JP2003343532A - ねじ締め構造 - Google Patents
ねじ締め構造Info
- Publication number
- JP2003343532A JP2003343532A JP2002152278A JP2002152278A JP2003343532A JP 2003343532 A JP2003343532 A JP 2003343532A JP 2002152278 A JP2002152278 A JP 2002152278A JP 2002152278 A JP2002152278 A JP 2002152278A JP 2003343532 A JP2003343532 A JP 2003343532A
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- JP
- Japan
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- metal plate
- screw
- screw hole
- countersink
- fixing bolt
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、座金体のテーパ部金属板の皿穴に
当接させて締付けることにより、各金属板を強い締付力
で締付けることを目的とする。 【解決手段】 本発明によるねじ締め構造は、固定ボル
ト(10)に設けた座金体(6)のテーパ部(5)を第2金属板
(4)の皿穴(3)に当接させ、固定ボルト(10)を第1金属板
(1)のねじ孔(2)に螺入することにより、各金属板(1、4)
が強固に締結される構成である。
当接させて締付けることにより、各金属板を強い締付力
で締付けることを目的とする。 【解決手段】 本発明によるねじ締め構造は、固定ボル
ト(10)に設けた座金体(6)のテーパ部(5)を第2金属板
(4)の皿穴(3)に当接させ、固定ボルト(10)を第1金属板
(1)のねじ孔(2)に螺入することにより、各金属板(1、4)
が強固に締結される構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ締め構造に関
し、特に、固定ボルトに設けた座金体のテーパ部を金属
板の皿穴に接合させることにより、各金属板同志を互い
に強固に重合一体状化させて締結させるための新規な改
良に関する。
し、特に、固定ボルトに設けた座金体のテーパ部を金属
板の皿穴に接合させることにより、各金属板同志を互い
に強固に重合一体状化させて締結させるための新規な改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のねじ締め
構造としては、一般に、一対の金属板を皿ねじによって
位置決め固定する第1従来例か、又は、なべこねじ又は
六角ボルト等を用いて平座金によって固定する第2従来
例が採用されていた。
構造としては、一般に、一対の金属板を皿ねじによって
位置決め固定する第1従来例か、又は、なべこねじ又は
六角ボルト等を用いて平座金によって固定する第2従来
例が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のねじ締め構造
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、第1従来例の場合、ねじの
締付トルクには強度上の制限があるため、一定の締付ト
ルク以上で締付けることは不可能であった。また、第2
従来例の場合、なべこねじ、キャップボルト、六角ボル
ト等は締付力は得られるが、高い位置決め精度を得るこ
とは困難であった。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、第1従来例の場合、ねじの
締付トルクには強度上の制限があるため、一定の締付ト
ルク以上で締付けることは不可能であった。また、第2
従来例の場合、なべこねじ、キャップボルト、六角ボル
ト等は締付力は得られるが、高い位置決め精度を得るこ
とは困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、固定ボルトに設けた座金体
のテーパ部を金属板の皿穴に接合させることにより、各
金属板同志を互いに強固に重合一体状化させて締結させ
るようにしたねじ締め構造を提供することを目的とす
る。
めになされたもので、特に、固定ボルトに設けた座金体
のテーパ部を金属板の皿穴に接合させることにより、各
金属板同志を互いに強固に重合一体状化させて締結させ
るようにしたねじ締め構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるねじ締め構
造は、第1金属板の一面に第2金属板を重合させ、前記
第2金属板に形成された皿穴を貫通させた固定ボルトを
前記第1金属板に形成されたねじ孔に螺入させることに
より前記第1、第2金属板を締結するようにしたねじ締
め構造において、前記皿穴に設けられテーパ部及び貫通
ねじ孔を有する座金体を有し、前記固定ボルトは前記貫
通ねじ孔を経て前記ねじ孔に螺入されている構成であ
り、また、前記座金体の一面には、前記貫通ねじ孔に連
通すると共に前記貫通ねじ孔の孔径より大径で形成され
た凹部が設けられ、前記固定ボルトの頭部は前記凹部内
に位置している構成であり、また、第1金属板の一面に
第2金属板を重合させ、前記第2金属板に形成された皿
穴を貫通させた固定ボルトを前記第1金属板に形成され
たねじ孔に螺入させることにより前記第1、第2金属板
を締結するようにしたねじ締め構造において、前記固定
ボルトにはテーパ部を有する座金体が一体に設けられ、
前記テーパ部が前記皿穴に接合している構成である。
造は、第1金属板の一面に第2金属板を重合させ、前記
第2金属板に形成された皿穴を貫通させた固定ボルトを
前記第1金属板に形成されたねじ孔に螺入させることに
より前記第1、第2金属板を締結するようにしたねじ締
め構造において、前記皿穴に設けられテーパ部及び貫通
ねじ孔を有する座金体を有し、前記固定ボルトは前記貫
通ねじ孔を経て前記ねじ孔に螺入されている構成であ
り、また、前記座金体の一面には、前記貫通ねじ孔に連
通すると共に前記貫通ねじ孔の孔径より大径で形成され
た凹部が設けられ、前記固定ボルトの頭部は前記凹部内
に位置している構成であり、また、第1金属板の一面に
第2金属板を重合させ、前記第2金属板に形成された皿
穴を貫通させた固定ボルトを前記第1金属板に形成され
たねじ孔に螺入させることにより前記第1、第2金属板
を締結するようにしたねじ締め構造において、前記固定
ボルトにはテーパ部を有する座金体が一体に設けられ、
前記テーパ部が前記皿穴に接合している構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるね
じ締め構造の好適な実施の形態について説明する。図1
において符号1で示されるものは板金等で形成された第
1金属板であり、この第1金属板1には貫通状のねじ孔
2が形成されている。前記第1金属板1の一面1aには
皿穴3を有すると共に、板金等で形成された第2金属板
4が重合する状態で設けられており、この皿穴3内には
テーパ部5を有する座金体6がこのテーパ部5を皿穴3
に当接する状態で設けられている。
じ締め構造の好適な実施の形態について説明する。図1
において符号1で示されるものは板金等で形成された第
1金属板であり、この第1金属板1には貫通状のねじ孔
2が形成されている。前記第1金属板1の一面1aには
皿穴3を有すると共に、板金等で形成された第2金属板
4が重合する状態で設けられており、この皿穴3内には
テーパ部5を有する座金体6がこのテーパ部5を皿穴3
に当接する状態で設けられている。
【0007】前記座金体6は、その軸心位置に貫通ねじ
孔7を有すると共に、その上面には前記貫通ねじ孔7に
連通する凹部8が形成されている。前記凹部8の直径は
前記貫通ねじ孔7の孔径Dよりも十分に大であり、前記
貫通ねじ孔7には頭部9を有する固定ボルト10が螺入
されると共に、この固定ボルト10は、図2に示される
ように、第1金属板1のねじ孔2に螺入されている。
孔7を有すると共に、その上面には前記貫通ねじ孔7に
連通する凹部8が形成されている。前記凹部8の直径は
前記貫通ねじ孔7の孔径Dよりも十分に大であり、前記
貫通ねじ孔7には頭部9を有する固定ボルト10が螺入
されると共に、この固定ボルト10は、図2に示される
ように、第1金属板1のねじ孔2に螺入されている。
【0008】図2に示される状態で、固定ボルト10を
強いトルクで螺入して締付けることにより、テーパ部5
が皿穴3を強い締付トルクで第1金属板1側に締付けら
れ、第1、第2金属板1、4は従来構成では得られなか
ったような締付トルクによって互いに締付けられる。
強いトルクで螺入して締付けることにより、テーパ部5
が皿穴3を強い締付トルクで第1金属板1側に締付けら
れ、第1、第2金属板1、4は従来構成では得られなか
ったような締付トルクによって互いに締付けられる。
【0009】次に、図3で示される構成は、本発明によ
るねじ締付構造の他の形態を示している。すなわち、前
述の固定ボルト10と座金体6とが一体化され、前記座
金体6に貫通ねじ孔7を形成することなく、外形形状が
同一となるようにムクの材料から切削等によって形成さ
れ、座金体6とテーパ部5とを有する固定ボルト10が
得られ、この固定ボルト10が重合した各金属板1、4
を図1及び図2の構成の場合と同様に強い締付トルクで
締付けることができる。
るねじ締付構造の他の形態を示している。すなわち、前
述の固定ボルト10と座金体6とが一体化され、前記座
金体6に貫通ねじ孔7を形成することなく、外形形状が
同一となるようにムクの材料から切削等によって形成さ
れ、座金体6とテーパ部5とを有する固定ボルト10が
得られ、この固定ボルト10が重合した各金属板1、4
を図1及び図2の構成の場合と同様に強い締付トルクで
締付けることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によるねじ締め構造は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、テーパ部を有する座金体を一体又は
別体にて設けた固定ボルトを重合した一対の金属板の皿
穴を経て各金属板をねじ締付けするため、従来の皿ねじ
となべこねじの利点を合わせたような締付構造を得るこ
とができる。
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、テーパ部を有する座金体を一体又は
別体にて設けた固定ボルトを重合した一対の金属板の皿
穴を経て各金属板をねじ締付けするため、従来の皿ねじ
となべこねじの利点を合わせたような締付構造を得るこ
とができる。
【図1】本発明によるねじ締付構造を示す分解断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の締付後の断面図である。
【図3】図1の他の形態を示す断面構成図である。
1 第1金属板
1a 一面
2 ねじ孔
3 皿穴
4 第2金属板
5 テーパ部
6 座金体
7 貫通ねじ孔
8 凹部
D 孔径
9 頭部
10 固定ボルト
Claims (3)
- 【請求項1】 第1金属板(1)の一面(1a)に第2金属板
(4)を重合させ、前記第2金属板(4)に形成された皿穴
(3)を貫通させた固定ボルト(10)を前記第1金属板(1)に
形成されたねじ孔(2)に螺入させることにより前記第
1、第2金属板(1、4)を締結するようにしたねじ締め構
造において、 前記皿穴(3)に設けられテーパ部(5)及び貫通ねじ孔(7)
を有する座金体(6)を有し、前記固定ボルト(10)は前記
貫通ねじ孔(7)を経て前記ねじ孔(2)に螺入されているこ
とを特徴とするねじ締め構造。 - 【請求項2】 前記座金体(6)の一面には、前記貫通ね
じ孔(7)に連通すると共に前記貫通ねじ孔(7)の孔径(D)
より大径で形成された凹部(8)が設けられ、前記固定ボ
ルト(10)の頭部(9)は前記凹部(8)内に位置していること
を特徴とする請求項1記載のねじ締め構造。 - 【請求項3】 第1金属板(1)の一面(1a)に第2金属板
(4)を重合させ、前記第2金属板(4)に形成された皿穴
(3)を貫通させた固定ボルト(10)を前記第1金属板(1)に
形成されたねじ孔(2)に螺入させることにより前記第
1、第2金属板(1、4)を締結するようにしたねじ締め構
造において、 前記固定ボルト(10)にはテーパ部(5)を有する座金体(6)
が一体に設けられ、前記テーパ部(5)が前記皿穴(3)に接
合していることを特徴とするねじ締め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152278A JP2003343532A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ねじ締め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152278A JP2003343532A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ねじ締め構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003343532A true JP2003343532A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29769643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002152278A Withdrawn JP2003343532A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ねじ締め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003343532A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008520926A (ja) * | 2004-11-24 | 2008-06-19 | レンコル トレランス リングス リミテッド | 部品の固定具 |
JP2010288356A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Mitsubishi Electric Corp | 座金及び固定装置 |
JP2011073553A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Pabco Co Ltd | トラック荷台の開閉パネル取り付け構造 |
JP2011073554A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Mitsubishi Alum Co Ltd | トラック荷台の開閉パネル取り付け構造 |
RU2501987C1 (ru) * | 2012-07-10 | 2013-12-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Казанский государственный архитектурно-строительный университет" КГАСУ | Болтовое соединение тонкого листа с толстым |
JP2015009506A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 大肯精密株式会社 | 管材クランプ装置 |
JP2017110486A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-22 | 戸田建設株式会社 | ロックボルト頭部の定着具 |
KR102377953B1 (ko) * | 2020-10-16 | 2022-03-23 | 김기석 | 시인성 및 유지관리가 향상된 Solar LED 델리네이터 구조체와 표지병 기능을 겸비한 경계석 |
-
2002
- 2002-05-27 JP JP2002152278A patent/JP2003343532A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008520926A (ja) * | 2004-11-24 | 2008-06-19 | レンコル トレランス リングス リミテッド | 部品の固定具 |
JP2010288356A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Mitsubishi Electric Corp | 座金及び固定装置 |
JP2011073553A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Pabco Co Ltd | トラック荷台の開閉パネル取り付け構造 |
JP2011073554A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Mitsubishi Alum Co Ltd | トラック荷台の開閉パネル取り付け構造 |
RU2501987C1 (ru) * | 2012-07-10 | 2013-12-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Казанский государственный архитектурно-строительный университет" КГАСУ | Болтовое соединение тонкого листа с толстым |
JP2015009506A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 大肯精密株式会社 | 管材クランプ装置 |
JP2017110486A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-22 | 戸田建設株式会社 | ロックボルト頭部の定着具 |
KR102377953B1 (ko) * | 2020-10-16 | 2022-03-23 | 김기석 | 시인성 및 유지관리가 향상된 Solar LED 델리네이터 구조체와 표지병 기능을 겸비한 경계석 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |