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JP2002370234A - 蒸気加硫装置 - Google Patents

蒸気加硫装置

Info

Publication number
JP2002370234A
JP2002370234A JP2001180910A JP2001180910A JP2002370234A JP 2002370234 A JP2002370234 A JP 2002370234A JP 2001180910 A JP2001180910 A JP 2001180910A JP 2001180910 A JP2001180910 A JP 2001180910A JP 2002370234 A JP2002370234 A JP 2002370234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
cooling medium
vulcanizing
vulcanizer
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001180910A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Tsuchiiwa
仙明 土岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
Priority to JP2001180910A priority Critical patent/JP2002370234A/ja
Publication of JP2002370234A publication Critical patent/JP2002370234A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の大きさや形状に係わらず、容器の全体
に且つ均一に蒸気を供給して、未加硫物の全体を均一に
加硫することのできる蒸気加硫装置を得ること 【解決手段】 密閉状の加硫缶1の外周に冷却媒体供給
部20を設ける。加硫缶1に蒸気供給管2と圧縮空気供
給管3を接続する。圧力コントローラを介して圧力セン
サ12と調節弁7,8,10,11を接続する。加硫缶
1内に所定圧力の蒸気と圧縮空気を供給することによっ
て、それぞれの分圧に応じた任意の圧力と温度で加硫を
行う。加硫缶1内の蒸気は冷却媒体供給部20で凝縮さ
れることにより、蒸気の対流が促進される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は未加硫物を蒸気で加
硫するものに関し、特に未加硫物の全体が均一な所定温
度で加熱され、その結果、未加硫物の全体を均一に加硫
することのできる蒸気加硫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸気加硫装置として、例えばゴム
ロールを加硫するものが特開昭50−3483号公報に
示されている。これは、ゴム原料を圧延してシート状に
し、心材のまわりに積層した後、心材の内部にパイプ
5,12から熱蒸気を供給して加硫するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
心材の空胴内にただ単にパイプを通して熱蒸気を供給す
るものであるために、心材の空胴の全体に且つ均一に熱
蒸気が行き渡らず、未加硫物の全体を均一に加硫できな
い問題があった。特に、空胴部の容積が大きな場合や形
状が複雑な場合は、熱蒸気が全体に且つ均一に行き渡ら
ないことが多い。
【0004】従って本発明の課題は、容器の大きさや形
状がどのようなものであっても、容器の全体に且つ均一
に蒸気を供給できるようにして、未加硫物の全体を均一
に加硫することのできる蒸気加硫装置を得ることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段は、ゴムの未加硫物を密閉状容器内に配置し、
当該容器内に蒸気を供給して未加硫物を加硫するものに
おいて、密閉状容器の外周に冷却媒体供給部を配設し、
当該冷却媒体供給部に冷却媒体を供給して、密閉状容器
内の蒸気の一部を冷却して凝縮させることによって容器
内の蒸気の対流を促進させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】容器の外周に冷却媒体供給部を配
設したことにより、容器及び容器内の蒸気の熱は冷却媒
体供給部に伝熱し、その結果、容器内の蒸気は冷却され
て凝縮することによって、冷却媒体供給部へ向けて蒸気
を強制的に対流させることができる。
【0007】蒸気が対流することによって、容器内の全
体に且つ均一に蒸気が行き渡り、未加硫物の全体を均一
に加硫することができる。
【0008】冷却媒体供給部の形状や配設位置を、容器
の大きさや形状によって適宜設計することにより、更に
均一に蒸気を行き渡らせることができる。
【0009】
【実施例】本実施例においては、蒸気と共に空気を供給
して加硫する例を説明する。図1において、密閉状容器
としての加硫缶1と蒸気供給管2と圧縮空気供給管3、
及び、冷却媒体供給部20とで蒸気加硫装置を構成す
る。
【0010】加硫缶1は、横長円筒状で内部に図示しな
いゴムロール等の未加硫物を戴置する棚4を取り付け
る。加硫缶1の側部には一部球形状の蓋5を開閉自在に
取り付ける。加硫開始時に蓋5を開いて棚4の上に未加
硫物を戴置するものである。
【0011】加硫缶1の外周に、加硫缶1の一部全周を
覆うジャケット状の冷却媒体供給部20を配設する。冷
却媒体供給部20は、冷却媒体供給管21と、供給量を
調節するバルブ22、及び、冷却媒体排出管23とで構
成する。冷却媒体供給部20の加硫缶1側は、加硫缶1
の外周で構成されているために、供給管21から供給さ
れる冷却媒体が加硫缶1の外周面に接触して、内部の蒸
気の一部を冷却して凝縮させるものである。
【0012】本実施例においては、冷却媒体供給部20
を加硫缶1の一部全周を覆うように取り付けた例を示し
たが、加硫缶1の全体を覆うように、又は、蒸気を対流
させたい方向の部分だけを覆うように取り付けることも
できる。
【0013】供給管21から供給する冷却媒体として
は、蒸気が凝縮して温度の低下した低温復水や水、ある
いは、一般的に市販されている冷媒等を適宜使用するこ
とができる。
【0014】加硫缶1の上部には蒸気供給管2と圧縮空
気供給管3を接続する。蒸気供給管2は、バルブ6と調
節弁7,8を介して加硫缶1と接続し、同じく、圧縮空
気供給管3は、バルブ9と調節弁10,11を介して加
硫缶1と接続する。
【0015】加硫缶1の上部には、内部の圧力を検出す
る圧力センサ12と、温度を検出する温度センサ13を
取り付ける。圧力センサ12は図示しない圧力コントロ
ーラを介して調節弁7,8,10,11と電気的に接続
する。それぞれの調節弁7,8,10,11は弁開度を
大きくしたり、あるいは、小さくすることによって、蒸
気や圧縮空気の通過量を調節してそれぞれの分圧を任意
に制御することができるものである。
【0016】温度センサ13は同じく図示しない温度コ
ントローラを介して調節弁7,8と電気的に接続する。
蒸気すなわち飽和蒸気の場合は、その圧力と温度は一義
的に定まるために、蒸気の圧力を所定値に制御すれば温
度も所定値に維持できる。従って、本実施例において
は、温度センサ13は補助的に使用するものであり必ず
しも必要ではない。
【0017】加硫缶1の右側部にはバルブ14を介して
大気連通管15を接続する。また、加硫缶1の下部に
は、蒸気が凝縮した復水を外部に排除するための復水排
除管16を接続する。復水排除管16にはバルブ17
と、復水だけを出口側に排出するスチームトラップ18
を並列に取り付ける。
【0018】棚4上に戴置した図示しないゴムロール等
の未加硫物を加硫する場合、まず、圧縮空気供給管3か
ら調節弁10,11を介して加硫缶1の内部に所定圧
力、例えば3.2KGの圧縮空気を供給する。加硫缶1
内部の圧縮空気圧力が3.2KGに到達すると、続いて
蒸気供給管2と調節弁7,8を介して所定圧力、例えば
5.0KGの蒸気を供給することによって、加硫缶1の
内部には圧縮空気との圧力差に基づく1.8KGの蒸気
が注入される。
【0019】3.2KGの圧縮空気と1.8KGの蒸気
を供給することによって、加硫缶1内の圧力は5.0K
Gとなる。5.0KGとなった時点でバルブ9を閉弁し
て圧縮空気の供給は停止する。一方、蒸気の供給は、加
硫缶1内の圧力が5.0KGを維持するように継続して
行うことによって、1.8KGの飽和蒸気の温度は13
0度Cであるために、加硫缶1内の未加硫物は5.0K
G、130度Cの圧力、温度条件で、且つ、未加硫物と
蒸気が直接接触して加硫される。
【0020】冷却媒体供給部20に供給管21から地下
水等の冷却媒体を所定量供給すると、蒸気供給管2から
加硫缶1内へ供給された蒸気の一部は冷却されて凝縮す
ることによって、加硫缶1内で蒸気の対流が促進され、
缶1内の全体に蒸気が行き渡る。
【0021】本実施例のように、蒸気と圧縮空気を加硫
缶1内に供給して加硫を行う場合は、しばらく時間が経
つと、蒸気と圧縮空気が分離して加硫缶1内の温度のバ
ラツキが更に大きくなるが、冷却媒体供給部20への蒸
気の対流を促進することによって、蒸気と圧縮空気を攪
拌して混合させることができ、加硫缶1内の温度分布の
バラツキをより小さなものとすることができる。
【0022】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、冷却媒体
供給部で容器内の蒸気を冷却させて凝縮させ、蒸気を対
流させることによって、容器の大きさや形状がどのよう
なものであっても全体に且つ均一に蒸気を供給でき、未
加硫物の全体を均一に加硫することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気加硫装置の実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1 加硫缶 2 蒸気供給管 3 圧縮空気供給管 7,8 調節弁 10,11 調節弁 12 圧力センサ 13 温度センサ 16 復水排除管 20 冷却媒体供給部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムの未加硫物を密閉状容器内に配置
    し、当該容器内に蒸気を供給して未加硫物を加硫するも
    のにおいて、密閉状容器の外周に冷却媒体供給部を配設
    し、当該冷却媒体供給部に冷却媒体を供給して、密閉状
    容器内の蒸気の一部を冷却して凝縮させることによって
    容器内の蒸気の対流を促進させることを特徴とする蒸気
    加硫装置。
JP2001180910A 2001-06-15 2001-06-15 蒸気加硫装置 Pending JP2002370234A (ja)

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JP2001180910A JP2002370234A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 蒸気加硫装置

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