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JP2002317539A - 軒先構造 - Google Patents

軒先構造

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Publication number
JP2002317539A
JP2002317539A JP2001125097A JP2001125097A JP2002317539A JP 2002317539 A JP2002317539 A JP 2002317539A JP 2001125097 A JP2001125097 A JP 2001125097A JP 2001125097 A JP2001125097 A JP 2001125097A JP 2002317539 A JP2002317539 A JP 2002317539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
waterproof material
nose plate
holding
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001125097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Takeda
國浩 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001125097A priority Critical patent/JP2002317539A/ja
Publication of JP2002317539A publication Critical patent/JP2002317539A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒先の建築躯体前面をぬらすことの無いよ
うな軒先構造を提供する。 【解決手段】 前面に軒樋吊具5を係止する係止部3を
備えるもので軒先の建築躯体1前面を覆うカバー部材2
を、左右から突き合わせて該軒先の建築躯体1前面に取
付け、この該カバー部材2の突き合わせ部34における
後面側に、左右に跨るように防水材34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の軒先構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示す如く、軒先の鼻板
101前面に鼻板カバー材102を取着固定し、軒樋1
04を支持する樋支持具105を、同樋支持具105の
後端にある結合板部106を鼻板カバー材102から前
方へ上下で対向するよう断面略L字状に屈曲突出した係
止片部103に係止することにて、同鼻板カバー材2に
取り付けてなる樋支持具取付構造が知られている。ここ
で互いに隣接する鼻板カバー材102同士の突き合わせ
部102aには防水処理が施されていない。したがっ
て、雨水が該突き合わせ部102aへ侵入し、軒先の鼻
板101前面をぬらしてしまうことがある。特に雨水が
風により軒樋104に向かって降っているときは、この
突き合わせ部102aへの侵入が著しくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解消しようとするものであり、軒先の建築躯体前面
をぬらすことの無いような軒先構造を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の軒先構造にお
いては、前面に軒樋吊具を係止する係止部を備えるもの
で軒先の建築躯体前面を覆うカバー部材を、左右から突
き合わせて該軒先の建築躯体前面に取付け、該カバー部
材の突き合わせ部において後面側に左右に跨るように防
水材を設けたことを特徴とする。
【0005】このものにおいては、前記防水材が該カバ
ー部材の突き合わせ部を跨ぐように、前記カバー材と前
記建築躯体前面との間に設けられているので、該突き合
わせ部の隙間が塞がれる、よって該突き合わせ部からの
雨水の侵入によって前記軒先の建築躯体前面をぬらすこ
とはない。
【0006】請求項2においては、請求項1記載の軒先
構造において、前記防水材は板材であり、前記カバー部
材の後面側には前記防水材を保持する保持部が突設して
いることを特徴とする。
【0007】このものにおいては、前記板材の防水材が
前記保持部によって保持されるので、前記防水材を取付
けたカバー部材を軒先の建築躯体前面に取付ける際に、
該防水材を支える手間が抑えられる。
【0008】請求項3においては、請求項2記載の軒先
構造において、前記保持部は、前記カバー部材の下部に
おいて後面側に突設した上方開口の保持溝部であり、前
記防水材が該保持溝部に差し込まれることを特徴とす
る。
【0009】このものにあっては、該保持溝部に前記防
水材に差し込まれることによって前記防水材は該突き合
わせ部を跨ぐように保持される。
【0010】請求項4においては、請求項3記載の軒先
構造において、前記防水材の下部は前記保持溝内に沿っ
て接するように曲がっていることを特徴とする。
【0011】このものにあっては、前記板材の防水材を
前記保持溝に挿入すると、前記防水材の下部は前記保持
溝部内に沿って接するため、該防水材の保持状態は安定
する。従って、前記防水材を取付けたカバー部材を軒先
の建築躯体前面に取付ける際に、該防水材を支える手間
が一層抑えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る軒
先構造を、図を用いて、軒先の建物躯体や軒樋4等を含
めて詳細に説明する。
【0013】野地板13上に屋根下地シート14を介し
て屋根材15が葺設された屋根の軒先部分下側におい
て、野地板13の下には垂木33及び鼻板1が設けられ
ている。垂木33の下方には軒天井16が存し、軒天井
16の前面は、鼻板1よりも後方に存する。軒先の垂木
33の前面に存する鼻板1の前面には、鼻板カバー材2
が略全体覆うように当設している。
【0014】鼻板カバー材2は、アルミニウムその他の
金属或いは合成樹脂で一体に押出成形されたものであ
る。鼻板カバー材2の縦幅においては、鼻板1の前面略
全体を覆う鼻板当接部2cと該鼻板当接部2cより下方
へ延設の延設部2bから成り、鼻板当接部2cの上端に
は前方そして下方へと屈曲突出した断面略L字状の係止
片部3が長手方向に沿って一体に形成され、鼻板当接部
2cの中程前面には前方そして上方へと屈曲突出した断
面略L字状の係止片部3aが長手方向に沿って一体に形
成されている。この係止片部3、3aは後述の軒樋吊具
5の後端に存する略長方形状の結合板部6を係止する物
である。
【0015】鼻板カバー材2の延設部2bの下端には、
後方へ突出した後片部18と前方へ突出した前片部19
とが面一状に連続するよう一体に突設されて、同鼻板カ
バー材2の下端部分は断面略逆T字状に形成されてい
る。そして、後片部18の後端から突片31が上方へ前
記延設部2bと平行に立設されており、この突片31の
高さの中程と鼻板カバー材2の延設部2bとを架橋する
架橋片32が、延設部2bに対し略垂直に設けられてい
る。この突片31と後片部18は、下方から鼻板1や垂
木33が見えないようにする為の十分な長さのものであ
る。特に突片31は垂木33に近接するほどの長さであ
ることが、鼻板1や垂木33を隠すには望ましい。な
お、前片部19は、底板部20後端に略同一高さで近接
しており、該底板部20と軒天井16との間の隙間を下
方から覆い塞ぎ、その上方に位置する軒樋吊具5の後端
取り付け部位等を隠すことで、軒先の下方から見た外観
意匠性を向上させるものである。
【0016】この鼻板カバー材2は、前片部19、後片
部18、突片31、架橋片32と鼻板当接部2c、延設
部2b及び係止片部3、3aが全て一体となった押出し
成形により作製されている。
【0017】なお鼻板カバー材2の延設部2b、架橋片
32並びに突片31により、上方開口の溝36が形成さ
れ、この溝36が、後述の防水材35が挿嵌される溝部
である(以後、防水材挿嵌溝36と称す)。
【0018】軒樋4は合成樹脂或いは合成樹脂樹脂被覆
金属板等で形成され、底板部20と該底板部20の前後
に立設される前板部21及び後板部22とから成り、該
前板部21及び後板部22の上端縁部分に各々中空形状
の前耳部23、後耳部24が一体に形成されている。
【0019】軒樋吊具5は合成樹脂で一体に形成された
ものであり、その前後に前耳保持部25、後耳保持部2
6が配設形成され、前耳保持部25は前方へ傾倒するよ
うに立設されている。そして該軒樋吊具5の後端には前
述の略長方形状の結合板部6が一体に形成されている。
【0020】ここで、図2に示すように、結合板部6の
短辺側寸法l1を前記両係止片部3間の開口巾寸法L1
よりも短く設定し、同結合板部6の長辺側寸法l2を前
記両係止片部3間の内巾寸法L2と略等しく設定し、同
結合板部6の相対向する角部分には面取り状に湾曲した
R状縁7を形成している。
【0021】そして、図2(a)に示すように、前記結
合板部6を横長状態で前記両係止片部3間の開口から同
両係止片部3間の内部スペースSに差し入れ、前記軒樋
吊具5と共に同結合板部6を前記R状縁7で摺接ガイド
させて略90度回動させる。そうすることで、図2
(b)に示すように、結合板部6が縦長状態となって、
該縦長状態にある同結合板部6の上下両短辺側縁部分は
両係止片部3に保持される。こうして軒樋吊具5が鼻板
カバー材2に取り付けられる。
【0022】そして軒樋吊具5の該前耳保持部25から
後方に上方から軒樋4の前耳部23を係止し、該係止仮
支持状態で軒樋4の後部を押し上げるようにして後耳部
24の内側を後耳保持部26に係止する。後耳保持部2
6の下側に傾斜ガイド面27が形成されているので、該
傾斜ガイド面27に後耳部24は摺接ガイドされ、該後
耳部24が同後耳保持部26へスムーズに係止される。
こうして、軒樋吊具5に同軒樋4が簡単に取り付け支持
される。
【0023】鼻板1前面に設けられた鼻板カバー材2に
おいて、鼻板カバー材2同士が隣接する突き合わせ部3
4の鼻板1前面へ当接する箇所34aに、防水材35が
該箇所34aを跨ぐように鼻板カバー材2の裏面2aに
とりつけられている(図3)。
【0024】防水材35は水を浸透させないものであれ
ば良く、例えば薄肉の板材であり、この板材はプラスチ
ック製のものや耐蝕処理を施した金属製のものである。
この防水材35の下部は鼻板カバー材2の裏面2aに突
設している防水材挿嵌溝36を形成する延設部2b、架
橋片32及び突片31に沿接するように屈曲している
(以後防水材35において、鼻板カバー材裏面2aへの
当接部を防水材鼻板カバー当接部35a、架橋片32へ
の当接部を防水材架橋片当接部35b、突片31への当
接部を防水材突片当接部35c、と称す)。
【0025】そして防水材35を鼻板カバー材2同士の
突き合わせ部に取付けるには、鼻板カバー材2の防水材
挿嵌溝36へ、上方から或は側方から挿嵌することによ
り取付けられる。そして、防水材鼻板カバー当接部35
a、防水材架橋片当接部35b並びに防水材突片当接部
35cが、夫々鼻板カバー材2の延設部2b、架橋片3
2並びに突片31に当接する。
【0026】軒先の鼻板1前面への鼻板カバー材2の取
り付けを説明する。
【0027】先ず防水材35の一端を第一の鼻板カバー
材2の防水材挿嵌溝36へ挿嵌する。次に第一の鼻板カ
バー材2を軒先の鼻板1前面へ取付ける。その後同防水
材35の他端を第二の鼻板カバー材2の防水材挿嵌溝3
6へ挿嵌し、第一の鼻板カバー材2と第二の鼻板カバー
材2を突き合わせ、第二の鼻板カバー材2を同鼻板1前
面へ取付ける。
【0028】こうして防水材35は鼻板カバー材2同士
の突き合わせ部34の鼻板1前面へ当接する箇所34a
を跨ぐように取付けられる。こうして該箇所34aの隙
間は塞がり、箇所34aに雨水が侵入し鼻板1前面を濡
らすことはない。たとえ雨水が風等により、鼻板カバー
材2や結合板部6に直接叩き付けられたとしても、雨水
が侵入し鼻板1前面を濡らすことはない。
【0029】なお、防水材鼻板カバー当接部35a、防
水材架橋片当接部35b並びに防水材突片当接部35c
が、防水材挿嵌溝36を形成する延設部2b、架橋片3
2並びに突片31に夫々全て当接支持されることによ
り、防水材35の防水材挿嵌溝36による保持状態は、
防水材35が鼻板カバー材裏面2aと略平行に立設し安
定する。従って防水材35を保持した鼻板カバー材2を
軒先の鼻板1前面に取付ける際、鼻板カバー材2を手で
保持しながら取りつける手間が少なくなる。したがって
施工性が向上する。
【0030】また鼻板カバー材2の突片31が垂木33
に近接するほどの長さであるので、防水材35が下方か
ら見えることはない。
【0031】なお防水材35は鼻板カバー材裏面2a全
体に渡り設けられていても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明の軒先構造により、軒先の建築躯
体前面がぬれることは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る軒先構造を示す縦断面
図である。
【図2】同上の軒先構造において軒樋吊具を鼻板カバー
材に施工する状態を示す概略正面図であり、(a)は該
軒樋吊具の結合板部を取付ける前の状態、(b)は同結
合板部を取付けた後の状態を示すものである。
【図3】同上の軒先構造における鼻板カバー材に防水材
を取付けた状態を示す斜視図である。
【図4】従来の軒先構造を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 建築躯体 2 カバー部材 3 係止部 5 軒樋吊具 34 突き合わせ部 35 防水材 36 保持溝部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に軒樋吊具を係止する係止部を備え
    るもので軒先の建築躯体前面を覆うカバー部材を、左右
    から突き合わせて該軒先の建築躯体前面に取付け、該カ
    バー部材の突き合わせ部において後面側に左右に跨るよ
    うに防水材を設けたことを特徴とする軒先構造。
  2. 【請求項2】 前記防水材は板材であり、前記カバー部
    材の後面側には前記防水材を保持する保持部が突設して
    いることを特徴とする請求項1記載の軒先構造。
  3. 【請求項3】 前記保持部は、前記カバー部材の下部に
    おいて後面側に突設した上方開口の保持溝部であり、前
    記防水材が該保持溝部に差し込まれることを特徴とする
    請求項2記載の軒先構造。
  4. 【請求項4】 前記防水材の下部は前記保持溝内に沿っ
    て接するように曲がっていることを特徴とする請求項3
    記載の軒先構造。
JP2001125097A 2001-04-23 2001-04-23 軒先構造 Pending JP2002317539A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7566369B2 (ja) 2018-11-15 2024-10-15 元旦ビューティ工業株式会社 軒先構造、及びその施工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20050405

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Effective date: 20050830