JP2003232830A - バーンインボードの洗浄方法とバーンインボードの洗浄用治具 - Google Patents
バーンインボードの洗浄方法とバーンインボードの洗浄用治具Info
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- JP2003232830A JP2003232830A JP2002030379A JP2002030379A JP2003232830A JP 2003232830 A JP2003232830 A JP 2003232830A JP 2002030379 A JP2002030379 A JP 2002030379A JP 2002030379 A JP2002030379 A JP 2002030379A JP 2003232830 A JP2003232830 A JP 2003232830A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バーンインボードに搭載されたソケットから
ごみ等が確実に除去されるようにする。 【解決手段】 洗浄用治具は、多数の開口1a、2aが
開設された本体部1とカバー部2とを有する。ソケット
33が搭載された、バーンインボードを洗浄する際に
は、ソケットを上向きにしてバーンインボードを本体部
1上に装着する〔(a)〕。このとき、ソケット33の
コンタクトピン33bのコンタクト部はコンタクトピン
の弾性力によりソケット33のベース33aの上面に接
触している。次に、カバー部2を閉めると、ソケット3
3の蓋体33dがカバー部2に押圧されて押し下げられ
る。これにより、コンタクトピン33bは押し広げら
れ、コンタクトピン33bはベース33dから乖離され
る〔(b)〕。洗浄用治具はバーンインボードと共に洗
浄液に浸漬され、洗浄される。
ごみ等が確実に除去されるようにする。 【解決手段】 洗浄用治具は、多数の開口1a、2aが
開設された本体部1とカバー部2とを有する。ソケット
33が搭載された、バーンインボードを洗浄する際に
は、ソケットを上向きにしてバーンインボードを本体部
1上に装着する〔(a)〕。このとき、ソケット33の
コンタクトピン33bのコンタクト部はコンタクトピン
の弾性力によりソケット33のベース33aの上面に接
触している。次に、カバー部2を閉めると、ソケット3
3の蓋体33dがカバー部2に押圧されて押し下げられ
る。これにより、コンタクトピン33bは押し広げら
れ、コンタクトピン33bはベース33dから乖離され
る〔(b)〕。洗浄用治具はバーンインボードと共に洗
浄液に浸漬され、洗浄される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージングさ
れた半導体装置に対しバーンインを行う際に用いる、半
導体装置を搭載するためのソケットが実装されたバーン
インボードの洗浄方法と洗浄用治具に関するものであ
る。
れた半導体装置に対しバーンインを行う際に用いる、半
導体装置を搭載するためのソケットが実装されたバーン
インボードの洗浄方法と洗浄用治具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置に対しては出荷前にバーンイ
ンが行われる。これは、メーカ側で半導体装置をストレ
ス印加状態で一定時間動作させ潜在故障を顕在化させる
スクリーニング工程である。図6(a)は、バーンイン
を行うために用いられるバーンインボードの斜視図であ
る。同図に示されるように、支持板31に支持されたプ
リント基板32上には、半導体装置が装着されるソケッ
ト33が複数個搭載されている。このソケットはオープ
ントップソケットと呼ばれるもので、上方から半導体装
置を落とし込んで装着を行う。そのソケットの定常状態
の断面図を図6(b)に示す。ソケット33は、絶縁性
材料からなるベース33aと、一端がベース33aに埋
め込まれた弾性金属材料からなるコンタクトピン33b
と、回転自在にケースに支持された絶縁性材料からなる
レバー33cと、上下動可能な蓋体33dと、ベース3
3aの上面に設けられた、パッケージの底面が当接する
IC受け33eを有する。コンタクトピン33bは、そ
の弾性力により、上部先端部の一端がベースの上面を押
圧すると共に、上部先端部の他端がレバー33cに回転
力を付与しており、これにより蓋体33dを上方に押し
上げている。
ンが行われる。これは、メーカ側で半導体装置をストレ
ス印加状態で一定時間動作させ潜在故障を顕在化させる
スクリーニング工程である。図6(a)は、バーンイン
を行うために用いられるバーンインボードの斜視図であ
る。同図に示されるように、支持板31に支持されたプ
リント基板32上には、半導体装置が装着されるソケッ
ト33が複数個搭載されている。このソケットはオープ
ントップソケットと呼ばれるもので、上方から半導体装
置を落とし込んで装着を行う。そのソケットの定常状態
の断面図を図6(b)に示す。ソケット33は、絶縁性
材料からなるベース33aと、一端がベース33aに埋
め込まれた弾性金属材料からなるコンタクトピン33b
と、回転自在にケースに支持された絶縁性材料からなる
レバー33cと、上下動可能な蓋体33dと、ベース3
3aの上面に設けられた、パッケージの底面が当接する
IC受け33eを有する。コンタクトピン33bは、そ
の弾性力により、上部先端部の一端がベースの上面を押
圧すると共に、上部先端部の他端がレバー33cに回転
力を付与しており、これにより蓋体33dを上方に押し
上げている。
【0003】ソケット33に半導体装置を装着する際に
は、図6(c)に示すように、蓋体33dを押し下げ
る。これにより、レバー33cが回動しコンタクトピン
33bを押し広げる。この状態で、QFP(quad flat
package)型の半導体装置(製品)をベース33a上に
載置すると、パッケージの底面がIC受け33eに当接
し、外部端子がベース33aに接触する。蓋体33dに
対する押圧力を解除すると、コンタクトピン33bがそ
の弾性力により内側に向かって回動し、レバー33cを
回転させて蓋体33a押し上げると共に、製品の外部端
子に接触する。そして、バーンイン炉内に入れてプリン
ト基板32の接栓端子部32aを炉内のコネクタに接続
してバーンインを行う。すなわち、所定の時間、電圧/
温度等のストレスを印加することにより製品の初期不良
を顕在化させる。電圧等の電気的ストレスは、炉のコネ
クタからバーンインボードの配線を経由し、ソケットの
コンタクトピンから製品の外部端子に印加される。スト
レス印加完了後、炉からバーンインボードを取り出し、
製品をバーンインボードから抜去(挿入と逆の手順)し
た後、製品の電気的特性試験を行い初期不良品を除去す
る。
は、図6(c)に示すように、蓋体33dを押し下げ
る。これにより、レバー33cが回動しコンタクトピン
33bを押し広げる。この状態で、QFP(quad flat
package)型の半導体装置(製品)をベース33a上に
載置すると、パッケージの底面がIC受け33eに当接
し、外部端子がベース33aに接触する。蓋体33dに
対する押圧力を解除すると、コンタクトピン33bがそ
の弾性力により内側に向かって回動し、レバー33cを
回転させて蓋体33a押し上げると共に、製品の外部端
子に接触する。そして、バーンイン炉内に入れてプリン
ト基板32の接栓端子部32aを炉内のコネクタに接続
してバーンインを行う。すなわち、所定の時間、電圧/
温度等のストレスを印加することにより製品の初期不良
を顕在化させる。電圧等の電気的ストレスは、炉のコネ
クタからバーンインボードの配線を経由し、ソケットの
コンタクトピンから製品の外部端子に印加される。スト
レス印加完了後、炉からバーンインボードを取り出し、
製品をバーンインボードから抜去(挿入と逆の手順)し
た後、製品の電気的特性試験を行い初期不良品を除去す
る。
【0004】バーンインボードは、複数回使用すると、
ごみ、汚れが付着し、接触不良を起こす可能性が高くな
るため、定期的に洗浄することが必要となる。従来の洗
浄方法は、ソケットから半導体装置を取り外した状態
〔図6(b)に示す状態〕でバーンインボードを洗浄液
に浸漬し、超音波振動を印加して洗浄を行うものであっ
た。
ごみ、汚れが付着し、接触不良を起こす可能性が高くな
るため、定期的に洗浄することが必要となる。従来の洗
浄方法は、ソケットから半導体装置を取り外した状態
〔図6(b)に示す状態〕でバーンインボードを洗浄液
に浸漬し、超音波振動を印加して洗浄を行うものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の洗浄方
法では、コンタクトピンの端子コンタクト部がベースに
接触した状態で洗浄が行われるため、コンタクトピンの
コンタクト面に付着している汚れやはんだクズ等のご
み、あるいはコンタクトピンで挟み込んでいる繊維クズ
等のごみが除去できないことがあった。その結果、ソケ
ットが接触不良を起こしバーンインが適切に行われなか
ったり誤判定を招くなどしてバーンインの信頼性が損な
われていた。本発明の課題は、上述した従来技術の問題
点を解決することであって、その目的は、バーンインボ
ードの洗浄の際に汚れやごみが確実に除去できるように
してソケットの接触不良を防止しバーンインの信頼性を
高めることである。
法では、コンタクトピンの端子コンタクト部がベースに
接触した状態で洗浄が行われるため、コンタクトピンの
コンタクト面に付着している汚れやはんだクズ等のご
み、あるいはコンタクトピンで挟み込んでいる繊維クズ
等のごみが除去できないことがあった。その結果、ソケ
ットが接触不良を起こしバーンインが適切に行われなか
ったり誤判定を招くなどしてバーンインの信頼性が損な
われていた。本発明の課題は、上述した従来技術の問題
点を解決することであって、その目的は、バーンインボ
ードの洗浄の際に汚れやごみが確実に除去できるように
してソケットの接触不良を防止しバーンインの信頼性を
高めることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、半導体集積回路の外部端子と接触
するコンタクトピンの接触部が定常状態で閉じているソ
ケットを実装したバーンインボードの洗浄方法におい
て、コンタクトピンの前記接触部を開いた状態で洗浄す
ることを特徴とするバーンインボードの洗浄方法、が提
供される。そして、好ましくは、前記ソケットを実装し
たバーンインボードを洗浄液内に浸漬し超音波振動を印
加しつつ洗浄を行う。
め、本発明によれば、半導体集積回路の外部端子と接触
するコンタクトピンの接触部が定常状態で閉じているソ
ケットを実装したバーンインボードの洗浄方法におい
て、コンタクトピンの前記接触部を開いた状態で洗浄す
ることを特徴とするバーンインボードの洗浄方法、が提
供される。そして、好ましくは、前記ソケットを実装し
たバーンインボードを洗浄液内に浸漬し超音波振動を印
加しつつ洗浄を行う。
【0007】また、上記の目的を達成するため、本発明
によれば、半導体集積回路の外部端子と接触する、半導
体集積回路を搭載していない定常状態には閉じているコ
ンタクトピンを有するソケットを実装した洗浄用治具に
おいて、前記コンタクトピンを開いた状態で洗浄できる
ようにしたことを特徴とするバーンインボードの洗浄用
治具、が提供される。そして、好ましくは、本体部と、
本体部に対して開閉可能なカバー部とを備え、本体部と
カバー部とが閉成された状態において前記バーンインボ
ードに搭載されたソケットの蓋体を押圧して前記コンタ
クトピンの接触部を開いた状態にする。
によれば、半導体集積回路の外部端子と接触する、半導
体集積回路を搭載していない定常状態には閉じているコ
ンタクトピンを有するソケットを実装した洗浄用治具に
おいて、前記コンタクトピンを開いた状態で洗浄できる
ようにしたことを特徴とするバーンインボードの洗浄用
治具、が提供される。そして、好ましくは、本体部と、
本体部に対して開閉可能なカバー部とを備え、本体部と
カバー部とが閉成された状態において前記バーンインボ
ードに搭載されたソケットの蓋体を押圧して前記コンタ
クトピンの接触部を開いた状態にする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、実施例に即して図面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施例]図1(a)は、本発明の洗浄用治具の
第1の実施例の開いた状態を示す斜視図であり、図1
(b)はその閉じた状態を示す側面図である。本実施例
の洗浄用治具は、底面と側面とに多数の開口1aが開設
された箱形の本体部1と、多数の開口2aが開設された
板状のカバー部2と、本体部1とカバー部2とを開閉自
在に連結する蝶板3と、本体部1の底面に固定された、
弾性材料からなる概略"U"字形状の弾性固定具4と、に
よって構成される。
て、実施例に即して図面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施例]図1(a)は、本発明の洗浄用治具の
第1の実施例の開いた状態を示す斜視図であり、図1
(b)はその閉じた状態を示す側面図である。本実施例
の洗浄用治具は、底面と側面とに多数の開口1aが開設
された箱形の本体部1と、多数の開口2aが開設された
板状のカバー部2と、本体部1とカバー部2とを開閉自
在に連結する蝶板3と、本体部1の底面に固定された、
弾性材料からなる概略"U"字形状の弾性固定具4と、に
よって構成される。
【0009】ソケットが実装されたバーンインボード
(図6参照)を洗浄する際には、ソケットを上向きにし
てバーンインボードを洗浄用治具の本体部1内に装着す
る。この状態での部分断面図を図2(a)に示す。この
とき、ソケット33のコンタクトピン33bのコンタク
ト部はコンタクトピンの弾性力によりベース33aの上
面に接触しており、また蓋体33dはコンタクトピンの
弾性力によりレバー33cを介して上方に持ち上げられ
ている。バーンインボードを洗浄用治具の本体部1内に
装着した後、カバー部2を閉める。図1(a)に示した
状態からカバー部2を閉めるには、弾性固定具4を手前
側に引き寄せておきカバー部2を本体部1に合わせた
後、弾性固定具4の引き寄せを解除してカバー部2を本
体部1に固定する。この状態での部分断面図を図2
(b)に示す。このとき、ソケット33の蓋体33dが
洗浄用治具のカバー部2に押圧されて押し下げられる。
これにより、レバー33cが回動され、コンタクトピン
33bを押し広げる。そのため、コンタクトピン33b
はベース33dから乖離される。
(図6参照)を洗浄する際には、ソケットを上向きにし
てバーンインボードを洗浄用治具の本体部1内に装着す
る。この状態での部分断面図を図2(a)に示す。この
とき、ソケット33のコンタクトピン33bのコンタク
ト部はコンタクトピンの弾性力によりベース33aの上
面に接触しており、また蓋体33dはコンタクトピンの
弾性力によりレバー33cを介して上方に持ち上げられ
ている。バーンインボードを洗浄用治具の本体部1内に
装着した後、カバー部2を閉める。図1(a)に示した
状態からカバー部2を閉めるには、弾性固定具4を手前
側に引き寄せておきカバー部2を本体部1に合わせた
後、弾性固定具4の引き寄せを解除してカバー部2を本
体部1に固定する。この状態での部分断面図を図2
(b)に示す。このとき、ソケット33の蓋体33dが
洗浄用治具のカバー部2に押圧されて押し下げられる。
これにより、レバー33cが回動され、コンタクトピン
33bを押し広げる。そのため、コンタクトピン33b
はベース33dから乖離される。
【0010】次に、ソケット付きバーンインボードが収
容された洗浄用治具を洗浄液内に浸漬し、超音波振動を
印加して洗浄を行う。このときソケット33のコンタク
トピンのコンタクト部は開いた状態にあるため、コンタ
クト面への付着物や汚染は有効に除去される。また、コ
ンタクトピン33bのコンタクト部とベース33dとの
間にごみを挟み込んだ状態で洗浄が終わることがなくな
る。洗浄は、超音波洗浄法に代え、スプレー法やQDR
(quick dumping rinse)法等により洗浄液にソケットを
曝すようにして行ってもよい。あるいは、単に乾燥空気
などの気体を噴射することにより洗浄を行うようにして
もよい。さらに、これらの洗浄方法のいくつかを組み合
わせて洗浄を行うこともできる。
容された洗浄用治具を洗浄液内に浸漬し、超音波振動を
印加して洗浄を行う。このときソケット33のコンタク
トピンのコンタクト部は開いた状態にあるため、コンタ
クト面への付着物や汚染は有効に除去される。また、コ
ンタクトピン33bのコンタクト部とベース33dとの
間にごみを挟み込んだ状態で洗浄が終わることがなくな
る。洗浄は、超音波洗浄法に代え、スプレー法やQDR
(quick dumping rinse)法等により洗浄液にソケットを
曝すようにして行ってもよい。あるいは、単に乾燥空気
などの気体を噴射することにより洗浄を行うようにして
もよい。さらに、これらの洗浄方法のいくつかを組み合
わせて洗浄を行うこともできる。
【0011】[第2の実施例]図3(a)は、本発明の
洗浄用治具の第2の実施例の閉じた状態を示す平面図で
あり、図3(b)は、その正面図である。また、図4
(a)は、本発明の洗浄用治具の第2の実施例の閉じた
状態を示す底面図であり、図4(b)は、その側面図で
ある。底板11とカバー板12とには、それぞれ複数の
開口11a、12aが開設されている。そして、カバー
板12と底板11とには、それぞれその上辺〔図3
(a)、図4(a)に図示された状態で図の上側を上辺
とする〕に沿って3個の上部軸受13と下部軸受14と
が固着されており、これらの軸受を貫通してシャフト1
5が挿通されている〔図4(b)参照〕。上部軸受13
と下部軸受14とは、シャフト15に対し回転自在であ
り、底板11とカバー板12とはシャフト15を回転中
心として開閉できるようになされている。
洗浄用治具の第2の実施例の閉じた状態を示す平面図で
あり、図3(b)は、その正面図である。また、図4
(a)は、本発明の洗浄用治具の第2の実施例の閉じた
状態を示す底面図であり、図4(b)は、その側面図で
ある。底板11とカバー板12とには、それぞれ複数の
開口11a、12aが開設されている。そして、カバー
板12と底板11とには、それぞれその上辺〔図3
(a)、図4(a)に図示された状態で図の上側を上辺
とする〕に沿って3個の上部軸受13と下部軸受14と
が固着されており、これらの軸受を貫通してシャフト1
5が挿通されている〔図4(b)参照〕。上部軸受13
と下部軸受14とは、シャフト15に対し回転自在であ
り、底板11とカバー板12とはシャフト15を回転中
心として開閉できるようになされている。
【0012】カバー板12の下辺の左右には、シャフト
部材取付部12bとなる突出部が形成されている。シャ
フト部材取付部12bの底板11側には、シャフト部材
20が固着されている。シャフト部材20の左右端はシ
ャフト部20aとして円柱状に加工されており、そのシ
ャフト部20aには対をなす、"L"字状のL金具16が
回転自在に取り付けられている。対をなすL金具16の
折り曲がり部の外側には、連結部材19を介して、対をな
す概略"凹"字状の係止棒支持体17が、回転自在に取り
付けられている。係止棒支持体17の連結部材19との
係合部と反対側の端部には係止棒18が取り付けられて
いる。また、L金具16のシャフト部20aとの係合部
と反対側の端部には把手21が取り付けられている。
部材取付部12bとなる突出部が形成されている。シャ
フト部材取付部12bの底板11側には、シャフト部材
20が固着されている。シャフト部材20の左右端はシ
ャフト部20aとして円柱状に加工されており、そのシ
ャフト部20aには対をなす、"L"字状のL金具16が
回転自在に取り付けられている。対をなすL金具16の
折り曲がり部の外側には、連結部材19を介して、対をな
す概略"凹"字状の係止棒支持体17が、回転自在に取り
付けられている。係止棒支持体17の連結部材19との
係合部と反対側の端部には係止棒18が取り付けられて
いる。また、L金具16のシャフト部20aとの係合部
と反対側の端部には把手21が取り付けられている。
【0013】底板11の下辺の両端部には係止折曲部1
1bとなる突出部が形成されており、この係止折曲部1
1bは、カバー板12から離れる方向に約15°の角度
をもって折り曲げられている〔図4(b)参照〕。底板
11の下辺の係止折曲部11bの内側2個所には底板1
1から垂直に延びるスタンド11cが形成されている。
このスタンド11cは、カバー板12を閉じる際のスト
ッパとして機能する。
1bとなる突出部が形成されており、この係止折曲部1
1bは、カバー板12から離れる方向に約15°の角度
をもって折り曲げられている〔図4(b)参照〕。底板
11の下辺の係止折曲部11bの内側2個所には底板1
1から垂直に延びるスタンド11cが形成されている。
このスタンド11cは、カバー板12を閉じる際のスト
ッパとして機能する。
【0014】次に、図5を参照して本実施例の洗浄用治
具の使用方法について説明する。図3、図4に示す閉じ
た状態の洗浄用治具を開くには、図4(b)に示す状態
から、把手21を持ち上げることにより、L金具16を
反時計方向に回転させた後、係止棒支持体17を時計方
向に回転させて、底板11の係止折曲部11bに対する
係止棒18の係合を解き、カバー板12を開く〔図5
(a)〕。次に、ソケットが実装されたバーンインボー
ド(図示省略)を底板11上に搭載し、その上にカバー
板12を被せる。そして、係止棒支持体17を回転させ
て、係止棒18を底板11の係止折曲部11bに引っか
ける〔図5(b)〕。次いで、把手21により、L金具
16を時計方向に回転させてカバー板12を閉じる。こ
のとき、図示省略されたソケットの蓋体がカバー板12
に押圧されることにより、ソケットのコンタクトピンの
ベースへの接触が解除される。次に、バーンインボード
に対する洗浄が行われるのであるが、その洗浄方法は第
1の実施例の場合と同様である。すなわち、超音波洗
浄、洗浄液または気体の噴射などの方法を用いることが
できる。
具の使用方法について説明する。図3、図4に示す閉じ
た状態の洗浄用治具を開くには、図4(b)に示す状態
から、把手21を持ち上げることにより、L金具16を
反時計方向に回転させた後、係止棒支持体17を時計方
向に回転させて、底板11の係止折曲部11bに対する
係止棒18の係合を解き、カバー板12を開く〔図5
(a)〕。次に、ソケットが実装されたバーンインボー
ド(図示省略)を底板11上に搭載し、その上にカバー
板12を被せる。そして、係止棒支持体17を回転させ
て、係止棒18を底板11の係止折曲部11bに引っか
ける〔図5(b)〕。次いで、把手21により、L金具
16を時計方向に回転させてカバー板12を閉じる。こ
のとき、図示省略されたソケットの蓋体がカバー板12
に押圧されることにより、ソケットのコンタクトピンの
ベースへの接触が解除される。次に、バーンインボード
に対する洗浄が行われるのであるが、その洗浄方法は第
1の実施例の場合と同様である。すなわち、超音波洗
浄、洗浄液または気体の噴射などの方法を用いることが
できる。
【0015】以上、好ましい実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜の変更が
可能なものである。例えば、本体部(底板)とカバー部
(カバー板)との係合方法は実施例に記載されたものに
限られず、公知の任意の手段を採用し得る。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜の変更が
可能なものである。例えば、本体部(底板)とカバー部
(カバー板)との係合方法は実施例に記載されたものに
限られず、公知の任意の手段を採用し得る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗浄用治
具を用いることにより、コンタクトピンが開いた状態で
洗浄を行うことが可能となり、コンタクトピンのコンタ
クト面まで洗浄液が流れ込むようになるため、コンタク
トピンで挟み込んでいたごみやコンタクト面に付着して
いたごみ、汚れも除去することが可能になる。したがっ
て、本発明によれば、バーンインボードのソケットの接
触不良を防止して信頼性の高いバーンインテストを実施
することが可能になる。
具を用いることにより、コンタクトピンが開いた状態で
洗浄を行うことが可能となり、コンタクトピンのコンタ
クト面まで洗浄液が流れ込むようになるため、コンタク
トピンで挟み込んでいたごみやコンタクト面に付着して
いたごみ、汚れも除去することが可能になる。したがっ
て、本発明によれば、バーンインボードのソケットの接
触不良を防止して信頼性の高いバーンインテストを実施
することが可能になる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図と側面図。
【図2】本発明の第1の実施例の動作を説明するための
断面図。
断面図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す平面図と正面図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す底面図と側面図。
【図5】本発明の第2の実施例の動作説明図。
【図6】洗浄の対象であるバーンインボードの斜視図と
バーンインボードに搭載されたソケットの動作を説明す
るための断面図。
バーンインボードに搭載されたソケットの動作を説明す
るための断面図。
1 本体部
1a、2a、11a、12a 開口
2 カバー部
3 蝶番
4 弾性固定具
11 底板
11b 係止折曲部
11c スタンド
12 カバー板
12b シャフト部材取付部
13 上部軸受
14 下部軸受
15 シャフト
16 L金具
17 係止棒支持体
18 係止棒
19 連結部材
20 シャフト部材
20a シャフト部
21 把手
31 支持板
32 プリント基板
32a 接栓端子部
33 ソケット
33a ベース
33b コンタクトピン
33c レバー
33d 蓋体
33e IC受け
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体集積回路の外部端子と接触するコ
ンタクトピンの接触部が定常状態で閉じているソケット
を実装したバーンインボードの洗浄方法において、コン
タクトピンの前記接触部を開いた状態で洗浄することを
特徴とするバーンインボードの洗浄方法。 - 【請求項2】 定常状態では、前記コンタクトピンの接
触部が前記ソケットのベースと接触していることを特徴
とする請求項1に記載のバーンインボードの洗浄方法。 - 【請求項3】 前記ソケットを実装したバーンインボー
ドを洗浄液内に浸漬し超音波振動を印加しつつ洗浄を行
うことを特徴とする請求項1または2に記載のバーンイ
ンボードの洗浄方法。 - 【請求項4】 前記ソケットを実装したバーンインボー
ドに流体を噴射して洗浄を行うことを特徴とする請求項
1または2に記載のバーンインボードの洗浄方法。 - 【請求項5】 前記流体が洗浄液であることを特徴とす
る請求項4に記載のバーンインボードの洗浄方法。 - 【請求項6】 半導体集積回路の外部端子と接触する、
半導体集積回路を搭載していない定常状態には閉じてい
るコンタクトピンを有するソケットを実装した洗浄用治
具において、前記コンタクトピンを開いた状態で洗浄で
きるようにしたことを特徴とするバーンインボードの洗
浄用治具。 - 【請求項7】 本体部と、本体部に対して開閉可能なカ
バー部とを備え、本体部とカバー部とが閉成された状態
において前記バーンインボードに搭載されたソケットの
蓋体を押圧して前記コンタクトピンの接触部を開いた状
態になすことを特徴とする請求項6に記載のバーンイン
ボードの洗浄用治具。 - 【請求項8】 前記本体部と前記カバー部とは、蝶番機
構を介して連結されていることを特徴とする請求項7に
記載のバーンインボードの洗浄用治具。 - 【請求項9】 前記カバー部を前記本体部に対して閉じ
た際に前記カバー部を閉じた状態に保持するロック機構
が備えられていることを特徴とする請求項7または8に
記載のバーンインボードの洗浄用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002030379A JP2003232830A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | バーンインボードの洗浄方法とバーンインボードの洗浄用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002030379A JP2003232830A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | バーンインボードの洗浄方法とバーンインボードの洗浄用治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003232830A true JP2003232830A (ja) | 2003-08-22 |
Family
ID=27774151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002030379A Withdrawn JP2003232830A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | バーンインボードの洗浄方法とバーンインボードの洗浄用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003232830A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102234166B1 (ko) * | 2021-02-18 | 2021-03-31 | 주식회사 포스텔 | 세정효율을 향상시킨 번인보드 세정장치 |
-
2002
- 2002-02-07 JP JP2002030379A patent/JP2003232830A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102234166B1 (ko) * | 2021-02-18 | 2021-03-31 | 주식회사 포스텔 | 세정효율을 향상시킨 번인보드 세정장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050114 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050627 |