JP2003238932A - 粘着付与樹脂エマルジョンおよびその製造方法ならびに水系粘・接着剤組成物 - Google Patents
粘着付与樹脂エマルジョンおよびその製造方法ならびに水系粘・接着剤組成物Info
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Abstract
特性や耐水性、耐湿性を低下させることなく、貯蔵安定
性、特に機械的安定性を向上させ得る粘着付与樹脂エマ
ルジョン、その製造方法、および当該粘着付与樹脂エマ
ルジョンを配合した水系粘・接着剤を提供すること。 【解決手段】 分子内部に疎水鎖部位を、分子両端に親
水鎖部位を有するような非イオン性の高分子化合物を界
面活性剤(乳化剤)として使用した粘着付与樹脂エマル
ジョン。
Description
有することを特徴とする粘着付与樹脂エマルジョン、そ
の製造方法、および当該粘着付与樹脂エマルジョンを配
合してなる水系粘・接着剤組成物に関する。より詳しく
は、貯蔵安定性に優れる粘着付与樹脂エマルジョン、お
よびその製造方法、ならびに当該粘着付与樹脂エマルジ
ョンを配合した、機械的安定性および貯蔵安定性等の諸
性能に優れる水系粘・接着剤組成物に関する。
性に優れる為、テープ、シート、ラベル、包装、建材等
の広範な用途において使用されている。従来より、当該
溶剤型粘・接着剤組成物としては天然ゴム、合成ゴム系
粘・接着剤組成物が用いられてきたが、現在では物性バ
ランスや耐久性に優れる、アクリル系重合体等のベース
樹脂に粘着付与剤を配合した溶剤型粘・接着剤が主流と
なっている。
善、資源の有効利用の観点から溶剤型粘・接着剤組成物
は水系へと移行しつつある。水系粘・接着剤組成物とは
主にエマルジョンを主体としたもので、一般にアクリル
系重合体等をベースとするエマルジョンに粘着付与樹脂
エマルジョンや増粘剤等を配合したものが知られてい
る。
・接着剤組成物と比較して機械的安定性や貯蔵安定性が
劣る傾向にある。ここで機械的安定性とは、エマルジョ
ン粒子に物理的な力が負荷された際のエマルジョン粒子
の形状の保持性をいう。また貯蔵安定性とは、通常の条
件下におけるエマルジョン粒子の分散安定性をいう。上
記した傾向は水系粘・接着剤組成物の主体をなすエマル
ジョンが熱力学的に不安定であることに起因しており、
経日したり、熱、光、また、物理的な力(震蕩、振動や
剪断力等)が負荷されると不安定化が促進され、エマル
ジョン粒子が凝集し、その凝集物が沈降、浮遊したり、
組成物が分離したりする事がある。
着剤組成物を各種支持体へ高速塗工する際エマルジョン
粒子に高い剪断力が負荷されるためエマルジョン粒子が
容易に破壊されてしまい、凝集物等の発生に伴う塗りム
ラなどが生じ、塗工性が低下する恐れがある。しかも、
本来の性能である粘・接着性までもが低下することがあ
る。だが、業界では生産効率の向上のため水系粘・接着
剤組成物の支持体への塗工速度を増加させる傾向にあ
る。従って、粘・接着性を低下させることなく水系粘・
接着剤組成物の貯蔵安定性、特に機械的安定性を向上さ
せることが重要な解決課題であると認識されている。
安定性等の物性は、通常添加される粘着付与樹脂エマル
ジョンに大きく依存する。従って、水系粘・接着剤組成
物の有する上記課題は、添加する粘着付与樹脂エマルジ
ョンにより解決が期待される。そのような粘着付与樹脂
エマルジョンとしては、それ自身が貯蔵安定性に優れる
ものであり、しかも添加剤として水系粘・接着剤組成物
に貯蔵安定性や機械的安定性を付与するものであること
が求められる。
大きく左右する界面活性剤(乳化剤)の選択も重要とな
ってくる。たとえば、ある種のイオン性の界面活性剤を
使用した場合、得られた粘着付与樹脂エマルジョンを配
合した水系粘・接着剤の耐水性や耐湿性が劣る場合があ
る。したがって、水系粘・接着剤組成物の有する上記課
題を解決し得る粘着付与樹脂エマルジョンに適する界面
活性剤の種類は極めて限られてくる。
粘・接着剤組成物が本来有する粘・接着特性や耐水性、
耐湿性を低下させることなく、貯蔵安定性、特に機械的
安定性を向上させ得る粘着付与樹脂エマルジョン、その
製造方法、および当該粘着付与樹脂エマルジョンを配合
した水系粘・接着剤を提供することにある。
解決し得る粘着付与樹脂エマルジョンを開発する際、使
用する界面活性剤種を分子構造面から検討した。その結
果、分子内部に疎水鎖部位を、分子両端に親水鎖部位を
有するような非イオン性の高分子化合物を界面活性剤
(乳化剤)として使用した粘着付与樹脂エマルジョンが
上記課題を悉く解決することを見出した。
および一般式: HO(C2H4O)x(C3H6O)y(C2H4O)
zH (式中、x、y、zは10以上の整数であり、かつx+
z≧yである)で表される高分子化合物を含有すること
を特徴とする粘着付与樹脂エマルジョン;当該粘着付与
樹脂エマルジョンの製造方法;当該粘着付与樹脂エマル
ジョンを配合してなる水系粘・接着剤組成物に関する。
おける粘着付与樹脂エマルジョンとは、粘着付与樹脂、
上記一般式で示される高分子化合物および水を含有する
ものである。
類;ロジン誘導体;石油系樹脂;テルペン系樹脂;フェ
ノール樹脂;およびケトン樹脂等の1種を単独で、また
は2種以上を併用することができる。
ドロジン、トール油ロジン等の原料ロジン;原料ロジン
の不均化物;原料ロジンを水素添加処理した安定化ロジ
ン;重合ロジン;原料ロジンをマレイン酸、フマル酸、
(メタ)アクリル酸(なお、「(メタ)アクリル」とは
「アクリル」または「メタクリル」のことをいう。以下
同様)等で変性した不飽和酸変性ロジン等が挙げられ、
これらは1種を単独で、または2種以上を併用すること
ができる。
ステル化物、フェノール変性化物、またはロジン類のフ
ェノール変性化物をエステル化したもの等、各種公知の
ものを特に制限なく使用できる。ここでロジン類のエス
テル化物とは、前記ロジン類とエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコールなどの2価アルコール;グリセリン、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどの3
価アルコール;ペンタエリスリトール、ジグリセリンな
どの4価アルコール;ジペンタエリスリトールなどの6
価アルコール等の多価アルコール類をエステル化反応さ
せたものをいう。これらの多価アルコールは1種を単独
で、または2種以上を併用できる。また、ロジン類のフ
ェノール変性物や、ロジン類のフェノール変性物のエス
テル化物としては、上記したロジン類にフェノール類を
付加させたものや、ロジン類にフェノールを付加させた
後に前記した多価アルコール類を用いてエステル化した
もの、ロジン類にレゾール型フェノール樹脂を反応させ
た、いわゆるロジン変性フェノール樹脂、およびそのエ
ステル化物等が挙げられる。
C9系石油樹脂、C5−C9共重合系石油樹脂、クマロ
ン樹脂、クマロン−インデン系樹脂、ピュアモノマー樹
脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂およびこれらの水
素化物等が挙げられる。前記ピュアモノマー樹脂とは、
たとえばスチレン系モノマーの単独重合体や、脂肪族系
モノマーとの共重合系重合体のことをいい、「FTR−
6000」、「FTR−7000」、「FTR−800
0」、「FTR−9000」(三井化学株式会社製)
や、「ピコラスチック」「クリスタレックス」「ピコテ
ックス」(イーストマンケミカル製)等の市販品として
入手できる。これら石油系樹脂は1種を単独で、または
2種以上を併用することができる。
樹脂、β−ピネン樹脂や、α−ピネン、β−ピネン等の
テルペン類とスチレン等の芳香族モノマーを共重合させ
た芳香族変性したテルペン系樹脂、およびこれらの水素
化物等が挙げられ、これらは1種を単独で、または2種
以上を併用することができる。
ホルムアルデヒドの縮合物のことをいう。当該フェノー
ル類としては、フェノール、m−クレゾール、3,5−
キシレノール、p−アルキルフェノール、レゾルシン等
が挙げられ、これらとホルムアルデヒドをアルカリ触媒
の存在下で付加反応させたレゾールや、酸触媒の存在下
で縮合反応させて得られるノボラック等を例示でき、例
示したフェノール樹脂は1種を単独で、または2種以上
を併用することができる。
ン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、シクロ
ヘキサノン、またはメチルシクロヘキサノンとホルムア
ルデヒドの縮合物等のことをいい、これらは1種を単独
で、また2種以上を併用することができる。
の高軟化点のものから液状のものまで多種存在するが、
特にその形状が限定されるものではない。たとえば、軟
化点が高く固体状のものは、適当な有機溶剤に溶解させ
たり、熱を加えて溶融させることで使用できる。また、
通常の条件下で液状のものであればそのまま用いること
ができる。
zH で表される高分子化合物について説明する。
リプロピレングリコールを疎水基としてエチレンオキシ
ドを付加することにより親水性を付与したトリブロック
共重合体である。当該高分子化合物は分子両端に親水基
であるオキシエチレン鎖部位と、分子内部に疎水基であ
るオキシプロピレン鎖部位を有することを特徴とし、オ
キシエチレン鎖部位とオキシプロピレン鎖部位の量を任
意に調整することで分子量や、HLB(親水性―疎水性
バランス)を変えることができ、保護コロイド、特にそ
の構造から非イオン性界面活性剤(乳化剤)として好適
に使用することができる。
高分子化合物は、式中のx、y、zが各々10以上の整
数、より好ましくは20〜300程度の範囲であり、x
+z≧yの条件を満たすものである。この条件を満たす
前記高分子化合物を含有する本発明の粘着付与樹脂エマ
ルジョンは優れた貯蔵安定性を有する。また当該粘着付
与樹脂エマルジョンを配合してなる本発明の水系粘・接
着剤は粘・接着性能や耐水性、耐湿性が低下することな
く、貯蔵安定性や機械的安定性に優れたものとなる。
x、y、zの数値は10以上であればよいが、大きすぎ
ても本発明の粘着付与樹脂エマルジョンの性能に大きな
改善が見られず、また分子量が大きくなりすぎて取り扱
いが困難になる傾向にあることから、x、y、zの各数
値は20〜300程度が好ましい。x、y、zの各数値
が20を下回る場合には、得られる粘着付与樹脂エマル
ジョンの貯蔵安定性が低下する傾向にある。同時に、当
該粘着付与樹脂エマルジョンを配合して得られる水系粘
・接着剤の機械的安定性や貯蔵安定性が低下する傾向に
ある。また、本発明の粘着付与樹脂エマルジョンは前記
一般式で表される高分子化合物として式中のx、y、z
がx+z≧yという条件を満たすものを用いる場合にお
いて優れた貯蔵安定性を奏する。この条件を満たさない
ものを用いた場合はうまく乳化が進行せず、凝集物等が
発生する傾向にある。また、前記一般式で表される高分
子化合物としては、上記した各条件を満たすものであれ
ば複数種を併用することができる。
「エパン450」、「エパン485」、「エパン68
0」、「エパン750」、「エパン785」、「エパン
U−108」(第一工業製薬(株)製)、「アデカプル
ロニックF−68」、「アデカプルロニックP−8
5」、「アデカプルロニックF−88」、「アデカプル
ロニックF−108」(旭電化工業(株)製)等の市販
品として入手することができる。
剤として用いる場合には、前記粘着付与樹脂100重量
部(固形分)に対して、1〜10重量部程度(固形
分)、好ましくは2〜7重量部使用すればよい。10重
量部より多い場合には本発明の水系粘・接着剤組成物の
耐水性や耐湿性が低下する傾向にあり、1重量部より少
ない場合には乳化が困難となるだけでなく、得られる粘
着付与樹脂エマルジョンの貯蔵安定性や、当該粘着付与
樹脂エマルジョンを配合してなる水系粘・接着剤の機械
的安定性や貯蔵安定性が低下する傾向にある。
は保護コロイドとして使用することもできる。その場合
には、本発明の粘着付与樹脂エマルジョンを製造した
後、これに当該高分子化合物をそのまま、または水等で
希釈して加えればよい。保護コロイドとしての使用量は
当該粘着付与樹脂エマルジョン100重量部(固形分)
に対し、通常は0.1〜10重量部程度(固形分)、好
ましくは0.5〜5重量部である。当該数値範囲の上限
より大きい、または下限より小さい場合は、どちらも保
護コロイドとしての機能が充分に発揮されない傾向にあ
る。
することもできる。具体的には、ジアルキルスルホコハ
ク酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテルスルホコハク酸エステル塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテルスルホコハク酸エステル
塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物等のアニオ
ン性乳化剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、部分ケン化した
ポリビニルアルコール等の非イオン性乳化剤を例示する
ことができ、これらは1種を単独で、または2種以上を
併用することができる。
ン交換水や軟水等の水を必須構成成分とするが、他にも
必要に応じて消泡剤、増粘剤、充填剤、酸化防止剤、耐
水化剤、造膜助剤、アンモニア水や重曹等のpH調整剤
等を併用することができる。
の乳化方法について説明する。本発明の粘着付与樹脂エ
マルジョンは、高圧乳化法、反転乳化法、超音波乳化法
等の各種公知の方法を用いて製造する事ができる。これ
らのうち、乳化剤が少量ですみ、機械的な剪断力を与え
ることで均一な粒径のエマルジョンを製造できる高圧乳
化法が好ましい。また、上記各種方法は単独でも組み合
わせても良い。これらの方法の詳細については公知文献
(例えば、「機能性乳化剤・乳化技術の進歩と応用展
開:シーエムシー出版」)を参照にすればよい。
体的な製造方法について述べる。製造方法としては、た
とえば、前記粘着付与樹脂を溶融したものや有機溶剤に
溶解したものに前記一般式で表される高分子化合物を乳
化剤としてそのまま、または水に溶解したもの(この際
本発明の目的を逸脱しない範囲において前記各種公知の
乳化剤を併用できる)、pH調整剤等を加え、10〜5
0MPa程度の圧力条件下、室温から90℃程度の温度
条件の下で前記した各種乳化方法を適用することで得ら
れる。ただし、製造時に溶剤を使用する場合には減圧等
の溶剤除去工程が必要となる。
付与樹脂エマルジョンは、通常固形分が20〜70重量
%程度、エマルジョン粒子の平均粒径は0.5μm以下
の粒子であり、大部分は0.2〜2μm程度の範囲にあ
り、外観は白色ないし乳白色であり、pHは2〜9程度
である。
いて説明する。当該水系粘・接着剤組成物とは、アクリ
ル系重合体エマルジョン、合成樹脂系エマルジョン、お
よびゴム系ラテックスからなる群より選ばれる少なくと
も一種に、本発明の粘着付与樹脂エマルジョンを配合し
たものである。
(メタ)アクリル酸エステル重合体をエマルジョンとし
たものであり、各種公知のものを特に制限無く使用する
ことができる。当該(メタ)アクリル酸エステル重合体
とは、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル
等の分岐してもよいアルキル基を含有する重合性単量体
や、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル
酸2−ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル酸エステ
ル等の活性水素や各種化学反応に関与する官能基を含有
する重合性単量体を重合させたものをいう。上記した重
合性単量体は1種を単独で、または2種以上を併用する
ことができる。また、アクリル系重合体エマルジョンの
貯蔵安定性を向上させる目的で、当該(メタ)アクリル
酸エステル重合体の構成要素として(メタ)アクリル酸
を併用することができる。更に、本発明である水系粘・
接着剤の粘・接着特性を損なわない範囲において、酢酸
ビニル、スチレン等の共重合可能なモノマーを併用する
こともできる。当該(メタ)アクリル酸エステル重合体
は、過硫酸カリウム等の重合開始剤や重曹等のpH調整
剤の存在下、モノマー逐次添加重合法、乳化モノマー逐
次添加重合法、シード重合法等の各種公知の乳化重合法
を用いて製造される。乳化の際には、得られる水系粘・
接着剤組成物の機械的安定性や貯蔵安定性を向上させる
ために、本発明の目的を逸脱しない範囲において前記一
般式で表される高分子化合物を乳化剤として使用するこ
とができる。さらに前記した各種公知のアニオン性、非
イオン性乳化剤を使用することもできる。これらの乳化
剤は(メタ)アクリル酸エステル重合体100重量部
(固形分)に対して0.1〜5重量部(固形分)程度、
好ましくは0.5〜3重量部(固形分)である。0.1
重量部より小さいと乳化が困難となって凝集物が発生す
る傾向にあり、また、5重量部より大きいと得られるア
クリル系重合体エマルジョンを用いた水系粘・接着剤の
粘・接着特性や耐水性、耐湿性が低下する傾向にある。
えば酢酸ビニル系エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体エマルジョン、ウレタン系エマルジョン等の各
種公知の合成樹脂エマルジョン等を用いることができ
る。当該合成樹脂系エマルジョンには、前記一般式で表
される高分子化合物や前記した各種公知のアニオン性、
非ニオン性乳化剤を、本発明の目的を逸脱しない範囲に
おいて使用することができる。
ラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテック
ス、クロロプレンラテックス等の各種公知のものを使用
するこことができる。当該ゴム系ラテックスには、本発
明の目的を逸脱しない範囲において前記一般式で表され
る高分子化合物や前記した各種公知のアニオン性、ノニ
オン性乳化剤を使用することができる。
したアクリル系重合体エマルジョンおよび/または合成
樹脂系エマルジョン100重量部(固形分)に対し本発
明の粘着付与樹脂エマルジョンを2〜40重量部(固形
分)程度、好ましくは5〜20重量部配合して得られる
もの、および、上記したゴム系ラテックス100重量部
(固形分)に対し、本発明の粘着付与樹脂エマルジョン
を10〜150部(固形分)程度、好ましくは25〜1
00部配合したものである。各数値範囲の下限より小さ
いと得られる水系粘・接着剤組成物への粘着付与効果が
乏しくなる傾向にあり、また、上限より大きいと得られ
る水系粘・接着剤の凝集力が低下する傾向にある。
必要に応じてアンモニア水や重曹等のpH調整剤、消泡
剤、増粘剤、充填剤、酸化防止剤、耐水化剤、造膜助剤
等を添加することができる。
定の高分子化合物を含有するので良好な貯蔵安定性を有
する。そして、当該粘着付与樹脂エマルジョンを配合し
た本発明の水系粘・接着剤組成物は、水系粘・接着剤が
本来有する凝集力等の粘・接着性能や、耐水性および耐
湿性等の諸性能を低下させることなく、貯蔵安定性、特
に機械的安定性が向上する。その結果、塗工性や作業性
も向上する。本発明の水系粘・接着剤組成物は、テー
プ、シート、ラベル、包装、建材等の広範な用途に好適
に供する事ができる。
本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に
限定されるものではない。なお、各例中、部及び%は特
記しない限りすべて重量基準である。
の製造) 撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよび窒素
導入管を備えた反応容器に、窒素ガス気流下、水43.
4部およびポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エ
ステルナトリウム塩(アニオン性乳化剤:商品名「ハイ
テノール073」:第一工業製薬(株)製)0.92部
からなる水溶液を仕込み、70℃に昇温した。次いで、
アクリル酸ブチル45.1部およびアクリル酸1.40
部からなる混合物と、過硫酸カリウム(重合開始剤)
0.24部、pH調整剤(重曹)0.11部および水
8.83部からなる開始剤水溶液の各々の1/10量を
反応容器に添加し、窒素ガス気流下にて70℃、30分
間予備重合応を行った。次いで、前記混合物と前記開始
剤水溶液の残りの9/10量を2時間にわたり反応容器
に添加して乳化重合を行い、その後70℃で1時間保持
して重合反応を完結させた。こうして得られたアクリル
系重合体エマルジョンを室温まで冷却した後100メッ
シュ金網を用いてろ過し、固形分47.8%のアクリル
系重合体エマルジョンを得た。
製造) 撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよび窒素
導入管を備えた反応容器に、粘着付与樹脂(重合ロジン
エステル:商品名「ペンセルD−160」:軟化点16
0℃;荒川化学工業(株)製)100部とトルエン60
部を仕込み、100℃に昇温して約1時間かけて粘着付
与樹脂を溶解させた。次いでこれを80℃まで冷却し、
一般式:HO(C2H4O)x(C3H6O)y(C2
H4O)zHで表される高分子化合物として、x=15
0、y=55、z=150のもの(商品名「エパンU−
108」;第一工業製薬(株)製)5部と水120部か
らなる水溶液を乳化剤として添加した。その後、75℃
において1時間かけて強く攪拌し、予備乳化を行った。
さらに、得られた予備乳化物を高圧乳化機(マントンガ
ウリン社製)を用いて30MPaの下で高圧乳化し、乳
化物(エマルジョン)を得た。その後、当該乳化物を減
圧蒸留装置に仕込み、50℃、130hPaの条件で、
当該乳化物を固形分50.0%となるまで減圧蒸留によ
りトルエンと水を6時間かけて除去し、粘着付与樹脂エ
マルジョンAを得た。
製造) 前記一般式で示される高分子化合物として、x=80、
y=30、z=80のもの(商品名「エパン680」、
第一工業製薬(株)製)2部とポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸エステルナトリウム塩(アニオン性乳
化剤;商品名「ハイテノール073」;第一工業製薬
(株)製)3部と水120部からなる水溶液を乳化剤と
して用いた以外は実施例1と同様の反応装置、原料、製
造方法、製造条件に基づいて、固形分50%の粘着付与
樹脂エマルジョンBを得た。
製造) ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナト
リウム塩(アニオン性乳化剤;商品名「ハイテノール0
73」;第一工業製薬(株)製)3部と水120部から
なる水溶液を乳化剤として用いた以外は実施例1と同様
の反応装置、原料、製造方法、製造条件に基づいて粘着
付与樹脂エマルジョンを得た。次いで、この粘着付与樹
脂エマルジョンに前記一般式で示される高分子化合物と
して、x=80、y=30、z=80のもの(商品名
「エパン680」、第一工業製薬(株)製)2部と水6
部からなる水溶液を保護コロイドとして添加、攪拌させ
て最終的に固形分が50%の粘着付与樹脂エマルジョン
Cを得た。
製造) ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナト
リウム塩(アニオン性乳化剤;商品名「ハイテノール0
73」;第一工業製薬(株)製)3部と水120部から
なる水溶液を乳化剤として用いた以外は実施例1と同様
の反応装置、原料、製造方法、製造条件にて固形分50
%の粘着付与樹脂エマルジョンDを得た。
製造) 前記一般式で示される高分子化合物として、x=5、y
=30、z=30のもの(商品名「エパン740」;第
一工業製薬(株)製)5部と水120部からなる水溶液
を乳化剤として用いた以外は実施例1と同様の反応装
置、原料、製造装置、製造方法に基づいて粘着付与樹脂
エマルジョンEを製造したが、減圧蒸留時に多量の凝集
物が発生した。
製造) ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナト
リウム塩(アニオン性乳化剤;商品名「ハイテノール0
73」;第一工業製薬(株)製)3部と部分ケン化ポリ
ビニルアルコール(商品名「PVA−203」(株)ク
ラレ製)2部と水120部とからなる水溶液を乳化剤と
して用いた以外は実施例1と同様の反応装置、原料、製
造装置、製造方法に基づき、固形分50%の粘着付与樹
脂エマルジョンFを得た。
性の評価)実施例1〜3および比較例1〜3で得られた
各粘着付与樹脂エマルジョンの製造時における作業性を
評価した。評価は、発泡や凝集物の発生を目視判断する
ことで行った。 <評価基準> ○:作業性良好(凝集物発生なし) △:作業性やや劣る(発泡や少量の凝集物の発生) ×:作業性劣る(発泡や多量の凝集物の発生)
の評価)実施例1〜3および比較例1、3で得られた各
粘着付与樹脂エマルジョンの貯蔵安定性を評価した。評
価は、各粘着付与樹脂エマルジョンをガラス製容器に入
れ、40℃の恒温槽中に2週間静置した後、凝集物の発
生を目視評価することで行った。 <評価基準> ○:貯蔵安定性良好(凝集物の発生なし) △:やや貯蔵安定性に劣る(少量の凝集物が確認でき
る) ×:貯蔵安定性に劣る(多量の凝集物が確認できる)
の製造)製造例1で得られたアクリル系重合体エマルジ
ョン100部(固形分)に粘着付与樹脂エマルジョンA
を10部(固形分)を配合し、これに7%アンモニア水
と水を加えて、pH8、不揮発分が30%の水系粘着剤
組成物を製造した。同様にして、実施例2、3および比
較例1、3で得られた粘着付与樹脂エマルジョンを用い
て水系粘着剤組成物を製造した。
た各水系粘着剤組成物をマーロン試験(JIS K 6
828に準ずる)に供し、機械的安定性を評価した。評
価は凝集物の発生率((凝集物量/初期固形分量)×1
00)を算出して行った。発生率(%)が高いほど機械
的安定性が劣る。結果を表1に示す。 <試験条件> 試料:水系粘着剤組成物50g(固形分15g) 金網:目開き74μmのステンレス鋼製金網。 荷重:10kg 回転数:1000rpm 回転時間:10分
水系粘着剤組成物の製造) 製造例1で得られたアクリル系重合体エマルジョン10
0部(固形分)に粘着付与樹脂エマルジョンA10部
(固形分)を配合したものに、増粘剤(商品名「プライ
マルASE−60」;日本アクリル社(株)製)0.5
部(固形分)を添加し、更に7%アンモニア水を加えて
増粘させたものを水系粘着剤組成物とした。同様にし
て、実施例2、3および比較例1、3で得られた粘着付
与樹脂エマルジョンを用いて水系粘着剤組成物を製造し
た。
粘着力の評価)上記方法で得られた各水系粘着剤組成物
を、サイコロ型アプリケーターを用いてポリエステルフ
ィルム(厚さ38μm)に乾燥膜厚が25μm程度とな
るように塗工した。次いで、当該フィルムを105℃循
風乾燥機中にて3分間乾燥させ、粘着剤組成物中の水分
を除去することで試料フィルムを作成した。次いで、上
記試料フィルムから巾25mm×長さ150mmに切り
取ったものを試料テープとし、これをポリプロピレン板
に貼り付け、試料テープ巾25mmあたりの粘着力(g
/25mm)を測定した(PSTC−1に準ずる)。結
果を表1に示す。 <試験条件> 温度:23℃ 剥離速度:300mm/分 剥離角度:180°
凝集力の評価)上記試料フィルムから巾25mm×長さ
25mmに切り取ったものを試料テープとし、これをス
テンレス板に貼り付け、ステンレス板の落下時間を測定
し、凝集力(分)を評価した。結果を表1に示す。 <測定条件> 温度:60℃ 荷重:1kg
Claims (6)
- 【請求項1】 粘着付与樹脂、水、および一般式: HO(C2H4O)x(C3H6O)y(C2H4O)
zH (式中、x、y、zは10以上の整数であり、かつx+
z≧yである)で表される高分子化合物を含有すること
を特徴とする粘着付与樹脂エマルジョン。 - 【請求項2】 前記粘着付与樹脂がロジン類、ロジン誘
導体、石油系樹脂、テルペン系樹脂、フェノール樹脂お
よびケトン樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種
である請求項1記載の粘着付与樹脂エマルジョン。 - 【請求項3】前記一般式1で表される高分子化合物の存
在下、高圧乳化法、反転乳化法、および超音波乳化法か
ら選ばれる少なくとも1種の乳化方法を用いることを特
徴とする請求項1または2記載の粘着付与樹脂エマルジ
ョンの製造方法。 - 【請求項4】アクリル系重合体エマルジョン、合成樹脂
系エマルジョンおよびゴム系ラテックスからなる群より
選ばれる少なくとも一種に請求項1または2記載の粘着
付与樹脂エマルジョンを配合してなる水系粘・接着剤組
成物。 - 【請求項5】 アクリル系重合体エマルジョンおよび/
または合成樹脂系エマルジョン100重量部(固形分)
に対し、請求項1または2記載の粘着付与樹脂エマルジ
ョンを2〜40重量部(固形分)配合してなる水系粘・
接着剤組成物。 - 【請求項6】 ゴム系ラテックス100重量部(固形
分)に対し、請求項1または2記載の粘着付与樹脂エマ
ルジョンを10〜150重量部(固形分)配合してなる
水系粘・接着剤組成物。
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