JP2003135999A - 薬液供給システム - Google Patents
薬液供給システムInfo
- Publication number
- JP2003135999A JP2003135999A JP2001334421A JP2001334421A JP2003135999A JP 2003135999 A JP2003135999 A JP 2003135999A JP 2001334421 A JP2001334421 A JP 2001334421A JP 2001334421 A JP2001334421 A JP 2001334421A JP 2003135999 A JP2003135999 A JP 2003135999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chemical liquid
- pressure
- liquid chemical
- tank
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Nozzles (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
の薬液を負圧吸引して噴射するノズルを利用して薬液供
給の微少流量制御を可能とする。 【解決手段】 内部に薬液5を収容して密閉可能とされ
た薬液タンク10と、この薬液タンクに薬液供給パイプ
7で接続され外部からの高圧気体の送気により上記薬液
タンクから供給される薬液を負圧吸引して該薬液を噴射
するノズル11と、上記薬液タンクの上面に接続され内
部空間Sの空気を吸引して負圧を発生させる空気吸引手
段12と、上記薬液タンク内に形成される負圧空間に対
し任意圧力の正圧ガスを供給する正圧供給手段13とを
備え、上記正圧供給手段により薬液タンクに供給する正
圧ガスの圧力を調整することによって上記ノズルへの薬
液の供給流量を制御するものである。これにより、薬液
タンクからの薬液を負圧吸引して噴射するノズルを利用
して薬液供給を微少流量で制御できる。
Description
板、ディスプレイ基板、ガラス、その他の工業用の膜形
成対象物等に対し各種処理の薬液を塗布する際の薬液供
給システムに関し、詳しくは、薬液タンクからの薬液を
負圧吸引して噴射するノズルを利用して薬液供給の微少
流量制御を可能とする薬液供給システムに係るものであ
る。
製造工程において、半導体基板やディスプレイ基板など
に薄膜を塗布するには、図6に示すように、例えばウェ
ハ1を水平支持して高速回転させ、その上方から該ウェ
ハ1の中心孔2寄りの位置に薬液3を滴下する薬液供給
システムが用いられている。そして、上記高速回転する
ウェハ1上に滴下された薬液3に働く遠心力の作用によ
り、該薬液3をウェハ1の表面上で放射状に伸ばして、
該ウェハ1の表面全体に薄膜を塗布していた。
レイ基板などにスプレーコーティングにより薬液を塗布
する場合は、図7に示すように、内部に薬液5を収容し
た薬液タンク6と、この薬液タンク6に接続された薬液
供給パイプ7と、この薬液供給パイプ7に接続され上記
薬液タンク6から薬液5を供給されて吐出するノズル8
とを有する薬液供給システムが用いられている。なお、
上記薬液供給パイプ7の途中には、ノズル8への薬液5
の供給流量を制御するための例えばニードルバルブ等の
流量調整バルブ9が設けられている。そして、上記薬液
タンク6内の薬液5を加圧したり、図示省略のポンプで
圧送して、流量調整バルブ9で薬液供給の流量を制御し
てノズル8から薬液5を吐出して塗布していた。
来例では、ウェハ1上に滴下する薬液3の量があまり少
なくては拡散せず、例えば10ml/min以上の量を滴下す
ることとなる。そして、この場合、薬液3は高速回転す
るウェハ1により遠心力で外周方向へ拡散されて、一部
はウェハ1の表面に塗布されるが、他の部分は該ウェハ
1の外側に捨てられるものであった。このように、薬液
3を滴下する量が多いことと、該薬液3がウェハ1の外
側に捨てられる量が多いことから、薬液塗布の効率が低
下すると共に、非経済的であった。また、ウェハ1の外
側に捨てられる薬液3によってその周辺が汚染されるこ
とがあった。
供給する薬液5の流量制御を、薬液供給パイプ7の途中
に設けられたニードルバルブ等の流量調整バルブ9で行
っていたので、このような流量調整バルブ9では例えば
1ml/min程度或いはそれ以下のレベルでの流量制御はで
きないものであった。したがって、例えば1ml/min以下
の流量制御により薬液5を供給して、対象物に対して薄
膜を均一に塗布することが難しかった。また、薬液タン
ク6内の薬液5にゴミやカーボン等の異物が混入してい
ると、ノズル8への供給途中で上記流量調整バルブ9の
ところで詰まりが発生して、ノズル8へ薬液5を供給で
きない状態となることがあった。したがって、薬液塗布
の工程がスムーズに進まないことがあった。
処し、薬液タンクからの薬液を負圧吸引して噴射するノ
ズルを利用して薬液供給の微少流量制御を可能とする薬
液供給システムを提供することを目的とする。
に、本発明による薬液供給システムは、内部に薬液を収
容して密閉可能とされた薬液タンクと、この薬液タンク
に薬液供給パイプで接続され外部からの高圧気体の送気
により上記薬液タンクから供給される薬液を負圧吸引し
て該薬液を噴射するノズルと、上記薬液タンクの上面に
接続され内部空間の空気を吸引して負圧を発生させる空
気吸引手段と、上記薬液タンク内に形成される負圧空間
に対し任意圧力の正圧ガスを供給する正圧供給手段とを
備え、上記正圧供給手段により薬液タンクに供給する正
圧ガスの圧力を調整することによって上記ノズルへの薬
液の供給流量を制御するものである。
薬液タンクで内部に薬液を収容しておき、この薬液タン
クに薬液供給パイプで接続されたノズルに外部から高圧
気体を送気し上記薬液タンクから供給される薬液を負圧
吸引して該ノズルで薬液を噴射し、上記薬液タンクの上
面に接続された空気吸引手段で内部空間の空気を吸引し
て負圧を発生させ、上記薬液タンク内に形成される負圧
空間に対し正圧供給手段で任意圧力の正圧ガスを供給
し、上記正圧供給手段により薬液タンクに供給する正圧
ガスの圧力を調整することによって上記ノズルへの薬液
の供給流量を制御する。これにより、薬液タンク内の圧
力とノズルに発生する負圧との差により薬液供給の微少
流量制御を可能とする。
間には、薬液タンクに供給する正圧ガスの圧力を調整す
る圧力制御手段を備えたものである。これにより、薬液
タンクに供給する正圧ガスの圧力を容易に調整する。
質量流量を測定して流量を調整するマスフローコントロ
ーラを用いてもよい。これにより、圧力や温度変化の影
響を受けず、薬液タンクに供給する正圧ガスの流量を質
量流量に比例して安定に調整を行って、薬液タンクに供
給する正圧ガスの圧力を容易に調整する。
又は不活性ガスを供給するものである。特に、不活性ガ
スを供給した場合は、薬液タンク内の薬液に影響を与え
ず安定に保つことができる。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による薬
液供給システムの実施の形態を示すシステム概要図であ
る。この薬液供給システムは、例えば半導体基板、ディ
スプレイ基板、ガラス、その他の工業用の膜形成対象物
等に対し各種処理の薬液を塗布する際に薬液を供給する
もので、薬液タンク10と、ノズル11と、空気吸引手
段12と、正圧供給手段13とを備えている。
象物等に塗布する各種の薬液5を内部に収容しておくも
ので、所定の大きさの容器状に形成され、上面に蓋をし
て密閉可能とされている。そして、薬液タンク10内に
は負圧空間が形成されるようになっている。なお、薬液
タンク10の上面には、該薬液タンク10内に薬液5を
供給するためのパイプライン14が接続されている。ま
た、符号15は上記パイプライン14の途中に設けられ
た開閉バルブを示している。
供給パイプ7が接続され、この薬液供給パイプ7の先端
にノズル11が接続されている。なお、上記薬液供給パ
イプ7の途中には、ノズル11への供給路を開閉する開
閉バルブ16が設けられている。上記ノズル11は、外
部からの高圧気体の送気により上記薬液タンク10から
薬液供給パイプ7を介して供給される薬液5を負圧吸引
して該薬液5を噴射するもので、該ノズル11の側面部
に上記薬液供給パイプ7の先端が接続され、ノズル11
の軸心部に高圧気体供給パイプ17が接続されている。
なお、符号18は上記高圧気体供給パイプ17の後端に
設けられたコンプレッサを示している。
な構造の一例を示す断面図である。図2は上記薬液供給
パイプ7が接続される面を含む縦断面図であり、図3は
図2の断面と直交する縦断面図である。図2において、
ノズル11の側面部には薬液送入口19が形成され、こ
の薬液送入口19に上記薬液供給パイプ7の先端が接続
される。また、ノズル11の軸心部の後端には高圧気体
送入口20が形成され、この高圧気体送入口20に上記
高圧気体供給パイプ17の先端が接続される。
の運転により高圧気体供給パイプ17を介して送られた
高圧気体は、図2に示す高圧気体送入口20からノズル
11内の軸心部に流入し、小口径の一次気体噴出口21
を通って高速噴射し内部混合室22に入る。このとき、
図1に示す薬液供給パイプ7が接続された薬液送入口1
9の位置にベンチュリ管の原理により負圧を生じ、上記
薬液供給パイプ7からの薬液5を内部混合室22内に吸
引する。上記一次気体噴出口21から噴出する高速気体
は、薬液送入口19より吸引する薬液5を破砕し、広く
なった内部混合室22の中で薬液5と混合され、流速を
落としてノズル先端の噴出口23から噴射される。
入口20からノズル11内に流入した高圧気体は、ノズ
ル11内の軸心部の外側に形成された二次気体通路24
を通って、ノズル11の先端部にスパイラル状に形成さ
れた二次気体噴出溝25に至り、高速な旋回流となって
噴射される。このとき、上記噴出口23から噴射される
薬液5を二次混合しながら破砕微粒化して前方に噴射す
る。なお、図2及び図3では、旋回流を発生して噴射す
るノズル11の例を示したが、本発明はこれに限られ
ず、旋回流を発生しない通常のノズルであってもよい。
すように、空気吸引手段12が接続されている。この空
気吸引手段12は、上記薬液タンク10の上面に接続さ
れ内部空間Sの空気を吸引して負圧を発生させるもの
で、基端部に真空ポンプなどが接続されたパイプライン
から成る。そして、上記空気吸引手段12と薬液タンク
10との間には、上記真空ポンプで吸引して発生される
負圧を制御する圧力コントローラ26が設けられ、薬液
タンク10への接続の前位置には開閉バルブ27が設け
られている。
は、正圧供給手段13が接続されている。この正圧供給
手段13は、上記薬液タンク10内に形成される負圧空
間Sに対し任意圧力の正圧ガスを供給するもので、基端
部に1〜2気圧の不活性ガス、例えば窒素ガス(N2)
を供給する窒素ガスボンベなどが接続されたパイプライ
ンから成る。そして、上記正圧供給手段13と薬液タン
ク10との間には、圧力コントローラ28が設けられて
いる。この圧力コントローラ28は、薬液タンク10に
供給する正圧ガスの圧力を調整する圧力制御手段となる
もので、上記窒素ガスボンベから供給される窒素ガスの
圧力を制御するようになっている。なお、上記空気吸引
手段12のパイプラインと、正圧供給手段13のパイプ
ラインとは、途中で連結されて上記開閉バルブ27を介
して薬液タンク10に共通に接続されている。
タンク10に正圧ガスを供給し、圧力コントローラ28
により正圧ガスの圧力を調整することによって、上記ノ
ズル11への薬液の供給流量を制御するようになってい
る。
テムの動作について説明する。まず、図1において、パ
イプライン14の途中の開閉バルブ15を開いて薬液タ
ンク10内に薬液5を所定量だけ供給する。その後、上
記開閉バルブ15を閉じると共に、空気吸引手段12と
正圧供給手段13の系統の開閉バルブ27を閉じて、上
記薬液タンク10内を密閉状態とする。
された薬液供給パイプ7の開閉バルブ16を閉じ、上記
空気吸引手段12の系統の開閉バルブ27を開け、該空
気吸引手段12に接続された真空ポンプを運転し、薬液
タンク10の内部空間Sの空気を吸引して負圧(例えば
0.1〜0.4気圧)を発生させる。
図1に示すコンプレッサ18から高圧気体供給パイプ1
7を介してノズル11へ高圧気体を送る。すると、前述
のようにノズル11内の薬液送入口19の位置に負圧
(例えば0.1〜0.4気圧)が発生して薬液供給パイプ7か
らの薬液5を吸引しようとする。このとき、薬液タンク
10の内部空間Sは負圧とされているので、ノズル11
内に発生する負圧(P1)と、上記空間Sの負圧(P2)
とが等しくなるように調整する。ここで、開閉バルブ1
6よりも下流側の薬液供給パイプ7に圧力P1を計測す
る圧力計を取り付け、薬液タンク10の内部空間Sの圧
力P2を計測する圧力計を取り付けてもよい。
流れず、薬液供給パイプ7内で薬液5が安定して停止す
る。そして、この状態をもって薬液供給の初期状態と
し、ここから薬液供給の工程がスタートする。なお、こ
のとき、薬液5は図2に示すノズル11内の薬液送入口
19の付近で停止することとなるので、ノズル11へ至
る経路が乾くことがない。したがって、その後におい
て、上記ノズル11から薬液5をすぐに噴射することが
できる。
塗布対象物に向けてセットし、上記と同様にコンプレッ
サ18から高圧気体供給パイプ17を介してノズル11
へ高圧気体を送る。しかし、この状態ではP1=P2であ
るので、薬液5はノズル11から噴射されない。そこ
で、図1に示す正圧供給手段13に設けられた圧力コン
トローラ28を適宜調整して、薬液タンク10に供給す
る正圧ガスの圧力を調整する。すると、上記薬液タンク
10内の圧力が変化して圧力P2が大きくなって、P2と
P1との差が生じてこの差圧により薬液タンク10から
ノズル11に薬液5が供給される。これにより、上記ノ
ズル11から薬液5が噴射される。
る圧力調整を細かく行うことにより、圧力P2とP1との
差を微細に調整して、ノズル11への薬液5の供給流量
を微少に制御することができる。例えば、従来は不可能
であった1ml/min程度或いはそれ以下のレベル(例えば
0.1~0.9ml/min程度)での流量制御が可能となる。ま
た、ノズル11へ至る薬液供給パイプ7の途中には従来
のようなニードルバルブ等の流量調整バルブが設けられ
ていないので、この部分に異物が詰まることはなく、ス
ムーズに薬液5がノズル11に供給される。さらに、薬
液5が粘度の高いものであっても、ノズル11の負圧及
び圧力P2とP1との差圧により薬液5が供給される。
の圧力制御手段として圧力コントローラ28を設けたも
のとしたが、本発明はこれに限られず、正圧ガスの質量
流量を測定して流量を調整するマスフローコントローラ
を用いてもよい。この場合は、圧力や温度変化の影響を
受けず、薬液タンクに供給する正圧ガスの流量を質量流
量に比例して安定に調整を行って、薬液タンク10に供
給する正圧ガスの圧力を容易に調整することができる。
また、上記正圧供給手段13に窒素ガスを供給する代わ
りに、大気を供給してもよい。
ム概要図である。この実施形態は、図1に示す空気吸引
手段12及び圧力コントローラ26を省略し、ノズル1
1の直前の薬液供給パイプ7からパイプライン29を分
岐して薬液タンク10の上面に接続し、このパイプライ
ン29を空気吸引手段としたものである。なお、符号3
0は上記パイプライン29の途中に設けられた開閉バル
ブを示している。
段で薬液タンク10の内部空間Sの空気を吸引して負圧
を発生させるには、薬液供給パイプ7の途中の開閉バル
ブ16を閉じると共に、分岐したパイプライン29の開
閉バルブ30を開けて、コンプレッサ18から高圧気体
供給パイプ17を介してノズル11へ高圧気体を送る。
すると、図2を参照して説明したようにノズル11内の
薬液送入口19の位置に負圧(例えば0.1〜0.4気圧)が
発生して、この負圧が上記パイプライン29を介して薬
液タンク10の内部空間Sに連通され、該内部空間Sの
空気を吸引する。この空気吸引により、上記薬液タンク
10の内部空間Sが負圧P2(例えば0.1〜0.4気圧)と
される。この状態で、上記パイプライン29の開閉バル
ブ30を閉じる。
図1に示す空気吸引手段12及び圧力コントローラ26
を、分岐したパイプライン29から成る空気吸引手段に
替えただけであり、該パイプライン29の系統で薬液タ
ンク10の内部空間Sの空気を吸引して負圧P2にした
後、薬液供給パイプ7の途中の開閉バルブ16を開くだ
けで、その他は図1の場合と全く同様に動作する。この
場合は、図1に示す空気吸引手段12及び圧力コントロ
ーラ26並びに図示省略の真空ポンプを用いずに薬液タ
ンク10の内部空間Sを負圧P2とすることができるの
で、システム全体の構成を簡略化することができる。
給システムの具体的な実施例を示す構成図である。この
実施例では、薬液タンク10に薬液供給タンク31と洗
浄液タンク32とを接続し、上記薬液タンク10内に薬
液を供給したり、洗浄液を供給するようになっている。
上記薬液供給タンク31には薬液吸上げパイプ33が挿
入され、開閉バルブ34を介して薬液タンク10内に薬
液5を供給するためのパイプライン14に接続されてい
る。また、上記洗浄液タンク32には洗浄液吸上げパイ
プ35が挿入され、開閉バルブ36を介して上記パイプ
ライン14に接続されている。なお、上記薬液吸上げパ
イプ33と洗浄液吸上げパイプ35とは、薬液タンク1
0に対してはパイプライン14で共通に接続されてい
る。
は、薬液補充パイプ37が接続され、この薬液補充パイ
プ37の薬液補充口の手前には開閉バルブ38が設けら
れている。また、上記洗浄液タンク32の上面には、洗
浄液補充パイプ39が接続され、この洗浄液補充パイプ
39の洗浄液補充口の手前には開閉バルブ40が設けら
れている。
を供給するには、まず、洗浄液吸上げパイプ35の開閉
バルブ36を閉じると共に、薬液吸上げパイプ33の開
閉バルブ34を開き、薬液タンク10の薬液供給パイプ
7の開閉バルブ16を閉じておく。次に、空気吸引手段
12の系統の開閉バルブ27を開け、該空気吸引手段1
2に接続された真空ポンプを運転して薬液タンク10の
内部空間Sの空気を吸引して負圧を発生させる。これに
より、上記内部空間Sの負圧によって薬液供給タンク3
1から薬液を吸い上げ、パイプライン14を介して薬液
が薬液タンク10内に供給される。その後、上記開閉バ
ルブ34を閉じて薬液の供給を終了する。このとき、上
記薬液タンク10の内部空間Sは負圧に保たれる。
記薬液供給パイプ7の開閉バルブ16を開くと共に、コ
ンプレッサ18から高圧気体供給パイプ17を介してノ
ズル11へ高圧気体を送ることにより、図1を参照して
説明したと同様に動作してノズル11から薬液が噴射さ
れる。
ンク10及び薬液供給パイプ7等を洗浄するときは、上
記薬液タンク10から薬液を排出して、該薬液タンク1
0に洗浄液を供給する。まず、薬液吸上げパイプ33の
開閉バルブ34を閉じると共に、洗浄液吸上げパイプ3
5の開閉バルブ36を開き、薬液タンク10の薬液供給
パイプ7の開閉バルブ16を閉じておく。次に、空気吸
引手段12の系統の開閉バルブ27を開け、該空気吸引
手段12に接続された真空ポンプを運転して薬液タンク
10の内部空間Sの空気を吸引して負圧を発生させる。
これにより、上記内部空間Sの負圧によって洗浄液タン
ク32から洗浄液を吸い上げ、パイプライン14を介し
て洗浄液が薬液タンク10内に供給される。その後、上
記開閉バルブ36を閉じて洗浄液の供給を終了する。
6を開き、空気吸引手段12及び正圧供給手段13の系
統の開閉バルブ27を開いて、上記正圧供給手段13か
ら薬液タンク10内に正圧ガスを供給したり、空気吸引
手段12で薬液タンク10の空気を吸引したりして、洗
浄液を流して薬液タンク10及び薬液供給パイプ7等を
洗浄する。その後、正圧供給手段13による正圧ガスの
供給又は空気吸引手段12による吸引を停止し、洗浄液
を外部に放出して洗浄を終了する。
液供給システムの具体的な実施例を示したが、図4に示
す実施形態についても同様に適用して具体的な実施例を
構成することができる。
請求項1に係る発明によれば、薬液タンクの上面に接続
された空気吸引手段で内部空間の空気を吸引して負圧を
発生させ、該薬液タンク内に形成される負圧空間に対し
任意圧力の正圧ガスを供給する正圧供給手段により薬液
タンクに供給する正圧ガスの圧力を調整することによっ
て、薬液タンクからの薬液を負圧吸引して噴射するノズ
ルへの薬液の供給流量を制御することができる。これに
より、薬液タンク内の圧力とノズルに発生する負圧との
差により薬液供給を微少流量で制御することができる。
したがって、対象物に対して薬液を均一に塗布すること
ができる。また、薬液の使用量を低減して、薬液塗布の
効率を向上できると共に、経済性を改善することができ
る。さらに、薬液タンク内の負圧により、内部に収容さ
れた薬液の脱気をすることができ、ノズルへ至る薬液供
給パイプの所謂ベーパーロックを防止できる。さらにま
た、薬液が粘度の高いものであっても、ノズルの負圧及
び薬液タンク内の圧力との差によりノズルに薬液を供給
できる。また、ノズルへ至る薬液供給パイプの途中には
何も設けられていないので、この部分に異物が詰まるこ
とはなく、スムーズに薬液をノズルに供給できる。
正圧供給手段と薬液タンクとの間に、薬液タンクに供給
する正圧ガスの圧力を調整する圧力制御手段を備えたこ
とにより、薬液タンクに供給する正圧ガスの圧力を容易
に調整することができる。したがって、薬液タンク内の
圧力調整により、上記ノズルへの薬液供給を微少流量で
制御することができる。
記圧力制御手段として、正圧ガスの質量流量を測定して
流量を調整するマスフローコントローラを用いることに
より、圧力や温度変化の影響を受けず、薬液タンクに供
給する正圧ガスの流量を質量流量に比例して安定に調整
を行って、薬液タンクに供給する正圧ガスの圧力を容易
に調整することができる。したがって、薬液タンク内の
圧力を容易かつ安定に調整して、上記ノズルへの薬液供
給を微少流量で制御することができる。
ば、上記正圧供給手段に、大気又は不活性ガスを供給す
るものとしたことにより、特に、不活性ガスを供給した
場合は、薬液タンク内の薬液に影響を与えず安定に保つ
ことができる。
を示すシステム概要図である。
的な構造の一例を示す断面図である。
ノズルの具体的な構造の一例を示す断面図である。
である。
の具体的な実施例を示す構成図である。
基板などに薄膜を塗布する状態を示す説明図である。
ーティングにより薬液を塗布する場合の薬液供給システ
ムを示すシステム概要図である。
Claims (4)
- 【請求項1】内部に薬液を収容して密閉可能とされた薬
液タンクと、 この薬液タンクに薬液供給パイプで接続され外部からの
高圧気体の送気により上記薬液タンクから供給される薬
液を負圧吸引して該薬液を噴射するノズルと、 上記薬液タンクの上面に接続され内部空間の空気を吸引
して負圧を発生させる空気吸引手段と、 上記薬液タンク内に形成される負圧空間に対し任意圧力
の正圧ガスを供給する正圧供給手段とを備え、 上記正圧供給手段により薬液タンクに供給する正圧ガス
の圧力を調整することによって上記ノズルへの薬液の供
給流量を制御することを特徴とする薬液供給システム。 - 【請求項2】上記正圧供給手段と薬液タンクとの間に
は、薬液タンクに供給する正圧ガスの圧力を調整する圧
力制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の薬
液供給システム。 - 【請求項3】上記圧力制御手段は、正圧ガスの質量流量
を測定して流量を調整するマスフローコントローラを用
いることを特徴とする請求項2記載の薬液供給システ
ム。 - 【請求項4】上記正圧供給手段には、大気又は不活性ガ
スを供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の薬液供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001334421A JP4056243B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 薬液供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001334421A JP4056243B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 薬液供給システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003135999A true JP2003135999A (ja) | 2003-05-13 |
JP4056243B2 JP4056243B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=19149554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001334421A Expired - Fee Related JP4056243B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 薬液供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4056243B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005188666A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Toray Eng Co Ltd | 送液パイプおよび送液システム |
JP2006163125A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Pentax Corp | 光学膜の形成方法及び光学膜を有する光学物品 |
KR100985871B1 (ko) * | 2003-10-29 | 2010-10-08 | 가부시키가이샤 와이디 메카트로 솔루션즈 | 처리액 공급 시스템 |
KR101332684B1 (ko) | 2012-12-28 | 2013-11-25 | 코오롱환경서비스주식회사 | 공기 배출장치를 구비하는 멤브레인 수처리 장치 |
KR101803297B1 (ko) | 2017-10-20 | 2017-12-01 | 브니엘 네이처 주식회사 | 생활폐기물 자동집하시설의 공기흡입구에 설치된 악취저감장치 |
CN108246206A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-07-06 | 金川集团股份有限公司 | 一种液体输送系统及方法 |
CN110462794A (zh) * | 2017-03-23 | 2019-11-15 | 东京毅力科创株式会社 | 气体团簇处理装置和气体团簇处理方法 |
CN112282711A (zh) * | 2020-09-28 | 2021-01-29 | 中国石油天然气集团有限公司 | 一种液体加注器及其对仪器的注液方法 |
-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001334421A patent/JP4056243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100985871B1 (ko) * | 2003-10-29 | 2010-10-08 | 가부시키가이샤 와이디 메카트로 솔루션즈 | 처리액 공급 시스템 |
JP2005188666A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Toray Eng Co Ltd | 送液パイプおよび送液システム |
WO2005066532A1 (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Toray Engineering Co.,Ltd. | 送液パイプおよび送液システム |
KR100903724B1 (ko) * | 2003-12-26 | 2009-06-19 | 도레이 엔지니어링 가부시키가이샤 | 송액 파이프 및 송액 장치 |
JP2006163125A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Pentax Corp | 光学膜の形成方法及び光学膜を有する光学物品 |
KR101332684B1 (ko) | 2012-12-28 | 2013-11-25 | 코오롱환경서비스주식회사 | 공기 배출장치를 구비하는 멤브레인 수처리 장치 |
CN110462794A (zh) * | 2017-03-23 | 2019-11-15 | 东京毅力科创株式会社 | 气体团簇处理装置和气体团簇处理方法 |
CN110462794B (zh) * | 2017-03-23 | 2023-09-15 | 东京毅力科创株式会社 | 气体团簇处理装置和气体团簇处理方法 |
KR101803297B1 (ko) | 2017-10-20 | 2017-12-01 | 브니엘 네이처 주식회사 | 생활폐기물 자동집하시설의 공기흡입구에 설치된 악취저감장치 |
CN108246206A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-07-06 | 金川集团股份有限公司 | 一种液体输送系统及方法 |
CN112282711A (zh) * | 2020-09-28 | 2021-01-29 | 中国石油天然气集团有限公司 | 一种液体加注器及其对仪器的注液方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4056243B2 (ja) | 2008-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR0120450Y1 (ko) | 실리카막 형성용 도포액을 토출하기 위한 장치 | |
KR101153188B1 (ko) | 약액 분사장치 | |
JP2003135999A (ja) | 薬液供給システム | |
JPH11179265A (ja) | 滴下防止装置 | |
TWI226288B (en) | Liquid member ejecting device and method therefor, electro-optic device and manufacturing method therefor | |
JPH09260282A (ja) | フォトレジスト噴射装置 | |
JP2003320280A (ja) | 薬液供給システム | |
JP2003136011A (ja) | 薬液供給システム | |
JP2000153247A (ja) | 洗浄剥離方法及びその装置 | |
EP1634652A1 (en) | Cap with a suction type spray head | |
US7175757B2 (en) | Treatment liquid supply system | |
KR100985871B1 (ko) | 처리액 공급 시스템 | |
JP2005066588A (ja) | ノズル部材、ポンプ式噴出器用噴出装置、エアゾール式噴出器用噴出装置、押出し式噴出器用噴出装置および噴出器 | |
US20050045536A1 (en) | Treatment liquid supply system | |
JP2004074118A (ja) | 薬液塗布装置 | |
WO2016088798A1 (ja) | シリンジを用いた処理液供給装置およびウェット処理装置 | |
JP3421695B2 (ja) | ウォータージェット装置 | |
JP2004223378A (ja) | 液滴噴射装置 | |
JP3455357B2 (ja) | 液体定量圧送方法及び定量圧送装置 | |
JP6705925B2 (ja) | シリンジを用いたウェット処理装置 | |
KR101001573B1 (ko) | 이·미용용 중화제 분사기 | |
JP2000167440A (ja) | ノズルの液だれ防止装置 | |
JP2003299989A (ja) | 粉粒体供給装置 | |
US20230264209A1 (en) | Injection nozzle and injection device including injection nozzle | |
JP2004014596A (ja) | ウェハ洗浄方法及びその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041007 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070710 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070731 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070907 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |