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JP2002337542A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

Info

Publication number
JP2002337542A
JP2002337542A JP2001150876A JP2001150876A JP2002337542A JP 2002337542 A JP2002337542 A JP 2002337542A JP 2001150876 A JP2001150876 A JP 2001150876A JP 2001150876 A JP2001150876 A JP 2001150876A JP 2002337542 A JP2002337542 A JP 2002337542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
control
vehicle
discharge capacity
fuel cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001150876A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Kanaike
和俊 金池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2001150876A priority Critical patent/JP2002337542A/ja
Publication of JP2002337542A publication Critical patent/JP2002337542A/ja
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用空調制御装置において、車両の減速時
で、且つ燃料カット制御を開始する直前に、コンプレッ
サの吐出容量を減少してコンプレッサの吐出容量の変化
が車両の駆動輪トルクの変動に与える影響を少なくし、
また、燃料カット制御の開始タイミングとコンプレッサ
の吐出容量の増加開始タイミングとをずらして、車両に
発生する減速ショックを低減し、運転性能を向上するこ
とにある。 【構成】 空調装置の作動時に、絞り弁が全閉で且つエ
ンジン回転数が設定回転数以上で、燃料カット実施条件
を満たしたときには、コンプレッサの吐出容量の最小化
制御を実施し、且つこのコンプレッサの吐出容量の最小
化制御を燃料カット制御の開始時から一定時間経過時ま
で継続し、この一定時間経過後からは最小化された吐出
容量を徐々に増加するようにコンプレッサを作動する制
御手段を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用空調制御
装置に係り、特に吐出容量が変更可能なコンプレッサを
作動制御する車両用空調制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、搭載したエンジンによ
って作動されて吐出容量が変更可能なコンプレッサを備
えた空調装置(エアコン:A/C)を設け、絞り弁の上
流側の吸気通路と下流側の吸気通路とを連通するバイパ
ス通路を開閉するように開度が制御されるアイドル制御
弁(ISC弁)を備えたアイドル制御機構を設け、車両
の減速時で燃料カット実施条件を満たしたときにエンジ
ンへの燃料供給を停止(フューエルカット)するように
燃料カット制御を実施する制御手段(ECM)を設けた
ものがある。
【0003】空調装置にあっては、車室内の温度状態を
快適状態に保持するために、例えば、クーラ(冷房機)
において、エンジンの駆動力により、吐出容量が変更可
能なコンプレッサ(圧縮機)を作動して、媒体であるガ
スを圧縮してコンデンサ(凝縮器)に送り、そして、こ
の圧縮されて高温になったガスをコンデンサ内でコンデ
ンサファンによって空冷して液化し、この液化したガス
をレシーバ(受液器)からエキスパンジョンバルブ(膨
張弁)を経てエバポレータ(蒸発器)に送って気化し、
このガスの気化によって車室内の熱を奪って、車室内を
冷却している。
【0004】この空調装置では、コンプレッサの吐出容
量を外部から制御するときに、通常、コンプレッサの吐
出容量(エアコン容量)を、目標とする車室温度又はエ
バポレータの吹き出し温度になるように制御を行う場合
に、車両の減速中には、燃料カット実施条件を満たして
も燃料カット制御を中断し、若しくは、目標とする車室
温度又はエバポレータの吹き出し温度を低く設定する等
の方法を用いて、コンプレッサの吐出容量を増加してエ
バポレータを過冷却し、車両の減速エネルギを積極的に
回収しているものがある(例えば、特開平9−9973
2号公報、特開平6−219149号公報)。
【0005】このコンプレッサの吐出容量を増減する通
常制御においては、図4に示す如く、制御手段のプログ
ラムがスタートすると(ステップ202)、先ず、空調
装置(A/C)がON(作動)か否かを判断(ステップ
204)する。このステップ204がNOの場合には、
この判断を継続する。
【0006】このステップ204がYESの場合には、
エバポレータの吸入(吸込)温度を読み込み(ステップ
206)、また、エバポレータの吹き出し目標温度を決
定し(ステップ208)、そして、エバポレータの吹き
出し温度(Tevout)が吹き出し目標温度以下か否
か、つまり、Tevout≦吹き出し目標温度か否かを
判断する(ステップ210)。
【0007】このステップ210がYESの場合には、
エバポレータの吹き出し温度(Tevout)が高くな
るように、コンプレッサの吐出容量を低減する(ステッ
プ212)。一方、このステップ210がNOの場合に
は、エバポレータの吹き出し温度(Tevout)が低
くなるように、コンプレッサの吐出容量を増加する(ス
テップ214)。
【0008】前記ステップ212、214の処理後は、
この通常制御のプログラムをリターンさせる(ステップ
216)。
【0009】また、コンプレッサの吐出容量を増加して
エバポレータを過冷却する制御として、図5に示す如
く、車両の通常走行から減速(アクセル全閉)に移行す
る際に、コンプレッサの吐出容量を最大(MAX)にし
てエバポレータを過冷却するものがある。
【0010】即ち、図5に示す如く、制御手段のプログ
ラムがスタートすると(ステップ302)、先ず、空調
装置(A/C)がON(作動)で且つ車両が走行中であ
るか否かを判断する(ステップ304)。このステップ
304がNOの場合には、この判断を継続する。
【0011】このステップ304がYESの場合には、
アクセル全閉(スロットル開度が全閉)か否かを判断す
る(ステップ306)。このステップ306がNOの場
合には、ステップ304に戻す。
【0012】このステップ306がYESの場合には、
アクセル全閉・燃料カット許可回転数以上か否かを判断
する(ステップ308)。このステップ308がNOの
場合には、ステップ304に戻す。
【0013】このステップ308がYESの場合には、
上記図4の通常制御を停止する(ステップ310)。
【0014】そして、エバポレータの吹き出し温度(T
evout)がエバポレータ凍結防止温度(XDTCA
PUPC)以下か否か、つまり、Tevout≦XDT
CAPUPCか否かを判断する(ステップ312)。
【0015】このステップ312がNOの場合には、ア
クセル全閉か否かを判断する(ステップ314)。この
ステップ314がYESの場合には、エバポレータの吹
き出し温度(Tevout)が低くなるように、コンプ
レッサの吐出容量を最大(MAX)にし(ステップ31
6)、そして、ステップ312に戻す。
【0016】一方、前記ステップ312がYESの場
合、前記ステップ314がNOの場合には、上記図4の
通常制御へ移行し(ステップ318)、プログラムをリ
ターンする(ステップ320)。
【0017】図6に示す如く、この車両の通常走行から
減速(アクセル全閉)に移行する際に、空調装置の作動
時で、コンプレッサの吐出容量を最大(MAX)にして
エバポレータを過冷却するタイムチャートにおいては、
車両が通常走行から減速を開始する時には(時間t1で
示す)、アクセル開度が減少し始め、燃料噴射がそのま
ま行われており(ON)、駆動輪トルクがプラス(+)
側で減少し始め、コンプレッサの吐出容量(エアコン容
量)がそのままの半分弱位であり、アイドル制御弁の開
度(ISC開度)がそのまま低側であり、車両G(減速
度)がプラス(+)側で減少し始める。
【0018】その時間t1から一定時間(M1)経過時
(時間t2で示す)までには、燃料噴射がそのまま行わ
れており(ON)、コンプレッサの吐出容量とアイドル
制御弁の開度とがそのまま一定であるが、アクセル開度
が漸次減少し、駆動輪トルクがプラス(+)側で漸次減
少し、車両Gがプラス(+)側で漸次減少し、そして、
時間t2になると、燃料噴射がそのまま行われており
(ON)、コンプレッサの吐出容量とアイドル制御弁の
開度とがそのまま一定であるが、アイドル開度が全閉付
近に近づき、駆動輪トルクが零(0)となり、車両Gが
零(0)となる。
【0019】その時間t2から一定時間(M2)経過時
(時間t3で示す)までには、燃料噴射がそのまま行わ
れており(ON)、コンプレッサの吐出容量とアイドル
制御弁の開度とがそのまま一定であるが、アクセル開度
が漸次小さくなり、駆動輪トルクが漸次減少して少しマ
イナス(−)側に移行し、車両Gが漸次減少して少しマ
イナス(−)側に移行し、そして、時間t3になると、
燃料噴射がそのまま行われており(ON)、アクセル開
度が零(全閉)となり、コンプレッサの吐出容量が増加
し始め、アイドル制御弁の開度が増加し始める。
【0020】その時間t3から所定時間(M3)経過時
(時間t4で示す)までには、燃料噴射がそのまま行わ
れており(ON)、駆動輪トルクがマイナス(−)側に
移行し、コンプレッサの吐出容量が急に増加し、アイド
ル制御弁の開度が急に増加し、そして、時間t4になる
と、燃料カット制御を行うように、燃料噴射が停止され
(OFF)、コンプレッサの吐出容量が最大(MAX)
となり、アイドル制御弁の開度が略全開になるが、駆動
輪トルクがマイナス(−)側で大きく変化するととも
に、車両Gもマイナス(−)側で大きく変化する。
【0021】一方、この図6の破線で示すように、この
減速時で且つ高温時においては、コンプレッサの吐出容
量を最大(MAX)にする制御を実施しない場合には、
コンプレッサの吐出容量が略最大(MAX)付近で一定
であり、また、アイドル制御弁の開度が全開で一定であ
り、時間t3以降では、駆動輪トルクと車両Gとがマイ
ナス(−)側で一定になるが、時間t4には、駆動輪ト
ルクと車両Gとがマイナス(−)側で大きく変化する。
【0022】つまり、この図6から明らかなように、車
両の通常走行から減速(アクセル全閉)に移行する際
に、コンプレッサの吐出容量を最大(MAX)にしてエ
バポレータを過冷却する制御をする場合に、車両の減速
を開始すると同時に、コンプレッサの吐出容量を増加さ
せると(時間t3で示す)、コンプレッサの駆動トルク
が増大するが、このコンプレッサの駆動トルクの増大分
を補うために、アイドル制御弁を開作動することから、
車両Gがさほど発生しないものである。
【0023】また、このような空調制御装置としては、
例えば、特開昭63−287624号公報、特開平1−
278832号公報、特開平6−115346号公報に
開示されている。特開昭63−287624号公報に記
載のものは、車両の減速時に、駆動装置を作動させてコ
ンプレッサの吐出容量を減少したものである。特開平1
−278832号公報に記載のものは、燃料カット制御
を実施してエンジンへの燃料供給を停止してから復帰へ
の過渡期に、所定時間、コンプレッサの吐出容量を減少
したものである。特開平6−115346号公報に記載
のものは、車両の急減速時に、コンプレッサの吐出容量
を減少し、コンプレッサの駆動トルクを小さくしたもの
である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、空調
制御装置においては、図5のフローチャートに示すよう
に、車両の減速開始直後に、コンプレッサの吐出容量を
増加させると、コンプレッサの駆動トルクが増大して、
車両の減速時の燃料カット制御に移行する際に、車両シ
ョックが発生するという不都合がある。また、減速時で
且つ高温時においては、コンプレッサの吐出容量を増加
させる制御を行わなくても、空調装置に対する負荷が大
きくなり、コンプレッサにかかる駆動トルクが増大し、
同様に、車両の減速時に車両ショックが発生するという
不都合がある。
【0025】また、図6のタイムチャートに示すよう
に、車両の減速時に、燃料カット制御を開始すると、エ
ンジンのメカロス(機械的損失)と増大したコンプレッ
サの駆動トルクとが一気に駆動系にかかり、減速時の車
両Gの増加が顕著に現れる。また、図6に破線で示す如
く、車両の減速時に、コンプレッサの吐出容量を増加さ
せる制御を行わない場合でも、高温時には、空調装置に
対する負荷が大きくなり、コンプレッサにかかる駆動ト
ルクが大きくなり、減速時の車両Gの変化が発生すると
いう不都合があった。
【0026】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載したエンジン
によって作動されて吐出容量が変更可能なコンプレッサ
を備えた空調装置を設け、絞り弁の上流側の吸気通路と
下流側の吸気通路とを連通するバイパス通路を開閉する
ように開度が制御されるアイドル制御弁を備えたアイド
ル制御機構を設け、前記車両の減速時で燃料カット実施
条件を満たしたときに前記エンジンへの燃料供給を停止
するように燃料カット制御を実施する車両用空調制御装
置において、前記空調装置の作動時に、前記絞り弁が全
閉で且つエンジン回転数が設定回転数以上で、前記燃料
カット実施条件を満たしたときには、前記コンプレッサ
の吐出容量の最小化制御を実施し、且つこのコンプレッ
サの吐出容量の最小化制御を前記燃料カット制御の開始
時から一定時間経過時まで継続し、この一定時間経過後
からは前記最小化された吐出容量を徐々に増加するよう
に前記コンプレッサを作動する制御手段を設けたことを
特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】この発明は、車両の減速時で、且
つ燃料カット制御を開始する直前に、コンプレッサの吐
出容量を減少することから、コンプレッサの吐出容量の
変化が車両の駆動輪トルクの変動に与える影響が少なく
なり、また、燃料カット制御の開始タイミングとコンプ
レッサの吐出容量の増加開始タイミングとをずらしてい
るので、車両に発生する減速ショックを低減し、運転性
能を向上することができる。
【0028】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の実施例
を示すものである。図3において、2は車両(図示せ
ず)に搭載されたエンジン、4は吸気マニホルド、6は
吸気通路、8は排気マニホルド、10は排気通路、12
は空調装置(A/C)である。エンジン2には、クラン
ク軸14が軸支して設けられている。このクランク軸1
4の突出端部には、クランクプーリ16が固定して設け
られている。また、吸気マニホルド4には、上流部位の
内部に絞り弁18が設けられているとともに、下流部位
に燃料噴射弁20が取り付けられている。
【0029】エンジン2の吸気系には、絞り弁18の上
流側の吸気通路6と下流側の吸気通路6とを連通するバ
イパス通路22を開閉するように開度が制御されるアイ
ドル制御弁(ISC弁)24を備えたアイドル制御機構
26が設けられている。
【0030】空調装置12にあっては、車室内の温度状
態を快適状態に保持するために、例えば、クーラ(冷房
機)において、エンジン2の駆動力により、吐出容量が
変更可能なコンプレッサ(圧縮機)28を作動して媒体
であるガスを圧縮して冷媒通路30からコンデンサ(凝
縮器)32に送り、そして、この圧縮されて高温になっ
たガスをコンデンサ32内でコンデンサファン34によ
って空冷して液化し、この液化したガスをレシーバ(受
液器)36からエキスパンジョンバルブ(膨張弁)38
を経てエバポレータ(蒸発器)40に送って気化し、こ
のガスの気化によって車室ファン42からの車室内の空
気の熱を奪って、車室内を冷却している。
【0031】コンプレッサ28のコンプレッサ軸44の
突出端部には、コンプレッサプーリ46が固定して設け
られている。このコンプレッサプーリ46とクランクプ
ーリ16とには、駆動ベルト48が巻き掛けられてい
る。また、コンプレッサ軸44の途中には、駆動ベルト
48側からの駆動力を断続する電磁クラッチ50が設け
られている。コンプレッサ28には、オン・オフするソ
レノイド52が内蔵して設けられている。
【0032】燃料噴射弁20とアイドル制御弁24とコ
ンデンサファン34と電磁クラッチ50とソレノイド5
2とは、制御手段(ECM)54に連絡している。ま
た、この制御手段54には、絞り弁18の開度を検出す
るスロットルセンサ56と、吸気マニホルド4の吸気管
圧力を検出する吸気管圧力センサ58と、レシーバ36
とエキスパンジョンバルブ38間の冷媒通路30の圧力
を検出する冷媒圧力センサ60と、エバポレータ40の
吸入温度を検出する吸入温度センサ62と、エバポレー
タ40のエバポ温度を検出するエバポ温度センサ64
と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ6
6とが連絡している。
【0033】制御手段54には、エンジン制御部54−
1とエアコン制御部54−2とが備えられている。ま
た、エンジン制御部54−1には、車両の減速時で、燃
料カット実施条件を満たしたときに、エンジン2への燃
料供給を停止(フューエルカット)するように燃料カッ
ト制御をする燃料カット制御回路54Aが設けられてい
る。上述の燃料カット実施条件は、アクセル開度(スロ
ットル開度)が全閉で、且つエンジン回転数が設定回転
数である燃料カット許可回転数以上で、満たされる。
【0034】制御手段54は、従来の図4に示すよう
に、コンプレッサ28の吐出容量(エアコン容量)の通
常制御を行い、また、この実施例においては、空調装置
12の作動時に、絞り弁18が全閉で且つエンジン回転
数が設定回転数以上で、燃料カット実施条件を満たした
ときには、コンプレッサ28の吐出容量の最小化制御を
実施し、且つこのコンプレッサ28の吐出容量の最小化
制御を燃料カット制御の開始時から一定時間経過時まで
継続し、この一定時間経過後からは最小化された吐出容
量を徐々に増加するようにコンプレッサ28を作動する
ものである。
【0035】また、制御手段54は、コンプレッサ28
の吐出容量の最小化制御及び一定時間経過後の最小化さ
れた吐出容量の増加制御に沿うように、アイドル制御弁
26の開度を制御するものである。
【0036】更に、制御手段54は、空調装置12の作
動時に、絞り弁18が全閉で且つエンジン回転数が設定
回転数以上で、燃料カット実施条件を満たしたときに
は、空調装置12の目標設定温度を車両の減速が開始さ
れる前に設定された設定温度よりも高くし、且つこの空
調装置12の目標設定温度を高くする制御を燃料カット
制御の開始時から一定時間経過時まで継続し、この一定
時間経過後から高く設定された目標設定温度を徐々に低
下させるものである。
【0037】次に、この第1実施例の作用を、図1のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0038】図1において、車両の通常走行から減速
(アクセル全閉)に移行する際に、コンプレッサ28の
吐出容量を最大(MAX)にしてエバポレータ40を過
冷却する制御をする場合に、制御手段54のプログラム
がスタートすると(ステップ102)、先ず、空調装置
(A/C)12がON(作動)で且つ車両が走行中であ
るか否かを判断する(ステップ104)。このステップ
104がNOの場合には、この判断を継続する。
【0039】このステップ104がYESの場合には、
アクセル全閉(スロットル全閉)か否かを判断する(ス
テップ106)。このステップ106がNOの場合に
は、ステップ104に戻す。
【0040】このステップ106がYESの場合には、
アクセル全閉・燃料カット(フューエルカット)許可回
転数以上か否かを判断する(ステップ108)。このス
テップ108がNOの場合には、ステップ104に戻
す。
【0041】このステップ108がYESの場合には、
図4によるコンプレッサ28の吐出容量の通常制御を停
止するとともに、コンプレッサ28の吐出容量の最小化
の制御を行う(ステップ110)。
【0042】そして、アクセル全閉か否かを判断する
(ステップ112)。このステップ112がYESの場
合には、エバポレータ吹き出し温度(Tevout)が
エバポレータ凍結温度防止温度(XDTCAPUPC)
以下か否か、つまり、Tevout≦XDTCAPUP
Cか否かを判断する(ステップ114)。
【0043】このステップ114がNOの場合には、燃
料カット制御の開始後、一定時間である容量増加ディレ
イ時間(XTCAPUP)経過したか否かを判断する
(ステップ116)。このステップ116がNOの場合
には、ステップ112に戻す。
【0044】このステップ116がYESの場合には、
燃料カット制御(フューエルカット)中か否かを判断す
る(ステップ118)。
【0045】このステップ118がYESの場合には、
コンプレッサ28の吐出容量が最大(MAX)か否かを
判断する(ステップ120)。このステップ120がY
ESの場合には、ステップ112に戻す。
【0046】このステップ120がNOの場合には、コ
ンプレッサ28の吐出容量を、1処理当たりの容量増分
(XDCAPUP)だけ漸次増量し(ステップ12
2)、そして、ステップ112に戻す。
【0047】一方、前記ステップ112がNOの場合、
前記ステップ114がYESの場合、前記ステップ11
8がNOの場合には、図4におけるコンプレッサ28の
吐出容量の通常制御へ移行し(ステップ124)、プロ
グラムをリターンする(ステップ126)。
【0048】次いで、図2のタイムチャートに基づいて
説明すると、常温時(図2の実線で示す)においては、
車両が通常走行から減速を開始する時に(時間t1で示
す)、アクセル開度が減少し始め、燃料噴射がそのまま
行われており(ON)、駆動輪トルクがプラス(+)側
で減少し始め、コンプレッサ28の吐出容量がそのまま
の半分弱位であり、アイドル制御弁24の開度がそのま
ま低側であり、車両G(減速度)がプラス(+)側で減
少し始める。
【0049】その時間t1から一定時間(M1)経過時
(時間t2で示す)までには、燃料噴射がそのまま行わ
れており(ON)、コンプレッサ28の吐出容量とアイ
ドル制御弁24の開度とがそのまま一定であるが、アク
セル開度が漸次減少し、駆動輪トルクがプラス(+)側
で漸次減少し、車両Gがプラス(+)側で漸次減少し、
そして、時間t2になると、燃料噴射がそのまま行われ
ており(ON)、コンプレッサ28の吐出容量とアイド
ル制御弁24の開度とがそのまま一定であるが、駆動輪
トルクが零(0)となり、車両Gが零(0)付近に近づ
いている。
【0050】その時間t2から一定時間(M2)経過時
(時間t3で示す)までには、駆動輪トルクが零からマ
イナス(−)側に移行し、そして、時間t3になると、
車両Gが零となる。
【0051】その時間t3から一定時間(M3)経過時
(時間t4で示す)までには、燃料噴射がそのまま行わ
れており(ON)、コンプレッサ28の吐出容量とアイ
ドル制御弁24の開度とがそのまま一定であるが、駆動
輪トルクが漸次マイナス(−)側に移行し、車両Gが零
から漸次マイナス(−)側に移行し、そして、時間t4
になると、燃料噴射がそのまま行われているが(O
N)、アクセル開度が零(全閉)となり、コンプレッサ
28の吐出容量が減少し始め、アイドル制御弁24の開
度が減少し始め、駆動輪トルクがマイナス(−)側にお
いて零に向かって移行し、車両Gがマイナス(−)側に
おいて零に向かって移行する。
【0052】その時間t4から一定時間(M4)経過時
(時間t5で示す)には、コンプレッサ28の吐出容量
が最小化(MIN)されて一定になるとともに、アイド
ル制御弁24の開度も全閉化されて一定になり、一方、
駆動輪トルクがマイナス(−)側において零に向かって
漸次移行し、車両Gがマイナス(−)側において零に向
かって漸次移行する。
【0053】その時間t5から一定時間(M5)経過時
(時間t6で示す)には、駆動輪トルクがマイナス
(−)側において零付近で停止し、車両Gもマイナス
(−)側において零付近で停止する。
【0054】その時間t6から一定時間(M6)経過時
(時間t7で示す)には、燃料カット制御を行うよう
に、燃料噴射が停止されると(OFF)、コンプレッサ
28の吐出容量がそのまま最小状態(MIN)に維持さ
れるとともに、アイドル制御弁24の開度もそのまま全
閉状態(0%)に維持され、このとき、駆動輪トルクが
マイナス(−)側で少しだけ変化するとともに、車両G
もマイナス(−)側で少しだけ変化する。
【0055】その燃料カット制御を開始した時の時間t
7から一定時間(M7)である容量増加ディレイ時間
(XTCAPUP)経過時までは(時間t8で示す)、
コンプレッサ28の吐出容量がそのまま最小状態に維持
されるとともに、アイドル制御弁24の開度もそのまま
全閉状態に維持され、駆動輪トルクがマイナス(−)側
で一定になり、車両Gもマイナス(−)側で略一定にな
り、そして、その容量増加ディレイ時間(XTCAPU
P)経過した時の時間t8になると、コンプレッサ28
の吐出容量が増加し始めるとともに、アイドル制御弁2
4の開度も増加し始め、駆動輪トルクがマイナス(−)
側で大きく変化し始め、車両Gもマイナス(−)側で漸
次大きく変化し始める。
【0056】その時間t8から一定時間(M8)経過時
までには(時間t9で示す)、コンプレッサ28の吐出
容量が徐々に増加するとともに、アイドル制御弁24の
開度もそれに沿って徐々に増加し、駆動輪トルクがマイ
ナス(−)側で徐々に大きく変化し、車両Gもマイナス
(−)側で徐々に大きく変化する。このとき、空調装置
12の目標設定温度を車両の減速が開始される前に設定
された設定温度よりも高くし、且つこの空調装置12の
目標設定温度を高くする制御を燃料カット制御の開始時
(時間t7)から一定時間(M8)経過時(時間t8)
まで継続し、この一定時間経過後から高く設定された目
標設定温度を徐々に低下させている。そして、その時間
t9になると、コンプレッサ28の吐出容量が最大(M
AX)となって一定になるとともに、アイドル制御弁2
4の開度も略全開(100%)になって一定になり、駆
動輪トルクがマイナス(−)側で一定になり、車両Gも
マイナス(−)側で一定になる。
【0057】一方、この減速時の高温時(図2の破線で
示す)の場合には、コンプレッサ28の吐出容量が略最
大(MAX)であり、アイドル制御弁24の開度も略全
開であるが、時間t4には、コンプレッサ28の吐出容
量が減少し始めるとともに、アイドル制御弁24の開度
も減少し始め、時間t6で、コンプレッサ28の吐出容
量が最小化されるとともに、アイドル制御弁24の開度
も全閉化され、時間t7以降では、常温時の制御に沿っ
て変化する。
【0058】よって、車両の減速開始直後に、一度、コ
ンプレッサ28の吐出容量を最小にまで低下させ、そし
て、燃料カット制御の開始後、一定時間である容量増加
ディレイ時間(XTCAPUP)経過後からコンプレッ
サ28の吐出容量を漸次増加して最大(MAX)に制御
している。
【0059】つまり、車両の減速時の燃料カット制御で
は、一般的に、減速ショックを緩和させるために、減速
状態を判定後に、ディレイ時間を設定して実行している
が、この実施例においては、減速初期の燃料カット制御
の実行前に、コンプレッサ28の吐出容量を最小(MI
N)まで低下させているので、アイドル制御機構26の
バイパス通路22の空気流量の補正の効果を受けて駆動
輪トルクに大きな変動を与えることがなく、コンプレッ
サ28の吐出容量を最小に低下させることができる。こ
れは、アイドル制御機構26によるバイパス通路22の
空気流量は、コンプレッサ28の吐出容量又は負荷に応
じて補正されるものであり、コンプレッサ28の吐出容
量が変化しても、アイドリング回転数が所定回転数にな
るように、つまり、エンジン出力が一定になるように制
御されるために、コンプレッサ28の吐出容量を変化さ
せても、駆動輪トルクに大きな変化が発生しない。
【0060】このような方法により、コンプレッサ28
の吐出容量を減少した後に、燃料カット制御が実行され
るため、燃料カット制御の開始の前後の駆動輪トルクの
差が従来よりも小さくなり、減速ショックが軽減され
る。また、燃料カット制御の開始後一定時間経過後に、
コンプレッサ28の吐出容量を漸次増加して最大に持っ
ていくことにより、燃料カット制御による減速ショック
の発生タイミングとコンプレッサの駆動トルク増加に伴
う車両G(減速度)増加のタイミングとが重なって車両
ショックの発生を助長するのを防止するとともに、コン
プレッサ28の吐出容量の増加によって減速エネルギを
積極的に回収することができる。更に、減速中に、コン
プレッサ28の吐出容量を漸次増加することにより、車
両の減速度(G)が変化することになるが、車両G(減
速度)が大きくなる方向にのみ変化するので、運転者に
違和感を与えにくくなる。
【0061】この結果、車両の減速時で、且つ燃料カッ
ト制御の直前に、コンプレッサ28の吐出容量を減少す
ることから、コンプレッサ28の吐出容量の変化が車両
の駆動輪トルクの変動に与える影響が少なく、また、燃
料カット制御の開始タイミングとコンプレッサ28の吐
出容量の増加開始タイミングとをずらしているので、車
両に発生する減速ショックを低減し、運転性能を向上す
ることができ、減速初期の車両ショックを低減しつつ、
減速中のコンプレッサ28の吐出容量を確保するととも
に減速Gの変化による違和感をなくすことができる。
【0062】また、制御手段54は、コンプレッサ28
の吐出容量の最小化制御及び一定時間経過後の最小化さ
れた吐出容量の増加制御に沿うように、アイドル制御弁
24の開度を制御するので、エンジン2にとっては負荷
となるコンプレッサ28の吐出容量の増減に沿って、ア
イドル制御弁24のバイパス通路22の空気流量を増減
することから、車両の駆動輪トルクが大きく変動するの
を防止することができる。
【0063】更に、空調装置12の作動時に、絞り弁1
8が全閉で且つエンジン回転数が設定回転数以上で、燃
料カット実施条件を満たしたときには、空調装置12の
目標設定温度を減速が開始される前に設定された設定温
度よりも高くし、且つ目標設定温度を高くする制御を燃
料カット制御の開始時から一定時間経過時まで継続し、
この一定時間経過後から高く設定された目標設定温度を
徐々に低下させることから、減速時で且つ燃料カット制
御の直前に、空調装置12の目標設定温度を減速時に入
る前の設定温度よりも高くしたので、コンプレッサ28
の吐出容量が低減されることから、車両の駆動輪トルク
の変動に与える影響が少なくなり、また、燃料カット制
御の開始タイミングと空調装置の目標設定温度を低くす
るタイミングとをずらしているので、車両に発生する減
速ショックを低減し、運転性能を向上することができ
る。
【0064】なお、この発明においては、減速初期のコ
ンプレッサ28の吐出容量を最小化にする制御を行う
が、最小値よりも少し高い所定値(十分小さい値)に制
御をしても、略同様の効果が得られる。
【0065】また、燃料カット制御の開始後一定時間経
過後に、コンプレッサ28の吐出容量を漸次増加させる
が、コンプレッサ28の吐出容量の最小化制御の時から
燃料カット制御の開始までの時間が、運転条件等によっ
て殆ど変化しない制御の場合は、減速開始後一定時間経
過した後に、コンプレッサ28の吐出容量を漸次増加さ
せても、略同様の効果が得られる。
【0066】更に、車両の減速中にコンプレッサ28の
吐出容量を最大に制御しているが、最大値よりも少し低
い所定値(十分大きな値)に制御をしても、略同様の効
果が得られる。
【0067】更にまた、減速開始時に、図4の通常制御
を停止してコンプレッサ28の吐出容量そのものを制御
しているが、通常制御においても、減速初期に目標設定
温度を十分高く設定し、燃料カット制御の開始後一定時
間経過後の目標設定温度を十分低く設定するような制
御、つまり、目標設定温度に対する制御を実行すれば、
略同様の効果が得られる。
【0068】また、この発明においては、特別構成とし
て、一つのブレーキペダルとこのブレーキペダルに連結
した2つの第1、第2ブレーキ連絡部材(例えばギヤ機
構)を設け、ブレーキペダルが一定に踏み込まれた一定
の踏み代まで、第1ブレーキ連絡部材を作動し、このと
き、ブレーキペダルの踏み代に応じて負荷をエンジンに
与えて、エンジンブレーキとして効かせて、車両G(減
速度)の変化を滑らかにし、そして、ブレーキペダルが
一定の踏み代を越えて踏み込まれたときには、第1ブレ
ーキ連絡部材をも作動させ、本来のブレーキを効かせ、
車両を適正に減速させることができる。
【0069】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、空調装置の作動時に、絞り弁が全閉で且
つエンジン回転数が設定回転数以上で、燃料カット実施
条件を満たしたときには、コンプレッサの吐出容量の最
小化制御を実施し、且つこのコンプレッサの吐出容量の
最小化制御を燃料カット制御の開始時から一定時間経過
時まで継続し、この一定時間経過後からは最小化された
吐出容量を徐々に増加するようにコンプレッサを作動す
る制御手段を設けたことにより、車両の減速時で、且つ
燃料カット制御を開始する直前に、コンプレッサの吐出
容量を減少することから、コンプレッサの吐出容量の変
化が車両の駆動輪トルクの変動に与える影響が少なくな
り、また、燃料カット制御の開始タイミングとコンプレ
ッサの吐出容量の増加開始タイミングとをずらしている
ので、車両に発生する減速ショックを低減し、運転性能
を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調制御のフローチャートである。
【図2】空調制御のタイムチャートである。
【図3】空調制御装置のシステム構成図である。
【図4】通常制御のフローチャートである。
【図5】従来における空調制御のフローチャートであ
る。
【図6】従来における空調制御のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
2 エンジン 12 空調装置 18 絞り弁 20 燃料噴射弁 22 バイパス通路 24 アイドル制御弁 26 アイドル制御機構 28 コンプレッサ 54 制御手段 66 エンジン回転数センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 17/00 F02D 17/00 B 29/04 29/04 C 41/12 330 41/12 330J Fターム(参考) 3G092 AA01 BB01 BB10 CA02 CB05 DC04 DE01S EA01 EA02 EA14 EA21 FA04 GB08 HA05Z HA06Z HA10X HA10Z HE01Z HF04Z 3G093 AA01 AA12 AB03 BA03 BA14 CB07 DA01 DA03 DA04 DA05 DA06 DB25 EA05 EA07 EA09 FB01 FB02 3G301 HA01 JA04 KA16 KA17 KA26 LA04 LB01 MA24 NA08 NC01 PA07Z PA10Z PA15A PA15Z PB03A PE01Z PF03Z PF13A PF13Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載したエンジンによって作動さ
    れて吐出容量が変更可能なコンプレッサを備えた空調装
    置を設け、絞り弁の上流側の吸気通路と下流側の吸気通
    路とを連通するバイパス通路を開閉するように開度が制
    御されるアイドル制御弁を備えたアイドル制御機構を設
    け、前記車両の減速時で燃料カット実施条件を満たした
    ときに前記エンジンへの燃料供給を停止するように燃料
    カット制御を実施する車両用空調制御装置において、前
    記空調装置の作動時に、前記絞り弁が全閉で且つエンジ
    ン回転数が設定回転数以上で、前記燃料カット実施条件
    を満たしたときには、前記コンプレッサの吐出容量の最
    小化制御を実施し、且つこのコンプレッサの吐出容量の
    最小化制御を前記燃料カット制御の開始時から一定時間
    経過時まで継続し、この一定時間経過後からは前記最小
    化された吐出容量を徐々に増加するように前記コンプレ
    ッサを作動する制御手段を設けたことを特徴とする車両
    用空調制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記コンプレッサの吐
    出容量の最小化制御及び前記一定時間経過後の前記最小
    化された吐出容量の増加制御に沿うように、前記アイド
    ル制御弁の開度を制御することを特徴とする請求項1に
    記載の車両用空調制御装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載したエンジンによって作動さ
    れて吐出容量が変更可能なコンプレッサを備えた空調装
    置を設け、絞り弁の上流側の吸気通路と下流側の吸気通
    路とを連通するバイパス通路を開閉するように開度が制
    御されるアイドル制御弁を備えたアイドル制御機構を設
    け、前記車両の減速時で燃料カット実施条件を満たした
    ときに前記エンジンへの燃料供給を停止するように燃料
    カット制御を実施する車両用空調制御装置において、前
    記空調装置の作動時に、前記絞り弁が全閉で且つエンジ
    ン回転数が設定回転数以上で、前記燃料カット実施条件
    を満たしたときには、前記空調装置の目標設定温度を前
    記車両の減速が開始される前に設定された設定温度より
    も高くし、且つこの空調装置の目標設定温度を高くする
    制御を前記燃料カット制御の開始時から一定時間経過時
    まで継続し、この一定時間経過後から前記高く設定され
    た目標設定温度を徐々に低下させるように前記コンプレ
    ッサを作動する制御手段を設けたことを特徴とする車両
    用空調制御装置。
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