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JP2005070564A - 光ドロップケーブルの直線接続部構造 - Google Patents

光ドロップケーブルの直線接続部構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 余長処理機能を持たせ、また、支持線を樹脂被覆を被った状態のまま固定しても、十分な張力が得られる光ドロップケーブルの直線接続部構造の提供。
【解決手段】 光ファイバ心線部分16と支持線17とを一体化した光ドロップケーブル12の直線接続部構造11であって、両側の支持線17の端部を、接続部材20に取り付けた2本のボルト24にそれぞれ巻き付け締付けることで、接続部材20に固定する。各支持線17にスパイラルチューブ21を被せる。両側の光ファイバ13aどうしを接続したメカニカルスプライス22を接続部材20の回りを回して各光ファイバ13aをスパイラルチューブ21の外周に螺旋状に巻き付け、その状態でメカニカルスプライス22を接続部材20のメカニカルスプライス取付部23に取り付ける。これら全体を保護スリーブ28内に収容し、両端に端面キャップ29を被せる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光通信網の架空光ケーブルから各家屋に光ファイバを引き込むための光ドロップケーブルに関し、特に、光ファイバ心線部分と支持線とを一体化した光ドロップケーブルの直線接続部構造に関する。
上記の光ドロップケーブルはいわゆるFTTH等で使用されるが、光ドロップケーブルの支障移転、切断事故等で延長した場合に、光ドロップケーブルを直線的に接続することが必要となる。この場合の光ドロップケーブルの直線接続部構造として、従来より種々のものがあるが、例えば、図15にその一例を示す。同図において、1は光ドロップケーブルである。図15(イ)の通り、光ドロップケーブル1は光ファイバ心線部分2と支持線3とを一体化した構造である。両側の光ドロップケーブル1の端部近傍を光ファイバ心線部分2と支持線3部分とに引き裂き、さらに光ファイバ心線部分2から露出させた光ファイバ心線2aどうしはメカニカルスプライス(光ファイバ接続器)4で接続し、両側の支持線3の端部は、樹脂被覆を剥いた上で連結スリーブ6に通して重ね圧着工具でカシメて連結固定している。そして、図15(ロ)のように、予め光ドロップケーブル1に通していた保護スリーブ7をスライドさせて、接続部近傍全体を覆い、かつ、同じく予め光ドロップケーブル1に通していた端面キャップ8を保護スリーブ7の両端に被せる。また、図示は省略するが、保護スリーブ7と端面キャップ8との境目、および端面キャップ8と光ドロップケーブル1の境目にはテーピング処理を施す。
上記従来の光ドロップケーブルの直線接続部構造9は、光ファイバ心線2aの余長処理が考慮されていない。したがって、接続に失敗した場合や余長が余り過ぎる場合等には、やり直さなければならず、作業性が極めて悪い。
また、両側の支持線3は連結スリーブのカシメにより互いに連結固定されているが、必要な張力を得るためには支持線3の樹脂被覆を剥いて圧着する必要があるので、樹脂被覆を剥く作業のために作業性が悪くなる。また、圧着工具という特殊工具が必要なので、煩雑である。
また、従来の他の光ドロップケーブルの直線接続部構造として、余長処理を考慮したものもあるが、その場合には、余長処理部分が嵩張った構造となり、外観、風圧等の点で好ましくないものである。
また、支持線を固定する手段として、カシメによらない方法では、支持線を板状の支持線固定金具の穴に通し段差状(Z形)に折り曲げかつ折曲部近傍を金具でロックして固定する方法もあるが、この支持線固定方法では、支持線が折り曲げ部で破断する恐れがある。
また、両側の支持線をそれぞれU字形に折り曲げ互いに絡ませたその上にテープを巻き付けて、両支持線を連結固定するものもあるが、この方法では、U字形に折り曲げた支持線の曲げ戻りが生じる恐れがあり、十分な張力が得られない可能性がある。
また、支持線の樹脂被覆を剥いてボルトにて圧接する方法もあるが、この場合、支持線が外部に出ているため、腐食等で断線する可能性がある。
また、図15のような両側の支持線の固定部と光ファイバ心線の接続部とを保護スリーブ7内に収容した構成とせずに、支持線の固定部と光ファイバ心線の接続部と別個に設け、両者をPVCテープの巻き付けで一体化する方法もあるが、このような方法では、光ファイバ心線部分を支持線から分離した個所等において光ファイバ心線部分を把持することが必要となり、煩雑である。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、特殊工具の使用が不要であり、余長処理機能を有しており、支持線の樹脂被覆を剥くことなく十分な張力での支持線固定が可能な光ドロップケーブルの直線接続部構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の発明は、光ファイバ心線部分と支持線とを一体化した光ドロップケーブルの直線接続部構造であって、
両側の支持線を固定するための支持線固定部と両側の光ファイバ心線を接続する光ファイバ接続器を取り付けるための光ファイバ接続器取付部とを持つ接続部材を備え、両側の支持線を、当該支持線の端部を前記接続部材の支持線固定部に螺合させた2本のボルトにそれぞれ巻き付け締付けることで、接続部材に固定し、各支持線の端部近傍にチューブを被せ、両側の光ファイバ心線どうしを接続した光ファイバ接続器を前記接続部材の回りを回して各光ファイバ心線をチューブの外周に螺旋状に巻き付け、その状態で前記光ファイバ接続器を前記接続部材の光ファイバ接続器取付部に取り付け、これら全体を保護スリーブ内に収容したことを特徴とする。
請求項2の発明は、光ファイバ心線部分と支持線とを一体化した光ドロップケーブルの直線接続部構造であって、
両側の支持線を固定するための、側縁部に少なくとも4つ以上のスリットを間隔をあけて設けた板状の支持線固定部と両側の光ファイバ心線を接続する光ファイバ接続器を取り付けるための光ファイバ接続器取付部とを持つ接続部材を備え、両側の支持線を、当該支持線の端部を前記接続部材の支持線固定部のそれぞれの側のスリットに編み込むとともに各支持線の端末部を相手側の支持線に添わせ結束することで、接続部材に固定し、各支持線の端部近傍にチューブを被せ、両側の光ファイバ心線どうしを接続した光ファイバ接続器を前記接続部材の回りを回して各光ファイバ心線をチューブの外周に螺旋状に巻き付け、その状態で前記光ファイバ接続器を前記接続部材の光ファイバ接続器取付部に取り付け、これら全体を保護スリーブ内に収容したことを特徴とする光ドロップケーブルの直線接続部構造。
請求項3は、請求項2の光ドロップケーブルの直線接続部構造において、支持線固定部に、スリットに代えて穴を設けたことを特徴とする。
請求項4は、請求項1、2又は3におけるチューブがスパイラルチューブであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、光ドロップケーブルの直線接続作業において、圧着工具等の特殊工具は全く必要としない。したがって、接続作業が簡便になる。
また、光ファイバがチューブの外周に螺旋状に巻かれているので、この螺旋状の巻き付け部分が余長収納部となる。すなわち、余長処理機能が確保される。
支持線の固定は、接続部材に螺合させたボルトに巻き付け、圧接(ボルト締め付け)することによるものなので、支持線を樹脂被覆を被った状態で固定しても、十分な張力が得られる。したがって、樹脂被覆を剥く作業が不要となり、作業性が向上する。また、樹脂被覆を剥かないので、支持線の腐食等の恐れもない。
また、支持線はボルトにU字形に巻き付けるだけで急角度に折り曲げることはしないので、支持線の破断の恐れはない。
また、接続部近傍の全体が保護スリーブ内に収納されるので、光ファイバ心線部分を支持線から分離した個所において光ファイバ心線部分を把持する等の必要はなく、簡便である。
余長処理は光ファイバをチューブに螺旋状に巻き付けるものなので、余長処理のために嵩張ることはなく、コンパクトな直線接続部構造が得られる。
請求項2の発明によれば、請求項1と同様に、特殊工具を必要としない、余長処理機能が確保される、光ファイバ心線部分を把持する必要がない、コンパクトな直線接続部構造が得られる等の効果が得られる。
そして、支持線の固定は、支持線を板状の支持線固定部のスリットに編み込むものであるから、支持線を樹脂被覆を被った状態で固定しても、十分な張力が得られる。樹脂被覆を剥くことが不要なので、請求項1と同様に、作業性が向上し、支持線の腐食等の恐れもない。また、急角度に折り曲げることはしないので支持線の破断の恐れはない。さらに、その編み込み作業は極めて簡単であり、その点でも作業性は良好である。
以下、本発明を実施した光ドロップケーブルの直線接続部構造について、図面を参照して説明する。
図1は請求項1の発明の一実施例の光ドロップケーブルの直線接続部構造11の一実施例を示すもので、(イ)は要部切欠平面図、(ロ)は要部切欠側面図である。実施例で用いている光ドロップケーブル12は、図11に示すように、2心の光ファイバテープ心線13の両側に抗張力材14を配置しポリエチレンやポリ塩化ビニル等の樹脂被覆(シース)15aを施した光ファイバ心線部分16と、鋼線17aに樹脂被覆15bを施した支持線17とをくびれ部15cを介して一体接続した構成である。また、光ファイバ心線部分16の樹脂被覆15aにはノッチ15dを入れており、このノッチ15dから裂くことで、容易に光ファイバテープ心線13を取り出すことができる。
図2は図1(イ)の要部拡大図、図3は図2の要部についての底面図である。図4(イ)は図2の要部についてのA−A断面図、(ロ)は(イ)におけるメカニカルスプライス(光ファイバ接続器)のみを示した拡大断面図である。図5は図1(ロ)の要部拡大図である。
これらの図において、20は接続部材である。接続部材20は、図3、図4(イ)等にも示すように、2本のボルト24を螺合させた支持線固定部23を備え、両側の支持線17は、各ボルト24にそれぞれ巻き付け締め付けることで、接続部材20に固定される。また、支持線17にはスパイラルチューブ21が被せられる。スパイラルチューブは、ポリエチレン、ナイロン、あるいはフッ素樹脂などのプラスチックからなる、例えば押出し成形による螺旋帯状の柔軟な部品であり、線状材等に途中から巻き付けてそれに被せることができる部材である。
また、接続部材20は、図2、図4(イ)にも示すように、押さえ部25aを設けたメカニカルスプライス取付部(光ファイバ接続器取付部)25を備えている。両側の光ドロップケーブル12の光ファイバ心線部分16からそれぞれ取り出したそれぞれ2本の光ファイバ13aはメカニカルスプライス22で接続し、接続後、メカニカルスプライス22の部分を接続部材20の回りを回すことで、光ファイバ13aをスパイラルチューブ21の外周に螺旋状に巻き付け、その状態で、メカニカルスプライス22を接続部材20のメカニカルスプライス取付部25に取り付けている。このように、光ファイバ13aがスパイラルチューブ21の外周に螺旋状に巻かれていることで光ファイバ13aの余長が確保される。本発明で用いられるメカニカルスプライス22の構造については次に述べるが、図4(ロ)に断面を模式的に示す。
本発明にて用いられるメカニカルスプライス(光ファイバ接続器)について説明する。光ファイバの接続は大別して光ファイバを溶融する方法と、固定部材により光ファイバを位置決めして機械的に挟み込む方法があり、メカニカルスプライスとは後者の方式を総称するものである。ここで、本発明において好適に用いられるメカニカルスプライスとしては、例えば、特願平7−313247(光ファイバ接続器)が挙げられる。ここでは、このメカニカルスプライス22は、図12〜図14に示すように、光ファイバの固定用部材として、ベース61と押さえ蓋62と、該ベース61と押さえ蓋62とを内装してこれらにクランプ力を付与するクランプ手段としてのC型バネ63とで構成されている。そして、ベース61と押さえ蓋62との間において、両側の光ファイバ心線を調心位置決めする精密V溝による位置決め溝64が、いずれかの固定部材61、62面に形成されていて、上下の固定部材61,62に挟み込まれた光ファイバが機械的、かつ光学的に位置決め接続されている。また、押さえ蓋62は、光ファイバの接続部を押圧固定する中央部62aと、その両脇の光ファイバ被覆部を押圧する側部62bの3部品に3分割されていて、これら部品が組み合わさって全体として一つの部材となっている。3分割にする理由は光ファイバの各部外径が異なることと、各部に必要な押圧力が異なるためであることは周知である。一方、メカニカルスプライスの側面には、4個の開口溝65が、ベース61と押さえ蓋62との境界線に臨む部分に形成されている。この開口溝65は、光ファイバ挿入時に、クランプ力に抗して楔状の開口部材を圧入するためのものであり、メカニカルスプライス本体の各部に分散配置されているため、前記各部に対して、精密調心位置決めに必要な最適な開閉量を実現することができる。
なお、3分割構造は一実施例であり、要求される仕様によっては蓋が1体成形されたものを採用することができ、開口溝の数もやはり4口以外を採用することができる。さらに、メカニカルスプライスの他の方式としては、上下2枚の固定部材により挟み込む方式以外にも種々あるが、本発明は、ドロップケーブルの接続にメカニカルスプライスを使用する点にあるので、他方式のメカニカルスプライス使用を排除する意図はない。
そして、これら全体を保護スリーブ28内に収容し、保護スリーブ28の両端に端面キャップ29を被せている。なお、保護スリーブ28と端面キャップ29との間、及び端面キャップ29と光ドロップケーブル12との境目にはそれぞれテーピング処理が施されている。テーピング処理部を31、32で示す。
上記の直線接続部構造11を得る手順について説明する。接続すべき両側の光ドロップケーブル12の一方の光ドロップケーブル12に端面キャップ29および保護スリーブ28を通しておき、他方の光ドロップケーブル12に反対側の端面キャップ29を通しておく。各光ドロップケーブル12において、支持線17と光ファイバ心線部分16との所定長さ部分を、くびれ部15cで引き裂いて分離させる。
次いで、両側の支持線17をそのまま(樹脂被覆15bが被ったまま)接続部材20の支持線固定部23の各ボルト24にそれぞれ巻き付けこれを締め付けて、接続部材20に固定する。その後、支持線17の端部近傍にスパイラルチューブ21を巻き付けて被せる。スパイラルチューブ21は接続部材20に概ね当たるまで被せるとよい。なお、スパイラルチューブ21は予め支持線17に被せていてもよい。スパイラルチューブ21に代えて単なるチューブを用いることもできる。しかし、単なるチューブの場合は、支持線17を接続部材20に固定する前に、予め支持線17に通しておく。
両側の光ドロップケーブル12の光ファイバ心線部分16からそれぞれ光ファイバテープ心線13を取り出し、両側の光ファイバ13aどうしをメカニカルスプライス22で接続する。メカニカルスプライス22による接続作業は説明を省略する。その後、メカニカルスプライス22の部分を接続部材20の回りを回して、図2にも示すように光ファイバ13aをスパイラルチューブ21の外周に螺旋状に巻き付け、その状態でメカニカルスプライス22を接続部材20のメカニカルスプライス取付部25に押し込んで取り付ける。なお、図2では光ファイバ13aの螺旋状の巻き付けピッチを誇張して短く示しているが、螺旋巻きの態様は光ファイバの許容曲げ半径の範囲で任意である。
次いで、保護スリーブ28をスライドさせて接続部近傍全体に被せ、保護スリーブ28の両端に端面キャップ29をそれぞれスライドさせて保護スリーブ28の端部に被せ、次いで、保護スリーブ28と端面キャップ29との間、及び端面キャップ29と光ドロップケーブル12との境目にそれぞれ、シーリングテープを巻き付けその上にポリ塩化ビニル(PVC)テープを巻き付ける、等のテーピング処理を施す。以上により、両側の光ドロップケーブル12の直線接続が行なわれる。
上記の光ドロップケーブル12の直線接続作業では、図15に示した従来構造と異なり、圧着工具等の特殊工具は全く必要としない。
また、光ファイバ13aがスパイラルチューブ21の外周に螺旋状に巻かれているので、この螺旋状の巻き付け部分が余長収納部となり、光ファイバの接続に失敗しても容易に再接続できる。そして、その場合には光ファイバ13aの螺旋状の巻き付け回数を減らせばよい。
支持線17の固定は、接続部材20のボルト24に巻き付け、圧接(ボルト締め付け)することによるものなので、支持線17は樹脂被覆15bを被った状態でも、十分な張力を得られる。
また、支持線17と光ファイバ心線部分16とは保護スリーブ28内に収納されるので、光ファイバ心線部分を支持線から分離した個所等において光ファイバ心線部分を把持することが必要となることはなく、簡便である。また、嵩張らずに、コンパクトな接続部構造が得られる。
図6は請求項2の発明の一実施例の光ドロップケーブルの直線接続部構造41の一実施例を示すもので、(イ)は要部切欠平面図、(ロ)は要部切欠側面図である。光ドロップケーブル12は実施例1と同じである。
図7は図6(イ)の要部拡大図、図8(イ)は図7の要部についてのB−B断面図、(ロ)は支持線が支持線固定部に編み込まれた状態を模式的に説明する図、図9は図6(ロ)の要部拡大図である。
実施例2は接続部材50の部分が実施例1と異なるのみで、他の部分は同じなので、同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。接続部材50は、図7〜図9にも示すように、側縁部に4つのスリット51を間隔をあけて設けた板状の支持線固定部53を有し、この支持線固定部53の両側にメカニカルスプライス取付部55を備えている。実施例のスリット51は、図9に示すように、浮き上がりを防止するために奥端部を左右(図9で左右)に広げた逆T字形をなしている(なお、図8(ロ)ではスリット51は逆T字形に表していない)。メカニカルスプライス取付部55は基本的には実施例1と同様な取り付け方式であるが、図8(イ)でそれぞれ内側に向いた押さえ部55aを備えている。
図8(ロ)に模式的に示すように、両側の支持線17の端部を、樹脂被覆15bが被ったままそれぞれの側の2つのスリット51に編み込む(2つのスリット51にS字形または逆S字形に嵌めこむ)とともに、各支持線17の端末部を相手側の支持線17に添わせ、インシュロックタイ等の結束部材56で結束することで、各支持線17を接続部材50に固定している。
上記の接続部材50による支持線17の固定によれば、支持線17を支持線固定部53のスリット51に編み込む構成であるから、支持線17は樹脂被覆17bを剥かずにそのまま編み込んで接続部材50に固定することができる。また、その編み込み作業は極めて簡単である。
なお、支持線固定部53に設けるスリット51は、少なくとも片側2つ以上であれば、十分な張力を確保できる。
図10に示した接続部材50’のように、板状の支持線固定部53’に、実施例2の支持線固定部53のスリット51に代えて、穴51’を設けてもよい。この場合、支持線17は2つの穴51’に逆向きから交互に通して編み込むことになる。
本発明の実施例1の光ドロップケーブルの直線接続部構造を示すもので、(イ)は要部切欠平面図、(ロ)要部切欠側面図である。 図1(イ)の要部拡大図である。 図2の要部についての底面図である。 (イ)は図2の要部についてのA−A断面図、(ロ)は(イ)におけるメカニカルスプライスのみを示した拡大断面図である。 図1(ロ)の要部拡大図である。 本発明の実施例2の光ドロップケーブルの直線接続部構造を示すもので、(イ)は要部切欠平面図、(ロ)要部切欠側面図である。 図6(イ)の要部拡大図である。 (イ)は図7の要部についてのB−B断面図、(ロ)は支持線が支持線固定部に編み込まれた状態を模式的に説明する説明図である。 図6(ロ)の要部拡大図である。 本発明の実施例3を示すもので、図8(ロ)に対応する図である。 実施例で用いた光ドロップケーブルの断面図である。 本発明で用いられる好適なメカニカルスプライス(光ファイバ接続器)を説明するもので、(イ)はメカニカルスプライスの正面図、(ロ)は平面図である。 図12のメカニカルスプライスの縦断面図である。 図12のメカニカルスプライスの位置決め溝の近傍の拡大図である。 従来の光ドロップケーブルの直線接続部構造の一例を示すもので、(イ)は内部構造を説明する斜視図、(ロ)は保護スリーブを被せる要領を説明する側面図である。
符号の説明
12 光ドロップケーブル
13 光ファイバテープ心線
13a 光ファイバ
14 抗張力材
15a、15b 樹脂被覆
15c くびれ部
15d ノッチ
16 光ファイバ心線部分
17 支持線
17a 鋼線
20、50、50’ 接続部材
21 スパイラルチューブ
22 メカニカルスプライス(光ファイバ接続器)
23、53、53’ 支持線固定部
24 ボルト
25、55 メカニカルスプライス取付部(光ファイバ接続器取付部)
25a、55a 押さえ部
28 保護スリーブ
29 端面キャップ
31、32 テーピング処理部

Claims (4)

  1. 光ファイバ心線部分と支持線とを一体化した光ドロップケーブルの直線接続部構造であって、
    両側の支持線を固定するための支持線固定部と両側の光ファイバ心線を接続する光ファイバ接続器を取り付けるための光ファイバ接続器取付部とを持つ接続部材を備え、
    両側の支持線を、当該支持線の端部を前記接続部材の支持線固定部に螺合させた2本のボルトにそれぞれ巻き付け締付けることで、接続部材に固定し、
    各支持線の端部近傍にチューブを被せ、
    両側の光ファイバ心線どうしを接続した光ファイバ接続器を前記接続部材の回りを回して各光ファイバ心線をチューブの外周に螺旋状に巻き付け、
    その状態で前記光ファイバ接続器を前記接続部材の光ファイバ接続器取付部に取り付け、
    これら全体を保護スリーブ内に収容したことを特徴とする光ドロップケーブルの直線接続部構造。
  2. 光ファイバ心線部分と支持線とを一体化した光ドロップケーブルの直線接続部構造であって、
    両側の支持線を固定するための、側縁部に少なくとも4つ以上のスリットを間隔をあけて設けた板状の支持線固定部と両側の光ファイバ心線を接続する光ファイバ接続器を取り付けるための光ファイバ接続器取付部とを持つ接続部材を備え、
    両側の支持線を、当該支持線の端部を前記接続部材の支持線固定部のそれぞれの側のスリットに編み込むとともに各支持線の端末部を相手側の支持線に添わせ結束することで、接続部材に固定し、
    各支持線の端部近傍にチューブを被せ、
    両側の光ファイバ心線どうしを接続した光ファイバ接続器を前記接続部材の回りを回して各光ファイバ心線をチューブの外周に螺旋状に巻き付け、その状態で前記光ファイバ接続器を前記接続部材の光ファイバ接続器取付部に取り付け、
    これら全体を保護スリーブ内に収容したことを特徴とする光ドロップケーブルの直線接続部構造。
  3. 前記支持線固定部に、スリットに代えて穴を設けたことを特徴とする請求項2記載の光ドロップケーブルの直線接続部構造。
  4. 前記チューブがスパイラルチューブであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の光ドロップケーブルの直線接続部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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