JP2002370644A - 移動式組立足場 - Google Patents
移動式組立足場Info
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Abstract
種々の作業を迅速に行いうるようにする。 【解決手段】 移動式組立足場は、組立台車20と組立
作業車40とを有し、組立台車20は、それぞれ車両用
レール11,12を転動する車輪23,24が設けられ
た2本の支柱25,26、および支柱25,26が固定
される水平支持梁27を備えた2つの走行枠体21,2
2と、走行枠体を車両用レール11,12に沿う方向に
離して連結する筋交いと、2つの走行枠体21,22
と、水平支持梁27にかけ渡される布板とを有してい
る。走行枠体21,22の支柱25,26にはプラット
ホーム10にオーバーラップして2つのガイドレール3
9が装着されるようになっており、ガイドレール39の
上にプラットホーム10か組立作業車40は搬入され
る。
Description
両用レールに沿った部位の作業を行う際に使用する移動
式組立足場に関する。
に対向するトンネル側面の仕上げ作業や改修作業、そし
て側面に設けられた広告板の据え付け作業などの駅構内
作業が行われており、さらにトンネル天井の仕上げ作業
や改修作業が行われることがある。また、地上走行鉄道
の駅においては、プラットホームに対向して設けられる
広告板の据え付け作業などが行われることがある。さら
に、鉄道の駅においては、車両のはパンタグラフに接触
して給電するカテナリーの点検補修作業などが行われて
いる。
用レールが敷設された鉄道走行地盤からは高い位置とな
るので、梯子をかけて作業する際には安全のために慎重
に行う必要がある。しかも、作業部位は車両用レールに
沿って連続的に行う場合があり、梯子をかけての作業で
は梯子の掛け替えが必要となり、迅速に作業を行うこと
きができない。
両用レールに沿っていることから、車両用レールを走行
させることにより、車両用レールを利用してその上に台
車を走行させる試みがなされた。しかしながら、鉄道駅
における前述した作業は、深夜から早朝にかけての限ら
れた僅かな時間内に迅速に行う必要があるため、大型の
台車を引込み線からプラットホームまで移動させて作業
を行うようにしたのでは、作業開始までに時間がかかる
ことになる。
ールに沿った部位の種々の作業を迅速に行い得るように
することにある。
は、それぞれ車両用レールを転動する車輪が設けられた
複数の支柱、および前記支柱に固定される水平支持梁を
備えた複数の走行枠体と、前記走行枠体を前記車両用レ
ールに沿う方向に離して連結する連結部材と、複数の前
記水平支持梁の間にかけ渡される床板とを有し、前記プ
ラットホームから乗り移った作業者が前記床板の上で作
業を行うようにしたことを特徴とする。
ールに対して直角方向を向いて、それぞれの前記走行枠
体に着脱自在に装着される複数のガイドレールを有し、
前記ガイドレールの上に前記プラットホームから組立作
業車を搬入し得るようにしたことを特徴とする。
用レールを転動する車輪が設けられた複数の支柱、およ
び前記支柱に固定される水平支持梁を備えた複数の走行
枠体と、前記走行枠体を前記車両用レールに沿う方向に
離して連結する連結部材と、複数の前記水平支持梁の間
にかけ渡される床板とを有する組立台車と、前記車両用
レールに対して直角方向を向いて、それぞれの前記走行
枠体に着脱自在に装着される複数のガイドレールと、前
記ガイドレールの上に前記プラットホームから搬入され
る組立作業車とを有することを特徴とする。
梁に下端部が鉄道走行地盤に当接するストッパを有する
ことを特徴とし、車両用レールに対向するガイドプレー
トを前記車輪に取り付けたことを特徴とする。
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態である移動式組立足場を示す正面図であり、図2は図
1に示された組立台車を示す拡大正面図であり、図3は
図2の斜視図であり、図4は図1に示された組立作業車
を示す斜視図である。
道駅のプラットホーム10を示しており、プラットホー
ム10に平行に設けられた車両用レール11、12に本
発明の移動式組立足場を据え付けることにより、トンネ
ル側面13と天井面14の仕上げ作業や部材の取付作業
などの種々の駅構内作業を行うことができる。
1,12上を走行する組立台車20と、この上に配置さ
れる組立作業車40とを有している。組立台車20は、
図2および図3に示すように、第1と第2の2つの走行
枠体21,22を有しており、それぞれの走行枠体2
1,22は、車両用レール11,12上を転動する車輪
23,24が下端に設けられた2つ本の支柱25,26
を有し、それぞれの支柱25,26の上端部は水平支持
梁27に固定されている。支柱25,26の下端部は補
強連結梁28により連結され、水平支持梁27の両端部
と支柱25,26の間は傾斜補強棒材29により連結さ
れている。なお、車輪23,24は外周部がゴムなどの
電気的絶縁材料により形成されている。
走行枠体21,22を構成する支柱などの部材はそれぞ
れ中空鉄製の丸パイプが用いられ、それぞれを溶接する
ことにより走行枠体が形成されている。図2に示すよう
に、それぞれの支柱25,26の下端に車輪23,24
を取り付けるためのブラケット31には、ガイドプレー
ト32が固定され、車輪23,24が車両用レール1
1,12の上に配置されると、車両用レール11,12
の左右両側面をガイドプレート32が対向するようにし
て覆い、車輪23,24が車両用レール11,12から
脱輪することを防止している。車輪23,24の回転中
心軸は、車両用レール11,12に対して直角方向を向
くようになっているがっ、車両用レール11,12に平
行となるように変化させることもできる。
4に車両用レール11,12の両側から挟むように2枚
ずつ設けられているが、車両用レールの内側面か外側面
に対向するように1枚ずつ設けるようにしても良い。
22は車両用レール11、12に沿う方向に離した状態
で筋交い33により連結される。それぞれの筋交い33
は、連結部材として機能し、各々の走行枠体21,22
の支柱25,26にそれぞれ取り付けられるようになっ
ており、それぞれの支柱25,26には、図2に示すよ
うに、筋交い33が係合するフック34が設けられてい
る。
7の間には布板35がかけ渡されるようになっており、
作業者は布板35の上に乗って駅構内作業を行うことが
できる。さらに、補強連結梁28の間にも布板をかけ渡
すようにしても良い。床板としての布板35の両端部に
は水平支持梁27に係合するフックが設けられており、
フックを水平支持梁27に引っ掛けることにより布板3
5が走行枠体21,22の間にかけ渡される。両端にフ
ックが設けられていないタイプの床板を用いるようにし
ても良い。
27の高さを調整するために、図2に示すように、車輪
23,24に固定された雄ねじ部材36が支柱25,2
6の中に嵌合し、雄ねじ部材36にねじ結合するナット
37が支柱25,26の下端面に接触している。したが
って、ナット37を回転させることにより、水平支持梁
27の高さをプラットホーム10に対応した高さに調整
することができ、プラットホーム10と布板35との間
に大きな段差が発生せず、作業者がプラットホーム10
から布板35の上に安全に乗り移ることができる。作業
者の乗り移りの安全を考慮すると、図1にしめすよう
に、布板35の表面がプラットホーム10の表面とほぼ
一致する高さとなるように、水平支持梁27の高さを設
定することが好ましい。ただし、水平支持梁27がプラ
ットホーム10に対して階段1段分の段差の範囲内に納
まるように、水平支持梁27の高さをプラットホームに
対応させて設定すれば良い。
部は開口しており、支柱25、26の上端部内に嵌合す
る嵌合突起38を有するガイドレール39がそれぞれの
走行枠体21,22に着脱自在に装着されるようになっ
ている。ガイドレール39を支柱25,26に固定する
ために、突起38に形成された貫通孔38aに嵌合する
係合ピン25a,26aが支柱25,26に取り付けら
れている。それぞれのガイドレール39は一端部が水平
支持梁27よりもせり出して図1に示すようにプラット
ホーム10にオーバーラップし、他端部が水平支持梁2
7の端部にほぼ一致する長さとなっている。したがっ
て、ガイドレール39を車両用レール11、12に対し
て直角方向となって組立台車20に装着されることにな
り、プラットホーム10から組立作業車40を組立台車
20の上にガイドレール39に沿って乗り移して移動さ
せることができる。この乗り移しを円滑に行うために、
ガイドレール39とプラットホーム10との間には大き
な段差が発生しないようにガイドレール39は装着され
る。ただし、組立作業車40がプラットホーム10から
組立台車20の上に乗り移ることができれば、ガイドレ
ール39をプラットホーム10にオーバーラップさせる
ことなく、ガイドレーム39の端面がプラットホーム1
0の側面にほぼ一致するように、ガイドレール39の長
さを設定しても良い。
組の仕上げ足場41,42とこれらを連結するジョイン
ト部43とを有している。各々の仕上げ足場41,42
は、2本の支柱とこれらを連結する連結棒材とを有する
足場フレーム44を有し、その下端部にはキャスター4
5が装着されたベースブラケット46が取り付けられる
ようになっている。2つの足場フレーム44を筋交い4
7により連結するとともに、連結棒材に布板48をかけ
渡すことにより各々の仕上げ足場41,42が組み立て
られる。さらに、2組の仕上げ足場41,42をジョイ
ント部43で連結し、ジョイント部43にも布板48が
かけ渡されるようになっている。
は手摺支柱51を装着することができ、手摺支柱51に
手摺52を取り付けることにより、図4に示すような組
立作業車40が組み立てられる。この組立作業車40が
組立台車20の上に配置される際に、組立台車20が傾
斜しないようにするために、水平支持梁27のうちガイ
ドレール39がせり出さない方の端部には、図5に示す
ように、ストッパ53が取り付けられている。このスト
ッパ53は上端部が水平支持梁27に固定される上部パ
イブ54と、この内部に嵌合される下部パイプ55とを
有し、下部パイプ55の先端が鉄道走行地盤に当接する
ようになっている。下部パイプ55は上下方向の位置を
調整することができ、プラットホーム10と地盤との間
の高さ寸法に合わせてストッパ53の全長を調整するこ
とができる。下部パイプ55を上部パイプ54に固定す
るために、上部パイプ54には下部パイプ55をねじ止
めするボルト56が設けられている。
の天井面14や側面13の上部に対して塗装作業や仕上
げ作業などの建築作業を行う場合には、まず、組立台車
20を車両用レール11,12の上に組み立てる。その
際には、作業者は鉄道走行地盤に降りて、2つの走行枠
体21,22を車両用レール11,12の上に相互に所
定の間隔を隔てて載置する。この状態で、筋交い33に
より2つの走行枠体21,22を連結するとともに、水
平支持梁27の間に布板35をかけ渡す。このようにし
て、組立台車20を車両用レール11,12の上で容易
に組み立てることができる。トンネル側面13の比較的
低い部位に対して仕上げ作業などの駅構内作業を行う場
合には、組立台車20の上に直接作業者が乗って作業を
行うことができる。
比較的高い部位に対する作業を行う場合には、それぞれ
の水平支持梁27の上にガイドレール39を組み付け
て、プラットホーム10の上で組み立てられた組立作業
車40をプラットホーム10からガイドレール39の上
に乗り移らせることになる。組立作業車40は、プラッ
トホーム10の上で足場フレーム44とベースブラケッ
ト46と筋交い47とにより2組の仕上げ足場41,4
2を組み立てるとともに、これらをジョイント部43に
より連結し、布板48を装着することにより組み立てら
れる。
0はそれぞれ小型の部材を組み立てることにより形成さ
れるので、地下鉄の駅構内のように広い空間を確保する
ことができない場合でも、容易に所定の箇所に各部材を
搬入し、短時間で組立台車20と組立作業車40とを組
み立てることができる。これにより、作業時間が限られ
た鉄道車両駅構内における種々の作業を迅速に開始する
ことができる。
上に乗せる場合には、ガイドレール39がプラットホー
ム10の上にまでせり出しているので、組立作業車40
を移動させるだけで、迅速に組立作業車40を組立台車
20の上に配置することができる。そして、組立台車2
0は車輪23,24によってプラットホーム10に沿っ
て移動させることができるので、組立台車20を移動さ
せることにより徐々に作業場所を変更することを容易に
行うことができ、所定の部位を短時間で作業することが
できる。
立てられた組立台車を示す概略平面図であり、図5にお
いて符号aを付した組立台車20aは、図3に示した組
立台車のように2つの走行枠体21,22を連結するこ
とにより形成されている。図5において符号bを付した
組立台車20bは、3つの走行枠体21,22,22a
を連結することにより形成された組立台車を示す。ただ
し、3つ以上連結するようにしても良い。また、組立台
車20a,20bはそれぞれ走行枠体が車両用レール1
1,12に対して直角方向を向くように配置されている
が、図5に示す走行台車20cのように、走行枠体を車
両用レール11,12に平行にそれぞれの真上に配置す
るようにしても良い。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。たとえば、図1は、この組立式足場を地下鉄の駅
において使用している状態を示しているが、地上を走行
する鉄道の駅においても、本発明の組立式足場を使用す
ることもできる。
において組み立てることができ、駅構内の作業を短時間
で開始することができる。組立台車の上面の床板はプラ
ットホームの表面に対応して所定の段差の範囲内となっ
ており、作業者はプラットホームから組立台車に容易か
つ安全に乗り移ることができる。組立作業者を組立台車
に移動する際には、ガイドレールがプラットホームの表
面にまで伸びているので、組立作業車を迅速に組立台車
に移動させることができ、短時間で作業を開始すること
ができる。作業部位の変更に際しては、組立台車を車両
用レールに沿って移動するだけで良く、作業個所を容易
に変更して短時間で所定の駅構内作業を完了することが
できる。複数の走行枠体を順次連結することにより、車
両用レールに沿う方向の組立台車の長さ寸法を変化させ
ることができる。組立台車は走行枠体が車両用レールに
対して直角方向となるようにしても良く、平行となるよ
うにしても良く。作業に応じて任意の組立方向とするこ
とができる。組立台車の車輪には、ガイドプレートが設
けられているので、組立台車が車両用レールから脱輪す
ることを確実に防止できる。
示す正面図である。
る。
概略平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 それぞれ車両用レールを転動する車輪が
設けられた複数の支柱、および前記支柱に固定される水
平支持梁を備えた複数の走行枠体と、 前記走行枠体を前記車両用レールに沿う方向に離して連
結する連結部材と、 複数の前記水平支持梁の間にかけ渡される床板とを有
し、 プラットホームから乗り移った作業者が前記床板の上で
作業を行うようにしたことを特徴とする移動式組立足
場。 - 【請求項2】 請求項1記載の移動式組立足場におい
て、前記車両用レールに対して直角方向を向いて、それ
ぞれの前記走行枠体に着脱自在に装着される複数のガイ
ドレールを有し、前記ガイドレールの上に前記プラット
ホームから組立作業車を搬入し得るようにしたことを特
徴とする移動式組立足場。 - 【請求項3】 それぞれ車両用レールを転動する車輪が
設けられた複数の支柱、および前記支柱に固定される水
平支持梁を備えた複数の走行枠体と、前記走行枠体を前
記車両用レールに沿う方向に離して連結する連結部材
と、複数の前記水平支持梁の間にかけ渡される床板とを
有する組立台車と、 前記車両用レールに対して直角方向を向いて、それぞれ
の前記走行枠体に着脱自在に装着される複数のガイドレ
ールと、 前記ガイドレールの上に前記プラットホームから搬入さ
れる組立作業車とを有することを特徴とする移動式組立
足場。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の移
動式組立足場において、前記水平支持梁に下端部が鉄道
走行地盤に当接するストッパを有することを特徴とする
移動式組立足場。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の移
動式組立足場において、車両用レールに対向するガイド
プレートを前記車輪に取り付けたことを特徴とする移動
式組立足場。
Priority Applications (1)
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JP2001180972A JP4803907B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 移動式組立足場 |
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JP2001180972A JP4803907B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 移動式組立足場 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4803907B2 JP4803907B2 (ja) | 2011-10-26 |
Family
ID=19021307
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JP2001180972A Expired - Lifetime JP4803907B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 移動式組立足場 |
Country Status (1)
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