JP2004123117A - 被充填物が収納された筒状袋体の製造方法 - Google Patents
被充填物が収納された筒状袋体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004123117A JP2004123117A JP2002286230A JP2002286230A JP2004123117A JP 2004123117 A JP2004123117 A JP 2004123117A JP 2002286230 A JP2002286230 A JP 2002286230A JP 2002286230 A JP2002286230 A JP 2002286230A JP 2004123117 A JP2004123117 A JP 2004123117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging material
- hollow shaft
- filled
- cylindrical
- wrapping paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
Abstract
【課題】径が細くて長尺なものを作る場合でも、簡単にかつ迅速な作業ができ、封止箇所も両端のみで、コスト的にも極めて有利な被充填物が収納された筒状袋体の製造方法を提供する。
【解決手段】被充填物Wが入口部分17から所定量供給される中空軸15を回転することにより、中空軸15の外周面に包装紙1をスパイラル状に巻回し、側縁部が重合された包装紙1を圧着搬送部22により圧着するとともに成形された筒状包材2を軸方向に搬送し、筒状包材2の先端を封止し、中空軸15の出口20を越えて搬送された筒状包材内に中空軸15の出口20から被充填物Wを充填した後、筒状包材2の基端側を封止し、筒状包材2の成形と被充填物の充填を一括して行なうようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】被充填物Wが入口部分17から所定量供給される中空軸15を回転することにより、中空軸15の外周面に包装紙1をスパイラル状に巻回し、側縁部が重合された包装紙1を圧着搬送部22により圧着するとともに成形された筒状包材2を軸方向に搬送し、筒状包材2の先端を封止し、中空軸15の出口20を越えて搬送された筒状包材内に中空軸15の出口20から被充填物Wを充填した後、筒状包材2の基端側を封止し、筒状包材2の成形と被充填物の充填を一括して行なうようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒状物等の被充填物を筒状包材内に充填したものの製造方法、特に、筒状包材の成形と被充填物の充填を一括して行なう被充填物が収納された筒状袋体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コーヒー用の砂糖、押入れ用の乾燥剤あるいは消臭剤等は、粒状物あるいは粉状物であるため、筒状をした長尺な紙製包材内に収納している。このような被充填物を有する筒状包材を製造する方法としては、少なくとも包材の一縁部に開口部を設けた紙製包材を予め成形した後に、当該包材に被充填物を充填し、前記開口部をシールするというものである。
【0003】
例えば、下記特許文献1、2,3などに記載されているものは、大体においてこのような方法である。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−264346公報(要約参照)
【特許文献2】
実開平3−92193公報(実用新案登録請求の範囲参照)
【特許文献3】
実開昭63−148350公報(実用新案登録請求の範囲参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような方法では、一定の長さの筒状包材を製造する場合には、あまり問題はないが、径が細くて長尺なものを作る場合には、被充填物の充填が面倒になり、迅速な作業ができない虞がある。特に、軸線が直立するように筒状包材を立て、上方から被充填物を充填すると、長尺なものの場合には、装置の上下方向高さが大きくなり、スペース的な問題が生じ、場合によっては、所定長以上のものは製造できない虞もある。また、包材を加熱シールにより封止して仕上げる場合には、上下両端のみでなく両側面までも加熱シールして仕上げることもあるが、このようにすれば、加熱シールする箇所が多く、加熱シール長の長いため、作業性が悪く、コスト的にも好ましくない。さらに、自動機によって前記筒状包材を製造する場合には、前記不具合が増長され、安価に多量に製造することができない虞がある。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、径が細くて長尺なものを作る場合でも、簡単にかつ迅速な作業ができ、封止箇所も両端のみでよく、コスト的にも極めて有利な被充填物が収納された筒状袋体の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
(1) 被充填物が供給される入口と、該被充填物が吐出される出口とを有する中空軸を回転することにより該中空軸の外周面に包装紙を側縁部が重合されるようにスパイラル状に巻回し、前記包装紙を圧着搬送部により圧着することにより筒状包材を成形するとともにこの成形された筒状包材を軸方向に搬送し、前記出口を越えて搬送された筒状包材の先端を封止した後、前記中空軸内の通路を通り前記出口から吐出された前記被充填物を前記筒状包材内に充填し、前記筒状包材の基端側を封止するようにしたことを特徴とする被充填物が収納された筒状袋体の製造方法。
(2) 前記中空軸は、前記入口を有する入口部分を位置固定とし、該入口部分に続く本体部分をジョイント部を介して連結するとともに駆動部により回転するように構成し、前記入口部分から前記本体部分が斜め下方に向かって延びるように配置し、前記入口から投入した被充填物が自重により前記中空軸内の通路を通り出口から吐出し、筒状包材内に充填するようにしたことを特徴とする前記(1)に記載の方法。
(3) 前記筒状包材は、包装紙の側縁部を溶着又は接着したことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の方法。
(4) 前記筒状包材は、端部の封止をシールカット部による軸方向所定長のヒートシールにより行ない、そのヒートシールした部分の中間部を前記シールカット部に設けられたカッターにより切断するようにしたことを特徴とする前記 (1)〜(3)に記載の方法。
(5) 前記筒状包材は、不織布であり、前記被充填物は、乾燥剤である前記(1)〜(4)に記載の方法。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。図1は本発明方法の実施形態を示す概略図、図2は同実施形態により製造した製品を示す一部破断斜視図である。
【0009】
本実施形態に係る方法を概説すれば、図1に略示するように、中空軸15の外周面に包装紙1をスパイラル状に巻回して筒状包材2を形成しつつ当該筒状包材2を圧着搬送部22により軸方向に送り出す。そして、先端を封止する一方、被充填物Wを前記中空軸15内に通して筒状包材2内に充填した後、当該筒状包材2の基端側を封止することにより、筒状包材2の成形と被充填物Wの充填を一括して行ない、図2に示すような製品Sを形成する。
【0010】
なお、本実施形態の包装紙1は、所定幅を有する長尺な帯状をした不織布を用いているが、これは、被充填物Wとして粒状の乾燥剤を収納するためであり、これらに限定されるものではない。例えば、被充填物Wが砂糖や塩の場合は、包装紙1として樹脂をコーティング又はラミネートした紙、消臭剤及び吸着剤あるいは粉末や粒状の化学薬品の場合は、ポリエチレンやポリプロピレン及びナイロン系の樹脂等が適宜使用できる。
【0011】
本製造方法で使用する装置について概略を説明する。この装置は、貯留された被充填物Wから定量取出して供給する供給部10と、この供給部10から供給された被充填物Wを筒状包材2内に導く中空軸15と、該中空軸15の外周面にスパイラル状に巻回された包装紙1を圧着し搬送する圧着搬送部22と、圧着成形された筒状包材2の軸方向移動を円滑にするガイド部30と、当該筒状包材2の先端及び後端を封止し切断するシールカット部31とを有している。
【0012】
さらに、個々の構成要素を詳述する。
【0013】
まず、前記供給部10について説明する。この供給部10は、内部に被充填物Wが貯留された貯留部11と、この貯留部11の下部に回転可能に設けられ、周方向等間隔に通孔が複数開設された摺切り円盤12と、この摺切り円盤12の下面より突出され前記通孔と連通されたガイド筒13と、このガイド筒13の下面に設けられた開閉弁部(図示せず)を開放することによりガイド筒13から落下する被充填物Wを中空軸15に導くホッパー14とを有している。ただし、前記開閉弁部を設けることなく摺切り円盤12の摺切り動作で直接ホッパー14に落下させても良い。
【0014】
次に、前記中空軸15は、前記ホッパー14からの被充填物Wが投入される入口9を有し、始端部、つまり上端部からジョイント部16までの位置固定的に設けられた入口部分17と、該入口部分17とジョイント部16を介して連結され、支持機構(図示せず)により回転自在に支持されかつ駆動部18により軸線を中心として回転される本体部分19と、を有している。前記駆動部18は、中空軸15が回転されるものであれば、どのようなものでも良いが、例えば、中空軸15に取付けられた歯車をモータにより駆動するようにしたものである。
【0015】
この中空軸15は、全体的には円筒状をしたものであるが、円筒状のみに限定されるものではなく、外形が楕円、三角形、四角形等をした筒状のものであっても良い。
【0016】
また、中空軸15の軸方向長さは、製品の長さとは無関係で、適当な長さであればよいが、その配置関係は重要である。つまり、上位に位置するように設けられた入口部分17から本体部分19が斜め下方に向かって延びるように配置し、入口部分17から投入された被充填物Wが、自重により入口部分17から本体部分19に渡って内部に設けられた通路D内を通り、出口20より筒状包材2内に吐出されるようにしている。
【0017】
図3は同実施形態のジョイント部を示す断面図であるが、このジョイント部16は、入口部分17側と本体部分19側にそれぞれフランジ部17a,19aが設けられ、両フランジ部17a,19a間に軸受21を配し、前述した位置固定の入口部分17と回転自在の本体部分19とを連結している。ただし、このジョイント部16は、粉状あるいは粒状の被充填物Wが通る通路Dの一部ともなるので、両フランジ部17a,19aの内方部分は、凹凸嵌合する構造とし、漏れが生じないようにすることが好ましい。
【0018】
なお、前記中空軸15は、ジョイント部16により入口部分17と本体部分19に分割されているが、これは、入口9が常に所定位置に存在し、確実に被充填物Wが中空軸15内に入るようにするためであり、場合によっては、両者を一体とし、中空軸15の回転を停止したときに入口9が所定位置に存在するようにしても良い。
【0019】
図4は同実施形態の圧着搬送部を示す側面図、図5は図4の5−5線に沿う概略矢視図である。前記圧着搬送部22は、中空軸15の外周面に巻回したスパイラル状の包装紙1の側縁部を圧着するとともに成形された筒状包材2を軸方向に搬送するものである。この圧着搬送部22は、特開平7−285184号公報などにより公知に属するため、詳述は避けるが、その概要を説明する。
【0020】
図4に示すように、可変速モータ23の動力をスプロケット24、チェイン25及びスプロケット26を介して駆動歯車27に伝達し、この駆動歯車27により従動歯車28を回転すると共に支持板29も回転する。なお、可変速モータ23と前記中空軸15の駆動部18とは、別体であってもよいが、両者を共用しても良い。
【0021】
前記従動歯車28は、駆動歯車27の周囲に4個設けられているが、これら各従動歯車28は、かさ歯車及び、支持板29を挿通して伸延されたユニバーサルジョイント(いずれも図示せず)を介して支持板29上に設けられたローラRと連結され、各従動歯車28の回転を各ローラRに伝達し、これら各ローラRを軸中心として自転させる。また、前記支持板29の回転は、4つのローラRを中空軸15の周りで公転させるようになっている。
【0022】
したがって、前記ローラRは、自転により中空軸15上の筒状包材2を軸方向に搬送することになり、公転により中空軸15上に筒状包材2を圧着することになる。
【0023】
これらローラRの外形形状は、図5に示すように、いわゆる鼓状に形成し、円筒状の中空軸15の外周面に沿うような形状にすることが好ましい。このようにすれば、中空軸15の外周面とローラRの外周面との間に位置する包装紙1を確実に加圧して圧着できる。これらローラRの外周面にローレットを刻設し、中空軸15において筒状包材2を軸方向に確実に搬送するようにしてもよい。
【0024】
なお、前記中空軸15の外形形状を楕円、三角形、四角形等のように円筒形以外の形状とすれば、ローラRの公転はできないが、ローラRの自転は可能であるため、中空軸15上で筒状包材2を軸方向に搬送する場合に圧着することになる。
【0025】
また、包装紙1の側縁部を圧着し筒状包材2とする場合、側縁部に接着剤を予め塗布し、これを加圧することにより接合しても良い。
【0026】
前記ガイド部30は、中空軸15の下部に配置されたプレートであり、圧着搬送部22によって軸方向に搬送される筒状包材2が垂れ下がることなく支持し、被充填物Wを円滑に筒状包材2内に落下させるようにしている。
【0027】
前記シールカット部31は、筒状包材2の先端及び後端を切断するとともにヒートシールし封止するもので、切断するカッター32aが先端に設けられかつ電気のジュール熱により加熱されるヒートシール部材32と、これと対向して設けられ前記カッター32が入り込む凹部33aを有する同様のヒートシール部材33とから構成されている。
【0028】
本実施形態では、シールカット部31による筒状包材2の端部のヒートシールを、軸方向所定長行ない、そのヒートシールした部分の中間部をカッター32aにより切断するようにしている。このようにすれば、1度のヒートシールで筒状包材2の下端と基端を同時に封止できることになり、コスト的に有利となる。
【0029】
このように構成下装置を用いて製品Sを製造する方法を述べる。
【0030】
図1において、貯留部11内に貯留された被充填物Wは、摺切り円盤12の摺切り動作により所定量がガイド筒13に貯留される。
【0031】
一方、中空軸15は、本体部分19が駆動部18により軸線を中心として回転され、圧着搬送部22のローラRも可変速モータ23により中空軸15に接した状態で回転している。
【0032】
この状態で、中空軸15の軸線に対し包装紙1の軸線が所定の角度を有するように、包装紙1の先端を中空軸15の外周面に取付けると、包装紙1は、中空軸15の周囲をスパイラル状に巻回することになる。
【0033】
包装紙1の先端は、中空軸15の圧着搬送部22近傍の本体部分19に取付けられるので、本体部分19の周囲に巻回された包装紙1は、直ちに圧着搬送部22のローラRにより圧着搬送部22内に取り込まれ、当該ローラRの公転により中空軸15の外周面に加圧され、ローラRの自転により中空軸15に沿って搬送される。
【0034】
包装紙1は、側縁が一部重合するような交差角で供給されるので、ローラRの加圧によりスパイラル状に巻回され相互に隣接し一部側縁部が重合した各包装紙1は、バラけることなく連続した筒状包材2となる。
【0035】
なお、包装紙1の内面にパラフィンを塗布しても良い。形成された筒状包材2をローラRによって中空軸15の表面に沿って軸方向に円滑に移動させるためである。また、前記一部重合部分の接合を確実にするために、外面の両側縁部のみに部分的にあるいは筋状に接着剤を塗布しても良い。
【0036】
このようにして中空軸15上の包装紙1は、包装紙1の側縁部が次々と圧着搬送部22のローラRにより圧着されつつ筒状包材2となって中空軸15の本体部分19表面に沿って移動する。
【0037】
ここにおいて、筒状包材2の外径が大きいものあるいは小さいものを製造する場合には、前記中空軸15の外径を適宜選択すればよい。特に、軸方向長さは何ら限定されないので、長尺なものを自由に作ることができる。例えば、1mの長さを有する押入れ用の乾燥剤を作る場合であっても、従来装置のように上方から被充填物Wを落下させる方式のものより上下長さが長くなることはなく、前述した製品の寸法的制約のみでなく装置の寸法的制約も極めて少なくなくなる。
【0038】
このように接合された筒状包材2の先端が本体部分19の出口20を越えて移動すると、ガイド部30により垂れ下がりが防止されて移動することになるが、その先端がシールカット部31に至ると、ヒートシール部材32,33がカッター32aで筒状包材2の先端を切断するとともにヒートシールし封止する。
【0039】
この封止が完了した時点で、開閉弁部を開放すると、貯留部11内の被充填物Wが、ホッパー14を介して中空軸15の開口から入口部分17に落下する。この入口部分17は、中空軸15の一部であっても位置固定されているので、被充填物Wの落下が円滑に行なわれる。この被充填物Wは、中空軸15の入口部分17及び本体部分19内の通路Dを転動し、筒状包材2に収納される。
【0040】
この収納後、所定長筒状包材2を成形し、所定量の被充填物Wが収納された筒状包材2の後端が、シールカット部31に至ると、一時的に筒状包材2の成形と、圧着搬送部22のローラRによる圧着搬送を停止し、筒状包材2の後端をヒートシール部材32,33によりヒートシールして封止するとともにカッター32aにより切断する。
【0041】
このヒートシールは、筒状包材2の所定長に対して施され、カッター32aは、その中間を切断するので、次の製品用として先端の封止は不要となる。
【0042】
このようにして次々と包装紙1により筒状包材2を形成しつつ被充填物Wを筒状包材2に収納すれば、筒状包材2の成形と被充填物Wの充填を一括して行ないつつ、製品を製造することができる。
【0043】
本発明は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の要旨を逸脱することなく、種々変更することができる。例えば、前記実施の形態では、乾燥剤を形成するものであるが、中空軸の外径を適宜選択すればどのような径のものでも簡単に成形できる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明は、筒状包材の成形と被充填物の充填を一括して行なうようにしたので、径が細くて長尺なものを作る場合でも、自由に成形でき、しかも簡単にかつ速やかに包装することができ、コスト的にも極めて有利となる。
【0045】
請求項2に記載の発明は、中空軸の入口部分を位置固定とし、本体部分を回転し、上位に位置する入口部分から本体部分が斜め下方に向かって延び、入口部分から被充填物を投入するようにしたので、被充填物が自重により本体部分を通り出口より筒状包材内に充填でき、充填作業が極めて簡単でかつ速やかにできる。装置の大型化も防止できる。
【0046】
請求項3に記載の発明は、包装紙の側縁部を溶着又は接着したので、包装紙がバラけることなく連続した筒状包材を簡単に成形できる。
【0047】
請求項4に記載の発明は、筒状包材の封止をシールカット部により行ない、そのヒートシールした部分の中間部をカッターにより切断するので、筒状包材を成形する場合の停止時間が短く、作業能率が向上する。
【0048】
請求項5に記載の発明は、筒状包材が不織布、被充填物が乾燥剤であれば、径が細くて長尺なものを作ることができる特性を利用し、長尺な押入れ用の乾燥剤を極めて簡単に成形でき、コスト的にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施形態を示す概略図である。
【図2】同実施形態により製造した製品を示す一部破断斜視図である。
【図3】同実施形態のジョイント部を示す断面図である。
【図4】同実施形態の圧着搬送部を示す側面図である。
【図5】図4の5−5線に沿う概略矢視図である。
【符号の説明】
1…包装紙、
2…筒状包材、
9…入口、
15…中空軸、
16…ジョイント部、
17…入口部分、
18…駆動部、
19…本体部分、
20…出口、
22…圧着搬送部、
23…モータ、
31…シールカット部、
32a…カッター、
D…通路、
W…被充填物。
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒状物等の被充填物を筒状包材内に充填したものの製造方法、特に、筒状包材の成形と被充填物の充填を一括して行なう被充填物が収納された筒状袋体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コーヒー用の砂糖、押入れ用の乾燥剤あるいは消臭剤等は、粒状物あるいは粉状物であるため、筒状をした長尺な紙製包材内に収納している。このような被充填物を有する筒状包材を製造する方法としては、少なくとも包材の一縁部に開口部を設けた紙製包材を予め成形した後に、当該包材に被充填物を充填し、前記開口部をシールするというものである。
【0003】
例えば、下記特許文献1、2,3などに記載されているものは、大体においてこのような方法である。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−264346公報(要約参照)
【特許文献2】
実開平3−92193公報(実用新案登録請求の範囲参照)
【特許文献3】
実開昭63−148350公報(実用新案登録請求の範囲参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような方法では、一定の長さの筒状包材を製造する場合には、あまり問題はないが、径が細くて長尺なものを作る場合には、被充填物の充填が面倒になり、迅速な作業ができない虞がある。特に、軸線が直立するように筒状包材を立て、上方から被充填物を充填すると、長尺なものの場合には、装置の上下方向高さが大きくなり、スペース的な問題が生じ、場合によっては、所定長以上のものは製造できない虞もある。また、包材を加熱シールにより封止して仕上げる場合には、上下両端のみでなく両側面までも加熱シールして仕上げることもあるが、このようにすれば、加熱シールする箇所が多く、加熱シール長の長いため、作業性が悪く、コスト的にも好ましくない。さらに、自動機によって前記筒状包材を製造する場合には、前記不具合が増長され、安価に多量に製造することができない虞がある。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、径が細くて長尺なものを作る場合でも、簡単にかつ迅速な作業ができ、封止箇所も両端のみでよく、コスト的にも極めて有利な被充填物が収納された筒状袋体の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
(1) 被充填物が供給される入口と、該被充填物が吐出される出口とを有する中空軸を回転することにより該中空軸の外周面に包装紙を側縁部が重合されるようにスパイラル状に巻回し、前記包装紙を圧着搬送部により圧着することにより筒状包材を成形するとともにこの成形された筒状包材を軸方向に搬送し、前記出口を越えて搬送された筒状包材の先端を封止した後、前記中空軸内の通路を通り前記出口から吐出された前記被充填物を前記筒状包材内に充填し、前記筒状包材の基端側を封止するようにしたことを特徴とする被充填物が収納された筒状袋体の製造方法。
(2) 前記中空軸は、前記入口を有する入口部分を位置固定とし、該入口部分に続く本体部分をジョイント部を介して連結するとともに駆動部により回転するように構成し、前記入口部分から前記本体部分が斜め下方に向かって延びるように配置し、前記入口から投入した被充填物が自重により前記中空軸内の通路を通り出口から吐出し、筒状包材内に充填するようにしたことを特徴とする前記(1)に記載の方法。
(3) 前記筒状包材は、包装紙の側縁部を溶着又は接着したことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の方法。
(4) 前記筒状包材は、端部の封止をシールカット部による軸方向所定長のヒートシールにより行ない、そのヒートシールした部分の中間部を前記シールカット部に設けられたカッターにより切断するようにしたことを特徴とする前記 (1)〜(3)に記載の方法。
(5) 前記筒状包材は、不織布であり、前記被充填物は、乾燥剤である前記(1)〜(4)に記載の方法。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。図1は本発明方法の実施形態を示す概略図、図2は同実施形態により製造した製品を示す一部破断斜視図である。
【0009】
本実施形態に係る方法を概説すれば、図1に略示するように、中空軸15の外周面に包装紙1をスパイラル状に巻回して筒状包材2を形成しつつ当該筒状包材2を圧着搬送部22により軸方向に送り出す。そして、先端を封止する一方、被充填物Wを前記中空軸15内に通して筒状包材2内に充填した後、当該筒状包材2の基端側を封止することにより、筒状包材2の成形と被充填物Wの充填を一括して行ない、図2に示すような製品Sを形成する。
【0010】
なお、本実施形態の包装紙1は、所定幅を有する長尺な帯状をした不織布を用いているが、これは、被充填物Wとして粒状の乾燥剤を収納するためであり、これらに限定されるものではない。例えば、被充填物Wが砂糖や塩の場合は、包装紙1として樹脂をコーティング又はラミネートした紙、消臭剤及び吸着剤あるいは粉末や粒状の化学薬品の場合は、ポリエチレンやポリプロピレン及びナイロン系の樹脂等が適宜使用できる。
【0011】
本製造方法で使用する装置について概略を説明する。この装置は、貯留された被充填物Wから定量取出して供給する供給部10と、この供給部10から供給された被充填物Wを筒状包材2内に導く中空軸15と、該中空軸15の外周面にスパイラル状に巻回された包装紙1を圧着し搬送する圧着搬送部22と、圧着成形された筒状包材2の軸方向移動を円滑にするガイド部30と、当該筒状包材2の先端及び後端を封止し切断するシールカット部31とを有している。
【0012】
さらに、個々の構成要素を詳述する。
【0013】
まず、前記供給部10について説明する。この供給部10は、内部に被充填物Wが貯留された貯留部11と、この貯留部11の下部に回転可能に設けられ、周方向等間隔に通孔が複数開設された摺切り円盤12と、この摺切り円盤12の下面より突出され前記通孔と連通されたガイド筒13と、このガイド筒13の下面に設けられた開閉弁部(図示せず)を開放することによりガイド筒13から落下する被充填物Wを中空軸15に導くホッパー14とを有している。ただし、前記開閉弁部を設けることなく摺切り円盤12の摺切り動作で直接ホッパー14に落下させても良い。
【0014】
次に、前記中空軸15は、前記ホッパー14からの被充填物Wが投入される入口9を有し、始端部、つまり上端部からジョイント部16までの位置固定的に設けられた入口部分17と、該入口部分17とジョイント部16を介して連結され、支持機構(図示せず)により回転自在に支持されかつ駆動部18により軸線を中心として回転される本体部分19と、を有している。前記駆動部18は、中空軸15が回転されるものであれば、どのようなものでも良いが、例えば、中空軸15に取付けられた歯車をモータにより駆動するようにしたものである。
【0015】
この中空軸15は、全体的には円筒状をしたものであるが、円筒状のみに限定されるものではなく、外形が楕円、三角形、四角形等をした筒状のものであっても良い。
【0016】
また、中空軸15の軸方向長さは、製品の長さとは無関係で、適当な長さであればよいが、その配置関係は重要である。つまり、上位に位置するように設けられた入口部分17から本体部分19が斜め下方に向かって延びるように配置し、入口部分17から投入された被充填物Wが、自重により入口部分17から本体部分19に渡って内部に設けられた通路D内を通り、出口20より筒状包材2内に吐出されるようにしている。
【0017】
図3は同実施形態のジョイント部を示す断面図であるが、このジョイント部16は、入口部分17側と本体部分19側にそれぞれフランジ部17a,19aが設けられ、両フランジ部17a,19a間に軸受21を配し、前述した位置固定の入口部分17と回転自在の本体部分19とを連結している。ただし、このジョイント部16は、粉状あるいは粒状の被充填物Wが通る通路Dの一部ともなるので、両フランジ部17a,19aの内方部分は、凹凸嵌合する構造とし、漏れが生じないようにすることが好ましい。
【0018】
なお、前記中空軸15は、ジョイント部16により入口部分17と本体部分19に分割されているが、これは、入口9が常に所定位置に存在し、確実に被充填物Wが中空軸15内に入るようにするためであり、場合によっては、両者を一体とし、中空軸15の回転を停止したときに入口9が所定位置に存在するようにしても良い。
【0019】
図4は同実施形態の圧着搬送部を示す側面図、図5は図4の5−5線に沿う概略矢視図である。前記圧着搬送部22は、中空軸15の外周面に巻回したスパイラル状の包装紙1の側縁部を圧着するとともに成形された筒状包材2を軸方向に搬送するものである。この圧着搬送部22は、特開平7−285184号公報などにより公知に属するため、詳述は避けるが、その概要を説明する。
【0020】
図4に示すように、可変速モータ23の動力をスプロケット24、チェイン25及びスプロケット26を介して駆動歯車27に伝達し、この駆動歯車27により従動歯車28を回転すると共に支持板29も回転する。なお、可変速モータ23と前記中空軸15の駆動部18とは、別体であってもよいが、両者を共用しても良い。
【0021】
前記従動歯車28は、駆動歯車27の周囲に4個設けられているが、これら各従動歯車28は、かさ歯車及び、支持板29を挿通して伸延されたユニバーサルジョイント(いずれも図示せず)を介して支持板29上に設けられたローラRと連結され、各従動歯車28の回転を各ローラRに伝達し、これら各ローラRを軸中心として自転させる。また、前記支持板29の回転は、4つのローラRを中空軸15の周りで公転させるようになっている。
【0022】
したがって、前記ローラRは、自転により中空軸15上の筒状包材2を軸方向に搬送することになり、公転により中空軸15上に筒状包材2を圧着することになる。
【0023】
これらローラRの外形形状は、図5に示すように、いわゆる鼓状に形成し、円筒状の中空軸15の外周面に沿うような形状にすることが好ましい。このようにすれば、中空軸15の外周面とローラRの外周面との間に位置する包装紙1を確実に加圧して圧着できる。これらローラRの外周面にローレットを刻設し、中空軸15において筒状包材2を軸方向に確実に搬送するようにしてもよい。
【0024】
なお、前記中空軸15の外形形状を楕円、三角形、四角形等のように円筒形以外の形状とすれば、ローラRの公転はできないが、ローラRの自転は可能であるため、中空軸15上で筒状包材2を軸方向に搬送する場合に圧着することになる。
【0025】
また、包装紙1の側縁部を圧着し筒状包材2とする場合、側縁部に接着剤を予め塗布し、これを加圧することにより接合しても良い。
【0026】
前記ガイド部30は、中空軸15の下部に配置されたプレートであり、圧着搬送部22によって軸方向に搬送される筒状包材2が垂れ下がることなく支持し、被充填物Wを円滑に筒状包材2内に落下させるようにしている。
【0027】
前記シールカット部31は、筒状包材2の先端及び後端を切断するとともにヒートシールし封止するもので、切断するカッター32aが先端に設けられかつ電気のジュール熱により加熱されるヒートシール部材32と、これと対向して設けられ前記カッター32が入り込む凹部33aを有する同様のヒートシール部材33とから構成されている。
【0028】
本実施形態では、シールカット部31による筒状包材2の端部のヒートシールを、軸方向所定長行ない、そのヒートシールした部分の中間部をカッター32aにより切断するようにしている。このようにすれば、1度のヒートシールで筒状包材2の下端と基端を同時に封止できることになり、コスト的に有利となる。
【0029】
このように構成下装置を用いて製品Sを製造する方法を述べる。
【0030】
図1において、貯留部11内に貯留された被充填物Wは、摺切り円盤12の摺切り動作により所定量がガイド筒13に貯留される。
【0031】
一方、中空軸15は、本体部分19が駆動部18により軸線を中心として回転され、圧着搬送部22のローラRも可変速モータ23により中空軸15に接した状態で回転している。
【0032】
この状態で、中空軸15の軸線に対し包装紙1の軸線が所定の角度を有するように、包装紙1の先端を中空軸15の外周面に取付けると、包装紙1は、中空軸15の周囲をスパイラル状に巻回することになる。
【0033】
包装紙1の先端は、中空軸15の圧着搬送部22近傍の本体部分19に取付けられるので、本体部分19の周囲に巻回された包装紙1は、直ちに圧着搬送部22のローラRにより圧着搬送部22内に取り込まれ、当該ローラRの公転により中空軸15の外周面に加圧され、ローラRの自転により中空軸15に沿って搬送される。
【0034】
包装紙1は、側縁が一部重合するような交差角で供給されるので、ローラRの加圧によりスパイラル状に巻回され相互に隣接し一部側縁部が重合した各包装紙1は、バラけることなく連続した筒状包材2となる。
【0035】
なお、包装紙1の内面にパラフィンを塗布しても良い。形成された筒状包材2をローラRによって中空軸15の表面に沿って軸方向に円滑に移動させるためである。また、前記一部重合部分の接合を確実にするために、外面の両側縁部のみに部分的にあるいは筋状に接着剤を塗布しても良い。
【0036】
このようにして中空軸15上の包装紙1は、包装紙1の側縁部が次々と圧着搬送部22のローラRにより圧着されつつ筒状包材2となって中空軸15の本体部分19表面に沿って移動する。
【0037】
ここにおいて、筒状包材2の外径が大きいものあるいは小さいものを製造する場合には、前記中空軸15の外径を適宜選択すればよい。特に、軸方向長さは何ら限定されないので、長尺なものを自由に作ることができる。例えば、1mの長さを有する押入れ用の乾燥剤を作る場合であっても、従来装置のように上方から被充填物Wを落下させる方式のものより上下長さが長くなることはなく、前述した製品の寸法的制約のみでなく装置の寸法的制約も極めて少なくなくなる。
【0038】
このように接合された筒状包材2の先端が本体部分19の出口20を越えて移動すると、ガイド部30により垂れ下がりが防止されて移動することになるが、その先端がシールカット部31に至ると、ヒートシール部材32,33がカッター32aで筒状包材2の先端を切断するとともにヒートシールし封止する。
【0039】
この封止が完了した時点で、開閉弁部を開放すると、貯留部11内の被充填物Wが、ホッパー14を介して中空軸15の開口から入口部分17に落下する。この入口部分17は、中空軸15の一部であっても位置固定されているので、被充填物Wの落下が円滑に行なわれる。この被充填物Wは、中空軸15の入口部分17及び本体部分19内の通路Dを転動し、筒状包材2に収納される。
【0040】
この収納後、所定長筒状包材2を成形し、所定量の被充填物Wが収納された筒状包材2の後端が、シールカット部31に至ると、一時的に筒状包材2の成形と、圧着搬送部22のローラRによる圧着搬送を停止し、筒状包材2の後端をヒートシール部材32,33によりヒートシールして封止するとともにカッター32aにより切断する。
【0041】
このヒートシールは、筒状包材2の所定長に対して施され、カッター32aは、その中間を切断するので、次の製品用として先端の封止は不要となる。
【0042】
このようにして次々と包装紙1により筒状包材2を形成しつつ被充填物Wを筒状包材2に収納すれば、筒状包材2の成形と被充填物Wの充填を一括して行ないつつ、製品を製造することができる。
【0043】
本発明は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の要旨を逸脱することなく、種々変更することができる。例えば、前記実施の形態では、乾燥剤を形成するものであるが、中空軸の外径を適宜選択すればどのような径のものでも簡単に成形できる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明は、筒状包材の成形と被充填物の充填を一括して行なうようにしたので、径が細くて長尺なものを作る場合でも、自由に成形でき、しかも簡単にかつ速やかに包装することができ、コスト的にも極めて有利となる。
【0045】
請求項2に記載の発明は、中空軸の入口部分を位置固定とし、本体部分を回転し、上位に位置する入口部分から本体部分が斜め下方に向かって延び、入口部分から被充填物を投入するようにしたので、被充填物が自重により本体部分を通り出口より筒状包材内に充填でき、充填作業が極めて簡単でかつ速やかにできる。装置の大型化も防止できる。
【0046】
請求項3に記載の発明は、包装紙の側縁部を溶着又は接着したので、包装紙がバラけることなく連続した筒状包材を簡単に成形できる。
【0047】
請求項4に記載の発明は、筒状包材の封止をシールカット部により行ない、そのヒートシールした部分の中間部をカッターにより切断するので、筒状包材を成形する場合の停止時間が短く、作業能率が向上する。
【0048】
請求項5に記載の発明は、筒状包材が不織布、被充填物が乾燥剤であれば、径が細くて長尺なものを作ることができる特性を利用し、長尺な押入れ用の乾燥剤を極めて簡単に成形でき、コスト的にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施形態を示す概略図である。
【図2】同実施形態により製造した製品を示す一部破断斜視図である。
【図3】同実施形態のジョイント部を示す断面図である。
【図4】同実施形態の圧着搬送部を示す側面図である。
【図5】図4の5−5線に沿う概略矢視図である。
【符号の説明】
1…包装紙、
2…筒状包材、
9…入口、
15…中空軸、
16…ジョイント部、
17…入口部分、
18…駆動部、
19…本体部分、
20…出口、
22…圧着搬送部、
23…モータ、
31…シールカット部、
32a…カッター、
D…通路、
W…被充填物。
Claims (5)
- 被充填物が供給される入口と、該被充填物が吐出される出口とを有する中空軸を回転することにより該中空軸の外周面に包装紙を側縁部が重合されるようにスパイラル状に巻回し、前記包装紙を圧着搬送部により圧着することにより筒状包材を成形するとともにこの成形された筒状包材を軸方向に搬送し、前記出口を越えて搬送された筒状包材の先端を封止した後、前記中空軸内の通路を通り前記出口から吐出された前記被充填物を前記筒状包材内に充填し、前記筒状包材の基端側を封止するようにしたことを特徴とする被充填物が収納された筒状袋体の製造方法。
- 前記中空軸は、前記入口を有する入口部分を位置固定とし、該入口部分に続く本体部分をジョイント部を介して連結するとともに駆動部により回転するように構成し、前記入口部分から前記本体部分が斜め下方に向かって延びるように配置し、前記入口から投入した被充填物が自重により前記中空軸内の通路を通り出口から吐出し、筒状包材内に充填するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記筒状包材は、包装紙の側縁部を溶着又は接着したことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
- 前記筒状包材は、端部の封止をシールカット部による軸方向所定長のヒートシールにより行ない、そのヒートシールした部分の中間部を前記シールカット部に設けられたカッターにより切断するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 前記筒状包材は、不織布であり、前記被充填物は、乾燥剤である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002286230A JP2004123117A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | 被充填物が収納された筒状袋体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002286230A JP2004123117A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | 被充填物が収納された筒状袋体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004123117A true JP2004123117A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32279333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002286230A Withdrawn JP2004123117A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | 被充填物が収納された筒状袋体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004123117A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7760958B2 (en) | 2005-07-20 | 2010-07-20 | Seiko Epson Corporation | Image processing apparatus and image processing method |
JP2012532799A (ja) * | 2009-07-08 | 2012-12-20 | ネステク ソシエテ アノニム | 可撓性の袋および製造方法 |
JP7504443B2 (ja) | 2020-09-02 | 2024-06-24 | 三光機械株式会社 | 多列式縦ピロー充填包装機 |
-
2002
- 2002-09-30 JP JP2002286230A patent/JP2004123117A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7760958B2 (en) | 2005-07-20 | 2010-07-20 | Seiko Epson Corporation | Image processing apparatus and image processing method |
US8045818B2 (en) | 2005-07-20 | 2011-10-25 | Seiko Epson Corporation | Image processing apparatus and image processing method |
JP2012532799A (ja) * | 2009-07-08 | 2012-12-20 | ネステク ソシエテ アノニム | 可撓性の袋および製造方法 |
JP7504443B2 (ja) | 2020-09-02 | 2024-06-24 | 三光機械株式会社 | 多列式縦ピロー充填包装機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4575376B2 (ja) | 抽出用製品のポッドを充填及び形成するための装置 | |
AU2001294403B8 (en) | Method and device for packaging a food product, such as a candy, as well as a packaged candy | |
JP6371839B2 (ja) | 使い捨てのカプセルまたはポッドのパック、ならびに使い捨てのカプセルまたはポッドの包装機械および包装方法 | |
FR2512777A1 (fr) | Machine pour fabriquer, remplir et sceller des sachets | |
ES2309886T3 (es) | Dispositivo para empaquetar producto fluido o granulado. | |
JPS5924930B2 (ja) | 巻き煙草の包装装置 | |
CN110049861B (zh) | 制袋设备和方法 | |
JP2010516568A (ja) | 封入物充填済みパッキングを製造するための方法および装置 | |
KR100441873B1 (ko) | 티백(teabag)제조장치및제조방법과티백 | |
US6837024B1 (en) | Apparatus for automatically and continuously forming envelopes to contain filter bags for infusion products | |
JP5432219B2 (ja) | 小さな包みを生産するための方法および装置 | |
JP2004123117A (ja) | 被充填物が収納された筒状袋体の製造方法 | |
KR100544956B1 (ko) | 파우치 포장장치 | |
WO2008040480A2 (en) | Packaging machine with induction heated sealing body | |
CN107406154A (zh) | 用于制造用于香烟的长方体形的包装的设备和方法 | |
JP2004521657A (ja) | ある分量ずつの製品のためのパックの製造方法 | |
CN100506649C (zh) | 一种用于对包装件的两侧进行封闭的装置 | |
CN102741124B (zh) | 用于制造三角形的包装袋的方法及其装置 | |
CN108454940A (zh) | 食品包装机 | |
KR200213406Y1 (ko) | 약제 포장기 | |
JP2023542635A (ja) | リサイクル可能材料から包装を製造するための方法 | |
JP2595200B2 (ja) | 自動包装機 | |
KR100686898B1 (ko) | 스트로우 내장형 파우치 포장장치 | |
EP0022873B1 (fr) | Methode de fabrication d'un emballage avec une couche adhesive de poudre soluble | |
JP2007537902A (ja) | 液体用容器の成形機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |