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JP2004530953A - 顧客の購入履歴に基づいて個別の買物リストを生成する方法とシステム - Google Patents

顧客の購入履歴に基づいて個別の買物リストを生成する方法とシステム Download PDF

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JP2004530953A
JP2004530953A JP2002540038A JP2002540038A JP2004530953A JP 2004530953 A JP2004530953 A JP 2004530953A JP 2002540038 A JP2002540038 A JP 2002540038A JP 2002540038 A JP2002540038 A JP 2002540038A JP 2004530953 A JP2004530953 A JP 2004530953A
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Abstract

要約書なし。

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は一般に個別の(personalized、パーソナルな、個人の、独自の)買物リスト(shopping list、ショッピングリスト)を生成する方法とシステムに関し、より具体的には、顧客の購入履歴に基づいて個別の買物リストを生成し、個別の買物リストと共にプロモーションを送付する(deliver、配布する、配信する、供給する)方法とシステムとに関する。本明細書では「プロモーション」という用語は、1つまたは複数の商品および/またはサービスを販売促進する任意のオファー、または、広告、インセンティブ、クーポン、コマーシャル、通信を指す。
【0002】
(背景技術)
食料雑貨品を買う人であれば誰でも知っているように、買物リストを使用することにより食料雑貨品の買物という仕事が簡単になり、買い忘れる項目が少なくなる。しかし、買物リストの作成は時間がかかり、このようなリストは、そのリストが目的とする買物(shopping event、買物イベント、購買イベント、ショッピングイベント)までの期間にわたって維持することが困難である可能性がある。
【0003】
さらに、特定の消費者の購入履歴および/または消費者の現在のトランザクション内の購入項目に基づいて、購入インセンティブと広告などのプロモーションを消費者に提供することはよく知られている。このターゲットを絞ったマーケティングの形態は、プロモーションを提供するマーケティング業者が、プロモーションの対象である商品を消費者がいつ必要とするのかを正確に知ることができず、また顧客がいつ買物に出かけるかを正確に知ることができないという欠点を有する。したがって、ターゲットとなっている項目が、消費者がマーケティング対象の商品を買うよりかなり前に消費者に送付されることがある。このため、現在のターゲットを絞った広告は、消費者が広告を受け取る時と、その広告に関連する商品を買物する時の間に広告のメッセージの効力が薄れるかも知れないという欠点を有する。さらに、ターゲットを絞った購入インセンティブはこの間になくなるかも知れないし、捨てられてしまうかも知れない。
【0004】
(発明の開示)
従って、本発明の1つの目的は、消費者の購入履歴に基づいて買物リストを生成する方法、および、システム、コンピュータプログラム製品を提供することである。
【0005】
本発明の別の目的は、消費者が買物をするタイミングに基づいて、消費者にターゲットを絞ったプロモーションを送付する方法、および、システム、コンピュユータで読み取ることのできる媒体を提供することである。
【0006】
本発明のさらに別の目的は、個別の買物リスト上の項目に基づいて、消費者にターゲットを絞ったプロモーションを送付する方法とシステムを提供することである。
【0007】
これらの目的および他の目的は、個別の買物リストを生成する新規な方法、および、システム、コンピュータプログラム製品を提供することによって達成される。
【0008】
本発明の1態様によれば、個別の買物リストを生成するシステム、および、コンピュータプログラム製品、方法が提供される。このシステムとコンピュータプログラム製品の基礎となる方法は、顧客識別子と関連づけられた購入履歴を受信することと、購入履歴に基づいて個別の買物リストを生成することと、個別の買物リストを顧客識別子と関連づけることと、顧客識別子と関連づけられた個別の買物リストを記憶することとを含む。購入履歴は、リモートコンピュータからローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークを介して受信され、購入履歴を生成することができる。個別の買物リスト上の項目は、購入履歴から識別された購入傾向に基づいて決定することができ、この場合、購入履歴内の項目の購入頻度が決定され、顧客が必要とするであろう項目は、生成される買物リストの目的である買物の日付と購入頻度に基づいて決定される。
【0009】
本発明の別の態様によれば、買物リスト基準も受信され、個別の買物リストは購入履歴と買物リスト基準に基づいて生成される。この態様では、購入傾向は購入履歴から決定され、決定された購入傾向に基づいて仮の(preliminary、予備的な)買物リストが生成される。仮の買物リストは買物リスト基準に合った項目に関しており、既定(predetermined、予め定められた)の基準に合った仮の買物リスト上の項目の個別の買物リストが生成される。
【0010】
本発明のさらに別の態様によれば、個別の買物リストは顧客識別子と関連づけられた顧客のデスクトップコンピュータまたは顧客の携帯型コンピュータに送付され、プロモーションは個別の買物リストと共に生成されて送付される。送付されるプロモーションは、顧客識別子と関連づけられた購入履歴に基づいて決定してもよいし、個別の買物リスト上の項目に基づいて決定してもよく、個別の買物リスト上の項目は、商品名、または、一般項目(generic item、総称的なアイテム、包括的なアイテム)名、任意の他の商品識別タイプのいずれの形態であってもよい。リストが一般項目タイプのリストである場合、個別の買物リスト上の各一般項目に対応する商品のグループを識別し、それぞれの一般項目に対応する商品の各グループに関するプロモーションを生成してもよい。
【0011】
付随する図面と共に次の詳細な説明を参照することによって本発明をよりよく理解すると、本発明と本発明に付随する利点のより完全な理解が容易に得られるであろう。
【0012】
(発明を実施するための最良の形態)
次に、いくつかの図面を通じて同様な参照番号は同一の部分または対応する部分を示す図面を参照し、特に図1を参照すると、消費者の購入履歴に基づいて個別の買物リストを生成する、コンピュータによるシステムが示されている。図1のシステムは、ホストコンピュータ101、および、グローバル購入データベース103、1軒または複数の小売店105、購入データコンピュータ107、ローカル購入データベース109、店のコントローラ(store controller、ストアコントローラ)111、店のデータベース(store database、ストアデータベース)113、1つまたは複数の販売時点(POS)115を含み、1つまたは複数の販売時点は各々、プリンタ117、および、端末119、スキャナ121を含む。また、買物リストサーバ123、および、買物リストデータベース125、広告業者のサーバ127、顧客のデスクトップコンピュータ(desktop customer computer)129、顧客の携帯型コンピュータ(hand held customer computer)201、インターネット131などの広域ネットワーク(WAN)も含まれる。
【0013】
ホストコンピュータ101は、図9のコンピュータシステム901など、任意の適切なワークステーション、または、サーバ、その他の装置であり、購入データコンピュータ107と通信し、グローバル購入データベース103に情報を記憶してここから検索する。また、ホストコンピュータ101は、小売店105の中の顧客に送信すべき、ターゲットを絞ったプロモーションを決定することができる。ホストコンピュータ101は、任意の適切なプロトコルを使用して購入データコンピュータ107と通信し、たとえば図9のコンピュータシステム901を使用して実装できる。
【0014】
グローバル購入データベース103は、本発明に従って個別の買物リストとターゲットを絞ったプロモーションを生成し送付するための情報を含むレコードを含んだファイルである。この情報には、小売店105内で顧客が行った各々の購入の情報が含まれる。このような情報は、たとえば、最小在庫管理単位(SKU)、および、ブランド、サイズ、重さ、価格、購入の日時、購入した顧客の顧客識別子(CID)を含んでいてもよいが、これらに限定されるものではない。1実施形態では、この情報の一部は、トランザクションの間スキャナ121が走査する購入項目上のバーコードから得られる。これらのバーコードは、UPC情報、および、JAN情報、EAN情報を含んでいてもよい。グローバル購入データベース103の中のレコードは、フィールドと、検索、および、分類、組み換え、その他のデータベース機能に関する一連の動作とを含む。場合によってはグローバル購入データベース103は、2つまたは2つ以上のデータベースとして実装してもよい。米国特許第5,832,457号、および、第5,649,114号、第5,430,644号、第5,592,560号のうち1つまたは複数が、消費者の購入履歴情報を収集し、収集した情報をたとえばグローバル購入データベース103と店のデータベース113などのデータベース内に記憶する技術を記述している。米国特許第5,832,457号、および、第5,649,144号、第5,430,644号、第5,592,560号は、参照により本明細書に組み込まれている。さらに、消費者購入情報を収集し、収集した情報をグローバル購入データベース103と店のデータベース113などのデータベースに記憶する技術は、カタリナマーケティングおよび/またはカタリナマーケティングインターナショナルが所有する他の特許にも記述されている。カタリナマーケティングおよび/またはカタリナマーケティングインターナショナルが所有する各特許は、参照により本明細書に組み込まれている。
【0015】
小売店105は一般に小売の場所と呼ばれ、商品を保存して顧客に小売販売する場所である。上記のように、多くの小売店105をホストコンピュータ101に接続することができる。
【0016】
購入データコンピュータ107は、たとえば図9のコンピュータシステム901を使用して実装してもよいし、または、任意の他の適切なPC、または、ワークステーション、サーバ、機器を使用して実装してもよく、ホストコンピュータ101と通信し、ローカル購入データベース109内に情報を記憶してここから検索し、端末119と店のコントローラ111の間で送信されるデータ(すなわちトランザクションデータ)をモニタリングし、プリンタ117を制御する。
【0017】
ローカル購入データベース109は、本発明に従って個別の買物リストとプロモーションとを提供するための情報を含むレコードを含んだファイルである。ローカル購入データベース109内のレコードは、バーコードを小売店105内の商品と関連づけるフィールド(たとえばUPCコード、および/または、JANコード、EANコードを使用して)、および、顧客識別子とプロモーションを関連づけるフィールド、顧客識別子と顧客の購入履歴情報を関連づけるフィールド、購入トリガ(たとえばバーコードの選択)をプロモーションと関連づけるフィールドを含む。ローカル購入データベース109はまた、検索、および、分類、組み換え、その他のデータベース機能の動作を含む。場合によっては、ローカル購入データベース109は、2つまたは2つ以上のデータベースとして実装してもよい。購入データコンピュータ107は定期的に(たとえば毎日)、ローカル購入データベース109に記憶された販売トランザクション情報を検索し、ホストコンピュータ101に送信し、ホストコンピュータ101はこの情報を使用して、グローバル購入データベース103に記憶された購入履歴情報を更新する。
【0018】
店のコントローラ111は、端末119と通信し、店のデータベース113に記憶された情報を使用して販売時点(POS)115でトランザクションを実行する任意のコンピュータまたは装置である。店のコントローラ111の説明は、たとえば米国特許第5,173,851号にある。
【0019】
店のデータベース113は、販売時点115で購入された項目上に印刷されたバーコードを走査することによってトランザクションを実行するための情報を含むレコードを含んだファイルである。店のデータベース113の中のレコードは、バーコードを、商品に関連づけるフィールドと、商品に対応する価格に関連づけるフィールドとを含む。店のデータベース113はまた、検索、分類、組み換え、その他のデータベース機能の動作を含み、場合によっては2つまたは2つ以上のデータベースとして実装してもよい。
【0020】
小売店105は1つまたは複数の販売時点115を含む。販売時点115の各々は、好ましくは、対応するプリンタ117、および、端末119、スキャナ121を含む。たとえば、プリンタ117は、購入データコンピュータ107からコマンドを受信したことに応答してプロモーションを印刷する。端末119は標準のキャッシュレジスタとして実装でき、たとえば、画面、クレジットカード読取装置、数字キーパッドを含んでいてもよい。端末119は、店のコントローラ111とスキャナ121と通信する。スキャナ121は、商品上のバーコードまたは他の印から項目コード(たとえばUDC、または、EAN、JAN)などの商品情報を読み取る任意の従来の走査装置として実装できる。スキャナ121が読み取った情報は、端末119を介して店のコントローラ111に送信される。店のコントローラ111は走査された情報と店のデータベース113に記憶された情報とを使用して、たとえば、SKU、および、商品の価格、量、商品の説明を含む、トランザクションの情報を決定する。
【0021】
小売店105の中に多数の販売時点115がある場合、好ましくは各端末119は店のコントローラ111とループ状に構成される。購入データコンピュータ107が端末から店のコントローラに送信される情報をモニタリングできるように、購入データコンピュータ107はループ上で店のコントローラ111の前に位置する。
【0022】
顧客のデスクトップコンピュータ129、買物リストサーバ123、広告業者のサーバ127は各々、汎用コンピュータ(たとえば図9のコンピュータ901)として実装でき、インターネット131などの広域ネットワーク(WAN)上で互いに通信するように適切にプログラミングできる。インターネット131は種々のコンピュータネットワークと、ホストコンピュータ101、および、買物リストサーバ123、広告業者のサーバ127、顧客のコンピュータ129と201などのコンピュータとをリンクする種々のネットワークとゲートウェイを含む。
【0023】
顧客のデスクトップコンピュータ129は、家庭のコンピュータまたは職場のコンピュータなど、1人または複数の消費者がアクセスできる任意のコンピュータであってよい。顧客のコンピュータ129はまた、インターネット131を介してリモートコンピュータにアクセスするのに適した、双方向テレビセットまたは他の構造として実装してもよい。双方向テレビシステムは、米国特許第4,847,700号、および、第5,721,583号、第5,552,735号に記述されており、米国特許第4,847,700号、および、第5,721,583号、第5,552,735号と、ここに引用されたすべての参考文献は参照により本明細書に組み込まれている。顧客のデスクトップコンピュータ129は、顧客のデスクトップコンピュータ129がインターネット131を介して、買物リストサーバ123および/または広告業者のサーバ127などのリモートコンピュータまたはサーバからウェブページを検索できるようにする、任意の適切なウェブブラウザソフトウェアでプログラミングされていてもよい。ウェブブラウザソフトウェアを使用して、消費者が提供した情報を買い物リストサーバ123などのリモートコンピュータに送信することもできる。
【0024】
買物リストサーバ123は、種々のタイプの情報を受信、および/または、記憶、送信するようにプログラミングされたウェブサーバであり、情報の中には、商品識別子、商品、消費者を識別する情報、買物リストとプロモーションとが含まれるが、買物リストサーバ123は任意のタイプのコンピュータを使用して実装することができる。広告業者のサーバ127は、インターネット131または任意の他の広域ネットワークまたはローカルエリアネットワークを使用して、買物リストサーバ123および/またはホストコンピュータ101などのリモートコンピュータ間でプロモーションに関する情報を送受信するようにプログラミングされたウェブサーバであってもよい。買物リストサーバ123と広告業者のサーバ127は、ウェブページを、顧客のコンピュータ129と201などのリモートクライアントまたはコンピュータに送付できるように、サーバソフトウェアで適切にプログラミングすることができる。
【0025】
買物リストデータベース125は、1つまたは複数のハードディスクドライブを含む磁気ディスク、または、光ディスク、光磁気ディスク、メモリチップ、その他の好ましい記憶装置を含む任意のタイプの記憶装置に接続された、任意のタイプのコンピュータを含む任意の望ましい構造を使用して実装できる。買物リストデータベース125は、消費者向け商品を識別し、CIDを買物リストと関連づけ、ターゲットを絞ったプロモーションを送付するための情報を含むレコードを含んだファイルである。買物リストデータベース125の中のレコードは、フィールドと、検索、および、分類、組み換え、その他のデータベース機能の動作の組とを含む。場合によっては、買物データベース125は、2つまたは2つ以上のデータベースとして実装してもよい。
【0026】
当業者であれば本発明を実装するために使用される特定のハードウェアとソフトウェアに関して多くの変形例が明らかであり、図1のシステムは例示的なものであることを理解されたい。たとえば、買物リストサーバ123の機能とホストコンピュータ101の機能を単一の装置に組み合わせてもよい。これらの変形例および他の変形例を実装するために、単一のコンピュータ(たとえば図10のコンピュータシステム1001)を、図1に示された装置のうち2台または2台以上の特定の目的の機能を実行するようにプログラミングしてもよい。他方、2台または2台以上のプログラミングされたコンピュータを、図1に示された装置のうち任意の1台の代わりに使用することもできる。場合によっては、冗長と複製など分散処理の原理と利点を実装して、たとえばシステムの堅固さと性能を高めてもよい。
【0027】
図2は、本発明の1実施形態によって使用できる、例としての顧客の携帯型コンピュータの構成図である。図2は、Palm社がPalmPilotの商標で販売する携帯型コンピュータ、または、たとえば米国特許第4,545,023号、5,133,076号、第5,900,875号のうちいずれかの特許に記載されている携帯型コンピュータなど、種々の小画面コンピュータのうち任意のコンピュータを表すことが意図されている。米国特許第4,545,023号、5,133,076号、第5,900,875号は、参照により本明細書に組み込まれている。さらに、顧客の携帯型コンピュータ201は、デジタル情報をアップロード、および、ダウンロード、記憶、操作する機能を有する、個人情報端末(PDA)、または、セルラ電話、任意の他の携帯機器であってよい。
【0028】
好ましくは、顧客の携帯型コンピュータは、情報を通信するバス203または他の通信機構と、バス203と結合され情報を処理するプロセッサ205とを含む。顧客の携帯型コンピュータ201はまた、バス203と結合され、情報と、プロセッサ205が実行する命令とを記憶する、ランダムアクセスメモリ(RAM)、または、他のダイナミック記憶装置(たとえばダイナミックRAM(DRAM)、スタティックRAM(SRAM)、同期DRAM(SDRAM)、フラッシュRAM)などのメモリユニット207を含む。さらに、メモリユニット207を使用して、プロセッサ205が命令を実行している間に、一時変数または他の中間情報を記憶してもよい。メモリユニット207はさらに、リードオンリーメモリ(ROM)または、他のスタティック記憶装置(たとえばプログラマブルROM(PROM)、および、消去可能PROM(EPROM)、電気消去可能PROM(EEPROM))を含んで、スタティック情報とプロセッサ205の命令とを記憶してもよい。ROMは別のメモリユニットとして描かれている。磁気ディスクなどの記憶装置211をバス203と結合させて、情報と命令とを記憶することができる。
【0029】
顧客の携帯型コンピュータ201はまた、バス203と結合されて、顧客の携帯型コンピュータ201のユーザに情報を表示する、液晶ディスプレイ(LCD)などのディスプレイユニット213を含む。顧客の携帯型コンピュータ201は、英数字キーパッドおよび/またはカーソル制御などの入力装置215を含み、情報とコマンドの選択とをプロセッサ205に通信する。
【0030】
顧客の携帯型コンピュータ201はまた、バス203と結合されたインタフェース217を含む。インタフェース217は、インターネット130、または、顧客のコンピュータ129、図10に描かれたコンピュータシステム1001などの任意の他のコンピュータシステムとの、双方向のデータ通信結合129を提供する。インタフェース217は、ワイヤ媒体またはワイヤレストランシーバを介してデータを送受信し、双方向無線リンクをインターネット131に提供するデータポートであってもよい。インタフェース217は、種々のタイプの情報を表すデジタルデータストリームを搬送する電気信号、または、電磁気信号、光信号を送受信する。
【0031】
本発明では、たとえば、消費者識別、および、商品識別子、消費者向け商品、プロモーションに関する情報を記憶する。この情報は、たとえばハードディスク、および/または、光ディスク、光磁気ディスク、RAMなどの1つまたは複数のメモリに記憶される。買物リストデータベース125とグローバル購入データベース103などの1つまたは複数のデータベースが、本発明を実装するために使用される情報を記憶することができる。データベースは、たとえば、上記のメモリ、または、図10の議論の中で次にリストされる記憶装置のうち任意の記憶装置など、1つまたは複数のメモリに含まれたデータ構造(たとえばレコード、および/または、テーブル、アレイ、フィールド、グラフ、ツリー、リスト)を使用して構成される。
【0032】
図3Aから図3Eは、本発明の1実施形態によって、個別の買物リストを生成し、ターゲットを絞ったプロモーションを買物リストと共に送付するシステムを実装するために使用されるデータ構造を描く。データ構造はテーブルを使用したリレーショナルフォーマットで描かれており、テーブルの1つの列(すなわちフィールド)に記憶された情報は、テーブルの他の列(複数可)を通じて、同じ行(すなわちレコード)に記憶された情報にマッピングされるかまたはリンクされている。これらのデータ構造は、買物リストサーバ123、および/または、広告業者のサーバ127、ホストコンピュータ101、購入データコンピュータ107、店のコントローラ111が使用して、本発明に従って個別の買物リストを生成し、買物リストと共にプロモーションを送付する。
【0033】
図3Aは、商品識別子を記憶するフィールド303、および、フィールド303の中の商品識別子と関連づけられた商品名を記憶するフィールド305、フィールド303の商品識別子に関連する他の情報を記憶するフィールド307とを含む商品識別子テーブル301である。フィールド307に含まれる情報は、フィールド303の商品識別子と関連づけられた、一般項目名、および/または、商品カテゴリ、商品のパッケージの大きさ、商品の価格、その他の情報を含んでいてもよい。各小売商品は商品のパッケージのバーコードなどの一意的な商品識別子を有する。商品識別子テーブル301の使用を説明するために、図3Aには4つの、例としての項目が含まれている。図3Aの第1の項目は、フィールド303が商品識別子として番号「12345」を含んでいてもよく、同じレコードの中でフィールド305は対応する小売商品として「ABCコーラ」という項目を含んでいてもよいことを示す。またこのレコードの中のフィールド307は、一般項目名、および、商品カテゴリ、小売商品のパッケージの大きさをこの順序で表す、「コーラ、保存飲料(non−perishable、保存食)、12オンス」という項目である。商品識別子テーブル301はまた、商品識別子「8765」、および、「FF2081」、「XST342」と、フィールド305の中の対応する項目である(すなわち、同じレコード内の項目)「ブランドAのチーズ」、「XYZのにんじん」、「ヘフティパーソナルディナー(Hefty personal dinner、ボリュームのある個人ディナー)」、と、フィールド307の中の対応する他の情報を含む。このように、商品識別子テーブル301は各商品識別子を特定の商品と、その商品特有の任意の他の情報とに関連づける。商品識別子テーブル301は好ましくは買物リストデータベース125に記憶するが、グローバル購入データベース103に記憶してもよいし、任意の他の適切なデータベースに記憶してもよい。
【0034】
図3Bは、消費者識別子(CID)を記憶するフィールド313と、フィールド313の中の消費者の購入履歴を記憶するフィールド315とを含む購入履歴テーブル311である。各顧客または消費者には、その特定の顧客を識別するCIDが提供される。CIDは、チェックアウトで走査、または、読み取り、その他の方法でコンピュータシステムに入力されて顧客を識別する任意の識別子である。各顧客は多数のCIDを有していてもよい。好ましくは、CIDはスキャナ117がチェックアウトで迅速に走査できるようにバーコードとして表されるが、識別を記憶または表示するその他の任意のタイプのマシンで読み取ることのできる実装、またはマシン以外の方法で読み取ることのできる実装を使用することができ、その中には、磁気ストリップ、および、メモリチップ、スマートカードが含まれる。可能な消費者IDの例は、クレジットカード番号、または、デビットカード番号、社会保障カード番号、運転免許証番号、小切手口座番号、郵便の住所、名前、電子メールアドレス、電話番号、得意客カード番号、買い物客カード識別(SCID)、小売店105が発行する得意客カード番号であるが、任意の、他の適切な形態の識別を使用することができる。
【0035】
購入履歴テーブル311のフィールド315は、フィールド313の各CIDと関連づけられた購入履歴を含む。好ましくは、フィールド315は購入された項目の量と商品識別子、および購入の日付などの購入データを別々に記憶するいくつかのサブフィールドに分割される。さらに、これらのサブフィールドは消費者のトランザクションに関する、購入の場所、および、購入された項目の説明、購入された各項目の価格、トランザクションの時間、その他の任意の望ましい情報を含んでいてもよい。テーブル311の第1の項目が示すように、CID071870と関連づけられた顧客は2000年の5月14日と2000年の5月21日の両方に、商品識別子12345を有する2つの項目を購入している。図3Aの商品識別子テーブル301を参照すると、この顧客はこれらの日に2本のABCコーラを買ったことが示されている。テーブル311から分かるように、購入履歴フィールド315は、好ましくは商品識別子によって商品を識別するが、その商品に一意的である任意の識別子を使用することができる。テーブル311はまた、CID090269に対応する顧客に関しても、同様な、例としての購入履歴を提供する。購入履歴テーブル311は、好ましくはグローバル購入データベース103に記憶されるが、任意の適切なデータベースを使用することができる。
【0036】
図3Cは、CIDを記憶するフィールド323と、そのCIDに関連づけられた買物リスト項目を記憶するフィールド325とを含む買物リストテーブル321である。買物リストテーブル321は多くの異なる顧客のCIDと、各CIDに関連づけられた買物リストとを記憶する。テーブル321の中の買物リスト項目は、商品の形態であってもよいし、または、一般項目名、商品識別子の形態であってもよい。図3Cの例としての項目に見られるように、テーブル321の中の第1の項目は、消費者の買物リストを構成するチェダーチーズ、および、冷凍にんじん、コーラ、その他の商品の一般項目リストを、顧客識別子071870に関連づける。テーブル321の第2の項目は、ABCコーラとXYZ歯磨き粉を含む商品買物リストを、CID090269を有する異なる顧客と関連づける。1実施形態によれば、買物リスト項目テーブル321は買物リストデータベース125の中に記憶されるが、任意の適切なデータベースに記憶してもよい。
【0037】
図3Dは、CIDを記憶するフィールド333と、そのCIDに関連づけられた既定のプロモーションを記憶するフィールド335とを含む既定プロモーションテーブル331である。既定プロモーションテーブル331は、多くの異なる顧客のCIDをプロモーションと関連づけて記憶する。図3Dの例としての項目から分かるように、テーブル331の第1の項目は既定のプロモーションを図3Aで参照されたCID071870と関連づけ、テーブル331の第2の項目は既定のプロモーションを、CID MMM765を有する異なる顧客と関連づける。フィールド335の中のプロモーションは、たとえば、顧客のトランザクションに関する、購入の場所、および、購入した項目の説明、各購入項目の価格、トランザクションの日時、その他の任意の望ましい情報などの購入データを分析することによって得られる、顧客の購入履歴に基づいて決定できる。1実施形態では、広告業者のサーバ127がホストコンピュータと共同して、既定プロモーションテーブル331を提供し、1実施形態では、既定プロモーションテーブル331はグローバル購入データベース109に記憶される。
【0038】
図3Eは、トリガ項目を記憶するフィールド343と、プロモーションを記憶するフィールド345とを含んだトリガ項目テーブル341である。フィールド343の中のトリガ項目は、バーコードまたはその他の商品識別子であってよい。買物リストサーバ123が個別の買物リストを生成すると、買物リストサーバ123は買物リストの商品識別子を分析する。個別の買物リストの商品識別子が、フィールド343のトリガ項目の商品識別子と一致した場合、フィールド345の中の対応するプロモーションは個別の買物リストと共に顧客のコンピュータに送付される。トリガ項目テーブル341はトリガ項目を、フィールド343の中のトリガ項目のうち1つまたは複数が含まれた買物リストを有する顧客に送付すべきインセンティブと項目とに関連づける。
【0039】
好ましい実施形態では、フィールド343の中のトリガ項目は、特定の商品ブランドの商品識別子または他の識別子であり、フィールド345に記憶されるプロモーションは、フィールド343に記憶された購入トリガ項目を補足する商品か、または、トリガ項目の競合商品か、トリガ項目となんらかの方法で関連する商品に関するプロモーションである。図3Eの第1の項目は、トリガ商品と競合する商品に対する購入インセンティブの例を示す。この例では、フィールド343の中の「ブランドAのコーラ」は、フィールド343の中の「ブランドBのコーラの50セント割引」という購入インセンティブに対するトリガを提供する、可能性のある買物リスト項目であり、この場合、ブランドBのコーラはブランドAのコーラの競合製品である。同様に、フィールド343の中の「ブランドTのお茶」というトリガ項目は、フィールド345の中の「ブランドXの甘味料」の広告をトリガし、この場合は甘味料は通常お茶と共に使用されるので、お茶を補足する項目である。従って、顧客の買物リストがブランドAのコーラとブランドTのお茶の両方を含んでいる場合、ブランドBのコーラの50セント割引という購入インセンティブと、ブランドXの甘味料の広告を、買物リストと共にこの顧客のコンピュータに送付する。
【0040】
別の実施形態では、フィールド343の中のトリガ項目は一般項目であり、フィールド345に記憶されたプロモーションはその一般項目に属する商品に関するプロモーションである。図3Eの第3の項目は、一般項目に属する商品に対するプロモーションの例を示す。この例では、フィールド343の中の「コーラ」は、「ブランドAのコーラの50セント割引」というプロモーションと、「ブランドBのコーラの60セント割引」というプロモーションに対するトリガを提供する一般買物リスト項目であり、ブランドAのコーラとブランドBのコーラは各々、コーラという一般項目に属する商品である。同様に、フィールド341の第4の項目「チェダーチーズ」という一般項目名は、チェダーチーズに対するプロモーションと関連づけられている。このようにして、消費者に個別の買物リスト上の一般項目名に対応する種々のプロモーションが提供できる。CIDと、フィールド333と343それぞれのトリガ項目とに応答してフィールド335と345の中のプロモーションを提供する方法を次に詳細に説明する。
【0041】
本発明が具体化するデータ構造は上記のように、図3Aから図3Eに示されたデータ構造を含む。別法としては、本発明が具体化するデータ構造を実装する任意の他の望ましい方法を同様に実装して、望ましい機能と、これに対応する現実的な応用を達成することができる。
【0042】
本発明の1実施形態によれば、消費者は自分のCIDをリモートサーバに送信し、そのCIDと関連づけられた購入履歴に基づいてプロモーションと個別の買物リストとを受信する。図4は、本発明の1実施形態によって個別の買物リストとプロモーションとを得るプロセスを説明するフローチャートである。
【0043】
ステップ401では、たとえば顧客のデスクトップコンピュータ129が買物リストサーバ123にアクセスする。これは、顧客のデスクトップコンピュータ129上のウェブブラウザを使用して、買物リストサーバ123のURLにアクセスすることによって行われる。顧客が買物リストサーバ123にアクセスすると、顧客はCIDを顧客のコンピュータ129に入力する。CIDは手動で入力してもよいし、バーコードフォーマットで顧客CIDを印刷したカードまたは他の媒体を走査して入力してもよいし、顧客のコンピュータに接続された磁気カード読み取り装置に磁気識別カードを通すことによって入力してもよい。この時、買物リスト基準、および、プロモーションの要求、項目記述タイプも同時に顧客のデスクトップコンピュータ129に入力してもよい。買物リスト基準を使用すると、顧客は、個別の買物リストに入れる項目を制限する、および、プロモーションを得る、その他の方法で個別の買物リストをカスタマイズするなどができ、これについては後述する。たとえば、顧客は買物リスト基準を使用すると、生鮮食品のみ、および/または、保存食品のみ、乳製品のみ、冷凍項目のみを含む個別の買物リストを得ることができる。
【0044】
ステップ403では、CIDと買物リスト情報を、インターネット131を介して買物リストサーバ123に電子的に送信する。好ましい実施形態では、顧客のコンピュータは買物リストサーバ123へのアクセスを提供し、買物リストサーバ123は個別の買物リストを生成するために必要な情報を収集するソフトウェアを含む。たとえば、買物リストサーバ123は顧客のコンピュータ129に、顧客がCIDを入力するフィールドと、顧客が買物リスト基準、および、プロモーションオプション、その他の買物リスト情報を選択するメニュー選択とを含むウェブページを送付してもよい。別法としては、顧客のデスクトップコンピュータ129が顧客のCIDと買物リスト情報とを収集し、ついで買物リストサーバ123に送信するソフトウェアを備えていてもよい。さらに、顧客は買物リストを要求するたびにCIDと買物リスト情報を入力して送信してもよいし、または、顧客は登録プロセスの一部として1回だけこのようなデータを買物リストサーバ123に送信してもよいことを理解されたい。この実施形態によれば、買物リストサーバ123は登録データを記録し、顧客が買物リスト要求を行うたびにこのデータにアクセスする。
【0045】
CIDを買物リストサーバ123に送信すると、ステップ405で買物リストサーバはそのCIDと関連づけられた購入履歴をホストコンピュータ101から検索する。この時、買物リストサーバ123は上記と同様な方法でインターネット131を介してホストコンピュータ101にアクセスし、インターネット131上でCIDをホストコンピュータ101に送信する。ついでホストコンピュータ101はグローバル購入データベース103に記憶された購入履歴テーブル311を参照し、ステップ403で送信されたCIDに関連づけられた購入履歴を検索する。CIDと関連づけられた購入履歴はついで、インターネット131を介して買物リストサーバ123に電子的に送信される。買物リストサーバ123は顧客からCIDを受信し、直接ホストコンピュータ101にアクセスして、そのCIDと関連づけられた購入履歴を検索してもよいし、または、買物リストサーバ123は既定の期間にわたって多くのCIDを検索して記憶し、これらのCIDをまとめてホストコンピュータ101に送信し、ホストコンピュータはこれに従って多くの購入履歴を購入履歴テーブル311の形式で買物リストサーバ123に送信してもよいことを理解されたい。
【0046】
買物リストサーバが顧客のCIDに対応する購入履歴を検索すると、ステップ409で買物リストサーバ123はそのCIDと関連づけられた購入履歴に基づいて買物リスト項目を決定する。買物リスト項目は、そのCIDと関連づけられた顧客の購入傾向を検出することによって決定され、これについては図5に関して論じる。
【0047】
決定ブロック411が示すように買物リスト項目が決定されると、買物リストサーバ123は買物リスト基準が、ステップ403で送信されたCIDと共に送信されたかどうかを決定する。ステップ413でリスト基準が送信されていない場合、買物リストサーバ123はステップ409で決定された項目に従って個別の買物リストを生成する。しかしステップ403で顧客が買物リスト基準を入力し送信している場合、ステップ415では買物リスト基準に合う項目だけを含むように買物リスト項目を訂正するが、このことは図6に関して論じる。
【0048】
ステップ413では、買物リストサーバ123は、ステップ409で決定されたリスト項目またはステップ415で訂正されたリスト項目を、ステップ403で送信されたCIDと関連づけることによって個別の買物リストを生成する。1実施形態では、ステップ413で生成された個別の買物リストは、既定の項目識別タイプの項目を含んでいてもよく、これについては図7に関して次に論じる。
【0049】
個別の買物リストが生成されると、決定ブロック417に示されるように、買物リストサーバ123は個別の買物リストと共にプロモーションを顧客に送付すべきかどうかを決定する。個別の買物リストと共にプロモーションを顧客に送付するかどうかは、ステップ403で顧客が送信した買物リスト情報に基づいて決定してもよいし、買物リストサーバ123がビジネスポリシーに依存して決定してもよい。プロモーションを送付する場合、買物リストサーバ123はステップ419でプロモーションを決定し、ついで、ステップ420から分かるように、個別の買物リストとプロモーションとを顧客のデスクトップコンピュータ129に送付する。プロモーションは購入履歴だけに基づいていてもよいし、または、ステップ413で生成された個別の買物リストの実際の項目に基づいていてもよい。さらに、プロモーションの生成方法は、個別の買物リストの生成に使用された項目識別タイプに依存する。ステップ421でプロモーションを送付しない場合、買物リストサーバ123はステップ413で生成された通りの個別の買物リストを顧客に送付する。
【0050】
買物リストサーバ123が個別の買物リストを生成し、顧客にプロモーションを送付するかどうか、および、送付する場合はどのプロモーションを送付するかを決定すると、ステップ420と421に見られるように、個別の買物リスト、または、個別の買物リストとプロモーションを、顧客のデスクトップコンピュータ129に送付する。1実施形態によれば、個別の買物リストとプロモーションは、顧客が顧客の要求を送信した時とほとんどリアルタイムで、顧客のデスクトップコンピュータ129に送信する。別法としては、個別の買物リストとプロモーションは後から顧客に送信する。この後者の実施形態では、顧客は自分のCIDと買物リスト情報とを、最初のアクセスセッションで買物リストサーバ123に送信する。好ましくは、顧客はまたこのセッションの間に買物のタイミングを示す。ついで買物リストサーバ123は個別の買物リストとプロモーションとを生成し、このリストとプロモーションとを買物リストデータベース125に記憶させ、顧客は第2のアクセスセッションでここから買物リストとプロモーションを検索する。このように、買物リストサーバ123は図3Bの買物リストテーブル321を生成し、これを買物リストデータベース113または任意の他の適切な記憶スペースに記憶する。
【0051】
さらに、買物リストサーバ123が自動的に個別の買物リストを生成し、顧客の要求前にこの買物リストを記憶してもよいことを理解されたい。たとえば、上記のように買物リストサーバ123が顧客に関する登録データを得た後、たとえば毎週または隔週でリストを生成し、買物リストデータベース125に記憶してもよい。顧客は買物リストサーバ123にアクセスし、記憶された買物リストを要求に応じて検索することができる。
【0052】
本発明の1実施形態では、図4の買物リスト項目を決定するステップ409は、顧客の購入履歴の分析から決定された購入傾向に従って行われる。図5は、買物リスト項目を決定する方法を説明する。ステップ501では、買物リストサーバ123は、図4のステップ405でホストコンピュータ101から検索した購入履歴テーブル311にアクセスする。ついでステップ503で、買物リストサーバ123は購入傾向に関して、CIDと関連づけられた購入履歴を分析する。1実施形態では、購入傾向は、顧客が特定の商品または項目を購入する頻度を示すタイミング傾向である。たとえば、商品識別子テーブル301と購入履歴テーブル311を参照すると、CID071870と関連づけられた顧客が2000年の5月14日と21日の両方に、12オンスのコーラを2本購入したことが示されている。すなわち、この顧客は毎週コーラを購入するという傾向を示している。同様に、テーブル311は、CID090269と関連づけられた顧客はほぼ毎週コーラを購入するが、チェダーチーズを購入するのはほぼ隔週であることを示す。買物リストサーバが傾向を分析することは、特定の項目が購入される可能性のある頻度を決定する際に重要な、購入された特定の項目の量、または、購入された項目が終了するタイミング、任意のその他の情報を考慮することを含む場合がある。この情報は好ましくは、購入履歴テーブル311の購入履歴フィールド315のサブフィールドに含まれるか、および/または、商品識別子テーブル301のその他の情報フィールド307に含まれる。このように、傾向に関して購入履歴を分析する際に、買物リストサーバ123は必要に応じて購入履歴テーブル311と商品識別子テーブル301にアクセスすることができる。
【0053】
買物リストサーバ123があるCIDと関連づけられた顧客の購入傾向を識別すると、買物リストサーバ123はステップ505で買物の日を決定する。好ましくは上記のようにこの日は、顧客が買物リスト情報と共に提供するが、顧客が買物リストサーバ123にアクセスする日かまたは顧客の購入履歴に基づいて推定してもよい。たとえば分析ステップ505で、買物リストサーバ123は特定の顧客が毎週買物をすると決定する場合がある。すると買物リストサーバ123は、生成される個別の買物リストの目的である買物は、前回の買物の7日後であると推定する。
【0054】
買物リストサーバ123がCIDと関連づけられた顧客の購入傾向を識別し、買物の日を決定すると、買物リストサーバ123はステップ507で顧客が必要とすると思われる項目を決定する。具体的には、買物リストサーバ123は識別された傾向を分析し、各傾向からステップ505で決定された買物の日にその項目を顧客が必要とするかどうかを推定する。たとえば、図3Bのテーブル311で、CIDの各々について2000年5月28日という買物の日が決定された場合、買物リストサーバ123はこの日に、顧客071870は毎週コーラを買っており、最後に購入してから1週間経過しているので、この顧客はおそらくコーラを買う必要があるだろうと決定する。同様に、買物リストサーバ123は、CID090269と関連づけられた顧客は、ヘフティパーソナルディナーを買う必要があるだろうが、チェダーチーズはこの買物の一週間前にすでに買っており、この顧客は隔週しかチェダーチーズを買わないという傾向を示しているため、おそらくチェダーチーズを買う必要はないだろうと決定することがある。このように、図3Cの買物リストテーブル321に示されるように、071870と関連づけられた個別の買物リストはコーラを含み、090269と関連づけられた買物リストはヘフティパーソナルディナーを含むがチェダーチーズは含まない。
【0055】
最後にステップ509に見られるように、買物リストサーバ123はステップ507で決定された必要と思われる項目を、もともと顧客が送信したCIDと関連づける。買物リストサーバ123はこのようにして、購入履歴に基づいて買物リスト項目を決定するという、図4のステップ409を実行する。
【0056】
図4に関して論じたように、買物リスト項目は顧客が入力した買物リスト基準に基づいて訂正できる。図6は、買物リストサーバ123が、顧客が入力したリスト基準に従って買物リスト項目を訂正する方法を説明する。ステップ601では、買物リストサーバ123はリスト基準に基づいて商品カテゴリを決定する。本発明の1実施形態では、顧客はいくつかのリスト基準を入力し、この場合、商品カテゴリはいくつかの基準を含む。たとえば、顧客は、冷蔵食品を1度の買物で買ってしまうことができるように、乳製品と冷凍食品を要求するリスト基準を示すことができる。この場合、商品カテゴリは、乳製品項目または冷凍食品項目のいずれかである商品である。
【0057】
商品カテゴリを決定すると、ステップ603で買物リストサーバ123は買物リストデータベース125から商品識別子テーブル301にアクセスする。上述のように、商品識別子テーブル301は、商品識別子、および、商品識別子に関連する商品やその他の情報を、リレーショナルデータベースのフォーマットで含んでいる。テーブル301のフィールド307の中の他の情報には、顧客が入力した買物リスト基準に基づいて買物リスト項目を訂正するために必要な情報が含まれる。買物リストサーバ123は図4のステップ409で決定された各買物リスト項目に関して商品識別子テーブル301の他の情報を分析する。他の情報が、買物リスト項目がステップ601で決定された商品カテゴリに合わないことを示した場合、買物リストサーバ123はこの項目を買物リスト項目から除去する。たとえば、上記の冷蔵食品のリストの生成を望む仮想の顧客について言えば、買物リストサーバ123がステップ409で、顧客は商品識別子12345、8765、FF2081の商品を必要とするであろうと決定した場合、買物リストサーバはこれらの項目の各々に関してテーブル301のその他の情報フィールド307を分析する。この時、12345は保存食品項目のABCコーラであり、項目8765は乳製品項目のブランドAのチーズであり、項目FF2081は冷凍食品のXYZのにんじんであると決定される。従って、乳製品と冷凍食品だけが商品カテゴリに合っているので、ステップ607でこのCIDと関連づけられる。このようにして、買物リストサーバ123は買物リスト項目を訂正する。
【0058】
本発明の1実施形態によれば、図4のステップ413で生成された項目のリストは、異なる項目識別タイプの形態であってもよい。項目識別タイプの例は、一般項目名、および、商品名、商品識別子である。図7は、買物リストサーバ123が異なる項目識別を含む個別の買物リストを提供する方法を説明する。ステップ701では、項目識別タイプが決定される。項目識別は顧客が送信するか、または買物リストサーバ123が要求する他の情報に含まれていてもよい。たとえば、買物リストサーバ123は何社かの製造業者またはブランドの提供者からいくつかのプロモーションの基礎となる一般項目を含んだ買物リストのみを提供してもよい。項目識別タイプが決定されると、買物リストサーバ123は買物リストデータベース125の商品識別子テーブルにアクセスする。商品識別子テーブル301のその他の情報フィールド307は好ましくは、フィールド303の各商品識別子に関する識別子タイプを含む。たとえば、図3Aのその他の情報フィールドの各項目の最初の項目は、それぞれの商品識別子に関する一般項目名を識別する。ついでステップ705で、買物リストサーバ123は買物リストの各項目について、商品識別子テーブル301の中の商品識別子の位置を求め、ステップ705で、関連づけられた識別子タイプを得る。買物リストサーバ123はついで、ステップ707で、得られた項目識別子を送信されたCIDと関連づける。買物リストサーバ123はこのようにして、任意の識別子タイプの個別の買物リストを生成する。
【0059】
上の図4の説明で触れたように、個別の買物リストを提供することに加えて、個別の買物リストと共にターゲットを絞ったプロモーションを消費者に送付することができる。すなわち、本発明の1実施形態では、ターゲットを絞った購入インセンティブと広告を、消費者の買物の直前に顧客のデスクトップコンピュータ129に送付する。実際のプロモーションは、好ましくは、広告業者のサーバ127から買物リストサーバ123および/またはホストコンピュータ101に提供され、消費者に送付される。
【0060】
1実施形態によれば、図4の、顧客のデスクトップコンピュータ129に送付すべきプロモーションを決定するステップ419は、顧客の購入履歴に基づいて得られた既定のプロモーションに従って行われる。この実施形態では、ホストコンピュータ101は購入履歴情報に関して小売店105の各々にある購入データコンピュータ107にポーリングして、グローバル購入データベース103に記憶された購入履歴情報を更新する。ホストコンピュータ101はグローバル購入データベース103に記憶された購入履歴情報から行動情報を生成する。この行動情報は、マーケットリサーチ担当者(すなわち調査員)が、ターゲットを絞った購入インセンティブを顧客に送付すべきかどうかを決定するために使用したいと思う任意の情報であってよい。行動情報の例は、顧客が昨年一ヶ月あたり少なくとも5ポンドのドッグフードを購入したかどうか、および、顧客が先週風邪薬を購入したかどうか、顧客がいつも無乳糖乳を購入しているかどうかである。
【0061】
ホストコンピュータ101は生成された行動情報を、グローバル購入データベース103に記憶されプロモーションと関連づけられた購入基準と比較する。任意の顧客の行動情報が購入基準を満たす場合、既定プロモーションテーブル331のフィールド333にその顧客のCIDを記憶し、フィールド335に対応するプロモーションを記憶する。この方法で、既定プロモーションテーブル331には、CIDと、このCIDに対応する顧客に送付するように関連づけられたプロモーションとのデータが入る。
【0062】
顧客が個別の買物リストを生成すると、上記のように買物リストサーバ123は顧客のCIDを受信し、そのCIDをホストコンピュータ101に送信する。ホストコンピュータ101はこのCIDを使用して、同じCIDが既定プロモーションテーブル331のフィールド331に存在するかどうかを決定する。フィールド333にそのCIDがある場合、フィールド335の中の対応する既定のプロモーションを買物リストサーバ123に送付し、顧客のデスクトップコンピュータ129に送付する。このようにして、CIDが買物リストサーバ123に送信されている顧客に向けられたプロモーションが、買物の直前に顧客のデスクトップコンピュータ129に送信される。さらに、上記の説明ではホストコンピュータ101が既定のプロモーションを決定するものとしたが、この機能は買物リストサーバ123が実行してもよいことを理解されたい。
【0063】
他の実施形態では、図4のプロモーションを決定するステップ419は、顧客が生成する個別の買物リスト上のトリガ項目に従って行われる。この実施形態では、ホストコンピュータ101は、グローバル購入データベース101に記憶されているトリガ項目とプロモーションとを受信する。トリガ項目とプロモーションとは、広告業者のサーバ127からダウンロードしてもよいし、手で入力してもよいし、任意の他の適切な手段でホストコンピュータ101に転送してもよい(たとえばフロッピーディスクによる、または、他のコンピュータへの接続を介する)。トリガ項目は購入トリガテーブル341のフィールド343に、プロモーションはフィールド345にそれぞれ記憶される。トリガ項目は現在の買物リストの項目に対応する。この場合、トリガ項目は、フィールド345の中の対応するプロモーションと関連づけられたバーコード情報、および/または、UPC情報、一般項目情報であってよい。さらに、各トリガ項目は任意の数のプロモーションと関連づけることができる。
【0064】
上述のように、買物リストサーバ123は個別の買物リストを生成する。好ましい実施形態では、買物リストサーバ123はインターネット131を介して個別の買物リストをホストコンピュータ101に送信する。ホストコンピュータ101はついで、個別の買物リストの商品識別情報と、フィールド343に記憶されたトリガ項目とを比較する。フィールド343のトリガ項目のうち任意の項目と、買物リストサーバ123が生成した個別の買物リストの情報の間に一致するものがあった場合(たとえば、トリガ項目が識別する商品が買物リストにもある場合)、ホストコンピュータ101はフィールド345の中の対応するプロモーションを買物リストサーバ123に電子的に送信して、顧客のデスクトップコンピュータ129に送付する。個別の買物リストが一般項目のリストを含む上記の実施形態によれば、テーブル341の中のトリガ項目フィールド343はまた、一般項目も含む。好ましくは、一般トリガ項目と関連づけられたプロモーションは、図3Eに関して論じられた一般項目に属する商品に対するプロモーションである。同様に、個別の買物リストが商品ブランドのリストである場合、フィールド345の中のプロモーションは、同じく図3Eに関して論じられた競合項目および補足項目に関するプロモーションである。個別の買物リストのトリガ項目に対応するプロモーションはこの方法で顧客のデスクトップコンピュータ129に送付される。上記のように説明したが、買物リストサーバ123が一般項目の個別の買物リストを生成する場合、買物リストサーバ123はまず、商品識別子テーブル301を参照して一般項目に属するいくつかの商品を識別してもよい。ついで買物リストサーバ123は、たとえば、各種類の商品に関してプロモーションを提供する広告業者のサーバ127からプロモーションをダウンロードすることによって、それぞれの種類の商品に関するプロモーションを決定することができる。
【0065】
図8Aから図8Cは、消費者に送付できるプロモーションの例である。図8Aと図8Bに示されるように、プロモーションは、顧客が受け取る報酬を含む各購入インセンティブであってもよく、報酬を受け取るために顧客が満たさなければならない忠実度条件を含んでいてもよいし含まなくてもよい。忠実度条件は、報酬を受け取るためにしなければならないことを示す。報酬は、条件を満たした人に提供される、小切手、および/または、クーポン、割引、証明書、引換可能な媒体、その他の利点であってよい。たとえば、図9Aの購入インセンティブ901は報酬803を含むが(ブランドBのコーラの60セント割引)、これに関連づけられた忠実度条件はない。小売店105でブランドBのコーラを購入し、購入インセンティブを受け入れた顧客は、その他の行動をしなくても60セントの割引を受けられる。図8Bは、報酬807と忠実度条件809とを有する購入インセンティブ805を示す。「1回のヘフティパーソナルディナー」という報酬は、「2回ヘフティパーソナルディナーを購入する」という条件が満足された場合だけ顧客に与えられる。
【0066】
購入インセンティブ801と805は、好ましくは、顧客に商品の特定のブランドに切り替えさせるか、ある商品に対するブランド忠実度を促進させるように考案された目立つオファーである。顧客にブランドを切り替えさせる場合、購入インセンティブは好ましくは競合ブランドの購入、または、上記の図4と図7に関して論じたように一般リスト項目に属する商品の購入によってトリガされる。しかし、場合によって、各購入インセンティブは異なる目的に適するように調節してもよいことを理解されたい。
【0067】
図8Cは、本発明の1実施形態により顧客に送付できる例としての広告811である。この広告は、特定のブランドと商品を販売促進するためのメッセージ913を含む。すなわち図8Cに見られるように、ブランドXの甘味料は1カロリーしかない甘味料として消費者に販売促進される。
【0068】
図8A、図8B、図8Cに示されたプロモーションは、食料雑貨品と小売店以外の話題に関するものであってもよい。さらに、プロモーションは図8A、図8B、図8Cに示されていない他の情報を含んでいてもよく、他の情報は顧客の購入履歴または買物リスト項目に関係してもよいし関係していなくてもよい情報を含んでいてもよい。
【0069】
本発明の1実施形態によれば、買物リストとプロモーションは、顧客の携帯型コンピュータ201を使用しても得ることができる。この実施形態によれば、消費者は図4に関して上に説明した個別の買物リストを得ることができるが、顧客は買物リストを印刷するのではなく、顧客の携帯型コンピュータ201にダウンロードして、そこで表示し操作することができる。別法としては、顧客の携帯型コンピュータはウェブブラウザソフトウェアとワイヤレスインターネット接続とを備え、顧客の携帯型コンピュータのユーザは、顧客のデスクトップコンピュータ129を使用せずに買物リストサーバ123にアクセスし、個別の買物リストを検索することができる。個別の買物リストとプロモーションを受信すると、商品識別子とプロモーションは、顧客の携帯型コンピュータ201のインタフェース217とバス203を介してメモリユニット207および/または記憶装置211に記憶される。顧客の携帯型コンピュータ201内に記憶された買物リストは好ましくは商品のリストを含むので(すなわち商品名)、消費者は顧客の携帯型コンピュータ201で買物リストを表示する時に容易に商品を識別することができる。従って、顧客の携帯型コンピュータ201は買物リストデータベース125などの外部の記憶スペースにある商品識別子テーブル301にアクセスして、走査などによって顧客の携帯型コンピュータ201に入力されたバーコードなどの商品識別子を商品名に変換することができる。別法としては、商品識別子テーブル301はメモリユニット207または記憶装置211に記憶してもよい。
【0070】
個別の買物リストとプロモーションとを顧客の携帯型コンピュータ201に記憶した後、顧客は顧客の携帯型コンピュータ201のディスプレイ213上で買物リストとプロモーションとを表示させることができる。商品識別子とプロモーションはディスプレイ213上で、それぞれ図3C及び図3Dに見られるように、個別に表示してもよいし、表のフォーマットで表示してもよく、例えば、顧客の携帯型コンピュータ201のユーザがいくつかの商品識別子および/またはプロモーションを一度に見られるようにしてもよい。顧客の携帯型コンピュータ201のユーザは入力装置215を使用すると、バス203を介してプロセッサ205にコマンド選択を通信し、顧客の携帯型コンピュータ201のメモリに記憶された買物リスト項目とプロモーションについて、選択、および、削除、グループ分け、その他の方法で修正できる。たとえば、顧客の携帯型コンピュータ201を使用する顧客は、すべての買物リスト項目とプロモーションとを表示し、削除すべき項目をグループ分けし、残りの項目を保持しておくことができる。
【0071】
コンピュータ業界の当業者であれば理解されるように、本発明の一部は、本発明の教示に従ってプログラミングされた従来の汎用コンピュータまたはマイクロプロセッサを使用して便利に実装できる。ソフトウェア業界の当業者であれば理解されるように、当業界のプログラマであれば本開示の教示に従って適切なソフトウェアを容易に作成することができる。
【0072】
図9は、本発明の実施形態が実装できるコンピュータシステム901を示す。コンピュータシステム901は、情報を通信するためのバス903または他の通信機構と、バス903と結合され情報を処理するプロセッサ905とを含む。コンピュータシステム901はまた、バス903と結合され、情報と、プロセッサ905が実行する命令とを記憶する、ランダムアクセスメモリ(RAM)または他のダイナミック記憶装置(たとえばダイナミックRAM(DRAM)、スタティックRAM(SRAM)、同期DRAM(SDRAM))、などのメインメモリ907を含む。さらに、メインメモリ907を使用して、プロセッサ905が命令を実行している間、一時変数または他の中間情報を記憶することもできる。コンピュータシステム901はさらに、バス903に結合され、スタティックな情報とプロセッサ905の命令とを記憶するリードオンリーメモリ(ROM)909または、他のスタティック記憶装置(たとえばプログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、および電気消去可能PROM(EEPROM)フラッシュROM)を含む。磁気ディスクまたは光ディスクなどの記憶装置911をバス903に結合して、情報と命令とを記憶する。
【0073】
コンピュータシステム901はまた、特定目的用論理デバイス(たとえば特定用途向け集積回路(ASIC))、または、コンフィギュラブル論理デバイス(たとえばジェネリックアレイオブロジック(GAL)、またはリプログラマブルフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA))を含んでいてもよい。他のリムーバブル媒体装置(たとえばコンパクトディスク、テープ、リムーバブル光磁気媒体)、または固定式の高密度媒体ドライブを、適切なデバイスバス(たとえば小型コンピュータ装置用インタフェース(SCSI)バス、またはエンハンスドインテグレーテッドデバイスエレクトロニクス(IDE)バス、ウルトラダイレクトメモリアクセス(DMA)バス)を使用してコンピュータシステム901に追加することもできる。コンピュータシステム901はさらに、コンパクトディスク読取装置、コンパクトディスク読取書込ユニット、またはコンパクトディスクジュークボックスを含んでいてもよく、これらの各々は同じデバイスバスに接続してもよいし別のデバイスバスに接続してもよい。
【0074】
コンピュータシステム901は、バス903を介して陰極線管(CRT)などのディスプレイ913に結合されて、コンピュータユーザに情報を表示する。ディスプレイ913は、ディスプレイカードまたはグラフィックスカードによって制御してもよい。コンピュータシステムは、情報とコマンド選択をプロセッサ905に通信するキーボード915とカーソル制御917などの入力装置を含む。たとえばカーソル制御917は方向情報とコマンド選択をプロセッサ905に通信し、ディスプレイ913上でカーソルの動きを制御するマウス、トラックボール、またはカーソル方向キーである。さらに、プリンタが、図3Aから図3Fに示されたデータ構造、またはコンピュータシステム901が記憶および/または生成する任意の他のデータの印刷されたリストを提供することができる。
【0075】
コンピュータシステム901は、メインメモリ907などのメモリ内に含まれた1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスをプロセッサ905が実行したことに応答して、本発明の処理ステップの一部または全部を実行する。このような命令は、記憶装置911などのコンピュータで読み取ることのできる別の媒体からメインメモリ907の中に読み込むことができる。マルチプロセシング構成の1台または複数のプロセッサを使用して、メインメモリ907に含まれた命令のシーケンスを実行することもできる。代替の実施形態では、ソフトウェア命令の代わりまたはソフトウェア命令と共にハードワイヤード回路を使用することもできる。したがって、実施形態はハードウェア回路とソフトウェアの任意の特定の組み合わせに限定されない。
【0076】
上記のように、システム901は、本発明の教示に従ってプログラミングされ、本明細書に記述されたデータ構造、または、テーブル、レコード、その他のデータを含む、コンピュータで読み取ることのできる少なくとも1つの媒体またはメモリを含む。本発明は、コンピュータで読み取ることのできる任意の1つの媒体、またはコンピュータ読み取り可能な記録媒体の組み合わせに、コンピュータシステム901を制御し、本発明を実装するデバイス(複数可)を駆動し、コンピュータシステム901がたとえば顧客など人間のユーザと相互作用できるようにするソフトウェアを含む。このようなソフトウェアには、デバイスドライバ、および、オペレーティングシステム、開発ツール、アプリケーションソフトウェアが含まれるが、これらに限定されるものではない。このようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体はさらに、本発明を実装する際に実行される処理の全部または一部(処理が分散されている場合)を実行する、本発明のコンピュータプログラム製品を含む。
【0077】
本発明のコンピュータコードデバイスは、任意の解釈されたコード機構または実行可能コード機構であり、スクリプト、および、インタープリタ、ダイナミックリンクライブラリ、Javaクラス、完全実行可能プログラムを含んでいてもよいが、これらに限定されるものではない。さらに、本発明の処理の一部を分散させ、性能、信頼性および/またはコストを改善することもできる。
【0078】
本明細書に使用されている「コンピュータ読み取り可能な記録媒体(computerreadable medium)」という用語は、プロセッサ905が実行する命令を提供することに関与する任意の媒体を指す。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は多くの形態をとることができ、その中には不揮発性媒体、揮発性媒体、および送信媒体が含まれるが、これらに限定されるものではない。不揮発性媒体はたとえば、記憶装置911などの光ディスク、および、磁気ディスク、光磁気ディスクを含む。揮発性媒体はメインメモリ907などのダイナミックメモリを含む。送信媒体は、バス903を構成するワイヤを含む、同軸ケーブル、および、銅線ケーブル、光ファイバを含む。送信媒体はまた、無線波データ通信および赤外線データ通信の間に生成される音波または光波の形態をとることもできる。
【0079】
コンピュータ読み取り可能な記録媒体の一般的な形態はたとえば、コンピュータが読み取ることのできる、ハードディスク、または、フロッピーディスク、テープ、光磁気ディスク、PROM(EPROM、EEPROM、フラッシュEPROM)、DRAM、SRAM、SDRAM、その他の任意の磁気媒体、コンパクトディスク(たとえばCD−ROM)、その他の任意の他の光媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを伴うその他の物理的な媒体、搬送波(次に説明する)、その他の任意の媒体を含む。
【0080】
コンピュータ読み取り可能な記録媒体の種々の形態は、プロセッサ905が実行する1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行することに関与する。たとえば、命令は最初はリモートコンピュータの磁気ディスクが担持していてもよい。リモートコンピュータは本発明の全部または一部を実装する命令を遠隔でダイナミックメモリにロードし、モデムを使用して電話回線上で命令を送信することができる。コンピュータシステム901にローカルなモデムは、電話回線上のデータを受信し、赤外線送信器を使用してデータを赤外線信号に変換することができる。バス903に結合された赤外線検出装置は赤外線信号で搬送されたデータを受信し、このデータをバス903に入れることができる。バス903はデータをメインメモリ907に搬送し、プロセッサ905はメインメモリ907から命令を検索し、実行する。オプションとしては、メインメモリ907が受信した命令は、プロセッサ905が実行する前または実行した後に記憶装置911に記憶することができる。
【0081】
コンピュータシステム901はまた、バス903に結合された通信インタフェース919を含む。通信インタフェース919は、ローカルネットワーク(たとえばLAN923)に接続されたネットワークリンク921に、双方向データ通信結合を提供する。たとえば、通信インタフェース919は、任意のパケット交換ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続するネットワークインタフェースカードであってもよい。別の例としては、通信インタフェース919は、それぞれ対応するタイプの電話回線にデータ通信接続を提供する、非対称デジタル加入者線(ADSL)カード、総合デジタルサービス網(ISDN)カード、またはモデムであってよい。またワイヤレスリンクも実装できる。このような任意の実施形態において、通信インタフェース919は、種々のタイプの情報を表すデジタルデータストリームを搬送する電気信号、または、電磁気信号、光信号を送受信する。
【0082】
ネットワークリンク921は典型的には、1つまたは複数のネットワークを介してデータ通信を別のデータ装置に提供する。たとえば、ネットワークリンク921はLAN923を介してホストコンピュータ925に接続を提供してもよいし、またはIP(インターネットプロトコル)ネットワーク927(たとえばインターネット131)を介してデータ通信サービスを提供するサービスプロバイダが運用するデータ装置に接続を提供してもよい。LAN923とIPネットワーク927はどちらも、デジタルデータストリームを搬送する電気信号、または、電磁気信号、光信号を使用する。デジタルデータをコンピュータシステム901との間でやりとりする、種々のネットワークを介した信号とネットワークリンク921上で通信インタフェース919を介した信号は、情報を搬送する搬送波の例示的な形態である。コンピュータシステム901はネットワーク(複数可)、ネットワークリンク921および通信インタフェース919を介して、通知を送信し、プログラムコードを含むデータを受信することができる。
【0083】
本発明の教示に照らして、本発明の種々の修正例と変形例が可能であることは明らかである。したがって、本発明は付随する請求項の範囲の中で、本明細書に具体的に記述された方法とは別の方法で実行できることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の1実施形態によって個別の買物リストを生成するシステムを示す図である。
【図2】
本発明の1実施形態で使用される、顧客の携帯型コンピュータの構成図である。
【図3A】
本発明の1実施形態によって商品識別子をそれぞれの商品とその他の情報に関連づける商品識別子テーブルを示す図である。
【図3B】
顧客識別子(CID)を購入履歴と関連づける購入履歴テーブルを示す図である。
【図3C】
本発明の1実施形態によってCIDを買物リスト項目と関連づける買物リストテーブルを示す図である。
【図3D】
本発明の1実施形態によって、既定のプロモーションをCIDと関連づける既定プロモーションテーブルを示す図である。
【図3E】
本発明の1実施形態によって、トリガ項目とプロモーションとを関連づけるトリガ項目テーブルを示す図である。
【図4】
本発明の1実施形態によって、顧客のコンピュータを使用して個別の買物リストおよび/またはプロモーションを得るプロセスを示したフローチャートである。
【図5】
本発明の1実施形態によって、購入履歴に基づいて買物リスト項目を決定するプロセスを記述するフローチャートである。
【図6】
本発明の1実施形態によって、買物リスト基準に基づいて買物リスト項目を訂正するプロセスを記述するフローチャートである。
【図7】
本発明の1実施形態によって、既定の項目識別タイプに従って個別の買物リストを生成するプロセスを説明するフローチャートである。
【図8A】
本発明の1実施形態によって、個別の買物リストと共に送付できるプロモーションの例を示す図である。
【図8B】
本発明の1実施形態によって、個別の買物リストと共に送付できるプロモーションの例を示す図である。
【図8C】
本発明の1実施形態によって、個別の買物リストと共に送付できるプロモーションの例を示す図である。
【図9】
本発明の特定の目的の機能のうち1つまたは複数を実行するようにプログラミングされたコンピュータシステムの概念図である。

Claims (45)

  1. 顧客を識別するため顧客識別子と関連づけられた購入履歴を受信することと、
    前記購入履歴に基づいて個別の買物リストを生成することと、
    前記個別の買物リストを前記顧客識別子に関連づけることと、
    前記顧客識別子と関連づけられた前記個別の買物リストを記憶することと
    を含む方法。
  2. 前記購入履歴を受信するステップは、
    顧客と関連づけられた第1のリモートコンピュータから顧客識別子を受信することと、
    顧客の購入履歴を生成するため、前記顧客識別子を、エンティティと関連づけられた第2のリモートコンピュータに送信することと、
    前記第2のリモートコンピュータから前記顧客識別子と関連づけられた購入履歴を受信することと
    を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信するステップは、広域ネットワークとローカルエリアネットワークのうち1つを介して前記購入履歴を受信することを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記個別の買物リストを生成するステップは、
    前記購入履歴から購入傾向を決定することと、
    前記決定された購入傾向に基づいて個別のリストを生成することとを含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記購入傾向を決定するステップは、前記購入履歴内の各項目の購入の頻度を決定することを含み、
    前記個別の買物リストを生成するステップは、
    顧客の過去の買物と、前記生成される個別の買物リストについての買物との間の期間を決定することと、
    前記決定された頻度と期間に基づいて個別の買物リストを生成することと
    を含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記生成される個別の買物リストの目的である買物の日を推定することをさらに含む請求項5に記載の方法。
  7. 買物リスト基準を受信することをさらに含み、
    前記個別の買物リストを生成するステップは、前記購入履歴と前記買物リスト基準とに基づいて個別の買物リストを生成することを含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記購入履歴と前記買物リスト基準とに基づいて個別の買物リストを生成するステップは、
    前記購入履歴から購入傾向を決定することと、
    前記決定された購入傾向に基づいて仮の買物リストを生成することと、
    前記買物リスト基準に合う項目に関して前記仮の買物リストを検索することと、
    前記既定の基準に合う、前記仮の買物リスト上の項目の個別の買物リストを生成することとを含む請求項7に記載の方法。
  9. 前記個別の買物リストを前記顧客識別子と関連づけられた顧客のコンピュータに送付することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  10. 前記個別の買物リストを送付するステップは、前記個別の買物リストを、前記顧客識別子と関連づけられた、顧客のデスクトップコンピュータと顧客の携帯型コンピュータのうち1つに送付することを含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記個別の買物リストを送付するステップは、
    前記顧客から顧客要求を受信することと、
    記憶された前記個別の買物リストを検索することと、
    前記個別の買物リストを前記顧客に送付することとを含む請求項9に記載の方法。
  12. 前記顧客識別子に基づいてプロモーションを生成することと、
    前記プロモーションを前記個別の買物リストと共に、前記顧客識別子に関連づけられた前記顧客のコンピュータに送付することとをさらに含む請求項9に記載の方法。
  13. 前記顧客識別子に基づいてプロモーションを生成するステップは、前記顧客識別子と関連づけられた前記購入履歴に基づいてプロモーションを生成することを含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記個別の買物リストに基づいてプロモーションを生成することと、
    前記プロモーションを前記個別の買物リストと共に、前記顧客識別子に関連づけられた前記顧客のコンピュータに送付することとをさらに含む請求項9に記載の方法。
  15. 前記個別の買物リストに基づいてプロモーションを生成するステップは、トリガ項目に関して前記個別の買物リストを検索することを含み、
    前記プロモーションを送付するステップは、前記トリガ項目が前記個別の買物リストにある時、前記トリガ項目と関連づけられたプロモーションを前記個別の買物リストと共に、前記顧客識別子と関連づけられた前記顧客に、前記小売店の場所で送付することを含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記個別の買物リストを生成するステップは、既定の項目識別タイプを有する項目について個別の買物リストを生成することを含む請求項1に記載の方法。
  17. 前記既定の項目識別タイプは一般項目である請求項15に記載の方法。
  18. 前記個別の買物リスト上の各一般項目に対応する商品のグループを識別することと、
    それぞれの一般項目に対応する商品の各グループに関してプロモーションを生成することとをさらに含む請求項17に記載の方法。
  19. コンピュータシステム上で実行されるプログラム命令を含む、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラム命令は前記コンピュータシステムによって実行されると、前記コンピュータシステムに請求項1から18のいずれか一項に記載の方法のステップを実行させる、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 個別の買物リストに関連するデータを中に有するメモリ装置と、
    前記メモリ装置と通信するプロセッサと
    を備えたシステムであって、
    前記システムは、
    顧客を識別するため顧客識別子と関連づけられた購入履歴を受信することと、
    前記購入履歴に基づいて個別の買物リストを生成することと、
    前記個別の買物リストを前記顧客識別子と関連づけることと、
    前記顧客識別子と関連づけられた前記個別の買物リストを前記メモリ内に記憶することと
    を備えたシステム。
  21. 前記プロセッサは次の動作によって購入履歴を受信するように構成される請求項20のシステムであって、前記動作は、
    顧客と関連づけられた第1のリモートコンピュータから顧客識別子を受信することと、
    顧客購入履歴を生成するため、前記顧客識別子をエンティティと関連づけられた第2のリモートコンピュータに送信することと、
    前記第2のリモートコンピュータから、前記顧客識別子と関連づけられた購入履歴を受信することと
    を含む請求項20に記載のシステム。
  22. 前記プロセッサは次の動作によって個別の買物リストを生成するように構成された請求項20に記載のシステムであって、前記動作は、
    前記購入履歴から購入傾向を決定することと、
    前記決定された購入傾向に基づいて個別のリストを生成することとを含む請求項20に記載のシステム。
  23. 前記プロセッサは、前記購入履歴内の各項目の購入頻度を決定することによって購入傾向を決定し、次の動作によって個別の買物リストを生成するように構成される請求項22に記載のシステムであって、前記動作は、
    顧客の過去の買物と、前記生成される個別の買物リストについての買物との間の期間を決定することと、
    前記決定された頻度と期間とに基づいて個別の買物リストを生成することと
    を含む請求項22に記載のシステム。
  24. 前記プロセッサはさらに、前記生成される個別の買物リストの目的である買物の日を推定するように構成される請求項23に記載のシステム。
  25. 前記プロセッサはさらに、買物リスト基準を受信し、前記購入履歴と前記買物リスト基準とに基づいて個別の買物リストを生成することによって個別の買物リストを生成するように構成される請求項20に記載のシステム。
  26. 前記プロセッサは、前記購入履歴と前記買物リスト基準とに基づいて、次の動作によって個別の買物リストを生成するように構成される請求項25に記載のシステムであって、前記動作は、
    前記購入履歴から購入傾向を決定することと、
    前記決定された購入傾向に基づいて仮の買物リストを生成することと、
    前記買物リスト基準に合う項目に関して前記仮の買物リストを検索することと、
    前記既定の基準に合う仮の買物リスト上の項目の個別の買物リストを生成することとを含む請求項25に記載のシステム。
  27. 前記プロセッサはさらに、前記個別の買物リストを前記顧客識別子と関連づけられた顧客のコンピュータに送付するように構成される請求項20に記載のシステム。
  28. 前記プロセッサはさらに、
    前記顧客識別子に基づいてプロモーションを生成し、
    前記プロモーションを前記個別の買物リストと共に、前記顧客識別子と関連づけられた前記顧客のコンピュータに送付するように構成される請求項27に記載のシステム。
  29. 前記プロセッサは、前記顧客識別子と関連づけられた前記購入履歴に基づいてプロモーションを生成することによって、前記顧客識別子に基づいてプロモーションを生成するように構成される請求項28に記載のシステム。
  30. 前記プロセッサはさらに、
    前記個別の買物リストに基づいてプロモーションを生成し、
    前記プロモーションを前記個別の買物リストと共に、前記顧客識別子に関連づけられた前記顧客のコンピュータに送付するように構成される請求項27に記載の方法。
  31. 前記プロセッサは、トリガ項目に関して前記個別の買物リストを検索することによって、前記個別の買物リストに基づいてプロモーションを生成し、
    前記トリガ項目が前記個別の買物リストにある時、前記トリガ項目と関連づけられたプロモーションを前記個別の買物リストと共に、前記顧客識別子と関連づけられた前記顧客に、前記小売店の場所において送付することによって、プロモーションを送付するように構成される請求項30に記載のシステム。
  32. 前記プロセッサは、既定の項目識別タイプを有する項目について個別の買物リストを生成することによって、個別の買物リストを生成するように構成される請求項20に記載のシステム。
  33. 前記既定の項目識別タイプは一般項目である請求項32に記載のシステム。
  34. 前記プロセッサはさらに、
    前記個別の買物リスト上の各一般項目に対応する商品のグループを識別し、
    それぞれの一般項目に対応する商品のグループの各々に関してプロモーションを生成するように構成される請求項33に記載のシステム。
  35. 顧客を識別するため顧客識別子と関連づけられた購入履歴を受信する手段と、
    前記購入履歴に基づいて個別の買物リストを生成する手段と、
    前記個別の買物リストを前記顧客識別子と関連づける手段と、
    前記顧客識別子と関連づけられた前記個別の買物リストを記憶する手段と
    を備えたシステム。
  36. 前記受信する手段は、広域ネットワークとローカルエリアネットワークのうち1つを介して前記購入履歴を受信する手段を含む請求項35に記載のシステム。
  37. 前記個別の買物リストを生成する手段は、
    前記購入履歴から購入傾向を決定する手段と、
    前記決定された購入傾向に基づいて個別の買物リストを生成する手段とを備える請求項35に記載のシステム。
  38. 買物リスト基準を受信する手段をさらに備え、前記個別の買物リストを生成する手段は、前記購入履歴と前記買物リスト基準とに基づいて個別の買物リストを生成する手段を含む請求項35に記載のシステム。
  39. 前記購入履歴と前記買物リスト基準とに基づいて個別の買物リストを生成する手段は、
    前記購入履歴から購入傾向を決定する手段と、
    前記決定された購入傾向に基づいて仮の買物リストを生成する手段と、
    前記買物リスト基準に合う項目に関して前記仮の買物リストを検索する手段と、
    前記既定の基準に合う仮の買物リスト上の項目の個別の買物リストを生成する手段とをさらに含む請求項38に記載のシステム。
  40. 前記個別の買物リストを、前記顧客識別子と関連づけられた顧客のコンピュータに送付する手段をさらに備える請求項35に記載のシステム。
  41. 前記顧客識別子に基づいてプロモーションを生成する手段と、
    前記プロモーションを前記個別の買物リストと共に、前記顧客識別子と関連づけられた前記顧客のコンピュータに送付する手段とをさらに備える請求項40に記載のシステム。
  42. 前記個別の買物リストに基づいてプロモーションを生成する手段と、
    前記プロモーションを前記個別の買物リストと共に、前記顧客識別子に関連づけられた前記顧客のコンピュータに送付する手段とをさらに備える請求項40に記載のシステム。
  43. 前記個別の買物リストを生成する手段は、既定の項目識別タイプを有する項目について個別の買物リストを生成する手段を含む請求項35に記載のシステム。
  44. 前記既定の項目識別タイプは一般項目である請求項43に記載のシステム。
  45. 前記個別の買物リスト上の各一般項目に対応する商品のグループを識別する手段と、
    それぞれの一般項目に対応する商品の各グループに関してプロモーションを生成する手段とをさらに備える請求項43に記載のシステム。
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