JP2003176671A - 屋外用バリアフリーサッシの高水密装置(垂下片外側の止水ブロック) - Google Patents
屋外用バリアフリーサッシの高水密装置(垂下片外側の止水ブロック)Info
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Abstract
面をフラットに形成したバリアフリータイプの気密・水
密性が高く、雨水等の排水性にも優れ、障子の召し合わ
せ部の室内漏水に対する防水性が高い、高水密装置の提
供にある。 【解決手段】障子下框室外側側壁から、障子スライド片
を垂下し、下枠に上記スライド片をガイドするスライド
溝及び、このスライド溝の下にスライド溝よりも幅の広
い下枠凹部を設け、かつ、下枠凹部の室内側側壁と当該
スライド片の間に横タイト材を摺接するように介在さ
せ、下枠上面の障子召し合わせ位置に対応してフラット
面排水口を設け、弾性材からなるヒレ部を有する召合框
止水ブロックを外障子召合框の底部に取り付けて下枠の
フラット面に摺接させた。ここで、弾性体からなる下枠
凹部止水ブロックを、障子召し合わせ部位置にほぼ対応
するようにして、内障子用スライド溝の下部の下枠凹部
に設けて、内障子用下枠凹部形状を塞ぐようにするのが
よい。
Description
に取り付けた窓枠内を障子がスライド開閉するサッシ構
造に関し、特に、下枠上面が略フラット面に形成したバ
リアフリーサッシにおける風圧を伴った雨水等に対する
高水密装置に関する。
左右の縦枠にて枠体を構成し、その内側を障子がスライ
ド開閉する窓構造が設けられている。この場合に、従来
は図33に示すように下枠サッシに突条状のレールが突
設されていてこのレール上を障子の下框に取り付けられ
た戸車が回転移動する構造が一般的である。また、建築
物屋外開口部の室外側外障子用突条レールと室内側内障
子用突条レールに室内側が高くなるように段差を設けた
り、レール溝に室外側と室内側に段差を設けたりして風
雨の侵入の防止を図っている。さらに詳述すると、窓ガ
ラス等に吹き付けられた雨水は障子に沿って落下し、下
枠のレール溝に溜まり、特に外障子と内障子の召し合わ
せ部や、障子の戸当框と縦枠サッシとのコーナー部に滞
留しやすいが、レール溝の壁が室内側への侵入を防止
し、溜まった雨水の自重にて屋外へ流れ出るようになっ
ている。
成したバリアフリータイプのサッシ構造にすると上記レ
ール溝の壁が無く、風圧等を伴った大きな雨の際に障子
に沿って落下してくる大量の雨水は下枠サッシの上面に
溜まりやすく気密性を確実にしないと空気の流れに沿っ
て雨水が浸入し水密性も問題になるという技術課題があ
った。特に、引き違い障子の召し合わせ下部の室外側に
溜まる水量が従来より更に多くなり、また、召し合わせ
部は内外障子間の気密、水密構造が複雑になるために、
室内への漏水が生じ易く、屋外用サッシにおいては風圧
を伴うので雨水がより侵入しやすくなるので気密性とと
もに排水性を良くする必要があった。また、中、高層ビ
ルになると500Pa近くの風圧を受け、雨水の室内へ
の侵入を防止するためには障子と窓枠サッシの間に気密
ラインを確保するとともに、気密ラインを形成する下枠
上面からの高排水性を確保するために排水用の下枠凹部
を設ける必要があり、この場合に内障子下枠凹部に沿っ
て流れてくる雨水を外障子室内側に侵入しないようにす
る必要もあった。
開口部に取り付けた上下枠及び左右の縦枠にて構成され
るサッシの下枠面上をスライド開閉する引き違い障子等
において、図32に本発明による高水密装置を内蔵した
屋外用バリアフリーサッシの施工イメージ図を示すよう
に、サッシ下枠の上面をフラットに形成したバリアフリ
ータイプの気密・水密性が高く、雨水等の排水性にも優
れ、内外障子の召し合わせ部の室内漏水に対する防水性
が高い、屋外用下枠フラットサッシの高水密装置の提供
にある。
密性とは雨を伴った風に対し、どれだけの風圧まで雨水
の浸入を防げるかを表す性能をいい、JISにその試験
方法として試験装置にサッシを取り付け、1分間当たり
4リットル/1平方メートルの水を噴霧し、所定の脈動
圧を10分間加え、その間サッシから室内側への漏水が
無いことが合格条件となっていて、試験区分50では風
圧中央値が500Pa、上限風圧が750Paと非常に
厳しいものとなっていて、例えば、浴室の水密性におけ
る浴室戸にシャワーノズルで1分間当たり10リットル
の水を距離30cm、7cm/秒の速さで全周に噴霧す
るだけの試験条件とは大きく異なり、屋外用サッシの下
枠フラット化は従来から非常に困難とされていた。そこ
で、今回水密試験を繰り返しながら、誠意研究すること
で本発明に至ったものである。
縦枠にて構成され、下枠上面を略フラット面に形成し、
当該フラット面を戸車を介してスライド開閉する引き違
い障子からなる屋外用サッシ構造において、内、外障子
下框室外側側壁から、それぞれ内、外障子スライド片を
垂下し、下枠に上記スライド片をガイドするスライド溝
及び、このスライド溝の下にスライド溝よりも幅の広い
下枠凹部を設け、かつ、下枠凹部の室内側側壁と当該ス
ライド片の間に横タイト材を摺接するように介在させ、
下枠上面にフラット面排水口を設け、このフラット面排
水口が内、外障子が閉じた際の内障子と外障子との召し
合わせ位置に対応していて、弾性材からなるヒレ部を有
する召合框止水ブロックを外障子召合框の底部に取り付
けて下枠のフラット面に摺接させた。
縦枠にて構成され、下枠上面を略フラット面に形成し、
当該フラット面を戸車を介してスライド開閉する引き違
い障子からなる屋外用サッシ構造において、内、外障子
下框室外側側壁から、それぞれ内、外障子スライド片を
垂下し、下枠に上記スライド片をガイドするスライド溝
及び、このスライド溝の下にスライド溝よりも幅の広い
下枠凹部を設け、かつ、下枠凹部の室内側側壁と当該ス
ライド片の間に横タイト材を摺接するように介在させ、
弾性体からなる下枠凹部止水ブロックを、内障子と外障
子の召し合わせ部位置にほぼ対応するようにして、内障
子用スライド溝の下部の下枠凹部に設けて、内障子用下
枠凹部形状を塞ぐようにした。
室内側側壁とこのスライド片の間に横タイト材を摺接配
置したので、吹き付ける風によりシール面が押され、風
圧や障子の建て付け調整に対して安定して確実にシール
するように作用するので、屋内への雨水等の侵入を防止
することが出来、横タイト材で形成した気密ラインのほ
ぼ真下に雨水を流し込む懐として排水用の下枠凹部を設
けることでこの部分から雨水が屋外に排水される。な
お、横タイト材は、スライド片と下枠凹部室内側側壁と
の間をシールするのが目的であり、横タイト材をスライ
ド片側に取り付けても、下枠凹部側壁側に取り付けても
良い。
スライド片のほぼ肉厚に相当する2条の溝が形成された
フラット面になっている。排水性を高めるため下枠凹部
の屋内外方向幅に対してスライド溝が狭くなるように設
定されている。これにより下枠上面がフラット面にな
り、バリアフリー化が図られている。
て下枠にフラット面排水口を設け、外障子召合框の底部
に召合框止水ブロックを取り付け、当該召合框止水ブロ
ックに設けた弾性材を下枠のフラット面に摺接させたこ
とにより、下枠フラット面を内外障子召し合わせ部に向
けて風圧とともに勢い良く流れてきた雨水は、この召合
框止水ブロックに設けられた弾性材からなるヒレ状のウ
オーターバリアにて流れの勢いが抑えられるとともに、
弾性材からなるヒレ状のウインドバリアにより、召合框
の底部と下枠のフラット面が遮蔽され、召し合わせ部の
気密性が確保され、当該ウオーターバリアとウインドバ
リアの間に設けられたフラット面排水口への雨水の落
下、排水が促進されるように作用する。この際に、下枠
のフラット面排水口は下枠凹部排水口、下枠屋外排水口
を通じて外気と連通している。また、フラット面排水口
の上部が外障子召合框及び内障子召合框とこれらに設け
た突き合わせ片(煙返し部)、召合框タイト材で形成す
る空間部に連通しているのが望ましい。
凹部側壁とで設けた内障子の気密ライン線上で、内障子
と外障子の召し合わせ部位置にほぼ対応させて、下枠の
フラット上面の下に位置する内障子下枠凹部に下枠凹部
形状をふさぐように弾性体からなる下枠凹部止水ブロッ
クを設けたことにより、内障子下枠凹部に沿って流れて
くる雨水を外障子の室内側に侵入しないように防止する
ことが出来る。つまり、下枠のフラット上面に設けた内
障子用のスライド溝の下部に配置されている下枠凹部
は、内障子が開閉できるように、雨水が流し込まれる屋
外部と、気密、水密性が要求される室内部に位置する部
分(言いかえると外障子の室内側に位置する下枠凹部)
がつながっているので、この下枠凹部をつたわって室内
側に雨水が流れ込むのを防止したものである。
き違い障子サッシ構造に適用した場合を例に以下説明す
る。図32に本発明による高水密装置を内蔵した屋外用
バリアフリーサッシの施工イメージ図を示し、図34に
鉄筋コンクリート造りビル住宅の間取りの例を示し、図
35及び図36にその屋外開口部の断面を示す。ビル住
宅の窓の屋外には排水用のグレーチングを取り付け、そ
の外側に段差調整ブロックを敷いてバルコニーが配設さ
れ、さらに外側には手摺り等の安全柵が取り付けられて
いる。室内からバルコニーへの出入り口に本発明に係る
高水密構造からなるサッシ構造が採用されている。
の縦断面図を図1に、横断面図を図3に示す。図1、図
5及び図36に示すように躯体にアンカー8にて取り付
けられた下枠10及び上枠40と、図3に示すように左
縦枠20及び右縦枠30のサッシにて枠体を形成し、そ
の内側に屋外側から、外障子50、内障子60が装着さ
れている。図36に示すように、下枠には従来のような
突条のレールが無く、下枠上面に障子下框の障子スライ
ド片のほぼ肉厚に相当する2条の溝が形成されたフラッ
ト面になっていて、マンション等のベランダと室内側と
の境界に段差が無くなり、室内フローリング床面、下枠
の上面、グレーチングを介してバルコニーの床面がほぼ
水平に配置されたバリアフリー構造になっている。
50は外障子下框51及び上框55と、外障子戸当框5
2及び外障子召合框53にて枠を形成し、内側にガラス
等が装着されている。外障子下框51の屋外側には外障
子スライド片51aが垂下され側壁に外障子用横タイト
材嵌合溝13aを設け、外障子用横タイト材14aを配
設し、これらの横タイト材は下枠凹部の側壁106cに
摺接している。また、下框の下框凹部51bには外障子
戸車54が取り付けられ、下枠10の略フラットな上面
11を構成する障子スライド用上面部材106上を移動
する。
61及び上框65と、内障子戸当框62及び内障子召合
框63にて枠を形成し、内側にガラス等が装着されてい
る。内障子下框61の屋外側には内障子スライド片61
aが垂下され、側壁に内障子用横タイト材嵌合溝13b
を設け、内障子用横タイト材14bを配設し、横タイト
材は下枠凹部の側壁102に摺接している。、下框の下
框凹部61bには内障子戸車64が取り付けられ下枠1
0の略フラットな上面11を移動する。
ース部材100の上部に複数の立ち上がり片101、1
02、103、104、105を設け、立ち上がり片1
03、104と障子スライド用上面部材106に設けた
係止片106a、106bにて嵌着し、立ち上がり片1
04と105で外障子用下枠凹部12aを設けてこの外
障子用下枠凹部の底部に外障子用凹部排水口17aが配
設され、、立ち上がり片102と103で内障子用下枠
凹部12bを形成し、この内障子用下枠凹部の底部に、
内障子用凹部排水口17bが配設され、外障子スライド
片51a、内障子スライド片61aがスライドする外障
子スライド溝11a、内障子スライド溝11bを設け
た。また立ち上がり片101の水平部101a、立ち上
がり片105の水平部105aと障子スライド用上面部
材106にてフラット面11を形成している。
溝及び中空部が形成できれば上記に限定されるものでな
く、図2に示すように、下枠ベース部材100の上部に
複数の立ち上がり片101、105を設けて、障子スラ
イド用上面部材106に設けた係止片106a、106
bにて嵌着し、この障子スライド用上面部材に外障子用
下枠凹部12aを設けてこの外障子用下枠凹部の底部に
外障子用凹部排水口17aが配設され、同様に内障子用
下枠凹部12bを設けて、この内障子用下枠凹部の底部
に内障子用凹部排水口17bが配設され、外障子スライ
ド片51a、内障子スライド片61aがスライドする外
障子スライド溝11a、内障子スライド溝11bを設け
たものでもよい。ここで障子スライド用上面部材はかな
らずしも一体的に形成されている必要は無く、図示して
いないが複数の部材に分割して形成してもよい。ベース
部材の中空部側壁には下枠屋外排水口18が設けられそ
の外側に排水口を覆うように逆風、逆水止め部材19が
上部で枢着されている。なお、排水口全体の配置は図2
2に示し、(ロ)が障子召合わせ部、(イ)及び(ハ)
がコーナー部の斜視図である。外障子と内障子の召し合
わせ部の位置に対応して下枠の上面の一部を切り欠きフ
ラット面排水口15を設けてその下に必要に応じて凹部
排水口17cを設け(図8参照)、外障子用下枠凹部排
水口17a、内障子用下枠凹部排水口17b及び下枠屋
外排水口18が設けられている。また、図3に示すよう
に必要に応じて下枠の上面の一部を切り欠き左コーナー
部排水口16a及び右コーナー部排水口16bを設けて
も良い。
は外障子の戸当框を受ける左縦枠係合部21が設けら
れ、外障子が閉じた際にこの戸当框に設けた左縦枠縦タ
イト材嵌合溝22に配設した左縦枠縦タイト材23が当
接する。右縦枠30の内側にも外障子の場合と同様に、
内障子の戸当框を受ける右縦枠係合部31が設けられ、
内障子が閉じた際にこの戸当框に設けた右縦枠縦タイト
材嵌合溝32に配設した右縦枠縦タイト材33が当接す
る。図4に示すように、外障子、内障子においてそれぞ
れ横タイト材と下枠凹部側壁のシール面及び縦タイト材
と縦枠のシール面がほぼ同一になるように配設されてい
るので風圧や障子の建て付け調整に対して安定して確実
にシールするように作用し、室内への雨水等の侵入を防
止することが出来る。
外障子50の外障子召合框53及び内障子60の内障子
召合框63に設けた外障子突き合わせ片53aと内障子
突き合わせ片63aが障子閉鎖時に当接し外障子召合わ
せ部に設けた召合框タイト材嵌合溝63bに召合框タイ
ト材67が取り付けられ内障子側面と摺接している。な
お、この召合框タイト材は気密性、水密性が確保されれ
ば良く、内障子側に設けても良い。
る内障子召合框の底部には図5〜図7に示すように、召
合框止水ブロック70がビス等の召合框止水ブロック係
止部材73にて取り付けられている。召合框止水ブロッ
クには弾性材からなるヒレ状のウオーターバリア71と
ヒレ状のウインドバリア72が設けれていて下枠上面及
び内障子屋外側側面に当接するように配設されている。
その側面図を図9に、上面図(下観図)を図10に、正
面図(外観図)を図11にそれぞれ示す。ウオーターバ
リアにて風圧を伴う雨水の流れが抑えられ、ウインドバ
リアにて気密性が確保されているので空気の室内への侵
入が遮断され、その間に設けられたフラット面排水口に
雨水が流し込まれる。ここで、下枠のフラット面排水口
15は外障子用下枠凹部排水口17a及び下枠屋外排水
口18を介して外気と連通している。また、フラット面
排水口の上部は、図6及び図10に示すように外障子召
合框53及び内障子召合框63とこれらに設けた外障子
突き合わせ片53a、内障子突き合わせ片63a(煙返
し部)、召合框タイト材67で形成する空間部に連通し
ている。
示すように下枠のフラット面排水口15に設けてもよ
く、その側面図を図13に、上面図(下観図)を図14
正面図(外観図)を図15に示す。内障子用下枠凹部の
内外障子召し合わせ部には下枠凹部止水ブロックが設け
られていて内障子の下枠凹部に沿って室内側に雨水が流
れ込むのを防止している。その側面図を図16及び図1
9に、上面図を図17に、下枠凹部内部傾斜図を図18
に、正面図を図21にそれぞれ示す。
用バリアーフリーサッシは、図10に示すように障子を
上枠のレールに沿って上方に移動させ、障子のスライド
片をスライド溝に挿入することで簡単に窓枠に取り付け
ることが出来るとともに、取り外しも逆の操作で簡単に
短時間で出来るのでメンテナンスが容易である。また、
掃除をする時に障子が外しやすく、構造が複雑にならな
いため、品質が安定し故障が少ない。
ト面の形状としては図1に示すほかに図24〜図26等
の形状を言い、バリアフリーの機能を維持しつつ、ゴミ
等の溜まりやその排出等の実験結果より、戸車回動部が
凹部形状の場合(図24)は寸法A1、A2が約10m
m以内、同様に戸車回動部が凸形状の場合(図25)は
寸法B1、B2が約10mm以内、スライド溝幅寸法は
図26に示すように、C1、C2・・が約10mm以内
をいう。
ール面は縦タイト材のシール面とほぼ同一面になるよう
に形成されていれば良く、以下に例を示すようにタイト
材の配設位置は選択的に採用される。横タイト材嵌合溝
を下枠に縦タイト材嵌合溝を縦枠側に設けて横タイト材
及び縦タイト材を配設した場合の縦断面図を図27に、
横断面図を図28に示し、その斜視図を図29に示す。
なお、内障子と外障子とでタイト材の取り付け方を異な
らせ、どちらか一方を障子側に取り付け、他方を枠側に
取り付けても良く、横タイト材と縦タイト材にて取り付
け位置を異ならせても良い。また下枠ベースの中空部も
図30に示すように一体的に設けてもよい。
用バリアフリーサッシを建物の屋外開口部に適用した例
を示す図32と従来例の図33を比較すると明らかなよ
うに水密性を確保しつつサッシ下枠の上面をフラットに
形成出来たので、次のようなことが言える。従来のサッ
シからレールが消えて障害物が無くなり、従来のアルミ
サッシのイメージが全くしない爽やかな窓枠構造にな
る。マンション等のベランダと室内側との境界に段差が
無くなり、室内空間とベランダ空間のフロアーがフラッ
トな状態でつながり生活空間の一新が期待できる。従来
のレールがあるアルミサッシ下枠と異なり、ゴミ等がつ
きにくいため、清潔感に優れる。高齢になって身体が弱
くなっても室内と同じようにベランダ等に出ることが出
来る(ユニバーサルデザイン)。
溜まりやすい引き違い障子の召し合わせ部において、風
圧を伴った雨水はフラット面排水口の位置に対応した外
障子召合框の底部に取り付けられた召合框止水ブロック
のウオーターバリアにて流れが弱められ、フラット面排
水口に雨水が落下し屋外に排水され、ウインドバリアに
て風の室内への侵入を抑えることにより水の侵入を完全
に防止することが出来る。また、フラットな下枠上面の
スライド溝の下に、内障子用下枠凹部上水ブロックを設
けることより下枠の上面をフラットに形成した場合の内
障子用下枠凹部からの雨水の外障子室内側への侵入を防
止できる。
の縦断面図を示す。
の他の例の縦断面図を示す。
の横断面図を示す。
分斜視図を示す。
を示す。
を示す。
面端面図)を示す。
観図)を示す。
観図)を示す。
に取付けた場合を示す。
態の側面図を示す。
態の上面図を示す。
を示す。
を示す。
を示す
す。
リアフリーサッシの施工イメージ図を示す。
と室内側を見た施工イメージ図を示す。
ライド溝 12a 外障子用下枠凹部 12b 内障子用
下枠凹部 13a 外障子用横タイト材嵌合溝 13b 内障子用
横タイト材嵌合溝 14a 外障子用横タイト材 14b 内障子用
横タイト材 15 フラット面排水口 16a 左コーナー部排水口 16b 右コーナ
ー部排水口 17a 外障子用下枠凹部排水口 17b 内障子用
下枠凹部排水口 18 下枠屋外排水口 19 逆水止め部材 100 下枠ベース部材 101、102、103、104、105 下枠ベース
部材からの立ち上がり片 106 障子スライド用上面部材 20 左縦枠 30 右縦枠 21 左縦枠係合部 31 右縦枠
係合部 22 左縦枠縦タイト材嵌合溝 32 右縦枠縦
タイト材嵌合溝 23 左縦枠縦タイト材 33 右縦枠縦
タイト材 40 上枠 50 外障子 60 内障子 51 外障子下框 61 内障子下
框 51a 外障子スライド片 61a内障子ス
ライド片 52 外障子戸当框 62 内障子戸
当框 53 外障子召合框 63 内障子召
合框 53a 外障子突き合わせ片 63a内障子突
き合わせ片 54 外障子戸車 64 内障子戸
車 55 外障子上框 65 内障子上
框 56 外障子下框タイト材 66 内障子下
框タイト材 67 召合框タイト材 70 召合框止水ブロック 71 ウオーターバリア 72 ウインドバリア 73 召合框止水ブロック係止部材 80 下枠凹部止水ブロック
4)
縦枠にて構成され、下枠上面を略フラット面に形成し、
当該フラット面を戸車を介してスライド開閉する引き違
い障子からなる屋外用サッシ構造において、内、外障子
下框室外側側壁から、それぞれ内、外障子スライド片を
垂下し、下枠に上記スライド片をガイドするスライド溝
及び、このスライド溝の下に下枠凹部を設け、かつ、下
枠凹部の室内側側壁と当該スライド片の間に横タイト材
を摺接するように介在させ、下枠上面にフラット面排水
口を設け、このフラット面排水口が内、外障子が閉じた
際の内障子と外障子との召し合わせ位置に対応してい
て、弾性材からなるヒレ部を有する召合框止水ブロック
を外障子召合框の底部に取り付けて下枠のフラット面に
摺接させた。
縦枠にて構成され、下枠上面を略フラット面に形成し、
当該フラット面を戸車を介してスライド開閉する引き違
い障子からなる屋外用サッシ構造において、内、外障子
下框室外側側壁から、それぞれ内、外障子スライド片を
垂下し、下枠に上記スライド片をガイドするスライド溝
及び、このスライド溝の下に下枠凹部を設け、かつ、下
枠凹部の室内側側壁と当該スライド片の間に横タイト材
を摺接するように介在させ、弾性体からなる下枠凹部止
水ブロックを、内障子と外障子の召し合わせ部位置にほ
ぼ対応するようにして、内障子用スライド溝の下部の下
枠凹部に設けて、内障子用下枠凹部形状を塞ぐようにし
た。
Claims (2)
- 【請求項1】上下枠及び左右の縦枠にて構成され、下枠
上面を略フラット面に形成し、当該フラット面を戸車を
介してスライド開閉する引き違い障子からなる屋外用サ
ッシ構造において、内、外障子下框室外側側壁から、そ
れぞれ内、外障子スライド片を垂下し、下枠に上記スラ
イド片をガイドするスライド溝及び、このスライド溝の
下にスライド溝よりも幅の広い下枠凹部を設け、かつ、
下枠凹部の室内側側壁と当該スライド片の間に横タイト
材を摺接するように介在させ、下枠上面にフラット面排
水口を設け、このフラット面排水口が内、外障子が閉じ
た際の内障子と外障子との召し合わせ位置に対応してい
て、弾性材からなるヒレ部を有する召合框止水ブロック
を外障子召合框の底部に取り付けて下枠のフラット面に
摺接させたことを特徴とする下枠フラットサッシの高水
密装置。 - 【請求項2】上下枠及び左右の縦枠にて構成され、下枠
上面を略フラット面に形成し、当該フラット面を戸車を
介してスライド開閉する引き違い障子からなる屋外用サ
ッシ構造において、内、外障子下框室外側側壁から、そ
れぞれ内、外障子スライド片を垂下し、下枠に上記スラ
イド片をガイドするスライド溝及び、このスライド溝の
下にスライド溝よりも幅の広い下枠凹部を設け、かつ、
下枠凹部の室内側側壁と当該スライド片の間に横タイト
材を摺接するように介在させ、弾性体からなる下枠凹部
止水ブロックを、内障子と外障子の召し合わせ部位置に
ほぼ対応するようにして、内障子用スライド溝の下部の
下枠凹部に設けて、内障子用下枠凹部形状を塞ぐように
したことを特徴とする下枠フラットサッシの高水密装
置。
Priority Applications (1)
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