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JP2002354557A - 機器制御システム - Google Patents

機器制御システム

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Publication number
JP2002354557A
JP2002354557A JP2001160083A JP2001160083A JP2002354557A JP 2002354557 A JP2002354557 A JP 2002354557A JP 2001160083 A JP2001160083 A JP 2001160083A JP 2001160083 A JP2001160083 A JP 2001160083A JP 2002354557 A JP2002354557 A JP 2002354557A
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JP
Japan
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information
operation terminal
terminal
instruction
access
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001160083A
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English (en)
Inventor
Toru Kamiwada
徹 上和田
Toshihiro Asami
俊宏 浅見
Takushi Fujita
卓志 藤田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Priority to US09/955,945 priority patent/US7424733B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅内の機器を制御する機器制御システムに
おいて、利用者の認証作業の手間を軽減するとともに、
第３者からの不正なアクセスを防止する。 【解決手段】 操作端末に設定される固有の識別子を操
作端末のアクセス権と関連付けるための端末情報の登録
を受け付ける段階と、操作端末の識別子と機器の操作に
関する指示信号とを含む指示情報を受け付ける段階と、
指示情報に含まれる操作端末の識別子から操作端末のア
クセス権を判定する段階と、操作端末のアクセス権と機
器に関する指示信号とに基づいて前記機器の制御を行う
段階とを含む機器制御システムのアクセス制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭内のテレビや
ビデオなどのＡＶ機器、電話やパソコンなどの情報通信
機器、エアコンや冷蔵庫などの家電機器について、家庭
内および宅外からリモコンなどの操作端末を用いて動作
制御を行ったり、ホームサーバ内に蓄積されている情報
や、ホームサーバ経由で外部から取得できる情報を無線
または有線の情報通信技術を介して利用するための機器
制御システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】家庭内の機器を遠隔操作するためのリモ
コンは、多くの場合には各機器と１対１で対応してお
り、このため複数の機器の操作を行うためには複数のリ
モコンが必要となる。これに対し、複数のリモコンが発
信する信号を記憶させ、１つの操作端末で複数の機器を
操作できるようにした統合型リモコンが提案されてい
る。この統合型リモコンを用いた場合には、住宅内にお
いて各機器を制御することは可能であるが、宅外から各
機器の制御を行うことが不可能である。
【０００３】家庭内のテレビやビデオなどのＡＶ機器、
電話やパソコンなどの情報通信機器、エアコンや冷蔵庫
などの家電機器を宅内ネットワークで接続し、この宅内
ネットワークに接続された機器制御サーバ（ホームサー
バ）により各機器の制御を行うようにした機器制御シス
テムの構成が考えられる。この場合、宅外からのアクセ
スには、ネットワークを介してホームサーバに接続する
こととなり、第３者からの不正なアクセスを防止するた
めに、操作者の認証を行う必要性がでてくる。たとえ
ば、各機器の操作を行うためのパスワードを設定してお
き、機器の操作に関する指示を行う場合に操作端末から
のパスワードの入力を受け付け、認証を行うことで第３
者による不正なアクセスを防止することが可能となる。
【０００４】また、ホームサーバでは取得した各種情報
を蓄積するための蓄積手段や宅外ネットワークを介して
外部から取得可能な各種情報の提供を行うための外部接
続手段などを備えている場合がある。このような各種情
報を提供するためには、認証を行って利用者の特定を行
う必要がある場合がでてくる。たとえば、未成年に見せ
ることが好ましくないような映像コンテンツでは、その
映像コンテンツを取り出してテレビに出力する前に、出
力してもよいか否かの判定を行う必要となる。この場合
も、利用者を特定するための認証情報としてパスワード
の入力を要求し、利用者から入力されたパスワードが正
当なものであるか否かを判断することにより、テレビな
どの機器を制御してそのコンテンツの出力に関する制御
を行うことが考えられる。
【０００５】各機器が設置されている住宅内からのアク
セスである場合と宅外からのアクセスである場合を区別
するために、各操作端末に異なるパスワードを設定する
ことが考えられる。また、利用するコンテンツ毎やコン
テンツの種別毎にパスワードを設定しておくことも可能
である。このようにすることで１つのパスワードが第３
者に知られてしまった場合であっても、その第３者によ
るアクセスが他の部分に影響することを抑制でき、不正
なアクセスによる影響を最小限にとどめることができ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述したような機器制
御システムにおいて、住宅内または宅外からホームサー
バにアクセスを行う際にユーザの認証が必要となる場
合、その都度パスワードの入力が必要となり作業が煩雑
となる。また、このようなパスワード入力のみによる認
証では、第３者にパスワードを知られてしまうとその者
による不正なアクセスが可能となってしまう。
【０００７】パスワードを定期的に変更することによ
り、不正なアクセスを抑制する効果があるが、完全に不
正なアクセスを防止できるものではなく、パスワードを
変更する手間がかかり、利用者にとって煩雑な作業が必
要となるとともに、パスワードを忘れるという確率が高
くなる。アクセス元となる操作端末毎に異なるパスワー
ドを設定した場合やコンテンツやサービス毎にパスワー
ドを設定した場合にも、利用者がそれぞれのパスワード
を憶えておく必要があり、忘れてしまう確率も高くな
る。
【０００８】パスワードをリモコンやその他の操作端末
に記憶させておき、パスワード入力の手間を省くことも
考えられるが、このパスワードを第３者に知られてしま
った場合に、不正なアクセスを防止することができな
い。特に、宅外からの不正なアクセスにより家庭内の情
報が引き出されたり、改変された場合には、非常な不都
合を生じるおそれがある。
【０００９】本発明は、住宅内の機器を制御する機器制
御システムにおいて、利用者の認証作業の手間を軽減す
るとともに、第３者からの不正なアクセスを防止するこ
とを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明に係る機器制御シ
ステムのアクセス制限方法は、有線または無線の宅内ネ
ットワークを介して住宅内の１以上の機器に接続される
機器制御サーバと、機器の操作に関する指示信号を有線
または無線で送信可能な操作端末とを備える機器制御シ
ステムのアクセス制限方法であって、操作端末に設定さ
れる固有の識別子を操作端末のアクセス権と関連付ける
ための端末情報の登録を受け付ける段階と、操作端末の
識別子と機器の操作に関する指示信号とを含む指示情報
を受け付ける段階と、指示情報に含まれる操作端末の識
別子から操作端末のアクセス権を判定する段階と、操作
端末のアクセス権と機器に関する指示信号とに基づいて
機器の制御を行う段階とを含む。
【００１１】ここで、端末情報の登録を受け付ける際に
操作端末に設定される公開鍵を受け付け、操作端末にお
いて秘密鍵で暗号化された所定のデータを受信し、公開
鍵により復号化して所定のデータと照合することによっ
て操作端末の認証を行う段階をさらに含む構成とするこ
とができる。
【００１２】また、電子情報を取得するとともに蓄積手
段内に蓄積する段階をさらに含み、機器に関する指示信
号が蓄積手段に蓄積された電子情報へのアクセスを含む
場合に、操作端末のアクセス権に基づいて電子情報の提
供を許可するか否かを判断するように構成できる。
【００１３】さらに、機器の操作に関する指示信号が宅
外ネットワークへのアクセスを含む場合に、操作端末の
アクセス権に基づいて宅外ネットワークへのアクセスを
許可するか否かを判断し機器の制御を行うように構成で
きる。この場合には、宅外ネットワーク上のコンテンツ
毎にアクセスを許可するか否かを判断するように構成す
ることも可能である。
【００１４】また、操作端末からの指示情報を受信した
際に、操作端末が宅内にあるか宅外にあるかを判別し、
この判別結果と指示情報に含まれる操作端末の識別子か
ら操作端末のアクセス権を判定するように構成できる。
【００１５】さらに、操作端末を操作するユーザに関す
る情報を操作端末と関連付けるための個人情報の登録を
受け付ける段階をさらに含み、指示情報に含まれる操作
端末の識別子からこの操作端末に関連付けられた個人情
報を抽出し、個人情報および端末情報からアクセス権を
判定するように構成できる。
【００１６】本発明では、上述したような機器制御シス
テムのアクセス制御方法をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを提案する。また、本発明では、このよ
うな機器制御システムのアクセス制御方法をコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体を提案する。
【００１７】本発明に係る機器制御サーバは、有線また
は無線の宅内ネットワークを介して住宅内の１以上の機
器に接続され、操作端末から送信される機器の操作に関
する指示信号に基づいて機器の制御を行う機器制御サー
バであって、操作端末に設定される固有の識別子を操作
端末のアクセス権と関連付けるための端末情報の登録を
受け付ける端末情報受付手段と、操作端末の識別子と機
器の操作に関する指示信号とを含む指示情報を受け付け
る指示情報受付手段と、指示情報に基づいて操作端末の
アクセス権を判定するアクセス権判別手段と、アクセス
権判別手段により判定された操作端末のアクセス権と指
示情報に含まれる機器の操作に関する指示信号とに基づ
いて機器の制御を行う機器制御手段とを含む。
【００１８】ここで、端末情報の登録を受け付ける際
に、操作端末に設定される公開鍵を受け付け、端末情報
とともに端末情報記憶手段に格納する公開鍵受付手段
と、所定のデータを送信し、操作端末において秘密鍵で
暗号化された所定のデータを受信し、公開鍵により復号
化して所定のデータと照合することによって、操作端末
の認証を行う操作端末認証手段とをさらに含む構成とす
ることができる。
【００１９】また、端末情報受付手段は、端末情報の一
部として操作端末の識別子と関連付けられる公開鍵の登
録を受け付けるように構成できる。さらに、電子情報を
取得する電子情報取得手段と、電子情報取得手段により
取得した電子情報を蓄積する電子情報蓄積手段とをさら
に備え、機器に関する指示信号が電子情報蓄積手段に蓄
積された電子情報へのアクセスを含む場合に、アクセス
権判定手段は、操作端末のアクセス権を判定して電子情
報の提供を許可するか否かを判断するように構成でき
る。
【００２０】また、住宅外に存在する宅外ネットワーク
に接続可能な宅外通信手段をさらに備え、機器の操作に
関する指示信号が宅外ネットワークへのアクセスを含む
場合に、アクセス権判定手段は、操作端末のアクセス権
を判定し宅外ネットワークへのアクセスを許可するか否
かを判断するように構成できる。この場合、宅外ネット
ワーク上のコンテンツ毎にアクセスを許可するか否かを
判断するように構成することも可能である。
【００２１】さらに、指示情報受付手段により受け付け
た指示情報に基づいて、操作端末が宅内にあるか宅外に
あるかを判別する端末位置判別手段をさらに備え、アク
セス権判定手段は、端末位置判別手段による判別結果に
基づいて操作端末のアクセス権を判定するように構成で
きる。
【００２２】また、操作端末を操作するユーザに関する
情報を操作端末と関連付けるための個人情報の登録を受
け付ける個人情報受付手段をさらに含み、アクセス権判
定手段は、指示情報に含まれる操作端末の識別子からこ
の操作端末に関連付けられた個人情報を抽出し、個人情
報および前記端末情報からアクセス権を判定するように
構成できる。
【００２３】本発明に係る操作端末は、住宅内の１以上
の機器と有線または無線の宅内ネットワークを介して接
続される機器制御サーバを有する機器制御システムにお
ける機器の操作に関する指示信号を送信する操作端末で
あって、固有の識別子を記憶する識別子記憶手段と、識
別子を機器制御サーバに登録する端末情報登録手段と、
機器の操作に関する指示入力を受け付ける入力受付手段
と、入力受付手段により受け付けた指示入力と識別子記
憶手段に記憶されている識別子とに基づいて指示情報を
生成する指示情報生成手段と、指示情報生成手段により
生成された指示情報を無線または有線により送信する指
示情報送信手段とを備える。
【００２４】ここで、現在の位置情報を取得する位置情
報取得手段をさらに備え、指示情報生成手段は、指示入
力、識別子および位置情報取得手段により取得した位置
情報に基づいて指示情報を生成するように構成できる。
【００２５】また、操作するユーザに関する情報の入力
を受け付ける個人情報入力手段をさらに備え、指示情報
生成手段は、指示入力、識別子および個人情報入力手段
により受け付けたユーザに関する情報に基づいて指示情
報を生成するように構成できる。
【００２６】さらに、指示情報を暗号化するための暗号
鍵を格納する暗号鍵記憶手段をさらに備え、指示情報生
成手段は、暗号鍵記憶手段に記憶されている暗号鍵によ
り指示入力と識別子を暗号化して指示情報を生成するよ
うに構成できる。
【００２７】また、秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶手段
と、秘密鍵に対応する公開鍵を記憶する公開鍵記憶手段
と、秘密鍵によりデータを暗号化する暗号化処理手段と
をさらに含み、端末情報登録手段により機器制御サーバ
に端末情報の登録を行う際に公開鍵を機器制御サーバに
送信し、指示情報を送信する際に、機器制御サーバから
受信する所定のデータを秘密鍵によって暗号化して認証
情報として送信する構成とすることが可能である。
【００２８】
【発明の実施の形態】〈概略構成〉本発明の１実施形態
が採用される機器制御システムの概略構成を図１に示
す。
【００２９】住宅内に設置されるテレビ５１やビデオ５
２などのＡＶ機器、パソコン５３や電話機５４などの情
報通信機器、エアコン５５や冷蔵庫５６などの家電機器
などは、宅内ネットワーク５によってホームサーバ１に
接続されている。宅内ネットワーク５は、有線または無
線で構成することが可能であり、たとえば、Ｅｔｈｅｒ
ｎｅｔや電灯線ＬＡＮなどの有線によるＬＡＮ、Ｂｌｕ
ｅｔｏｏｔｈ、ＨｏｍｅＲＦ、ＩＥＥＥ８０２．１１Ｂ
などの電波を用いた無線通信手段やＩｒＤＡなどの赤外
線を用いた無線通信手段などによる無線によるＬＡＮな
どを採用し得る。
【００３０】テレビ５１、ビデオ５２、パソコン５３、
電話機５４、エアコン５５、冷蔵庫５６などの機器は、
リモコン３による操作が可能となっている。このリモコ
ン３は、たとえば、機器の操作に関する指示入力を受け
付けるための操作ボタン、受け付けた指示入力に基づい
て指示情報を送信するとともに機器などからのデータを
受信するための赤外線送受信手段、受け付けた操作内容
や機器などから受信したデータを表示するための表示手
段などを備えるものである。リモコン３は、各機器に指
示情報を送信するように構成することも可能であり、ま
た、ホームサーバ１に指示情報を送信するように構成す
ることも可能である。
【００３１】ホームサーバ１は、地上波受信用アンテ
ナ、衛生放送受信用アンテナまたはＣＡＴＶのケーブル
接続部などの放送受信手段８を介して、画像情報、音声
情報および文字情報などを受信することが可能となって
おり、受信した情報をテレビ５１やビデオ５２を介して
ユーザに提供することが可能となっている。
【００３２】また、ホームサーバ１は、電話回線網やイ
ンターネット網などの宅外ネットワーク７と接続されて
おり、パソコン５３や電話機５４から外部とのデータの
送受信を行うことを可能とする。
【００３３】ホームサーバ１は、たとえば図２に示すよ
うな構成となっている。ホームサーバ１は、各種情報を
受け付けるための操作パネル１１を備えている。この操
作パネル１１は、有線または無線で接続されたキーボー
ドや操作ボタンなどで構成することが可能であり、ホー
ムサーバにＣＲＴや液晶表示パネルなどを備えている場
合には、マウスやトラックボールなどのポインティング
デバイスで構成することも可能である。操作パネル１１
から入力された各種情報は、入力処理部１２によって受
け付けられ、通信制御部１５により対応する部分に送信
される。
【００３４】また、ホームサーバ１は、宅内ネットワー
ク５と接続される宅内通信部１３を備えている。この宅
内通信部１３は、宅内ネットワーク５とデータの送信を
行うものであり、前述したようなＥｔｈｅｒｎｅｔや電
灯線ＬＡＮなどの有線によるＬＡＮ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔ
ｈ、ＨｏｍｅＲＦ、ＩＥＥＥ８０２．１１Ｂなどの電波
を用いた無線通信手段やＩｒＤＡなどの赤外線を用いた
無線通信手段などによる無線によるＬＡＮに対応するイ
ンターフェイスで構成することができる。
【００３５】さらにホームサーバ１は、宅外ネットワー
ク７と接続される宅外通信部１４を備えている。この宅
外通信部１４は、電話通信網やインターネット網に接続
するためのルータやモデムなどで構成することができ
る。
【００３６】また、ホームサーバ１は、放送受信手段８
によって受信される画像情報、音声情報、文字情報など
の情報を受け付ける放送受信部２１を備えている。放送
受信部２１は、受信した情報を蓄積情報データベース２
３に蓄積するか否かを管理する蓄積情報管理部２２に接
続されている。蓄積情報データベース２３は、ハードデ
ィスクドライブやＭＯ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、ＤＶＤ
などの記録メディアを用いたデータ格納手段で構成する
ことが可能である。
【００３７】入力処理部１２、宅内通信部１３、宅外通
信部１４、蓄積情報管理部２２は通信制御部１５に接続
されている。通信制御部１５は、さらにアクセス権制御
部１６に接続されている。アクセス権制御部１６は、端
末情報管理部１７と個人情報管理部１８に接続されてい
る。
【００３８】端末情報管理部１７は、リモコン３や操作
パネル１１などから入力される端末情報に基づいて端末
情報データベース１９を更新するとともに、アクセス権
制御部１６からの要求に応じて端末情報データベース１
９の内容を読み出して端末情報を提供するものである。
【００３９】個人情報管理部１８は、リモコン３や操作
パネル１１などから入力される個人情報に基づいて個人
情報データベース２０を更新するとともに、アクセス権
制御部１６からの要求に基づいて個人情報データベース
２０の内容を読み出して個人情報を提供するものであ
る。
【００４０】通信制御部１５は、ユーザや各機器から送
信されてくる指示情報に基づいて、各機器から送出され
る情報、宅外通信部１４で受信した情報、放送受信部２
１で受信した情報、蓄積情報データ２３内の蓄積情報な
どを指示情報に対応する機器などに送信してユーザに提
供し、リモコン３などの操作端末に関する端末情報や操
作端末を使用するユーザの個人情報などの登録情報を受
信した場合に、端末情報管理部１７および個人情報管理
部１８に送信して各情報の登録を行わせるものである。
【００４１】リモコン３の概略構成を図３に示す。リモ
コン３は、ユーザからの指示入力を受け付けるための入
力装置３９を備えている。入力装置３９は、通常の押し
ボタンスイッチなどで構成されるものであり、液晶表示
パネル上に透明電極が重ねて配置されたタッチパネルで
構成することも可能である。
【００４２】リモコン３は、ユーザから受け付けた指示
入力の内容や現在のリモコンの動作モード、各機器の動
作モード、その他の情報を表示するための表示装置４０
を備えている。表示装置４０は、液晶表示パネルやＬＥ
Ｄ、ＥＬなど表示デバイスを採用することが可能であ
る。
【００４３】また、リモコン３は、各機器またはホーム
サーバ１と通信可能な通信装置４１が設けられている。
通信装置４１は、ＩｒＤＡなどの赤外線通信プロトコル
を用いた通信手段が採用され、また、Ｂｌｕｅｔｏｏｔ
ｈ、ＨｏｍｅＲＦ、ＩＥＥＥ８０２．１１Ｂなどの電波
を用いた通信手段を用いることも可能で、さらに有線に
より機器またはホームサーバ１に接続された構成とする
ことも可能である。
【００４４】リモコン３の内部には、各部を制御するた
めの中央制御部３４を備えている。この中央制御部３４
には、入力処理部３１、表示処理部３２、通信処理部３
３、端末ＩＤ記憶部３５、公開鍵記憶部３６、暗号化処
理部３７などが接続されている。
【００４５】入力処理部３１は、入力装置３９から入力
されるユーザの指示入力を受け付ける。表示処理部３２
は、入力装置３９から入力された指示入力の内容やリモ
コン３の動作モードや各機器の動作モード、その他の情
報を表示装置４０に送信してこれを表示させるものであ
る。通信処理部３３は、ユーザから入力された指示入力
に基づく指示情報を各機器またはホームサーバ１に送信
するとともに、各機器の動作モードや動作状態に関する
情報を受信して中央制御部３４に送信する。
【００４６】端末ＩＤ記憶部３５は、リモコン３に設定
される固有の識別子を記憶するものであり、予め設定さ
れた製品ＩＤや設定権を有する者が入力装置３９などか
ら入力した固有ＩＤを格納する。この端末ＩＤ記憶部３
５は、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、電源バックアップされた
ＲＡＭなどの記憶デバイスで構成することが可能であ
る。
【００４７】公開鍵記憶部３６は、操作端末毎に設定さ
れ指示情報の送信先であるホームサーバ１などに予め送
信しておく公開鍵を格納しておくものである。この公開
鍵記憶部３６は、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、電源バックア
ップされたＲＡＭなどの記憶デバイスで構成することが
可能である。
【００４８】暗号化処理部３７は、秘密鍵記憶部３８に
格納されている暗号鍵に基づいて、送信する指示情報を
暗号化するものであり、秘密鍵記憶部３８とともにＩＣ
チップ化された論理演算回路で構成することができる。
【００４９】〈登録処理〉リモコン３を各機器の操作端
末として登録する場合の動作を説明する。ホームサーバ
１における登録処理のフローチャートを図４に示す。
【００５０】ホームサーバ１は、ステップＳ１１におい
て、宅内通信部１３を介して端末情報を受信し、この端
末情報を通信制御部１５、アクセス権制御部１６、端末
情報管理部１７を介して端末情報データベースに格納す
るための登録受付状態に設定する。ステップＳ１２で
は、登録受付状態の開始時刻ｔ0に現在時刻を代入す
る。
【００５１】ステップＳ１３では、操作端末から登録要
求があったか否かを判別する。リモコン３から登録要求
を受信した場合にはステップＳ１７に移行し、リモコン
３からの登録要求がない場合にはステップＳ１４に移行
する。
【００５２】ステップＳ１４では、登録中止ボタンが入
力されたか否かを判別する。リモコン３から登録中止の
指示入力を受け付けた場合にはステップＳ１６に移行
し、登録中止の指示入力がない場合にはステップＳ１５
に移行するステップＳ１５では、時刻ｔ0からの経過時
間が所定時間ｔMAX以上となったか否かを判別する。登
録受付状態の開始から所定時間ｔMAXが経過した判断し
た場合にはステップＳ１６に移行し、そうでない場合に
はステップＳ１３に移行する。
【００５３】ステップＳ１６では、登録受付状態を解除
して処理を終了する。ステップＳ１７では、登録受付状
態の解除を行う。ここでは、登録要求を送信してきたリ
モコン３に対して登録要求受理信号を送信し、他の操作
端末からの新たな登録要求を禁止する。
【００５４】ステップＳ１８では、操作端末から端末Ｉ
Ｄと公開鍵を受信する。ここでは、リモコン３の端末Ｉ
Ｄ記憶部３５に格納されているリモコン３の識別子と、
公開鍵記憶部３６に格納されている公開鍵を受信する。
この場合、リモコン３から送信される端末ＩＤと公開鍵
の情報を、宅内ネットワーク５に接続された各機器のう
ちのいずれかで受信し、これをホームサーバ１の宅内通
信部１４に送信させるように構成することもでき、ま
た、ホームサーバ１により直接リモコン３からの情報を
受信するように構成することもできる。
【００５５】ステップＳ１９では、受信した操作端末の
端末ＩＤおよび公開鍵を記録する。ここでは、リモコン
３に設定された固有の識別子と公開鍵を端末情報データ
ベース１９内に格納する。
【００５６】登録処理時のリモコン３における動作を図
５のフローチャートに示す。ステップＳ２１では、登録
要求を送信する。ここでは、通信装置４１を用いて宅内
ネットワーク５に接続されている機器のうちのいずれか
またはホームサーバ１に直接登録要求信号を送信する。
【００５７】ステップＳ２２では、登録要求が受理され
たか否かを判別する。ホームサーバ１から送出される登
録要求受理信号を受信した場合には、ステップＳ２３に
移行する。
【００５８】ステップＳ２３では、端末ＩＤと公開鍵の
送信を行う。ここでは、端末ＩＤ記憶部３５に格納され
ているリモコン３に固有の識別子および公開鍵記憶部３
６に格納されている公開鍵を読み出して、通信装置４１
を介して送信する。
【００５９】〈操作端末の認証〉操作端末を用いてホー
ムサーバにアクセスする際の、操作端末の認証の手順を
説明する。
【００６０】操作端末からのアクセスを受け付ける際
に、ホームサーバ１が行う操作端末の認証の動作を図６
のフローチャートを用いて説明する。ステップＳ３１で
は、操作端末の端末ＩＤを受け付ける。ここでは、リモ
コン３から送信される端末ＩＤを宅内通信部１３などを
介して受信してこれを受け付ける。
【００６１】ステップＳ３２では、登録されている端末
情報から、送信されてきた端末ＩＤに対応する端末情報
を取り出す。ここでは、端末情報データベース１９内を
検索して、受信した端末ＩＤに対応する端末情報を抽出
する。
【００６２】ステップＳ３３では、受信した端末ＩＤが
登録されている操作端末であるか否かを判別する。端末
情報データベース１９に登録されていない端末ＩＤであ
る場合には、認証失敗のエラーメッセージを操作端末に
送信し処理を終了する。また、端末情報データベース１
９に端末ＩＤが存在する場合にはステップＳ３４に移行
する。
【００６３】ステップＳ３４では、認証用データ列Ａを
生成する。ここでは、認証用データとして所定の方法で
データ列Ａを生成する。ステップＳ３５では、認証用デ
ータ列Ａを操作端末に送信する。ステップＳ３６では、
操作端末で暗号化されたデータ列Ｂを受信する。このデ
ータ列Ｂは、送信した認証用データＡを操作端末側にお
いて秘密鍵によって暗号化したものである。ステップＳ
３７では、受信したデータ列Ｂを操作端末に対応する公
開鍵で復号化する。ここでは、端末情報データベース１
９から抽出した端末情報に含まれる公開鍵を用いて、デ
ータ列Ｂを復号化する。
【００６４】ステップＳ３８では、復号化したデータが
データ列Ａと一致するか否かを判別する。リモコン３の
秘密鍵記憶部３８に格納されている秘密鍵で暗号化され
たデータは、対応する公開鍵でのみ復号できるように構
成されており、秘密鍵で暗号化されたデータ列Ｂを送信
してきた操作端末が正当な操作端末であれば、公開鍵で
復号化されたデータが元の認証用データ列Ａと一致する
はずである。復号化されたデータ列が認証用データ列Ａ
と一致した場合には認証成功した旨のメッセージを送信
し、機器の操作に関する指示情報を受け付ける。また、
復号化されたデータ列が認証用データ列Ａと一致しない
場合には、認証失敗のエラーメッセージを操作端末に送
信し処理を終了する。
【００６５】リモコン３からアクセスを行う際の操作端
末認証時の動作を図７のフローチャートを用いて説明す
る。ステップＳ４１では、ホームサーバ１から送信され
てくる認証用のデータ列Ａを受信する。ステップＳ４２
では、受け取った認証用のデータ列Ａを秘密鍵で暗号化
する。ここでは、秘密鍵記憶部３８に格納されている秘
密鍵を用いて暗号化処理部３７がデータ列Ａを暗号化し
て暗号化データ列Ｂを生成する。秘密鍵記憶部３８に格
納されている秘密鍵は、外部からの読み出しができない
ように構成されており、暗号化処理部３７による暗号化
にのみ用いられるように構成されている。
【００６６】ステップＳ４３では、暗号化したデータ列
Ｂをホームサーバ１に送信する。ここでは、通信装置４
１を用いて宅内ネットワーク５に接続されている機器の
うちいずれか、またはホームサーバ１に直接送信する。
【００６７】ステップＳ４４では、認証に成功したか否
かを判別する。ホームサーバ１から認証に成功した旨の
メッセージを受信した場合には次の処理に移行する。ホ
ームサーバ１から認証に失敗した旨のメッセージを受信
した場合には、認証失敗のメッセージを表示装置４０に
表示して処理を終了する。
【００６８】〈操作制御〉実際にリモコン３から各機器
の指示情報を送信して操作する場合の例を説明する。
【００６９】ホームサーバ１では、放送受信部２１を介
して受信した動画像データを蓄積情報データベース２３
に格納することが可能となっている。この蓄積情報デー
タベース２３に蓄積されている動画像データをリモコン
３から操作してテレビ５１に表示させる場合について説
明する。テレビ５１は、リモコン３によりチャンネル選
択やメニュー選択などの操作を行うことが可能となって
おり、宅内ネットワーク５を介してホームサーバ１と接
続されている。
【００７０】リモコン３によりテレビのメニューを選択
し、ホームサーバ１にある情報の一覧を表示するように
要求する。このメニュー選択を受けて、テレビ５１はホ
ームサーバ１と通信を行い、蓄積情報データベース２３
内に蓄積されている情報の一覧情報を要求する。この一
覧情報の要求時に、指示情報が送信されたリモコン３の
端末ＩＤも併せて送信する。
【００７１】一覧情報の要求を受けたホームサーバ１
は、受け取った端末ＩＤを元に操作端末の認証処理を実
行する。前述したように、認証用の文字列Ａを生成して
これを送信して、秘密鍵で暗号化された文字列Ｂを受信
し、これを公開鍵で復号化して文字列Ａと照合すること
によって、操作端末の認証を行うことができる。操作端
末の認証に成功した場合には、蓄積情報データベース２
３内に蓄積されている情報の一覧を送信する。
【００７２】テレビ５１では、ホームサーバ１から送信
されてきた一覧情報を表示し、ユーザに見たい動画像デ
ータの選択を行わせる。この動画像データの選択につい
ても、リモコン３の操作により送信される指示情報をテ
レビ５１により受け付けて、宅内ネットワーク５を介し
てホームサーバ１に送信するように構成する。
【００７３】ホームサーバ１は、動画像データの選択要
求についても操作端末の認証を行って、認証に成功した
場合についてのみ、その動画像データをテレビ５１に送
出し、表示させるように構成される。
【００７４】〈宅外からのアクセス〉前述した例では操
作端末を宅内で使用される統合型リモコンとしている
が、これに代えて宅外からホームサーバ１にアクセスし
て各機器の操作に関する指示を行うように構成すること
が考えられる。たとえば、各機器が設置されている住宅
外のパソコンや電話機などを利用してインターネット網
や電話回線網などを通じて操作の指示を行う場合が考え
られる。また、携帯電話やＰＨＳ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏ
ｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）など
の携帯端末から無線電話網を介して機器操作の指示を行
う場合が考えられる。これら操作端末は前述のリモコン
３とほぼ同様の構成であり、通信装置４１がそれぞれの
通信手段に対応するインターフェイスで構成される。こ
のような場合も、前述と同様にして、パソコン、電話
機、携帯電話、ＰＨＳ、ＰＤＡなどの端末ＩＤを予めホ
ームサーバ１に登録しておき、同時に各操作端末の認証
処理に用いるための公開鍵をホームサーバ１に登録して
おく。電話機や携帯電話、ＰＨＳなどの場合には、端末
ＩＤとしてその電話番号を登録するように構成すること
も可能である。このような操作端末を用いて宅外からア
クセスして各機器の操作を行う場合を説明する。ここ
で、エアコン５５の設定温度を調節する場合を例として
説明する。
【００７５】まず、操作端末から宅内ネットワーク５を
介してホームサーバ１にアクセスし、操作端末の端末Ｉ
Ｄを送信するとともにエアコン５５の現在の状態に関す
る情報を要求する要求信号を送信する。ホームサーバ１
は、図６に示すような操作端末の認証処理を実行し、認
証に成功した場合には、宅内ネットワーク５を介してエ
アコン５５の現在の状態に関する情報を取得し、この情
報を操作端末に送信する。
【００７６】ユーザは、操作端末の表示装置４０に表示
されるエアコン５５の現在の状態に関する情報を参照
し、エアコン５５の電源投入、運転モード変更、設定温
度変更などの必要な指示情報を入力する。操作端末で
は、ユーザから入力された指示情報を操作端末の端末Ｉ
Ｄとともにホームサーバ１に送信する。
【００７７】ホームサーバ１はこの指示情報を受信する
と、端末ＩＤに基づく端末情報に基づいて再度操作端末
の認証処理を実行する。ここで認証に成功した場合に
は、指示情報に基づいて、エアコン５５の操作に関する
制御信号を生成して、エアコン５５の制御を実行する。
【００７８】このように、操作端末からの指示情報を受
信する度に認証処理を行うことにより、第３者からの不
正なアクセスを防止することができ、住宅内の各機器を
安全に操作することが可能となる。また、ユーザが操作
端末の端末ＩＤを意識することなく、ホームサーバ１に
おける操作端末の認証処理が行われるため、ユーザがパ
スワードなどを記憶しておく必要がなく、第３者にパス
ワードが漏洩して不正に使用されることを防止できる。
【００７９】操作端末とホームサーバ１との間の通信に
おいて、データを暗号化して送受信するように構成する
ことも可能である。この場合、電話回線網やインターネ
ット網、携帯電話網などの通信経路上において第３者に
通信をモニタされた場合であっても、その内容を知られ
ることが防止できる。ここでの暗号化方法は、公開鍵暗
号を用いることが可能である。
【００８０】〈個人情報に基づくアクセス制限〉ホーム
サーバ１において、操作端末を操作するユーザの個人情
報を管理し、この個人情報に基づいてアクセス制限を行
うように構成することができる。たとえば、１つのリモ
コン３につき１個人を対応付けて個人情報を登録し、こ
の個人情報に基づいてそのリモコン３からの操作に対す
る制限を設けることが可能となる。
【００８１】リモコン３を操作するユーザの個人情報を
ホームサーバ１に登録する際の手順を図８のフローチャ
ートを用いて説明する。リモコン３からユーザの個人情
報の登録要求があった場合、ステップＳ５１において登
録要求のあった操作端末の端末情報を呼び出す。ここで
は、端末情報データベース１９から該当する端末ＩＤの
端末情報を呼び出す。
【００８２】ステップＳ５２では、登録要求があった操
作端末の端末情報が登録済みであるか否を判別する。登
録要求があった操作端末の端末情報が端末情報データベ
ース１９に登録されていると判断した場合にはステップ
Ｓ５３に移行し、そうでない場合にはエラーメッセージ
を送信する処理を終了する。
【００８３】ステップＳ５３では、操作端末から個人名
を受信する。ホームサーバ１はリモコン３に対して個人
名の入力を促す入力要求を送信し、これに対応してユー
ザが入力した個人名データをリモコン３から受信する。
【００８４】ステップＳ５４では、操作端末から個人情
報を受信する。ホームサーバ１はリモコン３に対して個
人情報の入力を促す入力要求を送信し、これに対してユ
ーザが入力した個人情報のデータをリモコン３から受信
する。ここで、ユーザから入力される個人情報として、
たとえば、年齢、性別などの基本データの他に、会員制
のサービスを利用する場合のそのサービスに対するパス
ワードなどを登録することができる。また、クレジット
による買い物やオンラインショッピングなどを利用する
際に必要となる住所、電話番号、クレジットカード番号
などを登録しておくことも可能である。さらに、リモコ
ン３を使用するユーザの認証を行うために、指紋情報、
虹彩情報、網膜情報、声紋情報などの生体情報を登録し
ておくことも可能である。
【００８５】ステップＳ５５では、受信した個人名が登
録済みであるか否かを判断するために、個人情報データ
ベース２０の情報を読み出す。ステップＳ５６では、受
信した個人名が登録されているか否かを判断する。受信
した個人名が個人情報データベース２０に登録されてい
ると判断した場合にはステップＳ５８に移行し、そうで
ないと判断した場合にはステップＳ５７に移行する。
【００８６】ステップＳ５７では、受信した個人情報を
新規に登録する。ここでは、受信した個人情報のレコー
ドを個人情報データベース２０内に新たに作成して格納
する。ステップＳ５８では、受信した個人情報に基づい
て、個人情報データベース２０内の該当するレコードの
内容を更新する。
【００８７】ステップＳ５９では、操作端末に対応する
個人名を記録する。登録要求があったリモコン３と登録
された個人情報を関連付けるために、端末情報データベ
ース１９の該当する端末情報に個人名を関連付けて登録
する。
【００８８】このように操作端末を操作するユーザの個
人情報を関連付けて登録しておくことによって、個人情
報に基づくアクセス制限を行うことが可能となる。ホー
ムサーバ１の蓄積情報データベース２３内に蓄積された
情報へのアクセス、ＣＡＴＶや衛生放送の利用につい
て、個人に対するアクセス制限を設定している場合に
は、操作端末からアクセス要求があった場合に、操作端
末の認証を行った後、その操作端末に関連付けられた個
人情報を読み出して、操作しているユーザのアクセス権
を判定し、アクセスを許可するか否かを決定することが
できる。
【００８９】たとえば、操作端末から蓄積情報データベ
ース２０内の情報へのアクセス要求があった場合、ホー
ムサーバ１は要求のあった操作端末の認証処理を実行
し、操作端末の認証に成功した場合に、その操作端末に
関連付けられた個人情報を個人情報データベース２０か
ら取り出し、要求された情報へのアクセス権を判定して
アクセスを許可するか否かを決定する。このことによ
り、未成年に好ましくないとされる映画や画像データな
どが蓄積情報データベース２３に蓄積されているような
場合に、操作端末からのその情報へのアクセス要求があ
ると、ホームサーバ１は端末情報データベース１９から
その操作端末に対応する個人名を特定し、この個人名か
ら個人情報データベース２０内の個人情報を取得して、
その情報へのアクセス権を判定する。アクセス要求のあ
った情報が１８歳以上の者にのみアクセス許可するよう
に設定されており、アクセス要求があった操作端末に対
応するユーザの個人情報が１８歳未満である場合には、
情報へのアクセス要求を拒否する。このような蓄積情報
データベース２３に蓄積されている情報のアクセス要求
は、テレビ５１への表示を要求する場合が考えられる
が、アクセス要求を拒否する場合には、この情報へのア
クセス権がない旨のメッセージをテレビ５１の画面また
はスピーカーに出力してユーザに知らせるように構成で
きる。
【００９０】個人情報の登録および変更については、各
操作端末にマスタパスワードを設定しておき、正当なマ
スタパスワードが入力されたときのみ、実行することが
可能であるような構成とすることができる。このことに
より、第３者が不正使用を目的として個人情報を改竄す
ることを防止することができる。
【００９１】〈宅外へのデータ送出〉宅外において買い
物を行う場合には、個人情報データベース２０にクレジ
ットカード番号を予め記憶させておき、登録された操作
端末を用いてホームサーバ１を介してクレジット会社と
通信を行い、支払の手続きを行うことが考えられる。こ
の場合、ホームサーバ１が宅外ネットワーク７を介して
クレジット会社とのデータ通信を行い、クレジットカー
ド番号などの必要事項を送信するため、買い物をした店
にクレジットカード番号を知られることがなく、安全に
決済を行うことが可能となる。
【００９２】ＣＡＴＶ、衛星放送などの双方向通信やパ
ソコン５３からインターネットを通じてのオンラインシ
ョッピングを行う場合にも、住所、電話番号、クレジッ
トカード番号などを個人情報として登録しておくことに
より、この登録情報を用いて簡単にデータ送信を行うこ
とが可能となり、ユーザの手間を省くことが可能とな
る。このような個人情報は、登録されていない操作端末
を用いて見ることができないため、第３者に情報が漏洩
することを防止できる。
【００９３】また、会員制の有料コンテンツに宅外から
アクセスする場合に、個人情報データベース２０にその
有料コンテンツにアクセスするためのパスワードを予め
登録しておき、ホームサーバ１によりその有料コンテン
ツの提供者との通信を行い、有料コンテンツを利用する
ように構成できる。この場合、ユーザが、各有料コンテ
ンツの提供者毎のパスワードやサービス毎に設定されて
いるパスワードをすべて記憶しておく必要がなく、パス
ワードが第３者に漏洩することも防止できる。
【００９４】〈端末情報および個人情報によるアクセス
制限〉端末情報によるアクセス制限と操作端末に関連付
けられたユーザの個人情報によるアクセス制限とを統合
して、ホームサーバ１に対するアクセス制限を行う場合
について、図９のフローチャートに基づいて説明する。
ここでも、蓄積情報データベース２３に蓄積されている
情報へのアクセス要求があった場合について説明する。
【００９５】操作端末から蓄積情報データベース２３に
蓄積されている情報へのアクセス要求があった場合に
は、ステップＳ６１において要求された情報の種類につ
いてのデータを蓄積情報データベース２３から取得す
る。ステップＳ６２では、要求された情報に対してアク
セス制限が設定されているか否かを判別する。蓄積情報
データベース２３に蓄積された情報には、その情報毎に
アクセス制限が設定されている場合と、分類された種類
毎にアクセス制限が設定されている場合が考えられる。
いずれの場合であっても、アクセス要求があった情報に
対してアクセス制限が設定されていないと判断した場合
にはステップＳ６３に移行し、アクセス制限が設定され
ている場合にはステップＳ６４に移行する。
【００９６】ステップＳ６３では、宅内からのアクセス
であるか否かを判別する。アクセス要求を送信してきた
操作端末の端末ＩＤから端末情報を取得し、宅内に存在
する操作端末であるか否かを判断し、宅内からのアクセ
スではないと判断した場合にはこの操作端末からのアク
セスを拒否し、蓄積情報データベース２３内に蓄積され
た該当する情報の提供を行わない。また、宅内からのア
クセスであると判断した場合には、この操作端末からの
アクセスを許可し、蓄積情報データベース２３内の該当
する情報の提供を行う。この場合、アクセス制限が設定
されていない情報を宅外からアクセスすることを拒否す
るように設定しているが、宅外からのアクセスを許可す
るように構成することも可能である。
【００９７】ステップＳ６４では、操作端末の認証を行
う。前述したように、認証用データ列を送信し、操作端
末において秘密鍵で暗号化されたデータ列を受信し、公
開鍵を用いて復号化して元の認証用データ列と照合する
ことにより、登録されている正当な操作端末であるか否
かの判断を行う。操作端末の認証に失敗した場合には、
アクセスを拒否する旨のメッセージを操作端末に送信し
この処理を終了する。操作端末の認証に成功した場合に
は、ステップＳ６６に移行する。
【００９８】ステップＳ６６では、個人情報に基づくア
クセス制限が設定されているか否かを判別する。アクセ
ス要求があった情報に個人情報によるアクセス制限が設
定されていない場合には、操作端末からのアクセス要求
を許可する。また、アクセス要求があった情報に個人情
報によるアクセス制限が設定されている場合には、ステ
ップＳ６７に移行する。
【００９９】ステップＳ６７では、アクセス要求を送信
してきた操作端末の端末ＩＤに基づいて端末情報データ
ベース１９から対応する端末情報を取得し、これから関
連付けられているユーザの個人名を特定し、個人情報デ
ータベース２０から該当するユーザの個人情報を取得す
る。
【０１００】ステップＳ６８では、取得した個人情報が
情報へのアクセス制限を満たしているか否かを判別す
る。アクセス要求を送信してきた操作端末に関連付けら
れたユーザの個人情報が、アクセス要求があった情報に
設定されているアクセス制限を満たしていないと判断し
た場合には、操作端末に対してアクセスを拒否する旨の
メッセージを送信しこの処理を終了する。また、アクセ
ス要求を送信してきた操作端末に関連付けられたユーザ
の個人情報が、アクセス要求があった情報に設定されて
いるアクセス制限を満たしていると判断した場合には、
操作端末に対してこの情報の提供を行う。
【０１０１】このように、アクセス要求を行った操作端
末が宅内にあるものか否かの情報、操作端末の端末情報
や操作端末に関連付けられたユーザの個人情報などに基
づいてアクセス制限を行うことによって、ユーザによる
認証処理の手間を軽減し、利便性を保ったままで、第３
者による不正なアクセスを防止して、家庭内の情報を保
護することが可能となる。
【０１０２】操作端末を紛失した場合であっても、ホー
ムサーバ１の端末情報データベース１９からその操作端
末の情報を末梢することにより、個人情報の記録を削除
することなくその操作端末を用いて第３者が不正にアク
セスすることを防止できる。
【０１０３】〈他の実施形態〉操作端末として携帯電話
やＰＨＳなどを用いる場合には、宅内、宅外ともに同一
の操作端末で指示情報を送信することが可能となる。こ
の場合、携帯電話やＰＨＳなどのサービス提供会社によ
り提供されている位置情報提供サービスを利用して、操
作端末の位置を取得し、これにより宅内であるか宅外で
あるかの判定を行うように構成することも可能である。 （付記１）有線または無線の宅内ネットワークを介して
住宅内の１以上の機器に接続される機器制御サーバと、
前記機器の操作に関する指示信号を有線または無線で送
信可能な操作端末とを備える機器制御システムのアクセ
ス制限方法であって、前記操作端末に設定される固有の
識別子を前記操作端末のアクセス権と関連付けるための
端末情報の登録を受け付ける段階と、前記操作端末の識
別子と前記機器の操作に関する指示信号とを含む指示情
報を受け付ける段階と、前記指示情報に含まれる前記操
作端末の識別子から前記操作端末のアクセス権を判定す
る段階と、前記操作端末のアクセス権と前記機器に関す
る指示信号とに基づいて前記機器の制御を行う段階と、
を含む機器制御システムのアクセス制御方法。
【０１０４】（付記２）前記端末情報の登録を受け付け
る際に前記操作端末に設定される公開鍵を受け付け、前
記操作端末において秘密鍵で暗号化された所定のデータ
を受信し、前記公開鍵により復号化して前記所定のデー
タと照合することによって前記操作端末の認証を行う段
階をさらに含む付記１に記載の機器制御システムのアク
セス制御方法。
【０１０５】（付記３）前記公開鍵は、前記端末情報の
一部として前記操作端末の識別子と関連付けられて登録
される、付記２に記載の機器制御システムのアクセス制
御方法。
【０１０６】（付記４）電子情報を取得するとともに蓄
積手段内に蓄積する段階をさらに含み、前記機器に関す
る指示信号が前記蓄積手段に蓄積された電子情報へのア
クセスを含む場合に、前記操作端末のアクセス権に基づ
いて前記電子情報の提供を許可するか否かを判断する、
付記１〜３のいずれかに記載の機器制御システムのアク
セス制御方法。
【０１０７】（付記５）前記機器の操作に関する指示信
号が宅外ネットワークへのアクセスを含む場合に、前記
操作端末のアクセス権に基づいて前記宅外ネットワーク
へのアクセスを許可するか否かを判断し前記機器の制御
を行う、付記１〜４のいずれかに記載の機器制御システ
ムのアクセス制御方法。
【０１０８】（付記６）前記宅外ネットワーク上のコン
テンツ毎にアクセスを許可するか否かを判断する、付記
５に記載の機器制御システムのアクセス制御方法。
【０１０９】（付記７）前記操作端末からの指示情報を
受信した際に、前記操作端末が宅内にあるか宅外にある
かを判別し、この判別結果と前記指示情報に含まれる前
記操作端末の識別子から前記操作端末のアクセス権を判
定する、付記１〜６のいずれかに記載の機器制御システ
ムのアクセス制御方法。
【０１１０】（付記８）前記操作端末を操作するユーザ
に関する情報を前記操作端末と関連付けるための個人情
報の登録を受け付ける段階をさらに含み、前記指示情報
に含まれる前記操作端末の識別子からこの操作端末に関
連付けられた個人情報を抽出し、前記個人情報および前
記端末情報からアクセス権を判定する、付記１〜７のい
ずれかに記載の機器制御システムのアクセス制御方法。
【０１１１】（付記９）付記１〜８のいずれかに記載の
機器制御システムのアクセス制御方法をコンピュータに
実行させるためのプログラム。
【０１１２】（付記１０）付記９に記載のプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 （付記１１）有線または無線の宅内ネットワークを介し
て住宅内の１以上の機器に接続され、操作端末から送信
される前記機器の操作に関する指示信号に基づいて前記
機器の制御を行う機器制御サーバであって、前記操作端
末に設定される固有の識別子を前記操作端末のアクセス
権と関連付けるための端末情報の登録を受け付ける端末
情報受付手段と、前記端末情報を記憶する端末情報記憶
手段と、前記操作端末の識別子と前記機器の操作に関す
る指示信号とを含む指示情報を受け付ける指示情報受付
手段と、前記指示情報に基づいて前記操作端末のアクセ
ス権を判定するアクセス権判別手段と、前記アクセス権
判別手段により判定された前記操作端末のアクセス権と
前記指示情報に含まれる前記機器の操作に関する指示信
号とに基づいて前記機器の制御を行う機器制御手段と、
を含む機器制御サーバ。
【０１１３】（付記１２）前記端末情報の登録を受け付
ける際に、前記操作端末に設定される公開鍵を受け付
け、前記端末情報とともに前記端末情報記憶手段に格納
する公開鍵受付手段と、所定のデータを送信し、前記操
作端末において秘密鍵で暗号化された前記所定のデータ
を受信し、前記公開鍵により復号化して前記所定のデー
タと照合することによって、前記操作端末の認証を行う
操作端末認証手段と、をさらに含む付記１１に記載の機
器制御サーバ。
【０１１４】（付記１３）電子情報を取得する電子情報
取得手段と、前記電子情報取得手段により取得した電子
情報を蓄積する電子情報蓄積手段とをさらに備え、前記
機器に関する指示信号が電子情報蓄積手段に蓄積された
電子情報へのアクセスを含む場合に、前記アクセス権判
定手段は、前記操作端末のアクセス権を判定して前記電
子情報の提供を許可するか否かを判断する、付記１１ま
たは１２に記載の機器制御サーバ。
【０１１５】（付記１４）住宅外に存在する宅外ネット
ワークに接続可能な宅外通信手段をさらに備え、前記機
器の操作に関する指示信号が前記宅外ネットワークへの
アクセスを含む場合に、前記アクセス権判定手段は、前
記操作端末のアクセス権を判定し前記宅外ネットワーク
へのアクセスを許可するか否かを判断する、付記１１〜
１３のいずれかに記載の機器制御サーバ。
【０１１６】（付記１５）前記宅外ネットワーク上のコ
ンテンツ毎にアクセスを許可するか否かを判断する、付
記１４に記載の機器制御サーバ。
【０１１７】（付記１６）前記指示情報受付手段により
受け付けた指示情報に基づいて、前記操作端末が宅内に
あるか宅外にあるかを判別する端末位置判別手段をさら
に備え、前記アクセス権判定手段は、前記端末位置判別
手段による判別結果に基づいて前記操作端末のアクセス
権を判定する、付記１１〜１５のいずれかに記載の機器
制御サーバ。
【０１１８】（付記１７）前記操作端末を操作するユー
ザに関する情報を前記操作端末と関連付けるための個人
情報の登録を受け付ける個人情報受付手段をさらに含
み、前記アクセス権判定手段は、前記指示情報に含まれ
る前記操作端末の識別子からこの操作端末に関連付けら
れた個人情報を抽出し、前記個人情報および前記端末情
報からアクセス権を判定する、付記１１〜１６のいずれ
かに記載の機器制御サーバ。
【０１１９】（付記１８）住宅内の１以上の機器と有線
または無線の宅内ネットワークを介して接続される機器
制御サーバを有する機器制御システムにおける前記機器
の操作に関する指示信号を送信する操作端末であって、
固有の識別子を記憶する識別子記憶手段と、前記機器制
御サーバに前記識別子の登録を行う端末情報登録手段
と、前記機器の操作に関する指示入力を受け付ける入力
受付手段と、前記入力受付手段により受け付けた指示入
力と、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子とに
基づいて指示情報を生成する指示情報生成手段と、前記
指示情報生成手段により生成された指示情報を無線また
は有線により送信する指示情報送信手段と、を備える操
作端末。
【０１２０】（付記１９）現在の位置情報を取得する位
置情報取得手段をさらに備え、前記指示情報生成手段
は、前記指示入力、前記識別子および前記位置情報取得
手段により取得した位置情報に基づいて指示情報を生成
する付記１８に記載の操作端末。
【０１２１】（付記２０）操作するユーザに関する情報
の入力を受け付ける個人情報入力手段をさらに備え、前
記指示情報生成手段は、前記指示入力、前記識別子およ
び前記個人情報入力手段により受け付けたユーザに関す
る情報に基づいて指示情報を生成する付記１８または１
９に記載の操作端末。
【０１２２】（付記２１）秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶
手段と、前記秘密鍵に対応する公開鍵を記憶する公開鍵
記憶手段と、前記秘密鍵によりデータを暗号化する暗号
化処理手段と、をさらに含み、前記端末情報登録手段に
より前記機器制御サーバに端末情報の登録を行う際に前
記公開鍵を前記機器制御サーバに送信し、前記指示情報
を送信する際に、前記機器制御サーバから受信する所定
のデータを前記秘密鍵によって暗号化して認証情報とし
て送信する、付記１８〜２０のいずれかに記載の操作端
末。
【０１２３】
【発明の効果】本発明によれば、機器制御サーバへのア
クセス権を操作端末毎に設定して操作端末の識別子に関
連付けて登録しているため、宅内からアクセスに対して
も宅外からのアクセスに対しても、機器の操作に関する
指示情報を受け付けることが可能となり、第３者による
不正なアクセスを防止するとともに、操作端末毎のパス
ワードや利用する情報毎のパスワードの設定やこれを記
憶する手間を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の概略構成を示す説明図。
【図２】機器制御サーバの概略構成を示すブロック図。
【図３】操作端末の概略構成を示すブロック図。
【図４】機器制御サーバにおける登録受付処理を示すフ
ローチャート。
【図５】操作端末における登録処理を示すフローチャー
ト。
【図６】機器制御サーバにおける端末認証処理を示すフ
ローチャート。
【図７】端末認証処理時の操作端末の動作を示すフロー
チャート。
【図８】個人情報登録処理を示すフローチャート。
【図９】端末情報と個人情報とを用いたアクセス制限の
処理を示すフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 卓志 神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番 １号 富士通株式会社内 Ｆターム(参考） 5B085 AE04 BG07 5K033 AA08 BA01 DA06 DA17 DB12 5K048 AA15 BA03 BA08 BA12 BA53 DB01 DC01 DC04 DC07 EA16 EB02 HA01 HA02 5K101 KK11 LL01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】有線または無線の宅内ネットワークを介し
    て住宅内の１以上の機器に接続される機器制御サーバ
    と、前記機器の操作に関する指示信号を有線または無線
    で送信可能な操作端末とを備える機器制御システムのア
    クセス制限方法であって、 前記操作端末に設定される固有の識別子を前記操作端末
    のアクセス権と関連付けるための端末情報の登録を受け
    付ける段階と、 前記操作端末の識別子と前記機器の操作に関する指示信
    号とを含む指示情報を受け付ける段階と、 前記指示情報に含まれる前記操作端末の識別子から前記
    操作端末のアクセス権を判定する段階と、 前記操作端末のアクセス権と前記機器に関する指示信号
    とに基づいて前記機器の制御を行う段階と、を含む機器
    制御システムのアクセス制御方法。
  2. 【請求項２】請求項１に記載の機器制御システムのアク
    セス制御方法をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラム。
  3. 【請求項３】請求項２に記載のプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項４】有線または無線の宅内ネットワークを介し
    て住宅内の１以上の機器に接続され、操作端末から送信
    される前記機器の操作に関する指示信号に基づいて前記
    機器の制御を行う機器制御サーバであって、 前記操作端末に設定される固有の識別子を前記操作端末
    のアクセス権と関連付けるための端末情報の登録を受け
    付ける端末情報受付手段と、 前記操作端末の識別子と前記機器の操作に関する指示信
    号とを含む指示情報を受け付ける指示情報受付手段と、 前記指示情報に基づいて前記操作端末のアクセス権を判
    定するアクセス権判別手段と、 前記アクセス権判別手段により判定された前記操作端末
    のアクセス権と前記指示情報に含まれる前記機器の操作
    に関する指示信号とに基づいて前記機器の制御を行う機
    器制御手段と、を含む機器制御サーバ。
  5. 【請求項５】住宅内の１以上の機器と有線または無線の
    宅内ネットワークを介して接続される機器制御サーバを
    有する機器制御システムにおける前記機器の操作に関す
    る指示信号を送信する操作端末であって、 固有の識別子を記憶する識別子記憶手段と、 前記機器制御サーバに前記識別子の登録を行う端末情報
    登録手段と、 前記の操作に関する指示入力を受け付ける入力受付手段
    と、 前記入力受付手段により受け付けた指示入力と、前記識
    別子記憶手段に記憶されている識別子とに基づいて指示
    情報を生成する指示情報生成手段と、 前記指示情報生成手段により生成された指示情報を無線
    または有線により送信する指示情報送信手段と、を備え
    る操作端末。
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