JP2003095939A - 安定なプラバスタチンナトリウム錠 - Google Patents
安定なプラバスタチンナトリウム錠Info
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- JP2003095939A JP2003095939A JP2001296638A JP2001296638A JP2003095939A JP 2003095939 A JP2003095939 A JP 2003095939A JP 2001296638 A JP2001296638 A JP 2001296638A JP 2001296638 A JP2001296638 A JP 2001296638A JP 2003095939 A JP2003095939 A JP 2003095939A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術を解消し、経口製剤の製剤技術上及
び取扱い上好ましくない強塩基性化合物を用いたり、着
色の原因に繋がるおそれがある酸化マグネシウムを用い
たりすることなく、生体にとって好ましい中性付近で安
定なプラバスタチンナトリウム錠を提供する。 【解決手段】 本発明の安定なプラバスタチンナトリウ
ム錠は、プラバスタチンナトリウムと、2〜8重量%の
ステアリン酸マグネシウム及び水分保持性の賦形剤を含
有することを特徴とする。
び取扱い上好ましくない強塩基性化合物を用いたり、着
色の原因に繋がるおそれがある酸化マグネシウムを用い
たりすることなく、生体にとって好ましい中性付近で安
定なプラバスタチンナトリウム錠を提供する。 【解決手段】 本発明の安定なプラバスタチンナトリウ
ム錠は、プラバスタチンナトリウムと、2〜8重量%の
ステアリン酸マグネシウム及び水分保持性の賦形剤を含
有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高脂血症治療剤である
プラバスタチンナトリウムを有効成分とする安定な錠剤
に関するものである。
プラバスタチンナトリウムを有効成分とする安定な錠剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラバスタチンは、米国特許明細書第
4,346,227号に開示されているHMG-CoAレダク
ターゼ抑制剤であり、式
4,346,227号に開示されているHMG-CoAレダク
ターゼ抑制剤であり、式
【化1】
で表されるものである。
【0003】このプラバスタチンについては、低pH領
域では分解してラクトン体等に変化することから、特許
2935220号の特許公報においては、プラバスタチ
ンを含んでいる医薬組成物の水性分散液に、9以上のp
Hを付与する1種以上の塩基性化剤、特に酸化マグネシ
ウムを添加することが提案されている。
域では分解してラクトン体等に変化することから、特許
2935220号の特許公報においては、プラバスタチ
ンを含んでいる医薬組成物の水性分散液に、9以上のp
Hを付与する1種以上の塩基性化剤、特に酸化マグネシ
ウムを添加することが提案されている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、9以上のpH
を付与するような強塩基性化合物を経口製剤に用いるこ
とは、製剤技術上及び取扱い上あまり好ましくなく、
又、酸化マグネシウムは着色の原因や含量低下に繋がる
おそれがあるという難点を有してる。
を付与するような強塩基性化合物を経口製剤に用いるこ
とは、製剤技術上及び取扱い上あまり好ましくなく、
又、酸化マグネシウムは着色の原因や含量低下に繋がる
おそれがあるという難点を有してる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
技術の難点を解消し、生体にとって好ましい中性付近で
安定なプラバスタチン含有製剤を提供することを目的と
してなされたものである。
技術の難点を解消し、生体にとって好ましい中性付近で
安定なプラバスタチン含有製剤を提供することを目的と
してなされたものである。
【0006】上記目的を達成するために本発明が採用し
た安定なプラバスタチンナトリウム錠は、プラバスタチ
ンナトリウムと、2〜8重量%のステアリン酸マグネシ
ウム及び水分保持性の賦形剤を含有することを特徴とす
るものである。
た安定なプラバスタチンナトリウム錠は、プラバスタチ
ンナトリウムと、2〜8重量%のステアリン酸マグネシ
ウム及び水分保持性の賦形剤を含有することを特徴とす
るものである。
【0007】即ち、本発明の発明者らは、高いpHに捕
らわれることなく、生体にとって好ましい中性付近で安
定なプラバスタチンナトリウム錠の開発について鋭意研
究し、その結果、錠剤処方において滑沢剤として汎用さ
れているステアリン酸マグネシウムの添加量を調整する
ことで、容易に安定化が図れることを見出した。又、水
分保持性の賦形剤により製剤中の含水量を制御すること
で、その安定性が著しく向上することを見出し、これら
の知見に基づき更に検討を加えて本発明を完成するに至
った。
らわれることなく、生体にとって好ましい中性付近で安
定なプラバスタチンナトリウム錠の開発について鋭意研
究し、その結果、錠剤処方において滑沢剤として汎用さ
れているステアリン酸マグネシウムの添加量を調整する
ことで、容易に安定化が図れることを見出した。又、水
分保持性の賦形剤により製剤中の含水量を制御すること
で、その安定性が著しく向上することを見出し、これら
の知見に基づき更に検討を加えて本発明を完成するに至
った。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明の安定なプラバスタチンナトリウム
錠における主薬はプラバスタチンナトリウムであり、上
記のようにHMG-CoAレダクターゼ抑制剤として公知のプ
ラバスタチンのナトリウム塩である。本発明のプラバス
タチンナトリウム錠でのプラバスタチンナトリウムの含
有量は適宜に決定することができるが、例えば1.4〜
7.5重量%である。
錠における主薬はプラバスタチンナトリウムであり、上
記のようにHMG-CoAレダクターゼ抑制剤として公知のプ
ラバスタチンのナトリウム塩である。本発明のプラバス
タチンナトリウム錠でのプラバスタチンナトリウムの含
有量は適宜に決定することができるが、例えば1.4〜
7.5重量%である。
【0010】本発明のプラバスタチンナトリウム錠で
は、その他の成分としてステアリン酸マグネシウムを使
用するのであり、その量は2〜8重量%である。このス
テアリン酸マグネシウムの量が2重量%を下回る場合は
プラバスタチンナトリウム錠のpHが7.5未満とな
り、8重量%を上回る場合はpH9を超えることになっ
て、何れも好ましくない。又、8重量%を越えると崩壊
時間の遅延も生じる。
は、その他の成分としてステアリン酸マグネシウムを使
用するのであり、その量は2〜8重量%である。このス
テアリン酸マグネシウムの量が2重量%を下回る場合は
プラバスタチンナトリウム錠のpHが7.5未満とな
り、8重量%を上回る場合はpH9を超えることになっ
て、何れも好ましくない。又、8重量%を越えると崩壊
時間の遅延も生じる。
【0011】本発明のプラバスタチンナトリウム錠で
は、更に、水分保持性の賦形剤を使用するのであり、こ
の水分保持性の賦形剤としては、例えば、乳糖、乳糖造
粒物、結晶セルロース、粉末還元麦芽糖水飴、糖アルコ
ール(D−マンニトール、キシリトール、エリスリトー
ル、マルチトール等)、酢酸カルシウムから選ばれた1
種又は2種以上を挙げることができる。
は、更に、水分保持性の賦形剤を使用するのであり、こ
の水分保持性の賦形剤としては、例えば、乳糖、乳糖造
粒物、結晶セルロース、粉末還元麦芽糖水飴、糖アルコ
ール(D−マンニトール、キシリトール、エリスリトー
ル、マルチトール等)、酢酸カルシウムから選ばれた1
種又は2種以上を挙げることができる。
【0012】本発明のプラバスタチンナトリウム錠での
水分保持性の賦形剤の含有量は適宜に決定することがで
きるが、例えば50〜85重量%である。
水分保持性の賦形剤の含有量は適宜に決定することがで
きるが、例えば50〜85重量%である。
【0013】即ち、本発明は、打錠時の滑沢性を維持す
る目的で添加するステアリン酸マグネシウムのpHが9
前後であることから、その添加量を調整することで、特
別に強い塩基性物質などを加えずとも、好ましくはpH
7.5〜9の範囲で任意のpHに調整することが可能と
なり、同時に水分保持性の添加剤を加えることで、水が
その中に吸着され、その水分中へプラバスタチンナトリ
ウム及びステアリン酸マグネシウムが溶解することで、
少なくともpH7.5〜9の“ミクロ−pH”を形成
し、安定化することを見出したものである。
る目的で添加するステアリン酸マグネシウムのpHが9
前後であることから、その添加量を調整することで、特
別に強い塩基性物質などを加えずとも、好ましくはpH
7.5〜9の範囲で任意のpHに調整することが可能と
なり、同時に水分保持性の添加剤を加えることで、水が
その中に吸着され、その水分中へプラバスタチンナトリ
ウム及びステアリン酸マグネシウムが溶解することで、
少なくともpH7.5〜9の“ミクロ−pH”を形成
し、安定化することを見出したものである。
【0014】本発明のプラバスタチンナトリウム錠で
は、更に、結合剤を含んでもよく、この結合剤として
は、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、部分アル
ファー化デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、結晶
セルロースから選ばれた1種又は2種以上を挙げること
ができる。
は、更に、結合剤を含んでもよく、この結合剤として
は、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、部分アル
ファー化デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、結晶
セルロースから選ばれた1種又は2種以上を挙げること
ができる。
【0015】本発明のプラバスタチンナトリウム錠で
は、更に又、崩壊剤を含んでもよく、この崩壊剤として
は、例えば、カルボキシメチルスターチナトリウム、部
分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルスター
チ、結晶セルロースから選ばれた1種又は2種以上を挙
げることができる。
は、更に又、崩壊剤を含んでもよく、この崩壊剤として
は、例えば、カルボキシメチルスターチナトリウム、部
分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルスター
チ、結晶セルロースから選ばれた1種又は2種以上を挙
げることができる。
【0016】本発明のプラバスタチンナトリウム錠での
結合剤及び崩壊剤の含有量は適宜に決定することができ
るが、例えばそれぞれ10〜35重量%、2〜9重量%
である。
結合剤及び崩壊剤の含有量は適宜に決定することができ
るが、例えばそれぞれ10〜35重量%、2〜9重量%
である。
【0017】本発明のプラバスタチンナトリウム錠は、
上記のような成分を使用し、常法、例えば日本薬局方の
製剤総則に記載されている方法に準じ、乾式法又は湿式
法によって容易に製造することができる。
上記のような成分を使用し、常法、例えば日本薬局方の
製剤総則に記載されている方法に準じ、乾式法又は湿式
法によって容易に製造することができる。
【0018】このようにして得られた本発明のプラバス
タチンナトリウム錠の含水量は、好ましくは5.5%以
上であり、過度の乾燥は安定性に悪影響を与える。
タチンナトリウム錠の含水量は、好ましくは5.5%以
上であり、過度の乾燥は安定性に悪影響を与える。
【0019】以下に実施例により本発明を更に説明す
る。例示は当然説明のものであって、発明を限定するも
のではない。
る。例示は当然説明のものであって、発明を限定するも
のではない。
【0020】実施例1(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖 61mg、
結晶セルロース 20mg、酢酸カルシウム 2mg、ス
テアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2重量%)、
計90mg
結晶セルロース 20mg、酢酸カルシウム 2mg、ス
テアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2重量%)、
計90mg
【0021】上記成分中、ステアリン酸マグネシウムを
除くその他の成分を混合、湿式造粒し、乾燥、整粒後に
ステアリン酸マグネシウムを加えて打錠し、1錠あたり
プラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得
た。
除くその他の成分を混合、湿式造粒し、乾燥、整粒後に
ステアリン酸マグネシウムを加えて打錠し、1錠あたり
プラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得
た。
【0022】実施例2(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、D−マンニトール
61mg、 結晶セルロース 20mg、酢酸カルシウム
2mg、ステアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2
重量%)、計 90mg
61mg、 結晶セルロース 20mg、酢酸カルシウム
2mg、ステアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2
重量%)、計 90mg
【0023】実施例1と同様に調製し、1錠あたりプラ
バスタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。
バスタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。
【0024】実施例3(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖造粒物 61m
g、 結晶セルロース20mg、カルボキシメチルスタ
ーチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウム 2
mg(約2.2重量%)、計 90mg
g、 結晶セルロース20mg、カルボキシメチルスタ
ーチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウム 2
mg(約2.2重量%)、計 90mg
【0025】上記成分を混合し、乾式法にて打錠し、1
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
【0026】実施例4(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、エリスリトール 7
3mg、部分アルファー化デンプン 10mg、ステア
リン酸マグネシウム 2mg(約2.2重量%)、計 9
0mg
3mg、部分アルファー化デンプン 10mg、ステア
リン酸マグネシウム 2mg(約2.2重量%)、計 9
0mg
【0027】上記成分中、エリスリトールと部分アルフ
ァー化デンプンを湿式造粒、乾燥、整粒し、これにその
他の成分を加えて打錠し、1錠あたりプラバスタチンナ
トリウム5mgを含有する錠剤を得た。
ァー化デンプンを湿式造粒、乾燥、整粒し、これにその
他の成分を加えて打錠し、1錠あたりプラバスタチンナ
トリウム5mgを含有する錠剤を得た。
【0028】実施例5(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、エリスリトール 6
3mg、部分アルファー化デンプン 10mg、ヒドロ
キシプロピルスターチ 10mg、ステアリン酸マグネ
シウム 2mg(約2.2重量%)、計 90mg
3mg、部分アルファー化デンプン 10mg、ヒドロ
キシプロピルスターチ 10mg、ステアリン酸マグネ
シウム 2mg(約2.2重量%)、計 90mg
【0029】上記成分中、エリスリトール、部分アルフ
ァー化デンプン及びヒドロキシプロピルスターチを湿式
造粒、乾燥、整粒し、これにその他の成分を加えて打錠
し、1錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有
する錠剤を得た。
ァー化デンプン及びヒドロキシプロピルスターチを湿式
造粒、乾燥、整粒し、これにその他の成分を加えて打錠
し、1錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有
する錠剤を得た。
【0030】実施例6(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、粉末還元麦芽糖水
飴 73mg、ヒドロキシプロピルスターチ 10mg、
ステアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2重量
%)、計 90mg
飴 73mg、ヒドロキシプロピルスターチ 10mg、
ステアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2重量
%)、計 90mg
【0031】上記成分中、粉末還元麦芽糖水飴とヒドロ
キシプロピルスターチを湿式造粒、乾燥、整粒し、これ
にその他の成分を加えて打錠し、1錠あたりプラバスタ
チンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。
キシプロピルスターチを湿式造粒、乾燥、整粒し、これ
にその他の成分を加えて打錠し、1錠あたりプラバスタ
チンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。
【0032】実施例7(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、マルチトール 61
mg、 結晶セルロース 22mg、ステアリン酸マグネ
シウム 2mg(約2.2重量%)、計 90mg
mg、 結晶セルロース 22mg、ステアリン酸マグネ
シウム 2mg(約2.2重量%)、計 90mg
【0033】上記成分を混合し、乾式法にて打錠し、1
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
【0034】実施例8(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、エリスリトール 6
0mg、 結晶セルロース 21mg、酢酸カルシウム
2mg、ステアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2
重量%)、計 90mg
0mg、 結晶セルロース 21mg、酢酸カルシウム
2mg、ステアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2
重量%)、計 90mg
【0035】上記成分を混合し、乾式法にて打錠し、1
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
【0036】実施例9(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖造粒物 58.
5mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 4.5mg(5重量%)、計 90mg
5mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 4.5mg(5重量%)、計 90mg
【0037】上記成分を混合し、乾式法にて打錠し、1
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
【0038】実施例10(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖造粒物 55.
8mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 7.2mg(8重量%)、計 90mg
8mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 7.2mg(8重量%)、計 90mg
【0039】上記成分を混合し、乾式法にて打錠し、1
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
錠あたりプラバスタチンナトリウム5mgを含有する錠
剤を得た。
【0040】比較例1(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖造粒物 61.
4mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 1.6mg(約1.8重量%)、計 90mg
4mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 1.6mg(約1.8重量%)、計 90mg
【0041】実施例3と同様に調製し、1錠あたりプラ
バスタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。
バスタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。
【0042】比較例2(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖造粒物 54.
9mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 8.1mg(9重量%)、計 90mg
9mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 8.1mg(9重量%)、計 90mg
【0043】実施例3と同様に調製し、1錠あたりプラ
バスタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。
バスタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。
【0044】比較例3(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖造粒物 61m
g、 結晶セルロース20mg、カルボキシメチルスタ
ーチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウム 2
mg(約2.2重量%)、計 90mg
g、 結晶セルロース20mg、カルボキシメチルスタ
ーチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウム 2
mg(約2.2重量%)、計 90mg
【0045】上記成分中、ステアリン酸マグネシウムを
除くその他の成分を混合し、十分に乾燥した後、ステア
リン酸マグネシウムを加えて打錠し、1錠あたりプラバ
スタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。含水
量は5.10%であった。
除くその他の成分を混合し、十分に乾燥した後、ステア
リン酸マグネシウムを加えて打錠し、1錠あたりプラバ
スタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。含水
量は5.10%であった。
【0046】比較例4(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖造粒物 61.
4mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 1.6mg(約1.8重量%)、計 90mg
4mg、 結晶セルロース 20mg、カルボキシメチル
スターチナトリウム 2mg、ステアリン酸マグネシウ
ム 1.6mg(約1.8重量%)、計 90mg
【0047】上記成分中、ステアリン酸マグネシウムを
除くその他の成分を混合し、十分に乾燥した後、ステア
リン酸マグネシウムを加えて打錠し、1錠あたりプラバ
スタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。含水
量は5.05%であった。
除くその他の成分を混合し、十分に乾燥した後、ステア
リン酸マグネシウムを加えて打錠し、1錠あたりプラバ
スタチンナトリウム5mgを含有する錠剤を得た。含水
量は5.05%であった。
【0048】比較例5(1錠あたり)
プラバスタチンナトリウム 5mg、乳糖造粒物 59m
g、 結晶セルロース20mg、カルボキシメチルスタ
ーチナトリウム 2mg、酸化マグネシウム 2mg、ス
テアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2重量%)、
計 90mg
g、 結晶セルロース20mg、カルボキシメチルスタ
ーチナトリウム 2mg、酸化マグネシウム 2mg、ス
テアリン酸マグネシウム 2mg(約2.2重量%)、
計 90mg
【0049】実施例3と同様に調製し、酸化マグネシウ
ムでpHを調整し、1錠あたりプラバスタチンナトリウ
ム5mgを含有する錠剤を得た。
ムでpHを調整し、1錠あたりプラバスタチンナトリウ
ム5mgを含有する錠剤を得た。
【0050】実施例、比較例で得た錠剤を40℃、75
%HRで2ヶ月間放置した。これらの錠剤について外
観、含量の変化を観察した。結果は表1及び表2のとお
りである。
%HRで2ヶ月間放置した。これらの錠剤について外
観、含量の変化を観察した。結果は表1及び表2のとお
りである。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】尚、表1及び表2に示したプラバスタチン
ナトリウム錠のpH測定は、実施例及び比較例で得た各
錠剤10錠を精製水100mLに懸濁し、測定した。
ナトリウム錠のpH測定は、実施例及び比較例で得た各
錠剤10錠を精製水100mLに懸濁し、測定した。
【0054】又、プラバスタチンナトリウム錠の含水量
の測定は、カール・フィッシャー法を用い、実施例及び
比較例で得た各錠剤を粉砕した粉体を0.2g採取し、
直接滴定法にて行った。保存状態については比較例3、
4のみガラスビン(密栓)を、その他は曝気ガラスビン
を使用した。
の測定は、カール・フィッシャー法を用い、実施例及び
比較例で得た各錠剤を粉砕した粉体を0.2g採取し、
直接滴定法にて行った。保存状態については比較例3、
4のみガラスビン(密栓)を、その他は曝気ガラスビン
を使用した。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、不安定なプラバスタチ
ンナトリウムを長期に亘って安定化することができ、変
色、ラクトン化することのない錠剤を提供することが可
能である。本発明のプラバスタチンナトリウム錠は、プ
ラバスタチンナトリウムと常用の製剤添加物からなり、
錠剤必須成分であるステアリン酸マグネシウム添加量を
調整することで安定化が図られることから、製造上特殊
な設備も必要ではなく、工程上何らの困難もないことか
ら、産業上の有用性が極めて高いものである。
ンナトリウムを長期に亘って安定化することができ、変
色、ラクトン化することのない錠剤を提供することが可
能である。本発明のプラバスタチンナトリウム錠は、プ
ラバスタチンナトリウムと常用の製剤添加物からなり、
錠剤必須成分であるステアリン酸マグネシウム添加量を
調整することで安定化が図られることから、製造上特殊
な設備も必要ではなく、工程上何らの困難もないことか
ら、産業上の有用性が極めて高いものである。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 47/38 A61K 47/38
A61P 3/06 A61P 3/06
43/00 111 43/00 111
(72)発明者 山口 裕隆
福井県坂井郡金津町市姫二丁目26番17号
小林化工株式会社内
Fターム(参考) 4C076 AA36 BB01 CC21 DD37A
DD41A EE30A EE31A FF04
4C206 AA01 AA02 DB03 DB56 MA02
MA05 MA55 NA14 ZC33
Claims (6)
- 【請求項1】 プラバスタチンナトリウムと、2〜8重
量%のステアリン酸マグネシウム及び水分保持性の賦形
剤を含有することを特徴とする安定なプラバスタチンナ
トリウム錠。 - 【請求項2】 水分保持性の賦形剤が、乳糖、乳糖造粒
物、結晶セルロース、粉末還元麦芽糖水飴、糖アルコー
ル、酢酸カルシウムから選ばれた1種又は2種以上であ
る請求項1に記載の安定なプラバスタチンナトリウム
錠。 - 【請求項3】 結合剤を含み、この結合剤がヒドロキシ
プロピルセルロース、部分アルファー化デンプン、ヒド
ロキシプロピルスターチ、結晶セルロースから選ばれた
1種又は2種以上である請求項1に記載の安定なプラバ
スタチンナトリウム錠。 - 【請求項4】 崩壊剤を含み、この崩壊剤がカルボキシ
メチルスターチナトリウム、部分アルファー化デンプ
ン、ヒドロキシプロピルスターチ、結晶セルロースから
選ばれた1種又は2種以上である請求項1に記載の安定
なプラバスタチンナトリウム錠。 - 【請求項5】 含水量が5.5%以上である請求項1に
記載の安定なプラバスタチンナトリウム錠。 - 【請求項6】 錠剤のpHが7.5〜9である請求項1
に記載の安定なプラバスタチンナトリウム錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001296638A JP2003095939A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 安定なプラバスタチンナトリウム錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001296638A JP2003095939A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 安定なプラバスタチンナトリウム錠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003095939A true JP2003095939A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19117836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001296638A Pending JP2003095939A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 安定なプラバスタチンナトリウム錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003095939A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010533210A (ja) * | 2007-07-13 | 2010-10-21 | ジェネリクス・(ユーケー)・リミテッド | 1種または複数のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を含む安定的な医薬組成物 |
CN103772531A (zh) * | 2012-10-20 | 2014-05-07 | 中国烟草总公司郑州烟草研究院 | 一种酸解-羧甲基化淀粉质烟用保润剂的制备方法及其应用 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001296638A patent/JP2003095939A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010533210A (ja) * | 2007-07-13 | 2010-10-21 | ジェネリクス・(ユーケー)・リミテッド | 1種または複数のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を含む安定的な医薬組成物 |
CN103772531A (zh) * | 2012-10-20 | 2014-05-07 | 中国烟草总公司郑州烟草研究院 | 一种酸解-羧甲基化淀粉质烟用保润剂的制备方法及其应用 |
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