JP2003140342A - パターン形成方法 - Google Patents
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- G03F7/039—Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
- G03F7/0392—Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists the macromolecular compound being present in a chemically amplified positive photoresist composition
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Abstract
に照射する極紫外線又は電子線の露光エネルギーの低減
を図る。 【解決手段】 フェノールポリマーと、アクリルポリマ
ーと、酸発生剤としてのオニウム塩とを有する化学増幅
型レジスト材料よりなるレジスト膜11を形成する。レ
ジスト膜11に対して極紫外線12を選択的に照射して
パターン露光を行なう。パターン露光されたレジスト膜
11を現像してレジストパターン13を形成する。
Description
ト材料からなるレジスト膜に極紫外線又は電子線を選択
的に照射してレジストパターンを形成するパターン形成
方法に関する。
は、半導体集積回路の大集積化及びダウンサイジング化
に伴って、リソグラフィ技術の開発を促進することが望
まれている。
は、現在のところ、水銀ランプ、KrFエキシマレーザ
(波長:248nm帯)又はArFエキシマレーザ(1
93nm帯)等が用いられているが、0.1μm以下の
世代、特に0.05μm以下の世代においては、ArF
エキシマレーザよりも波長が短い極紫外線(波長:1n
m帯〜30nm帯)、又は電子線(EB)の一括露光を
用いることが検討されている。
線を用いるリソグラフィ技術には、高解像度性及び高感
度性を有する化学増幅型レジスト材料が好ましい。
を用いるリソグラフィ技術においては、波長が極紫外線
に近いArFエキシマレーザに適した化学増幅型レジス
ト材料を用いることが検討されている。
法について、図3(a)〜(d)を参照しながら説明す
る。
スト材料を準備する。
板1の上に、前記の組成を有する化学増幅型レジストを
塗布して、0.2μmの厚さを有するレジスト膜2を形
成する。
膜2に対して、所望のマスクパターンを有する反射型マ
スク(不図示)を用いて極紫外線(波長:13nm帯)
3を30mJ/cm2 の露光エネルギーで照射して、パ
ターン露光を行なった後、図3(c)に示すように、パ
ターン露光されたレジスト膜2に対して、100℃の温
度下で60秒間ホットプレートによる加熱(PEB)を
行なう。
2aにおいては、酸発生剤から発生する酸の作用により
アルカリ性現像液に対して可溶性になる一方、レジスト
膜2の未露光部2bにおいては、酸発生剤から酸が発生
しないのでアルカリ性現像液に対して難溶性のままであ
る。
現像液、例えば2.38重量%テトラメチルアンモニウ
ムハイドロキサイド現像液により現像を行なって、図3
(d)に示すように、レジスト膜2の未露光部2bから
なりライン幅が0.07μmであるレジストパターン4
を形成する。
法について、図4(a)〜(d)を参照しながら説明す
る。
スト材料を準備する。
板1の上に、前記の組成を有する化学増幅型レジストを
塗布して、0.2μmの厚さを有するレジスト膜2を形
成する。
膜2に対して、電子線(100kV)5を25μC/c
m2 の露光エネルギーで所望のマスクパターンを有する
マスク6を介して照射して、パターン露光を行なった
後、図4(c)に示すように、パターン露光されたレジ
スト膜2に対して、110℃の温度下で60秒間ホット
プレートによる加熱(PEB)を行なう。
2aにおいては、酸発生剤から発生する酸の作用により
アルカリ性現像液に対して可溶性になる一方、レジスト
膜2の未露光部2bにおいては、酸発生剤から酸が発生
しないのでアルカリ性現像液に対して難溶性のままであ
る。
現像液、例えば2.38重量%テトラメチルアンモニウ
ムハイドロキサイド現像液により現像を行なって、図4
(d)に示すように、レジスト膜2の未露光部2bから
なりライン幅が0.06μmであるレジストパターン4
を形成する。
例においては極紫外線のエネルギーは30mJ/cm2
であり、第2の従来例においては電子線の露光エネルギ
ーは25μC/cm2 であって、いずれも大きな露光エ
ネルギーを必要とする。これは、従来の化学増幅型レジ
スト材料の極紫外線又は電子線に対する感度が良くない
ためである。
子線を用いる従来のパターン形成方法においては、大き
な露光エネルギーを必要とするので、半導体製造プロセ
スにおけるリソグラフィ工程のスループットが良くない
という問題がある。
れる酸発生剤の量を多くすると、極紫外線又は電子線の
露光エネルギーを低減することはできるが、このように
すると、化学増幅型レジスト材料中にパーティクルが発
生してしまうので、酸発生剤の量を増やすことは好まし
くない。
ト材料よりなるレジスト膜に照射する極紫外線又は電子
線の露光エネルギーの低減を図ることを目的とする。
め、本発明に係る第1のパターン形成方法は、フェノー
ルポリマーと、アクリルポリマーと、酸発生剤としての
オニウム塩とを有する化学増幅型レジスト材料よりなる
レジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対して、1
nm帯〜30nm帯の波長を有する極紫外線、又は電子
線を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、パ
ターン露光されたレジスト膜を現像してレジストパター
ンを形成する工程とを備えている。
ールポリマーに極紫外線又は電子線を照射すると、フェ
ノールポリマーからフェノールのラジカルが発生し、発
生したフェノールのラジカルがオニウム塩を励起するの
で、オニウム塩から酸が発生する。ところが、本願発明
者らの実験によると、フェノールポリマーを含む化学増
幅型レジスト材料にアクリルポリマーを混合すると、フ
ェノールポリマーから発生するフェノールのラジカルの
量が増加する。
ニウム塩を励起するため、オニウム塩から発生する酸の
量が増加してレジスト膜の感度が向上するので、化学増
幅型レジスト材料よりなるレジスト膜に照射する極紫外
線又は電子線の露光エネルギーを低減することができ
る。
ルポリマーは、ポリアクリル酸又はポリアクリル酸メチ
ルであることが好ましい。
ら発生するフェノールのラジカルの量は確実に増加す
る。
フェノールポリマーと、アクリル化合物と、酸発生剤と
してのオニウム塩とを有する化学増幅型レジスト材料よ
りなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対し
て、1nm帯〜30nm帯の波長を有する極紫外線、又
は電子線を選択的に照射してパターン露光を行なう工程
と、パターン露光されたレジスト膜を現像してレジスト
パターンを形成する工程とを備えている。
パターン形成方法と同様、フェノールポリマーに極紫外
線又は電子線を照射すると、フェノールポリマーからフ
ェノールのラジカルが発生し、発生したフェノールのラ
ジカルがオニウム塩を励起するが、本願発明者らの実験
によると、フェノールポリマーを含む化学増幅型レジス
ト材料にアクリル化合物を混合すると、フェノールポリ
マーから発生するフェノールのラジカルの量が増加す
る。
ニウム塩を励起するため、オニウム塩から発生する酸の
量が増加してレジスト膜の感度が向上するので、化学増
幅型レジスト材料よりなるレジスト膜に照射する極紫外
線又は電子線の露光エネルギーを低減することができ
る。
ル化合物は、アクリル酸又はアクリル酸メチルであるこ
とが好ましい。
ら発生するフェノールのラジカルの量は確実に増加す
る。
実施形態に係るパターン形成方法について、図1(a)
〜(d)を参照しながら説明する。
スト材料を準備する。
の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、レジ
スト膜11を形成した後、図1(b)に示すように、レ
ジスト膜11に極紫外線(波長帯:13.5nm)12
を8mJ/cm2 の露光エネルギーで反射型マスク(図
示を省略している。)介して選択的に照射してパターン
露光を行なう。
をホットプレート(図示を省略している。)により10
0℃の温度下で60秒間加熱することにより、パターン
露光されたレジスト膜11に対して露光後加熱(PE
B)を行なう。このようにすると、レジスト膜11の露
光部11aにおいてはオニウム塩(酸発生剤)から酸が
発生するので、アルカリ性現像液に対して可溶性に変化
する一方、レジスト膜11の未露光部11bにおいては
オニウム塩から酸が発生しないので、アルカリ性現像液
に対して不溶性のままである。
テトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(ア
ルカリ性現像液)により現像すると、図1(d)に示す
ように、レジスト膜11の未露光部11bよりなり0.
07μmのライン幅を有するレジストパターン13が得
られる。
マーを含む化学増幅型レジスト材料にアクリルポリマー
が混合されているため、フェノールポリマーから発生す
るフェノールのラジカルの量が増加し、これに伴って、
オニウム塩から発生する酸の量が増加してレジスト膜の
感度が向上する。このため、レジスト膜11に照射する
極紫外線の露光エネルギーを30mJ/cm2 から8m
J/cm2 に低減することができた。
に係るパターン形成方法について、図2(a)〜(d)
を参照しながら説明する。
スト材料を準備する。
の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布してレジス
ト膜21を形成した後、図2(b)に示すように、レジ
スト膜21に電子線22を5μC/cm2 の露光エネル
ギーでマスク23を介して選択的に照射してパターン露
光を行なう。
をホットプレート(図示を省略している。)により11
0℃の温度下で60秒間加熱することにより、パターン
露光されたレジスト膜21に対して露光後加熱(PE
B)を行なう。このようにすると、レジスト膜21の露
光部21aにおいてはオニウム塩(酸発生剤)から酸が
発生するので、アルカリ性現像液に対して可溶性に変化
する一方、レジスト膜21の未露光部21bにおいては
オニウム塩から酸が発生しないので、アルカリ性現像液
に対して不溶性のままである。
テトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(ア
ルカリ性現像液)により現像すると、図2(d)に示す
ように、レジスト膜21の未露光部21bよりなり0.
06μmのライン幅を有するレジストパターン24が得
られる。
マーを含む化学増幅型レジスト材料にアクリル化合物が
混合されているため、フェノールポリマーから発生する
フェノールのラジカルの量が増加し、これに伴って、オ
ニウム塩から発生する酸の量が増加してレジスト膜の感
度が向上する。このため、レジスト膜21に照射する電
子線の露光エネルギーを25μC/cm2 から5μC/
cm2 に低減することができた。
化学増幅型レジスト材料を用いる場合を示したが、これ
に代えて、化学増幅型レジスト材料に以下に示す架橋剤
が混合されてなるネガ型の化学増幅型レジスト材料を用
いてもよい。 ○ 2,4,6-トリス(メトキシメチル)アミノ-1,3,5-s-
トリアジン) ○ 2,4,6-トリス(エトキシメチル)アミノ-1,3,5-s-
トリアジン
るフェノールポリマーの例を挙げる。 ○ ポリ((エトキシエチルオキシスチレン)−(ヒドロ
キシスチレン))(但し、エトキシエチルオキシスチレ
ン:ヒドロキシスチレン=35mol%:65mol%) ○ ポリ((メトキシメチルオキシスチレン)−(ヒドロ
キシスチレン))(但し、メトキシメチルオキシスチレ
ン:ヒドロキシスチレン=40mol%:60mol%) ○ ポリ((テトラヒドロピラニルオキシスチレン)−
(ヒドロキシスチレン))(但し、テトラヒドロピラニル
オキシスチレン:ヒドロキシスチレン=35mol%:65mol
%) ○ ポリ((フェノキシエチルオキシスチレン)−(ヒド
ロキシスチレン))(但し、フェノキシエチルオキシス
チレン:ヒドロキシスチレン=32mol%:68mol%) ○ ポリ((t−ブチルオキシスチレン)−(ヒドロキシ
スチレン))(但し、t−ブチルオキシスチレン:ヒド
ロキシスチレン=30mol%:70mol%) ○ ポリ((t−ブチルオキシカルボニルオキシスチレ
ン)−(ヒドロキシスチレン))(但し、t−ブチルオキ
シカルボニルオキシスチレン:ヒドロキシスチレン=30
mol%:70mol%) ○ ポリ((t−ブチルオキシカルボニルメチルオキシ
スチレン)−(ヒドロキシスチレン))(但し、t−ブチ
ルオキシカルボニルメチルオキシスチレン:ヒドロキシ
スチレン=28mol%:72mol%) ○ ポリビニールフェノール
ルポリマーの例を挙げる。 ○ ポリアクリル酸 ○ ポリメチルアクリレート ○ ポリエチルアクリレート ○ ポリフェニルアクリレート ○ ポリビニールアクリレート ○ ポリ2-メチル-2-アダマンチルアクリレート ○ ポリ2-エチル-2-アダマンチルアクリレート ○ ポリメバロニックラクトンアクリレート ○ ポリγ−ブチロラクトンアクリレート ○ ポリ((2-メチル-2-アダマンタンアクリル酸エステ
ル)−(メバロニックラクトンアクリル酸エステル))
(但し、2-メチル-2-アダマンタンアクリル酸エステ
ル:メバロニックラクトンアクリル酸エステル=50mol
%:50mol%) ○ ポリ((2-エチル-2-アダマンタンアクリル酸エステ
ル)−(γ-ブチロラクトンアクリル酸エステル))(但
し、2-エチル-2-アダマンタンアクリル酸エステル:γ-
ブチロラクトンアクリル酸エステル=50mol%:50mol%) ○ ポリ((2-メチル-2-アダマンタンアクリル酸エステ
ル)−(メチルアクリル酸エステル)−(アクリル酸))
(但し、2-メチル-2-アダマンタンアクリル酸エステ
ル:メチルアクリル酸エステル:アクリル酸=70mol%:
20mol%:10mol%) ○ ポリ((2-エチル-2-アダマンタンアクリル酸エステ
ル)−(メチルアクリル酸エステル)−(アクリル酸))
(但し、2-エチル-2-アダマンタンアクリル酸エステ
ル:メチルアクリル酸エステル:アクリル酸=70mol%:
20mol%:10mol%)
ル化合物の例を挙げる。 ○ アクリル酸 ○ メチルアクリレート ○ エチルアクリレート ○ フェニルアクリレート ○ ビニールアクリレート ○ 2-メチル-2-アダマンチルアクリレート ○ 2-エチル-2-アダマンチルアクリレート ○ メバロニックラクトンアクリレート ○ γ−ブチロラクトンアクリレート
るオニウム塩の例を挙げる。 ○ トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンス
ルフォン酸 ○ トリフェニルスルフォニウムノナフルオロブタンス
ルフォン酸 ○ ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルフ
ォン酸 ○ ジフェニルヨードニウムノナフルオロブタンスルフ
ォン酸 ○ ジ(4-t−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフル
オロメタンスルフォン酸 ○ ジ(4-t−ブチルフェニル)ヨードニウムノナフル
オロブタンスルフォン酸
と、レジスト膜に極紫外線又は電子線を照射したとき
に、レジスト膜の露光部において多量のフェノールのラ
ジカルが発生し、多量のフェノールのラジカルがオニウ
ム塩を励起するため、オニウム塩から発生する酸の量が
増加してレジスト膜の感度が向上するので、化学増幅型
レジスト材料よりなるレジスト膜に照射する極紫外線又
は電子線の露光エネルギーを低減することができる。
ン形成方法の各工程を示す断面図である。
ン形成方法の各工程を示す断面図である。
方法の各工程を示す断面図である。
方法の各工程を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 フェノールポリマーと、アクリルポリマ
ーと、酸発生剤としてのオニウム塩とを有する化学増幅
型レジスト材料よりなるレジスト膜を形成する工程と、 前記レジスト膜に対して、1nm帯〜30nm帯の波長
を有する極紫外線、又は電子線を選択的に照射してパタ
ーン露光を行なう工程と、 パターン露光された前記レジスト膜を現像してレジスト
パターンを形成する工程とを備えていることを特徴とす
るパターン形成方法。 - 【請求項2】 前記アクリルポリマーは、ポリアクリル
酸又はポリアクリル酸メチルであることを特徴とする請
求項1に記載のパターン形成方法。 - 【請求項3】 フェノールポリマーと、アクリル化合物
と、酸発生剤としてのオニウム塩とを有する化学増幅型
レジスト材料よりなるレジスト膜を形成する工程と、 前記レジスト膜に対して、1nm帯〜30nm帯の波長
を有する極紫外線、又は電子線を選択的に照射してパタ
ーン露光を行なう工程と、 パターン露光された前記レジスト膜を現像してレジスト
パターンを形成する工程とを備えていることを特徴とす
るパターン形成方法。 - 【請求項4】 前記アクリル化合物は、アクリル酸又は
アクリル酸メチルであることを特徴とする請求項3に記
載のパターン形成方法。
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