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JP2003183960A - ポリアクリロニトリル系炭素繊維強化酸化繊維シート、及びその製造方法 - Google Patents

ポリアクリロニトリル系炭素繊維強化酸化繊維シート、及びその製造方法

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Publication number
JP2003183960A
JP2003183960A JP2001381452A JP2001381452A JP2003183960A JP 2003183960 A JP2003183960 A JP 2003183960A JP 2001381452 A JP2001381452 A JP 2001381452A JP 2001381452 A JP2001381452 A JP 2001381452A JP 2003183960 A JP2003183960 A JP 2003183960A
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JP
Japan
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fiber
polyacrylonitrile
carbon fiber
based carbon
oxidized
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001381452A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shimazaki
賢司 島崎
Shintaro Tanaka
慎太郎 田中
Yusuke Takami
祐介 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Tenax Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toho Tenax Co Ltd filed Critical Toho Tenax Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用、又は加工するに際し、場所をとること
なく、軽量であり、強度が高く、伸びにくく、層剥離す
ることなく、寸法安定性が良く、後加工中に切断や変形
を生じにくいポリアクリロニトリル(PAN)系酸化繊
維シートを提供する。 【解決手段】 繊維軸を一方向に沿って開繊したPAN
系炭素繊維開繊体4と、前記開繊体4の片面又は両面に
積重したPAN系酸化繊維不織布又はウェッブ6、8
と、前記開繊体4の繊維と前記不織布又はウェッブ6、
8の繊維とを厚さ方向に交絡させる炭素繊維又は酸化繊
維の交絡繊維10とからなるPAN系炭素繊維強化酸化
繊維シート2。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度のポリアク
リロニトリル(PAN)系酸化繊維シートに関し、更に
詳述すれば、本発明は、耐熱性、及び耐薬品安定性に優
れた特徴を生かすと共に炭素化材料の中間原料に適した
PAN系酸化繊維シート、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PAN系酸化繊維は、耐熱性、及び耐薬
品安定性に優れているので、断熱材、耐熱材、不燃化シ
ート等に利用されている。更に、このものを炭素繊維製
造の中間原料として用いる場合は、炭素化収率が高く、
高強度の炭素化材料が得られるので、産業上重要なもの
である。
【0003】酸化繊維をシート状に加工した構造体の一
種に、従来よりニードルパンチ法により製造する酸化繊
維不織布やウォータージェット法により製造する酸化繊
維不織布がある。
【0004】低目付で厚さの薄い酸化繊維不織布は、場
所をとらず軽量である。しかし、この低目付で厚さの薄
い不織布は、引張強度が低く、伸びやすいため、上記用
途に応用した場合、寸法安定性が悪く、後加工中に切断
や変形を生じ易いという問題がある。酸化繊維不織布の
強度や伸度に欠ける問題を改善しようとして種類の異な
るシートを重ねることも考えられるが、この場合はシー
ト相互の剥離を生ずるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、解決すべ
き上記問題について鋭意検討した結果、PAN系酸化繊
維不織布又はウェッブと、繊維軸を一方向に沿って開繊
したPAN系炭素繊維開繊体とを重ね合わせ、ニードル
パンチ法又はウォータージェット法などの繊維交絡装置
により厚さ方向に交絡させることにより、これらが一体
化すると共に、繊維交絡装置の駆動方向(長さ方向)の
強度が向上し、及び伸びを抑制した炭素繊維で強化され
たPAN系酸化繊維シートを得ることができることを知
得した。
【0006】更に、この酸化繊維シートは、開繊体と不
織布との一体化が強固になされており、相互の層剥離が
防止されることを知得し、本発明を完成するに至った。
【0007】従って、本発明の目的とするところは、上
記問題を解決したPAN系酸化繊維シート、及びその製
造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、以下に記載するものである。
【0009】〔1〕 繊維軸を一方向に沿って開繊した
ポリアクリロニトリル系炭素繊維開繊体と、前記開繊体
の片面又は両面に積重したポリアクリロニトリル系酸化
繊維不織布又はウェッブと、前記開繊体の繊維と前記不
織布又はウェッブの繊維とを厚さ方向に交絡させる酸化
繊維又は炭素繊維の交絡繊維とからなるポリアクリロニ
トリル系炭素繊維強化酸化繊維シート。
【0010】〔2〕 ポリアクリロニトリル系炭素繊維
強化酸化繊維シートの、目付(W(g/m2))と長さ
方向の引張強度(S(N/cm))とが、 S/W=1.7〜4.9 20≦W≦500 49≦S≦784 の関係を満足し、且つ長さ方向の引張伸度が2〜15%
である〔1〕に記載のポリアクリロニトリル系炭素繊維
強化酸化繊維シート。
【0011】〔3〕 繊維軸を一方向に沿って開繊した
ポリアクリロニトリル系炭素繊維開繊体の片面又は両面
に、ポリアクリロニトリル系酸化繊維不織布又はウェッ
ブを積重し、次いで前記開繊体の繊維と前記不織布又は
ウェッブの繊維とを厚さ方向に交絡させて一体化させる
ことを特徴とするポリアクリロニトリル系炭素繊維強化
酸化繊維シートの製造方法。
【0012】〔4〕 ポリアクリロニトリル系炭素繊維
開繊体の目付が5〜35g/m2である〔3〕に記載の
ポリアクリロニトリル系炭素繊維強化酸化繊維シートの
製造方法。
【0013】〔5〕 ポリアクリロニトリル系酸化繊維
不織布又はウェッブの目付が10〜200g/m2であ
る〔3〕に記載のポリアクリロニトリル系炭素繊維強化
酸化繊維シートの製造方法。
【0014】〔6〕 ポリアクリロニトリル系炭素繊維
強化酸化繊維シートの目付(W(g/m2))と、ポリ
アクリロニトリル系炭素繊維開繊体の目付(W1(g/
2))とが、 W1/W=0.05〜0.20 の関係を満足する〔3〕に記載のポリアクリロニトリル
系炭素繊維強化酸化繊維シートの製造方法。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。
【0016】図1は本発明のポリアクリロニトリル(P
AN)系酸化繊維シートの一例を示す概略断面図であ
る。
【0017】本発明のPAN系酸化繊維シート2は、繊
維軸を一方向に沿って開繊したPAN系炭素繊維開繊体
4の両面に、PAN系酸化繊維不織布6、8が積重され
てなる。
【0018】開繊体4の繊維と、不織布又はウェッブ
6、8の繊維とについては、図1に示すようにシートの
厚さ方向に交絡した炭素繊維又は酸化繊維の交絡繊維1
0が刺込まれており、この交絡繊維10は、開繊体4
と、不織布又はウェッブ6、8とを完全に貫通し又は途
中まで刺込み即ちこれらの操作により交絡して、開繊体
4と、不織布又はウェッブ6、8とが一体化している。
【0019】上記不織布又はウェッブ6、8を構成する
PAN系酸化繊維は、例えば、PAN系プリカーサーを
空気中で、初期酸化温度220〜250℃で10〜60
分酸化処理後、温度勾配0.2〜0.9℃/minで最
高温度250〜280℃まで酸化処理することにより得
ることができ、このPAN系酸化繊維は従来の何れのも
のでも使用できる。PAN系酸化繊維の、適正な比重は
1.36〜1.44、適正な繊度は0.5〜4.0dt
exである。
【0020】また、上記PAN系炭素繊維は、例えば、
上記PAN系酸化繊維を、不活性ガス雰囲気下に加熱
し、連続的に炭素化することにより得ることができる。
不活性ガスとしては、窒素、アルゴン、ヘリウム等を用
いることができる。炭素化温度は1300〜2500℃
が好ましい。
【0021】以下、図2を参照して、本発明のPAN系
炭素繊維強化酸化繊維シートの製造方法について説明す
る。
【0022】図2において、12は開繊処理前のPAN
系炭素繊維トウであり、14は開繊処理中のPAN系炭
素繊維トウであり、16は開繊処理後の即ち一体化前の
PAN系炭素繊維開繊体である。開繊処理自体は当業者
に公知の技術である。
【0023】本発明のPAN系炭素繊維強化酸化繊維シ
ートに用いる繊維軸を一方向に沿って開繊したPAN系
炭素繊維開繊体16は、目付が5〜35g/m2である
ことが好ましい。
【0024】開繊体16の目付が5g/m2未満の場合
は、得られるPAN系炭素繊維強化酸化繊維シートの強
度が低く、伸びやすくなる。このため、得られるPAN
系炭素繊維強化酸化繊維シートは寸法安定性が悪く、こ
れを用いて製造する加工品は後加工中に切断や変形を生
じ易いので好ましくない。
【0025】開繊体16の目付が35g/m2を超える
場合は、得られるPAN系炭素繊維強化酸化繊維シート
が大きく且つ重くなり過ぎるため、場所をとるなど取扱
いにくくなるので好ましくない。
【0026】次いで、図3に示すように開繊体4(図2
では開繊体16)の両面にPAN系酸化繊維不織布又は
ウェッブ6、8を積重する。PAN系酸化繊維不織布又
はウェッブ6、8は、目付が10〜200g/m2であ
ることが好ましい。
【0027】この不織布又はウェッブ6、8としては、
例えば、PAN系酸化繊維を定長カットした綿をカード
加工して得られるウェッブを用いても良いし、このウェ
ッブを、ニードルパンチ法により、又はウォータージェ
ット法において連続的に水流によりパンチングして得ら
れる不織布を用いても良い。
【0028】その後、前記積重したPAN系炭素繊維開
繊体4と、PAN系酸化繊維不織布又はウェッブ6、8
とを常法によりパンチングして本発明のPAN系炭素繊
維強化酸化繊維シートを得るものである。
【0029】以上のようにして得られる本発明のPAN
系炭素繊維強化酸化繊維シートは、目付(W(g/
2))と長さ方向の引張強度(S(N/cm))と
が、 S/W=1.7〜4.9 25≦W≦500 49≦S≦784 の関係を満足し、且つ長さ方向の引張伸度が2〜15%
であることが好ましい。
【0030】また、本発明のPAN系酸化繊維シートの
目付(W(g/m2))と、PAN系炭素繊維強化酸化
繊維開繊体の目付(W1(g/m2))とは、 W1/W=0.05〜0.20 の関係を満足することが好ましい。
【0031】この範囲への調節は、一体化する前のPA
N系酸化繊維不織布又はウェッブの目付やPAN系炭素
繊維開繊体の目付を調節すること、及び/又は、一体化
時のニードルパンチ条件やウォータージェット加工条件
を調節することにより行うことができる。
【0032】なお、上記製造方法においては、PAN系
炭素繊維強化酸化繊維シートは、PAN系炭素繊維開繊
体の両面にPAN系酸化繊維不織布又はウェッブが積重
されているが、これに限られず上記開繊体の片面のみに
上記不織布又はウェッブが積重されて製造されていても
良い。
【0033】
【実施例】本発明を以下の実施例及び比較例により詳述
する。
【0034】以下の実施例及び比較例の条件により酸化
繊維シートを作製した。原料酸化繊維、炭素繊維開繊
体、酸化繊維不織布又はウェッブ、及び酸化繊維シート
の諸物性値を、以下の方法により測定した。
【0035】比重:液置換法(JIS R−7601、
置換液:エチルアルコール)により測定した。
【0036】厚さ:直径30mmの円形圧板で200g
の荷重(2.8kPa)時の厚さを測定した。
【0037】酸化繊維シート性能:引張り強度、引張り
伸度はJIS L−1096により測定した。
【0038】目付:単位面積当たりの質量と、上記条件
により測定した厚さより算出した。
【0039】実施例1 PAN系酸化繊維(繊度2dtex、比重1.39)の
カットファイバー(51mm)をカーディングし、目付
30g/m2、幅1.0mのウェッブを得た。また、P
AN系炭素繊維トウ(繊度1dtex、フィラメント数
9万本、フィラメント引張強度4.0GPa)を、繊維
軸を一方向に沿って開繊処理し、目付6g/m2、幅
1.0mの炭素繊維開繊体を得た。この開繊体と、上記
ウヱッブとを重ね合わせた後、連続的にニードルパンチ
法によりパンチング処理(パンチング数150回/in
2(150回/(2.54cm)2))し、厚さ方向に繊維
を完全に貫通させ又は途中まで刺込み、即ちこれらの操
作により繊維が交絡し、開繊体とウェッブとが一体化さ
れたPAN系炭素繊維強化酸化繊維シートを得た。
【0040】得られた酸化繊維シートは、目付が36g
/m2、厚さが0.4mm、長さ方向の引張り強度が1
18N/cm、長さ方向の引張り伸度が3.5%、長さ
方向の引張り強度と目付との比(S/W)が3.3であ
り、しかも炭素繊維開繊体の目付と炭素繊維強化酸化繊
維シートの目付との比(W1/W)が0.17であり、
良好な物性のシートであった。
【0041】比較例1 PAN系酸化繊維(繊度2dtex、比重1.39)の
カットファイバー(51mm)をカーディングし、目付
40g/m2、幅1.0mのウェッブを得た。この不織
布を、連続的にニードルパンチ法によりパンチング処理
(パンチング数150回/in2(150回/(2.54
cm)2))し、厚さ方向に繊維を完全に貫通させ又は途
中まで刺込み、即ちこれらの操作により繊維が交絡した
PAN系酸化繊維シートを得た。
【0042】得られた酸化繊維シートは、目付が40g
/m2、厚さが0.5mm、長さ方向の引張り強度が
7.8N/cm、長さ方向の引張り伸度が37%、長さ
方向の引張り強度と目付との比(S/W)が0.20で
あり、良好な物性のシートではなかった。
【0043】実施例2 PAN系酸化繊維(繊度2dtex、比重1.39)の
カットファイバー(51mm)をカーディングし、目付
30g/m2、幅1.0mのウェッブを得た。また、P
AN系酸化繊維トウ(繊度2dtex、フィラメント数
9万本)を、繊維軸を一方向に沿って開繊処理し、目付
20g/m2、幅1.0mの酸化繊維開繊体を得た。こ
の開繊体の上層及び下層に上記ウヱッブを重ね合わせた
後、連続的にニードルパンチ法によりパンチング処理
(パンチング数150回/in2(150回/(2.54
cm)2))し、厚さ方向に繊維を完全に貫通させ又は途
中まで刺込み、即ちこれらの操作により繊維が交絡し、
開繊体とウェッブとが一体化されたPAN系炭素繊維強
化酸化繊維シートを得た。
【0044】得られた酸化繊維シートは、目付が80g
/m2、厚さが0.5mm、長さ方向の引張り強度が4
4N/cm、長さ方向の引張り伸度が32%、長さ方向
の引張り強度と目付との比(S/W)が0.55、炭素
繊維開繊体の目付と炭素繊維強化酸化繊維シートの目付
との比(W1/W)が0.25であり、実施例1のシー
トほどではないが、良好な物性のシートであった。
【0045】
【発明の効果】本発明のPAN系炭素繊維強化酸化繊維
シートは、繊維軸を一方向に沿って開繊したPAN系炭
素繊維開繊体で強化しているので引張り強度が高い。更
に、使用、又は加工するに際し、場所をとることなく、
軽量であり、強度が高く、伸びにくく、層剥離すること
なく、寸法安定性が良く、後加工中に切断や変形を生じ
にくいシートである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPAN系炭素繊維強化酸化繊維シート
の一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明のPAN系炭素繊維強化酸化繊維シート
に用いるPAN系炭素繊維トウ及び開繊体であって、そ
の開繊処理前、開繊処理中、及び開繊処理後を示す概略
断面図である。
【図3】開繊体と、不織布又はウェッブとの積重時のP
AN系炭素繊維強化酸化繊維シートの一例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
2 PAN系酸化繊維シート 4 PAN系炭素繊維開繊体 6、8 PAN系酸化繊維不織布又はウェッブ 10 厚さ方向に交絡した炭素繊維又は酸化繊維の交
絡繊維 12 開繊処理前のPAN系炭素繊維トウ 14 開繊処理中のPAN系炭素繊維トウ 16 開繊処理後のPAN系炭素繊維開繊体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見 祐介 静岡県駿東郡長泉町上土狩234 東邦テナ ックス株式会社内 Fターム(参考) 4L047 AA03 AA17 AA28 BA03 CA02 CA03 CA05 CA19 CB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維軸を一方向に沿って開繊したポリア
    クリロニトリル系炭素繊維開繊体と、前記開繊体の片面
    又は両面に積重したポリアクリロニトリル系酸化繊維不
    織布又はウェッブと、前記開繊体の繊維と前記不織布又
    はウェッブの繊維とを厚さ方向に交絡させる炭素繊維又
    は酸化繊維の交絡繊維とからなるポリアクリロニトリル
    系炭素繊維強化酸化繊維シート。
  2. 【請求項2】 ポリアクリロニトリル系炭素繊維強化酸
    化繊維シートの、目付(W(g/m2))と長さ方向の
    引張強度(S(N/cm))とが、 S/W=1.7〜4.9 20≦W≦500 49≦S≦784 の関係を満足し、且つ長さ方向の引張伸度が2〜15%
    である請求項1に記載のポリアクリロニトリル系炭素繊
    維強化酸化繊維シート。
  3. 【請求項3】 繊維軸を一方向に沿って開繊したポリア
    クリロニトリル系炭素繊維開繊体の片面又は両面に、ポ
    リアクリロニトリル系酸化繊維不織布又はウェッブを積
    重し、次いで前記開繊体の繊維と前記不織布又はウェッ
    ブの繊維とを厚さ方向に交絡させて一体化させることを
    特徴とするポリアクリロニトリル系炭素繊維強化酸化繊
    維シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリアクリロニトリル系炭素繊維開繊体
    の目付が5〜35g/m2である請求項3に記載のポリ
    アクリロニトリル系炭素繊維強化酸化繊維シートの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 ポリアクリロニトリル系酸化繊維不織布
    又はウェッブの目付が10〜200g/m2である請求
    項3に記載のポリアクリロニトリル系炭素繊維強化酸化
    繊維シートの製造方法。
  6. 【請求項6】 ポリアクリロニトリル系炭素繊維強化酸
    化繊維シートの目付(W(g/m2))と、ポリアクリ
    ロニトリル系炭素繊維開繊体の目付(W1(g/
    2))とが、 W1/W=0.05〜0.20 の関係を満足する請求項3に記載のポリアクリロニトリ
    ル系炭素繊維強化酸化繊維シートの製造方法。
JP2001381452A 2001-12-14 2001-12-14 ポリアクリロニトリル系炭素繊維強化酸化繊維シート、及びその製造方法 Pending JP2003183960A (ja)

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