JP2003182332A - シール構造 - Google Patents
シール構造Info
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Abstract
ートの取付ブラケットと車体パネルとの間に弾性シール
リングを介装してシールをするに際し、弾性シールリン
グの組付作業性が良好で且つ取付ブラケットの様々な形
状に対して単一種類の弾性シールリングで対応すること
のできるシール構造を提供する。 【解決手段】取付ブラケット24と車体パネル16との
間に弾性シールリング38を介装するシール構造におい
て、車体パネル16の取付穴28及び取付ブラケット2
4の嵌入突部30を長円形状となす一方、弾性シールリ
ング38には取付穴28内周面と嵌入突部30とで内外
方向に挟圧されてシールを行う正円形状のリングシール
部42を設けておく。そしてリングシール部42を引張
弾性変形を伴って長円形状の嵌入突部30に外嵌し、嵌
入突部30と車体パネル16の取付穴28内周面で挟圧
せしめるようにする。
Description
ョン装置と車体パネルとを連結するアッパーサポートの
取付ブラケットと車体パネルとの間を水密にシールする
ためのシール構造に関する。
振動入力がサスペンション装置を介して車体に伝達され
るのを抑制するため、サスペンション装置と車体パネル
とを、通例ゴム弾性体を主要素として有するアッパーサ
ポートを介して連結することが行われている。
ートの一例を示している。図7において200はホイー
ルディスクで、202はサスペンション装置である。2
04はロアアームであり、206はサスペンション装置
202におけるショックアブゾーバで、208はコイル
スプリング、210はアッパーサポート(ストラットマ
ウント)であり、サスペンション装置202は、このア
ッパーサポート210を介して車体パネルに連結され
る。
製の取付ブラケット212を有しており、この取付ブラ
ケット212において締結ボルト214により車体パネ
ルに連結される。ところで、車体パネルはプレス加工品
であり、加えてボルト孔の打抜加工等によって若干波打
ちを生じており、これに起因してボルト締結した車体パ
ネルと取付ブラケット212との間で、特にボルト締結
部とボルト締結部との間の部分で若干の隙間が生じるこ
とがある。
時にその隙間部分で車体パネルと取付ブラケット212
とが繰返し当ることによって異音(ピチピチ音)が生じ
る恐れがある。特にボルト締結箇所が2箇所であるよう
な場合こうした現象が生じ易く、そのボルト締結箇所を
結ぶ方向と直角方向に車体パネルと取付ブラケット21
2とが相対変位したとき、上記ピチピチ音が発生し易
い。
は図8に示すように車体パネルと取付ブラケット212
との間に薄板状のガスケット216を介在させて、ボル
ト締結時にこれを挟み込むようにするといったことが行
われていた。従来、車体パネルと取付ブラケット212
との間には上記ガスケット216と併せて、弾性シール
リング218を介在させることも行われている。
アッパーサポートの取付ブラケットと車体パネルとの間
の部分が十分にシールされていないと、特にリヤ側では
外部の水分や泥水等がその連結部分を通じて車室内やト
ランクルームへと浸入してしまうことから、これを防止
すべく取付ブラケット212と車体パネルとの間にシー
ルリング218を介在させて、そのシールリング218
により車室内やトランクルーム等と外部とを遮断するの
である。
ト214における弾性シールリング218の嵌着部分、
即ち車体パネルにおける取付穴内周面と対向する、取付
ブラケット212の嵌入突部の外周面の形状が非正円形
状、例えば長円形状(楕円形状を含む)である場合があ
り、このような場合には弾性シールリング218の形状
もまた、これに対応した長円形状に成形しておくのが普
通である。
218を取付ブラケット214に嵌着する際に、取付ブ
ラケット214の長円形状と弾性シールリング218の
長円形状とを正確に合せることが必要となって、その作
業が大変面倒な作業となり、その際に形状を正しく合せ
た状態で嵌着しないと、弾性シールリング218と取付
ブラケット214との弾性的な密着接触が阻害され、シ
ールの信頼性が低下する問題が生ずる。
が非正円形状である場合には、その加硫成形用の成形型
の加工が単純な旋盤加工では行えず、例えば型製作を放
電加工等によって行わざるを得なくなり、型製作費が高
くなるといった問題も生ずる。
ケット214の形状に合せた形状の非正円形状となした
場合、相手側の取付ブラケット214の形状が変るごと
に、それに正確に対応した形状の弾性シールリング21
8を作らなければならず、必然的に弾性シールリングの
種類も多くなってコストも高くなってしまう。
ブラケットにおける弾性シールリングの嵌着部分の形状
が、その他の様々な非正円形状である場合においても事
情は同様である。
のような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、車両のサスペンション装置と
車体パネルとを連結するアッパーサポートの取付ブラケ
ットと該車体パネルとの間に、該取付ブラケットと別体
を成す弾性シールリングを介装してそれらの間のシール
を行うシール構造であって、前記取付ブラケットに、前
記車体パネルの取付穴内に所定の隙間をもって嵌入する
嵌入突部を設けるとともに、それら取付穴及び嵌入突部
を平面形状が非正円形状となす一方、前記シールリング
には、前記車体パネルの取付穴内周面と前記取付ブラケ
ットの嵌入突部とで内外方向に挟圧されてシールを行う
リングシール部を設けるとともに、該リングシール部を
正円形状に成形しておき、該正円形状をなすリングシー
ル部を引張弾性変形を伴って前記非正円形状の嵌入突部
に外嵌して、該嵌入突部と前記車体パネルの取付穴内周
面にて挟圧せしめるようになしてあることを特徴とす
る。
記嵌入突部及び取付穴の平面形状が長円形状をなしてい
ることを特徴とする。
において、前記リングシール部の内周長が前記嵌入突部
の外周長に対して0.8〜1.0未満の比率となしてあ
ることを特徴とする。
において、前記長円形状をなす嵌入突部の長径と短径と
の比が1.0超〜2.0の範囲であることを特徴とす
る。
において、前記リングシール部には、該リングシール部
の基端と上端とを結ぶ外周基準面より外方に環状に突出
する断面山形状のシールリップ部と、該シールリップ部
に隣接して該外周基準面よりも内方に凹陥する切欠部と
が形成されており、且つ該シールリップ部は、断面形状
が凹曲面と凹曲面とを互いに交差させて突起を形成した
形態の、鋭角の頂部を有する形状となしてあることを特
徴とする。
において、前記弾性シールリングには、前記車体パネル
と取付ブラケットとのボルト締結部間において径方向外
方に延設され、それら車体パネルと取付ブラケットとで
上下方向に挟圧される薄肉舌片状の弾性シート部が一体
に設けられていることを特徴とする。
造は、取付ブラケットにおける嵌入突部の平面形状が非
正円形状である場合において、そこに嵌着すべきシール
リングにおけるリングシール部を正円形状に成形してお
き、そしてこれを引張弾性変形を伴って取付ブラケット
の非正円形状の嵌入突部に外嵌し、その嵌入突部と車体
パネルの取付穴内周面間に挟圧せしめるようになしたも
のである。
リングにおけるリングシール部が相手形状、具体的には
取付ブラケットにおける嵌入突部の形状に良好に追従変
形することを利用したもので、本発明のシール構造によ
れば、弾性シールリングを取付ブラケットの嵌入突部に
嵌着する際、正確にそれぞれの形状を合せる作業を行わ
なくても良く、取付作業性が大幅に向上する。
のリングシール部は取付ブラケットにおける嵌入突部の
形状に良好に変形追従するため、弾性シールリングにお
けるリングシール部を、取付ブラケットの非正円形状の
嵌入突部の形状に正しく合せた成形形状とした場合のよ
うに、取付けの位置がずれることによって嵌入突部と弾
性シールリングとの弾性的な密着接触が阻害され、シー
ルの信頼性が低下するといった問題も生じない。即ち本
発明によれば、弾性シールリングによるシールの信頼性
を効果的に高めることができる。
グ、詳しくはリングシール部が正円形状をなしているた
め、弾性シールリングの成形加硫用の成形型を単純な旋
盤加工で製作できるようになり、成形型の製作のための
コストも低減することができる。また本発明によれば、
同一種類の弾性シールリングによって、嵌入突部が様々
な異形状即ち非正円形状である場合にも対応できる利点
が得られる。
部が長円形状である場合に良好に適用することができる
(請求項2)。また本発明は、リングシール部の内周長
を取付ブラケットにおける嵌入突部の外周長に対し0.
8〜1未満の比率となしておくのが望ましい(請求項
3)。このようになした場合、弾性シールリングを引張
状態で嵌入突部に嵌着することとなるため、弾性シール
リング、詳しくはリングシール部を取付ブラケットにお
ける嵌入突部の形状に正確に沿った状態でセットするこ
とができ、弾性シール部と嵌入突部との密着接触力を高
め得て、シール性を効果的に高めることができる。更に
またリングシール部の弾性収縮力に基づいて、かかる弾
性シールリングが取付ブラケットから抜け落ちるのを良
好に防止することができる。
いて、その長径と短径との比があまり大きくなると、弾
性シールリングと嵌入突部との弾性的な密着接触が阻害
される傾向となるため、対象となる長円形状について
は、その長径と短径との比が1.0超〜2.0の範囲と
なしておくことが望ましい(請求項4)。
におけるリングシール部の基端と上端とを結ぶ外周基準
面より外方に環状に突出する形態で、断面山形状のシー
ルリップ部を設ける一方、これに隣接して外周基準面よ
りも内方に凹陥する形態の切欠部を形成し、且つそのシ
ールリップ部の断面形状を、凹曲面と凹曲面とを互いに
交差させて突起を形成した形態の、鋭角の頂部を有する
形状となしたもので、このようになした場合、取付ブラ
ケットにおける嵌入突部と車体パネルにおける取付穴内
周面との間の隙間寸法がばらついた場合であっても、シ
ールリップ部の作用によってそれら嵌入突部と取付穴内
周面との間を確実にシールすることができる。その際切
欠部は、シールリップ部の弾性変形を容易化し、シール
性を高める作用をなす。
ケットとのボルト締結部間において径方向外方に延出
し、車体パネルと取付ブラケットとで上下方向に挟圧さ
れる薄肉舌片状の弾性シート部を一体に設けたものであ
る。このような弾性シート部を弾性シールリングに設け
ておくことで、図8に示すガスケットを用いることなく
単一の弾性シールリングを用いるだけで、取付ブラケッ
トと車体パネルとの間の隙間に起因するピチピチ音の発
生を防止することができる。
説明する。図2において、10は自動車のリヤ側のサス
ペンション装置で、12はその主要素としてのショック
アブソーバである。14はショックアブソーバ12と車
体パネル16との間で振動絶縁するためのアッパーサポ
ート(ストラットマウント)で、ゴム弾性体から成る、
それぞれ別体の下部18と上部20とを有しており、シ
ョックアブソーバ12のピストンロッド21に対しナッ
ト22にて固定されている。
製の取付ブラケットで、平板部26と車体パネル16に
おける取付穴28への嵌入突部30とを有しており、そ
の平板部26を車体パネル16の下面に当接させる状態
で、締結ボルト32及びナット34により車体パネル1
6に締結固定されるようになっている。尚この例では、
取付ブラケット24は周方向に180°隔たる2箇所に
おいて、締結ボルト32とナット34とにより車体パネ
ル16に締結される。尚、図2(B)において36は取
付ブラケット24における平板部26及び車体パネル1
6に設けられたボルト孔である。
と車体パネル16との間に介装される弾性シールリング
(この例ではゴム製)で、その装着状態の平面図が図1
に取付ブラケット24の平面形状とともに示してある。
また図3には、この弾性シールリング38と取付ブラケ
ット24のそれぞれの平面形状が互いに分解して示して
ある。
取付穴28内周面の平面形状が長円形状をなしており、
また図3(B)に示しているように、取付ブラケット2
4における嵌入突部30の外周面のうち、取付穴28内
周面に対応する、弾性シールリング38の嵌着面40が
取付穴28に対応した長円形状をなしている。具体的に
は、この嵌着面40が一対の半円形状部40−1とスト
レート部40−2とを有する形状をなしている。尚ここ
では短径L2と長径L1との比率が1.0超〜2.0の
範囲とされている。一方弾性シールリング38は成形状
態、即ち嵌着前の状態において図4に示すような形状を
なしている。
性シールリング38は、図2における車体パネル16の
取付穴28内周面と、取付ブラケット24における嵌入
突部30の嵌着面40との間で内外方向に挟圧される、
平面形状が正円形状のリングシール部42と、周方向に
180°隔たった2箇所において径方向外方に延出し、
車体パネル16と取付ブラケット24との間で上下方向
に挟圧される、薄肉舌片状の一対の弾性シート部44と
を有している。ここでリングシール部42は、その内周
長が取付ブラケット24における上記嵌着面40の外周
長に対し0.8〜1未満の比率の長さとされている。ま
た弾性シート部44の厚みはこの例では0.5mmとさ
れている。
リングシール部42には、基端と上端とを結ぶ外周基準
面Pより外方に環状に突出する断面山形状のシールリッ
プ部46が形成されており、更にまたこれに隣接して、
外周基準面Pよりも内方に凹陥する環状の切欠部48が
形成されている。ここでシールリップ部46は、その断
面形状が凹曲面50と52とを互いに交差させて突起を
形成した形態の、鋭角の頂部を有する形状となしてあ
る。尚これら凹曲面50,52はそれぞれ円弧状の曲面
である。
肉舌片状の弾性シート部44が、図2における締結ボル
ト32と32との間の丁度中間に位置するようにして、
つまり図5に示しているようにそれら弾性シート部44
と44とを結ぶ方向と直角方向、即ち取付ブラケット2
4における一対のボルト孔36と36とを結ぶ方向に引
っ張るようにしてこれを取付ブラケット24の外周面、
詳しくは嵌着面40に弾性的に嵌着する。また一対の弾
性シート部44をつかんで引っ張り回転させながら取付
ブラケット24の嵌着面40に弾性的に嵌着させること
もできる。
板部26と車体パネル16とを、一対の締結ボルト32
とナット34とで締結固定すると、リングシール部42
が取付ブラケット24の嵌着面40と車体パネル16の
取付穴28内周面との間で内外方向に挟圧され、それら
の間を水密にシールする。
弾性シート部44は、このとき取付ブラケット24の平
板部26と車体パネル16との間に上下に挟圧された状
態となり、取付ブラケット24と車体パネル16とがそ
れら弾性シート部44を介して当接した状態となる。
ールリップ部46及び切欠部48の作用が示してある。
同図中(A)は寸法公差内で取付ブラケット24の嵌着
面40と取付穴28内周面との間の寸法差が最も大きい
d1の場合であり、また(B)は寸法差が公差の中央値
であるd2である場合、また(C)は寸法差が最小値d
3の場合の状態をそれぞれ模式的に表している。尚、図
6中(ア)はリングシール部42が変形する前の状態を
表し、また(イ)は変形後の状態をそれぞれ表してい
る。
の弾性シールリング38の場合、取付ブラケット24の
嵌着面40と車体パネル16の取付穴28内周面との間
の寸法差が最大値d1から最小値d3までばらついた場
合であっても、シールリップ部46及び切欠部48の作
用によって、確実に嵌着面40と取付穴内周面28との
間がシールされる。
リングシール部42が相手形状に良好に追従変形するこ
とを利用した本例のシール構造によれば、弾性シールリ
ング38を取付ブラケット24の嵌入突部30に嵌着す
る際、正確にそれぞれの形状を合せる作業を行わなくて
も良く、取付作業性が大幅に向上する。
8のリングシール部42は、取付ブラケット24におけ
る嵌入突部30の形状に良好に変形追従できるため、取
付けの位置がずれることによって嵌入突部30と弾性シ
ールリング38との弾性的な密着接触が阻害され、シー
ルの信頼性が低下するといった問題も生じない。即ち本
例によれば弾性シールリング38によるシールの信頼性
を効果的に高めることができる。
くはリングシール部42が正円形状をなしているため、
弾性シールリング38の成形加硫用の成形型を単純な旋
盤加工で製作できるようになり、成形型の製作のための
コストも低減することができる。更に同一種類の弾性シ
ールリング38によって、嵌入突部30が様々な異形状
即ち非正円形状である場合にも対応できる利点が得られ
る。
入突部30に嵌着することとなるため、弾性シール部3
8と嵌入突部30との密着接触力を高め得て、シール性
を効果的に高めることができる。加えてリングシール部
42の弾性収縮力に基づいて、かかる弾性シールリング
38が取付ブラケット24から抜け落ちるのを良好に防
止することができる。
を、外周基準面Pより外方に突出する断面山形状で鋭角
の頂部を有するシールリップ部46と、外周基準面Pよ
りも内方に凹陥する形態の切欠部48とを有する形状と
なしていることから、取付ブラケット24における嵌入
突部30と車体パネル16における取付穴28内周面と
の間の隙間寸法がばらついた場合であっても、シールリ
ップ部46の変形作用によってそれら嵌入突部30と取
付穴28内周面との間を確実にシールすることができ
る。
ル16と取付ブラケット24とで上下方向に挟圧される
薄肉舌片状の弾性シート部44が一体に設けられている
ため、図8に示すガスケット216を用いることなく単
一の弾性シールリング38を用いるだけで、取付ブラケ
ット24と車体パネル16との間の隙間に起因するピチ
ピチ音の発生を防止することができる。
くまで一例示である。例えば本発明は取付ブラケット2
4が他の様々な異形状、詳しくは嵌着面40の形状が上
例以外の他の様々な異形状(比正円形状)である場合に
も適用可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない
範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
ケットに弾性シールリングを嵌着した状態で示す平面図
である。
装着した状態と外した状態とで示す断面図である。
ラケットの平面図(一部断面図)である。
す図である。
態と組み付けた状態とで示す斜視図である。
ある。
るガスケットと弾性シールリングの例を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 車両のサスペンション装置と車体パネル
とを連結するアッパーサポートの取付ブラケットと該車
体パネルとの間に、該取付ブラケットと別体を成す弾性
シールリングを介装してそれらの間のシールを行うシー
ル構造であって、 前記取付ブラケットに、前記車体パネルの取付穴内に所
定の隙間をもって嵌入する嵌入突部を設けるとともに、
それら取付穴及び嵌入突部を平面形状が非正円形状とな
す一方、前記シールリングには、前記車体パネルの取付
穴内周面と前記取付ブラケットの嵌入突部とで内外方向
に挟圧されてシールを行うリングシール部を設けるとと
もに、該リングシール部を正円形状に成形しておき、該
正円形状をなすリングシール部を引張弾性変形を伴って
前記非正円形状の嵌入突部に外嵌して、該嵌入突部と前
記車体パネルの取付穴内周面にて挟圧せしめるようにな
してあることを特徴とするシール構造。 - 【請求項2】 請求項1において、前記嵌入突部及び取
付穴の平面形状が長円形状をなしていることを特徴とす
るシール構造。 - 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記リ
ングシール部の内周長が前記嵌入突部の外周長に対して
0.8〜1.0未満の比率となしてあることを特徴とす
るシール構造。 - 【請求項4】 請求項2,3の何れかにおいて、前記長
円形状をなす嵌入突部の長径と短径との比が1.0超〜
2.0の範囲であることを特徴とするシール構造。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記リ
ングシール部には、該リングシール部の基端と上端とを
結ぶ外周基準面より外方に環状に突出する断面山形状の
シールリップ部と、該シールリップ部に隣接して該外周
基準面よりも内方に凹陥する切欠部とが形成されてお
り、且つ該シールリップ部は、断面形状が凹曲面と凹曲
面とを互いに交差させて突起を形成した形態の、鋭角の
頂部を有する形状となしてあることを特徴とするシール
構造。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記弾
性シールリングには、前記車体パネルと取付ブラケット
とのボルト締結部間において径方向外方に延設され、そ
れら車体パネルと取付ブラケットとで上下方向に挟圧さ
れる薄肉舌片状の弾性シート部が一体に設けられている
ことを特徴とするシール構造。
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