JP2003101318A - 自動車用窓ガラスアンテナ - Google Patents
自動車用窓ガラスアンテナInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】感度を向上させる自動車用窓ガラスアンテナを
提供する。 【解決手段】低周波帯用アンテナ導体４は３本の上側ア
ンテナエレメント４ａと２本の下側アンテナエレメント
４ｂとを備えており、給電点２は最下位の上側アンテナ
エレメント４ａの右側端部に接続されており、上側アン
テナエレメント４ａの左側の端部と、下側アンテナエレ
メント４ｂの左側の端部とが接続エレメント４ｃにより
接続されており、水平エレメント７ａが、最高位の下側
アンテナエレメント４ｂとは上方で略平行になるように
伸長され、かつ、容量結合されている。
提供する。 【解決手段】低周波帯用アンテナ導体４は３本の上側ア
ンテナエレメント４ａと２本の下側アンテナエレメント
４ｂとを備えており、給電点２は最下位の上側アンテナ
エレメント４ａの右側端部に接続されており、上側アン
テナエレメント４ａの左側の端部と、下側アンテナエレ
メント４ｂの左側の端部とが接続エレメント４ｃにより
接続されており、水平エレメント７ａが、最高位の下側
アンテナエレメント４ｂとは上方で略平行になるように
伸長され、かつ、容量結合されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本のラジオＦＭ
放送帯（７６〜９０ＭＨｚ）、米国のラジオＦＭ放送帯
（８８〜１０８ＭＨｚ）及びＡＭ放送帯（５３０〜１６
０５ｋＨｚ）の受信に適する自動車用窓ガラスアンテナ
に関する。以下、日本のラジオＦＭ放送帯及び米国のラ
ジオＦＭ放送帯を単にＦＭ放送帯という。 【０００２】 【従来の技術】図２に示す放送受信用の自動車サイド窓
ガラスに設けられた自動車用サイド窓ガラスアンテナが
従来より知られている（実開昭６１−１９７７１０号の
第１３図）。図２において、自動車のサイド窓ガラス板
２１には、アンテナ導体２２、２３、給電点２４、２５
が設けられており、アンテナ導体２２はエレメント２７
を備え、アンテナ導体２３はエレメント２９を備えてい
る。エレメント２７とアンテナ導体２３とは容量結合し
ている。 【０００３】この従来例では、ＦＭ放送帯又はテレビ放
送帯を受信する際、給電点２４と給電点２５との受信特
性の相違を利用して、ダイバーシティ受信を行っている
が、給電点２４と給電点２５とが離れているため、給電
点２４、２５と受信機（不図示）とを接続する同軸ケー
ブルの実装が簡素化できない問題があった。また、アン
テナ導体２２、２３の両方とも、低周波帯（３０ＭＨｚ
未満の周波数帯）例えばＡＭ放送帯の感度が悪い問題が
あった。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消する自動車用窓ガラスアンテナ
の提供を目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、高周波帯用アンテナ導
体、低周波帯用アンテナ導体、高周波帯用アンテナ導体
の給電点及び低周波帯用アンテナ導体の給電点が自動車
の窓ガラス板に設けられている自動車用窓ガラスアンテ
ナにおいて、車内側又は車外側から見て、高周波帯用ア
ンテナ導体の給電点及び低周波帯用アンテナ導体の給電
点は窓ガラス板の右側縁部近傍に配設されており、低周
波帯用アンテナ導体は、窓ガラス板の上側縁部近傍に、
かつ、該上側縁部と略平行に配設されている複数本の上
側アンテナエレメントを備えており、低周波帯用アンテ
ナ導体は、窓ガラス板の下側縁部近傍に、かつ、該下側
縁部と略平行に配設されている複数本の下側アンテナエ
レメントを備えており、低周波帯用アンテナ導体の給電
点は、複数本の上側アンテナエレメントのいずれか一つ
の右側端部に接続されており、上側アンテナエレメント
の左端部と、下側アンテナエレメントの左端部とが接続
エレメントにより接続されており、高周波帯用アンテナ
導体の一部又は全部が、最高位の下側アンテナエレメン
トとは上方で略平行になるように高周波帯用アンテナ導
体の給電点から伸長され、かつ、高周波帯用アンテナ導
体の一部又は全部が最高位の下側アンテナエレメントと
少なくとも略平行になる部分において容量結合されてい
ることを特徴とする自動車用窓ガラスアンテナを提供す
る。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。図１は本発明の自動車用窓ガラスアンテナ
の一実施例の構成図である。本発明の自動車用窓ガラス
アンテナが設けられる窓ガラス板は、前部窓ガラス板、
後部窓ガラス板、前部サイド窓ガラス板、ルーフ窓ガラ
ス板等どのようなものであってもよいが、図１ではこれ
らの窓ガラス板の代わりに後部サイド窓ガラス板１を用
いることとする。 【０００７】図１において、１は自動車の後部サイド窓
ガラス板、２は低周波帯用アンテナ導体４の給電点、３
は高周波帯用アンテナ導体７の給電点、４ａは低周波帯
用アンテナ導体４の上側アンテナエレメント、４ｂは低
周波帯用アンテナ導体の下側アンテナエレメント、４ｃ
は接続エレメント、７ａは高周波帯用アンテナ導体７の
水平エレメントである。方向は図面上での方向をいい、
給電点２は、給電点３の上方に配設されており、後部サ
イド窓ガラス板１の右側（給電点２及び給電点３が設け
られている側）が自動車の前側である。 【０００８】本発明において、高周波帯用アンテナ導体
７とは３０ＭＨｚ以上の放送帯用アンテナ導体をいい、
低周波帯用アンテナ導体４とは３０ＭＨｚ未満の放送帯
用アンテナ導体をいう。 【０００９】図１の例では、高周波帯用アンテナ導体
７、低周波帯用アンテナ導体４、給電点３及び給電点２
が後部サイド窓ガラス板１に設けられている。給電点２
及び給電点３は後部サイド窓ガラス板１の右側縁部近傍
に配設されている。 【００１０】図１では、低周波帯用アンテナ導体４は、
後部サイド窓ガラス板１の上側縁部近傍に、かつ、該上
側縁部と略平行に配設されている３本の上側アンテナエ
レメント４ａを備えている。上側アンテナエレメント４
ａは３本であり、良好な視界を確保するためには、２又
は３本が好ましいが、低周波帯の感度向上のために低周
波帯用アンテナ導体４が４本以上の上側アンテナエレメ
ント４ａを備えていてもよい。 【００１１】図１では、低周波帯用アンテナ導体４は、
後部サイド窓ガラス板１の下側縁部近傍に、かつ、該下
側縁部と略平行に配設されている２本の下側アンテナエ
レメント４ｂを備えている。良好な視界を確保するため
には、下側アンテナエレメント４ｂは２本が好ましい
が、低周波帯の感度向上のために低周波帯用アンテナ導
体４が３本以上の下側アンテナエレメント４ｂを備えて
いてもよい。 【００１２】図１では、給電点２は、最低位の上側アン
テナエレメント４ａの右側端部に接続されているが、他
の上側アンテナエレメント４ａの右側端部に接続されて
いてもよい。 【００１３】上側アンテナエレメント４ａの左端部と、
下側アンテナエレメント４ｂの左端部とが接続エレメン
ト４ｃにより接続されている。 【００１４】図１では、高周波帯用アンテナ導体７の一
部（水平エレメント７ａ）が、最高位の下側アンテナエ
レメント４ｂとは上方で略平行になるように給電点３か
ら伸長されて容量結合されている。しかし、これに限定
されず、高周波帯用アンテナ導体７の全部（全長）が最
高位の下側アンテナエレメント４ｂと略平行になり、高
周波帯用アンテナ導体７と最高位の下側アンテナエレメ
ント４ｂとが容量結合されていてもよい。 【００１５】上記容量結合については、水平エレメント
７ａと最高位の下側アンテナエレメント４ｂとは、所定
間隔をおいて近接されており、この近接により水平エレ
メント７ａと最高位の下側アンテナエレメント４ｂと
は、両者間で直流電流の送受は行われないように、か
つ、受信信号電流の送受は行われるように容量結合され
ている。すなわち、水平エレメント７ａと最高位の下側
アンテナエレメント４ｂとは、容量結合の範囲である
０．１〜５０ｍｍの所定間隔をおいて離間されているの
が好ましい。 【００１６】また、パターンとして見る場合には、図１
における自動車用窓ガラスアンテナは、車内側から見て
いる。しかし、これに限定されず、図１における自動車
用窓ガラスアンテナのパターンが車外側から見るもので
あってもよい。 【００１７】高周波帯用アンテナ導体７（水平エレメン
ト７ａを含み、給電点３を含まない）の導体長は所望の
放送帯（３０ＭＨｚ以上の周波数帯）の中心周波数の波
長をλＭとするとき、（λＭ／８）×Ｋ〜（λＭ）×Ｋ
とすることが好ましく、（λ Ｍ／８）×Ｋ〜（λＭ／
２）×Ｋとすることがより好ましい。この範囲内である
場合にはこの範囲外である場合と比較して、所望の放送
帯の感度が向上する。なお、Ｋはガラス短縮率であり、
通常０．６４である。 【００１８】本発明は、ＡＭ放送帯及びＦＭ放送帯に応
用できる。さらに、本発明は、長波放送帯（ＬＷ帯）
（１５０〜２８０ｋＨｚ）、短波放送帯（ＳＷ帯）
（２．３〜２６．１ＭＨｚ）、テレビＶＨＦ帯（９０〜
１０８ＭＨｚ、１７０〜２２２ＭＨｚ）、テレビＵＨＦ
帯（４７０〜７７０ＭＨｚ）、北米及び欧州のテレビＶ
ＨＦ帯（４５〜８６ＭＨｚ、１７５〜２２５ＭＨｚ）、
自動車電話用の８００ＭＨｚ帯（８１０〜９６０ＭＨ
ｚ）、自動車電話用の１．５ＧＨｚ帯（１．４２９〜
１．５０１ＧＨｚ）、ＵＨＦ帯（３００ＭＨｚ〜３ＧＨ
ｚ）、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ
Ｓｙｓｔｅｍ）人工衛星のＧＰＳ信号１５７５．４２
ＭＨｚ等に応用できる。 【００１９】 【実施例】自動車の後部サイド窓ガラス板を使用し、図
１に示すような自動車用窓ガラスアンテナを製作した。
各部の寸法は以下のとおりである。ＦＭ放送帯の周波数
−感度特性を図３に示し、ＡＭ放送帯の周波数−感度特
性を図４に示す。なお、図３、４は６０ｄＢμＶ／ｍの
電界中で測定し、縦軸はｄＢμＶを単にｄＢで表示し
た。 上側アンテナエレメント４ａの導体長（３本とも同じ長さ） ６５０ｍｍ、 各上側アンテナエレメント４ａ同士の間隔 ３２ｍｍ、 下側アンテナエレメント４ｂの導体長（２本とも同じ長さ） ６５０ｍｍ、 下側アンテナエレメント４ｂ同士の間隔 ３２ｍｍ、 高周波帯用アンテナ導体７の導体長（水平エレメント７ａを含み、給電点３を含 まない） ５６０ｍｍ、 接続エレメント４ｃの導体長 ４５０ｍｍ、 水平エレメント７ａの導体長 ３００ｍｍ、 水平エレメント７ａと最高位の下側アンテナエレメント４ｂとの間隔 ３２ｍｍ。 【００２０】 【発明の効果】本発明では、給電点２と給電点３とが近
づいているため、給電点２、３と受信機とを接続する同
軸ケーブルの実装が簡素化できる。また、低周波帯の感
度及び高周波帯の感度にも優れている。
放送帯（７６〜９０ＭＨｚ）、米国のラジオＦＭ放送帯
（８８〜１０８ＭＨｚ）及びＡＭ放送帯（５３０〜１６
０５ｋＨｚ）の受信に適する自動車用窓ガラスアンテナ
に関する。以下、日本のラジオＦＭ放送帯及び米国のラ
ジオＦＭ放送帯を単にＦＭ放送帯という。 【０００２】 【従来の技術】図２に示す放送受信用の自動車サイド窓
ガラスに設けられた自動車用サイド窓ガラスアンテナが
従来より知られている（実開昭６１−１９７７１０号の
第１３図）。図２において、自動車のサイド窓ガラス板
２１には、アンテナ導体２２、２３、給電点２４、２５
が設けられており、アンテナ導体２２はエレメント２７
を備え、アンテナ導体２３はエレメント２９を備えてい
る。エレメント２７とアンテナ導体２３とは容量結合し
ている。 【０００３】この従来例では、ＦＭ放送帯又はテレビ放
送帯を受信する際、給電点２４と給電点２５との受信特
性の相違を利用して、ダイバーシティ受信を行っている
が、給電点２４と給電点２５とが離れているため、給電
点２４、２５と受信機（不図示）とを接続する同軸ケー
ブルの実装が簡素化できない問題があった。また、アン
テナ導体２２、２３の両方とも、低周波帯（３０ＭＨｚ
未満の周波数帯）例えばＡＭ放送帯の感度が悪い問題が
あった。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消する自動車用窓ガラスアンテナ
の提供を目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、高周波帯用アンテナ導
体、低周波帯用アンテナ導体、高周波帯用アンテナ導体
の給電点及び低周波帯用アンテナ導体の給電点が自動車
の窓ガラス板に設けられている自動車用窓ガラスアンテ
ナにおいて、車内側又は車外側から見て、高周波帯用ア
ンテナ導体の給電点及び低周波帯用アンテナ導体の給電
点は窓ガラス板の右側縁部近傍に配設されており、低周
波帯用アンテナ導体は、窓ガラス板の上側縁部近傍に、
かつ、該上側縁部と略平行に配設されている複数本の上
側アンテナエレメントを備えており、低周波帯用アンテ
ナ導体は、窓ガラス板の下側縁部近傍に、かつ、該下側
縁部と略平行に配設されている複数本の下側アンテナエ
レメントを備えており、低周波帯用アンテナ導体の給電
点は、複数本の上側アンテナエレメントのいずれか一つ
の右側端部に接続されており、上側アンテナエレメント
の左端部と、下側アンテナエレメントの左端部とが接続
エレメントにより接続されており、高周波帯用アンテナ
導体の一部又は全部が、最高位の下側アンテナエレメン
トとは上方で略平行になるように高周波帯用アンテナ導
体の給電点から伸長され、かつ、高周波帯用アンテナ導
体の一部又は全部が最高位の下側アンテナエレメントと
少なくとも略平行になる部分において容量結合されてい
ることを特徴とする自動車用窓ガラスアンテナを提供す
る。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。図１は本発明の自動車用窓ガラスアンテナ
の一実施例の構成図である。本発明の自動車用窓ガラス
アンテナが設けられる窓ガラス板は、前部窓ガラス板、
後部窓ガラス板、前部サイド窓ガラス板、ルーフ窓ガラ
ス板等どのようなものであってもよいが、図１ではこれ
らの窓ガラス板の代わりに後部サイド窓ガラス板１を用
いることとする。 【０００７】図１において、１は自動車の後部サイド窓
ガラス板、２は低周波帯用アンテナ導体４の給電点、３
は高周波帯用アンテナ導体７の給電点、４ａは低周波帯
用アンテナ導体４の上側アンテナエレメント、４ｂは低
周波帯用アンテナ導体の下側アンテナエレメント、４ｃ
は接続エレメント、７ａは高周波帯用アンテナ導体７の
水平エレメントである。方向は図面上での方向をいい、
給電点２は、給電点３の上方に配設されており、後部サ
イド窓ガラス板１の右側（給電点２及び給電点３が設け
られている側）が自動車の前側である。 【０００８】本発明において、高周波帯用アンテナ導体
７とは３０ＭＨｚ以上の放送帯用アンテナ導体をいい、
低周波帯用アンテナ導体４とは３０ＭＨｚ未満の放送帯
用アンテナ導体をいう。 【０００９】図１の例では、高周波帯用アンテナ導体
７、低周波帯用アンテナ導体４、給電点３及び給電点２
が後部サイド窓ガラス板１に設けられている。給電点２
及び給電点３は後部サイド窓ガラス板１の右側縁部近傍
に配設されている。 【００１０】図１では、低周波帯用アンテナ導体４は、
後部サイド窓ガラス板１の上側縁部近傍に、かつ、該上
側縁部と略平行に配設されている３本の上側アンテナエ
レメント４ａを備えている。上側アンテナエレメント４
ａは３本であり、良好な視界を確保するためには、２又
は３本が好ましいが、低周波帯の感度向上のために低周
波帯用アンテナ導体４が４本以上の上側アンテナエレメ
ント４ａを備えていてもよい。 【００１１】図１では、低周波帯用アンテナ導体４は、
後部サイド窓ガラス板１の下側縁部近傍に、かつ、該下
側縁部と略平行に配設されている２本の下側アンテナエ
レメント４ｂを備えている。良好な視界を確保するため
には、下側アンテナエレメント４ｂは２本が好ましい
が、低周波帯の感度向上のために低周波帯用アンテナ導
体４が３本以上の下側アンテナエレメント４ｂを備えて
いてもよい。 【００１２】図１では、給電点２は、最低位の上側アン
テナエレメント４ａの右側端部に接続されているが、他
の上側アンテナエレメント４ａの右側端部に接続されて
いてもよい。 【００１３】上側アンテナエレメント４ａの左端部と、
下側アンテナエレメント４ｂの左端部とが接続エレメン
ト４ｃにより接続されている。 【００１４】図１では、高周波帯用アンテナ導体７の一
部（水平エレメント７ａ）が、最高位の下側アンテナエ
レメント４ｂとは上方で略平行になるように給電点３か
ら伸長されて容量結合されている。しかし、これに限定
されず、高周波帯用アンテナ導体７の全部（全長）が最
高位の下側アンテナエレメント４ｂと略平行になり、高
周波帯用アンテナ導体７と最高位の下側アンテナエレメ
ント４ｂとが容量結合されていてもよい。 【００１５】上記容量結合については、水平エレメント
７ａと最高位の下側アンテナエレメント４ｂとは、所定
間隔をおいて近接されており、この近接により水平エレ
メント７ａと最高位の下側アンテナエレメント４ｂと
は、両者間で直流電流の送受は行われないように、か
つ、受信信号電流の送受は行われるように容量結合され
ている。すなわち、水平エレメント７ａと最高位の下側
アンテナエレメント４ｂとは、容量結合の範囲である
０．１〜５０ｍｍの所定間隔をおいて離間されているの
が好ましい。 【００１６】また、パターンとして見る場合には、図１
における自動車用窓ガラスアンテナは、車内側から見て
いる。しかし、これに限定されず、図１における自動車
用窓ガラスアンテナのパターンが車外側から見るもので
あってもよい。 【００１７】高周波帯用アンテナ導体７（水平エレメン
ト７ａを含み、給電点３を含まない）の導体長は所望の
放送帯（３０ＭＨｚ以上の周波数帯）の中心周波数の波
長をλＭとするとき、（λＭ／８）×Ｋ〜（λＭ）×Ｋ
とすることが好ましく、（λ Ｍ／８）×Ｋ〜（λＭ／
２）×Ｋとすることがより好ましい。この範囲内である
場合にはこの範囲外である場合と比較して、所望の放送
帯の感度が向上する。なお、Ｋはガラス短縮率であり、
通常０．６４である。 【００１８】本発明は、ＡＭ放送帯及びＦＭ放送帯に応
用できる。さらに、本発明は、長波放送帯（ＬＷ帯）
（１５０〜２８０ｋＨｚ）、短波放送帯（ＳＷ帯）
（２．３〜２６．１ＭＨｚ）、テレビＶＨＦ帯（９０〜
１０８ＭＨｚ、１７０〜２２２ＭＨｚ）、テレビＵＨＦ
帯（４７０〜７７０ＭＨｚ）、北米及び欧州のテレビＶ
ＨＦ帯（４５〜８６ＭＨｚ、１７５〜２２５ＭＨｚ）、
自動車電話用の８００ＭＨｚ帯（８１０〜９６０ＭＨ
ｚ）、自動車電話用の１．５ＧＨｚ帯（１．４２９〜
１．５０１ＧＨｚ）、ＵＨＦ帯（３００ＭＨｚ〜３ＧＨ
ｚ）、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ
Ｓｙｓｔｅｍ）人工衛星のＧＰＳ信号１５７５．４２
ＭＨｚ等に応用できる。 【００１９】 【実施例】自動車の後部サイド窓ガラス板を使用し、図
１に示すような自動車用窓ガラスアンテナを製作した。
各部の寸法は以下のとおりである。ＦＭ放送帯の周波数
−感度特性を図３に示し、ＡＭ放送帯の周波数−感度特
性を図４に示す。なお、図３、４は６０ｄＢμＶ／ｍの
電界中で測定し、縦軸はｄＢμＶを単にｄＢで表示し
た。 上側アンテナエレメント４ａの導体長（３本とも同じ長さ） ６５０ｍｍ、 各上側アンテナエレメント４ａ同士の間隔 ３２ｍｍ、 下側アンテナエレメント４ｂの導体長（２本とも同じ長さ） ６５０ｍｍ、 下側アンテナエレメント４ｂ同士の間隔 ３２ｍｍ、 高周波帯用アンテナ導体７の導体長（水平エレメント７ａを含み、給電点３を含 まない） ５６０ｍｍ、 接続エレメント４ｃの導体長 ４５０ｍｍ、 水平エレメント７ａの導体長 ３００ｍｍ、 水平エレメント７ａと最高位の下側アンテナエレメント４ｂとの間隔 ３２ｍｍ。 【００２０】 【発明の効果】本発明では、給電点２と給電点３とが近
づいているため、給電点２、３と受信機とを接続する同
軸ケーブルの実装が簡素化できる。また、低周波帯の感
度及び高周波帯の感度にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の自動車用窓ガラスアンテナの一実施例
の構成図。 【図２】従来の自動車用窓ガラスアンテナの構成図。 【図３】実施例のＦＭ放送帯の周波数−感度特性図。 【図４】実施例のＡＭ放送帯の周波数−感度特性図。 【符号の説明】 １：後部サイド窓ガラス板 ２、３：給電点 ４ａ：低周波帯用アンテナ導体の上側アンテナエレメン
ト ４ｂ：低周波帯用アンテナ導体の下側アンテナエレメン
ト ４ｃ：接続エレメント ７ａ：水平エレメント
の構成図。 【図２】従来の自動車用窓ガラスアンテナの構成図。 【図３】実施例のＦＭ放送帯の周波数−感度特性図。 【図４】実施例のＡＭ放送帯の周波数−感度特性図。 【符号の説明】 １：後部サイド窓ガラス板 ２、３：給電点 ４ａ：低周波帯用アンテナ導体の上側アンテナエレメン
ト ４ｂ：低周波帯用アンテナ導体の下側アンテナエレメン
ト ４ｃ：接続エレメント ７ａ：水平エレメント
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】高周波帯用アンテナ導体、低周波帯用アン
テナ導体、高周波帯用アンテナ導体の給電点及び低周波
帯用アンテナ導体の給電点が自動車の窓ガラス板に設け
られている自動車用窓ガラスアンテナにおいて、 車内側又は車外側から見て、高周波帯用アンテナ導体の
給電点及び低周波帯用アンテナ導体の給電点は窓ガラス
板の右側縁部近傍に配設されており、 低周波帯用アンテナ導体は、窓ガラス板の上側縁部近傍
に、かつ、該上側縁部と略平行に配設されている複数本
の上側アンテナエレメントを備えており、 低周波帯用アンテナ導体は、窓ガラス板の下側縁部近傍
に、かつ、該下側縁部と略平行に配設されている複数本
の下側アンテナエレメントを備えており、 低周波帯用アンテナ導体の給電点は、複数本の上側アン
テナエレメントのいずれか一つの右側端部に接続されて
おり、 上側アンテナエレメントの左端部と、下側アンテナエレ
メントの左端部とが接続エレメントにより接続されてお
り、 高周波帯用アンテナ導体の一部又は全部が、最高位の下
側アンテナエレメントとは上方で略平行になるように高
周波帯用アンテナ導体の給電点から伸長され、かつ、高
周波帯用アンテナ導体の一部又は全部が最高位の下側ア
ンテナエレメントと少なくとも略平行になる部分におい
て容量結合されていることを特徴とする自動車用窓ガラ
スアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001293603A JP2003101318A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001293603A JP2003101318A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003101318A true JP2003101318A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19115354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001293603A Pending JP2003101318A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003101318A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009100127A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Asahi Glass Co Ltd | 自動車用ガラスアンテナ |
| JP2011109399A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Asahi Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス |
| JP2012114720A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Central Glass Co Ltd | 車両用アンテナ |
| JP2015050637A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | セントラル硝子株式会社 | ガラスアンテナ及びアンテナシステム |
| US9553351B2 (en) | 2012-12-03 | 2017-01-24 | Pilkington Group Limited | Glazing having antennas and a method of manufacturing said glazing |
-
2001
- 2001-09-26 JP JP2001293603A patent/JP2003101318A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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