JP2005054336A - 印刷用塗被紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】 顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した場合に、カレンダーロール汚れがなく、密度が1.15g/cm3以下の低密度で光沢度に優れ、光沢ムラの良好な印刷用塗被紙に関するものである。
【解決手段】 原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した印刷用塗被紙において、前記印刷用塗被紙の光沢度が60%以上であり、カレンダー処理後の前記塗被層の表面強度がワックスピック試験(T 459 om−83)で9A以上であることを特徴とする印刷用塗被紙。
【選択図】なし
【解決手段】 原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した印刷用塗被紙において、前記印刷用塗被紙の光沢度が60%以上であり、カレンダー処理後の前記塗被層の表面強度がワックスピック試験(T 459 om−83)で9A以上であることを特徴とする印刷用塗被紙。
【選択図】なし
Description
本発明は印刷用塗被紙の製造に関し、カレンダー汚れが良好で低密度であり、光沢度に優れ、光沢ムラの良好な印刷用塗被紙に関するものである。
印刷用塗被紙は一般に原紙上に顔料と接着剤を主成分とする塗被層を設けて製造され、キャストコート紙やアート紙、コート紙や微塗工紙に分類される。これらの印刷用塗被紙は多色印刷物としてポスターやカタログ、パンフレット、チラシ等の商業印刷物や、書籍、雑誌等の出版物などで主に使用されている。近年、これらの印刷用塗被紙は高級化が進展し、ポスターやカタログの印面の光沢感や平滑性をより高く求められるようになった。また、近年の低コスト化指向により、従来の紙厚、印刷品質を維持しながら軽量化する要望が増してきている。これらの要求を満たすためには、印刷塗被紙が高い光沢度と平滑性を有していること、低密度で紙厚が厚いことが重要である。
印刷用塗被紙の光沢度や平滑性を高める方法としては、カレンダー処理でのロール温度や線圧を高め、或いはニップ数を増やす方法があり、これにより光沢度や平滑性の高い塗被紙が得られるが、あまりにロール温度や線圧を高め、或いはニップ数を増やすと目標とする紙厚が得られ難く嵩が失われ、併せて剛度や不透明度が低下する。近年、嵩高な塗被紙を製造する方法として、高温でのソフトカレンダー処理が一般的に行われるようになり、高温のロールで紙表面のみ可塑化させて平滑性や白紙光沢度を向上させることを目的に、高温、低線圧で使用される傾向が強くなっている(特許文献1、2、3を参照)。
また、印刷用塗被紙の光沢度を高める方法として、塗被層に比重が小さく、熱可塑性の高いプラスチックピグメントやバインダーピグメントを使用することにより、カレンダー線圧を低くしても高光沢が保てるため、嵩高で光沢の高い塗被紙が得られるが、これらを添加すると一般に塗被層のカレンダーとの粘着性が向上し、カレンダー処理を行う際に塗被層がカレンダーロールに付着する所謂カレンダーロール汚れのトラブルが起こり易く、印刷用塗被紙の面質を損なうことにもなる。このような熱カレンダー使用時のカレンダーロール汚れ(以下ロール汚れ)を防止する対策として種々の方法が提案されている。例えば、ガラス転移温度25〜50℃のラテックスと特定の澱粉を配合した塗料を塗被し、特定条件で乾燥する方法(特許文献4を参照)、また、ガラス転移温度が−100℃から50℃の間に二つあり、それらの差が5℃以上であるラテックスを使用する方法などが提案されている(特許文献5を参照)が、これらの方法でもロール汚れを軽減できるが、表面強度等の印刷品質が低下することがあり、また、ロール汚れも皆無にすることが難しい。さらに、カレンダー仕上げ前に紙水分を4.5重量%以下にする方法が提案されている(特許文献6を参照)が、この方法もロール汚れを軽減できるが、得られた紙をオフセット枚葉印刷用途で使用する場合は、吸湿による山姿不良や紙癖不良の発生が懸念される。このように従来の技術では高光沢で嵩高であり、しかもロール汚れが無く安定して製造でき、光沢ムラの良好な印刷用塗被紙が得られていないのが実情である。
特開平06−294100号公報
特開平09−256296号公報
特開平10−226994号公報
特開平07−30799号公報
特開平11−50394号公報
特開平09−158080号公報
また、印刷用塗被紙の光沢度を高める方法として、塗被層に比重が小さく、熱可塑性の高いプラスチックピグメントやバインダーピグメントを使用することにより、カレンダー線圧を低くしても高光沢が保てるため、嵩高で光沢の高い塗被紙が得られるが、これらを添加すると一般に塗被層のカレンダーとの粘着性が向上し、カレンダー処理を行う際に塗被層がカレンダーロールに付着する所謂カレンダーロール汚れのトラブルが起こり易く、印刷用塗被紙の面質を損なうことにもなる。このような熱カレンダー使用時のカレンダーロール汚れ(以下ロール汚れ)を防止する対策として種々の方法が提案されている。例えば、ガラス転移温度25〜50℃のラテックスと特定の澱粉を配合した塗料を塗被し、特定条件で乾燥する方法(特許文献4を参照)、また、ガラス転移温度が−100℃から50℃の間に二つあり、それらの差が5℃以上であるラテックスを使用する方法などが提案されている(特許文献5を参照)が、これらの方法でもロール汚れを軽減できるが、表面強度等の印刷品質が低下することがあり、また、ロール汚れも皆無にすることが難しい。さらに、カレンダー仕上げ前に紙水分を4.5重量%以下にする方法が提案されている(特許文献6を参照)が、この方法もロール汚れを軽減できるが、得られた紙をオフセット枚葉印刷用途で使用する場合は、吸湿による山姿不良や紙癖不良の発生が懸念される。このように従来の技術では高光沢で嵩高であり、しかもロール汚れが無く安定して製造でき、光沢ムラの良好な印刷用塗被紙が得られていないのが実情である。
解決しようとする問題点は、顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した場合に、カレンダーロール汚れがなく、密度が1.15g/cm3以下の低密度で光沢度に優れ、光沢ムラの良好な印刷用塗被紙を提供することである。
本発明は、原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した印刷用塗被紙において、前記印刷用塗被紙の光沢度が60%以上であり、カレンダー処理後の前記塗被層の表面強度がワックスピック試験(T 459 om−83)で9A以上であることを特徴とする。
最外層塗被層の前記接着剤が、平均粒子径が50〜115nmで連続異組成型のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスであることが好ましい。なお、平均粒子径は、レーザー散乱式の装置での測定値を表す。
原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した印刷用塗被紙において、最外層塗被層が、顔料100質量部当りプラスチックピグメントを1〜15質量部、顔料100質量部に対して、平均粒子径が50〜115nmで連続異組成型のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスを8〜20質量部を含有したことを特徴とする。
最外層塗被層の前記接着剤が、平均粒子径が50〜115nmで連続異組成型のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスであることが好ましい。なお、平均粒子径は、レーザー散乱式の装置での測定値を表す。
原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した印刷用塗被紙において、最外層塗被層が、顔料100質量部当りプラスチックピグメントを1〜15質量部、顔料100質量部に対して、平均粒子径が50〜115nmで連続異組成型のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスを8〜20質量部を含有したことを特徴とする。
本発明者らは嵩高であり、しかもプラスチックピグメントやバインダーピグメント等を使用して光沢度を高めた際の欠点であるカレンダーロール汚れの発生しやすさを抑える製造方法について検討を重ねた。その結果、塗被層中の接着剤に平均粒子径が50〜115nmで連続異組成型のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスを配合し、塗被層表面強度をワックスピック強度で9A以上の強度を持たせることで本発明の所望の効果が得られることを見出した。
ワックスピック試験とはT 459 om−83に示された方法のことで、通常は上質紙や原紙に使用され、ラテックスなどの熱可塑性樹脂を含む塗被紙には適用できないとされている。熱カレンダー処理のような高温ロールと接触する際、塗工層の一部がロールに付着する、所謂ロール汚れの現象は、塗工紙で一般に行われている表面強度の試験法、すなわちIGTピックやRI印刷試験法とでは相関関係が見られないが、ワックスピック試験がロール汚れと非常によい相関関係があることを見出し本発明を完成した。
ちなみに、カレンダー処理後の塗被層の表面強度がワックスピック強度で9A以上、好ましくは9A〜13Aに調整する。ワックスピック強度が9A未満である場合、塗工紙表面の表面強度が熱カレンダーロールとの粘着力を下回り、塗工層表面がカレンダーロールに取られ、カレンダーロール汚れの発生が顕著になり、結果として塗被紙の光沢ムラが生じ、発生頻度が高い場合には欠陥となることがある。ワックスピック強度の上限は特に規定するものではないが、13Aを超えると光沢度の低下を引き起こすほか、インキ着肉性やブリスターなどの印刷適性の低下が懸念され、かつコスト高にもなる。
なお、カレンダー処理後の塗被層のワックスピック強度を9A以上に調整するためには、カレンダー処理前でワックスピック強度は8A以上であることが好ましい。
ワックスピック強度を所望の強度に調整するには、接着剤として使用されるラテックスに特定の粒子径のものを使用することが好ましい。すなわち平均粒子径が50〜115nm、好ましくは70〜110nmで、かつ連続異組成型のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスを使用することがカレンダーロール汚れを防止する点で好ましい。ラテックスの平均粒子径が115nmを超えるとワックスピック強度を所望の値以上とするには、すなわち塗工層の表面強度が熱カレンダーロールとの粘着力より勝るには過剰量を添加しなければならず、光沢低下や印刷適性が低下するなどの問題点がある。一方、平均粒子径が50nm未満になるとラテックスの機械安定性等が低下し、その結果、塗工時の操業性が低下することがある。連続異組成型とはラテックスの中心から最外郭層に向けて連続的に組成が変化している構造のものであり、示差走査熱量計(DSC)等でガラス転移温度を測定した場合に明確なガラス転移温度を示さないタイプのラテックスのことである。なお、製造方法については限定されないが、例えば以下の方法で得られる(特許文献7を参照)。公知のラテックスのモノマー組成は特に特定されるものではないが、中心部のガラス転移温度が−50℃〜10℃、最外郭のガラス転移温度が−10℃〜50℃となるようにモノマー組成が調整されている。このような特定のラテックスの使用量は塗工層のワックスピック強度が所望の強度になるよう顔料100質量部に対し8〜20質量部、好ましくは8〜15質量部の範囲で調節される。
特開平11−189627号公報
さらに、上述のカレンダー処理において、JIS B 0601−1994に基づく表面粗さにおいて、中心線平均粗さ(Ra75)が0.7μm以下でかつ、Ra75のR値が0.3μm以下の弾性ロールを用いた熱カレンダー処理を行うことにより、光沢度、光沢ムラのより良好な塗被紙が得られることを見出した。なお、R値は、弾性ロールの場所を変えてRa75を20箇所測定したときの最大、最小値の偏差を表す。すなわち、弾性ロールのRa75が0.7μmを超える場合、所望の光沢度が得られにくく、またRa75のRが0.3μmを超える場合、光沢ムラが発生しやすい傾向にある。なお、熱ソフトカレンダーにおける金属ロールの表面温度は100〜200℃、線圧は40〜100kN/m程度であり、スタック数は1〜2程度である。
本発明の塗被層を構成する成分としては、例えば顔料成分としてカオリン、デラミネーテッドカオリン、タルク、サチンホワイト、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、石膏,硫酸バリウム、ホワイトカーボン,焼成カオリン,構造化カオリン、珪藻土,炭酸マグネシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ベントナイト、セリサイト等の無機顔料、ポリスチレン樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹脂微粒子、中空プラスチックピグメント、多孔質微粒子等のプラスチックピグメント等の塗工紙製造分野で従来から使用されている各種顔料の一種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
前記顔料の中でも本発明の所望の効果を得るには中空プラスチックピグメントや密実プラスチックピグメントなどのプラスチックピグメント、特に中空プラスチックピグメントを使用することが望ましく、これらプラスチックピグメントを添加する場合は全顔料100質量部当り1〜15質量部、好ましくは2〜10質量部の範囲で使用される。
さらに、顔料成分と一緒に使用される接着剤としては上記の特定ラテックスの他、例えばカゼインや大豆蛋白等の蛋白質類、スチレン−ブタジエン供重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテックス、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルの重合体または共重合体等のアクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス、あるいはこれらの各種重合体や共重合体をカルボキシル基等の官能基含有単量体により官能基変性したアルカリ溶解性あるいはアルカリ非溶解性の重合体ラテックス類、ポリビニルアルコール類、オレフィン−無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂等の合成樹脂系の接着剤、陽性化澱粉、酸化澱粉,リン酸エステル澱粉、酵素変性澱粉等の澱粉類、カルボキシルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体等、一般の塗工紙用として知られる各種の接着剤が単独あるいは併用して用いられる。
前記接着剤の総使用量は、顔料100質量部当り10〜30質量部程度である。
また、塗被層中には、上述の顔料や接着剤の他に、助剤としてポリオレフィン樹脂や脂肪酸エマルジョン、脂肪酸塩エマルジョン、ワックスエマルジョン等の滑剤、アルカリ増粘型のアクリルエマルジョン、ポリアクリル酸塩などの保水剤、必要に応じて各種耐水化剤や印刷適性向上剤、消泡剤、着色剤、離型剤、流動変性剤、防腐剤等を必要に応じて添加することも可能である。
本発明で使用する原紙としては、パルプに木材チップを原料とするクラフトパルプ、サルファイトパルプ、ソーダパルプ等の化学パルプ、セミケミカルパルプ、ケミメカニカルパルプ等の半化学パルプ、サーモメカニカルパルプ等の機械パルプ、あるいは楮、三椏、麻、ケナフ等を原料とする非木材繊維パルプ、古紙を原料とする脱墨パルプを用い、これらの少なくとも1種、あるいは2種以上が適宜混合して使用される。以上の化学パルプを製造する際の漂白方法についても特に限定するものではないが、漂白工程で塩素ガスのような分子状塩素を使用しないで漂白したECFパルプ、さらには二酸化塩素のような塩素系化合物をも使用しないで漂白したTCFパルプが、環境保全の観点から好ましく使用される。
この他、填料として重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、ホワイトカーボン、無定型シリカ、二酸化チタン等が用いられる。また、通常の酸性や中性抄紙用で使用される抄紙用薬品、例えば、ロジンサイズ剤、強化ロジンサイズ剤、エマルジョンサイズ剤、アルキルケテンダイマー等のサイズ剤、サイズ定着剤、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、歩留まり向上剤、濾水性向上剤、耐水化剤、消泡剤、スライムコントロール剤、染料等が必要に応じて添加される。
上記材料を適宜配合した紙料を長網マシンや丸網マシン、長網と丸網のコンビネーションマシンあるいはツインワイヤーマシン、オントップツインワイヤーマシン、ギャップフォーマーマシン等の各種抄紙機で抄紙して得られた一般に米坪30〜150g/m2程度の原紙が支持体として使用される。
また、上記の原紙は、必要に応じてブレードメタリングサイズプレスやロッドメタリングサイズプレス、ゲートロールコーター、ビルブレードコーター、2本ロールサイズプレス等で澱粉やポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド等の接着剤からなる表面処理剤を塗布したり、顔料と接着剤からなる顔料塗被組成物を予備塗工したりすることができる。また、上記の表面処理剤の他に抄紙分野で通常使用される表面サイズ剤や、消泡剤、防腐剤、増粘剤、導電剤として炭酸ナトリウム、燐酸水素二ナトリウム、燐酸三ナトリウム、塩化ナトリウム等の塩類等を適宜併用することも可能である。
原紙への顔料塗被層の塗工量としては、特に限定されるものではないが、片面当たり固形分として2〜50g/m2、好ましくは3〜35g/m2程度の範囲で調節することが望ましい。因みに2g/m2未満の場合には、本発明の所望とする効果が得られ難くなる。光沢度や平滑性を高めるためには下塗り塗被層を設けることが好ましく、その場合の下塗り塗被層の塗工量は片面当り固形分として1〜20g/m2、好ましくは2〜15g/m2程度の範囲で調節され、その上へ一層以上の上塗り塗被層を片面当り1〜30g/m2、好ましくは1〜20g/m2程度の範囲で塗工される。
上記材料をもって構成される塗工液は、一般に固形分濃度を40〜70%程度に調製した後、通常の塗工紙製造分野で使用される公知公用の塗工装置、例えばエアーナイフコーター、ブレードコーター、ロールコーター、リバースロールコーター、バーコーター、カーテンコーター、ダイスロットコーター、グラビアコーター、チャンプレックスコーター、ゲートロールコーター、サイズプレスコーター、あるいはビルブレードコーター、ブラシコーター等のコーターヘッドを1つ以上有するオンマシンあるいはオフマシンコーター、さらにはウェットキャストやリウェットキャスト、ゲル化キャスト方式のキャストコーターによって原紙上に一層以上塗工される。
なお、原紙上に塗被された塗被組成物の乾燥方法としては、従来から使用されている蒸気加熱、熱風加熱、ガスヒーター加熱、高周波加熱、電気ヒーター加熱、赤外線ヒーター加熱、レーザー加熱、電子線加熱等の各種乾燥方式が適宜使用できる。かくして得られた塗被紙は熱ソフトカレンダーに通紙して平滑化処理を施すものである。
本発明の印刷用塗被紙は、製造に関してカレンダーロール汚れが良好で、密度が1.15g/cm3以下の低密度で光沢度に優れ、光沢ムラの良好な印刷用塗被紙を得ることが可能となった。
製造に関してカレンダーロール汚れが良好で、密度が1.15g/cm3以下の低密度で光沢度に優れ、光沢ムラの良好な印刷用塗被紙を得るという目的を、カレンダー処理後のワックスピック強度を一定の数値範囲に規定することによって実現した。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。勿論、本発明はそれらに限定されるものではない。特に断らない限り、例中の部および%はそれぞれ質量部および質量%を示す。
実施例1
実施例1
・下塗り塗被液の調製
顔料として重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−90、ファイマテック社製)100部を使用し、分散剤として、顔料に対しポリアクリル酸ソーダ0.4部(固形分換算)を添加し、カウレス分散機を用いて水に分散し固形分濃度が73%の顔料スラリーを調製した。このスラリーに接着剤として酸化デンプン(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ社製)5部(固形分換算)、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)5部(固形分換算)をそれぞれ添加し、さらに水を加えて固形分濃度が65%の下塗り塗被液を調製した。
顔料として重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−90、ファイマテック社製)100部を使用し、分散剤として、顔料に対しポリアクリル酸ソーダ0.4部(固形分換算)を添加し、カウレス分散機を用いて水に分散し固形分濃度が73%の顔料スラリーを調製した。このスラリーに接着剤として酸化デンプン(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ社製)5部(固形分換算)、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)5部(固形分換算)をそれぞれ添加し、さらに水を加えて固形分濃度が65%の下塗り塗被液を調製した。
・上塗り塗被液の調製
顔料としてカオリン(商品名:カオファイン、シール社製)80部、重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−90、ファイマテック社製)15部を使用し、分散剤として、前記顔料に対しポリアクリル酸ソーダ0.2部(固形分換算)を添加し、カウレス分散機を用いて水に分散し、更に中空プラスチックピグメント(商品名:AE−851、JSR社製)を5部(固形分換算)加えて、固形分濃度が70%の顔料スラリーを調製した。このスラリーに接着剤として、酸化デンプン(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ社製)2部(固形分換算)、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(平均粒子径88nm、連続異組成型ラテックス、商品名:F−1073、旭化成社製)12部(固形分換算)をそれぞれ添加し、さらに水を加えて固形分濃度が60%の上塗り塗被液を調製した。
顔料としてカオリン(商品名:カオファイン、シール社製)80部、重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−90、ファイマテック社製)15部を使用し、分散剤として、前記顔料に対しポリアクリル酸ソーダ0.2部(固形分換算)を添加し、カウレス分散機を用いて水に分散し、更に中空プラスチックピグメント(商品名:AE−851、JSR社製)を5部(固形分換算)加えて、固形分濃度が70%の顔料スラリーを調製した。このスラリーに接着剤として、酸化デンプン(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ社製)2部(固形分換算)、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(平均粒子径88nm、連続異組成型ラテックス、商品名:F−1073、旭化成社製)12部(固形分換算)をそれぞれ添加し、さらに水を加えて固形分濃度が60%の上塗り塗被液を調製した。
・印刷用塗被紙の作製
坪量65g/m2の中性抄紙で抄造された原紙に、ブレードコーターを使用し下塗り塗被液を片面当たり固形分で7g/m2を両面塗被乾燥した後、さらにブレードコーターを使用し上塗り塗被液を片面当たり8g/m2両面塗被乾燥した後に、硬度がショアー硬度94゜でロール表面粗さRa75が0.7μmでRa75のRが0.3μmである樹脂ロールと、表面温度が180℃である金属ロールからなるソフトカレンダーを用いて線圧60kN/mでカレンダー処理をおこない、印刷用塗被紙を作製した。
実施例2
坪量65g/m2の中性抄紙で抄造された原紙に、ブレードコーターを使用し下塗り塗被液を片面当たり固形分で7g/m2を両面塗被乾燥した後、さらにブレードコーターを使用し上塗り塗被液を片面当たり8g/m2両面塗被乾燥した後に、硬度がショアー硬度94゜でロール表面粗さRa75が0.7μmでRa75のRが0.3μmである樹脂ロールと、表面温度が180℃である金属ロールからなるソフトカレンダーを用いて線圧60kN/mでカレンダー処理をおこない、印刷用塗被紙を作製した。
実施例2
実施例1の上塗り塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)を9部(固形分換算)に変更した以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例3
実施例3
実施例1の上塗り塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)を15部(固形分換算)に変更した以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例4
実施例4
実施例1の上塗り塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)の代わりに、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(平均粒子径125nm、連続異組成型ラテックス、商品名:T−2629M、JSR社製)を15部(固形分換算)使用した以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例5
実施例5
実施例1の上塗り塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)の代わりに、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(平均粒子径105nm、連続異組成型ラテックス、商品名:PA−2327、日本A&L社製)を12部(固形分換算)使用した以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例6
実施例6
実施例1の上塗り塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)の代わりに、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(平均粒子径110nm、コア−シェル型ラテックス、商品名:XQ83302、ダウケミカルズ社製)を15部(固形分換算)使用した以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例7
実施例7
実施例1の上塗り塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)の代わりに、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(平均粒子径130nm、単一組成型ラテックス、商品名:DL639、ダウケミカルズ社製)を18部(固形分換算)使用した以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例8
実施例8
実施例1の印刷用塗被紙の製造においてロール表面粗さRa75が0.7μmでRa75のRが0.1μmである樹脂ロールを用いた以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例9
実施例9
実施例1の印刷用塗被紙の製造においてロール表面粗さRa75が0.5μmでRa75のRが0.1μmである樹脂ロールを用いた以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例10
実施例10
実施例1の印刷用塗被紙の製造においてロール表面粗さRa75が0.8μmでRa75のRが0.3μmである樹脂ロールを用いた以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例11
実施例11
実施例1の印刷用塗被紙の製造においてロール表面粗さRa75が0.7μmでRa75のRが0.4μmである樹脂ロールを用いた以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例12
実施例12
実施例1の上塗り塗被液の調製において、中空プラスチックピグメントを無添加とし、替わりに重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−90、ファイマテック社製)を20部とし、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)を9部(固形分換算)に変更した以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
実施例13
実施例13
実施例1の印刷用塗被紙の製造において下塗り塗被液を塗被せず、上塗り塗被液のみを片面当たり10g/m2両面塗被乾燥した以外は、実施例1と同様にして印刷用塗被紙を得た。
比較例1
比較例1
実施例1の上塗り塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)を7部(固形分換算)に変更した以外は,実施例1と同様に印刷用塗被紙を得た。
比較例2
実施例12の上塗り塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)を6部(固形分換算)に変更した以外は,実施例1と同様に印刷用塗被紙を得た。
比較例3
比較例3
実施例13の塗被液の調製において、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:F−1073、旭化成社製)を7部(固形分換算)に変更した以外は,実施例1と同様に印刷用塗被紙を得た。
かくして得られた16種類の印刷用塗被紙について以下の評価試験を行い、その結果を表1に示した。なお、本発明における印刷用塗被紙の測定および評価については、特に記載ない限り、23℃、50%RHの環境下でおこなった。
・ワックスピック強度
T 459 om−83に準拠して測定した。
T 459 om−83に準拠して測定した。
・カレンダーロール汚れ
カレンダーの金属ロール汚れの有無を目視により判定した。
◎:非常に良好。
○:良好。
△:やや劣り、実用上は問題がある。
×:劣る。
カレンダーの金属ロール汚れの有無を目視により判定した。
◎:非常に良好。
○:良好。
△:やや劣り、実用上は問題がある。
×:劣る。
・白紙光沢度
光沢度計(商品名:GM−26D、村上色彩技術研究所製)を用いて,75°光沢度を測定した。
光沢度計(商品名:GM−26D、村上色彩技術研究所製)を用いて,75°光沢度を測定した。
・白紙光沢ムラ
印刷用塗被紙表面の光沢ムラの有無を目視により判定した。
◎:非常に良好。
○:良好。
△:やや劣るが、実用上は問題ない。
×:劣る。
印刷用塗被紙表面の光沢ムラの有無を目視により判定した。
◎:非常に良好。
○:良好。
△:やや劣るが、実用上は問題ない。
×:劣る。
・印刷用塗被紙の吸水着肉試験
RI印刷機(石川島機械製)で水印刷に続いてインキ印刷を行い、目視により判定した。
◎:非常に良好
○:良好
△:やや劣るが、実用上は問題ない。
×:劣る。
RI印刷機(石川島機械製)で水印刷に続いてインキ印刷を行い、目視により判定した。
◎:非常に良好
○:良好
△:やや劣るが、実用上は問題ない。
×:劣る。
Claims (3)
- 原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した印刷用塗被紙において、前記印刷用塗被紙の光沢度が60%以上であり、カレンダー処理後の前記塗被層の表面強度がワックスピック試験(T 459 om−83)で9A以上であることを特徴とする印刷用塗被紙。
- 最外層塗被層の前記接着剤が、平均粒子径が50〜115nmで連続異組成型のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスである請求項1に記載の印刷用塗被紙。
- 原紙の少なくとも片面に、顔料と接着剤を含有する塗被層を1層以上有した塗被紙を樹脂カバー弾性ロールを持つ熱ソフトカレンダー処理した印刷用塗被紙において、最外層塗被層が、顔料100質量部当りプラスチックピグメントを1〜15質量部、顔料100質量部に対して、平均粒子径が50〜115nmで連続異組成型のスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスを8〜20質量部を含有したことを特徴とする印刷用塗被紙。
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JP2003288613A JP2005054336A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 印刷用塗被紙 |
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---|---|---|---|---|
JP2007046189A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 印刷用塗工紙 |
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JP2009191404A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Oji Paper Co Ltd | 塗工紙 |
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-
2003
- 2003-08-07 JP JP2003288613A patent/JP2005054336A/ja active Pending
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