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JP2003087955A - ジョイント式分岐付ケーブル - Google Patents

ジョイント式分岐付ケーブル

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Publication number
JP2003087955A
JP2003087955A JP2001276939A JP2001276939A JP2003087955A JP 2003087955 A JP2003087955 A JP 2003087955A JP 2001276939 A JP2001276939 A JP 2001276939A JP 2001276939 A JP2001276939 A JP 2001276939A JP 2003087955 A JP2003087955 A JP 2003087955A
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JP
Japan
Prior art keywords
cable
branch
rubber layer
joint
shielding layer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001276939A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekatsu Nishi
英克 西
Mizuo Kiuchi
瑞夫 木内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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  • Cable Accessories (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定期点検時などにおける接続部間の区間ごと
の劣化診断、又は、接続部間の区間ごとの遮蔽層電流或
いは電圧の常時監視が可能であり、異常時の事故点の早
期確認が可能となり、しかも、接続部単体の劣化診断、
即ち電気性能チェックをも可能とするジョイント式分岐
付ケーブルを提供する。 【解決手段】 絶縁筒35内部に位置した半導電ゴム層
50の端部は、ケーブルの長手方向へと金具36の端部
より所定距離(ΔL)だけ重複して延在し、且つ、金具
36と半導電ゴム層50の端部との間には、所定の半径
方向離間距離(ΔR)が保持されており、絶縁筒35内
にケーブル遮蔽層3の縁切り部Aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビル内電
力供給設備としてシャフト内に架設するジョイント式分
岐付ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビルの屋内の各フロアーに電力
を供給するために、ビルの各フロアーを貫いて垂直に布
設する分岐付ケーブルが使用されている。
【0003】本特許出願人は、特開平5−244715
号公報に開示されるように、幹線ケーブルの長手方向に
沿ってその中間に、直列に着脱可能にT分岐接続ユニッ
トを挿入したジョイント式分岐付ケーブルを提案した。
図3〜図5を参照して、このジョイント式分岐付ケーブ
ルの構造を簡単に説明する。
【0004】つまり、ジョイント式分岐付ケーブル1a
は、プラグイン端末30を備えた幹線ケーブル10と、
T分岐接続ユニット40と、分岐ケーブル20と、を備
えている。
【0005】幹線ケーブル10は、幹線ケーブル10の
遮蔽層3と絶縁体4が段剥されて露出した導体5に雄端
子31が装着される。
【0006】T分岐接続ユニット40は、内部にT分岐
雌端子42を配置し、これをユニット用絶縁筒43で保
護した構成となっている。
【0007】T分岐接続ユニット40と幹線ケーブル1
0のプラグイン端末30は、雄端子31をT分岐雌端子
42に嵌め込むことによって電気的に接続される。
【0008】また、プラグイン端末30の端部外周に設
けられた接続金具32をT分岐接続ユニット40の両端
に設けられた雄ねじ部41にねじ込むことによって、幹
線ケーブル10とT分岐接続ユニット40との機械的な
接続が行われる。
【0009】また、接続金具32を締め付けることによ
って、幹線ケーブル10のプラグイン端末30の先端に
あるテーパ状絶縁部33をT分岐接続ユニット40の内
壁に押し付ける。
【0010】T分岐接続ユニット40は水平方向に分岐
部44を有している。分岐ケーブル20は、遮蔽層11
と絶縁体12を段剥し、導体13を露出させた後、L字
形に一体に形成された雄端子14とこの導体13を圧縮
スリーブ15により接続し、分岐絶縁筒16により絶縁
保護した構成とされる。雄端子14は、分岐部44の内
部に収容されたT分岐雌端子42に嵌め込まれて、分岐
ケーブル20と幹線ケーブル10の導体間が電気接続さ
れる。分岐ケーブル20は、分岐部44と嵌め合わされ
た状態で、図示しないホースバンドにてT分岐接続ユニ
ット40に固定される。
【0011】以上の構成のジョイント式分岐付ケーブル
1aは、幹線ケーブル10がT分岐接続ユニット40を
介して着脱可能に電気接続され、これらの接続を切り離
すことによって幹線ケーブル10が長手方向に複数の部
分に分割される。従って、軽量化され、運搬やドラムへ
の巻き取り、布設作業が容易となり、又、事故が発生し
た場合事故部分を容易に取り除く、交換することができ
るという利点を有している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ジ
ョイント式分岐付ケーブル1aの遮蔽系統は、T分岐接
続ユニット40にて接続された幹線ケーブル10及び分
岐ケーブル20を含めて、連続して電気的に接続された
状態とされる。
【0013】つまり、図5に示すように、幹線ケーブル
10は、端末処理されたケーブル10の絶縁体4の外周
に、絶縁性EPゴムからなるスーペーサ34の周りに絶
縁層を形成する絶縁筒35が形成される。絶縁筒35の
外周には、接続金具32を取り付けるための固定金具3
6が絶縁筒35に一体に成形して取り付けられている。
【0014】端末処理されたケーブル絶縁体4に隣接す
るケーブル遮蔽層3には、錫めっき線37にて接地線3
8の一端が巻き付けられ、接地線38の他端は外部に導
出されている。金具36及び絶縁筒35からケーブル遮
蔽層3にかけてその外周に半導電テープ39が巻き付け
られる。更にその外周には、絶縁テープ51及び熱収縮
テープ52が被覆される。
【0015】分岐ケーブル20も、上記幹線ケーブル1
0と同様の構造とされ、各幹線ケーブル10及び分岐ケ
ーブル20からの接地線38は、図4に示すように互い
に接続されている。
【0016】このように、上記構成のジョイント式分岐
付ケーブル1aは、例え、各幹線ケーブル10及び分岐
ケーブル20からの接地線38を互いに電気的に分離し
たとしても、T分岐接続ユニット40にて接続された幹
線ケーブル10及び分岐ケーブル20は、ケーブル遮蔽
層3が、半導電テープ39、固定金具36及び接続金具
32などを介して互いに電気的に接続された状態となっ
ている。そのために、従来のジョイント式分岐付ケーブ
ル1aでは、T分岐接続ユニット40による接続部間の
区間ごとの劣化診断はできず、一括でないと絶縁劣化診
断を行うことができない、という問題があった。
【0017】従って、本発明の目的は、定期点検時など
における接続部間の区間ごとの劣化診断、又は、接続部
間の区間ごとの遮蔽層電流或いは電圧の常時監視が可能
であり、異常時の事故点の早期確認が可能となり、しか
も、接続部単体の劣化診断、即ち電気性能チェックをも
可能とするジョイント式分岐付ケーブルを提供すること
である。
【0018】本発明の他の目的は、分岐ケーブルの劣化
診断、或いは、常時監視も可能としたジョイント式分岐
付ケーブルを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
ジョイント式分岐付ケーブルにて達成される。要約すれ
ば、本発明は、幹線ケーブルを長手方向に直列に着脱可
能に電気接続すると共に、前記幹線ケーブルの中間から
分岐する分岐ケーブルの一端を着脱可能に電気接続する
T分岐接続ユニットを備えたジョイント式分岐付ケーブ
ルにおいて、前記幹線ケーブルは、端末処理されたケー
ブル絶縁体上に絶縁筒を有し、前記絶縁筒の外周には、
前記T分岐接続ユニットに対する連結用金具を配置し、
前記絶縁筒の一端に隣接した前記ケーブル絶縁体の外周
部から、前記絶縁筒の内部へと、ケーブルの長手方向に
沿って延在して半導電ゴム層を設け、前記絶縁筒内部に
位置した前記半導電ゴム層の端部は、ケーブルの長手方
向へと前記金具の端部に対して重複して延在し、且つ、
前記金具と前記半導電ゴム層端部との間には、半径方向
に離間されて保持されており、前記絶縁筒内にケーブル
遮蔽層の縁切り部を形成したことを特徴とするジョイン
ト式分岐付ケーブルである。
【0020】本発明の一実施態様によると、前記ケーブ
ル絶縁体の外周に位置する前記半導電ゴム層と、前記ケ
ーブル絶縁体に隣接するケーブル遮蔽層との間に、半導
電性テープを巻き付ける。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るジョイント式
分岐付ケーブルを図面に則して更に詳しく説明する。
【0022】図1及び図2に本発明のジョイント式分岐
付ケーブルの一実施例を示す。本発明のジョイント式分
岐付ケーブル1では、T分岐接続ユニット40にて接続
された幹線ケーブル10及び分岐ケーブル20は、その
ケーブル遮蔽層3が縁切りされ、接続区間ごとに電気的
に分離された状態とされる。
【0023】本実施例によると、図1に示すように、幹
線ケーブル10は、図4に示す従来の幹線ケーブル10
と同様の構造とされるが、ケーブル絶縁筒35内部にケ
ーブル遮蔽層縁切り部Aが形成された構成において異な
る。
【0024】つまり、本実施例によると、半導電ゴム層
50が、ケーブル絶縁層を形成する絶縁筒35の一端か
ら絶縁筒35の内部へと、ケーブルの長手方向に沿って
延在して設けられる。半導電ゴム層50の一端は、絶縁
筒35の端部より絶縁スペーサ34へと延在しており、
一方、絶縁筒内部の半導電ゴム層50の端部は、ケーブ
ルの長手方向へと固定金具36の端部より所定距離(Δ
L)だけ更に金具側へと延長している。又、固定金具3
6と半導電ゴム層50との間には、最も接近した位置に
おいても半径方向の離間距離(ΔR)が保持されてい
る。本実施例では、距離ΔL及びΔRは、それぞれ1〜
20mm及び1mm以上とされる。
【0025】絶縁スペーサ34上の半導電ゴム層50
と、ケーブル絶縁体4に隣接するケーブル遮蔽層3との
間には、半導電性テープ39が巻き付けられる。ケーブ
ル遮蔽層3には、従来と同様に、接地線38が錫めっき
線37にて固定されている。この接地線38の端部、半
導電性テープ39、ケーブル絶縁筒35及び固定金具3
6の外周を覆って絶縁テープ51が巻き付けられ、更
に、その外周に熱収縮テープ52が被覆される。
【0026】上記構成のジョイント式分岐付ケーブル1
は、図1に示すように、T分岐接続ユニット40にて接
続された幹線ケーブル10及び分岐ケーブル20を接続
した状態で、接地線38は個々に接地されるか、或い
は、、互いに電気的に接続されている。このように、本
発明のジョイント式分岐付ケーブルは、幹線ケーブル1
のケーブル遮蔽層において、縁切りが行われている。
【0027】従って、本発明のジョイント式分岐付ケー
ブルは、上記接地線38を使用して、接続部間の区間ご
との劣化診断が可能となる。又、区間ごとの劣化診断な
どの結果、不具合箇所が発見されたときは、接続部を切
り離して、容易に不具合部分の交換を行うことが可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジョイン
ト式分岐付ケーブルは、幹線ケーブルを長手方向に直列
に着脱可能に電気接続すると共に、幹線ケーブルの中間
から分岐する分岐ケーブルの一端を着脱可能に電気接続
するT分岐接続ユニットを備えたジョイント式分岐付ケ
ーブルにおいて、幹線ケーブルは、端末処理されたケー
ブル絶縁体上に絶縁筒を有し、絶縁筒の外周には、T分
岐接続ユニットに対する連結用金具を配置し、絶縁筒の
一端に隣接したケーブル絶縁体の外周部から、絶縁筒の
内部へと、ケーブルの長手方向に沿って延在して半導電
ゴム層を設け、絶縁筒内部に位置した半導電ゴム層の端
部は、ケーブルの長手方向へと金具の端部に対して重複
して延在し、且つ、金具と半導電ゴム層端部との間に
は、半径方向に離間されて保持されており、絶縁筒内に
ケーブル遮蔽層の縁切り部を形成した構成とされるの
で、 (1)定期点検時などにおける接続部間の区間ごとの劣
化診断、又は、接続部間の区間ごとの遮蔽層電流或いは
電圧の常時監視が可能であり、異常時の事故点の早期確
認が可能となり、しかも、接続部単体の劣化診断、即ち
電気性能チェックが可能である。 (2)分岐ケーブルの劣化診断、或いは、常時監視が可
能である。 (3)更に、区間ごとの劣化診断などの結果、不具合箇
所が発見されたときは、接続部を切り離して、容易に不
具合部分の交換を行うことが可能である。といった効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジョイント式分岐付ケーブルの一
実施例の断面図である。
【図2】図1のジョイント式分岐付ケーブルにおける幹
線ケーブルの拡大断面図である。
【図3】ジョイント式分岐付ケーブルの概略構成を示す
図である。
【図4】従来のジョイント式分岐付ケーブルの断面図で
ある。
【図5】図4のジョイント式分岐付ケーブルにおける幹
線ケーブルの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ジョイント式分岐付ケーブル 3 ケーブル遮蔽層 4 ケーブル絶縁体 5 導体 10 幹線ケーブル 20 分岐ケーブル 32 接続金具 34 絶縁スペーサ 35 絶縁筒 36 固定金具 38 接地線 39 半導電性テープ 40 T分岐接続ユニット 50 半導電ゴム層 A ケーブル遮蔽層縁切り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G309 EA07 5G355 AA03 BA02 BA11 5G363 AA16 BA01 DA01 DB17 5G375 AA02 CA02 CA19 CB06 CB14 CB36 CB55 CD02 DB16 DB32 EA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幹線ケーブルを長手方向に直列に着脱可
    能に電気接続すると共に、前記幹線ケーブルの中間から
    分岐する分岐ケーブルの一端を着脱可能に電気接続する
    T分岐接続ユニットを備えたジョイント式分岐付ケーブ
    ルにおいて、 前記幹線ケーブルは、端末処理されたケーブル絶縁体上
    に絶縁筒を有し、 前記絶縁筒の外周には、前記T分岐接続ユニットに対す
    る連結用金具を配置し、 前記絶縁筒の一端に隣接した前記ケーブル絶縁体の外周
    部から、前記絶縁筒の内部へと、ケーブルの長手方向に
    沿って延在して半導電ゴム層を設け、 前記絶縁筒内部に位置した前記半導電ゴム層の端部は、
    ケーブルの長手方向へと前記金具の端部に対して重複し
    て延在し、且つ、前記金具と前記半導電ゴム層端部との
    間には、半径方向に離間されて保持されており、前記絶
    縁筒内にケーブル遮蔽層の縁切り部を形成したことを特
    徴とするジョイント式分岐付ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル絶縁体の外周に位置する
    前記半導電ゴム層と、前記ケーブル絶縁体に隣接するケ
    ーブル遮蔽層との間に、半導電性テープを巻き付けたこ
    とを特徴とする請求項1のジョイント式分岐付ケーブ
    ル。
JP2001276939A 2001-09-12 2001-09-12 ジョイント式分岐付ケーブル Withdrawn JP2003087955A (ja)

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