JP2002329229A - 紙幣入出金装置 - Google Patents
紙幣入出金装置Info
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Abstract
能で、且つ、入金口と出金口とを共用する紙幣入出金装
置において、入出金部の小型化を図ると共に、入出金室
に異物が投入される等の不都合を回避する。 【解決手段】紙幣入出金装置1は、複数枚の紙幣Pを差
し込み状に一括投入可能な取引口101と、取引口10
1に連通し、その内部にベルト搬送体107、110が
設けられる入出金室106と、取引口101に差し込ま
れた入金紙幣Pを入出金室106に取り込み搬送する取
り込みモードと、入出金室106内の出金紙幣Pを、そ
の先端側が取引口101から突出する位置まで放出搬送
し、出金紙幣Pの受け取りを待つ放出モードとを備えて
構成される。
Description
預入支払機)等に組み込まれ、紙幣の入金処理や出金処
理を自動的に行う紙幣入出金装置に関する。
は、紙幣の入金処理や出金処理を自動的に行う紙幣入出
金装置が組み込まれている。この種の紙幣入出金装置に
おいては、信頼性の根幹をなす紙幣識別処理および紙幣
計数処理の精度を確保した上で、操作の容易性や装置の
小型化が求められており、特に、一回に取引される紙幣
枚数が多いATM用の紙幣入出金装置では、入金時に複
数枚の紙幣を一括投入でき、且つ、出金時に複数枚の紙
幣を一括取り出しできることは勿論のこと、入金口と出
金口とを共用して装置の小型化を図ることが提唱されて
いる。
しては、顧客が直接手を入れて紙幣の出し入れを行う入
出金室を備え、該入出金室を扉で開閉させるようにした
ものが知られている。
来の紙幣入出金装置では、入出金室に手が入るほどの大
きな開口部(取引口)を形成し、これを扉で開閉させる
必要があるため、入出金部が大型化する許りでなく、入
出金室に異物が投入される等の不都合が生じる可能性が
ある。
および一括取り出し可能で、しかも、入金口と出金口と
を共用するものでありながら、入金口および出金口に共
用される取引口を、複数枚の紙幣を差し込める程度の小
さなものにでき、その結果、入出金部の小型化が可能に
なる許りでなく、入出金室に異物が投入される等の不都
合を回避することができる紙幣入出金装置を提供するこ
とにある。
本発明の紙幣入出金装置は、複数枚の紙幣を差し込み状
に一括投入可能な取引口と、前記取引口に連通する入出
金室であって、その内部に紙幣搬送機構が設けられるも
のと、入金処理を行う入金処理制御手段であって、前記
取引口に差し込まれた入金紙幣を前記入出金室に取り込
み搬送するものと、出金処理を行う出金処理制御手段で
あって、前記入出金室内の出金紙幣を、その先端側が前
記取引口から突出する位置まで放出搬送し、出金紙幣の
受け取りを待つものとを備えて構成される。
向に差し込むように形成されていることが好ましい。こ
の場合においては、取引口の開口面積を最小化し、入出
金部および紙幣入出金装置を更に小型化することが可能
になる。
閉されることが好ましい。この場合においては、非取引
時における異物の差し込み等を防止することができる。
の上部に設けられる上側搬送体と、その下方に昇降自在
に設けられる下側搬送体とを備え、両搬送体の同期駆動
に基づいて紙幣の取り込み搬送および放出搬送を行うこ
とが好ましい。この場合においては、上下の搬送体によ
って大きな紙幣搬送力を発生させ、紙幣の取り込みおよ
び放出を確実に行うことができる。
金室に取り込んだ入金紙幣を、前記上側搬送体の駆動に
基づいて前記入出金室から順次繰り出し搬送することが
好ましい。この場合においては、紙幣の取り込みおよび
放出を行う搬送体と、紙幣の繰り出しを行う搬送体とを
兼用化し、部品点数の削減および構造の簡略化を図るこ
とができる。
金室に順次搬入される出金紙幣を、前記上側搬送体の駆
動に基づいて前記入出金室内に集積し、該集積した出金
紙幣を、前記両搬送体の同期駆動に基づいて前記取引口
から放出することが好ましい。この場合においては、紙
幣の取り込みおよび放出を行う搬送体と、紙幣の集積を
行う搬送体とを兼用化し、部品点数の削減および構造の
簡略化を図ることができる。
搬送中に発見したリジェクト紙幣を、前記両搬送体の間
に介在する仕切り体の下側に集積し、該集積したリジェ
クト紙幣を、前記両搬送体の同期駆動に基づいて前記取
引口から放出することが好ましい。この場合において
は、入金紙幣の繰り出し完了後、リジェクト紙幣を速や
かに返却することができ、しかも、紙幣の取り込みおよ
び放出を行う搬送体と、リジェクト紙幣の集積および放
出を行う搬送体とを兼用化し、部品点数の削減および構
造の簡略化を図ることができる。
て本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る紙幣入出金装置の内部側面図である。この図に
示されるように、紙幣入出金装置1は、最上部の前側に
設けられる入出金部100と、該入出金部100の後方
に設けられる識別部200と、上記入出金部100の下
方に設けられる千円用中間プール部300Aと、該千円
用中間プール部300Aの下方に着脱自在に装着される
千円用金庫400Aと、該千円用金庫400Aの下方に
設けられる五千円用中間プール部300Bと、該五千円
用中間プール部300Bの下方に着脱自在に装着される
五千円用金庫400Bと、五千円用金庫400Bの下方
に設けられる一万円用中間プール部300Cと、該一万
円用中間プール部300Cの下方に着脱自在に装着され
る一万円用金庫500と、上記各部の間で紙幣搬送を行
う紙幣搬送部600と、上記金庫400A、400B、
500の後方に設けられる制御部700とを備えて構成
される。尚、上記の各中間プール部300A、300
B、300Cは同一構造であるため、各中間プール部3
00A、300B、300Cに共通する説明においては
符号A、B、Cを省略する。また、金庫400A、40
0B、500のうち、千円用金庫400Aと五千円用金
庫400Bも同一構造であるため、各金庫400A、4
00Bに共通する説明においては符号A、Bを省略す
る。
を受け取ると共に、出金利用者に紙幣Pを渡す部分であ
る。本実施形態の入出金部100は、入金時において、
取引口101に一括投入された紙幣Pの束を仕切り板1
02の上側に取り込む処理(取り込みモード)と、取り
込んだ紙幣Pを搬送口103を介して識別部200に順
次繰り出す処理(繰り出しモード)と、入金リジェクト
口104から送り込まれるリジェクト紙幣Pを仕切り板
102の下側に集積する処理(リジェクト集積モード)
と、集積したリジェクト紙幣Pを取引口101から放出
する処理(放出モード)とを行い、また、出金時および
一括返却時においては、搬送口103を介して識別部2
00から送り込まれる紙幣Pを仕切り板102の上側に
集積する処理(集積モード)と、集積した紙幣Pを取引
口101から放出する処理(放出モード)とを行うよう
に構成される。
出金する紙幣Pの真偽および種類を識別する部分であ
る。本実施形態の識別部200は、紙幣Pの光透過パタ
ーンを検出する光透過式識別センサ(図示せず)と、紙
幣Pに印刷される磁性体の磁気パターンを検出する磁気
式識別センサ(図示せず)とを備えて構成される。
0への紙幣Pの収納や、金庫400、500からの紙幣
Pの繰出しを行う部分である。本実施形態の中間プール
部300は、入金時において、搬送口301から送り込
まれる紙幣Pを集積する処理と、集積した紙幣Pを金庫
400、500に収納する処理とを行い、また、一括返
却時においては、集積した紙幣Pを搬送口301から順
次繰り出す処理を行い、更に、出金時においては、金庫
400、500内の紙幣Pを搬送口301から順次繰り
出す処理を行うように構成される。
または出金用の紙幣Pを収納する部分である。本実施形
態の金庫400、500は、金庫内部を中間プール部3
00に連通させる上部開口401、501と、該上部開
口401、501を開閉するシャッタ402、502
と、紙幣管理者が紙幣Pを出し入れするための紙幣出し
入れ口403、503と、該紙幣出し入れ口403、5
03を開閉するドア404、504と、該ドア404、
504を施錠する施錠装置405、505とを備えて構
成される。また、本実施形態の一万円用金庫500は、
出金時に発見したリジェクト紙幣Pを収納するリジェク
ト金庫を兼ねており、該リジェクト金庫を構成する出金
リジェクト部506が前端側に一体化されている。
識別部200から各中間プール部300へ搬送する入金
搬送処理と、入金リジェクト紙幣Pを識別部200から
入出金部100の入金リジェクト口104へ搬送する入
金リジェクト搬送処理と、出金(または返却)する紙幣
Pを各中間プール部300から識別部200へ搬送する
出金搬送処理(または返却搬送処理)と、出金リジェク
ト紙幣Pを出金リジェクト部506へ搬送する出金リジ
ェクト搬送処理とを行う部分である。本実施形態の紙幣
搬送部600は、識別部200の後部から千円用中間プ
ール部300Aの搬送口近傍に至る横搬送部601と、
千円用中間プール部300Aの搬送口近傍から出金リジ
ェクト部506に至る縦搬送部602と、各中間プール
部300の搬送口近傍で搬送経路を切換える千円ゲート
603A、五千円ゲート603Bおよび一万円ゲート6
03Cと、横搬送部601の中間部から入出金部100
の入金リジェクト口104に至る入金リジェクト搬送部
604と、該入金リジェクト搬送部604の始端部で搬
送経路を切換える入金リジェクトゲート605とを備え
て構成される。
各種センサの検出信号を入力し、該入力に応じて各種ア
クチュエータを動作させる部分である。本実施形態の制
御部700は、入金処理、収納処理、一括返却処理およ
び出金処理を行うためのプログラムを備えており、以
下、上記各処理の概略を説明する。
実行される。入金コマンドを受信すると、入出金部10
0の取引口101を開閉するシャッタ105が開き、紙
幣Pの投入を待つ。紙幣Pの束が取引口101に投入さ
れると、投入された紙幣Pの束は、仕切り板102の上
側に取り込まれた後、識別部200に一枚ずつ順次繰り
出され、その真偽および種類が識別される。紙幣Pが真
券であると識別された場合には、その券種に対応するゲ
ート603が開くと共に、紙幣Pが横搬送部601およ
び縦搬送部602を経て対応する中間プール部300に
送り込まれ、ここに集積される。一方、紙幣Pが偽券で
あると識別された場合には、入金リジェクトゲート60
5が開くと共に、紙幣Pが横搬送部601および入金リ
ジェクト搬送部604を経て仕切り板102の下側に送
り込まれ、ここに集積される。入出金部100から全て
の紙幣Pが繰り出されると、入金リジェクト紙幣P(仕
切り板102の下側集積紙幣P)の有無が判断される。
入金リジェクト紙幣Pが無い場合には、そのまま入金処
理を終了する一方、入金リジェクト紙幣Pが有る場合に
は、入金リジェクト紙幣Pを取引口101から返却した
後、入金処理を終了する。
信すると、収納処理が実行され、各中間プール部300
に集積された紙幣Pが各金庫400、500に収納され
る。一方、入金処理終了後、返却コマンドを受信する
と、一括返却処理が実行される。一括返却処理において
は、各中間プール部300に集積された紙幣Pが順次繰
り出されると共に、繰り出された紙幣Pが縦搬送部60
2、横搬送部601および識別部200を経て入出金部
100に送り込まれ、ここに集積される。その後、集積
された紙幣Pを取引口101から返却し、一括返却処理
を終了する。
実行される。出金コマンドを受信すると、各金庫40
0、500内の紙幣Pが必要枚数だけ順次繰り出される
と共に、繰り出された紙幣Pが縦搬送部602、横搬送
部601および識別部200を経て入出金部100に送
り込まれ、ここに集積される。その後、集積された紙幣
Pを取引口101から出金し、出金処理を終了する。ま
た、出金処理中に出金リジェクト紙幣P(偽券、破損紙
幣、重送紙幣等)が見つかった場合には、出金リジェク
ト処理が実行され、出金リジェクト部506に出金リジ
ェクト紙幣Pが収納される。
詳細に説明する。図2は、紙幣投入時を示す入出金部の
内部左側面図、図3は、取り込み・放出モードを示す入
出金部の内部左側面図、図4は、繰り出しモードを示す
入出金部の内部左側面図である。これらの図に示される
ように、入出金部100は、その前側上部に形成される
取引口101と、該取引口101を開閉するシャッタ1
05と、取引口101に連通する入出金室106と、該
入出金室106の上部に設けられる上側ベルト搬送体1
07と、該上側ベルト搬送体107の一部を下方に押し
下げるベルト押し下げ機構108と、上側ベルト搬送体
107の下方に上下昇降自在に設けられるステージ10
9と、該ステージ109上に設けられる下側ベルト搬送
体110と、該下側ベルト搬送体110への搬送動力伝
動経路を断続する搬送動力断続機構111と、入出金室
106の底部に設けられるリジェクト搬入用駆動機構1
12と、上下のベルト搬送体107、110間に上下動
自在に設けられる仕切り板102と、取引口101の室
内側近傍に設けられる紙幣ストッパ113と、上側ベル
ト搬送体107の左右両側方に設けられるバタフライ1
14とを備える。
入および一括放出可能な形状に形成される。入金時にお
いては、入金紙幣Pが取引口101に差し込み状に投入
される一方、出金時においては、出金紙幣Pの先端側を
取引口101から突出させることにより、出金紙幣Pの
受け取りを可能にする。また、本実施形態では、取引口
101に対する入金紙幣Pの差し込み方向を縦方向(紙
幣長手方向)としており、これによって取引口101の
開口面積が最小化される。
軸115に取り付けられている。シャッタ支軸115
は、取引口101の上部に沿って回動自在に設けられて
おり、シャッタソレノイド116の動作に応じて回動す
ることにより、シャッタ105を開閉動作させる。
定間隔を存して並設される複数のローラ軸107aと、
各ローラ軸107aに設けられる複数のローラ107b
と、該ローラ107b間に懸回される複数の搬送ベルト
107cとを備える。上側ベルト搬送体107は、入出
金部100、識別部200および横搬送部601の搬送
系動力源である横搬送モータ606の正逆駆動に応じて
動作し、取り込みモード、繰り出しモード、集積モード
および放出モードにおいて紙幣搬送を行う。各モードに
おいては、搬送ベルト107cの下面が紙幣Pに接触す
るが、搬送ベルト107cの下面のうち、取引口寄りの
部分は、通常状態において紙幣Pから離間するようにな
っている。具体的には、上側ベルト搬送体107の前端
部に設けられるローラ107bの下端位置を、他のロー
ラ107bよりも高くすることによって、搬送ベルト1
07cの下面を前高後低状に傾斜させている。
搬送体107の取引口寄りで搬送ベルト107cを押し
下げる押し下げローラ108aと、該押し下げローラ1
08aを一端部に備える押し下げアーム108bと、該
押し下げアーム108bの中間部を回動自在に支持する
アーム支軸108cと、押し下げアーム108bの他端
部に設けられるカムローラ108dと、前記シャッタ支
軸115に一体的に設けられるカム108eとを備え
る。図3に示されるように、取り込み・放出モードにお
いて、シャッタ105が開くと、シャッタ支軸115の
回動に伴ってカム108eがカムローラ108dを押し
上げる。カムローラ108dが押し上げられると、背反
的に押し下げローラ108aが下動して搬送ベルト10
7cを押し下げる。これにより、搬送ベルト107cの
取引口寄り部分は、紙幣Pに押し付けられ、紙幣搬送力
が高められる。この状態で上下のベルト搬送体107、
110を取り込みまたは放出方向に同時駆動させること
により、紙幣Pを確実に取り込みまたは放出することが
可能になる。また、紙幣Pの取り込みまたは受取りが完
了した後、シャッタ105が閉じると、カム108eが
初期位置に戻る。この状態では、押し下げローラ108
aが搬送ベルト107cの張力で上位置に押し戻され、
搬送ベルト107cの押し下げが解除される。また、図
4に示されるように、繰り出しモードにおいては、シャ
ッタ105が閉じており、搬送ベルト107cの押し下
げは解除されている。従って、搬送ベルト107cの取
引口寄り部分は、前述のように紙幣Pから離間し、繰り
出し搬送中に下層の紙幣Pに接触することが防止され
る。これにより、紙幣Pの重送を回避して良好な紙幣分
離性能を確保することが可能になる。
との間に介設されるパンタグラフ118の伸縮動作に応
じて昇降される。入出金室106の底部には、前後方向
を向いて固定されるガイドレール119と、該ガイドレ
ール119にスライド自在に支持されるスライダ120
とが設けられている。スライダ120の中間部には、パ
ンタグラフ118の一端が回動自在に連結され、前端部
には、リフトモータ121が連繋されている。リフトモ
ータ121が駆動すると、スライダ120が前後にスラ
イドしてパンタグラフ118を伸縮させ、それに伴って
ステージ109が昇降される。
定間隔を存して並設される複数のローラ軸110aと、
各ローラ軸110aに設けられる複数のローラ110b
と、該ローラ110b間に懸回される複数の搬送ベルト
110cとを備える。下側ベルト搬送体110は、上側
ベルト搬送体107と同様、横搬送モータ606の動力
で動作し、取り込みモード、放出モードおよびリジェク
ト集積モードにおいて紙幣搬送を行うが、下側ベルト搬
送体110に対する動力伝動は、搬送動力断続機構11
1またはリジェクト搬入用駆動機構112を介して行わ
れる。
は、取り込み・放出モードを示す搬送動力断続機構の左
側面図、図7は、繰り出しモードを示す搬送動力断続機
構の左側面図である。これらの図に示されるように、入
出金室106の右端部には、横搬送モータ606の動力
が伝動される第一伝動軸122が設けられている。第一
伝動軸122の動力は、入出金室106の上部および下
部に設けられる第二伝動軸123および第三伝動軸12
4にタイミングベルト125を介して伝動されており、
第二伝動軸123上には、前記搬送動力断続機構111
が構成されている。搬送動力断続機構111は、第二伝
動軸123に前後回動自在に支持されるローラ支持アー
ム111aと、該ローラ支持アーム111aの下端部に
回転自在に設けられるローラ軸111bと、該ローラ軸
111bに第二伝動軸123の動力を伝動する第一〜第
三のギヤ111c、111d、111eと、ローラ軸1
11bに一体的に設けられる駆動側摩擦ローラ111f
と、下側ベルト搬送体110から右側方に延出するロー
ラ軸110aに一体的に設けられる従動側摩擦ローラ1
11gとを備える。下側ベルト搬送体110が上昇ポジ
ションのとき、ローラ支持アーム111aを前後に回動
させると、駆動側摩擦ローラ111fが従動側摩擦ロー
ラ111gに対して接離する。駆動側摩擦ローラ111
fが従動側摩擦ローラ111gから離間する状態では、
下側ベルト搬送体110への動力伝動が断たれるが、駆
動側摩擦ローラ111fが従動側摩擦ローラ111gに
接当する状態では、第二伝動軸123の動力が下側ベル
ト搬送体110に伝動される。
タ連動機構126を介してシャッタ105に連動連結さ
れている。シャッタ連動機構126は、連動リンク12
6aを備えており、その前端部は、第二伝動軸123の
上方でローラ支持アーム111aに連結される一方、後
端部は、シャッタ支軸115の右端部に設けられる連動
アーム126bに連結されている。図6に示されるよう
に、取り込み・放出モードにおいて、シャッタ105が
開くと、シャッタ支軸115の回動に伴って連動アーム
126bが連動リンク126aを前方に引く。連結リン
ク126aの引き動作に伴ってローラ支持アーム111
aの上端側が前方に回動すると、背反的にローラ支持ア
ーム111aの下端側が後方に回動し、駆動側摩擦ロー
ラ111fを従動側摩擦ローラ111gに接当させる。
これにより、搬送動力断続機構111が接続状態とな
り、横搬送モータ606の駆動に応じた下側ベルト搬送
体110の搬送動作が可能になる。また、図7に示され
るように、繰り出しモードにおいては、シャッタ105
が閉じており、連動アーム126bは、連動リンク12
6aを後方に押す。連結リンク126aの押し動作に伴
ってローラ支持アーム111aの上端側が後方に回動し
た状態では、背反的にローラ支持アーム111aの下端
側が前方に回動しており、駆動側摩擦ローラ111fが
従動側摩擦ローラ111gから離間する。従って、搬送
動力断続機構111が切断状態となり、横搬送モータ6
06の駆動に拘わらず下側ベルト搬送体110が停止状
態を維持する。また、前記連結リンク126aの後端部
は、ローラ支持アーム111aの上端部に設けられる連
結ピンに対して長孔を介して連結されている。ローラ支
持アーム111a側の連結ピンと連結リンク126aと
の間には、連結ピンを前方に引っ張るコイルバネ126
cが介設されており、該コイルバネ126cの付勢力で
駆動側摩擦ローラ111fが従動側摩擦ローラ111g
に弾圧状に接当し、確実な摩擦伝動が可能になる。
入出金部の内部背面図、図9は、リジェクト搬入用駆動
機構の作用を示す左側面図である。これらの図に示され
るように、リジェクト搬入用駆動機構112は、入出金
室106の底部に左右方向を向いて回転自在に設けられ
るリジェクト搬入用駆動軸112aと、前記第三伝動軸
124の動力をリジェクト搬入用駆動軸112aに伝動
する一対の伝動ギヤ112b、112cと、リジェクト
搬入用駆動軸112aに一体的に設けられる左右一対の
摩擦ローラ112dとを備える。図9に示されるよう
に、リジェクト集積モードにおいて、下側ベルト搬送体
110がリジェクト紙幣受け入れ位置まで下降すると、
搬送ベルト110cの下面側が摩擦ローラ112dに接
当する。このとき摩擦ローラ112dは、横搬送モータ
606の下り駆動に伴って回転しており、搬送ベルト1
10cをリジェクト紙幣搬入方向に強制送りする。これ
により、入金リジェクト口104から入出金室106に
送り込まれるリジェクト紙幣Pが下側ベルト搬送体11
0上に搬入されることになる。
平面図、図11は、繰り出しモードを示す入出金部の内
部左側面図、図12は、リジェクト集積モードを示す入
出金部の内部左側面図、図13は、リジェクト集積終了
状態を示す入出金部の内部左側面図である。これらの図
に示されるように、仕切り板102は、上側ベルト搬送
体107と下側ベルト搬送体110との間に上下動自在
に設けられている。仕切り板102の搬送ベルト対向位
置には、切欠き102aが開設されており、上側ベルト
搬送体107および下側ベルト搬送体110による紙幣
搬送を妨げない構造となっている。仕切り板102は、
通常、ステージ109の上面部で直接受け止められてお
り、この状態で投入紙幣Pの取り込みや出金紙幣Pの集
積・放出が行われる。一方、繰り出しモードにおいて
は、仕切り板102と下側ベルト搬送体110との間を
リジェクト紙幣集積部として利用する。つまり、繰り出
しモードにおいて、リジェクト紙幣Pが発生すると、図
12に示されるように、下側ベルト搬送体110がリジ
ェクト受け入れ位置まで下降する。その下降途中におい
て、仕切り板102および仕切り板102上の入金紙幣
Pは、入出金室106の上下中間部位置に設けられるフ
ランジ状のリジェクト受け127に受け止められ、ここ
で待機する。また、仕切り板102の下側に既にリジェ
クト紙幣Pが集積されている場合は、既集積のリジェク
ト紙幣Pもリジェクト受け127に受け止められ、ここ
で待機する。入金リジェクト口104からリジェクト紙
幣Pが送り込まれると、これを下側ベルト搬送体110
が搬入する。その後、下側ベルト搬送体110は、リジ
ェクト紙幣Pを乗せて繰り出し位置まで上昇する。その
上昇途中において、下側ベルト搬送体110上のリジェ
クト紙幣Pは、仕切り板102の下側に集積される。下
側ベルト搬送体110が上昇すると、入金紙幣Pの繰り
出しが再開される。図13に示されるように、繰り出し
紙幣がなくなると、リジェクト紙幣Pの集積が終了す
る。仕切り板102の下側に集積されたリジェクト紙幣
Pは、両ベルト搬送体107、110の同時駆動によっ
て取引口101から放出される。
る。図14および図2〜図4に示されるように、紙幣ス
トッパ113は、取引口101の室内側近傍に設けら
れ、集積モードにおいて、集積紙幣Pの先端を係止ガイ
ドする。紙幣ストッパ113を支持するストッパ支持ア
ーム128は一端側を支点として上下回動自在であり、
該ストッパ支持アーム128の上下回動に応じて紙幣ス
トッパ113が紙幣取り込み・放出経路に出没する。さ
らに、紙幣ストッパ113は、シャッタ連動機構129
を介してシャッタ105に連動連結されている。シャッ
タ連動機構129は、連動リンク129aを備えてお
り、その下端部は、ストッパ支持アーム128に形成さ
れる長孔128aに係合する一方、上端部は、シャッタ
支軸115に設けられる連動アーム129bに連結され
ている。取り込み・放出モードにおいて、シャッタ10
5が開くと、シャッタ支軸115の回動に伴って連動ア
ーム129bが連動リンク129aを下方に押す。連結
リンク129aの押し動作に伴ってストッパ支持アーム
128は下方に回動し、紙幣ストッパ113を紙幣取り
込み・放出経路から下方に没入退避させる。一方、シャ
ッタ105が閉じると、シャッタ支軸115の回動に伴
って連動アーム129bが連動リンク129aを上方に
引く。連結リンク129aの引き動作に伴ってストッパ
支持アーム128は上方に回動し、紙幣ストッパ113
を紙幣取り込み・放出経路に突出させる。
を示す入出金部の内部背面図、図15の(B)は、バタ
フライ跳ね上げ状態を示す入出金部の内部背面図、図1
5の(C)は、集積完了状態を示す入出金部の内部背面
図である。これらの図に示されるように、バタフライ1
14は、上側ベルト搬送体107の左右両側方に前後方
向を向いて回動自在に設けられるバタフライ支軸114
aから内側下方に向けて延出する。バタフライ支軸11
4aには、バタフライソレノイド130が連繋されてお
り、該バタフライソレノイド130の動作に応じてバタ
フライ114が上方に跳ね上げ動作する。集積モードの
紙幣受け入れ待機状態では、バタフライ114が下側に
位置しており、搬送口103から送り込まれる紙幣Pが
バタフライ114の上に搬入される(図15の
(A))。紙幣Pの搬入途中でバタフライ114は跳ね
上げ動作し、紙幣Pをバタフライ114の下側とする
(図15の(B))。その後、バタフライ114を下側
位置に戻し、紙幣Pの左右両端部をバタフライ114で
押え、紙幣集積処理の1サイクルが終了する(図15の
(C))。この繰返しによって複数枚の紙幣Pを下側ベ
ルト搬送体110上に整然と集積することが可能にな
る。
図である。この図に示されるように、制御部700に
は、シャッタ105の室内側近傍で紙幣Pの有無を検知
する取り込みセンサ(透過センサ)131、押し下げロ
ーラ108aの近傍で紙幣Pの有無を検知する投入検知
センサ(透過センサ)132、入出金室106の前後中
央位置で紙幣Pの有無を検知するエンプティセンサ(透
過センサ)133、搬送口103で紙幣Pの通過を検知
する搬送口通過センサ(透過センサ)134、入金リジ
ェクト口104で紙幣Pの通過を検知するリジェクト口
通過センサ(透過センサ)135、横搬送部601の終
端部で紙幣Pの通過を検知する横搬送路センサ(反射セ
ンサ)136、上側ベルト搬送体107による紙幣Pの
繰り出しを検知する繰り出しセンサ137、リフトモー
タ121のポジションを検知するリフトポジションセン
サ138、バタフライ114のポジションを検知するバ
タフライポジションセンサ139等のセンサや、前述し
たシャッタソレノイド116、リフトモータ121、バ
タフライソレノイド130および横搬送モータ606、
縦搬送部602を搬送動作させる縦搬送モータ607、
入金リジェクトゲート605を開閉させるリジェクトゲ
ートソレノイド608、入出金部100に設けられる紙
幣分離機構(図示せず)を動作させる分離ソレノイド1
40等のアクチュエータが接続されている。以下、制御
部700による前記各モードの制御手順をフローチャー
トに基づいて説明する。
すフローチャートである。この図に示されるように、取
り込みモードにおいては、リフトモータ121を中間ポ
ジションへ移動する(S1701)と共に、バタフライ
ソレノイド130をONにし(S1702)、しかる
後、シャッタ105を開いて(S1703)紙幣Pの投
入を待つ(S1704)。この状態では、投入検知セン
サ132の不透過に基づいて紙幣の投入を判断する(S
1705)と共に、投入待機時間を計測し(S170
6)、投入待機時間が1分を経過した場合には、シャッ
タ105を閉じて取り込みモードを終了する(S170
7)。一方、紙幣Pの投入を検知すると、横搬送モータ
606を低速で下り駆動する(S1708)と共に、リ
フトモータ121を取り込みポジションに移動し(S1
709)、紙幣Pの取り込みを開始する。ここでリフト
モータ121のポジション検知に基づいて投入枚数をチ
ェックし(S1710)、枚数オーバーの場合は、エラ
ー処理を実行する(S1711)。投入枚数が適正であ
る場合には、エンプティセンサ133の不透過を監視す
る(S1712)と共に、エンプティセンサ133が不
透過となってから100ステップ搬送後に横搬送モータ
606の駆動を停止する(S1713)。次に、取り込
みセンサ131の透過状態を判断し(S1714)、こ
こで取り込みセンサ131が不透過の場合は、取り込み
に失敗したと判断してエラー処理を実行する(S171
5)一方、取り込みセンサ131が透過の場合は、シャ
ッタ105を閉じた後(S1716)、リフトモータ1
21を繰り出しポジションへ移動する(S1717)と
共に、横搬送モータ606を低速で上り駆動し(S17
18)、80ステップ後に駆動を停止する(S171
9)。以上で投入紙幣Pの取り込みが完了し、続いて繰
り出しモードが実行される。
すフローチャートである。この図に示されるように、繰
り出しモードにおいては、縦搬送モータ607および横
搬送モータ606を下り駆動する(S1801、S18
02)と共に、繰り出しセンサ137の検知に基づいて
紙幣Pの繰り出しを確認する(S1803)。搬送口通
過センサ134が初期紙幣Pの先端を検知(S180
4)した後、15ステップ搬送した時点(S1805)
でリフトモータ121を繰り出し退避ポジションへ移動
し(S1806)、分離ソレノイド140をONにする
(S1807)。搬送口通過センサ134が紙幣Pの後
端を検知(S1808)すると、計数処理を実行(S1
809)した後、繰り出し待機紙幣Pの有無に基づいて
繰り出し終了判断をし(S1810)、ここで繰り出し
終了と判断した場合には、繰り出し終了処理を実行(S
1811)した後、次処理へ移る。一方、繰り出しを終
了しないと判断した場合は、70ステップ搬送した時点
(S1812)でリフトモータ121を繰り出しポジシ
ョンへ移動する(S1813)と共に、分離ソレノイド
140をOFFにし(S1814)、繰り出しセンサ1
37の検知に基づいて紙幣Pの繰り出しを確認する(S
1815)。搬送口通過センサ134が次の紙幣Pの先
端を検知(S1816)した後、前記ステップS180
5に戻り、紙幣Pの繰り出しを繰り返す。但し、次の紙
幣Pの繰り出しを開始する際には、紙幣間ピッチをチェ
ックし(S1817)、該紙幣間ピッチが110ステッ
プ未満の場合は、紙幣搬送路上の残留紙幣を入出金部1
00に逆搬送して集積する繰り出しリトライ制御を実行
(S1818)した後、ステップS1801に戻る。
順を示すフローチャートである。この図に示されるよう
に、リジェクト集積モードは、繰り出しモードにおいて
リジェクト紙幣Pが発生した場合(S1901)に繰り
出しモードを停止(S1902)して実行される。リジ
ェクト集積モードにおいては、横送路センサ136がリ
ジェクト紙幣Pの先端を検知(S1903)した後、2
00ステップ(S1904)で横搬送モータ606を減
速停止させる(S1905)。その後、先行する紙幣P
が各中間プール部300に集積されるまで待機し(S1
906)、縦搬送モータ607を減速停止させる(S1
907)。分離ソレノイド140をOFF(S190
8)にした後、リフトモータ121を集積ポジションへ
移動し(S1909)、横搬送モータ606を上り駆動
させる(S1910)。ここで搬送口103から送り込
まれる滞留紙幣Pを集積処理(S1911)すると共
に、搬送口通過センサ134によるリジェクト紙幣Pの
先端検知(S1912)に基づいて横搬送モータ606
を減速停止させる(S1913)。次に、リジェクトゲ
ート605を開く(S1914)と共に、リフトモータ
121をリジェクト受け入れポジションへ移動させ(S
1915)、その後、横搬送モータ606を下り駆動さ
せる(S1916)。リジェクト口通過センサ135が
リジェクト紙幣Pの後端を検知(S1917)してから
200ステップ後に横搬送モータ606の駆動を停止し
(S1918)、リジェクトゲート605を閉じる(S
1919)。その後、リフトモータ121を繰り出しポ
ジションへ移動し(S1920)、繰り出しモードに復
帰する。
ローチャートである。この図に示されるように、集積モ
ードにおいては、リフトモータ121を集積ポジション
へ移動(S2001)した後、搬送口通過センサ134
による紙幣先端検知を監視する(S2002)。搬送口
通過センサ134が紙幣Pの先端を検知した後、175
ステップ搬送した時点(S2003)でバタフライ動作
ルーチンを起動(S2004)すると共に、搬送口通過
センサ134による紙幣後端検知(S2005)を監視
する。紙幣Pの後端を検知してから35ステップ搬送し
た時点(S2006)でバタフライソレノイド130を
OFFにする(S2007)と共に、計数終了か否かを
判断し(S2008)、計数終了の場合は次の処理に移
る(S2009)。一方、集積を継続する場合は、バタ
フライポジションセンサ139の検知(S2010)に
応じてリフトモータ121を下げ駆動(S2011)し
ながら上記集積処理を繰り返す。
ローチャートである。この図に示されるように、放出モ
ードにおいては、リフトモータ121を放出ポジション
へ移動(S2101)した後、シャッタ105を開き
(S2102)、横搬送モータ606を低速で上り駆動
させる(S2103)。次に、エンプティセンサ133
の透過を監視(S2104)すると共に、エンプティセ
ンサ133が透過となってから50ステップ搬送後に横
搬送モータ606の駆動を停止し(S2105)、紙幣
Pの受取りを待つ。この状態では、取り込みセンサ13
1の透過を監視し(S2106)、取り込みセンサ13
1が透過の場合は、シャッタ105を閉じて(S210
7)次の処理に移る(S2108)。一方、所定時間経
過しても取り込みセンサ131が透過にならない場合は
(S2109)、取り忘れ取り込み制御を実行する(S
2110)。
金装置1は、複数枚の紙幣Pを差し込み状に一括投入可
能な取引口101と、取引口101に連通する入出金室
106であって、その内部に紙幣搬送機構(ベルト搬送
体107、110)が設けられるものと、入金処理を行
う入金処理制御手段(取り込みモード)であって、取引
口101に差し込まれた入金紙幣Pを入出金室106に
取り込み搬送するものと、出金処理を行う出金処理制御
手段(放出モード)であって、入出金室106内の出金
紙幣Pを、その先端側が取引口101から突出する位置
まで放出搬送し、出金紙幣Pの受け取りを待つものとを
備えて構成される。つまり、複数枚の紙幣Pを一括投入
および一括取り出し可能で、しかも、入金口と出金口と
を共用するものでありながら、入金口および出金口に共
用される取引口101を、複数枚の紙幣Pを差し込める
程度の小さなものにでき、その結果、入出金部100の
小型化が可能になる許りでなく、入出金室106に異物
が投入される等の不都合を回避することができる。
縦方向に差し込むように形成されているため、取引口1
01の開口面積を最小化し、入出金部100および紙幣
入出金装置1を更に小型化することが可能になる。
よって開閉されるため、非取引時における異物の差し込
み等を防止することができる。
上部に設けられる上側ベルト搬送体107と、その下方
に昇降自在に設けられる下側ベルト搬送体110とを備
え、両ベルト搬送体107、110の同期駆動に基づい
て紙幣Pの取り込み搬送および放出搬送を行うため、上
下のベルト搬送体107、110によって大きな紙幣搬
送力を発生させ、紙幣Pの取り込みおよび放出を確実に
行うことができる。
6に取り込んだ入金紙幣Pを、上側ベルト搬送体107
の駆動に基づいて入出金室106から順次繰り出し搬送
するため、紙幣Pの取り込みおよび放出を行う搬送体
と、紙幣Pの繰り出しを行う搬送体とを兼用化し、部品
点数の削減および構造の簡略化を図ることができる。
7に順次搬入される出金紙幣Pを、上側ベルト搬送体1
07の駆動に基づいて入出金室106内に集積し、該集
積した出金紙幣Pを、両ベルト搬送体107、110の
同期駆動に基づいて取引口101から放出するため、紙
幣Pの取り込みおよび放出を行う搬送体と、紙幣Pの集
積を行う搬送体とを兼用化し、部品点数の削減および構
造の簡略化を図ることができる。
中に発見したリジェクト紙幣Pを、両ベルト搬送体10
7、110の間に介在する仕切り板102の下側に集積
し、該集積したリジェクト紙幣Pを、両ベルト搬送体1
07、110の同期駆動に基づいて取引口101から放
出するため、入金紙幣Pの繰り出し完了後、リジェクト
紙幣Pを速やかに返却することができ、しかも、紙幣P
の取り込みおよび放出を行う搬送体と、リジェクト紙幣
Pの集積および放出を行う搬送体とを兼用化し、部品点
数の削減および構造の簡略化を図ることができる。
説明した。しかしながら本発明は前記実施形態に示した
事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基いてその
変更、改良等が可能であることは明らかである。
幣を一括投入および一括取り出し可能で、しかも、入金
口と出金口とを共用するものでありながら、入金口およ
び出金口に共用される取引口を、複数枚の紙幣を差し込
める程度の小さなものにでき、その結果、入出金部の小
型化が可能になる許りでなく、入出金室に異物が投入さ
れる等の不都合を回避することができる。
る。
側面図である。
である。
の左側面図である。
面図である。
部背面図である。
図である。
る。
図である。
左側面図である。
部左側面図である。
部の内部背面図、(B)はバタフライ跳ね上げ状態を示
す入出金部の内部背面図、(C)は集積完了状態を示す
入出金部の内部背面図である。
ートである。
ートである。
ーチャートである。
である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数枚の紙幣を差し込み状に一括投入可
能な取引口と、 前記取引口に連通する入出金室であって、その内部に紙
幣搬送機構が設けられるものと、 入金処理を行う入金処理制御手段であって、前記取引口
に差し込まれた入金紙幣を前記入出金室に取り込み搬送
するものと、 出金処理を行う出金処理制御手段であって、前記入出金
室内の出金紙幣を、その先端側が前記取引口から突出す
る位置まで放出搬送し、出金紙幣の受け取りを待つもの
と、を備えることを特徴とする紙幣入出金装置。 - 【請求項2】 前記取引口は、複数枚の紙幣を縦方向に
差し込むように形成されていることを特徴とする請求項
1に記載の紙幣入出金装置。 - 【請求項3】 前記取引口は、シャッタによって開閉さ
れることを特徴とする請求項1又は2に記載の紙幣入出
金装置。 - 【請求項4】 前記紙幣搬送機構は、前記入出金室の上
部に設けられる上側搬送体と、その下方に昇降自在に設
けられる下側搬送体とを備え、両搬送体の同期駆動に基
づいて紙幣の取り込み搬送および放出搬送を行うことを
特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の紙幣入出金装
置。 - 【請求項5】 前記入金処理制御手段は、前記入出金室
に取り込んだ入金紙幣を、前記上側搬送体の駆動に基づ
いて前記入出金室から順次繰り出し搬送することを特徴
とする請求項1〜4の何れかに記載の紙幣入出金装置。 - 【請求項6】 前記出金処理制御手段は、前記入出金室
に順次搬入される出金紙幣を、前記上側搬送体の駆動に
基づいて前記入出金室内に集積し、該集積した出金紙幣
を、前記両搬送体の同期駆動に基づいて前記取引口から
放出することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
の紙幣入出金装置。 - 【請求項7】 前記入金処理制御手段は、繰り出し搬送
中に発見したリジェクト紙幣を、前記両搬送体の間に介
在する仕切り体の下側に集積し、該集積したリジェクト
紙幣を、前記両搬送体の同期駆動に基づいて前記取引口
から放出することを特徴とする請求項1〜6の何れかに
記載の紙幣入出金装置。
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