JP2004322357A - ノック式繰り出し具における回転繰り出し装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノック式繰り出し具の後部にスタイラス等の棒状物の回転繰り出し装置を設けた場合には、この棒状物の使用中に棒状物が大幅に下降したり、過ってノック式繰り出し具をノックしてしまうおそれがあった。
【解決手段】軸筒1内に摺動可能に設けられた芯部材20と、ノック操作によりこの芯部材20を作動して軸筒1の先端開口から突出させる作動手段と、軸筒1に固設されかつその内側に受けリブ23を有する尾冠2と、この尾冠2に回転自在に設けられかつ所定位置において、尾冠2の受けリブ23に受けられるためのノックリブ36とを備えたノック部材3と、このノック部材3内に回転繰り出しにより上下に摺動するが回転しないようにしてなる棒状物とから構成されてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】軸筒1内に摺動可能に設けられた芯部材20と、ノック操作によりこの芯部材20を作動して軸筒1の先端開口から突出させる作動手段と、軸筒1に固設されかつその内側に受けリブ23を有する尾冠2と、この尾冠2に回転自在に設けられかつ所定位置において、尾冠2の受けリブ23に受けられるためのノックリブ36とを備えたノック部材3と、このノック部材3内に回転繰り出しにより上下に摺動するが回転しないようにしてなる棒状物とから構成されてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、筆記具、化粧品等のノック式繰り出し具の軸筒後部内に設けられた棒状物を回転操作によって繰り出すノック式繰り出し具における回転繰り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のノック式繰り出し具における回転繰り出し装置においては、スタイラス等の棒状物が突出した状態で、ノック部材が自由に上下動してしまうようになっている。そのため、棒状物の使用中にノック部材に押圧力が加わると、その際棒状物が下降して使用が困難となる。さらに、極端な場合にはノック操作がされて不用意に芯部材が軸筒の前部開口から突出されたり、収納されてしまうおそれがあった。
【0003】
【特許文献1】
実公平5−45514号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記のような従来の欠点を解消したものであって、ノック式繰り出し具の後部に設けられて回転繰り出しされるスタイラス等の棒状物の使用中において、棒状物が大きく後退することなく、ノック誤動作をなくしたノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を提供することを目的とする。
【0005】
さらに、この発明によれば、棒状物の繰り出しが簡単な回転操作によって確実にすることができ、かつ押圧力に対してクッション機能を有するノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のノック式繰り出し具における回転繰り出し装置は、軸筒内に摺動可能に設けられた芯部材と、ノック操作によりこの芯部材を作動して軸筒先端開口から突出させる作動手段とからなるノック式繰り出し具において、軸筒の後部に固設された尾冠と、この尾冠に関して長手方向に摺動しかつ回転自在のノック部材と、このノック部材内に設けられかつノック部材の回転操作によりノック部材天面から回転しないで繰り出されるように設けられた棒状物とから構成されてなり、この棒状物のノック部材天面からの突出状態において、棒状物の後退を防止する受け手段を尾冠内に設けてなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いてこの発明の実施の形態によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置について詳述する。
【0008】
実施の形態1
図1および図2は、この発明の実施の形態によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置の要部縦断面図であり、図1はノック式繰り出し具及び回転繰り出し装置に棒状物がそれぞれ収納された状態を示し、図2は棒状物がそれぞれ突出された使用状態を示す。図において、符号1は共用部材としての軸筒を示し、この軸筒1内には長手方向に摺動自在にボールペンレフィール等の芯部材20が設けられており、この芯部材20は、比較的弾発力の強いリターンスプリング(図示せず)によって後方に付勢されている。
【0009】
他方、軸筒1の後端部には中空の尾冠本体21と、これと一体に形成されたクリップ22とからなる尾冠2が嵌合により固設されている。そして、尾冠本体21の上部内壁には、受けリブ23が長手方向に形成されている。さらに、受けリブ23の前方には係止段部24が形成されている。
【0010】
即ち、図3〜図5は、この実施の形態1に用いられる部品の尾冠2を示し、この尾冠2は、筒状の尾冠本体21と、この尾冠本体21と一体成形されたクリップ22とからなる。そして、尾冠本体21の上部内壁には、長手方向に受けリブ23が形成されている。この受けリブ23の基部から下方に向かって後述するカム溝からなる固定カム7が形成されている。
【0011】
そして、尾冠2の後部内には、ノック部材3が尾冠2に関して回転自在に設けられている。このノック部材3は上下端にそれぞれ開口31、32が形成されており、その内周には図7から明らかなようにめねじ33が形成されている。
【0012】
即ち、図6と図7とは、この実施の形態1に用いられる部品のノック部材3を示し、このノック部材3は、頂部および底部が共に開口31、32を有しており、上部内側にはめねじ33が形成されてなる。このめねじ33には、大径係合部82の螺合突起83が螺合している。さらに、上部外側には段部34が形成されており、内周には環状凸部35が形成されてなる。なお、ノック部材3の下端開口32から上方に向かってノックリブ36が形成されている。
【0013】
さらに、このノック部材3と連結してノックカム4が設けられており、このノックカム4は中間部に内フランジ41を備え、その内部には比較的弾発力の弱いノックスプリング5が収納されかつ先端部外周には、尾冠2の係止段部24に係止される係止部45が設けられている。このノックスプリング5の一端は回転カム6の一端に当接して、回転カム6を前方に付勢している。そして、この回転カムは、尾冠2の内周に形成されたカム溝である固定カム7と係合するカムを有している。
【0014】
即ち、図8は、この実施の形態1に用いられる部品のノックカム4を示し、その後部に対向して一対のスリット42が形成されており、このスリット42よりスタイラス8に設けられた螺合突起83が突出し、ノック部材3の内周に形成されためねじ31と螺合している。また、ノックカム4の外壁に複数の突起43を有し、かつ前端面にカム溝44を備えている。
【0015】
なお、図中符号8は、突出自在のスタイラスであり、このスタイラス8は先部のチップ81と基部の大径係合部82とから構成されてなる。そして、この大径係合部82の外壁には、上記ノック部材3のめねじ33と螺合する複数の螺合突起83が形成されている。
【0016】
さらに、図9と図10とは、この実施の形態1に用いられ部品のスタイラス8を示し、後部外壁に一対の大径係合部82を有し、さらにこれらの大径係合部82の外壁には、ノック部材3のめねじ33と螺合するの複数の螺合突起83がそれぞれ設けられている。
【0017】
次に、この発明の実施の形態1によるノック式繰り出し具およびその回転繰り出し装置の動作について説明する。
まず、ノック式繰り出し具のノック操作について述べると、図1の状態では、ノック部材の3のノックリブ36が尾冠2の受けリブ23と同軸上に位置していないので、使用に際してノック部材3を操作して芯部材20の先端部をノック式繰り出し具の先端開口から突出せしめて使用可能とする。即ち、ノック部材3をノックするとスプリングの付勢力に抗してノック部材3が下降する。すると、このノック部材3に連動してノックカム4も下降し、回転カム6のカム部61が尾冠2の内周に形成されたカム溝である固定カム7に係合して前進せしめられ、芯部材20が前進突出される。(図2に示す状態)なお、筆記を終えて芯部材20を軸筒1内に収納する場合には、再度ノック部材3をノックすることによって上記カム機構により、芯部材20を後退・収納することができる。
【0018】
次に、回転操り出し装置の操作について述べると、スタイラス8を筆記具後端から突出させて使用状態にするためには、軸筒1またはクリップ22付き尾冠2を持って固定し、ノック部材3を図1の矢印方向に回転する。すると、スタイラス8の大径係合部82の外周に形成された螺合突起83が、ノックカムの4のスリット42に規制されると共にノック部材3の内周に形成されためねじ33に螺合して上昇する。そして、スタイラスチップ81がノック天面開口31から突出して使用可能となる。この状態では、図2に示すように尾冠2内の受けリブ23とノック部材3のノックリブ36とが同軸上に配される。換言すれば、受けリブ23の端面とノックリブ36の端面とが少なくとも部分的に重なるような位置に配される。従って、使用中ノック部材3が上下動しないので、スタイラスの使用が確実に行われ、かつスタイラス8に過大押圧力が加わっても、不用意にカム機構を作動して芯部材20を繰り出したり収納してしまうおそれがない。
【0019】
なお、スタイラス8の使用状態において、尾冠2内の受けリブ23とノック部材3のノックリブ36とを同軸上に配するためには、ノック部材3の回転を止める構造、例えばねじ部を所定位置までにすること等、予め設計上定めておけば良い。
【0020】
また、スタイラス8の使用時に、同軸上に配されたノック部材3のノックリブ36と尾冠2の受けリブ23との間に微小ギャップGを設けておけば、過大押圧力が棒状物に加わった際にはスタイラス8がクッションするという利点もある。特に、比較的軟らかく傷つきやすい画面をタッチして情報を入力するような場合には、このようなクッション機能は入力画面を損傷しないという効果がある。
【0021】
実施の形態2
次に、図11と図12とは、実施の形態2によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。この例では、ノックカム4の後部内面に形成されためねじ45とスタイラス8に形成されたおねじ84との螺合によって、スタイラス8を上下動させる。この時に、ノック部材3とスタイラス8とは、上下動できるが回転できないようにノック部材3の内面に回り止めリブ39を形成し、スタイラス8には係止突起85が形成されている。このような構成においても、実施の形態1と同様に受けリブ23とノックリブ36とは、スタイラスチップ8はノック部材3から突出した状態において、スタイラスチップ81に過大押圧力が加わってもノック部材3が後退しないので、不用意にノック操作が行われてカム機構が誤作動してしまうおそれがない。このような構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0022】
実施の形態3
さらに、図13と図14とは、実施の形態3によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。この場合、スタイラス8は、底部に係合凹部を有し、係合凹部にノックカムのこの係合凸部が圧入されて一体とされている。そして、ノックスプリング5はノックカム4の内部において、回転カム6の上端面とに当接し、回転カム6を前方に付勢している。この例では、ノックカム4の上部外周に形成されたおねじ47と、ノック部材3の内面に形成されためねじ33との螺合によって、ノック部材3を前後動作させる装置である。そして、ノックカム4後端に形成された係止凹部に圧入固定されたスタイラス8を、ノック部材3の回転操作によって突出させることができる。
【0023】
とりわけ、この装置は、スタイラス8は元の位置のままで、尾冠2に関してノック部材3を回転しながら下方へ移動させることによってスタイラスチップ81をノック部材3の天面から突出せしめる構成である。即ち、ノック部材3を図中矢印方向に回転せしめると、ノック部材3のめねじ33とノックカム4のおねじ47との螺合によって、ノックカム4の基端部の係止部45が尾冠2内周の係止段部24に係止されているので、ノック部材3が下降してスタイラスチップ81がノック部材3の先端から突出せしめられる。この場合、図14に示すように尾冠2の受けリブ23とノックカム4のノックリブ36とは図面左側において同軸上に配されるので、このような構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0024】
実施の形態4
またさらに、図15と図16とは、実施の形態4によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。ノックカム4の後端面に形成された傾斜カム49と、スタイラスチップ8の後方に形成された傾斜カム85との係合によって、スタイラス8を前後動させるものである。この装置では、ノック部材3の内面に回り止めリブ39が形成され、スタイラス8には回り止めリブ39に合わせた突起87が形成され、上下移動するが回転しないようになっている。従って、ノック部材3を回転させることでスタイラス8が上下動する。このような構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0025】
実施の形態5
さらにまた、図17と図18とは、実施の形態5によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。また、本例は係合突起87との係合とによって作動させる装置であって、この時に、ノックカム4にはスタイラス8の回り止めのための縦長穴48があり、その中をスタイラス8の係合突起87が通過し、ノック部材3に形成された傾斜カム穴37に入るため、ノック部材3の回転によって、スタイラス8は上下移動する。このような構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0026】
実施の形態6
次に、図19と図20とは、実施の形態6によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。ノックカム4の上部外周に形成されたおねじ47とスタイラス8の内径部に形成されためねじ89との螺合によって、スタイラス8を上下動させる。即ち、ノック部材3を図中矢印方向に回転せしめると、スタイラス8のガイド突起87がノック部材3の内壁のガイド溝38に係合しているので、スタイラス8もノック部材3と共に回転されて上昇し、ノック部材3の頂部開口から突出せしめられる。このような例は、実施の形態2と逆の構成であるが、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0027】
実施の形態7
さらに、図21と図22とは、実施の形態7によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。即ち、本例は実施の形態1のスタイラス8をレフィール9に代えたもので、スタイラス以外の棒状物の一例である。即ち、棒状物繰り出し装置の長さに合わせた比較的短めのレフィール9には、レフィールホルダ10に圧入、カシメ等の方法によって固定されている。そして、このホルダ10の壁にはノック部材3のめねじ33と螺合する複数の螺合突起101が形成されている。なお、ノック式筆記具として消せるインキを使用するボールペンの場合には、棒状物繰り出し装置には棒状の消しゴムを用いても良い。このような実施の形態7の構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0028】
この発明のノック式繰り出し具及び回転繰り出し装置が、ボールペン等の筆記具はもとより棒状糊、修正棒、消しゴム等の他の文房具、更にはアイライナー等の棒状化粧品をも含むことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
この発明は、ノック式繰り出し具の後部に設けられたスタイラスチップ等の棒状物の使用中に、この棒状物に過大な押圧力が加わっても、棒状物が後退して使用困難となることがなく、かつノック誤作動もなくする効果がある。
【0030】
さらに、この発明によれば、棒状物の繰り出しが簡単な操作によって確実にすることができ、かつ棒状物が過大押圧力に対してクッション機能を有するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図2】図1の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図3】図1のクリップ付き尾冠の平面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】図1のノック部材の底面図である。
【図7】図6のノック部材のC−C線に沿う断面図である。
【図8】図1のノックカムの正面図である。
【図9】図1のスタイラスの正面図である。
【図10】図9のスタイラスの側面図である。
【図11】この発明の実施の形態2によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図12】図11の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図13】この発明の実施の形態3によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図14】図13の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図15】この発明の実施の形態4によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図16】図15の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図17】この発明の実施の形態5によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図18】図17の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図19】この発明の実施の形態6によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図20】図19の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図21】この発明の実施の形態7によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図22】図21の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒
2 尾冠
21 尾冠本体
22 クリップ
23 受けリブ
24 係止段部
3 ノック部材
31,32 開口
33 めねじ
34 段部
35 環状凸部
36 ノックリブ
37 傾斜カム穴
38 ガイド溝
39 回転止め用リブ
4 ノックカム
41 内フランジ
42 スリット
43 突起
44 カム溝
45 係止部
46 めねじ
47 おねじ
48 長穴
49 傾斜カム
5 ノックスプリング
6 回転カム
7 固定カム
8 スタイラス
81 スタイラスチップ
82 大径係合部
83 螺合突起
84 おねじ
85 傾斜カム
86 長穴
87 係合突起
88 回り止め用リブ
89 めねじ
9 レフィール
10 レフィールホルダ
101 螺合突起
20 芯部材
G ギャップ
【発明の属する技術分野】
この発明は、筆記具、化粧品等のノック式繰り出し具の軸筒後部内に設けられた棒状物を回転操作によって繰り出すノック式繰り出し具における回転繰り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のノック式繰り出し具における回転繰り出し装置においては、スタイラス等の棒状物が突出した状態で、ノック部材が自由に上下動してしまうようになっている。そのため、棒状物の使用中にノック部材に押圧力が加わると、その際棒状物が下降して使用が困難となる。さらに、極端な場合にはノック操作がされて不用意に芯部材が軸筒の前部開口から突出されたり、収納されてしまうおそれがあった。
【0003】
【特許文献1】
実公平5−45514号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記のような従来の欠点を解消したものであって、ノック式繰り出し具の後部に設けられて回転繰り出しされるスタイラス等の棒状物の使用中において、棒状物が大きく後退することなく、ノック誤動作をなくしたノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を提供することを目的とする。
【0005】
さらに、この発明によれば、棒状物の繰り出しが簡単な回転操作によって確実にすることができ、かつ押圧力に対してクッション機能を有するノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のノック式繰り出し具における回転繰り出し装置は、軸筒内に摺動可能に設けられた芯部材と、ノック操作によりこの芯部材を作動して軸筒先端開口から突出させる作動手段とからなるノック式繰り出し具において、軸筒の後部に固設された尾冠と、この尾冠に関して長手方向に摺動しかつ回転自在のノック部材と、このノック部材内に設けられかつノック部材の回転操作によりノック部材天面から回転しないで繰り出されるように設けられた棒状物とから構成されてなり、この棒状物のノック部材天面からの突出状態において、棒状物の後退を防止する受け手段を尾冠内に設けてなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いてこの発明の実施の形態によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置について詳述する。
【0008】
実施の形態1
図1および図2は、この発明の実施の形態によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置の要部縦断面図であり、図1はノック式繰り出し具及び回転繰り出し装置に棒状物がそれぞれ収納された状態を示し、図2は棒状物がそれぞれ突出された使用状態を示す。図において、符号1は共用部材としての軸筒を示し、この軸筒1内には長手方向に摺動自在にボールペンレフィール等の芯部材20が設けられており、この芯部材20は、比較的弾発力の強いリターンスプリング(図示せず)によって後方に付勢されている。
【0009】
他方、軸筒1の後端部には中空の尾冠本体21と、これと一体に形成されたクリップ22とからなる尾冠2が嵌合により固設されている。そして、尾冠本体21の上部内壁には、受けリブ23が長手方向に形成されている。さらに、受けリブ23の前方には係止段部24が形成されている。
【0010】
即ち、図3〜図5は、この実施の形態1に用いられる部品の尾冠2を示し、この尾冠2は、筒状の尾冠本体21と、この尾冠本体21と一体成形されたクリップ22とからなる。そして、尾冠本体21の上部内壁には、長手方向に受けリブ23が形成されている。この受けリブ23の基部から下方に向かって後述するカム溝からなる固定カム7が形成されている。
【0011】
そして、尾冠2の後部内には、ノック部材3が尾冠2に関して回転自在に設けられている。このノック部材3は上下端にそれぞれ開口31、32が形成されており、その内周には図7から明らかなようにめねじ33が形成されている。
【0012】
即ち、図6と図7とは、この実施の形態1に用いられる部品のノック部材3を示し、このノック部材3は、頂部および底部が共に開口31、32を有しており、上部内側にはめねじ33が形成されてなる。このめねじ33には、大径係合部82の螺合突起83が螺合している。さらに、上部外側には段部34が形成されており、内周には環状凸部35が形成されてなる。なお、ノック部材3の下端開口32から上方に向かってノックリブ36が形成されている。
【0013】
さらに、このノック部材3と連結してノックカム4が設けられており、このノックカム4は中間部に内フランジ41を備え、その内部には比較的弾発力の弱いノックスプリング5が収納されかつ先端部外周には、尾冠2の係止段部24に係止される係止部45が設けられている。このノックスプリング5の一端は回転カム6の一端に当接して、回転カム6を前方に付勢している。そして、この回転カムは、尾冠2の内周に形成されたカム溝である固定カム7と係合するカムを有している。
【0014】
即ち、図8は、この実施の形態1に用いられる部品のノックカム4を示し、その後部に対向して一対のスリット42が形成されており、このスリット42よりスタイラス8に設けられた螺合突起83が突出し、ノック部材3の内周に形成されためねじ31と螺合している。また、ノックカム4の外壁に複数の突起43を有し、かつ前端面にカム溝44を備えている。
【0015】
なお、図中符号8は、突出自在のスタイラスであり、このスタイラス8は先部のチップ81と基部の大径係合部82とから構成されてなる。そして、この大径係合部82の外壁には、上記ノック部材3のめねじ33と螺合する複数の螺合突起83が形成されている。
【0016】
さらに、図9と図10とは、この実施の形態1に用いられ部品のスタイラス8を示し、後部外壁に一対の大径係合部82を有し、さらにこれらの大径係合部82の外壁には、ノック部材3のめねじ33と螺合するの複数の螺合突起83がそれぞれ設けられている。
【0017】
次に、この発明の実施の形態1によるノック式繰り出し具およびその回転繰り出し装置の動作について説明する。
まず、ノック式繰り出し具のノック操作について述べると、図1の状態では、ノック部材の3のノックリブ36が尾冠2の受けリブ23と同軸上に位置していないので、使用に際してノック部材3を操作して芯部材20の先端部をノック式繰り出し具の先端開口から突出せしめて使用可能とする。即ち、ノック部材3をノックするとスプリングの付勢力に抗してノック部材3が下降する。すると、このノック部材3に連動してノックカム4も下降し、回転カム6のカム部61が尾冠2の内周に形成されたカム溝である固定カム7に係合して前進せしめられ、芯部材20が前進突出される。(図2に示す状態)なお、筆記を終えて芯部材20を軸筒1内に収納する場合には、再度ノック部材3をノックすることによって上記カム機構により、芯部材20を後退・収納することができる。
【0018】
次に、回転操り出し装置の操作について述べると、スタイラス8を筆記具後端から突出させて使用状態にするためには、軸筒1またはクリップ22付き尾冠2を持って固定し、ノック部材3を図1の矢印方向に回転する。すると、スタイラス8の大径係合部82の外周に形成された螺合突起83が、ノックカムの4のスリット42に規制されると共にノック部材3の内周に形成されためねじ33に螺合して上昇する。そして、スタイラスチップ81がノック天面開口31から突出して使用可能となる。この状態では、図2に示すように尾冠2内の受けリブ23とノック部材3のノックリブ36とが同軸上に配される。換言すれば、受けリブ23の端面とノックリブ36の端面とが少なくとも部分的に重なるような位置に配される。従って、使用中ノック部材3が上下動しないので、スタイラスの使用が確実に行われ、かつスタイラス8に過大押圧力が加わっても、不用意にカム機構を作動して芯部材20を繰り出したり収納してしまうおそれがない。
【0019】
なお、スタイラス8の使用状態において、尾冠2内の受けリブ23とノック部材3のノックリブ36とを同軸上に配するためには、ノック部材3の回転を止める構造、例えばねじ部を所定位置までにすること等、予め設計上定めておけば良い。
【0020】
また、スタイラス8の使用時に、同軸上に配されたノック部材3のノックリブ36と尾冠2の受けリブ23との間に微小ギャップGを設けておけば、過大押圧力が棒状物に加わった際にはスタイラス8がクッションするという利点もある。特に、比較的軟らかく傷つきやすい画面をタッチして情報を入力するような場合には、このようなクッション機能は入力画面を損傷しないという効果がある。
【0021】
実施の形態2
次に、図11と図12とは、実施の形態2によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。この例では、ノックカム4の後部内面に形成されためねじ45とスタイラス8に形成されたおねじ84との螺合によって、スタイラス8を上下動させる。この時に、ノック部材3とスタイラス8とは、上下動できるが回転できないようにノック部材3の内面に回り止めリブ39を形成し、スタイラス8には係止突起85が形成されている。このような構成においても、実施の形態1と同様に受けリブ23とノックリブ36とは、スタイラスチップ8はノック部材3から突出した状態において、スタイラスチップ81に過大押圧力が加わってもノック部材3が後退しないので、不用意にノック操作が行われてカム機構が誤作動してしまうおそれがない。このような構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0022】
実施の形態3
さらに、図13と図14とは、実施の形態3によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。この場合、スタイラス8は、底部に係合凹部を有し、係合凹部にノックカムのこの係合凸部が圧入されて一体とされている。そして、ノックスプリング5はノックカム4の内部において、回転カム6の上端面とに当接し、回転カム6を前方に付勢している。この例では、ノックカム4の上部外周に形成されたおねじ47と、ノック部材3の内面に形成されためねじ33との螺合によって、ノック部材3を前後動作させる装置である。そして、ノックカム4後端に形成された係止凹部に圧入固定されたスタイラス8を、ノック部材3の回転操作によって突出させることができる。
【0023】
とりわけ、この装置は、スタイラス8は元の位置のままで、尾冠2に関してノック部材3を回転しながら下方へ移動させることによってスタイラスチップ81をノック部材3の天面から突出せしめる構成である。即ち、ノック部材3を図中矢印方向に回転せしめると、ノック部材3のめねじ33とノックカム4のおねじ47との螺合によって、ノックカム4の基端部の係止部45が尾冠2内周の係止段部24に係止されているので、ノック部材3が下降してスタイラスチップ81がノック部材3の先端から突出せしめられる。この場合、図14に示すように尾冠2の受けリブ23とノックカム4のノックリブ36とは図面左側において同軸上に配されるので、このような構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0024】
実施の形態4
またさらに、図15と図16とは、実施の形態4によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。ノックカム4の後端面に形成された傾斜カム49と、スタイラスチップ8の後方に形成された傾斜カム85との係合によって、スタイラス8を前後動させるものである。この装置では、ノック部材3の内面に回り止めリブ39が形成され、スタイラス8には回り止めリブ39に合わせた突起87が形成され、上下移動するが回転しないようになっている。従って、ノック部材3を回転させることでスタイラス8が上下動する。このような構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0025】
実施の形態5
さらにまた、図17と図18とは、実施の形態5によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。また、本例は係合突起87との係合とによって作動させる装置であって、この時に、ノックカム4にはスタイラス8の回り止めのための縦長穴48があり、その中をスタイラス8の係合突起87が通過し、ノック部材3に形成された傾斜カム穴37に入るため、ノック部材3の回転によって、スタイラス8は上下移動する。このような構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0026】
実施の形態6
次に、図19と図20とは、実施の形態6によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。ノックカム4の上部外周に形成されたおねじ47とスタイラス8の内径部に形成されためねじ89との螺合によって、スタイラス8を上下動させる。即ち、ノック部材3を図中矢印方向に回転せしめると、スタイラス8のガイド突起87がノック部材3の内壁のガイド溝38に係合しているので、スタイラス8もノック部材3と共に回転されて上昇し、ノック部材3の頂部開口から突出せしめられる。このような例は、実施の形態2と逆の構成であるが、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0027】
実施の形態7
さらに、図21と図22とは、実施の形態7によるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置を示す。即ち、本例は実施の形態1のスタイラス8をレフィール9に代えたもので、スタイラス以外の棒状物の一例である。即ち、棒状物繰り出し装置の長さに合わせた比較的短めのレフィール9には、レフィールホルダ10に圧入、カシメ等の方法によって固定されている。そして、このホルダ10の壁にはノック部材3のめねじ33と螺合する複数の螺合突起101が形成されている。なお、ノック式筆記具として消せるインキを使用するボールペンの場合には、棒状物繰り出し装置には棒状の消しゴムを用いても良い。このような実施の形態7の構成においても、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0028】
この発明のノック式繰り出し具及び回転繰り出し装置が、ボールペン等の筆記具はもとより棒状糊、修正棒、消しゴム等の他の文房具、更にはアイライナー等の棒状化粧品をも含むことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
この発明は、ノック式繰り出し具の後部に設けられたスタイラスチップ等の棒状物の使用中に、この棒状物に過大な押圧力が加わっても、棒状物が後退して使用困難となることがなく、かつノック誤作動もなくする効果がある。
【0030】
さらに、この発明によれば、棒状物の繰り出しが簡単な操作によって確実にすることができ、かつ棒状物が過大押圧力に対してクッション機能を有するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図2】図1の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図3】図1のクリップ付き尾冠の平面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】図1のノック部材の底面図である。
【図7】図6のノック部材のC−C線に沿う断面図である。
【図8】図1のノックカムの正面図である。
【図9】図1のスタイラスの正面図である。
【図10】図9のスタイラスの側面図である。
【図11】この発明の実施の形態2によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図12】図11の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図13】この発明の実施の形態3によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図14】図13の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図15】この発明の実施の形態4によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図16】図15の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図17】この発明の実施の形態5によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図18】図17の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図19】この発明の実施の形態6によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図20】図19の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【図21】この発明の実施の形態7によるノック式筆記具の要部縦断面図である。
【図22】図21の筆記具の棒状物繰り出し状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒
2 尾冠
21 尾冠本体
22 クリップ
23 受けリブ
24 係止段部
3 ノック部材
31,32 開口
33 めねじ
34 段部
35 環状凸部
36 ノックリブ
37 傾斜カム穴
38 ガイド溝
39 回転止め用リブ
4 ノックカム
41 内フランジ
42 スリット
43 突起
44 カム溝
45 係止部
46 めねじ
47 おねじ
48 長穴
49 傾斜カム
5 ノックスプリング
6 回転カム
7 固定カム
8 スタイラス
81 スタイラスチップ
82 大径係合部
83 螺合突起
84 おねじ
85 傾斜カム
86 長穴
87 係合突起
88 回り止め用リブ
89 めねじ
9 レフィール
10 レフィールホルダ
101 螺合突起
20 芯部材
G ギャップ
Claims (11)
- 軸筒内に摺動可能に設けられた芯部材と、ノック操作によりこの芯部材を作動して軸筒先端開口から突出させる作動手段とからなるノック式繰り出し具において、軸筒の後部に固設された尾冠と、この尾冠に関して長手方向に摺動しかつ回転自在のノック部材と、このノック部材内に設けられかつノック部材の回転操作によりノック部材天面から回転しないで繰り出されるように設けられた棒状物とから構成されてなり、この棒状物のノック部材天面からの突出状態において、棒状物の後退を防止する受け手段を尾冠内に設けたことを特徴とするノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- ノック部材の外壁にノックリブを設け、かつ前記受け手段としてこのノックリブを受けるための受けリブを、尾冠の内壁のノック部材の回転を可能とする長手方向位置に設けると共に、棒状物がノック部材内に収納された状態において、ノックリブの端面と受けリブの端面とが重ならないように位置決めされ、他方、棒状物がノック部材天面からの突出された状態において、ノックリブの端面と受けリブの端面とが少なくとも部分的に対向するようにに位置決めされ、かつ棒状物に過大押圧力吸収のためのクッション機能を付与せしめるだけのギャップを、受けリブとノックリブとの間に設けてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1または2において、ノック部材の外壁にノックリブを設け、かつ前記受け手段としてこのノックリブを受けるための受けリブを、尾冠の内壁のノック部材の回転を可能とする長手方向位置に設けると共に、棒状物がノック部材内に収納された状態において、ノックリブの端面と受けリブの端面とが重ならないように位置決めされ、他方、棒状物がノック部材天面からの突出された状態において、ノックリブの端面と受けリブの端面とが少なくとも部分的に重なり合うように位置決めされてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1または2において、ノック部材は内周にめねじを有し、他方、棒状物の大径係合部の外壁にはノック部材のめねじと螺合する螺合手段を有してなり、棒状物は上下に摺動するが回転しないようにしてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1または2において、作動手段はノック部材に連結されたノックカムと、このノックカムに連動して尾冠内周に形成された固定カムのカム溝に係合・案内されて回転される回転カムとから構成され、ノックカムは内周にめねじを有し、他方棒状物の係合部の外壁にはノックカムのめねじと螺合する螺合手段を有してなり、ノックカムの上端にはこの螺合手段が挿通するスリットが形成されてなり、棒状物は上下に摺動するが回転しないようにしてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1または2において、棒状物は外周におねじを有し、かつ作動手段を構成するノックカムは上部内周にめねじを有すると共にノック部材の内壁に形成されたリブと係止する突起を備えてなり、棒状物は上下に摺動するが回転しないようにしてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1または2において、棒状物は底部にノックカムの係止凸部が挿入される係止凹部を有しかつノックカムはノック部材のめねじと螺合する螺合突起を備えてなり、棒状物は上下に摺動するが回転しないようにしてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1または2において、棒状物は大径係合部に傾斜カムを有し、他方前記作動手段を構成するノックカムは、この棒状物の傾斜カムと係合する傾斜カムを有し、かつノック部材と棒状物の大径係合部との間にノックスプリングが設けられてなり、棒状物は上下に摺動するが回転しないようにしてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1または2において、棒状物はノック部材の側壁に形成された係止孔に係止する係止突起を有してなり、棒状物は上下に摺動するが回転しないようにしてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1において、前記棒状物は後部が中空のスタイラスであり、このスタイラスは大径の係合部におねじを有し、他方、前記作動手段を構成するノックカムの上端にはこのスタイラスのめねじと螺合するおねじを有してなり、棒状物は上下に摺動するが回転しないようにしてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
- 請求項1または2において、ノック部材は内周にめねじを有し、他方棒状物のレフィールホルダが外周にノック部材のめねじと螺合する螺合突起を有してなり、棒状物は上下に摺動するが回転しないようにしてなるノック式繰り出し具における回転繰り出し装置。
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