JP2003237381A - 固定部材及び固定構造体 - Google Patents
固定部材及び固定構造体Info
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- JP2003237381A JP2003237381A JP2002043406A JP2002043406A JP2003237381A JP 2003237381 A JP2003237381 A JP 2003237381A JP 2002043406 A JP2002043406 A JP 2002043406A JP 2002043406 A JP2002043406 A JP 2002043406A JP 2003237381 A JP2003237381 A JP 2003237381A
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- fixed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】固定される部材の伸縮特性に関わらず固定で
き、かつ取付け作業を軽減し得る固定部材を提供する。 【解決手段】固定部材1は、複数のバッテリ部材3を並
列させてバッテリ部材の両側端で固定する。固定部材1
の各固定部位は、互いに協働してバッテリ部材3を挟持
する対を成す挟持部13,29と、挟持部13,29が
対向配置される挟持方向に垂直な方向でバッテリ部材3
に嵌合する嵌合部15とを備えている。この固定部材1
では、一方の挟持部29は、クランプ部材27で構成さ
れており、複数のバッテリ部材3の一方側の端部を1つ
のクランプ部材27を固定することで教示できるため、
取付け作業が簡易化されている。そして、嵌合部15と
バッテリ部材3との嵌合によって、バッテリ部材3が嵌
合部15に圧接される方向への移動が規制されている。
したがって、バッテリ部材3が伸縮しても、常に安定に
固定できる。
き、かつ取付け作業を軽減し得る固定部材を提供する。 【解決手段】固定部材1は、複数のバッテリ部材3を並
列させてバッテリ部材の両側端で固定する。固定部材1
の各固定部位は、互いに協働してバッテリ部材3を挟持
する対を成す挟持部13,29と、挟持部13,29が
対向配置される挟持方向に垂直な方向でバッテリ部材3
に嵌合する嵌合部15とを備えている。この固定部材1
では、一方の挟持部29は、クランプ部材27で構成さ
れており、複数のバッテリ部材3の一方側の端部を1つ
のクランプ部材27を固定することで教示できるため、
取付け作業が簡易化されている。そして、嵌合部15と
バッテリ部材3との嵌合によって、バッテリ部材3が嵌
合部15に圧接される方向への移動が規制されている。
したがって、バッテリ部材3が伸縮しても、常に安定に
固定できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温度変化によっ
て伸縮する部材を固定するのに適する固定部材に関し、
特に車両などの移動や振動をする部材に、他部材を固定
するための固定部材に関する。
て伸縮する部材を固定するのに適する固定部材に関し、
特に車両などの移動や振動をする部材に、他部材を固定
するための固定部材に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車用のバッテリは、所定の容量
に設定されたバッテリ部材を多数個用いている。従来、
これらのバッテリ部材を車両に取り付けるために、バッ
テリ体を構成するためのロアケースに、各バッテリ部材
を少なくとも2箇所でボルト締めして取り付けていた。
しかし、各バッテリ部材についてボルト締めをするに
は、時間がかかり、取付け作業や交換作業が煩雑であっ
た。複数のバッテリ部材を一体に固定する別の方法とし
て、ロアケースに配置したバッテリ部材をクランプで挟
み付けて固定することが考えられる。この方法では、1
つのクランプを複数のバッテリ部材に当接させることが
でき、1つのクランプで複数のバッテリ部材をロアケー
スとの間で挟みつけることができる。
に設定されたバッテリ部材を多数個用いている。従来、
これらのバッテリ部材を車両に取り付けるために、バッ
テリ体を構成するためのロアケースに、各バッテリ部材
を少なくとも2箇所でボルト締めして取り付けていた。
しかし、各バッテリ部材についてボルト締めをするに
は、時間がかかり、取付け作業や交換作業が煩雑であっ
た。複数のバッテリ部材を一体に固定する別の方法とし
て、ロアケースに配置したバッテリ部材をクランプで挟
み付けて固定することが考えられる。この方法では、1
つのクランプを複数のバッテリ部材に当接させることが
でき、1つのクランプで複数のバッテリ部材をロアケー
スとの間で挟みつけることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッテ
リ部材は、通常、温度によって膨張したり収縮したりす
る構成となっている。このため、温度による伸縮によっ
てクランプが緩み、がたつきが発生するおそれがある。
そこで、本発明では、固定される部材の伸縮特性に関わ
らず固定でき、かつ取付け作業を軽減し得る固定部材を
提供することを課題とする。また、固定される部材の伸
縮特性に関わらず固定でき、かつ取付け作業を軽減し得
る固定構造体を提供することを課題とする。
リ部材は、通常、温度によって膨張したり収縮したりす
る構成となっている。このため、温度による伸縮によっ
てクランプが緩み、がたつきが発生するおそれがある。
そこで、本発明では、固定される部材の伸縮特性に関わ
らず固定でき、かつ取付け作業を軽減し得る固定部材を
提供することを課題とする。また、固定される部材の伸
縮特性に関わらず固定でき、かつ取付け作業を軽減し得
る固定構造体を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、被固定体を固定する固定部材であっ
て、互いに協働して被固定体を挟持する対を成す挟持部
と、この対を成す挟持部が対向配置される挟持方向に垂
直な方向で被固定体に嵌合する嵌合部とを備える固定部
材を提供する。この固定部材によれば、被固定体を挟持
によって固定するため、ボルト締めに限定されず、種々
の固定方法で対を成す挟持部を被固定体を挟持できる位
置に固定することで、被固定体を固定できる。このた
め、取付け作業を簡易化することができる。そして、固
定部材の嵌合部が、対を成す挟持部によって挟持されて
いる被固定体に、対を成す挟持部が対向配置される挟持
方向に垂直な方向で嵌合することで、少なくとも挟持方
向に垂直な方向の成分を有し、被固定体が嵌合部に当接
する方向への移動が規制されている。したがって、例え
ば温度などによって伸縮する被固定体の伸縮を嵌合部で
規制して、被固定体を常に固定しておくことができる。
なお、本明細書において「所定の方向に垂直な方向で嵌
合する」とは、所定の方向にのみ延びる凹形状や凸形状
に限定されず、当該所定の方向に延びる成分を備える種
々の凹形状、凸形状、またはこれらの組合わせの形状に
よって嵌合する形態を含む。例えば、所定の方向に対し
て鋭角を成す方向に延びる凹形状、凸形状は、当該所定
の方向にもある程度突出または陥没しているため、この
部分で相手物に嵌合させることで、本明細書における
「所定の方向に垂直な方向で嵌合する」構成とすること
ができる。上記固定部材では、嵌合部は、前記挟持部に
一体に設けられていると、被固定体を挟持部で挟持させ
る作業によって、嵌合部を被固定体に嵌合させることが
できる。したがって、嵌合部を固定部材に取り付ける作
業を必要とせず、取付け作業が簡易な固定部材となる。
また、被固定体とともに対を成す挟持部の間に挟まれる
弾性部材を備えていると、対を成す挟持部と被固定体と
の間に挟みつけによる反発力が付与されるため、より安
定に固定することができる。また、弾性部材は、被固定
体の伸縮による挟み付けられた部分の変形を弾性変形に
よって吸収することもできる。
め、本発明では、被固定体を固定する固定部材であっ
て、互いに協働して被固定体を挟持する対を成す挟持部
と、この対を成す挟持部が対向配置される挟持方向に垂
直な方向で被固定体に嵌合する嵌合部とを備える固定部
材を提供する。この固定部材によれば、被固定体を挟持
によって固定するため、ボルト締めに限定されず、種々
の固定方法で対を成す挟持部を被固定体を挟持できる位
置に固定することで、被固定体を固定できる。このた
め、取付け作業を簡易化することができる。そして、固
定部材の嵌合部が、対を成す挟持部によって挟持されて
いる被固定体に、対を成す挟持部が対向配置される挟持
方向に垂直な方向で嵌合することで、少なくとも挟持方
向に垂直な方向の成分を有し、被固定体が嵌合部に当接
する方向への移動が規制されている。したがって、例え
ば温度などによって伸縮する被固定体の伸縮を嵌合部で
規制して、被固定体を常に固定しておくことができる。
なお、本明細書において「所定の方向に垂直な方向で嵌
合する」とは、所定の方向にのみ延びる凹形状や凸形状
に限定されず、当該所定の方向に延びる成分を備える種
々の凹形状、凸形状、またはこれらの組合わせの形状に
よって嵌合する形態を含む。例えば、所定の方向に対し
て鋭角を成す方向に延びる凹形状、凸形状は、当該所定
の方向にもある程度突出または陥没しているため、この
部分で相手物に嵌合させることで、本明細書における
「所定の方向に垂直な方向で嵌合する」構成とすること
ができる。上記固定部材では、嵌合部は、前記挟持部に
一体に設けられていると、被固定体を挟持部で挟持させ
る作業によって、嵌合部を被固定体に嵌合させることが
できる。したがって、嵌合部を固定部材に取り付ける作
業を必要とせず、取付け作業が簡易な固定部材となる。
また、被固定体とともに対を成す挟持部の間に挟まれる
弾性部材を備えていると、対を成す挟持部と被固定体と
の間に挟みつけによる反発力が付与されるため、より安
定に固定することができる。また、弾性部材は、被固定
体の伸縮による挟み付けられた部分の変形を弾性変形に
よって吸収することもできる。
【0005】また、本発明では、複数の被固定体をそれ
ぞれ2以上の固定部位で固定する固定部材であって、各
固定部位の第1挟持部を一体に備える基体と、前記基体
の第1挟持部と協働して複数の被固定体を挟持可能な第
2挟持部を備えるクランプ部材と、を有し、同一の被固
定体を挟持する複数の固定部位間を結ぶ方向に垂直な方
向で被固定体に嵌合する嵌合部を備える固定部材を提供
する。この固定部材では、複数の第2挟持部が1つのク
ランプ部材に設けられているため、複数の被固定体を、
基体に設けられた第1挟持部に配置して、クランプ部材
を基体に対して固定することで、被固定体を固定でき
る。したがって、より少ない取付け作業で複数の被固定
体を固定することができる。また、固定部位は、同一の
被固定体を固定する固定部位間を結ぶ方向に垂直な方向
で嵌合する嵌合部を備えているため、固定部位からの被
固定体の移動が、より確実に規制されており、被固定体
全体の伸縮が規制されて安定に固定することができる。
この固定部材において、前記第1挟持部上に、被固定体
とともに第1及び第2挟持部によって挟まれる弾性部材
を備え、前記嵌合部は、前記第1挟持部から延び、かつ
前記弾性部材以下の高さの凸部に形成されていると、嵌
合部が第1挟持部に突出して設けられていても、被固定
体を弾性部材上を移動させて所定の位置に配置すること
が容易である。すなわち弾性部材上を被固定体をスライ
ドさせて移動させることができる。また、被固定体に
は、嵌合部が挿入される凹部を設ければ良いため、被固
定体に突出部が設けられたり、容積が増大したりするこ
とを容易に抑制できる。
ぞれ2以上の固定部位で固定する固定部材であって、各
固定部位の第1挟持部を一体に備える基体と、前記基体
の第1挟持部と協働して複数の被固定体を挟持可能な第
2挟持部を備えるクランプ部材と、を有し、同一の被固
定体を挟持する複数の固定部位間を結ぶ方向に垂直な方
向で被固定体に嵌合する嵌合部を備える固定部材を提供
する。この固定部材では、複数の第2挟持部が1つのク
ランプ部材に設けられているため、複数の被固定体を、
基体に設けられた第1挟持部に配置して、クランプ部材
を基体に対して固定することで、被固定体を固定でき
る。したがって、より少ない取付け作業で複数の被固定
体を固定することができる。また、固定部位は、同一の
被固定体を固定する固定部位間を結ぶ方向に垂直な方向
で嵌合する嵌合部を備えているため、固定部位からの被
固定体の移動が、より確実に規制されており、被固定体
全体の伸縮が規制されて安定に固定することができる。
この固定部材において、前記第1挟持部上に、被固定体
とともに第1及び第2挟持部によって挟まれる弾性部材
を備え、前記嵌合部は、前記第1挟持部から延び、かつ
前記弾性部材以下の高さの凸部に形成されていると、嵌
合部が第1挟持部に突出して設けられていても、被固定
体を弾性部材上を移動させて所定の位置に配置すること
が容易である。すなわち弾性部材上を被固定体をスライ
ドさせて移動させることができる。また、被固定体に
は、嵌合部が挿入される凹部を設ければ良いため、被固
定体に突出部が設けられたり、容積が増大したりするこ
とを容易に抑制できる。
【0006】さらに、本発明では、複数の被固定体とこ
れらの被固定体をそれぞれ2以上の固定部位で固定して
一体化できる固定部材とを備える固定構造体であって、
前記固定部材は、各固定部位の第1挟持部を一体に備え
る基体と、前記基体の第1挟持部と協働して複数の被固
定体を挟持可能な第2挟持部を備えるクランプ部材とを
備え、被固定体は、各固定部位の第1及び第2挟持部に
よって挟持される被挟持部を有し、前記固定部材と前記
被固定体の被挟持部との間に、被固定体の固定部位を結
ぶ方向に垂直な方向で嵌合する嵌合構造が設けられてい
る固定構造体を提供する。
れらの被固定体をそれぞれ2以上の固定部位で固定して
一体化できる固定部材とを備える固定構造体であって、
前記固定部材は、各固定部位の第1挟持部を一体に備え
る基体と、前記基体の第1挟持部と協働して複数の被固
定体を挟持可能な第2挟持部を備えるクランプ部材とを
備え、被固定体は、各固定部位の第1及び第2挟持部に
よって挟持される被挟持部を有し、前記固定部材と前記
被固定体の被挟持部との間に、被固定体の固定部位を結
ぶ方向に垂直な方向で嵌合する嵌合構造が設けられてい
る固定構造体を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1〜3に、本発明
の一実施の形態に係わるバッテリ固定部材1と、このバ
ッテリ固定部材1に固定されるバッテリ部材3を示す。
バッテリ部材3は、本発明の被固定体に対応し、種々の
形状、大きさに形成することができる。図1〜3に示す
バッテリ部材3は、略板状に形成されている。本実施形
態のバッテリ部材3は、バッテリ部材3の本体部分の下
部両側端から側方に向かって突出する被挟持部5を有し
ている。この被挟持部5は、バッテリ固定部材1に挟持
される部分である。図2,3に示すように、本実施形態
の被挟持部5は、下面がバッテリ部材の本体部分の下面
と平行な面に形成されており、上面は、被挟持部5の先
端に向かって高さが小さくなる傾斜平面状に形成されて
いる。
面を参照しながら詳細に説明する。図1〜3に、本発明
の一実施の形態に係わるバッテリ固定部材1と、このバ
ッテリ固定部材1に固定されるバッテリ部材3を示す。
バッテリ部材3は、本発明の被固定体に対応し、種々の
形状、大きさに形成することができる。図1〜3に示す
バッテリ部材3は、略板状に形成されている。本実施形
態のバッテリ部材3は、バッテリ部材3の本体部分の下
部両側端から側方に向かって突出する被挟持部5を有し
ている。この被挟持部5は、バッテリ固定部材1に挟持
される部分である。図2,3に示すように、本実施形態
の被挟持部5は、下面がバッテリ部材の本体部分の下面
と平行な面に形成されており、上面は、被挟持部5の先
端に向かって高さが小さくなる傾斜平面状に形成されて
いる。
【0008】バッテリ部材3は、後述するバッテリ固定
部材1に設けられる嵌合部15と嵌合構造を形成できる
被嵌合部7を備えている。被嵌合部7は、嵌合部15に
嵌め合わされてバッテリ部材3の伸縮を規制する部位
で、嵌合部15とともに種々の形状、構成とすることが
できる。例えば、ナットがインサートされているボルト
用凹部を本発明の被固定体に設けられる被嵌合部として
も良い。本実施形態では、被嵌合部7は、図1〜3に示
すように、被挟持部5の下面に開口を有し、上方に向か
って径が小さくなるテーパ形状を有する凹状孔に形成さ
れている。
部材1に設けられる嵌合部15と嵌合構造を形成できる
被嵌合部7を備えている。被嵌合部7は、嵌合部15に
嵌め合わされてバッテリ部材3の伸縮を規制する部位
で、嵌合部15とともに種々の形状、構成とすることが
できる。例えば、ナットがインサートされているボルト
用凹部を本発明の被固定体に設けられる被嵌合部として
も良い。本実施形態では、被嵌合部7は、図1〜3に示
すように、被挟持部5の下面に開口を有し、上方に向か
って径が小さくなるテーパ形状を有する凹状孔に形成さ
れている。
【0009】本実施形態のバッテリ固定部材1は、複数
のバッテリ部材3を固定できる部材で、車体に固定可能
に形成されている。バッテリ固定部材1は、ロアケース
11、クランプ部材27、及び弾性部材21を備えてい
る。また、特に図示しないが、バッテリ部材3の上側を
被覆するアッパケースなど、他の種々の部材を備えてい
ても良い。
のバッテリ部材3を固定できる部材で、車体に固定可能
に形成されている。バッテリ固定部材1は、ロアケース
11、クランプ部材27、及び弾性部材21を備えてい
る。また、特に図示しないが、バッテリ部材3の上側を
被覆するアッパケースなど、他の種々の部材を備えてい
ても良い。
【0010】ロアケース11は、バッテリ部材3の下部
を収容する部材である。ロアケース11は、図1に示す
ように、複数のバッテリ部材3を互いに平行となるよう
に並列して配置できる大きさに形成されている。ロアケ
ース11は、中央が平板状に形成されており、両側端部
に沿って延びる2段の段差部分を備える板状部材となっ
ている。
を収容する部材である。ロアケース11は、図1に示す
ように、複数のバッテリ部材3を互いに平行となるよう
に並列して配置できる大きさに形成されている。ロアケ
ース11は、中央が平板状に形成されており、両側端部
に沿って延びる2段の段差部分を備える板状部材となっ
ている。
【0011】本実施形態のロアケース11は、クランプ
部材27と協働することによってバッテリ部材3を挟み
付けて固定可能に形成されている。すなわち、本発明の
基体に対応する。ロアケース11には、バッテリ部材3
を挟み付ける対を成す挟持部のうち第1挟持部13が一
体化されている。第1挟持部13は、種々の形状に形成
することができるが、被固定体の当接部位、すなわちバ
ッテリ部材3の被挟持部5の下面に面接触できる形状を
備えることが好ましい。本実施形態では、第1挟持部1
3は、ロアケース11の中央部の両側に沿って延びる1
番目の段差部分として形成されている。両側の第1挟持
部13の間隔は、ロアケース11上をわたるように配置
されたバッテリ部材3の被挟持部5が、第1挟持部13
に載置されるように設定されている。図2,3に示すよ
うに、第1挟持部13の上面は、中央部に対してほぼ平
行な平面に形成されており、複数のバッテリ部材3の固
定部位に対応する第1の挟持部13が、それぞれ連続し
た状態になっている。
部材27と協働することによってバッテリ部材3を挟み
付けて固定可能に形成されている。すなわち、本発明の
基体に対応する。ロアケース11には、バッテリ部材3
を挟み付ける対を成す挟持部のうち第1挟持部13が一
体化されている。第1挟持部13は、種々の形状に形成
することができるが、被固定体の当接部位、すなわちバ
ッテリ部材3の被挟持部5の下面に面接触できる形状を
備えることが好ましい。本実施形態では、第1挟持部1
3は、ロアケース11の中央部の両側に沿って延びる1
番目の段差部分として形成されている。両側の第1挟持
部13の間隔は、ロアケース11上をわたるように配置
されたバッテリ部材3の被挟持部5が、第1挟持部13
に載置されるように設定されている。図2,3に示すよ
うに、第1挟持部13の上面は、中央部に対してほぼ平
行な平面に形成されており、複数のバッテリ部材3の固
定部位に対応する第1の挟持部13が、それぞれ連続し
た状態になっている。
【0012】第1挟持部13には、バッテリ部材3の被
嵌合部7に嵌合可能な嵌合部15が設けられている。嵌
合部15は、種々の形状に形成することができ、バッテ
リ部材3の特定部位に合わせた形状としたり、バッテリ
部材3に所定形状の被嵌合部7を設けたりして、嵌合可
能に形成することができる。嵌合部15は、バッテリ部
材3の移動を規制したい方向に垂直な方向で、バッテリ
部材3(被固定体)に嵌まり合う形状とされることで、
バッテリ部材3の所定方向への移動を確実に規制でき
る。すなわち、対を成す挟持部の対向配置されている方
向に垂直な方向で嵌合するように形成されていることが
好ましい。本実施形態では、バッテリ固定部材1による
バッテリ部材3(被挟持部5)の挟持方向に凹凸を備え
る形状に形成されることで、バッテリ部材3の挟持方向
に垂直な方向の移動または伸縮を規制することができ
る。また、一の被固定体(バッテリ部材3)を固定する
ために複数の固定部位を備える形態では、一の被固定体
を固定する各固定部位間を結ぶ方向に垂直な方向で嵌合
する構成であると、固定部位間での伸縮を規制すること
ができる。すなわち、本実施形態では、固定部位間を結
ぶ方向に垂直な方向に凹凸を有する形状とされることが
好ましい。
嵌合部7に嵌合可能な嵌合部15が設けられている。嵌
合部15は、種々の形状に形成することができ、バッテ
リ部材3の特定部位に合わせた形状としたり、バッテリ
部材3に所定形状の被嵌合部7を設けたりして、嵌合可
能に形成することができる。嵌合部15は、バッテリ部
材3の移動を規制したい方向に垂直な方向で、バッテリ
部材3(被固定体)に嵌まり合う形状とされることで、
バッテリ部材3の所定方向への移動を確実に規制でき
る。すなわち、対を成す挟持部の対向配置されている方
向に垂直な方向で嵌合するように形成されていることが
好ましい。本実施形態では、バッテリ固定部材1による
バッテリ部材3(被挟持部5)の挟持方向に凹凸を備え
る形状に形成されることで、バッテリ部材3の挟持方向
に垂直な方向の移動または伸縮を規制することができ
る。また、一の被固定体(バッテリ部材3)を固定する
ために複数の固定部位を備える形態では、一の被固定体
を固定する各固定部位間を結ぶ方向に垂直な方向で嵌合
する構成であると、固定部位間での伸縮を規制すること
ができる。すなわち、本実施形態では、固定部位間を結
ぶ方向に垂直な方向に凹凸を有する形状とされることが
好ましい。
【0013】本実施形態の嵌合部15は、第1挟持部1
3から垂直上方に突出する略円柱状の凸部に形成されて
いる。嵌合部15は、バッテリ部材3の被嵌合部7より
小さい外径を有し、先端に向かって径が小さくなるテー
パ状に形成されている。嵌合部15は、第1挟持部13
に所定の間隔で設けられており、嵌合部15によってロ
アケース11にバッテリ部材3(被固定体)を設置する
間隔が設定されている。
3から垂直上方に突出する略円柱状の凸部に形成されて
いる。嵌合部15は、バッテリ部材3の被嵌合部7より
小さい外径を有し、先端に向かって径が小さくなるテー
パ状に形成されている。嵌合部15は、第1挟持部13
に所定の間隔で設けられており、嵌合部15によってロ
アケース11にバッテリ部材3(被固定体)を設置する
間隔が設定されている。
【0014】また、本実施形態では、ロアケース11
は、両側端部に沿って、クランプ部材27を取り付け可
能な取り付け部17を備えている。取り付け部17は、
クランプ部材27を所望の取り付け形態で取り付け可能
な形状とすることができる。例えば、クランプ部材27
の端部を係合固定可能な凹凸形状としても良い。本実施
形態の取り付け部17は、図1〜3に示すように、第1
挟持部13の外側に形成された段差部分によって形成さ
れている。取り付け部17は、ロアケース11の中央部
にほぼ平行な平板部分で、端部に沿って所定の間隔でボ
ルト孔19が設けられている。
は、両側端部に沿って、クランプ部材27を取り付け可
能な取り付け部17を備えている。取り付け部17は、
クランプ部材27を所望の取り付け形態で取り付け可能
な形状とすることができる。例えば、クランプ部材27
の端部を係合固定可能な凹凸形状としても良い。本実施
形態の取り付け部17は、図1〜3に示すように、第1
挟持部13の外側に形成された段差部分によって形成さ
れている。取り付け部17は、ロアケース11の中央部
にほぼ平行な平板部分で、端部に沿って所定の間隔でボ
ルト孔19が設けられている。
【0015】第1挟持部13には、弾性部材21が設け
られている。弾性部材21は、バッテリ部材3を弾性支
持できる弾性力を備える種々の部材とされる。例えば、
板ばねなどのばね部材や、ゴム材料、エラストマー材料
などで形成されたゴム状弾性を備える部材、フェルトな
ど空隙を備える繊維マット、スポンジ(弾性を有する発
泡材料)とすることができる。弾性部材21は、バッテ
リ部材3とともに挟まれるように設けられる。したがっ
て、第1挟持部13全体に設けられても良いし、一部に
設けられても良い。
られている。弾性部材21は、バッテリ部材3を弾性支
持できる弾性力を備える種々の部材とされる。例えば、
板ばねなどのばね部材や、ゴム材料、エラストマー材料
などで形成されたゴム状弾性を備える部材、フェルトな
ど空隙を備える繊維マット、スポンジ(弾性を有する発
泡材料)とすることができる。弾性部材21は、バッテ
リ部材3とともに挟まれるように設けられる。したがっ
て、第1挟持部13全体に設けられても良いし、一部に
設けられても良い。
【0016】本実施形態の弾性部材21は、ゴム材料で
形成されたマット体で、第1挟持部13と同様の幅及び
長さに形成されている。弾性部材21には、嵌合部15
を挿入可能な貫通孔23が形成されており、嵌合部15
を除く第1挟持部13部分全体にわたって設けられてい
る。また、図2に示すように、弾性部材21は、自然状
態において嵌合部15の突出量とほぼ同じ厚みを備えて
いる。弾性部材21は、第1挟持部13の上方に平面部
25を形成している。
形成されたマット体で、第1挟持部13と同様の幅及び
長さに形成されている。弾性部材21には、嵌合部15
を挿入可能な貫通孔23が形成されており、嵌合部15
を除く第1挟持部13部分全体にわたって設けられてい
る。また、図2に示すように、弾性部材21は、自然状
態において嵌合部15の突出量とほぼ同じ厚みを備えて
いる。弾性部材21は、第1挟持部13の上方に平面部
25を形成している。
【0017】ロアケース11は、金属材料又は樹脂材料
によって形成することができる。金属材料で形成する場
合、ロアケース11全体をプレス成形によって成形する
ことができる。すなわち、取り付け部17、第1挟持部
13及び各嵌合部15は、金属板をプレス成形すること
によって成形することができる。樹脂材料で形成する場
合、射出成形やモールド成形によって取り付け部17、
第1挟持部13及び嵌合部15を一体成形しても良い
し、例えば、嵌合部15など特定部位を別体で成形し、
溶着や接着などによって一体化しても良い。また、例え
ば、図4に示すように、樹脂材料によって第1挟持部1
3と嵌合部15とを備える第1挟持部材39を成形し、
これを金属製又は樹脂製のロアケース11に接着、溶
着、あるいは螺着など種々の固着形態で一体化して形成
しても良い。
によって形成することができる。金属材料で形成する場
合、ロアケース11全体をプレス成形によって成形する
ことができる。すなわち、取り付け部17、第1挟持部
13及び各嵌合部15は、金属板をプレス成形すること
によって成形することができる。樹脂材料で形成する場
合、射出成形やモールド成形によって取り付け部17、
第1挟持部13及び嵌合部15を一体成形しても良い
し、例えば、嵌合部15など特定部位を別体で成形し、
溶着や接着などによって一体化しても良い。また、例え
ば、図4に示すように、樹脂材料によって第1挟持部1
3と嵌合部15とを備える第1挟持部材39を成形し、
これを金属製又は樹脂製のロアケース11に接着、溶
着、あるいは螺着など種々の固着形態で一体化して形成
しても良い。
【0018】クランプ部材27は、ロアケース11と協
働することによってバッテリ部材3を挟み付ける部材
で、対を成す挟持部のうちの第2挟持部29を備えてい
る。クランプ部材27は、並列される2以上のバッテリ
部材3を挟持できる長さに形成されていることが好まし
い。本実施形態のクランプ部材27は、図1〜3に示す
ように、長尺状の板状部材によってロアケース11の第
1挟持部13と同様の長さに形成されている。このた
め、クランプ部材27は、ロアケース11に載置される
バッテリ部材3の全部を挟持できる。
働することによってバッテリ部材3を挟み付ける部材
で、対を成す挟持部のうちの第2挟持部29を備えてい
る。クランプ部材27は、並列される2以上のバッテリ
部材3を挟持できる長さに形成されていることが好まし
い。本実施形態のクランプ部材27は、図1〜3に示す
ように、長尺状の板状部材によってロアケース11の第
1挟持部13と同様の長さに形成されている。このた
め、クランプ部材27は、ロアケース11に載置される
バッテリ部材3の全部を挟持できる。
【0019】ロアケース11の取り付け部17に固定さ
れる固定部31と第2挟持部29とを備えている。固定
部31は、取り付け部17と等間隔で同様の大きさのボ
ルト孔33を備える板状部である。固定部31は、取り
付け部17に別体のボルト35とナット37とによって
締め付け固定可能とされている。第2挟持部29は、図
1〜3に示すように、固定部31に対して所定の角度で
屈曲されている平板状部分である。第2挟持部29は、
種々の形状に形成することができるが、被固定体の当接
部位、すなわちバッテリ部材3の被挟持部5の上側面に
面接触できる形状とされることが好ましい。本実施形態
では、第2挟持部29は、平面状に形成されており、ク
ランプ部材27がロアケース11に取り付けられたとき
に、被挟持部5の上面の傾斜平面とほぼ平行に延びるよ
うに固定部31に対して屈曲されている。
れる固定部31と第2挟持部29とを備えている。固定
部31は、取り付け部17と等間隔で同様の大きさのボ
ルト孔33を備える板状部である。固定部31は、取り
付け部17に別体のボルト35とナット37とによって
締め付け固定可能とされている。第2挟持部29は、図
1〜3に示すように、固定部31に対して所定の角度で
屈曲されている平板状部分である。第2挟持部29は、
種々の形状に形成することができるが、被固定体の当接
部位、すなわちバッテリ部材3の被挟持部5の上側面に
面接触できる形状とされることが好ましい。本実施形態
では、第2挟持部29は、平面状に形成されており、ク
ランプ部材27がロアケース11に取り付けられたとき
に、被挟持部5の上面の傾斜平面とほぼ平行に延びるよ
うに固定部31に対して屈曲されている。
【0020】次に、このバッテリ固定部材1を用いて、
複数のバッテリ部材3を固定する方法について説明す
る。まず、弾性部材21が設けられているロアケース1
1にバッテリ部材3を載せる。バッテリ部材3は、両側
の被挟持部5がロアケース11の両側の第1挟持部13
上に載置されるように配置する。また、被挟持部5の被
嵌合部7の下方に嵌合部15が対応する位置に配置す
る。本実施形態のバッテリ固定部材1では、弾性部材2
1によって嵌合部15の上方に平面部が形成されている
ため、スライドによって容易に所定の位置に移動させる
ことができる。ロアケース11の所定の位置にバッテリ
部材3を配置したようすを図2に示す。
複数のバッテリ部材3を固定する方法について説明す
る。まず、弾性部材21が設けられているロアケース1
1にバッテリ部材3を載せる。バッテリ部材3は、両側
の被挟持部5がロアケース11の両側の第1挟持部13
上に載置されるように配置する。また、被挟持部5の被
嵌合部7の下方に嵌合部15が対応する位置に配置す
る。本実施形態のバッテリ固定部材1では、弾性部材2
1によって嵌合部15の上方に平面部が形成されている
ため、スライドによって容易に所定の位置に移動させる
ことができる。ロアケース11の所定の位置にバッテリ
部材3を配置したようすを図2に示す。
【0021】次に、バッテリ部材3の被挟持部5の上方
からクランプ部材27を配置し、ボルト35及びナット
37を用いてロアケース11にクランプ部材27を締め
付け固定する。この固定によって、クランプ部材27の
第2挟持部29は、バッテリ部材3の被挟持部5の上面
に当接してバッテリ部材3を下方に押圧する。この押圧
によりバッテリ部材3は第1挟持部13と第2挟持部2
9とによって挟持される。弾性部材21は、バッテリ部
材3とともに挟まれて圧縮され、第1及び第2の挟持部
13,29間に反発力を付与する。この結果、図3に示
すように、バッテリ部材3の被挟持部5が第1挟持部1
3及び第2挟持部29によって上下方向で挟み付けられ
て、固定される。また、嵌合部15は、バッテリ部材3
の被嵌合部7に挿入されて、嵌合している。なお、嵌合
部15と被嵌合部7とは、密接せず、あそびがあっても
良い。
からクランプ部材27を配置し、ボルト35及びナット
37を用いてロアケース11にクランプ部材27を締め
付け固定する。この固定によって、クランプ部材27の
第2挟持部29は、バッテリ部材3の被挟持部5の上面
に当接してバッテリ部材3を下方に押圧する。この押圧
によりバッテリ部材3は第1挟持部13と第2挟持部2
9とによって挟持される。弾性部材21は、バッテリ部
材3とともに挟まれて圧縮され、第1及び第2の挟持部
13,29間に反発力を付与する。この結果、図3に示
すように、バッテリ部材3の被挟持部5が第1挟持部1
3及び第2挟持部29によって上下方向で挟み付けられ
て、固定される。また、嵌合部15は、バッテリ部材3
の被嵌合部7に挿入されて、嵌合している。なお、嵌合
部15と被嵌合部7とは、密接せず、あそびがあっても
良い。
【0022】このバッテリ固定部材1のクランプ部材2
7は、複数のバッテリ部材3を挟持することができる。
クランプ部材27は、挟持力が確保できる範囲の取り付
け強度で取り付け部17に取り付けられていれば良いた
め、各バッテリ部材3の両側端をそれぞれボルトで締め
付け固定する場合に比べてより少ない取り付け箇所で安
定にバッテリ部材3を固定できる。したがって、より簡
易な作業によって複数のバッテリ部材3を固定すること
ができる。
7は、複数のバッテリ部材3を挟持することができる。
クランプ部材27は、挟持力が確保できる範囲の取り付
け強度で取り付け部17に取り付けられていれば良いた
め、各バッテリ部材3の両側端をそれぞれボルトで締め
付け固定する場合に比べてより少ない取り付け箇所で安
定にバッテリ部材3を固定できる。したがって、より簡
易な作業によって複数のバッテリ部材3を固定すること
ができる。
【0023】バッテリ固定部材1に固定されたバッテリ
部材3では、被挟持部5は、被嵌合部7と嵌合部15と
の嵌まり合いによって、対を成す挟持部13,29の間
に安定に保持されている。すなわち、嵌合部15が被嵌
合部7に当接して被挟持部5の移動、すなわち、挟持方
向に垂直な方向への移動を規制している。したがって、
バッテリ部材3が伸縮する温度においても、被挟持部5
が移動せず、常に所定の位置で安定に固定されている。
また、バッテリ部材3の伸縮が規制されるため、クラン
プ部材27がバッテリ部材3の伸縮によって緩むことが
良好に低減されている。なお、本実施形態では、クラン
プ部材27は、複数のバッテリ部材3の被挟持部5に対
応するように大きく形成されているため、バッテリ部材
3の伸縮などによってがたつくことが良好に低減されて
いる。
部材3では、被挟持部5は、被嵌合部7と嵌合部15と
の嵌まり合いによって、対を成す挟持部13,29の間
に安定に保持されている。すなわち、嵌合部15が被嵌
合部7に当接して被挟持部5の移動、すなわち、挟持方
向に垂直な方向への移動を規制している。したがって、
バッテリ部材3が伸縮する温度においても、被挟持部5
が移動せず、常に所定の位置で安定に固定されている。
また、バッテリ部材3の伸縮が規制されるため、クラン
プ部材27がバッテリ部材3の伸縮によって緩むことが
良好に低減されている。なお、本実施形態では、クラン
プ部材27は、複数のバッテリ部材3の被挟持部5に対
応するように大きく形成されているため、バッテリ部材
3の伸縮などによってがたつくことが良好に低減されて
いる。
【0024】また、バッテリ部材3自体は、図1に示す
ように長手方向の両側端に被挟持部5が設けられ、対を
成す挟持部13,29で所定の間隔に固定されている。
このため、バッテリ部材3全体の固定部位を結ぶ方向で
の温度による伸縮が規制されている。
ように長手方向の両側端に被挟持部5が設けられ、対を
成す挟持部13,29で所定の間隔に固定されている。
このため、バッテリ部材3全体の固定部位を結ぶ方向で
の温度による伸縮が規制されている。
【0025】また、弾性部材21が設けられているた
め、バッテリ部材3が多少伸縮しても、弾性部材21に
よってこの伸縮を吸収してバッテリ部材3を安定した固
定状態に保持することができる。なお、対を成す挟持部
13,29の成す角度が鋭角に設定されていることによ
って、バッテリ部材3が伸縮によって変形しても、対を
成す挟持部間で弾性部材21で吸収できる方向へスムー
ズに移動できるようになっている。
め、バッテリ部材3が多少伸縮しても、弾性部材21に
よってこの伸縮を吸収してバッテリ部材3を安定した固
定状態に保持することができる。なお、対を成す挟持部
13,29の成す角度が鋭角に設定されていることによ
って、バッテリ部材3が伸縮によって変形しても、対を
成す挟持部間で弾性部材21で吸収できる方向へスムー
ズに移動できるようになっている。
【0026】次に、本発明の別の実施形態に係わるバッ
テリ固定部材及びバッテリ部材について、図5〜10を
参照して説明する。なお、図1〜3に示すバッテリ固定
部材1及びバッテリ部材3と同様である場合は、図面に
同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図5は、図
1の形態と比較して嵌合部及び被嵌合部の形状が異なる
例である。バッテリ部材43には、凸状の被嵌合部44
が設けられており、バッテリ部材43の下面から突出す
る円柱状部に形成されている。また、ロアケース46に
は、被嵌合部44を挿通可能な凹状の嵌合部48が設け
られている。嵌合部48は、第1挟持部49を形成する
板状部に設けられた貫通孔によって形成することができ
る。例えば、ボルト締めによって固定される従来のバッ
テリ部材を固定するためのロアケースに設けられている
ボルト孔としても良い。バッテリ部材43をこのバッテ
リ固定部材41で固定すると、被嵌合部44は、嵌合部
48である貫通孔に挿入されて嵌まり合い、バッテリ部
材43の伸縮が規制される。
テリ固定部材及びバッテリ部材について、図5〜10を
参照して説明する。なお、図1〜3に示すバッテリ固定
部材1及びバッテリ部材3と同様である場合は、図面に
同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図5は、図
1の形態と比較して嵌合部及び被嵌合部の形状が異なる
例である。バッテリ部材43には、凸状の被嵌合部44
が設けられており、バッテリ部材43の下面から突出す
る円柱状部に形成されている。また、ロアケース46に
は、被嵌合部44を挿通可能な凹状の嵌合部48が設け
られている。嵌合部48は、第1挟持部49を形成する
板状部に設けられた貫通孔によって形成することができ
る。例えば、ボルト締めによって固定される従来のバッ
テリ部材を固定するためのロアケースに設けられている
ボルト孔としても良い。バッテリ部材43をこのバッテ
リ固定部材41で固定すると、被嵌合部44は、嵌合部
48である貫通孔に挿入されて嵌まり合い、バッテリ部
材43の伸縮が規制される。
【0027】また、図6は、図1と同一のバッテリ部材
3を固定するバッテリ固定部材51の別の形態であっ
て、凸状の嵌合部53が別体の嵌合部材59で形成され
ている例である。ロアケース11の第1挟持部55に
は、図5の形態と同様、貫通孔57が設けられている。
嵌合部材59は、この貫通孔57に挿入して固定状態と
される固定部60と、貫通孔57より大径に形成された
フランジ62と、フランジ62の上方に形成される円錐
状の嵌合部53とを備えている。嵌合部材59は、例え
ば、樹脂などによって成形することができる。
3を固定するバッテリ固定部材51の別の形態であっ
て、凸状の嵌合部53が別体の嵌合部材59で形成され
ている例である。ロアケース11の第1挟持部55に
は、図5の形態と同様、貫通孔57が設けられている。
嵌合部材59は、この貫通孔57に挿入して固定状態と
される固定部60と、貫通孔57より大径に形成された
フランジ62と、フランジ62の上方に形成される円錐
状の嵌合部53とを備えている。嵌合部材59は、例え
ば、樹脂などによって成形することができる。
【0028】このバッテリ固定部材51は、第1挟持部
55の貫通孔57に嵌合部材59の固定部60が挿入さ
れ、弾性部材64が配置されている。この状態で、嵌合
部材59は、貫通孔57に通されて、嵌合部材59の軸
に垂直な方向、すなわち挟持方向に垂直な方向において
固定されている。そして、このバッテリ固定部材51に
バッテリ部材3を固定することにより、嵌合部53がバ
ッテリ部材3の被嵌合部7に挿入されて嵌まり合い、バ
ッテリ部材3の温度変化による伸縮が規制される。
55の貫通孔57に嵌合部材59の固定部60が挿入さ
れ、弾性部材64が配置されている。この状態で、嵌合
部材59は、貫通孔57に通されて、嵌合部材59の軸
に垂直な方向、すなわち挟持方向に垂直な方向において
固定されている。そして、このバッテリ固定部材51に
バッテリ部材3を固定することにより、嵌合部53がバ
ッテリ部材3の被嵌合部7に挿入されて嵌まり合い、バ
ッテリ部材3の温度変化による伸縮が規制される。
【0029】また、図7に弾性部材を第2挟持部側に設
けた例を示す。図7に示すバッテリ固定部材71は、弾
性部材が異なる他は、図1に示すバッテリ固定部材1と
同一である。弾性部材73は、想定され得るバッテリ部
材3の伸縮にかかる変形を吸収できる厚みに形成されて
いる。弾性部材73は、クランプ部材27の第2挟持部
29のバッテリ部材3に対向する面に固定して設けられ
ても良いし、バッテリ部材3の被挟持部5の上面に固定
して設けられても良い。あるいは、弾性部材73を別体
に設け、バッテリ部材3をロアケース11上に配置後、
被挟持部5の上面に弾性部材73を配置し、その後クラ
ンプ部材27を配置してクランプ部材27をロアケース
11に締め付け固定しても良い。
けた例を示す。図7に示すバッテリ固定部材71は、弾
性部材が異なる他は、図1に示すバッテリ固定部材1と
同一である。弾性部材73は、想定され得るバッテリ部
材3の伸縮にかかる変形を吸収できる厚みに形成されて
いる。弾性部材73は、クランプ部材27の第2挟持部
29のバッテリ部材3に対向する面に固定して設けられ
ても良いし、バッテリ部材3の被挟持部5の上面に固定
して設けられても良い。あるいは、弾性部材73を別体
に設け、バッテリ部材3をロアケース11上に配置後、
被挟持部5の上面に弾性部材73を配置し、その後クラ
ンプ部材27を配置してクランプ部材27をロアケース
11に締め付け固定しても良い。
【0030】また、図8に嵌合部と被嵌合部とを被固定
体と第2挟持部との間に設けた例を示す。このバッテリ
部材75は、図1のバッテリ部材3と同様、全体が板状
に形成されており、下部両側端に同様の被挟持部77が
設けられている。バッテリ部材75では、被嵌合部79
は、被挟持部77の上面に設けられている。被嵌合部7
9は、上面に開口し、下方へ向かって延びる溝状の凹部
に形成されている。ロアケース83は、第1挟持部85
上に嵌合部を有しない他は図1のロアケース11と同様
に形成されている。第1挟持部85には、所定の厚みを
備えるマット状に形成されたゴム製の弾性部材89が設
けられている。
体と第2挟持部との間に設けた例を示す。このバッテリ
部材75は、図1のバッテリ部材3と同様、全体が板状
に形成されており、下部両側端に同様の被挟持部77が
設けられている。バッテリ部材75では、被嵌合部79
は、被挟持部77の上面に設けられている。被嵌合部7
9は、上面に開口し、下方へ向かって延びる溝状の凹部
に形成されている。ロアケース83は、第1挟持部85
上に嵌合部を有しない他は図1のロアケース11と同様
に形成されている。第1挟持部85には、所定の厚みを
備えるマット状に形成されたゴム製の弾性部材89が設
けられている。
【0031】クランプ部材90は、図1のクランプ部材
27と同様、板状部材で形成されており、固定部92と
第2挟持部94とを備えている。第2挟持部94は、バ
ッテリ部材75の被挟持部77の上面に沿う平面状に形
成されている。また、第2挟持部94には、被嵌合部7
9に嵌合可能な嵌合部96が設けられている。嵌合部9
6は、本実施形態では、クランプ部材90が固定された
状態で下方に突出するように形成されており、被嵌合部
79の凹状に沿う形状に金属板状部材の曲げ成形によっ
て形成されている。
27と同様、板状部材で形成されており、固定部92と
第2挟持部94とを備えている。第2挟持部94は、バ
ッテリ部材75の被挟持部77の上面に沿う平面状に形
成されている。また、第2挟持部94には、被嵌合部7
9に嵌合可能な嵌合部96が設けられている。嵌合部9
6は、本実施形態では、クランプ部材90が固定された
状態で下方に突出するように形成されており、被嵌合部
79の凹状に沿う形状に金属板状部材の曲げ成形によっ
て形成されている。
【0032】このバッテリ固定部材81では、凸状の嵌
合部96が締め部材であるクランプ部材90に設けられ
ているため、ケース部材であるロアケース83の第1挟
持部85を平面状に形成することができる。このため、
ロアケース83の加工工程数を低減することができる。
また、図1のロアケース11の場合よりも厚みの小さい
弾性部材89を用いても、バッテリ部材75を第1挟持
部85上をスライドによって移動させることができる。
合部96が締め部材であるクランプ部材90に設けられ
ているため、ケース部材であるロアケース83の第1挟
持部85を平面状に形成することができる。このため、
ロアケース83の加工工程数を低減することができる。
また、図1のロアケース11の場合よりも厚みの小さい
弾性部材89を用いても、バッテリ部材75を第1挟持
部85上をスライドによって移動させることができる。
【0033】また、図9に被固定体の固定間隔を自由に
設定できる固定部材の一例を示す。図9のバッテリ固定
部材101は、図1のバッテリ固定部材1と同様のロア
ケース103及びほぼ同一のクランプ部材27を備えて
いる。バッテリ固定部材101の第1挟持部105に
は、第1挟持部105の長手方向に沿って延びる突条が
形成されて嵌合部107とされている。また、バッテリ
部材110は、図1のバッテリ部材3と同様、板状に形
成されており下部両側端に被挟持部113が設けられて
いる。そして、被挟持部113の下部には、板状部材の
平面に対して垂直な方向に貫通する凹状溝が形成されて
被嵌合部115とされている。この被嵌合部115は、
第1挟持部105の嵌合部107を挿通可能な大きさと
されている。また、被挟持部113の下面には、弾性部
材117が設けられている。弾性部材117は、ゴム製
のマット状部材で、接着、溶着など種々の固着形態でバ
ッテリ部材110に固定されている。
設定できる固定部材の一例を示す。図9のバッテリ固定
部材101は、図1のバッテリ固定部材1と同様のロア
ケース103及びほぼ同一のクランプ部材27を備えて
いる。バッテリ固定部材101の第1挟持部105に
は、第1挟持部105の長手方向に沿って延びる突条が
形成されて嵌合部107とされている。また、バッテリ
部材110は、図1のバッテリ部材3と同様、板状に形
成されており下部両側端に被挟持部113が設けられて
いる。そして、被挟持部113の下部には、板状部材の
平面に対して垂直な方向に貫通する凹状溝が形成されて
被嵌合部115とされている。この被嵌合部115は、
第1挟持部105の嵌合部107を挿通可能な大きさと
されている。また、被挟持部113の下面には、弾性部
材117が設けられている。弾性部材117は、ゴム製
のマット状部材で、接着、溶着など種々の固着形態でバ
ッテリ部材110に固定されている。
【0034】このバッテリ固定部材101では、嵌合部
107が第1挟持部105に沿って連続して設けられて
いるため、任意の部位にバッテリ部材110を配置して
固定することができる。このため、種々の数のバッテリ
部材110を種々の間隔でロアケース103上に配置し
て固定することができる。また、バッテリ部材110の
被嵌合部115は、バッテリ部材110をスライドさせ
て配置する場合のスライド方向全体に延びるように形成
されているため、突条の嵌合部107が第1挟持部10
5に対して突出して設けられていても、第1挟持部10
5上をスライドによって移動させることができる。この
構成においても嵌合部107と被嵌合部115とは、固
定部位間を結ぶ方向に垂直な方向で嵌合しているため、
バッテリ部材110の固定部位を結ぶ方向における伸縮
は良好に規制されている。また、クランプ部材27を用
いて固定する前でも、嵌合部107と被嵌合部115と
が嵌まり合っているため、より安定にバッテリ部材11
0を所定の位置に載置できることが期待される。
107が第1挟持部105に沿って連続して設けられて
いるため、任意の部位にバッテリ部材110を配置して
固定することができる。このため、種々の数のバッテリ
部材110を種々の間隔でロアケース103上に配置し
て固定することができる。また、バッテリ部材110の
被嵌合部115は、バッテリ部材110をスライドさせ
て配置する場合のスライド方向全体に延びるように形成
されているため、突条の嵌合部107が第1挟持部10
5に対して突出して設けられていても、第1挟持部10
5上をスライドによって移動させることができる。この
構成においても嵌合部107と被嵌合部115とは、固
定部位間を結ぶ方向に垂直な方向で嵌合しているため、
バッテリ部材110の固定部位を結ぶ方向における伸縮
は良好に規制されている。また、クランプ部材27を用
いて固定する前でも、嵌合部107と被嵌合部115と
が嵌まり合っているため、より安定にバッテリ部材11
0を所定の位置に載置できることが期待される。
【0035】なお、嵌合部107は、連続して設けてい
るが、所定の間隔となるように断続的に設けられていて
も良い。この場合は、バッテリ部材110の固定位置を
嵌合部107の位置によって、予め設定しておくことが
できる。また、嵌合部107が断続的に設けられる場合
であっても、図9の場合と同様、バッテリ部材110を
スライドさせて所定の位置に配置できることは、もちろ
んである。すなわち、本発明にかかるバッテリ固定部材
と被固定体において、嵌合部及び/又は被嵌合部の凹状
部が被固定体のスライド方向において連続して形成され
ていることにより、嵌合部及び/又は被嵌合部の凸部が
突出した状態であっても、スライド移動による所定部位
への設置が可能である。
るが、所定の間隔となるように断続的に設けられていて
も良い。この場合は、バッテリ部材110の固定位置を
嵌合部107の位置によって、予め設定しておくことが
できる。また、嵌合部107が断続的に設けられる場合
であっても、図9の場合と同様、バッテリ部材110を
スライドさせて所定の位置に配置できることは、もちろ
んである。すなわち、本発明にかかるバッテリ固定部材
と被固定体において、嵌合部及び/又は被嵌合部の凹状
部が被固定体のスライド方向において連続して形成され
ていることにより、嵌合部及び/又は被嵌合部の凸部が
突出した状態であっても、スライド移動による所定部位
への設置が可能である。
【0036】したがって、例えば、図5に示すバッテリ
固定部材41において、第1挟持部49の長手方向に沿
って延びる貫通溝状部を形成して嵌合部48とすること
により、被嵌合部44が下面より突出しているバッテリ
部材43をスライドによって所定部位に配置できる形態
とすることができる。また、図9のバッテリ部材110
は、図1に示すバッテリ固定部材1のロアケース11に
おいて、弾性部材21が嵌合部15より小さい厚みに形
成されていても、スライドによって所定位置に配置され
ることが可能である。
固定部材41において、第1挟持部49の長手方向に沿
って延びる貫通溝状部を形成して嵌合部48とすること
により、被嵌合部44が下面より突出しているバッテリ
部材43をスライドによって所定部位に配置できる形態
とすることができる。また、図9のバッテリ部材110
は、図1に示すバッテリ固定部材1のロアケース11に
おいて、弾性部材21が嵌合部15より小さい厚みに形
成されていても、スライドによって所定位置に配置され
ることが可能である。
【0037】上記実施形態は、嵌合部が第1又は第2の
挟持部に設けられている形態であるが、嵌合部、すなわ
ち嵌合構造は、第1の挟持部、第2の挟持部あるいはそ
の両方と被挟持部との間に設けられる形態に限定されな
い。被固定体の被挟持部が、固定部材の所定部位に固定
されていれば良く、例えば、図10に示す形態のよう
に、嵌合部が第1及び第2の挟持部とは別体に形成され
ていても良い。
挟持部に設けられている形態であるが、嵌合部、すなわ
ち嵌合構造は、第1の挟持部、第2の挟持部あるいはそ
の両方と被挟持部との間に設けられる形態に限定されな
い。被固定体の被挟持部が、固定部材の所定部位に固定
されていれば良く、例えば、図10に示す形態のよう
に、嵌合部が第1及び第2の挟持部とは別体に形成され
ていても良い。
【0038】図10では、バッテリ部材120は、他の
実施例と同様、全体が板状に形成されており、下部両側
端に同様の被挟持部122が設けられている。被挟持部
122は、板状部に垂直な方向に貫通する貫通孔に形成
された被嵌合部124を備えている。被嵌合部124
は、横方向に後述する嵌合部135と同様の幅を有し、
上下方向は嵌合部135の高さより大きく形成されてい
る。
実施例と同様、全体が板状に形成されており、下部両側
端に同様の被挟持部122が設けられている。被挟持部
122は、板状部に垂直な方向に貫通する貫通孔に形成
された被嵌合部124を備えている。被嵌合部124
は、横方向に後述する嵌合部135と同様の幅を有し、
上下方向は嵌合部135の高さより大きく形成されてい
る。
【0039】バッテリ固定部材130は、図8に示すバ
ッテリ固定部材81のロアケース83と同様の第1挟持
部周辺の構成を備えるロアケース131を有している。
すなわち、第1挟持部133は平面状に形成されてい
る。また、この第1挟持部133上に所定の厚みを備え
るマット状に形成されたゴム製の弾性部材137が設け
られている。ロアケース131は、長手方向の端部であ
って、第1挟持部133の上方に位置する部位に、後述
する嵌合部135を有する嵌合部材136の固定部(図
示せず)を備えている。この固定部は、嵌合部材136
を所定の位置に固定可能に形成されている。なお、クラ
ンプ部材は、第1の実施形態のクランプ部材27と同様
である。
ッテリ固定部材81のロアケース83と同様の第1挟持
部周辺の構成を備えるロアケース131を有している。
すなわち、第1挟持部133は平面状に形成されてい
る。また、この第1挟持部133上に所定の厚みを備え
るマット状に形成されたゴム製の弾性部材137が設け
られている。ロアケース131は、長手方向の端部であ
って、第1挟持部133の上方に位置する部位に、後述
する嵌合部135を有する嵌合部材136の固定部(図
示せず)を備えている。この固定部は、嵌合部材136
を所定の位置に固定可能に形成されている。なお、クラ
ンプ部材は、第1の実施形態のクランプ部材27と同様
である。
【0040】嵌合部材136は、バッテリ部材120に
形成された貫通孔である被嵌合部124に挿通可能な長
尺状部材である。嵌合部材136は、本実施形態では、
断面円形の棒状部材である。嵌合部材136のバッテリ
部材120の被嵌合部124に通される部分が、嵌合部
135である。嵌合部材136は、1つのロアケース1
31に載置されるすべてのバッテリ部材120の被嵌合
部124に通されてロアケース131に固定される形態
がより好ましいが、単一のバッテリ部材120ごとに設
けられても良い。好ましくは、複数のバッテリ部材12
0の被嵌合部124に嵌合できるように形成される。
形成された貫通孔である被嵌合部124に挿通可能な長
尺状部材である。嵌合部材136は、本実施形態では、
断面円形の棒状部材である。嵌合部材136のバッテリ
部材120の被嵌合部124に通される部分が、嵌合部
135である。嵌合部材136は、1つのロアケース1
31に載置されるすべてのバッテリ部材120の被嵌合
部124に通されてロアケース131に固定される形態
がより好ましいが、単一のバッテリ部材120ごとに設
けられても良い。好ましくは、複数のバッテリ部材12
0の被嵌合部124に嵌合できるように形成される。
【0041】このバッテリ固定部材130における、バ
ッテリ部材120の固定手順は、特に限定されない。バ
ッテリ部材120をロアケース131の所定の位置に配
置し、嵌合部材136を被嵌合部124に挿通させてバ
ッテリ固定部材130に固定した後、クランプ部材27
をボルトで締め付け固定することによってバッテリ部材
120を挟持しても良い。また、複数のバッテリ部材1
20の被嵌合部124に嵌合部材136を挿通させた
後、ロアケース131の所定位置に配置し、クランプ部
材27を取り付けて挟持しても良い。あるいは、バッテ
リ部材120をロアケース131とクランプ部材27と
で挟持した後、嵌合部材136をバッテリ部材120の
被嵌合部124に挿通させて、固定しても良い。
ッテリ部材120の固定手順は、特に限定されない。バ
ッテリ部材120をロアケース131の所定の位置に配
置し、嵌合部材136を被嵌合部124に挿通させてバ
ッテリ固定部材130に固定した後、クランプ部材27
をボルトで締め付け固定することによってバッテリ部材
120を挟持しても良い。また、複数のバッテリ部材1
20の被嵌合部124に嵌合部材136を挿通させた
後、ロアケース131の所定位置に配置し、クランプ部
材27を取り付けて挟持しても良い。あるいは、バッテ
リ部材120をロアケース131とクランプ部材27と
で挟持した後、嵌合部材136をバッテリ部材120の
被嵌合部124に挿通させて、固定しても良い。
【0042】このバッテリ固定構造体では、嵌合部13
5は嵌合部材136として別体で形成されており、第1
挟持部133や第2挟持部29は、バッテリ部材120
の被挟持部122の外面に沿う形状に形成されていれば
良い。このため、第1及び第2挟持部の形状が単純化で
き、成形が容易となっている。また、嵌合部、被嵌合部
の形状や位置の設計の自由度が高い。また、取り付け時
に複数のバッテリ部材を嵌合部材を用いて一体化してお
いたり、嵌合部材136を予めロアケース131に固定
しておき、バッテリ部材120を嵌合部材136に通し
ながら所定位置に安定に配置したりすることによって取
付け作業を簡易化することができる。
5は嵌合部材136として別体で形成されており、第1
挟持部133や第2挟持部29は、バッテリ部材120
の被挟持部122の外面に沿う形状に形成されていれば
良い。このため、第1及び第2挟持部の形状が単純化で
き、成形が容易となっている。また、嵌合部、被嵌合部
の形状や位置の設計の自由度が高い。また、取り付け時
に複数のバッテリ部材を嵌合部材を用いて一体化してお
いたり、嵌合部材136を予めロアケース131に固定
しておき、バッテリ部材120を嵌合部材136に通し
ながら所定位置に安定に配置したりすることによって取
付け作業を簡易化することができる。
【0043】以上、複数の実施形態を説明したが、本発
明に係る固定部材又は固定構造体は、これらに限定され
ず、種々の形状、形態を取り得る。例えば、第1挟持部
は、上記実施形態では、複数の固定体の第1挟持部が連
続状に形成されていたが、これに限定されず、断続的、
すなわち個々に形成されていても良い。また、第1及び
/または第2挟持部は、同一直線上に設けられている形
態に限定されず、左右方向および/または上下方向に変
位する種々の配列によって設けることができる。
明に係る固定部材又は固定構造体は、これらに限定され
ず、種々の形状、形態を取り得る。例えば、第1挟持部
は、上記実施形態では、複数の固定体の第1挟持部が連
続状に形成されていたが、これに限定されず、断続的、
すなわち個々に形成されていても良い。また、第1及び
/または第2挟持部は、同一直線上に設けられている形
態に限定されず、左右方向および/または上下方向に変
位する種々の配列によって設けることができる。
【0044】また、クランプ部材は、ロアケースと対を
成してバッテリ部材(被固定体)を被包するアッパケー
スやに一体化されていても良い。この場合、アッパケー
ス自体を本発明のクランプ部材ということができる。す
なわち、固定部材は、他の車両構成要素などに一体化さ
れたり、兼用されていても良い。また、嵌合部は、被固
定体に特に、被嵌合部が設けられず、被固定体の形状自
体に嵌合する形状に形成されていても良い。あるいは、
被嵌合部が被固定体の配列方向に突出する形状に形成さ
れ、隣接する被固定体の被嵌合部どうしが挟持方向に垂
直な方向で嵌合し、かつ配列の端に位置する被固定体の
被嵌合部のみが固定部材に形成されている嵌合部に固定
して設けられる構成であっても良い。この構成において
も、固定部材と被固定体の挟持部との間に嵌合構造が形
成されており、被固定体の熱などによる伸縮を規制し
て、良好に保持することができる。
成してバッテリ部材(被固定体)を被包するアッパケー
スやに一体化されていても良い。この場合、アッパケー
ス自体を本発明のクランプ部材ということができる。す
なわち、固定部材は、他の車両構成要素などに一体化さ
れたり、兼用されていても良い。また、嵌合部は、被固
定体に特に、被嵌合部が設けられず、被固定体の形状自
体に嵌合する形状に形成されていても良い。あるいは、
被嵌合部が被固定体の配列方向に突出する形状に形成さ
れ、隣接する被固定体の被嵌合部どうしが挟持方向に垂
直な方向で嵌合し、かつ配列の端に位置する被固定体の
被嵌合部のみが固定部材に形成されている嵌合部に固定
して設けられる構成であっても良い。この構成において
も、固定部材と被固定体の挟持部との間に嵌合構造が形
成されており、被固定体の熱などによる伸縮を規制し
て、良好に保持することができる。
【0045】なお、本発明に係る被固定体は、バッテリ
部材に限定されるものではなく、種々の部材とすること
ができる。すなわち、車両、船舶、飛行機など振動や移
動を伴う物品に対して設けられる種々の部材に適用する
ことができる。特に、これらの物品に対して温度変化に
よって膨張又は収縮する部材を固定する場合に適用する
ことが好ましい。また、バッテリ部材のように、部材自
体が発熱、放熱などする部材を固定する場合に適用する
ことが好ましい。
部材に限定されるものではなく、種々の部材とすること
ができる。すなわち、車両、船舶、飛行機など振動や移
動を伴う物品に対して設けられる種々の部材に適用する
ことができる。特に、これらの物品に対して温度変化に
よって膨張又は収縮する部材を固定する場合に適用する
ことが好ましい。また、バッテリ部材のように、部材自
体が発熱、放熱などする部材を固定する場合に適用する
ことが好ましい。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、固定される部材の伸
縮特性に関わらず固定でき、かつ取付け作業を軽減し得
る固定部材を提供することにより、温度などによって伸
縮する性質を有する被固定体を安定に固定することがで
きる。また、固定される部材の伸縮特性に関わらず固定
でき、かつ取付け作業を軽減し得る固定構造体を提供す
ることによって、温度などによって伸縮する性質を有す
る被固定体が安定に固定された構造体を得ることができ
る。
縮特性に関わらず固定でき、かつ取付け作業を軽減し得
る固定部材を提供することにより、温度などによって伸
縮する性質を有する被固定体を安定に固定することがで
きる。また、固定される部材の伸縮特性に関わらず固定
でき、かつ取付け作業を軽減し得る固定構造体を提供す
ることによって、温度などによって伸縮する性質を有す
る被固定体が安定に固定された構造体を得ることができ
る。
【図1】本発明の一実施の形態に係わるバッテリ部材と
その固定部材を示す分解斜視図である。
その固定部材を示す分解斜視図である。
【図2】図1の固定部材の所定位置にバッテリ部材を載
置した状態を示すA−A断面図である。
置した状態を示すA−A断面図である。
【図3】図1の固定部材でバッテリ部材を固定した状態
を示すA−A断面図である。
を示すA−A断面図である。
【図4】本発明の別の実施の形態に係わる固定部材の要
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図5】本発明の別の実施の形態に係わる固定部材によ
るバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
るバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
【図6】本発明の別の実施の形態に係わる固定部材によ
るバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
るバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
【図7】本発明の別の実施の形態に係わる固定部材によ
るバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
るバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
【図8】本発明の別の実施の形態に係わる固定部材によ
るバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
るバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
【図9】本発明の別の実施の形態に係わる固定部材とこ
の固定部材によって固定されるバッテリ部材とを示す分
解斜視図である。
の固定部材によって固定されるバッテリ部材とを示す分
解斜視図である。
【図10】本発明の別の実施の形態に係わる固定部材に
よるバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
よるバッテリ部材の固定状態を示す断面図である。
1,41,51,71,81,101,130 バッテ
リ固定部材 3,43,75,110,120 バッテリ部材 5,77,113,122 被挟持部 7,44,79,115,124 被嵌合部 11,46,83,103,131 ロアケース 13,49,55,85,105,133 第1挟持部 15,48,53,96,107,135 嵌合部 17,87 取り付け部 19,33 ボルト孔 21,64,73,89,117,137 弾性部材 23 貫通孔 25 平面部 27,90 クランプ部材 29,94 第2挟持部 31,92 固定部 35 ボルト 37 ナット 39 第1挟持部材 57 貫通孔 59 嵌合部材 60 固定部 62 フランジ 136 嵌合部材
リ固定部材 3,43,75,110,120 バッテリ部材 5,77,113,122 被挟持部 7,44,79,115,124 被嵌合部 11,46,83,103,131 ロアケース 13,49,55,85,105,133 第1挟持部 15,48,53,96,107,135 嵌合部 17,87 取り付け部 19,33 ボルト孔 21,64,73,89,117,137 弾性部材 23 貫通孔 25 平面部 27,90 クランプ部材 29,94 第2挟持部 31,92 固定部 35 ボルト 37 ナット 39 第1挟持部材 57 貫通孔 59 嵌合部材 60 固定部 62 フランジ 136 嵌合部材
Claims (6)
- 【請求項1】被固定体を固定する固定部材であって、 互いに協働して被固定体を挟持する対を成す挟持部と、 この対を成す挟持部が対向配置される挟持方向に垂直な
方向で被固定体に嵌合する嵌合部とを備える、固定部
材。 - 【請求項2】前記嵌合部は、前記挟持部に一体に設けら
れている、請求項1に記載の固定部材。 - 【請求項3】被固定体とともに対を成す挟持部に挟まれ
る弾性部材を備える、請求項1又は2に記載の固定部
材。 - 【請求項4】複数の被固定体をそれぞれ2以上の固定部
位で固定する固定部材であって、 各固定部位の第1挟持部を一体に備える基体と、 前記基体の第1挟持部と協働して複数の被固定体を挟持
可能な第2挟持部を備えるクランプ部材と、を有し、 同一の被固定体を挟持する複数の固定部位間を結ぶ方向
に垂直な方向で被固定体に嵌合する嵌合部を備える、固
定部材。 - 【請求項5】前記第1挟持部上に、被固定体とともに第
1及び第2挟持部によって挟まれる弾性部材を備え、 前記嵌合部は、前記第1挟持部から延び、かつ前記弾性
部材以下の高さの凸部に形成されている、請求項4に記
載の固定部材。 - 【請求項6】複数の被固定体とこれらの被固定体をそれ
ぞれ2以上の固定部位で固定して一体化できる固定部材
とを備える固定構造体であって、 前記固定部材は、 各固定部位の第1挟持部を一体に備える基体と、 前記基体の第1挟持部と協働して複数の被固定体を挟持
可能な第2挟持部を備えるクランプ部材とを備え、 被固定体は、各固定部位の第1及び第2挟持部によって
挟持される被挟持部を有し、 前記固定部材と前記被固定体の被挟持部との間に、被固
定体の固定部位を結ぶ方向に垂直な方向で嵌合する嵌合
構造が設けられている、固定構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002043406A JP2003237381A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 固定部材及び固定構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002043406A JP2003237381A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 固定部材及び固定構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003237381A true JP2003237381A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27783208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002043406A Pending JP2003237381A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 固定部材及び固定構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003237381A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008179197A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Nissan Motor Co Ltd | バッテリの車体取付構造 |
JP2011020641A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd | 建設機械 |
JP2012084239A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-26 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | バッテリスタックの固定構造 |
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JP2017515266A (ja) * | 2014-05-07 | 2017-06-08 | エルジー・ケム・リミテッド | ホールドダウンブラケットを含む電池パック |
JP2021514536A (ja) * | 2018-09-21 | 2021-06-10 | エルジー・ケム・リミテッド | 固定部材を含む電池パック、これを含むデバイスおよび電池パック製造方法 |
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-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002043406A patent/JP2003237381A/ja active Pending
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