JP2003000923A - ベルト清掃装置及びそれを備えるパチンコ玉揚送装置 - Google Patents
ベルト清掃装置及びそれを備えるパチンコ玉揚送装置Info
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- JP2003000923A JP2003000923A JP2001193955A JP2001193955A JP2003000923A JP 2003000923 A JP2003000923 A JP 2003000923A JP 2001193955 A JP2001193955 A JP 2001193955A JP 2001193955 A JP2001193955 A JP 2001193955A JP 2003000923 A JP2003000923 A JP 2003000923A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 稼働中の揚送ベルトを清掃することのできる
パチンコ玉揚送装置を清掃するための清掃装置を提供す
る。 【解決手段】 パチンコ玉揚送装置(7)の揚送ベルト
(23)を清掃するためのベルト清掃装置(31,13
1)であって、回転する揚送ベルト(23)の少なくと
も揚送面(23a)を清掃するためのブラシ体(33)
と、当該ブラシ体(33)をパチンコ玉揚送装置(7)
に着脱自在に取り付けるための取付構造(51,15
1)と、を含み揚送ベルト(23)の回転により発生し
た塵埃を、接続した吸引装置(49)によって吸引可能
な構造に構成する。清掃装置(31,131)は回転中
の揚送ベルト(23)を清掃できるので、パチンコ遊技
場等が営業中でも使用することができる。したがって、
閉店後や休日に清掃作業を行う必要がないので、清掃作
業員の時間的・肉体的負担を大幅に軽減することができ
る。
パチンコ玉揚送装置を清掃するための清掃装置を提供す
る。 【解決手段】 パチンコ玉揚送装置(7)の揚送ベルト
(23)を清掃するためのベルト清掃装置(31,13
1)であって、回転する揚送ベルト(23)の少なくと
も揚送面(23a)を清掃するためのブラシ体(33)
と、当該ブラシ体(33)をパチンコ玉揚送装置(7)
に着脱自在に取り付けるための取付構造(51,15
1)と、を含み揚送ベルト(23)の回転により発生し
た塵埃を、接続した吸引装置(49)によって吸引可能
な構造に構成する。清掃装置(31,131)は回転中
の揚送ベルト(23)を清掃できるので、パチンコ遊技
場等が営業中でも使用することができる。したがって、
閉店後や休日に清掃作業を行う必要がないので、清掃作
業員の時間的・肉体的負担を大幅に軽減することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベルト式パチン
コ玉揚送装置の揚送ベルトを清掃するための清掃装置及
びそのベルト清掃装置を取り付けたパチンコ玉揚送装置
に関するものである。
コ玉揚送装置の揚送ベルトを清掃するための清掃装置及
びそのベルト清掃装置を取り付けたパチンコ玉揚送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに知られているベルト式パチン
コ玉揚送装置の清掃装置として、特許第2548682
号特許掲載公報に記載されたものがある。このベルト式
パチンコ玉揚送装置は、研磨布取付蓋の内側に取り付け
られた研磨布と、この研磨布取付蓋の閉鎖時に研磨布と
対向する揚送ベルトと、を備えており、研磨布と揚送ベ
ルトとの間に挟持したパチンコ玉を、揚送ベルトの回転
により揚送するようになっている。また、この揚送と同
時に、パチンコ玉表面に付着した手垢や油等の汚れが、
研磨布によって拭き取られるようになっている。他方、
従来の清掃装置は、上記した研磨布取付蓋と交換して取
り付けられるように構成されている。この清掃装置は、
取り付けられたときに揚送ベルトに圧接する吸湿用紙を
備えており、圧接したまま揚送ベルトを空転させること
により表面を清掃できるように構成されている。
コ玉揚送装置の清掃装置として、特許第2548682
号特許掲載公報に記載されたものがある。このベルト式
パチンコ玉揚送装置は、研磨布取付蓋の内側に取り付け
られた研磨布と、この研磨布取付蓋の閉鎖時に研磨布と
対向する揚送ベルトと、を備えており、研磨布と揚送ベ
ルトとの間に挟持したパチンコ玉を、揚送ベルトの回転
により揚送するようになっている。また、この揚送と同
時に、パチンコ玉表面に付着した手垢や油等の汚れが、
研磨布によって拭き取られるようになっている。他方、
従来の清掃装置は、上記した研磨布取付蓋と交換して取
り付けられるように構成されている。この清掃装置は、
取り付けられたときに揚送ベルトに圧接する吸湿用紙を
備えており、圧接したまま揚送ベルトを空転させること
により表面を清掃できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
清掃装置によれば、揚送ベルトを空転させる必要がある
ため、パチンコ遊技場が営業している時間帯に使用する
ことができない。すなわち、営業時間中は常にパチンコ
玉を揚送しなければならないので、揚送ベルトを空転さ
せることができない。このため、揚送ベルトの清掃は、
パチンコ玉を揚送しなくても済む閉店後や休日を利用し
て行わなければならなかった。また、研磨布交換蓋と清
掃装置を交換する作業も甚だ煩わしく、たとえば、閉店
後に清掃を行うとすれば閉店後に交換を行い、そのまま
清掃が終了するまで待って終了したところで再度交換を
行う必要があった。これは、清掃作業員にとって時間的
・肉体的に大きな負担となっていた。本発明が解決しよ
うとする課題は、上記した清掃作業員の時間的・肉体的
負担を大幅に軽減することにある。
清掃装置によれば、揚送ベルトを空転させる必要がある
ため、パチンコ遊技場が営業している時間帯に使用する
ことができない。すなわち、営業時間中は常にパチンコ
玉を揚送しなければならないので、揚送ベルトを空転さ
せることができない。このため、揚送ベルトの清掃は、
パチンコ玉を揚送しなくても済む閉店後や休日を利用し
て行わなければならなかった。また、研磨布交換蓋と清
掃装置を交換する作業も甚だ煩わしく、たとえば、閉店
後に清掃を行うとすれば閉店後に交換を行い、そのまま
清掃が終了するまで待って終了したところで再度交換を
行う必要があった。これは、清掃作業員にとって時間的
・肉体的に大きな負担となっていた。本発明が解決しよ
うとする課題は、上記した清掃作業員の時間的・肉体的
負担を大幅に軽減することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために発明者は、鋭意研究の結果、パチンコ遊技場の営
業時間内であっても清掃を行うことのできる揚送ベルト
清掃装置を開発した。その詳しい内容については、項を
改めて説明する。なお、何れかの請求項における発明の
説明において行う用語の定義等は、その性質上可能な範
囲において他の請求項における発明にも適用されるもの
とする。
ために発明者は、鋭意研究の結果、パチンコ遊技場の営
業時間内であっても清掃を行うことのできる揚送ベルト
清掃装置を開発した。その詳しい内容については、項を
改めて説明する。なお、何れかの請求項における発明の
説明において行う用語の定義等は、その性質上可能な範
囲において他の請求項における発明にも適用されるもの
とする。
【0005】(請求項1に記載した発明の特徴)請求項
1に記載した発明に係るベルト清掃装置(以下、「請求
項1の清掃装置」という)は、パチンコ玉揚送装置の揚
送ベルトを清掃するためのベルト清掃装置である。請求
項1の清掃装置は、前記ベルト清掃装置が、回転する揚
送ベルトの少なくとも揚送面を清掃するための清掃部材
と、当該清掃部材をパチンコ玉揚送装置に着脱自在に取
り付けるための取付構造と、を含むものである。さら
に、前記清掃体が、発生した塵埃を、接続した浄化装置
によって浄化可能な構造を備えている。清掃部材として
は、たとえば、清掃に適した布や不織布、清掃に適した
紙、ブラシ体やハケ体、ブレード状の清掃体がある。こ
れらは静止状態で使用するものであっても、回転や振動
等の運動させるものであってもよい。浄化装置として
は、たとえば、塵埃を吸引する吸引装置や塵埃を吹き飛
ばす送風装置、塵埃を水や洗剤等により洗い流す洗浄装
置、さらにこれらを組合せた装置がある。なお、揚送面
だけでなく、その裏側の揚送裏面をも清掃できるように
構成してもよい。
1に記載した発明に係るベルト清掃装置(以下、「請求
項1の清掃装置」という)は、パチンコ玉揚送装置の揚
送ベルトを清掃するためのベルト清掃装置である。請求
項1の清掃装置は、前記ベルト清掃装置が、回転する揚
送ベルトの少なくとも揚送面を清掃するための清掃部材
と、当該清掃部材をパチンコ玉揚送装置に着脱自在に取
り付けるための取付構造と、を含むものである。さら
に、前記清掃体が、発生した塵埃を、接続した浄化装置
によって浄化可能な構造を備えている。清掃部材として
は、たとえば、清掃に適した布や不織布、清掃に適した
紙、ブラシ体やハケ体、ブレード状の清掃体がある。こ
れらは静止状態で使用するものであっても、回転や振動
等の運動させるものであってもよい。浄化装置として
は、たとえば、塵埃を吸引する吸引装置や塵埃を吹き飛
ばす送風装置、塵埃を水や洗剤等により洗い流す洗浄装
置、さらにこれらを組合せた装置がある。なお、揚送面
だけでなく、その裏側の揚送裏面をも清掃できるように
構成してもよい。
【0006】(請求項1に記載した発明の作用効果)請
求項1の清掃装置によれば、回転する揚送ベルトの少な
くとも揚送面を清掃することができる。すなわち、清掃
部材が接触したまま揚送ベルトが回転することにより、
その揚送面が擦られてそこに付着していた汚れが剥がさ
れる。これにより発生する塵埃は浄化装置によって浄化
される。このように清掃部材を浄化するように構成して
あるので、多量の塵埃が発生しても、それを逐次取り除
く作業が必要ない。このため、パチンコ遊技場等が営業
中であっても、すなわち、パチンコ玉を揚送しながらで
も、揚送ベルトの清掃を行うことができるし作業員の時
間的・肉体的負担を軽減することができる。清掃部材
は、これを着脱自在に構成してあるので、その保守・点
検や交換を簡単に行うことができる。
求項1の清掃装置によれば、回転する揚送ベルトの少な
くとも揚送面を清掃することができる。すなわち、清掃
部材が接触したまま揚送ベルトが回転することにより、
その揚送面が擦られてそこに付着していた汚れが剥がさ
れる。これにより発生する塵埃は浄化装置によって浄化
される。このように清掃部材を浄化するように構成して
あるので、多量の塵埃が発生しても、それを逐次取り除
く作業が必要ない。このため、パチンコ遊技場等が営業
中であっても、すなわち、パチンコ玉を揚送しながらで
も、揚送ベルトの清掃を行うことができるし作業員の時
間的・肉体的負担を軽減することができる。清掃部材
は、これを着脱自在に構成してあるので、その保守・点
検や交換を簡単に行うことができる。
【0007】(請求項2に記載した発明の特徴)請求項
2に記載した発明に係るベルト清掃装置(以下、「請求
項1の清掃装置」という)は、請求項1の清掃装置の構
成に限定が加わり、前記清掃部材が、取り付けたときに
揚送ベルトの揚送面と対向する支持壁を備えたブラシ基
部と、当該支持壁上に支持されたブラシ毛群と、を含
み、前記ブラシ基部が、発生した塵埃を、接続した浄化
装置によって吸引可能な構造を備えている。すなわち、
請求項1の清掃装置においては、吸引により清掃部材を
浄化するように構成した。
2に記載した発明に係るベルト清掃装置(以下、「請求
項1の清掃装置」という)は、請求項1の清掃装置の構
成に限定が加わり、前記清掃部材が、取り付けたときに
揚送ベルトの揚送面と対向する支持壁を備えたブラシ基
部と、当該支持壁上に支持されたブラシ毛群と、を含
み、前記ブラシ基部が、発生した塵埃を、接続した浄化
装置によって吸引可能な構造を備えている。すなわち、
請求項1の清掃装置においては、吸引により清掃部材を
浄化するように構成した。
【0008】(請求項2に記載した発明の作用効果)請
求項2の清掃装置によれば、請求項1の清掃装置の作用
効果が、次にように具体的になる。すなわち、支持壁上
に支持されたブラシ毛群が汚れを剥離し、これにより発
生した塵埃を浄化装置が吸引する。
求項2の清掃装置によれば、請求項1の清掃装置の作用
効果が、次にように具体的になる。すなわち、支持壁上
に支持されたブラシ毛群が汚れを剥離し、これにより発
生した塵埃を浄化装置が吸引する。
【0009】(請求項3に記載した発明の特徴)請求項
3に記載した発明に係るベルト清掃装置(以下、「請求
項3の清掃装置」という)は、請求項2の清掃装置の構
成に限定が加わったものである。具体的には、前記ブラ
シ基部が、接続された吸引装置と連通する内部通気路を
備え、前記支持壁が、前記内部通気路と連通する集塵孔
群を備えている。集塵孔群を構成する各集塵孔は、集塵
できる形状であればどのような形状でもよい。
3に記載した発明に係るベルト清掃装置(以下、「請求
項3の清掃装置」という)は、請求項2の清掃装置の構
成に限定が加わったものである。具体的には、前記ブラ
シ基部が、接続された吸引装置と連通する内部通気路を
備え、前記支持壁が、前記内部通気路と連通する集塵孔
群を備えている。集塵孔群を構成する各集塵孔は、集塵
できる形状であればどのような形状でもよい。
【0010】(請求項3に記載した発明の作用効果)請
求項3の清掃装置によれば、請求項2の清掃装置の作用
効果に加え、清掃により発生した塵埃が集塵孔群から内
部通気路を抜けて吸引装置に吸引される。集塵孔群が、
ブラシ毛群を支持する支持壁が備えているので、清掃に
より発生しブラシ毛間に侵入した塵埃を効率よく吸引す
ることができる。
求項3の清掃装置によれば、請求項2の清掃装置の作用
効果に加え、清掃により発生した塵埃が集塵孔群から内
部通気路を抜けて吸引装置に吸引される。集塵孔群が、
ブラシ毛群を支持する支持壁が備えているので、清掃に
より発生しブラシ毛間に侵入した塵埃を効率よく吸引す
ることができる。
【0011】(請求項4に記載した発明の特徴)請求項
4に記載した発明に係るベルト清掃装置(以下、「請求
項4の清掃装置」という)は、請求項2又は3の清掃装
置の構成に限定を加えたものである。具体的には、前記
ブラシ基部を、揚送ベルトの側方から取付可能な略コの
字状(略U字状)の形状に構成してある。そして、パチ
ンコ玉揚送装置に取り付けたときに揚送ベルトの揚送裏
面(揚送面とは反対側の面)と対向する他の支持壁が、
当該揚送裏面を清掃するための他のブラシ毛群と、前記
内部通気路に連通する他の内部通気路と連通する他の集
塵孔群と、を備えている
4に記載した発明に係るベルト清掃装置(以下、「請求
項4の清掃装置」という)は、請求項2又は3の清掃装
置の構成に限定を加えたものである。具体的には、前記
ブラシ基部を、揚送ベルトの側方から取付可能な略コの
字状(略U字状)の形状に構成してある。そして、パチ
ンコ玉揚送装置に取り付けたときに揚送ベルトの揚送裏
面(揚送面とは反対側の面)と対向する他の支持壁が、
当該揚送裏面を清掃するための他のブラシ毛群と、前記
内部通気路に連通する他の内部通気路と連通する他の集
塵孔群と、を備えている
【0012】(請求項4に記載した発明の作用効果)請
求項4の清掃装置によれば、請求項2又は3の揚送装置
の作用効果に加え、回転する揚送ベルトの揚送裏面を他
のブラシ毛群が清掃する。そこで発生した塵埃は、他の
集塵孔群を通って他の内部通気路を抜け、前記内部通気
路から出る塵埃とともに、又は単独で吸引装置に吸引さ
れる。
求項4の清掃装置によれば、請求項2又は3の揚送装置
の作用効果に加え、回転する揚送ベルトの揚送裏面を他
のブラシ毛群が清掃する。そこで発生した塵埃は、他の
集塵孔群を通って他の内部通気路を抜け、前記内部通気
路から出る塵埃とともに、又は単独で吸引装置に吸引さ
れる。
【0013】(請求項5に記載した発明の特徴)請求項
5に記載した発明に係るパチンコ玉揚送装置(以下、
「請求項5の揚送装置」という)は、請求項1乃至4の
何れかの清掃装置が取り付けられている。
5に記載した発明に係るパチンコ玉揚送装置(以下、
「請求項5の揚送装置」という)は、請求項1乃至4の
何れかの清掃装置が取り付けられている。
【0014】(請求項5に記載した発明の作用効果)請
求項5の揚送装置によれば、パチンコ遊技場等の営業中
であっても請求項1乃至4の何れかの清掃装置の働きに
より揚送ベルトを清掃し続けることができる。これによ
り、揚送ベルトの清掃を営業終了後や、休日等に行う必
要がなくなるので、作業員の時間的・肉体的負担を大幅
に軽減することができる。
求項5の揚送装置によれば、パチンコ遊技場等の営業中
であっても請求項1乃至4の何れかの清掃装置の働きに
より揚送ベルトを清掃し続けることができる。これによ
り、揚送ベルトの清掃を営業終了後や、休日等に行う必
要がなくなるので、作業員の時間的・肉体的負担を大幅
に軽減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、各図を参照しながら、本発
明の実施の形態(以下、適宜「本実施形態」という)に
ついて説明する。図1は、揚送装置を備えるパチンコ島
の構造を示す概略正面図である。図2は、揚送装置の一
部を切り欠いた側面図である。図3は、ベルト清掃装置
を取り付ける前の状態を示す斜視図である。図4は、ベ
ルト清掃装置を取り付けた状態を示す斜視図である。図
5は、ベルト清掃装置の平面図((a))とそのA−A
断面図((b))である。図6は、図5(a)のB−B
断面図である。図7は、図6に示すベルト清掃装置の変
形例を示す断面図である。
明の実施の形態(以下、適宜「本実施形態」という)に
ついて説明する。図1は、揚送装置を備えるパチンコ島
の構造を示す概略正面図である。図2は、揚送装置の一
部を切り欠いた側面図である。図3は、ベルト清掃装置
を取り付ける前の状態を示す斜視図である。図4は、ベ
ルト清掃装置を取り付けた状態を示す斜視図である。図
5は、ベルト清掃装置の平面図((a))とそのA−A
断面図((b))である。図6は、図5(a)のB−B
断面図である。図7は、図6に示すベルト清掃装置の変
形例を示す断面図である。
【0016】(揚送装置の設置例) 図1が示すのは、
複数のパチンコ遊技機3...を備えるパチンコ島1で
ある。パチンコ島1の内部には、パチンコ遊技機
3...から排出された遊技済みパチンコ玉を揚送装置
7に案内するための傾斜シュート5を設けてある。本実
施形態の揚送装置7は、上述したパチンコ島1に設けて
あるが、これ以外の場所においてパチンコ玉を揚送する
場合に用いることもできる。揚送装置7は、パチンコ玉
を揚送する機能とともに、研磨する機能をも備えている
ことが好ましい。研磨機能を併有することにより、別途
に研磨装置を設ける必要がなくなるからである。
複数のパチンコ遊技機3...を備えるパチンコ島1で
ある。パチンコ島1の内部には、パチンコ遊技機
3...から排出された遊技済みパチンコ玉を揚送装置
7に案内するための傾斜シュート5を設けてある。本実
施形態の揚送装置7は、上述したパチンコ島1に設けて
あるが、これ以外の場所においてパチンコ玉を揚送する
場合に用いることもできる。揚送装置7は、パチンコ玉
を揚送する機能とともに、研磨する機能をも備えている
ことが好ましい。研磨機能を併有することにより、別途
に研磨装置を設ける必要がなくなるからである。
【0017】(揚送装置の概略構造)図2乃至4を参照
しながら、揚送装置7の概略構成について説明する。揚
送装置7は、床面に設置するベース部11と、このベー
ス部から起立する揚送塔13と、を備えている。揚送塔
13は、その正面にドア部15(図2参照)を備え、そ
の内部には揚送基部25と、この揚送基部25との間に
挟持したパチンコ玉を揚送するための揚送ベルト23
と、を有している。揚送基部25は、揚送ベルト23側
の表面上に、揚送するパチンコ玉を研磨するための研磨
布25aを設けてある。ドア部15を開放したときに、
揚送塔13内に配した研磨布25aが露出するように構
成してあり、これにより、研磨布25aの清掃や交換等
を行えるようにしてある。
しながら、揚送装置7の概略構成について説明する。揚
送装置7は、床面に設置するベース部11と、このベー
ス部から起立する揚送塔13と、を備えている。揚送塔
13は、その正面にドア部15(図2参照)を備え、そ
の内部には揚送基部25と、この揚送基部25との間に
挟持したパチンコ玉を揚送するための揚送ベルト23
と、を有している。揚送基部25は、揚送ベルト23側
の表面上に、揚送するパチンコ玉を研磨するための研磨
布25aを設けてある。ドア部15を開放したときに、
揚送塔13内に配した研磨布25aが露出するように構
成してあり、これにより、研磨布25aの清掃や交換等
を行えるようにしてある。
【0018】揚送ベルト23は、その下端部23aを駆
動ローラ17に、その上端部を従動ローラ21に、それ
ぞれ架け渡してある。駆動ローラ17は、駆動プーリ1
9aと駆動ベルト19bとを介して駆動モータ19によ
り時計方向に回転し、これに伴い揚送ベルト23も時計
方向に回転するようになっている。駆動モータ19は、
揚送塔13の側方に設けられたモータ取付台16に取り
付けられている。揚送基部25(研磨布25a)と揚送
ベルト23との間に形成される隙間は、パチンコ玉を挟
持した状態で研磨しながら揚送できるような幅寸法に設
定してある。揚送ベルト23は、円で囲んだ部分拡大図
に示すように、その一部をモータ取付台16の上部領域
で露出させてある。モータ取付台16上には、揚送ベル
ト23の露出部分を清掃するためのベルト清掃装置31
(以下、単に「清掃装置31」という)を取り付けてあ
る。清掃装置31は、工場から出荷される揚送装置にこ
れを標準装備することもできるが、パチンコ遊技場等に
既設された揚送装置に後発的に取り付けることもでき
る。
動ローラ17に、その上端部を従動ローラ21に、それ
ぞれ架け渡してある。駆動ローラ17は、駆動プーリ1
9aと駆動ベルト19bとを介して駆動モータ19によ
り時計方向に回転し、これに伴い揚送ベルト23も時計
方向に回転するようになっている。駆動モータ19は、
揚送塔13の側方に設けられたモータ取付台16に取り
付けられている。揚送基部25(研磨布25a)と揚送
ベルト23との間に形成される隙間は、パチンコ玉を挟
持した状態で研磨しながら揚送できるような幅寸法に設
定してある。揚送ベルト23は、円で囲んだ部分拡大図
に示すように、その一部をモータ取付台16の上部領域
で露出させてある。モータ取付台16上には、揚送ベル
ト23の露出部分を清掃するためのベルト清掃装置31
(以下、単に「清掃装置31」という)を取り付けてあ
る。清掃装置31は、工場から出荷される揚送装置にこ
れを標準装備することもできるが、パチンコ遊技場等に
既設された揚送装置に後発的に取り付けることもでき
る。
【0019】(清掃装置の概略構造)図3乃至6を参照
しながら、清掃装置31の構造について説明する。清掃
装置31は、回転する揚送ベルト23を清掃するための
ブラシ体(清掃部材)33と、ブラシ体33をパチンコ
玉揚送装置7に着脱自在に取り付けるための取付構造5
1と、を含むものである。清掃装置31は、上述したよ
うに、揚送ベルト23を回転させたまま清掃できるよう
になっている。
しながら、清掃装置31の構造について説明する。清掃
装置31は、回転する揚送ベルト23を清掃するための
ブラシ体(清掃部材)33と、ブラシ体33をパチンコ
玉揚送装置7に着脱自在に取り付けるための取付構造5
1と、を含むものである。清掃装置31は、上述したよ
うに、揚送ベルト23を回転させたまま清掃できるよう
になっている。
【0020】(ブラシ体の構造)図3乃至6に示すよう
に、ブラシ体33は、略コの字状(略U字状)に形成し
た合成樹脂製のブラシ基部35と、このブラシ基部35
の支持壁37,37´上に支持させたブラシ毛群39
と、を含むものである。支持壁37は揚送ベルト23の
揚送面23aに、支持壁37´は揚送裏面23bに、そ
れぞれ対向するように構成してある。ブラシ基部35を
略コの字状に形成したのは、図3に示す状態にある清掃
装置31を、揚送ベルト23の横方向(矢印Y方向)か
ら取り付けられるようにするためである。すなわち、コ
の字の開放端から揚送ベルト23をブラシ毛群39,3
9´間に受け入れられるように構成して(図4参照)、
清掃装置31の取り付けや取り外しの度に揚送ベルト2
3を取り外す手間を省き、ブラシ毛群が磨耗等したとき
にはブラシ基部35を簡単に交換できるように構成して
ある。
に、ブラシ体33は、略コの字状(略U字状)に形成し
た合成樹脂製のブラシ基部35と、このブラシ基部35
の支持壁37,37´上に支持させたブラシ毛群39
と、を含むものである。支持壁37は揚送ベルト23の
揚送面23aに、支持壁37´は揚送裏面23bに、そ
れぞれ対向するように構成してある。ブラシ基部35を
略コの字状に形成したのは、図3に示す状態にある清掃
装置31を、揚送ベルト23の横方向(矢印Y方向)か
ら取り付けられるようにするためである。すなわち、コ
の字の開放端から揚送ベルト23をブラシ毛群39,3
9´間に受け入れられるように構成して(図4参照)、
清掃装置31の取り付けや取り外しの度に揚送ベルト2
3を取り外す手間を省き、ブラシ毛群が磨耗等したとき
にはブラシ基部35を簡単に交換できるように構成して
ある。
【0021】図5(a)及び6に示すように、ブラシ基
部35は、その全体を貫通する内部通気路41を備えて
いる。内部通気路41は、吸引ノズル43を介して吸引
装置(浄化装置)49に連通させてある(図4参照)。
さらに、図5(b)に示すように、支持壁37,37´
のブラシ毛群39間には、内部通気路41に連通する集
塵孔群45が形成されている。ブラシ毛群39,39´
は、図5(a)及び6に示すように、両者間を通過させ
る揚送ベルト23の揚送面(揚送するパチンコ玉と接触
する面)23a及び揚送裏面23bを清掃(研磨)する
ために充分な硬さと長さを備えたものにより構成してあ
る。ブラシ毛の材質は天然素材でもよいが、たとえば、
糸状の又は細い短冊状の合成樹脂材や金属材が好適であ
る。また、ブラシ毛として、上述した繊維状のものの他
に、短冊状のものや各種の形状を混在させたもの等を採
用することもできる。なお、上述した吸引装置49の代
わりに、たとえば、送風装置を接続して発生した塵埃を
吹き飛ばすように構成したり、洗浄装置を設けて水や洗
剤等により塵埃を洗い流すように構成してもよい。
部35は、その全体を貫通する内部通気路41を備えて
いる。内部通気路41は、吸引ノズル43を介して吸引
装置(浄化装置)49に連通させてある(図4参照)。
さらに、図5(b)に示すように、支持壁37,37´
のブラシ毛群39間には、内部通気路41に連通する集
塵孔群45が形成されている。ブラシ毛群39,39´
は、図5(a)及び6に示すように、両者間を通過させ
る揚送ベルト23の揚送面(揚送するパチンコ玉と接触
する面)23a及び揚送裏面23bを清掃(研磨)する
ために充分な硬さと長さを備えたものにより構成してあ
る。ブラシ毛の材質は天然素材でもよいが、たとえば、
糸状の又は細い短冊状の合成樹脂材や金属材が好適であ
る。また、ブラシ毛として、上述した繊維状のものの他
に、短冊状のものや各種の形状を混在させたもの等を採
用することもできる。なお、上述した吸引装置49の代
わりに、たとえば、送風装置を接続して発生した塵埃を
吹き飛ばすように構成したり、洗浄装置を設けて水や洗
剤等により塵埃を洗い流すように構成してもよい。
【0022】なお、本実施形態の支持壁37,37´は
ブラシ基部35と一体に成形してあるが、これらを、た
とえば、ブラシ毛群を植え付けた簀子状の又は網状の板
により構成してもよい。この場合は、簀子又は網の隙間
が、上記した集塵孔群45に該当する。本実施形態では
集塵孔群45をブラシ毛群39,39´間に形成してあ
るが、これは、ブラシ毛とブラシ毛との間に入りこんだ
塵埃を効率よく吸引させるためである。吸引装置49を
接続して充分な吸引を実現できるのであれば、ブラシ基
部35を上記以外の形状に形成することもできる。さら
に、揚送ベルト23の表面と裏面とでは汚れの度合いが
異なるため、ブラシ毛群39,39´の材質や長さ等を
異ならせることもできる。すなわち、汚れたパチンコ玉
と直接接触する揚送面23aは、接触しない揚送裏面2
3bより当然に汚れやすい。そこで、揚送面23aを清
掃するブラシ毛群39を、揚送裏面23bを清掃する他
のブラシ毛群39´よりも硬い材質のもので構成する等
の変形が考えられる。
ブラシ基部35と一体に成形してあるが、これらを、た
とえば、ブラシ毛群を植え付けた簀子状の又は網状の板
により構成してもよい。この場合は、簀子又は網の隙間
が、上記した集塵孔群45に該当する。本実施形態では
集塵孔群45をブラシ毛群39,39´間に形成してあ
るが、これは、ブラシ毛とブラシ毛との間に入りこんだ
塵埃を効率よく吸引させるためである。吸引装置49を
接続して充分な吸引を実現できるのであれば、ブラシ基
部35を上記以外の形状に形成することもできる。さら
に、揚送ベルト23の表面と裏面とでは汚れの度合いが
異なるため、ブラシ毛群39,39´の材質や長さ等を
異ならせることもできる。すなわち、汚れたパチンコ玉
と直接接触する揚送面23aは、接触しない揚送裏面2
3bより当然に汚れやすい。そこで、揚送面23aを清
掃するブラシ毛群39を、揚送裏面23bを清掃する他
のブラシ毛群39´よりも硬い材質のもので構成する等
の変形が考えられる。
【0023】(清掃装置の取付構造)図3乃至6を参照
しながら、清掃装置31を揚送装置7に着脱自在に取り
付けるための取付構造51,51´について説明する。
取付構造51は、清掃装置31のブラシ基部35に固定
したスライド53と、このスライド部材53をスライド
可能に支持するレール部材55と、このレール部材55
をモータ取付台16に固定するためのL字取付板57
と、スライド部材53をレール部材55に固定するため
のボルト59と、により構成してある。他方、取付構造
51´は、スライド部材53´と揚送塔13の側壁13
wに固定したレール部材55´と、により構成してあ
る。取付構造51のボルト59により固定効果が期待で
きるので、取付構造51´にはボルト等の固定部材を設
けていない。スライド部材53及びスライド部材53´
の断面形状は、ともに変形Ω形状に形成してある。ま
た、レール部材55及びレール部材55´の断面形状
は、ともに変形C形状に形成してある。本実施形態で
は、より確実なブラシ基部35の取付のために、取付構
造51及び取付構造51´をその両側に設けてあるが、
何れか一方のみでも充分な場合は他方を省略することが
できる。さらに、取付構造51,51´は、これらを上
記した構造に限定する必要はなく、これらと同様な作用
効果が得られる限り他の構造を用いてもよい。
しながら、清掃装置31を揚送装置7に着脱自在に取り
付けるための取付構造51,51´について説明する。
取付構造51は、清掃装置31のブラシ基部35に固定
したスライド53と、このスライド部材53をスライド
可能に支持するレール部材55と、このレール部材55
をモータ取付台16に固定するためのL字取付板57
と、スライド部材53をレール部材55に固定するため
のボルト59と、により構成してある。他方、取付構造
51´は、スライド部材53´と揚送塔13の側壁13
wに固定したレール部材55´と、により構成してあ
る。取付構造51のボルト59により固定効果が期待で
きるので、取付構造51´にはボルト等の固定部材を設
けていない。スライド部材53及びスライド部材53´
の断面形状は、ともに変形Ω形状に形成してある。ま
た、レール部材55及びレール部材55´の断面形状
は、ともに変形C形状に形成してある。本実施形態で
は、より確実なブラシ基部35の取付のために、取付構
造51及び取付構造51´をその両側に設けてあるが、
何れか一方のみでも充分な場合は他方を省略することが
できる。さらに、取付構造51,51´は、これらを上
記した構造に限定する必要はなく、これらと同様な作用
効果が得られる限り他の構造を用いてもよい。
【0024】(本実施形態の作用効果)図2及び5を参
照しながら、本実施形態の作用効果について説明する。
まず、揚送装置7内に流入したパチンコ玉は、揚送ベル
ト23の回転により揚送基部25(研磨布25a)との
間に挟持された状態で揚送される。この揚送により、パ
チンコ玉に付着していた汚れは、その大部分が研磨布2
5aにより除去されるが、除去されなかった汚れは揚送
ベルト23の研磨面23aに付着する。このパチンコ玉
の揚送研磨と同時に、揚送ベルト23に付着した汚れは
清掃装置31により除去される。すなわち、揚送面23
aに付着した汚れはブラシ毛群39により、揚送裏面2
3bに付着した汚れはブラシ毛群39´の清掃作用と揚
送ベルト23の回転により研磨(剥離)され、これによ
り塵埃が発生する。発生した塵埃は、集塵孔群45から
ブラシ基部35の内部通気路41を抜け、さらに、吸引
ノズル43を介して吸引装置49により吸引除去され
る。
照しながら、本実施形態の作用効果について説明する。
まず、揚送装置7内に流入したパチンコ玉は、揚送ベル
ト23の回転により揚送基部25(研磨布25a)との
間に挟持された状態で揚送される。この揚送により、パ
チンコ玉に付着していた汚れは、その大部分が研磨布2
5aにより除去されるが、除去されなかった汚れは揚送
ベルト23の研磨面23aに付着する。このパチンコ玉
の揚送研磨と同時に、揚送ベルト23に付着した汚れは
清掃装置31により除去される。すなわち、揚送面23
aに付着した汚れはブラシ毛群39により、揚送裏面2
3bに付着した汚れはブラシ毛群39´の清掃作用と揚
送ベルト23の回転により研磨(剥離)され、これによ
り塵埃が発生する。発生した塵埃は、集塵孔群45から
ブラシ基部35の内部通気路41を抜け、さらに、吸引
ノズル43を介して吸引装置49により吸引除去され
る。
【0025】このように、発生した塵埃は速やかに揚送
ベルト23付近から除去されるので、これが再び揚送ベ
ルト23やブラシ毛群39,39´等に付着することが
ない。さらに、塵埃が揚送装置7の近辺に浮遊したり堆
積したりすることもないので、それを逐次取り除く作業
を必要としない。清掃装置31によれば、揚送装置7に
常設した状態で、かつ、揚送ベルト23を回転させた状
態に保つことができるので、パチンコ遊技場等が営業中
であっても揚送ベルト23の清掃を行うことができる。
このため、閉店後や休日に清掃作業を行う必要がなくな
るので、その分、作業員の時間的・肉体的負担を大幅に
軽減することができる。さらに、ブラシ体33は、取付
構造51,51´を介してこれを着脱自在に構成してあ
るので、ブラシ基部35やブラシ毛39,39´等の保
守・点検や交換を簡単に行うことができる。この点にお
いても作業員の負担軽減に貢献する。
ベルト23付近から除去されるので、これが再び揚送ベ
ルト23やブラシ毛群39,39´等に付着することが
ない。さらに、塵埃が揚送装置7の近辺に浮遊したり堆
積したりすることもないので、それを逐次取り除く作業
を必要としない。清掃装置31によれば、揚送装置7に
常設した状態で、かつ、揚送ベルト23を回転させた状
態に保つことができるので、パチンコ遊技場等が営業中
であっても揚送ベルト23の清掃を行うことができる。
このため、閉店後や休日に清掃作業を行う必要がなくな
るので、その分、作業員の時間的・肉体的負担を大幅に
軽減することができる。さらに、ブラシ体33は、取付
構造51,51´を介してこれを着脱自在に構成してあ
るので、ブラシ基部35やブラシ毛39,39´等の保
守・点検や交換を簡単に行うことができる。この点にお
いても作業員の負担軽減に貢献する。
【0026】(本実施形態の変形例)図7に基づいて、
本実施形態の変形例(以下、「本変形例」という)につ
いて説明する。本変形例が本実施形態と異なるのは、後
者が有していた揚送裏面側のブラシ毛等を前者において
省略した点である。すなわち、本変形例における清掃装
置131は、ブラシ体133と取付構造151と、を備
えている。ブラシ体133は、内部通気路141と支持
壁137とを有するブラシ基部135と、支持壁137
に設けたブラシ毛群139と、を備えている。他方、取
付構造151は、ブラシ基部135に固定したスライド
部材153と、このスライド部材153をスライド可能
に支持するレール部材155と、レール部材155を揚
送装置(図示を省略)に取り付けるためのL字取付板1
57と、スライド部材153とレール部材155とを固
定するためのボルト159と、により構成してある。
本実施形態の変形例(以下、「本変形例」という)につ
いて説明する。本変形例が本実施形態と異なるのは、後
者が有していた揚送裏面側のブラシ毛等を前者において
省略した点である。すなわち、本変形例における清掃装
置131は、ブラシ体133と取付構造151と、を備
えている。ブラシ体133は、内部通気路141と支持
壁137とを有するブラシ基部135と、支持壁137
に設けたブラシ毛群139と、を備えている。他方、取
付構造151は、ブラシ基部135に固定したスライド
部材153と、このスライド部材153をスライド可能
に支持するレール部材155と、レール部材155を揚
送装置(図示を省略)に取り付けるためのL字取付板1
57と、スライド部材153とレール部材155とを固
定するためのボルト159と、により構成してある。
【0027】上記した本変形例における各部材の作用効
果は、本実施形態における各対応部材の作用効果と同じ
である。本変形例の清掃装置131を本実施形態の清掃
装置31と比較すると、両者ともに揚送ベルト23の揚
送面23aを清掃できる点で共通するが、後者では行え
る揚送裏面23bの清掃を前者では行わない点が異なっ
ている。また、清掃装置31は両面を清掃できる構造で
あるため、片面のみを清掃するように構成した清掃装置
131のほうがより単純な構造ですむ。したがって、揚
送ベルト23に付着する汚れの種類や程度は、それが使
用されるパチンコ遊技場の環境等に左右されるが、揚送
面23aだけを清掃すれば足りるのであれば構造がより
単純な清掃装置131を採用するメリットがある。
果は、本実施形態における各対応部材の作用効果と同じ
である。本変形例の清掃装置131を本実施形態の清掃
装置31と比較すると、両者ともに揚送ベルト23の揚
送面23aを清掃できる点で共通するが、後者では行え
る揚送裏面23bの清掃を前者では行わない点が異なっ
ている。また、清掃装置31は両面を清掃できる構造で
あるため、片面のみを清掃するように構成した清掃装置
131のほうがより単純な構造ですむ。したがって、揚
送ベルト23に付着する汚れの種類や程度は、それが使
用されるパチンコ遊技場の環境等に左右されるが、揚送
面23aだけを清掃すれば足りるのであれば構造がより
単純な清掃装置131を採用するメリットがある。
【0028】また、本実施形態であると本変形例である
とを問わず、ベルト清掃をより効率よくするために、洗
剤や洗浄水等の清掃補助材等を噴霧等するための補助材
供給装置を清掃装置31,131と併用することも効果
的である。また、清掃装置31,131の取付場所は、
前述した場所に限定されるものではなく、パチンコ玉の
揚送と揚送ベルト23の回転に不都合を生じさせなけれ
ばどの場所でも構わない。たとえば、揚送塔13の一部
を切り欠いて揚送ベルト23を露出させた場所に取り付
けることが考えられる。
とを問わず、ベルト清掃をより効率よくするために、洗
剤や洗浄水等の清掃補助材等を噴霧等するための補助材
供給装置を清掃装置31,131と併用することも効果
的である。また、清掃装置31,131の取付場所は、
前述した場所に限定されるものではなく、パチンコ玉の
揚送と揚送ベルト23の回転に不都合を生じさせなけれ
ばどの場所でも構わない。たとえば、揚送塔13の一部
を切り欠いて揚送ベルト23を露出させた場所に取り付
けることが考えられる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る清掃装置又はこの清掃装置
を備えるパチンコ玉揚送装置によれば、パチンコ遊技場
等において揚送装置が稼働中であっても、揚送ベルトの
清掃を行うことができる。これにより、清掃作業員の時
間的・肉体的な負担を大幅に軽減することができる。
を備えるパチンコ玉揚送装置によれば、パチンコ遊技場
等において揚送装置が稼働中であっても、揚送ベルトの
清掃を行うことができる。これにより、清掃作業員の時
間的・肉体的な負担を大幅に軽減することができる。
【図1】 揚送装置を備えるパチンコ島の構造を示す概
略正面図である。
略正面図である。
【図2】 揚送装置の正面図及び一部を切り欠いた側面
図である。
図である。
【図3】 ベルト清掃装置を取り付ける前の状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】 ベルト清掃装置を取り付けた状態を示す斜視
図である。
図である。
【図5】 ベルト清掃装置の平面図((a))とそのA
−A断面図((b))である。
−A断面図((b))である。
【図6】 図5(a)のB−B断面図である。
【図7】 図6に示すベルト清掃装置の変形例を示す断
面図である。
面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ島 43 吸引ノズ
ル 3 パチンコ遊技機 45 集塵孔
(群) 5 傾斜シュート 49 吸引装置
(浄化装置) 7 揚送装置 51 取付構造 11 ベース部 51´ 取付構
造 13 揚送塔 53 スライ
ド部材 15 ドア部 53´ スライ
ド部材 16 モータ取付台 55 レ−ル
部材 17 駆動ローラ 55´ レ−ル
部材 19 駆動モータ 57 L字取
付板 19a 駆動プーリ 59 ボルト 19b 駆動ベルト 131 清掃装
置 21 従動ローラ 133 ブラシ
体 23 揚送ベルト 135 ブラシ
基部 23a 揚送面 137 支持壁 23b 揚送裏面 139 ブラシ
毛(群) 25 揚送基部 141 内訳通
気路 25a 研磨布 145 集塵孔
(群) 31 清掃装置 151 取付構
造 33 ブラシ体(清掃部材) 153 スライ
ド部材 35 ブラシ基部 155 レール
部材 37 支持壁 157 L字取
付板 39 ブラシ毛(群) 159 ボルト 41 内部通気路
ル 3 パチンコ遊技機 45 集塵孔
(群) 5 傾斜シュート 49 吸引装置
(浄化装置) 7 揚送装置 51 取付構造 11 ベース部 51´ 取付構
造 13 揚送塔 53 スライ
ド部材 15 ドア部 53´ スライ
ド部材 16 モータ取付台 55 レ−ル
部材 17 駆動ローラ 55´ レ−ル
部材 19 駆動モータ 57 L字取
付板 19a 駆動プーリ 59 ボルト 19b 駆動ベルト 131 清掃装
置 21 従動ローラ 133 ブラシ
体 23 揚送ベルト 135 ブラシ
基部 23a 揚送面 137 支持壁 23b 揚送裏面 139 ブラシ
毛(群) 25 揚送基部 141 内訳通
気路 25a 研磨布 145 集塵孔
(群) 31 清掃装置 151 取付構
造 33 ブラシ体(清掃部材) 153 スライ
ド部材 35 ブラシ基部 155 レール
部材 37 支持壁 157 L字取
付板 39 ブラシ毛(群) 159 ボルト 41 内部通気路
Claims (5)
- 【請求項1】 パチンコ玉揚送装置の揚送ベルトを清掃
するためのベルト清掃装置であって、 前記ベルト清掃装置が、回転する揚送ベルトの少なくと
も揚送面を清掃するための清掃部材と、当該清掃部材を
パチンコ玉揚送装置に着脱自在に取り付けるための取付
構造と、を含み、 前記清掃体が、発生した塵埃を、接続した浄化装置によ
って浄化可能な構造を備えていることを特徴とするベル
ト清掃装置。 - 【請求項2】 前記清掃部材が、取り付けたときに揚送
ベルトの揚送面と対向する支持壁を備えたブラシ基部
と、当該支持壁上に支持されたブラシ毛群と、を含み、 前記ブラシ基部が、発生した塵埃を、接続した浄化装置
によって吸引可能な構造を備えていることを特徴とする
請求項1に記載したベルト清掃装置。 - 【請求項3】 前記ブラシ基部が、接続された吸引装置
と連通する内部通気路を備え、 前記支持壁が、前記内部通気路と連通する集塵孔群を備
えていることを特徴とする請求項2に記載したベルト清
掃装置。 - 【請求項4】 前記ブラシ基部が、揚送ベルトの側方か
ら取付可能な略コの字状をなし、 取り付けたときに揚送ベルトの揚送裏面と対向する他の
支持壁が、当該揚送裏面を清掃するための他のブラシ毛
群と、前記内部通気路に連通する他の内部通気路と連通
する他の集塵孔群と、を備えていることを特徴とする請
求項2又は3に記載したベルト清掃装置。 - 【請求項5】 前記1乃至4の何れかの清掃装置を取り
付けたパチンコ玉揚送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001193955A JP2003000923A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | ベルト清掃装置及びそれを備えるパチンコ玉揚送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001193955A JP2003000923A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | ベルト清掃装置及びそれを備えるパチンコ玉揚送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003000923A true JP2003000923A (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=19032151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001193955A Pending JP2003000923A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | ベルト清掃装置及びそれを備えるパチンコ玉揚送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003000923A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016117540A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 日本オーチス・エレベータ株式会社 | エレベータのフラットロープ清掃装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52141873U (ja) * | 1976-04-22 | 1977-10-27 | ||
JPH0957626A (ja) * | 1995-08-22 | 1997-03-04 | Sekisui Chem Co Ltd | メッシュベルトの掃除装置 |
JPH1094430A (ja) * | 1996-09-24 | 1998-04-14 | Tatsuya Azuma | ブラシ器具 |
JPH11320318A (ja) * | 1998-03-18 | 1999-11-24 | Amada Co Ltd | 板材加工機のブラシテーブル清掃装置 |
-
2001
- 2001-06-27 JP JP2001193955A patent/JP2003000923A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS52141873U (ja) * | 1976-04-22 | 1977-10-27 | ||
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JPH11320318A (ja) * | 1998-03-18 | 1999-11-24 | Amada Co Ltd | 板材加工機のブラシテーブル清掃装置 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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