JP2003091927A - 記録媒体、記録媒体の再生装置及び再生方法、記録媒体の記録装置及び記録方法、並びにデータ出力方法 - Google Patents
記録媒体、記録媒体の再生装置及び再生方法、記録媒体の記録装置及び記録方法、並びにデータ出力方法Info
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- JP2003091927A JP2003091927A JP2002137777A JP2002137777A JP2003091927A JP 2003091927 A JP2003091927 A JP 2003091927A JP 2002137777 A JP2002137777 A JP 2002137777A JP 2002137777 A JP2002137777 A JP 2002137777A JP 2003091927 A JP2003091927 A JP 2003091927A
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Abstract
ンテンツデータを記録したデータ記録媒体をその用途に
応じてコンテンツデータの再生、複写を可能として著作
者の利益を保護する。 【解決手段】 複数のコンテンツデータが記録される内
周側記録領域2、外周側記録領域3と、各記録領域2,
3に先立って読み出される位置に設けられたリードイン
領域4を有し、記録領域とリードイン領域のいずれか一
方の領域に貸し渡し用であるか否かを示す識別情報が記
録されている。
Description
体の記録又は再生方法、記録媒体の記録又は再生装置、
並びにデータ出力方法に関し、特に、コンテンツデータ
が記録された記録媒体、その記録媒体の記録又は再生方
法、記録媒体の記録又は再生装置並びにコンテンツデー
タの出力方法に関する。
スク状の記録媒体に光学的に記録したものとして、コン
パクトディスク(CD:Compact Disc)が広く用いられ
ている。このCDは、直径12cmで600MB以上の
データを記録できる記録媒体である。このCDのフォー
マットは、レッドブック(Red Book)と称され、この規
格に基づいてコンピュータやゲーム用のCD−ROMフ
ォーマット、データの1回の書き込みが行えるCD−R
フォーマット、書き換えが可能なCD−RWフォーマッ
ト等に広がりを見せている。
媒体として、いわゆるDVD(ディジタルバーサタイル
ディスク又はディジタルビデオディスク)が知られてい
る。
消費者により買い取りされるだけでなく、いわゆるレン
タルショップにて貸し渡しされることもある。前者をオ
リジナルの販売用途、後者をレンタル用途とする。
販売用途の記録媒体と同様に自由に複製できるのが現状
である。場合によっては、私的複製の範囲を越えるよう
な使い方がされている可能性がある。
鑑みて提案されたものであり、販売用途やレンタル用途
に適合するように再生したり複製記録できる、CDやD
VD等の記録媒体を提供することを目的とする。
成するために提案される本発明に係る記録媒体は、複数
のコンテンツデータが記録される少なくともひとつの記
録領域と記録領域に先立って読み出される位置に設けら
れたリードイン領域を有し、記録領域とリードイン領域
のいずれか一方の領域に貸し渡し用であるか否かを示す
識別情報が記録されている。
の再生方法により再生される記録媒体は、第1の記録領
域と第2の記録領域と、第1及び第2の記録領域に先立
って読み出される位置に設けられたリードイン領域とを
有し、記録領域とリードイン領域のいずれか一方の領域
に貸し渡し用であるか否かを示す識別情報が記録されて
いる。本発明に係る再生方法は、記録媒体から読み出さ
れた信号から識別情報が抽出されるか否かを識別し、識
別情報が識別されたときには第1の記録領域又は第2の
記録領域に記録されているデータの再生動作が制限され
る。
の再生装置により再生される記録媒体は、第1の記録領
域と第2の記録領域と、第1及び第2の記録領域に先立
って読み出される位置に設けられたリードイン領域とを
有し、第1の記録領域又は第2の記録領域のいずれかの
記録領域とリードイン領域のいずれか一方の領域に貸し
渡し用であるか否かを示す識別情報が記録されている。
本発明に係る再生装置は、記録媒体を走査するヘッド部
と、ヘッド部からの出力信号にデコード処理を施すデコ
ード処理部と、ヘッド部からの出力信号から新別信号を
抽出し識別する識別部と、デコード処理部からの出力デ
ータが供給され、供給された出力データに再生信号処理
を施す再生処理部を備える。更に、再生装置は、識別部
からの出力信号によってデコード処理部からの出力デー
タを再生処理部に供給するか否かを切り換え制御し、識
別部によって識別信号が識別されたときにデコード処理
部からの出力データを再生処理部に供給する切換部と、
識別部からの出力信号が供給され、識別部から供給され
る出力信号に基づいて再生処理部の動作を制御する制御
部を備える。制御部は、識別部によって識別情報が識別
されたことを示す出力信号が供給されたときには再生処
理部によるデコード処理部からの出力データの再生処理
を制限する。
されたコンテンツデータを記録媒体に記録するときに、
コンテンツデータが貸し渡し用であるか否かを示す識別
情報を識別し、識別情報が識別されたときには、記録媒
体へのコンテンツデータの記録動作を制限する。
されたコンテンツデータが貸し渡し用であるか否かを示
す識別情報を識別する識別部と、コンテンツデータが供
給され、供給されたコンテンツデータに記録のための信
号処理を施す信号処理部と、識別部からの出力信号によ
ってコンテンツデータを信号処理部に供給するか否かを
切り換え制御し、識別部によって識別信号が識別されな
かったときにコンテンツデータを信号処理部に供給する
ように切り換え制御する切換部とを備える。
供給されたコンテンツデータが貸し渡し用であるか否か
を示す識別情報を識別する識別部と、識別部からの出力
信号が供給され、識別信号が識別されたときには識別部
からの出力信号に基づいてコンテンツデータに記録制限
処理を施す制御部と、制御部からの出力データが供給さ
れ、供給された出力データに記録のための信号処理を施
す信号処理部とを備える。
は、供給されたコンテンツデータが貸し渡し用であるか
否かを示す識別情報を識別する識別部と、コンテンツデ
ータが供給され、供給されたコンテンツデータに記録の
ための信号処理を施す信号処理部と、識別部からの出力
信号が供給され、識別信号が識別されたときには識別部
からの出力信号に基づいてコンテンツデータに記録速度
を制限する制御部とを備える。
たコンテンツデータが貸し渡し用であるか否かを示す識
別情報を識別し、その識別結果に基づいて供給されたコ
ンテンツデータの出力形式を選択する。
て図面を参照しながら説明する。先ず、本発明に係る記
録媒体である光ディスクについて図1を用いて説明す
る。この光ディスク1は、内周側記録領域2及び外周側
記録領域3を有し、各記録領域2,3にそれぞれ異なる
記録密度で楽曲等のディジタル著作物のデータ、即ち、
ディジタルコンテンツデータを記録している。
mとなし、中心部に後述する光ディスク再生装置のター
ンテーブルに装着するための中心孔が形成されている。
光ディスク1は、光透過性を有する樹脂からなる基板
と、基板の一方の面に設けられたアルミニウム(Al)
等の金属からなる反射層と、この反射層上に形成された
反射膜を保護するための保護層とから構成されている。
光ディスク1の基板の一方の面には、データに基づく凹
凸が形成されている。反射層は、この基板の凹凸を覆う
ように設けられている。
に設けられた第1の記録領域としての内周側記録領域2
は、所謂コンパクトディスクのフォーマットと互換性を
有するフォーマットで、例えば16ビットのリニアPC
M信号として音楽データが記録データ、即ちコンテンツ
データとして記録されている。内周側記録領域2は、例
えばコンパクトディスクと互換性を有するように、トラ
ックピッチを1.6μmで音楽データに基づく複数のピ
ットからなるトラックがスパイラル状に形成されてい
る。
記録領域としての外周側記録領域3は、内周側記録領域
2の記録密度よりも高い記録密度でデータが記録されて
いる。例えば、外周側記録領域3は、トラックピッチが
1.6μmよりも狭いトラックピッチでデータに基づく
複数のピットからなるトラックがスパイラル状に形成さ
れている。外周側記録領域3に記録されるデータは、例
えば内周側記録領域2に記録されている音楽データを圧
縮したデータが暗号化されているものである。勿論、外
周側記録領域3に記録されるデータは、内周側記録領域
2に記録されているコンテンツデータとは異なるコンテ
ンツデータであってもよい。
各々リードイン領域とリードアウト領域を有し、内周側
記録領域2と外周側記録領域3とはミラー領域、即ち無
記録領域によって隔てられている。なお、内周側記録領
域2に記録されるデータは、コンパクトディスクと互換
性を有する音楽データに限らず、所謂CD−ROMディ
スクと互換性を有するフォーマットに基づくデータ、例
えばテキストデータ等のデータであってもよい。
と外周側記録領域3に記録されているデータは、物理的
に非連続なデータである。外周側記録領域3は、貸し渡
しされた際のデータのアクセスに対して再生及び/又は
複製を制限する制限領域となる。
周側、即ち光ディスク1の内周側又は外周側の記録領域
2,3よりも先立って読み出される位置には、この光デ
ィスク1が貸し渡し(レンタル)用か否かを示す識別情
報を含む目録データが記録されているテーブルオブコン
テンツ(TOC)/リードイン領域4が設けられてい
る。本発明では、レンタル用であることを示す識別情報
をレンタルIDデータ、レンタル用ではなく買い取り用
であることを示す識別情報をセルIDデータとするが、
以下に述べる本発明では、レンタルIDデータのみを検
出/抽出の対象とする。勿論、TOC/リードイン領域
4には、光ディスク1が図1に示すように内周側記録領
域2と外周側記録領域3を有するディスクであるか否か
を示す媒体識別データも記録されている。
るレンタルIDデータを、光ディスク1を再生する再生
装置が検出/抽出したとき、その抽出/検出結果に基づ
き再生装置は制限領域となる外周側記録領域3の再生動
作又は再生処理を制限する。光ディスク1から読み出し
たコンテンツデータを出力するデータ出力装置がレンタ
ルIDデータを検出/抽出したときには、出力装置は、
コンテンツデータの出力又は出力のための処理を制限す
る。コンテンツデータを複製記録するデータ複製記録装
置が光ディスク1のTOC/リードイン領域4から読み
出されたデータがレンタルIDデータを検出/抽出した
ときには、記録装置は光ディスク1から読み出されたコ
ンテンツデータの複製記録処理を制限する。これらタデ
ータ再生装置、データ出力装置、データ複製記録装置の
具体例については後述する。
一例を図2に示す。図2で示すように、レンタルIDデ
ータの先頭の例えば32ビットが同期(Sync)部とさ
れ、この同期部に続く領域が、レンタルIDを示すデー
タ本体がデータ変換されて、具体的には暗号化されて記
録される暗号化エリアとされている。この暗号化エリア
は、例えば16ビットのレコード会社(一般的にはコン
テンツ制作及び/又は供給会社)IDデータと、32ビ
ットのレコード番号(製造番号)と、16ビットの製造
装置IDデータ、48ビットのシリアル番号に関するデ
ータと、16ビットのエラー訂正符号(ECC-A) あるい
はエラー検出符号(EDC-A) との128ビットから構成
されている。48ビットのシリアル番号に関するデータ
は、レンタルIDデータの主要部であり、レコード会社
(コンテンツ制作/供給会社)が自由に割り付けること
ができる。更に、この暗号化エリアに連続して、例えば
64ビットのエラー訂正符号(ECC-B) が付加され、先
頭の同期部も含む全体として、レンタルIDデータは2
24ビットで構成されている。
C-A) あるいはエラー検出符号(EDC-A) については、
例えば生成多項式が、 g(x)=x16+x12+x5+1 のCRC(巡回冗長符号)により生成される。この生成
多項式g(x)は、レコード会社(コンテンツ制作/供
給会社)が任意に設定できるようにしてもよい。これに
より、でたらめな「ビット列」は確実に排除できる。こ
の符号は、64ビットのエラー訂正符号(ECC-B) とは
目的が異なり、本来のエラー訂正やエラー検出の目的で
はなく、個別ID、即ちレンタルIDデータの認証用の
データとして使用している。すなわち、そのようなレン
タルIDデータが存在するか否かの判定が行える。
C-B) については、例えば、 f(x)=x8+x4+x3+x2+1 の生成多項式を用い、f(α)=0のとき、 G(x)=(x+1)(x+α)(x+α2)・・・
(x+α7) のような(24,16,9)リード・ソロモン符号を用
いることが挙げられる。この符号は、4バイトの検出訂
正あるいは8バイトの消失訂正が可能な訂正能力を有し
ている。
符号(ECC)あるいは誤り検出符号(EDC)を用
い、一方は本来のエラー訂正や誤り検出のために用い、
他方は上記レンタルIDデータの認証のために使用する
ものである。
ットのデータを、RSA(Rivest,Shamir and Adlema
n)方式の公開鍵方式や、DES(Data Encryption Sta
ndard)方式等の共通鍵方式で暗号化し、レンタルID
データ自体を保護している。
ーマットは一例を示しているに過ぎず、各領域のビット
数や配置等は任意に設定でき、各領域の種類も増減があ
ってもよい。
記録装置は、レンタルIDデータを検出/抽出したとき
に、外周側記録領域3に記録されているディジタルコン
テンツデータの再生及び/又は複製を禁止することがで
きる。レンタルIDデータを検出したときに外周側記録
領域3に記録されているディジタルコンテンツデータの
再生及び/又は複製の品質を制限することもできる。複
製記録装置がレンタルIDデータを検出/抽出したとき
には、外周側記録領域3から読み出されたディジタルコ
ンテンツデータの複製の速度を制限することもできる。
更に、外周側記録領域3から読み出されたディジタルコ
ンテンツデータの複製の個数を制限することもできる
し、ディジタルデータのままでの複製を禁止することも
できる。
領域2の記録密度と外周側記録領域3の記録密度とを2
つの領域で異ならせている。これに限らず、以下に説明
するように、二つの記録領域2,3の記録密度は同じ
か、上述した例の如く異ならせ楽音データとその付加デ
ータとを内周側記録領域2と外周側記録領域3に別々に
記録するようにしてもよい。
ク)や、いわゆるDVD(ディジタルバーサタイルディ
スク又はディジタルビデオディスク)のフォーマットに
基づいて、CDやDVDの既存の記録フォーマットによ
る記録データ(第1のデータ)を一方の記録領域に記録
し、その第1のデータの付加データを第2のデータとし
て他方の記録領域に記録する。具体的には、CDやDV
Dのフォーマットに基づいてコンテンツデータとしての
第1のデータを内周側記録領域2に記録し、第1のデー
タの付加データとなる第2のデータを外周側記録領域3
に記録する。
ータや画像データ、あるいは歌詞や説明のためのテキス
トデータ等が挙げられる。具体的な内容としては、例え
ば、ポスター、ジャケット、歌詞、ライナーノーツ、イ
ンタビュー記事、新曲案内、コンサート抽選、ネットラ
イブ視聴、カラオケ、グラフィティ等に関するデータが
挙げられる。
タル用に用いられるときとセル用に用いられるときとで
再生内容を異ならせることができ、実際に光ディスク1
を買った人を優遇することができる。例えば、光ディス
ク1をレンタル用の光ディスクとした場合には再生不可
能な領域を作る、あるいは音質が下がる、テキストやジ
ャケット写真などの付加データを再生できなくする等の
制限領域を持たせるのに対して、実際に光ディスク1を
購入した人には、第1のデータとしてのコンテンツデー
タの再生が通常通り行える以外に、第2のデータとして
の付加データ、例えばテキストやジャケット写真のデー
タを再生できるようにする。0
スクとで光ディスクから読み出されたデータのコピー制
御を異ならせることもできる。レンタル用光ディスクか
ら読み出されたデータのコピーは私的複製の範囲を越え
ているわけであるから、レンタル用光ディスクの場合
は、光ディスクから読み出されたデータのコピー制限を
厳しくすることによりレンタルを本来の用途に限定する
ことができる。例えば、レンタル用光ディスクの場合、
光ディスクから読み出されたデータのコピーは、アナロ
グ信号に変換した後のコピーのみに制限し、あるいは光
ディスクから読み出されたデータをディジタル高速出力
として他の記録媒体に記録する複製又は記録動作を禁止
するとか、所定の領域から読み出されたデータのコピ
ー、或いは所定のコンテンツデータのコピーを禁止する
ようにすることができる。
IDデータが付加された光ディスク1を製造する手順を
示す。図3において、レジスト塗布工程11ではガラス
原盤(ガラス基板)、後述する図4に示すガラス原盤2
8にフォトレジストを塗布し、カッティング工程12に
て、後述する図4に示すようなカッティング装置を用い
てガラス原盤のレーザカッティングを行う。このレーザ
カッティングされた原盤を、現像及び定着工程13でガ
ラス原盤のフォトレジストに現像処理を施した後定着処
理を行い、次いで、金属原盤作成工程14にてガラス原
盤の表面に電解メッキを施すことで、金属原盤を作製す
る。次に、スタンパ工程15で、この形成された金属原
盤に基づいてスタンパを形成し、基板形成工程16にて
形成されたスタンパを用いて射出成形法等によって一方
の面に凹凸を有するポリカーボネート(PC)やアクリ
ル等の透明樹脂の基板が形成され、次の反射膜形成工程
17により、透明樹脂の基板の凹凸が形成されている面
側にスパッタリングにより反射膜の形成が行われる。こ
のスパッタリングの際のターゲットとしては、記録可能
な特殊な反射膜を形成するための材料を用いており、例
えば、Agを主成分とする記録材料や、Alを主成分と
する記録材料であって、従来のいわゆるCDやDVDの
反射膜と同程度の反射率若しくは従来の光学ヘッドで読
み出せる反射率を有し、再生レーザパワーよりも大きな
パワーのレーザ照射により反射率が変化するような特殊
な反射膜を形成できる材料が用いられる。次の保護膜塗
布工程18では、紫外線硬化型樹脂をスピンコーティン
グすることにより反射膜上に保護膜が形成され、次の個
別IDデータ記録工程で、反射膜にレーザ光を当てて上
述した個別IDデータとしてのレンタルIDデータの記
録が行われる。
程12において使用されるカッティング装置の一例を示
す図である。
He-Ne ガスレーザやAr ガスレーザ等が用いらる。レ
ーザ光源21からのレーザ光は、光変調器22によって
変調される。光変調器22によって変調されたレーザ光
は、ディスク径方向に移動させるためのミラー27で反
射されてディスク、即ちレジスト膜が形成された原盤2
8に図示しない対物レンズにいって集光されて照射され
る。光変調器22は、印加電圧によって屈折率が変化す
るEOM(電気光学変調器)を有している。このEOM
の代わりに、圧電素子により媒体中に超音波(粗密波)
を発生させるタイプのAOM(音響光学変調器)を用い
てもよい。いわゆるCDの場合に、コンテンツデータソ
ース23やサブコード信号発生器24、そしてレンタル
ID付加器25からの信号が、記録データ発生器26に
送られ、発生された記録信号が光変調器22に供給され
る。
を光ディスク1のTOC/リードイン領域4に記録して
いる場合を例として挙げたが、レンタルIDデータは外
周側記録領域3に記録されるディジタルコンテンツデー
タのヘッダ部分に記録してもよい。レンタルIDデータ
を電子透かし技術によりウォータマーク(Watermark)
として内周側記録領域2又は外周側記録領域3に記録さ
れているデータに埋め込んで記録してもよい。
マークは、例えばスペクトラム拡散技術を用いてコンテ
ンツデータの平均スペクトラムエネルギーの大きいとこ
ろに埋め込まれる。具体的には、図示しないウォータマ
ークエンコーダにより、コンテンツデータのサンプルブ
ロック毎の平均スペクトラムエネルギーが、特定区間の
スペクトラムエネルギーを反映しているレベル値よりも
大きい場合のみ音楽コンテンツデータにレンタルIDデ
ータがスペクトラム拡散信号の形態で埋め込まれる。ス
ペクトラム拡散信号は、レンタルIDデータを保護及び
管理するためにPN系列の乱数データPNによりレンタ
ルIDデータをスペクトラム拡散して生成される。
され、本発明に係る再生方法が実行される光ディスク再
生装置について図5を参照しながら説明する。
は、図1に示した光ディスク1に光ビームとしてのレー
ザ光を集光した状態で照射し、内周側記録領域2、外周
側記録領域3から各ディジタルコンテンツデータを含む
ディジタルデータを読み出し、読み出し信号として出力
する光ピックアップ31と、この光ピックップ31の読
み出し信号をデコード処理するデコード処理部と、光ピ
ックップ31の読み出し信号からサブコードを復調/T
OC情報信号を読み出すサブコード復調/TOC読み出
し回路40と、このサブコード復調/TOC読み出し回
路40からの出力データから光ディスク1がレンタル用
か否かを示すレンタルIDデータを識別するレンタル識
別回路41とを備える。光ディスク1は、光ピックアッ
プ31が後述するスレッド機構によって内周側から外周
側に亘って移動されることにより、光ピックアップ31
により走査される。
FM(8−14変調)復調回路33と、クロス・インタ
ーリーブ・リード・ソロモン符号(Cross Interleave R
eed-Solomon Code:CIRC)エラー訂正回路34とか
らなる。
らの読み出し信号を2値化して光ディスク1に記録され
た信号を取り出し、この2値化された信号をEFM復調
回路33に送る。RFアンプ32は、光ピックアップ3
1からの読み出し信号から同期信号を分離し、更にトラ
ッキングエラー信号やフォーカスエラー信号等を生成
し、生成したトラッキングエラー信号やフォーカスエラ
ー信号をサーボ回路36に送る。
ら供給される2値化された信号に対して光ディスク1に
各コンテンツデータを記録するときに施されたEFM変
調を復調する処理、ここではEFM復調処理を施す。E
FM復調回路33からのディジタルデータは、CIRC
エラー訂正回路34及びサブコード復調/TOC読み出
し回路40に送られる。
ク1に各コンテンツデータを記録するときに付加された
誤り訂正符号化に基づいて光ディスク1から読み出され
た信号、この場合はEFM復調回路33からのディジタ
ルデータの誤り検出と誤り訂正処理を行う。
えば線速度一定で回転させるスピンドルモータ37と、
スピンドルモータ37の回転及び光ピックアップ31の
光ディスク1に対する、スレッド、フォーカス、トラッ
キングを制御するサーボ回路36を備えている。
正回路34によりエラー訂正処理が施された出力データ
をそのまま出力端子42に供給するか、又は後述するレ
ンタル用再生回路43に供給するかを、レンタル識別回
路41からの識別結果に基づいて切り替える切換回路3
5と、マイクロコンピュータから構成されたCPU39
とを備えてなる。CPU39には、サブコード復調/T
OC読み出し回路40からのサブコード及びTOCデー
タが供給される。CPU39は、供給されたサブコード
データ及びTOCデータに基づいて光ピックアップ31
のアクセス動作を制御する。
を構成する各構成要素の動作を制御する制御部であり、
再生開始ボタン等からなる図示しない操作部が接続され
ている。
備えることにより、概略的には以下のように動作する。
先ず、光ディスク1は、スピンドルモータ37によって
線速度一定で回転駆動される。光ピックアップ31は、
回転されている光ディスク1に光学的に読み出し可能に
記録されているデータを読み出し、光ピックアップ31
からの読み出し信号をRFアンプ32に供給する。RF
アンプ32は、光ピックアップ31からの読み出し信号
を2値化し、この2値化された信号をEFM復調回路3
3に送る。RFアンプ32は、光ピックアップ31から
の読み出し信号に基づいて生成されたトラッキングエラ
ー信号やフォーカスエラー信号等をサーボ回路36に送
る。
給されたトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信
号に基づいてトラッキングサーボ信号及びフォーカスサ
ーボ信号を生成し、生成したトラッキングサーボ信号フ
ォーカスサーボ信号を光ピックアップ31の対物レンズ
のアクチュエータに送る。スレッドサーボ信号を光ピッ
クアップ31をディスク径方向に移動するスレッド機構
38の送りモータに送る。このサーボ回路36とCPU
39との間では、コマンドや制御データ等の送受が行わ
れる。例えば、CPU39からは光ピックアップ31を
光ディスク1の径方向に移動させてアクセス動作を行う
ことによりサーボ回路36にトラッキングサーボ動作を
停止させるコマンドが送られる。
ら供給された2値化された信号にEFM復調処理を施
し、CIRCエラー訂正回路34及びサブコード復調/
TOC読み出し回路40に送る。CIRCエラー訂正回
路34は、EFM復調回路33からのディジタルデータ
の誤り検出と誤り訂正処理を施してディジタルデータに
施して切換回路35に供給する。
は、EFM復調回路33からのEFM復調出力データで
あるディジタルデータから、サブコードを復調/TOC
を読み出し、その復調出力/読み出し出力データをレン
タル識別回路41に供給する。
/TOC読み出し回路40からの出力データがレンタル
IDデータを抽出し識別する。レンタルIDデータを識
別したときには、レンタル識別回路41は、切換回路3
5の切換片を下側の被選択端子35bに接続させ、CI
RCエラー訂正回路34の出力データをレンタル用再生
回路43に供給する。レンタル識別回路41からの出力
データ、即ちレンタルIDデータの抽出又は識別結果に
基づくデータは、CPU39に供給される。CPU39
は、レンタル識別回路41からの出力データに基づいて
図6以降に示す制御動作を実行する。
回路41が識別したレンタルIDデータに基づいてCI
RCエラー訂正回路34からの出力データ、即ち光ディ
スク1から読み出された信号に基づく再生データの再生
動作又は再生処理を制限する。具体的には、レンタル用
再生回路43は、レンタル識別回路41がレンタルID
データを識別し、図5中に示す切換回路35の切換片3
5cを下側の被選択端子35bに接続させることによ
り、光ディスク1の外側記録領域3から読み出された信
号に基づく再生データの再生動作を制御する。このと
き、光ディスク1の内周側記録領域2から読み出された
信号に基づく再生データの再生動作に関してはレンタル
IDデータが識別されたか否かの結果が影響を及ぼすこ
とはない。レンタル識別回路41がレンタルIDデータ
を識別しないとき、すなわちこの光ディスク1がレンタ
ル用の光ディスクではなく、販売用の光ディスクである
ときには光ディスク1の内側記録領域2及び外側記録領
域3から読み出された信号に基づく再生データの再生動
作が制御されることはない。レンタル識別回路41がサ
ブコード復調/TOC読み出し回路40からの出力デー
タからレンタルIDデータを抽出、識別できなかったと
きには、切換回路35の切換片35cを上側の被選択端
子35aに接続させ、出力端子42からエラー訂正回路
34からの出力データを出力する。
データが識別された場合の再生を制限する処理の具体例
について説明する。第1に、光ディスク再生装置の識別
回路41によって光ディスク1からレンタルIDデータ
が抽出、識別されたとき、レンタル用再生回路43に光
ディスク1の外側記録領域3からの読み出された信号に
基づく再生データの出力を禁止する処理を行わせる。そ
の出力禁止動作を図6のフローチャートを用いて説明す
る。以下、図6以降のフローチャートに基づく制御動作
は、CPU39が識別回路41から供給される抽出、識
別結果に基づいてレンタル用再生回路43の動作を制御
することによって行われる。
ク1が光ディスク再生装置に挿入、装着され、例えばユ
ーザによって図示しない再生開始ボタンが操作される
と、CPU39からのコマンドによってスピンドルモー
タ37が起動され、光ディスク1がスピンドルモータ3
7によって線速度一定で回転駆動され、光ピックアップ
31はリードイン/TOC領域4がアクセスされ、光ピ
ックアップ31からの読み出し信号がRFアンプ32、
EFM復調回路33を介してサブコード復調/TOC読
み出し回路40に供給される。
/TOC読み出し回路40から供給される出力データか
らレンタルIDデータを抽出する処理を行い、レンタル
IDが抽出されれば、即ちステップS2にてYESと判
断されれば、ステップS3に進む。
ド復調/TOC読み出し回路40から供給されたTOC
データと光ピックアップ31からの読み出し信号に基づ
くサブコードデータ又はアドレスデータとによって現在
光ピックアップ31によって読み出そうとしている領域
Xであるのか、即ちここでは外側記録領域3であるか否
かを判別する。ステップS3で光ピックアップ31が読
み出そうとしている領域が領域X(外側記録領域3)で
有れば、ステップS4に進んで外側記録領域3の再生を
不可又は禁止する。つまり、外側記録領域3から読み出
された信号に基づく再生データ、即ち訂正回路34から
の出力データを切換回路35を介してレンタル用再生回
路43に供給し、レンタル用再生回路43ではその後の
再生動作又は再生のための信号処理を不可又は禁止とす
る。ステップS3で、光ピックアップ31から読み出そ
うとしている領域が領域Xではない場合、ここでは内周
側記録領域2であると判別された場合には、ステップS
5に進み通常の再生動作が行われる。
出できない又は識別することができない判断されれば、
装着された光ディスク1はレンタル用光ディスクではな
く、販売用の光ディスクであることが判別されステップ
S6に進む。ステップS6では切換回路35の切換片3
5cを上側の被選択端子35aに接続し、レンタル用再
生回路43を通すことなく、内側記録領域2及び外側記
録領域3から読み出された信号に基づく再生データ、即
ちエラー訂正回路34からの出力データを全て出力端子
42に供給し、出力端子42から出力される。
1によって光ディスク1からのレンタルIDデータを抽
出、識別したときにレンタル用再生回路43において実
行される、外側記録領域3からの読み出された信号に基
づく再生データの再生出力の音質を劣化させる処理を図
7のフローチャートを用いて説明する。
ク1が光ディスク再生装置に挿入、装着され、例えばス
テップS1と同様にユーザによって図示しない再生開始
ボタンが操作されると、CPU39によってスピンドル
モータ37が起動され、光ディスク1がスピンドルモー
タ37によって線速度一定で回転駆動され、光ピックア
ップ31はスレッド機構38によって光ディスク1のリ
ードイン/TOC領域4にアクセスされ、光ディスク1
から読み出された信号がRFアンプ32、復調回路33
を介してサブコード復調/TOC読み出し回路40に供
給される。
/TOC読み出し出力回路40から供給される出力デー
タからレンタルIDデータを抽出、識別する処理を行
い、レンタルIDデータが抽出、識別されれば、即ちス
テップS12にてYESと判定されればステップS13
に進む。
路43は、外側記録領域3から読み出された信号に基づ
く再生データ、即ちエラー訂正回路34からの出力デー
タに対して音質劣化処理を施す。その後ステップS14
に進んで音質劣化処理が施された外側記録領域3から読
み出された信号に基づく再生データを出力端子44から
出力する。ステップS13でレンタル用再生回路43で
施す音質劣化処理とはエラー訂正回路34からの出力デ
ータの下位の何ビットかを欠落させるとか、サンプリン
グレートを下げる等の処理が例示されているが、ユーザ
が聴いたときに音質が劣化していることが感じられれば
その他の処理であってもよい。
ータが抽出又は識別できないと判断されれば、この光デ
ィスク1はレンタル用光ディスクではなく、販売用の光
ディスクであると判別されてステップS15にて切換回
路35の切換片35cを上側の被選択端子35aに接続
し、レンタル用再生回路43を通すことなく、内側記録
領域2及び外側記録領域3から読み出された信号に基づ
く再生データを全て出力端子42から出力させる。
たように、内周側記録領域2に記録されているコンテン
ツデータとしての音楽データに、ポスター、ジャケッ
ト、歌詞、ライナーノーツ、インタビュー記事、新曲案
内、コンサート抽選、ネットライブ視聴、カラオケ、グ
ラフィティ等の付加情報等が記録されているときには、
ステップS12にてレンタルIDデータが抽出、識別さ
れたとき、上述したステップS13で行ったような音質
劣化処理に代えてこれらの付加情報等の再生を無し、即
ち禁止する処理を行うようにしてもよい。
データを光ディスク1のTOC/リードイン領域4から
抽出、識別する例を挙げたが、前述したようにレンタル
IDデータは外周側記録領域3に記録されるディジタル
コンテンツデータのヘッダ部分に記録され、このヘッダ
部分に記録されているレンタルIDデータを抽出、識別
してもよい。ウォータマークとして埋め込まれているレ
ンタルIDデータを抽出するようにしてもよい。
PU39がサブコード復調/TOC読み出し回路40か
ら供給されるデータ中から媒体識別データを読み出し、
操作着された光ディスクが図1に示すように内周側記録
領域2、外周側記録領域3を有する光ディスク1である
と識別されたときに実行するようにしてもよい。
ついて図8を参照して説明する。
ィジタルコンテンツデータがレンタル用のコンテンツデ
ータであるか否かを識別するレンタル識別回路52を備
え、このレンタル識別回路52の識別結果に基づいて入
力ディジタルコンテンツデータの複製記録処理を禁止す
る。このため、このデータ複製記録装置は、識別回路5
2による識別結果に基づいてコンテンツデータの複製記
録処理を禁止する記録禁止回路59を備える。
子51から供給されるコンテンツデータ入力に記録制限
処理を施さずエラー訂正符号化処理や変調処理等の記録
処理を施す記録回路55と、入力端子51から供給され
たコンテンツデータを記録回路55に供給するか、又は
記録禁止回路59に供給するかを、レンタル識別回路5
2からの識別結果に基づいて切り換える切換回路54
と、記録回路55にて記録処理が施された記録データが
供給され、供給された記録データに基づく記録レーザ光
を発生し光ディスク58に照射する光学ヘッド56と、
光ディスク58を線速度又は角速度一定で回転駆動する
スピンドルモータ57とを備える。光ディスク58は、
記録可能な光ディスクで、CD−Rディスクのような追
記型の光ディスク又はCD−RWディスクのような相変
化型の光ディスク又は他の記録方式による光ディスクの
いずれの光ディスクであってもよい。
作について説明する。レンタル識別回路52は、入力端
子51から入力、供給されたコンテンツデータに付加、
又は重畳されたレンタルIDデータを抽出、識別する。
レンタルIDデータを識別できたときには、識別回路5
2は切換回路54の切換片54cを下側の被選択端子5
4bに接続させ、入力、供給されたコンテンツデータ入
力を記録禁止回路59に供給する。記録禁止回路59
は、入力、供給されたコンテンツデータの光ディスク5
8への記録を禁止する。
タの抽出、識別ができないとき、即ち、コンテンツデー
タがレンタル用のコンテンツデータではなく、販売用の
コンテンツデータであると識別されたときには、切換回
路54の切換片を上側の被選択端子54aに接続し、記
録回路55に入力、供給されたコンテンツデータを供給
し、所定の記録処理、例えば変調処理やエラー訂正符号
か処理等の処理を施した後、記録データとして光学ヘッ
ド56に供給し、光学ヘッド56から記録用データに基
づいたレーザ光を光ディスク58に照射し、光ディスク
58にコンテンツデータの複製記録を行う。
3から直接レンタル識別回路52に供給されてもよい。
装置によれば、レンタルIDデータが付加、又は重畳さ
れたコンテンツデータに対しては光ディスクへの複製記
録を禁止することができるので私的複製の範囲を越える
行為を減らすことができる。
装置を示す。この図9に示すデータ複製記録装置は、入
力されるディジタルコンテンツデータがレンタル用のコ
ンテンツデータであるか否かを識別するレンタル識別回
路62を備え、このレンタル識別回路62の識別結果に
基づいて、後述する記録回路64で記録処理が施された
後のディジタルコンテンツデータの複製記録速度を制限
する。このため、このデータ複製記録装置は、複製記録
速度を制御するための記録速度制限回路65を備える。
子61から供給されるコンテンツデータ入力に符号化処
理や変調処理等の記録処理を施す記録回路64と、記録
速度制限回路65にて記録速度が制限された記録データ
に基づいて記録レーザ光を発生する光学ヘッド66と、
光ディスク68を線速度一定又は角速度一定で回転駆動
するスピンドルモータ67とを備える。光ディスク68
は、前述した光ディスク58と同様に記録可能な光ディ
スクであり、追記型の光ディスク、相変化型の光ディス
ク、あるいはその他の記録方式による記録可能な光ディ
スクのいずれであってもよい。
いて説明する。レンタル識別回路62は、入力端子61
から入力、供給されたコンテンツデータに付加、又は重
畳されたレンタルIDデータを抽出、識別する。レンタ
ルIDデータを抽出、識別できたときには、記録回路6
4からの記録処理出力に対して、記録速度制限回路65
にて記録速度を遅くするなどの制限処理を行わせる。記
録速度制限回路65によって行われる複製記録速度の制
限処理は、例えばデータの転送レートを下げる処理等で
ある。
タを抽出、識別できないとき、すなわちこのコンテンツ
データがレンタル用のコンテンツデータではなく、販売
用のコンテンツデータであるときには、記録速度制限回
路65による記録速度の制限を行わせず、標準の転送速
度でデータを転送して、入力、供給されたコンテンツデ
ータに記録回路64で変調、エラー訂正処理のための符
号化処理等の記録処理を施して光学ヘッド66に供給さ
せる。その結果、光ディスク68には、入力、供給され
たコンテンツデータが複製、記録される。
3から直接レンタル識別回路62に供給されてもよい。
図9に示す記録装置では、判別回路65によって記録速
度を遅くしていた。つまり、データの転送速度を通常の
又は標準の記録時の転送速度よりも遅くしていたが、光
ディスク68の回転速度も標準の回転速度よりも遅く記
録するようにしてもよい。図9に示す記録装置では、制
限回路65によって記録スピードを遅くしていた。つま
り、データの転送速度を通常の又は標準の記録時の転送
速度より遅くしていたが、光ディスク68の回転速度も
標準の回転速度よりも遅くして記録するようにしてもよ
い。
装置によれば、レンタルIDデータが付加、又は重畳さ
れたコンテンツデータに対しては光ディスクへの複製記
録の速度を制限する、例えば遅くすることで私的複製の
範囲を越える行為に差別化を施すことができる。
複製記録装置を示す。この図10に示すデータ複製記録
装置は、入力端子71から入力されるディジタルコンテ
ンツデータがレンタル用のコンテンツデータであるのか
否かを識別するレンタル識別回路72を備え、このレン
タル識別回路72の識別結果に基づいて、後述する記録
回路75に供給するコンテンツデータの品質を制御す
る。このため、このデータ複製記録装置は、入力される
コンテンツデータの品質を制御するための品質制御回路
74を備える。
制御回路74を介したコンテンツデータに符号化処理や
変調処理等の記録処理を施す記録回路75と、記録回路
75にて記録処理が施された記録データに基づいて記録
レーザ光を発生する光学ヘッド76と、光ディスク78
を線速度一定又は角速度一定で回転駆動するスピンドル
モータ77とを備える。光ディスク78は、前述した光
ディスク58、光ディスク68と同様に記録可能な光デ
ィスクである。
動作について説明する。レンタル識別回路72は、入力
端子71から入力、供給されるコンテンツデータに付
加、又は重畳されたレンタルIDデータの抽出、識別を
行う。レンタルIDデータを識別できたときには、品質
制御回路74に入力、供給されたコンテンツデータ入力
の品質を低下させるなどの制限処理を行わせる。例え
ば、品質制御回路74では、入力されたディジタルデー
タのサンプリングレートを下げて出力するための処理や
入力されたディジタルデータの下位ビットを伝送しな
い、即ち出力しない等の処理である。
タの抽出、識別ができないとき、すなわちこのコンテン
ツデータがレンタル用のコンテンツデータではなく、販
売用のコンテンツデータであるときには、品質制御回路
74による品質制御を行わせず、記録回路75にはコン
テンツデータをそのまま供給する。記録回路75にて所
定の記録処理、エラー訂正符号か処理が施されたデータ
を光学ヘッド76に供給させる。その結果、光ディスク
78に入力されたコンテンツデータの複製記録が行われ
る。
3から直接レンタル識別回路72に供給されてもよい。
録装置によれば、レンタルIDデータが付加、又は重畳
されたコンテンツデータに対しては光ディスクに記録さ
れるデータの複製記録の品質を制限することができるの
で、私的複製の範囲を越える行為に差別化を施すことが
できる。
ディスクにディジタル著作物を複製記録するときには、
例えば1世代の複製のみを許可し、その後の複製を禁止
するようなSCMS(シリアルコピー管理システム規格
の禁止コード)等を光ディスクのTOC/リードイン領
域や、あるいはウォータマークとしてコンテンツデータ
に埋め込んで光ディスクのデータ記録エリアに記録して
もよい。
て図11を参照しながら説明する。
81から入力されるディジタルコンテンツデータがレン
タル用のコンテンツデータであるか否かを識別するレン
タル識別回路83を備え、このレンタル識別回路83の
識別結果に基づいて入力されたディジタルコンテンツデ
ータの出力処理を制限する。このため、データ出力装置
は、入力されたディジタルデータの出力制限を行うディ
ジタル出力切換回路85を備える。なお、図11に示す
データ出力装置は、入力されたコンテンツデータをアナ
ログ信号に変換するディジタル/アナログ変換器82を
備えており、レンタル識別回路83の識別結果にかかわ
らず、コンテンツデータのアナログ変換出力信号は、常
に出力端子86から出力される。
81を介して入力されたコンテンツデータを出力端子8
7にIEC958用出力データとして供給するか否かを
レンタル識別回路83からの識別結果に基づく出力信号
でオン・オフされる、即ち切り換えられる上部切換スイ
ッチ片85aと、入力されたコンテンツデータを出力端
子88に高速出力データとして供給するか否かを上述し
た上部切換スイッチ片85aと同様にオン・オフされ
る、即ち切り換えられる下部切換スイッチ85bとを有
している。高速出力データとしては、IEEE139
4、USB、SCSIフォーマットに基づいて伝送され
る際の出力データである。
について説明する。レンタル識別回路83は、入力端子
81から入力、供給されたコンテンツデータに付加、又
は重畳されたレンタルIDデータを抽出、識別する。レ
ンタルIDデータを識別できたときには、ディジタル出
力切換回路85の各切換スイッチ85a,85bのオン
・オフのいずれかに切り換える制御を実行する。例え
ば、レンタルIDデータを識別したときにコンテンツデ
ータをアナログ信号に変換したアナログ信号の出力のみ
を許すのであれば、ディジタル出力切換回路85の各切
換スイッチ85a,85bを共にオフとする。レンタル
IDデータを識別したときにIEC958形式でのデー
タの出力までを許可するのであれば、ディジタル出力切
換回路85の下部切換スイッチ85bをオフにし、上部
切換スイッチ85aをオンにするように切り換え制御を
行う。
出、識別できなかったときには、下部切換スイッチ85
bをオンし。上部切換スイッチ85aをオフし、高速出
力データとして出力端子88から出力される。この場
合、入力端子81から入力されたコンテンツデータは、
レンタル用のコンテンツデータではなく販売用のコンテ
ンツデータであると識別されたためである。
4から直接レンタル識別回路83に供給されてもよい。
置によれば、レンタルIDデータが付加、又は重畳され
たコンテンツデータに対しては、ディジタル出力処理、
即ちデータの出力形式を制限することができる。
においては、光ディスクに記録されているディジタルコ
ンテンツデータ、又は入力されたコンテンツデータがレ
ンタル用のコンテンツデータであるか販売用のコンテン
ツデータであるかを区別できるので、例えば販売用の光
ディスク又はディジタルコンテンツデータは買ったその
日から再生又は外部機器にへの出力を可能とし、レンタ
ル用光ディスク又はコンテンツデータについては発売の
日から一定期間、再生又は外部機器への出力を制限する
ようにしてもよい。この場合、各装置側には、発売日か
らの経過日数や時間をカウントするためのタイマーが必
要になる。
して光ディスクを例に挙げて具体例を説明したが、本発
明の趣旨を大きく逸脱しない範囲で種々の変形が可能で
ある。例えば、上述した本発明では光ディスクとして、
図1に示すように、内周側記録領域2と外周側記録領域
3の2つの記録領域を有し、そのうち外周側記録領域3
の再生動作を制限する場合を例に挙げて説明したが、こ
れに限らず、光ディスクとしてひとつの記録領域を有す
るものにも適用することができる。例えば、この場合レ
ンタルIDデータをリードイン領域に記録しておき、再
生装置で再生する際にレンタルIDデータが抽出、識別
されたときにはその光ディスクをレンタル用光ディスク
と識別して、その光ディスクの記録領域に記録されてい
るデータの再生動作を制限するようにしてもよい。勿
論、光ディスクの記録領域の全ての記録データの再生動
作を制限するのではなく、複数のコンテンツデータが記
録データとして記録されている場合には特定のコンテン
ツデータの再生動作を制限するようにしてもよい。この
コンテンツデータの再生動作を制限するかについては、
著作権者やレコード製作会社、レコード製造会社側で決
めればよい。
ィスクを例に挙げて説明したが、光ディスクに限らず、
半導体メモリカードやカード状の光記録媒体等の種々の
記録媒体にも適用することができる。
レンタル用途に適合するようにコンテンツデータを記録
したデータ記録媒体をその用途に応じてコンテンツデー
タの再生を行い、あるいは伝送することを可能とし、更
には、コンテンツデータの複製を制限若しくは禁止する
ことにより、コンテンツデータの著作権等著作権者の利
益を的確に保護することができる。
す図である。
を説明するための図である。
である。
ある。
である。
1具体例である、再生出力を禁止する処理を示すフロー
チャートである。
2具体例である、外側記録領域からの再生出力の音質を
劣化させる処理を示すフローチャートである。
である。
ロック図である。
ブロック図である。
ある。
記録領域、 4 レンタルIDが記録されているTOC
/リードイン領域、 31 光ピックアップ、32 R
Fアンプ、 33 EFM復調回路、 34 CIRC
エラー訂正回路、 35 切換回路35、 40 サブ
コード復調/TOC読みだし回路、41 レンタル識別
回路、 43 レンタル用再生回路
Claims (42)
- 【請求項1】 複数のコンンツデータが記録される少な
くともひとつの記録領域と、 上記記録領域よりも先立って読み出される位置に設けら
れたリ一ドイン領域と、 上記記録領域と上記リ一ドイン領域の何れか一方の領域
に貸し渡し用であるか否かを示す識別情報が記録されて
いる記録媒体。 - 【請求項2】 上記記録媒体は、第1の記録領域と第2
の記録領域を備え、上記第1の記録領域と第2の記録領
域のうち何れかの記録領域に記録されているデータは上
記識別情報によって再生動作の制限を受ける請求項1記
載の記録媒体。 - 【請求項3】 上記第2の記録領域には、上記第1の記
録領域に記録されるデータの付加デ一タが記録され、上
記第2の記録領域から読み出された信号に基づくデ一タ
は、上記識別情報によって再生動作の制限を受ける請求
項2記載の記録媒体。 - 【請求項4】 上記識別情報は、上記記録領域に記録さ
れるコンテンツデ一タにウォ一タ一マ一クとして埋め込
まれている請求項1記載の記録媒体。 - 【請求項5】 上記識別情報は、上記記録領域に記録さ
れるコンテンツデ一タのヘッダ部分に記録されている請
求項4記載の記録媒体。 - 【請求項6】 上記識別情報は、暗号化されている請求
項1記載の記録媒体。 - 【請求項7】 上記識別情報は、シリアル番号に関する
デ一タを含む請求項6記載の記録媒体。 - 【請求項8】 第1の記録領域と第2の記録領域と、上
記第1の記録領域及び上記第2の記録領域よりも先立っ
て読み出される位置に設けられたリ一ドイン領域とを備
え、上記第1の記録領域又は上記第2の記録領域と上記
リ一ドイン領域の何れか一方の領域に貸し渡し用である
か否かを示す識別情報が記録されている記録媒体から読
み出された信号から上記識別情報が抽出されるか否かを
識別し、 上記識別情報が識別されたときには上記第1の記録領域
又は上記第2の記録領域に記録されているデ一タの再生
動作が制限される記録媒体の再生方法。 - 【請求項9】 上記方法は、上記識別情報が識別された
ときには、再生を行おうとしている記録領域が上記第1
の記録領域と上記第2の記録領域のうち上記識別情報に
よって再生動作が制限される記録領域であるのか否かを
判別する請求項8記載の記録媒体の再生方法。 - 【請求項10】 上記方法は、上記再生を行おうとする
記録領域が上記識別情報によって再生動作が制限される
記録領域の再生を行おうとしていると判別されたときに
は、上記識別情報によって再生動作が制限される記録領
域の再生が禁止される請求項9記載の記録媒体の再生方
法。 - 【請求項11】 上記方法は、上記再生を行おうとする
記録領域が上記識別情報によって再生動作が制限される
記録領域以外の記録領域の再生を行うと判別されたとき
には、上記記録媒体の通常の再生動作を行う請求項10
記載の記録媒体の再生方法。 - 【請求項12】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記記録媒体から読み出された信号に施す再
生処理を行う際に再生データの品質を劣化させる処理を
施す請求項8記載の記録媒体の再生方法。 - 【請求項13】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記記録媒体に記録されている付加情報の再
生を禁止する請求項8記載の記録媒体の再生方法。 - 【請求項14】 上記付加情報は、上記第1の記録領域
と上記第2の記録領域のうち上記識別情報によつて再生
が制限される記録領域に記録されている請求項13記載
の記録媒体の再生方法。 - 【請求項15】 上記方法は、上記識別情報が識別され
なかったときには、上記記録媒体の上記第1の記録領域
と上記第2の記録領域の再生動作を行う請求項8記載の
記録媒体の再生方法。 - 【請求項16】 第1の記録領域と第2の記録領域と、
上記第1の記録領域及び上記第2記録領域よりも先立っ
て読み出される位置に設けられたリードイン領域とを備
え、上記第1の記録領域又は上記第2の記録領域と上記
リードイン領域の何れか一方の領域に貸し渡し用である
か否かを示す識別情報が記録されている記録媒体を走査
するヘッド部と、 上記ヘッド部からの出力信号にデコード処理を施すデコ
ード処理部と、 上記ヘッド部からの出力信号から上記識別情報を抽出す
る識別部と、 上記デコード処理部からの出力データが供給されるとと
もに上記供給された出力データに再生信号処理を施す再
生処理部と、 上記識別部からの出力信号によって上記デコード処理部
からの出力データを上記再生処理に供給するか否かを切
換え制御され、上記識別部によって上記識別信号が識別
されたときに上記デコード処理部からの出カデータを上
記再生処理部に供給する切換部と、 上記識別部からの出力信号が供給され、上記識別部から
供給される出力信号に基づいて上記再生処理部の動作を
制御し、上記識別部によって上記識別情報が識別された
ことを示す出力信号が供給されたときには上記再生処理
部による上記デコード処理部からの出力データの再生処
理を制限する制御部とを備える記録媒体の再生装置。 - 【請求項17】 上記制御部は、上記識別情報が識別さ
れたときには、再生を行おうとしている記録領域が上記
第1の記録領域と上記第2の記録領域のうち上記識別情
報によって再生動作が制限される記録領域であるのか否
かを判別する請求項16記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項18】 上記制御部は、上記再生を行おうとす
る記録領域が上記識別情報によって再生動作が制限され
る領域の再生を行おうとすると判別されたときには、上
記再生処理部による上記識別情報によって再生動作が制
限される記録領域から読み出された信号に基づく上記デ
コード処理部からの出カデータの再生を禁止する請求項
17記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項19】 上記制御部は、上記再生を行おうとす
る記録領域が上記識別情報によって再生動作が制限され
る記録領域以外の記録領域の再生を行うと判別されたと
きには、上記再生処理部に通常の再生動作を行わせる請
求項18記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項20】 上記制御部は、上記識別情報が識別さ
れたときには上記再生処理部を上記デコード処理部から
の出カデータにデータの品質を劣化させる処理を施すよ
うに制御する請求項16記載の記録媒体の再生装置。 - 【請求項21】 上記制御部は、上記識別情報が識別さ
れたときには上記再生処理部による上記記録媒体に記録
されている付加情報の再生を禁止する請求項16記載の
再生装置。 - 【請求項22】 上記付加情報は、上記第1の記録領域
と上記第2の記録領域のうち上記識別情報によって再生
が制限される記録領域に記録されている請求項21記載
の記録媒体の再生装置。 - 【請求項23】 上記装置は、更に上記デコード処理部
からの出力データ供給される出力端子を備え、上記識別
部は、上記識別情報が識別されなかったときには、上記
デコード部からの出力データを上記出力端子に供給する
ように上記切換部を切り換え制御する請求項16記載の
記録媒体の再生装置。 - 【請求項24】 供給されたコンテンツデータを記録媒
体に記録するときに、上記コンテンツデータが貸し渡し
用であるか否かを示す識別情報を識別し、 上記識別情報が識別されたときには上記記録媒体への上
記コンテンツデータの記録動作を制限する記録媒体の記
録方法。 - 【請求項25】 上記識別データは、上記コンテンツデ
ータに付加されている請求項24記載の記録媒体の記録
方法。 - 【請求項26】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記記録媒体への上記コンテンツデータの記
録動作を禁止する請求項24記載の記録媒体の記録方
法。 - 【請求項27】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記記録媒体への上記コンテンツデータの記
録際の上記コンテンツデータのデータの品質を制御する
請求項24記載の記録媒体の記録方法。 - 【請求項28】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記記録媒体への上記コンテンツデータの記
録際の上記コンテンツデータのデータの品質劣化する処
理を施し、上記データの品質劣化処理が施されたデータ
を上記記録媒体の記録する請求項27記載の記録媒体の
記録方法。 - 【請求項29】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記記録媒体への上記コンテンツデータの記
録際の記録速度を制御する請求項24記載の記録媒体の
記録方法。 - 【請求項30】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記記録媒体への上記コンテンツデータの記
録際の記録速度を遅くする請求項29記載の記録媒体の
記録方法。 - 【請求項31】 供給されたコンテンツデータが貸し渡
し用であるか否かを示す識別情報を識別する識別部と、 上記コンテンツデータが供給され、上記供給されたコン
テンツデータに記録のための信号処理を施す信号処理部
と、 上記識別部からの出力信号によって上記コンテンツデー
タを上記信号処理部に供給するか否か切換え制御し、上
記識別部によって上記識別信号が識別されなかったとき
に上記コンテンツデータを上記信号処理部に供給する切
換部とを備える記録媒体の記録装置。 - 【請求項32】 上記装置は、更に記録禁止処理部を備
え、上記識別部は上記識別信号が識別されたときには上
記切換部を回り換え制御して上記コンテンツデータを上
記記録禁止処理部に供給する請求項31記載の記録媒体
の記録装置。 - 【請求項33】 供給されたコンテンツデータが貸し渡
し用であるか否かを示す識別情報を識別する識別部と、 上記識別部からの出力信号が供給され、上記識別信号が
識別されたときには上記識別部からの出力信号に基づい
て上記コンテンツデータに記録制限処理を施す制御部
と、 上記制御部からの出力データが供給され、上記供給され
た出力データに記録のための信号処理を施す信号処理部
とを備える記録媒体の記録装置。 - 【請求項34】 上記制御部は、上記識別信号が識別さ
れたときには上記識別部からの出力信号に基づいて上記
コンテンツデータにデータの品質を劣化させる処理を施
す請求項33記載の記録媒体の記録装置。 - 【請求項35】 供給されたコンテンツデータが貸し渡
し用であるか否かを示す識別情報を識別する識別部と、 上記コンテンツデータが供給され、上記供給されたコン
テンツデータに記録のための信号処理を施す信号処理部
と、 上記識別部からの出力信号が供給され、上記識別信号が
識別されたときには上記識別部からの出力信号に基づい
て上記記録媒体への記録速度を制御する制御部とを備え
る記録媒体の記録装置。 - 【請求項36】 上記制御部は、上記信号処理部からの
出カデータの転送速度が遅くなるように制御する請求項
35記載の記録媒体の記録装置。 - 【請求項37】 供給されたコンテンツデータが貸し渡
し用であるか否かを示す識別情報を識別し、 上記識別結果に基づいて上記コンテンツデータの出力形
式を選択するデータ出力方法。 - 【請求項38】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記コンテンツデータのディジタルデータで
の出力を禁止する請求項37記載のデータ出力方法。 - 【請求項39】 上記方法は、上記識別情報が識別され
たときには上記コンテンツデータをアナログ信号に変換
して出力することが許可される請求項37記載のデータ
出力方法。 - 【請求項40】 上記方法は、上記識別情報が識別され
なかったときには上記コンテンツデータをディジタルデ
ータのままで出力が許可される請求項37記載のデータ
出力方法。 - 【請求項41】 上記方法は、上記識別情報の識別結果
の如何に係わらず上記コンテンツデータのアナログ信号
形式での出力を許可する請求項37記載のデータ出力方
法。 - 【請求項42】 上記識別情報は、上記コンテンツデー
タに付加されている請求項37記載のデータ出力方法。
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