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JP2003280541A - 電気光学装置および半導体素子、並びに電子機器 - Google Patents

電気光学装置および半導体素子、並びに電子機器

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JP2003280541A
JP2003280541A JP2002084338A JP2002084338A JP2003280541A JP 2003280541 A JP2003280541 A JP 2003280541A JP 2002084338 A JP2002084338 A JP 2002084338A JP 2002084338 A JP2002084338 A JP 2002084338A JP 2003280541 A JP2003280541 A JP 2003280541A
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optical panel
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bumps
optical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面表示を行う構成の場合において電気光学
装置の部品点数および実装工程を削減すること。 【解決手段】 液晶パネル6aと液晶パネル6bとの間
にドライバIC20を挟持し、ドライバIC20のバン
プ22をガラス基板1の透明電極23に接続する。これ
により、ドライバIC20が表裏の液晶パネル6a、6
bの両方に直に実装され兼用できるようになるから、液
晶表示装置100の部品点数を削減でき、且つ実装工程
を簡略化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ等の電子機器に好適であり、両面表示を行う構
成の場合において電気光学装置の部品点数および実装工
程を削減できる電気光学装置および半導体素子、並びに
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の液晶表示装置を用いた
携帯電子機器の一例を示す構成図である。この携帯電子
機器900は、表示部分901と本体部分902とがヒ
ンジ903によりフリップ開閉する構成であり、本体部
分902の上面にはキーボード904が設置されており
且つその内部には図示しないCPU等が収納されてい
る。また、表示部分901は、筐体905内に液晶表示
装置906を収納した構成であり、この液晶表示装置9
06は、メタルベゼル907により液晶パネル908が
固定され、その両面にはカバーガラス909が取り付け
られている。
【0003】液晶パネル908は、2枚のガラス基板9
10を対向させてその間に液晶911を封入し、更に合
わせたガラス基板910の両側に偏光板912を積層
し、一方のガラス基板910上の額縁部分に実装された
ドライバIC913とからなり、当該液晶パネル908
は筐体両面側にそれぞれ配置されている。また、液晶パ
ネル908と液晶パネル908の間には、冷陰極管91
4を端部に設けた透明の導光板915からなる照明装置
が配置されている。
【0004】この液晶表示装置を備えた携帯電子機器9
00では、表示部分901の両面に液晶パネル908を
設けているので、使用する際に表示部分901をフリッ
プアップし、その表示部分901の両側に所望の画像を
表示できる。係る構成は、例えばノート型パーソナルコ
ンピュータや携帯電話等に好適である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の携帯電子機器900では、表示部分901で両面表
示するにあたり、液晶パネル908を2枚用い、それぞ
れの液晶パネル908、908に駆動用のドライバIC
913、913を実装している。このため、片面表示の
液晶パネルに比べて倍の数のドライバIC913が必要
となり、部品点数および実装工程が増えてしまうという
問題点があった。
【0006】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、両面表示を行う構成の場合において電
気光学装置の部品点数および実装工程を削減できる電気
光学装置および半導体素子、並びに電子機器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による電気光学装置は、電気光学パネル
に電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数のバンプを
設けた半導体素子と、この半導体素子を表裏から電気光
学パネルで挟み、前記半導体素子のバンプと電気光学パ
ネルの配線パターンとを直に接続した当該電気光学パネ
ルとを備えたものである。
【0008】この発明では、少なくとも2つの電気光学
パネルで半導体素子を挟み、この半導体素子から電気信
号を受けて電気光学パネルに画像を表示する。半導体素
子のバンプは、電気光学素子の配線パターンに対応して
設ければよい。これにより、電気光学パネル毎に半導体
素子を設ける必要がなくなるので、部品点数を削減し且
つ半導体素子の実装工程を簡略化できる。なお、半導体
素子には、電気光学パネルを駆動するドライバICや、
パワーIC、キャパシタ等が含まれる。また、直に接続
するとは、導電性の接着層である異方性導電膜(AC
F:AnisotropicConductive Film)等を介在させて接続
する場合を含む(以下同じ)。
【0009】つぎの発明による電気光学装置は、電気光
学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数の
バンプを設けた半導体素子と、この半導体素子を表裏か
ら電気光学パネルで挟み、半導体素子の表裏一面のバン
プと電気光学パネルの配線パターンとを直に接続し、他
面の前記半導体素子のバンプは、所定厚さを持つ表裏が
導電性のスペーサを介して前記電気光学パネルの配線パ
ターンと接続する当該電気光学パネルとを備えたもので
ある。
【0010】前記スペーサは、電気光学パネル同士の間
隔に対応して所定の厚さを持つので、電気光学パネルの
配置間隔に自由度を与える。両側表示を行う場合、電気
光学パネルは筐体の両面近傍に設けられるので、当該電
気光学パネルの配置間隔は、筐体の厚さに依存する。一
方、半導体素子の厚さを電気光学パネルの配置間隔に合
わせて変更すると、半導体素子に汎用性がなくなってし
まう。そこで、スペーサを介して電気光学パネルと半導
体素子を通電させるようにすれば、異なる厚さの半導体
素子を製造する必要がない。また、スペーサは、表裏に
導電性を持たせるだけの簡単な構成で済む。
【0011】つぎの発明による電気光学装置は、電気光
学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数の
バンプを設けた半導体素子と、この半導体素子を表裏か
ら電気光学パネルで挟み、前記半導体素子のバンプと電
気光学パネルの配線パターンとを、所定厚さを持ち且つ
表裏が電気的に導通しているスペーサを介して接続した
当該電気光学パネルとを備えたものである。このよう
に、半導体素子の筐体の表裏側にスペーサを設けても良
い。
【0012】つぎの発明による電気光学装置は、電気光
学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数の
バンプを設けた半導体素子と、この半導体素子を表裏か
ら電気光学パネルで挟み、半導体素子の表裏一面側のバ
ンプと電気光学パネルの配線パターンとを直に接続し、
他面のバンプは、FPC(Flexible Printed Circuit)
を介して前記電気光学パネルの配線パターンと接続する
当該電気光学パネルとを備えたものである。
【0013】FPCにより、他面のバンプと電気光学パ
ネルの配線パターンとを接続するようにすれば、例えば
電気光学パネルの間に導光板等の所定寸法を有する部材
を介在させる場合、当該部材の厚さと半導体素子との厚
さとの寸法公差を一定にする必要があるが、FPCが寸
法差を許容するので設計および製造が容易となる。ま
た、電気光学パネルの配置間隔が異なる場合でも同じ半
導体素子を使用できるので、半導体素子に汎用性を持た
せることができる。
【0014】つぎの発明による電気光学装置は、上記構
成において、更に、前記FPCの一部から配線パターン
が外部に導出する導出部を設け、この導出部の配線パタ
ーンを外部の回路基板に接続したものである。
【0015】前記FPCの一部は、半導体素子のバンプ
に接続されているから、FPCの一部を外部に導出し、
この導出部に配線パターンを形成すると共に、当該配線
パターンを外部の回路基板に接続することで、一枚のF
PCにより半導体素子および複数の電気光学パネルを回
路基板と接続できる。このため、部品点数や接続工程を
削減でき、構造が簡単になる。
【0016】つぎの発明による電気光学装置は、電気光
学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数の
バンプを設けたドライバICと、電気光学パネルの信号
制御回路や電源回路等の周辺回路を集積化し且つ筐体の
表裏面に複数のバンプを設けた周辺回路ICと、前記ド
ライバICおよび周辺回路ICを表裏から電気光学パネ
ルで挟み、前記ドライバICの駆動信号用のバンプと電
気光学パネルの配線パターンとを接続し、且つ周辺回路
ICのバンプとドライバICのバンプとを電気光学パネ
ルの配線パターンに直に接続する当該電気光学パネルと
を備えたものである。
【0017】この発明では、周辺回路を構成するICチ
ップをドライバICと共に電気光学パネルの間に挟持
し、この周辺回路ICとドライバICをガラス基板上の
配線パターンにより接続する。これにより、電気光学パ
ネルのモジュール化を促進し、且つ電気光学パネルのコ
ンパクト化を図ることができる。なお、周辺回路IC
は、信号制御回路や電源回路等の各種回路を全てワンチ
ップに集積したものであってもよいし、信号制御回路の
み、或いは電源回路のみをICチップとしたものであっ
ても良い。また、周辺回路ICの個数は複数であっても
良い。
【0018】つぎの発明による電気光学装置は、電気光
学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に駆動信
号用および受電用の複数のバンプを設けたドライバIC
と、ドライバICに電力を供給し且つ筐体の表裏面に給
電用の複数のバンプを設けた電力用ICと、前記ドライ
バICおよび電力用ICを表裏から電気光学パネルで挟
み、前記ドライバICの駆動信号用のバンプと電気光学
パネルの配線パターンとを接続し、且つ電力用ICの給
電用のバンプとドライバICの受電用のバンプとを電気
光学パネルの給電用配線パターンに直に接続する当該電
気光学パネルとを備えたものである。
【0019】電気光学パネル同士の配置間隔は比較的広
くとれるので、電力用IC等の比較的大型のハイブリッ
ドICを挟み込むことができる。その場合、電気光学パ
ネルに給電量の配線パターンを形成し、電力用ICの給
電用バンプとドライバICの受電用バンプとを当該配線
パターンに接続することで、電力用ICからドライバI
Cに電力を供給できる。これにより、電気光学装置のモ
ジュール化を更に進めることができる。
【0020】つぎの発明による電気光学装置は、上記構
成において、前記半導体素子は、電気光学パネルを駆動
するドライバ回路と、電気光学パネルの信号制御回路や
電源回路等の周辺回路とが一体化したものである。
【0021】電気光学パネルの間隔が大きい場合は、そ
れに伴いICチップを大きくできる。このため、ICチ
ップ内にドライバ回路のみならず、その他の周辺回路を
集積できる。このため、電気光学装置のモジュール化、
コンパクト化を促進できる。
【0022】つぎの発明による電気光学装置は、上記構
成において、更に、電気光学パネルと電気光学パネルと
の間に接着層を介して照明装置の導光板を挟持し、この
接着層が、半導体素子を電気光学パネルに接続するとき
の接着層より、軟らかいものである。
【0023】電気光学パネルの間に導光板を介在させる
場合、当該導光板の厚さと半導体素子との厚さとの寸法
公差を一定にする必要があるため、一定の製造精度が要
求される。通常、半導体素子と電気光学パネルの配線パ
ターンとを接続する場合は、導電性を有するACF等の
接着層を介在させ、また導光板と電気光学パネルとの間
にも同様に接着層が介在する。一方、半導体素子と電気
光学パネルの配線パターンは、確実に接触している必要
がある。このため、導光板側の接着層を半導体素子側の
接着層より軟らかいものにし、導光板と半導体素子とを
加えた公差を吸収すると共に半導体素子と配線パターン
との接触を確実に行うようにした。
【0024】つぎの発明による半導体素子は、電気光学
パネルを駆動するドライバICその他の半導体素子の筐
体の表裏面に、電気光学パネルの配線パターンに対応し
且つこれに接続し得る複数のバンプを有するものであ
る。また、つぎの発明による電気光学装置は、上記電気
光学装置を表示手段として用いたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、この実施の形
態の構成要素には、当業者により置換可能かつ容易なも
の、或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0026】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係る液晶表示装置を示す断面図である。図2
は、図1に示した液晶表示装置の一部拡大図である。こ
の液晶表示装置100では、2枚のガラス基板1、2の
対向面にITO(Indium Tin Oxide)による透明電極の
配線パターンを形成し、当該ガラス基板1、2の間に液
晶3を封止し、更にガラス基板1、2の両面に偏光板
4、5を貼り付けることで液晶パネル6を構成してい
る。また、この液晶パネル6は電子機器の筐体7内に2
枚重ねて収納され、第一の液晶パネル6aと第二の液晶
パネル6bとの間には、照明装置8を構成する導光板9
が挟持されている。なお、照明装置8は、当該導光板9
と、導光板9の端部に設けたLED10とから構成され
ている。
【0027】また、第一の液晶パネル6aの額縁部分1
aと対向する第二の液晶パネル6bの額縁部分1bとの
間には、ドライバIC/LSI(以下、ドライバIC2
0という)がCOG(Chip On Glass)により実装挟持さ
れている。ドライバIC20の筐体21の表面21aお
よび裏面21bには、信号出力用の複数のバンプ22が
設けられている。このバンプ22は、ドライバIC内に
集積したドライバ回路の出力と繋がっており、ドライバ
IC20を挟持した状態でガラス基板1上の透明電極2
3に接続される。ドライバIC20のバンプ22と透明
電極23とはACF24により接続される。ACF24
は、樹脂上にニッケルや金等のメッキ層を形成した構
造、或いはニッケルや半田等の直径が5μm程の導電粒
子を樹脂中に混入した構造のフィルムである。
【0028】このドライバIC20は、アクティブマト
リクス方式の液晶表示装置を駆動するゲートドライバお
よびソースドライバとをワンチップに一体化したもので
ある。また、第一の液晶パネル6aを駆動する第一のド
ライバ回路と、第二の液晶パネル6bを駆動する第二の
ドライバ回路とが一体化しており、筐体21の表面21
aに第一のドライバ回路の出力数に応じたバンプ22a
が、筐体21の裏面21bに第二のドライバ回路の出力
数に応じたバンプ22bが形成されている。この他、筐
体21の表裏面には、入力用の複数のバンプ22が形成
されている。なお、図中では、出力用のバンプ22と入
力用のバンプ22とは区別していない。
【0029】外部の回路基板30には、データ信号、同
期信号、クロック信号等の信号制御を行う信号制御回
路、電圧を印加するための電源回路部、中間調を表示す
るための階調電圧回路部、コモン電圧を印加する対向電
極駆動回路等が形成されている。この回路基板30は、
第一の液晶パネル6a(または第二の液晶パネル6b)
の額縁部分1a(または額縁部分1b)に形成した入力
端子31に対してFPC32をACF接続することで、
上記液晶モジュールと電気的接続を得る。また、これら
複数の入力端子31は、ドライバIC20の入力用のバ
ンプ22とACF接続されている。
【0030】ここで、前記入力端子31は、第一の液晶
パネル6aおよび第二の液晶パネル6bの双方に設け、
回路基板30に近いほうの入力端子31を用いるように
しても良い。このようにすれば、電子機器内の配線長を
短くできる。逆に、FPC32の長さがある程度確保し
たい場合等は、回路基板30に遠いほうの入力端子31
を用いることもできる。要するに、設計上や製造上の観
点から好ましいほうを選択すれば良い。
【0031】この液晶表示装置100を製造する場合、
まず通常の工程を経て液晶パネル6を製作し、第一の液
晶パネル6aに導光板9を展着し、略同時に粘着性を有
するACF24aによりドライバIC20を透明電極2
3aに仮固定する。次に、第二の液晶パネル6bを前記
導光板9に対して貼り付け、且つ第二の液晶パネル6b
の額縁部分1bが、第一の液晶パネル6aの額縁部分1
aに対向するように配置する。また、ドライバIC20
と第二の液晶パネル6bの透明電極23bはACF24
bにより仮固定する。
【0032】そして、ガラス基板1、ドライバIC20
およびガラス基板1を加圧してACF24を所定の温度
まで加熱すると、ACF24が押されて内部の導電粒子
が接触し、バンプ22とガラス基板1の透明電極23と
が電気的に接続する。即ち、第一の液晶パネル6aの透
明電極23aに対して、ドライバIC20の第一のドラ
イバ回路に係るバンプ22aが電気的に接続され、同様
に、第二の液晶パネル6bの透明電極23bに対して、
ドライバIC20の第二のドライバ回路に係るバンプ2
2bが電気的に接続される。この結果、ドライバIC2
0が表裏の液晶パネル6a、6bの両方に直に実装され
ることになるから、液晶表示装置100の部品点数を削
減でき、且つ実装工程を簡略化できる。
【0033】なお、上記実施の形態の構成は、透過型液
晶パネルおよび反射型液晶パネルのいずれにも適用でき
る。また、COG実装を行うドライバICを有するもの
であれば、アクティブマトリックス型、パッシブマトリ
ックス型のいずれにも適用できる。また、図1および図
2ではカラーフィルタを省略しているが、上記実施の形
態の構成がカラー液晶パネルに適用できるのは言うまで
もない。また、上記照明装置8は、EL(Electro-Lumi
nescence)パネルであっても良い。
【0034】(実施の形態2)図3は、この発明の実施
の形態2に係る液晶表示装置を示す断面図である。この
実施の形態2の液晶表示装置200は、ドライバIC2
0とガラス基板1との間にスペーサ201を介在させた
点に特徴がある。その他の構成は、上記実施の形態1と
同じであるからその説明を省略し、同一構成要素には同
一符号を付する。スペーサ201は、第二の液晶パネル
6bの額縁部分1bとドライバIC20とに挟まれてい
る。また、スペーサ201の表裏面には複数のバンプ2
02が設けられている。バンプ202は、スペーサ20
1の表裏面でそれぞれ一対設けられており、当該一対の
バンプ202a、202bはスペーサ内部に設けた配線
203により接続されている。ドライバIC20の第二
の液晶パネル6b側のバンプ22bとスペーサ201の
バンプ202aとは、ACF204aにより接続されて
いる。一方、第二の液晶パネル6bの透明電極23bと
スペーサ201のバンプ202bとは、同様にACF2
04bにより接続されている。
【0035】この液晶表示装置200を組み立てる場
合、ドライバIC20およびスペーサ201をACF2
04により接着して仮固定し、その後、第一のガラス基
板1、ドライバIC20、スペーサ201および第二の
ガラス基板1を加圧してACF24、204を所定温度
まで加熱し、第一のガラス基板1の透明電極23aとド
ライバIC20のバンプ22a、ドライバIC20のバ
ンプ22bとスペーサ201のバンプ202a、スペー
サ201のバンプ202bと第二の液晶パネル6bの透
明電極23bの接続を行う。前記スペーサ201は、ド
ライバIC20の筐体21と同じか類似のプラスチック
等の材料により成形される。また、スペーサ201の厚
さは、ドライバIC20の厚さとガラス基板1同士の間
隔との差により決定する。なお、スペーサ201には、
方形断面の表裏側が導通した導電性ゴムコネクタを用い
ても良い(図示省略)。
【0036】また、図4に示すように、ドライバICの
両側にスペーサ205、206を介装するようにしても
良い。上記同様に各スペーサ205、206の表裏面に
設けたバンプ207、208は内部の配線209、21
0により導通している。スペーサ205、206のバン
プ207、208とガラス基板1の透明電極23、スペ
ーサ205、206のバンプ207、208とドライバ
IC20のバンプ22とは、ACF211により接続さ
れる。ガラス基板1とドライバIC20との間にスペー
サ201、205、206を介在させることで、ガラス
基板1の間隔に合わせて異なる厚さのドライバIC20
を用意しなくても良くなる。このため、ドライバIC2
0に汎用性を与えることができる。
【0037】(実施の形態3)図5は、この発明の実施
の形態3に係る液晶表示装置を示す構成図である。この
液晶表示装置300は、ドライバIC20と第二の液晶
パネル6bとの間の接続をFPC301により行う点に
特徴がある。FPC301の一端部の配線パターンはド
ライバIC20のバンプ22bとACF接続され、中央
部分が湾曲し、FPC301の他端部の配線パターンは
液晶パネル6bの額縁部分の透明電極23aにACF接
続されている。
【0038】即ち、第二の液晶パネル6bの透明電極2
3bは、FPC301を介してドライバIC20のバン
プ22bと接続することになる。一方、ドライバIC2
0のバンプ22aと第一の液晶パネル6aの透明電極2
3aとは、直に接続される。第二の液晶パネル6bとの
接続をFPC301により行えば、第一の液晶パネル6
aと第二の液晶パネル6bとの間隔が比較的大きい場合
でも、ドライバIC20の筐体厚さを無用に大きくする
必要がなくなる。
【0039】また、図6に示すように、FPC301の
一部から外部の回路基板30に接続する導出部302を
設けても良い。図7は、そのようなFPCの実装状態を
示す説明図である。係る構成ではFPC301の一部に
切り込み303を入れ、切り込みを入れた部分を前記導
出部302とする。導出部302には、信号制御回路や
電源回路等を形成した回路基板30に接続する配線パタ
ーン304が形成されている。この配線パターン304
は、湾曲部となるFPC301上の配線パターン305
を介してドライバIC20に接続される。
【0040】この実施の形態の構成によれば、第一また
は第二のガラス基板1の入力端子31に別途FPCを接
続する必要がないので、部品点数および製造工程を削減
できる。なお、図中点線で示すように、前記導出部30
2は第一の液晶パネル6a側から導出するようにしても
良い。第一の液晶パネル6a側から導出するか、第二の
液晶パネル6b側から導出するかは、この液晶表示装置
を収納した電子機器の筐体中における回路基板30の配
置位置により決定するのが好ましい。即ち、回路基板3
0に近い方の液晶パネル側から導出することで、配線長
を短くすることができる。図6の例では、第二の液晶パ
ネル6bのほうが回路基板30に近いので、当該第二の
液晶パネル6b側に導出部302を設ける。また、これ
とは逆に、回路基板30から遠いほうの液晶パネル側に
導出部302を設けても良い。要するに、設計上や製造
上の観点から好ましいほうを選択すれば良い。
【0041】(実施の形態4)図8は、この発明の実施
の形態4に係る液晶表示装置を示す断面図である。図9
は、図8に示した液晶表示装置の平面図である。図10
は、図8の液晶表示装置の概略構成図である。この液晶
表示装置400は、電源回路402、好ましくは階調電
圧回路403、対向電極駆動回路404を集積したパワ
ーIC/LSI(以下パワーICという)401と、ド
ライバIC20とを第一の液晶パネル6aと第二の液晶
パネル6bとの間に挟持した構成である。
【0042】パワーIC401のチップ筐体の表裏面に
は、第一および第二の液晶パネル6にコモン電圧などの
駆動用電圧を供給するバンプが設けられている(図示省
略)。このパワーIC401のバンプは、第一の液晶パ
ネル6aおよび第二の液晶パネル6bの給電用配線パタ
ーン405にACF接続される。一方、ドライバIC2
0のバンプは前記給電用の配線パターン405にACF
接続され、当該ドライバIC20に対する、パワーIC
401の電源回路402、階調電圧回路403からの所
定電圧の印加が可能となっている。ドライバIC20の
表裏面に設けた信号用のバンプは、それぞれ第一および
第二の液晶パネル6の透明電極23にACF接続され
る。なお、ガラス基板1の額縁部分1a、1bには電源
用の電源入力端子406、および信号制御回路408を
形成した回路基板30と接続する信号入力端子407が
設けられる。
【0043】通常、電源回路30をICに集積すると筐
体容量が比較的大きなものになるが、第一の液晶パネル
6aと第二の液晶パネル6bとの間隔が導光板を挟持す
ること等で比較的大きくなれば、パワーIC401をガ
ラス基板1、1の間に挟み込むこともできる。係る構成
によれば、液晶表示装置400のモジュール化をより進
めることができる。また、回路基板30に搭載するIC
の数を減らせるから、液晶表示装置400をよりコンパ
クト化できる。
【0044】また、図示しないが上記電源回路402の
みならず、信号制御回路408、インタフェース回路、
メモリ等の周辺回路のIC/LSIを挟み込むこともで
きる。この場合、ガラス基板1の額縁部分1aに配線パ
ターンとして信号線が形成され、この配線パターンに周
辺回路ICの信号出力用のバンプ、およびドライバIC
20のバンプ22を接続することで、周辺回路ICとド
ライバIC20とを接続できる。なお、図示しないが、
パワーIC401や周辺回路ICと液晶パネルの透明電
極23とは、FPCを介して接続しても良い。
【0045】また、図11に示すように、ドライバIC
20とパワーIC401とを積層するようにしても良
い。簡単に説明すると、ドライバIC20の受電用のバ
ンプ22cとパワーIC401の給電用のバンプ409
とは、ACF410により接続される。これにより、ド
ライバICは、パワーICからの電力供給を受けること
ができる。パワーICは、バンプ409が液晶パネル6
bの透明電極23に接続しており、この透明電極23に
導通している電源414から電力を得る。
【0046】また、パワーIC401の筐体411は、
表裏で配線413により電気的に導通しているバンプ4
12が存在し、このバンプ412とドライバIC20の
信号出力用のバンプ22dとがACF接続される。これ
により、ドライバICの出力信号は、パワーICを経由
して液晶パネル6bの透明電極23に伝送される。
【0047】また、電源回路402、信号制御回路40
8、インタフェース回路、メモリ等を一体化して、液晶
パネル6a、6bの間に挟持させるようにしても良い。
係る構成は、特に第一の液晶パネル6aと第二の液晶パ
ネル6bとの間隔が大きい場合に好適である。即ち、ド
ライバ回路のみならず、電源回路402や信号制御回路
408等を収めたICは筐体容積が大きくなりがちであ
るが、液晶パネル6a、6bの間隔が大きければICの
筐体容積が大きくなっても当該液晶パネル6a、6bの
間に挟持できるからである。
【0048】(実施の形態5)図12は、この発明の実
施の形態5に係る液晶表示装置を示す一部拡大図であ
る。この液晶表示装置500では、ドライバIC20お
よび導光板9を第一の液晶パネル6aおよび第二の液晶
パネル6bの間に挟持する構成であるから、ドライバI
C20と導光板9には所定の寸法公差が要求される。ま
た、ドライバIC20は、ガラス基板1の透明電極23
に確実に接続する必要がある。この実施の形態の構成で
は、導光板9と液晶パネル6の偏光板5との接着層9
a、9bを、硬化したACF層24よりも軟らかい材料
とし、ACF24によるドライバIC20のバンプ22
とガラス基板1の透明電極23との電気的接続を確実な
ものとしている。
【0049】この構成では、導光板9とドライバIC2
0の筐体21との寸法公差は軟らかい接着層9a、9b
で吸収されるから、ACF層24に発生する応力を低減
できる。
【0050】この実施の形態5に係る構成によれば、ド
ライバIC20、導光板9の寸法公差の精度を緩くして
も導光板9と偏光板5との間の接着層9a、9bで公差
を十分吸収できるから、設計および製作が容易になる。
また、ドライバIC20のバンプ22とガラス基板1の
透明電極23とのACF接続を良好に行うことができ
る。また、ドライバIC20とガラス基板1との間にス
ペーサを介在させる場合も、スペーサのバンプとガラス
基板1の透明電極23とを接続するACF層より、導光
板9と偏光板5との接着層9a、9bを軟らかくするこ
とで、上記同様の効果が得られる。
【0051】(実施の形態6)次に、本発明に係る液晶
表示装置(電気光学装置)を用いた電子機器について説
明する。まず、本発明に係る液晶表示装置を、可搬型の
パーソナルコンピュータ(所謂ノート型パソコン)の表
示部に適用した例について説明する。図13は、パーソ
ナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示
すように、パーソナルコンピュータ600は、キーボー
ド601を備えた本体部602と、本発明に係る液晶表
示装置100〜500を適用した表示部603とを備え
ている。
【0052】続いて、本発明に係る液晶表示装置を、携
帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図1
4は、携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示
すように、携帯電話機650は、複数の操作ボタン65
1のほか、受話口652、送話口653とともに、本発
明に係る電気光学装置100〜500を適用した表示部
654を備える。
【0053】なお、本発明に係る液晶表示装置を適用可
能な電子機器としては、図13に示したパーソナルコン
ピュータ600や、図14に示した携帯電話機650の
他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視
型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、
ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワーク
ステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルス
チルカメラなどが挙げられる。
【0054】また、上記実施の形態1〜5では、電気光
学装置として液晶表示装置を例に挙げて説明したが、こ
の発明は、ELディスプレイ、プラズマディスプレイな
どの電気光学装置にも適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電気光
学装置では、電気光学パネルに電気信号を送出し且つ筐
体の表裏面に複数のバンプを設けた半導体素子と、この
半導体素子を表裏から電気光学パネルで挟み、前記半導
体素子のバンプと電気光学パネルの配線パターンとを直
に接続した当該電気光学パネルとを備えたので、部品点
数を削減し且つ半導体素子の実装工程を簡略化できる。
【0056】また、この発明の電気光学装置では、電気
光学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数
のバンプを設けた半導体素子と、この半導体素子を表裏
から電気光学パネルで挟み、半導体素子の表裏一面のバ
ンプと電気光学パネルの配線パターンとを直に接続し、
他面の前記半導体素子のバンプは、所定厚さを持つ表裏
が導電性のスペーサを介して前記電気光学パネルの配線
パターンと接続する当該電気光学パネルとを備えたの
で、電気光学パネルの配置間隔が異なる場合でも、同じ
半導体素子を使用できるので製造コストを抑えることが
でき、また簡単な構成により異なる電気光学装置に対応
できる。
【0057】また、この発明の電子光学装置では、電気
光学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数
のバンプを設けた半導体素子と、この半導体素子を表裏
から電気光学パネルで挟み、前記半導体素子のバンプと
電気光学パネルの配線パターンとを、所定厚さを持ち且
つ表裏が電気的に導通しているスペーサを介して接続し
た当該電気光学パネルとを備えたので、電気光学パネル
の配置間隔が異なる場合でも、同じ半導体素子を使用で
きるので製造コストを抑えることができ、また簡単な構
成により異なる電気光学装置に対応できる。
【0058】また、この発明の電気光学装置では、電気
光学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数
のバンプを設けた半導体素子と、この半導体素子を表裏
から電気光学パネルで挟み、半導体素子の表裏一面側の
バンプと電気光学パネルの配線パターンとを直に接続
し、他面のバンプは、FPC(Flexible Printed Circu
it)を介して前記電気光学パネルの配線パターンと接続
する当該電気光学パネルとを備えたので、電気光学パネ
ルの配置間隔が異なる場合でも、同じ半導体素子を使用
できるので製造コストを抑えることができ、設計および
製造が簡単になる。
【0059】また、この発明の電気光学装置では、FP
Cの一部から配線パターンが外部に導出する導出部を設
け、この導出部の配線パターンを外部の回路基板に接続
したので、部品点数や接続工程を削減でき、構造が簡単
になる。
【0060】また、この発明の電気光学装置では、電気
光学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に複数
のバンプを設けたドライバICと、電気光学パネルの信
号制御回路や電源回路等の周辺回路を集積化し且つ筐体
の表裏面に複数のバンプを設けた周辺回路ICと、前記
ドライバICおよび周辺回路ICを表裏から電気光学パ
ネルで挟み、前記ドライバICの駆動信号用のバンプと
電気光学パネルの配線パターンとを接続し、且つ周辺回
路ICのバンプとドライバICのバンプとを電気光学パ
ネルの配線パターンに直に接続する当該電気光学パネル
とを備えたので、電気光学パネルのモジュール化を促進
し、且つ電気光学パネルのコンパクト化を図ることがで
きる。
【0061】また、この発明の電気光学装置では、電気
光学パネルに電気信号を送出し且つ筐体の表裏面に駆動
信号用および受電用の複数のバンプを設けたドライバI
Cと、ドライバICに電力を供給し且つ筐体の表裏面に
給電用の複数のバンプを設けた電力用ICと、前記ドラ
イバICおよび電力用ICを表裏から電気光学パネルで
挟み、前記ドライバICの駆動信号用のバンプと電気光
学パネルの配線パターンとを接続し、且つ電力用ICの
給電用のバンプとドライバICの受電用のバンプとを電
気光学パネルの給電用配線パターンに直に接続する当該
電気光学パネルとを備えたので、電気光学装置のモジュ
ール化をより進めることができる。
【0062】また、この発明の電気光学装置では、半導
体素子を、電気光学パネルを駆動するドライバ回路と、
電気光学パネルの信号制御回路や電源回路等の周辺回路
とが一体化したものとしたので、電気光学装置のモジュ
ール化、コンパクト化を促進できる。
【0063】また、この発明の電気光学装置では、電気
光学パネルと電気光学パネルとの間に接着層を介して照
明装置の導光板を挟持し、この接着層が、半導体素子を
電気光学パネルに接続するときの接着層より、軟らかい
ものとしたので、導光板と半導体素子とを加えた公差を
吸収して両者に要求される製造精度を緩和し、半導体素
子と配線パターンとの接触を確実に行うようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る液晶表示装置を
示す断面図である。
【図2】図1に示した液晶表示装置の一部拡大図であ
る。
【図3】この発明の実施の形態2に係る液晶表示装置を
示す断面図である。
【図4】図3の液晶表示装置の変形例を示す断面図であ
る。
【図5】この発明の実施の形態3に係る液晶表示装置を
示す構成図である。
【図6】図5の液晶表示装置の変形例を示す構成図であ
る。
【図7】図6に示したFPCを示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態4に係る液晶表示装置を
示す断面図である。
【図9】図8に示した液晶表示装置の平面図である。
【図10】図8の液晶表示装置の概略構成図である。
【図11】図8の液晶表示装置の変形例を示す構成図で
ある。
【図12】この発明の実施の形態5に係る液晶表示装置
を示す一部拡大図である。
【図13】この発明の液晶表示装置を用いたパーソナル
コンピュータの構成を示す斜視図である。
【図14】この発明の液晶表示装置を用いた携帯電話機
の構成を示す斜視図である。
【図15】従来の液晶表示装置を用いた携帯電子機器の
一例を示す構成図である。
【符号の説明】
100 液晶表示装置 1、2 ガラス基板 3 液晶 4、5 偏光板 6 液晶パネル 7 筐体 9 導光板 20 ドライバIC 22 バンプ 23 透明電極 24 ACF 30 回路基板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学パネルに電気信号を送出し且つ
    筐体の表裏面に複数のバンプを設けた半導体素子と、 この半導体素子を表裏から電気光学パネルで挟み、前記
    半導体素子のバンプと電気光学パネルの配線パターンと
    を直に接続した当該電気光学パネルと、を備えたことを
    特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】 電気光学パネルに電気信号を送出し且つ
    筐体の表裏面に複数のバンプを設けた半導体素子と、 この半導体素子を表裏から電気光学パネルで挟み、半導
    体素子の表裏一面のバンプと電気光学パネルの配線パタ
    ーンとを直に接続し、他面の前記半導体素子のバンプ
    は、所定厚さを持つ表裏が導電性のスペーサを介して前
    記電気光学パネルの配線パターンと接続する当該電気光
    学パネルと、を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  3. 【請求項3】 電気光学パネルに電気信号を送出し且つ
    筐体の表裏面に複数のバンプを設けた半導体素子と、 この半導体素子を表裏から電気光学パネルで挟み、前記
    半導体素子のバンプと電気光学パネルの配線パターンと
    を、所定厚さを持ち且つ表裏が電気的に導通しているス
    ペーサを介して接続した当該電気光学パネルと、を備え
    たことを特徴とする電気光学装置。
  4. 【請求項4】 電気光学パネルに電気信号を送出し且つ
    筐体の表裏面に複数のバンプを設けた半導体素子と、 この半導体素子を表裏から電気光学パネルで挟み、半導
    体素子の表裏一面側のバンプと電気光学パネルの配線パ
    ターンとを直に接続し、他面のバンプは、FPCを介し
    て前記電気光学パネルの配線パターンと接続する当該電
    気光学パネルと、を備えたことを特徴とする電気光学装
    置。
  5. 【請求項5】 更に、前記FPCの一部から配線パター
    ンが外部に導出する導出部を設け、この導出部の配線パ
    ターンを外部の回路基板に接続したことを特徴とする請
    求項4に記載の電気光学装置。
  6. 【請求項6】 電気光学パネルに電気信号を送出し且つ
    筐体の表裏面に複数のバンプを設けたドライバICと、 電気光学パネルの信号制御回路や電源回路等の周辺回路
    を集積化し且つ筐体の表裏面に複数のバンプを設けた周
    辺回路ICと、 前記ドライバICおよび周辺回路ICを表裏から電気光
    学パネルで挟み、前記ドライバICの駆動信号用のバン
    プと電気光学パネルの配線パターンとを接続し、且つ周
    辺回路ICのバンプとドライバICのバンプとを電気光
    学パネルの配線パターンに直に接続する当該電気光学パ
    ネルと、を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  7. 【請求項7】 電気光学パネルに電気信号を送出し且つ
    筐体の表裏面に駆動信号用および受電用の複数のバンプ
    を設けたドライバICと、 ドライバICに電力を供給し且つ筐体の表裏面に給電用
    の複数のバンプを設けた電力用ICと、 前記ドライバICおよび電力用ICを表裏から電気光学
    パネルで挟み、前記ドライバICの駆動信号用のバンプ
    と電気光学パネルの配線パターンとを接続し、且つ電力
    用ICの給電用のバンプとドライバICの受電用のバン
    プとを電気光学パネルの給電用配線パターンに直に接続
    する当該電気光学パネルと、を備えたことを特徴とする
    電気光学装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体素子は、電気光学パネルを駆
    動するドライバ回路と、電気光学パネルの信号制御回路
    や電源回路等の周辺回路とが一体化したものであること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電気
    光学装置。
  9. 【請求項9】 更に、電気光学パネルと電気光学パネル
    との間に接着層を介して照明装置の導光板を挟持し、こ
    の接着層が、半導体素子を電気光学パネルに接続すると
    きの接着層より、軟らかいことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の電気光学装置。
  10. 【請求項10】 電気光学パネルを駆動するドライバI
    Cその他の半導体素子の筐体の表裏面に、電気光学パネ
    ルの配線パターンに対応し且つこれに接続し得る複数の
    バンプを有することを特徴とする半導体素子。
  11. 【請求項11】 上記請求項1〜9のいずれか一つの電
    気光学装置を表示手段として用いたことを特徴とする電
    子機器。
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