JP2003109201A - 垂直磁気記録再生装置 - Google Patents
垂直磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JP2003109201A JP2003109201A JP2001298630A JP2001298630A JP2003109201A JP 2003109201 A JP2003109201 A JP 2003109201A JP 2001298630 A JP2001298630 A JP 2001298630A JP 2001298630 A JP2001298630 A JP 2001298630A JP 2003109201 A JP2003109201 A JP 2003109201A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetization
- layer
- magnetic recording
- backing layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/02—Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B2005/0002—Special dispositions or recording techniques
- G11B2005/0005—Arrangements, methods or circuits
- G11B2005/001—Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B2005/0002—Special dispositions or recording techniques
- G11B2005/0026—Pulse recording
- G11B2005/0029—Pulse recording using magnetisation components of the recording layer disposed mainly perpendicularly to the record carrier surface
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Abstract
おける軟磁性裏打ち層の磁区を安定化し、記録再生時の
低ノイズ化を実現する。 【解決手段】 磁気記録ディスクに印可する外部磁界の
磁気ディスク面内方向成分の最大値が、軟磁性裏打ち層
面内方向のM−H曲線の第1象限で磁化が飽和する点
(Hs,Ms)と縦軸との正の交点(0,Mr)とを結
ぶ直線と、横軸との負の交点(−Hc,0)における接
線との交点の磁界の絶対値Hnよりも小さくなるように
する。その結果、記録時における軟磁性裏打ち層の磁区
が安定化する。
Description
して期待される垂直磁気記録方式を適用した垂直磁気記
録再生装置に及びこれに用いられる磁気記録媒体に関す
る。
でも高密度で線方向の記録が可能な垂直磁気記録層は、
面内磁気記録層より熱揺らぎ耐性に強い。特に、垂直磁
気異方性を有する記録層の下に、高透磁率の軟磁性層を
設けた垂直二層膜媒体は、ヘッドと軟磁性層の相互作用
により、理想的な垂直記録がなされるため、より高密度
記録に対応が可能である。しかし、記録媒体にこのよう
な軟磁性層を設けると、たとえ弱い外部磁化であって
も、ディスク回転中に軟磁性層の磁化が容易に変化し、
記録信号の低下やノイズが発生することが知られてい
る。
るため、例えば特開平7−129946号には、軟磁性
層と基板との間に軟磁性層と交換結合を形成し一様な磁
化を有する裏打ち層磁化固着層を設けることが記載され
ている。しかしながら、例えば磁気記録再生装置中にヘ
ッド位置制御用のボイスコイルモータ等の大きい外部磁
界が印可すると、裏打ち層磁化固着層と軟磁性層の磁化
方向が同一方向とならず、軟磁性層の磁化が不安定とな
るという問題があった。
再生動作時の軟磁性裏打ち層の磁区を安定化し、低ノイ
ズ化を実現し得る磁気記録再生装置を得ることにある。
性基板、該非磁性基板上に順に設けられた裏打ち層磁化
固着層、軟磁性裏打ち層、及び垂直磁気記録層を有する
垂直磁気記録媒体と、該垂直磁気記録媒体を支持及び回
転駆動する駆動手段と、前記垂直磁気記録媒体に対して
情報の記録を行うための素子、及び記録された情報の再
生を行うための素子を有する磁気ヘッドと、前記磁気ヘ
ッドを前記垂直磁気記録媒体に対して移動自在に支持し
たキャリッジアッセンブリとを具備することを特徴とす
る垂直磁気記録再生装置であって、前記磁気記録媒体に
印可する前記磁気記録媒体面内方向成分の最大外部磁界
が、前記軟磁性裏打ち層面内方向のM−H曲線の第1象
限で磁化が飽和する点(Hs,Ms)と縦軸との正の交
点(0,Mr)とを結ぶ直線と、横軸との負の交点(−
Hc,0)における接線との交点の磁界の絶対値Hnよ
りも小さいことを特徴とする垂直磁気記録再生装置を提
供する。
基板上に順に設けられた裏打ち層磁化固着層、軟磁性裏
打ち層、及び垂直磁気記録層を有する垂直磁気記録媒体
と、該垂直磁気記録媒体を支持及び回転駆動する駆動手
段と、前記垂直磁気記録媒体に対して情報の記録を行う
ための素子、及び記録された情報の再生を行うための素
子を有する磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを前記垂直磁
気記録媒体に対して移動自在に支持したキャリッジアッ
センブリとを具備することを特徴とする垂直磁気記録再
生装置であって、該垂直磁気記録媒体は、裏打ち層磁化
固着層と軟磁性裏打ち層の磁化方向が交換結合相互作用
により同一方向となっている領域を記録領域とし、該磁
化方向が同一方向となっていない領域を非記録領域とす
ることを特徴とする垂直磁気記録再生装置を提供する。
磁気記録再生装置は、非磁性基板、非磁性基板上に順に
設けられた裏打ち層磁化固着層、軟磁性裏打ち層、及び
垂直磁気記録層を有する垂直磁気記録媒体と、垂直磁気
記録媒体を支持及び回転駆動する駆動手段と、垂直磁気
記録媒体に対して情報の記録を行うための素子、及び記
録された情報の再生を行うための素子を有する磁気ヘッ
ドと、磁気ヘッドを垂直磁気記録媒体に対して移動自在
に支持したキャリッジアッセンブリとを具備し、磁気記
録媒体に印可する磁気記録媒体面内方向成分の最大外部
磁界が、軟磁性裏打ち層面内方向のM−H曲線の第1象
限で磁化が飽和する点(Hs,Ms)と縦軸との正の交
点(0,Mr)とを結ぶ直線と、横軸との負の交点(−
Hc,0)における接線との交点の磁界の絶対値Hnよ
りも小さい。
磁気記録媒体面内方向成分の最大外部磁界がHnよりも
小さいことにより、軟磁性裏打ち層の磁化は飽和磁化の
値を保った状態で推移するため、M−H曲線がマイナー
ループにならない。よって、軟磁性裏打ち層と軟磁性磁
化固着層は、交換結合相互作用によりその磁化方向が同
一方向となる。
再生装置は、非磁性基板、非磁性基板上に順に設けられ
た裏打ち層磁化固着層、軟磁性裏打ち層、及び垂直磁気
記録層を有する垂直磁気記録媒体と、垂直磁気記録媒体
を支持及び回転駆動する駆動手段と、垂直磁気記録媒体
に対して情報の記録を行うための素子、及び記録された
情報の再生を行うための素子を有する磁気ヘッドと、磁
気ヘッドを垂直磁気記録媒体に対して移動自在に支持し
たキャリッジアッセンブリとを具備し、垂直磁気記録媒
体は、裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏打ち層の磁化方向
が交換結合相互作用により同一方向となっている領域を
記録領域とし、この磁化方向が同一方向となっていない
領域を非記録領域とする。
縁で、外部磁界により、裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏
打ち層の磁化方向が同一方向とならない領域を予め非記
録領域とすることにより、記録領域における裏打ち層磁
化固着層と軟磁性裏打ち層の磁化方向を同一方向にせし
め、ノイズの発生を防止することができる。
説明する。
装置の一例の概要を表す図を示す。
20は、筐体11内に垂直磁気ディスク12、磁気ヘッ
ド13、ヘッドサスペンション14、ヘッド位置制御用
のボイスコイルモータ15が設けられている。
たは強化ガラスなどからなる基板上に、少なくとも裏打
ち層磁化固着層、軟磁性裏打ち層、垂直磁気記録層、及
び表面保護層を積層した構造を有する。この積層体に
は、必要に応じて中間制御層を加えることができる。こ
のような磁気ディスクに要求される特性の1つとして、
メディアノイズが少ないことが挙げられる。具体的には
スパイクノイズを発生させることがなく、且つ有色広帯
域ノイズが全体的に少なく、周波数特性が小さいことが
必要となる。しかし、磁気ディスクの裏打ち層は保磁力
Hcの小さい軟磁性体であるため、外部磁界の影響を受
けて磁壁を形成しやすい傾向がある。ヘッドが磁壁の上
を通過すると再生信号出力にスパイクノイズができるた
め、軟磁性裏打ち層に磁壁ができにくい構造にすること
が望まれている。
ばNb−Fe−B系磁石が使用されており、磁石の強さ
は約4000ガウスである。この磁石による強い磁場が
かからないように、垂直磁気ディスク12は、ボイスコ
イルモータ15と約3mm以上好ましくは4mmないし
10mmの間隔をおいて設けられている。
して、主に2つの構造が提案されている。1つは軟磁性
裏打ち層を微粒子化する構造、もう1つは裏打ち層磁化
固着層を積層することで軟磁性裏打ち層の磁化を一定方
向に固着する構造である。
でありHcは大きいため、常識的に考えられる大きさの
外部磁界が印可しても磁化方向が反転することはない。
このため、意図的に大きな磁界を印可することで裏打ち
層磁化固着層の磁化を一定方向に揃えると、磁化は長期
間一定方向を保つことになる。たとえば、成膜後に磁気
ディスク半径方向に裏打ち層磁化固着層のHcよりも大
きい外部磁界を印可すると、裏打ち層磁化固着層の磁化
は磁界印可方向に揃い、その後、長期間同方向を向く。
裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏打ち層が接しているか、
あるいはその影響を与える範囲内にあると、2つの層に
交換結合相互作用が働いて、互いの磁化は同方向を向
く。軟磁性磁化固着層の磁化方向は印可磁界により制御
できるため、軟磁性裏打ち層の磁化方向も制御できる。
成したディスクの一例のオプティカル・サーフェス・ア
ナライザーによる測定図を示す。この測定図は、ディス
ク面内方向成分の磁化の向きをKerr効果を利用した
オプティカル・サーフェス・アナライザー(OSA)で
観察したものであり、その色調が変化しているところで
磁化反転が起きており、磁壁が形成されていることが分
かる。図2により、このディスクは全周にわたって磁壁
が確認でき、特に外周ではエッジの影響から多くの磁壁
が確認できる。軟磁性裏打ち層は、Hcが低いためにこ
のように磁化反転を起こしやすく、磁壁を形成しやすい
ことが分かる。
磁性裏打ち層、及び表面保護層を有するディスクのOS
Aによる測定図を示す。裏打ち層磁化固着層の磁化は、
意図的にHcよりも大きな外部磁界を印可することで一
様に半径方向を向いているため、交換結合により軟磁性
裏打ち層の磁化も裏打ち層磁化固着層と同方向、すなわ
ち半径方向を向いている。よって本発明に用いられる磁
気ディスクの軟磁性裏打ち層は、裏打ち層磁化固着層と
軟磁性裏打ち層の磁化方向が同一にならなくなるような
大きな外部磁界が印可されない限り、磁壁を形成しない
ことが分かる。
せた後のOSAによる測定図を表す写真を図4及び図5
に示す。但し、図4に示すディスクは、その磁化の方向
をディスク外周から内周に向け、図5に示すディスク
は、その磁化の方向をディスク内周から外周に向けたも
のである。このとき、ヘッドのロードなどは行っていな
い。図4では回転させる前と変化がないが、図5では外
周で円周状に磁壁が確認できる。これはボイスコイルモ
ータのマグネットから磁気ディスクに印可する磁界の長
手方向成分により、軟磁性裏打ち層と裏打ち層磁化固着
層の磁化方向が同一にならなくなったためである。図
4、図5に示した磁気ディスクの違いは裏打ち層磁化固
着層の磁化方向である。図5の磁気ディスクのみ軟磁性
裏打ち層と裏打ち層磁化固着層の磁化方向が同一になら
なくなった原因は、軟磁性裏打ち層の磁化方向とボイス
コイルモータの磁界の長手方向成分が逆方向を向いてい
たためである。
ディスクを用いた垂直磁気記録装置では、ボイスコイル
モータの磁界の長手方向成分と軟磁性裏打ち層の磁化方
向を揃えることが、軟磁性裏打ち層の磁壁形成を防ぐ有
効な手段となることがわかる。しかしながら、垂直磁気
記録再生装置では磁気ディスクを複数枚用いる場合もあ
り、全ての磁気ディスクの軟磁性裏打ち層の磁化とボイ
スコイルモータの漏れ磁界の方向を揃えることは難し
い。可能だとしても、裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏打
ち層の磁化方向が異なる2種類の磁気ディスクを用意し
なければならず、コストの面での問題も新たに発生す
る。
タの漏れ磁界を抑えること、または軟磁性裏打ち層と裏
打ち層磁化固着層の磁化方向を同一にすること、及びボ
イスコイルモータの漏れ磁界の方向と軟磁性裏打ち層の
磁化方向が逆方向でも裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏打
ち層の磁化方向が同一方向となる構造にすることが重要
であると考えられる。
交換結合相互作用により、その磁化方向が同一になって
おり、外部磁界により、垂直磁気記録層の軟磁性裏打ち
層と裏打ち層磁化固着層の磁化方向の一部が同一でなく
なると、そこから生じる交換結合磁界により、さらに広
範囲にわたって磁化方向が揃わなくなり易い。本発明者
らは、まず、垂直磁気記録層のたとえ一部分でも軟磁性
裏打ち層と裏打ち層磁化固着層の磁化方向が同一でなく
なることの防止を試みた。
H曲線図を示す。
軟磁性裏打ち層面内方向のM−H曲線101の第1象限
で磁化が飽和する点(Hs,Ms)と縦軸との正の交点
(0,Mr)とを結ぶ直線102と、横軸との負の交点
(−Hc,0)における接線103との交点の磁界の絶
対値を含む。また、直線102と直線103の交点の磁
界よりも大きい外部磁界Hn’が印可されて、磁化がM
sよりも小さくなった場合でも、再びHn以下の磁界が
印可された場合に元の飽和磁化Msまで回復するのであ
れば、広義では、このHn’も本発明に用いられるHn
の範囲に含まれる。
打ち層に磁壁ができないためには、磁気ディスク全面で
軟磁性裏打ち層と裏打ち層磁化固着層の磁化方向が同一
となることが望ましい。そのため、本発明の第1の観点
によれば、磁気ディスクに印可する外部磁界の最大値が
軟磁性裏打ち層のHnよりも小さい。これを満たせば、
軟磁性裏打ち層の磁化は飽和磁化の値と保った状態で推
移するため、M−Hループもマイナーループにならな
い。よって、軟磁性裏打ち層と軟磁性磁化固着層の交換
結合は強い状態を保っているため、磁化の方向が同一に
ならないということはない。
と軟磁性磁化固着層の磁化方向の一部分が揃わないとそ
こから生じる交換結合磁界により広範囲にわたって磁化
方向が同一にならなくなる。このため、ディスクの一部
分でも磁化方向が同一方向とならないことを防ぐことが
重要である。このことから、磁気ディスクに印可する磁
気ディスク面内方向成分の最大磁界が最も大きくなると
考えられる最外周で、印可される磁気ディスク面内方向
成分の最大外部磁界が軟磁性裏打ち層のHnよりも小さ
いことが好ましい。これにより、軟磁性裏打ち層に磁壁
はできなくなる。
ディスクの記録領域(データゾーン)に記録される。そ
のため、データゾーン以外で軟磁性裏打ち層に磁壁がで
きたとしても、再生には悪影響を与えない。このような
ことから、本発明の第2の観点によれば、磁化方向が交
換結合相互作用により同一方向となっている領域を記録
領域とし、磁化方向が同一方向となっていない領域領域
を非記録領域とする。
で、データゾーン最外周で磁化方向が同一方向とな条件
を考えることができる。図5から、交換結合相互作用に
よる磁化の方向が同一ではなくなった磁気ディスクのH
nは約50Oe程度であることがわかった。しかし、別
の実験で、この半径位置にはボイスコイルモータからの
外部磁界は約25Oeしか印可しないことも確認されて
いる。これから、外部磁界以外の作用も磁化の方向を同
一ではなくする要素となっていると考えられる。
の方向が同一ではない箇所の状態を考慮した。この箇所
の軟磁性裏打ち層の磁化方向は、交換結合相互作用によ
り裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏打ち層の磁化方向が同
一となっている箇所に対し、逆方向となる。そのため
に、磁化方向が同一となっていない軟磁性裏打ち層の磁
化による減磁界も磁化方向が同一方向と成らない方向に
作用する。このため、一部分でも磁化方向が同一となっ
ていない磁気ディスクでは、磁化方向が同一となってい
ない裏打ち層の減磁界の影響により、それより内周側で
は外部磁界よりHnが大きくても磁化方向が同一となら
ない可能性がある。従って、この減磁界を考慮すると、
データゾーン最外周の磁化方向が同一となるには、デー
タゾーン最外周の最大印可磁界と磁化方向が同一方向で
はない箇所の軟磁性裏打ち層の減磁界の和がHn以下と
なることが望ましい。
磁界Hxmについて考慮する。まず、単一反転磁化の減
磁界H(x)[A/m]は、残留磁化をMr、膜厚をt
[m]、磁化反転係数をa、磁化反転位置からの距離を
xとすると、下記式(1) H(x)=Mr/πμ0・(tan-1((t/2+a)/x)−tan-1((− t/2−a)/x)−2、tan-1(a/x)) …(1) で表される。
ら離れた所での磁化H(a)は、Mr/2であり、図6
に示すM−H曲線を平行四辺形とみなすと、残留磁化が
Mr/2となる磁界は(Hc+Hn)/2である。よっ
て、H(a)は、下記式(2)で表される。
ことができる。
れる。
mを導出することができる。磁気ディスクに印可される
磁界は、減磁界Hxmと外部磁界Hexの和となり、H
ex+Hnが最大となる場合でも、Hnよりも小さいこ
とが必要となることから下記式(5)で表される。
らば、非記録領域に裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏打ち
層の磁化方向が同一方向ではない部分を有する磁気ディ
スクでも、記録領域では裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏
打ち層の交換結合相互作用が失われることはない。
れる軟磁性裏打ち層の磁区を安定化することが可能とな
り、記録再生を繰り返しても低ノイズで安定した記録が
可能な磁気記録再生装置が得られる。
の概要を表す図
スクの一例のオプティカル・サーフェス・アナザイザー
による測定図を表す写真
表面保護層を有するディスクのOSAによる測定図を表
す写真
た後のOSAによる測定図を表す写真
た後のOSAによる測定図を表す写真
ド、14…ヘッドサスペンション、15…ボイスコイル
モータ、20…垂直磁気記録再生装置
Claims (5)
- 【請求項1】 非磁性基板、該非磁性基板上に順に設け
られた裏打ち層磁化固着層、軟磁性裏打ち層、及び垂直
磁気記録層を有する垂直磁気記録媒体を具備することを
特徴とする垂直磁気記録再生装置であって、 装置内部で、前記磁気記録媒体に印可される前記垂直磁
気記録媒体面内方向成分の最大外部磁界が、前記軟磁性
裏打ち層面内方向のM−H曲線の第1象限で磁化が飽和
する点(Hs,Ms)と縦軸との正の交点(0,Mr)
とを結ぶ直線と、横軸との負の交点(−Hc,0)にお
ける接線との交点の磁界の絶対値Hnよりも小さいこと
を特徴とする垂直磁気記録再生装置。 - 【請求項2】 前記垂直磁気記録媒体の記録領域最外周
に印可する磁気記録媒体面内方向成分の最大外部磁界が
軟磁性裏打ち層のHnよりも小さいことを特徴とする請
求項1に記載の垂直磁気記録再生装置。 - 【請求項3】 非磁性基板、該非磁性基板上に順に設け
られた裏打ち層磁化固着層、軟磁性裏打ち層、及び垂直
磁気記録層を有する垂直磁気記録媒体を具備することを
特徴とする垂直磁気記録再生装置であって、 該垂直磁気記録媒体は、前記裏打ち層磁化固着層と軟磁
性裏打ち層の磁化方向が交換結合相互作用により同一方
向となっている領域を記録領域とし、該磁化方向が同一
方向となっていない領域を非記録領域とすることを特徴
とする垂直磁気記録再生装置。 - 【請求項4】 前記記録領域最外周に印可する磁気記録
媒体面内方向成分の最大外部磁界と、該垂直磁気記録層
の前記裏打ち層磁化固着層と軟磁性裏打ち層の磁化方向
が同一方向となっていない部分の前記軟磁性裏打ち層の
減磁界の和が、前記軟磁性裏打ち層のHnよりも小さい
ことを特徴とする請求項3に記載の垂直磁気記録再生装
置。 - 【請求項5】 前記磁気記録媒体の残留磁化をMr、膜
厚をt、前記軟磁性裏打ち層の保磁力をHc、該磁気記
録媒体の記録領域の最外周に印可する面内成分をHex
としたとき、下記関係式(1)ないし(3)を満足する
ことを特徴とする請求項3に記載の垂直磁気記録装置。 Mr/πμ0・(2・tan-1(t/(2a)+1)−π) =(Hc+Hn)/2+Hex…(1) Hxm=2・Mr/(πμ0)・tan-1((t/4)/(a(a+t/2) )1/2)…(2) Hxm+Hex<Hn…(3)
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298630A JP3930281B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 垂直磁気記録再生装置におけるノイズを低下する方法 |
SG200204913A SG95701A1 (en) | 2001-09-27 | 2002-08-14 | Perpendicular magnetic recording/reading apparatus |
US10/227,478 US6747830B2 (en) | 2001-09-27 | 2002-08-26 | Perpendicular magnetic recording/reading apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298630A JP3930281B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 垂直磁気記録再生装置におけるノイズを低下する方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004111257A Division JP2004213894A (ja) | 2004-04-05 | 2004-04-05 | 垂直磁気記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003109201A true JP2003109201A (ja) | 2003-04-11 |
JP3930281B2 JP3930281B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=19119504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001298630A Expired - Fee Related JP3930281B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 垂直磁気記録再生装置におけるノイズを低下する方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6747830B2 (ja) |
JP (1) | JP3930281B2 (ja) |
SG (1) | SG95701A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7289293B2 (en) | 2003-11-28 | 2007-10-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Perpendicular recording magnetic disk apparatus |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4564933B2 (ja) * | 2006-03-15 | 2010-10-20 | ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ | 垂直磁気記録媒体とその磁気特性評価法、及び磁気記録再生装置 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6038718A (ja) * | 1983-08-10 | 1985-02-28 | Teijin Ltd | 垂直磁気記録媒体 |
JP2507574B2 (ja) * | 1988-12-26 | 1996-06-12 | 株式会社日立製作所 | 垂直磁気記録媒体とその製造方法及びそれを用いた記録再生装置 |
EP1426944A3 (en) * | 1993-04-02 | 2008-01-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing a magneto-optical recording medium |
JP2947029B2 (ja) * | 1993-09-13 | 1999-09-13 | 日本ビクター株式会社 | 垂直磁気記録媒体 |
JP3087715B2 (ja) | 1998-02-19 | 2000-09-11 | 日本電気株式会社 | 磁気ディスク装置 |
JP3030279B2 (ja) * | 1998-06-15 | 2000-04-10 | 株式会社日立製作所 | 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 |
US6183893B1 (en) * | 1998-04-06 | 2001-02-06 | Hitachi, Ltd. | Perpendicular magnetic recording medium and magnetic storage apparatus using the same |
JP2000315311A (ja) | 1999-05-06 | 2000-11-14 | Hitachi Ltd | 垂直磁気記録媒体及び磁気記憶装置 |
JP2001298630A (ja) | 2000-04-14 | 2001-10-26 | Sharp Corp | カラー画像処理方法及びカラー画像処理装置 |
JP4112789B2 (ja) * | 2000-09-21 | 2008-07-02 | 株式会社東芝 | 垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置 |
JP3625428B2 (ja) * | 2001-03-12 | 2005-03-02 | 株式会社東芝 | 垂直磁気記録媒体 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001298630A patent/JP3930281B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-08-14 SG SG200204913A patent/SG95701A1/en unknown
- 2002-08-26 US US10/227,478 patent/US6747830B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7289293B2 (en) | 2003-11-28 | 2007-10-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Perpendicular recording magnetic disk apparatus |
CN100385509C (zh) * | 2003-11-28 | 2008-04-30 | 株式会社东芝 | 垂直记录磁盘设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6747830B2 (en) | 2004-06-08 |
US20030058565A1 (en) | 2003-03-27 |
JP3930281B2 (ja) | 2007-06-13 |
SG95701A1 (en) | 2003-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7983003B2 (en) | Magnetic recording medium having soft magnetic layer and perpendicular magnetic recording layer | |
JPH06180834A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
JP2003109201A (ja) | 垂直磁気記録再生装置 | |
US6875527B2 (en) | Information recording medium and information storing device | |
JPH0628652A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
JP2004213894A (ja) | 垂直磁気記録再生装置 | |
JPH07129953A (ja) | 磁気記録ディスク及びその磁気記録方法 | |
JP2006313587A (ja) | 磁気記録媒体の消磁方法及び消磁装置 | |
JPWO2004019322A1 (ja) | 裏打ち磁性膜 | |
JP3856060B2 (ja) | 磁気記録方法及び磁気ヘッド | |
JP3617400B2 (ja) | 垂直磁気記録媒体の製造方法 | |
JP2003016623A (ja) | 磁気記録媒体および磁気記録媒体の初期化方法 | |
JP2001176048A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
JPH11316944A (ja) | 磁気ディスク、磁気記録転写装置及び方法 | |
JPH05101310A (ja) | 磁気記録方法 | |
JPS6185602A (ja) | 垂直磁化記録再生装置 | |
JPH05101301A (ja) | 磁気記録装置 | |
JPS61131228A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
JP2002298325A (ja) | 磁気記録媒体及びそれを備える磁気記録装置 | |
JPH0466042B2 (ja) | ||
JPS63119015A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
JPH11283231A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
JPS62192002A (ja) | 磁気記録方法 | |
JPH04324101A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JPS6246401A (ja) | 垂直磁気記録方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20031202 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040405 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040802 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20040827 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070308 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |