JP2004079381A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】厚さが小さく、意匠性にも優れたスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ装置1は、スイッチ前面を構成する透明なカバープレート2と、該カバープレート2の裏側に配置された透光性材料よりなる板状体3と、該板状体3の板面に形成された蛍光層4と、該板状体3の裏側に配置された基板5と、該基板5上に設けられたセンサ6と、板状体3の端面に対峙して配置された光源としてのLED7と、スイッチ装置の外殻を構成するケース8とを有する。センサ6は、カバープレート2の前面側から近接してきた人の指先などの被検知体を検知する。LED7が点灯すると、蛍光層4が蛍光を発生し、明瞭に視認される。
【選択図】 図1
【解決手段】スイッチ装置1は、スイッチ前面を構成する透明なカバープレート2と、該カバープレート2の裏側に配置された透光性材料よりなる板状体3と、該板状体3の板面に形成された蛍光層4と、該板状体3の裏側に配置された基板5と、該基板5上に設けられたセンサ6と、板状体3の端面に対峙して配置された光源としてのLED7と、スイッチ装置の外殻を構成するケース8とを有する。センサ6は、カバープレート2の前面側から近接してきた人の指先などの被検知体を検知する。LED7が点灯すると、蛍光層4が蛍光を発生し、明瞭に視認される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人が指先などを近づけることによりスイッチ信号を発生させるスイッチ装置に関するものであり、特に蛍光を発する蛍光層を有したスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
人が指先で触ったり、指先を近づけたりすることによりスイッチ信号を発生させるためのスイッチ装置として、下記特許文献1には、キートップの前端面に蛍光層を設け、この蛍光層に光を当てる光源をスイッチケース内に配置したスイッチ装置が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−273473号。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のスイッチ装置は、キートップが必要であると共に、キートップの裏側に光源を配置しているため、スイッチ装置の厚みが大きい。また、キートップの数に応じて光源を配置する必要があるため、キートップの数が多くなると光源も多数にならざるを得ない。
【0005】
本発明は、厚みを小さくすることができ、また、光源が少数で足りるスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のスイッチ装置は、透光性を有した板状体と、該板状体に設けられた蛍光層と、該蛍光層に光を当てて蛍光を発生させる光源と、該板状体の一方の板面側に設けられたセンサと、を備えてなり、該センサは、該板状体の他方の面への被検知体の近接を検出するものであり、該光源は、前記板状体の端面から該板状体内に光を入射させるように配置されていることを特徴とするものである。
【0007】
このスイッチ装置にあっては、光源から板状体内に光を入射させると、この光が蛍光層に当り蛍光層から蛍光が発生する。この蛍光により、例えば人が触るべき位置やスイッチの機能が表示される。当然ながら、暗所でも視認できる。
【0008】
このスイッチ装置に人が指先などを近づけると、センサによって検知され、センサからの信号によってスイッチング動作が行われる。
【0009】
このスイッチ装置にあっては、蛍光層により板状体に複数のスイッチ部分が表示される場合であっても、光源は板状体内に光を入射させるものであるから、光源は少数で済む。また、光源は板状体の端面に配置されるため、スイッチ装置の厚さを小さくすることができる。
【0010】
本発明では、板状体に対する対峙位置を異ならせて複数のセンサを配置してもよい。これにより、スイッチ装置は複数のスイッチ機能を有することになる。この場合、蛍光層により各センサの位置(指先等を近づけるべき位置)と、各スイッチ機能を示す表示を行うのが好ましい。
【0011】
本発明では、2枚以上の板状体を積層状に配置してもよい。この場合、板状体同士を密着状に重ねてもよく、板状体間に間隔をあけてもよい。
【0012】
このように、複数枚の板状体を配置した場合、各板状体に個別に光源を設け、各板状体の蛍光層を板状体別に蛍光発生動作させるようにしてもよい。これにより、表示を多様に切り替えることが可能となる。
【0013】
本発明では、板状体は、蛍光層で覆われた領域とそれ以外の領域とが光源の非点灯時に同色とされてもよい。このように構成した場合、スイッチ装置は一見すると全体として一様な色からなる板状物として視認されるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1(a)は実施の形態に係るスイッチ装置の厚さ方向の断面図、図1(b)はこのスイッチ装置の分解図である。
【0015】
このスイッチ装置1は、スイッチ前面を構成する透明なカバープレート2と、該カバープレート2の裏側に配置された透光性材料よりなる板状体3と、該板状体3の板面に形成された蛍光層4と、該板状体3の裏側に配置された基板5と、該基板5上に設けられたセンサ6と、板状体3の端面に対峙して配置された光源としてのLED7と、スイッチ装置の外殻を構成するケース8とを有する。
【0016】
なお、板状体3と基板5との間にはスペーサ9が介在されている。LED7は基板5に取り付けられているが、板状体3に一体されてもよい。
【0017】
センサ6は、カバープレート2の前面側へ近接してきた人の指先などの被検知体を検知するためのものであり、静電容量変化型センサやドップラー効果を利用したドップラーセンサなどが好適であるが、これらに限定されない。
【0018】
カバープレート2及び板状体3はスイッチ装置1の厚みをなるべく小さくするために密着状に重ね合わされているが、両者の間に間隙が存在してもよい。カバープレート2、板状体3及び基板5は平板状であるが、湾曲していてもよい。また、カバープレート2は省略してもよい。
【0019】
センサ6は基板5に設けられているが、板状体3に取り付けられてもよい。この場合、基板5は省略されてもよい。センサ6は基板の後方であってもよく、センサ6と蛍光層4の間には板状のカバー等が入ってもよい。
【0020】
センサ6は蛍光層4の後方に配置されているが、蛍光層4同士の間の後方に配置されてもよい。蛍光層4を設ける領域の数や大きさ、センサ6の配置数などは任意である。蛍光層4及びセンサ6はいずれも1個ずつ設けられてもよい。蛍光層4は文字、記号、図形等を表示するように設けられるのが好ましい。
【0021】
蛍光層4は、単一色の蛍光のみを発するように設けられてもよく、2以上の色の蛍光を発するように設けられてもよい。後者の場合、蛍光層4の一部が他の部分と異なる蛍光色となるように蛍光層4が蛍光色別に区画されてもよい。
【0022】
このように構成されたスイッチ装置において、LED7が点灯すると、蛍光層4が蛍光を発生し、明瞭に視認されるようになる。人が指先を蛍光層4に近づけると、この近接が当該蛍光層4の後方(裏側)のセンサ6によって検知され、センサ6が検知信号を制御回路(図示略)に出力する。この検知信号により、制御回路は被制御機器にスイッチング動作を行わせる。この被制御機器は各種家電製品、トイレ用機器等の住宅機器など任意である。
【0023】
図2は、別の実施の形態に係るスイッチ装置の板状体3Aの正面図である。この板状体3Aでは、蛍光層4A,4Bを隣接2領域に形成し、各蛍光層4A,4Bにヌキ部(蛍光層を設けない部分)を設けることによりON,OFFの文字が表示されている。各蛍光層4A,4Bの後方にそれぞれセンサ(図示略)が設けられている。蛍光層4A,4Bの蛍光色は同一でもよく、別でもよい。別にすれば、別機能のスイッチであることを知覚し易く、便利である。
【0024】
指先を蛍光層4Aに近づけると、その後方からのセンサがこの近接を検知し、その信号に基づいて被制御機器がONとされる。蛍光層4Bに指先を近づけると、その後方のセンサがこの指先の近接を検知し、この検知信号に基づいて被制御機器がOFFとされる。図2では、従ってON用スイッチ及びOFF用スイッチの2個が設けられていることになる。
【0025】
本発明では、さらに多数のスイッチを設けてもよい。また、スイッチ装置のセンサの信号を、被制御機器のON,OFFだけでなく被制御機器の動作程度を変更するための信号として用いてもよい。例えば、被制御機器が電動式のバルブであれば、このバルブの開閉だけでなく、開度調整を行ってもよい。また、被制御機器がモータであれば、モータの回転、停止だけでなく、回転数制御を行ってもよい。
【0026】
図1では1枚の板状体3の板面に蛍光層4を設けているが、蛍光層は板状体の内部に設けられてもよい。また、例えば、図3のように2枚の板状体3B、3Cの間に蛍光層4を設けてもよい。
【0027】
図1〜3では、板状体の板面に蛍光層4の領域と、蛍光層4を設けてない領域とが存在しているが、図4のように板状体3の板面の全体に蛍光層4a,4bを設けてもよい。蛍光層4a,4bは互いに異なる色の蛍光を発するものである。図4では2色の蛍光を発するものとなっているが、3色以上の色の異なる領域が形成されるように3種以上の蛍光層を設けてもよい。
【0028】
また、本発明では、図5のように、蛍光層4以外の領域に非蛍光性の塗料層10を設けてもよい。この場合、塗料層10と非蛍光時の蛍光層4の色調とを同一(例えば白色や乳白色、ベージュ等の淡色)としてもよい。このようにした場合、光源を作動させないときにはスイッチ装置全体が単一色の一様な外観を呈するようになる。このようなスイッチ装置を壁面に設けると、従来の多数のキートップが露見したスイッチ装置と異なり、スイッチ装置を含めた壁面の意匠がすっきりとしたものになる。
【0029】
なお、同様の作用効果は、図4のスイッチ装置において各蛍光層4a,4bを非蛍光時に同色とした場合にも得ることができる。
【0030】
本発明では、図6のスイッチ装置20のように、複数枚(図6では2枚)の板状体を採用し、板状体11に蛍光層14,15を設け、板状体12に蛍光層16を設けると共に、各板状体11,12に個別にLED17,18等の光源を設けてもよい。板状体12の裏側には基板13が配置され、この基板13上にセンサ19,20,21が設けられている。センサ19は蛍光層14の後方に位置し、センサ20は蛍光層15の後方に位置し、センサ21は蛍光層16の後方に位置する。各蛍光層14,15と蛍光層16とは重なり合わないように配置されている。
【0031】
図6の場合、LED17のみを点灯したときには、板状体11の蛍光層14,15のみが蛍光を発して視認される。そのため、この蛍光層14又は15に指先を近づけることによりセンサ19又は20がこれを検知する。LED18のみを点灯したときには、蛍光層16のみが蛍光を発し、視認される。この蛍光層16に指先を近づけると、この近接がセンサ21によって検知される。
【0032】
従って、この図6のスイッチ装置20によると、異なるLEDを点灯させることにより、スイッチ装置前面に異なる表示面を形成することができる。
【0033】
図6では板状体11に蛍光層14,15が設けられ、板状体12に蛍光層16が設けられているが、これら蛍光層の数や配置はこれに限定されるものではない。
【0034】
LED17,18は同時に点灯されてもよい。なお、LED17,18の点灯を切り換えるためのスイッチは、スイッチ装置自体に設けられてもよく、他の部位に設けられてもよい。スイッチ装置自体にLED点灯制御用スイッチを設ける態様としては、例えばスイッチ装置の一部に近接検知センサを設けておき、この近接検知センサに所定時間以上指先を近づけておくとLEDの点灯が行われたり、あるいは点灯するLEDが切り替えられたりする構成が例示される。
【0035】
本発明では、すべてのLEDが消灯状態にあるときに、スイッチ装置の前面に所定以上指や掌などをかざしておくとLEDが点灯されるよう構成してもよい。
【0036】
本発明では、LEDが点灯していないときにはセンサを検知動作停止モードにおくよう構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、厚さを小さくすることが可能な板状のスイッチ装置が提供される。本発明によると、壁など周囲との外観上の一体感の高いスイッチ装置を提供することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るスイッチ装置の構造を示す断面図である。
【図2】実施の形態に係るスイッチ装置の板状体の正面図である。
【図3】実施の形態に係るスイッチ装置の板状体の断面図である。
【図4】実施の形態に係るスイッチ装置の板状体の断面図である。
【図5】実施の形態に係るスイッチ装置の板状体の断面図である。
【図6】実施の形態に係るスイッチ装置の構成を示す分解断面図である。
【符号の説明】
1,20 スイッチ装置
2 カバープレート
3,3A,3B,3C,11,12 板状体
4,4A,4B,4a,4b,14,15,16 蛍光層
5,13 基板
6,19,20,21 センサ
7,17,18 LED
【発明の属する技術分野】
本発明は、人が指先などを近づけることによりスイッチ信号を発生させるスイッチ装置に関するものであり、特に蛍光を発する蛍光層を有したスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
人が指先で触ったり、指先を近づけたりすることによりスイッチ信号を発生させるためのスイッチ装置として、下記特許文献1には、キートップの前端面に蛍光層を設け、この蛍光層に光を当てる光源をスイッチケース内に配置したスイッチ装置が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−273473号。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のスイッチ装置は、キートップが必要であると共に、キートップの裏側に光源を配置しているため、スイッチ装置の厚みが大きい。また、キートップの数に応じて光源を配置する必要があるため、キートップの数が多くなると光源も多数にならざるを得ない。
【0005】
本発明は、厚みを小さくすることができ、また、光源が少数で足りるスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のスイッチ装置は、透光性を有した板状体と、該板状体に設けられた蛍光層と、該蛍光層に光を当てて蛍光を発生させる光源と、該板状体の一方の板面側に設けられたセンサと、を備えてなり、該センサは、該板状体の他方の面への被検知体の近接を検出するものであり、該光源は、前記板状体の端面から該板状体内に光を入射させるように配置されていることを特徴とするものである。
【0007】
このスイッチ装置にあっては、光源から板状体内に光を入射させると、この光が蛍光層に当り蛍光層から蛍光が発生する。この蛍光により、例えば人が触るべき位置やスイッチの機能が表示される。当然ながら、暗所でも視認できる。
【0008】
このスイッチ装置に人が指先などを近づけると、センサによって検知され、センサからの信号によってスイッチング動作が行われる。
【0009】
このスイッチ装置にあっては、蛍光層により板状体に複数のスイッチ部分が表示される場合であっても、光源は板状体内に光を入射させるものであるから、光源は少数で済む。また、光源は板状体の端面に配置されるため、スイッチ装置の厚さを小さくすることができる。
【0010】
本発明では、板状体に対する対峙位置を異ならせて複数のセンサを配置してもよい。これにより、スイッチ装置は複数のスイッチ機能を有することになる。この場合、蛍光層により各センサの位置(指先等を近づけるべき位置)と、各スイッチ機能を示す表示を行うのが好ましい。
【0011】
本発明では、2枚以上の板状体を積層状に配置してもよい。この場合、板状体同士を密着状に重ねてもよく、板状体間に間隔をあけてもよい。
【0012】
このように、複数枚の板状体を配置した場合、各板状体に個別に光源を設け、各板状体の蛍光層を板状体別に蛍光発生動作させるようにしてもよい。これにより、表示を多様に切り替えることが可能となる。
【0013】
本発明では、板状体は、蛍光層で覆われた領域とそれ以外の領域とが光源の非点灯時に同色とされてもよい。このように構成した場合、スイッチ装置は一見すると全体として一様な色からなる板状物として視認されるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1(a)は実施の形態に係るスイッチ装置の厚さ方向の断面図、図1(b)はこのスイッチ装置の分解図である。
【0015】
このスイッチ装置1は、スイッチ前面を構成する透明なカバープレート2と、該カバープレート2の裏側に配置された透光性材料よりなる板状体3と、該板状体3の板面に形成された蛍光層4と、該板状体3の裏側に配置された基板5と、該基板5上に設けられたセンサ6と、板状体3の端面に対峙して配置された光源としてのLED7と、スイッチ装置の外殻を構成するケース8とを有する。
【0016】
なお、板状体3と基板5との間にはスペーサ9が介在されている。LED7は基板5に取り付けられているが、板状体3に一体されてもよい。
【0017】
センサ6は、カバープレート2の前面側へ近接してきた人の指先などの被検知体を検知するためのものであり、静電容量変化型センサやドップラー効果を利用したドップラーセンサなどが好適であるが、これらに限定されない。
【0018】
カバープレート2及び板状体3はスイッチ装置1の厚みをなるべく小さくするために密着状に重ね合わされているが、両者の間に間隙が存在してもよい。カバープレート2、板状体3及び基板5は平板状であるが、湾曲していてもよい。また、カバープレート2は省略してもよい。
【0019】
センサ6は基板5に設けられているが、板状体3に取り付けられてもよい。この場合、基板5は省略されてもよい。センサ6は基板の後方であってもよく、センサ6と蛍光層4の間には板状のカバー等が入ってもよい。
【0020】
センサ6は蛍光層4の後方に配置されているが、蛍光層4同士の間の後方に配置されてもよい。蛍光層4を設ける領域の数や大きさ、センサ6の配置数などは任意である。蛍光層4及びセンサ6はいずれも1個ずつ設けられてもよい。蛍光層4は文字、記号、図形等を表示するように設けられるのが好ましい。
【0021】
蛍光層4は、単一色の蛍光のみを発するように設けられてもよく、2以上の色の蛍光を発するように設けられてもよい。後者の場合、蛍光層4の一部が他の部分と異なる蛍光色となるように蛍光層4が蛍光色別に区画されてもよい。
【0022】
このように構成されたスイッチ装置において、LED7が点灯すると、蛍光層4が蛍光を発生し、明瞭に視認されるようになる。人が指先を蛍光層4に近づけると、この近接が当該蛍光層4の後方(裏側)のセンサ6によって検知され、センサ6が検知信号を制御回路(図示略)に出力する。この検知信号により、制御回路は被制御機器にスイッチング動作を行わせる。この被制御機器は各種家電製品、トイレ用機器等の住宅機器など任意である。
【0023】
図2は、別の実施の形態に係るスイッチ装置の板状体3Aの正面図である。この板状体3Aでは、蛍光層4A,4Bを隣接2領域に形成し、各蛍光層4A,4Bにヌキ部(蛍光層を設けない部分)を設けることによりON,OFFの文字が表示されている。各蛍光層4A,4Bの後方にそれぞれセンサ(図示略)が設けられている。蛍光層4A,4Bの蛍光色は同一でもよく、別でもよい。別にすれば、別機能のスイッチであることを知覚し易く、便利である。
【0024】
指先を蛍光層4Aに近づけると、その後方からのセンサがこの近接を検知し、その信号に基づいて被制御機器がONとされる。蛍光層4Bに指先を近づけると、その後方のセンサがこの指先の近接を検知し、この検知信号に基づいて被制御機器がOFFとされる。図2では、従ってON用スイッチ及びOFF用スイッチの2個が設けられていることになる。
【0025】
本発明では、さらに多数のスイッチを設けてもよい。また、スイッチ装置のセンサの信号を、被制御機器のON,OFFだけでなく被制御機器の動作程度を変更するための信号として用いてもよい。例えば、被制御機器が電動式のバルブであれば、このバルブの開閉だけでなく、開度調整を行ってもよい。また、被制御機器がモータであれば、モータの回転、停止だけでなく、回転数制御を行ってもよい。
【0026】
図1では1枚の板状体3の板面に蛍光層4を設けているが、蛍光層は板状体の内部に設けられてもよい。また、例えば、図3のように2枚の板状体3B、3Cの間に蛍光層4を設けてもよい。
【0027】
図1〜3では、板状体の板面に蛍光層4の領域と、蛍光層4を設けてない領域とが存在しているが、図4のように板状体3の板面の全体に蛍光層4a,4bを設けてもよい。蛍光層4a,4bは互いに異なる色の蛍光を発するものである。図4では2色の蛍光を発するものとなっているが、3色以上の色の異なる領域が形成されるように3種以上の蛍光層を設けてもよい。
【0028】
また、本発明では、図5のように、蛍光層4以外の領域に非蛍光性の塗料層10を設けてもよい。この場合、塗料層10と非蛍光時の蛍光層4の色調とを同一(例えば白色や乳白色、ベージュ等の淡色)としてもよい。このようにした場合、光源を作動させないときにはスイッチ装置全体が単一色の一様な外観を呈するようになる。このようなスイッチ装置を壁面に設けると、従来の多数のキートップが露見したスイッチ装置と異なり、スイッチ装置を含めた壁面の意匠がすっきりとしたものになる。
【0029】
なお、同様の作用効果は、図4のスイッチ装置において各蛍光層4a,4bを非蛍光時に同色とした場合にも得ることができる。
【0030】
本発明では、図6のスイッチ装置20のように、複数枚(図6では2枚)の板状体を採用し、板状体11に蛍光層14,15を設け、板状体12に蛍光層16を設けると共に、各板状体11,12に個別にLED17,18等の光源を設けてもよい。板状体12の裏側には基板13が配置され、この基板13上にセンサ19,20,21が設けられている。センサ19は蛍光層14の後方に位置し、センサ20は蛍光層15の後方に位置し、センサ21は蛍光層16の後方に位置する。各蛍光層14,15と蛍光層16とは重なり合わないように配置されている。
【0031】
図6の場合、LED17のみを点灯したときには、板状体11の蛍光層14,15のみが蛍光を発して視認される。そのため、この蛍光層14又は15に指先を近づけることによりセンサ19又は20がこれを検知する。LED18のみを点灯したときには、蛍光層16のみが蛍光を発し、視認される。この蛍光層16に指先を近づけると、この近接がセンサ21によって検知される。
【0032】
従って、この図6のスイッチ装置20によると、異なるLEDを点灯させることにより、スイッチ装置前面に異なる表示面を形成することができる。
【0033】
図6では板状体11に蛍光層14,15が設けられ、板状体12に蛍光層16が設けられているが、これら蛍光層の数や配置はこれに限定されるものではない。
【0034】
LED17,18は同時に点灯されてもよい。なお、LED17,18の点灯を切り換えるためのスイッチは、スイッチ装置自体に設けられてもよく、他の部位に設けられてもよい。スイッチ装置自体にLED点灯制御用スイッチを設ける態様としては、例えばスイッチ装置の一部に近接検知センサを設けておき、この近接検知センサに所定時間以上指先を近づけておくとLEDの点灯が行われたり、あるいは点灯するLEDが切り替えられたりする構成が例示される。
【0035】
本発明では、すべてのLEDが消灯状態にあるときに、スイッチ装置の前面に所定以上指や掌などをかざしておくとLEDが点灯されるよう構成してもよい。
【0036】
本発明では、LEDが点灯していないときにはセンサを検知動作停止モードにおくよう構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、厚さを小さくすることが可能な板状のスイッチ装置が提供される。本発明によると、壁など周囲との外観上の一体感の高いスイッチ装置を提供することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るスイッチ装置の構造を示す断面図である。
【図2】実施の形態に係るスイッチ装置の板状体の正面図である。
【図3】実施の形態に係るスイッチ装置の板状体の断面図である。
【図4】実施の形態に係るスイッチ装置の板状体の断面図である。
【図5】実施の形態に係るスイッチ装置の板状体の断面図である。
【図6】実施の形態に係るスイッチ装置の構成を示す分解断面図である。
【符号の説明】
1,20 スイッチ装置
2 カバープレート
3,3A,3B,3C,11,12 板状体
4,4A,4B,4a,4b,14,15,16 蛍光層
5,13 基板
6,19,20,21 センサ
7,17,18 LED
Claims (7)
- 透光性を有した板状体と、
該板状体に設けられた蛍光層と、
該蛍光層に光を当てて蛍光を発生させる光源と、
該板状体の一方の板面側に設けられたセンサと、
を備えてなり、
該センサは、該板状体の他方の面への被検知体の近接を検出するものであり、該光源は、前記板状体の端面から該板状体内に光を入射させるように配置されていることを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項1において、前記板状体に対する対峙位置を異ならせて前記センサが複数個設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
- 請求項1又は2において、前記板状体に蛍光色の異なる2種以上の蛍光層が設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記蛍光層により、前記センサの位置及び機能の少なくとも一方が表示されることを特徴とするスイッチ装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1項において、2枚以上の板状体が積層状に配置されていることを特徴とするスイッチ装置。
- 請求項5において、各板状体に個別に光源が設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記板状体は、蛍光層で覆われた領域と、それ以外の領域とが光源の非点灯時に同色となっていることを特徴とするスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002239529A JP2004079381A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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