JP2003318550A - 積層配線基板とこれを用いた多層配線組立およびそれらの製造方法 - Google Patents
積層配線基板とこれを用いた多層配線組立およびそれらの製造方法Info
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Abstract
信頼性およびスルーホール接続信頼性が高く高密度実装
が可能な積層配線基板および多層配線組立を得る。 【解決手段】 芯材1として炭素成形体に溶融アルミニ
ウムを含浸させた低熱膨張で熱放散性に優れたカーボン
アルミニウムを用い、この芯材1上にポリマーコート
2、高耐熱/低熱膨張の孔部充填用樹脂3および接着用
プリプレグ4を介して第1配線層5を配置し積層配線基
板10を得た。片面配線層の積層配線基板10を2枚準
備し、各第1配線層5が互いに対向するようにしてそれ
ら2枚の間に両面銅張積層板6および接着用プリプレグ
4を交互に配置し、さらに積層配線基板10の外層に銅
箔よりなる第3配線層9を配置することにより、熱放散
性に優れ、表面実装部品とのはんだ接合信頼性およびス
ルーホール接続信頼性が高く高密度実装が可能なカーボ
ンアルミニウム多層プリント配線板100が得られた。
Description
度実装が可能な積層配線基板とこれを用いた多層配線組
立およびそれらの製造方法に関するものである。
の要求に伴い、実装部品は多ピン化の傾向にあり、CB
GA(Ceramic Ball Grid Array)、FBGA(Fine pi
tch Ball Grid Array)等において実装部品が搭載され
る積層配線基板および多層配線組立は、その性能および
接続信頼性において重要な役割を担っている。積層配線
基板としては、有機絶縁材料を芯材とするもの、セラミ
ックなどの無機絶縁材料を芯材とするもの、および金属
材料を芯材とする金属芯基板が知られている。金属芯基
板は、貫通孔を有する金属芯材の両側に絶縁層を有し、
さらにその外側に配線層を有するものであり、熱放散性
や機械的強度に優れている。軽量で機械的強度や放熱性
に優れていることからアルミニウム(Al)が金属芯材
として広く用いられている。従来の金属芯基板は、アル
ミニウム芯材にスルーホール径より大きい下穴の貫通穴
を開け、孔埋め樹脂との密着力を付与する為、表面をバ
フ研磨等の物理的な方法により粗化したり、あるいは硫
酸アルマイト処理を施した後、その両面にガラス織布に
樹脂が含浸されたプリプレグを絶縁層として重ね合わ
せ、さらにその表面に銅箔等の導体層を重ね合わせて加
熱加圧成形し、プリプレグシートの樹脂を金属孔部に充
填して硬化させることにより埋設成形される。以降は、
一般のプリント配線板の製造工程と同様の工程を経て製
造される。このようにして製造された金属芯基板は、一
般のガラスエポキシ多層プリント配線板と比較すると、
基板の機械的強度および弾性率が極めて高いため寸法安
定性に優れ、重量部品の搭載に十分に耐え得る。また、
熱伝導率が230w/mkと大きいため熱放散性に優れて
おり、熱を大量に発生する電子回路を搭載する際に用い
られる。
接着力を強化するために、例えば特開平6−15208
9号公報では、図13に示すような金属芯基板構造が提
案されている。すなわち、アルミニウムよりなる金属芯
材20上に、この金属芯材20を保護するための保護用
金属めっき層であるニッケル層21、さらに接着力強化
用金属酸化物層である黒化処理された銅層22を介し
て、有機絶縁層であるエポキシプリプレグ層23を形成
した構造である。なお、図中、24はエポキシプリプレ
グ層23上に形成された銅配線層、25は銅配線層24
上に形成され銅配線層24の酸化を防止するはんだ層、
26はエポキシプリプレグ上23上に形成されたソルダ
ーレジスト層、27はスルーホールをそれぞれ示してい
る。
アルミニウム芯材を用いた金属芯基板では、アルミニウ
ムの熱膨張係数が24ppm/℃と大きいが、基板上に搭
載されるシリコン半導体素子またはセラミックスからな
る電子回路は熱膨張率が小さい。また、金属芯基板は高
弾性率であるため、熱膨張率の異なる材料を接合する場
合、接合面に大きな熱応力がかかる。このため、プリン
ト配線板の信頼性試験規格MIL(Military Specifica
tions and Standards)の冷熱衝撃試験(−65℃の低温
下に15分間、125℃の高温下に15分間放置する操
作を1サイクルとする)を実施すると、金属芯基板と表
面実装部品のはんだ接合部にストレスを生じ、基板のパ
ットとはんだ間、または実装部品とはんだ間にクラック
が生じるという問題があった。例えば、熱膨張係数が7
ppm/℃のCBGA表面実装部品をアルミニウムを芯材
とする金属芯基板に実装し、上記の冷熱衝撃試験を実施
した結果、はんだ接合信頼性は22サイクルと非常に低
く、CBGAの金属芯基板への実装は現状ではほとんど
不可能である。また、プラスチック表面実装部品を実装
する場合も同様に、上記の冷熱衝撃試験において、ピン
数の増加に伴い、はんだ接合信頼性が著しく低下するた
め、プラスチック表面実装部品の使用が大幅に限定され
ていた。
基板は、前述の熱膨張係数の不整合、高弾性率であるた
めに生じる熱歪の増加の理由により、アルミニウムと有
機絶縁層、あるいはアルミニウム孔部におけるアルミニ
ウムと充填樹脂との剥離等が発生し、基板の絶縁性低下
を招くという問題があった。特に、金属芯材の厚さが厚
くなると、スルーホールと孔部充填樹脂の剥離が生じた
り、スルーホール部分にバレルクラックが発生し、スル
ーホール接続信頼性が低下するという問題があった。ス
ルーホール部のバレルクラックの改善策として、スルー
ホール内の銅めっきを厚く施すことが有効であるが、銅
めっき厚を増加すると基板重量の増加やファインパター
ンの形成が困難になるという問題が生じる。一方、芯材
としてセラミックスを用いた基板の場合、セラミックス
の熱膨張係数が7ppm/℃と小さい為、急激な熱膨張は
起こらないが、セラミックス材料はドリル加工等の機械
加工性に欠け、基板製造時に直接、貫通穴を明けること
ができず、機械加工時にクラック、破断を生じるという
問題がある。さらに、セラミックスは表面が硬く、有機
絶縁層との密着性向上のための適切な表面処理が施し難
いという問題があった。
提示された構造では、ニッケルの抗張力が3%と低いた
め、製造時のソルダーコート工程の熱ストレスおよびプ
リント配線板の試験規格のJISまたはMILのはんだ
耐熱試験(JIS:はんだ260℃20秒フロート試験
/MIL:はんだ288℃10秒フロート試験)におい
て、熱ストレスによりニッケル層にクラックまたは剥離
を生じるという欠点がある。さらに、金属酸化物層(黒
化処理された銅層)は急激な熱ストレスにおいて、有機
絶縁層との密着力が低下し、部分的に剥離を生じるとい
う欠点がある。また、同様の理由により、金属芯基板の
芯材として銅を用いた金属芯基板においても、熱歪によ
り金属酸化物層と有機絶縁層間に部分的剥離が発生する
という問題点がある。また、熱膨張率の小さなタングス
テン、モリブデンと銅からなる複合材料基板も考案され
ているが、この複合材料基板は重量が大きく加工が難し
いという問題点がある。このように、従来提案されてき
た基板材料は、熱伝導性と熱膨張率両者の条件を満たし
たとしても加工性が良くない等の欠点があり、いずれも
実用性に乏しいものであった。
ためになされたもので、熱放散性に優れ、表面実装部品
とのはんだ接合信頼性およびスルーホール接続信頼性が
高く、高密度実装が可能な積層配線基板とこれを用いた
多層配線組立およびそれらの製造方法を提供することを
目的とする。
基板は、溶融金属を含浸させた炭素成形体からなり相対
する一対の主面を有する平板状の芯材と、この芯材の両
方の主面上に設けられた接着用樹脂層と、少なくとも一
方の接着用樹脂層上に設けられ所定の配線パターンが形
成された配線層とを備えたものである。また、芯材は、
炭素成形体に溶融アルミニウムを含浸させたカーボンア
ルミニウムからなるものである。また、芯材の両方の主
面上には、芯材からの炭素粉末飛散を防止する保護層が
設けられているものである。また、保護層は、エポキシ
樹脂からなるものである。また、保護層は、表面に凹凸
処理が施された銅めっき層からなるものである。さら
に、接着用樹脂層は、低熱膨張の接着用プリプレグから
なるものである。また、芯材は、スルーホール形成用の
貫通孔を有し、この貫通孔内面上に保護層および孔部充
填用樹脂層を介して銅めっき層が形成されているもので
ある。
融金属を含浸させた炭素成形体からなり相対する一対の
主面を有する平板状の芯材と、この芯材の各主面上にそ
れぞれ形成された接着用樹脂層と、芯材の両主面側また
は一方の主面側の接着用樹脂層上に形成された所定の配
線パターンの第1配線層とを有する少なくとも1枚の積
層配線基板を用いた多層配線組立であって、積層配線基
板の少なくとも一方の主面側に配置され片面または両面
に所定の配線パターンの第2配線層が形成された少なく
とも1枚の銅張積層板と、積層配線基板と銅張積層板間
または銅張積層板相互間に設けられた第2の接着用樹脂
層とを備え、積層配線基板の芯材と銅張積層板を貫通す
るスルーホールを形成し、このスルーホールを介して第
1、第2配線層を電気的に接続したものである。また、
溶融金属を含浸させた炭素成形体からなり相対する一対
の主面を有する平板状の芯材と、この芯材の各主面上に
それぞれ形成された接着用樹脂層と、芯材の両主面側ま
たは一方の主面側の接着用樹脂層上に形成された所定の
配線パターンの第1配線層とを有する少なくとも2枚の
積層配線基板を用い、これら積層配線基板を互いに対向
して配置した多層配線組立であって、各積層配線基板の
間に配置され片面または両面に所定の配線パターンの第
2配線層が形成された少なくとも1枚の銅張積層板と、
積層配線基板と銅張積層板間または銅張積層板相互間に
設けられた第2の接着用樹脂層とを備え、各積層配線基
板の芯材と銅張積層板を貫通するスルーホールを形成
し、このスルーホールを介して第1、第2配線層を電気
的に接続したものである。
方法は、溶融金属を含浸させた炭素成形体からなり相対
する一対の主面を有する平板状の芯材を備え、芯材の少
なくとも一方の主面上に保護層と接着用樹脂層とを介し
て所定の配線パターンを有する配線層が形成された積層
配線基板の製造方法であって、芯材にスルーホール用の
貫通孔を開け、芯材表面に凹凸処理を施す第1の工程、
芯材の両主面および貫通孔内面上に保護層を形成する第
2の工程、芯材の貫通孔内部に孔部充填用樹脂を充填す
る第3の工程、芯材の両主面上に保護層を介して接着用
樹脂層となる接着用プリプレグと銅箔を重ねて加熱加圧
成形する第4の工程、芯材の少なくとも一方の主面上の
銅箔をパターニングして所定の配線パターンを有する配
線層を形成する第5の工程を含んで製造するものであ
る。
てサンドブラスト処理を施すものである。また、第2の
工程において、保護層はパラジウム触媒を用いた無電解
銅めっきにより形成され、この銅めっき層の表面に凹凸
処理としてサンドブラスト処理を施すものである。さら
に、第3の工程において、孔部充填用樹脂として、エポ
キシ樹脂をタルク、シリカおよびマイカのいずれかを含
有するガラスクロスに塗布含浸させた高耐熱/低熱膨張
のエポキシプリプレグを用い、エポキシプリプレグを芯
材の両方の主面上に重ねて真空プレスにて加熱加圧成形
し、貫通孔内部にエポキシ樹脂を充填するものである。
また、第3の工程において、孔部充填用樹脂として、ア
ルミナまたは窒化アルミニウムの粉末が混入された高熱
伝導/低熱膨張のエポキシ樹脂を用い、貫通孔径と同径
の開口部を有するメタルマスクを印刷機に取り付け、ス
クリーン印刷により貫通孔内部にエポキシ樹脂を充填す
るものである。
造方法は、溶融金属を含浸させた炭素成形体からなり相
対する第1、第2の主面を有する平板状の芯材と、この
芯材の第1、第2の主面上にそれぞれ形成された接着用
樹脂層と、芯材の第1の主面側の接着用樹脂層上のみに
形成された所定の配線パターンの第1配線層とを有する
積層配線基板を少なくとも1枚準備する第1の工程と、
所定の配線パターンの第2配線層が形成された銅張積層
板と接着用プリプレグとを交互に所定の枚数重ねて積層
配線基板の第1配線層側に配置し加熱加圧成形する第2
の工程と、積層配線基板の芯材と銅張積層板を貫通する
スルーホールを形成し、スルーホール内面に銅めっきを
施す第3の工程と、積層配線基板の第2の主面側の接着
用樹脂層上に所定の配線パターンを有する第3配線層を
形成する第4の工程を含んで製造するものである。
らなり相対する第1、第2の主面を有する平板状の芯材
と、この芯材の第1、第2の主面上にそれぞれ形成され
た接着用樹脂層と、芯材の第1の主面側の接着用樹脂層
上のみに形成された所定の配線パターンの第1配線層と
を有する積層配線基板を少なくとも2枚準備し、これら
の2枚の積層配線基板を各第1配線層が互いに対向する
ようにして配置する第1の工程と、所定の配線パターン
の第2配線層が形成された銅張積層板と接着用プリプレ
グとを交互に所定の枚数重ねて各積層配線基板の各第1
配線層の間に配置し加熱加圧成形する第2の工程と、積
層配線基板の芯材と銅張積層板を貫通するスルーホール
を形成し、スルーホール内面に銅めっきを施す第3の工
程と、少なくとも一方の積層配線基板の第2の主面側の
接着用樹脂層上に所定の配線パターンを有する第3配線
層を形成する第4の工程を含んで製造するものである。
実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明
の実施の形態1における多層配線組立であるカーボンア
ルミニウム多層プリント配線板を示す断面図、図2は図
1に示すカーボンアルミニウム多層プリント配線板を構
成している積層配線基板を示す断面図である。本実施の
形態における積層配線基板10は、図2に示すように、
その中心にカーボンアルミニウムからなる芯材1が埋め
込まれている。カーボンアルミニウムは、炭素成形体に
溶融アルミニウムを含浸させたもので、軽量、低熱膨張
(熱膨張係数5〜8ppm/℃)、高熱伝導というカーボ
ンとアルミニウムの両方の特長を併せ持っている。ま
た、芯材1は、相対する一対の主面1a、1bとこれら
の主面1a、1bを繋ぐ側面1cとを有する平板状であ
る。さらに、芯材1には、スルーホール径よりも径の大
きいスルーホール用の貫通孔1dが形成されている。こ
の芯材1の全表面上、すなわち両主面1a、1b、側面
1cおよび貫通孔1d内面上は、保護層である厚さ10
〜20μmのポリマーコート2で覆われている。このポ
リマーコート2は、マスキング用エポキシ樹脂よりな
り、孔部充填用樹脂3との接着力強化および芯材1から
の炭素粉末飛散防止の役目を担っている。炭素の黒鉛は
導電性であり、飛散することにより絶縁低下を引き起こ
す可能性があるため、ポリマーコート2により覆う必要
がある。さらに、芯材1の貫通孔1dには孔部充填用樹
脂3が充填され、本実施の形態では芯材1の全表面が孔
部充填用樹脂3にて埋設されている。本実施の形態で
は、孔部充填用樹脂3として、エポキシ樹脂をタルク、
シリカおよびマイカのいずれかを含有するガラスクロス
に塗布含浸させた高耐熱/低熱膨張のエポキシプリプレ
グを用いている。また、孔部充填樹脂3上には、接着用
樹脂層である低熱膨張の接着用プリプレグ4が配置され
ている。さらに、芯材1の少なくとも一方の主面、図2
では主面1b上に、保護層2、孔部充填用樹脂3および
接着用プリプレグ4を介して、銅箔に所定の配線パター
ン5aが形成された配線層5が配置され、片面配線層の
積層配線基板10を構成している。
ミニウム多層プリント配線板100(以下、カーボンア
ルミ多層板100と略す)の構造について図1を用いて
説明する。カーボンアルミ多層板100は、片面配線層
の積層配線基板10(図2)を2枚準備し、各積層配線
基板10の各配線層(第1配線層)5が互いに対向する
ようにして配置し、それら2枚の間に少なくとも1枚の
両面銅張積層板6と、積層配線基板10と両面銅張積層
板6間または両面銅張積層板6相互間を接着する第2の
接着用樹脂層である接着用プリプレグ4を配置したもの
である。なお、本実施の形態では、両面銅張積層板6を
2枚、接着用プリプレグ4を3枚用いているが、これら
の枚数はカーボンアルミ多層板100の用途や目的、基
板厚さおよび重量等の制限に応じて適宜決定すればよ
い。また、銅張積層板は、プリント配線板用基板として
一般的に用いられるもので、フェノール樹脂、ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を合成繊維布
やガラス布等の基材に塗布含浸、乾燥させたプリプレグ
を積み重ね、銅箔を片面あるいは両面に配置してプレス
で加工・加熱して製造されるもので、広く市販されてい
る。本実施の形態では、低熱膨張/高耐熱樹脂からなる
市販の両面銅張積層板にパターニングを行い、積層板6
bの両面に所定の配線層(第2配線層)6aを有する両
面銅張積層板6を形成した。また、カーボンアルミ多層
板100の外層には、銅箔に所定の配線パターン9aが
形成された配線層(第3配線層)9が配置され、両面配
線層のカーボンアルミ多層板100を構成している。さ
らに、カーボンアルミ多層板100には、積層配線基板
10の第1、第3配線層5、9および両面銅張積層板6
の第2配線層6aを電気的に接続するスルーホール7が
設けられており、その内面には銅めっき層8が形成され
ている。なお、芯材1には、スルーホール7部にスルー
ホール径よりも径の大きいスルーホール用の貫通孔1d
が設けられており、この貫通孔1dの内面にポリマーコ
ート2および孔部充填用樹脂3を介してスルーホール7
内面となる銅めっき層8が形成されている。
10を含むカーボンアルミ多層板100の製造方法につ
いて、図3を用いて説明する。まず、図3(a)に示す
ように、カーボンアルミニウムからなる平板状の芯材1
にスルーホール用の貫通孔1dを開ける。芯材1として
は、例えば先端材料(株)製のSZ200またはSZ300を用
い、NC穴開け機で超鋼ドリルを用い、スルーホール径
より大きい指定の孔径に準じ穴開けを行う。次に、ポリ
マーコート2との接着力強化のために芯材1表面に凹凸
処理であるサンドブラスト処理を施し、表面粗さを約2
0μmとする。表面粗さが10μm以下の場合は、接着
力が低下するため好ましくなく、また、サンドブラスト
をかけすぎると貫通孔1d部の欠け、破損を生じるた
め、表面粗さが20μmの状態が適当である。次に、超
音波洗浄を5分行い、芯材1に付着した炭素粉末を除去
する。乾燥器にて130℃で30分間乾燥させ、室温冷
却後、図3(b)に示すように、芯材1の全表面上、す
なわち両方の主面1a、1b、側面1cおよび貫通孔1
d内面上にマスキング用エポキシ樹脂(品名FR−4)
をコーティングして、孔部充填用樹脂3との接着力強化
および芯材1からの炭素粉末飛散防止のための保護層で
ある厚さ10〜20μmのポリマーコート2を形成す
る。ポリマーコート2の厚さは、20μm以上になると
貫通孔1dにポリマーコート樹脂が詰まる可能性があり
好ましくない。また、膜厚内にボイド発生の傾向もあ
り、好ましくない。その後130℃〜140℃の乾燥器
にて1時間硬化させる。この硬化条件ではポリマーコー
ト2がアンダー硬化状態となり、これより高温で硬化し
た場合、成形歪みが大きくなり孔部充填用樹脂3との接
着力が低下するため好ましくない。
の貫通孔1d内部に孔部充填用樹脂3を充填するため
に、芯材1の両主面1a、1b上に孔部充填用のエポキ
シプリプレグ(例えば三菱ガス化製フィラー入りプリプ
レグGEPL−190LOH)と銅箔17を重ね、真空
プレスで180℃の加熱加圧成形を行い、貫通孔1d内
部に孔部充填用樹脂3を充填し硬化する。なお、孔部充
填用樹脂3としては、エポキシ樹脂をタルク、シリカお
よびマイカのいずれかを含有するガラスクロスに塗布含
浸させた高耐熱/低熱膨張のエポキシプリプレグを用い
る。ガラスクロスは、ガラス糸を平織、あや織、しゅす
織等にしたもので、プリント配線板材料や耐熱薄膜絶縁
材料として広く用いられている。また、本実施の形態の
ように、エポキシプリプレグを用いて加熱加圧成形を行
い貫通孔1dに孔部充填用樹脂3を充填する場合には、
貫通孔1d部のみならず、芯材1の主面1a、1dおよ
び側面1c上にも孔部充填用樹脂3が形成され、芯材1
全体が埋設された状態となる。その後、貫通孔1d部の
凹みを平滑化するために、銅箔17をエッチングし、乾
燥器にて130℃で30分間乾燥させ、室温で冷却す
る。
両方の主面1a、1b上にポリマーコート2および孔部
充填用樹脂3を介して低熱膨張の接着用プリプレグ4
(例えば日立化成製679LD)と銅箔5bを重ね合わ
せ、真空プレスで180℃の加熱加圧成形を行う。な
お、これにより貫通孔1d部は平滑化され、凹みは10
μm以下となる。さらに、マスクフィルムの位置合わせ
の為のフィルム合せ穴(図示せず)をNC穴明け機にて
形成する。その後、バブ研磨または化学研磨を行った両
側の銅箔5b表面をレジスト(例えばデュポンMRC製
38μmドライフィルムレジスト)でラミネートする。
カーボンアルミ多層板100の内層側となる主面1b側
の銅箔5bには、所定のネガマスクフィルムを先のフィ
ルム位置合わせ穴にて位置合わせし露光する。また、外
層側となる主面1a側の銅箔5bには透明フィルムを載
せ全面露光をする。その後、現像、銅エッチングを行
い、所定の配線パターン5aを有する第1配線層5を片
側のみに形成する。以上の工程により、図2に示す片面
配線層の積層配線基板10が得られる。
の積層配線基板10を2枚準備し、これらの2枚の積層
配線基板10の各第1配線層5が互いに対向するように
して配置する。これら2枚の積層配線基板10の間に低
熱膨張の両面銅張積層板6と接着用プリプレグ4を交互
に所定の枚数重ねて金型に設置した後、基準穴とピンで
位置決めし、さらに積層配線基板10の両方の外層側に
銅箔を重ね、真空プレスで180℃の加熱加圧成形を行
う。なお、2枚の積層配線基板10としては、必要とさ
れる強度や全体としての基板の厚さに制限がある場合、
それらを考慮して芯材1の厚さの異なるものを用いても
よい。例えば図1では、芯材1の厚さが1.0mmのもの
(上側)と0.8mmのもの(下側)を用いている。両面
銅張積層板6(例えば日立化成製679LD)には、バ
ブ研磨または化学研磨を実施した後、前述の38μmド
ライフィルムレジストでラミネートし、所定のマスクフ
ィルムを合せ、露光、現像、銅エッチングを行い、積層
板6bの両面に所定の配線パターンの第2配線層6aが
形成されている。なお、本実施の形態では両面銅張積層
板6を用いているが、場合によっては片面のみに配線パ
ターンが形成された片面銅張積層板を用いてもよい。ま
た、接着用プリプレグ4としては、芯材埋設成形体10
に用いたものと同じ低熱膨張の接着用プリプレグ(例え
ば日立化成製679LD)が用いられる。次に、貫通孔
1dの中心部に、NC穴開け機で貫通孔1dより小径の
スルーホール用貫通孔を開けスルーホール7を形成し、
スルーホール7内面に銅めっきを施す。最後に、積層配
線基板10の外層に配置された銅箔を研磨後、ドライフ
ィルムレジストをラミネートし、マスクフィルムを位置
合わせして露光、現像、銅エッチングによるパターニン
グを行い所定の配線パターン9aを有する第3配線層9
を形成する。以上の工程を経て、図1に示すカーボンア
ルミ多層板100が完成する。
膨張(熱膨張係数5〜8ppm/℃)で高熱伝導のカーボ
ンアルミニウムを用いたことにより、低熱膨張で熱放散
性に優れた積層配線基板10およびカーボンアルミ多層
板100が得られる。なお、一般の多層プリント配線板
の熱膨張係数は15〜17ppm、従来の金属芯基板の芯
材として広く用いられているアルミニウムの熱膨張係数
は24ppmである。本実施の形態にて製造されたカーボ
ンアルミ多層板100と、従来のアルミニウムを芯材と
する金属芯基板に、それぞれセラミック表面実装部品の
304ピンCBGAおよびプラスチック表面実装部品の
352ピンPBGAを実装し、プリント配線板試験規格
の冷熱衝撃試験(−65℃の低温下に15分間、125
℃の高温下に15分間放置する操作を1サイクルとす
る)を実施し導通抵抗の連続測定を行った。その結果、
従来の金属芯基板に実装されたCBGAのはんだ接合部
は22サイクルで破断し、はんだ接合信頼性が非常に低
いことが明らかになった。一方、本実施の形態によるカ
ーボンアルミ多層板100に実装されたCBGAおよび
PBGAは1000サイクル後でも導通抵抗に異常はな
く、表面実装部品のはんだ接合信頼性が極めて高いこと
が検証された。また、本実施の形態におけるカーボンア
ルミ多層板100は、孔部充填用樹脂3として、エポキ
シ樹脂をタルク、シリカおよびマイカのいずれかを含有
するガラスクロスに塗布含浸させた高耐熱/低熱膨張の
エポキシプリプレグを用いているので、低熱膨張で強度
に優れており、高いスルーホール接続信頼性が得られ
た。
ーボンアルミニウムを埋設成形しているため、複合材と
なり、カーボンアルミニウムの強度強化が図られる。さ
らに、芯材1であるカーボンアルミニウム表面に凹凸処
理としてサンドブラスト処理を施すことにより、芯材1
を適度な表面粗さに加工することが容易かつ低コストで
行え、ポリマーコート2との接着力が強化される。例え
ば、引張試験機で接着強度を測定した結果、未処理の場
合100g/cmであるのに対し、処理品は700g/cmで
あり、接着強度の大幅な向上が得られた。また、芯材1
をポリマーコート2でコーティングすることにより、芯
材1からの炭素粉末飛散による絶縁性低下を防止すると
ともに孔部充填用樹脂3との接着力が強化される。これ
により、積層配線基板10の熱膨張係数がカーボンアル
ミニウムの熱膨張係数に近づくため、基板全体としての
低熱膨張化が図られる。また、2枚の積層配線基板10
の間に両面銅張積層板6と接着用プリプレグ4を挟み込
むように配置して多層化することにより、全体としての
熱膨張係数が積層配線基板10の熱膨張係数に近づいて
整合化され熱歪みの少ないカーボンアルミ多層板100
が得られる。さらに、機械的強度が増し、クラックが発
生し難く耐振動性も向上する。また、第6の工程におけ
る加熱加圧成形の際に積層配線基板10の外層に配置さ
れた銅箔をパターニングして配線層9を得ることによ
り、後述の実施の形態5に記す銅めっきにより配線層を
得る方法よりも工程が簡略であり、製造コストの低いカ
ーボンアルミ多層板100が得られる。
枚の積層配線基板10の間に所定枚数の両面銅張積層板
6を配置し、積層配線基板10と両面銅張積層板6間ま
たは両面銅張積層板6相互間を接着用プリプレグ4で接
着したカーボンアルミ多層板100(図1)を示した。
しかしながら、積層配線基板10、両面銅張積層板6の
配置の組み合わせはこれに限定されるものではなく、他
にも様々なものが考えられる。本実施の形態では、1枚
の積層配線基板10を用い、その片側に少なくとも1枚
の銅張積層板を重ねて配置し、積層配線基板と銅張積層
板間または銅張積層板相互間を接着用プリプレグで接着
したカーボンアルミ多層板(図示せず)について説明す
る。本実施の形態におけるカーボンアルミ多層板の製造
方法について簡単に説明する。なお、積層配線基板の製
造方法については、前記実施の形態1と同様であるので
省略する。片面配線層の積層配線基板を1枚準備し、こ
の積層配線基板の第1配線層側に低熱膨張の接着用プリ
プレグと第2配線層を有する両面銅張積層板を交互に所
定の枚数重ね最上層に接着用プリプレグを配置して金型
に設置した後、基準穴とピンで位置決めし、さらに積層
配線基板の外層側および最上層の接着用プリプレグの外
層側に銅箔を重ね、真空プレスで180℃の加熱加圧成
形を行う。次に、貫通孔の中心部に、NC穴開け機で貫
通孔より小径のスルーホール用貫通孔を開けスルーホー
ルを形成し、スルーホール内面に銅めっきを施す。最後
に、外層に配置された銅箔を研磨後、ドライフィルムレ
ジストをラミネートし、マスクフィルムを位置合わせし
て露光、現像、銅エッチングによるパターニングを行い
所定の配線パターンを有する第3配線層を形成する。以
上の工程を経て、1枚の積層配線基板と所定枚数の両面
銅張積層板が重ね合わされたカーボンアルミ多層板が完
成する。本実施の形態によれば、低熱膨張で熱放散性に
優れ、前記実施の形態1よりも薄型のカーボンアルミ多
層板が容易に得られる。なお、本実施の形態では、積層
配線板の片面のみに銅張積層板を配置したが両面に配置
することも可能である。
カーボンアルミ多層板100の製造方法の第2の工程に
おいて、カーボンアルミニウムよりなる芯材1の全表面
上に、保護層としてマスキング用エポキシ樹脂をコーテ
ィングし、厚さ10〜20μmのポリマーコート2を形
成した(図3(b))。本実施の形態では、芯材1の保
護層として、ポリマーコート2の代わりに、パラジウム
を触媒とした無電解銅めっきにより、厚さ10〜20μ
mの銅めっき層11を形成した(図4)。さらに、銅め
っき層11表面に凹凸処理であるサンドブラスト処理を
施すことにより、銅めっき層11を適度な表面粗さに加
工した。一般に、銅めっき層11の下地めっきとしてニ
ッケルめっきを施すことが考えられるが、ニッケルめっ
きは抗張力が3%と低い為、プリント配線板の製造工程
(ソルダーコート時)や、はんだ耐熱試験において、熱
ストレスによりクラックが発生することがあり好ましく
ない。よって、本実施の形態ではニッケルめっきは施さ
ない。一方、銅の抗張力は15%あり、上記のプリント
配線板製造工程およびはんだ耐熱試験においてクラック
等の問題は生じない。なお、その他の構造および製造工
程については前記実施の形態1と同様であるため説明を
省略する。本実施の形態によれば、芯材1の保護層とし
て銅めっき層11を採用することにより、芯材1からの
炭素粉末飛散防止および芯材1の強度強化が図られる。
さらに、銅めっき層11表面にサンドブラスト処理を施
すことにより、銅めっき層11を適度な表面粗さに加工
することが容易に且つ低コストで行え、孔部充填用樹脂
3との接着力強化が図られる。また、銅めっき層11が
導電性であることから、芯材1であるカーボンアルミニ
ウムへの電気的接続が可能となる。
態4における積層配線基板の製造方法を示す断面図であ
る。図中、同一、相当部分には同一符号を付している。
本実施の形態における積層配線基板10aの製造方法に
ついて、図5を用いて説明する。なお、芯材1にスルー
ホール用の貫通孔を開け、芯材1表面に凹凸処理を施し
た後、芯材1の両主面1a、1bおよび貫通孔1d内面
上に保護層を形成する工程までは前記実施の形態1と同
様であるため説明を省略する。芯材1の保護層として
は、ポリマーコート2または銅めっき層11のどちらを
用いてもよい。まず、孔部充填用樹脂3aとして、アル
ミナまたは窒化アルミニウムの粉末(あるいは粉砕品)
が混入された高熱伝導/低熱膨張のエポキシ樹脂を用意
する。続いて、貫通孔1d形成後、表面処理が施された
カーボンアルミニウムよりなる芯材1を離型フィルム1
2の上に設置する。また、貫通孔1d径と同径の開口部
13aを有するメタルマスク13を印刷機(図示せず)
に取り付ける(図5(a))。次に、スクリーン印刷に
より貫通孔1d内部に孔部充填用樹脂3aを充填する
(図5(b))。その後、芯材1の両主面1a、1b上
に保護層2(または11)を介して低熱膨張の接着用プ
リプレグ4(例えば日立化成製679LD)と銅箔5b
を重ねて真空プレスで180℃の加熱加圧成形を行う
(図5(c))。その後の工程については、前記実施の
形態1と同様であるため説明を省略する。
ク13の代わりにテトロン製版を使用すると、印刷後、
製版を引き離す際に、芯材1の貫通孔1dに充填されて
いた孔部埋設用樹脂3aが製版に再度付着し、貫通孔1
dから除去されてしまうため好ましくない。また、孔部
充填用樹脂3aとしてアルミナまたは窒化アルミニウム
の粉末(あるいは粉砕品)を重量比で80〜90%含有
するワニスを調整して用いるが、これらの含有比率が低
いと熱伝導性が低くなるため好ましくない。また、孔部
充填用樹脂3aの粘度は500〜1000ポイズが適当
であり、これより粘度が低いと芯材1の貫通孔1dから
流れ出てしまい、これより粘度が高いと貫通孔1d内部
に充填塗布できない。また、メタルマスク13の開口部
13aの径は芯材1の貫通孔1dの径と同径にすること
が望ましい。メタルマスク13の開口部13a径が小さ
いと貫通孔1dに孔部充填用樹脂3aが十分に充填でき
ない。一方、開口部13a径が貫通孔1dの径より大き
い場合は、孔部充填用樹脂3aが芯材1の主面1a側の
表面に付着してしまうため、好ましくない。本実施の形
態において得られる積層配線基板10a(図5(c))
は、孔部充填用樹脂3aをメタルマスク13を用いたス
クリーン印刷により貫通孔1d内部のみに充填している
ため、前記実施の形態1で得られる積層配線基板10
(図3(d))と比較して板厚の薄型化が図られる。こ
のため、基板製造工程時における銅めっき付きまわり性
が向上する。また孔部充填用樹脂3aとして高熱伝導樹
脂を用いているため熱伝導性、熱放散性に優れている。
ーボンアルミ多層板100の外層の第3配線層9は銅箔
より形成されていた。本実施の形態では、外層の第3配
線層18をスルーホール7内面と同様に銅めっきにより
形成するものである。スルーホール接続信頼性を確保す
るためにはスルーホール7内面の銅めっきは十分な厚み
が必要であるが、一方、外層の配線パターンのファイン
化のためには、第3配線層18の銅めっきは薄い方が望
ましい。また、カーボンアルミ多層板100の基板厚は
3〜4mmと厚く、スルーホール7内面への銅めっき付き
まわり性が悪いため、特に十分な銅めっきを施す必要が
ある。そこで、本実施の形態では、まずスルーホール7
内面のみに銅めっきを施し、その後、外層の第3配線層
18を必要最小限のめっき厚で形成することにより、外
層の配線パターンのファイン化を実現するものである。
配線板100aの製造方法を図6〜図12を用いて説明
する。図6〜図11において、それぞれ(a)は各製造
工程におけるカーボンアルミ多層板100aの一部を示
す上面図、(b)は(a)中のB−Bで切断した部分断
面図である。なお、図中、14aはカーボンアルミ多層
板100aとして有効な基板製造加工領域、14bは製
造の過程で切断される捨て板領域を示している。まず、
前記実施の形態1で説明したものと同様な片面配線層の
積層配線基板を2枚準備し、各配線層(第1配線層)が
互いに対向するようにして配置する。これら2枚の積層
配線基板の間に、第2配線層を有する低熱膨張の両面銅
張積層板と接着用プリプレグを交互に所定の枚数重ねて
金型に設置して位置決めし、真空プレスで180℃の加
熱加圧成形を行う。前記実施の形態1と異なるのは、積
層配線基板の外層側に銅箔を重ねていないことである。
なお、図6〜図11では省略しているが、芯材1表面に
はポリマーコートまたは銅めっき層からなる保護層が形
成されている。また、孔部充填用樹脂としては、前記実
施の形態1で用いられたエポキシプリプレグまたは前記
実施の形態4で用いられたエポキシ樹脂のどちらを用い
てもよい。
層板100aにスルーホール用貫通孔7aを開けた後、
下地形成のために薄付けのパネル銅めっきを施し、全体
に薄い銅めっき層(図示せず)を形成する(図6)。表
面を研磨後、基板両面に50μmドライフィルムレジス
ト15をラミネートし、マスクフィルム(図示せず)と
してスルーホール用貫通孔7a部と捨て板領域14bに
開口部を有するポジフィルムを使用し、ドライフィルム
レジスト15を露光、現像する(図7)。次に、スルー
ホール銅めっきを施し、スルーホール7内面に銅めっき
層16を形成し、同時に捨て板領域14bにも銅めっき
層16bを形成する(図8)。その後、ドライフィルム
レジスト15を剥離工程にて除去する(図9)。続い
て、薄付けの銅めっきを施し、基板製造加工領域14a
およびスルーホール7入り口部を銅めっきで被う。これ
により、導体層となる銅めっき層16aが形成される
(図10)。最後に、捨て板領域14bを切断除去する
(図11)。その後、基板両面の基板製造加工領域14
aに形成された銅めっき層16a上にドライフィルムレ
ジストをラミネートし、マスクフィルム(図示せず)を
位置合わせして露光、現像、銅エッチングによるパター
ニングを行い所定の配線パターンを形成することによ
り、両側の外層に銅めっき層16aよりなる第3配線層
18を有するカーボンアルミ多層板100aが完成する
(図12)。
ール用貫通孔7a内面のみにスルーホール銅めっきを施
すようにすると、銅めっき面積が極度に少ないため、銅
めっき時に電流集中が起こり、銅めっき焼けを生じると
いう問題が発生する。この銅めっき焼けを防止するため
に、本実施の形態では、基板製造加工領域14a外の捨
て板領域14bにも銅めっきを施した。これにより、銅
めっき焼けが発生せず、良好な銅めっき層16が得られ
た。また、スルーホール銅めっきを施す際に用いられる
マスクフィルムの開口部径は、スルーホール径と同径に
することが望ましい。スルーホール径より大きい場合、
スルーホール7以外に銅めっきが析出し、スルーホール
径より小さい場合、銅めっきの析出効率が低下するた
め、いずれも好ましくない。本実施の形態にて製造され
たカーボンアルミ多層板100aに前述のプリント配線
板規格の冷熱衝撃試験を実施した結果、1000サイク
ル後においても異常が発生しなかった。以上のことか
ら、本実施の形態においても、表面実装部品とのはんだ
接合信頼性、スルーホール接続信頼性が高く、さらに薄
付けの銅めっき層16aからなる配線層18を有するた
め配線パターンのファイン化が図られ、高密度実装が可
能なカーボンアルミ多層板100aが得られる。
して溶融金属を含浸させた炭素成形体を用いたので、従
来の金属芯よりも低熱膨張であり、表面実装部品との熱
膨張係数の不整合により生じる熱歪みが小さく、表面実
装部品とのはんだ接合信頼性、熱放散性およびスルーホ
ール接続信頼性に優れ、高密度実装が可能な積層配線基
板が得られる。
ウムを含浸させたカーボンアルミニウムからなり、軽
量、低熱膨張(熱膨張係数5〜8ppm/℃)、高熱伝導
というカーボンとアルミニウムの両方の特長を併せ持つ
もので、積層配線基板の芯材として非常に適している。
末飛散を防止する保護層を設けることにより積層配線基
板の絶縁性が保たれ、また芯材、接着用樹脂層および孔
部充填用樹脂層との接着力の向上が図られる。
め、芯材、接着用樹脂層および孔部充填用樹脂層との接
着性が良く、また、簡単な工程で形成できる。
た銅めっき層からなるため、芯材の強度強化が図られ、
さらに凹凸処理により接着用樹脂層および孔部充填用樹
脂層との接着力が向上する。また、銅めっき層が導電性
であることから、芯材への電気的接続が可能となる
プリプレグからなるため、低熱膨張のカーボンアルミニ
ウム芯材と共に熱歪みが小さく、表面実装部品とのはん
だ接合信頼性およびスルーホール接続信頼性に優れた積
層配線基板が得られる。
面上に保護層および孔部充填用樹脂層を介して銅めっき
層が形成されているので、芯材、保護層および孔部充填
用樹脂層のそれぞれが強固に接着されており、スルーホ
ール信頼性の高い積層配線基板が得られる。
面に、少なくとも1枚の銅張積層板と第2の接着用樹脂
層を交互に配置し多層化することにより、低熱膨張で熱
放散性に優れた薄型の多層配線組立が得られる。
くとも1枚の銅張積層板と第2の接着用樹脂層とを交互
に配置し多層化することにより、全体としての熱膨張係
数が積層配線基板の熱膨張係数に近づき整合化され、熱
歪みの少ない多層配線組立が得られる。また、機械的強
度も増し、クラックが発生し難く耐振動性が向上する。
方法によれば、芯材にスルーホール用の貫通孔を開けた
後、凹凸処理を施すことにより、保護層との接着力強化
が図られる。
を行うことにより、芯材を適度な表面粗さに加工するこ
とが容易に且つ低コストで行える。
電解銅めっきにより形成することにより芯材の強度強化
が図られ、さらに、この銅めっき層の表面に凹凸処理と
してサンドブラスト処理を施すことにより、銅めっき層
を適度な表面粗さに加工することが容易に且つ低コスト
で行え、接着用樹脂層または孔部充填用樹脂層との接着
力が向上する。
脂をタルク、シリカおよびマイカのいずれかを含有する
ガラスクロスに塗布含浸させた高耐熱/低熱膨張のエポ
キシプリプレグを用いることにより、低熱膨張で強度に
優れ、スルーホール接続信頼性の高い積層配線基板が得
られる。
たは窒化アルミニウムの粉末が混入された高熱伝導/低
熱膨張のエポキシ樹脂を用い、スクリーン印刷により貫
通孔内部にエポキシ樹脂を充填することにより、板厚が
薄く、低熱膨張で熱伝導性、熱放散性に優れた積層配線
基板が得られる。
くとも1枚の銅張積層板と第2の接着用樹脂層を交互に
配置して加熱加圧成形するようにしたので、低熱膨張で
熱放散性に優れた薄型の多層配線組立を簡単な工程によ
り低コストで製造することができる。
とも1枚の銅張積層板と第2の接着用樹脂層を交互に配
置して加熱加圧成形するようにしたので、低熱膨張で熱
放散性および強度に優れた多層配線組立を簡単な工程に
より低コストで製造することができる。
ニウム多層プリント配線板を示す断面図である。
を示す断面図である。
体の製造方法を示す断面図である。
体の製造方法を示す断面図である。
体の製造方法を示す断面図である。
ミニウム多層プリント配線板の製造方法を示す上面図お
よび部分断面図である。
ミニウム多層プリント配線板の製造方法を示す上面図お
よび部分断面図である。
ミニウム多層プリント配線板の製造方法を示す上面図お
よび部分断面図である。
ミニウム多層プリント配線板の製造方法を示す上面図お
よび部分断面図である。
ルミニウム多層プリント配線板の製造方法を示す上面図
および部分断面図である。
ルミニウム多層プリント配線板の製造方法を示す上面図
および部分断面図である。
ルミニウム多層プリント配線板の製造方法を示す部分断
面図である。
図である。
c 側面、1d 貫通孔、2 ポリマーコート、3、3
a 孔部充填用樹脂、4 接着用プリプレグ、5 第1
配線層、5a 配線パターン、5b 銅箔、6 両面銅
張積層板、6a 第2配線層、6b 積層板、7 スル
ーホール、7a スルーホール用貫通孔、8 銅めっき
層、9、18 第3配線層、9a 配線パターン、1
0、10a 芯材埋設成型体、11 銅めっき層、12
離型フィルム、13 メタルマスク、13a 開口
部、14a 基板製造加工領域、14b 捨て板領域、
15 ドライフィルムレジスト、16、16a、16b
銅めっき層、17 銅箔、20 アルミニウム芯材、
21 ニッケル層、22 黒化処理された銅層、23
エポキシプリプレグ層、24 銅配線層、25 はんだ
層、26 ソルダーレジスト層、27 スルーホール、
100、100a カーボンアルミニウム多層プリント
配線板。
Claims (16)
- 【請求項1】 溶融金属を含浸させた炭素成形体からな
り相対する一対の主面を有する平板状の芯材と、この芯
材の両方の前記主面上に設けられた接着用樹脂層と、少
なくとも一方の前記接着用樹脂層上に設けられ所定の配
線パターンが形成された配線層とを備えたことを特徴と
する積層配線基板。 - 【請求項2】 前記芯材は、炭素成形体に溶融アルミニ
ウムを含浸させたカーボンアルミニウムからなることを
特徴とする請求項1記載の積層配線基板。 - 【請求項3】 前記芯材の両方の前記主面上には、前記
芯材からの炭素粉末飛散を防止する保護層が設けられて
いることを特徴とする請求項1記載の積層配線基板。 - 【請求項4】 前記保護層は、エポキシ樹脂からなるこ
とを特徴とする請求項3記載の積層配線基板。 - 【請求項5】 前記保護層は、表面に凹凸処理が施され
た銅めっき層からなることを特徴とする請求項3記載の
積層配線基板。 - 【請求項6】 前記接着用樹脂層は、低熱膨張の接着用
プリプレグからなることを特徴とする請求項1記載の積
層配線基板。 - 【請求項7】 前記芯材は、スルーホール形成用の貫通
孔を有し、この貫通孔内面上に前記保護層および孔部充
填用樹脂層を介して銅めっき層が形成されていることを
特徴とする請求項3記載の積層配線基板。 - 【請求項8】 溶融金属を含浸させた炭素成形体からな
り相対する一対の主面を有する平板状の芯材と、この芯
材の前記各主面上にそれぞれ形成された接着用樹脂層
と、前記芯材の両主面側または一方の主面側の前記接着
用樹脂層上に形成された所定の配線パターンの第1配線
層とを有する少なくとも1枚の積層配線基板を用いた多
層配線組立であって、前記積層配線基板の少なくとも一
方の主面側に配置され片面または両面に所定の配線パタ
ーンの第2配線層が形成された少なくとも1枚の銅張積
層板と、前記積層配線基板と前記銅張積層板間または前
記銅張積層板相互間に設けられた第2の接着用樹脂層と
を備え、前記積層配線基板の芯材と前記銅張積層板を貫
通するスルーホールを形成し、このスルーホールを介し
て前記第1、第2配線層を電気的に接続したことを特徴
とする多層配線組立。 - 【請求項9】 溶融金属を含浸させた炭素成形体からな
り相対する一対の主面を有する平板状の芯材と、この芯
材の前記各主面上にそれぞれ形成された接着用樹脂層
と、前記芯材の両主面側または一方の主面側の前記接着
用樹脂層上に形成された所定の配線パターンの第1配線
層とを有する少なくとも2枚の積層配線基板を用い、こ
れら積層配線基板を互いに対向して配置した多層配線組
立であって、前記各積層配線基板の間に配置され片面ま
たは両面に所定の配線パターンの第2配線層が形成され
た少なくとも1枚の銅張積層板と、前記積層配線基板と
前記銅張積層板間または前記銅張積層板相互間に設けら
れた第2の接着用樹脂層とを備え、前記各積層配線基板
の芯材と前記銅張積層板を貫通するスルーホールを形成
し、このスルーホールを介して前記第1、第2配線層を
電気的に接続したことを特徴とする多層配線組立。 - 【請求項10】 溶融金属を含浸させた炭素成形体から
なり相対する一対の主面を有する平板状の芯材を備え、
前記芯材の少なくとも一方の前記主面上に保護層と接着
用樹脂層とを介して所定の配線パターンを有する配線層
が形成された積層配線基板の製造方法であって、前記芯
材にスルーホール用の貫通孔を開け、前記芯材表面に凹
凸処理を施す第1の工程、前記芯材の前記両主面および
前記貫通孔内面上に保護層を形成する第2の工程、前記
芯材の前記貫通孔内部に孔部充填用樹脂を充填する第3
の工程、前記芯材の前記両主面上に前記保護層を介して
前記接着用樹脂層となる接着用プリプレグと銅箔を重ね
て加熱加圧成形する第4の工程、前記芯材の少なくとも
一方の前記主面上の前記銅箔をパターニングして所定の
配線パターンを有する前記配線層を形成する第5の工程
を含むことを特徴とする積層配線基板の製造方法。 - 【請求項11】 前記第1の工程において、前記凹凸処
理としてサンドブラスト処理を施すことを特徴とする請
求項10記載の積層配線基板の製造方法。 - 【請求項12】 前記第2の工程において、前記保護層
はパラジウム触媒を用いた無電解銅めっきにより形成さ
れ、この銅めっき層の表面に凹凸処理としてサンドブラ
スト処理を施すことを特徴とする請求項10記載の積層
配線基板の製造方法。 - 【請求項13】 前記第3の工程において、前記孔部充
填用樹脂として、エポキシ樹脂をタルク、シリカおよび
マイカのいずれかを含有するガラスクロスに塗布含浸さ
せた高耐熱/低熱膨張のエポキシプリプレグを用い、前
記エポキシプリプレグを前記芯材の両主面上に重ねて真
空プレスにて加熱加圧成形し、前記貫通孔内部に前記エ
ポキシ樹脂を充填することを特徴とする請求項10記載
の積層配線基板の製造方法。 - 【請求項14】 前記第3の工程において、前記孔部充
填用樹脂として、アルミナまたは窒化アルミニウムの粉
末が混入された高熱伝導/低熱膨張のエポキシ樹脂を用
い、前記貫通孔径と同径の開口部を有するメタルマスク
を印刷機に取り付け、スクリーン印刷により前記貫通孔
内部に前記エポキシ樹脂を充填することを特徴とする請
求項10記載の積層配線基板の製造方法。 - 【請求項15】 溶融金属を含浸させた炭素成形体から
なり相対する第1、第2の主面を有する平板状の芯材
と、この芯材の前記第1、第2の主面上にそれぞれ形成
された接着用樹脂層と、前記芯材の前記第1の主面側の
前記接着用樹脂層上のみに形成された所定の配線パター
ンの第1配線層とを有する積層配線基板を少なくとも1
枚準備する第1の工程、所定の配線パターンの第2配線
層が形成された銅張積層板と接着用プリプレグとを交互
に所定の枚数重ねて前記積層配線基板の第1配線層側に
配置し加熱加圧成形する第2の工程、前記積層配線基板
の芯材と前記銅張積層板を貫通するスルーホールを形成
し、前記スルーホール内面に銅めっきを施す第3の工
程、および前記積層配線基板の前記第2の主面側の前記
接着用樹脂層上に所定の配線パターンを有する第3配線
層を形成する第4の工程を含むことを特徴とする多層配
線組立の製造方法。 - 【請求項16】 溶融金属を含浸させた炭素成形体から
なり相対する第1、第2の主面を有する平板状の芯材
と、この芯材の前記第1、第2の主面上にそれぞれ形成
された接着用樹脂層と、前記芯材の前記第1の主面側の
前記接着用樹脂層上のみに形成された所定の配線パター
ンの第1配線層とを有する積層配線基板を少なくとも2
枚準備し、これらの2枚の積層配線基板を前記各第1配
線層が互いに対向するようにして配置する第1の工程、
所定の配線パターンの第2配線層が形成された銅張積層
板と接着用プリプレグとを交互に所定の枚数重ねて前記
各積層配線基板の各第1配線層の間に配置し加熱加圧成
形する第2の工程、前記積層配線基板の芯材と前記銅張
積層板を貫通するスルーホールを形成し、前記スルーホ
ール内面に銅めっきを施す第3の工程、および前記少な
くとも一方の積層配線基板の前記第2の主面側の前記接
着用樹脂層上に所定の配線パターンを有する第3配線層
を形成する第4の工程を含むことを特徴とする多層配線
組立の製造方法。
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