JP2003067613A - 商品販売システム及び商品受注サーバ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売数が限定されずに受注生産される商品で
ありながら販売価格によって消費者の購買意欲を向上さ
せる。 【解決手段】 販売する商品に関する情報が掲載された
ショッピングページをインターネット２０に接続可能な
ユーザ端末１０−１〜１０−ｎに提供し、このショッピ
ングページを用いて商品の注文を受け付け、商品を販売
する商品販売業者３０において、販売する商品の価格
を、消費者がショッピングページ上にて商品を注文する
時点までのその商品の注文総数と商品の注文のタイミン
グによって決定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
介して所定の商品等を販売する商品販売システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやインタ
ーネットの普及に伴い、商品等の注文、販売がインター
ネット上にて行われる商品販売システムが構築されてお
り、このインターネットを用いた商品販売システムは、
一般にオンラインショッピングと呼ばれ、多くの消費者
が利用するようになってきている。

【０００３】このような商品販売システムにおいて消費
者が商品等を購入する場合、まず、消費者がインターネ
ットに接続可能なユーザ端末を用いて所定のショッピン
グページにアクセスする。

【０００４】ユーザ端末を用いて消費者がアクセスした
ショッピングページには、商品等の販売元が販売する商
品等に関する情報や、消費者の氏名や住所、電話番号等
の消費者に関する情報を入力するためのフォーマット等
が掲載されており、消費者は、ショッピングページに掲
載された商品等に関する情報に基づいて所望の商品等を
指定するとともに、このショッピングページに消費者の
氏名や住所、電話番号等、必要な情報を入力する。

【０００５】すると、商品等の販売元において、消費者
によって指定された商品等の注文が受け付けられるとと
もに、ショッピングページに入力された情報に基づいて
商品等の発送や決済が行われる。

【０００６】上述したようなインターネットを用いた商
品販売システムにおいては、商品等の販売元において、
商品等の注文をオンタイムで受け付けることができると
ともに、注文の集計を容易に行うことができるため、受
注生産される商品の販売において多く利用されている。

【０００７】例えば、消費者がユーザ端末を用いて所望
の画像データを取り込み、この画像データを、インター
ネットを介して商品の販売元に送信し、その後、商品の
販売元において、インターネットを介して送信されてき
た画像データがプリントされた商品を作製し、販売する
商品販売システムが普及している。

【０００８】また、特定の商品について、注文数が所定
数以上となった場合にその商品の作製、販売を行う商品
販売システムも普及しており、この商品販売システムに
おいては、所定の数以上の商品をまとめて作製、販売す
ることにより、受注生産される商品でありながら、販売
価格を低減することができる。

【０００９】また、予め決められた数だけ商品を作製し
ておき、作製された商品の数に数量を限定して商品を販
売する商品販売システムも普及しており、この商品販売
システムにおいては、作製する商品の数を予め決めてお
くことにより、商品を作製するための設備を必要最低限
のものとすることができ、また、数量を限定することに
より消費者の購買意欲を向上させることができる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなインターネットを用いた従来の商品販売システ
ムにおいては、以下に記載するような問題点がある。

【００１１】一般的に、受注生産される商品等において
は、販売価格が高いため、その購買価格によって消費者
の購買意欲を向上させることはできない。

【００１２】また、注文数が所定数以上になった場合に
その商品を作製、販売するものにおいては、注文数が所
定数以上とならなかった場合、消費者は所望の商品を購
入することができない。

【００１３】また、予め決められた数だけ商品を作製し
ておき、作製された商品の数に数量を限定して商品を販
売するものにおいては、注文数が、作製された商品の数
に満たなかった場合、その数だけの商品が無駄になって
しまう。

【００１４】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、販売数が限
定されずに受注生産される商品でありながら販売価格に
よって消費者の購買意欲を向上させることができる商品
販売システムを提供することを目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、インターネットに接続可能な少なくとも１
つの端末と、販売する商品に関する情報が掲載された情
報画面を前記インターネットを介して前記端末に提供
し、前記情報画面を用いて前記商品の注文を受け付け、
販売する商品販売手段とを有してなる商品販売システム
において、前記商品販売手段は、前記情報画面を用いて
商品が注文された場合にその時点までの前記商品の注文
総数に応じて当該商品の価格を決定することを特徴とす
る。

【００１６】また、前記商品販売手段は、前記情報画面
を用いて商品が注文された場合のその注文のタイミング
に応じて当該商品の価格を決定することを特徴とする。

【００１７】また、前記商品販売手段は、前記情報画面
を用いて商品が注文された場合にその注文数に応じて当
該商品の価格を決定することを特徴とする。

【００１８】また、前記商品販売手段は、前記情報画面
を用いて商品が指定された場合、当該商品のその時点ま
での注文総数とタイミングとに基づいて決定する価格が
掲載された商品情報掲載画面を前記端末に送信するサイ
ト管理手段を有することを特徴とする。

【００１９】また、所定の商品に関する情報が掲載され
た情報画面をインターネットに接続可能な端末に提供
し、前記情報画面を用いて前記商品の注文を受け付ける
商品受注サーバであって、前記情報画面を用いて商品が
注文された場合にその時点までの前記商品の注文総数に
応じて当該商品の価格を決定することを特徴とする。

【００２０】また、前記情報画面を用いて商品が注文さ
れた場合のその注文のタイミングに応じて当該商品の価
格を決定することを特徴とする。

【００２１】また、前記情報画面を用いて商品が注文さ
れた場合にその注文数に応じて当該商品の価格を決定す
ることを特徴とする。

【００２２】また、前記情報画面を用いて商品が指定さ
れた場合、当該商品のその時点までの注文総数とタイミ
ングとに基づいて決定する価格が掲載された商品情報掲
載画面を前記端末に送信するサイト管理手段を有するこ
とを特徴とする。

【００２３】（作用）上記のように構成された本発明に
おいては、商品販売手段にて販売される商品を消費者が
注文する場合、消費者は、インターネットに接続可能な
端末を用いて、商品販売手段にて販売される商品に関す
る情報が掲載された情報画面にアクセスし、この情報画
面に掲載された商品に関する情報を閲覧して所望の商品
を注文する。この際、商品の価格は、消費者が商品を注
文する時点までのその商品の注文総数と商品の注文のタ
イミングによって決定する。そのため、消費者が商品を
注文する時点までのその商品の注文総数が多い程商品の
価格が低くなるようにすれば、商品の注文総数を増やす
ことができるとともに、消費者の購買意欲を向上させる
ことができる。また、消費者が商品を注文するタイミン
グが早い程商品の価格が低くなるようにすれば、例え
ば、注文申し込み期限付きの商品について、消費者が注
文総数による価格の低下を考慮して、注文申し込み期限
間近に注文が殺到してしまうことを軽減することができ
る。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。

【００２５】図１は、本発明の商品販売システムの実施
の一形態を示す図である。

【００２６】本形態は図１に示すように、インターネッ
ト２０に接続可能に構成されたユーザ端末１０−１〜１
０−ｎと、インターネット２０に接続可能な商品受注サ
ーバである情報処理サーバを具備し、消費者に販売する
商品に関する情報や、消費者の氏名や住所、電話番号等
の消費者に関する情報を入力するためのフォーマット等
が掲載されたショッピングページを含むサイトを運営
し、該サイトを用いて商品を販売する商品販売業者３０
とから構成されている。

【００２７】また、商品販売業者３０は、商品販売業者
３０が運営するサイトを管理し、ユーザ端末１０−１〜
１０−ｎがこのサイトにアクセスしてきた場合に、商品
情報データベース３６に登録された商品に関する情報
や、消費者の氏名や住所、電話番号等の消費者に関する
情報を入力するためのフォーマット等が掲載されたショ
ッピングページをユーザ端末１０−１〜１０−ｎに送信
するサイト管理部３１と、商品情報データベース３６に
登録された商品に関する情報を管理するとともに、サイ
ト管理部３１にて管理されるショッピングページに入力
された情報及び会員データベース３５に登録された会員
に関する情報に基づいて受注情報を作成し、該受注情報
を受注情報データベース３７に登録する情報管理部３２
と、受注情報データベース３７に登録された情報を電子
メールでユーザ端末１０−１〜１０−ｎに送信するメー
ル送信部３４と、受注情報データベース３７に登録され
た情報に基づいて商品を作製する商品作製部３３とを具
備し、これら商品販売業者３０が具備する要素のうち、
商品作製部３３以外の要素は商品販売業者３０が管理す
る情報処理サーバ内に設けられている。

【００２８】以下に、上記のように構成された商品販売
システムにおける商品販売方法について説明する。

【００２９】図２は、図１に示した商品販売システムに
おける商品販売方法を説明するための図であり、ユーザ
端末１０−１のユーザの指定に基づいて商品を販売する
際の処理を示す。

【００３０】ユーザ端末１０−１のユーザが、商品販売
業者３０にて販売される商品を購入する場合、まず、ユ
ーザ端末１０−１を用いて、商品販売業者３０が運営す
るショッピングページにアクセスする（ステップＳ
１）。

【００３１】すると、商品販売業者３０が運営するショ
ッピングページが商品販売業者３０のサイト管理部３１
から送信され（ステップＳ２）、インターネット２０を
介してユーザ端末１０−１にて受信され、表示される
（ステップＳ３）。

【００３２】図３は、図１に示した商品販売システムに
おいて商品販売業者３０から送信されユーザ端末１０−
１に表示されるショッピングページの一例を示す図であ
る。

【００３３】図３に示すように、商品販売業者３０から
送信され、ユーザ端末１０−１に表示されるショッピン
グページには、商品販売業者３０にて販売される商品の
商品名が掲載されるとともに、商品の注文日と現在の注
文数とによって商品の価格の割引率が変動する旨が記載
されている。

【００３４】ユーザ端末１０−１のユーザがショッピン
グページに掲載された商品の中から所望の商品をクリッ
クする等によって指定すると（ステップＳ４）、サイト
管理部３１において、商品情報データベース３６に登録
された商品情報の中から、ステップＳ４にて指定された
商品に関する情報が検索され、該情報が掲載された商品
情報掲載画面がサイト管理部３１から送信される（ステ
ップＳ５）。なお、商品情報データベース３６に登録さ
れた商品情報には、商品を識別するための商品ＩＤや、
商品名、商品の内容、商品の価格や、注文締切期限等が
含まれている。

【００３５】図４は、図１に示した商品販売システムに
おいて商品情報データベース３６に登録された商品に関
する情報のうち、商品の価格に関する情報を説明するた
めの図である。

【００３６】図４に示すように、商品情報データベース
３６に登録された情報のうち商品の価格に関する情報に
ついては、商品毎に、その注文日と現在までの注文総数
に基づいて決定する価格が掲載されたテーブルが商品情
報データベース３６内に設けられており、このテーブル
に掲載された価格のうち商品の注文日と現在までの注文
総数に対応する価格が抽出される。例えば、注文日が８
月２日であって、その注文時までの注文総数が２００個
である場合は、商品の１個あたりの価格が９５円とな
る。図４に示すように、商品の価格は、注文日が早いほ
ど安くなっており、さらに、現在までの注文総数が多い
ほど安くなっている。なお、現在の日付及び現在までの
注文総数は、サイト管理部３１及び情報管理部３２にて
管理されており、サイト管理部３１において、現在の日
付と注文総数に対応する価格が図４に示したようなテー
ブルから抽出される。

【００３７】ステップＳ５にてサイト管理部３１から送
信された商品情報掲載画面は、ユーザ端末１０−１にて
受信、表示される（ステップＳ６）。

【００３８】図５は、図１に示した商品販売システムに
おいて商品販売業者３０から送信される商品情報掲載画
面の一例を示す図である。

【００３９】図５に示すように、商品販売業者３０のサ
イト管理部３１から送信され、ユーザ端末１０−１にて
受信、表示される商品情報掲載画面には、ステップＳ４
にてユーザ端末１０−１のユーザが指定した商品の商品
名や、その商品の内容、注文締切期限、現在までの注文
総数や、配送予定日の他に、図４に示したようなテーブ
ルから抽出された現在の商品の価格が掲載されている。

【００４０】なお、本形態においては、商品販売業者３
０から送信され、ユーザ端末１０−１にて表示されるシ
ョッピングページに、商品販売業者３０にて販売される
商品の商品名が掲載されており、ユーザ端末１０−１の
ユーザがショッピングページに掲載された商品名の中か
ら所望の商品を指定しているが、商品販売業者３０から
送信され、ユーザ端末１０−１にて表示されるショッピ
ングページに、商品販売業者３０にて販売される商品を
検索するためのカテゴリーを掲載しておき、ユーザ端末
１０−１のユーザが所望のカテゴリーを選択した後、こ
のカテゴリーに分類される商品の商品名をユーザ端末１
０−１に表示してもよい。

【００４１】ユーザ端末１０−１のユーザが、ユーザ端
末１０−１に表示された商品情報掲載画面を閲覧して、
指定した商品を購入する場合（ステップＳ７）、商品情
報掲載画面内の所定の領域に、注文する商品の数を入力
し、送信する（ステップＳ８）。

【００４２】すると、商品販売業者３０のサイト管理部
３１において、ユーザ端末１０−１のユーザが商品の購
入内容を確認するための購入内容確認画面が作成され、
送信される（ステップＳ９）。

【００４３】サイト管理部３１から送信された購入内容
確認画面は、ユーザ端末１０−１にて受信、表示される
（ステップＳ１０）。

【００４４】図６は、図１に示した商品販売システムに
おいて商品販売業者３０から送信される購入内容確認画
面の一例を示す図である。

【００４５】図６に示すように、商品販売業者３０のサ
イト管理部３１から送信され、ユーザ端末１０−１にて
受信、表示される購入内容確認画面には、ステップＳ８
にてユーザ端末１０−１のユーザが商品情報掲載画面に
入力した商品の数量と、これに基づく購入予定額が掲載
されている。

【００４６】また、ステップＳ７において、ユーザ端末
１０−１のユーザが商品情報掲載画面に掲載された商品
を購入しない場合は、商品情報掲載画面内に表示された
戻るボタンを押下すると（ステップＳ１１）、ステップ
Ｓ３における処理に戻り、商品販売業者３０のショッピ
ングページがユーザ端末１０−１に表示される。

【００４７】ユーザ端末１０−１のユーザは、購入内容
確認画面に掲載された内容を閲覧した後、購入内容確認
画面に掲載された内容で商品を購入する場合（ステップ
Ｓ１２）、購入内容確認画面内に表示された購入ボタン
を押下すると（ステップＳ１３）、ユーザ端末１０−１
のユーザの氏名や性別、住所、電話番号、電子メールア
ドレス等の属性情報や、商品の配送先や代金の支払方法
等の情報を入力するための属性情報入力画面がサイト管
理部３１から送信され（ステップＳ１４）、ユーザ端末
１０−１にて受信、表示される（ステップＳ１５）。

【００４８】また、ユーザ端末１０−１のユーザが、ス
テップＳ１０にてユーザ端末１０−１に表示された購入
内容確認画面に掲載された内容で商品を購入しない場合
は、購入内容確認画面内に表示された戻るボタンを押下
すると（ステップＳ１６）、ステップＳ６における処理
に戻り、商品情報掲載画面がユーザ端末１０−１に表示
される。

【００４９】ここで、商品販売業者３０のサイト管理部
３１から送信され、ユーザ端末１０−１に表示される属
性情報入力画面には、上述したようなユーザ端末１０−
１のユーザの属性情報を入力するための領域の他に、ユ
ーザ端末１０−１のユーザが商品販売業者３０の会員で
ある場合に、予め商品販売業者３０にて発行された会員
ＩＤやパスワードを入力するための領域が設けられてお
り、ユーザ端末１０−１のユーザは、商品販売業者３０
の会員である場合（ステップＳ１７）、予め発行された
会員ＩＤやパスワードをこの領域に入力し、送信する
（ステップＳ１８）。

【００５０】ユーザ端末１０−１から送信された会員Ｉ
Ｄやパスワードがインターネット２０を介して商品販売
業者３０にて受信されると、情報管理部３２において、
会員データベース３５の中から、ユーザ端末１０−１か
ら送信されてきた会員ＩＤやパスワードに対応づけて登
録された会員情報が検索される（ステップＳ１９）。な
お、会員データベース３５には、会員の氏名や性別、住
所、電話番号、電子メールアドレス等の属性情報や、商
品の配送先や代金の支払方法等の情報が、会員ＩＤやパ
スワードに対応づけて登録されている。

【００５１】次に、情報管理部３２において、ステップ
Ｓ６にてユーザ端末１０−１に表示された商品情報掲載
画面に掲載された内容及び入力された数量、並びにステ
ップＳ１９にて会員データベース３５から検索された会
員に関する情報に基づいてユーザ端末１０−１のユーザ
からの注文が受け付けられ、ステップＳ６にてユーザ端
末１０−１に表示された商品情報掲載画面に掲載された
内容及び入力された数量、並びにステップＳ１９にて会
員データベース３５から検索された会員に関する情報が
受注情報として受注情報データベース３７に登録される
（ステップＳ２０）。

【００５２】また、ステップＳ１７において、ユーザ端
末１０−１のユーザが商品販売業者３０の会員ではない
場合は、商品販売業者３０から送信され、ユーザ端末１
０−１に表示された属性情報入力画面の属性情報を入力
するための領域に、上述したようなユーザ端末１０−１
のユーザの属性情報を入力する（ステップＳ２１）。

【００５３】その後、ユーザ端末１０−１のユーザは、
商品販売業者３０の会員になることを希望する場合（ス
テップＳ２２）、入会ボタンを押下する（ステップＳ２
３）。

【００５４】すると、商品販売業者３０において、ステ
ップＳ２１にて入力された属性情報が会員データベース
３５に登録されるとともに（ステップＳ２４）、会員Ｉ
Ｄが発行され（ステップＳ２５）、ユーザ端末１０−１
のユーザは、この会員ＩＤを受け取り（ステップＳ２
６）、その後、このショッピングページを利用する場
合、受け取った会員ＩＤを使用することになる。

【００５５】また、ステップＳ２０における処理に移行
し、情報管理部３２において、ステップＳ６にてユーザ
端末１０−１に表示された商品情報掲載画面に掲載され
た内容及び入力された数量、並びにステップＳ２１にて
属性情報入力画面に入力されたユーザ端末１０−１のユ
ーザに関する情報に基づいてユーザ端末１０−１のユー
ザからの注文が受け付けられ、ステップＳ６にてユーザ
端末１０−１に表示された商品情報掲載画面に掲載され
た内容及び入力された数量、並びにステップＳ２１にて
属性情報入力画面に入力されたユーザ端末１０−１のユ
ーザに関する情報が受注情報として受注情報データベー
ス３７に登録される。

【００５６】また、ユーザ端末１０−１のユーザが商品
販売業者３０の会員になることを希望しない場合は、ス
テップＳ２１にて属性情報入力画面に入力した属性情報
のみをユーザ端末１０−１から送信し（ステップＳ２
７）、商品販売業者３０の情報管理部３２においては、
ステップＳ６にてユーザ端末１０−１に表示された商品
情報掲載画面に掲載された内容及び入力された数量、並
びにユーザ端末１０−１から送信された属性情報に基づ
いてユーザ端末１０−１のユーザからの注文が受け付け
られる。

【００５７】また、情報管理部３２においては、ステッ
プＳ２０にて受け付けた注文数を現在までの注文総数に
加算し、情報管理部３２及びサイト管理部３１におい
て、商品毎に現在までの注文総数を管理する（ステップ
Ｓ２８）。

【００５８】その後、注文締切期限になると、情報管理
部３２において、商品毎に、その商品を注文したユーザ
毎にその注文数に応じてさらに価格を設定する（ステッ
プＳ２９）。価格の設定においては、商品毎に、全体の
注文総数に対する注文数の割合をユーザ毎に計算し、注
文数の割合が高いほど、ステップＳ９にて商品販売業者
３０のサイト管理部３１から送信した購入内容確認画面
に表示された価格に対してさらに高い割引率として価格
を設定する。

【００５９】ステップＳ２９にて設定した価格は、商品
販売業者３０のメール送信部３４から電子メールにてユ
ーザ端末１０−１に通知される（ステップＳ３０，Ｓ３
１）。

【００６０】その後、受注情報データベース３７に登録
された受注情報が情報管理部３２から商品作製部３３に
送られ、商品作製部３３にて商品が作製される（ステッ
プＳ３２）。

【００６１】商品作製部３３にて作製された商品は、商
品を注文したユーザに発送されるとともに、商品販売業
者３０にてその代金が請求される（ステップＳ３３）。

【００６２】商品を注文したユーザは、商品販売業者３
０から発送された商品を受け取るとともに、代金を支払
う（ステップＳ３４）。

【００６３】なお、本形態において取り扱われる商品と
しては、写真集や、消費者がユーザ端末１０−１〜１０
−ｎに取り込んだ画像データ等、オリジナルの情報が印
刷されたグッズや、期間限定商品等のライン生産されな
い商品等が適しているが、文房具や帳票等についても取
り扱うことが可能であることは言うまでもない。

【００６４】また、本形態においては、商品毎の注文総
数を情報管理部３２及びサイト管理部３１において、注
文を受ける度に更新し、管理しているが、商品毎の注文
総数を図４に示したようなテーブル上にて管理し、１日
に２〜３回といったように所定の時間毎にこのテーブル
を更新するような構成としてもよい。

【００６５】また、本形態においては、商品販売業者３
０から送信される商品情報掲載画面に掲載される商品の
価格が、商品の注文日と現在までの注文総数とに基づい
た価格であるが、現在までの注文総数のみに基づいた価
格を商品情報掲載画面に掲載しておき、その後、ユーザ
毎の注文数に応じた価格を算出する際に、注文日も考慮
して価格を算出することも考えられる。

【００６６】また、例えば、ユーザ端末１０−１のユー
ザが商品を注文した後にその注文をキャンセルした場
合、ユーザ端末１０−１のユーザが商品を注文した後で
あって、ユーザ端末１０−１のユーザがこの注文をキャ
ンセルする前に同じ商品を注文したユーザにおいては、
ユーザ端末１０−１のユーザが商品を注文した状態での
商品の価格が商品情報掲載画面にて通知されているた
め、その後、ユーザ端末１０−１のユーザが注文をキャ
ンセルすることによって該当する商品の注文数が減る
と、購入価格が商品情報掲載画面にて通知された価格よ
りも高くなってしまう場合が生じてしまう。そこで、こ
のようなことを防止するために、購入確認時にキャンセ
ルを受け付けない旨を明示しておいたり、商品の注文数
に制限を設けたり、会員データベース３５にてユーザを
管理したりすることが考えられる。

【００６７】また、本形態においては、商品販売業者３
０において商品の注文を受け、受注情報を作成している
が、商品販売業者３０と契約を結んでいるデータ管理業
者（不図示）において、商品情報や会員情報を管理する
とともに、インターネット２０を介して商品の注文を受
け、受注情報を作成することも考えられ、その場合、デ
ータ管理業者は、作成した受注情報を、商品を販売する
商品販売業者３０に送り、商品販売業者３０にて、デー
タ管理業者から送られてきた受注情報に基づいて商品を
作製し、消費者に配送することになる。

【００６８】なお、本形態においては、インターネット
２０に接続可能なユーザ端末１０−１〜１０−ｎを有す
る不特定多数の顧客からの商品の注文を受け付けるもの
について説明したが、例えば、特定のグループ企業等に
限定して同様のサービスを提供することも考えられる。
その場合、サービスの提供が可能なグループ企業毎に、
サイト管理部３１が運営するサイトにアクセスするため
のＩＤとパスワードを予め設定しておき、かつ、該サイ
トにおいて注文が受け付けられる商品については、グル
ープ企業向けの商品を設定し、該商品に関する情報が登
録された商品情報データベース３６をグループ企業毎に
設定しておく。この商品情報データベース３６に登録さ
れる商品としては、グループ内で共通のフォーマットを
有する帳票等が考えられ、さらに、注文締切日において
もグループ企業に合わせた時期に設定しておくことが考
えられる。これにより、グループ企業における商品の共
同購入によって発注数量がまとまって安価に商品を購入
することができるとともに、グループ企業において予め
決められた発注業務と同様にこのサービスを利用するこ
とができる。

【００６９】

【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
商品販売手段において、販売する商品の価格を、消費者
が商品を注文する時点までのその商品の注文総数と商品
の注文のタイミングによって決定する構成としたため、
消費者が商品を注文する時点までのその商品の注文総数
が多い程商品の価格が低くなるようにすれば、商品の注
文総数を増やすことができるとともに、消費者の購買意
欲を向上させることができ、また、消費者が商品を注文
するタイミングが早い程商品の価格が低くなるようにす
れば、例えば、注文申し込み期限付きの商品について、
消費者が注文総数による価格の低下を考慮して、注文申
し込み期限間近に注文が殺到してしまうことを軽減する
ことができる。また、注文された数だけ商品を作製する
ことになり、無駄な商品が発生してしまうことがなくな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の商品販売システムの実施の一形態を示
す図である。

【図２】図１に示した商品販売システムにおける商品販
売方法を説明するための図である。

【図３】図１に示した商品販売システムにおいて商品販
売業者から送信されユーザ端末に表示されるショッピン
グページの一例を示す図である。

【図４】図１に示した商品販売システムにおいて商品情
報データベースに登録された商品に関する情報のうち、
商品の価格に関する情報を説明するための図である。

【図５】図１に示した商品販売システムにおいて商品販
売業者から送信される商品情報掲載画面の一例を示す図
である。

【図６】図１に示した商品販売システムにおいて商品販
売業者から送信される購入内容確認画面の一例を示す図
である。

【符号の説明】

１０−１〜１０−ｎ ユーザ端末 ２０ インターネット ３０ 商品販売業者 ３１ サイト管理部 ３２ 情報管理部 ３３ 商品作製部 ３４ メール送信部 ３５ 会員データベース ３６ 商品情報データベース ３７ 受注情報データベース

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネットに接続可能な少なくとも
   １つの端末と、販売する商品に関する情報が掲載された
   情報画面を前記インターネットを介して前記端末に提供
   し、前記情報画面を用いて前記商品の注文を受け付け、
   販売する商品販売手段とを有してなる商品販売システム
   において、 前記商品販売手段は、前記情報画面を用いて商品が注文
   された場合にその時点までの前記商品の注文総数に応じ
   て当該商品の価格を決定することを特徴とする商品販売
   システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の商品販売システムにお
   いて、 前記商品販売手段は、前記情報画面を用いて商品が注文
   された場合のその注文のタイミングに応じて当該商品の
   価格を決定することを特徴とする商品販売システム。
3. 【請求項３】 請求項２に記載の商品販売システムにお
   いて、 前記商品販売手段は、前記情報画面を用いて商品が注文
   された場合にその注文数に応じて当該商品の価格を決定
   することを特徴とする商品販売システム。
4. 【請求項４】 請求項２または請求項３に記載の商品販
   売システムにおいて、 前記商品販売手段は、前記情報画面を用いて商品が指定
   された場合、当該商品のその時点までの注文総数とタイ
   ミングとに基づいて決定する価格が掲載された商品情報
   掲載画面を前記端末に送信するサイト管理手段を有する
   ことを特徴とする商品販売システム。
5. 【請求項５】 所定の商品に関する情報が掲載された情
   報画面をインターネットに接続可能な端末に提供し、前
   記情報画面を用いて前記商品の注文を受け付ける商品受
   注サーバであって、 前記情報画面を用いて商品が注文された場合にその時点
   までの前記商品の注文総数に応じて当該商品の価格を決
   定することを特徴とする商品受注サーバ。
6. 【請求項６】 請求項５に記載の商品受注サーバにおい
   て、 前記情報画面を用いて商品が注文された場合のその注文
   のタイミングに応じて当該商品の価格を決定することを
   特徴とする商品受注サーバ。
7. 【請求項７】 請求項６に記載の商品受注サーバにおい
   て、 前記情報画面を用いて商品が注文された場合にその注文
   数に応じて当該商品の価格を決定することを特徴とする
   商品受注サーバ。
8. 【請求項８】 請求項６または請求項７に記載の商品受
   注サーバにおいて、 前記情報画面を用いて商品が指定された場合、当該商品
   のその時点までの注文総数とタイミングとに基づいて決
   定する価格が掲載された商品情報掲載画面を前記端末に
   送信するサイト管理手段を有することを特徴とする商品
   受注サーバ。