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JP2004169982A - 無線温水床暖房システム - Google Patents

無線温水床暖房システム Download PDF

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JP2004169982A
JP2004169982A JP2002335420A JP2002335420A JP2004169982A JP 2004169982 A JP2004169982 A JP 2004169982A JP 2002335420 A JP2002335420 A JP 2002335420A JP 2002335420 A JP2002335420 A JP 2002335420A JP 2004169982 A JP2004169982 A JP 2004169982A
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hot water
floor heating
heat source
wireless
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JP2002335420A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Ogaki
雅由 大垣
Takao Asada
隆生 浅田
Hirokazu Goto
尋一 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】配線工事が不要になり既築住宅の温水床暖房の設置工事の施工性を格段に向上させることができ、より快適な温水床暖房システムを提供する。
【解決手段】無線床暖房リモコン9Aからの無線信号を受ける通信ユニット9bと通信ユニット9bの信号を受ける制御ユニット9cは、往分岐管6から分岐して床暖房パネル9へ連接する温水供給管10上に設けた温水弁9dの近傍に設置され、無線床暖房リモコン9Aからの床暖房の発停信号を受け、温水弁9dを開閉するともに、1台以上の放熱機3内に有する接点回路と並列接続された制御ユニット9c内の熱源機1へ運転を指示する接点信号を開閉する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水床暖房の制御システムに関するもので、特に住宅リフォーム等で温水床暖房の施工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の温水暖房システムは、図7に示すようなものが一般的であった。この従来例は、バーナ1aにて加熱熱交換器1bを介して加熱された温水をポンプ1cにて搬送する熱源機1と、温水から熱を放熱する放熱熱交換器2aとファン2bと温水弁2cとを備える放熱機2と、放熱機2と同型の放熱機3と、放熱機2と同様の要素部品を持つ温水エアコン4と、放熱機2と同様の要素部品を持つ浴室暖房機5とが、熱源機1と隔離した床下もしくは壁面内の隠蔽部に設置された往分岐管6および復分岐管7にて分岐されて配管接続されている。放熱機2、放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5(これらはまとめて各端末と称す。)と熱源機1とは信号線8にて接点並列接続されている。図8はこの簡略回路図である。
【0003】
図8において、各端末のいずれかの運転スイッチがON操作されると、内蔵する温水弁、たとえば放熱機2の場合は温水弁2c(図7)が開弁されるとともに、接点信号2dがONとなり熱源機1内のトランジスタ1dがONとなり熱源機1へ運転指示される。
【0004】
図9は図7に示すような既存の温水暖房システムをリフォーム等の住宅の増改築で放熱機2を床暖房パネル9に置き換えた場合の温水床暖房システムである。
【0005】
既存の床板上に床暖房パネル9を貼り付け設置し、往分岐管6および復分岐管7から従来の温水暖房システムの放熱機2までの配管はそのまま流用して床暖房パネル9を接続し、床暖房パネル9を設置する室内の壁に、床暖房パネル9を遠隔操作する有線式の床暖房リモコン9aを、往分岐管6から床暖房パネル9までの温水供給管10上に温水弁9dを設置する。床暖房リモコン9aは信号線9iを介して温水弁9dを開閉制御すると同時に、信号線9hを介して接点信号にて熱源機1へ運転の発停指示を出す。
【0006】
また、従来の温水暖房システムとして、無線床暖房リモコンを使用する例もあった(たとえば、特許文献1参照)。図10は前記特許文献1に記載されていた従来の無線温水床暖房システムを示すものである。
【0007】
図10において、11は熱源機で、試験運転スイッチ17と不揮発性メモリ18が設けられ、16a、16b、16c、16dは無線床暖房リモコンで、13a、13b、13c、13dは温水弁で、14a、14b、14c、14dは温水往パイプで、12a、12b、12c、12dは床暖房パネルで、15は温水復パイプである。熱源機11と無線床暖房リモコン16a、16b、16c、16dの間は無線化されているが、温水弁13a、13b、13c、13dは熱源機11の直下に設置されており、有線接続されていた。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−111064号公報(第5−7頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9のような温水床暖房システムでは、往分岐管6および往分岐管6から床暖房パネル9まで至る温水供給管10が熱源機1と隔離した床下もしくは壁面内の隠蔽部に設置されている。このため往分岐管6および復分岐管7用の点検窓を利用するか、もしくは、局部的に床板または壁板を剥離させることで、温水供給管10上に温水弁9dを設置することはできたとしても、床暖房パネル9を貼り付け設置する室内の壁に取り付けた床暖房リモコン9aから温水弁9dへ接続する信号線9iや熱源機1へ接続する信号線9hは、大規模な壁板や床板の剥離を伴う工事ではないので、工事者が床下に潜り込んで配線するか、もしくは、室内美観を損なう露出配線をするかという配線工事上の課題を有していた。
【0010】
また、床暖房パネルへ供給する温水温度の最適値は60℃であるのに対し、放熱機、温水エアコン、浴室暖房機へ供給する温水温度の最適値は80℃である。新築もしくは新たに温水床暖房システムを設置する場合では、床暖房用の60℃温水の取れる出水口とその他放熱機用の80℃温水の取れる出水口の双方を持つ熱源機を設置し、床暖房パネルは60℃出水口と、その他放熱機は80℃出水口と接続することができるが、熱源機1を取り替えることはもとより高価となり、また、往分岐管6が床下もしくは壁面内の隠蔽部に設置されている場合、往分岐管6そのものを取り外し、熱源機1より直接配管することはさらに困難となる。
【0011】
従って、熱源機1から80℃温水の供給される往分岐管6に床暖房パネル9を接続せざるを得ない。
【0012】
このとき、床暖房単独使用であれば、温水温度が80℃であってもユーザーが床暖房リモコン9aを操作して温水弁9dの開弁率を下げて床暖房パネル9の表面温度を最適に保つことが可能であるが、放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5のいずれかがONすると、一時的に温水温度が下がり、それに連動して床暖房パネル9の表面温度も低下し、快適性を損ねるという課題を有していた。
【0013】
また、図10のような温水床暖房システムでは、熱源機11のごく近傍で温水往パイプ14a〜14dが分岐され、各床暖房パネル12a、12b、12c、12dに連接する温水弁13a、13b、13c、13dは熱源機11の直下で有線接続する必要があり、すでに熱源機11から離れた床下等に往分岐管6、復分岐管7が設置されている図7のような場合でも、同様に温水弁への配線は工事者が床下に潜り込んで配線するか、もしくは、室内美観を損なう露出配線をするかという配線工事上の課題を有していた。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために床暖房リモコンを無線化し、この無線床暖房リモコンからの信号を受ける通信ユニットと、通信ユニットからの信号を受けて熱源機の運転を制御する制御ユニットとを、温水供給管上に設けた温水弁の近傍に設置したものである。
【0015】
上記発明によると、無線床暖房リモコンと温水供給管上に設けた温水弁との配線を無線化することで、そのための床下配線あるいは露出配線の工事が不要となるため、既築住宅の温水床暖房のリフォーム工事の施工性を格段に向上させることができるとともに、熱源機と前記温水弁とを制御ユニットを介して有線接続し、しかも制御ユニットは点検窓を利用して設置できる温水弁の近傍にあるので、図10で示したような熱源機の直下で温水弁と有線接続する際の配線工事上の不都合を解消することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1では、発熱体と発熱体から熱を吸収する吸熱熱交換器と加熱した温水を搬送するポンプとを備える熱源機と、前記温水にて室内を暖房する放熱熱交換器とファンと温水弁とを備える一台以上の放熱機と、前記温水にて室内を暖房する床暖房パネルと、床暖房パネルを遠隔操作する無線床暖房リモコンと、無線床暖房リモコンからの無線信号を受ける通信ユニットと、通信ユニットの信号を受ける制御ユニットと、前記熱源機からの温水を各放熱機および床暖房パネルへ分岐する往分岐管と復分岐管と、往分岐管から分岐して前記床暖房パネルへ連接する温水供給管上に設けた温水弁とを備え、前記通信ユニットと前記制御ユニットは、前記温水供給管上に設けた温水弁の近傍に設置され、前記無線床暖房リモコンからの床暖房の発停信号を受け、前記温水供給管上に設けた温水弁を開閉するともに、前記各放熱機内に有する接点回路と並列接続された前記制御ユニット内の熱源機へ運転を指示する接点信号を開閉することを特徴とするものである。
【0017】
このことによれば、各放熱機から熱源機へ運転指示を送る接点信号線が、リフォーム以前より温水供給管と平行して配線されている場合は、無線床暖房リモコンと温水弁との配線のみ無線化することでそのための配線工事が不要となるとともに、熱源機と前記温水弁とを制御ユニットを介して有線接続し、しかも制御ユニットは点検窓を利用して設置できる温水弁の近傍にあるので、熱源機の直下で温水弁と有線接続する際の配線工事上の不都合を解消することができ、既築住宅の温水床暖房のリフォーム工事の施工性を格段に向上させる温水床暖房システムを提供することができる。
【0018】
本発明の請求項2では、前記往分岐管に温度センサーを設け、この温度センサーの検出温度に応じて前記制御ユニットが温水供給管上に設けた温水弁の開弁率を制御するようにしたもので、床暖房パネルと他の温水暖房端末とを同時に使用した場合でも、快適な温水床暖房システムを提供することができる。
【0019】
本発明の請求項3では、前記床暖房パネルに温度センサーを設け、この温度センサーの検出温度に応じて前記制御ユニットが前記温水供給管上に設けた温水弁の開弁率を制御するようにしたもので、制御ユニットが床暖房パネルそのものの温度変化を検出して制御できるので、熱源機からの温水温度の変化だけでなく、外気温の変化や床暖房パネルの設置されている部屋でストーブなどの他の暖房器具と併用された場合に、床暖房パネルの表面温度変化を最小限に抑えることができる等、さらにきめこまかく制御をすることで、より快適な温水床暖房が可能となる。
【0020】
本発明の請求項4では、前記制御ユニットと熱源機との間を専用の信号線にて接続し、制御ユニットから熱源機への運転指示、温水温度要求およびその受諾返信を有線の通信電文で行うことを特徴とするもので、前記制御ユニットは熱源機へ温水温度の要求ができ、かつ、熱源機からの可否の返信を受けることで、温水供給管上に設けた温水弁の開弁率をきめこまかく制御をすることができる。
【0021】
本発明の請求項5では、熱源機への運転指示を無線信号で受ける熱源機通信ユニットを熱源機の近傍に設け、前記放熱機内に有する接点回路と並列接続された前記熱源機通信ユニット内の熱源機へ運転を指示する接点信号を開閉することを特徴とするもので、往分岐管が熱源機と遠隔の隠蔽部に設置されている場合など、前記温水弁の近傍に設置した制御ユニットと熱源機とが信号線接続できない場合でも、そのための配線工事が不要となり、容易に温水床暖房システムを提供することができる。
【0022】
本発明の請求項6では、前記熱源機通信ユニットと熱源機との間を専用の信号線にて接続し、熱源機への運転指示、温水温度要求およびその受諾返信を無線信号で受ける熱源機通信ユニットから熱源機への運転指示、温水温度要求およびその受諾返信を有線の通信電文で行うことを特徴とするもので、前記温水弁の近傍に設置した制御ユニットと熱源機との間の配線工事が不要となり、かつ、快適な温水床暖房システムを提供することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0024】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の無線温水床暖房システムのブロック構成図である。
【0025】
この無線温水床暖房システムは、発熱体1dと発熱体1dから熱を吸収する吸熱熱交換器1eと加熱した温水を搬送するポンプ1cとを備える熱源機1と、前記温水にて室内を暖房する放熱熱交換器3aとファン3bと温水弁3cとを備える放熱機3と、前記温水にて室内を暖房する床暖房パネル9と、放熱機3と同様の要素部品を持つ温水エアコン4と、放熱機3と同様の要素部品を持つ浴室暖房機5とが、熱源機1と隔離した床下もしくは壁面内の隠蔽部に設置された往分岐管6および復分岐管7にて分岐されて配管接続されている。10は、往分岐管6から分岐して床暖房パネル9へ連接する温水供給管である。前記配管接続により、放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5、床暖房パネル9と熱源機1とがそれぞれ信号線8にて接点並列接続されている。その回路図は図8で示した通りである。
【0026】
9Aは床暖房パネル9を遠隔操作する無線床暖房リモコンであり、この無線信号を受ける通信ユニット9bと通信ユニット9bに隣接する制御ユニット9cは、温水弁9dの近傍に設置されている。往分岐管6および復分岐管7用の点検窓を利用して、制御ユニット9cと、温水供給管10上に設けられる温水弁9dとが配線接続され、また、制御ユニット9cと熱源機1とが信号線8にて接点並列接続されている。
【0027】
制御ユニット9cは無線床暖房リモコン9Aからの床暖房の発停信号を受け、温水供給管10上に設けた温水弁9dを開閉するともに、放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5の内部に有する接点回路と並列接続された制御ユニット9c内の熱源機1へ運転を指示する接点信号を開閉することで、熱源機1が運転状態となり床暖房パネル9へ温水を供給することができる。
【0028】
このように実施例1によれば、無線床暖房リモコン9Aから温水弁9dへ接続する信号線や熱源機1へ接続する信号線が不要となるとともに、熱源機1と温水弁9dとを制御ユニット9cを介して有線接続し、しかも制御ユニット9cは点検窓を利用して設置できる温水弁9dの近傍にあるので、従来の無線床暖房システム(図10)のように、熱源機1の直下で温水弁9dと有線接続する際の配線工事上の不都合を解消することができ、既築住宅の温水床暖房のリフォーム工事の施工性を格段に向上させる温水床暖房システムを提供することができる。
【0029】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2の無線温水床暖房システムのブロック構成図であり、図1で示したものと同一の構成要素には同一符号を付けその説明は省略する。
【0030】
実施例2では実施例1の状態に加えて、往分岐管6に温度センサー9eが設置され、制御ユニット9cと配線接続されている。
【0031】
熱源機1からの温水がある適当な開弁率の温水弁9dを介して床暖房パネル9が適温に保たれている状態のときに、放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5のいずれかがONされると、一時的に温水の温度が低下する。この温水の低下を温度センサー9eにて検出すると、制御ユニット9cが温水弁9dの開弁率を上げて、床暖房パネル9の表面温度の低下を防ぐことができる。
【0032】
このように実施例2によれば、床暖房パネル9と放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5等、他の放熱機である温水暖房端末とを同時に使用した場合でも、無線温水床暖房システムとしての快適性は損なわれない。
【0033】
(実施例3)
図3は本発明の実施例3の無線温水床暖房システムのブロック構成図であり、図1で示したものと同一の構成要素には同一符号を付けその説明は省略する。
【0034】
実施例3では温度センサー9eが床暖房パネル9に設置され、制御ユニット9cと配線接続されている。
【0035】
このように実施例3によれば、制御ユニット9cが床暖房パネル9そのものの温度変化を温度センサー9eにて検出して温水弁9dの開弁率を制御することができるので、熱源機1からの温水温度の変化だけでなく、外気温の変化や床暖房パネル9の設置されている部屋でストーブなどの他の暖房器具と併用された場合に、床暖房パネル9の表面温度変化を最小限に抑えることができる。
【0036】
(実施例4)
図4は本発明の実施例4の無線温水床暖房システムのブロック構成図であり、図1で示したものと同一の構成要素には同一符号を付けその説明は省略する。
【0037】
実施例4では、放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5の内部に有する接点回路と並列接続された信号線8とは別に、制御ユニット9cと熱源機1との間を専用の信号線9fにて接続し、制御ユニット9cから熱源機への運転指示、温水温度要求およびその受諾返信を有線の通信電文で行うものである。
【0038】
はじめに無線床暖房リモコン9AのみがONされると、その信号を通信ユニット9b経由で受けた制御ユニット9cは、熱源機1へ運転指示と60℃の温水温度要求を行う。制御ユニット9cは熱源機1からの受諾の返信を受けると、温水温度60℃用の開弁率で温水弁9dを制御する。
【0039】
たとえば、放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5のいずれかがONされると、一時的に温水温度が低下する旨の信号を熱源機1は通信ユニット9bに電文通信するので、制御ユニット9cは温水弁9dの開弁率を上げる。その後、温水温度が上昇し始めると、通信ユニット9bは熱源機1から温水温度80℃の電文通信を受けると、制御ユニット9cは温水温度80℃用の開弁率で温水弁9dを制御する。
【0040】
このように実施例4によれば、制御ユニット9cによって熱源機1へ温水温度の要求ができ、熱源機1からの可否の返信を受けることで、きめ細かな温水弁9dの制御を行うことができる。
【0041】
(実施例5)
図5は本発明の実施例5の無線温水床暖房システムのブロック構成図であり、図1で示したものと同一の構成要素には同一符号を付けその説明は省略する。
【0042】
実施例5では、熱源機通信ユニット9gを熱源機1の近傍に設け、熱源機通信ユニット9g内の熱源機1へ運転指示する接点を放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5の内部に有する接点回路と信号線8と並列接続されている。無線床暖房リモコン9Aが操作されると、無線床暖房リモコン9Aは発停信号を送信する。
【0043】
これを通信ユニット9bと熱源機通信ユニット9gの双方で受け、通信ユニット9bからこの情報を受けた制御ユニット9cは温水弁9dを開閉制御する一方、熱源機制御ユニット9gはその内部の接点を開閉して熱源機1への運転・停止指示を伝える。
【0044】
このように実施例5によれば、往分岐管6が熱源機1と遠隔の隠蔽部に設置されている場合など、温水弁9dの近傍に設置した制御ユニット9cと熱源機1とが有線接続できない場合でも接続が可能で、配線工事も不要となり、容易に温水床暖房システムを提供することができる。
【0045】
(実施例6)
図6は本発明の実施例6の無線温水床暖房システムのブロック構成図である。図1で示したものと同一の構成要素には同一符号を付けその説明は省略する。
【0046】
実施例6では、熱源機通信ユニット9gと熱源機1との間は、熱源機1と放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5の内部に有する接点回路とを接続している信号線8とは別な専用の信号線9fで接続されている。
【0047】
はじめに、無線床暖房リモコン9Aが操作されると、無線床暖房リモコン9Aは運転指示と、60℃温水の要求を無線信号で送信する。これを通信ユニット9bと熱源機通信ユニット9gの双方で受け、通信ユニット9bからこの情報を受けた制御ユニット9cは温水弁9dを60℃温水の開弁率で制御する一方、熱源機制御ユニット9gは運転指示と、60℃温水要求を通信電文で熱源機1へ送信する。
【0048】
たとえば、放熱機3、温水エアコン4、浴室暖房機5のいずれかがONされると、一時的に温水温度が低下する旨の信号を熱源機1は熱源機通信ユニット9gに電文通信し、熱源機通信ユニット9gはこれを通信ユニット9bに無線通信する。この情報を受けた制御ユニット9cは温水弁9dの開弁率を上げる。
【0049】
その後、温水温度が上昇し始めると、再び同じ経路で通信ユニット9cは熱源機1から温水温度80℃の情報を受けると、温水温度80℃用の開弁率で温水弁9dを制御する。
【0050】
このように実施例6によれば、温水弁9dの近傍に設置した制御ユニット9cと熱源機1との間の配線工事が不要となり、かつ、きめ細かな温水弁9dの制御を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1によれば、無線床暖房リモコンと温水供給管上に設けた温水弁との配線を無線化することで、そのための床下配線あるいは露出配線の工事が不要となるとともに、熱源機と前記温水弁とを制御ユニットを介して有線接続し、しかも制御ユニットは点検窓を利用して設置できる温水弁の近傍にあるので、熱源機の直下で温水弁と有線接続する際の配線工事上の不都合を解消することができ、既築住宅の温水床暖房のリフォーム工事の施工性を格段に向上させる温水床暖房システムを提供することができる。
【0052】
本発明の請求項2によれば、前記配線工事が不要になるばかりでなく、往分岐管に設けた温度センサーの検出温度に応じて前記温水弁の開弁率を制御することができるので、床暖房パネルと温水エアコンや浴室暖房機等、放熱機と同様機能の他の温水暖房端末とを同時に使用した場合でも、快適な温水床暖房システムを提供することができる。
【0053】
本発明の請求項3によれば、温度センサーを床暖房パネルそのものに設けるようにすることで、前記温水弁の開弁率をさらにきめこまかく制御し、より快適な温水床暖房が可能となるという有利な効果を有する。
【0054】
本発明の請求項4によれば、有線の通信電文により制御ユニットは熱源機の温水温度の変化を知り、前記温水弁の開弁率をきめこまかく制御をすることができるのでさらに快適な温水床暖房システムを提供することができる。
【0055】
本発明の請求項5によれば、熱源機への運転指示を無線信号で受ける熱源機通信ユニットを熱源機の近傍に設けることで、往分岐管が熱源機と遠隔の隠蔽部に設置されている場合などでも、有線接続工事が不要となり、容易に温水床暖房システムを提供することができる。
【0056】
本発明の請求項6によれば、熱源機への運転指示、温水温度要求およびその受諾返信を無線信号で受ける熱源機通信ユニットを熱源機の近傍に設けることで、前記温水弁の近傍に設置した制御ユニットと熱源機との間の配線工事が不要となり、かつ、温水弁の開弁率をきめこまかく制御をすることができるので快適な温水床暖房システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の無線温水床暖房システムのブロック構成図。
【図2】本発明の実施例2の無線温水床暖房システムのブロック構成図。
【図3】本発明の実施例3の無線温水床暖房システムのブロック構成図。
【図4】本発明の実施例4の無線温水床暖房システムのブロック構成図。
【図5】本発明の実施例5の無線温水床暖房システムのブロック構成図。
【図6】本発明の実施例6の無線温水床暖房システムのブロック構成図。
【図7】リフォーム前の温水暖房システムのブロック構成図。
【図8】リフォーム前の温水暖房システムの接点並列接続の簡略回路図。
【図9】従来の技術によるリフォーム後の温水床暖房システムのブロック構成図。
【図10】従来の技術による無線温水床暖房システムのブロック構成図。
【符号の説明】
1 熱源機
1a ポンプ
1d 発熱体
1e 吸熱熱交換器
3 放熱機
3a 放熱熱交換器
3b ファン
3c 温水弁
4 温水エアコン
5 浴室暖房機
6 往分岐管
7 復分岐管
8 信号線
9 床暖房パネル
9A 無線床暖房リモコン
9b 通信ユニット
9c 制御ユニット
9d 温水弁
9e往分岐管に設けた温度センサー
9e床暖房パネルに設けた温度センサー
9f、9g 専用の信号線
10 温水供給管

Claims (6)

  1. 発熱体と発熱体から熱を吸収する吸熱熱交換器と加熱した温水を搬送するポンプとを備える熱源機と、前記温水にて室内を暖房する放熱熱交換器とファンと温水弁とを備える1台以上の放熱機と、前記温水にて室内を暖房する床暖房パネルと、この床暖房パネルを遠隔操作する無線床暖房リモコンと、無線床暖房リモコンからの無線信号を受ける通信ユニットと、通信ユニットの信号を受ける制御ユニットと、前記熱源機からの温水を各放熱機および床暖房パネルへ分岐する往分岐管と復分岐管と、往分岐管から分岐して前記床暖房パネルへ連接する温水供給管上に設けた温水弁とを備え、前記通信ユニットと前記制御ユニットは、前記温水供給管上に設けた温水弁の近傍に設置され、前記無線床暖房リモコンからの床暖房の発停信号を受け、前記温水供給管上に設けた温水弁を開閉するともに、前記各放熱機内に有する接点回路と並列接続された前記制御ユニット内の熱源機へ運転を指示する接点信号を開閉することを特徴とする無線温水床暖房システム。
  2. 前記往分岐管に温度センサーを設け、この温度センサーの検出温度に応じて前記制御ユニットが前記温水供給管上に設けた温水弁の開弁率を制御することを特徴とする請求項1記載の無線温水床暖房システム。
  3. 前記床暖房パネルに温度センサーを設け、この温度センサーの検出温度に応じて前記制御ユニットが前記温水供給管上に設けた温水弁の開弁率を制御することを特徴とする請求項1記載の無線温水床暖房システム。
  4. 前記制御ユニットと熱源機との間を専用の信号線にて接続し、制御ユニットから熱源機への運転指示、温水温度要求およびその受諾返信を有線の通信電文で行うことを特徴とする請求項1記載の無線温水床暖房システム。
  5. 熱源機への運転指示を無線信号で受ける熱源機通信ユニットを熱源機の近傍に設け、前記放熱機内に有する接点回路と並列接続された前記熱源機通信ユニット内の熱源機へ運転を指示する接点信号を開閉することを特徴とする請求項1記載の無線温水床暖房システム。
  6. 熱源機への運転指示、温水温度要求およびその受諾返信を無線信号で受ける熱源機通信ユニットと熱源機との間を専用の信号線にて接続し、熱源機通信ユニットから熱源機への運転指示、温水温度要求およびその受諾返信を有線の通信電文で行うことを特徴とする請求項5記載の無線温水床暖房システム。
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