JP2003104657A - エレベータ - Google Patents
エレベータInfo
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- JP2003104657A JP2003104657A JP2001304296A JP2001304296A JP2003104657A JP 2003104657 A JP2003104657 A JP 2003104657A JP 2001304296 A JP2001304296 A JP 2001304296A JP 2001304296 A JP2001304296 A JP 2001304296A JP 2003104657 A JP2003104657 A JP 2003104657A
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- rope
- hoistway
- elevator
- pulley
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 乗りかごの床下の構造を簡潔化する。
【解決手段】 駆動装置20を、昇降路1の頂部に配置
する。ロープ30は、ロープ30の鉛直方向からの投影
が乗りかご10の鉛直方向からの投影と重ならないよう
に取り回す。乗りかご10は、乗りかご10の互いに対
向する一対の側面12、13に設けられた転向プーリ4
2,54を介してつるべ状に吊る。ロープ30が乗りか
ご10を吊る吊り点である転向プーリ42,54は、乗
りかご10を側面12に垂直な方向から見た場合、乗り
かご10の重心点を通る鉛直線上またはこの鉛直線の近
傍に位置している。
する。ロープ30は、ロープ30の鉛直方向からの投影
が乗りかご10の鉛直方向からの投影と重ならないよう
に取り回す。乗りかご10は、乗りかご10の互いに対
向する一対の側面12、13に設けられた転向プーリ4
2,54を介してつるべ状に吊る。ロープ30が乗りか
ご10を吊る吊り点である転向プーリ42,54は、乗
りかご10を側面12に垂直な方向から見た場合、乗り
かご10の重心点を通る鉛直線上またはこの鉛直線の近
傍に位置している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータにおい
て乗りかごを吊り上げるロープのレイアウトの改良に関
する。
て乗りかごを吊り上げるロープのレイアウトの改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレベータが設置される建物の外
観向上およびエレベータの設置コストの低減のニーズが
より高まってきている。このニーズに対応するため、昇
降路の縦方向長さおよび昇降路の断面積を低減すること
ができるエレベータの構成が各種提案されてきている。
観向上およびエレベータの設置コストの低減のニーズが
より高まってきている。このニーズに対応するため、昇
降路の縦方向長さおよび昇降路の断面積を低減すること
ができるエレベータの構成が各種提案されてきている。
【0003】このようなタイプのエレベータとしては、
例えば特許第2593288号に開示されたものがあ
る。ここに開示されたエレベータでは、薄型の駆動装置
を乗りかごの側面と昇降路の壁面との間に配置し、駆動
装置の駆動プーリから垂下されたロープを乗りかごの下
部に配置した一対の転向プーリを用いて乗りかごの下を
通している。
例えば特許第2593288号に開示されたものがあ
る。ここに開示されたエレベータでは、薄型の駆動装置
を乗りかごの側面と昇降路の壁面との間に配置し、駆動
装置の駆動プーリから垂下されたロープを乗りかごの下
部に配置した一対の転向プーリを用いて乗りかごの下を
通している。
【0004】しかし、このようにロープを乗りかごの下
を通すと、乗りかごの床下の構造が複雑となり、乗りか
ごのメンテナンスが煩雑になる。また、乗りかごの直下
部に設けられる非常用の緩衝器のレイアウトも難しくな
る。更に、昇降路を下方向に延長しなければならなくな
る場合もあり、このような場合には建物の建築コストも
増大する。
を通すと、乗りかごの床下の構造が複雑となり、乗りか
ごのメンテナンスが煩雑になる。また、乗りかごの直下
部に設けられる非常用の緩衝器のレイアウトも難しくな
る。更に、昇降路を下方向に延長しなければならなくな
る場合もあり、このような場合には建物の建築コストも
増大する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑みなされたものであり、乗りかごの床下の構造を簡潔
化できるエレベータの新規な構成を提供することを目的
としている。
鑑みなされたものであり、乗りかごの床下の構造を簡潔
化できるエレベータの新規な構成を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、乗りかご用ガイドレールに案内されて昇
降路内に設けられる乗りかごが釣合い錘との間に配設さ
れたロープを駆動装置によって駆動されて昇降するエレ
ベータにおいて、前記乗りかごの対向する面に乗りかご
の荷重を受けるプーリーを備え、前記ロープが当該プー
リーを回転自在に係止して前記駆動装置の駆動によって
前記乗りかごが昇降することを特徴としている。
め、本発明は、乗りかご用ガイドレールに案内されて昇
降路内に設けられる乗りかごが釣合い錘との間に配設さ
れたロープを駆動装置によって駆動されて昇降するエレ
ベータにおいて、前記乗りかごの対向する面に乗りかご
の荷重を受けるプーリーを備え、前記ロープが当該プー
リーを回転自在に係止して前記駆動装置の駆動によって
前記乗りかごが昇降することを特徴としている。
【0007】また、本発明は、乗りかご用ガイドレール
に案内されて昇降路内に設けられる乗りかごが釣合い錘
との間に配設されたロープを駆動装置によって駆動され
て昇降するエレベータにおいて、前記乗りかごの外面と
昇降路との間の空間で当該外面に乗りかごの荷重を受け
るプーリーを備え、前記ロープが当該プーリーを回転自
在に係止して前記駆動装置の駆動によって前記乗りかご
が昇降することを特徴としている。
に案内されて昇降路内に設けられる乗りかごが釣合い錘
との間に配設されたロープを駆動装置によって駆動され
て昇降するエレベータにおいて、前記乗りかごの外面と
昇降路との間の空間で当該外面に乗りかごの荷重を受け
るプーリーを備え、前記ロープが当該プーリーを回転自
在に係止して前記駆動装置の駆動によって前記乗りかご
が昇降することを特徴としている。
【0008】また、本発明は、乗りかご用ガイドレール
に案内されて昇降路内に設けられる乗りかごが釣合い錘
との間に配設されたロープを駆動装置によって駆動され
て昇降するエレベータにおいて、前記乗りかごの外面と
昇降路の間の空間で当該外面に前記乗りかごの荷重を受
けるプーリーを備え、前記ロープが当該プーリーを回転
自在に下側から係止して前記駆動装置の駆動によって前
記乗りかごが昇降することを特徴としている。
に案内されて昇降路内に設けられる乗りかごが釣合い錘
との間に配設されたロープを駆動装置によって駆動され
て昇降するエレベータにおいて、前記乗りかごの外面と
昇降路の間の空間で当該外面に前記乗りかごの荷重を受
けるプーリーを備え、前記ロープが当該プーリーを回転
自在に下側から係止して前記駆動装置の駆動によって前
記乗りかごが昇降することを特徴としている。
【0009】また、本発明は、乗りかご用ガイドレール
に案内されて昇降路内を昇降する乗りかごと、釣り合い
錘用ガイドレールに案内されて昇降する釣り合い錘と、
乗りかごおよび釣り合い錘を吊り上げるロープと、駆動
プーリによりロープを駆動する駆動装置と、を有するエ
レベータにおいて、駆動装置は、昇降路の頂部に配置さ
れ、ロープは、ロープの鉛直方向からの投影が乗りかご
の鉛直方向からの投影と重ならないように配置されてお
り、ロープは、乗りかごの互いに対向する一対の側面に
おいて乗りかごを吊っており、乗りかごを鉛直方向から
見た場合、乗りかごの重心点は、ロープが乗りかごの両
側面を吊る吊り点同士を結ぶ直線上に位置しているか、
若しくはこの直線の近傍に位置していることを特徴とし
ている。
に案内されて昇降路内を昇降する乗りかごと、釣り合い
錘用ガイドレールに案内されて昇降する釣り合い錘と、
乗りかごおよび釣り合い錘を吊り上げるロープと、駆動
プーリによりロープを駆動する駆動装置と、を有するエ
レベータにおいて、駆動装置は、昇降路の頂部に配置さ
れ、ロープは、ロープの鉛直方向からの投影が乗りかご
の鉛直方向からの投影と重ならないように配置されてお
り、ロープは、乗りかごの互いに対向する一対の側面に
おいて乗りかごを吊っており、乗りかごを鉛直方向から
見た場合、乗りかごの重心点は、ロープが乗りかごの両
側面を吊る吊り点同士を結ぶ直線上に位置しているか、
若しくはこの直線の近傍に位置していることを特徴とし
ている。
【0010】更に、本発明は、乗りかご用ガイドレール
に案内されて昇降路内に設けられる乗りかごが、この乗
りかごと釣合い錘との間に配設されたロープが駆動装置
によって駆動されることにより昇降するエレベータにお
いて、乗りかごの側面とその側面と対向する昇降路壁と
の間の空間に乗りかごの荷重を受ける転向プーリが設け
られ、この転向プーリに向かって下向きに延びるロープ
がこの転向プーリを介して上向きに転向されることを特
徴としている。
に案内されて昇降路内に設けられる乗りかごが、この乗
りかごと釣合い錘との間に配設されたロープが駆動装置
によって駆動されることにより昇降するエレベータにお
いて、乗りかごの側面とその側面と対向する昇降路壁と
の間の空間に乗りかごの荷重を受ける転向プーリが設け
られ、この転向プーリに向かって下向きに延びるロープ
がこの転向プーリを介して上向きに転向されることを特
徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0012】[第1の実施形態]まず、図1乃至図3を
参照して第1の実施形態について説明する。
参照して第1の実施形態について説明する。
【0013】図1は、エレベータの要部の構成を示す斜
視図である。昇降路1には、乗りかご10の昇降を案内
する一対のガイドレール2と、釣り合い錘3の昇降を案
内する一対のガイドレール4が設けられている。昇降路
1の頂部には架台5が設けられており、架台5上には駆
動装置20が設置されている。
視図である。昇降路1には、乗りかご10の昇降を案内
する一対のガイドレール2と、釣り合い錘3の昇降を案
内する一対のガイドレール4が設けられている。昇降路
1の頂部には架台5が設けられており、架台5上には駆
動装置20が設置されている。
【0014】駆動装置20は、モータ21と、モータ2
1の回転軸に取り付けられた駆動プーリ22とを有して
いる。モータ21は、回転軸方向長さに対して回転軸と
直行する方向の長さ(幅)が大幅に小さい細長形状のも
のが用いられている。モータ21は、騒音および振動低
減の観点から、好適にはギアレスのものが用いられる。
なお、モータ21が遊星歯車等によるギア式の減速機を
有していてもよい。駆動プーリ22には、複数本のロー
プ要素からなるロープ30が巻き掛けられている。ロー
プ30は、乗りかご10および釣り合い錘3を吊ってい
る。
1の回転軸に取り付けられた駆動プーリ22とを有して
いる。モータ21は、回転軸方向長さに対して回転軸と
直行する方向の長さ(幅)が大幅に小さい細長形状のも
のが用いられている。モータ21は、騒音および振動低
減の観点から、好適にはギアレスのものが用いられる。
なお、モータ21が遊星歯車等によるギア式の減速機を
有していてもよい。駆動プーリ22には、複数本のロー
プ要素からなるロープ30が巻き掛けられている。ロー
プ30は、乗りかご10および釣り合い錘3を吊ってい
る。
【0015】なお、乗りかご10は、非常止め装置やガ
イドローラ等を有するかご枠を備えているが、図面の簡
略化のため、かご枠は明示していない。
イドローラ等を有するかご枠を備えているが、図面の簡
略化のため、かご枠は明示していない。
【0016】次に、各部材の配置およびロープ30のロ
ーピング(取り回し)について説明する。なお、図2は
エレベータの鉛直方向上方からの投影を示す図であり、
図2において架台5およびロープ30の記載は省略して
いる。
ーピング(取り回し)について説明する。なお、図2は
エレベータの鉛直方向上方からの投影を示す図であり、
図2において架台5およびロープ30の記載は省略して
いる。
【0017】乗りかご10は、図示しないかごドアが設
けられる正面側の側面(以下「前側面」という)11
と、互いに対向する一対の横側の側面(以下「横側面」
という)12、13と、前側面11と対向する背面側の
側面(以下「後側面」という)14とを有する。
けられる正面側の側面(以下「前側面」という)11
と、互いに対向する一対の横側の側面(以下「横側面」
という)12、13と、前側面11と対向する背面側の
側面(以下「後側面」という)14とを有する。
【0018】駆動装置20は、乗りかご10の後側面1
4と、後側面14と対向するとともに側面14と平行な
昇降路1の壁面との間に配置されている。駆動装置20
の回転軸の軸線20aは水平方向を向いており、かつ軸
線20aは乗りかご10の後側面14と平行である。な
お、図1では、乗りかご10は上限位置(最上階に着床
している際の乗りかご10の位置)よりやや低い位置に
位置しており、乗りかご10が上限位置にある場合に
は、駆動装置20の全体が乗りかご10の天井15より
低い位置に位置する。
4と、後側面14と対向するとともに側面14と平行な
昇降路1の壁面との間に配置されている。駆動装置20
の回転軸の軸線20aは水平方向を向いており、かつ軸
線20aは乗りかご10の後側面14と平行である。な
お、図1では、乗りかご10は上限位置(最上階に着床
している際の乗りかご10の位置)よりやや低い位置に
位置しており、乗りかご10が上限位置にある場合に
は、駆動装置20の全体が乗りかご10の天井15より
低い位置に位置する。
【0019】なお、上述したように、駆動装置20を、
昇降路1内において乗りかご10が昇降するために必要
とする昇降空間(昇降路1内の全空間のうちの、乗りか
ご10が最下階に着床している状態から最上階に着床す
るまでに乗りかご10が通過する通路となる略直方体の
空間を意味する)と昇降路1の壁面との間の空間に全て
を納めることが、昇降路1の全長を短くする上では好ま
しいが、これには限定されない。すなわち、駆動装置2
0の少なくとも一部が前記昇降空間と昇降路1の壁面と
の間の空間から上にはみ出ていてもよい。すなわち、駆
動装置20は、昇降路内において乗りかごが昇降するた
めに必要とする昇降空間及び(または)この昇降空間の
上方への延長部と昇降路1の壁面との間の空間に配置さ
れていてもかまわない。
昇降路1内において乗りかご10が昇降するために必要
とする昇降空間(昇降路1内の全空間のうちの、乗りか
ご10が最下階に着床している状態から最上階に着床す
るまでに乗りかご10が通過する通路となる略直方体の
空間を意味する)と昇降路1の壁面との間の空間に全て
を納めることが、昇降路1の全長を短くする上では好ま
しいが、これには限定されない。すなわち、駆動装置2
0の少なくとも一部が前記昇降空間と昇降路1の壁面と
の間の空間から上にはみ出ていてもよい。すなわち、駆
動装置20は、昇降路内において乗りかごが昇降するた
めに必要とする昇降空間及び(または)この昇降空間の
上方への延長部と昇降路1の壁面との間の空間に配置さ
れていてもかまわない。
【0020】駆動プーリ22は、乗りかご10の横側面
12側にあり、横側面12と平行に設置されている。な
お、「プーリが、ある面と平行」とは、プーリの回転軸
線ががその面と垂直であるという意味である。駆動プー
リ22の下方には、2つの転向プーリ40、50が近接
配置されている。転向プーリ40は乗りかご10の横側
面12と平行であり、転向プーリ50は乗りかご10の
後側面14と平行である。駆動プーリ22から乗りかご
10に向かうロープ30は、まず、鉛直方向下方に向か
い、第1系統ロープ31と第2系統ロープ32の2系統
に分割される。
12側にあり、横側面12と平行に設置されている。な
お、「プーリが、ある面と平行」とは、プーリの回転軸
線ががその面と垂直であるという意味である。駆動プー
リ22の下方には、2つの転向プーリ40、50が近接
配置されている。転向プーリ40は乗りかご10の横側
面12と平行であり、転向プーリ50は乗りかご10の
後側面14と平行である。駆動プーリ22から乗りかご
10に向かうロープ30は、まず、鉛直方向下方に向か
い、第1系統ロープ31と第2系統ロープ32の2系統
に分割される。
【0021】第1系統ロープ31は、乗りかご10の横
側面12と平行に設けられた転向プーリ40により、乗
りかご10の横側面12と平行な方向に向きを変え、転
向プーリ41に向かう。さらに、第1系統ロープ31
は、乗りかご10の横側面12と平行に設けられた転向
プーリ41により鉛直方向下方に向きを変え、乗りかご
10の横側面12の下部、言い換えれば乗りかご10の
かご床16近傍に取り付けられた転向プーリ42に向か
う。さらに、第1系統ロープ31は、乗りかご10の横
側面12とこの横側面12と対向する昇降路壁面との間
において横側面12と平行に設けられた転向プーリ42
により鉛直方向上方に反転し、最後に架台5(昇降路の
天井等の昇降路壁でもよい)に固定されて終端する。
側面12と平行に設けられた転向プーリ40により、乗
りかご10の横側面12と平行な方向に向きを変え、転
向プーリ41に向かう。さらに、第1系統ロープ31
は、乗りかご10の横側面12と平行に設けられた転向
プーリ41により鉛直方向下方に向きを変え、乗りかご
10の横側面12の下部、言い換えれば乗りかご10の
かご床16近傍に取り付けられた転向プーリ42に向か
う。さらに、第1系統ロープ31は、乗りかご10の横
側面12とこの横側面12と対向する昇降路壁面との間
において横側面12と平行に設けられた転向プーリ42
により鉛直方向上方に反転し、最後に架台5(昇降路の
天井等の昇降路壁でもよい)に固定されて終端する。
【0022】第2系統ロープ32は、転向プーリ50に
より乗りかご10の後側面14と平行な方向であってか
つ水平方向に向きを変え、乗りかご10の横側面13側
において乗りかご10の後側面14と平行に設けられた
転向プーリ51に向かう。第2系統ロープ32は、転向
プーリ51により鉛直方向上方に向きを変え、乗りかご
10の横側面13と平行に設けられた転向プーリ52に
向かう。更に、第2系統ロープ32は、乗りかご10の
横側面13と平行な方向であってかつ水平方向に向きを
変え、乗りかご10の横側面13と平行に設けられた転
向プーリ53に向かう。第2系統ロープ32は、転向プ
ーリ53により鉛直方向下方に向きを変え、乗りかご1
0の横側面13の下部、言い換えれば乗りかご10のか
ご床16近傍に取り付けられた転向プーリ54に向か
う。さらに、第2系統ロープ32は、乗りかご10の横
側面13とこの横側面13と対向する昇降路壁面との間
において横側面13と平行に設けられた転向プーリ54
により鉛直方向上方に反転し、最後に架台5に固定され
て終端する。
より乗りかご10の後側面14と平行な方向であってか
つ水平方向に向きを変え、乗りかご10の横側面13側
において乗りかご10の後側面14と平行に設けられた
転向プーリ51に向かう。第2系統ロープ32は、転向
プーリ51により鉛直方向上方に向きを変え、乗りかご
10の横側面13と平行に設けられた転向プーリ52に
向かう。更に、第2系統ロープ32は、乗りかご10の
横側面13と平行な方向であってかつ水平方向に向きを
変え、乗りかご10の横側面13と平行に設けられた転
向プーリ53に向かう。第2系統ロープ32は、転向プ
ーリ53により鉛直方向下方に向きを変え、乗りかご1
0の横側面13の下部、言い換えれば乗りかご10のか
ご床16近傍に取り付けられた転向プーリ54に向か
う。さらに、第2系統ロープ32は、乗りかご10の横
側面13とこの横側面13と対向する昇降路壁面との間
において横側面13と平行に設けられた転向プーリ54
により鉛直方向上方に反転し、最後に架台5に固定され
て終端する。
【0023】一方、駆動プーリ22から釣り合い錘に向
かうロープ30は、まず、鉛直方向下方に向かい、釣り
合い錘の枠3aの頂面の両側に取り付けられた転向プー
リ60,61により、鉛直方向上方に反転し、最後に架
台5に固定されて終端する。
かうロープ30は、まず、鉛直方向下方に向かい、釣り
合い錘の枠3aの頂面の両側に取り付けられた転向プー
リ60,61により、鉛直方向上方に反転し、最後に架
台5に固定されて終端する。
【0024】なお、転向プーリのうち、42,54,6
0,61が動滑車であり、他の転向プーリは定滑車であ
る。
0,61が動滑車であり、他の転向プーリは定滑車であ
る。
【0025】転向プーリ42、54は、例えば図示しな
いかご枠を介して乗りかご10に取り付けられている。
なお、本明細書において、「転向プーリが乗りかごの側
面に取り付けられている」というのは、転向プーリが乗
りかご自体の側面に取り付けられている場合、および乗
りかごの側面に位置する図示しないかご枠に取り付けら
れている場合のいずれも場合をも含む。
いかご枠を介して乗りかご10に取り付けられている。
なお、本明細書において、「転向プーリが乗りかごの側
面に取り付けられている」というのは、転向プーリが乗
りかご自体の側面に取り付けられている場合、および乗
りかごの側面に位置する図示しないかご枠に取り付けら
れている場合のいずれも場合をも含む。
【0026】また、定滑車である転向プーリは、昇降路
の壁面にブラケット等(図示せず)を介して取り付けて
もよいし、昇降路内に設けられた架台5等の構造物に取
り付けてもよい。
の壁面にブラケット等(図示せず)を介して取り付けて
もよいし、昇降路内に設けられた架台5等の構造物に取
り付けてもよい。
【0027】本実施形態においては、ロープ30は、ロ
ープ30の鉛直方向からの投影が乗りかご10の鉛直方
向からの投影と重ならないように配置されている(この
ことは図2に示す各転向プーリの配置より明瞭であ
る)。すなわちロープ30は乗りかご10の天井の上方
およびかご床16の下方のいずれにも存在しない。この
ため、乗りかご10の天井15の鉛直方向上方およびか
ご床16の鉛直方向下方に、転向プーリを設ける必要が
ない。従って、乗りかご10の上限位置における乗りか
ご10と昇降路天井とのクリアランス、乗りかご10の
下限位置における乗りかご10と昇降路底面とのクリア
ランスの確保が容易になり、昇降路の全長を短縮するこ
とができる。
ープ30の鉛直方向からの投影が乗りかご10の鉛直方
向からの投影と重ならないように配置されている(この
ことは図2に示す各転向プーリの配置より明瞭であ
る)。すなわちロープ30は乗りかご10の天井の上方
およびかご床16の下方のいずれにも存在しない。この
ため、乗りかご10の天井15の鉛直方向上方およびか
ご床16の鉛直方向下方に、転向プーリを設ける必要が
ない。従って、乗りかご10の上限位置における乗りか
ご10と昇降路天井とのクリアランス、乗りかご10の
下限位置における乗りかご10と昇降路底面とのクリア
ランスの確保が容易になり、昇降路の全長を短縮するこ
とができる。
【0028】また、特に、ロープ30がかご床16の下
方を通っていないため、昇降路底部に設ける緩衝器の配
置自由度が増え、例えば緩衝器を乗りかご10の重心点
直下に設けることも容易となる。なお、ロープ30をか
ご床16の下方を通す形式のエレベータでは、かご床1
6下におけるロープ30と緩衝器とが重なるように配置
できないため、いずれかを乗りかご10の重心点直下位
置からずらさなければならない。
方を通っていないため、昇降路底部に設ける緩衝器の配
置自由度が増え、例えば緩衝器を乗りかご10の重心点
直下に設けることも容易となる。なお、ロープ30をか
ご床16の下方を通す形式のエレベータでは、かご床1
6下におけるロープ30と緩衝器とが重なるように配置
できないため、いずれかを乗りかご10の重心点直下位
置からずらさなければならない。
【0029】また、駆動プーリ22から乗りかごに向か
うロープ30(第1系統ロープ31および第2系統ロー
プ32)が、乗りかご10に近接した位置で、乗りかご
10の側面12,13,14と平行(すなわち昇降路の
壁面とも平行)に取り回されており、かつ第1系統ロー
プ31および第2系統ロープ32が掛けられる転向プー
リがすべてそのプーリに近接する乗りかご10の側面と
平行に配置されているため、乗りかご10と昇降路1の
壁面との間のクリアランスを最小限にすることができ
る。このため昇降路1の幅も減少させることができる。
うロープ30(第1系統ロープ31および第2系統ロー
プ32)が、乗りかご10に近接した位置で、乗りかご
10の側面12,13,14と平行(すなわち昇降路の
壁面とも平行)に取り回されており、かつ第1系統ロー
プ31および第2系統ロープ32が掛けられる転向プー
リがすべてそのプーリに近接する乗りかご10の側面と
平行に配置されているため、乗りかご10と昇降路1の
壁面との間のクリアランスを最小限にすることができ
る。このため昇降路1の幅も減少させることができる。
【0030】また、特に図2に示すように、釣り合い錘
3が駆動装置20の鉛直方向下方に配置されているた
め、乗りかご10の後側面14とこの後側面14に対向
する昇降路1の壁面との間の空間を有効利用できる。す
なわち、乗りかご10の各側面と昇降1路の壁面との間
に配置される幅の大きい部材である釣り合い錘3および
駆動装置20を、両者の鉛直方向からの投影が重なるよ
うに配置することにより、乗りかご10の複数の側面1
2,13,14のうちの唯一つの側面(14)とこれに
対向する昇降路1の壁面との間のクリアランスを大きく
するだけで済み、他の側面(12,13)とこれらに対
向する昇降路1の壁面との間のクリアランスを小さくす
ることができる。
3が駆動装置20の鉛直方向下方に配置されているた
め、乗りかご10の後側面14とこの後側面14に対向
する昇降路1の壁面との間の空間を有効利用できる。す
なわち、乗りかご10の各側面と昇降1路の壁面との間
に配置される幅の大きい部材である釣り合い錘3および
駆動装置20を、両者の鉛直方向からの投影が重なるよ
うに配置することにより、乗りかご10の複数の側面1
2,13,14のうちの唯一つの側面(14)とこれに
対向する昇降路1の壁面との間のクリアランスを大きく
するだけで済み、他の側面(12,13)とこれらに対
向する昇降路1の壁面との間のクリアランスを小さくす
ることができる。
【0031】また、図2に示すように、乗りかご10を
鉛直方向上方から見た場合、乗りかご10の重心点G
は、ロープが乗りかごの両側面を吊る吊り点同士を結ぶ
直線L(この場合、転向プーリ42,54の中心同士を
結ぶ直線)上若しくはその近傍に位置している(なお、
図2では重心点Gが完全に直線L上に位置している例を
示している)。このようにすることにより、昇降時に乗
りかご10に発生する振動を抑制することができる。な
お、重心点Gを直線L上からずらして直線Lの近傍に位
置させる場合には、重心点Gは直線Lとガイドレール2
同士を結ぶ直線との間に配置することが好適である。な
お、むろんのこと、転向プーリ42,54が乗りかご1
0の重心点Gに対して、略対称なる位置に配置されるこ
とがより好ましい。
鉛直方向上方から見た場合、乗りかご10の重心点G
は、ロープが乗りかごの両側面を吊る吊り点同士を結ぶ
直線L(この場合、転向プーリ42,54の中心同士を
結ぶ直線)上若しくはその近傍に位置している(なお、
図2では重心点Gが完全に直線L上に位置している例を
示している)。このようにすることにより、昇降時に乗
りかご10に発生する振動を抑制することができる。な
お、重心点Gを直線L上からずらして直線Lの近傍に位
置させる場合には、重心点Gは直線Lとガイドレール2
同士を結ぶ直線との間に配置することが好適である。な
お、むろんのこと、転向プーリ42,54が乗りかご1
0の重心点Gに対して、略対称なる位置に配置されるこ
とがより好ましい。
【0032】なお、転向プーリ42,54を図2に示す
ように左右対称な位置に配置することに代えて、図3に
示すように転向プーリ42,54を前後方向にずらした
位置に配置してもよい。この場合も、乗りかご10を鉛
直方向上方から見た場合、乗りかご10の重心点Gは、
転向プーリ42,54の中心同士を結ぶ直線上若しくは
その近傍に位置させる。
ように左右対称な位置に配置することに代えて、図3に
示すように転向プーリ42,54を前後方向にずらした
位置に配置してもよい。この場合も、乗りかご10を鉛
直方向上方から見た場合、乗りかご10の重心点Gは、
転向プーリ42,54の中心同士を結ぶ直線上若しくは
その近傍に位置させる。
【0033】また、上記の図1乃至図3に示す実施形態
においては、転向プーリ42,54を用いて乗りかご1
0をつるべ式に吊り上げているが、これには限定されな
い。すなわち、転向プーリ42,54を廃止して、転向
プーリ42,54のあった位置において第1系統ロープ
31および第2系統ロープ32の端を乗りかご10に固
定することにより、転向プーリ42,54のあった位置
を吊り点として乗りかご10を吊ってもよい。
においては、転向プーリ42,54を用いて乗りかご1
0をつるべ式に吊り上げているが、これには限定されな
い。すなわち、転向プーリ42,54を廃止して、転向
プーリ42,54のあった位置において第1系統ロープ
31および第2系統ロープ32の端を乗りかご10に固
定することにより、転向プーリ42,54のあった位置
を吊り点として乗りかご10を吊ってもよい。
【0034】また、図4に示すように1つの駆動モータ
21の両側に駆動プーリ22、23を設けてもよい。こ
の場合、両駆動プーリ22,23には、合流することの
ない2つの系統のロープ、すなわち第1系統ロープ31
および第2系統ロープがロープ32が巻き掛けられる。
また、各系統ロープに対応して2つの釣り合い錘3,
3’が設けられる。駆動プーリ22から乗りかご10に
向かう第1系統ロープ31は、転向プーリ40、41,
42に順次掛けられ、端部が架台5に固定されて終端す
る。駆動プーリ22から釣り合い錘3に向かう第1系統
ロープ31は、転向プーリ60,61に順次掛けられ、
端部が架台5に固定されて終端する。また、駆動プーリ
23から乗りかご10に向かう第2系統ロープ32は、
転向プーリ53、54に順次掛けられ、その端部が架台
5に固定されて終端する。駆動プーリ23から釣り合い
錘3’に向かう第2系統ロープ32は、転向プーリ6
0’,61’に順次掛けられ、端部が架台5に固定され
て終端する。
21の両側に駆動プーリ22、23を設けてもよい。こ
の場合、両駆動プーリ22,23には、合流することの
ない2つの系統のロープ、すなわち第1系統ロープ31
および第2系統ロープがロープ32が巻き掛けられる。
また、各系統ロープに対応して2つの釣り合い錘3,
3’が設けられる。駆動プーリ22から乗りかご10に
向かう第1系統ロープ31は、転向プーリ40、41,
42に順次掛けられ、端部が架台5に固定されて終端す
る。駆動プーリ22から釣り合い錘3に向かう第1系統
ロープ31は、転向プーリ60,61に順次掛けられ、
端部が架台5に固定されて終端する。また、駆動プーリ
23から乗りかご10に向かう第2系統ロープ32は、
転向プーリ53、54に順次掛けられ、その端部が架台
5に固定されて終端する。駆動プーリ23から釣り合い
錘3’に向かう第2系統ロープ32は、転向プーリ6
0’,61’に順次掛けられ、端部が架台5に固定され
て終端する。
【0035】[第2の実施形態]次に、図5および図6
を参照して第2の実施形態について説明する。第2の実
施形態は、図1および図2に示す第1の実施形態に対し
て駆動装置20および釣り合い錘3の配置位置が異な
り、他は第1の実施形態と略同一である。第2の実施形
態において、第1の実施形態と同一部分については同一
符号を付し重複説明は省略する。なお、エレベータの鉛
直方向上方からの投影を示す図6においては、図面の理
解を容易にすることを目的として、架台5およびロープ
30の記載は省略している。また、図5においては、図
面の煩雑化を避けるため架台5の記載は省略している。
を参照して第2の実施形態について説明する。第2の実
施形態は、図1および図2に示す第1の実施形態に対し
て駆動装置20および釣り合い錘3の配置位置が異な
り、他は第1の実施形態と略同一である。第2の実施形
態において、第1の実施形態と同一部分については同一
符号を付し重複説明は省略する。なお、エレベータの鉛
直方向上方からの投影を示す図6においては、図面の理
解を容易にすることを目的として、架台5およびロープ
30の記載は省略している。また、図5においては、図
面の煩雑化を避けるため架台5の記載は省略している。
【0036】本実施形態においては、駆動装置20は、
乗りかご10の横側面12と、横側面12と対向すると
ともに横側面12と平行な昇降路1の壁面との間に配置
されている。駆動装置20の回転軸の軸線20aは水平
方向を向いており、かつ軸線20aは乗りかご10の横
側面12と平行である。なお、図5では、乗りかご10
は上限位置よりやや低い位置に位置しており、乗りかご
10が上限位置にある場合には、駆動装置20の全体が
乗りかご10の天井15より低い位置に位置する(第1
の実施形態と同様)。また、第1の実施形態と同様に、
釣り合い錘3は駆動装置20の鉛直方向下方に配置され
ている。
乗りかご10の横側面12と、横側面12と対向すると
ともに横側面12と平行な昇降路1の壁面との間に配置
されている。駆動装置20の回転軸の軸線20aは水平
方向を向いており、かつ軸線20aは乗りかご10の横
側面12と平行である。なお、図5では、乗りかご10
は上限位置よりやや低い位置に位置しており、乗りかご
10が上限位置にある場合には、駆動装置20の全体が
乗りかご10の天井15より低い位置に位置する(第1
の実施形態と同様)。また、第1の実施形態と同様に、
釣り合い錘3は駆動装置20の鉛直方向下方に配置され
ている。
【0037】なお、エレベータに2つの駆動装置20を
設けてもよい。この場合、両駆動総理20の駆動プーリ
22には、合流することのない2つの系統のロープ、す
なわち第1系統ロープ31および第2系統ロープがロー
プ32がそれぞれ巻き掛けられる。また、各系統ロープ
に対応して2つの釣り合い錘3が設けられる。この場
合、エレベータの構成は、図6の中心線Cから左側の構
成を、中心線Cから右側の構成と同一とし(転向プーリ
50を除く)、中心線Cに関して鏡面対称の構成とすれ
ばよい。
設けてもよい。この場合、両駆動総理20の駆動プーリ
22には、合流することのない2つの系統のロープ、す
なわち第1系統ロープ31および第2系統ロープがロー
プ32がそれぞれ巻き掛けられる。また、各系統ロープ
に対応して2つの釣り合い錘3が設けられる。この場
合、エレベータの構成は、図6の中心線Cから左側の構
成を、中心線Cから右側の構成と同一とし(転向プーリ
50を除く)、中心線Cに関して鏡面対称の構成とすれ
ばよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乗りかごの床下の構造を簡潔化できる。
乗りかごの床下の構造を簡潔化できる。
【図1】本発明によるエレベータの第1の実施形態を示
す図であって、エレベータの要部の構成を示す斜視図。
す図であって、エレベータの要部の構成を示す斜視図。
【図2】図1に示すエレベータの鉛直方向上方からの投
影を示す図。
影を示す図。
【図3】図1に示すエレベータの概略側面図であって、
乗りかごの重心と転向プーリの位置関係を示す図。
乗りかごの重心と転向プーリの位置関係を示す図。
【図4】図1に示すエレベータの変形例を示す斜視図。
【図5】本発明によるエレベータの第2の実施形態を示
す図であって、エレベータの要部の構成を示す斜視図。
す図であって、エレベータの要部の構成を示す斜視図。
【図6】図5に示すエレベータの鉛直方向上方からの投
影を示す図。
影を示す図。
1 昇降路
2 乗りかご用ガイドレール
3、3’釣り合い錘
4 釣り合い錘用ガイドレール
10 乗りかご
12、13 乗りかごの互いに対向する一対の側面
12、13、14 乗りかごの側面
20 駆動装置
21 駆動モータ
22、23 駆動プーリ
30 ロープ
31 第1系統ロープ
32 第2系統ロープ
40、41、50、51、52、53 吊り点の上方に
設けられた転向プーリ 42、54 転向プーリ(ロープが乗りかごを吊る吊り
点) G 乗りかごの重心点 Lg 乗りかごの重心点を通る鉛直線
設けられた転向プーリ 42、54 転向プーリ(ロープが乗りかごを吊る吊り
点) G 乗りかごの重心点 Lg 乗りかごの重心点を通る鉛直線
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 岡 本 正 勝
東京都府中市東芝町1番地 東芝エレベー
タ株式会社府中工場内
(72)発明者 宗 像 正
東京都府中市東芝町1番地 東芝エレベー
タ株式会社府中工場内
Fターム(参考) 3F305 BA02 BB02 BB19 BC18
3F306 AA07 BA04 BA07 BB01 BB02
BB11 BB19 BC10 DA00
Claims (22)
- 【請求項1】乗りかご用ガイドレールに案内されて昇降
路内に設けられる乗りかごが釣合い錘との間に配設され
たロープを駆動装置によって駆動されて昇降するエレベ
ータにおいて、 前記乗りかごの対向する面に乗りかごの荷重を受けるプ
ーリーを備え、前記ロープが当該プーリーを回転自在に
係止して前記駆動装置の駆動によって前記乗りかごが昇
降することを特徴とするエレベータ。 - 【請求項2】乗りかご用ガイドレールに案内されて昇降
路内に設けられる乗りかごが釣合い錘との間に配設され
たロープを駆動装置によって駆動されて昇降するエレベ
ータにおいて、 前記乗りかごの外面と昇降路との間の空間で当該外面に
乗りかごの荷重を受けるプーリーを備え、前記ロープが
当該プーリーを回転自在に係止して前記駆動装置の駆動
によって前記乗りかごが昇降することを特徴とするエレ
ベータ。 - 【請求項3】乗りかご用ガイドレールに案内されて昇降
路内に設けられる乗りかごが釣合い錘との間に配設され
たロープを駆動装置によって駆動されて昇降するエレベ
ータにおいて、 前記乗りかごの外面と昇降路の間の空間で当該外面に前
記乗りかごの荷重を受けるプーリーを備え、前記ロープ
が当該プーリーを回転自在に下側から係止して前記駆動
装置の駆動によって前記乗りかごが昇降することを特徴
とするエレベータ。 - 【請求項4】前記プーリーは、前記乗りかごの重心に対
して、略対称なる位置に少なくとも一対配置されること
を特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
エレベータ。 - 【請求項5】前記駆動装置は、前記乗りかごがその通路
上必要とする昇降路空間及び(または)前記乗りかごが
その通路上に必要とする昇降路空間の上下方向の延長部
と、前記昇降路の内壁と、の間に配置されることを特徴
とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエレベ
ータ。 - 【請求項6】乗りかご用ガイドレールに案内されて昇降
路内を昇降する乗りかごと、釣り合い錘用ガイドレール
に案内されて昇降する釣り合い錘と、乗りかごおよび釣
り合い錘を吊り上げるロープと、駆動プーリによりロー
プを駆動する駆動装置と、を有するエレベータにおい
て、 駆動装置は、昇降路の頂部に配置され、 ロープは、ロープの鉛直方向からの投影が乗りかごの鉛
直方向からの投影と重ならないように配置されており、 ロープは、乗りかごの互いに対向する一対の側面におい
て乗りかごを吊っており、 乗りかごを鉛直方向から見た場合、乗りかごの重心点
は、ロープが乗りかごの両側面を吊る吊り点同士を結ぶ
直線上に位置しているか、若しくはこの直線の近傍に位
置していることを特徴とする、エレベータ。 - 【請求項7】駆動プーリから乗りかご側に向かうロープ
は、昇降路内に設けられた2つの転向プーリを介して2
系統に分割され、 各系統のロープは、各吊り点の上方において昇降路内に
設けられた転向プーリを介して、各吊り点に導かれるこ
とを特徴とする、請求項6に記載のエレベータ。 - 【請求項8】駆動装置は回転軸の両端に駆動プーリを有
しており、これら駆動プーリにはそれぞれ別系統のロー
プが掛けられ、各系統のロープが乗りかごの一対の側面
において乗りかごを吊っていることを特徴とする、請求
項6に記載のエレベータ。 - 【請求項9】駆動装置は2つ設けられており、各駆動装
置の駆動プーリにそれぞれ別系統のロープが掛けられ、
各系統のロープが乗りかごの一対の側面において乗りか
ごを吊っていることを特徴とする、請求項6に記載のエ
レベータ。 - 【請求項10】駆動装置は、回転軸方向の長さが回転軸
と直交する方向の長さより大きい形状となっており、駆
動装置は、回転軸が乗りかごの側面および昇降路の壁面
と概ね平行になるように、乗りかごの側面と昇降路の壁
面との間に配置されていることを特徴とする、請求項6
乃至9のいずれか一項に記載のエレベータ。 - 【請求項11】駆動装置は、釣り合い錘の鉛直方向上方
に配置されることを特徴とする、請求項6乃至10のい
ずれか一項に記載のエレベータ。 - 【請求項12】駆動装置は、ギアレスであることを特徴
とする、請求項6乃至11のいずれか一項に記載のエレ
ベータ。 - 【請求項13】駆動装置は、遊星歯車式の減速機を有し
ていることを特徴とする、請求項6乃至11のいずれか
一項に記載のエレベータ。 - 【請求項14】吊り点は乗りかごのかご床の近傍である
ことを特徴とする、請求項6乃至13のいずれか一項に
記載のエレベータ。 - 【請求項15】ロープの端部が乗りかごの吊り点に固定
されていることを特徴とする、請求項6乃至14のいず
れか一項に記載のエレベータ。 - 【請求項16】乗りかごの各吊り点に転向プーリが設け
られ、乗りかごはこの転向プーリに掛けられたロープに
よりつるべ状に吊られていることを特徴とする、請求項
6乃至14のいずれか一項に記載のエレベータ。 - 【請求項17】釣り合い錘が2つ設けられており、これ
ら釣り合い錘は各系統のロープにそれぞれ吊られている
ことを特徴とする、請求項9に記載のエレベータ。 - 【請求項18】乗りかご用ガイドレールに案内されて昇
降路内に設けられる乗りかごが、この乗りかごと釣合い
錘との間に配設されたロープが駆動装置によって駆動さ
れることにより昇降するエレベータにおいて、 乗りかごの側面とその側面と対向する昇降路壁との間の
空間に乗りかごの荷重を受ける転向プーリが設けられ、
この転向プーリに向かって下向きに延びるロープがこの
転向プーリを介して上向きに転向されることを特徴とす
る、エレベータ。 - 【請求項19】前記転向プーリに向かって下向きに延び
るロープの部分および前記転向プーリから上向きに延び
るロープの部分が、前記転向プーリが配置されている乗
りかごの側面とその側面と対向する昇降路壁との間の空
間に位置していることを特徴とする、請求項18に記載
のエレベータ。 - 【請求項20】前記転向プーリが乗りかごの互いに対向
する一対の側面に設けられていることを特徴とする、請
求項18または19に記載のエレベータ。 - 【請求項21】一対の転向プーリは、乗りかごを鉛直方
向から見た場合、乗りかごの重心に対して略対称な位置
に配置されていることを特徴とする、請求項20に記載
のエレベータ。 - 【請求項22】駆動装置は、昇降路内において乗りかご
が昇降するために必要とする昇降空間及び(または)こ
の昇降空間の上方への延長部と、昇降路の壁面との間に
配置されていることを特徴とする、請求項18乃至21
のいずれか一項に記載のエレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304296A JP2003104657A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304296A JP2003104657A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | エレベータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003104657A true JP2003104657A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19124239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001304296A Pending JP2003104657A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | エレベータ |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003104657A (ja) |
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