JP2003252024A - 車両用空調装置、音声認識装置付き空調システム - Google Patents
車両用空調装置、音声認識装置付き空調システムInfo
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Abstract
令を容易に認識させる。 【解決手段】 入力開始スイッチ22の操作により音声
信号の入力開始が指令されると、モータ制御回路10か
らの信号により自動風量制御時のモータ印加電圧VFの
最大値を空調モードに応じた値に制御する。この場合、
モータ印加電圧VFの最大値は、VENTモード、B/
Lモード、FOOTモードの順に小さくなるように設定
され(A<B<C<D)、これにより車室内の騒音レベ
ルを効果的に低減することができる。
Description
認識するようにした車両用空調装置、および音声認識装
置付き空調システムに関する。
ナビゲーションやオーディオなどの車載機器を動作させ
るようにした装置が知られている(例えば特開昭57−
118299号公報)。この公報記載の装置では、音声
指令の入力動作に伴い騒音源である空調ファンの作動を
停止させるようにしている。これによって、ファン騒音
に妨げられずに音声指令が正確に入力され、音声指令に
従って車載機器を正常に動作させることができる。ま
た、音声指令の入力動作に伴い空調ファンの駆動速度を
一定量低減させるものもある。
装置では、音声指令の際にファンを停止、あるいは一定
量低減させるため、空調快適性が大きく損なわれる。
しつつ、音声指令を容易に認識させることができる車両
用空調装置および音声認識装置付き空調システムを提供
することである。
は、ブロアファンの駆動によって吸い込まれた内気また
は外気を空調モードに応じた所定の吹出口から吹き出す
車両用空調装置であって、設定温度または手動指令に応
じた目標ファン速度にブロアファンの駆動速度を制御す
るファン制御手段と、乗員の音声指令を認識し、該音声
指令に基づいて電子機器を駆動する駆動手段と、乗員か
らの音声指令の入力開始を検出する入力開始検出手段
と、入力開始手段検出により音声指令の入力開始が検出
されると、ブロアファンの駆動速度を空調モードに応じ
て少なくとも目標ファン速度より低減するファン低減手
段とを備え、吹出口が、少なくともベント吹出口と他の
吹出口を有し、ファン低減手段が、ベント吹出口を含む
空調モードが選択されるとベント吹出口を含まない空調
モードが選択された時よりブロアファンの駆動速度を大
きく低減することにより上述した目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、ブロアファンの駆動によって
吸い込まれた内気または外気を空調モードに応じた所定
の吹出口から吹き出す車両用空調装置であって、設定温
度または手動指令に応じた目標ファン速度にブロアファ
ンの駆動速度を制御するファン制御手段と、乗員の音声
指令を認識し、該音声指令に基づいて電子機器を駆動す
る駆動手段と、乗員からの音声指令の入力開始を検出す
る入力開始検出手段と、入力開始手段により音声指令の
入力開始が検出されると、ブロアファンの駆動速度を目
標ファン速度よりも低減するとともに、ブロアファンの
駆動速度を内気吸込時に外気吸込時より大きく低減する
ファン低減手段とを備えることにより上述した目的を達
成する。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2に記載の車
両用空調装置において、手動指令に応じて目標ファン速
度が設定されると、ファン制御手段が、ファン低減手段
による制御を無効化し、設定された目標ファン速度にブ
ロアファンの駆動速度を制御するものである。 (4)請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項
記載の車両用空調装置において、ファン低減手段が、目
標吹出温度に応じてブロアファンの駆動速度を目標ファ
ン速度より低減するものである。 (5)請求項5の発明による音声認識装置付き空調シス
テムは、請求項1〜4のいずれか1項記載の車両用空調
装置において、乗員からの音声指令を入力する音声入力
手段と、音声入力手段により入力された音声指令を認識
する認識手段とを備えたことにより上述した目的を達成
する。
れば、音声指令の入力開始が検出されると、ブロアファ
ンの駆動速度を空調モードや吸込モードに応じて少なく
とも目標ファン速度より低減するようにしたので、車室
内の騒音レベルを効果的に低減することができる。その
結果、良好な空調快適性を維持しつつ、音声指令を容易
に認識させることができる。
について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わ
る車両用空調装置の概略構成を示す図である。ブロアモ
ータ1の駆動によりブロアファン2が回転すると、内外
気切換ドア3を介してダクト4内に内気または外気が吸
い込まれ、エバポレータ5を通過して冷却される。この
冷却空気はエアミックスドア6の開度に応じてヒータコ
ア7を通過して加熱または冷却空気のままヒータコア7
をバイパスし、ヒータコア7の下流でミックスされた
後、図示しないベント吹出口、フット吹出口、デフロス
ト吹出口などから吹き出される。本実施の形態の車両用
空調装置は、ブロアファン2の吹出風量、エアミックス
ドア6の開度、空調モードなどを設定温度に応じて制御
し、車室内温度を自動調整可能なオートエアコンに適用
する。以下では主にオートエアコンの風量制御について
説明する。
置付き空調システムの構成を示すブロック図である。モ
ータ制御回路10には、エアコン運転の開始を指令する
エアコンスイッチ11と、オートエアコン運転の開始を
指令するオートスイッチ12と、吹出風量を手動設定す
るファンスイッチ13と、内外気切換ドア3からの内気
導入を指令するRECスイッチ14と、窓曇りの除去
(DEFモード)を指令するDEFスイッチ15と、外
気温を検出する外気センサ16と、室内温度を検出する
内気センサ17と、日射量を検出する日射センサ18
と、エバポレータ5下流の空気温度を検出する吸込温セ
ンサ19と、設定温度を入力する温度スイッチ20と、
エアコン運転を停止するオフスイッチ21と、音声指令
の入力開始を指令する入力開始スイッチ22とが接続さ
れている。モータ制御回路10は、これらからの入力信
号に基づいて後述するような処理を実行し、ブロアモー
タ1に所定電圧を印加して、ブロアファン2の駆動を制
御する。
22と、マイク23とが接続されている。入力開始スイ
ッチ22は例えばステアリングに設けられ、マイク23
は運転席前方のインパネ内側に設けられる。音声認識回
路30のメモリには予め複数の音声指令に対応した音声
パターンが記憶され、入力開始スイッチ22がオンされ
ると音声認識回路30は音声認識処理を開始する。すな
わち、マイク23から取り込んだ音声信号パターンとメ
モリに記憶された音声パターンとを比較し、音声指令を
認識して、ナビゲーションなどの駆動回路に音声認識信
号を出力する。入力開始スイッチ22がオフされると、
音声認識処理を終了する。このような音声認識回路30
における処理は周知であり、詳細な説明は省略する。な
お、入力開始スイッチ22のオンから所定時間後に音声
認識処理を自動的に終了させるようにしてもよい。
例を示すフローチャートである。このフローチャート
は、例えばエンジンキースイッチのオンによってスター
トする。まず、ステップS1で空調運転開始を判定す
る。すなわちエアコンスイッチ11、オートスイッチ1
2、DEFスイッチ15、ファンスイッチ13のいずれ
かの操作によりモータ1が駆動開始したか否かを判定す
る。ステップS2では、起動風量制御を行う。これは風
量自動設定時にモータ1へ印加する電圧を徐々に増加さ
せるものであり、これにより強風が急に吹き出すのを防
止する。なお、ステップS2では、エンジン冷却水温が
低い場合に暖房運転が指令されると車室内への吹出を制
限する、いわゆる低水温風量制御が同時に行われる。
われているか否かを判定する。入力開始スイッチ22が
オンのときは、音声認識処理中と判定してステップS4
に進み、入力開始スイッチ22がオフのときは、音声認
識処理中ではないと判定してステップS5に進む。ステ
ップS4では後述するような風量制限処理を行い、モー
タ1に所定電圧VFを印加する。ステップS5ではファ
ン速度が手動設定されているか否か、すなわちファンス
イッチ13がオンか否かを判定する。ステップS5が肯
定されるとステップS6に進み、ファンスイッチ13の
操作に応じたモータ電圧を印加して手動風量制御を行
う。なお、ファン速度は、ファンスイッチ13の操作に
応じて例えば4速に切換可能である。
に進み、目標吹出温度XMに応じて自動風量制御を行
う。目標吹出温度XMは各センサ16〜19、スイッチ
20などからの入力信号に基づいて周知の演算式によっ
て求められる。自動風量制御時のモータ印加電圧VFは
例えば図4に示す特性によって演算され、このモータ電
圧VFをモータ1に印加して、モータ速度を制御する。
なお、図4の特性aはVENTモードまたはB/Lモー
ドで日射量が少ない場合の特性であり、特性bは通常時
の特性である。
されているか否かを判定し、否定されるとステップS3
に戻る。ステップS8が肯定されるとステップS9に進
み、モータ印加電圧を0にしてファン2の駆動を停止
し、フローチャートを終了する。
いて説明する。図5は、風量制限処理の一例を示すフロ
ーチャートである。まず、ステップS11でファンスイ
ッチ13がオンか否かを判定する。ステップS11が肯
定されるとステップS12に進み、前述したステップS
6と同様、ファンスイッチ13の操作に応じた手動風量
制御を行う。ステップS11が否定されるとステップS
13に進み、DEFスイッチ15がオンか否かを判定す
る。ステップS13が肯定されるとステップS14に進
み、前述したステップS7と同様、目標吹出温度XMに
応じた自動風量制御を行う。
チ15がオフのときは、ステップS13が否定されてス
テップS15に進む。ステップS15では空調モードが
VENTモードか否かを判定する。VENTモードとは
ベント吹出口から乗員の上半身に向かって冷風を吹き出
すモードである。本実施の形態のオートエアコンでは、
目標吹出温度XMに応じて空調モードが自動制御され
る。すなわち、目標吹出温度XMの増加に伴い、空調モ
ードはVENTモード、B/Lモード、FOOTモード
の順に変更される。また、FOOTモードの状態で外気
温度が所定値以下のとき、空調モードはD/Fモードに
変更される。
れるとステップS16に進み、RECスイッチ14がオ
ンか否かを判定する。ステップS16が肯定と判定され
るとステップS17に進み、自動風量制御によるモータ
印加電圧VF、すなわち図4の特性から求めたモータ印
加電圧VFが予め設定した所定電圧Aより大きいか否か
を判定する。ステップS17が肯定されるとステップS
18に進み、否定されるとステップS14に進む。ステ
ップS18では所定電圧Aをモータ1に印加する。
フと判定されるとステップS19に進み、自動風量制御
によるモータ印加電圧VFが予め設定した所定電圧Bよ
り大きいか否かを判定する。所定電圧Bは例えば所定電
圧Aより大きい値に設定される(図4参照)。ステップ
S19が肯定されるとステップS20に進み、否定され
るとステップS20に進む。ステップS20では所定電
圧Bをモータ1に印加する。
はないと判定されるとステップS21に進み、B/Lモ
ードか否かを判定する。B/Lモードとはベント吹出口
から乗員の上半身に向かって冷風を吹き出すとともに、
フット吹出口から乗員の足下に向かって温風を吹き出す
モードである。ステップS21が肯定されるとステップ
S22に進み、自動風量制御によるモータ印加電圧VF
が予め設定した所定電圧Cより大きいか否かを判定す
る。所定電圧Cは例えば所定電圧A,Bより大きい値に
設定される(図4参照)。ステップS22が肯定される
とステップS23に進み、否定されるとステップS14
に進む。ステップS23では所定電圧Cをモータ1に印
加する。
すなわちFOOTモードあるいはD/Fモードと判定さ
れるとステップS24に進み、自動風量制御によるモー
タ印加電圧VFが予め設定した所定電圧Dより大きいか
否かを判定する。所定電圧Dは例えば所定電圧A,B,C
より大きい値に設定される(図4参照)。FOOTモー
ドとはフット吹出口から温風を吹き出すモードであり、
D/Fモードとはフット吹出口とデフロスト吹出口から
温風を吹き出すモードである。ステップS24が肯定さ
れるとステップS25に進み、否定されるとステップS
14に進む。ステップS23では所定電圧Dをモータ1
に印加する。なお、所定電圧A〜DをA<B<C<Dと
なるように設定したが、A=B<C=Dとなるように設
定してもよい。
の動作をより具体的に説明する。入力開始スイッチ22
がオフでは、通常の風量制御が行われる。すなわち、フ
ァンスイッチ13を操作するとその操作に応じて風量が
調整され(ステップS6)、ファンスイッチ13の非操
作による自動風量調整時には、図4の特性に沿って吹出
風量が自動制御される(ステップS7)。
令の入力が開始すると風量制限処理が開始される(ステ
ップS4)。この場合、ファンスイッチ13を操作する
とその操作が優先され、通常の風量制御と同様、ファン
スイッチ13の操作に応じて風量が調整される(ステッ
プS12)。これにより常に乗員の望みどおりの風量を
吹き出すことができる。ファンスイッチ13の非操作に
よる自動風量制御時にDEFスイッチ15を操作すると
風量制限は行わず、温度設定値XMに応じた風量がデフ
吹出口から吹き出される(ステップS14)。これによ
り窓曇りを即座に除去することができる。
れ、かつ、RECスイッチ14のオンにより内気循環が
選択されると、モータ印加電圧VFの最大値は所定値A
に制限され(ステップS18)、RECスイッチ14の
オフにより外気導入が選択されると、所定値Bに制限さ
れる(ステップS20)。これにより例えば図4に示す
目標吹出温度XM1のときのモータ印加電圧VF1が所定値
AまたはBに制御され、ベント吹出口からの送風量が減
少し、車室内の騒音レベルが低減する。その結果、マイ
ク23を介して音声信号を正確に入力することができ、
音声認識回路30において音声パターンを精度よく認識
することができる。また、所定値A<Bに設定したの
で、内気循環時の風量制限量の方が大きくなり、内気循
環時の騒音を外気導入時の騒音とほぼ同等なレベルに低
減することができる。なお、内気と外気を所定割合で吸
い込むような吸込モードが設定されたとき、モータ印加
電圧VFの最大値をAより大きくBより小さい値に設定
すればよい。
ると、モータ印加電圧VFの最大値は所定値Cに制限さ
れ(ステップS23)、FOOTモードまたはD/Fモ
ードに制御されると、所定値Dに制限される(ステップ
S25)。これにより目標吹出温度XM1のときのモータ
電圧VF1が所定値CまたはDに制御され、フット吹出口
やデフロスト吹出口からの送風量が減少し、車室内の騒
音レベルを低減することができる。この場合、所定値
C,Dを所定値A,Bより大きく設定したので、VENT
モード時に比べて風量制限量は小さくなり、良好な空調
快適性を得ることができる。すなわち、一般に、車室内
の騒音レベルはベント吹出口からの吹出により大きく上
昇するが、VENTモード時の最大風量を他のモードに
比べて大きく制限するようにしたので、車室内の騒音レ
ベルを一定以下に保ったまま吹出風量減少を最小限に抑
えることができる。また、所定値A,B,Cを所定値Dよ
り小さく設定したので、ベント吹出口を含む空調モード
(VENTモード、B/Lモード)の風量制限量の方
が、ベント吹出口を含まない空調モード(FOOTモー
ド、D/Fモード)の風量制限量よりも大きくなり、車
室内の騒音レベルを効果的に低減することができる。な
お、音声指令の入力が終了すると、自動風量制御動作に
復帰する(ステップS7)。
始スイッチ22のオンにより音声指令の入力が開始する
と、空調モードに応じてファン最大吹出量を制御するよ
うにした。すなわち、同一のファン風量であってもベン
ト吹出口からの吹出が最も大きな騒音源となる点に着目
し、VENTモードやB/Lモードでのモータ印加電圧
を他のモードよりも大幅に制限するようにした(A,B,
C<D)。これにより、騒音レベルを一定値以下に抑え
つつ、車室内への吹出風量の減少を最小限に抑えること
ができる。その結果、良好な空調快適性を保ったまま、
音声指令を容易に認識させることができる。また、吸込
モードに応じてファン最大吹出量を制御するようにし
た。すなわち、内気循環時のモータ印加電圧を外気導入
時のモータ印加電圧よりも大幅に制限するようにしたの
で(A<B)、空気吸込モードに起因する騒音レベルの
上昇を効果的に抑えることができる。さらに、ファンス
イッチ13を操作すると風量制限処理を無効化するよう
にしたので、乗員が好みで風量を設定しているときに風
量が減少することなく、空調快適性が維持される。
説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異な
るのは風量制限処理の内容である。すなわち、第1の実
施の形態では、音声指令の入力時に空調モードと吸込モ
ードに応じて最大吹出風量を制御するようにしたが、第
2の実施の形態では、これに加えてエアミックスドア6
の開度(目標吹出温度XM)に応じて最大吹出風量を制
御する。図6〜8は第2の実施の形態に係わる風量制限
処理の一例を示すフローチャートである。なお、図5と
同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点
を主に説明する。
NTモードと判定され、ステップS16でRECスイッ
チ14がオンと判定されるとステップS31に進み、R
ECスイッチ14がオフと判定されるとステップS32
に進む。ステップS31,ステップS32ではそれぞれ
エアミックスドア6がフルクール位置(図1の実線)に
あるか否かを判定する。ステップS31が肯定されると
ステップS33に進み、否定されるとステップS34に
進む。ステップS32が肯定されるとステップS35に
進み、否定されるとステップS36に進む。ステップS
33〜ステップS36では、それぞれ自動風量制御によ
るモータ印加電圧VFが予め設定した所定電圧E,F,G,
Hより大きいか否かを判定する。ステップS33〜ステ
ップS36が肯定されるとそれぞれステップS37〜ス
テップS40に進み、否定されるとステップS14に進
む。ステップS37〜ステップS40では、それぞれ所
定電圧E,F,G,Hをモータ1に印加する。ここで、例
えばフルクール時の所定電圧E,Gはフルクール以外の
所定電圧F,Hよりも大きく設定される(E>F,G>
H)。これによりフルクール時の吹出風量の減少が抑え
られる。また、E<G、F<Hに設定されている。これ
により内気循環時の騒音レベルを大幅に低減することが
できる。
と判定されると図7のステップS41に進み、B/Lモ
ードか否かを判定する。ステップS41が肯定されると
ステップS42に進み、RECスイッチ14がオンか否
かを判定する。ステップS42が肯定されるとステップ
S43に進み、否定されるとステップS44に進む。ス
テップS43,ステップS44ではそれぞれエアミック
スドア6がフルホット位置(図1の点線)にあるか否か
を判定する。ステップS43が肯定されるとステップS
45に進み、否定されるとステップS46に進む。ステ
ップS44が肯定されるとステップS47に進み、否定
されるとステップS48に進む。ステップS45〜ステ
ップS48では、それぞれ自動風量制御によるモータ印
加電圧VFが予め設定した所定電圧I,J,K,Lより大き
いか否かを判定する。ステップS45〜ステップS48
が肯定されるとそれぞれステップS49〜ステップS5
2に進み、否定されるとステップS14に進む。ステッ
プS49〜ステップS52では、それぞれ所定電圧I,
J,K,Lをモータ1に印加する。ここで、例えばフルホ
ット時の所定電圧I,Kはフルホット以外の所定電圧J,
Lよりも大きく設定される(I>J,K>L)。これに
よりフルホット時の吹出風量の減少が抑えられる。ま
た、I<K,E、J<L,Fに設定されている。これによ
り内気循環時の騒音レベルを大幅に低減することができ
るとともに、VENTモード時に比べて吹出風量の減少
を抑えることができる。
判定されると図8のステップS53に進み、RECスイ
ッチ14がオンか否かを判定する。ステップS53が肯
定されるとステップS54に進み、否定されるとステッ
プS55に進む。ステップS54,ステップS55では
それぞれエアミックスドア6がフルホット位置(図1の
点線)にあるか否かを判定する。ステップS54が肯定
されるとステップS56に進み、否定されるとステップ
S57に進む。ステップS55が肯定されるとステップ
S58に進み、否定されるとステップS59に進む。ス
テップS56〜ステップS59では、それぞれ自動風量
制御によるモータ印加電圧VFが予め設定した所定電圧
M,N,O,Pより大きいか否かを判定する。ステップS
56〜ステップS59が肯定されるとそれぞれステップ
S60〜ステップS63に進み、否定されるとステップ
S14に進む。ステップS60〜ステップS63では、
それぞれ所定電圧M,N,O,Pをモータ1に印加する。
ここで、例えばフルホット時の所定電圧M,Oはフルホ
ット以外の所定電圧N,Pよりも大きく設定される(M
>N,O>P)。これによりフルホット時の吹出風量の
減少が抑えられる。また、M<O,K,E、N<P,L,F
に設定されている。これにより内気循環時の騒音レベル
を大幅に低減することができるとともに、VENTモー
ド時、B/Lモード時に比べて吹出風量の減少を抑える
ことができる。
令の入力時にエアミックスドア6の開度に応じて最大吹
出風量を制御するようにした。すなわち、フルクール、
フルホット時のモータ印加電圧VFの最大値をフルクー
ル、フルホット以外のものより小さくするようにした。
これにより、車室内の騒音レベルを低減するとともに、
フルクール、フルホット時の吹出風量の減少が抑制さ
れ、空調快適性を損なうことを可及的に防止できる。
に空調モードや吸込モードに応じて吹出風量を低減する
こと特徴とするものであり、各定数A〜Pの関係等は上
記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形
態は、空調モードを自動設定するようにしたが、モード
選択スイッチの操作により空調モードをマニュアル設定
するようにしてもよい。また、上記実施の形態は、オー
トエアコンに適用したが、マニュアルエアコンに適用し
てもよい。自動風量制御時のモータ印加電圧VFが最大
値A〜Pに達したときにモータ印加電圧VFを減少させ
るようにしたが、最大値A〜Pに達しなくとも空調モー
ドや吸込モード、目標吹出温度XMに応じてモータ印加
電圧vFを減少させるようにしてもよい。
て、ブロアモータ1とモータ制御回路10における処理
(ステップS6、ステップS7など)がファン制御手段
を、入力開始スイッチ22が入力開始検出手段を、モー
タ制御回路10における処理(ステップS4)がファン
低減手段を、マイク23が音声入力手段を、音声認識回
路30が認識手段を、それぞれ構成する。なお、各手段
を実現する構成要素やステップなどは上記のものに限定
されない。
概略構成を示す図。
空調システムの構成を示すブロック図。
の処理の一例を示すフローチャート。
風量制御処理の一例を示すフローチャート。
風量制御処理の一例を示すフローチャート(その1)。
風量制御処理の一例を示すフローチャート(その2)。
風量制御処理の一例を示すフローチャート(その3)。
ン 10 モータ制御回路 13 ファンス
イッチ 14 RECスイッチ 15 DEFス
イッチ 22 入力開始スイッチ 23 マイク 30 音声認識回路
Claims (5)
- 【請求項1】 ブロアファンの駆動によって吸い込まれ
た内気または外気を空調モードに応じた所定の吹出口か
ら吹き出す車両用空調装置であって、 設定温度または手動指令に応じた目標ファン速度に前記
ブロアファンの駆動速度を制御するファン制御手段と、 乗員の音声指令を認識し、該音声指令に基づいて電子機
器を駆動する駆動手段と、 乗員からの音声指令の入力開始を検出する入力開始検出
手段と、 前記入力開始検出手段により音声指令の入力開始が検出
されると、前記ブロアファンの駆動速度を前記空調モー
ドに応じて少なくとも前記目標ファン速度より低減する
ファン低減手段とを備え、 前記吹出口は、少なくともベント吹出口と他の吹出口を
有し、 前記ファン低減手段は、前記ベント吹出口を含む空調モ
ードが選択されると前記ベント吹出口を含まない空調モ
ードが選択された時より前記ブロアファンの駆動速度を
大きく低減することを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 ブロアファンの駆動によって吸い込まれ
た内気または外気を空調モードに応じた所定の吹出口か
ら吹き出す車両用空調装置であって、 設定温度または手動指令に応じた目標ファン速度に前記
ブロアファンの駆動速度を制御するファン制御手段と、 乗員の音声指令を認識し、該音声指令に基づいて電子機
器を駆動する駆動手段と、 乗員からの音声指令の入力開始を検出する入力開始検出
手段と、 前記入力開始検出手段により音声指令の入力開始が検出
されると、前記ブロアファンの駆動速度を前記目標ファ
ン速度よりも低減するとともに、前記ブロアファンの駆
動速度を内気吸込時に外気吸込時より大きく低減するフ
ァン低減手段とを備えることを特徴とする車両用空調装
置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用空調装
置において、 手動指令に応じて前記目標ファン速度が設定されると、
前記ファン制御手段は、前記ファン低減手段による制御
を無効化し、設定された目標ファン速度に前記ブロアフ
ァンの駆動速度を制御することを特徴とする車両用空調
装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の車両
用空調装置において、 前記ファン低減手段は、目標吹出温度に応じて前記ブロ
アファンの駆動速度を前記目標ファン速度より低減する
ことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の車両
用空調装置において、 乗員からの音声指令を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段により入力された音声指令を認識する
認識手段とを備えたことを特徴とする音声認識装置付き
空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049652A JP3709850B2 (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 車両用空調装置、音声認識装置付き空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
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