JP2003029205A - カラー立体表示装置 - Google Patents
カラー立体表示装置Info
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Abstract
に、光の利用効率が悪く映像が暗くなる点、レンチキュ
ラーレンズからなるスクリーンに投映する際に、各色の
指向性を無くすための調整が面倒で、しかも完全には無
くせず、色斑の発生が懸念される点や、投映される画像
とレンチキュラーレンズの各レンズとの位置合わせを、
その都度、厳密に行なわなければならない点等を解消す
る。 【解決手段】 液晶ディスプレイ等の表示パネル2とレ
ンチキュラーレンズシート3とを、レンズ1ピッチにピ
クセル2ピッチの割合で対応させて配列し、各レンチキ
ュラーレンズの左右のピクセルからの光を、各観察位置
(例えば両眼7Lおよび7R)に送り、隣接するレンチ
キュラーレンズからのR、G、およびBの三原色によ
り、各々の観察位置用の画素6L、6Rを構成し、視差
に基づく立体画像の表示を可能として、課題を解決する
ことができた。
Description
等の任意の表示パネルとレンチキュラーレンズシートと
を組み合わせてなるカラー立体表示装置に関するもので
ある。
としては、平面的な映像を表示し得るものが使用されて
いることが多いが、映像を立体表示にすれば、臨場感が
増したり、事物の立体的配置が分かりやすくなり利点が
生じ得る。
体表示を試みた例を示す図で、下面側に色分けして示し
た符号2を有する部分は、液晶表示装置を構成する三原
色の区域の最小単位であるピクセルの集合体である表示
パネル(あるいは、符号2は、カラーフィルタの各色の
区域とみなしてもよい。)を示し、表示パネル2の各区
域R、G、およびBの各々から、強度がコントロールさ
れた、赤色、緑色、および青色の光が出光し、出光した
光は、レンチキュラーレンズ11の各レンズにより屈折
して集光し、レンチキュラーレンズ11の集光部に対応
して上部に設けられた拡散層12の開孔部12aを通っ
た後、上面側のレンチキュラーレンズ11’により、適
宜な方向に向かって収束される。
原色R、G、およびBのピクセルを単位とする左眼用画
像(「左」で表示)、および右目用画像(「右」で表
示)のペアが形成されており、このペア毎に、1つの画
素が設定されて、図では、水平方向に密に配列されてい
る。下面側のレンチキュラーレンズ11の各レンズは、
1つの画素を構成する左眼用画像と右眼用画像にそれぞ
れ対応して設けられており、各々の画像に対応する開孔
部(アパーチャー)12aより透過する。開孔部12a
より出た光は、左眼用画像と右眼用画像のペア毎に対応
して設けられたレンチキュラーレンズ11’により屈折
されることにより、左眼用画像が上方の向かって右側の
方向に、右眼用画像が上方の向かって左側の方向に、そ
れぞれ収束することにより、視差が生じ、左眼用画像と
右眼用画像を同時に見ることにより、画像の立体感が得
られるものである。なお、上記のように開孔部12aを
有する拡散層12を用いる代わりに、表示パネル2から
の光をレンチキュラーレンズ11’からなるスクリーン
に投映する場合もある。
より表示パネル2からの光を絞るために、光の利用効率
が悪く、映像が暗くなる欠点が避けられない。また、
R、G、およびBの三原色のピクセルで画素を構成して
いるので、これら三つのピクセル毎に、レンチキュラー
レンズ11’の下面に集光させて、白色光とした後、指
向性を無くさないと、各ピクセル毎に、収束する位置が
ずれる結果となり、観察側の位置によって、ある1つの
ピクセルのみが見え、単色の映像しか見えないことにな
る。この問題の解決のためには、拡散層12の両面のレ
ンチキュラーレンズ11および11’を厳密に位置合わ
せして配置したものを、さらに、投映像との位置合わせ
をして配置する煩雑さがあり、いずれにおいても配置精
度を向上させるための調整に手間がかかる上、指向性を
完全に無くすことが困難であるために、色斑の発生も懸
念される。また、スクリーンに投映する方式において
も、投映される画像とレンチキュラーレンズの各レンズ
との位置合わせを、その都度、厳密に行なわなければな
らない不便さがある。
孔部12aを有する拡散層12を用いる場合に、光の利
用効率が悪く、映像が暗くなる点、レンチキュラーレン
ズからなるスクリーンに投映する際に、三原色の各色の
指向性を無くすための調整に手間がかかる上、指向性を
完全に無くせずに、色斑の発生が懸念される点、および
レンチキュラーレンズからなるスクリーンに投映する際
に、投映される画像とレンチキュラーレンズの各レンズ
との位置合わせを、その都度、厳密に行なわなければな
らない点を解消することを課題とする。
も、三原色の三つのピクセルからなる左眼用画像と右眼
用画像とを、レンチキュラーレンズの左右に対応させて
いたのに代えて、三原色の各々のピクセルを1つずつ、
レンチキュラーレンズの左右に対応させることにより解
決することができた。
数配列されて構成された表示パネルと、レンチキュラー
レンズがレンズの幅方向に多数並べられたレンズ面を有
するレンチキュラーレンズシートとが対向して配置され
ており、前記レンチキュラーレンズシートのレンズ1つ
につき2つの前記ピクセルからなる1つずつのピクセル
群が対応するよう配列されており、前記表示パネルは、
隣接する3つの前記ピクセル群の各々の一方の側に三原
色のそれぞれが割り振られたピクセルの組からなる一方
の眼用の画素と、他方の側に三原色のそれぞれが割り振
られたピクセルの組からなる他方の眼用の画素とから構
成されていることを特徴とするカラー立体表示装置に関
するものである。第2の発明は、第1の発明において、
前記三原色が赤色、緑色、および青色の各色であり、前
記表示パネルの前記ピクセルの各々には、赤色、緑色、
および青色が、順に繰返して割り振られていることを特
徴とするカラー立体表示装置に関するものである。第3
の発明は、第1の発明において、前記三原色が赤色、緑
色、および青色の各色であり、前記表示パネルの前記ピ
クセルの各々には、赤色、緑色、および青色が、同じ色
が2個所ずつ隣り合うようにして、順に繰返して割り振
られていることを特徴とするカラー立体表示装置に関す
るものである。第4の発明は、ピクセルが一定ピッチで
多数配列されて構成された表示パネルと、レンチキュラ
ーレンズがレンズの幅方向に多数並べられたレンズ面を
有するレンチキュラーレンズシートとが対向して配置さ
れており、前記レンチキュラーレンズシートのレンズ1
つにつきn個(ただし、nは2〜20の自然数)の前記
ピクセルからなる1つずつのピクセル群が対応するよう
配列されており、前記表示パネルは、隣接する3つの前
記ピクセル群の各々を構成するn個のピクセルのうち、
一方の側から数えた同番目のピクセルに、三原色のそれ
ぞれが割り振られたピクセルの各組からなっており、前
記ピクセルの各組が、前記一方の側から数えた順に、前
記レンチキュラーレンズシートのレンズ面側に設定され
たn個の観察位置の各々に順に送られるべき画素を構成
しているものであることを特徴とするカラー立体表示装
置に関するものである。第5の発明は、第1〜第4いず
れかの発明において、レンチキュラーレンズシートのレ
ンズ面がレンチキュラーレンズシートの素材の屈折率よ
りも低い屈折率を有する低屈折率層により埋められて平
坦化されていることを特徴とするカラー立体表示装置に
関するものである。第6の発明は、第5の発明におい
て、前記レンチキュラーレンズシートの素材、もしくは
低屈折率層を構成する素材の少なくともいずれかが、屈
折率が可変な材料で構成されていることを特徴とするカ
ラー立体表示装置に関するものである。第7の発明は、
第1〜第6いずれかの発明において、最も観察側に、観
察側の断面が鋸歯状のプリズム面を有するプリズムシー
トが配置されていることを特徴とするカラー立体表示装
置に関するものである。第8の発明は、第7の発明にお
いて、前記プリズム面が、前記プリズムシートの素材の
屈折率よりも低い屈折率を有する層で埋められて平坦化
されていることを特徴とするカラー立体表示装置に関す
るものである。第9の発明は、第8の発明において、前
記プリズムシート層、もしくは前記プリズムシートの前
記プリズム面を埋めて平坦化する層の少なくともいずれ
かが、屈折率が可変な材料で構成されていることを特徴
とするカラー立体表示装置に関するものである。第10
の発明は、第1〜第9いずれかの発明において、観察位
置とレンチキュラーレンズシートの表面との距離をL
(単位;mm)、設定した観察位置の数をn、ピクセル
幅をwとするとき、 3×n×w<(L×π)/(60×180) であることを特徴とするカラー立体表示装置に関するも
のである。
た、左右両眼で見たときに立体感を与えることが可能な
カラー立体液晶表示装置のうち、カラーフィルタ2およ
びレンチキュラーレンズシート3を組み合わせて配置し
た部分を示す図である。図において、カラーフィルタ2
は、図の向かって左側より、青色、赤色、および緑色
(順に、B、R、およびGで表示)の各色の微小カラー
フィルタが横方向にこの順で一定ピッチで繰返し配列さ
れ、および縦方向に一定ピッチで繰返し配列されたもの
である。なお、以降の図も含め、多数のレンチキュラー
レンズ、および多数のピクセル(ここでは微小カラーフ
ィルタ)のごく一部を描いてある。また、レンチキュラ
ーレンズシート3は、レンチキュラーレンズがレンズの
幅方向に一定ピッチで多数並べられたレンズ面を有する
もので、図のものは、図面の奥側にレンズ面を有してい
る。上記のカラーフィルタ2とレンチキュラーレンズシ
ート3とは、レンチキュラーレンズ1つにつき、通常は
微小カラーフィルタの2個からなる微小カラーフィルタ
群2aが1つずつが対応するよう配置されている。
(c)に示すように、下面側よりバックライト5、液晶
層をガラス内面に透明電極を有する二枚の電極シートで
はさんだ液晶パネル4、カラーフィルタ2、およびレン
チキュラーレンズ3が順に配置されたもので、液晶パネ
ルの両電極間に電位をかけることにより、バックライト
5からの白色光の透過量を制御し、カラーフィルタ2に
より、赤色、青色、および緑色の各色の光として上面側
に出光させるものである。なお、表示装置には、CRT
(ブラウン管)、プラズマディスプレイパネルのよう
に、自身が発光するタイプのものもあるが、いずれにせ
よ、表示装置全体としては、観察側に赤色、青色、およ
び緑色の光を出光させるものであるので、以降の説明で
引用する場合も含め、図1(a)におけるカラーフィル
タ2の図をもって、R、G、およびBのような三原色の
各々の色を表示するピクセルが一定ピッチで配列された
表示パネルを表す事とし、液晶、プラズマディスプレイ
等の方式を問わない。また、R、G、もしくはBの文字
で、しばしば、各々の色のピクセルを示すことがある。
ここで、三原色としては、赤色、緑色、および青色から
なる加色混合(加算混合)の場合の三色としたが、減色
混合(減算混合)の場合の青色、赤色、および黄色から
なる三色を用いることもあり得る。
ーレンズの下部の表示パネル2の互いに隣接した3つの
ピクセル群2aの図中、向かって左側半分にあるピクセ
ル、即ち、向かって左側から1番目のB、3番目のG、
および5番目のR(図中、○で囲んである。)のよう
に、1つおきに選択された3つのピクセル(図中、6L
で表示)から出光した光は、各々のピクセルの上部にあ
るレンチキュラーレンズ3により屈折されて左眼7Lで
観察することができ、ピクセル群2aの右側半分にある
ピクセル、即ち、上記で選択しされたピクセルの間、即
ち、向かって左側から2番目のR、4番目のB、および
6番目のGのように、1つおきに選択された3つのピク
セル(図中、6Rで表示)から出光した光は、各々のピ
クセルの上部にあるレンチキュラーレンズ3により屈折
されて右眼7Rで観察することができる。なお、以降に
おいて、特に断らなくても、右は図中の向かって右を、
また、左は図中の向かって左を指すものとし、ただし、
観察者は図の手前側を向いているものとするので、観察
者の左眼が図中の向かって右側に、右眼が図中の向かっ
て左にあるものとする。後述する多眼式の例において
も、多数並んだ眼に関する左右は二眼の場合の左右と同
様であり、多眼の観察者が図の手前側を向いているもの
として、図の左右とは逆であるとする。従って、表示パ
ネルの各ピクセル群2aの左側に三原色のそれぞれを割
り振っておき、各ピクセル群2aの右側にも同様にする
ことにより、隣接したピクセルの左側のピクセルの3つ
からなる組で左眼7L用の画素を、また、隣接したピク
セルの3つからなる組で右眼7R用の画素を構成するこ
とができる。即ち、両眼用としては6つの画素を使用す
ることになる。
は、2ピクセル毎に1のレンチキュラーレンズを対応さ
せることにより、ピクセルの光を、1つおきに左眼7L
もしくは右眼7Rに送ることができるので、図1の例で
は、右眼7Rでは、R、B、およびGのピクセル6Rが
順に繰返したことによる映像を、また、左眼7Lでは、
B、G、およびRのピクセル6Lが順に繰返したことに
よる映像を見ることができ、6R、および6Lで示した
3ピクセル毎に1つの色が決まり、これら6R、もしく
は6Lを構成するそれぞれのピクセルが左右の眼で解像
されない限り、即ち、ピクセルが観察する距離に対して
十分小さい限り、カラー立体液晶表示装置1全体として
は、カラー立体映像を眺めることが可能になる。
ルの光を、1つおきに左眼7Lもしくは右眼7Rに送る
ことができる、次のような構成であってもい。図2は、
カラーフィルタ2であり得る表示パネルとレンチキュラ
ーレンズ3との組み合わせて配置した状態を示し、図に
おいて、表示パネル2は、図の左側より、R、R、G、
G、B、B、・・・のように、同色のピクセルが二つずつ
横方向に、この順で繰返し、および縦方向に一定ピッチ
で配列したものであり、上記のカラーフィルタ2とレン
チキュラーレンズシート3とは、レンチキュラーレンズ
1つにつき、ピクセル2個からなるピクセル群2aの1
つずつが対応するよう配置されている。
のレンチキュラーレンズの下部にある二つの赤色のピク
セルR、Rからなるピクセル群2aのうち、左側のピク
セルRから出光した光は、各々のピクセルの上部にある
レンチキュラーレンズにより屈折されて左眼7Lで観察
することができ、同様に、左側から2番目のレンチキュ
ラーレンズの下部にあるピクセル群2aの左側のピクセ
ルGから出光した光、および、左側から3番目のレンチ
キュラーレンズの下部にあるピクセル群2aの左側のピ
クセルBから出光した光も、左眼7Lで観察することが
できる。また、各レンチキュラーレンズの下部のピクセ
ル群2aの右側にあるR、G、およびBのピクセルから
出光した光は、右眼7Rで観察することができる。従っ
て、同色のピクセルが二つずつ並んだ微小色表区域群が
配列した表示パネル2の各微小色表示群2aの左側から
選んだR、G、およびBに左眼用の画素を、また、右側
から選んだR、G、およびBに右眼用の画素を設定して
おけば、これら両方の画素により、立体視の際の1画素
が設定され、図1を引用して説明した例におけるのと同
様に、カラー立体表示装置1全体として、カラー立体映
像を眺めることが可能になる。
二例におけるように、2ピクセル毎に1つのレンチキュ
ラーレンズを配置して、ピクセルの光を、1つおきに左
眼もしくは右眼に送る構造としたので、単色やダブルト
ーンの表示を行なうこともでき、単色であれば、2ピク
セル、ダブルトーンであれば4ピクセルを単位にして立
体表示を行なうことができる。また、本発明の立体表示
装置は、3以上の数nのピクセルに1つのレンチキュラ
ーレンズを配置して、n眼式(多眼式)の立体表示を行
なうこともできる。従って、上記の左右両眼で見る2眼
式は、多眼式のうちの一例である。多眼式においても、
2眼式と同様、単色表示やカラー表示があり得るが、本
質的な相違はないので、以降の説明では、カラー立体表
示の場合を説明する。なお、n眼式(多眼式)のnは、
2以上の自然数であって、大きくできるが、ピクセルの
数、製作精度、映像の明るさの観点から、実用上、20
以下とすることが好ましい。
ラーレンズを対応させて配置し、レンズ面側に等間隔に
位置を設定した6つの観察用の眼で観察可能とする、6
眼式の立体表示を行なわせる例を示す図で、表示パネル
2は、左側から1番目のレンチキュラーレンズの下部
に、左側からR、G、B、R、G、Bの順のピクセルか
らなる第1のピクセル群2aが配列しており、左側から
2番目のレンチキュラーレンズの下部に、左側からG、
B、R、G、B、Rの順のピクセルからなる第2のピク
セル群2a、さらには、左側から3番目のレンチキュラ
ーレンズの下部に、左側からB、R、G、B、R、Gの
順のピクセルからなる第3のピクセル群2aが配列した
もので、以降は、これら第1、第2、および第3のピク
セル群の繰返しになる。
群2aの、左側から1番目のピクセルから出た光のいず
れもが、6つの観察用の眼のうち、「最も左」(図では
向かって最も右)の観察用の眼に送られ、左側から2番
目のピクセルから出た光のいずれもが、図中右側から2
番目の観察用の眼に送られ、以降、同様に、それぞれの
ピクセル群2aにおける左側から数えた順番に応じた位
置の観察用の眼に送られる。
えて同じ順番(=同番目)であるピクセルは、例えば、
撮影対象をカメラアングルを順次変えて撮影した画像
の、同一カメラアングルに相当する画素を構成すること
ができ、例えば、表示パネル2のピクセルの各々の群
の、向かって左側から1番目のピクセルR、G、および
B(図3中、いずれも○で囲んだR、G、およびBを付
したピクセル)を、撮影対象を最も左側から撮影した画
像の画素を構成するものとして、出光した光を、観察用
の眼のうち「最も左」(図では向かって最も右)のもの
に送るよう設定し、以降の2番目、3番目、…のピクセ
ルについては、撮影した位置、および出光した光を送る
べき観察用の眼を右側にずらしていくよう設定すること
により、観察用の眼の位置により、カメラアングルの異
なる画像を眺めることが可能になる。
ル群2aの各々におけるピクセルの配列順を、第1のピ
クセル群でR、G、B、R、G、Bの順、第2のピクセ
ル群でG、B、R、G、B、Rの順、および第3のピク
セル群でB、R、G、B、R、Gの順のように、互いに
異なる配列順としてある。この理由は、いずれのピクセ
ル群も、同じピクセルの配列順、例えば、R、G、B、
R、G、B、・・・の繰返しとすると、図3の例のよう
に、6ピクセル毎に1つのレンチキュラーレンズを対応
させて配置した場合、各ピクセル群の先頭のピクセルの
色が同じになって、カラー表示ができなくなるのを避け
るためである。1つのレンチキュラーレンズに対応させ
るピクセルの数が、3、6、9、12、…のような3の
倍数のピクセル毎に配置した場合、各ピクセル群におけ
るピクセルの配列順を互いに異なるようにする必要があ
るが、1つのレンチキュラーレンズに対応するピクセル
の数が、3の倍数以外である場合には、表示パネル2上
の配列がR、G、B、R、G、B、・・・の繰返しであっ
て差し支えない。
おいても、図2を引用して説明したように、1つのレン
チキュラーレンズに対応する複数のピクセルを同色で構
成することもできる。図4は、図3におけるのと同様、
6眼式の立体表示を行なわせる例であるが、表示パネル
2は、左側から1番目の第1のピクセル群2aの6つの
ピクセルをRで、2番目の第2のピクセル群2aの6つ
のピクセルを6つのGで、3番目の第3のピクセル群2
aの6つのピクセルを6つのBで、それぞれ構成してあ
る。
群2aの、左側から1番目のピクセルR、G、およびB
から出た光のいずれもが、6つの観察用の眼のうち、
「最も左」(図では最も右)の観察用の眼に送られ、以
下、同様に向かって左側から2番目のピクセルR、G、
およびBから出た光のいずれもが、6眼のうち「左から
2番目」(図では右から2番目)の観察用の眼に送られ
るというように、それぞれのピクセル群における位置に
応じた位置の観察用の眼に送られる。
ては、1つのレンチキュラーレンズに対応する複数のピ
クセルを同色で構成したので、隣り合うレンチキュラー
レンズに対応するピクセル群2aの同じ個所から選択さ
れるピクセルどうしは、必ず色が異なり、先に述べたよ
うに、1つのレンチキュラーレンズに対応するピクセル
の数が3の倍数であっても、各群の先頭のピクセルの色
が同じになることはない。
レンチキュラーレンズシート3としては、個々のレンチ
キュラーレンズの断面形状が円形、楕円形、もしくは放
物線等の2次曲線の一部である通常のものを原則的に使
用することができる。レンチキュラーレンズシート3の
レンズ面を観察側に配置するときは、レンズ面に凹凸を
有するため、傷付きや汚れを招く恐れもあるので、屈折
率の低い樹脂でレンズ面の凹凸をならして平坦化するこ
とにより、これらの恐れを少なくすることを行なっても
よい。
レンズ面(図では上面)に低屈折率層8を被覆して、レ
ンズ面の凹凸を埋め、上面を平坦化した例を示す。層9
および10については後述する。このように、レンズ面
を平坦化することにより、傷付きや汚れを防止する効果
が生じる。ここで、レンチキュラーレンズシート3は相
対的に高屈折率層であるとして、被覆した低屈折率層8
との屈折率の差を大きくすると、眼7で図示してある観
察位置をレンチキュラーレンズシート3に近づけること
ができ、屈折率の差を小さくすると、観察位置は遠ざか
る。
は低屈折率層8のいずれかを変えることにより、同じレ
ンズ形状であっても、低屈折率層8を合せたレンチキュ
ラーレンズシートの焦点距離を変えることができ、例え
ば、低屈折率層8を合せたレンチキュラーレンズシート
の焦点距離を充分長くすることにより、2眼式における
左右の眼の視差を生じさせないようにして立体表示を通
常の平面表示とすることもできる。レンチキュラーレン
ズシート3の少なくともレンチキュラーレンズ、もしく
は低屈折率層8のいずれかを、屈折率が可変な液晶等の
材料で構成して、低屈折率層8を合せたレンチキュラー
レンズシートの焦点距離を可変としてもよい。屈折率が
可変な液晶等を使用する場合、液晶に印加する電位の制
御により焦点距離を変えることができるから、観察者と
の距離を検知して、観察者が立体画像を眺められるよ
う、焦点距離を調節することも可能である。
きくなるにつれ、カラー立体表示装置の周辺部では、中
央部にくらべ、同じ観察位置からの角度差が大きくなる
ので、既に説明した例で言えば、レンチキュラーレンズ
1ピッチあたり、表示パネルのピクセルの2つ分、もし
くは6つ分を、寸法を合わせて配置しただけでは、周辺
部において、レンチキュラーレンズとピクセルの光学的
な対応が取れなくなることがあり得る。そこで、表示パ
ネル2のピクセルとレンチキュラーレンズとの所定の寸
法比よりも、レンチキュラーレンズのピッチを幾分小さ
くするか、レンチキュラーレンズの光軸を、周辺部に近
づくほど、レンチキュラーレンズシート中央部の法線よ
りに傾けることが好ましい。
キュラーレンズシート3の観察側に観察側の断面が鋸歯
状のプリズム面を有するプリズムシート9が配置されて
いてもよく、このプリズムシート9により、観察位置を
ずらすことができ、図では点線で示す右の方(方向とし
ては矢印方向)に光が送られることになる。プリズムシ
ート9は、図で言えば上面に凹凸を有するので、レンチ
キュラーレンズシート3と同様、プリズム面に傷付きや
汚れを招く恐れもあるので、プリズム面を別の層10で
ならして平坦化することにより、これらの恐れを少なく
することを行なってもよい(図5)。
べ、相対的に高いことが好ましく、両層の屈折率の差を
大きくすると、観察位置を大きくずらすことができる。
また、層9、もしくは層10のいずれかを、屈折率が可
変な液晶等の材料で構成して、層9、および層10を合
せたレンチキュラーレンズシートの焦点距離を可変とし
てもよい。
必要に応じて、カラー立体表示装置の表面の諸性能を改
善するための方策を講じることができる。例えば、それ
らの方策としては、反射防止性、表面硬度(ハードコー
トによる)、ぎらつき防止性、もしくは帯電防止性の付
与を挙げることができる。これらの方策は、通常、平坦
な面への塗付方式によって行なわれることが多いので、
上記したような、レンチキュラーレンズシート3のレン
ズ面を埋めて平坦化したものや、最も観察側に設け得る
プリズムシートの表面のプリズム面を埋めて平坦化した
ものに適用することが好ましい。
の方向に、表示パネルからの光(映像光)が有効に向か
うよう、種々の方策を講じてもよく、例えば、プリズ
ム、リニアフレネルレンズ、サーキュラーフレネルレン
ズ、2次元凸レンズ、もしくは3次元凸レンズ等を適宜
な位置に配置することが、これらの方策として挙げるこ
とができる。
表示装置においては、三原色のピクセル1つずつからな
る画素において、各ピクセルが解像されない限り、カラ
ー立体表示装置1全体で、カラー立体映像を眺めること
が可能になる。図1(b)に示すように、隣接し合う3
つのピクセル群2aから、R、B、およびG、または
B、G、およびRが一つの画素として認知されるには、
これらの6ピクセルの両端と眼とを結んだ線の観察位置
における角度θが、視力が1.0である観察者の場合、
角度で1分以内であれば、各ピクセルは解像されない。
シート3の表面との距離をL(単位;mm)、観察位置
の数(=多眼式の眼の数)をn、ピクセル幅をwとする
と、3×n個のピクセルの合計幅が1分以内なのであ
り、角度1分程度の微小角度θに関しては、tanθ=
θであるから、次式が成り立つ。即ち、3×n×w<
(L×π)/(60×180)である。仮にLを2,5
00mm(=2.5m)、5眼式(n=5)とすると、
w<2500×π/(60×180×3×5)=0.0
485となり、ピクセル1個当りの幅を48μm以下と
すれば、この条件では解像されないので、カラー立体画
像を眺めることが可能になる。
ているときに、観察距離Lをどれくらい取る必要がある
かの例を示すと、ピクセル幅;40μm、2眼式(n=
2)の場合、L>3×2×0.04×60×180/π
=825となり、825mm以上の観察距離を取れば、
6ピクセル分の幅以下の解像性を有しないので、カラー
立体画像を眺めることが可能になる。
的な本発明のカラー立体表示装置を示す。
素数;3,840、ピクセル数;11,520、および
垂直画素数;2,400の液晶ディスプレイを用いた。
各ピクセルのカラーフィルタの色は向かって左側より、
R、G、およびBのこの順の繰返しとなっている。この
表示パネルの水平方向の2ピクセル毎に1つのレンチキ
ュラーレンズを対応させ、従って、レンチキュラーレン
ズの総数が5,760のレンチキュラーレンズシートを
レンズ面が観察者側になるよう、表示パネルの前面に密
着させた。これにより、左右両眼に高精細ディスプレイ
の水平解像度に相当する映像信号を送ることができた。
右眼では、RBGに相当する信号、また、左眼では、G
RBに相当する信号にそれぞれ基づく色が見え、全体と
して、カラー立体画像を眺めることができる。
示パネルを用い、表示パネルの水平方向の6ピクセル毎
に1つのレンチキュラーレンズを対応させ、従って、レ
ンチキュラーレンズの総数が1,920のレンチキュラ
ーレンズシートをレンズ面が観察者側になるよう、表示
パネルの前面に密着させた。これにより、水平解像度
は、640(=3,840÷6)となり、通常のTV信
号の解像度で、6眼式の立体視画像を表示することがで
きた。ただし、各ピクセルのカラーフィルタの配列を、
レンチキュラーレンズ毎に変え、向かって左側から1番
目のレンチキュラーレンズに対応するピクセルのカラー
フィルタの配列を、RGBRGB、2番目のレンチキュ
ラーレンズに対応するピクセルのカラーフィルタの配列
を、GBRGBR、3番目のレンチキュラーレンズに対
応するピクセルのカラーフィルタの配列を、BRGBR
Gとして、6眼の各位置で、それぞれ、RGB、GB
R、BRGに相当する色が見えるようにし、表示パネル
を表示させるための信号も、このピクセルのカラーフィ
ルタの配列に合うよう変更した。
ルの水平方向の6ピクセル毎に1つのレンチキュラーレ
ンズを対応させ、また、各レンチキュラーレンズに対応
する6つのピクセルのカラーフィルタを同色とし、即
ち、RRRRRR、GGGGGG、BBBBBBのよう
にして、以降は、この繰返しとした。これにより、水平
解像度が製造例2のものと同じである、6眼式の立体視
画像を表示することができた。
示パネルを用い、表示パネルの水平方向の5ピクセル毎
に1つのレンチキュラーレンズを対応させ、従って、レ
ンチキュラーレンズの総数が2,304のレンチキュラ
ーレンズシートをレンズ面が観察者側になるよう、表示
パネルの前面に密着させた。この場合は、製造例3のよ
うに各ピクセルのカラーフィルタの配列を変える必要は
なく、向かって左側より、R、G、およびBのこの順の
繰返しのままとした。この場合には、水平解像度は、7
68(=3,840÷5)となり、欧州、中東、豪州、
および中国等の各国のTVに相当する水平解像度で、5
眼式の立体視画像を表示することができた。
ルのサイズは、縦;150μm、横;50μmであり、
また、使用したレンチキュラーレンズは、ピッチ;10
0μm、曲率;450μm、レンズ部分の屈折率;1.
5である。この場合には、ディスプレイから約2m離れ
た位置で立体画像を眺めることができた。
を100μmとし、レンチキュラーレンズシートの観察
面側のレンズ面の凹凸を、屈折率が1.4の樹脂を用い
て埋めることにより、表面を平坦化した。解像度として
は、製造例1の場合と同じ立体画像を見ることができ、
レンチキュラーレンズシートの観察側が平坦であるため
に、画像のコントラストが優れており、また、表面の屈
折率が低いために、反射が減って、外部の照明や事物が
表面に映って画像が見えにくくなることが低減できた。
レンチキュラーレンズシートのレンズ部分を屈折率が
1.45〜1.6の間で可変である液晶で構成したの
で、立体画像を観察できる距離を調整することができ
た。
観察側にプリズムシートとプリズムシートのプリズム面
を屈折率が可変である液晶で埋めて平坦化したものを用
いたので、水平方向の観察位置を調整することができ
た。
ピクセルのピッチと、レンチキュラーレンズのピッチと
を予め対応させて配置してあるので、調整の問題が無
く、また、拡散層の開孔部による絞りを必要としないの
で映像が暗くなったり、色斑が生じることが無く、隣接
するピクセル群より、左右両眼に、左右各々の画素を構
成するための三原色の光が別々に到達するよう構成され
た、カラーの立体映像を見ることが可能なカラー立体表
示装置を提供することができる。請求項2の発明によれ
ば、請求項1の発明の効果に加え、通常、用いられてい
るブラウン管、液晶表示パネル、もしくはプラズマディ
スプレイパネル等の、赤色、緑色、および青色の光の三
原色の表示用の各ピクセルが繰返して配列されたカラー
表示パネルを利用したカラー立体表示装置を提供するこ
とができる。請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、通常、用いられているブラウン管、液晶
表示パネル、もしくはプラズマディスプレイパネル等
の、赤色、緑色、および青色の光の三原色の表示用の各
ピクセルが二つずつ繰返して配列されたカラー表示パネ
ルを利用したカラー立体表示装置を提供することができ
る。請求項4の発明によれば、1つのレンチキュラーレ
ンズにn個のピクセルを対応させ、n個の観察位置に隣
接するレンチキュラーレンズから、1画素を構成する三
原色を光を送れるよう配置したので、請求項1の発明の
左右両眼で観察する場合と同様、調整の問題が生じた
り、映像が暗くなったり、色斑が生じることが無いn眼
式のカラー立体表示装置を提供することができる。請求
項5の発明によれば、請求項1〜請求項4いずれかの発
明の効果に加え、使用するレンチキュラーレンズのレン
ズ面が低屈折率層により埋められて平坦化されているの
で、傷付きや汚れを防止することが可能になるほか、レ
ンチキュラーレンズおよび低屈折率層の各々の屈折率を
変えることにより、観察位置の遠近を変えることが可能
なカラー立体表示装置を提供することができる。請求項
6の発明によれば、請求項5の発明の効果に加え、レン
チキュラーレンズシートの素材、もしくは低屈折率層を
構成する素材の少なくともいずれかが、屈折率が可変な
材料で構成されているので、レンチキュラーレンズシー
ト、もしくは低屈折率層を取り替えずに、観察位置を変
えることが可能なカラー立体表示装置を提供することが
できる。請求項7の発明によれば、請求項1〜請求項6
いずれかの発明の効果に加え、さらにプリズムシートを
観察側に配置することにより、観察位置を上下左右にず
らすことが可能なカラー立体表示装置を提供することが
できる。請求項8の発明によれば、請求項7の発明の効
果に加え、プリズムシートのプリズム面が低屈折率な層
により埋められて平坦化されているので、傷付きや汚れ
を防止することが可能で、プリズムシートと低屈折率な
層の組み合わせにより、観察位置を上下左右に変えるこ
とが可能なカラー立体表示装置を提供することができ
る。請求項9の発明によれば、請求項8の発明の発明の
効果に加え、プリズムシートの素材、もしくはプリズム
面を埋めて平坦化する層の少なくともいずれかが、屈折
率が可変な材料で構成されているので、プリズムシー
ト、もしくは低屈折率層を取り替えずに、観察位置を上
下左右に変えることが可能なカラー立体表示装置を提供
することができる。請求項10の発明によれば、請求項
1〜請求項9いずれかの発明の効果に加え、距離L、設
定した観察位置の数n、ピクセル幅wが特定の関係を規
定することにより、2眼式を含む多眼式立体表示が有効
におこなわれ得るカラー立体表示装置を提供することが
できる。
る。
である。
を示す図である。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 ピクセルが一定ピッチで多数配列されて
構成された表示パネルと、レンチキュラーレンズがレン
ズの幅方向に多数並べられたレンズ面を有するレンチキ
ュラーレンズシートとが対向して配置されており、前記
レンチキュラーレンズシートのレンズ1つにつき2つの
前記ピクセルからなる1つずつのピクセル群が対応する
よう配列されており、前記表示パネルは、隣接する3つ
の前記ピクセル群の各々の一方の側に三原色のそれぞれ
が割り振られたピクセルの組からなる一方の眼用の画素
と、他方の側に三原色のそれぞれが割り振られたピクセ
ルの組からなる他方の眼用の画素とから構成されている
ことを特徴とするカラー立体表示装置。 - 【請求項2】 前記三原色が赤色、緑色、および青色の
各色であり、前記表示パネルの前記ピクセルの各々に
は、赤色、緑色、および青色が、順に繰返して割り振ら
れていることを特徴とする請求項1記載のカラー立体表
示装置。 - 【請求項3】 前記三原色が赤色、緑色、および青色の
各色であり、前記表示パネルの前記ピクセルの各々に
は、赤色、緑色、および青色が、同じ色が2個所ずつ隣
り合うようにして、順に繰返して割り振られていること
を特徴とする請求項1記載のカラー立体表示装置。 - 【請求項4】 ピクセルが一定ピッチで多数配列されて
構成された表示パネルと、レンチキュラーレンズがレン
ズの幅方向に多数並べられたレンズ面を有するレンチキ
ュラーレンズシートとが対向して配置されており、前記
レンチキュラーレンズシートのレンズ1つにつきn個
(ただし、nは2〜20の自然数)の前記ピクセルから
なる1つずつのピクセル群が対応するよう配列されてお
り、前記表示パネルは、隣接する3つの前記ピクセル群
の各々を構成するn個のピクセルのうち、一方の側から
数えた同番目のピクセルに、三原色のそれぞれが割り振
られたピクセルの各組からなっており、前記ピクセルの
各組が、前記一方の側から数えた順に、前記レンチキュ
ラーレンズシートのレンズ面側に設定されたn個の観察
位置の各々に順に送られるべき画素を構成しているもの
であることを特徴とするカラー立体表示装置。 - 【請求項5】 レンチキュラーレンズシートのレンズ面
がレンチキュラーレンズシートの素材の屈折率よりも低
い屈折率を有する低屈折率層により埋められて平坦化さ
れていることを特徴とする請求項1〜請求項4記載のカ
ラー立体表示装置。 - 【請求項6】 前記レンチキュラーレンズシートの素
材、もしくは低屈折率層を構成する素材の少なくともい
ずれかが、屈折率が可変な材料で構成されていることを
特徴とする請求項5記載のカラー立体表示装置。 - 【請求項7】 最も観察側に、観察側の断面が鋸歯状の
プリズム面を有するプリズムシートが配置されているこ
とを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のカラー立体
表示装置。 - 【請求項8】 前記プリズム面が、前記プリズムシート
の素材の屈折率よりも低い屈折率を有する層で埋められ
て平坦化されていることを特徴とする請求項7記載のカ
ラー立体表示装置。 - 【請求項9】 前記プリズムシート層、もしくは前記プ
リズムシートの前記プリズム面を埋めて平坦化する層の
少なくともいずれかが、屈折率が可変な材料で構成され
ていることを特徴とする請求項8記載のカラー立体表示
装置。 - 【請求項10】 観察位置とレンチキュラーレンズシー
トの表面との距離をL(単位;mm)、設定した観察位
置の数をn、ピクセル幅をwとするとき、 3×n×w<(L×π)/(60×180) であることを特徴とする請求項1〜9いずれか記載のカ
ラー立体表示装置。
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