JP2004149440A - ベンジルカルバゼート化合物の製造法 - Google Patents
ベンジルカルバゼート化合物の製造法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明は、(1)第1工程で、炭酸ジアルキルとベンジルアルコ−ル化合物を、炭酸ジアルキルに対して0.001〜0.05重量%の塩基触媒の存在下で反応させて炭酸ジベンジル化合物を生成させ、(2)第2工程で、塩基触媒を除去することなく、その炭酸ジベンジル化合物をヒドラジンと反応させてベンジルカルバゼート化合物を生成させることを特徴とするベンジルカルバゼート化合物の製造法に関する。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジベンジルエーテル化合物などの副生物の生成を抑えて、工業的に簡便なプロセスにより、炭酸ジアルキルからベンジルカルバゼート化合物を高収率及び高純度で容易に製造する方法に関する。ベンジルカルバゼート化合物は農薬などの合成原料として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】
炭酸ジアルキルからベンジルカルバゼート化合物を製造する方法としては、炭酸ジアルキルとベンジルアルコール化合物を触媒存在下で反応させて炭酸ジベンジル化合物を生成させて、触媒を除去した後、その炭酸ジベンジル化合物をヒドラジンと反応させる方法が知られている(特許文献1)。
【0003】
しかし、この方法は触媒除去という煩雑な操作を含むものであり、更に、ジベンジルエーテル化合物などの蒸留除去が困難な水に不溶性の副生物が多く生成して、原料ベンジルアルコール化合物のロスが大きくなり、目的のベンジルカルバゼート化合物への該副生物の混入も多くなるという問題があった。このような蒸留除去が困難な副生物は晶析で除去することになるが、その際も、析出結晶への該副生物の混入を無視できなくなる恐れがあり、特に、晶析母液(有機相)に該副生物が蓄積することから、母液から目的物を高純度で回収することが困難になり、母液を循環使用する場合には、副生物蓄積防止のためのパージによる目的物のロスが大きくなるという問題があった。また、煩雑な触媒除去操作を省略すれば、ジベンジルエーテル化合物が更に多量に生成していた。
【0004】
なお、炭酸ジアルキルとベンジルアルコール化合物から炭酸ジベンジル化合物を製造する方法としては、炭酸ジエステルとアルコールを塩基性イオン塩と錯形成化合物の存在下で反応させる方法(特許文献2)、炭酸ジアルキルとベンジルアルコール化合物を塩基性触媒の存在下で反応させ、そして高揮発性の成分及び触媒を反応混合物から除去して製造する方法(特許文献3)、炭酸ジメチルとベンジルアルコールを炭酸カリウムの存在下で反応させて、触媒を除去した後、蒸留分離する方法(非特許文献1)が知られている。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第6160160号明細書
【特許文献2】
特開昭63−233954号公報(請求項1、同9〜13)
【特許文献3】
特表2002−511443号公報
【特許文献4】
特開平4−139152号公報
【特許文献5】
特開平9−38488号公報
【非特許文献1】
J.Chem.Soc.,Perkin Trans.1,1995,pp.1889−1894
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の技術が有する前記のような問題を解決して、副生物(特にジベンジルエーテル化合物等の蒸留除去が困難な水に不溶性の副生物)の生成及び蓄積を抑え、工業的に簡便なプロセスによって、炭酸ジアルキルからベンジルカルバゼート化合物を高収率及び高純度で容易に製造できる方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意研究した結果、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、(1)第1工程で、炭酸ジアルキルとベンジルアルコ−ル化合物を、炭酸ジアルキルに対して0.001〜0.05重量%の塩基触媒の存在下で反応させて炭酸ジベンジル化合物を生成させ、(2)第2工程で、塩基触媒を除去することなく、その炭酸ジベンジル化合物をヒドラジンと反応させてベンジルカルバゼート化合物を生成させることを特徴とするベンジルカルバゼート化合物の製造法に関する。なお、ベンジルカルバゼート化合物は次式で表される。
【0008】
【化1】
【0009】
(式中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のチオアルコキシ基、ハロ基、ニトロ基、ジアルキルアミノ基(但し、アルキル基の炭素数は1〜4)、水酸基、アルコキシカルボニル基(但し、アルコキシ基の炭素数は1〜4)、又はアルキルカルボニル基(但し、アルキル基の炭素数は1〜4)を表し、nは0〜5の整数を表す。)
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の第1工程(炭酸ジアルキルとベンジルアルコール化合物の反応)で使用する炭酸ジアルキルとしては、そのアルキル基が炭素数1〜4のアルキル基(異性体を含む)である、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸ジプロピル、炭酸ジブチル等が挙げられるが、中でも炭酸ジメチルが好ましい。炭酸ジアルキル(特に炭酸ジメチル)は、一酸化炭素と亜硝酸アルキル(特に亜硝酸メチル)を反応させる方法により容易に得ることができる(例えば、特許文献4、5)。
【0011】
第1工程で使用するベンジルアルコール化合物としては、ベンゼン環に置換基Rを有していてもよいベンジルアルコールが挙げられる。置換基Rとしては、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のチオアルコキシ基、ハロ基、ニトロ基、ジアルキルアミノ基(但し、アルキル基の炭素数は1〜4)、水酸基、アルコキシカルボニル基(但し、アルコキシ基の炭素数は1〜4)、アルキルカルボニル基(但し、アルキル基の炭素数は1〜4)などが挙げられる。置換基Rの数は0〜5個、好ましくは0〜3個、更に好ましくは0〜1個である。第1工程では、このベンジルアルコール化合物(例えば、ベンジルアルコール)に対応して、炭酸ジベンジル化合物(例えば、炭酸ジベンジル)が生成する。
【0012】
なお、ベンジルアルコール化合物は、酸の含有量(当量)が第1工程で使用する塩基触媒の当量より少ないことが好ましく、特に塩基触媒の当量の半分以下であることが好ましい。酸の含有量が多い場合は、予めベンジルアルコール化合物を蒸留などの手段で精製するか、或いは、アルカリで中和するなどして使用することができる。
【0013】
第1工程で使用する塩基触媒としては、アルカリ金属の水酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、アルカリ金属の炭酸塩(炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、アルカリ金属の重炭酸塩(重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム等)、アルカリ金属のアルコキサイド(ナトリウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド等)、アルカリ土類金属の水酸化物(水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等)、アルカリ土類金属の炭酸塩(炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等)、アルカリ土類金属の重炭酸塩(重炭酸マグネシウム、重炭酸カルシウム等)、アルカリ土類金属のアルコキサイド(マグネシウムメトキサイド等)などが挙げられる。塩基触媒の中では、アルカリ金属の炭酸塩が好ましいが、中でも炭酸ナトリウムや炭酸カリウムが特に好ましい。
【0014】
前記塩基触媒の使用量は、炭酸ジアルキルに対して0.001〜0.05重量%、好ましくは0.005〜0.045重量%、更に好ましくは0.01〜0.04重量%である。触媒使用量がこの範囲より多くなると副生物(特にジベンジルエーテル等のジベンジルエーテル化合物)の生成量が増加し、逆に少なくなると反応速度が低下して目的物の収率低下を来たすので好ましくない。本発明では、塩基触媒をこの範囲で使用することにより、触媒除去操作を必要とすることなく、そして、目的物との蒸留分離が困難な副生物(特にジベンジルエーテル等のジベンジルエーテル化合物)の生成を全工程で抑えて、高収率でベンジルカルバゼート化合物を得ることができる(即ち、高純度製品を得ることができる)。
【0015】
第1工程では、塩基触媒に加えて、エチレンオキシドのオリゴマー化によって得られかつ少なくとも4個のエチレンオキシド単量体単位を有するポリエチレングリコールやその対応するアルキルジエーテル(アルキル鎖の炭素数は1〜2)等の錯形成化合物を、塩基触媒に対して0.004〜0.03倍モルの割合で存在させて反応させることが好ましい。錯形成化合物の中では上記アルキルジエーテルが好ましく、具体的には、例えば、テトラエチレングリコールジメチルエーテルなどが挙げられる。
【0016】
また、第1工程では、必要に応じて、反応条件下で安定でかつ不活性な溶媒を適宜使用してもよい。このような溶媒としては、例えば、炭化水素(シクロヘキサン、トルエン、クロロベンゼン等)、エーテル(エチレングリコールジメチルエーテル等)、アミド(ジメチルホルムアミド等)が挙げられる。
【0017】
第1工程で、ベンジルアルコール化合物の使用量は、炭酸ジアルキルに対して1〜8倍モル、更には1.5〜7倍モル、特に2〜6倍モルであることが好ましい。また、反応温度は80〜130℃、更には100〜120℃であることが好ましい。反応圧力は、常圧から、第1工程で生成するアルキルアルコールを留去できる程度の減圧にわたる範囲(760〜30mmHg;約0.1〜0.004MPa)であればよい。
【0018】
即ち、第1工程では、例えば、前記温度及び圧力で、生成するアルキルアルコールを留去しながら、炭酸アルキルとベンジルアルコール化合物を反応させて炭酸ジベンジル化合物を生成させてもよく、また、100〜120℃、常圧、還流下で反応させて炭酸ジベンジル化合物を生成させた後、同温度で30mmHg程度まで減圧して生成したアルキルアルコールを留去すると共に反応を完結させてもよい。
【0019】
本発明では、第1工程の反応の終了後(アルキルアルコールが殆ど留出しなくなった後)、触媒を除去することなく、得られた反応混合物(炭酸ジベンジル化合物を含む)をそのまま次の第2工程に使用することができる。この反応混合物は、必要に応じて、反応終了後に100〜120℃で更に5mmHg(約0.00067MPa)程度まで減圧して、未反応のベンジルアルコール化合物などを留去しておいてもよい。
【0020】
本発明の第2工程(炭酸ジベンジル化合物とヒドラジンの反応)で使用するヒドラジンとしては、抱水ヒドラジンが好ましく挙げられる。この使用量は、炭酸ジベンジル化合物に対して1〜2倍モル、更には1.1〜1.5倍モルであることが好ましい。なお、炭酸ジベンジル化合物は、第1工程で得られた反応混合物に含まれるものがそのまま使用される。
【0021】
第2工程で、反応温度は50〜120℃、更には55〜100℃、特に55〜70℃であることが好ましく、反応圧力は2気圧〜75mmHg(約0.2〜0.01MPa)、更には760〜200mmHg(約0.1〜0.027MPa)であることが好ましい。
【0022】
反応終了後、100〜120℃で、5mmHg、更には2mmHg程度まで減圧してベンジルアルコール化合物を反応液から留去(回収)することにより、目的のベンジルカルバゼート化合物(例えば、ベンジルカルバゼート)を、蒸留残渣として、ジベンジルエーテル化合物(例えば、ジベンジルエーテル)の副生を抑えて高い純度(例えば、上記蒸留条件で89重量%以上の純度)で収率高く得ることができる。回収したベンジルアルコール化合物は第1工程に循環して再使用できる。
【0023】
前記の反応液からのベンジルアルコール化合物の留去(回収)においては、100〜120℃で更に減圧度を高めてベンジルアルコール化合物を留去することにより、ベンジルカルバゼート化合物を(蒸留残渣として)更に高純度で得ることもできる。しかし、本発明では、下記のように晶析で微量の不純物(ジベンジルエーテル化合物など)を除去して更に高純度に精製することが好ましく、そのときにベンジルアルコール化合物も同時に除去できることから、反応液からのベンジルアルコール化合物の回収率が著しく低下しない限り、ベンジルアルコール化合物を更に留去してベンジルカルバゼート化合物(蒸留残渣)の純度を特に向上させる必要はない。
【0024】
得られたベンジルカルバゼート化合物(蒸留残渣)は、晶析によりジベンジルエーテル化合物などの不純物を除去して更に高純度に精製することが好ましい。そして、晶析後、析出した結晶を濾過又は遠心分離等で分離して乾燥すれば、ジベンジルエーテル化合物を0.02重量%未満、カルボヒドラジドを0.05重量%未満、そして塩基触媒を0.005重量%未満で含有し、炭酸ジベンジル化合物を実質的に含有しない高純度(純度99.5重量%以上)のベンジルカルバゼート化合物、更には、ジベンジルエーテル化合物、カルボヒドラジド、塩基触媒、及び炭酸ジベンジル化合物を実質的に含有しない非常に高純度(純度99.5重量%以上)のベンジルカルバゼート化合物を得ることができる。錯形成化合物を使用する場合は、錯形成化合物も実質的に含有しない高純度の該ベンジルカルバゼート化合物をそれぞれ得ることができる。これら不純物はベンジルカルバゼート化合物を原料とする製品へ混入し、更にこれら不純物からの生成物の製品への混入も引き起こすので好ましくない。なお、必要であれば、再度の晶析により更に精製すれば、わずかに残存するベンジルアルコール化合物などを除去して実質的に不純物を含有しないベンジルカルバゼート化合物を得ることもできる。
【0025】
前記晶析は、水と不均一相を形成する有機溶媒と水との混合溶媒を使用して行うことが好ましく、その割合は、ベンジルカルバゼート化合物1gに対して、有機溶媒5〜1g、水2〜0.5gであることが好ましい。有機溶媒の例としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン等の芳香族炭化水素などが好ましく挙げられるが、中でもトルエンが好ましい。
【0026】
晶析操作は高純度のベンジルカルバゼート化合物が収率よく得られる限り特に制限されない。例えば、前記有機溶媒と水との混合溶媒にベンジルカルバゼート化合物を加熱溶解させた後、その溶解物を5℃程度まで冷却して析出した結晶を分離・洗浄して減圧乾燥すればよい。また、ベンジルカルバゼート化合物を加熱溶解させた後、結晶が析出しない範囲に温度を保って水層を分離し、得られる有機溶媒層を冷却して結晶を同様に得ることもできる。この場合、ベンジルカルバゼート化合物1gに対して、有機溶媒5〜1gと水2〜0.2gを用いることが好ましく、必要に応じて、得られる有機溶媒層にこの割合で水を加えて攪拌後に水層を分離する操作を繰り返してもよい。
【0027】
このように水と不均一相を形成する有機溶媒と水との混合溶媒を使用して晶析を行うことにより、水に不溶性の不純物(ジベンジルエーテル化合物等の蒸留除去困難な副生物、炭酸ジベンジル化合物、ベンジルアルコール化合物、錯形成化合物など)と、水溶性の不純物(カルボヒドラジド等の水溶性副生物、塩基触媒など)を同時にかつ容易に除去することができる。
【0028】
晶析母液(有機相;ベンジルカルバゼート化合物などを含む)は循環して晶析に再使用できる。このとき、晶析母液をそのまま使用するとベンジルアルコール化合物の濃度が増加して、晶析で取得できるベンジルカルバゼート化合物の量が少なくなる場合があるが、この場合は、晶析母液から有機溶媒を蒸留回収し、その残渣を第2工程のベンジルアルコール化合物を留去する前の反応液に加えた後に、ベンジルアルコール化合物の留去以降の操作を実施することにより、ベンジルカルバゼート化合物の取得量を低減させることなく、晶析母液を再使用することができる。また、晶析母液から蒸留回収した有機溶媒を晶析工程で再使用すれば、有機溶媒の使用量を低減させることもできる。
【0029】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。分析は高速液体クロマトグラフィーにより行った。なお、炭酸ジベンジル収率(モル%)は炭酸ジメチル基準、ベンジルカルバゼート収率(モル%)は炭酸ジベンジル基準で、ジベンジルエーテル含有率I(重量%)は炭酸ジベンジルに対する第1工程での該エーテルの生成割合、ジベンジルエーテル含有率II(重量%)はベンジルカルバゼートに対する第2工程での該エーテルの生成割合、ジベンジルエーテル含有率III(重量%)はベンジルカルバゼートに対する全工程での該エーテルの生成割合である。また、触媒含有率(重量%)は炭酸ジメチル基準で、錯形成化合物含有率(モル%)は触媒基準である。
【0030】
実施例1
〔第1工程〕
炭酸ジメチル30g(0.333モル)、ベンジルアルコール144.1g(1.33モル)、炭酸カリウム9mg(6.51×10−5モル/炭酸ジメチル基準の含有率:0.03重量%)、及びテトラエチレングリコールジメチルエーテル0.15mg(6.51×10−7モル/炭酸カリウム基準の含有率:1モル%)を混合して、攪拌しながら約120℃まで昇温した後、常圧下、100〜120℃で4時間還流させた。次いで、同温度で常圧から30mmHgまで減圧しながら生成したメチルアルコールを留去して反応を完結させ、更に同温度で30mmHgから5mmHgまで減圧しながらベンジルアルコールを留去した。得られた反応混合物には、炭酸ジベンジル65.8g(収率:81.5%)、ジベンジルエーテル0.018g(含有率I:0.027重量%)、ベンジルアルコール4.83gが含まれていた。
【0031】
〔第2工程〕
炭酸ジベンジル65.8g(0.272モル)を含む前記反応混合物70.7gをそのまま(触媒を除去することなく)抱水ヒドラジン15.7g(0.313モル)と混合して、攪拌しながら60℃まで昇温した後、常圧下、同温度で更に8時間攪拌した。次いで、100〜120℃で常圧から2mmHgまで減圧しながら生成したベンジルアルコールを水と共に留去した。得られた蒸留残渣50.1gを分析したところ、ベンジルカルバゼート44.9g(収率:99.5%)、ジベンジルエーテル0.017g(含有率II:0.038重量%)、炭酸ジベンジル0.083g、ベンジルアルコール4.64g、カルボヒドラジド0.070gが含まれていた。
【0032】
実施例2
実施例1で得られた蒸留残渣49.8gをトルエン112gと水48.0gに70℃で加熱溶解させた。次いで、その溶解物を5℃まで冷却して、析出した結晶を濾過し、冷水45.0gで洗浄して55℃で減圧乾燥した。得られたベンジルカルバゼート37.9gには、ベンジルカルバゼートが99.9重量%、水0.1重量%が含まれており、ジベンジルエーテル、炭酸ジベンジル、ベンジルアルコール、カルボヒドラジド、炭酸カリウム、テトラメチレングリコールジメチルエーテルは検出されなかった。濾液からはトルエン層121gを分離した。得られたトルエン層には、ベンジルカルバゼート5.36g、ジベンジルエーテル0.016g、炭酸ジベンジル0.081g、ベンジルアルコール3.90g、テトラメチレングリコールジメチルエーテル0.15mgが含まれており、カルボヒドラジドは検出されなかった。
【0033】
実施例3
〔第1工程〕
実施例1と同様に行った。その結果、得られた反応混合物には、炭酸ジベンジル65.6g(収率:81.3%)、ジベンジルエーテル0.017g(含有率I:0.026重量%)、ベンジルアルコール4.84gが含まれていた。
【0034】
〔第2工程〕
炭酸ジベンジル65.6g(0.271モル)を含む前記反応混合物71.0gと抱水ヒドラジン15.5g(0.311モル)を使用したほかは、実施例1と同様に行った。得られた蒸留残渣49.6gを分析したところ、ベンジルカルバゼート44.8g(収率:99.7%)、ジベンジルエーテル0.018g(含有率I:0.040重量%)、炭酸ジベンジル0.086g、ベンジルアルコール4.55g、カルボヒドラジド0.078gが含まれていた。
【0035】
実施例4
実施例3で得られた蒸留残渣49.6gをトルエン121g(実施例2で回収したトルエン)と水48.0gに70℃で加熱溶解させた。次いで、その溶解物を5℃まで冷却して、析出した結晶を濾過し、冷水44.8gで洗浄して55℃で減圧乾燥した。得られたベンジルカルバゼート41.0gには、ベンジルカルバゼートが99.5重量%、水0.1重量%が含まれており、ジベンジルエーテル、炭酸ジベンジル、ベンジルアルコール、カルボヒドラジド、炭酸カリウムは検出されなかった。
【0036】
実施例5
〔第1工程〕
テトラエチレングリコールジメチルエーテルを加えなかったほかは、実施例1と同様に行った。その結果、得られた反応混合物には、炭酸ジベンジル64.55g(収率:80.0%)、ジベンジルエーテル0.018g(含有率I:0.028重量%)、ベンジルアルコール6.62gが含まれていた。
【0037】
〔第2工程〕
炭酸ジベンジル64.55g(0.267モル)を含む前記反応混合物71.188gをそのまま(触媒を除去することなく)抱水ヒドラジン15.20g(0.304モル)と混合したほかは、実施例1と同様に反応を行った。その結果、得られた蒸留残渣47.5gを分析したところ、ベンジルカルバゼート42.50g(収率:96.0%)、ジベンジルエーテル0.017g(含有率II:0.040重量%)、炭酸ジベンジル0.04g、ベンジルアルコール4.79g、カルボヒドラジド0.086gが含まれていた。
【0038】
実施例6
実施例5で得られた蒸留残渣47.34gをトルエン106.3gと水45.5gに70℃で加熱溶解させた。次いで、その溶解物を2℃まで冷却して、析出した結晶を濾過し、冷水47.3gで洗浄して55℃で減圧乾燥した。得られたベンジルカルバゼート34.17gには、ベンジルカルバゼートが99.5重量%、ベンジルアルコールが0.4重量%、水0.1重量%(カールフィッシャー法による)が含まれており、ジベンジルエーテル、炭酸ジベンジル、カルボヒドラジド、炭酸カリウム(原子吸光分析による)は検出されなかった。濾液からは、トルエン層117gを分離して減圧蒸留でトルエン95gを回収した。その残渣20g中にはベンジルカルバゼート8.5gが含まれていた。
【0039】
実施例7
〔第1工程〕
実施例5と同様に行った。その結果、得られた反応混合物には、炭酸ジベンジル64.35g(収率:79.8%)、ジベンジルエーテル0.018g(含有率I:0.028重量%)、ベンジルアルコール6.57gが含まれていた。
【0040】
〔第2工程〕
炭酸ジベンジル64.35g(0.27モル)を含む前記反応混合物70.938gと抱水ヒドラジン15.29g(0.305モル)を使用したほかは、実施例1と同様に行った。但し、ベンジルアルコールを留去する前に実施例6で得られた残渣20gを加えてベンジルアルコールを水と共に留去した。得られた蒸留残渣56.51gを分析したところ、ベンジルカルバゼート51.5g(収率:96.5%)、ジベンジルエーテル0.037g(含有率II:0.07重量%)、炭酸ジベンジル0.08g、ベンジルアルコール4.8g、カルボヒドラジド0.09gが含まれていた。
【0041】
実施例8
実施例7で得られた蒸留残渣56.5gをトルエン128g(実施例6で回収したトルエン90gと新たに追加したトルエン38g)と水55.1gに70℃で加熱溶解させた。次いで、その溶解物を2℃まで冷却して、析出した結晶を濾過し、冷水51.5gで洗浄して55℃で減圧乾燥した。得られたベンジルカルバゼート41gには、ベンジルカルバゼートが99.5重量%、ベンジルアルコールが0.4重量%、水0.1重量%が含まれており、ジベンジルエーテル、炭酸ジベンジル、カルボヒドラジド、炭酸カリウムは検出されなかった。
【0042】
実施例9
〔第1工程〕
実施例5と同様に行った。その結果、得られた反応混合物には、炭酸ジベンジル64.45g(収率:79.9%)、ジベンジルエーテル0.018g(含有率I:0.028重量%)、ベンジルアルコール6.59gが含まれていた。
【0043】
〔第2工程〕
炭酸ジベンジル64.45g(0.266モル)を含む前記反応混合物71.07gと抱水ヒドラジン15.31g(0.3058モル)を使用したほかは、実施例1と同様に行った。得られた蒸留残渣47.5gを分析したところ、ベンジルカルバゼート42.50g(収率:96.0%)、ジベンジルエーテル0.018g(含有率I:0.040重量%)、炭酸ジベンジル0.054g、ベンジルアルコール4.81g、カルボヒドラジド0.085gが含まれていた。
【0044】
実施例10
実施例9で得られた蒸留残渣47.2gをトルエン105.4gと水10.5gに60℃で加熱溶解させた。60℃を維持したままでトルエン層と水層を分離し、そのトルエン層に水10.4gを加えて攪拌した。次いで、同温度でトルエン層と水層を分離し、得られたトルエン層を2℃まで冷却し、析出した結晶を濾過し、冷水42.2gで洗浄して55℃で減圧乾燥した。得られたベンジルカルバゼート35.60gには、ベンジルカルバゼートが99.5重量%、水0.1重量%が含まれており、ジベンジルエーテル、炭酸ジベンジル、ベンジルアルコール、カルボヒドラジド、炭酸カリウムは検出されなかった。濾液からは、トルエン層115gを分離して減圧蒸留でトルエン93gを回収した。その残渣20g中にはベンジルカルバゼート6.35gが含まれていた。分離した水層16.9gには、ベンジルカルバゼート0.52g、カルボヒドラジド0.083gが含まれていた。
【0045】
比較例1
〔第1工程〕
炭酸カリウム使用量を24mg(炭酸ジメチル基準の含有率:0.08重量%)に変えたほかは、実施例5と同様に行った。その結果、得られた反応混合物には、炭酸ジベンジル65.40g(収率:81.1%)、ジベンジルエーテル0.157g(含有率I:0.24重量%)、ベンジルアルコール8.05gが含まれていた。
【0046】
〔第2工程〕
炭酸ジベンジル65.40g(0.270モル)を含む前記反応混合物73.607gと抱水ヒドラジン15.54g(0.310モル)を使用したほかは、実施例1と同様に行った。その結果、得られた蒸留残渣50.1gには、ベンジルカルバゼート42.85g(収率:95.5%)、ジベンジルエーテル0.15g(含有率II:0.35重量%)、炭酸ジベンジル0.02g、ベンジルアルコール6.97g、カルボヒドラジド0.089gが含まれていた。
【0047】
比較例2
〔第1工程〕
炭酸カリウム使用量を48mg(炭酸ジメチル基準の含有率:0.16重量%)に変え、ベンジルアルコールを留去する前に反応混合物を水26mlで洗浄したほかは、実施例5と同様に行った。その結果、得られた反応混合物には、炭酸ジベンジル63.90g(収率:79.2%)、ジベンジルエーテル0.042g(含有率I:0.066重量%)、ベンジルアルコール10.3gが含まれていた。
【0048】
〔第2工程〕
炭酸ジベンジル63.90g(0.264モル)を含む前記反応混合物74.20gと抱水ヒドラジン15.0g(0.300モル)を使用したほかは、実施例1と同様に行った。その結果、得られた蒸留残渣49.7gには、ベンジルカルバゼート41.99g(収率:95.8%)、ジベンジルエーテル0.063g(含有率II:0.15重量%)、炭酸ジベンジル0.008g、ベンジルアルコール7.51g、カルボヒドラジド0.089gが含まれていた。
【0049】
比較例3
〔第1工程〕
ベンジルアルコールを留去する前に反応混合物を水洗しなかったほかは、比較例2と同様に行った。その結果、得られた反応混合物には、炭酸ジベンジル64.30g(収率:79.7%)、ジベンジルエーテル0.25g(含有率I:0.39重量%)、ベンジルアルコール7.98gが含まれていた。
【0050】
〔第2工程〕
炭酸ジベンジル64.30g(0.26モル)を含む前記反応混合物72.53gと抱水ヒドラジン15.28g(0.305モル)を使用したほかは、実施例1と同様に行った。その結果、得られた蒸留残渣48.7gには、ベンジルカルバゼート41.59g(収率:94.3%)、ジベンジルエーテル0.266g(含有率II:0.64重量%)、炭酸ジベンジル0.011g、ベンジルアルコール6.74g、カルボヒドラジド0.089gが含まれていた。実施例及び比較例の結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】
本発明により、従来の技術が有する問題を解決して、副生物(特にジベンジルエーテル化合物等の蒸留除去が困難な水に不溶性の副生物)の生成及び蓄積を抑え、工業的に簡便なプロセスによって、炭酸ジアルキルからベンジルカルバゼート化合物を高収率及び高純度で容易に製造することができる。
即ち、副生物(特にジベンジルエーテル化合物等の蒸留除去が困難な水に不溶性の副生物)の生成を低減できるので、原料ジベンジルアルコール化合物のロスを抑えることができ、第2工程で得られる目的のベンジルカルバゼート化合物への該副生物の混入も抑えることができる。また、晶析で精製する際は、晶析母液(有機相)での該副生物の蓄積を抑えることができ、その結果、析出結晶への該副生物の混入を抑えて非常に高純度の目的物を得ることができ、更に、母液を循環再使用する場合のパージによる目的物のロスも抑えることができる。また、その他の水溶性の副生物や触媒も晶析で同時にかつ容易に除去でき、非常に高純度のベンジルカルバゼート化合物を得ることができる。
Claims (6)
- (1)第1工程で、炭酸ジアルキルとベンジルアルコ−ル化合物を、炭酸ジアルキルに対して0.001〜0.05重量%の塩基触媒の存在下で反応させて炭酸ジベンジル化合物を生成させ、(2)第2工程で、塩基触媒を除去することなく、その炭酸ジベンジル化合物をヒドラジンと反応させてベンジルカルバゼート化合物を生成させることを特徴とするベンジルカルバゼート化合物の製造法。
- 錯形成化合物を更に存在させて、炭酸ジアルキルとベンジルアルコ−ル化合物を反応させる、請求項1記載のベンジルカルバゼート化合物の製造法。
- 塩基触媒がアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩である、請求項1記載のベンジルカルバゼート化合物の製造法。
- ベンジルアルコール化合物中の酸の当量が塩基触媒の当量の半分以下である、請求項1記載のベンジルカルバゼート化合物の製造法。
- 第2工程で得られるベンジルカルバゼート化合物を、水と不均一相を形成する有機溶媒と水との混合溶媒を使用して晶析により精製する、請求項1記載のベンジルカルバゼート化合物の製造法。
- ジベンジルエーテル化合物を0.02重量%未満、カルボヒドラジドを0.05重量%未満、そして塩基触媒を0.005重量%未満で含有し、炭酸ジベンジル化合物を実質的に含有しない、純度99.5重量%以上のベンジルカルバゼート化合物。
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