JP2003178238A - 情報配信方法及び装置並びにその処理プログラム - Google Patents
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Abstract
慮した課金方法を提供する。 【解決手段】ユーザから入力した配信条件を複数該ユー
ザへの配付するための配付情報と対応付けて保持し、文
書情報を入力すると該文書情報が上記配信条件に合致す
るか否かを判定し、合致した配信条件に対応するユーザ
に上記入力文書情報に関する情報を該配付情報に基づい
て配信し、上記配信した情報に対する上記配信されたユ
ーザの評価を入力し、該ユーザの評価に基づいて該ユー
ザに課す料金を計算する。
Description
録しておいた配信条件に合致する情報を、合致した上記
配信条件に対応するユーザに配信する情報配信技術に関
する。
り大量の電子化文書や画像などの情報(以下、コンテン
ツと呼ぶ)が時々刻々ユーザへ配信されるようになって
きた。また、WWW(World Wide Web)を利用して情報
発信を行なう情報源が急増しており、これらの情報源か
ら情報収集ロボット等を用いて収集されるコンテンツも
膨大な量となっている。このため、これらのコンテンツ
の中から、ユーザが求める情報を含むものを選別し、こ
れを該ユーザに配信する情報配信サービスへのニーズが
高まっている。
て、「特開2000−339346」(以下、従来技術
1と呼ぶ)のような文書情報配信サービスがある。従来
技術1においては、ユーザは配信して欲しい情報を表す
サンプルの文書(以下、種文書と呼ぶ)を検索条件とし
て入力する。そしてその種文書と各文書情報との内容の
適合度を所定の方法により算出し、適合度が所定値を超
える文書情報だけを該当ユーザに配送する。
における従来の課金方法は、「特開2000−0781
92」の実施例中に示される「課金システム」(以下、
従来技術2と呼ぶ)のように、ユーザに配信したコンテ
ンツの数に応じた料金をユーザに課す方法などがあっ
た。
課金方法では、以下のような課題がある。まず、ユーザ
に配信したコンテンツの数に応じた料金をユーザに課す
方法では、ユーザにとって不要なコンテンツが多数配信
されてきた場合でも、その分の料金をユーザが払わなく
てはならない。
らず、一定期間で定額の料金をユーザに課す方法も考え
られるが、ある期間情報が全く配信されなかった場合に
も、ユーザは所定の料金を支払わなければならない。
る課金方法を提供できておらず、顧客満足と適正な課金
との両立が困難であった。
め、ユーザに好適な料金計算を行う情報配信方法および
装置を提供することにある。
め、ユーザから入力した配信条件を該ユーザへ配付する
ための配付情報と対応付けて複数保持しておく。文書情
報を入力したとき、該文書情報が上記配信条件に合致す
るか否かを判定し、合致した配信条件に対応するユーザ
に上記入力文書情報に関する情報を該該ユーザの配付情
報に基づいて配信し、上記配信した情報に対する上記配
信されたユーザの評価を入力し、該ユーザの評価に基づ
いて該ユーザに課す料金を計算する。ユーザのニーズに
応じた料金計算が可能になる。
て説明する。まず、本発明の第1の実施例について説明
する。本実施例による情報配信サービス提供システムの
構成を図1に示す。本実施例では、配信するコンテンツ
としてニュースなどの電子化文書を例として説明する。
本実施例における情報配信サービス提供システムは、デ
ィスプレイ100、キーボード101、中央演算処理装
置(CPU)102、メモリ104、磁気ディスク装置
105およびこれらを結ぶバス103から構成される。
グシステムを利用するユーザ108が接続されているL
ocal Area Network)等の通信回線10
6を介して、文書情報を配信する文書情報配信元107
が接続されている。文書情報配信元107は電子メール
等を用いて電子化された文書情報を本システムへ配信し
たり、インターネットを介して文書情報を提示したりす
る。ユーザ108は電子メールを用いて検索条件を本シ
ステムへ登録する。本システムからは上記検索条件に基
づいて検索された上記文書情報が電子メールを用いて該
当ユーザへ配信される。
7は電子メール等を用いて本システムに文書情報を配信
するものとして述べるが、文書情報配信元107はイン
ターネット上に提示するだけで、文書情報の収集は情報
収集ロボットを用いるようにしてもかまわない。また、
本システムにおける前記配信条件に基づいて検索された
文書情報は、電子メールを用いて該当ユーザに配信する
ものとして述べているが、インターネット等を介して配
信する文書情報の一覧を提示するようにしてもかまわな
い。
ログラム109、ユーザ評価管理プログラム110、料
金算出プログラム111が格納されている。磁気ディス
ク装置105は二次記憶装置の一つであり、ユーザプロ
ファイル112、配信コンテンツ数管理テーブル114
および評価履歴管理テーブル115が格納される。
標)ディスクやCD−ROM等のコンピュータで読み取
りできる記憶媒体に格納しても良い。以下、メモリ10
4に格納される情報フィルタリングプログラム109の
概要について説明する。本プログラムは、従来技術1に
開示される技術を用いて、ユーザ108が配信条件とし
て入力した種文書と各文書情報との適合度を所定の方法
により算出する。その適合度が所定の閾値より高い場
合、ユーザ108の配信条件を満たしたとして当該文書
情報をユーザ108に配信するプログラムである。ここ
で上記種文書は、ユーザ108がインターネットを介し
て本システムへ登録するようにしても良いし、電子メー
ル等を用いて本システムに送付され、登録するものとし
ても良い。以上の処理の例について図2で説明する。ま
ずユーザ108が「2008年の五輪会場の誘致につい
て」という種文書201を入力したとする。このとき、
この種文書201の内容を特徴的に表す文字列(以下、
特徴文字列と呼ぶ)を抽出し、その重みとともにユーザ
プロファイル202に書き込む。ここで、このユーザプ
ロファイル202は登録されているユーザ毎に生成され
るデータであり、そのユーザが「配信して欲しい」と考
えている文書情報の内容を表しているものである。重み
は適合度算出のときに用いる値であり、特徴文字列の中
でもユーザが欲しい内容を強く表すものほど高い重みを
与える。例えば種文書の中に出現する回数を重みとす
る。ここで特徴文字列を抽出する方法は、「特開平11
−143902号公報」に開示されている方法を用いて
も良いし、形態素解析を用いて各文書中の単語を抽出す
る方法であっても良い。
文書情報との適合度を所定の方法により算出し、該適合
度が所定の閾値より高い場合、該文書情報をユーザ10
8に配信する。適合度の算出式の一例を以下に示す。 (ある文書情報とユーザプロファイルとの適合度) = (特徴文字列1の重み) × (特徴文字列1の文書情報内出現回数) + (特徴文字列2の重み) × (特徴文字列2の文書情報内出現回数) + ・・・ (数1) ここで適合度の算出式は上記のもの以外を用いても良
い。以上が情報フィルタリングプログラム109の説明
である。
処理内容を図3のPAD(Problem Analy
sis Diagram)図を用いて説明する。本プロ
グラムは、ユーザ108が配信された情報に対する評価
が本システムに入力されると、情報フィルタリングプロ
グラム109によって起動される。上記評価は、ユーザ
108がインターネットを介して本システムへ登録する
ようにしても良いし、電子メール等を用いて本システム
に送付するものとしても良い。
ステップ301において、ユーザ108からの評価が
「適」であったと判定された場合、ステップ303およ
びステップ304の処理を実行する。ステップ303で
は、ユーザ108によって評価された文書から特徴文字
列を抽出して、ユーザプロファイル112中の該当特徴
文字列の重みを加算する。ステップ304では、配信コ
ンテンツ数管理テーブル114の該当ユーザの「『適』
と評価した文書数」を加算する。
評価が「不適」であったと判定された場合、ステップ3
05およびステップ306の処理を実行する。ステップ
305では、ユーザ108によって評価された文書から
特徴文字列を抽出して、ユーザプロファイル112中の
該当特徴文字列の重みを減算する。ステップ306で
は、配信コンテンツ数管理テーブル114の該当ユーザ
の「『不適』と評価した文書数」を加算する。
プ305によるユーザプロファイル112の修正例につ
いて図4を用いて詳細に説明する。
大阪市が名乗り・・・」といった文書情報401や「サ
ッカーの次回ワールドカップ会場の招致・・・」という
文書情報402が、ユーザプロファイル403との適合
度が高いと算出され、ユーザ108に配信されたとす
る。このとき、ユーザ108は「五輪の会場の招致」に
は興味があるが、「サッカーのワールドカップの会場の
招致」には興味がないと考えたとする。このような場合
には、ユーザ108は文書情報401に「適」の評価を
与え、文書情報402には「不適」の評価を与えること
になる。このとき、図3で示したステップ303によっ
て、「適」と評価された文書情報401から抽出された
特徴文字列のユーザプロファイル中の重みを加算する。
逆に、図3で示したステップ305によって、「不適」
と評価した文書情報402から抽出した特徴文字列のユ
ーザプロファイル中の重みは減算する。また、ユーザプ
ロファイルにない文字列については負の重みを与える。
以上の処理によって修正後のユーザプロファイル405
ができる。ユーザプロファイル405中の「サッカー」
「ワールドカップ」といった文字列の重みが負であるた
め、これらの文字列が出現する文書情報の適合度は低く
なり、ユーザ108に配信されなくなる。以上のように
ユーザ108の評価によって該ユーザ108のユーザプ
ロファイル112を修正する。一方、ステップ504お
よびステップ506によって修正される配信コンテンツ
数管理テーブル114の内容の例を、図5に示す。
理テーブル114には、各ユーザ108の識別子とユー
ザ名、そのユーザに配信したコンテンツの総数、適と評
価した文書数、および不適と評価した文書数が格納され
ている。この図に示した例では、ユーザ識別子「00
1」のユーザ「Ichiro」には8個の文書情報が配
信されており、ユーザ「Ichiro」は8個全てに対
して「適」と評価している。また、ユーザ識別子「00
2」のユーザ「Alomar」には35個の文書情報が
配信されており、ユーザ「Alomar」はそのうち3
0個に対して「適」と評価し、5個に対して「不適」と
評価している。ユーザが文書情報に「適」と評価した場
合には、図3で説明したステップ304によって、配信
コンテンツ数管理テーブル114内の、そのユーザの
「適と評価した文書数」が加算される。逆に、ユーザが
文書情報に「不適」と評価した場合には、図3で説明し
たステップ306によって、配信コンテンツ数管理テー
ブル114内の、そのユーザの「不適と評価した文書
数」が加算される。
と評価しなかった場合は、その文書情報はユーザにとっ
て「不適」であったものと見なし、ステップ505およ
びステップ506を実行するようにしても良い。以上が
ユーザ評価管理プログラム110の説明である。
を説明する。
ど所定のタイミングで起動されることを想定する。配信
コンテンツ数管理テーブル114を参照することによ
り、各ユーザに課す料金を算出する。起動タイミング
は、システム定義ファイルに記述する、コマンドで設定
する、あるいは他の方法により設定することが可能であ
る。料金の算出には以下のような式を用いる。 (ユーザの料金)=(そのユーザに配信した文書数)×(単価)−(そのユーザ の「不適と評価した文書数」)× (単価) ・・・(数2) あるいは、 (ユーザの料金)=(基本料金)−(そのユーザの「不適と評価した文書数」) ×(単価)・・・(数3) 以上のように示した算出式によって各ユーザの料金を算
出することにより、ユーザ108は本当に欲しかった文
書情報の数に応じた料金を支払うことができる。また、
ユーザが不正に料金を下げることを目的として、欲しか
った文書情報に対して「不適」と虚偽の評価を入力する
と、前述したようにユーザ評価管理プログラム110に
よってユーザプロファイル112が修正されてしまうた
め、次回以降ユーザが欲しい文書情報が配信されなくな
る。すなわち、ユーザによる虚偽の評価も防ぐことがで
きる。
のを用いても良い。 (ユーザの料金)=(そのユーザの「適と評価した文書数」)×(単価) ・・ ・(数4) このとき、ユーザは料金を徴収されないようにするた
め、欲しい情報であっても「適」と評価しない場合が考
えられる。これを防ぐために、「適」と評価されなかっ
た場合は「不適」と評価されたときと同様の修正をプロ
ファイルに加えるなどの方法をとっても良い。また、料
金の算出式は、「適と評価した文書数」あるいは「不適
と評価した文書数」を考慮に入れたものであれば、上記
のもの以外を用いても良い。
よる料金の算出例について図5を用いて説明する。図5
に示す例では、ユーザ識別子「002」のユーザ「Al
omar」には35個の文書情報が配信されており、そ
のうち30個に「適」、5個に「不適」という評価が与
えられている。このとき単価を10円とすると、算出例
1では上述した数5を用いて、 (ユーザ「Alomar」の料金)=35(そのユーザに配信した文書数)×1 0(単価)−5(そのユーザの「不適と評価した文書数」)× 10(単価)= 300円 ・・・(数5) と料金が算出される。一方算出例2では上述した数6を
用いて、 (ユーザ「Alomar」の料金)=30(そのユーザの「適と評価した文書数 」)×10(単価) =300円 ・・・(数6) と料金が算出される。
情報を配信してしまった場合で、その文書情報を配信す
るための通信料がユーザに加算されている場合は、その
通信料を割り引く方法も考えられる。例えば、上述した
数5によって算出される料金から、ユーザが「不適」と
判定した文書情報の配信に掛った通信料を割り引く。
6に示す配信コンテンツ数管理テーブル113は図5で
説明したものと同一である。このときユーザ「Alom
ar」の料金の算出例3は以下のようになる。 (ユーザ「Alomar」の料金)=35(そのユーザに配信した文書数)×1 0(単価)−5(そのユーザの「不適と評価した文書数」)× 10(単価)− 5(そのユーザの「不適と評価した文書数」)×2(文書情報1個あたりの通信 料)=290円 ・・・(数7) またここで、同一の文書情報に対して複数回の評価が入
力されると、適切な料金が算出できない可能性がある。
たとえば、過去に「適」と評価したことを忘れてしまっ
たユーザが、再び同じ文書に対して「適」と評価してし
まう場合や、料金を下げるために同じ文書に対して繰り
返し「不適」と評価されるような場合である。
ような評価履歴管理テーブル114を作成し、ユーザ1
08からの評価に基づいてユーザプロファイル112を
修正するたびに、この評価履歴管理テーブル114を更
新する。評価履歴管理テーブル114は、各ユーザ10
8毎にユーザ識別子、ユーザ名、および各文書に対して
そのユーザが与えた評価を示す数値を格納する。前記評
価を示す数値は図7に示す例では、「適」と評価した場
合は「1」、「不適」と評価した場合は「−1」であ
る。図7の例では、ユーザ識別子「002」の「Alo
mar」というユーザは、識別子「文書01」の文書情
報に対し「不適」と評価しており、識別子「文書01」
の文書情報には「適」と評価している。
文書情報に対する評価が入力されるたびに参照すること
により、例えば「Ichiro」が識別子「文書01」
の文書に再び評価を入力した場合に、「あなたはその文
書にすでに『適』という評価を与えています」といった
メッセージを画面に表示するなどして、ユーザ評価管理
プログラム110を起動しないなどの手段が可能とな
る。
ある。ここで、実際の料金の徴収方法としては、金融機
関の各ユーザの指定口座(図には示していない)に支払
要求をする方法や、サービス提供側の指定する機関の窓
口(図には示していない)にユーザが振り込む方法など
第三者が介入する形態としても良い。また、情報配信サ
ービスを電話会社が行なっている場合は、利用料金を電
話料金として徴収するなどの方法を用いても良い。この
ようにすることにより、配信したコンテンツの内容がユ
ーザにとって有益な情報であったか否かを考慮した利用
料金を計算することができる。以上が、本発明における
第1の実施例の説明である。
例は、ユーザ毎に設定する配信条件の容量に応じた利用
料金の徴収を実現するものである。本実施例は、本発明
の第1の実施例と同様のシステム構成をとるが、料金算
出プログラム111は以下図8を用いて説明する利用基
本料金を各ユーザの料金として算出する。
ーザが異なる基本利用料金の設定(以下、プランと呼
ぶ)を選択しサービスを利用する場合を想定している。
まずユーザ1は、利用基本料金として月あたり500円
のプランを設定しているものとする。この場合、ユーザ
1が設定した種文書801から特徴文字列を5個だけ抽
出して、ユーザ1のプロファイル802に書き込む。
たり800円のプランを設定しているものとする。この
場合、ユーザ2が設定した種文書803から特徴文字列
を8個抽出して、ユーザ2のプロファイル804に書き
込む。このように利用基本料金をより多く支払っている
ユーザがより容量の大きなプロファイルを利用できるよ
うにし、よりユーザの目的にあったコンテンツを配信で
きるようにする。
本利用料金の低いユーザに対してはプロファイルを保存
するリソースを節約できたり、プロファイル容量が大き
く木目細かなコンテンツ配信を望むユーザからは多くの
基本利用料金を徴収するといった、ユーザ毎の配信条件
の容量に応じた利用料金の設定が可能となる。本例で
は、配信条件を判定するための文字列を格納するプロフ
ァイルの容量で説明したが、一般には配信条件は情報検
索のように論理条件、近傍条件などを指定して検索する
仕様となっている。このような論理条件や近傍条件の数
や種類に応じて利用料金を設定することも可能である。
また、検索式の長さに応じて利用料金を設定することも
可能である。本実施例では2種類の基本利用料金のプラ
ンを説明したが、配信条件の容量に応じて多くのプラン
を設定できるようにしても良い。以上が本発明における
第2の実施例の説明である。
本実施例は、ユーザが設定する配信条件の数に応じた利
用料金の適切な設定方法が無いという従来技術の課題を
解決するものである。本実施例は、本発明の第1の実施
例と同様のシステム構成をとるが、料金算出プログラム
111は以下図9を用いて説明する利用基本料金を各ユ
ーザの料金として算出する。
ーザが異なる基本利用料金プランを選択しサービスを利
用する場合を示す。まずユーザ1は、利用基本料金とし
て月あたり300円のプランを設定しているものとす
る。この場合、ユーザ1は、1つの種文書だけを配信条
件として入力することができ、その結果1つだけのプロ
ファイル901を設定することができる。一方ユーザ2
は、利用基本料金として月あたり900円のプランを設
定しているものとする。この場合、ユーザ2は、3つの
種文書を配信条件として入力することができ、その結果
3つのプロファイル902、903、904を設定する
ことができる。
信して欲しいコンテンツの内容が多く、より多くのプロ
ファイルを設定する必要があるユーザに対しては、より
多くの基本利用料金を徴収するといった、ユーザ毎の配
信条件の数に応じた利用料金の適切な設定が可能とな
る。
用料金プランに応じて設定可能なプロファイルの数を決
めるものとしたが、ユーザが新規のプロファイルを設定
するたびに基本利用料金を加算するなどの方法としても
良い。また、本実施例では2種類のみの基本利用料金の
プランを説明したが、この他のより多くのプランの種類
を設定できるようにしても良い。以上が本発明における
第3の実施例の説明である。
本実施例は、ユーザが要求するコンテンツの配信頻度に
応じた利用料金の適切な設定方法が無いという従来技術
の課題を解決するものである。本実施例は、本発明の第
1の実施例と同様のシステム構成をとるが、料金算出プ
ログラム111は、第1の実施例で説明したコンテンツ
の単価として、以下図10を用いて説明する単価を用い
て、各ユーザの料金を算出する。
ユーザが異なる配信頻度を選択しサービスを利用する場
合を示す。まずユーザ1は配信頻度として「ユーザ1が
設定した配信条件に合致するコンテンツが発生したら、
即座にそのコンテンツを配信する」という設定1001
をしているものとする。この場合、ユーザ1に課すコン
テンツ1つ当りの単価1002として50円が設定され
る。
「ユーザ2が設定した配信条件に合致するコンテンツ
を、週に1度まとめて配信する」という設定1003を
しているものとする。この場合、ユーザ1に課すコンテ
ンツ1つ当りの単価1004として10円が設定され
る。
り即時に情報を取得するため高い頻度でコンテンツを配
信しなければならないユーザに対してはより多くの料金
を課すといった、ユーザが要求するコンテンツの配信頻
度に応じた利用料金の適切な設定が可能となる。
応じて、コンテンツの単価を変更するものとしたが、第
2、第3の実施例で説明したような基本利用料金を変更
するものとしても良い。また、本実施例では2種類のみ
の配信頻度を設定できるものとしたが、この他のより多
くの種類の配信頻度を設定できるようにしても良い。以
上が本発明における第4の実施例の説明である。
本実施例は、レリバンスフィードバック機能を備えた情
報配信サービスにおいて、ユーザの評価をフィードバッ
クしてプロファイルを修正した処理量に応じた利用料金
の適切な設定方法が無いという従来技術の課題を解決す
るものである。
のシステム構成をとるが、料金算出プログラム111
は、ユーザに課する利用料金の算出式として、以下のも
のを用いる。 (ユーザの料金)=(そのユーザに配信した文書数) ×(単価) + (そのユ ーザが評価した文書数) × (単価) ・・・(数8) このように算出することにより、配信したコンテンツに
応じた料金だけでなく、コンテンツに対するユーザの評
価によるプロファイルの修正料金を徴収することができ
る。
明する。図11ではユーザ1、ユーザ2のふたりのユー
ザが本実施例による情報配信サービスを利用しており、
それぞれ4個の文書情報を受信した例を示す。このとき
ユーザ1は、受信した文書情報1101、1102、1
103、1104のうち、文書情報1101だけに対し
て「適」という評価を入力して、ユーザ1のプロファイ
ルの内容が修正されたものとする。このとき、料金算出
プログラム111は上述の算出式に従い、ユーザ1の利
用料金を以下のように計算する。 (ユーザ1の利用料金)= 4(そのユーザに配信した文書数)×10(単価) + 1(評価した文書数)×10(単価)=50円 ・・・(数9) 一方ユーザ2は、受信した文書情報1101、110
2、1103、1104のうち、文書情報1101、1
102、1103の3つに対してそれぞれ「適」、「不
適」、「適」という評価を入力して、ユーザ2のプロフ
ァイルの内容が修正されたものとする。このとき、料金
算出プログラム111は上述の算出式に従い、ユーザ2
の利用料金を以下のように計算する。 4(そのユーザに配信した文書数)×10(単価)+ 3(評価した文書数)× 10(単価)=70円 ・・・(数10) このような料金設定とすることにより、より多くのプロ
ファイル修正処理を行なったユーザに対しては、より多
くの料金を徴収するといった、ユーザの評価をフィード
バックしてプロファイルを修正した処理量に応じた利用
料金の適切な設定が可能となる。以上が本発明における
第5の実施例の説明である。
本実施例は、ユーザにとって不必要な情報を配信してし
まった場合の、利用料金の割引方法が無いという従来技
術の課題を解決するものである。
のシステム構成をとるが、料金算出プログラム111
は、ユーザに課する利用料金から、以下のような式によ
り算出する料金を割り引く。 (ユーザの割引料金)=(そのユーザが「不適」と評価した文書1の適合度) ×(単価) + (そのユーザが「不適」と評価した文書2の適合度) ×(単価 )+ ・・・ (数12) このような算出式とすることにより、ユーザの意図しな
かったコンテンツが高い適合度を算出されて提示される
程、ユーザの利用料金が割り引かれる。すなわちユーザ
の意図と反した配信条件が設定されていた場合、どの程
度意図と反していたかを考慮して料金を割り引くことが
可能となる。
明する。図12ではユーザ1に対して文書情報120
1、1202、1203、1204の4つの文書情報が
配信された例を示す。このときユーザ1は文書情報12
02、1204に対して「不適」という評価を与えたも
のとする。このとき料金算出プログラム111は、以下
のようにユーザ1の割引料金を算出する。 (ユーザ1の割引料金)= 30(ユーザが不適と評価した文書情報1202に 算出された適合度)×10(単価)+ 70(ユーザが不適と評価した文書情報 1202に算出された適合度)×10(単価) = 100円 ・・・(数13) このような料金設定とすることにより、ユーザの意図し
なかったコンテンツが高い適合度を算出されて提示され
る程、ユーザの利用料金が割り引かれる。すなわちユー
ザの意図と反した配信条件が設定されていた場合、どの
程度意図と反していたかを考慮して料金を割り引くこと
が可能となる。以上が本発明の第6における実施例の説
明である。
立な料金算出方法として説明したが、幾つかを組み合わ
せてサービスを実施することも可能である。
コンテンツの例として画像や音楽などがあり、これらが
文書情報に含まれている場合もある。その場合、画像や
音楽などに関連付けられたコメントやキーワードなどの
属性情報とユーザプロファイルとの類似度を算出するこ
とにより、各ユーザへの配信要否を判定することもでき
る。これらのコンテンツ同士、例えば画像同士の類似度
や音楽同士の類似度を算出する、つまりコンテンツ同士
の類似度を算出する技術もあり、これらを利用して得た
類似度を利用することもできる。
算を行うことが可能になる。
ングプログラム109によって生成されるユーザプロフ
ァイル112の例を示す図である。
プログラム110の処理の流れを示すPAD図である。
プログラム110によるユーザプロファイル112の修
正例を示す図である。
数管理テーブル113の例とユーザ118に課す料金の
算出例を示す図である。
数管理テーブル113の例とユーザ118に課す料金の
算出例を示す図である。
ーブル114の例を示す図である。
定例を示す図である。
定例を示す図である。
設定例を示す図である。
算出例を示す図である。
金の算出例を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】ユーザから入力した配信条件を該ユーザへ
配付するための配付情報と対応付けて複数保持し、文書
情報を入力したとき、該文書情報が上記配信条件に合致
するか否かを判定し、合致した配信条件に対応するユー
ザに上記入力文書情報に関する情報を該該ユーザの配付
情報に基づいて配信し、 上記配信した情報に対する上記配信されたユーザの評価
を入力し、該ユーザの評価に基づいて該ユーザに課す料
金を計算することを特徴とする情報配信方法。 - 【請求項2】請求項1記載の情報配信方法において、 上記配信された情報に対するユーザの評価は、上記配信
された情報をユーザが欲していたものであるか否かであ
り、上記料金の算出では、欲していたものでないという
評価を与えられた上記配信された情報に対しては料金を
課さないことを特徴とする情報配信サービス方法。 - 【請求項3】請求項1記載の情報配信方法において、 上記配信された情報に対するユーザの評価は、上記配信
された情報をユーザが欲していたものであるか否かであ
り、上記料金の算出では、欲していたものでないという
評価を与えられた上記配信された情報に対しては料金を
割り引くことを特徴とする情報配信方法。 - 【請求項4】請求項1記載の情報配信方法において、 上記配信された情報に対するユーザの評価は、上記配信
された情報をユーザが欲していたものであるか否かであ
り、欲していたものであるという評価を受けた上記配信
された情報の数に応じて料金を計算することを特徴とす
る情報配信方法。 - 【請求項5】ユーザから入力した配信条件を該ユーザへ
配付するための配付情報と対応付けて複数保持し、文書
情報を入力したとき、該文書情報が上記配信条件に合致
するか否かを判定し、合致した配信条件に対応するユー
ザに上記入力文書情報に関する情報を該該ユーザの配付
情報に基づいて配信し、 上記ユーザの配信条件の複雑度に応じて該ユーザに課す
料金を計算することを特徴とする情報配信方法。 - 【請求項6】請求項5記載の情報配信方法において、 上記ユーザの配信条件におけるキーワード数に応じて該
ユーザに課す料金を計算することを特徴とする情報配信
方法。 - 【請求項7】ユーザから入力した配信条件を該ユーザへ
配付するための配付情報と対応付けて複数保持し、文書
情報を入力したとき、該文書情報が上記配信条件に合致
するか否かを判定し、合致した配信条件に対応するユー
ザに上記入力文書情報に関する情報を該該ユーザの配付
情報に基づいて配信し、 上記ユーザが複数の配信条件と該配付情報とを有する場
合、上記ユーザ当たりの配付条件数に応じて該ユーザに
課す料金を計算することを特徴とする情報配信方法。 - 【請求項8】ユーザから入力した配信条件を該ユーザへ
配付するための配付情報と対応付けて複数格納する記憶
手段と、文書情報を入力したとき、該文書情報が上記配
信条件に合致するか否かを判定し、合致した配信条件に
対応するユーザに上記入力文書情報に関する情報を該該
ユーザの配付情報に基づいて配信する配信手段と、 上記配信した情報に対する上記配信されたユーザの評価
を入力し、該ユーザの評価に基づいて該ユーザに課す料
金を計算する料金計算手段とを備えたことを特徴とする
情報配信装置。 - 【請求項9】ユーザから入力した配信条件を該ユーザへ
配付するための配付情報と対応付けて複数保持するステ
ップと、文書情報を入力したとき、該文書情報が上記配
信条件に合致するか否かを判定し、合致した配信条件に
対応するユーザに上記入力文書情報に関する情報を該該
ユーザの配付情報に基づいて配信するステップと、 上記配信した情報に対する上記配信されたユーザの評価
を入力し、該ユーザの評価に基づいて該ユーザに課す料
金を計算するステップとを有することを特徴とする情報
配信プログラム - 【請求項10】ユーザから入力した配信条件を該ユーザ
へ配付するための配付情報と対応付けて複数保持するス
テップと、文書情報を入力したとき、該文書情報が上記
配信条件に合致するか否かを判定し、合致した配信条件
に対応するユーザに上記入力文書情報に関する情報を該
該ユーザの配付情報に基づいて配信するステップと、 上記配信した情報に対する上記配信されたユーザの評価
を入力し、該ユーザの評価に基づいて該ユーザに課す料
金を計算するステップとを有する情報配信プログラムを
記録したことを特徴とする計算機読み取り可能な記録媒
体。 - 【請求項11】配信装置は、ユーザから入力した配信条
件を該ユーザへ配付するための配付情報と対応付けて複
数格納する記憶手段と、情報配信元装置から文書情報を
入力したとき、該文書情報が上記配信条件に合致するか
否かを判定し、合致した配信条件に対応するユーザに上
記入力文書情報に関する情報を該該ユーザの配付情報に
基づいてユーザ端末へ配信する手段とを備え、 上記ユーザ端末から上記配信した情報に対する上記配信
されたユーザの評価を入力し、該ユーザの評価に基づい
て該ユーザに課す料金を計算する手段とを備えたことを
特徴とする情報配信システム。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
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Publications (1)
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EP (1) | EP1320053A3 (ja) |
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