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JP2004067593A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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JP2004067593A
JP2004067593A JP2002229355A JP2002229355A JP2004067593A JP 2004067593 A JP2004067593 A JP 2004067593A JP 2002229355 A JP2002229355 A JP 2002229355A JP 2002229355 A JP2002229355 A JP 2002229355A JP 2004067593 A JP2004067593 A JP 2004067593A
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extract
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JP2002229355A
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Hiromi Yamashita
山下 洋美
Yukiko Mori
森 夕希子
Atsuko Ogawa
小川 篤子
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Noevir Co Ltd
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Noevir Co Ltd
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Abstract

【課題】非常に高い皮膚美白作用を有し、かつ安定で、皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全性上の問題もない皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】次に示す成分A、成分B、及び成分Cを含有する皮膚外用剤。成分A:アスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩から選択される1種又は2種以上、成分B:タデ属(Polygonum L.)植物抽出物、ハウチワマメ属(Lupinus L.)植物抽出物、ヒマワリ(Helianthus annuus L.)抽出物から選択される1種又は2種以上の植物抽出物、成分C:リポ酸類、システイン類、ハイドロキノン類、レゾルシン類、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、グルタチオン、ヒノキチオール類、エラグ酸類、グルコサミン類、アゼライン酸類、ヒドロキシカルボン酸類、グリチルレチン酸類、トコフェロール類、胎盤抽出物類、酵母エキス類、美白作用が知られている植物及び藻類抽出物から選択される1種又は2種以上の成分。
【選択図】     なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩より選択される1種又は2種以上と、特定の植物抽出物と、特定の成分を併用することにより、相乗的に美白効果が高まり、且つ安全性及び安定性の高い美白化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、皮膚の色黒,シミ,ソバカス等を改善する上で、美白化粧料は非常に関心の深いものであり、これらにおいては、アスコルビン酸,システイン,ヒドロキシカルボン酸,ハイドロキノン等が有効成分として配合されてきた。さらに、胎盤抽出物や、種々の薬用植物抽出物,藻類抽出物、植物由来の没食子酸,ゲライニン,アルブチン等を用いた例もある。
【0003】
しかしながら、アスコルビン酸,システイン,ハイドロキノンは、酸化還元反応を受けやすく不安定であり、ヒドロキシカルボン酸は有効量を配合すると皮膚に対する安全性に問題があり、胎盤抽出物や植物,藻類よりの抽出物は有効量を配合すると皮膚外用剤に好ましくない臭いや色を付与しかねない、等の問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記のような問題点を解決し、非常に高い皮膚美白作用を有し、かつ安定で、皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全性上の問題もない皮膚外用剤を得ることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するにあたり、種々検討を行ったところ、次に示す成分A、成分B、及び成分Cを併用して皮膚外用剤に配合することにより、非常に高い皮膚美白作用を有し、かつ安定で、皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全性上の問題もない皮膚外用剤が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。ここで、成分Aは、アスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩から選択される1種又は2種以上である。成分Bは、イタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb.et Zucc.),ハチジョウイタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc. var. hachidyoense Ohwi),オオイタドリ(Polygonum sachalinense Fr.Schm.)から選択される1種又は2種以上のタデ属(Polygonum L.)植物抽出物、ハウチワマメ属(Lupinus L.)植物抽出物、ヒマワリ(Helianthus annuus L.)抽出物から選択される1種又は2種以上の植物抽出物である。さらに成分Cは、リポ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、システイン及びその誘導体並びにそれらの塩、ハイドロキノン及びその誘導体、レゾルシン及びその誘導体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、グルタチオン、ヒノキチオール及びその誘導体並びにそれらの塩、エラグ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、グルコサミン及びその誘導体、アゼライン酸及びその誘導体、ヒドロキシカルボン酸及びその塩又はそれらの誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、トコフェロール及びその誘導体、胎盤抽出物、酵母エキス、アロエ属(Aloe L.)植物抽出物、アマドコロ属(Polygonatum Adans.)植物抽出物、タツナミソウ属(Scutellaria L.)植物抽出物、アマ属(Linum L.)植物抽出物、バラ属(Rosa L.)植物抽出物、シナノキ属(Tilia L.)植物抽出物、ウスバサイシン属(Asiasarum)植物抽出物、ドクダミ属(Houttuynia Thunb.)植物抽出物、カントウ属(Tussilago L.)植物抽出物、ワレモコウ属(Sanguisorba L.)植物抽出物、ハッカ属(Mentha L.)植物抽出物、ニワトコ属(Sambucus L.)植物抽出物、オリーブ属(Olea L.)植物抽出物、ユキノシタ属(Saxifraga L.)植物抽出物、イネ属(Oryza L.)植物抽出物、マンサク属(Hamamelis L.)植物抽出物,ジンコウ属(Aquilaria Lam.)植物抽出物,ツバキ属(Camellia L.)植物抽出物,トチノキ属(Aesculus L.)植物抽出物,セイヨウヤマハッカ属(Melissa L.)植物抽出物,イブキジャコウソウ属(Thymus L.)植物抽出物,ヨモギ属(Artemisia L.)植物抽出物,ノコギリソウ属(Achillea L.)植物抽出物,ヒヨドリバナ属(Eupatorium L.)植物抽出物,オトギリソウ属(Hypericum L.)植物抽出物,イワユキノシタ属(Tanakaea Fr. et Sav.)植物抽出物,ジンチョウゲ属(Daphne L.)植物抽出物,ガンピ属(Diplomorpha Meissn. ex C. A. Mey.)植物抽出物,ミツマタ属(Edgeworthia Meissn.)植物抽出物,ボタン属(Paeonia L.)属植物抽出物,カンゾウ属(Glycyrrhiza L.)植物抽出物,クワ属(Morus L.)植物抽出物,エンジュ属(Sophora L.)植物抽出物、カイメンソウ属(Ceratodictyon)藻類抽出物,サンゴモ属(Corallina)藻類抽出物,ヤハズグサ属(Dictyopteris)藻類抽出物,アミジグサ属(Dictyota)藻類抽出物,ヒジキ属(Hizikia)藻類抽出物,ソゾ属(Laurencia)藻類抽出物,フシツナギ属(Lomentaria)藻類抽出物,イワヒゲ属(Myelophycus)藻類抽出物,ダルス属(Rhodymenia)藻類抽出物,ホンダワラ属(Sargassum)藻類抽出物,イシモズク属(Sphaerotrichia)藻類抽出物,モズク属(Nemacystus)藻類抽出物,ナガマツモ属(Chordaria)藻類抽出物,オキナワモズク属(Cladosiphon)藻類抽出物に属する1種又は2種以上の藻類の抽出物より成る群から選択される1種又は2種以上の成分である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0007】
本発明の成分Aである、アスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩としては、通常の皮膚外用剤に配合し得るものであれば特に限定されないが、例えばL−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸モノステアレート、L−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコルビン酸モノオレエート等のアスコルビン酸モノアルキル若しくはモノアルケニルエステル類、L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステル等のアスコルビン酸モノエステル誘導体、L−アスコルビン酸ジステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテート、L−アスコルビン酸ジオレエート等のL−アスコルビン酸ジアルキル若しくはジアルケニルエステル誘導体、L−アスコルビン酸トリステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテート、L−アスコルビン酸トリオレエート等のL−アスコルビン酸トリアルキル若しくはトリアルケニルエステル誘導体、L−アスコルビン酸テトラパルミテート等のL−アスコルビン酸テトラアルキル若しくはアルケニルエステル誘導体、L−アスコルビン酸トリリン酸エステル等のL−アスコルビン酸トリエステル誘導体及びそれらの塩等を挙げることが出来る。これらのL−アスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩のうち、特に好ましいものは、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸モノエステル及びこれらの塩である。
【0008】
本発明において、アスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩は、1種を単独で、もしくは2種以上を組み合わせて用いることができる。またアスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩の配合量は特に限定されないが、皮膚外用剤全量に対して0.0001〜5重量%、さらには0.001〜3重量%の範囲とするのが適当である。
【0009】
本発明の成分Bである、イタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.),ハチジョウイタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc. var. hachidyoe nse Ohwi),オオイタドリ(Polygonum sachalinense Fr.Schm.)から選択される1種又は2種以上のタデ属(Polygonum L.)植物抽出物、ハウチワマメ属(Lupinus L.)植物抽出物、ヒマワリ(Helianthus annuus L.)抽出物から選択される1種又は2種以上の植物抽出物について、説明する。
【0010】
タデ属(Polygonum L.)植物としては、イタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.),ハチジョウイタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc. var. hachidyoense Ohwi),オオイタドリ(Polygonum sachalinense Fr. Schm.)から選択される1種又は2種以上の植物を用いる。これらの植物の抽出物については、チロシナーゼ阻害活性を有し、これを配合した美白化粧料が既に開示されている(特開平5−294819号公報)。上記の特定のタデ属(Polygonum L.)植物は、全草若しくは花,葉,茎,果実,根等各部位を用いることができるが、全草若しくは根,葉を用いることが特に好ましい。
【0011】
ハウチワマメ属(Lupinus L.)植物は、マメ科(Leguminosae)の双子葉植物で、飼料や緑肥,観賞用,食用などにするために世界各地で栽培されている。また、ハウチワマメ属植物抽出物の皮膚外用剤への応用としては、コウジ酸及び/又はその誘導体と併用した皮膚外用剤(特開平7−61915号公報)、タチジャコウソウからの抽出物と併用した皮膚外用剤(特開平10−7518号公報)が開示されている。本発明で用いるハウチワマメ属(Lupinus L.)植物としては、特に限定されないが、シロバナルーピン(Lupinus albus L. ; Lupinus sativus Gaertn.),アオバナルーピン(Lupinus angustifolius L. ; Lupinus varius L. ; Lupinus linifolius Roth ; Lupinus reticulatus Desv.),カサバルーピン(Lupinus hirsutus L.),カバナハウチワマメ(Lupinus luteus L.),シュッコンルーピン(Lupinus polyphyllus Lindl.) ,エジプトルーピン(Lupinus termis Forsk. ; Lupinus graecus Boiss.)等が例示される。これらの植物の中でも、その効果の点からシロバナルーピン(Lupinus albus L. ; Lupinus sativus Gaertn.)が好ましく用いられる。またハウチワマメ属(Lupinus L.)植物の全草,葉,茎,根,宿根,花,種子を用いることが出来るが、種子を用いることが好ましい。
【0012】
ヒマワリ(Helianthus annuus L.)は、キク科(Compositae)ヒマワリ属(Helianthus L.)に属する双子葉植物の一種であり、ヒマワリ抽出物の皮膚外用剤への配合としては、ヒマワリ搾油粕抽出物を含有する化粧料(特表平5−503522号公報)等が既に開示されている。本発明においてヒマワリ(Helianthusannuus L.)は、花,種子,茎,葉,根を用いることが出来るが、花又は種子を用いることが好ましい。また、種子からヒマワリ油を搾油した残さであるヒマワリ油粕を用いてもよい。
【0013】
本発明においては、上記植物は生のまま抽出に供してもよいが、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げるため撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜2週間程度とするのが適切である。
【0014】
抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。抽出の際の植物と溶媒との比率は特に限定されないが、植物1に対して溶媒0.1〜1000重量倍、特に抽出操作,効率の点で、0.5〜100重量倍が好ましい。
【0015】
上記植物の上記溶媒による抽出物は、そのままでも本発明に係る皮膚外用剤に含有させることができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、或いは美白作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。
【0016】
本発明においては、上記植物の上記溶媒による抽出物又はその処理物をそのまま、或いは水,低級アルコール等の水性担体に溶解したり、粉末化或いは顆粒化して、ローション剤,乳剤,ゲル,クリーム,軟膏等の外用剤基剤に含有させる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
【0017】
上記の成分Bの皮膚外用剤への配合量は、その効果や添加した際の臭い,色調の点から考え、0.00001〜1重量%の濃度範囲とすることが好ましい。
【0018】
本発明の成分Cである、リポ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、システイン及びその誘導体並びにそれらの塩、ハイドロキノン及びその誘導体、レゾルシン及びその誘導体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、グルタチオン、ヒノキチオール及びその誘導体並びにそれらの塩、エラグ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、グルコサミン及びその誘導体、アゼライン酸及びその誘導体、ヒドロキシカルボン酸及びその塩又はそれらの誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、トコフェロール及びその誘導体、胎盤抽出物、酵母エキス、アロエ属(Aloe L.)植物抽出物、アマドコロ属(Polygonatum Adans.)植物抽出物、タツナミソウ属(Scutellaria L.)植物抽出物、アマ属(Linum L.)植物抽出物、バラ属(Rosa L.)植物抽出物、シナノキ属(Tilia L.)植物抽出物、ウスバサイシン属(Asiasarum)植物抽出物、ドクダミ属(Houttuynia Thunb.)植物抽出物、カントウ属(Tussilago L.)植物抽出物、ワレモコウ属(Sanguisorba L.)植物抽出物、ハッカ属(Mentha L.)植物抽出物、ニワトコ属(Sambucus L.)植物抽出物、オリーブ属(Olea L.)植物抽出物、ユキノシタ属(Saxifraga L.)植物抽出物、イネ属(Oryza L.)植物抽出物、マンサク属(Hamamelis L.)植物抽出物,ジンコウ属(Aquilaria Lam.)植物抽出物,ツバキ属(Camellia L.)植物抽出物,トチノキ属(Aesculus L.)植物抽出物,セイヨウヤマハッカ属(Melissa L.)植物抽出物,イブキジャコウソウ属(Thymus L.)植物抽出物,ヨモギ属(Artemisia L.)植物抽出物,ノコギリソウ属(Achillea L.)植物抽出物,ヒヨドリバナ属(Eupatorium L.)植物抽出物,オトギリソウ属(Hypericum L.)植物抽出物,イワユキノシタ属(Tanakaea Fr. et Sav.)植物抽出物,ジンチョウゲ属(Daphne L.)植物抽出物,ガンピ属(Diplomorpha Meissn. ex C. A. Mey.)植物抽出物,ミツマタ属(EdgeworthiaMeissn.)植物抽出物,ボタン属(Paeonia L.)属植物抽出物,カンゾウ属(Glycyrrhiza L.)植物抽出物,クワ属(Morus L.)植物抽出物,エンジュ属(Sophora L.)植物抽出物、カイメンソウ属(Ceratodictyon)藻類抽出物,サンゴモ属(Corallina)藻類抽出物,ヤハズグサ属(Dictyopteris)藻類抽出物,アミジグサ属(Dictyota)藻類抽出物,ヒジキ属(Hizikia)藻類抽出物,ソゾ属(Laurencia)藻類抽出物,フシツナギ属(Lomentaria)藻類抽出物,イワヒゲ属(Myelophycus)藻類抽出物,ダルス属(Rhodymenia)藻類抽出物,ホンダワラ属(Sargassum)藻類抽出物,イシモズク属(Sphaerotrichia)藻類抽出物,モズク属(Nemacystus)藻類抽出物,ナガマツモ属(Chordaria)藻類抽出物,オキナワモズク属(Cladosiphon)藻類抽出物について説明する。
【0019】
本発明で使用するリポ酸及びその誘導体並びにそれらの塩としては、特に限定されないが、例えばリポ酸、リポ酸のナトリウム塩、カリウム塩、アルキルエステル、アルケニルエステル、アミド類、及び還元体のジヒドロリポ酸、ジヒドロリポアミド等が挙げられる。
【0020】
本発明で使用するシステイン及びその誘導体としては、特に限定されないが、例えばシステイン、システインのリン脂質エステル、スフィンゴシン及びその誘導体のエステル、糖脂質エステル、糖エステル、ステロールエステル及び炭素数8から20のアルキル若しくはアルケニルエステル等が挙げられる。
【0021】
本発明で使用するハイドロキノン及びその誘導体としては、特に限定されないが、ハイドロキノン配糖体が好ましく用いられ、例えば、ハイドロキノン−α−D−グルコース,ハイドロキノン−β−D−グルコース,ハイドロキノン−α−L−グルコース,ハイドロキノン−β−L−グルコース,ハイドロキノン−α−D−ガラクトース,ハイドロキノン−β−D−ガラクトース,ハイドロキノン−α−L−ガラクトース,ハイドロキノン−β−L−ガラクトース等の六炭糖配糖体、ハイドロキノン−α−D−リボース,ハイドロキノン−β−D−リボース,ハイドロキノン−α−L−リボース,ハイドロキノン−β−L−リボース,ハイドロキノン−α−D−アラビノース,ハイドロキノン−β−D−アラビノース,ハイドロキノン−α−L−アラビノース,ハイドロキノン−β−L−アラビノース等の五炭糖配糖体、ハイドロキノン−α−D−グルコサミン,ハイドロキノン−β−D−グルコサミン,ハイドロキノン−α−L−グルコサミン,ハイドロキノン−β−L−グルコサミン,ハイドロキノン−α−D−ガラクトサミン,ハイドロキノン−β−D−ガラクトサミン,ハイドロキノン−α−L−ガラクトサミン,ハイドロキノン−β−L−ガラクトサミン等のアミノ糖配糖体、ハイドロキノン−α−D−グルクロン酸,ハイドロキノン−β−D−グルクロン酸,ハイドロキノン−α−L−グルクロン酸,ハイドロキノン−β−L−グルクロン酸,ハイドロキノン−α−D−ガラクツロン酸,ハイドロキノン−β−D−ガラクツロン酸,ハイドロキノン−α−L−ガラクツロン酸,ハイドロキノン−β−L−ガラクツロン酸等のウロン酸配糖体等を挙げることができる。またその誘導体としては、アセチル化物等のエステル体、メチル化物などのエーテル体等を挙げることができ、これらの中でもハイドロキノン−β−D−グルコースが本発明の効果の面から最も好ましい。
【0022】
本発明で使用するレゾルシン及びその誘導体は、従来より抗菌剤として認知されており、また、メラニン産生抑制作用や色素沈着症改善効果を有することも確認されている(特開平4−1116号公報、特開平10−194951号公報)。本発明では、特に限定されないが、例えば、レゾルシン若しくはその配糖体を用いることが好ましい。
【0023】
本発明で使用するグラブリジン、グラブレンは、天然には、甘草の一種であるロシアカンゾウ(Glycyrrhiza glabra Lin.)に微量含まれている。グラブリジンについては、抗菌作用、抗酸化作用、抗う蝕作用、抗プラスミン作用等の薬理作用を有することが確認されており、さらに、メラニン生成抑制作用を有することも知られている(特開平1−311011号公報等)。本発明においては、カンゾウから精製したグラブリジン若しくはグラブレンを用いることが好ましい。
【0024】
本発明で使用するリクイリチンやイソリクイリチンは、甘草中に含まれる成分である。含有される化合物である。本発明においては、カンゾウから精製したリクイリチン若しくはイソリクイリチンを用いることが好ましい。
【0025】
本発明で使用するグルタチオン及びその誘導体は、特にその期限を問わず、通常の化粧料,医薬部外品に配合されるものを使用する。
【0026】
本発明で使用するヒノキチオール及びその誘導体としては、特に限定されず、ヒノキチオール,ヒノキチオール亜鉛錯体,ヒノキチオール配糖体等が例示され、これらから1種を単独で、若しくは2種以上を混合して用いる。
【0027】
本発明で使用するエラグ酸は、ポリフェノールの一種で、植物体内に含まれるエラグタンニンを加水分解して得られる。本発明においては、エラグ酸、及びその誘導体並びにそれらの塩を使用する。
【0028】
本発明で使用するグルコサミン及びその誘導体としては、特に限定されないが、例えばグルコサミン、アセチルグルコサミン等のグルコサミンエステル類、グルコサミンメチルエーテル等のグルコサミンエーテル類等が挙げられる。
【0029】
本発明で使用するアゼライン酸及びその誘導体としては、特に限定されないが、例えばアゼライン酸、アゼライン酸モノアルキルエステル等のアゼライン酸モノエステル類、アゼライン酸ジアルキルエステル等のアゼライン酸ジエステル類等が挙げられる。
【0030】
本発明で使用するヒドロキシカルボン酸としては、炭素数2〜30の2位又は3位に水酸基を有するものが好ましく、2−ヒドロキシエタン酸(グリコール酸)、2−ヒドロキシプロパン酸(乳酸)、2−メチル−プロパン酸(メチル乳酸)、2−ヒドロキシブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒドロキシヘキサン酸、2−ヒドロキシヘプタン酸、2−ヒドロキシオクタン酸、2−ヒドロキシノナン酸、2−ヒドロキシデカン酸、2−ヒドロキシウンデカン酸、2−ヒドロキシドデカン酸(2−ヒドロキシラウリン酸)、2−ヒドロキシテトラデカン酸(2−ヒドロキシミリスチン酸)、2−ヒドロキシヘキサデカン酸(2−ヒドロキシパルミチン酸)、2−ヒドロキシオクタデカン酸(2−ヒドロキシステアリン酸)、2−ヒドロキシエイコサン酸(2−ヒドロキシアラキン酸)、2−ヒドロキシテトラコサン酸(セレブロン酸)、2−ヒドロキシ−9−ウンデセン酸(2−ヒドロキシ−9−ウンデシレン酸)、2−ヒドロキシ−10−ウンデセン酸(2−ヒドロキシ−10−ウンデシレン酸)、2−ヒドロキシ−cis−15−テトラコセン酸(2−ヒドロキシネルボン酸)、ラノリン由来の長鎖2−ヒドロキシ脂肪酸、3−ヒドロキシプロパン酸、2−メチル−3−ヒドロキシプロパン酸、3−ヒドロキシブタン酸、3−ヒドロキシペンタン酸、3−ヒドロキシヘキサン酸、3−ヒドロキシヘプタン酸、3−ヒドロキシオクタン酸、3−ヒドロキシノナン酸、3−ヒドロキシデカン酸、3−ヒドロキシウンデカン酸、3−ヒドロキシドデカン酸(3−ヒドロキシラウリン酸)、3−ヒドロキシテトラデカン酸(3−ヒドロキシミリスチン酸)、3−ヒドロキシヘキサデカン酸(3−ヒドロキシパルミチン酸)、3−ヒドロキシオクタデカン酸(3−ヒドロキシステアリン酸)、3−ヒドロキシエイコサン酸(3−ヒドロキシアラキン酸)、3−ヒドロキシテトラコサン酸、3−ヒドロキシ−9−ウンデセン酸(3−ヒドロキシ−9−ウンデシレン酸)、3−ヒドロキシ−10−ウンデセン酸(3−ヒドロキシ−10−ウンデシレン酸)、及び3−ヒドロキシ−cis−15−テトラコセン酸(3−ヒドロキシネルボン酸)、サリチル酸、2,3−ジヒドロキシプロパン酸(グリセリン酸)、エリスロン酸,スレオン酸等の2,3,4−トリヒドロキシブタン酸、リボン酸,アラビノン酸,キシロン酸,リキソン酸等の2,3,4,5−テトラヒドロキシペンタン酸、アロン酸、アルトロン酸、グルコン酸、マンノン酸、グロン酸、イドン酸、ガラクトン酸、タロン酸等の2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキサン酸、グルコヘプトン酸、ガラクトヘプトン酸等の2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプタン酸、ヒドロキシメタンジカルボン酸(タルトロン酸)、1−ヒドロキシエタン−1,2−ジカルボン酸(リンゴ酸)、1,2−ジヒドロキシエタン−1,2−ジカルボン酸(酒石酸)、2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボン酸(クエン酸)、グルカル酸,ムチン酸等の1,2,3,4−テトラヒドロキシブタン−1,4−ジカルボン酸等が挙げられる。これらヒドロキシカルボン酸の塩としては、ナトリウム塩,カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩,カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩、D−,L−又はDL−アルギニン,リジン,ヒスチジン等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。また、これらの誘導体としては、アルキル又はアルケニルエステル、リン酸エステル、硫酸エステル、ホスファチジルエステル、コレステリルエステル,シトステリルエステル,スチグマステリルエステル等のステロールエステル、アミド等が挙げられる。これらの中でも、グリコール酸,乳酸,クエン酸,コハク酸,酒石酸,リンゴ酸,サリチル酸及びこれらの塩並びに誘導体が特に好ましく用いられる。なお、前記ヒドロキシカルボン酸等において、構造異性体や立体異性体もしくは光学異性体の存在するものについては、いずれの異性体を用いてもよい。
【0031】
本発明で用いるグリチルレチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩としては、グリチルリチン酸及びグリチルリチン酸ジカリウム,グリチルリチン酸モノアンモニウム等のグリチルリチン酸の塩並びに誘導体、グリチルレチン酸及びグリチルレチン酸ステアリル,ステアリン酸グリチルレチニル,3−サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリウム等のグリチルレチン酸の塩並びに誘導体等が例示される。
【0032】
本発明で用いるトコフェロール及びその誘導体類としては特に限定されず、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,d−トコフェロール,酢酸トコフェロール,ニコチン酸DL−α−トコフェロール,コハク酸DL−α−トコフェロール等が例示される。
【0033】
本発明で使用する胎盤抽出物としては、通常の皮膚外用剤に用いられるものであれば、特にその基原は問わない。
【0034】
酵母抽出物としては、酵母の極性溶媒による抽出物、酵母を自己消化,酸加水分解又は酵素分解等により溶菌させた後ろ過したもの、或いは前記溶菌液を乾燥し、それより極性溶媒で抽出したものを用いることができる。抽出には、エレマスクス(Eremascus)属,エンドミセス(Endomyces)属等エンドミセタセア(Endomycetaceae)科に属する酵母や、シゾサッカロミセス(Schizosaccharomyces)属,ナドソニア(Nadsonia)属,サッカロミコデス(Saccharomycodes)属,ハンセニアスポラ(Hanseniaspora)属,ウィッカーハミア(Wickerhamia)属,サッカロミセス(Saccharomyces)属,クルイベロミセス(Kluyveromyces)属,ロッデロミセス(Lodderomyces)属,ウィンゲア(Wingea)属,エンドミコプシス(Endomycopsis)属,ピキア(Pichia)属,ハンセヌラ(Hansenula)属,パキソレン(Pachysolen)属、シテロミセス(Citeromyces)属,デバリョミセス(Debaryomyces)属,シュワンニオミセス(Schwanniomyces)属,デッケラ(Dekkera)属,サッカロミコプシス(Saccharomycopsis)属,リポミセス(Lipomyces)属等のサッカロミセタセア(Saccharomycetaceae)科に属する酵母、スペルモフソラ(Spermophthora)属,エレモテシウム(Eremothecium)属,クレブロテシウム(Crebrothecium)属,アシュブヤ(Ashbya)属,ネマトスポラ(Nematospora)属,メトシュニコウィア(Metschnikowia)属,コッキディアスクス(Coccidiascus)属等のスペルモフソラセア(Spermophthoraceae)科に属する酵母などの子のう菌酵母が好ましく用いられる。
【0035】
抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。酵母は凍結乾燥及び/又は粉砕してから抽出に供してもよく、抽出溶媒中でホモジナイズしたり、超音波破砕を行ってもよい。また培地中で紫外線照射して、抽出物を得ることもできる。抽出温度としては、0℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、1時間〜5日間程度とするのが適切である。
【0036】
酵母の培養上清は、MY培地等の酵母培養用の培地を用いて15℃〜28℃で3日〜4週間ほど培養した後、培養上清を回収し、メンブランフィルターにてろ過して得る。
【0037】
酵母の上記極性溶媒による抽出物又は培養上清は、そのままでも本発明に係る皮膚外用剤に含有させることができるが、濃縮,乾固したり、又は濃縮,乾固物を水や極性溶媒に再度溶解したり、或いは生理作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理や分散処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて含有させることもできる。
【0038】
なお酵母抽出物又は培養上清は、上記したようにして調製したものを用いてもよいが、医薬品や化粧料用の「酵母エキス」として市販されているものを用いてもよい。本発明においては、これら酵母抽出物及び酵母培養上清より1種又は2種以上を選択して用いる。皮膚外用剤全量当たりの含有量としては、特に限定されないが、0.0001〜10.0重量%程度とするのが適切である。
【0039】
本発明で成分Cとして用いる植物抽出物及び藻類抽出物について説明する。
【0040】
成分Cとして用いる植物抽出物及び藻類抽出物としては、アロエフェロックス(Aloe ferox Mill.),アロエアフリカーナ(Aloe africana Mill.),アロエスピカータ(Aloe spicata Baker),アロエアルボレッセンス(Aloe arborescens Mill.),アロエスコトリナ(Aloe succotrina Lam.),アロエプリカティリス(Aloe plicatilis Mill.),アロエバイネシー(Aloe bainesii Th. Dyer.),アロエペリー(Aloe perryi Baker),アロエベラ(Aloe vera L.),キダチアロエ(Aloe arborescens Mill.var. natalensis Berg.)等のアロエ属(Aloe L.)植物からの抽出物、ナルコユリ(Polygonatum falcatum A. Gray),オオナルコユリ(Polygonatum macranthum Koidzumi),カギクルマバナルコユリ(Polygonatum sibricum Red.),クルマバナルコユリ(Polygonatum stenophyllum Maxim.)等のアマドコロ属(Polygonatum Adans.)植物抽出物、コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi),オカタツナミソウ(Scutellaria brachyspicaNakai et Hara),タツナミソウ(Scutellaria indica L.),シソバタツナミ(Scutellaria laeteviolacea Koidz.),スクテラリア ラテリフォリア(Scutellaria laterifolia L.),ホナガタツナミ(Scutellaria maekawae Hara),ヤマタツナミウソウ(Scutellaria pekinensis Maxim. var. transitra (Makino) Hara),ナミキソウ(Scutellaria strigillosa Hemsl.)等のタツナミソウ属(Scutellaria L.)植物抽出物、アマ(Linum usitatissimum L.)に代表されるアマ属(Linum L.)植物抽出物、ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.),テリハノイバラ(Rosa wichuraiana Crepin var. ampullicarpa Honda),フジイバラ(Rosa fujisanensis Makino)等のバラ属(Rosa L.)植物抽出物、アメリカシナノキ(Tilia americana L.),フユボダイジュ(Tilia cordata Mill.),セイヨウシナノキ(Tilia europaea L.),シナノキ(Tilia japonica Simonk.),ヘラノキ(Tilia kiusiana Makino et Shiras.),オオバオダイジュ(Tilia maximowicziana Shiras.),ナツボダイジュ(Tilia platyphyllos Scop.),ボダイジュ(Tilia miqueliana Maxim.)等のシナノキ属(Tilia L.)植物抽出物、ウスバサイシン(Asiasarum sieboldii F. Maekawa),ケイリンサイシン(Asiasarum heterotropoides var. mandshuricum F. Maekawa),クロフネサイシン(Asiasarum dimidiatum F. Maekawa),オクエゾサイシン(Asiasarum heterot ropoides F.Maekawa),ウスゲサイシン(Asiasarum heterotropoides var. seoulense F. Maekawa)等のウスバサイシン属(Asiasarum)植物抽出物、ドクダミ(Houttuynia cordata Thunb.)のドクダミ属(Houttuynia Thunb.)植物抽出物、フキタンポポ(Tussilago farfara L.)に代表されるカントウ属(Tussilago L.)植物抽出物、ワレモコウ(Sanguisorba officinalis L.),オランダワレモコウ(Sanguisorba minor Scop.)等のワレモコウ属(Sanguisorba L.)植物抽出物、ミドリハッカ(Mentha spicata Linne),セイヨウハッカ(Mentha piperita L.),ハッカ(Mentha arvensis L. var. piperascens Malin.)等のハッカ属(Mentha L.)植物抽出物、セイヨウニワトコ(Sambucus nigra L.),アメリカニワトコ(Sambucus canadensis L.),ソクズ(Sambucus javanica Reinw. ex Bl. subsp. chinensis)等のニワトコ属(Sambucus L.)植物抽出物、オリーブ(Olea europaea L.)に代表されるオリーブ属(Olea L.)植物抽出物、ホシツヅリ(Saxifraga aizoon Jacq.),シコタンソウ(Saxifraga cherlerioides D. Don var. rebunshirensis (Engl. et Irmsch) Hara),ジンジソウ(Saxifraga cortusaefolia Sieb. et Zucc.),ダイモンジソウ(Saxifraga fortunei Hook. f. var. incisolobata (Engl. et Irmsch.) Nakai),ハルユキノシタ(Saxifraga nipponica Makino),センダイソウ(Saxifraga sendaica Maxim.),ユキノシタ(Saxifraga stolonifera Meerb.),フキユキノシタ(Saxifraga japonica Boiss.),クロクモソウ(Saxifraga fusca Maxim.),クモマグサ(Saxifraga merkii Fish. var. laciniata Nakai),クモマユキノシタ(Saxifraga laciniata Nakai et Takeda),シコタンソウ(Saxifraga bronchialalis L.),ムカゴユキノシタ(Saxifraga cernua L.),ヤマハナソウ(Saxifraga sachalinensis Fr.Schm.)等のユキノシタ属植物抽出物、イネ(Oryza sativa L.)に代表されるイネ属(Oryza L.)植物抽出物、マンサク(Hamamelis japonica Sieb. et Zucc.),シナマンサク(Hamamelis mollis Oliv.),ハマメリス(Hamamelis virginiana L.)等のマンサク属(Hamamelis L.)植物抽出物、ジンコウ(Aquilaria agallocha Roxb.)に代表されるジンコウ属(Aquilaria Lam.)植物抽出物、チャ(Camellia sinensis (L.) O. Kuntze)及びその変種等のツバキ属(Camellia L.)植物抽出物、ベニバナトチノキ(Aesculus carnea Hayne),シナトチノキ(Aesculus chinensis Bunge),セイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum L.),トチノキ(Aesculus turbinata Bl.)等のトチノキ属(Aesculus L.)植物抽出物、メリッサ(Melissa officinalis L.)に代表されるセイヨウヤマハッカ属(Melissa L.)植物抽出物、イブキジャコウソウ(Thymus serphyllum L. subsp. quinquecostatus (Aelak.) Kitamura),タイム(Thymus vulgaris L.)等のイブキジャコウソウ属(Thymus .)植物抽出物、ニガヨモギ(Artemisia absinthium L.),クソニンジン(Artemisia annua L.),カワラニンジン(Artemisia apiacea Hance),カワラヨモギ(Artemisia capillaris Thunb.),シナヨモギ(Artemisia cina Berg.),タラゴン(Artemisia dracunculus L.),オトコヨモギ(Artemisia japonica Thunb.),ミブヨモギ(Artemisia maritima L.),ヨモギ(Artemisia princeps Pamp.)等のヨモギ属(Artemisia L.)植物抽出物、ノコギリソウ(Achillea alpina L.),セイヨウノコギリソウ(Achillea milleifolium L.),ジャコウノコギリソウ(Achillea moschata Jacq.)等のノコギリソウ属(Achillea L.)植物抽出物、フジバカマ(Eupatoriumjaponicum Thunb.),サワヒヨドリ(Eupatorium lindleyanum DC.),ヒヨドリバナ(Eupatorium chinense L. var. oppositifolium (Koidz.) Murata et H.Koyama)等のヒヨドリバナ属(Eupatorium L.)植物抽出物、トモエソウ(Hypericum ascyron L.),オトギリソウ(Hypericum erectum Thunb.),ヒメオトギリソウ(Hypericum japonicum Thunb.),セイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum L.)等のオトギリソウ属(Hypericum L.)植物抽出物、イワユキノシタ(Tanakaea radicans Fr. et Sav.)に代表されるイワユキノシタ属(Tanakaea Fr. et Sav.)植物抽出物、サツマフジ(Daphne genkwa Sieb. et Zucc.),コショウノキ(Daphne kiusiana Miq.),コウシュジンチョウゲ(Daphne mezereum L.),ジンチョウゲ(Daphne odora Thunb.),オニシバリ(Daphne pseudo−mezereum A. Gray),ナニワズ(Daphne kamtchatica Maxim. var. yezoensis Ohwi),カラスシキミ(Daphne miyabeana Makino)等のジンチョウゲ属(Daphne L.)植物抽出物、オオシマガンピ(Diplomorpha phymatoglossa (Koidz.) Nakai),ガンピ(Diplomorpha sikokiana (Fr. et Sav.) Honda ),キガンピ(Diplomorpha trichotoma (Thunb.) Nakai)等のガンピ属(Diplomorpha Meissn. ex C. A. Mey.)植物抽出物、ミツマタ(Edgeworthia chrysantha Lindl.)に代表されるミツマタ属(Edgeworthia Meissn.)植物抽出物、シャクヤク(Paeonialactiflora Pall.),オランダシャクヤク(Paeonia officinalis L.),ボタン(Paeonia suffruticosa Andr.)等のボタン属(Paeonia L.)属植物抽出物、スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra L.),キカンゾウ(Glycyrrhiza kansuensis Chang et peng),カンゾウ(Glycyrrhiza urarensis Fisch.)等のカンゾウ属(Glycyrrhiza L.)植物抽出物、クワ(Morus alba L.)に代表されるクワ属(Morus L.)植物抽出物、クララ(Sophora flavescens Ait.),エンジュ(Sophora japonica L.)等のエンジュ属(Sophora L.)植物抽出物、カイメンソウ(Ceratodictyon spongiosum)に代表されるカイメンソウ属(Ceratodictyon)藻類抽出物、無節サンゴモ(Corallina sp.),サンゴモ(Corallina officinalis),ピリヒバ(Corallina pilurifera)等のサンゴモ属(Corallina)藻類抽出物、ヤハズグサ(Dictyopteris latiuscula),シワヤハズ(Dictyopteris undulata),ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifera),スジヤハズ(Dictyopteris plagiogramma),ヒメヤハズ(Dictyopteris repens),エゾヤハズ(Dictyopteris divaricata),ウラボシヤハズ(Dictyopteris polypodioides)等のヤハズグサ属(Dictyopteris)藻類抽出物、ハリアミジ(Dictyota spinulosa)に代表されるアミジグサ属(Dictyota)藻類抽出物、ヒジキ(Hizikia fusiformis)に代表されるヒジキ属(Hizikia)藻類抽出物、ソゾsp.(Laurencia sp.),クロソゾ(Laurencia intermedia),ミツデソゾ(Laurencia okamurai),ソゾノハナ(Laurencia grevilleana),オオソゾ(Laurencia glandulifera),ハネソゾ(Laurencia pinnata),コブソゾ(Laurencia undulata)等のソゾ属(Laurencia)藻類抽出物、フシツナギ(Lomentaria catenata),コスジフシツナギ(Lomentaria hakodatensis)等のフシツナギ属(Lomentaria)藻類抽出物、イワヒゲ(Myelophycus caespitosus)に代表されるイワヒゲ属(Myelophycus)藻類抽出物、ダルス(Palmaria palmata)に代表されるダルス属(Rhodymenia)藻類抽出物、ホンダワラ(Sargassum fulvellum),エンドウモク(Sargassum yendoi),マメタワラ(Sargassum piluriferum),ヤツマタモク(Sargassum patens),アカモク(Sargassum horneri),ノコギリモク(Sargassum serratifol ium),オオバノコギリモク(Sargassum giganteifolium),ヨレモク(Sargassum tortile),ヤナギモク(オオバモク:Sargassum ringgoldianum),ネジモク(Sargassum sagamianum),ハハキモク(Sargassum kjellmanianum),ウミトラノオ(Sargassum thunbergii),フシスジモク(Sargassum confusum),イソモク(Sargassum hemiphyllum),ナラサモ(Sargassum nigrifolium),トゲモク(Sargassum micracanthum),タマナシモク(Sargassum nipponicum),ジンメソウ(Sargassum vulgare),フタエモク(ヒイラギモク:Sargassum duplicatum),エゾノネジモク(Sargassum yezoense)等のホンダワラ属(Sargassum)藻類抽出物、イシモズク(Sphaerotrichia divaricata)に代表されるイシモズク属(Sphaerotrichia)藻類抽出物、モズク(Nemacystus decipieus)に代表されるモズク属(Nemacystus)藻類抽出物、ナガマツモ(Chordaria flagelliformis),イシモズクダマシ(Chordaria firma)等のナガマツモ属(Chordaria)藻類抽出物、オキナワモズク(Cladosiphon okamuranus)に代表されるオキナワモズク属(Cladosiphon)藻類抽出物を用いることができる。
【0041】
かかる植物抽出物,藻類抽出物は、成分Bと同様の方法で得ることができる。
【0042】
上述の成分Cの皮膚外用剤への配合量は、その効果や添加した際の臭い、色調の点から考え、0.00001〜1重量%の濃度範囲とすることが好ましく、更には、0.0001〜1重量%とすることがより好ましい。
【0043】
本発明にかかる皮膚外用剤としては、クリーム、軟膏、ローション、乳液、固形状、散剤など任意の剤型とすることができ、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム等の基礎化粧料、日焼け止めクリーム、日焼け止めローション、カーマインローション等のサンケア商品、ファンデーション、チークカラー、口紅などのメイクアップ化粧料、洗顔料、ボディーシャンプー等の洗浄料、香水、防臭制汗剤等の形態で提供することができる。
【0044】
その際、本発明の効果を損なわない範囲内で、皮膚外用剤に一般的に用いられる油性成分、界面活性剤、保湿剤、顔料、紫外線吸収剤、抗酸化剤、香料、防菌防黴剤等の一般的な医薬品及び化粧料用原料や、皮膚細胞賦活剤、抗炎症剤等の生理活性成分をも含有させることができる。
【0045】
【実施例】
さらに実施例により、本発明の特徴について詳細に説明する。まず、本発明で用いる、成分Bの調製例を示す。
【0046】
[イタドリ抽出物]
イタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.)の根茎550gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液1,500mL中にて25℃で5日間撹拌抽出した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液をイタドリ抽出物とした。
【0047】
[イタドリ抽出分画物]
イタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.)の根茎の乾燥粉末200gを50容量%エタノール水溶液2,000mL中に浸漬し、室温で7日間抽出した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液を減圧濃縮し、30容量%エタノール水溶液800mLに溶解して、DIAION MCI Gel HP−20カラム(三菱化成株式会社製)にかけ、40容量%エタノール水溶液にて溶出される画分を回収した。次いで前記画分をシリカゲル薄層クロマトグラフィーにてクロロホルム・メタノール混合物(容量比=5:1)を展開溶媒として用いて分画した。得られた画分のうち、(−)−エピカテキンを含む画分を掻き取り、50容量%エタノール50mLに溶解してイタドリ抽出分画物とした。
【0048】
[シロバナルーピン抽出物]
シロバナルーピン(Lupinus albus L. ; Lupinus sativus Gaertn.)の種子500gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液1000mL中にて25℃で5日間撹拌抽出した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液を回収してシロバナルーピン抽出物とした。
【0049】
[ヒマワリ花抽出物]
ヒマワリ(Helianthus annuus L.)の新鮮な生花500gを50容量%1,3−ブチレングリコール水溶液1000mL中暗所にて5℃で5日間撹拌抽出した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液を回収してヒマワリ花抽出物とした。
【0050】
[ヒマワリ油粕抽出物]
ヒマワリ(Helianthus annuus L.)種子から油を搾油した油粕500gを、乾燥,粉砕し、精製水1000mL中にて20℃で20日間浸漬して抽出し、ヒマワリ油粕抽出物とした。
【0051】
さらに本発明で用いる、成分Cの調製例を示す。
【0052】
[胎盤抽出物]
市販されている水溶性プラセンタエキス(ニチレイ社製)を用いた。
【0053】
[ハマメリス抽出物]
ハマメリス(Hamamelis virginiana L.)の葉500gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液1,000mL中にて25℃で5日間撹拌抽出した。次いで抽出液をろ過し、ろ液を回収してハマメリス抽出物とした。
【0054】
[ハマメリス抽出分画物]
ハマメリス(Hamamelis virginiana L.)の葉及び樹皮計500gを細切し、熱水1,500mL中にて5時間撹拌抽出した。次いで抽出液をろ過し、ろ液をDIAION MCI Gel HP−20カラム(三菱化成株式会社製)にかけ、エタノール・水混合溶媒で溶出し、ハマメリタンニン含量が50重量%以上の画分を回収してハマメリス抽出分画物とした。
【0055】
[セイヨウオトギリソウ抽出物]
セイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum L.)の開花期の全草350gを細切し、オリーブ油1,000mL中にて20℃で7日間浸漬して抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収してセイヨウオトギリソウ抽出物とした。
【0056】
[甘草抽出物]
カンゾウ(Glycyrrhiza urarensis Fisch.)の根及び根茎500gを乾燥,粉砕し、無水エタノール水溶液1,000mL中にて25℃で24時間撹拌抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収し、減圧濃縮した後、凍結乾燥により乾固させる。乾固物を酢酸エチル1,000mL中にて20℃で2日間撹拌抽出した。抽出後、減圧乾燥して甘草エキスとした。
【0057】
[ジンコウ抽出物]
ジンコウ(Aquillaria agallocha Roxb.)の枝及び幹,計300gを乾燥,粉砕し、エタノール1,000mL中にて20℃で10日間浸漬した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液を1/10容量まで濃縮してジンコウ抽出物とした。
【0058】
[ウーロン茶抽出物]
ウーロン茶(Thea sinensis L. var. viridis Szkzyl.)の葉440gを乾燥,粉砕し、精製水1,000mL中にて50℃で24時間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を1/5容量まで濃縮してウーロン茶抽出物とした。
【0059】
[カワラヨモギ抽出物]
カワラヨモギ(Artemisia capillaris Thunb.)の葉300gを粉砕し、1,3−ブチレングリコール1,000mL中にて25℃で5日間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してカワラヨモギ抽出物とした。
【0060】
[タイム抽出物]
タイム(Thymus vulgaris L.)の全草450gを乾燥,粉砕し、50容量%グリセリン水溶液1,500mL中にて25℃で5日間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してタイム抽出物とした。
【0061】
[ボタン抽出物]
ボタン(Paeonia suffruticosa Andr.)の根皮300gを乾燥,粉砕し、95容量%エタノール水溶液1,000mL中にて25℃で5日間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してボタン抽出物とした。
【0062】
[クワ抽出物]
クワ(Morus alba L.)の根皮350gを細切し、1,3−ブチレングリコール1,000mL中にて20℃で7日間浸漬して抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収してクワ抽出物とした。
【0063】
[セイヨウノコギリソウ抽出物]
セイヨウノコギリソウ(Achillea milleifolium L.)の花320gを生理食塩水2,000mL中10℃にてホモジナイズし、更に4時間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してセイヨウノコギリソウ抽出物とした。
【0064】
[モズク抽出物]
海から採取した、イシモズク(Sphaerotrichia divaricata)の全藻を水洗した後細切し、等量のリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)に分散後、ブレンダーミルで3時間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してモズク抽出物とした。
【0065】
つづいて、本発明に係る皮膚外用剤についての実施例の処方を示す。なお、特に断らない限り、実施例中の量目は、重量%で示した。
【0066】
[実施例1〜実施例12] 美容液
(1)1,3−ブチレングリコール              60.0(重量%)
(2)アスコルビン酸モノリン酸エステルマグネシウム塩   1.0
(3)表1に示す成分B                  0.1
(4)表1に示す成分C                  0.1
(5)精製水                      38.8
製法:(1)〜(5)の成分を混合,均一化する。
【0067】
【表1】
Figure 2004067593
【0068】
[実施例13〜実施例17] 美容液
(1)マカデミアナッツ油フィトステリル           3.0(重量%)
(2)硬化油                        2.0
(3)アスコルビン酸テトライソパルミテート         1.0
(4)スクワラン                      1.0
(5)ショ糖脂肪酸エステル                 2.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル             0.5
(7)グリセリン                     10.0
(8)1,3−ブチレングリコール                5.0
(9)カルボキシビニルポリマー                0.3
(10)精製水                       72.0
(11)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液)          3.0
(12)表2に示す成分B                   0.1
(13)表2に示す成分C                   0.1
製法:(1)〜(4)の油性成分、及び(5)〜(10)の水性成分をそれぞれ混合均一化して75℃に加熱する。水性成分に油性成分を添加して乳化後、(11)にて中和する。撹拌しながら冷却し、40℃で(12)及び(13)を添加する。
【0069】
【表2】
Figure 2004067593
【0070】
[実施例18] 美容液
(1)スクワラン                      5.0(重量%)
(2)白色ワセリン                     2.0
(3)ミツロウ                       0.5
(4)ソルビタンセスキオレエート              0.8
(5)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.)      1.2
(6)プロピレングリコール                 5.0
(7)精製水
(8)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液)      20.0
(9)イタドリ抽出分画物                  0.1
(10)水酸化カリウム                    0.1
(11)エタノール                      5.0
(12)香料                         0.2
(13)アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩      0.5
(14)オトギリソウ抽出物                  0.1
製法:(1)〜(5)の油相成分を混合し、75℃に加熱して溶解,均一化する。一方、(6)〜(9)の水相成分を混合,溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分を添加してホモミキサーにて均一に乳化し、(10)を加えてpHを調整する。冷却後40℃にて(11)〜(14)を添加,混合する。
【0071】
[実施例19] 皮膚用ローション
(1)エタノール                     10.0(重量%)
(2)ヒドロキシエチルセルロース              1.0
(3)アスコルビン酸ナトリウム               0.5
(4)グリセリン                      7.0
(5)シロバナルーピン抽出物                0.1
(6)ボタン抽出物                     0.1
(7)精製水                       81.3
製法:(1)〜(7)を混合し、均一とする。
【0072】
[実施例20] 皮膚用ローション
(1)精製水                     00.00(重量%)
(2)エタノール                    8.00
(3)L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩   2.00
(4)ダイズイソフラボン                1.00
(5)酵母エキス(サッポロビール社製ラビューレGL)    1.00
(6)米糠エキス                    1.00
(7)ポリオキシエチレンメチルグルコシド        0.55
(8)水酸化ナトリウム                 0.20
(9)クエン酸ナトリウム                0.20
(10)ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム      0.20
(11)アルギン酸ナトリウム               0.20
(12)キサンタンガム                  0.10
(13)シロバナルーピン抽出物              0.06
(14)グリチルリチン酸ジカリウム            0.05
(15)イタドリ抽出物                  0.02
(16)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油          0.02
(17)セイヨウノコギリソウ抽出物            0.01
(18)天然ビタミンE                  0.01
(19)フェノキシエタノール               0.01
(20)パラオキシ安息香酸メチル             0.01
製法:(2)〜(20)の成分を順次(1)に添加して、混合溶解する。
【0073】
[実施例21]  皮膚用ローション
(1)精製水                     00.00(重量%)
(2)エタノール                    8.00
(3)アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩    2.00
(4)モズク抽出物                   1.60
(5)ダイズイソフラボン                1.00
(6)ポリエチレングリコール(平均分子量4000)    1.00
(7)トリメチルグリシン                1.00
(8)酵母エキス(サッポロビール社製ラビューレGL)    1.00
(9)米糠エキス                    1.00
(10)水酸化ナトリウム                 0.22
(11)クエン酸ナトリウム                0.20
(12)ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液     0.20
(13)グリチルリチン酸ジカリウム            0.05
(14)シロバナルーピン抽出物              0.04
(15)イタドリ抽出物                  0.01
(16)セイヨウノコギリソウ抽出物            0.01
(17)ヒマワリ油粕抽出物                0.01
(18)フェノキシエタノール               0.01
(19)パラオキシ安息香酸メチル             0.01
製法:(2)〜(19)の成分を順次(1)に添加して、混合溶解する。
【0074】
上記処方にて調製した本発明の実施例1〜実施例21を用いて2ヶ月間の連続使用試験を行った。その結果いずれの実施例も、肌の「くすみ」等の発生防止すると共に、シミやソバカス等の色素沈着を改善することができ、透明感のある美しい肌にするものであった。
【0075】
また、本発明の実施例1〜実施例21については、上記使用試験期間中に含有成分の析出,分離,凝集,変臭,変色といった製剤の状態変化は全く見られず、美白効果に変化も認められなかった。また、各実施例使用群において、皮膚刺激性反応や皮膚感作性反応を示したパネラーは存在しなかった。
【0076】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、非常に高い皮膚美白作用を有し、かつ安定で、皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全性上の問題もない皮膚外用剤を得ることが出来た。

Claims (1)

  1. 次に示す成分A、成分B、及び成分Cを含有する皮膚外用剤。成分A:アスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩から選択される1種又は2種以上、成分B:イタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.),ハチジョウイタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc. var. hachidyoense Ohwi),オオイタドリ(Polygonum sachalinense Fr.Schm.)から選択される1種又は2種以上のタデ属(Polygonum L.)植物抽出物、ハウチワマメ属(Lupinus L.)植物抽出物、ヒマワリ(Helianthus annuus L.)抽出物から選択される1種又は2種以上の植物抽出物、成分C:リポ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、システイン及びその誘導体並びにそれらの塩、ハイドロキノン及びその誘導体、レゾルシン及びその誘導体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、グルタチオン、ヒノキチオール及びその誘導体並びにそれらの塩、エラグ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、グルコサミン及びその誘導体、アゼライン酸及びその誘導体、ヒドロキシカルボン酸及びその塩又はそれらの誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、トコフェロール及びその誘導体、胎盤抽出物、酵母エキス、アロエ属(Aloe L.)植物抽出物、アマドコロ属(Polygonatum Adans.)植物抽出物、タツナミソウ属(Scutellaria L.)植物抽出物、アマ属(Linum L.)植物抽出物、バラ属(Rosa L.)植物抽出物、シナノキ属(Tilia L.)植物抽出物、ウスバサイシン属(Asiasarum)植物抽出物、ドクダミ属(Houttuynia Thunb.)植物抽出物、カントウ属(Tussilago L.)植物抽出物、ワレモコウ属(Sanguisorba L.)植物抽出物、ハッカ属(Mentha L.)植物抽出物、ニワトコ属(Sambucus L.)植物抽出物、オリーブ属(Olea L.)植物抽出物、ユキノシタ属(Saxifraga L.)植物抽出物、イネ属(Oryza L.)植物抽出物、マンサク属(Hamamelis L.)植物抽出物,ジンコウ属(Aquilaria Lam.)植物抽出物,ツバキ属(Camellia L.)植物抽出物,トチノキ属(Aesculus L.)植物抽出物,セイヨウヤマハッカ属(Melissa L.)植物抽出物,イブキジャコウソウ属(Thymus L.)植物抽出物,ヨモギ属(Artemisia L.)植物抽出物,ノコギリソウ属(Achillea L.)植物抽出物,ヒヨドリバナ属(Eupatorium L.)植物抽出物,オトギリソウ属(Hypericum L.)植物抽出物,イワユキノシタ属(Tanakaea Fr. et Sav.)植物抽出物,ジンチョウゲ属(Daphne L.)植物抽出物,ガンピ属(Diplomorpha Meissn. ex C. A. Mey.)植物抽出物,ミツマタ属(Edgeworthia Meissn.)植物抽出物,ボタン属(Paeonia L.)属植物抽出物,カンゾウ属(Glycyrrhiza L.)植物抽出物,クワ属(Morus L.)植物抽出物,エンジュ属(Sophora L.)植物抽出物、カイメンソウ属(Ceratodictyon)藻類抽出物,サンゴモ属(Corallina)藻類抽出物,ヤハズグサ属(Dictyopteris)藻類抽出物,アミジグサ属(Dictyota)藻類抽出物,ヒジキ属(Hizikia)藻類抽出物,ソゾ属(Laurencia)藻類抽出物,フシツナギ属(Lomentaria)藻類抽出物,イワヒゲ属(Myelophycus)藻類抽出物,ダルス属(Rhodymenia)藻類抽出物,ホンダワラ属(Sargassum)藻類抽出物,イシモズク属(Sphaerotrichia)藻類抽出物,モズク属(Nemacystus)藻類抽出物,ナガマツモ属(Chordaria)藻類抽出物,オキナワモズク属(Cladosiphon)藻類抽出物から選択される1種又は2種以上。
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