることにより上記の切換え信号を発信する。
【0093】
5)紙管の支持軸のホルダー位置で切換え判定する例
ロール紙を巻いた紙管の支持軸を取り付けるロール収納ユニット20の同一のホルダーにおいて、感熱性粘着ラベルと通常ラベルの支持軸を取り付ける位置を変え、感熱性粘着ラベルの支持軸の軸受け側にスイッチを設置して、これにより上記の切換え信号を発信する。これは、感熱性粘着ラベルと通常ラベルの支持軸のホルダーを別々に隣接して設置した場合も同じである。
【0094】
6)紙管の支持軸の色で切換え判定する例
通常ラベルの支持軸と感熱性粘着ラベルの支持軸を色分けしておき、ロール収納ユニット20のホルダーに支持軸を取り付ける際に支持軸の色を光学的に識別したり、または支持軸が軸受けにあるスイッチを押すなどして上記の切換え信号を発信する。
【0095】
7)ラベル紙の紙幅の差で切換え判定する例
通常ラベルと感熱性粘着ラベルでは剥離紙(ライナー)にラベルが貼り付けられている分、同一形状のラベルにおいて通常ラベルの方が紙幅は広い。このライナーの有無による紙幅の差を機械的または光学的なセンサーによって検知して上記の切換え信号を発信する。
【0096】
8)ラベル紙の紙質の差で切換え判定する例
通常ラベルは剥離紙(ライナー)に貼り付けられており、感熱性粘着ラベルはライナー等が無いため、通常ラベルと感熱性粘着ラベルでは表裏の色の違いや反射率の差が生じる。これを機械的または光学的なセンサーによって検知して上記の切換え信号を発信する。
【0097】
9)ラベル紙の紙厚の差で切換え判定する例
上記のようなライナーの有無により通常ラベルと感熱性粘着ラベルでは紙厚の差が生じる。例えば、剥離紙を含めた通常ラベルの紙厚は110μm〜150μmであり、感熱性粘着ラベルの紙厚は80μm〜120μmである。よって、このライナーの有無による紙厚の差を機械的または光学的なセンサーによって検知して上記の切換え信号を発信する。
【0098】
10)ラベル紙の段差の有無で切換え判定する例
通常ラベルはライナーに貼り付けられているためにラベル厚の段差があるが、感熱性粘着ラベルには段差はない。したがって、この段差の有無を機械的または光学的なセンサーによって検知して上記の切換え信号を発信する。
【0099】
11)ラベル上のブラックマークの形状で切換え判定する例
ラベルには紙の位置出しの為にブラックマークを印刷しておくことが多い。そこで、通常ラベルと感熱性粘着ラベルとでブラックマークの形状を変更し、この形状の差に応じたPIセンサーによる信号出力の差を検出して上記の切換え信号を発信する。
【0100】
12)ラベル上のブラックマークのパターンで切換え判定する例
ブラックマークのパターンに単発や連続(二段、三段)等のパターンを用い、通常ラベルと感熱性粘着ラベルとでブラックマークのパターンを変えておくことで、パターンの違いに応じたPIセンサーによる信号の差を検出して上記の切換え信号を発信する。
【0101】
13)ラベル上のブラックマークの位置で切換え判定する例
搬送時の紙の位置出し用ブラックマークとは別に感熱性粘着ラベル認識用ブラックマークを形成し、この感熱性粘着ラベル認識用ブラックマーク専用のPIセンサーによる信号を検知して上記の切換え信号を発信する。
【0102】
14)プリンタの操作パネルスイッチで切換える例
プリンタの操作パネル部に設置されている切換えスイッチのON,OFFにより上記の切換え信号を発信する。
【0103】
15)プリンタ本体側の切換えスイッチで切換える例
プリンタ本体の一部に設置されている切換えスイッチのON,OFFにより上記の切換え信号を発信する。
【0104】
16)プリンタ側の操作画面で切換える例
事前にプリンタのコントローラ部に登録されている操作画面上のモード選択や出力形態(ラベルの種類など)の選択により上記の切換え信号を発信する。
【0105】
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0106】
例えば、上記の実施の形態では、サーマルプリンタのような感熱方式の印字装置に適用したものを説明したが、本発明は、熱転写方式、インクジェット方式、レーザープリント方式等に適用することも可能である。その場合には、ラベルの印字可能層に感熱印字層に代えて各印字方式に適した加工が施されたラベルが用いられることとなる。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、感熱性粘着ラベルと通常ラベルのいずれでも一台のプリンタで使用できることにより、それらのラベルに応じた専用機を作製する必要がなく、プリンタ製造時の設備投資が削減できる。さらに、感熱性粘着ラベルと通常ラベルのためにそれぞれの専用機を用意する場合と比べ、プリンタの設置や管理の為の費用が削減でき、設置スペースの有効利用を行うことができる。
【0108】
また、切換え信号により、感熱性粘着ラベルと通常ラベルのいずれを使用するかを検知することができるため、ラベルに応じたプリンタ動作に間違いがなくなり、安全、安心である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるサーマルプリンタP1の構成を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態であるサーマルプリンタP1の制御ブロック図である。
【図3】本発明のプリンタにおいて感熱性粘着ラベルを使用する場合のラベル搬送状態の一例を示す説明図である。
【図4】本発明のプリンタにおいて感熱性粘着ラベルを使用する場合のラベル搬送状態の別の例を示す説明図である。
【図5】本発明のプリンタにおいて通常ラベルを使用する場合のラベル搬送状態の一例を示す説明図である。
【図6】本発明のプリンタおけるラベルの切換えを検知する方法例を示す図である。
【図7】本発明のプリンタおけるラベルの切換えを検知する方法例を示す図である。
【図8】本発明のプリンタおけるラベルの切換えを検知する方法例を示す図である。
【図9】本発明のプリンタおけるラベルの切換えを検知する方法例を示す図である。
【図10】感熱性粘着シートに記録を行うことのできるプリンタの一般的な構成を示す図である。
【符号の説明】
P1、P2 サーマルプリンタ
20 ラベル保持部
30 印字ユニット
31 発熱素子
32 印字用サーマルヘッド
33 印字用プラテンローラ
40 カッターユニット
41 可動刃
42 固定刃
50 熱活性化ユニット
51 発熱素子
52 熱活性化用サーマルヘッド
53 熱活性化用プラテンローラ
54 引き込みローラ
60 感熱性粘着ラベル(感熱性粘着シート)
65 通常ラベル
70 誘導手段
71 第1のガイド
72 第2のガイド(印字ユニット側)
73 第2のガイド(熱活性化ユニット側)
74 貯ラベル部(貯シート部)
81,84,86,88,92 紙管
81a 切欠き
82,85,87,89,91 支持軸
83 突起
90 ロール紙
100 CPU
101 ROM
102 RAM
103 操作部
104 表示部
105 I/F
106 印字用サーマルヘッド駆動部
107 熱活性化用サーマルヘッド駆動部
108 カッター駆動部
109 第1ステッピングモータ
110 第2ステッピングモータ
111,112 紙端センサ
113 切換え信号受信部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a printer capable of recording on a sheet material having a thermally active adhesive surface on one side where adhesive force is generated when heated and a sheet material having an adhesive surface on one side to which a release paper is attached.
[0002]
[Prior art]
In recent years, sticking labels used for barcodes, price displays, etc. have a pressure-sensitive adhesive layer on the back side of the recording surface (printing surface), with a backing or release paper (liner) stuck on it and temporarily attached. There were many types of storage. However, this type of sticking label (hereinafter referred to as “normal label”) has a problem in that waste is always generated because it is necessary to peel the release paper from the adhesive layer when used as a label. .
[0003]
Therefore, as a method that does not require a release paper, a heat-sensitive adhesive label having a heat-sensitive adhesive layer that normally exhibits non-adhesiveness on the back side of the sheet-like substrate, but develops adhesiveness when heated, and this A heat activation device has been developed for heating the heat-sensitive adhesive layer on the back side of the label to develop the adhesiveness.
[0004]
For example, as the above-described heat activation device, devices to which various heating methods such as a heating roll method, a hot air blowing method, an infrared radiation method, a method using an electric heater or a dielectric coil are applied as heating means have been proposed. Further, for example,
[0005]
Here, a conventional general configuration of a printer capable of recording on a heat-sensitive adhesive sheet will be described with reference to a thermal printer P2 in FIG.
[0006]
The thermal printer P2 in FIG. 10 includes a
[0007]
The heat-sensitive
[0008]
The
[0009]
The
[0010]
The
[0011]
In addition, if the heat-sensitive adhesive label is slackened during the conveyance, the label is likely to be wrinkled or a conveyance failure is likely to occur. Therefore, the conveyance speed (printing speed) by the
[0012]
According to the thermal printer P2 having such a configuration, after the adhesive force of the heat-sensitive
[0013]
[Patent Document 1]
JP-A-11-79152 (see FIG. 1, paragraphs [0024] and [0025])
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the printer P2 as shown in FIG. 10, when the cutting operation by the
[0015]
For this reason, when the label length is longer than the distance from the cutting position of the
[0016]
As a result, the heat-sensitive adhesive layer exhibiting adhesiveness sticks to the thermal activation thermal head 52 (heat generating element 51), and even if the conveyance is resumed, it is not smoothly conveyed, and so-called paper jam occurs. Or inconvenience that a conveyance failure occurs. In addition, there is a problem that the heat from the
[0017]
Therefore, a method (hereinafter referred to as method 1) that can cut the label without stopping the rotational drive of the thermal
[0018]
Other than this
[0019]
However, in the method 2, it is necessary to secure a distance from the cutting position of the
[0020]
As a result of intensive studies, the present inventors have not increased the size of the printer, and even for a label length longer than the distance from the cutting position of the
[0021]
However, this method is suitable for heat-sensitive adhesive labels, but the following two problems are expected when it is used for normal labels (sheets with labels attached to release paper): Therefore, it is carried out only with a printer dedicated to heat-sensitive adhesive labels.
1) The edge of the sheet-like label on the release paper is peeled off at the bent portion, and is caught at the entrance of the
2) The release paper is heated by the thermal activation
Therefore, in view of the above-described actual situation, an object of the present invention is to provide a printer capable of performing printing with either a heat-sensitive adhesive label or a normal label having a release paper attached to an adhesive surface.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a printer of the present invention includes a printing device having a printing unit that prints on one surface of a tape-like sheet and a first conveyance unit that conveys the sheet in a predetermined direction, and a subsequent stage of the printing device. Provided with a cutter device for cutting a sheet into a predetermined length, a heating device provided at a subsequent stage of the cutter device, for heating the other surface of the sheet, and a second conveying unit for conveying the sheet in a predetermined direction. Between the activation device, the space between the cutter device and the thermal activation device, the sheet can be slackened for a predetermined length, and the sheet has a printable layer formed on one side of the sheet-like substrate, and the other side is heat sensitive. When a heat-sensitive adhesive label is formed with a pressure-sensitive adhesive layer, a printable layer is formed on one side of the label base material, and a pressure-sensitive adhesive layer is formed on the other side. Normal label attached to paper In a case where the printing apparatus, and a control device for performing different control against the cutter device and the thermal activation device. Thereby, a heat-sensitive adhesive label and a normal label can be used together.
[0023]
It is preferable that the control device switches the operation when using the heat-sensitive adhesive label and when using the normal label by a switching signal. Thereby, operation switching can be automated.
[0024]
The control device sets the transport speed of the first transport means faster than the transport speed of the second transport means when the sheet is a heat-sensitive adhesive label, and sets the first speed when the sheet is a normal label. It is preferable to set the transport speed of the first transport means and the transport speed of the second transport means to be the same.
[0025]
In particular, when the sheet is a heat-sensitive adhesive label, the control device described above is configured so that the conveying speed of the first conveying means is faster than the conveying speed of the second conveying means, and the cutter device and the thermal activation device are used. After the heat-sensitive adhesive sheet is slackened for a predetermined length of time, the operation of the printing unit and the first transport unit is stopped while the operation of the heating unit and the second transport unit is continued, and the heat-sensitive adhesive is performed by the cutter device. Cut the label,
When the sheet is a normal label, the conveying speed of the first conveying means is the same as the conveying speed of the second conveying means, the operation of the heating means is stopped, the printing means, the first conveying means, and the second conveying means are stopped. It is preferable to operate the transport unit to transport the normal label, stop the operations of the first transport unit and the second transport unit, and cut the normal label by the cutter device.
[0026]
Thereby, in the case of a heat-sensitive adhesive label, the cutting speed between the cutter device and the thermal activation device is increased by making the conveying speed of the first conveying means faster than the conveying speed of the second conveying means. Cutting the heat-sensitive adhesive label by the cutter device without stopping the conveyance of the heat-sensitive adhesive label by the second conveying means of the thermal activation device by securing the amount of deflection more than the desired length in anticipation of time Therefore, it is possible to eliminate problems such as a paper jam caused by the heat-sensitive adhesive label sticking to the heating means, and unnecessary maintenance such as discharging the paper jammed label becomes unnecessary. Therefore, the production efficiency of the sticking label can be significantly improved.
[0027]
On the other hand, in the case of a normal label, when the label is cut by the cutter device, the heating unit is driven even if the conveyance is stopped in a state where the normal label exists between the heating unit of the heat activation device and the second conveyance unit. Therefore, there is no problem that the printable layer (thermosensitive coloring layer) of the normal label is inadvertently colored, or the danger of overheating the normal label.
[0028]
In the case of a normal label, the above-described control device preferably operates the cutter device only at the end of printing of the last label when cutting is not performed for each sheet.
[0029]
In the printer described above, the first conveying means is a printing platen roller disposed opposite to the printing means, and the second conveying means is a thermal activation platen roller disposed opposite to the heating means, and is normally labeled. It is preferable that the pressing force of the heat activation platen roller against the heating means is set to be smaller than that when the heat-sensitive adhesive label is conveyed. Thereby, meandering or skewing does not occur during the conveyance of the normal label having a thickness larger than that of the heat-sensitive adhesive label by the release paper, and the label can be printed satisfactorily.
[0030]
The printer preferably switches the setting of the pressing force applied to the heating means of the thermal activation platen roller by receiving the switching signal.
[0031]
The switching signal is in the form of a sheet, the form of a tube in which the sheet is rolled, the form of a support shaft that supports this pipe, the position of the holder to which this support shaft is attached, the black mark on the sheet, switch switching, or input data. Send based on.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0033]
"Printer Configuration"
FIG. 1 is a schematic diagram showing a configuration of a thermal printer P1 according to an embodiment of the present invention.
[0034]
The thermal printer P1 is a device that can use either a heat-sensitive adhesive label or a normal label.
[0035]
In this printer apparatus, a roll-like heat-
[0036]
Here, the heat-
[0037]
The
[0038]
Further, the
[0039]
Note that the rotation speed of the
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
The second guides 72 and 73 may be constituted by a single member having a concave portion on the upper side as a storage sheet portion, or the
[0043]
The
[0044]
In this embodiment, the thermal activation
[0045]
The
[0046]
FIG. 2 is a control block diagram of the thermal printer P1. The control unit of the thermal printer P1 includes a
[0047]
Based on the control signal transmitted from the
[0048]
Further, the
[0049]
It is also possible to separately provide drive sources (stepping motors) for the
[0050]
The
[0051]
The
[0052]
Next, the operation of the printer of this embodiment when using the heat-sensitive adhesive label and when using the normal label will be described.
[0053]
In the present embodiment, the distance from the printing platen roller 33 (printing thermal head 32) to the
[0054]
Further, the conveyance speed (activation speed Vh) by the
[0055]
"Operation when using heat-sensitive adhesive labels"
An example of printer operation when using a heat-sensitive adhesive label will be described.
[0056]
In the thermal printer P1 when the heat-sensitive adhesive label is used, the rotation of the pull-in
[0057]
First, a sheet-like heat-
[0058]
Next, the heat-
[0059]
Thereafter, the heat-
[0060]
At this time, since the heat-
[0061]
While the three
[0062]
When the end of the heat-
[0063]
The above printer operation example when using the heat-sensitive adhesive label is sufficient to continue the rotational drive of the heat-activating
[0064]
An example of this printer operation will be described with reference to FIG.
[0065]
Referring to FIG. 4, a sheet-like heat-
[0066]
Next, the heat-
[0067]
Thereafter, the heat-
[0068]
At this time, since the heat-
[0069]
A deflection amount (determined by integrating the activation speed Vh and the cutting operation time T) over a desired length in anticipation of the subsequent cutting operation time is secured, the predetermined printing is completed, and the desired amount in the heat-
[0070]
Then, the rotational driving of the drawing roller 54 (and the
[0071]
Thereafter, the heat-
[0072]
As described above for each printer operation, in the thermal printer P1 of this embodiment, the
[0073]
Further, according to the thermal printer P1 described above, since the
[0074]
In addition to the above printer operations, if the label length is shorter than the distance from the cutting position of the
[0075]
"Operation when using normal labels"
An example of the printer operation when the normal label is used will be described with reference to FIG. In the case of a normal label, a switching signal is not transmitted to the control unit of the printer body as in the case of using a heat-sensitive adhesive label. Since the control signal is not received by the control unit, it is determined that the normal label is used, and, as will be described later, the printing speed Vp and the activation speed are used in order to prevent the occurrence of “bending” as in the case of using the heat-sensitive adhesive label. Vh is set to be the same, and the thermal activation
[0076]
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of a label conveyance state when the
[0077]
First, a tape-shaped
[0078]
Next, the
[0079]
Thereafter, the
[0080]
Thereafter, when the desired cutting position on the
[0081]
Then, the cut
[0082]
When the normal label described above is used, in the thermal printer P1 of the present embodiment, the
[0083]
In the case of normal labels, rather than using labels that are cut and pasted after printing one by one, printing is performed on a predetermined number of labels on a tape-like backing sheet. There are many uses for "paste together" that pastes together. On the other hand, in the case of a heat-activatable adhesive label, if the heat-sensitive adhesive surface is thermally activated and then left to stand, the adhesive strength is reduced, so it is necessary to apply it immediately after the label is issued. Therefore, when issuing a normal label, after selecting whether or not to cut each sheet, if not cutting, the number of issued sheets is counted according to the continuous issued number data, and the cutter operates only at the time of the last issue. It is desirable to be able to switch the control method.
[0084]
Furthermore, the heat-sensitive adhesive label has a paper thickness of about 80 μm to 120 μm, whereas the normal label is provided with a release paper or the like, and thus is about 110 μm to 150 μm thicker than the heat-sensitive adhesive label. For this reason, the pressing force of the thermal
[0085]
"Example of switching signal transmitted when using heat-sensitive adhesive labels"
Next, switching signals received by the printer main body when switching from a normal label to a heat-sensitive adhesive label will be described with several types.
[0086]
A tape-like heat-sensitive adhesive label is generally wound around a paper tube in a roll shape. Further, by mounting this paper tube on a support shaft that is rotatably provided in the
[0087]
Therefore, when the paper tube around which the tape-like heat-sensitive adhesive label is wound is mounted on the support shaft of the
[0088]
1) Example 1 of switching judgment based on paper tube shape
For example, as shown in FIG. 6A, a
[0089]
Further, the
[0090]
2) Example 2 of switching judgment based on paper tube shape
As shown in FIG. 7 (a), the inner shape of the
[0091]
3) Example of switching judgment based on the diameter of the paper tube
In the case of a normal label, since the leading end of the label is easily peeled off from the release paper when it is tightly wound, the inner diameter (2 to 3 inches) of the
[0092]
4) Example of switching judgment based on paper tube length
As shown in FIG. 9, both ends or one end of a
[0093]
5) Example of switching judgment based on the holder position of the paper tube support shaft
In the same holder of the
[0094]
6) Example of switching judgment based on the color of the support axis of the paper tube
The support shaft of the normal label and the support shaft of the thermosensitive adhesive label are color-coded, and the color of the support shaft is optically identified when the support shaft is attached to the holder of the
[0095]
7) Example of switching judgment based on the difference in label paper width
In the normal label and the heat-sensitive adhesive label, the width of the normal label is wider than the normal label because the label is attached to the release paper (liner). The difference in paper width due to the presence or absence of the liner is detected by a mechanical or optical sensor, and the switching signal is transmitted.
[0096]
8) Example of switching judgment based on the difference in label paper quality
Usually, the label is affixed to a release paper (liner), and the heat-sensitive adhesive label does not have a liner or the like. Therefore, the normal label and the heat-sensitive adhesive label have a difference in color and reflectance between the front and back. This is detected by a mechanical or optical sensor and the above switching signal is transmitted.
[0097]
9) Example of switching judgment based on the difference in label paper thickness
Due to the presence or absence of the liner as described above, a difference in paper thickness occurs between the normal label and the heat-sensitive adhesive label. For example, the paper thickness of normal labels including release paper is 110 μm to 150 μm, and the paper thickness of heat-sensitive adhesive labels is 80 μm to 120 μm. Therefore, the difference in paper thickness due to the presence or absence of the liner is detected by a mechanical or optical sensor, and the switching signal is transmitted.
[0098]
10) An example of switching determination based on the presence or absence of a step in the label paper
Usually, since the label is attached to the liner, there is a step difference in the label thickness, but the heat-sensitive adhesive label has no step. Therefore, the presence or absence of the step is detected by a mechanical or optical sensor, and the switching signal is transmitted.
[0099]
11) Example of switching judgment based on the shape of the black mark on the label
A black mark is often printed on the label for positioning the paper. Therefore, the shape of the black mark is changed between the normal label and the heat-sensitive adhesive label, the difference in signal output by the PI sensor corresponding to the difference in shape is detected, and the above switching signal is transmitted.
[0100]
12) Example of switching judgment based on the black mark pattern on the label
By using a single or continuous (two-stage, three-stage) pattern for the black mark pattern, and changing the black mark pattern between the normal label and the heat-sensitive adhesive label, the PI sensor according to the pattern difference The signal difference is detected and the above switching signal is transmitted.
[0101]
13) Example of switching judgment at the position of the black mark on the label
A black mark for recognizing a heat-sensitive adhesive label is formed separately from the black mark for positioning the paper during conveyance, and the above switching signal is transmitted by detecting the signal from the PI sensor dedicated to the black mark for recognizing the heat-sensitive adhesive label. To do.
[0102]
14) Example of switching with printer operation panel switch
The above-mentioned switching signal is transmitted by turning ON / OFF a change-over switch installed on the printer operation panel.
[0103]
15) Example of switching with the switch on the printer body side
The above switching signal is transmitted by turning ON / OFF a switching switch installed in a part of the printer body.
[0104]
16) Example of switching on the operation screen on the printer side
The above switching signal is transmitted by selecting a mode on the operation screen registered in the controller unit of the printer in advance or selecting an output form (label type or the like).
[0105]
Although the embodiments of the present invention have been specifically described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0106]
For example, in the above-described embodiment, the application to a thermal printing apparatus such as a thermal printer has been described. However, the present invention can also be applied to a thermal transfer system, an inkjet system, a laser printing system, and the like. . In that case, instead of the thermal printing layer, a label that has been processed suitable for each printing method is used for the printable layer of the label.
[0107]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since either a heat-sensitive adhesive label or a normal label can be used in one printer, it is not necessary to prepare a dedicated machine according to those labels, and at the time of printer manufacture Capital investment can be reduced. Furthermore, compared with the case where a dedicated machine is prepared for each of the heat-sensitive adhesive label and the normal label, the cost for installing and managing the printer can be reduced, and the installation space can be effectively used.
[0108]
In addition, since it is possible to detect which one of the heat-sensitive adhesive label and the normal label is used by the switching signal, there is no error in the printer operation according to the label, and it is safe and secure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a configuration of a thermal printer P1 according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a control block diagram of a thermal printer P1 according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an example of a label conveyance state when a heat-sensitive adhesive label is used in the printer of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing another example of a label conveyance state when a heat-sensitive adhesive label is used in the printer of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating an example of a label conveyance state when a normal label is used in the printer of the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a method for detecting label switching in the printer of the present invention.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a method for detecting label switching in the printer of the present invention.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of a method of detecting label switching in the printer of the present invention.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a method for detecting label switching in the printer of the present invention.
FIG. 10 is a diagram illustrating a general configuration of a printer capable of recording on a heat-sensitive adhesive sheet.
[Explanation of symbols]
P1, P2 thermal printer
20 Label holder
30 Printing unit
31 Heating element
32 Thermal head for printing
33 Platen roller for printing
40 Cutter unit
41 Movable blade
42 Fixed blade
50 Thermal activation unit
51 Heating element
52 Thermal head for thermal activation
53 Platen Roller for Thermal Activation
54 Pull-in roller
60 heat-sensitive adhesive label (heat-sensitive adhesive sheet)
65 Normal label
70 Guiding means
71 First Guide
72 Second guide (printing unit side)
73 Second guide (thermal activation unit side)
74 Storage label section (storage sheet section)
81, 84, 86, 88, 92 Paper tube
81a Notch
82, 85, 87, 89, 91 Support shaft
83 projection
90 roll paper
100 CPU
101 ROM
102 RAM
103 Operation unit
104 Display section
105 I / F
106 Thermal head drive for printing
107 Thermal head driver for thermal activation
108 Cutter drive unit
109 First stepping motor
110 Second stepping motor
111, 112 Paper edge sensor
113 Switching signal receiver
Claims (6)
前記印字装置の後段に設けられ前記シートを所定の長さに切断するカッター装置と、
前記カッター装置の後段に設けられ、前記シートの他面を加熱する加熱手段と前記シートを所定の方向に搬送する第2の搬送手段を有する熱活性化装置と、
前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に、前記シートを所定長弛ませることのできる空間部と、
前記印字装置、前記カッター装置および前記熱活性化装置に対して制御を行う制御装置と、を備え、
前記制御装置は、切換え信号の受信の有無を判定することにより、使用する前記シートが、シート状基材の一面に印字可能層が形成され他面に感熱性粘着剤層が形成された感熱性粘着ラベルである場合は前記第2の搬送手段の搬送速度よりも前記第1の搬送手段の搬送速度の方を速く設定し、使用する前記シートが、ラベル基材の一面に印字可能層が形成され他面に粘着剤層が形成されていて、該ラベル基材がテープ状の剥離紙に貼り付けられた通常ラベルである場合は前記第1の搬送手段の搬送速度と前記第2の搬送手段の搬送速度とを同じに設定することを特徴とするプリンタ。A printing apparatus having printing means for printing on one surface of a tape-like sheet and first conveying means for conveying the sheet in a predetermined direction;
A cutter device provided at a subsequent stage of the printing device and cutting the sheet into a predetermined length;
A thermal activation device that is provided in a subsequent stage of the cutter device and includes a heating unit that heats the other surface of the sheet and a second transport unit that transports the sheet in a predetermined direction;
Between the cutter device and the thermal activation device, a space part that can loosen the sheet for a predetermined length,
Before SL printing apparatus, and a control unit for performing his hand system to the cutter device and the thermal activation device,
The control device determines whether or not a switching signal is received, so that the sheet to be used has a heat-sensitive adhesive layer formed on one side of the sheet-like base material and a heat-sensitive adhesive layer formed on the other side. In the case of an adhesive label, the conveyance speed of the first conveyance means is set faster than the conveyance speed of the second conveyance means, and the sheet to be used forms a printable layer on one surface of the label substrate. When the pressure sensitive adhesive layer is formed on the other side and the label base material is a normal label attached to a tape-like release paper, the transport speed of the first transport means and the second transport means A printer characterized in that the conveyance speed is set to be the same .
前記印字装置の後段に設けられ前記シートを所定の長さに切断するカッター装置と、
前記カッター装置の後段に設けられ、前記シートの他面を加熱する加熱手段と前記シートを所定の方向に搬送する第2の搬送手段を有する熱活性化装置と、
前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に、前記シートを所定長弛ませることのできる空間部と、
前記印字装置、前記カッター装置および前記熱活性化装置に対して制御を行う制御装置と、を備え、
前記制御装置は、切換え信号の受信の有無を判定することにより、
使用する前記シートが、シート状基材の一面に印字可能層が形成され他面に感熱性粘着剤層が形成された感熱性粘着ラベルであるときは、前記第2の搬送手段の搬送速度よりも前記第1の搬送手段の搬送速度の方を速くして前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に感熱性粘着シートを所定長弛ませた後、前記加熱手段および前記第2の搬送手段の動作を継続したまま、前記印字手段および前記第1の搬送手段の動作を停止し、前記カッター装置により感熱性粘着ラベルを切断し、
使用する前記シートが、ラベル基材の一面に印字可能層が形成され他面に粘着剤層が形成されていて、該ラベル基材がテープ状の剥離紙に貼り付けられた通常ラベルであるときは、前記第1の搬送手段の搬送速度と前記第2の搬送手段の搬送速度を同じにし、前記加熱手段の動作を停止し、前記印字手段、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段を動作して通常ラベルを搬送し、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段の動作を停止し、前記カッター装置により通常ラベルを切断する、制御を行うことを特徴とするプリンタ。 A printing apparatus having printing means for printing on one surface of a tape-like sheet and first conveying means for conveying the sheet in a predetermined direction;
A cutter device provided at a subsequent stage of the printing device and cutting the sheet into a predetermined length;
A thermal activation device that is provided in a subsequent stage of the cutter device and includes a heating unit that heats the other surface of the sheet and a second transport unit that transports the sheet in a predetermined direction;
Between the cutter device and the thermal activation device, a space part that can loosen the sheet for a predetermined length,
A control device for controlling the printing device, the cutter device and the thermal activation device,
The control device determines whether or not a switching signal is received,
When the sheet to be used is a heat-sensitive adhesive label in which a printable layer is formed on one surface of a sheet-like base material and a heat-sensitive adhesive layer is formed on the other surface, the conveyance speed of the second conveyance means Also, the heating means and the second conveying means are made after the conveying speed of the first conveying means is increased to loosen the heat-sensitive adhesive sheet between the cutter device and the thermal activation device for a predetermined length. The operation of the printing means and the first conveying means is stopped while continuing the operation of, and the heat-sensitive adhesive label is cut by the cutter device,
When the sheet to be used is a normal label in which a printable layer is formed on one side of the label base material and an adhesive layer is formed on the other side, and the label base material is attached to a tape-like release paper Makes the conveying speed of the first conveying means and the conveying speed of the second conveying means the same, stops the operation of the heating means, and prints the first conveying means and the second conveying means. A printer which controls the normal label by operating the means, stops the operation of the first conveying means and the second conveying means, and cuts the normal label by the cutter device .
通常ラベル搬送時の前記熱活性化用プラテンローラの前記加熱手段に対する押圧力が、感熱性粘着ラベル搬送時よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。The first conveying means is a printing platen roller disposed opposite to the printing means, and the second conveying means is a heat activation platen roller disposed opposite to the heating means,
3. The printer according to claim 2 , wherein the pressing force of the heat-activating platen roller during normal label conveyance to the heating means is set smaller than that during heat-sensitive adhesive label conveyance.
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