JP2003018039A - Rf段モジュール - Google Patents
Rf段モジュールInfo
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Abstract
れ、かつ低消費電力の小型のRF段モジュールを提供す
る。 【解決手段】 送信回路、受信回路及びアンテナとの間
に配置し、前記送信回路と前記アンテナとの接続、およ
び前記受信回路と前記アンテナとの接続を制御するスイ
ッチ回路と、当該スイッチ回路と前記送信回路との間に
配置する第1の平衡−不平衡回路を具備し、前記第1の
平衡−不平衡回路は第1の伝送線路と当該第1の伝送線路
と電磁結合する第2の伝送線路と第3の伝送線路を備
え、前記第1の伝送線路は一端を不平衡端に接続して他
端を接地又は開放端とし、第2の伝送線路は一端を接地
して他端を第1の平衡端に接続し、第3の伝送線路は一
端を接地して他端を第2の平衡端に接続したバルントラ
ンスを、前記第1の平衡−不平衡回路を構成するバルン
トランスの前記第2、第3の伝送線路の一端同士を接続
しコンデンサを介して接地する。
Description
タ、その周辺装置、携帯電話などの移動体通信機に用い
られ、これを相互に接続してデータ通信を行う周波数ホ
ッピング方式使用するブルートゥース等のRF回路に関
し、特に高周波スイッチ回路とその周辺回路を複合一体
化したRF段モジュールに関する。
ientific and Medical、産業、科学及び医療)帯域は、
DSSS(Direct Sequence Spread Spectrumダイレ
クト・シーケンス・スペクトル拡散)、無線通信向けの
もの等のIEEE802.11規格に準拠する無線LA
N(WLAN)通信に利用されている。このような無線
LAN(WLAN)と同じ2.4GHzのISM帯域を
利用し、関連し合う電子機器との接続がケーブルを用い
ることなく実現でき極めて利便性の高い技術である近距
離無線規格ブルートゥース(BluetoothTM)
が提案されている。このブルートゥースは2.4GHz
の前記ISM周波数帯を複数の無線チャンネルに分割し
て使用し、さらに各無線チャンネルを単位時間(1/1
600秒)ごとに分割してタイムスロットとし、使用す
る無線チャンネルをタイムスロットごとに切り替える耐
ノイズ性に優れた周波数ホッピング方式が採用されてい
る。送受信の切り替えは、PHS(PersonalHandy Phon
e System)等と同様に時分割複信(TDD;Time Divisi
on Duplex)方式が採用され、このTDD方式は送信と
受信を同一のキャリア周波数とする方式である。
一敷地内、同一建物内など比較的狭い地域として想定さ
れているので、電波が到達するエリアは10m程度の距
離範囲であり、送信時で30mW、待機時では0.3m
Wと省電力に設計されている。このようなブルートゥー
スのRF回路の一例を図1に示す。このブルートゥース
のRF回路は、アンテナANTの後段に高周波フィルタ
(FILTER)が配置され、アンテナから入放射する
高周波信号は伝送すべき送受信信号に濾波される。その
後段には送信回路TXと前記アンテナANTとの接続、
及び受信回路RXと前記アンテナANTとの接続を切り
替える高周波スイッチSWと、この高周波スイッチSW
と前記送信回路間に配置される平衡−不平衡変換回路で
ある第1のバルントランスBalun1と、前記高周波
スイッチと前記受信回路間に配置される第2のバルント
ランスBalun2とを有する。前記高周波スイッチS
Wは、ブルートゥースの通信がTDD方式で行われるこ
と、送信時の電力が30mWと極めて省電力であること
がら、GaAsスイッチが広く用いられている。スイッ
チ回路によりアンテナと受信回路間、送信回路とアンテ
ナ間との接続が切換えられ、高周波信号はそれぞれの回
路に適宜導かれる。RFICのRF段モジュール側の入
出力部は雑音指数をさげ、受信感度を上げるように、そ
れぞれ差動動作する様に2本の信号端子にて構成されて
いる。そして前記RFICの入出力インピーダンスは5
0Ω〜200Ω程度であるため、各部品の特性インピー
ダンスが異なる場合には、インピーダンス変換回路も必
要となり、スイッチ回路とRFICとの間には平衡‐不
平衡回路として前記バルントランスBalun1,2が
配置されている。
ュールは、その無線システムのもつ利便性から、用いら
れる機器の小型軽量化されたデザイン等の市場要求に応
じて、RF段モジュールも小型軽量化が求められ、また
低価格化の要請も強い。前記RFICはパワーアンプ等
の高周波デバイスを含み、これを駆動するのに従来は直
流電圧供給手段からチョークコイルを介して直流電圧を
供給していた。小型軽量化の要求に対して最近のRF段
モジュールにおいては、前記チョークコイルを含む回路
部品の低減が求められていた。また、RF段モジュール
が用いられる機器は、携帯電話などに複合化されるよう
になってきている。無線LANやブルートゥースが利用
するISM周波数帯域は、工作機械や電子レンジ等から
の放射ノイズが多い帯域であることから、無線システム
として、もともと通信方式として耐ノイズ性に優れた周
波数ホッピング方式が採用されている。しかしながら、
他の通信機器、例えばPCS(Personal Co
mmunication Services)たDCS
(Digital Cellular System)
等の携帯電話の高周波信号がごく近傍に存在する場合に
は、その高周波信号がノイズとして作用し、前記周波数
方式であっても少なからず影響を受けてしまう。他方、
通信機器にとっても同様に、ブルートゥースの高周波信
号がノイズとして作用する。このためアンテナから放射
される帯域外の高周波信号は、ブルートゥースでは例え
ば2倍波で30dB以上の減衰量が望まれている。しか
しながら前記スイッチ回路としてGaAsスイッチを用
いる場合には、広帯域な挿入損失で帯域外の減衰量も小
さいといった特性から、アンテナトップに配置される高
周波フィルタは、その帯域外減衰量の大きなものが必要
とされるが、大きな帯域外減衰量を得ようとすれば、フ
ィルタを構成する回路素子を増やさざるを得ず、挿入損
失が劣化し、形状も大きくせざるを得ず、更なるRF段
モジュールの小型化には限界があった。また無線LAN
やブルートゥースは、携帯電話やノート型コンピュータ
のように、バッテリーで駆動させる機器において使用さ
れる場合が多い。この為更なる低消費電力化も望まれて
いるが、前記の理由から困難な状況にあった。そこで本
発明の目的は、部品点数を削減し、高調波の減衰特性に
優れ、かつた低消費電力である小型のRF段モジュール
を提供することである。
信回路及びアンテナとの間に配置され、前記送信回路と
前記アンテナとの接続、および前記受信回路と前記アン
テナとの接続を制御するスイッチ回路と、当該スイッチ
回路と前記送信回路との間に配置される第1の平衡−不
平衡回路を具備し、前記第1の平衡−不平衡回路は第1
の伝送線路と当該第1の伝送線路と電磁結合する第2の
伝送線路と第3の伝送線路を備え、前記第1の伝送線路
は一端が不平衡端に接続され他端が接地又は開放端とな
り、第2の伝送線路は一端が接地され他端が第1の平衡
端に接続され、第3の伝送線路は一端が接地され他端が
第2の平衡端に接続されるバルントランスであって、前
記第1の平衡−不平衡回路を構成するバルントランスの
前記第2、第3の伝送線路の一端同士が接続しコンデン
サを介して接地されるRF段モジュールである。本発明
において、前記スイッチ回路と前記受信回路との間に配
置される第2の平衡−不平衡回路を具備し、前記第2の
平衡−不平衡回路は第4の伝送線路と当該第4の伝送線
路と電磁結合する第5の伝送線路と第6の伝送線路を備
え、前記第4の伝送線路は一端が不平衡端に接続され他
端が接地又は開放端となり、第5の伝送線路は一端が接
地され他端が第3の平衡端に接続され、第6の伝送線路
は一端が接地され他端が第4の平衡端に接続されるバル
ントランスとするのが好ましい。本発明のRF段モジュ
ールでは、前記コンデンサのホット側から前記第2、第
3の伝送線路に直流電圧を供給し、第1及び第2の平衡
端子から直流電圧を出力するようになした。この直流電
圧により、RFICのパワーアンプを動作させている。
アンテナとスイッチ回路との間に、フィルタ回路を配置
するのが好ましい。さらに、送信回路からアンテナの間
に、前記送信回路からの高周波信号からの高周波信号に
含まれる他の無線通信システム周波数帯の周波数成分を
選択的に減衰させるように、インダクタとコンデンサと
の直列共振回路により減衰極を形成するのが好ましい。
そして、前記スイッチ回路と、前記第1、第2の平衡−
不平衡回路とを複数の誘電体層を積層してなる積層体に
一体化するのが好ましく、さらに誘電体アンテナを具備
し、該誘電体アンテナを前記積層体に一体化してもよ
い。
する。図1は本発明の一実施例に係るRF段モジュール
の回路ブロックの一例であり、図2乃至5は前記RF段
モジュールに用いるバルントランスBalun1、2の
等価回路である。このRF段モジュールは、不要な高周
波信号を減衰させる高周波フィルタ(FILTER)
と、送信信号と受信信号を切り換える高周波スイッチ
(SW)、平衡−不平衡変換回路としてのバルントラン
スBalun1、Balun2を備える。図2に送信側
に用いるバルントランスの一例を示す。送信側(TX)
のバルントランスBalun1は、第1の伝送線路L1
とこの第1の伝送線路L1と電磁結合する第2の伝送線
路L2と第3の伝送線路L3を備え、前記第1の伝送線
路L1は一端が不平衡端101に接続され他端が接地さ
れ、第2の伝送線路L2は一端が接地され他端が第1の
平衡端102に接続され、第3の伝送線路L3は一端が
接地され他端が第2の平衡端103に接続される。前記
第1の平衡−不平衡回路を構成するバルントランスの前
記第1、第2の伝送線路の一端同士が接続してコンデン
サC1を介して接地されるとともに、前記コンデンサの
ホット側から第2の伝送線路L2と第3の伝送線路L3
に直流電圧を供給できるように電圧供給端Vddが形成
されている。この電圧供給端Vddからみて、前記第2
の伝送線路L2と前記第3の伝送線路L3はほぼ等しい
線路長を有しおり、前記電圧供給端Vddから直流電圧
が供給されると、第2の伝送線路L2と前記第3の伝送
線路L3には、ほぼ同じ大きさの電流が逆方向に流れ、
第1の平衡端102と第2の平衡端103には略等しい直
流電圧が出力される。前記第1の平衡端102と第2の
平衡端103はRFICの送信側出力部に接続されてお
り、電圧供給端Vddから直流電圧を印加した場合にR
FICの送信出力部の2本の平衡端子に、同時にほぼ等
しい直流電圧を印加できる。このため従来必要であった
チョークコイルを準備する必要がない。本発明のRF段
モジュールによれば、従来電圧供給のために必要であっ
た複数のディスクリート部品を削減することが出来るた
め、RF段モジュールを小型かつ軽量化出来、価格も低
廉化出来る。また、前記コンデンサC1は第1の平衡端
102と第2の平衡端103に入力される高周波信号の
位相差を調整するように機能させることも出来る。
回路であり、このバルントランスの場合は、前記第1の
伝送線路は一端が不平衡端に接続され他端が開放端とな
り、第2の伝送線路は一端が接地され他端が第1の平衡
端に接続され、第3の伝送線路は一端が接地され、他端
が第2の平衡端に接続される。この場合も前記第1の平
衡−不平衡回路を構成するバルントランスの前記第1、
第2の伝送線路の一端同士が接続しコンデンサC1を介
して接地されるとともに、前記コンデンサのホット側か
ら直流電圧を供給できるように電圧供給端Vddが形成
されており、図2に開示したバルントランスと同様に第
2の伝送線路L2と前記第3の伝送線路L3には、ほぼ
同じ大きさの電流が逆方向に流れ、第1の平衡端102
と第2の平衡端103には略等しい直流電圧が出力され
る。したがって別途チョークコイルを準備する必要がな
く、従来電圧供給のために必要であった複数のディスク
リート部品を削減することが出来るため、RF段モジュ
ールを小型かつ軽量化出来、価格も低廉なものに出来
る。また、このバルントランスは図14に示すように、
2.4GHzの2倍波帯域で減衰極をもつ。バルントラ
ンス単体でも不要な高周波信号を減衰させることがで
き、前段に配置される高周波フィルタに求められる帯域
外減衰量、特に通過帯域よりも高周波側の減衰量は、そ
れほど大きなものを用いなくてもよい。この為、高周波
フィルタを少ない回路素子で構成出来るので小型化で
き、また低挿入損失となるので低消費電力化も実現する
ことができる。それほど大きな帯域外減衰量が必要とさ
れない場合に、前記高周波フィルタとして積層LCフィ
ルタ、弾性表面波フィルタを用いることができ、これら
は共に安価に構成できるので、その結果としてRF段モ
ジュールも安価に提供することが出来る。
スBalun2の一例を図4、5に示す。例えば図4の
バルントランスBalun2は、第4の伝送線路L4と
この第4の伝送線路L4と電磁結合する第5の伝送線路
L5と第6の伝送線路L6を備え、前記第4の伝送線路
L4は一端が不平衡端105に接続され他端が接地さ
れ、第5の伝送線路L5は一端が接地され他端が第3の
平衡端106に接続され、第6の伝送線路L6は一端が
接地され他端が第4の平衡端107に接続される。前記
第1の平衡−不平衡回路を構成するバルントランスの前
記第5、第6の伝送線路の一端同士が接続して接地され
る。その基本的な回路構成は送信側(TX)に用いられ
るバルントランスBalun1と比較し、電圧供給端V
ddを有さない点以外は同じである。図5に示したバル
ントランスBalun2も同様であり、その説明を省
く。
を構成する高周波スイッチ(SW)の等価回路である。
例えば図6に示すダイオードスイッチは、ダイオードD
1、D2と、伝送線路L10、L11及びコンデンサC
10を主要素子として構成される。また図7に示すGa
Asスイッチは、電界効果トランジスタFET1〜FE
T4、コンデンサC11、抵抗R1、R2を主要素子と
して構成される。これらの高周波スイッチではDCカッ
ト用のコンデンサが必要に応じて配置される。
ールを構成する高周波フィルタ(FILTER)の等価
回路である。例えば図8の帯域通過フィルタは、コンデ
ンサC100〜C106と、伝送線路L100,L10
1を主要素子として構成される。また図9示す低域通過
フィルタは、コンデンサC110〜C112と伝送線路
L110を主要素子として構成される。図10に示す低
域通過フィルタは、コンデンサC110〜C112と伝
送線路L110、L111を主要素子として構成される
この低域通過フィルタは伝送線路L111とコンデンサ
C112を有し、この直列共振回路はグランドに接続さ
れる。この直列共振回路の伝送線路L111のインダク
タとコンデンサC112の適宜選定することにより、他
の通信機器の高周波信号を選択的に減衰することが出来
る。また、前記直列共振回路は信号経路に直列に配置さ
れていないので、本来通過させるべき高周波信号の挿入
損失特性を損なうことがない。
F段モジュールである。例えば図11に回路ブロックと
して示すRF段モジュールは、アンテナ(ANT)と高
周波スイッチ(SW)間に配置される高周波フィルタ
(FILTER)を低域通過フィルタとし、前記高周波
スイッチSWと受信側(RX)のバルントランスBal
un2との間に高周波フィルタ(FILTER)を配置
して構成される。このように構成すれば、アンテナ(A
NT)と高周波スイッチ(SW)間に配置される高周波
フィルタの帯域内挿入損失を、図1に示すように前記高
周波フィルタを帯域通過フィルタのみで構成する場合よ
りも小さくすることができる、送信側(TX)の挿入損
失を図1の回路ブロックに示すRF段モジュールより小
さくすることができる。また、高周波スイッチSWと受
信側(RX)のバルントランスBalun2との間に配
置される高周波フィルタ(FILTER)も、前記低域
通過フィルタにより、高周波フィルタに求められる帯域
外減衰量、特に通過帯域よりも高周波側の減衰量は、そ
れほど大きなものを用いなくてもよい。この為、高周波
フィルタを少ない回路素子で構成出来るので小型化で
き、そして低消費電力化も実現することができる。また
図12に示す回路ブロックのように、高周波スイッチS
Wと送信側(TX)のバルントランスBalun1との
間に高周波フィルタ(FILTER)を配置し、これを
低域通過フィルタとしても良く、この場合には送信側
(TX)の挿入損失を図1の回路ブロックに示すRF段
モジュールよりも小さくすることが出来る。図13は、
受信側(RX)の平衡−不平衡変換回路として入力が平
衡端で、出力が平衡端の弾性表面波フィルタを用いて構
成したRF段モジュールである。この場合には、平衡−
不平衡変換回路と高周波フィルタを一つの弾性表面波フ
ィルタで構成できるので、RF段モジュールを小型化す
ることが出来る。
と高周波スイッチとの間に配置し、図6に示すダイオー
ドスイッチを前記高周波スイッチとし、送信側の平衡−
不平衡変換回路を図3に示すバルントランスとし、受信
側の平衡−不平衡変換回路を図5に示すバルントランス
として図1に示すRF段モジュールを構成した。このR
F段モジュールは、送信時にはダイオードスイッチの制
御端子VC1に正の電圧が与えられ、ダイオードD1,
D2をON状態にするとともに、送信側のバルントラン
スBalun1の電圧供給端Vddから直流電圧が印加
される。また受信時にはダイオードスイッチの制御端子
VC1に0の電圧を与え、ダイオードD1,D2をOF
F状態にするとともに、送信側のバルントランスBal
un1の電圧供給端Vddに直流電圧を印加しないよう
に制御される。このように制御することで、RF段モジ
ュールを省電力なものとしている。
タ、スイッチ回路、バルントランスの伝送線路やコンデ
ンサを誘電体からなる積層体に内蔵するようにし、積層
体に内蔵出来なかった受動素子や、ダイオード、GaA
sFET、RFIC等の能動素子を前記積層体に搭載す
るように構成することで、図15に示す小型のRF段モ
ジュール200を構成することが出来た。前記誘電体
は、例えばAl2O3を主成分としSiO2、SrO、
CaO、PbO、Na2O、K2Oを副成分として含
む、比誘電率が8の低温焼成が可能なセラミック誘電体
材料を用い、これをドクターブレード法などの公知のシ
ート成形方法によって、厚さが30μm〜200μmの
グリーンシートとし、そのグリーンシート上にAgやC
u等の導電ペーストを印刷して高周波フィルタやバルン
トランス、高周波スイッチを構成する伝送線路、コンデ
ンサやグランド電極を構成する電極パターンを形成し、
それを適宜積層し、一体焼成して構成される。さらに、
前記積層体に誘電体アンテナを積層して構成するなどし
て一体的に構成することも出来るし、面実装タイプの誘
電体アンテナを前記積層体に実装してもよい。また、前
記積層体をHTCC(高温同時焼成セラミック)技術を
用いて、誘電体をAl2O3とし伝送線路等をタングス
テンやモリブデンとして構成してもよいし、基板に回路
素子を実装して構成することも出来る。
な様々な回路ブロックのRF段モジュールがあるが、前
記の如く、前記電圧供給端Vddから直流電圧を供給
し、第2の伝送線路L2と前記第3の伝送線路L3に、
ほぼ同じ大きさの電流が逆方向に流れるようにし、第1
の平衡端102と第2の平衡端103には略等しい直流
電圧が出力するように構成してあれば本発明の範囲内と
いえる。
調波の減衰特性に優れ、かつ低消費電力の小型のRF段
モジュールを提供することが出来る。
回路ブロック図である。
バルントランスの一例を示す等価回路図である。
バルントランスの他の例を示す等価回路図である。
バルントランスの一例を示す等価回路図である。
バルントランスの他の例を示す等価回路図である。
イッチの一例を示す等価回路図である。
イッチの他の例を示す等価回路図である。
ィルタの一例を示す等価回路図である。
ィルタの他の例を示す等価回路図である。
フィルタの他の例を示す等価回路図である。
ルの回路ブロック図である。
ルの回路ブロック図である。
ルの回路ブロック図である。
トランスの挿入損失特性の一例を示す特性図である。
の斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 送信回路、受信回路及びアンテナとの間
に配置され、前記送信回路と前記アンテナとの接続、お
よび前記受信回路と前記アンテナとの接続を制御するス
イッチ回路と、当該スイッチ回路と前記送信回路との間
に配置される第1の平衡−不平衡回路を具備し、前記第
1の平衡−不平衡回路は第1の伝送線路と当該第1の伝送
線路と電磁結合する第2の伝送線路と第3の伝送線路を
備え、前記第1の伝送線路は一端が不平衡端に接続され
他端が接地又は開放端となり、第2の伝送線路は一端が
接地され他端が第1の平衡端に接続され、第3の伝送線
路は一端が接地され他端が第2の平衡端に接続されるバ
ルントランスであって、前記第1の平衡−不平衡回路を
構成するバルントランスの前記第2、第3の伝送線路の
一端同士が接続しコンデンサを介して接地されることを
特徴とするRF段モジュール。 - 【請求項2】 前記スイッチ回路と前記受信回路との間
に配置される第2の平衡−不平衡回路を具備し、前記第
2の平衡−不平衡回路は第4の伝送線路と当該第4の伝
送線路と電磁結合する第5の伝送線路と第6の伝送線路
を備え、前記第4の伝送線路は一端が不平衡端に接続さ
れ他端が接地又は開放端となり、第5の伝送線路は一端
が接地され他端が第3の平衡端に接続され、第6の伝送
線路は一端が接地され他端が第4の平衡端に接続される
バルントランスであることを特徴とする請求項1に記載
のRF段モジュール。 - 【請求項3】 前記コンデンサのホット側から前記第
2、第3の伝送線路に直流電圧を供給し、第1及び第2
の平衡端子から直流電圧を出力するようになしたことを
特徴とする請求項1又は2に記載のRF段モジュール。 - 【請求項4】 アンテナとスイッチ回路との間に、フィ
ルタ回路を有することを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載のRF段モジュール。 - 【請求項5】 送信回路からアンテナの間に、前記送信
回路からの高周波信号からの高周波信号に含まれる他の
無線通信システム周波数帯の周波数成分を選択的に減衰
させる手段を有し、前記手段がインダクタとコンデンサ
との直列共振回路による減衰極の形成であることを特徴
とする請求項4に記載のRF段モジュール。 - 【請求項6】 前記スイッチ回路と、前記第1、第2の
平衡−不平衡回路とを複数の誘電体層を積層してなる積
層体に一体化することを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれかに記載のRF段モジュール。 - 【請求項7】 誘電体アンテナを具備し、該誘電体アン
テナを前記積層体に一体化することを特徴とする請求項
6に記載のRF段モジュール。
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