JP2003120245A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
内燃機関の吸気装置Info
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Abstract
ロー型吸気通路を有する内燃機関の吸気装置に於いて、
レイアウト自由度を低下させることなく、ブローバイガ
スのオイル滴等によるスロットルバルブの開閉軸周りの
汚損を容易に防止する。 【解決手段】 ダウンフロー型の吸気通路に於けるス
ロットルバルブの上流側にブローバイガスの吐出口を備
え、吸気通路のスロットルバルブとブローバイガス吐出
口との間に、液滴をスロットルバルブがその開弁時に下
方に移動する部分に向けて導くべく、吸気通路壁に設け
られ、かつその部分に対応して上面が下方に傾斜する環
状段部を有することで、簡単な構造で、オイル滴等の液
滴が、スロットルバルブの開閉軸に干渉しない位置に導
かれ、スロットルバルブの開閉軸が汚れる心配がなくな
る。
Description
吸気通路に於けるスロットルバルブの上流側にブローバ
イガスの吐出口を備える内燃機関の吸気装置に関するも
のである。
ンダヘッド等とを連通し、ブローバイガスを還流する構
造は良く知られている。このブローバイガス還流構造
を、吸気の上流から下流に向けて垂下するダウンフロー
型の吸気通路を有する内燃機関に適用し、吸気通路への
ブローバイガスの吐出口を、スロットルボディの上流
側、即ち上方に配置した場合、ブローバイガスに含まれ
るオイル等の液滴が吸気通路の内壁面を伝ってスロット
ルボディ内のスロットルバルブ、特にその開閉軸及び軸
受に付着し、その作動を鈍くするなどの問題がある。
は、主吸気通路の外周に沿ってブローバイガス通路が環
状に形成され、このブローバイガス通路は主吸気通路の
流れ方向に螺旋状に渦を巻くように形成された構造が開
示されている。この公報にはスロットルバルブの下流側
にブローバイガスの吐出口を形成する構造が開示されて
おり、即ちブローバイガスがスロットルバルブを通過す
ることがないため、スロットルバルブを汚染することが
ない。
トルボディは通常、吸気マニホルドのサージタンク近傍
に設けられることから、サージタンクとスロットルボデ
ィとの間にブローバイガスの吐出口を設ける構造は、そ
の吐出口位置が限定されることからレイアウト自由度が
低下すると云う問題があった。また、上記公報に開示さ
れた構造にあっては、主吸気通路の外周に環状の還流ガ
ス通路を一体形成する必要があり、その形成が複雑にな
り、一層レイアウト自由度が低下する。
点を解決するべく案出されたものであり、ブローバイガ
ス還流構造及びダウンフロー型吸気通路を有する内燃機
関の吸気装置に於いて、レイアウト自由度を低下させる
ことなく、ブローバイガスのオイル滴等によるスロット
ルバルブの開閉軸周りの汚損を容易に防止することを目
的とする。
べく、本発明では、ダウンフロー型の吸気通路に於ける
スロットルバルブ5の上流側にブローバイガスの吐出口
8aを備える内燃機関の吸気装置であって、前記吸気通
路の前記スロットルバルブ5と前記ブローバイガス吐出
口8aとの間に、液滴を前記スロットルバルブ5がその
開弁時に下方に移動する部分(位置C)に向けて導くべ
く、前記吸気通路壁に設けられ、かつ前記部分(位置
C)に向けて上面が傾斜する環状段部11を有するもの
とした。これにより、簡単な構造でオイル滴等の液滴
が、スロットルバルブ5の開閉軸5aに干渉しない部分
(C)に導かれスロットルバルブ5の開弁に伴いその下
方に流下するようになる。特に、前記吸気通路に上方か
ら下方に向けて徐々に拡径する環状凹部10を形成し、
その下端に該環状段部11を形成することで、吸気流を
乱すことが防止される。また、前記環状段部11が、エ
アクリーナ7と前記スロットルバルブ5を備えるスロッ
トルボディとを連結するエアフローチューブ6内に、該
エアフローチューブ6と一体形成されていることで、吸
気通路壁の形状を工夫するのみで、ガイド構造が実現で
き、製造が容易になる。
について添付の図面を参照して詳細に説明する。
ての直列4気筒エンジンの前方斜視図、図2は図1のエ
ンジンの吸気通路に於けるスロットルバルブ周辺の側断
面図である。このエンジンの前面には、シリンダヘッド
1に内設された吸気ポートに接続された吸気マニホルド
2と、吸気マニホルド2の吸気上流端に接続され、かつ
吸気マニホルド2の下部に配置されたサージタンク3
と、サージタンク3の図に於ける右端部の上面に開口し
た吸気流入口に接続され、内部にスロットルバルブ5を
有するスロットルボディ4と、スロットルボディ4の上
端、即ち吸気上流端に一端が接続され、他端がエアクリ
ーナ7に接続されたエアフローチューブ6とが設けられ
ている。エアフローチューブ6は、エアクリーナ7から
略水平に延出し、中間部で下方に垂下し、スロットルボ
ディ4に至るようになっている。このエアフローチュー
ブ6の下方に垂下する部分6a及びスロットルボディ4
がダウンフロー型の吸気通路をなしている。エアクリー
ナ7の吸気流出口近傍にはブローバイガスを還流するべ
く図示されないブリーザタンクに一端が接続されたブリ
ーザチューブ8の他端が接続され、ブローバイガスの吐
出口8aが吸気通路に開口している(図4)。尚、エア
クリーナ7は別のエアフローチューブ9を介して図示さ
れない外気導入口に接続されている。
に良く示すように、エアフローチューブ6に於ける下方
に垂下する部分6aの内壁、即ち吸気通路に於けるスロ
ットルボディ4の上方位置には、吸気通路が徐々に拡径
し、環状凹部10が形成されている。そして、この環状
凹部10の下端には、液滴ガイド構造としての環状段部
11が形成されている。環状段部11の上面は、スロッ
トルバルブ5がその開弁時に下方に移動する位置Cの上
方に対応する位置Aに向けてその相反する位置Bから斜
め下方に傾斜している。この環状段部11はエアフロー
チューブ6と一体的に成型されている。
に、オイル等の液滴がエアフローチューブ6の内壁を伝
って流れてきたら環状段部11にて位置Aに導かれその
下方のスロットルバルブ5の位置Cに流れることとな
る。この位置Cは上記したように、開閉軸5aから最も
離れた位置であり、開閉軸5aに付着する心配がない。
また、位置Cはスロットルバルブ5がその開弁時に下方
に移動する位置であるため、スロットルバルブ5が開弁
することにより更に下方に流れてしまうため、これによ
ってもスロットルバルブ5の開閉を阻害することはな
い。更に、吸気通路を環状段部11の上流側から徐々に
拡径させ、環状凹部10とすることで、その下端に環状
段部11を形成して縮径しても吸気流が乱され難くなっ
ている。
と同様な図であり、図2と同様な部分には同一の符号を
付し、その詳細な説明を省略する。本構成では、エアフ
ローチューブ6に環状凹部9は形成されず、内向きフラ
ンジ状をなす環状段部12がエアフローチューブ6と一
体成型されている。それ以外の構造は上記実施形態と同
様である。
発明による内燃機関の吸気装置によれば、ダウンフロー
型の吸気通路に於けるスロットルバルブの上流側にブロ
ーバイガスの吐出口を備え、吸気通路のスロットルバル
ブとブローバイガス吐出口との間に、液滴をスロットル
バルブがその開弁時に下方に移動する部分に向けて導く
べく、吸気通路壁に設けられ、かつ上記部分に対応する
位置に向けて上面が下方に傾斜する環状段部を有するこ
とで、簡単な構造でオイル滴等の液滴によりスロットル
バルブの開閉軸及び軸受が汚れる心配がなくなる。特
に、吸気通路が、環状段部の上方から下方に向けて徐々
に拡径し、環状凹部を形成し、その下端に環状段部を形
成することで、吸気流を乱すことが防止される。更に、
環状段部が、エアクリーナとスロットルバルブを備える
スロットルボディとを連結するエアフローチューブ内に
一体形成されていることで、吸気通路壁の形状を工夫す
るのみで、ガイド構造が実現でき、一層製造が容易にな
る。
筒エンジンの前方斜視図。
バルブ周辺の側断面図。
を示す断面図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 ダウンフロー型の吸気通路に於けるス
ロットルバルブの上流側にブローバイガスの吐出口を備
える内燃機関の吸気装置であって、 前記吸気通路の前記スロットルバルブと前記ブローバイ
ガス吐出口との間に、液滴を前記スロットルバルブがそ
の開弁時に下方に移動する部分に向けて導くべく、前記
吸気通路壁に設けられ、かつ前記部分に対応して上面が
下方に傾斜する環状段部を有することを特徴とする内燃
機関の吸気装置。 - 【請求項2】 前記吸気通路が、上方から下方に向け
て徐々に拡径する環状凹部を有し、該環状凹部の下端に
前記環状段部が形成されていることを特徴とする請求項
1に記載の内燃機関の吸気装置。 - 【請求項3】 前記環状段部が、エアクリーナと前記
スロットルバルブを備えるスロットルボディとを連結す
るエアフローチューブ内に、該エアフローチューブと一
体形成されていることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の内燃機関の吸気装置。
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