JP2003031809A - 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ - Google Patents
絶縁ゲート型バイポーラトランジスタInfo
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Abstract
を確実に緩和し、安定して動作するIGBTを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 n型半導体層80とは反対側のp+半導
体層12の主面103上には、n型半導体層80とは接
続されずに、複数のn+不純物領域11が選択的に形成
されている。そして、n+不純物領域11は、構造20
0a〜200dの各チャネル領域CH1a〜CH1dに
対応して設けられ、かつチャネル領域CH1a〜CH1
dの下方のみに形成されている。そのため、n+不純物
領域11上のp+半導体層12の濃度が実効的に低くな
り、オフ状態において、コレクタ層9からの正孔の注入
量が低減され、漏れ電流を低減することができる。
Description
に使用される絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以
後、「IGBT」と呼ぶ)に関する。
Tの構造を模式的に示す断面図である。図7に示すよう
に、n型の半導体基板であるn半導体層1の一方の主面
100内に、所定距離を成してp不純物領域2,20が
選択的に形成されている。そして、p不純物領域2の表
面内に、所定距離を成してn+不純物領域3a,3bが
選択的に形成されている。同様に、p不純物領域20の
表面内に、所定距離を成してn+不純物領域30a,3
0bが選択的に形成されている。
30aとで挟まれるn半導体層1の主面100上には、
絶縁膜40が形成されており、さらにその上にはゲート
電極50が形成されている。そして、ゲート電極50を
覆って層間絶縁膜70が形成されている。同様に、絶縁
膜41は、n+不純物領域3aと、図7には図示してい
ないn+不純物領域とで挟まれるn半導体層1の主面1
00上に形成されており、ゲート電極51は、その絶縁
膜41上に形成されている。そして、絶縁膜41を覆っ
て層間絶縁膜71が形成されている。また、絶縁膜42
は、n+不純物領域30bと、図7には図示していない
n+不純物領域とで挟まれるn半導体層1の主面100
上に形成されており、ゲート電極52は、その絶縁膜4
2上に形成されている。そして、絶縁膜42を覆って層
間絶縁膜72が形成されている。
層間絶縁膜70〜72上にエミッタ電極6が形成されて
おり、当該エミッタ電極6はn+不純物領域3a,3
b,30a,30b及びp不純物領域2,20と接続さ
れている。
面101上には、n半導体層1よりも不純物濃度が高い
n+バッファ層8が形成され、n半導体層1とは反対側
のn+バッファ層8の主面上には、略均一な不純物濃度
を有するp+半導体層であるコレクタ層90が形成され
ている。そして、n+バッファ層8とは反対側のコレク
タ層90の主面上にはコレクタ電極10が形成されてい
る。
のおけるIGBTでは、オフ状態において、p+半導体
層であるコレクタ層90からの正孔の注入量が多いた
め、高温時におけるオフ状態の漏れ電流(以後、単に
「漏れ電流」と呼ぶ)が多いという問題があった。ま
た、一般的に、高耐圧のIGBTのオン電圧、ターンオ
フ損失などの特性を改善するためには、n半導体層1の
薄膜化が非常に有効であるが、n半導体層1の薄膜化の
反作用として、オフ状態における内蔵pnpトランジス
タのhFEが増大するため、漏れ電流が増大する。特
に、第1の従来技術におけるIGBTでは、上述のよう
に、オフ状態におけるコレクタ層90からの正孔の注入
量が多いため、n半導体層1の薄膜化を行うと、漏れ電
流が大幅に増加するといった問題があった。なお、第1
の従来技術において「内蔵pnpトランジスタ」とは、
n半導体層1及びn+バッファ層8をベース領域とし、
p不純物領域2あるいはp不純物領域20をコレクタ領
域とし、コレクタ層90をエミッタ領域として把握され
るpnpバイポーラトランジスタのことを意味してい
る。また、「オフ状態」とは、例えば、エミッタ電極6
とゲート電極50〜52とを同電位に設定し、コレクタ
電極10にエミッタ電極6及びゲート電極50〜52よ
りも高い電位を印可した状態であって、IGBTがオフ
している状態である。また、「漏れ電流」とは、オフ状
態におけるコレクタ電極10とエミッタ電極6との間に
流れる電流を意味している。
2の従来技術が提案されている。図8は第2の従来技術
におけるIGBTの構造を模式的に示す断面図である。
上述の第1の従来技術におけるコレクタ層90は、略均
一な不純物濃度を有するp+半導体層であったが、第2
の従来技術におけるコレクタ層91は、n+不純物領域
であるコレクタショート領域120と、p+不純物領域
92とを交互に有している。
層91は、コレクタショート領域120とp+不純物領
域92とを有しており、n半導体層1とは反対側のn+
バッファ層8の主面上に、コレクタショート領域120
とp+不純物領域92とが交互に形成されている。そし
て、n+バッファ層8とは反対側のコレクタ層91の主
面上に、コレクタ電極10が形成されている。言い換え
れば、コレクタショート領域120とp+不純物領域9
2とを覆って、コレクタ電極10は形成されている。な
お、このような構造は「コレクタショート構造」と呼ば
れている。
におけるIGBTでは、オフ状態において、エミッタ電
極6側からリークした電子電流のほとんどが、コレクタ
ショート領域120を介して、コレクタ電極10に流れ
込むため、p+不純物領域92からの正孔の注入量を低
減することができる。そのため、第1の従来技術よりも
漏れ電流を低減することができるし、n半導体層1の薄
膜化を行った際に生じる漏れ電流の増加も低減すること
ができる。
BTとは別の構造で、第1の従来技術よりも漏れ電流を
低減する第3の従来技術が提案されている。
構造を模式的に示す断面図である。上述の第1の従来技
術におけるコレクタ層90は、略均一な不純物濃度を有
するp+半導体層であったが、第3の従来技術における
コレクタ層93は、p+不純物領域94と、p+不純物領
域94よりも不純物濃度が低いp-不純物領域95とを
交互に有している。
層93は、p+不純物領域94とp-不純物領域95とを
有しており、n半導体層1とは反対側のn+バッファ層
8の主面上に、p+半導体層94とp-不純物領域95と
が交互に形成されている。そして、n+バッファ層8と
は反対側のコレクタ層93の主面上に、コレクタ電極1
0が形成されている。言い換えれば、p+不純物領域9
4とp-不純物領域95とを覆って、コレクタ電極10
は形成されている。
におけるIGBTでは、コレクタ層93の全体としての
不純物量が、第1の従来技術におけるコレクタ層90よ
りも少なく、オフ状態において、エミッタ電極6側から
リークした電子電流が、不純物濃度の薄いp-不純物領
域95を介して、コレクタ電極10に流れ込み易くなる
ため、コレクタ層93からの正孔の注入を低減すること
ができる。そのため、第1の従来技術よりも漏れ電流を
低減することができるし、n半導体層1の薄膜化を行っ
た際に生じる漏れ電流の増加も、第1の従来技術より低
減することができる。
術におけるIGBTでは、コレクタショート構造にする
ことにより、例えば、p不純物領域2と、n半導体層1
と、n+バッファ層8と、コレクタショート領域120
とで構成される寄生ダイオードが内蔵されており、当該
IGBTをインバータ等に使用した場合、還流モードに
より当該IGBTが破壊するという問題があった。
は、ターンオフ時にエミッタ電極6側から流れてきた電
子電流が、不純物濃度の低いp-不純物領域95を介し
て、コレクタ電極10に素早く流れ込むため、IGBT
のコレクタ電流におけるテイル電流が急峻に減衰し、タ
ーンオフ損失は低減できるものの、当該テイル電流が急
峻に減衰するタイミングでコレクタ・エミッタ間電圧が
発振することがあった。そのため、当該IGBTが誤動
作したり、最悪のケースでは当該IGBTが破壊すると
いう問題があった。
ョート領域120や、第3の従来技術におけるp-不純
物領域95のようなコレクタ層内で電子電流が流れやす
い領域を形成する位置及び数量によっては、IGBTが
オンしている際のエミッタ電極6側から流れる電子電流
が、IGBT内部で集中し、IGBTの特性が劣化する
という問題があった。図10は第2の従来技術における
IGBTの内部で電子電流が流れる様子を示す図であっ
て、図11は第3の従来技術におけるIGBTの内部で
電子電流が流れる様子を示す図である。
いる際のエミッタ電極6側からの電子電流300は、コ
レクタ層91に向かって流れるが、コレクタ層91はn
+不純物領域であるコレクタショート領域120を有し
ているため、当該電子電流300の大部分がコレクタシ
ョート領域120に流れる。そのため、図10に示すよ
うに、コレクタショート領域120を形成する位置及び
数量によっては、第2の従来技術におけるIGBT内部
で電子電流300の集中が生じる。なお、図10では正
孔電流301がIGBT内部で流れる様子も示してい
る。
ンしている際のエミッタ電極6側からの電子電流300
は、コレクタ層93に向かって流れるが、コレクタ層9
3は不純物濃度の薄いp-不純物領域95を部分的に有
しているため、当該電子電流300の大部分がp-不純
物領域95に流れる。そのため、図11に示すように、
p-不純物領域95を形成する位置及び数量によって
は、第3の従来技術におけるIGBT内部で電子電流3
00の集中が生じる。
するために成されたものであり、漏れ電流を低減し、I
GBT内部での電子電流の集中を確実に緩和し、安定し
て動作するIGBTを提供することを目的とする。
に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタは、第1
の主面と、前記第1の主面とは反対側の第2の主面とを
有する第1導電型の第1の半導体層と、前記第1の半導
体層の前記第1の主面上に形成された第2導電型の第2
の半導体層と、前記第1の半導体層とは反対側の前記第
2の半導体層の主面内に、前記第1の半導体層とは接続
されずに選択的に形成された複数の前記第1導電型の第
1の不純物領域と、各前記第1の不純物領域の表面を覆
って、前記第2の半導体層の前記主面上に形成されたコ
レクタ電極と、前記第1の半導体層の前記第2の主面内
に、前記第2の半導体層とは接続されずに選択的に形成
された前記第2導電型の第2の不純物領域、前記第2の
不純物領域の表面内に、前記第1の半導体層と接続され
ずに選択的に形成された前記第1導電型の第3の不純物
領域、前記第3の不純物領域と前記第1の半導体層とで
挟まれた前記第2の不純物領域の前記表面内に規定され
るチャネル領域、前記チャネル領域上に形成された絶縁
膜、前記絶縁膜上に形成されたゲート電極、及び、前記
第2,3の不純物領域に接続されたエミッタ電極を有す
る構造とを備え、前記構造は複数備えられ、前記第1の
不純物領域は、前記構造の各前記チャネル領域に対応し
て形成され、かつ前記チャネル領域の下方のみに形成さ
れている、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
縁ゲート型バイポーラトランジスタは、請求項1に記載
の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであって、各前
記第1の不純物領域の前記表面及び前記第2の半導体層
の前記主面と接するポリシリコン層を更に備え、前記コ
レクタ電極は、前記ポリシリコン層を介して、各前記第
1の不純物領域の前記表面を覆って、前記第2の半導体
層の前記主面上に形成されるものである。
施の形態1に係るIGBTの構造を模式的に示す断面図
である。図1に示すように、本実施の形態1に係るIG
BTは、n型の半導体基板であるn半導体層1を備えて
いる。n半導体層1の一方の主面101上には、n半導
体層1よりも不純物濃度が高いn+バッファ層8が形成
されている。そして、n半導体層1とは反対側のn+バ
ッファ層8の主面102上には、略均一な不純物領域濃
度を有するp+半導体層12が形成されている。p+半導
体層12は、例えば、エピタキシャル成長にて厚さ6〜
10μm程度、不純物濃度1E18cm -3程度で形成さ
れている。一般的に、n半導体層1にn+バッファ層8
を設けることによって、n半導体層1の薄膜化を図るこ
とができ、その結果、IGBTのオン電圧を低減するこ
とができる。本実施の形態1においては、n+バッファ
層8をn半導体層1に設けているが、n+バッファ層8
を設けるか否かは、本発明の特徴部分ではないため、以
後、n半導体層1とn+バッファ層8とをまとめて、
「n型半導体層80」と呼ぶ。そのため、n半導体層1
の主面100を、「n型半導体層80の主面100」と
呼び、n+バッファ層8の主面102を、「n型半導体
層80の主面102」と呼ぶ。そして、n型半導体層8
0を用いて上述の内容を言い換えれば、p+半導体層1
2はn型半導体層80の主面102上に形成されてい
る。
半導体層12の主面103内には、n型半導体層80と
は接続されずに、複数のn+不純物領域11が選択的に
形成されている。ここで、n+不純物領域11は、p+半
導体層12の主面103側からのn型の不純物の注入・
拡散によって形成される。また、n+不純物領域11の
拡散深さは、例えば3〜5μm程度であって、n+不純
物領域11の不純物濃度は例えば2E18cm-3程度で
ある。
には、各n+不純物領域11の表面105を覆って、コ
レクタ電極10が形成されている。なお、p+半導体層
12とn+不純物領域11とを合わせて、「コレクタ層
9」と呼ぶ。
反対側の主面100内に、p+半導体層12とは接続さ
れずに、p不純物領域2,20が選択的に形成されてお
り、p不純物領域2とp不純物領域20とは所定距離を
成している。そして、p不純物領域2の表面104a内
に、n型半導体層80とは接続されずにn+不純物領域
3a,3bが選択的に形成され、n+不純物領域3aと
n+不純物領域3bとは所定距離を成している。同様
に、p不純物領域20の表面104b内に、p+半導体
層80とは接続されずにn+不純物領域30a,30b
が選択的に形成され、n+不純物領域30aとn+不純物
領域30bとは所定距離を成している。
層80とで挟まれたp不純物領域2の表面104a内に
は、チャネル領域CH1aが規定されている。また、n
+不純物領域30aとn型半導体層80とで挟まれたp
不純物領域20の表面104b内には、チャネル領域C
H1cが規定されている。そして、チャネル領域CH1
a,1c上には、例えばシリコン酸化膜である絶縁膜4
0が形成され、さらにその上には例えばポリシリコンか
らなるゲート電極50が形成され、当該ゲート電極50
を覆って層間絶縁膜70が形成されている。
80とで挟まれたp不純物領域2の表面104a内に
は、チャネル領域CH1bが規定されており、当該チャ
ネル領域CH1b上には、例えばシリコン酸化膜である
絶縁膜41が形成されている。そして、絶縁膜41上に
は例えばポリシリコンから成るゲート電極51が形成さ
れ、当該ゲート電極51を覆って層間絶縁膜71が形成
されている。また、n+不純物領域30bとn型半導体
層80とで挟まれたp不純物領域20の表面104b内
には、チャネル領域CH1dが規定されており、当該チ
ャネル領域CH1d上には、例えばシリコン酸化膜であ
る絶縁膜42が形成されている。そして、絶縁膜41上
には例えばポリシリコンから成るゲート電極52が形成
され、当該ゲート電極52を覆って層間絶縁膜72が形
成されている。
a,30bをまとめて「n+不純物領域300」、p不
純物領域2,20をまとめて「p不純物領域200」、
絶縁膜40,41,42をまとめて「絶縁膜400」、
ゲート電極50,51,52をまとめて「ゲート電極5
00」、層間絶縁膜70,71,72をまとめて「層間
絶縁膜700」、チャネル領域CH1a〜CH1dをま
とめて「チャネル領域CH1」と呼ぶ場合がある。ま
た、上述のチャネル領域CH1とは、ゲート電極500
に所定電圧を印可した際に、反転層が形成される領域で
ある。
及び層間絶縁膜700上にエミッタ電極6が形成され、
当該エミッタ電極6はn+不純物領域300及びp不純
物領域200に接続されている。
IGBTにおいて、p不純物領域2と、n+不純物領域
3bと、チャネル領域CH1aと、絶縁膜40と、ゲー
ト電極50と、エミッタ電極6とをまとめて、構造20
0aと呼ぶ。言い換えれば、構造200aは、n型半導
体層80の主面100内に、p半導体層12とは接続さ
れずに選択的に形成されたp不純物領域2と、p不純物
領域2の表面104a内に、n型半導体層80と接続さ
れずに選択的に形成されたn+不純物領域3bと、n+不
純物領域3bとn型半導体層80とで挟まれたp不純物
領域2の表面104a内に規定されるチャネル領域CH
1aと、チャネル領域CH1a上に形成された絶縁膜4
0と、絶縁膜40上に形成されたゲート電極50と、p
不純物領域2及びn+不純物領域3bに接続されたエミ
ッタ電極6とを有している。
3aと、チャネル領域CH1bと、絶縁膜41と、ゲー
ト電極51と、エミッタ電極6とをまとめて、構造20
0bと呼び、p不純物領域20と、n+不純物領域30
aと、チャネル領域CH1cと、絶縁膜40と、ゲート
電極50と、エミッタ電極6とをまとめて、構造200
cと呼び、p不純物領域20と、n+不純物領域30b
と、チャネル領域CH1dと、絶縁膜42と、ゲート電
極52と、エミッタ電極6とをまとめて、構造200d
と呼ぶ。つまり、本実施の形態1に係るIGBTは、構
造200a〜200dを備えている。なお、構造200
a〜200dをまとめて、「構造200」と呼ぶ場合が
ある。また、n型半導体層80と、コレクタ層9と、コ
レクタ電極10と、構造200のうちの一つ、例えば構
造200aとを備えれていれば、IGBTとして動作す
ることは言うまでもない。
説明する。図2は本実施の形態1に係るIGBTの構造
を模式的に示す断面図であって、構造200のチャネル
領域CH1と、n+不純物領域11との位置関係を示し
ている。
純物領域11は、構造200の各チャネル領域CH1a
〜CH1dに対応して形成されており、かつチャネル領
域CH1a〜CH1dの下方のみに形成されている。言
い換えれば、n型半導体層80の主面100側から、当
該主面100に対して垂直方向にn+不純物領域11を
見た場合、各チャネル領域CH1a〜CH1dに対応し
て設けられたn+不純物領域11は、チャネル領域CH
1a〜CH1dと重なる位置にのみ形成されている。さ
らに言い換えれば、各チャネル領域CH1a〜CH1d
に対応して設けられたn+不純物領域11は、チャネル
領域CH1a〜CH1dから、n型半導体層80の主面
100に対して垂直な方向に引いた直線上にのみ位置し
ている。なお、n+不純物領域11がチャネル領域CH
1の下方のみに形成されている様子を、図2では、一点
鎖線の矢印で示している。
形態1に係るIGBTの動作について簡単に説明する。
コレクタ電極10の電位をエミッタ電極6の電位よりも
高く設定した状態で、ゲート電極500にエミッタ電極
6よりも高い電位を印可すると、IGBTはオン状態と
なる。具体的には、チャネル領域CH1に反転層が形成
され、この反転層を通じて、エミッタ電極6からn型半
導体層80へ電子が注入される。そして、n型半導体層
80への電子の注入によって、コレクタ層9から正孔が
n型半導体層80に注入される。その結果、n型半導体
層80内で伝導度変調が生じ、n型半導体層80の抵抗
が大幅に低下し、コレクタ電極10とエミッタ電極6と
間に電流が流れる。
電極6の電位とを同じすると、IGBTはオフ状態とな
り、コレクタ電極10とエミッタ電極6間には、ほとん
ど電流が流れなくなる。
に係るIGBTでは、n+不純物領域11は、p+半導体
層12の主面103内に、n型半導体層80に接続され
ずに選択的に形成されているため、n+不純物領域11
上のp+半導体層12の濃度が実効的に低くなる。言い
換えれば、コレクタ層9にn+不純物領域11が形成さ
れているため、コレクタ層9の全体としてのp型の不純
物量が、第1の従来技術におけるコレクタ層90よりも
少ない。そのため、オフ状態において、コレクタ層9か
らの正孔の注入量が低減される。その結果、上述の第1
の従来技術よりも漏れ電流を低減することができるし、
n半導体層1の薄膜化を行った際に生じる漏れ電流の増
加も、第1の従来技術より低減することができる。
BTの特性を示す図であって、コレクタ・エミッタ間電
圧と漏れ電流との関係を示している。曲線61は第1の
従来技術におけるIGBTの特性を示しており、曲線6
2は第2の従来技術におけるIGBTの特性を示してお
り、曲線63は第3の従来技術におけるIGBTの特性
を示しており、曲線64は本実施の形態1に係るIGB
Tの特性を示している。また、図2の曲線61〜63
は、第1,2,3の従来技術におけるIGBTのコレク
タ層の厚さ及び不純物濃度を以下のように設定したとき
の特性を示している。つまり、第1の従来技術における
コレクタ層90は、厚さ6〜10μm程度、不純物濃度
1E18cm-3程度で形成されている。また、第2の従
来技術におけるコレクタ層91は、厚さ6〜10μm程
度で形成されており、そのp+不純物領域92の不純物
濃度は1E18cm-3程度、コレクタショート領域12
0の不純物濃度は1E17cm-3程度である。また、第
3の従来技術におけるコレクタ層93は、厚さ6〜10
μm程度で形成されており、そのp+不純物領域94の
不純物濃度は1E18cm-3程度、p-不純物領域95
の不純物濃度は1E16〜1E17cm-3程度である。
本実施の形態1に係るIGBTと、第1,2,3の従来
の技術におけるIGBTとは、コレクタ層以外の構造に
ついては同じである。
IGBTの漏れ電流(曲線64)は、上述の第1の従来
技術におけるIGBTの漏れ電流(曲線61)よりも低
減されている。
は、p+半導体層12におけるp型の不純物濃度は略均
一であるため、ターンオフ時にエミッタ電極6側から流
れてきた電子電流はコレクタ電極10に略均一に流れ込
む。そのため、上述の第3の従来技術のように、部分的
に不純物濃度が薄い領域を有することによって生じてい
たコレクタ電流におけるテイル電流の急峻な減衰を抑え
ることができ、コレクタ・エミッタ間電圧が発振するこ
とを抑制することができる。その結果、安定して動作す
るIGBTを提供することができる。
性を示す図であって、ターンオフ時におけるコレクタ・
エミッタ間電圧及びコレクタ電流の特性を示している。
曲線71は第3の従来技術におけるIGBTのコレクタ
電流を示しており、曲線73は本実施の形態1に係るI
GBTのコレクタ電流を示している。また、曲線72は
第3の従来技術におけるIGBTのコレクタ・エミッタ
間電圧を示しており、曲線74は本実施の形態1に係る
IGBTのコレクタ・エミッタ間電圧を示している。
術におけるIGBTでは、コレクタ層93に部分的に不
純物濃度が薄い領域を有しているため、ターンオフ時
に、コレクタ電流におけるテイル電流が急峻に減衰す
る。そのため、部分Bに示すように、当該テイル電流が
急峻に減衰するタイミングでコレクタ・エミッタ間電圧
が発振する。しかし、本実施の形態1に係るIGBTで
は、部分Aに示すように、コレクタ層9におけるp+半
導体層12の不純物濃度は略均一であるため、ターンオ
フ時に、コレクタ電流におけるテイル電流が急峻に減衰
することが無いため、部分Bに示すように、コレクタ・
エミッタ間電圧が発振することを抑制することができ
る。
いて、仮に、n+不純物領域11がn型半導体層80と
接続されて形成された場合、上述の第2の従来技術にお
けるIGBTと同様に、例えば、p不純物領域2と、n
型半導体層80と、n+不純物領域11とで構成される
寄生ダイードが内蔵される。しかし、本実施の形態1に
係るIGBTでは、n+不純物領域11は、p+半導体層
12の主面103内に、n型半導体層80に接続されず
に選択的に形成されているため、n+不純物領域11と
n型半導体層80とが接続された場合に形成される寄生
ダイオードは形成されない。そのため、本実施の形態1
に係るIGBTをインバータ等に使用した場合であって
も、本実施の形態1に係るIGBTは安定して動作する
ことができる。
は、コレクタ層9のn+不純物領域11は、構造200
の各チャネル領域CH1に対応して形成されており、か
つチャネル領域CH1の下方のみに形成されている。そ
のため、IGBT内部での電子電流の集中を確実に緩和
することができる。
Tの内部で電子電流が流れる様子を示す図である。電子
電流300aはチャネル領域CH1aの下方で流れる電
子電流であって、電子電流300bはチャネル領域CH
1bの下方で流れる電子電流であって、電子電流300
cはチャネル領域CH1cの下方で流れる電子電流であ
って、電子電流300dはチャネル領域CH1dの下方
で流れる電子電流である。
からの電子電流の大部分は、チャネル領域の下方からコ
レクタ電極に向けて流れる。また、上述の第2の従来技
術で述べたように、通常、コレクタ層にn型の不純物領
域が形成されている場合、エミッタ電極6側からの電子
電流の大部分は、当該n型の不純物領域に向かって流れ
る。
電流が流れやすい領域であるn+不純物領域11は、構
造200の各チャネル領域CH1に対応して設けられて
おり、かつチャネル領域CH1の下方のみに形成されて
いるため、電子電流300aの大部分は、チャネル領域
CH1aの下方に形成されているn+不純物領域11に
向かって流れる。同様に、電子電流300bは、チャネ
ル領域CH1bの下方に形成されているn+不純物領域
11に向かって流れ、電子電流300cは、チャネル領
域CH1cの下方に形成されているn+不純物領域11
に向かって流れ、電子電流300dは、チャネル領域C
H1dの下方に形成されているn+不純物領域11に向
かって流れる。そのため、コレクタ層内において電子電
流が流れやすい領域を形成する位置及び数量によっては
発生していたIGBT内部での電子電流の集中を、確実
に緩和することができる。その結果、電流集中によるI
GBTの特性の劣化を確実に低減することができる。
るIGBTの構造を模式的に示す断面図である。本実施
の形態2に係るIGBTは、上述の実施の形態1に係る
IGBTにおいて、ポリシリコン層14を更に備え、コ
レクタ電極10が、ポリシリコン層14を介して、コレ
クタ層9上に形成されたものである。
IGBTでは、ポリシリコン層14は、各n+不純物領
域11の表面105を覆って、p+半導体層12の主面
103上に形成されている。つまり、ポリシリコン層1
4は、各n+不純物領域11の表面105及びp+半導体
層12の主面103と接している。そして、コレクタ電
極10は、p+半導体層12とは反対側のポリシリコン
層14の主面上に形成されている。つまり、コレクタ電
極10は、ポリシリコン層14を介して、n+不純物領
域11の表面105を覆って、p+半導体層12の主面
103上に形成される。
れる汚染不純物、例えば重金属はIGBTにおける少数
キャリアのライフタイムを低下させる。そして、ライフ
タイムの低下によって、IGBTのオン電圧及び漏れ電
流が増加する。上述のような構造を備える本実施の形態
2に係るIGBTでは、ポリシリコン層14が、各n +
不純物領域11の表面105及びp+半導体層12の主
面103と接しているため、ポリシリコン層14とコレ
クタ層9との接触面で生じる応力場によって、重金属が
捕獲される。つまり、ポリシリコン層14と、n+不純
物領域11及びp半導体層12との接触面でゲッタリン
グ効果が生じる。そのため、重金属によるライフタイム
の低下を低減することができる。その結果、ライフタイ
ムの低下によるオン電圧及び漏れ電流の増加を低減する
ことができる。
純物領域及び各半導体層の不純物の導電型(p型、n
型)を入れ替えても良い。
ト型バイポーラトランジスタによれば、第1の不純物領
域が、第2の半導体層の第3の主面内に、第1の半導体
層とは接続されずに選択的に形成されているため、第1
の不純物領域上の第2の半導体層の濃度が実効的に低く
なる。そのため、第1導電型をn型、第2導電型をp型
とした場合に、エミッタ電極及びゲート電極とを同電位
に設定し、コレクタ電極にエミッタ電極及びゲート電極
よりも高い電位を印可した状態(オフ状態)において、
第2の半導体層からの正孔の注入量が低減される。その
結果、漏れ電流を低減することができる。
とは接続されていないため、第1の不純物領域と第1の
半導体層とが接続されたときに形成される寄生ダイオー
ドは形成されない。そのため、請求項1に係る絶縁ゲー
ト型バイポーラトランジスタをインバータ等に使用した
場合であっても、当該絶縁ゲート型バイポーラトランジ
スタは安定して動作することができる。
まずに、言い換えれば略均一な不純物濃度を有する第2
の半導体層を形成し、第1導電型をn型、第2導電型を
p型とした場合、ターンオフ時にエミッタ電極側から流
れてきた電子電流はコレクタ電極に均一に流れ込む。そ
のため、ターンオフ時に、部分的に不純物濃度が薄い領
域を有することによって生じていたコレクタ電流におけ
るテイル電流の急峻な減衰を抑えることができ、コレク
タ・エミッタ間電圧が発振することを抑制することがで
きる。その結果、安定して動作するIGBTを提供する
ことができる。
型とした場合に、電子電流が流れやすい領域である第1
の不純物領域は、各チャネル領域に対応して設けられて
おり、かつチャネル領域の下方のみに形成されているた
め、請求項1に係る絶縁ゲート型バイポーラトランジス
タがオンしているときに、チャネル領域の下方で流れる
各電子電流は、チャネル領域の下方に形成されている各
第1の不純物領域に向かって流れる。そのため、電子電
流が流れやすい領域を形成する位置及び数量によっては
発生していた内部での電子電流の集中を、確実に緩和す
ることができる。その結果、電流集中による特性の劣化
を確実に低減することができる。
ゲート型バイポーラトランジスタによれば、ポリシリコ
ン層が、第1の不純物領域の表面及び第2の半導体層の
主面と接しているため、ポシリコン層と、第1の不純物
領域及び第2の半導体層との接触面でゲッタリング効果
が生じる。そのため、製造プロセス中に導入される重金
属によるライフタイムの低下を低減することができる。
その結果、ライフタイムの低下によって生じるオン電圧
及び漏れ電流の増加を低減することができる。
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
を示す図である。
を示す図である。
で電子電流が流れる様子を示す図である。
を模式的に示す断面図である。
式的に示す断面図である。
式的に示す断面図である。
式的に示す断面図である。
電子電流が流れる様子を示す図である。
電子電流が流れる様子を示す図である。
n+不純物領域、6エミッタ電極、10 コレクタ電
極、11 n+不純物領域、12 p+半導体層、40〜
42 絶縁膜、50〜52 ゲート電極、80 n型半
導体層、100〜103 主面、104a,104b,
105 表面、200a〜200d構造。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の主面と、前記第1の主面とは反対
側の第2の主面とを有する第1導電型の第1の半導体層
と、 前記第1の半導体層の前記第1の主面上に形成された第
2導電型の第2の半導体層と、 前記第1の半導体層とは反対側の前記第2の半導体層の
主面内に、前記第1の半導体層とは接続されずに選択的
に形成された複数の前記第1導電型の第1の不純物領域
と、 各前記第1の不純物領域の表面を覆って、前記第2の半
導体層の前記主面上に形成されたコレクタ電極と、 前記第1の半導体層の前記第2の主面内に、前記第2の
半導体層とは接続されずに選択的に形成された前記第2
導電型の第2の不純物領域、前記第2の不純物領域の表
面内に、前記第1の半導体層と接続されずに選択的に形
成された前記第1導電型の第3の不純物領域、前記第3
の不純物領域と前記第1の半導体層とで挟まれた前記第
2の不純物領域の前記表面内に規定されるチャネル領
域、前記チャネル領域上に形成された絶縁膜、前記絶縁
膜上に形成されたゲート電極、及び、前記第2,3の不
純物領域に接続されたエミッタ電極を有する構造とを備
え、 前記構造は複数備えられ、 前記第1の不純物領域は、前記構造の各前記チャネル領
域に対応して形成され、かつ前記チャネル領域の下方の
みに形成されている、絶縁ゲート型バイポーラトランジ
スタ。 - 【請求項2】 各前記第1の不純物領域の前記表面及び
前記第2の半導体層の前記主面と接するポリシリコン層
を更に備え、 前記コレクタ電極は、前記ポリシリコン層を介して、各
前記第1の不純物領域の前記表面を覆って、前記第2の
半導体層の前記主面上に形成される、請求項1に記載の
絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
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