JP2004049538A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】給水手段の異常を的確に判定する食器洗浄機を簡単かつ安価な構成により提供する。
【解決手段】この食器洗浄機においては、洗浄終了後にメインスイッチがオン操作されたとき、ステップ136にてすすぎ湯タンクへの給湯制御を禁止した上でステップ138にてすすぎポンプを所定時間だけ作動させることにより、すすぎ湯タンク内の水位を一旦所定水位未満にする。そして、上記給湯制御を禁止した状態を保ちながら、ステップ106にてすすぎ湯タンク内の水位が前記所定水位に達したか否かを判定することによって、すすぎ湯タンク内にすすぎ湯を供給する給湯管及び給湯バルブに異常が発生したか否かを判定する。
【選択図】 図3
【解決手段】この食器洗浄機においては、洗浄終了後にメインスイッチがオン操作されたとき、ステップ136にてすすぎ湯タンクへの給湯制御を禁止した上でステップ138にてすすぎポンプを所定時間だけ作動させることにより、すすぎ湯タンク内の水位を一旦所定水位未満にする。そして、上記給湯制御を禁止した状態を保ちながら、ステップ106にてすすぎ湯タンク内の水位が前記所定水位に達したか否かを判定することによって、すすぎ湯タンク内にすすぎ湯を供給する給湯管及び給湯バルブに異常が発生したか否かを判定する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器を洗浄する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、食器を収容する洗浄室と、洗浄室内に収容した食器をすすぐためのすすぎ水を貯えるすすぎ水タンクと、すすぎ水タンク内のすすぎ水を洗浄室内に配設されてすすぎ水を噴射するすすぎノズルに供給するすすぎ水供給手段と、すすぎ水タンク内にすすぎ水を供給する給水手段と、すすぎ水タンク内の水位を検出するすすぎ水位検出手段と、すすぎ水位検出手段による検出に基づき前記給水手段を制御して前記すすぎ水タンク内の水位を所定水位に保つ給水制御手段とを備え、すすぎ水供給手段によりすすぎノズルにすすぎ水を供給してすすぎノズルにより洗浄室内の食器をすすぎながら、すすぎ水位検出手段による検出に基づき給水制御手段の制御下にて給水手段によりすすぎ水タンク内にすすぎ水を適宜供給してすすぎ水タンク内の水位を所定水位に保つようにしていた。この場合、上記すすぎ水位検出手段又は別途設けた検出手段によりすすぎ水タンク内の水位が異常な高水位になったことを検出するようにして、同検出時に給水手段に異常が発生したと判定するようにしたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記異常判定を行う従来装置においては、すすぎ水タンク内の水位が異常な高水位になったことを検出するために、すすぎ水位検出手段の構成を複雑にしたり別途検出手段を設けたりする必要があったため、装置全体の構成が複雑になりコストが高くなるという問題があった。特に検出手段を別途設けた場合は、給水手段がすすぎ水位検出手段による検出に基づき給水制御手段の制御下にて作動及び非作動を小刻みに繰り返すことを回避するために設定したヒステリシスにより、すすぎ水位検出手段の検出水位と上記別途設けた検出手段の検出水位との間隔が狭い場合に給水手段が正常であるにも関わらずすすぎ水タンク内の水位が上記異常な高水位と検出されることがあり、異常が発生したと誤って判定されることがあった。
【0004】
【発明の概要】
本発明の目的は、給水手段の異常を的確に判定する食器洗浄機を簡単かつ安価な構成により提供することにある。
【0005】
本発明の第1の構成上の特徴は、前記洗浄室、すすぎ水タンク、すすぎ水供給手段、給水手段、すすぎ水位検出手段、給水制御手段を備えた食器洗浄機において、給水制御手段による給水制御を禁止して給水手段によるすすぎ水タンク内へのすすぎ水の供給を禁止する給水禁止手段と、給水禁止手段による給水制御の禁止中にすすぎ水供給手段を制御して所定時間だけすすぎ水タンク内のすすぎ水をすすぎノズルに供給することによりすすぎ水タンク内の水位を前記所定水位未満まで低下させる禁止中供給制御手段と、給水禁止手段による給水制御の禁止中であって禁止中供給制御手段の制御下にてすすぎ水供給手段によるすすぎ水の供給が終了した後、すすぎ水位検出手段による検出を監視して、すすぎ水タンク内の水位が前記所定水位以上となった場合に給水手段に異常が発生したと判定する給水異常判定手段を設けたことにある。
【0006】
上記特徴を有する食器洗浄機においては、禁止中供給制御手段の制御下にてすすぎ水供給手段によるすすぎ水の供給が終了した後、給水禁止手段による給水制御の禁止が継続している状態においては、給水手段が正常ならばすすぎ水タンク内の水位は前記所定水位未満に保たれるはずであるから、給水異常判定手段は、すすぎ水位検出手段による検出を監視して、すすぎ水タンク内の水位が前記所定水位以上であるか否かを判定することによって給水手段に異常が発生したか否かを判定することができる。すなわち、上記食器洗浄機においては、すすぎ水タンク内の水位が異常な高水位となったことを別途検出する必要なく、すすぎ水位検出手段により単にすすぎ水タンク内が所定水位に達しているか否かを検出するだけで給水手段の異常を判定できることになるため、すすぎ水位検出手段の構成を複雑にしたり別途検出手段を設けたりする必要なく、装置を簡単かつ安価に構成した上で的確に給水手段の異常を判定することができる。
【0007】
本発明の第2の構成上の特徴は、上記第1の構成上の特徴を有する食器洗浄機において、前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始及び同禁止開始後の前記禁止中供給制御手段による前記すすぎ水供給手段の制御の実行並びに前記禁止の解除を指示するための指示手段を設けたことにある。これによれば、洗浄処理の進行に応じて給水手段による給水の許容及び禁止を指示できるようになるため、当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0008】
本発明の第3の構成上の特徴は、上記第1の構成上の特徴を有する食器洗浄機において、前記禁止中供給制御手段に前記すすぎ水供給手段の制御を実行させないように前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始を指示するとともに、前記禁止の解除を指示するための第1指示手段と、前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始及び同禁止の開始後の前記禁止中供給制御手段による前記すすぎ水供給手段の制御の実行を指示するための第2指示手段とを設けたことにある。これによれば、洗浄処理の進行に応じて給水手段による給水の許容及び禁止を指示でき、しかも同給水の禁止を指示する場合には同禁止の開始後に禁止中供給制御手段の制御下にてすすぎ水供給手段を作動させるか否かをそれぞれ異なる指示手段により選択的に指示できるようになるため、当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0009】
本発明の他の構成上の特徴は、上記各特徴を有する食器洗浄機において、前記給水異常判定手段が前記給水手段に異常ありと判定したとき同異常を報知する異常報知手段を設けたことにある。これによれば、給水手段に異常が発生したとき、同異常に対して迅速に対処できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
a.第1の実施形態
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1に示した食器洗浄機は、図示しない蓋によって前面を開閉されて食器を収容する洗浄室10を備えている。
【0011】
洗浄室10内には、上下一対の洗浄ノズル11,12及びすすぎノズル13,14がそれぞれ対向して配設されている。各ノズル11〜14は、圧送された洗浄水及びすすぎ湯をそれぞれ回転しながら洗浄室10内に収容された食器に噴射するものである。洗浄室10の下方には、洗浄室10とフィルタ21を介して連通して洗浄室10から流入する洗浄水を回収する洗浄水タンク20が配設されている。
【0012】
洗浄水タンク20には、導管22を介して洗浄ポンプ23が接続されている。洗浄ポンプ23は、洗浄水タンク20内の洗浄水を導管22を通して吸入して導管24を通して各洗浄ノズル11,12に圧送する。洗浄水タンク20にはオーバーフローパイプ25が侵入しており、洗浄水タンク20内は常に所定水位未満に保たれるようになっている。
【0013】
また、この食器洗浄機は、すすぎ湯タンク(すすぎ水タンク)30も備えている。すすぎ湯タンク30には、導管31を介してすすぎポンプ32が接続されている。すすぎポンプ32はすすぎ水供給手段であり、すすぎ湯タンク30内の湯を導管31を通して吸入して導管33を通してすすぎ湯(すすぎ水)として各すすぎノズル13,14に圧送する。すすぎ湯タンク30の上部には図示しない外部給湯源に接続された給湯管34の一端が侵入しており、給湯管34の中間部には給湯バルブ35が介装されている。給湯管34及び給湯バルブ35は協働して給水手段を構成し、給湯管34は給湯バルブ35が開状態にあるとき前記外部給湯源からの湯をすすぎ湯タンク30内に供給する。すすぎ湯タンク30には、同タンク30内の水位が所定水位未満であるときオフ状態に保たれ同タンク30内の水位が前記所定水位以上となったときオン状態となるすすぎ水位検出手段としての定水位フロートスイッチ36が組み付けられている。また、すすぎ湯タンク30にはオーバーフローパイプ37が侵入しており、すすぎ湯タンク30内は常に前記所定水位より高い所定の上限水位未満に保たれるようになっている。
【0014】
上記各ポンプ23,32、給水バルブ35、及び定水位スイッチ36には、図2にて示すように電気制御回路40が接続されている。電気制御回路40には、操作パネル41(図2にのみ図示)上に配設されて使用者により操作及び視認されるメインスイッチ41a、洗浄スイッチ41b、運転中ランプ41c、運転可能ランプ41d、及び異常ランプ41eもそれぞれ接続されている。メインスイッチ41aは、すすぎ湯タンク30に対する給湯制御の開始及び終了を指示するための常開スイッチである。洗浄スイッチ41bは、食器の洗浄処理の開始を指示するための常開スイッチである。運転中ランプ41cは、食器の洗浄処理中に点灯し、同洗浄処理時以外の洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給中に点滅するランプである。運転可能ランプ42dは、食器の洗浄処理が可能な状態にて点灯するランプである。異常ランプ41eは異常報知手段であり、給湯管34又は給湯バルブ35に異常が発生した場合に点灯して同異常を報知するものである。
【0015】
また、電気制御回路40には、時間を計測するタイマ40aが内蔵されている。電気制御回路40は、定水位スイッチ36の状態、各スイッチ41a,41bの操作、及びタイマ40aによる計時に応じて図3に示したフローチャートに対応したプログラムを実行し、ポンプ23,32、及び各ランプ41c〜41eの作動を制御する。また、電気制御回路40は、所定の短時間毎に図4に示したフローチャートに対応したタイマインタラプトプログラムを割り込み実行し、定水位スイッチ36の状態に応じて給水バルブ35の開閉を制御する。
【0016】
次に、上記のように構成した食器洗浄機の動作を図3,4のフローチャートに沿って説明する。最初、図示しない電源スイッチが投入されると、電気制御回路40は、図3のステップ100にてメインプログラムの実行を開始し、ステップ102にてフラグFLG1を値“1”に設定する。フラグFLG1は、値“0”にてすすぎ湯タンク30への給湯を許容し、値“1”にて同給湯を禁止するものである。
【0017】
上記設定後、電気制御回路40は、ステップ104にてメインスイッチ41aがオン操作されたか否かを判定し、ステップ106にて定水位フロートスイッチ36がオン状態であるか否かを判定する。最初、すすぎ湯タンク30への給湯が開始されていない状態においては、定水位フロートスイッチ36はオフ状態に保たれているため、電気制御回路40は各「NO」との判定のもとにステップ104,106の判定処理を繰り返し実行してメインスイッチ41aがオン操作されるのを待つ。
【0018】
上記繰り返し実行中、メインスイッチ41aがオン操作されると、電気制御回路40はステップ104における「YES」との判定のもとにプログラムをステップ108以降へ進めて、食器の洗浄処理を準備し始める。ステップ108においては、運転中ランプ41cの点滅を開始させ、運転可能ランプ41dを消灯する。ステップ110においては、フラグFLG1をすすぎ湯タンク30への給湯を許容する値“0”に設定する。そして、ステップ112の判定処理を繰り返し実行して、定水位フロートスイッチ36がオン状態となるのを待つ。
【0019】
ところで、前記電源スイッチの投入以後、電気制御回路40は所定の短時間毎に図4のタイマインタラプトプログラムを繰り返し割り込み実行している。電気制御回路40は、ステップ200にて同プログラムの実行を開始する毎に、ステップ202にてフラグFLG1の値が“0”であるか否かを判定する。最初、前記図3のステップ102にてフラグFLG1がすすぎ湯タンク30への給湯を禁止する値“1”に設定されている間は、電気制御回路40はこのとき「NO」と判定してプログラムをステップ210へ進め給湯バルブ35の開閉制御をすることなく同タイマインタラプトプログラムの実行を一旦終了する。一方、メインスイッチ41aがオン操作されて、前記図3のステップ110にてフラグFLG1がすすぎ湯タンク30への給湯を許容する値“0”に設定されると、電気制御回路40は上記ステップ202の実行時に「YES」と判定してプログラムをステップ204以降へ進める。
【0020】
ステップ204においては、定水位フロートスイッチ36がオン状態であるか否かを判定する。最初、すすぎ湯タンク30への給湯が開始されていない状態においては、定水位フロートスイッチ36はオフ状態に保たれているため、電気制御回路40はこのとき「NO」と判定してプログラムをステップ206へ進め給湯バルブ35を開く。そして、ステップ210にて同タイマインタラプトプログラムの実行を一旦終了する。以後、電気制御回路40は、このタイマインタラプトプログラムを実行する毎に、上記ステップ200〜206,210の処理を繰り返し実行する。このとき、給湯バルブ35は開状態に保たれるため、すすぎ湯タンク30内には給湯管34を通して外部給湯源からの湯が供給される。そして、同繰り返し実行中、上記給湯によりすすぎ湯タンク30内の水位が所定水位に達すると、定水位フロートスイッチ36がオン状態となるため、電気制御回路40はステップ204の実行時に「YES」と判定してプログラムをステップ208へ進め、給湯バルブ35を閉じてすすぎ湯タンク30への給湯を停止する。これにより、すすぎ湯タンク30内に所定水位まですすぎ湯が満たされる。
【0021】
一方、上記すすぎ湯タンク30内の水位が所定水位に達したとき、メインプログラムにおいては、図3のステップ112における判定のもとに、プログラムがステップ114以降へ進められる。ステップ114においては、所定時間だけすすぎポンプ32を作動させてすすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給することにより、洗浄室10内からフィルタ21を介して洗浄水タンク20内にすすぎ湯を流し込んで同すすぎ湯を洗浄水として洗浄水タンク20内に貯え、洗浄水タンク20内を所定水位まで満たす処理を行う。また、このとき上記すすぎポンプ32の作動によりすすぎ湯タンク30内の水位が低下すると、電気制御回路40は、前記図4のタイマインタラプトプログラムの繰り返し割り込み実行により、前記同様に給湯バルブ35を開閉制御してすすぎ湯タンク30内の水位を再び前記所定水位まで満たす。これにより、洗浄水タンク20及びすすぎ湯タンク30は共に所定水位まで満たされて、当該食器洗浄機は食器の洗浄処理が可能な状態となる。
【0022】
上記すすぎポンプ32の作動終了後、電気制御回路40は、ステップ116にて運転中ランプ41cを消灯するとともに運転可能ランプ41dを点灯した上で、ステップ118,120の判定処理を繰り返し実行してメインスイッチ41a又は洗浄スイッチ41bがオン操作されるのを待つ。このとき、洗浄室10内に食器が収容されて洗浄スイッチ41bがオン操作されると、電気制御回路40はプログラムをステップ122以降へ進めて食器の洗浄処理を開始する。
【0023】
ステップ122においては、運転中ランプ41cを点灯するとともに、運転可能ランプ41dを消灯する。ステップ124においては、所定時間(例えば、40秒)だけ洗浄ポンプ23を作動させて洗浄ノズル11,12に洗浄水を供給し、洗浄ノズル11,12により洗浄室10内の食器に洗浄水を噴射することにより同食器を洗浄する。このとき、食器に噴射された洗浄水は食器を洗浄後に洗浄室10内からフィルタ21を介して再び洗浄水タンク20内に流れ込み、この循環により食器の洗浄が継続される。
【0024】
上記洗浄ポンプの作動終了後、電気制御回路40は、ステップ126にて所定時間(例えば、5秒)だけ各ポンプ23,32の作動を休止した上で、プログラムをステップ128へ進める。ステップ128においては、所定時間(例えば、7秒)だけすすぎポンプ32を作動させてすすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給し、すすぎノズル13,14により洗浄室10内の食器にすすぎ湯を噴射することにより同食器をすすぐ。また、このとき上記すすぎポンプ32の作動によりすすぎ湯タンク30内の水位が低下すると、電気制御回路40は、前記図4のタイマインタラプトプログラムの繰り返し割り込み実行により、前記同様に給湯バルブ35を開閉制御してすすぎ湯タンク30内の水位を再び前記所定水位まで満たす。
【0025】
上記各処理後、電気制御回路40はプログラムをステップ116へ戻し、再び運転中ランプ41cを消灯するとともに運転可能ランプ41dを点灯した上で、ステップ118,120の判定処理を繰り返し実行してメインスイッチ41a又は洗浄スイッチ41bがオン操作されるのを待つ。
【0026】
上記繰り返し実行中、洗浄室10内に新たに食器が収容されて再び洗浄スイッチ41bがオン操作されると、電気制御回路40はステップ120における判定のもとに再び上記ステップ122〜128の処理を実行して食器の洗浄処理を行う。一方、上記ステップ118,120の判定処理の繰り返し実行中、全ての食器の洗浄処理が完了してメインスイッチ41aがオン操作されると、電気制御回路40はステップ118における判定のもとにプログラムをステップ130へ進めて給湯管34及び給湯バルブ35の異常判定を開始する。
【0027】
この場合、電気制御回路40は、ステップ130にて運転中ランプ41cの点滅を開始するとともに運転可能ランプ41dを消灯した上で、ステップ132にて定水位フロートスイッチ36がオン状態であるか否かを判定する。このとき、前記ステップ128のすすぎポンプ32の作動時に図4のタイマインタラプトプログラムの実行により開始されたすすぎ湯タンク30への給湯が完了しておらず、すすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位未満であった場合は、定水位フロートスイッチ36による検出に基づき同ステップ132の判定処理を繰り返し実行してすすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位に達するのを待つ。これにより、後のステップ138におけるすすぎポンプ32の作動時にすすぎポンプ32が空運転することを回避するようにしている。
【0028】
上記繰り返し実行中、図4のタイマインタラプトプログラムの実行により開始されたすすぎ湯タンク30への給湯が完了してすすぎ湯タンク30が前記所定水位まで満たされると、電気制御回路40は定水位フロートスイッチ36による検出に基づきプログラムをステップ136以降へ進める。ステップ136においては、フラグFLG1をすすぎ湯タンク30への給湯を禁止する値“1”に設定する。これにより、以後、図4のタイマインタラプトプログラムにおいてはステップ202における判定に基づきステップ204〜208の処理が回避されて給湯バルブ35の開閉制御が禁止されることとなり、すすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位未満となってもすすぎ湯タンク30への給湯が開始されないようになる。
【0029】
上記フラグFLG1の設定後、電気制御回路40は、ステップ138にて、所定時間だけすすぎポンプ32を作動させてすすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給する。この場合、すすぎポンプ32を作動させる時間はすすぎ湯タンク30内が空とならない程度に十分に長く設定されており、同すすぎポンプ32の作動によってすすぎ湯タンク30内の水位は確実に前記所定水位未満まで低下する。
【0030】
上記すすぎポンプ32の作動終了後、電気制御回路40は、ステップ140にて各ランプ41c,41dを共に消灯した上で、プログラムを戻して再びステップ104,106の判定処理を繰り返し実行する。このとき、給湯管34及び給湯バルブ35が正常な状態であれば、前記ステップ136におけるフラグFLG1の設定によりすすぎ湯タンク30への給湯は禁止されているため、すすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位に達することはない。この場合、電気制御回路40は各「NO」との判定のもとにステップ104,106の判定処理を繰り返し実行し、メインスイッチ41aが再びオン操作されるのを待ち続ける。
【0031】
一方、給湯管34及び給湯バルブ35に漏水、故障などの異常が発生して、すすぎ湯タンク30への給湯が停止できなくなっていた場合、上記ステップ104,106の判定処理の繰り返し実行中、前記ステップ136におけるフラグFLG1の設定によりすすぎ湯タンク30への給湯制御が禁止されているにもかかわらず、すすぎ湯タンク30内の水位は前記所定水位に達することになる。このとき、電気制御回路40は、ステップ104における「YES」との判定のもとにステップ142にて異常ランプ41eにより上記異常を報知した上で、ステップ144にてこのプログラムの実行を終了して以後の各ポンプ23,32の作動を禁止し上記食器の洗浄処理を強制的に禁止する。
【0032】
上述のように、上記実施形態においては、洗浄終了後にメインスイッチ41aがオン操作されたとき、ステップ136にてすすぎ湯タンク30への給湯制御を禁止した上でステップ138にてすすぎポンプ32を所定時間だけ作動させることにより、すすぎ湯タンク30内の水位を一旦所定水位未満にする。その上で、上記給湯制御を禁止した状態を保ちながらステップ106にてすすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位に達したか否かを判定することによって給湯管34及び給湯バルブ35に異常が発生したか否かを判定するようにしているため、すすぎ湯タンク30内の水位が異常な高水位となったことを別途検出する必要なく、定水位フロートスイッチ36により単にすすぎ水タンク30内が所定水位に達しているか否かを検出するだけで給湯管34及び給湯バルブ35の異常を判定できるようになっている。したがって、装置を簡単かつ安価に構成した上で、的確に給水手段の異常を判定することができる。
【0033】
また、上記給湯制御の禁止の開始(ステップ136)及び同禁止開始後の異常判定のためのすすぎポンプ32の作動制御(ステップ138)、並びに同禁止の解除(ステップ110)は、それぞれメインスイッチ41aのオン操作によって指示できるようになっている。これにより、洗浄処理の進行に応じてすすぎ湯タンク30への給水の許容及び禁止を指示できることになるため、当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【0034】
また、上記ステップ106における異常有りとの判定時には、ステップ142にて異常ランプ41eにより同異常が報知されるようになっている。これにより異常に対して迅速に対処できるようになっており、当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【0035】
b.第2の実施形態
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。同実施形態は、上記第1の実施形態に係る食器洗浄機において、すすぎ湯タンク30に対する給湯制御の終了を指示するための常開スイッチである終了スイッチ41f(図2にて二点鎖線により図示)を別途新たに設けたものである。
【0036】
同実施形態においては、電気制御回路40は図3に代えて図5に示したフローチャートに対応したプログラムを実行する。電気制御回路40は、ステップ102におけるフラグFLG1の設定後、ステップ302にてフラグFLG2の値を“0”に設定する。フラグFLG2は、値“1”にて当該食器洗浄機が異常判定中であることを表すものである。
【0037】
上記設定後、電気制御回路40は、ステップ104にてメインスイッチ41aがオン操作されたか否かを判定し、ステップ304にてフラグFLG2の値が“1”であるか否かを判定する。このとき、最初は上記ステップ302にてフラグFLG2が値“0”に設定されているため、電気制御回路40は各「NO」との判定のもとに前記ステップ106の判定処理を実行することなく、ステップ104,304の判定処理のみを繰り返し実行してメインスイッチ41aがオン操作されるのを待つ。
【0038】
上記繰り返し実行中、メインスイッチ41aがオン操作されると、電気制御回路40は前記同様のステップ108〜116の処理を実行して食器の洗浄処理を準備する。そして、ステップ118,306,120の判定処理を繰り返し実行して、メインスイッチ41a、洗浄スイッチ41b、又は終了スイッチ41fがオン操作されるのを待つ。このとき、洗浄スイッチ41bがオン操作されると、電気制御回路40は前記同様のステップ122〜128を実行して食器を洗浄する。
【0039】
一方、上記ステップ118,306,120の繰り返し実行中、メインスイッチ41aがオン操作された場合、電気制御回路40はステップ118における判定のもとにプログラムをステップ308以降へ進める。ステップ308においては、各ランプ41c,41dを共に消灯する。ステップ310においては、フラグFLG1をすすぎ湯タンク30への給湯を禁止する値“1”に設定し、ステップ312においては、給湯バルブ35を閉じる。これにより、以後、図4のステップ202における判定に基づきステップ204〜208の処理が回避されて給湯バルブ32の開閉制御が禁止されることとなり、水位に関わらずすすぎ湯タンク30内への給水が強制的に終了することになる。
【0040】
ステップ314においては、フラグFLG2の値を“0”に設定する。同設定後、電気制御回路40はプログラムを戻して、再びステップ104,304の判定処理を繰り返し実行してメインスイッチ41aがオン操作されるのを待つ。
【0041】
一方、上記ステップ118,306,120の繰り返し実行中、終了スイッチ41fがオン操作されると、電気制御回路40はステップ306における判定のもとにプログラムをステップ316以降へ進める。ステップ316においては、フラグFLG2を当該食器洗浄機が異常判定中であることを表す値“1”に設定する。
【0042】
上記設定後、電気制御回路40は前記同様のステップ130〜140を実行してすすぎ湯タンク30内の水位を前記所定水位未満まで低下させる。なお、このときすすぎ湯タンク30からすすぎポンプ32によりすすぎノズル13,14に供給されたすすぎ湯は、洗浄室10内からフィルタ21を介して洗浄水タンク20内に流れ込んで洗浄水タンク20内を洗浄する。同処理後、電気制御回路40はプログラムをステップ104へ戻すが、このときは上記ステップ308にてフラグFLG2が値“1”に設定されているため、電気制御回路40はステップ304の実行時に「YES」と判定してプログラムをステップ106へ進めることになる。したがって、以後、電気制御回路40は、ステップ104,304,106の判定処理を繰り返し実行して、前記同様にステップ106にて定水位フロートスイッチ36がオン状態となったか否かすなわち給水管34又は給水バルブ35に異常が発生したか否かを判定し続け、異常有りとの判定時にはプログラムを142以降へ進めて異常ランプ41eにより上記異常を報知するとともに各ポンプ23,32の作動を禁止し上記食器の洗浄処理を強制的に禁止する。
【0043】
上述のように、上記実施形態においては、メインスイッチ41aによって、すすぎポンプ35を作動させないように給湯制御の禁止の開始(ステップ310)を指示するとともに同禁止の解除(ステップ110)を指示することができ、終了スイッチ41fによって給湯制御の禁止の開始(ステップ136)及び同開始後の異常判定のためのすすぎポンプ32の作動制御(ステップ138)を指示できるようになっている。したがって、洗浄処理の進行に応じてすすぎ湯タンク30への給水の許容及び禁止を指示でき、しかも同給水の禁止を指示する場合には同禁止の開始後にすすぎポンプ35を作動させるか否かをそれぞれ異なるスイッチ41a,41fにより選択的に指示できることになるため、当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【0044】
なお、上記各実施形態においては、異常を異常ランプ41eのみにより視覚的に報知するようにしたが、これに代えて、又はこれに加えて、同異常を聴覚的に報知する警報器を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る食器洗浄機の全体を示す概略図である。
【図2】前記製氷機の電気制御部を示すブロック図である。
【図3】図2の電気制御回路にて実行されるメインプログラムに対応したフローチャートである。
【図4】前記電気制御回路にて実行されるタイマインタラプトプログラムに対応したフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係り、図2の電気制御回路にて実行されるメインプログラムに対応したフローチャートである。
【符号の説明】
10…洗浄室、13,14…すすぎノズル、20…洗浄水タンク、30…すすぎ湯タンク、32…すすぎポンプ、34…給湯管、35…給湯バルブ、36…定水位フロートスイッチ、40…電気制御回路、41a…メインスイッチ、41e…異常ランプ、41f…終了スイッチ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器を洗浄する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、食器を収容する洗浄室と、洗浄室内に収容した食器をすすぐためのすすぎ水を貯えるすすぎ水タンクと、すすぎ水タンク内のすすぎ水を洗浄室内に配設されてすすぎ水を噴射するすすぎノズルに供給するすすぎ水供給手段と、すすぎ水タンク内にすすぎ水を供給する給水手段と、すすぎ水タンク内の水位を検出するすすぎ水位検出手段と、すすぎ水位検出手段による検出に基づき前記給水手段を制御して前記すすぎ水タンク内の水位を所定水位に保つ給水制御手段とを備え、すすぎ水供給手段によりすすぎノズルにすすぎ水を供給してすすぎノズルにより洗浄室内の食器をすすぎながら、すすぎ水位検出手段による検出に基づき給水制御手段の制御下にて給水手段によりすすぎ水タンク内にすすぎ水を適宜供給してすすぎ水タンク内の水位を所定水位に保つようにしていた。この場合、上記すすぎ水位検出手段又は別途設けた検出手段によりすすぎ水タンク内の水位が異常な高水位になったことを検出するようにして、同検出時に給水手段に異常が発生したと判定するようにしたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記異常判定を行う従来装置においては、すすぎ水タンク内の水位が異常な高水位になったことを検出するために、すすぎ水位検出手段の構成を複雑にしたり別途検出手段を設けたりする必要があったため、装置全体の構成が複雑になりコストが高くなるという問題があった。特に検出手段を別途設けた場合は、給水手段がすすぎ水位検出手段による検出に基づき給水制御手段の制御下にて作動及び非作動を小刻みに繰り返すことを回避するために設定したヒステリシスにより、すすぎ水位検出手段の検出水位と上記別途設けた検出手段の検出水位との間隔が狭い場合に給水手段が正常であるにも関わらずすすぎ水タンク内の水位が上記異常な高水位と検出されることがあり、異常が発生したと誤って判定されることがあった。
【0004】
【発明の概要】
本発明の目的は、給水手段の異常を的確に判定する食器洗浄機を簡単かつ安価な構成により提供することにある。
【0005】
本発明の第1の構成上の特徴は、前記洗浄室、すすぎ水タンク、すすぎ水供給手段、給水手段、すすぎ水位検出手段、給水制御手段を備えた食器洗浄機において、給水制御手段による給水制御を禁止して給水手段によるすすぎ水タンク内へのすすぎ水の供給を禁止する給水禁止手段と、給水禁止手段による給水制御の禁止中にすすぎ水供給手段を制御して所定時間だけすすぎ水タンク内のすすぎ水をすすぎノズルに供給することによりすすぎ水タンク内の水位を前記所定水位未満まで低下させる禁止中供給制御手段と、給水禁止手段による給水制御の禁止中であって禁止中供給制御手段の制御下にてすすぎ水供給手段によるすすぎ水の供給が終了した後、すすぎ水位検出手段による検出を監視して、すすぎ水タンク内の水位が前記所定水位以上となった場合に給水手段に異常が発生したと判定する給水異常判定手段を設けたことにある。
【0006】
上記特徴を有する食器洗浄機においては、禁止中供給制御手段の制御下にてすすぎ水供給手段によるすすぎ水の供給が終了した後、給水禁止手段による給水制御の禁止が継続している状態においては、給水手段が正常ならばすすぎ水タンク内の水位は前記所定水位未満に保たれるはずであるから、給水異常判定手段は、すすぎ水位検出手段による検出を監視して、すすぎ水タンク内の水位が前記所定水位以上であるか否かを判定することによって給水手段に異常が発生したか否かを判定することができる。すなわち、上記食器洗浄機においては、すすぎ水タンク内の水位が異常な高水位となったことを別途検出する必要なく、すすぎ水位検出手段により単にすすぎ水タンク内が所定水位に達しているか否かを検出するだけで給水手段の異常を判定できることになるため、すすぎ水位検出手段の構成を複雑にしたり別途検出手段を設けたりする必要なく、装置を簡単かつ安価に構成した上で的確に給水手段の異常を判定することができる。
【0007】
本発明の第2の構成上の特徴は、上記第1の構成上の特徴を有する食器洗浄機において、前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始及び同禁止開始後の前記禁止中供給制御手段による前記すすぎ水供給手段の制御の実行並びに前記禁止の解除を指示するための指示手段を設けたことにある。これによれば、洗浄処理の進行に応じて給水手段による給水の許容及び禁止を指示できるようになるため、当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0008】
本発明の第3の構成上の特徴は、上記第1の構成上の特徴を有する食器洗浄機において、前記禁止中供給制御手段に前記すすぎ水供給手段の制御を実行させないように前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始を指示するとともに、前記禁止の解除を指示するための第1指示手段と、前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始及び同禁止の開始後の前記禁止中供給制御手段による前記すすぎ水供給手段の制御の実行を指示するための第2指示手段とを設けたことにある。これによれば、洗浄処理の進行に応じて給水手段による給水の許容及び禁止を指示でき、しかも同給水の禁止を指示する場合には同禁止の開始後に禁止中供給制御手段の制御下にてすすぎ水供給手段を作動させるか否かをそれぞれ異なる指示手段により選択的に指示できるようになるため、当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0009】
本発明の他の構成上の特徴は、上記各特徴を有する食器洗浄機において、前記給水異常判定手段が前記給水手段に異常ありと判定したとき同異常を報知する異常報知手段を設けたことにある。これによれば、給水手段に異常が発生したとき、同異常に対して迅速に対処できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
a.第1の実施形態
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1に示した食器洗浄機は、図示しない蓋によって前面を開閉されて食器を収容する洗浄室10を備えている。
【0011】
洗浄室10内には、上下一対の洗浄ノズル11,12及びすすぎノズル13,14がそれぞれ対向して配設されている。各ノズル11〜14は、圧送された洗浄水及びすすぎ湯をそれぞれ回転しながら洗浄室10内に収容された食器に噴射するものである。洗浄室10の下方には、洗浄室10とフィルタ21を介して連通して洗浄室10から流入する洗浄水を回収する洗浄水タンク20が配設されている。
【0012】
洗浄水タンク20には、導管22を介して洗浄ポンプ23が接続されている。洗浄ポンプ23は、洗浄水タンク20内の洗浄水を導管22を通して吸入して導管24を通して各洗浄ノズル11,12に圧送する。洗浄水タンク20にはオーバーフローパイプ25が侵入しており、洗浄水タンク20内は常に所定水位未満に保たれるようになっている。
【0013】
また、この食器洗浄機は、すすぎ湯タンク(すすぎ水タンク)30も備えている。すすぎ湯タンク30には、導管31を介してすすぎポンプ32が接続されている。すすぎポンプ32はすすぎ水供給手段であり、すすぎ湯タンク30内の湯を導管31を通して吸入して導管33を通してすすぎ湯(すすぎ水)として各すすぎノズル13,14に圧送する。すすぎ湯タンク30の上部には図示しない外部給湯源に接続された給湯管34の一端が侵入しており、給湯管34の中間部には給湯バルブ35が介装されている。給湯管34及び給湯バルブ35は協働して給水手段を構成し、給湯管34は給湯バルブ35が開状態にあるとき前記外部給湯源からの湯をすすぎ湯タンク30内に供給する。すすぎ湯タンク30には、同タンク30内の水位が所定水位未満であるときオフ状態に保たれ同タンク30内の水位が前記所定水位以上となったときオン状態となるすすぎ水位検出手段としての定水位フロートスイッチ36が組み付けられている。また、すすぎ湯タンク30にはオーバーフローパイプ37が侵入しており、すすぎ湯タンク30内は常に前記所定水位より高い所定の上限水位未満に保たれるようになっている。
【0014】
上記各ポンプ23,32、給水バルブ35、及び定水位スイッチ36には、図2にて示すように電気制御回路40が接続されている。電気制御回路40には、操作パネル41(図2にのみ図示)上に配設されて使用者により操作及び視認されるメインスイッチ41a、洗浄スイッチ41b、運転中ランプ41c、運転可能ランプ41d、及び異常ランプ41eもそれぞれ接続されている。メインスイッチ41aは、すすぎ湯タンク30に対する給湯制御の開始及び終了を指示するための常開スイッチである。洗浄スイッチ41bは、食器の洗浄処理の開始を指示するための常開スイッチである。運転中ランプ41cは、食器の洗浄処理中に点灯し、同洗浄処理時以外の洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給中に点滅するランプである。運転可能ランプ42dは、食器の洗浄処理が可能な状態にて点灯するランプである。異常ランプ41eは異常報知手段であり、給湯管34又は給湯バルブ35に異常が発生した場合に点灯して同異常を報知するものである。
【0015】
また、電気制御回路40には、時間を計測するタイマ40aが内蔵されている。電気制御回路40は、定水位スイッチ36の状態、各スイッチ41a,41bの操作、及びタイマ40aによる計時に応じて図3に示したフローチャートに対応したプログラムを実行し、ポンプ23,32、及び各ランプ41c〜41eの作動を制御する。また、電気制御回路40は、所定の短時間毎に図4に示したフローチャートに対応したタイマインタラプトプログラムを割り込み実行し、定水位スイッチ36の状態に応じて給水バルブ35の開閉を制御する。
【0016】
次に、上記のように構成した食器洗浄機の動作を図3,4のフローチャートに沿って説明する。最初、図示しない電源スイッチが投入されると、電気制御回路40は、図3のステップ100にてメインプログラムの実行を開始し、ステップ102にてフラグFLG1を値“1”に設定する。フラグFLG1は、値“0”にてすすぎ湯タンク30への給湯を許容し、値“1”にて同給湯を禁止するものである。
【0017】
上記設定後、電気制御回路40は、ステップ104にてメインスイッチ41aがオン操作されたか否かを判定し、ステップ106にて定水位フロートスイッチ36がオン状態であるか否かを判定する。最初、すすぎ湯タンク30への給湯が開始されていない状態においては、定水位フロートスイッチ36はオフ状態に保たれているため、電気制御回路40は各「NO」との判定のもとにステップ104,106の判定処理を繰り返し実行してメインスイッチ41aがオン操作されるのを待つ。
【0018】
上記繰り返し実行中、メインスイッチ41aがオン操作されると、電気制御回路40はステップ104における「YES」との判定のもとにプログラムをステップ108以降へ進めて、食器の洗浄処理を準備し始める。ステップ108においては、運転中ランプ41cの点滅を開始させ、運転可能ランプ41dを消灯する。ステップ110においては、フラグFLG1をすすぎ湯タンク30への給湯を許容する値“0”に設定する。そして、ステップ112の判定処理を繰り返し実行して、定水位フロートスイッチ36がオン状態となるのを待つ。
【0019】
ところで、前記電源スイッチの投入以後、電気制御回路40は所定の短時間毎に図4のタイマインタラプトプログラムを繰り返し割り込み実行している。電気制御回路40は、ステップ200にて同プログラムの実行を開始する毎に、ステップ202にてフラグFLG1の値が“0”であるか否かを判定する。最初、前記図3のステップ102にてフラグFLG1がすすぎ湯タンク30への給湯を禁止する値“1”に設定されている間は、電気制御回路40はこのとき「NO」と判定してプログラムをステップ210へ進め給湯バルブ35の開閉制御をすることなく同タイマインタラプトプログラムの実行を一旦終了する。一方、メインスイッチ41aがオン操作されて、前記図3のステップ110にてフラグFLG1がすすぎ湯タンク30への給湯を許容する値“0”に設定されると、電気制御回路40は上記ステップ202の実行時に「YES」と判定してプログラムをステップ204以降へ進める。
【0020】
ステップ204においては、定水位フロートスイッチ36がオン状態であるか否かを判定する。最初、すすぎ湯タンク30への給湯が開始されていない状態においては、定水位フロートスイッチ36はオフ状態に保たれているため、電気制御回路40はこのとき「NO」と判定してプログラムをステップ206へ進め給湯バルブ35を開く。そして、ステップ210にて同タイマインタラプトプログラムの実行を一旦終了する。以後、電気制御回路40は、このタイマインタラプトプログラムを実行する毎に、上記ステップ200〜206,210の処理を繰り返し実行する。このとき、給湯バルブ35は開状態に保たれるため、すすぎ湯タンク30内には給湯管34を通して外部給湯源からの湯が供給される。そして、同繰り返し実行中、上記給湯によりすすぎ湯タンク30内の水位が所定水位に達すると、定水位フロートスイッチ36がオン状態となるため、電気制御回路40はステップ204の実行時に「YES」と判定してプログラムをステップ208へ進め、給湯バルブ35を閉じてすすぎ湯タンク30への給湯を停止する。これにより、すすぎ湯タンク30内に所定水位まですすぎ湯が満たされる。
【0021】
一方、上記すすぎ湯タンク30内の水位が所定水位に達したとき、メインプログラムにおいては、図3のステップ112における判定のもとに、プログラムがステップ114以降へ進められる。ステップ114においては、所定時間だけすすぎポンプ32を作動させてすすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給することにより、洗浄室10内からフィルタ21を介して洗浄水タンク20内にすすぎ湯を流し込んで同すすぎ湯を洗浄水として洗浄水タンク20内に貯え、洗浄水タンク20内を所定水位まで満たす処理を行う。また、このとき上記すすぎポンプ32の作動によりすすぎ湯タンク30内の水位が低下すると、電気制御回路40は、前記図4のタイマインタラプトプログラムの繰り返し割り込み実行により、前記同様に給湯バルブ35を開閉制御してすすぎ湯タンク30内の水位を再び前記所定水位まで満たす。これにより、洗浄水タンク20及びすすぎ湯タンク30は共に所定水位まで満たされて、当該食器洗浄機は食器の洗浄処理が可能な状態となる。
【0022】
上記すすぎポンプ32の作動終了後、電気制御回路40は、ステップ116にて運転中ランプ41cを消灯するとともに運転可能ランプ41dを点灯した上で、ステップ118,120の判定処理を繰り返し実行してメインスイッチ41a又は洗浄スイッチ41bがオン操作されるのを待つ。このとき、洗浄室10内に食器が収容されて洗浄スイッチ41bがオン操作されると、電気制御回路40はプログラムをステップ122以降へ進めて食器の洗浄処理を開始する。
【0023】
ステップ122においては、運転中ランプ41cを点灯するとともに、運転可能ランプ41dを消灯する。ステップ124においては、所定時間(例えば、40秒)だけ洗浄ポンプ23を作動させて洗浄ノズル11,12に洗浄水を供給し、洗浄ノズル11,12により洗浄室10内の食器に洗浄水を噴射することにより同食器を洗浄する。このとき、食器に噴射された洗浄水は食器を洗浄後に洗浄室10内からフィルタ21を介して再び洗浄水タンク20内に流れ込み、この循環により食器の洗浄が継続される。
【0024】
上記洗浄ポンプの作動終了後、電気制御回路40は、ステップ126にて所定時間(例えば、5秒)だけ各ポンプ23,32の作動を休止した上で、プログラムをステップ128へ進める。ステップ128においては、所定時間(例えば、7秒)だけすすぎポンプ32を作動させてすすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給し、すすぎノズル13,14により洗浄室10内の食器にすすぎ湯を噴射することにより同食器をすすぐ。また、このとき上記すすぎポンプ32の作動によりすすぎ湯タンク30内の水位が低下すると、電気制御回路40は、前記図4のタイマインタラプトプログラムの繰り返し割り込み実行により、前記同様に給湯バルブ35を開閉制御してすすぎ湯タンク30内の水位を再び前記所定水位まで満たす。
【0025】
上記各処理後、電気制御回路40はプログラムをステップ116へ戻し、再び運転中ランプ41cを消灯するとともに運転可能ランプ41dを点灯した上で、ステップ118,120の判定処理を繰り返し実行してメインスイッチ41a又は洗浄スイッチ41bがオン操作されるのを待つ。
【0026】
上記繰り返し実行中、洗浄室10内に新たに食器が収容されて再び洗浄スイッチ41bがオン操作されると、電気制御回路40はステップ120における判定のもとに再び上記ステップ122〜128の処理を実行して食器の洗浄処理を行う。一方、上記ステップ118,120の判定処理の繰り返し実行中、全ての食器の洗浄処理が完了してメインスイッチ41aがオン操作されると、電気制御回路40はステップ118における判定のもとにプログラムをステップ130へ進めて給湯管34及び給湯バルブ35の異常判定を開始する。
【0027】
この場合、電気制御回路40は、ステップ130にて運転中ランプ41cの点滅を開始するとともに運転可能ランプ41dを消灯した上で、ステップ132にて定水位フロートスイッチ36がオン状態であるか否かを判定する。このとき、前記ステップ128のすすぎポンプ32の作動時に図4のタイマインタラプトプログラムの実行により開始されたすすぎ湯タンク30への給湯が完了しておらず、すすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位未満であった場合は、定水位フロートスイッチ36による検出に基づき同ステップ132の判定処理を繰り返し実行してすすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位に達するのを待つ。これにより、後のステップ138におけるすすぎポンプ32の作動時にすすぎポンプ32が空運転することを回避するようにしている。
【0028】
上記繰り返し実行中、図4のタイマインタラプトプログラムの実行により開始されたすすぎ湯タンク30への給湯が完了してすすぎ湯タンク30が前記所定水位まで満たされると、電気制御回路40は定水位フロートスイッチ36による検出に基づきプログラムをステップ136以降へ進める。ステップ136においては、フラグFLG1をすすぎ湯タンク30への給湯を禁止する値“1”に設定する。これにより、以後、図4のタイマインタラプトプログラムにおいてはステップ202における判定に基づきステップ204〜208の処理が回避されて給湯バルブ35の開閉制御が禁止されることとなり、すすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位未満となってもすすぎ湯タンク30への給湯が開始されないようになる。
【0029】
上記フラグFLG1の設定後、電気制御回路40は、ステップ138にて、所定時間だけすすぎポンプ32を作動させてすすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給する。この場合、すすぎポンプ32を作動させる時間はすすぎ湯タンク30内が空とならない程度に十分に長く設定されており、同すすぎポンプ32の作動によってすすぎ湯タンク30内の水位は確実に前記所定水位未満まで低下する。
【0030】
上記すすぎポンプ32の作動終了後、電気制御回路40は、ステップ140にて各ランプ41c,41dを共に消灯した上で、プログラムを戻して再びステップ104,106の判定処理を繰り返し実行する。このとき、給湯管34及び給湯バルブ35が正常な状態であれば、前記ステップ136におけるフラグFLG1の設定によりすすぎ湯タンク30への給湯は禁止されているため、すすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位に達することはない。この場合、電気制御回路40は各「NO」との判定のもとにステップ104,106の判定処理を繰り返し実行し、メインスイッチ41aが再びオン操作されるのを待ち続ける。
【0031】
一方、給湯管34及び給湯バルブ35に漏水、故障などの異常が発生して、すすぎ湯タンク30への給湯が停止できなくなっていた場合、上記ステップ104,106の判定処理の繰り返し実行中、前記ステップ136におけるフラグFLG1の設定によりすすぎ湯タンク30への給湯制御が禁止されているにもかかわらず、すすぎ湯タンク30内の水位は前記所定水位に達することになる。このとき、電気制御回路40は、ステップ104における「YES」との判定のもとにステップ142にて異常ランプ41eにより上記異常を報知した上で、ステップ144にてこのプログラムの実行を終了して以後の各ポンプ23,32の作動を禁止し上記食器の洗浄処理を強制的に禁止する。
【0032】
上述のように、上記実施形態においては、洗浄終了後にメインスイッチ41aがオン操作されたとき、ステップ136にてすすぎ湯タンク30への給湯制御を禁止した上でステップ138にてすすぎポンプ32を所定時間だけ作動させることにより、すすぎ湯タンク30内の水位を一旦所定水位未満にする。その上で、上記給湯制御を禁止した状態を保ちながらステップ106にてすすぎ湯タンク30内の水位が前記所定水位に達したか否かを判定することによって給湯管34及び給湯バルブ35に異常が発生したか否かを判定するようにしているため、すすぎ湯タンク30内の水位が異常な高水位となったことを別途検出する必要なく、定水位フロートスイッチ36により単にすすぎ水タンク30内が所定水位に達しているか否かを検出するだけで給湯管34及び給湯バルブ35の異常を判定できるようになっている。したがって、装置を簡単かつ安価に構成した上で、的確に給水手段の異常を判定することができる。
【0033】
また、上記給湯制御の禁止の開始(ステップ136)及び同禁止開始後の異常判定のためのすすぎポンプ32の作動制御(ステップ138)、並びに同禁止の解除(ステップ110)は、それぞれメインスイッチ41aのオン操作によって指示できるようになっている。これにより、洗浄処理の進行に応じてすすぎ湯タンク30への給水の許容及び禁止を指示できることになるため、当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【0034】
また、上記ステップ106における異常有りとの判定時には、ステップ142にて異常ランプ41eにより同異常が報知されるようになっている。これにより異常に対して迅速に対処できるようになっており、当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【0035】
b.第2の実施形態
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。同実施形態は、上記第1の実施形態に係る食器洗浄機において、すすぎ湯タンク30に対する給湯制御の終了を指示するための常開スイッチである終了スイッチ41f(図2にて二点鎖線により図示)を別途新たに設けたものである。
【0036】
同実施形態においては、電気制御回路40は図3に代えて図5に示したフローチャートに対応したプログラムを実行する。電気制御回路40は、ステップ102におけるフラグFLG1の設定後、ステップ302にてフラグFLG2の値を“0”に設定する。フラグFLG2は、値“1”にて当該食器洗浄機が異常判定中であることを表すものである。
【0037】
上記設定後、電気制御回路40は、ステップ104にてメインスイッチ41aがオン操作されたか否かを判定し、ステップ304にてフラグFLG2の値が“1”であるか否かを判定する。このとき、最初は上記ステップ302にてフラグFLG2が値“0”に設定されているため、電気制御回路40は各「NO」との判定のもとに前記ステップ106の判定処理を実行することなく、ステップ104,304の判定処理のみを繰り返し実行してメインスイッチ41aがオン操作されるのを待つ。
【0038】
上記繰り返し実行中、メインスイッチ41aがオン操作されると、電気制御回路40は前記同様のステップ108〜116の処理を実行して食器の洗浄処理を準備する。そして、ステップ118,306,120の判定処理を繰り返し実行して、メインスイッチ41a、洗浄スイッチ41b、又は終了スイッチ41fがオン操作されるのを待つ。このとき、洗浄スイッチ41bがオン操作されると、電気制御回路40は前記同様のステップ122〜128を実行して食器を洗浄する。
【0039】
一方、上記ステップ118,306,120の繰り返し実行中、メインスイッチ41aがオン操作された場合、電気制御回路40はステップ118における判定のもとにプログラムをステップ308以降へ進める。ステップ308においては、各ランプ41c,41dを共に消灯する。ステップ310においては、フラグFLG1をすすぎ湯タンク30への給湯を禁止する値“1”に設定し、ステップ312においては、給湯バルブ35を閉じる。これにより、以後、図4のステップ202における判定に基づきステップ204〜208の処理が回避されて給湯バルブ32の開閉制御が禁止されることとなり、水位に関わらずすすぎ湯タンク30内への給水が強制的に終了することになる。
【0040】
ステップ314においては、フラグFLG2の値を“0”に設定する。同設定後、電気制御回路40はプログラムを戻して、再びステップ104,304の判定処理を繰り返し実行してメインスイッチ41aがオン操作されるのを待つ。
【0041】
一方、上記ステップ118,306,120の繰り返し実行中、終了スイッチ41fがオン操作されると、電気制御回路40はステップ306における判定のもとにプログラムをステップ316以降へ進める。ステップ316においては、フラグFLG2を当該食器洗浄機が異常判定中であることを表す値“1”に設定する。
【0042】
上記設定後、電気制御回路40は前記同様のステップ130〜140を実行してすすぎ湯タンク30内の水位を前記所定水位未満まで低下させる。なお、このときすすぎ湯タンク30からすすぎポンプ32によりすすぎノズル13,14に供給されたすすぎ湯は、洗浄室10内からフィルタ21を介して洗浄水タンク20内に流れ込んで洗浄水タンク20内を洗浄する。同処理後、電気制御回路40はプログラムをステップ104へ戻すが、このときは上記ステップ308にてフラグFLG2が値“1”に設定されているため、電気制御回路40はステップ304の実行時に「YES」と判定してプログラムをステップ106へ進めることになる。したがって、以後、電気制御回路40は、ステップ104,304,106の判定処理を繰り返し実行して、前記同様にステップ106にて定水位フロートスイッチ36がオン状態となったか否かすなわち給水管34又は給水バルブ35に異常が発生したか否かを判定し続け、異常有りとの判定時にはプログラムを142以降へ進めて異常ランプ41eにより上記異常を報知するとともに各ポンプ23,32の作動を禁止し上記食器の洗浄処理を強制的に禁止する。
【0043】
上述のように、上記実施形態においては、メインスイッチ41aによって、すすぎポンプ35を作動させないように給湯制御の禁止の開始(ステップ310)を指示するとともに同禁止の解除(ステップ110)を指示することができ、終了スイッチ41fによって給湯制御の禁止の開始(ステップ136)及び同開始後の異常判定のためのすすぎポンプ32の作動制御(ステップ138)を指示できるようになっている。したがって、洗浄処理の進行に応じてすすぎ湯タンク30への給水の許容及び禁止を指示でき、しかも同給水の禁止を指示する場合には同禁止の開始後にすすぎポンプ35を作動させるか否かをそれぞれ異なるスイッチ41a,41fにより選択的に指示できることになるため、当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【0044】
なお、上記各実施形態においては、異常を異常ランプ41eのみにより視覚的に報知するようにしたが、これに代えて、又はこれに加えて、同異常を聴覚的に報知する警報器を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る食器洗浄機の全体を示す概略図である。
【図2】前記製氷機の電気制御部を示すブロック図である。
【図3】図2の電気制御回路にて実行されるメインプログラムに対応したフローチャートである。
【図4】前記電気制御回路にて実行されるタイマインタラプトプログラムに対応したフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係り、図2の電気制御回路にて実行されるメインプログラムに対応したフローチャートである。
【符号の説明】
10…洗浄室、13,14…すすぎノズル、20…洗浄水タンク、30…すすぎ湯タンク、32…すすぎポンプ、34…給湯管、35…給湯バルブ、36…定水位フロートスイッチ、40…電気制御回路、41a…メインスイッチ、41e…異常ランプ、41f…終了スイッチ。
Claims (4)
- 食器を収容する洗浄室と、
前記洗浄室内に収容した食器をすすぐためのすすぎ水を貯えるすすぎ水タンクと、
前記すすぎ水タンク内のすすぎ水を前記洗浄室内に配設されてすすぎ水を噴射するすすぎノズルに供給するすすぎ水供給手段と、
前記すすぎ水タンク内にすすぎ水を供給する給水手段と、
前記すすぎ水タンク内の水位を検出するすすぎ水位検出手段と、
前記すすぎ水位検出手段による検出に基づき前記給水手段を制御して前記すすぎ水タンク内の水位を所定水位に保つ給水制御手段とを備えた食器洗浄機において、
前記給水制御手段による給水制御を禁止して前記給水手段による前記すすぎ水タンク内へのすすぎ水の供給を禁止する給水禁止手段と、
前記給水禁止手段による給水制御の禁止中に前記すすぎ水供給手段を制御して所定時間だけ前記すすぎ水タンク内のすすぎ水を前記すすぎノズルに供給することにより前記すすぎ水タンク内の水位を前記所定水位未満まで低下させる禁止中供給制御手段と、
前記給水禁止手段による給水制御の禁止中であって前記禁止中供給制御手段の制御下にて前記すすぎ水供給手段によるすすぎ水の供給が終了した後、前記すすぎ水位検出手段による検出を監視して、前記すすぎ水タンク内の水位が前記所定水位以上となった場合に前記給水手段に異常が発生したと判定する給水異常判定手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記請求項1に記載の食器洗浄機において、
前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始及び同禁止開始後の前記禁止中供給制御手段による前記すすぎ水供給手段の制御の実行並びに前記禁止の解除を指示するための指示手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記請求項1に記載の食器洗浄機において、
前記禁止中供給制御手段に前記すすぎ水供給手段の制御を実行させないように前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始を指示するとともに、前記禁止の解除を指示するための第1指示手段と、
前記給水禁止手段による給水制御の禁止の開始及び同禁止の開始後の前記禁止中供給制御手段による前記すすぎ水供給手段の制御の実行を指示するための第2指示手段とを設けたことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記請求項1乃至請求項3のうちのいずれかに記載の食器洗浄機において、
前記給水異常判定手段が前記給水手段に異常ありと判定したとき同異常を報知する異常報知手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
Priority Applications (1)
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JP2002211035A JP2004049538A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | 食器洗浄機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009165578A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 食器洗浄機 |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002211035A patent/JP2004049538A/ja active Pending
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