JP2002310431A - 加熱調理方法処理システムおよび加熱調理装置 - Google Patents
加熱調理方法処理システムおよび加熱調理装置Info
- Publication number
- JP2002310431A JP2002310431A JP2001110952A JP2001110952A JP2002310431A JP 2002310431 A JP2002310431 A JP 2002310431A JP 2001110952 A JP2001110952 A JP 2001110952A JP 2001110952 A JP2001110952 A JP 2001110952A JP 2002310431 A JP2002310431 A JP 2002310431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- cooking
- information
- operation information
- cooked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010411 cooking Methods 0.000 title claims abstract description 225
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 53
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 370
- 235000013305 food Nutrition 0.000 claims description 35
- 230000010365 information processing Effects 0.000 claims description 13
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 6
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 37
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 29
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 22
- 230000008569 process Effects 0.000 description 14
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 10
- 244000017020 Ipomoea batatas Species 0.000 description 7
- 235000002678 Ipomoea batatas Nutrition 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 5
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 3
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 3
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 2
- 235000021186 dishes Nutrition 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 102100024222 B-lymphocyte antigen CD19 Human genes 0.000 description 1
- 102100033029 Carbonic anhydrase-related protein 11 Human genes 0.000 description 1
- 239000004278 EU approved seasoning Substances 0.000 description 1
- 101000980825 Homo sapiens B-lymphocyte antigen CD19 Proteins 0.000 description 1
- 101000867841 Homo sapiens Carbonic anhydrase-related protein 11 Proteins 0.000 description 1
- 101001075218 Homo sapiens Gastrokine-1 Proteins 0.000 description 1
- 240000007594 Oryza sativa Species 0.000 description 1
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 1
- 244000061456 Solanum tuberosum Species 0.000 description 1
- 235000002595 Solanum tuberosum Nutrition 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 235000012041 food component Nutrition 0.000 description 1
- 239000005417 food ingredient Substances 0.000 description 1
- 235000011194 food seasoning agent Nutrition 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Stoves And Ranges (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユーザ側からの加熱情報を受け取るとともに
その情報を加工処理して送信したユーザとは別のユーザ
がその加熱情報を利用できるようにした加熱調理方法処
理システムを提供するものである。 【解決手段】 10はホスト側でありホストコンピュー
タ11を含み、12はインターネット、13は第一のユ
ーザ側であり情報端末であるパーソナルコンピュータ
(以下PCと記す)14や第一の加熱調理装置15を含
み、16は第二のユーザ側でありPC17や記憶媒体1
8および第二の加熱調理装置19を含む構成からなるシ
ステムとし、ユーザが被調理物を実際に加熱調理した時
の調理装置の操作内容の情報や加熱動作情報をホストコ
ンピュータが保管し、その情報を加工して様々な加熱調
理環境に対応した加熱調理情報を他のユーザに提供する
ことでユーザ自身の加熱調理環境に対応した情報を入手
し安心して調理ができる。
その情報を加工処理して送信したユーザとは別のユーザ
がその加熱情報を利用できるようにした加熱調理方法処
理システムを提供するものである。 【解決手段】 10はホスト側でありホストコンピュー
タ11を含み、12はインターネット、13は第一のユ
ーザ側であり情報端末であるパーソナルコンピュータ
(以下PCと記す)14や第一の加熱調理装置15を含
み、16は第二のユーザ側でありPC17や記憶媒体1
8および第二の加熱調理装置19を含む構成からなるシ
ステムとし、ユーザが被調理物を実際に加熱調理した時
の調理装置の操作内容の情報や加熱動作情報をホストコ
ンピュータが保管し、その情報を加工して様々な加熱調
理環境に対応した加熱調理情報を他のユーザに提供する
ことでユーザ自身の加熱調理環境に対応した情報を入手
し安心して調理ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理物の加熱調理
に係わる操作情報や加熱動作情報を授受する加熱調理方
法処理システムおよび加熱調理装置に関するものであ
る。
に係わる操作情報や加熱動作情報を授受する加熱調理方
法処理システムおよび加熱調理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットを介して様々なホームペ
ージから料理メニューあるいはそのレシピを閲覧したり
入手することができる。また、新たな加熱制御情報を情
報端末あるいは記憶媒体を介して供給する加熱調理装置
もある。この種の加熱調理装置を含む加熱調理方法処理
システムとしては特開2000−356350号公報が
ある。この公報にはホスト側のサーバーが料理メニュー
やそのレシピさらにはレシピに対応する加熱制御データ
などを保有し、ユーザは所望する調理情報をホームペー
ジから入手して加熱調理装置に供給し所望の料理メニュ
ーに係わる調理物を加熱調理することが開示されてい
る。
ージから料理メニューあるいはそのレシピを閲覧したり
入手することができる。また、新たな加熱制御情報を情
報端末あるいは記憶媒体を介して供給する加熱調理装置
もある。この種の加熱調理装置を含む加熱調理方法処理
システムとしては特開2000−356350号公報が
ある。この公報にはホスト側のサーバーが料理メニュー
やそのレシピさらにはレシピに対応する加熱制御データ
などを保有し、ユーザは所望する調理情報をホームペー
ジから入手して加熱調理装置に供給し所望の料理メニュ
ーに係わる調理物を加熱調理することが開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の加熱調理に係わるシステムでは、加熱調理装置の型式
リスト以外の加熱調理装置に対しては、加熱制御データ
が使えない課題があった。
の加熱調理に係わるシステムでは、加熱調理装置の型式
リスト以外の加熱調理装置に対しては、加熱制御データ
が使えない課題があった。
【0004】また、供給された加熱制御データはホスト
コンピュータを管理する側が提供するいわゆる既定デー
タであり、各ユーザ側での加熱調理に係わる環境、たと
えば選択した料理メニューに対してユーザが用いる食材
の種類や組合せが異なったり、食材を盛った食器の材質
や形状が異なることなどに対応した情報は不足してお
り、既定データを用いた加熱調理によって不満足な仕上
がりを生じる課題もあった。
コンピュータを管理する側が提供するいわゆる既定デー
タであり、各ユーザ側での加熱調理に係わる環境、たと
えば選択した料理メニューに対してユーザが用いる食材
の種類や組合せが異なったり、食材を盛った食器の材質
や形状が異なることなどに対応した情報は不足してお
り、既定データを用いた加熱調理によって不満足な仕上
がりを生じる課題もあった。
【0005】また、加熱制御データを提供するシステム
において、ユーザ側から加熱情報を提供できるシステム
ではなかった。
において、ユーザ側から加熱情報を提供できるシステム
ではなかった。
【0006】本発明は上記課題を解決するために、ユー
ザ側からの加熱情報を受け取るとともにその情報を加工
処理して送信したユーザとは別のユーザがその加熱情報
を利用できるようにした加熱調理方法処理システムを提
供することを目的としている。
ザ側からの加熱情報を受け取るとともにその情報を加工
処理して送信したユーザとは別のユーザがその加熱情報
を利用できるようにした加熱調理方法処理システムを提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、被調理物を加熱調理した時の操作情報およ
び/または加熱動作情報を使用した加熱調理装置の型式
および前記被調理物の調理メニュー情報と関連付けて格
納する加熱調理情報処理部を備えたホストコンピュータ
を含む加熱調理方法処理システムとしたものである。
するために、被調理物を加熱調理した時の操作情報およ
び/または加熱動作情報を使用した加熱調理装置の型式
および前記被調理物の調理メニュー情報と関連付けて格
納する加熱調理情報処理部を備えたホストコンピュータ
を含む加熱調理方法処理システムとしたものである。
【0008】上記発明によれば、食材の組合せあるいは
用いる食器の影響を含めて被調理物を実際に加熱調理し
た時の加熱調理装置の操作内容の情報や加熱動作情報を
ホストコンピュータが保管することにより、その情報を
加工して様々な加熱調理環境に対応した加熱調理情報を
ユーザに提供することができる。またユーザは自身の加
熱調理環境に対応した加熱調理情報を入手できるので、
安心して調理ができる。
用いる食器の影響を含めて被調理物を実際に加熱調理し
た時の加熱調理装置の操作内容の情報や加熱動作情報を
ホストコンピュータが保管することにより、その情報を
加工して様々な加熱調理環境に対応した加熱調理情報を
ユーザに提供することができる。またユーザは自身の加
熱調理環境に対応した加熱調理情報を入手できるので、
安心して調理ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、被調理
物を加熱調理した時の操作情報および/または加熱動作
情報を使用した加熱調理装置の型式および前記被調理物
の調理メニュー情報と関連付けて格納する加熱調理情報
処理部を備えたホストコンピュータを含む加熱調理方法
処理システムとすることにより、食材の組合せあるいは
用いる食器の影響を含めて被調理物を実際に加熱調理し
た時の加熱調理装置の操作内容の情報あるいは加熱動作
情報をホストコンピュータが保管することにより、様々
な加熱調理環境に対応した加熱調理情報をユーザに提供
することができる。またユーザは自身の加熱調理環境に
対応した加熱調理情報を入手できるので、安心して調理
ができる。
物を加熱調理した時の操作情報および/または加熱動作
情報を使用した加熱調理装置の型式および前記被調理物
の調理メニュー情報と関連付けて格納する加熱調理情報
処理部を備えたホストコンピュータを含む加熱調理方法
処理システムとすることにより、食材の組合せあるいは
用いる食器の影響を含めて被調理物を実際に加熱調理し
た時の加熱調理装置の操作内容の情報あるいは加熱動作
情報をホストコンピュータが保管することにより、様々
な加熱調理環境に対応した加熱調理情報をユーザに提供
することができる。またユーザは自身の加熱調理環境に
対応した加熱調理情報を入手できるので、安心して調理
ができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、被調理物を加熱
調理した時の加熱動作情報を記憶および/または出力す
る加熱動作データ処理部を備えた加熱調理装置と、前記
加熱調理装置の型式および前記被調理物の調理メニュー
情報と関連付けて前記加熱動作データ処理部から得られ
る加熱動作情報を格納する加熱調理情報処理部を備えた
ホストコンピュータとを含む加熱調理方法処理システム
としたものである。そして、加熱動作データ処理部を備
えたことで被調理物を加熱調理した時の装置の加熱動作
情報が記録でき、この加熱動作情報を調理メニューと関
連付けてユーザ側から提供された新規な調理メニューと
してホストコンピュータが保有することができる。
調理した時の加熱動作情報を記憶および/または出力す
る加熱動作データ処理部を備えた加熱調理装置と、前記
加熱調理装置の型式および前記被調理物の調理メニュー
情報と関連付けて前記加熱動作データ処理部から得られ
る加熱動作情報を格納する加熱調理情報処理部を備えた
ホストコンピュータとを含む加熱調理方法処理システム
としたものである。そして、加熱動作データ処理部を備
えたことで被調理物を加熱調理した時の装置の加熱動作
情報が記録でき、この加熱動作情報を調理メニューと関
連付けてユーザ側から提供された新規な調理メニューと
してホストコンピュータが保有することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、特に請求項1ま
たは2に記載の加熱調理方法処理システムのホストコン
ピュータが、格納した加熱動作情報が使用可能な加熱調
理装置の型式を選択抽出するとともにその結果を前記加
熱動作情報に関連づけて格納する型式選択抽出処理部を
備えたものである。これにより、特定の型式の加熱調理
装置から得た加熱動作情報が適用可能な他の型式の加熱
調理装置を明示することで実用性に優れた情報を提供す
ることができる。
たは2に記載の加熱調理方法処理システムのホストコン
ピュータが、格納した加熱動作情報が使用可能な加熱調
理装置の型式を選択抽出するとともにその結果を前記加
熱動作情報に関連づけて格納する型式選択抽出処理部を
備えたものである。これにより、特定の型式の加熱調理
装置から得た加熱動作情報が適用可能な他の型式の加熱
調理装置を明示することで実用性に優れた情報を提供す
ることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、特に請求項3に
記載の加熱調理方法処理システムのホストコンピュータ
が、ホームページ閲覧人からの加熱動作情報のダウンロ
ードの要請に基づき、ホームページ閲覧人が指定した加
熱調理装置の型式に対応して前記加熱動作情報を変換し
て送信する加熱動作情報型式変換処理部を備えたもので
ある。これにより、ホームページ閲覧人は自身が保有す
る加熱調理装置に対応した加熱動作情報を入手すること
ができ、安心して加熱調理を実行することができる。
記載の加熱調理方法処理システムのホストコンピュータ
が、ホームページ閲覧人からの加熱動作情報のダウンロ
ードの要請に基づき、ホームページ閲覧人が指定した加
熱調理装置の型式に対応して前記加熱動作情報を変換し
て送信する加熱動作情報型式変換処理部を備えたもので
ある。これにより、ホームページ閲覧人は自身が保有す
る加熱調理装置に対応した加熱動作情報を入手すること
ができ、安心して加熱調理を実行することができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、被調理物を加熱
調理した時の加熱動作情報を記憶および/または出力す
る加熱動作データ処理部を備えた加熱調理装置としたも
のである。そして、加熱動作データ処理部を備えたこと
で被調理物を加熱調理した時の加熱動作情報をコンピュ
ータ上で処理できる情報として記録することができる。
調理した時の加熱動作情報を記憶および/または出力す
る加熱動作データ処理部を備えた加熱調理装置としたも
のである。そして、加熱動作データ処理部を備えたこと
で被調理物を加熱調理した時の加熱動作情報をコンピュ
ータ上で処理できる情報として記録することができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、特に請求項5に
記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、加熱手段の動作
情報を含むものとしたことにより、この情報によって動
作条件を手動入力した場合はもとより自動運転時の加熱
手段の動作非動作あるいは出力レベル変化などの動作情
報も記録できるので、仕上り具合に対する加熱量の良否
あるいは加熱量の増減を明白に判断できる情報として提
供することができる。
記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、加熱手段の動作
情報を含むものとしたことにより、この情報によって動
作条件を手動入力した場合はもとより自動運転時の加熱
手段の動作非動作あるいは出力レベル変化などの動作情
報も記録できるので、仕上り具合に対する加熱量の良否
あるいは加熱量の増減を明白に判断できる情報として提
供することができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、特に請求項5に
記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、被調理物を移動
する駆動手段の動作情報を含むものとしたことにより、
強く加熱される被調理物の部位を変化させた場合の情報
や、被調理物全体を加熱している場合の情報などに関わ
る時間タイミング情報を明白に提供することができる。
記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、被調理物を移動
する駆動手段の動作情報を含むものとしたことにより、
強く加熱される被調理物の部位を変化させた場合の情報
や、被調理物全体を加熱している場合の情報などに関わ
る時間タイミング情報を明白に提供することができる。
【0016】請求項8に記載の発明は、特に請求項5に
記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、高周波を放射す
る放射手段を移動する駆動手段の動作情報を含むものと
したことにより、被調理物を均一に加熱している場合や
被調理物を選択的に加熱している場合の時間タイミング
情報を明白に提供することができる。
記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、高周波を放射す
る放射手段を移動する駆動手段の動作情報を含むものと
したことにより、被調理物を均一に加熱している場合や
被調理物を選択的に加熱している場合の時間タイミング
情報を明白に提供することができる。
【0017】請求項9に記載の発明は、特に請求項5に
記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、被調理物を収納
するとともに高周波が供給される加熱室内の高周波分布
を変化させる分布可変手段の動作情報を含むものとした
ことにより、被調理物を均一に加熱する分布可変動作の
場合や被加熱物を選択的に加熱する分布偏向動作の場合
の時間タイミング情報を明白に提供することができる。
記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、被調理物を収納
するとともに高周波が供給される加熱室内の高周波分布
を変化させる分布可変手段の動作情報を含むものとした
ことにより、被調理物を均一に加熱する分布可変動作の
場合や被加熱物を選択的に加熱する分布偏向動作の場合
の時間タイミング情報を明白に提供することができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、特に請求項5
に記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、被調理物から
得られる物理情報を含むものとしたことにより、加熱動
作モードとして時間優先と物理情報優先との区分をする
ことができる。たとえば、この物理情報が温度情報の場
合は被調理物の加熱中に上述の加熱手段や駆動手段や分
布可変手段を加熱調理装置に組込んだ制御手段のプログ
ラムに基づいて自動運転させることができるので加熱動
作情報を型式の異なる装置に対応して変換することを容
易に実行することができる。
に記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、被調理物から
得られる物理情報を含むものとしたことにより、加熱動
作モードとして時間優先と物理情報優先との区分をする
ことができる。たとえば、この物理情報が温度情報の場
合は被調理物の加熱中に上述の加熱手段や駆動手段や分
布可変手段を加熱調理装置に組込んだ制御手段のプログ
ラムに基づいて自動運転させることができるので加熱動
作情報を型式の異なる装置に対応して変換することを容
易に実行することができる。
【0019】請求項11に記載の発明は、特に請求項5
に記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、被調理物を収
納する加熱室の開閉手段の動作情報を含むものとしたこ
とにより、加熱調理を中断して行われる被調理物の出来
映えをみたり被調理物を混ぜたり調味料や調理物の追加
をしたりする情報を加熱中断時間として取り入れること
ができる。
に記載の加熱調理装置の加熱動作情報が、被調理物を収
納する加熱室の開閉手段の動作情報を含むものとしたこ
とにより、加熱調理を中断して行われる被調理物の出来
映えをみたり被調理物を混ぜたり調味料や調理物の追加
をしたりする情報を加熱中断時間として取り入れること
ができる。
【0020】請求項12に記載の発明は、特に請求項5
に記載の加熱調理装置が加熱動作データ処理部の処理動
作の開始および終了を外部から入力する入力部を備えた
ことにより、収集する加熱動作に係わる情報を明確に区
分できるとともにコンパクトな情報量として収集でき
る。
に記載の加熱調理装置が加熱動作データ処理部の処理動
作の開始および終了を外部から入力する入力部を備えた
ことにより、収集する加熱動作に係わる情報を明確に区
分できるとともにコンパクトな情報量として収集でき
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の実施例1の加
熱調理方法処理システムを示す全体構成図、図2は図1
のホストコンピュータのブロック図、図3は図1のホス
トコンピュータの処理内容を示すフローチャートであ
る。
熱調理方法処理システムを示す全体構成図、図2は図1
のホストコンピュータのブロック図、図3は図1のホス
トコンピュータの処理内容を示すフローチャートであ
る。
【0023】図において、10はホスト側でありホスト
コンピュータ11を含み、12はインターネット、13
は第一のユーザ側であり情報端末であるパーソナルコン
ピュータ(以下PCと記す)14や第一の加熱調理装置
15を含み、16は第二のユーザ側でありPC17や記
憶媒体18および第二の加熱調理装置19を含み、20
は加熱調理装置製造メーカー側でありPC21を含む構
成からなるシステムである。
コンピュータ11を含み、12はインターネット、13
は第一のユーザ側であり情報端末であるパーソナルコン
ピュータ(以下PCと記す)14や第一の加熱調理装置
15を含み、16は第二のユーザ側でありPC17や記
憶媒体18および第二の加熱調理装置19を含み、20
は加熱調理装置製造メーカー側でありPC21を含む構
成からなるシステムである。
【0024】ホスト側10のホストコンピュータ11に
は、インターネット12を介してアクセスされる各種の
ホームページ22に関する情報が記憶部23に格納され
ている。またこのホストコンピュータ11には、コンピ
ュータを制御および管理する処理部24、様々な型式の
加熱調理装置とその仕様データを記憶する「型式と仕
様」25や提供される様々な情報を格納する記憶部2
3、入力部26、出力部27およびインターネット12
とホストコンピュータ11とを接続する通信部28を含
んでいる。
は、インターネット12を介してアクセスされる各種の
ホームページ22に関する情報が記憶部23に格納され
ている。またこのホストコンピュータ11には、コンピ
ュータを制御および管理する処理部24、様々な型式の
加熱調理装置とその仕様データを記憶する「型式と仕
様」25や提供される様々な情報を格納する記憶部2
3、入力部26、出力部27およびインターネット12
とホストコンピュータ11とを接続する通信部28を含
んでいる。
【0025】第一のユーザ側11の第一の加熱調理装置
15は、情報通信部を有するタイプであり、家庭内LA
NによってPC14と接続されている。PC14はホス
トコンピュータ11と第一の加熱調理装置15との仲介
をする位置付けのものである。
15は、情報通信部を有するタイプであり、家庭内LA
NによってPC14と接続されている。PC14はホス
トコンピュータ11と第一の加熱調理装置15との仲介
をする位置付けのものである。
【0026】第二のユーザ側16の第二の加熱調理装置
19は、記憶媒体ドライブ部を有するタイプであり、第
二のPC17によって送受信される情報を記憶媒体18
を介して授受するものである。
19は、記憶媒体ドライブ部を有するタイプであり、第
二のPC17によって送受信される情報を記憶媒体18
を介して授受するものである。
【0027】加熱調理装置製造メーカー側20のPC2
1は、自社で販売している加熱調理装置の型式と仕様を
ホストコンピュータ11に送信するための情報端末の位
置付けとしている。ホストコンピュータ11は受信した
情報を加熱調理装置で分類するとともにその加熱調理装
置の仕様を型式に関連づけて記憶部23に保管する。
1は、自社で販売している加熱調理装置の型式と仕様を
ホストコンピュータ11に送信するための情報端末の位
置付けとしている。ホストコンピュータ11は受信した
情報を加熱調理装置で分類するとともにその加熱調理装
置の仕様を型式に関連づけて記憶部23に保管する。
【0028】なお、この情報処理はホスト側で行うこと
もできるが、製造メーカーからの直接的な情報送信の方
が装置の仕様や性能に関しての詳細情報が得られること
からホスト側での情報加工の精度を高くできるとともに
一般ユーザにとって安心感を提供できる。
もできるが、製造メーカーからの直接的な情報送信の方
が装置の仕様や性能に関しての詳細情報が得られること
からホスト側での情報加工の精度を高くできるとともに
一般ユーザにとって安心感を提供できる。
【0029】次にホストコンピュータ11の情報取込処
理について図3を用いて説明する。第一のユーザ側13
は、PC14から第一の加熱調理装置15を用いて加熱
調理を実行した時の装置の操作情報および/または加熱
動作情報を後述するホストコンピュータ11のホームペ
ージから検索して表示させた所定のフォーマット用紙に
作成する。この用紙には、第一の加熱調理装置15の型
式および用いた食材の組合せや食器の情報を含めた調理
メニュー情報などを記述する。そして作成した送信情報
をPC14からインターネット12を介してホストコン
ピュータ11に送信する。
理について図3を用いて説明する。第一のユーザ側13
は、PC14から第一の加熱調理装置15を用いて加熱
調理を実行した時の装置の操作情報および/または加熱
動作情報を後述するホストコンピュータ11のホームペ
ージから検索して表示させた所定のフォーマット用紙に
作成する。この用紙には、第一の加熱調理装置15の型
式および用いた食材の組合せや食器の情報を含めた調理
メニュー情報などを記述する。そして作成した送信情報
をPC14からインターネット12を介してホストコン
ピュータ11に送信する。
【0030】ホストコンピュータ11は、送信指令を受
けてPC14上の送信情報に必須事項の記入漏れがない
かどうかをチェックし(S101)、記入漏れがあれば
その内容を指摘してPC14側に送信し、漏れ事項の追
加記載の後あるいは記入漏れがないと判断すると送信情
報を取り込む(S102)。
けてPC14上の送信情報に必須事項の記入漏れがない
かどうかをチェックし(S101)、記入漏れがあれば
その内容を指摘してPC14側に送信し、漏れ事項の追
加記載の後あるいは記入漏れがないと判断すると送信情
報を取り込む(S102)。
【0031】ホストコンピュータ11は、様々な型式の
加熱調理装置の仕様データを格納している。そしてS1
03においてホストコンピュータ11が備える加熱調理
情報処理部によってユーザ側から送信された操作情報お
よび/または加熱動作情報、使用した加熱調理装置の型
式および調理メニュー情報を予め規定したメニュー分類
や型式分類に関連付けて振り分けた後その情報を記憶部
23に格納する。
加熱調理装置の仕様データを格納している。そしてS1
03においてホストコンピュータ11が備える加熱調理
情報処理部によってユーザ側から送信された操作情報お
よび/または加熱動作情報、使用した加熱調理装置の型
式および調理メニュー情報を予め規定したメニュー分類
や型式分類に関連付けて振り分けた後その情報を記憶部
23に格納する。
【0032】またS104においてホストコンピュータ
11が備える型式選択抽出処理部によってユーザ側から
送信された操作情報および/または加熱動作情報が他の
型式の加熱調理装置を使用して実行可能かどうかを判定
し実行することが可能な場合はその型式を選択抽出する
とともに、その結果を上記操作情報および/または加熱
動作情報に関連付けて記憶部23に格納する。
11が備える型式選択抽出処理部によってユーザ側から
送信された操作情報および/または加熱動作情報が他の
型式の加熱調理装置を使用して実行可能かどうかを判定
し実行することが可能な場合はその型式を選択抽出する
とともに、その結果を上記操作情報および/または加熱
動作情報に関連付けて記憶部23に格納する。
【0033】さらにS105においてホストコンピュー
タ11が備える加熱動作情報型式変換処理部によってホ
ストコンピュータ11内に格納された上記操作情報およ
び/または加熱動作情報を関連付けた加熱調理装置の型
式に対応するように情報を加工してS106でホームペ
ージ上での表示体裁に関連づけた形に情報を処理して記
憶部23に処理結果を格納する。
タ11が備える加熱動作情報型式変換処理部によってホ
ストコンピュータ11内に格納された上記操作情報およ
び/または加熱動作情報を関連付けた加熱調理装置の型
式に対応するように情報を加工してS106でホームペ
ージ上での表示体裁に関連づけた形に情報を処理して記
憶部23に処理結果を格納する。
【0034】これらの処理に対して、ホームページ閲覧
人からの操作情報および/または加熱動作情報のダウン
ロードの要請が生じた時は、その閲覧人が指定した加熱
調理装置の型式に対応して予め加工処理した操作情報お
よび/または加熱動作情報をホームページ閲覧人に送信
する。
人からの操作情報および/または加熱動作情報のダウン
ロードの要請が生じた時は、その閲覧人が指定した加熱
調理装置の型式に対応して予め加工処理した操作情報お
よび/または加熱動作情報をホームページ閲覧人に送信
する。
【0035】以上のシステムにおいて、まず第一のユー
ザ側13が加熱調理時の操作情報をホスト側に送信する
方法について説明する。
ザ側13が加熱調理時の操作情報をホスト側に送信する
方法について説明する。
【0036】第一のユーザ側13が操作情報を発信する
場合は、まずホストコンピュータ11にアクセスして図
4に示すような発信情報の操作方法を記入する料理レシ
ピ送信画面30を開く。図4において、31は調理メニ
ュー名を記入するウインドウ、32は使用した加熱調理
装置の名前を記入するウインドウでありプルダウン33
をクリックして装置の名前を選択する。34は使用した
加熱調理装置の型式を入力するウインドウ、35は調理
メニューの分量を入力するウインドウ、36は用いた食
材を入力するウインドウであり単位の欄はプルダウン3
7をクリックして選択する。38は加熱調理装置の操作
情報を操作手順に従って入力するウインドウであり、こ
の入力文の記述に当たって定式化する情報はプルダウン
39を用いて単位を選択しながら記述する。40は「送
信」ボタン、41は送信画面30からホームページに戻
る「キャンセル」ボタンである。なお、プルダウン39
の単位情報は、駆動手段の動作に対する回転速度とし
て、たとえば普通、高速、低速など、や回転停止角度と
して、たとえば初期値、0度、45度、90度など、を
登録しておくことでユーザが記述文を作成するときの手
間を緩和することができる。
場合は、まずホストコンピュータ11にアクセスして図
4に示すような発信情報の操作方法を記入する料理レシ
ピ送信画面30を開く。図4において、31は調理メニ
ュー名を記入するウインドウ、32は使用した加熱調理
装置の名前を記入するウインドウでありプルダウン33
をクリックして装置の名前を選択する。34は使用した
加熱調理装置の型式を入力するウインドウ、35は調理
メニューの分量を入力するウインドウ、36は用いた食
材を入力するウインドウであり単位の欄はプルダウン3
7をクリックして選択する。38は加熱調理装置の操作
情報を操作手順に従って入力するウインドウであり、こ
の入力文の記述に当たって定式化する情報はプルダウン
39を用いて単位を選択しながら記述する。40は「送
信」ボタン、41は送信画面30からホームページに戻
る「キャンセル」ボタンである。なお、プルダウン39
の単位情報は、駆動手段の動作に対する回転速度とし
て、たとえば普通、高速、低速など、や回転停止角度と
して、たとえば初期値、0度、45度、90度など、を
登録しておくことでユーザが記述文を作成するときの手
間を緩和することができる。
【0037】この送信画面30に所定事項を記述した
後、送信ボタン40をクリックするとホストコンピュー
タ11側で必須事項の記載漏れチェックがなされ、記載
漏れが無いと判断するとこの送信画面30の情報をホス
トコンピュータ11が取り込む。取り込んだ情報に対し
てホストコンピュータ11は上述した所定の加工処理を
行ない結果を記憶部23に格納する。
後、送信ボタン40をクリックするとホストコンピュー
タ11側で必須事項の記載漏れチェックがなされ、記載
漏れが無いと判断するとこの送信画面30の情報をホス
トコンピュータ11が取り込む。取り込んだ情報に対し
てホストコンピュータ11は上述した所定の加工処理を
行ない結果を記憶部23に格納する。
【0038】次にホストコンピュータ11から操作情報
をダウンロードする時の方法について図5および図6を
用いて説明する。
をダウンロードする時の方法について図5および図6を
用いて説明する。
【0039】ユーザがホストコンピュータ11にアクセ
スし、そのホームページ上で操作情報のダウンロード要
請を入力すると図5の料理レシピ検索画面42が表示さ
れる(加熱動作情報の場合も同様)。この検索画面42
において、43は料理の種類を選択するウインドウ、4
4は料理の材料を選択するウインドウでありいずれも図
示したような予め決めた分類名が登録表示されその中か
ら希望のものを選択する。45は選択した内容に対して
具体的な料理レシピを検索するための「検索」ボタン、
46は「取消」ボタンである。
スし、そのホームページ上で操作情報のダウンロード要
請を入力すると図5の料理レシピ検索画面42が表示さ
れる(加熱動作情報の場合も同様)。この検索画面42
において、43は料理の種類を選択するウインドウ、4
4は料理の材料を選択するウインドウでありいずれも図
示したような予め決めた分類名が登録表示されその中か
ら希望のものを選択する。45は選択した内容に対して
具体的な料理レシピを検索するための「検索」ボタン、
46は「取消」ボタンである。
【0040】図5の左側の画面42において、料理の種
類を「和食」、料理の材料を「その他」に選択して「検
索」ボタン45をクリックすると図5の右側の画面47
に画面が変わる。画面47において、48は選択した料
理の種類名、49は選択した料理の材料名が表示され
る。また50には、ホストコンピュータ11が格納して
いる「和食*その他」(*は掛け算を示す)に対応する
料理レシピ一覧が表示される。そして各料理メニューに
対応して操作情報のデータが存在する加熱調理装置の種
類が表示される。51は「検索」ボタン、52は「取
消」ボタンである。なお、料理レシピ一覧およびそれに
対応した加熱調理装置の種類は一例であり、また表示項
目が多い場合は画面を上下あるいは左右にスクロールし
て全ての項目を検索することができる。
類を「和食」、料理の材料を「その他」に選択して「検
索」ボタン45をクリックすると図5の右側の画面47
に画面が変わる。画面47において、48は選択した料
理の種類名、49は選択した料理の材料名が表示され
る。また50には、ホストコンピュータ11が格納して
いる「和食*その他」(*は掛け算を示す)に対応する
料理レシピ一覧が表示される。そして各料理メニューに
対応して操作情報のデータが存在する加熱調理装置の種
類が表示される。51は「検索」ボタン、52は「取
消」ボタンである。なお、料理レシピ一覧およびそれに
対応した加熱調理装置の種類は一例であり、また表示項
目が多い場合は画面を上下あるいは左右にスクロールし
て全ての項目を検索することができる。
【0041】図5の画面47で「カツ丼」を選択すると
図6の左側の画面となり、「検索」ボタン51をクリッ
クすると、図6の右側の画面53が表示される。画面5
3において、54は選択した料理レシピ名の表示、55
はそのレシピに関連付けられた加熱調理装置の中で選択
した加熱調理装置の名称の表示、そして56には55に
表示の加熱調理装置に関連付けられたその装置の型式の
一覧が表示される。型式一覧の表示欄56から、希望の
型式を選択(選択した状態を図では57で示す)する。
58は「ダウンロード」ボタン、59は「戻る」ボタン
である。
図6の左側の画面となり、「検索」ボタン51をクリッ
クすると、図6の右側の画面53が表示される。画面5
3において、54は選択した料理レシピ名の表示、55
はそのレシピに関連付けられた加熱調理装置の中で選択
した加熱調理装置の名称の表示、そして56には55に
表示の加熱調理装置に関連付けられたその装置の型式の
一覧が表示される。型式一覧の表示欄56から、希望の
型式を選択(選択した状態を図では57で示す)する。
58は「ダウンロード」ボタン、59は「戻る」ボタン
である。
【0042】そして、画面53で型式を選択した後、
「ダウンロード」ボタン58をクリックすることで希望
の操作情報(加熱動作情報のダウンロードについては後
述する)がユーザ側に送信される。
「ダウンロード」ボタン58をクリックすることで希望
の操作情報(加熱動作情報のダウンロードについては後
述する)がユーザ側に送信される。
【0043】次にダウンロード情報の使用方法について
説明する。
説明する。
【0044】ユーザ側の加熱調理装置がLAN接続され
ている場合は、ユーザが保有するLAN接続のPCを用
いて加熱調理装置にデータを送信する。
ている場合は、ユーザが保有するLAN接続のPCを用
いて加熱調理装置にデータを送信する。
【0045】ユーザ側の加熱調理装置がLAN接続は無
くて記憶媒体ドライブ部を備えている場合は、ユーザが
保有するLAN接続のPCを用いて記憶媒体にデータを
記録する。そしてその記憶媒体を加熱調理装置に挿入す
ることで加熱調理装置が調理メニューに対応した最適な
加熱動作条件で動作することになる。
くて記憶媒体ドライブ部を備えている場合は、ユーザが
保有するLAN接続のPCを用いて記憶媒体にデータを
記録する。そしてその記憶媒体を加熱調理装置に挿入す
ることで加熱調理装置が調理メニューに対応した最適な
加熱動作条件で動作することになる。
【0046】また、ユーザ側の加熱調理装置が情報受け
入れができない型式の場合は、ダウンロードした情報を
PCからプリントアウトしてもよい。この場合は装置の
操作情報の記述文章が印刷されることになる。また、ユ
ーザが保有する加熱調理装置の型式がホームページ上の
気に入った加熱情報に関連付けられていない場合は、加
熱動作情報や操作情報の記載がされていないレシピ情報
のみを出力できるようにしても構わない。
入れができない型式の場合は、ダウンロードした情報を
PCからプリントアウトしてもよい。この場合は装置の
操作情報の記述文章が印刷されることになる。また、ユ
ーザが保有する加熱調理装置の型式がホームページ上の
気に入った加熱情報に関連付けられていない場合は、加
熱動作情報や操作情報の記載がされていないレシピ情報
のみを出力できるようにしても構わない。
【0047】さらには、ホストコンピュータ11はユー
ザ側が加熱動作情報を出力できない加熱調理装置を使用
して得た加熱情報を取り込むようにしても構わない。こ
の場合は、ユーザ側から調理メニューに関する情報と加
熱調理装置の型式と操作情報を受け取ることになる。そ
して取り込んだ情報に対しホストコンピュータ11内で
上述した一連の処理をして加熱情報を格納するようにし
ても構わない。こうすることで、より幅広いユーザから
の加熱情報を集めることができる。
ザ側が加熱動作情報を出力できない加熱調理装置を使用
して得た加熱情報を取り込むようにしても構わない。こ
の場合は、ユーザ側から調理メニューに関する情報と加
熱調理装置の型式と操作情報を受け取ることになる。そ
して取り込んだ情報に対しホストコンピュータ11内で
上述した一連の処理をして加熱情報を格納するようにし
ても構わない。こうすることで、より幅広いユーザから
の加熱情報を集めることができる。
【0048】(実施例2)図7は本発明の実施例2の加
熱調理装置のブロック構成図である。図7を用いて本発
明が対象とする加熱調理装置の全体像について説明す
る。本実施例において加熱調理装置は加熱動作データ処
理部60を備える。この加熱動作データ処理部60は被
調理物を加熱調理した時の加熱調理装置が付帯する操作
部に対して外部から入力した操作情報または加熱調理装
置が備える加熱手段61ほかの加熱調理時に動作する各
種手段の動作情報を記憶する記憶部62、記憶媒体と情
報の授受をするドライブ部63、記憶部62の情報をL
AN接続を介してPC側と授受する通信部64を含む。
熱調理装置のブロック構成図である。図7を用いて本発
明が対象とする加熱調理装置の全体像について説明す
る。本実施例において加熱調理装置は加熱動作データ処
理部60を備える。この加熱動作データ処理部60は被
調理物を加熱調理した時の加熱調理装置が付帯する操作
部に対して外部から入力した操作情報または加熱調理装
置が備える加熱手段61ほかの加熱調理時に動作する各
種手段の動作情報を記憶する記憶部62、記憶媒体と情
報の授受をするドライブ部63、記憶部62の情報をL
AN接続を介してPC側と授受する通信部64を含む。
【0049】加熱調理時に動作する手段としては、加熱
手段61、調理物を移動させるために調理物を載置した
載置皿を回転させる調理物移動駆動手段65、調理物を
誘電加熱する装置にあっては高周波を放射する放射手段
を回転させる駆動手段66および調理物を収納するとと
もに高周波が供給される加熱室内の高周波分布を変化さ
せる分布可変手段67を備える。また、これらの各手段
の動作状態を検知する手段として、加熱手段61への供
給電力に相当する電気信号を検知したり加熱手段の位置
を検知する加熱手段の動作検知手段68、調理物移動駆
動手段65の動作および非動作状態を検知したり非動作
状態における調理物の存在位置に関する情報として調理
物移動駆動手段65の回転角度を判定したり検知したり
する動作検知手段69、放射手段の駆動手段66の動作
および非動作状態を検知したり非動作状態における放射
手段の停止状態に関する情報として駆動手段66の回転
角度を判定したり検知したりする動作検知手段70およ
び分布可変手段67の可変動作を分布可変手段67の駆
動手段の動作状態から判定したり検知する動作検知手段
71を備える。
手段61、調理物を移動させるために調理物を載置した
載置皿を回転させる調理物移動駆動手段65、調理物を
誘電加熱する装置にあっては高周波を放射する放射手段
を回転させる駆動手段66および調理物を収納するとと
もに高周波が供給される加熱室内の高周波分布を変化さ
せる分布可変手段67を備える。また、これらの各手段
の動作状態を検知する手段として、加熱手段61への供
給電力に相当する電気信号を検知したり加熱手段の位置
を検知する加熱手段の動作検知手段68、調理物移動駆
動手段65の動作および非動作状態を検知したり非動作
状態における調理物の存在位置に関する情報として調理
物移動駆動手段65の回転角度を判定したり検知したり
する動作検知手段69、放射手段の駆動手段66の動作
および非動作状態を検知したり非動作状態における放射
手段の停止状態に関する情報として駆動手段66の回転
角度を判定したり検知したりする動作検知手段70およ
び分布可変手段67の可変動作を分布可変手段67の駆
動手段の動作状態から判定したり検知する動作検知手段
71を備える。
【0050】また調理物の物理情報として重量や温度や
形状を検知する調理物の物理情報検知手段72や調理物
を加熱室に出し入れするドアの開閉情報検知手段73を
備える。そしてこれらの様々な検知手段68〜73の出
力信号は加熱調理装置全体の制御を実行する制御手段7
4に入力させている。
形状を検知する調理物の物理情報検知手段72や調理物
を加熱室に出し入れするドアの開閉情報検知手段73を
備える。そしてこれらの様々な検知手段68〜73の出
力信号は加熱調理装置全体の制御を実行する制御手段7
4に入力させている。
【0051】被調理物の加熱条件の情報は加熱調理装置
の操作部から手動で入力する方法と加熱動作データ処理
部60を介してデータ情報として入力する方法が選択で
きる。手動入力の場合は、操作部から入力した加熱条件
(図中で75)を制御手段74が判断する。データ情報
として入力する場合は、通信部64を介してデータ情報
を取り込んだり記憶媒体の情報をドライブ部63を介し
て取り込んで制御手段74に送信する。また各手段は手
動操作(図中で76)によって直接的に操作することが
できる。また、加熱動作データ処理部60に対して情報
処理の開始あるいは終了(図中で77)の指令情報を入
力することができる。
の操作部から手動で入力する方法と加熱動作データ処理
部60を介してデータ情報として入力する方法が選択で
きる。手動入力の場合は、操作部から入力した加熱条件
(図中で75)を制御手段74が判断する。データ情報
として入力する場合は、通信部64を介してデータ情報
を取り込んだり記憶媒体の情報をドライブ部63を介し
て取り込んで制御手段74に送信する。また各手段は手
動操作(図中で76)によって直接的に操作することが
できる。また、加熱動作データ処理部60に対して情報
処理の開始あるいは終了(図中で77)の指令情報を入
力することができる。
【0052】制御手段74は、取り込んだ加熱調理条件
および各検知手段から出力された信号に基づいて加熱手
段61、調理物移動駆動手段65、放射手段の駆動手段
66および分布可変手段67の動作を制御して被調理物
の加熱調理を実行する。また、加熱調理を実行した時の
各手段の動作条件情報や各検知手段から出力された信号
情報を加熱動作情報として加熱動作データ処理部60に
出力する。
および各検知手段から出力された信号に基づいて加熱手
段61、調理物移動駆動手段65、放射手段の駆動手段
66および分布可変手段67の動作を制御して被調理物
の加熱調理を実行する。また、加熱調理を実行した時の
各手段の動作条件情報や各検知手段から出力された信号
情報を加熱動作情報として加熱動作データ処理部60に
出力する。
【0053】加熱動作データ処理部60は、制御手段7
4から送られる加熱動作情報を情報処理の開始/終了
(図中で77)の指令に基づいて時系列に記憶し、ユー
ザからの要請に従ってその情報をモデムやLANを介し
てPCに出力したり、記憶媒体に直接出力したりする。
4から送られる加熱動作情報を情報処理の開始/終了
(図中で77)の指令に基づいて時系列に記憶し、ユー
ザからの要請に従ってその情報をモデムやLANを介し
てPCに出力したり、記憶媒体に直接出力したりする。
【0054】なお、加熱調理装置は、調理物移動駆動手
段65、放射手段の駆動手段66および分布可変手段6
7をすべて備える必要はなく様々な組合せからなる仕様
を有する装置とすることができる。また、各手段に対応
した検知手段も必須のものではなく様々な仕様にしても
構わない。
段65、放射手段の駆動手段66および分布可変手段6
7をすべて備える必要はなく様々な組合せからなる仕様
を有する装置とすることができる。また、各手段に対応
した検知手段も必須のものではなく様々な仕様にしても
構わない。
【0055】また、加熱手段61が可動するヒータの場
合、加熱手段の動作検知手段68はヒータへの供給電力
やヒータの可動位置を検知する。
合、加熱手段の動作検知手段68はヒータへの供給電力
やヒータの可動位置を検知する。
【0056】(実施例3)図8は本発明の実施例3を示
す加熱調理装置の構成図、図9は図8の加熱調理装置の
動作説明図、図10は図8の加熱調理装置の制御例を示
すフローチャート、図11は図10の制御内容情報をホ
ストコンピュータに送信する際の送信画面の記述例、図
12は操作情報および加熱動作情報の送信手順を示すフ
ローチャートである。
す加熱調理装置の構成図、図9は図8の加熱調理装置の
動作説明図、図10は図8の加熱調理装置の制御例を示
すフローチャート、図11は図10の制御内容情報をホ
ストコンピュータに送信する際の送信画面の記述例、図
12は操作情報および加熱動作情報の送信手順を示すフ
ローチャートである。
【0057】本実施例は実施例2で説明した加熱調理装
置の具体的実施形態の一つを示す。
置の具体的実施形態の一つを示す。
【0058】図8および図9において、加熱室100は
金属材料から構成された金属境界部である右側壁面10
1、左側壁面102、奥壁面103、上壁面104、底
壁面105及び被調理物を加熱室100内に出し入れす
る開閉壁面である開閉扉106により略直方体形状に構
成され、給電された高周波をその内部に実質的に閉じ込
めるように形成している。107は加熱室100に給電
する高周波を発生する高周波発生手段であるマグネトロ
ン、108はマグネトロン107が発生した高周波を加
熱室100に導く導波管、109は加熱室100と導波
管108とを高周波的に結合するとともにマグネトロン
107が発生した高周波を加熱室100内に放射する給
電口であり開閉扉106からみて右側壁面101の前後
方向の略中央に設けている。110は被調理物を載置す
る載置皿であり、回転台111に載置する。給電口10
9は回転台111の周縁部と対面する位置に設けてい
る。112は回転台111とともに載置皿110を回転
させて被調理物を移動させる回転駆動手段である駆動モ
ータであり、一方向にのみ回転する。この駆動モータ1
12を動作させることで回転台111および載置皿11
0が回転し被調理物が回転移動する。113は駆動モー
タ112の回転角度を検出する検知手段である。
金属材料から構成された金属境界部である右側壁面10
1、左側壁面102、奥壁面103、上壁面104、底
壁面105及び被調理物を加熱室100内に出し入れす
る開閉壁面である開閉扉106により略直方体形状に構
成され、給電された高周波をその内部に実質的に閉じ込
めるように形成している。107は加熱室100に給電
する高周波を発生する高周波発生手段であるマグネトロ
ン、108はマグネトロン107が発生した高周波を加
熱室100に導く導波管、109は加熱室100と導波
管108とを高周波的に結合するとともにマグネトロン
107が発生した高周波を加熱室100内に放射する給
電口であり開閉扉106からみて右側壁面101の前後
方向の略中央に設けている。110は被調理物を載置す
る載置皿であり、回転台111に載置する。給電口10
9は回転台111の周縁部と対面する位置に設けてい
る。112は回転台111とともに載置皿110を回転
させて被調理物を移動させる回転駆動手段である駆動モ
ータであり、一方向にのみ回転する。この駆動モータ1
12を動作させることで回転台111および載置皿11
0が回転し被調理物が回転移動する。113は駆動モー
タ112の回転角度を検出する検知手段である。
【0059】114はマグネトロン107を駆動するイ
ンバータ駆動電源部、115は装置全体の動作を制御す
る制御手段である。116は被調理物の物理情報として
温度を検知する赤外線検知センサであり4個の検出素子
を有している。各検出素子は右側壁面101の給電口1
09の上方に設けた二つの孔117、118を介して載
置皿110の表面の赤外線量あるいは被調理物が載置さ
れた状態では被調理物の表面の赤外線量を検出し検出し
た信号は制御手段115に入力させている。赤外線検知
センサ116の4個の検出素子の検出領域は図9におい
て一点破線の丸印119a〜119dで示す領域に設定
している。検出領域119aは載置皿110の略中央領
域、検出領域119dは載置皿110の周縁領域、検出
領域119b、119cはその間の領域に設定してい
る。これにより赤外線検知センサ116は載置皿110
の半径分を検出領域とし載置皿110を回転させること
で載置皿110のほぼ全域の温度を検出することができ
る。制御手段115には、操作部から入力された加熱情
報120、開閉扉106の開閉検知情報121、赤外線
検知センサ116の検知信号、回転角度検知手段113
の検知信号および駆動モータ112の信号回転軸を介し
て被調理物の重量を検出する重量センサ(図示していな
い)からの信号が入力される。そしてこれらの入力情報
に基づいて制御手段115は、インバータ駆動電源部1
14の動作および駆動モータ112の動作を制御して加
熱室100内に収納された被調理物を誘電加熱する。そ
して制御手段115はこの加熱調理時の開閉扉106、
インバータ駆動電源部114および駆動モータ112の
それぞれの動作状態や赤外線検知センサ116の検知信
号の変化を時系列に加熱動作データ処理部122に出力
する。なお、図9の123は被調理物である「さつまい
も」を示し、124は載置皿110の回転方向を示す。
ンバータ駆動電源部、115は装置全体の動作を制御す
る制御手段である。116は被調理物の物理情報として
温度を検知する赤外線検知センサであり4個の検出素子
を有している。各検出素子は右側壁面101の給電口1
09の上方に設けた二つの孔117、118を介して載
置皿110の表面の赤外線量あるいは被調理物が載置さ
れた状態では被調理物の表面の赤外線量を検出し検出し
た信号は制御手段115に入力させている。赤外線検知
センサ116の4個の検出素子の検出領域は図9におい
て一点破線の丸印119a〜119dで示す領域に設定
している。検出領域119aは載置皿110の略中央領
域、検出領域119dは載置皿110の周縁領域、検出
領域119b、119cはその間の領域に設定してい
る。これにより赤外線検知センサ116は載置皿110
の半径分を検出領域とし載置皿110を回転させること
で載置皿110のほぼ全域の温度を検出することができ
る。制御手段115には、操作部から入力された加熱情
報120、開閉扉106の開閉検知情報121、赤外線
検知センサ116の検知信号、回転角度検知手段113
の検知信号および駆動モータ112の信号回転軸を介し
て被調理物の重量を検出する重量センサ(図示していな
い)からの信号が入力される。そしてこれらの入力情報
に基づいて制御手段115は、インバータ駆動電源部1
14の動作および駆動モータ112の動作を制御して加
熱室100内に収納された被調理物を誘電加熱する。そ
して制御手段115はこの加熱調理時の開閉扉106、
インバータ駆動電源部114および駆動モータ112の
それぞれの動作状態や赤外線検知センサ116の検知信
号の変化を時系列に加熱動作データ処理部122に出力
する。なお、図9の123は被調理物である「さつまい
も」を示し、124は載置皿110の回転方向を示す。
【0060】また載置皿110はセラミック材料からな
る丸皿構成とし、回転台111は金属材料にて構成して
いる。また底壁面105および上壁面104の加熱室1
00の外側には輻射加熱用のヒータ(図示していない)
を設けてもよい。
る丸皿構成とし、回転台111は金属材料にて構成して
いる。また底壁面105および上壁面104の加熱室1
00の外側には輻射加熱用のヒータ(図示していない)
を設けてもよい。
【0061】また、操作部(図示していない)には、加
熱動作データ処理部122が制御手段115から送られ
てくるデータの取込を開始したり終了したりする操作キ
ー、加熱調理を自動処理する「解凍」キーや「あたた
め」キー、使用者の意図に基いて加熱を実行する「加熱
時間入力部」や「加熱温度入力部」、加熱中の被調理物
温度を表示する表示部、加熱開始を入力する「スター
ト」キー、および入力条件をクリアしたり加熱を中断す
る場合に使用する「取消」キーなどを備えている。
熱動作データ処理部122が制御手段115から送られ
てくるデータの取込を開始したり終了したりする操作キ
ー、加熱調理を自動処理する「解凍」キーや「あたた
め」キー、使用者の意図に基いて加熱を実行する「加熱
時間入力部」や「加熱温度入力部」、加熱中の被調理物
温度を表示する表示部、加熱開始を入力する「スター
ト」キー、および入力条件をクリアしたり加熱を中断す
る場合に使用する「取消」キーなどを備えている。
【0062】以上の構成からなる加熱調理装置は給電口
109の前方が他の領域に比べて強く加熱されるように
作用する。
109の前方が他の領域に比べて強く加熱されるように
作用する。
【0063】次に上記の装置を用いて加熱調理における
操作情報および加熱動作情報の送信例について説明す
る。調理メニューは「蒸かしいも」とし、入力する加熱
情報は次の内容とする。被調理物は常時回転とし、被調
理物であるさつまいものの温度が50℃に達するまでは
加熱手段に最大電力(出力600W)を供給し、50℃
に達すると加熱手段の出力を150Wに低下させてさつ
まいもの温度が75℃に達するまでこの出力で加熱を継
続する。そしてさつまいもの温度が75℃に達すると加
熱手段の出力を600Wに高めてさつまいもの温度が9
0℃になるまで加熱を継続し、90℃に達すると加熱手
段の出力を150Wに低下させて1分間加熱した後、加
熱調理を終了させる。
操作情報および加熱動作情報の送信例について説明す
る。調理メニューは「蒸かしいも」とし、入力する加熱
情報は次の内容とする。被調理物は常時回転とし、被調
理物であるさつまいものの温度が50℃に達するまでは
加熱手段に最大電力(出力600W)を供給し、50℃
に達すると加熱手段の出力を150Wに低下させてさつ
まいもの温度が75℃に達するまでこの出力で加熱を継
続する。そしてさつまいもの温度が75℃に達すると加
熱手段の出力を600Wに高めてさつまいもの温度が9
0℃になるまで加熱を継続し、90℃に達すると加熱手
段の出力を150Wに低下させて1分間加熱した後、加
熱調理を終了させる。
【0064】この加熱条件に基づき加熱調理装置が内蔵
する制御手段の動作を図10のフローチャートを用いて
説明する。図10において、S201は上記した加熱調
理の方法に関する情報を操作部から入力する。さつまい
もはたっぷりと水に浸した後新聞紙などの紙で包み加熱
室内に収納載置した後、ユーザは操作部上の「スター
ト」キーを押す(S202)ことで被調理物の誘電加熱
が開始される。なお、「スタート」キーに先立って「取
消」キーが押されるとS201に戻る。また制御手段1
15は「スタート」キーが押された以降、各手段の動作
情報を時系列に加熱動作データ処理部に122に送信す
る。
する制御手段の動作を図10のフローチャートを用いて
説明する。図10において、S201は上記した加熱調
理の方法に関する情報を操作部から入力する。さつまい
もはたっぷりと水に浸した後新聞紙などの紙で包み加熱
室内に収納載置した後、ユーザは操作部上の「スター
ト」キーを押す(S202)ことで被調理物の誘電加熱
が開始される。なお、「スタート」キーに先立って「取
消」キーが押されるとS201に戻る。また制御手段1
15は「スタート」キーが押された以降、各手段の動作
情報を時系列に加熱動作データ処理部に122に送信す
る。
【0065】S203でインバータ駆動電源部114を
動作させてマグネトロン107を動作させ給電口109
を介して加熱室100内に高周波(600W)を供給す
る。またS204で回転台111の駆動モータ112を
動作させて載置皿110を回転させる。駆動モータ11
2は同期モータで構成しており、商用電源周波数が60
Hzの場合、載置皿110を一回転させるのに要する時間
は10秒である。
動作させてマグネトロン107を動作させ給電口109
を介して加熱室100内に高周波(600W)を供給す
る。またS204で回転台111の駆動モータ112を
動作させて載置皿110を回転させる。駆動モータ11
2は同期モータで構成しており、商用電源周波数が60
Hzの場合、載置皿110を一回転させるのに要する時間
は10秒である。
【0066】S205では、制御手段115は0.5秒
間隔で赤外線検知センサ116の検出信号を取り込み、
第一の加熱条件である50℃に達したか否かを判定す
る。被調理物の温度が50℃に達するとS206に進
み、マグネトロン107の出力が150Wになるように
インバータ駆動電源部114の動作条件を変更する。
間隔で赤外線検知センサ116の検出信号を取り込み、
第一の加熱条件である50℃に達したか否かを判定す
る。被調理物の温度が50℃に達するとS206に進
み、マグネトロン107の出力が150Wになるように
インバータ駆動電源部114の動作条件を変更する。
【0067】つぎにS207では第二の加熱条件である
75℃に達したか否かを判定する。被調理物の温度が7
5℃に達するとS208に進み、マグネトロン107の
出力が600Wになるようにインバータ駆動電源部11
4の動作条件を変更し、S209に進む。
75℃に達したか否かを判定する。被調理物の温度が7
5℃に達するとS208に進み、マグネトロン107の
出力が600Wになるようにインバータ駆動電源部11
4の動作条件を変更し、S209に進む。
【0068】S209では第三の加熱条件である90℃
に達したか否かを判定する。被調理物の温度が90℃に
達するとS210に進み、マグネトロン107の出力が
150Wになるようにインバータ駆動電源部114の動
作条件を変更しS211に進む。
に達したか否かを判定する。被調理物の温度が90℃に
達するとS210に進み、マグネトロン107の出力が
150Wになるようにインバータ駆動電源部114の動
作条件を変更しS211に進む。
【0069】S211では第四の加熱条件である1分間
加熱をするために経過時間を判定する。1分間を経過す
るとS212に進み、インバータ駆動電源114の動作
を停止しS213に進む。S213では駆動モータ11
2の電力供給を停止して被調理物の誘電加熱を完了す
る。なお、加熱動作情報の記憶をさせるためにユーザは
情報処理の開始/終了の指令を操作部から入力する。そ
の入力情報に基づいて加熱動作データ処理部122は、
制御手段115から送られる加熱動作情報を時系列に記
憶する。
加熱をするために経過時間を判定する。1分間を経過す
るとS212に進み、インバータ駆動電源114の動作
を停止しS213に進む。S213では駆動モータ11
2の電力供給を停止して被調理物の誘電加熱を完了す
る。なお、加熱動作情報の記憶をさせるためにユーザは
情報処理の開始/終了の指令を操作部から入力する。そ
の入力情報に基づいて加熱動作データ処理部122は、
制御手段115から送られる加熱動作情報を時系列に記
憶する。
【0070】次に上記加熱調理に係わる情報をユーザが
ホストコンピュータに送信する方法について説明する。
図11はホストコンピュータのホームページにアクセス
して開かれた料理レシピ送信画面である。この送信画面
130が、図4と異なる点は加熱動作情報の送信に関す
るクリックボタン131が追加された構成であり、それ
以外の構成は図4相当であり説明は省略する。
ホストコンピュータに送信する方法について説明する。
図11はホストコンピュータのホームページにアクセス
して開かれた料理レシピ送信画面である。この送信画面
130が、図4と異なる点は加熱動作情報の送信に関す
るクリックボタン131が追加された構成であり、それ
以外の構成は図4相当であり説明は省略する。
【0071】ユーザは送信画面130に所定の料理情報
を記載する。すなわち、調理メニュー名である「蒸かし
いも」132、調理器名である「電子レンジ」133、
調理器の型式である「NE−JW2」134、材料の人
数分である「1」135、用いた材料の細目情報である
「さつまいも」「230」「g」136および作り方に
関しての入力条件137を記載する。入力条件として記
述した文中のアンダーラインを施した箇所はプルダウン
138から選択した情報である。そして加熱動作情報を
同時に送信する場合は、ボタン131をクリックした
後、送信ボタン139をクリックすることでホストコン
ピュータ側が送信取込の作業を開始する。140はキャ
ンセルボタンである。
を記載する。すなわち、調理メニュー名である「蒸かし
いも」132、調理器名である「電子レンジ」133、
調理器の型式である「NE−JW2」134、材料の人
数分である「1」135、用いた材料の細目情報である
「さつまいも」「230」「g」136および作り方に
関しての入力条件137を記載する。入力条件として記
述した文中のアンダーラインを施した箇所はプルダウン
138から選択した情報である。そして加熱動作情報を
同時に送信する場合は、ボタン131をクリックした
後、送信ボタン139をクリックすることでホストコン
ピュータ側が送信取込の作業を開始する。140はキャ
ンセルボタンである。
【0072】この方法により送信画面130の内容に記
載不備がなければホストコンピュータが送信画面130
の情報を取り込む。そして加熱動作情報の送信について
は図12に示す作業方法としている。
載不備がなければホストコンピュータが送信画面130
の情報を取り込む。そして加熱動作情報の送信について
は図12に示す作業方法としている。
【0073】図12は加熱動作情報の送信に係わるホス
ト側とユーザ側の情報授受に関する手順を示すものであ
る。図において、S221は上述の操作方法等を記述し
た送信画面130の送信であり、その送信を受けてホス
ト側は受信確認メッセージと加熱動作情報の送信先の情
報をユーザ宛てにメール発信する(S222)。ユーザ
は、加熱動作情報をファイル添付したメールを作成し通
知された送信先にメールを送信する(S223)。ホス
トコンピュータはファイル添付されたメールを受信する
とこの添付ファイルを先程の操作方法などが記載された
送信情報と関連づけて記憶部に格納する。そして前述し
た一連の加工処理、すなわち型式選択抽出処理や加熱動
作情報型式変換処理、を行いホームページの表示体裁に
関連づけて記憶部に格納する。この処理においては、図
11の送信画面130上の作り方の欄に記述した記述文
137のアンダーライン文字(W、分、秒、℃、度)を
型式変換時の識別文字として用いる。
ト側とユーザ側の情報授受に関する手順を示すものであ
る。図において、S221は上述の操作方法等を記述し
た送信画面130の送信であり、その送信を受けてホス
ト側は受信確認メッセージと加熱動作情報の送信先の情
報をユーザ宛てにメール発信する(S222)。ユーザ
は、加熱動作情報をファイル添付したメールを作成し通
知された送信先にメールを送信する(S223)。ホス
トコンピュータはファイル添付されたメールを受信する
とこの添付ファイルを先程の操作方法などが記載された
送信情報と関連づけて記憶部に格納する。そして前述し
た一連の加工処理、すなわち型式選択抽出処理や加熱動
作情報型式変換処理、を行いホームページの表示体裁に
関連づけて記憶部に格納する。この処理においては、図
11の送信画面130上の作り方の欄に記述した記述文
137のアンダーライン文字(W、分、秒、℃、度)を
型式変換時の識別文字として用いる。
【0074】次にユーザがホストコンピュータから加熱
動作情報を入手する方法について図13を用いて説明す
る。入手方法は前述の図5および図6の操作情報の入手
に準じるものであるが、加熱動作情報が存在する場合に
は図6の右側の検索画面53に対して図13に示すよう
に検索画面140上に加熱動作情報のダウンロードを選
択できるクリックボタン141が表示される。図13は
上述したさつまいもを電子レンジを使って加熱する場合
の検索画面例であり、料理レシピとして「蒸かしいも」
142、加熱調理装置として「電子レンジ」143、対応
する加熱調理装置の型式の一覧144が表示される。そ
してユーザが希望する型式を選択(図では145のNE
−JW1を選択した状態を示す)し、加熱動作情報のダ
ウンロードボタン141をクリックした後、ダウンロー
ドボタン146をクリックすることでユーザ側の情報端
末に操作情報および加熱動作情報が転送される。147
は一つ前の画面に移行する「戻る」ボタンである。
動作情報を入手する方法について図13を用いて説明す
る。入手方法は前述の図5および図6の操作情報の入手
に準じるものであるが、加熱動作情報が存在する場合に
は図6の右側の検索画面53に対して図13に示すよう
に検索画面140上に加熱動作情報のダウンロードを選
択できるクリックボタン141が表示される。図13は
上述したさつまいもを電子レンジを使って加熱する場合
の検索画面例であり、料理レシピとして「蒸かしいも」
142、加熱調理装置として「電子レンジ」143、対応
する加熱調理装置の型式の一覧144が表示される。そ
してユーザが希望する型式を選択(図では145のNE
−JW1を選択した状態を示す)し、加熱動作情報のダ
ウンロードボタン141をクリックした後、ダウンロー
ドボタン146をクリックすることでユーザ側の情報端
末に操作情報および加熱動作情報が転送される。147
は一つ前の画面に移行する「戻る」ボタンである。
【0075】(実施例4)図14は本発明の実施例4の
加熱調理装置の構成図を示す。本実施例が実施例3と異
なる点は加熱手段としてヒータを用いた構成である。
加熱調理装置の構成図を示す。本実施例が実施例3と異
なる点は加熱手段としてヒータを用いた構成である。
【0076】図14において、150は加熱室100の
上部に設けた平面ヒータ、151は平面ヒータ150へ
の電力供給を制御する信号線、152a、153aは加
熱室100内に設けた可動式ヒータ、154はこれら可
動式ヒータへの電力供給を制御する信号線、155は可
動式ヒータの可動モータ、156は可動式ヒータの可動
位置を検出する検知手段であり検知信号は制御手段11
5に入力している。制御手段115は平面ヒータ15
0、可動式ヒータ152a、153aおよび可動モータ
155の動作を制御する。
上部に設けた平面ヒータ、151は平面ヒータ150へ
の電力供給を制御する信号線、152a、153aは加
熱室100内に設けた可動式ヒータ、154はこれら可
動式ヒータへの電力供給を制御する信号線、155は可
動式ヒータの可動モータ、156は可動式ヒータの可動
位置を検出する検知手段であり検知信号は制御手段11
5に入力している。制御手段115は平面ヒータ15
0、可動式ヒータ152a、153aおよび可動モータ
155の動作を制御する。
【0077】可動式ヒータ152a、153aは未使用
時の状態を示し、可動すると最大回転時にそれぞれ15
2b、153bで示す状態に移動できるものである。そ
してこの可動位置は操作部からの手動入力情報120に
よっても実行できるものである。
時の状態を示し、可動すると最大回転時にそれぞれ15
2b、153bで示す状態に移動できるものである。そ
してこの可動位置は操作部からの手動入力情報120に
よっても実行できるものである。
【0078】そして加熱調理実行時の平面ヒータや可動
式ヒータの加熱調理における加熱動作データは制御手段
115から加熱動作データ処理部122に時系列に出力
される。ユーザは平面ヒータや可動式ヒータの加熱調理
における動作条件を入力して、ユーザ独自の調理レシピ
を作ると共にその情報をネットワーク上で授受させるこ
とができる。動作条件は可動位置を自由設定してその可
動位置をポテンショメータあるいはエンコーダで識別す
る方法でもよいし可動設定できる位置を規定しその中か
ら選択する方法としてもよい。
式ヒータの加熱調理における加熱動作データは制御手段
115から加熱動作データ処理部122に時系列に出力
される。ユーザは平面ヒータや可動式ヒータの加熱調理
における動作条件を入力して、ユーザ独自の調理レシピ
を作ると共にその情報をネットワーク上で授受させるこ
とができる。動作条件は可動位置を自由設定してその可
動位置をポテンショメータあるいはエンコーダで識別す
る方法でもよいし可動設定できる位置を規定しその中か
ら選択する方法としてもよい。
【0079】なお、ヒータのみを用いた加熱調理は「オ
ーブン」として分類する。
ーブン」として分類する。
【0080】(実施例5)図15は本発明の実施例5の
加熱調理装置を示す断面図、図16は図15の上断面図
である。
加熱調理装置を示す断面図、図16は図15の上断面図
である。
【0081】本実施例5において、実施例3と異なる点
は加熱室に供給する高周波を放射する放射手段が可動構
成としたものである。なお、実施例3と同一符号のもの
は同一構造または同一相当の機能を有するものであり、
説明は省略する。
は加熱室に供給する高周波を放射する放射手段が可動構
成としたものである。なお、実施例3と同一符号のもの
は同一構造または同一相当の機能を有するものであり、
説明は省略する。
【0082】図15、図16において、加熱室100の
底壁面105には略円形の絞り部201を設け、絞り部
201の略中央部には加熱室100内に給電する高周波
の励振部202を設けている。また、203はマグネト
ロン107が発生した高周波を励振部202に導く導波
管である。励振部202には導波管203内に延在し導
波管203を伝送してきた高周波と結合するアンテナ2
04を設け、このアンテナ204の一端は導波管タイプ
の指向性を有する高周波の放射手段205と接続してい
る。またアンテナ204の他端は放射手段205を回転
駆動させる駆動手段であるモータ206の出力軸を挿入
組立てしている。
底壁面105には略円形の絞り部201を設け、絞り部
201の略中央部には加熱室100内に給電する高周波
の励振部202を設けている。また、203はマグネト
ロン107が発生した高周波を励振部202に導く導波
管である。励振部202には導波管203内に延在し導
波管203を伝送してきた高周波と結合するアンテナ2
04を設け、このアンテナ204の一端は導波管タイプ
の指向性を有する高周波の放射手段205と接続してい
る。またアンテナ204の他端は放射手段205を回転
駆動させる駆動手段であるモータ206の出力軸を挿入
組立てしている。
【0083】放射手段205は扇型形状とし、扇型形状
の根元に当たる側と両サイドには折り曲げ部を設けその
方向への高周波の伝搬を抑制し扇型のひろがり部分の方
向に高周波を伝送させる構成としている。この放射手段
205はモータ206を駆動させることで扇型の上面が
絞り部201の底面に略平行に回転駆動する。
の根元に当たる側と両サイドには折り曲げ部を設けその
方向への高周波の伝搬を抑制し扇型のひろがり部分の方
向に高周波を伝送させる構成としている。この放射手段
205はモータ206を駆動させることで扇型の上面が
絞り部201の底面に略平行に回転駆動する。
【0084】また、絞り部201はその周縁部の絞り傾
斜角を略45度にて形成し放射手段205から放射され
る高周波を澱みなく上方の加熱室100内に伝搬させて
いる。また、絞り部201の開口部には電波透過材料、
たとえばガラス系やセラミックス系の材料からなる封口
手段207を設けている。またモータ206の出力軸の
回転位置を識別する位置識別手段113を設けている。
斜角を略45度にて形成し放射手段205から放射され
る高周波を澱みなく上方の加熱室100内に伝搬させて
いる。また、絞り部201の開口部には電波透過材料、
たとえばガラス系やセラミックス系の材料からなる封口
手段207を設けている。またモータ206の出力軸の
回転位置を識別する位置識別手段113を設けている。
【0085】208は被調理物を載置する着脱自在な載
置皿であり、セラミックス材料で構成している。この載
置皿208は加熱室100の底壁面105に対して所望
の隙間間隔を持たせて加熱室100内に装着する構成と
し加熱室100の右側壁面101と左側壁面102に設
けた棚にて支持している。
置皿であり、セラミックス材料で構成している。この載
置皿208は加熱室100の底壁面105に対して所望
の隙間間隔を持たせて加熱室100内に装着する構成と
し加熱室100の右側壁面101と左側壁面102に設
けた棚にて支持している。
【0086】また、116は温度検出手段である赤外線
検知センサであり、加熱室の右側壁面101の上方に設
けた凹部209の孔210を介して載置皿208の表面
あるいは載置皿208を用いない場合は加熱室の底面の
表面を温度検出領域としている。赤外線検知センサ11
6は、載置皿208の全域を温度検出領域とするための
センサ部駆動手段(図示していない)を備えている。2
11は操作パネルである。
検知センサであり、加熱室の右側壁面101の上方に設
けた凹部209の孔210を介して載置皿208の表面
あるいは載置皿208を用いない場合は加熱室の底面の
表面を温度検出領域としている。赤外線検知センサ11
6は、載置皿208の全域を温度検出領域とするための
センサ部駆動手段(図示していない)を備えている。2
11は操作パネルである。
【0087】次に動作、作用を説明すると、高周波放射
手段205は絞り部201を設けることで指向性の強い
特性を示す。そして、この高い指向性を利用し放射手段
の回転角度を規定制御することで被調理物の特定領域に
高周波を集中的させて供給できる。その結果、被調理物
を移動させることなく被調理物の加熱の均一化あるいは
被調理物の特定領域を選択的に加熱することができる。
また、複数の異なる被調理物の同時加熱に対しても赤外
線検知センサの検出信号を活用することでそれぞれの被
調理物を適温に仕上げることができる。そしてこのよう
な高周波加熱が実行できる装置において放射手段205
の回転駆動制御は制御手段115からの信号に基づいて
行ったり、操作パネル211からの手動入力条件に基づ
いて手動制御する。この放射手段205の加熱調理にお
ける動作を加熱動作データとして取り込み、ユーザ独自
の調理レシピを作ると共にその情報をネットワーク上で
授受させることができる。
手段205は絞り部201を設けることで指向性の強い
特性を示す。そして、この高い指向性を利用し放射手段
の回転角度を規定制御することで被調理物の特定領域に
高周波を集中的させて供給できる。その結果、被調理物
を移動させることなく被調理物の加熱の均一化あるいは
被調理物の特定領域を選択的に加熱することができる。
また、複数の異なる被調理物の同時加熱に対しても赤外
線検知センサの検出信号を活用することでそれぞれの被
調理物を適温に仕上げることができる。そしてこのよう
な高周波加熱が実行できる装置において放射手段205
の回転駆動制御は制御手段115からの信号に基づいて
行ったり、操作パネル211からの手動入力条件に基づ
いて手動制御する。この放射手段205の加熱調理にお
ける動作を加熱動作データとして取り込み、ユーザ独自
の調理レシピを作ると共にその情報をネットワーク上で
授受させることができる。
【0088】(実施例6)図17は本発明の実施例6を
示す加熱調理装置の外観構成図、図18は図17の要部
断面構成図、図19は図17の分布可変手段の構成であ
る。
示す加熱調理装置の外観構成図、図18は図17の要部
断面構成図、図19は図17の分布可変手段の構成であ
る。
【0089】本実施例において、実施例3および実施例
4と異なる点は加熱室に供給された高周波に作用し加熱
室全体の高周波分布を変化させる分布可変手段を設けた
ものである。なお、実施例3と同一符号のものは同一構
造または同一相当の機能を有するものであり、説明は省
略する。
4と異なる点は加熱室に供給された高周波に作用し加熱
室全体の高周波分布を変化させる分布可変手段を設けた
ものである。なお、実施例3と同一符号のものは同一構
造または同一相当の機能を有するものであり、説明は省
略する。
【0090】図17および図18において、給電部10
9は開閉扉106から見て加熱室100の奥壁面103
の左右方向の略中央に設けている。310は周回線を示
し、給電部109の左右方向の略中央に生じる電気力線
の方向と同じ方向に加熱室100を周回した時の基準線
である。
9は開閉扉106から見て加熱室100の奥壁面103
の左右方向の略中央に設けている。310は周回線を示
し、給電部109の左右方向の略中央に生じる電気力線
の方向と同じ方向に加熱室100を周回した時の基準線
である。
【0091】311、312、313は奥壁面103に
設けた開孔部であり、略矩形の孔形状から構成してい
る。開孔部312は周回線310を横切って設け、開孔
部311,313は周回線310を線対称として設けて
いる。開孔部311、312、313にはそれぞれの開
孔部のインピーダンスを変化させるための分布可変手段
であるインピーダンス可変手段314、315、316
を加熱室100の外側に設けている。このインピーダン
ス可変手段は、開孔部311、312、313のそれぞ
れと空間的に連続して形成している。インピーダンス可
変手段の詳細な説明は後述するが、概要を図18を用い
て説明する。図18は周回線310の断面図を示してい
る。インピーダンス可変手段315は、開孔部312を
開放端とし終端317を閉じた溝部318と、溝部31
8内において回転可能に支持した使用する高周波の周波
数帯において誘電損失が小さくかつ材料の比誘電率が望
ましくは7以上の誘電体材料の回転板319とから構成
している。また、回転板319の回転支持角度を検出す
る角度検出手段320と回転板319を回転駆動する回
転駆動手段321を備えている。回転板319の回転支
持角度は溝部終端317に回転板319が平行な時(図
18に示す状態)を0度とし、溝部終端317に対して
垂直な時を90度とする。なお、開孔部311、313
も同様構成要素からなるインピーダンス可変手段31
4、316を設けている。
設けた開孔部であり、略矩形の孔形状から構成してい
る。開孔部312は周回線310を横切って設け、開孔
部311,313は周回線310を線対称として設けて
いる。開孔部311、312、313にはそれぞれの開
孔部のインピーダンスを変化させるための分布可変手段
であるインピーダンス可変手段314、315、316
を加熱室100の外側に設けている。このインピーダン
ス可変手段は、開孔部311、312、313のそれぞ
れと空間的に連続して形成している。インピーダンス可
変手段の詳細な説明は後述するが、概要を図18を用い
て説明する。図18は周回線310の断面図を示してい
る。インピーダンス可変手段315は、開孔部312を
開放端とし終端317を閉じた溝部318と、溝部31
8内において回転可能に支持した使用する高周波の周波
数帯において誘電損失が小さくかつ材料の比誘電率が望
ましくは7以上の誘電体材料の回転板319とから構成
している。また、回転板319の回転支持角度を検出す
る角度検出手段320と回転板319を回転駆動する回
転駆動手段321を備えている。回転板319の回転支
持角度は溝部終端317に回転板319が平行な時(図
18に示す状態)を0度とし、溝部終端317に対して
垂直な時を90度とする。なお、開孔部311、313
も同様構成要素からなるインピーダンス可変手段31
4、316を設けている。
【0092】また、322は装置本体前面に設けられた
操作部であり、操作部322内には被調理物の加熱領域
を選択する加熱領域選択入力部323と被調理物への高
周波の流れを表示する表示手段324を設けている。操
作部322内に設けた加熱領域選択入力部323と表示
手段324は被調理物の誘電加熱をユーザの意図に基い
て実行する入力キーとして配設している。
操作部であり、操作部322内には被調理物の加熱領域
を選択する加熱領域選択入力部323と被調理物への高
周波の流れを表示する表示手段324を設けている。操
作部322内に設けた加熱領域選択入力部323と表示
手段324は被調理物の誘電加熱をユーザの意図に基い
て実行する入力キーとして配設している。
【0093】加熱領域選択入力部323は、加熱室10
0内に収納され誘電加熱される被調理物に対して開閉扉
106から見た時に、加熱室100の左側に高周波分布
を偏向させて被調理物の左側あるいは左側に置かれた被
調理物を加熱する加熱アイテム「左」キー、加熱室10
0の略中央を加熱領域とする加熱アイテム「中央」キ
ー、加熱室100の右側に高周波分布を偏向させて被調
理物を加熱する加熱アイテム「右」キーおよび加熱室1
00全体に高周波を分散して被調理物全体を加熱する加
熱アイテム「全体」キーを配置させている。また、表示
手段324は、表示手段の中央に被調理物の絵柄を配置
するとともに被調理物に対して左右および上方から高周
波が伝搬される様子を矢印にて表現した表示内容を表示
できるようにしている。図17および図18に示した表
示手段324は、加熱アイテムとして「中央」が選択入力
された場合を示し、高周波の伝搬を示す矢印は上方向が
表示されることを示したものである。なお、左右の破線
で示した矢印は、表示内容の説明をするために示したも
のであり、実使用環境においては表示されない。
0内に収納され誘電加熱される被調理物に対して開閉扉
106から見た時に、加熱室100の左側に高周波分布
を偏向させて被調理物の左側あるいは左側に置かれた被
調理物を加熱する加熱アイテム「左」キー、加熱室10
0の略中央を加熱領域とする加熱アイテム「中央」キ
ー、加熱室100の右側に高周波分布を偏向させて被調
理物を加熱する加熱アイテム「右」キーおよび加熱室1
00全体に高周波を分散して被調理物全体を加熱する加
熱アイテム「全体」キーを配置させている。また、表示
手段324は、表示手段の中央に被調理物の絵柄を配置
するとともに被調理物に対して左右および上方から高周
波が伝搬される様子を矢印にて表現した表示内容を表示
できるようにしている。図17および図18に示した表
示手段324は、加熱アイテムとして「中央」が選択入力
された場合を示し、高周波の伝搬を示す矢印は上方向が
表示されることを示したものである。なお、左右の破線
で示した矢印は、表示内容の説明をするために示したも
のであり、実使用環境においては表示されない。
【0094】被調理物の物理情報の一つである温度を検
知する赤外線検知センサ116は右側壁面101に設け
た孔325を介して被調理物の表面を臨む構成とし検出
した温度信号は制御手段115に入力させている。制御
手段115は、操作部322から入力された加熱情報、
赤外線検知センサ116および角度検出手段320から
の信号に基いて、インバータ駆動電源部114の動作お
よびインピーダンス可変手段314,315,316の
それぞれの回転板を回転駆動する回転駆動手段の動作を
制御して加熱室100内に収納された被調理物を誘電加
熱する。
知する赤外線検知センサ116は右側壁面101に設け
た孔325を介して被調理物の表面を臨む構成とし検出
した温度信号は制御手段115に入力させている。制御
手段115は、操作部322から入力された加熱情報、
赤外線検知センサ116および角度検出手段320から
の信号に基いて、インバータ駆動電源部114の動作お
よびインピーダンス可変手段314,315,316の
それぞれの回転板を回転駆動する回転駆動手段の動作を
制御して加熱室100内に収納された被調理物を誘電加
熱する。
【0095】また326は被調理物を載置するセラミッ
ク材料からなる載置皿、327は開閉扉106の略中央
部に配設され加熱室100内を透視できるパンチング孔
構成の透視窓、328は開閉扉106の閉成状態を判別
するドアラッチスイッチである。
ク材料からなる載置皿、327は開閉扉106の略中央
部に配設され加熱室100内を透視できるパンチング孔
構成の透視窓、328は開閉扉106の閉成状態を判別
するドアラッチスイッチである。
【0096】次に分布可変手段であるインピーダンス可
変手段の構成を図19を用いて説明する。図19は図1
7のインピーダンス可変手段の外観構成図である。図1
9において、インピーダンス可変手段350は、金属部
材で構成した箱型部351を本体とし、加熱室壁面に組
立実装することで溝部を形成する構成としている。その
箱型部351内には、板状構造の回転板352を設けて
いる。この回転板352の両端には回転板352を回転
させるための回転軸353、354を設け、回転軸35
3は箱型部351の壁面に設けた孔に挿入しその孔で回
転支持している。一方、回転軸354には回転板352
を回転駆動する手段であるステッピングモータ355の
出力シャフトと連結させている。356は回転軸354
に設けた回転角度検出のための遮光部であり、回転角度
検出手段としてフォトインタラプタ(図示していない)
を用いている。357〜360は加熱室実装用フランジ
であり、加熱室壁面にスポット溶接組立する。361は
回転板352を箱型部351内に実装するための孔であ
る。箱型部351の具体的な構成寸法としては、幅が8
0mm、長さがLa+Lb、高さが20mmである。L
aおよびLb寸法は回転板352の中心から箱型部35
1のそれぞれの端面までの長さである。このような構成
のインピーダンス可変手段を加熱室に実装する場合、箱
型部352のLa寸法側の所定位置に開孔部362を配
置する。この結果、箱型部351と加熱室壁面で形成さ
れる溝部の終端(図17の317)は図19において箱
型部351を形成する壁面363である。回転板352
の支持角度は回転板352の幅広面352aが壁面36
3に対して略平行の状態を0度と規定する。
変手段の構成を図19を用いて説明する。図19は図1
7のインピーダンス可変手段の外観構成図である。図1
9において、インピーダンス可変手段350は、金属部
材で構成した箱型部351を本体とし、加熱室壁面に組
立実装することで溝部を形成する構成としている。その
箱型部351内には、板状構造の回転板352を設けて
いる。この回転板352の両端には回転板352を回転
させるための回転軸353、354を設け、回転軸35
3は箱型部351の壁面に設けた孔に挿入しその孔で回
転支持している。一方、回転軸354には回転板352
を回転駆動する手段であるステッピングモータ355の
出力シャフトと連結させている。356は回転軸354
に設けた回転角度検出のための遮光部であり、回転角度
検出手段としてフォトインタラプタ(図示していない)
を用いている。357〜360は加熱室実装用フランジ
であり、加熱室壁面にスポット溶接組立する。361は
回転板352を箱型部351内に実装するための孔であ
る。箱型部351の具体的な構成寸法としては、幅が8
0mm、長さがLa+Lb、高さが20mmである。L
aおよびLb寸法は回転板352の中心から箱型部35
1のそれぞれの端面までの長さである。このような構成
のインピーダンス可変手段を加熱室に実装する場合、箱
型部352のLa寸法側の所定位置に開孔部362を配
置する。この結果、箱型部351と加熱室壁面で形成さ
れる溝部の終端(図17の317)は図19において箱
型部351を形成する壁面363である。回転板352
の支持角度は回転板352の幅広面352aが壁面36
3に対して略平行の状態を0度と規定する。
【0097】回転板352は、200℃以上の耐熱温度
を有し装置が使用する周波数帯で低誘電損失の特性を有
する樹脂材料あるいは無機材料の非金属材料を基材と
し、その基材を所定の板厚さにそれぞれ成形あるいは焼
成成形加工して構成している。
を有し装置が使用する周波数帯で低誘電損失の特性を有
する樹脂材料あるいは無機材料の非金属材料を基材と
し、その基材を所定の板厚さにそれぞれ成形あるいは焼
成成形加工して構成している。
【0098】次に動作、作用を説明すると、このインピ
ーダンス可変手段は、La=30mm、Lb=20mm
の構成とすることで開孔部362における電圧反射係数
S11の位相値を略±180度から略−30度の範囲で
可変させることができる。すなわちこの場合、回転板3
52を回転させることで開孔部362には容量性リアク
タンス成分を変化させたインピーダンスを形成できる。
また、La=50mm、Lb=20mmの構成とするこ
とで開孔部における電圧反射係数S11の位相値を略+
90度から±180度を通って略−135度の範囲に可
変させることができる。すなわち、この場合、回転板3
52を回転させることで開孔部362には誘導性リアク
タンス成分(位相値範囲:+90度から±180度)と
容量性リアクタンス成分(位相値範囲:±180度から
略−135度)値を存在させることができる。さらにL
a=70mm、Lb=20mmの構成とすることで開孔
部における電圧反射係数S11の位相値を略+0度から
+90度を通って略±180度の範囲に可変させること
ができる。すなわち、この場合、回転板352を回転さ
せることで開孔部362には誘導性リアクタンス成分が
変化するインピーダンスを存在させることができる。
ーダンス可変手段は、La=30mm、Lb=20mm
の構成とすることで開孔部362における電圧反射係数
S11の位相値を略±180度から略−30度の範囲で
可変させることができる。すなわちこの場合、回転板3
52を回転させることで開孔部362には容量性リアク
タンス成分を変化させたインピーダンスを形成できる。
また、La=50mm、Lb=20mmの構成とするこ
とで開孔部における電圧反射係数S11の位相値を略+
90度から±180度を通って略−135度の範囲に可
変させることができる。すなわち、この場合、回転板3
52を回転させることで開孔部362には誘導性リアク
タンス成分(位相値範囲:+90度から±180度)と
容量性リアクタンス成分(位相値範囲:±180度から
略−135度)値を存在させることができる。さらにL
a=70mm、Lb=20mmの構成とすることで開孔
部における電圧反射係数S11の位相値を略+0度から
+90度を通って略±180度の範囲に可変させること
ができる。すなわち、この場合、回転板352を回転さ
せることで開孔部362には誘導性リアクタンス成分が
変化するインピーダンスを存在させることができる。
【0099】そして開孔部における電圧反射係数の位相
値が略±180度、すなわち開孔部のインピーダンスが
略零の場合は、開孔部を金属壁面と同様の作用にさせる
ことができる。
値が略±180度、すなわち開孔部のインピーダンスが
略零の場合は、開孔部を金属壁面と同様の作用にさせる
ことができる。
【0100】回転板352の支持角度を変化させると、
開孔部362のインピーダンスは変化し開孔部362に
おける高周波の入射波と反射波との位相差を変化させる
ことができる。加熱室100の金属壁面での高周波の入
射波と反射波との位相差は180度である。一方金属壁
面に設けた開孔部における入射波と反射波との位相差
は、開孔部のインピーダンス値が零の場合は180度、
インピーダンス値が無限大の場合は0度、誘導性リアク
タンスの場合は入射波に対して反射波の位相が遅れ、容
量性リアクタンスの場合は位相が進む。入射波と反射波
との位相の変化に伴って加熱室の見掛け上の大きさが変
化する。誘導性リアクタンスの場合は電波的作用より加
熱室の大きさが見掛け上大きくなり、一方容量性リアク
タンスの場合は小さくなる。これは、たとえば加熱室内
に収納した被調理物と給電部との見掛け上の距離を変化
させるようなものである。この現象を利用することで被
調理物の平面上の加熱領域を可変したり、被調理物の高
さ方向の加熱領域を可変させることができ、被調理物を
移動させることなく被調理物の加熱の均一化を図ること
ができる。また、開孔部を図17に示すように配設しイ
ンピーダンス可変手段314および316の回転板を回
転制御することで加熱室内の高周波分布を開閉扉106
からみて左右方向に偏向させることができる。またイン
ピーダンス可変手段315の回転板を回転制御すること
で加熱室内の高周波分布を前後方向に変化させることが
できる。これらの現象を利用することで被調理物の加熱
領域の可変制御を実現できる。
開孔部362のインピーダンスは変化し開孔部362に
おける高周波の入射波と反射波との位相差を変化させる
ことができる。加熱室100の金属壁面での高周波の入
射波と反射波との位相差は180度である。一方金属壁
面に設けた開孔部における入射波と反射波との位相差
は、開孔部のインピーダンス値が零の場合は180度、
インピーダンス値が無限大の場合は0度、誘導性リアク
タンスの場合は入射波に対して反射波の位相が遅れ、容
量性リアクタンスの場合は位相が進む。入射波と反射波
との位相の変化に伴って加熱室の見掛け上の大きさが変
化する。誘導性リアクタンスの場合は電波的作用より加
熱室の大きさが見掛け上大きくなり、一方容量性リアク
タンスの場合は小さくなる。これは、たとえば加熱室内
に収納した被調理物と給電部との見掛け上の距離を変化
させるようなものである。この現象を利用することで被
調理物の平面上の加熱領域を可変したり、被調理物の高
さ方向の加熱領域を可変させることができ、被調理物を
移動させることなく被調理物の加熱の均一化を図ること
ができる。また、開孔部を図17に示すように配設しイ
ンピーダンス可変手段314および316の回転板を回
転制御することで加熱室内の高周波分布を開閉扉106
からみて左右方向に偏向させることができる。またイン
ピーダンス可変手段315の回転板を回転制御すること
で加熱室内の高周波分布を前後方向に変化させることが
できる。これらの現象を利用することで被調理物の加熱
領域の可変制御を実現できる。
【0101】この制御は加熱調理装置が内蔵する制御手
段で自動制御できるとともにユーザが操作部から直接入
力して加熱領域を指定することができる。そしてこの分
布可変手段であるインピーダンス可変手段314〜31
6の加熱調理における動作を加熱動作データとして取り
込み、ユーザ独自の調理レシピを作ると共にその情報を
ネットワーク上で授受させることができる。
段で自動制御できるとともにユーザが操作部から直接入
力して加熱領域を指定することができる。そしてこの分
布可変手段であるインピーダンス可変手段314〜31
6の加熱調理における動作を加熱動作データとして取り
込み、ユーザ独自の調理レシピを作ると共にその情報を
ネットワーク上で授受させることができる。
【0102】なお、前記各実施例において加熱動作デー
タを収集する各手段の例を説明したが、これらの手段を
相互に組み合わせて加熱調理装置を構成することもでき
るものである。
タを収集する各手段の例を説明したが、これらの手段を
相互に組み合わせて加熱調理装置を構成することもでき
るものである。
【0103】また、上記の説明では加熱調理装置として
手動動作できる手段を多く備えた電子レンジとオーブン
とを例に説明したが、加熱調理装置としては炊飯器や誘
導加熱調理器を用いることもできる。この場合、装置か
ら得られる加熱動作データは、加熱手段の動作が主体の
情報となる。
手動動作できる手段を多く備えた電子レンジとオーブン
とを例に説明したが、加熱調理装置としては炊飯器や誘
導加熱調理器を用いることもできる。この場合、装置か
ら得られる加熱動作データは、加熱手段の動作が主体の
情報となる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、被調理物
を加熱調理した時の操作情報および/または加熱動作情
報を使用した加熱調理装置の型式および前記被調理物の
調理メニュー情報と関連付けて格納する加熱調理情報処
理部を備えたホストコンピュータを含む加熱調理方法処
理システムとしたものであり、食材の組合せあるいは用
いる食器の影響を含めてユーザが被調理物を実際に加熱
調理した時の加熱調理装置の操作内容の情報や加熱動作
情報をホストコンピュータが保管するとともに、その情
報を加工して様々な加熱調理環境に対応した加熱調理情
報を他の多くのユーザに提供することができる。またユ
ーザは自身の加熱調理環境に対応した加熱調理情報を入
手できるので、安心して調理ができるし、さらには田舎
料理、精進料理、おふくろの味などの日本伝統食を次世
代に伝承することができるという効果がある。
を加熱調理した時の操作情報および/または加熱動作情
報を使用した加熱調理装置の型式および前記被調理物の
調理メニュー情報と関連付けて格納する加熱調理情報処
理部を備えたホストコンピュータを含む加熱調理方法処
理システムとしたものであり、食材の組合せあるいは用
いる食器の影響を含めてユーザが被調理物を実際に加熱
調理した時の加熱調理装置の操作内容の情報や加熱動作
情報をホストコンピュータが保管するとともに、その情
報を加工して様々な加熱調理環境に対応した加熱調理情
報を他の多くのユーザに提供することができる。またユ
ーザは自身の加熱調理環境に対応した加熱調理情報を入
手できるので、安心して調理ができるし、さらには田舎
料理、精進料理、おふくろの味などの日本伝統食を次世
代に伝承することができるという効果がある。
【図1】本発明の実施例1の加熱調理方法処理システム
を示す全体構成図
を示す全体構成図
【図2】図1のホストコンピュータのブロック図
【図3】図1のホストコンピュータの処理内容を示すフ
ローチャート
ローチャート
【図4】本発明の実施例1の発信情報の操作方法を記入
する料理レシピ送信画面を示す図
する料理レシピ送信画面を示す図
【図5】本発明の実施例1の操作情報のダウンロード要
請に対して表示される第一の料理レシピ検索画面を示す
図
請に対して表示される第一の料理レシピ検索画面を示す
図
【図6】図5の料理レシピ検索画面に続いて表示される
料理レシピ検索画面を示す図
料理レシピ検索画面を示す図
【図7】本発明の実施例2の加熱調理装置のブロック構
成図
成図
【図8】本発明の実施例3の加熱調理装置の構成図
【図9】図8の加熱調理装置の動作説明図
【図10】図8の加熱調理装置の制御例を示すフローチ
ャート
ャート
【図11】図10の制御内容情報をホストコンピュータ
に送信する際の送信画面の記述例を示す図
に送信する際の送信画面の記述例を示す図
【図12】本発明の実施例3の操作情報および加熱動作
情報の送信手順を示すフローチャート
情報の送信手順を示すフローチャート
【図13】本発明の実施例3の操作情報および加熱動作
情報のダウンロード要請に対して表示される料理レシピ
検索画面を示す図
情報のダウンロード要請に対して表示される料理レシピ
検索画面を示す図
【図14】本発明の実施例4の加熱調理装置の構成図
【図15】本発明の実施例5の加熱調理装置の断面図
【図16】図15の上断面図
【図17】本発明の実施例6の加熱調理装置の外観構成
図
図
【図18】図17の要部断面構成図
【図19】図17の分布可変手段の構成図
11 ホストコンピュータ 14、15 加熱調理装置 24 (ホストコンピュータの)処理部 60、122 (加熱調理装置の)加熱動作データ処理
部 61 加熱手段 62 (加熱調理装置の)記憶部 63 (加熱調理装置の)ドライブ部 64 (加熱調理装置の)通信部 65、112 調理物移動駆動手段 66 放射手段の駆動手段 67 分布可変手段 72 調理物の物理情報検知手段 73 ドア開閉情報検知手段 100 加熱室 106 開閉扉 107 マグネトロン(加熱手段) 112 駆動モータ(調理物移動駆動手段) 113 駆動検知手段(調理物移動駆動手段の動作検知
手段) 116 赤外線検知センサ(物理情報検知手段) 121 開閉扉の開閉情報 150 平面ヒータ(加熱手段) 152a、153a 可動式ヒータ(加熱手段) 155 可動式ヒータ駆動モータ 156 駆動検知手段(可動式ヒータ駆動モータの動作
検知手段) 205 放射手段 206 モータ(放射手段駆動手段) 311、312、313 開孔部(分布可変手段) 314、315、316 インピーダンス可変手段(分
布可変手段) 320 (分布可変手段の)支持角度検出手段 321 (分布可変手段の)回転駆動手段 S103 加熱調理情報処理 S104 型式選択抽出処理 S105 型式変換処理
部 61 加熱手段 62 (加熱調理装置の)記憶部 63 (加熱調理装置の)ドライブ部 64 (加熱調理装置の)通信部 65、112 調理物移動駆動手段 66 放射手段の駆動手段 67 分布可変手段 72 調理物の物理情報検知手段 73 ドア開閉情報検知手段 100 加熱室 106 開閉扉 107 マグネトロン(加熱手段) 112 駆動モータ(調理物移動駆動手段) 113 駆動検知手段(調理物移動駆動手段の動作検知
手段) 116 赤外線検知センサ(物理情報検知手段) 121 開閉扉の開閉情報 150 平面ヒータ(加熱手段) 152a、153a 可動式ヒータ(加熱手段) 155 可動式ヒータ駆動モータ 156 駆動検知手段(可動式ヒータ駆動モータの動作
検知手段) 205 放射手段 206 モータ(放射手段駆動手段) 311、312、313 開孔部(分布可変手段) 314、315、316 インピーダンス可変手段(分
布可変手段) 320 (分布可変手段の)支持角度検出手段 321 (分布可変手段の)回転駆動手段 S103 加熱調理情報処理 S104 型式選択抽出処理 S105 型式変換処理
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 508 G06F 17/60 508 H05B 6/68 340 H05B 6/68 340 Fターム(参考) 3K086 AA03 CD03 CD19 3L086 CA07 CA09 CA11 CC14 DA28 3L087 AA01 AA03 BA03 BA04 BC13 DA24 DA28
Claims (12)
- 【請求項1】 被調理物を加熱調理した時の操作情報お
よび/または加熱動作情報を使用した加熱調理装置の型
式および前記被調理物の調理メニュー情報と関連付けて
格納する加熱調理情報処理部を備えたホストコンピュー
タを含む加熱調理方法処理システム。 - 【請求項2】 被調理物を加熱調理した時の加熱動作情
報を記憶および/または出力する加熱動作データ処理部
を備えた加熱調理装置と、前記加熱調理装置の型式およ
び前記被調理物の調理メニュー情報と関連付けて前記加
熱動作データ処理部から得られる加熱動作情報を格納す
る加熱調理情報処理部を備えたホストコンピュータとを
含む加熱調理方法処理システム。 - 【請求項3】 ホストコンピータは、格納した加熱動作
情報が使用可能な加熱調理装置の型式を選択抽出すると
ともにその結果を前記加熱動作情報に関連づけて格納す
る型式選択抽出処理部を備えた請求項1または2記載の
加熱調理方法処理システム。 - 【請求項4】 ホストコンピュータは、ホームページ閲
覧人からの加熱動作情報のダウンロードの要請に基づ
き、ホームページ閲覧人が指定した加熱調理装置の型式
に対応して前記加熱動作情報を変換して送信する加熱動
作情報型式変換処理部を備えた請求項3記載の加熱調理
方法処理システム。 - 【請求項5】 被調理物を加熱調理した時の加熱動作情
報を記憶および/または出力する加熱動作データ処理部
を備えた加熱調理装置。 - 【請求項6】 加熱動作情報は、加熱手段の動作情報を
含む請求項5記載の加熱調理装置。 - 【請求項7】 加熱動作情報は、被調理物を移動する駆
動手段の動作情報を含む請求項5載の加熱調理装置。 - 【請求項8】 加熱動作情報は、高周波を放射する放射
手段を移動する駆動手段の動作情報を含む請求項5記載
の加熱調理装置。 - 【請求項9】 加熱動作情報は、被調理物を収納すると
ともに高周波が供給される加熱室内の高周波分布を変化
させる分布可変手段の動作情報を含む請求項5記載の加
熱調理装置。 - 【請求項10】 加熱動作情報は、被調理物から得られ
る物理情報を含む請求項5記載の加熱調理装置。 - 【請求項11】 加熱動作情報は、被調理物を収納する
加熱室の開閉手段の動作情報を含む請求項5記載の加熱
調理装置。 - 【請求項12】 加熱動作データ処理部の処理動作の開
始および終了を外部から入力する入力部を備えた請求項
5記載の加熱調理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001110952A JP2002310431A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 加熱調理方法処理システムおよび加熱調理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001110952A JP2002310431A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 加熱調理方法処理システムおよび加熱調理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002310431A true JP2002310431A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18962639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001110952A Pending JP2002310431A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 加熱調理方法処理システムおよび加熱調理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002310431A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002349865A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱方法処理システムおよびプログラム |
US9844103B2 (en) | 2013-09-30 | 2017-12-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Cooking assistance device, cooking assistance method, and cooking assistance system |
JP2018049613A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | エヌエイチエヌ エンターテインメント コーポレーションNHN Entertainment Corporation | 料理サポートサービス提供方法およびシステム |
JP2019098004A (ja) * | 2017-12-06 | 2019-06-24 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 炊飯器 |
JP2019219105A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 加熱調理器および加熱調理器の調理システム |
US11631010B1 (en) | 2019-01-06 | 2023-04-18 | Adaptics Limited | System and method for use with connected kitchen appliances |
-
2001
- 2001-04-10 JP JP2001110952A patent/JP2002310431A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002349865A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱方法処理システムおよびプログラム |
JP4655413B2 (ja) * | 2001-05-30 | 2011-03-23 | パナソニック株式会社 | 加熱方法処理システムおよびプログラム |
US9844103B2 (en) | 2013-09-30 | 2017-12-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Cooking assistance device, cooking assistance method, and cooking assistance system |
JP2018049613A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | エヌエイチエヌ エンターテインメント コーポレーションNHN Entertainment Corporation | 料理サポートサービス提供方法およびシステム |
US11250714B2 (en) | 2016-09-21 | 2022-02-15 | Nhn Entertainment Corporation | Method and system for providing cooking support services |
JP2019098004A (ja) * | 2017-12-06 | 2019-06-24 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 炊飯器 |
JP7075200B2 (ja) | 2017-12-06 | 2022-05-25 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 炊飯器 |
JP2019219105A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 加熱調理器および加熱調理器の調理システム |
US11631010B1 (en) | 2019-01-06 | 2023-04-18 | Adaptics Limited | System and method for use with connected kitchen appliances |
US12056624B2 (en) | 2019-01-06 | 2024-08-06 | Adaptics Limited | System and method for use with connected kitchen appliances |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2007342775B2 (en) | Cooking appliance, controlling system for cooking device and controlling method for cooking device | |
JPH05256458A (ja) | 加熱調理器 | |
CN101589394B (zh) | 烹饪装置、烹饪装置的控制系统及烹饪装置的控制方法 | |
KR101076980B1 (ko) | 조리기기 및 그의 제어방법 | |
WO2000049838A1 (en) | Intelligent multi-modal food preparation appliance | |
JP2003307313A (ja) | 加熱調理システムおよび加熱調理器 | |
JP2002310431A (ja) | 加熱調理方法処理システムおよび加熱調理装置 | |
EP2118799B1 (en) | Cooking information book, cooking system, cooking method, and using method for the cooking system | |
CN1884921B (zh) | 加热烹饪器 | |
JP4655413B2 (ja) | 加熱方法処理システムおよびプログラム | |
WO2000003564A1 (fr) | Unite a impedance variable, dispositif l'utilisant, et four a micro-ondes | |
JP7446833B2 (ja) | 加熱調理器システム | |
JP5823675B2 (ja) | 加熱調理器 | |
EP4368075A1 (en) | Recipe presentation method, cooking device, recipe presentation program, and recipe presentation system | |
JP7296562B2 (ja) | 情報提供システム、及び調理器 | |
JP4306005B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP2023182114A (ja) | 操作制御装置、調理器、操作制御方法、及び操作制御プログラム | |
KR0159579B1 (ko) | 정보출력 기능을 가지는 전자렌지 및 그 제어 방법 | |
JP2542688B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2842353B2 (ja) | 高周波加熱装置の調理メニュー選択表示装置 | |
JP7340743B2 (ja) | 情報端末装置、加熱調理器、プログラムおよびレシピ表示方法 | |
JP2005076899A (ja) | 加熱調理器 | |
JPH0953830A (ja) | 調理器 | |
KR101250650B1 (ko) | 조리 시스템 및 조리 방법 | |
JP2023139333A (ja) | 加熱調理器及び加熱調理システム |