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JP2002348646A - 展伸用の長尺マグネシウム合金コイル及びその製造方法 - Google Patents

展伸用の長尺マグネシウム合金コイル及びその製造方法

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JP2002348646A
JP2002348646A JP2001157174A JP2001157174A JP2002348646A JP 2002348646 A JP2002348646 A JP 2002348646A JP 2001157174 A JP2001157174 A JP 2001157174A JP 2001157174 A JP2001157174 A JP 2001157174A JP 2002348646 A JP2002348646 A JP 2002348646A
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JP
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rolling
width direction
thin plate
magnesium alloy
rolled
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JP2001157174A
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Takeshi Oka
武 岡
Yozo Suga
洋三 菅
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NIPPON CROSE ROLLING CORP
Original Assignee
NIPPON CROSE ROLLING CORP
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C35/00Removing work or waste from extruding presses; Drawing-off extruded work; Cleaning dies, ducts, containers, or mandrels
    • B21C35/02Removing or drawing-off work
    • B21C35/023Work treatment directly following extrusion, e.g. further deformation or surface treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21C23/00Extruding metal; Impact extrusion
    • B21C23/02Making uncoated products
    • B21C23/04Making uncoated products by direct extrusion
    • B21C23/06Making sheets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、塑性加工に適する良質のマグネ
シウム合金薄板を得ることを目的としたものである。 【解決手段】 この発明は、鋳造したマグネシウム合金
のスラブを熱間で薄板に押出成形し、該薄板を巾方向に
圧延すると共に、長手方向に圧延したことを特徴とする
展伸用の長尺マグネシウム合金コイルによりその目的を
達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレスによる深
絞り成形、曲げ成形、しごき成形、穴開け加工、穴広げ
加工等又はこれらを組合せた塑性加工に適した材料を提
供することを目的とした展伸用の長尺マグネシウム合金
コイル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、マグネシウム合金の比重は、鉄の
1/4、アルミニウムの2/3、チタンの1/3と実用
金属の中で最も軽く、かつ資源が多く存在することと、
融点温度が低いことから再生エネルギーが非常に少な
く、リサイクル性に優れていること等の特徴がある。従
ってマグネシウム合金は、各種機器の部品、例えばパソ
コンや携帯電話の筐体、自動車や電機機器の部品として
ダイカストあるいは射出成形法によって作られている。
【0003】従来重量%で希土類金属0.5〜1.5
%、ジルコニウム0.1〜0.6%、亜鉛2.0〜4.
0%を含有し、残部が実質的にマグネシウムからなる合
金湯を鋳造し、鋳塊を熱間圧延した後、180℃〜23
0℃で圧下率40%〜70%の温間加工するプレス成形
性に優れたマグネシウム合金薄板の製造方法が提案され
ている(特開平6−293944)。
【0004】また深絞りその他の塑性加工に適する金属
薄板を得る為に、金属薄板を巾方向及び長手方向に圧延
する圧延方法及び装置の提案もある(特公昭62−45
007)。
【0005】
【発明により解決しようとする課題】前記マグネシウム
合金薄板の製造方法は、熱間及び温間加工という制約が
あるのみならず、圧下率が大きいなどの理由により、表
面粗度が悪く、かつ巾方向圧延をしていないので、縦横
の材質が均一になりにくい問題点があり、特に薄板の場
合に問題点があった。
【0006】この発明におけるマグネシウム合金溶湯は
丸型あるいは矩形状の鋳塊に鋳造される。鋳造は連続、
半連続あるいはパッチ処理で行うが、成分の均一化が容
易である連続式鋳造が望ましい。
【0007】前記により成形された鋳塊(インゴット)
を200℃〜450℃の範囲で押出し加工し、薄板にす
る。1個の鋳塊から複数枚押出すことも可能であるが、
均質な薄板を得るためには1枚の薄板を押出すことが望
ましい。この時に、鋳塊の断面積が縮減あるいは拡大さ
れて薄板の断面積になるが、薄板の結晶粒組織を小さく
して機械特性を良好にするためには、縮減される方が有
利である。例えば直径150mmの丸型鋳塊(断面積:
約1650mm)を1.6mm厚×150mm巾(断
面積:240mm)の薄板に押出し加工する。
【0008】前記押出し加工は従来の熱間圧延に比べ
て、一度の処理で薄板を得られることから処理費用は極
めて安価である。しかしながら、従来の熱間圧延に比べ
て板断面の形状が不均一であり、又は押出し鋳型の熱変
化によって押出し処理が進むに連れて断面形状が変化す
る。このためにこの薄板をそのまま通常の圧延を行った
場合には、良好な板形状が得られない。例えば押出し薄
板の巾方向の位置で片側が厚い場合には、圧延で厚い側
が伸びるために曲るおそれがある。また押出し薄板の巾
方向で中央が厚い場合には、圧延で中央が伸びるために
中伸び形状、あるいは破断のおそれがある。次に押出し
薄板の巾方向で両端が厚い場合には、圧延で両端が伸び
るために耳波形状になる。そこでこの出願の発明者はこ
のような押出し薄板の断面形状の不均一を解決する方法
として、長手方向に対して巾方向に圧延することが極め
て有効であることを確認した。
【0009】巾方向に連続的に圧延可能な圧延機とし
て、例えば特許2990618号がある。この場合に上
下の圧延治具としては図1に示す2個のロール、あるい
は図2に示す1個のロールと1台の固定金型(アンビ
ル)の組合せがあり、何れでも可能である。このように
巾方向に圧延することによって押出し薄板の巾方向での
板厚形状は均一になる。
【0010】この時の圧延温度は高いほど板が軟質であ
るために、圧延後のスプリングバックを少なくするため
に、より巾方向での断面形状は均一になることが望まし
い。例えば、150℃〜270℃が望ましい。
【0011】また合金の成分系によって温室での強加工
が不可能な場合には、加工が可能な温度にして圧延を行
うことが必須であるが、室温での加工が可能な合金の成
分系で温度を上げて圧延することは必ずしも必要ではな
い。
【0012】巾方向への圧延の圧下率は、押出し薄板の
板厚不均一が大きいほど高くすることが必要であるが、
圧下率として10%以上行えば充分である。
【0013】このような巾方向の圧延の有効性は、板厚
形状がより不均一である巾広の押出し薄板、またこの発
明が特に機器の筐体への応用を主目的にしていることか
ら巾広の押出し薄板ほど大きいので、巾100mm以上
の押出し薄板に適用することが望ましい。
【0014】この巾方向の圧延によって、製品まで仕上
げることも可能であるが、薄塗り塗装を可能にするため
に、この発明では、巾方向の圧延後に長手方向、即ち巾
方向の直角方向にロールによる圧延を行うことが構成要
素になる。
【0015】巾方向への圧延は板断面形状の改善には有
効であるが、板平面の平滑性からは問題点が生じる。即
ち、巾方向への圧延を連続的に長尺状で行うためには、
板が圧延治具と絶えず接触していては不可能であるため
に、巾方向へ圧延した後、圧延治具を板から離し、板を
一定長だけ進行方向に移動させ、その後巾方向に圧延す
ることを繰り返すことが必須である。
【0016】このような間欠的な巾方向の圧延を行う
と、長手の進行方向で、巾方向の1回目の圧延とその後
の巾方向の圧延との境目に若干の筋が巾方向に出てく
る。この巾方向での筋を無くするために必要な長手方向
への圧下量は、20%以上が望ましい。上側の圧延治具
をロールとし、下側の圧延治具を固定金型(アンビル)
として、巾方向に10%の圧下率で圧延し、その後長手
方向に30%の圧下率でロールによって圧延した場合の
板表面粗度を図3及び図4に示した。薄板の表、裏とも
に表面粗さRaが1μm前後で、平滑性が良好である。
上下圧延治具がロールの場合に比べ、上側の圧延治具が
ロールで下側が固定金型の場合は板と金型の接触が厳し
いので長手方向のロールによる圧延率を高めることが望
ましい。この長手方向の圧延温度は室温で強圧延加工が
可能である成分系では室温圧延が表面平滑性からは望ま
しい。室温での強圧延が不可能な成分系では、圧延可能
な温度にして圧延することもこの発明範囲である。
【0017】以上のように、この発明は熱間で鋳塊を押
出して薄板を製造する工程、巾方向圧延する工程、さら
に長手方向に圧延する工程の利点と問題点の特徴を有機
的に組合せることによって、形状と平滑性の良好な展伸
性の長尺マグネシウム合金コイルとその製造方法を提供
するものである。
【0018】なお、巾方向の圧延を30%前後の圧下
率、そして長手方向の圧下率を35%前後行えば、成品
の巾方向と長手方向の機械特性である伸び、強度が等方
的になり、プレス成形性が改善される。
【0019】前記巾方向圧延の方法は優れており、幾多
の品質良好な薄板を提供したのであるが、マグネシウム
合金については、考慮されていなかったので、未知の技
術として研究の結果、幾多の問題点を克服し、良質のマ
グネシウム合金薄板の高速加工に成功したのである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、マグネシウ
ム合金スラブを熱間で薄板に押出し成形し、この薄板を
巾方向へ圧延すると共に、長手方向へ圧延して、良品の
マグネシウム合金コイルを得ることに成功し、前記従来
の問題点を解決したのである。
【0021】即ちコイルの発明は、鋳造したマグネシウ
ム合金のインゴットを熱間で薄板に押出成形し、該薄板
を巾方向に圧延すると共に、長手方向に圧延したことを
特徴とする展伸用の長尺マグネシウム合金コイルであ
り、薄板の巾は100mm以上とし、巾方向の圧下率は
10%以上とし、長手方向の圧下率は20%以上とし、
巾が120mm〜350mm、厚さが0.03mm〜
1.2mmとし、表面粗度を表わす平均粗さRaが5μ
m以下としたものである。
【0022】また方法の発明は、マグネシウム合金溶湯
をインゴットに鋳造し、該インゴットを熱間で薄板に押
出し成形した後、該薄板を巾方向に圧延し、ついで長手
方向に圧延することを特徴とした展伸用の長尺マグネシ
ウム合金コイルの製造方法である。次に薄板は、巾を1
00mm以上に押出し成形し、巾方向に10%以上の圧
下率で多段圧延すると共に、長手方向へ20%以上の総
圧下率で多段圧延すると共に、表面の平均粗度Raを5
μm以下にするものであり、巾方向の圧延における温度
は常温〜270℃とするものである。
【0023】この発明の対象となるマグネシウム合金
は、JISに展伸用として規格化されているMg−Al
−Zn系及びMg−Zn−Zr系が中心であるが、その
他開発が進められているMg−Li−Al系及びMg−
Mn系についても対象とすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明は、マグネシウム合金の
インゴットを、熱間で薄板に押出成形し、この薄板を常
温又は温間で巾方向に圧延し、ついで長手方向に圧延し
て展伸用の長尺マグネシウム合金コイルとするものであ
り、前記連続加工ラインとした製造方法である。
【0025】前記熱間押出成形は200℃〜450℃と
し、巾方向及び長手方向の圧延は常温〜270℃とす
る。前記加工により、巾120mm〜350mmで厚さ
0.03mm〜1.2mmのコイルを得る。
【0026】
【実施例1】この発明の実施例を図1について説明す
る。マグネシウム合金のインゴット22を400℃で薄
板(テープ3、厚さ1.6mm、巾150mm)に押し
出し成形し、このテープ3をテーパーロール1、1a
(又はロール軸を傾斜させたロール)にかけ、総圧下率
20%で巾方向へ圧延し、次いでロール23、23a、
24、24aにかけて長手方向へ圧延する。この場合の
総圧下率は10%〜35%とし、1回の圧下率により、
長手方向の圧延に必要なローラ数を定める。図中25、
25aはテープ3を間欠移動させる引張ロール26は、
テープの張力を一定に保つ為の調整ロールである。即
ち、巾方向の圧延は間欠的に行われ、長手方向の圧延は
連続的に行われるので、調整ローラにより、加工速度の
相違を調整する。
【0027】
【実施例2】アルミ:3%、亜鉛:1%、残部:不可避
的な不純物を含む約7kgのマグネシウム合金の鋳造イ
ンゴットを熱間押出しにて、幅120mm、厚さ1.5
mmのコイルにした。この後、180℃の温度で巾方向
に約2%づつの圧下率で複数回の圧延を行い、その時の
合計圧下率を5%、10%、30%で行った。その後、
各圧下率の板について、圧延ロールの研磨仕上げをRm
ax=3S(JIS基準)とし、それぞれ長手方向に5
%、10%、35%で、圧延を180℃で行った。この
場合における薄板の長手方向の曲り形状、表面粗度及び
機械特性は表1の通りである。
【0028】
【表1】
【0029】即ち巾方向の圧下率が10%、30%そし
て、長手方向の圧下率が10%、35%のものは板の曲
りもなく直線状で圧延がされており、また板表面粗度も
平均粗さが5μm以下と良好である。巾方向の圧下率が
5%の場合には長手方向の圧延時に板曲りが発生してい
る。
【0030】巾方向の圧下率が10%、30%の場合で
も、長手方向の圧下率が5%では板表面粗度の平均粗さ
Raが5μmを超えており、平滑度が悪い。また巾方向
の圧下率が30%で長手方向の圧下率が35%の場合の
機械特性は、巾方向と長手方向の伸びと引張強さがほぼ
同じであり、ほかの場合に比べて等方的(均一)であ
る。
【0031】前記実施例のコイルを製造する際に、巾方
向の圧延に用いたロール装置を図2及び図3に基づいて
説明する。
【0032】図2は、上下のテーパーロール1、1aの
ロール軸2、2aと平行に加工すべきテープ3を矢示4
のように送入し、前記テーパーロール1、1aを矢示5
又は6の方向に回転して、前記テープ3を巾方向へテー
プ3aのように圧延し、前記テーパーロールの圧下力が
働かない時に、前記テープ3を矢示4の方向へ移動させ
て、逐次圧延する。この場合に、テーパーロール1、1
aを通過した際、圧下率20%とするならば、前記テー
パーロール1、1aを通過する間におけるテープ3の間
欠移動回数により、1回の圧下率が定まる。
【0033】図3は、アンビル7上へ、テープ3を矢示
8の方向へ移動可能に乗せ、前記テープ3上へテーパー
ロール9を、その軸9aが前記テープ3の進行方向と平
行になるように、回転可能に当接し、テーパーロール9
の軸受け10にロッド11の一端を取り付け、ロッド1
1を矢示12又は13の方向へ移動させて、前記テーパ
ーロール9を矢示14又は15の方向へ転動させること
により、前記テープ3を巾方向へ圧延する。図中16は
軸受け10に架設したコロ、17は軸受け固定ピン、1
8はロッド取付け軸、19、19は全ロール機構を持ち
上げているスプリング(バランススプリング)、20は
アンビルの電熱線孔、21は同じく冷却用孔である。前
記実施例において、ロッド11を矢示12又は13の方
向へ往復移動させると、テーパーロール9が矢示14又
は15の方向へ回転するので、アンビル7とテーパーロ
ール9との間で適度の圧下率で、テープ3を巾方向へ圧
延する。この場合に、テーパーロール9がテープ3を所
定長さだけ、矢示8の方向へ間欠移動させることによ
り、圧延は続行される。前記において、一パスに30%
の総圧下率とするならば、1回の圧下率5%として、テ
ープ3を数回に分けて進行させる。
【0034】
【実施例3】(A)アルミ:3%、Zn:1%、残部:
不可避的な不純物と、(B)リチウム:14%、アル
ミ:1%、残部:不可避的な不純物を含むそれぞれ約7
kgの2種類のマグネシウム合金の鋳造インゴットを熱
間押出しにて、幅150mm、厚さ1.2mmのコイル
にした。この後、室温、180℃、350℃の温度で巾
方向に約2.5%づつの圧下率で複数回の圧延を行い、
その時の合計圧下率は20%であった。その後、室温、
180℃の温度で長手方向に3%の圧下率で複数回圧延
し、総圧下率40%で圧延した。その場合の、圧延時の
割れ、機械特性を表2に示した。
【0035】(B)の成分系では圧延温度が室温でも圧
延時の割れは発生しないが、(A)の成分系では室温で
圧延した場合に割れが発生する。
【0036】巾方向の圧延温度が180℃の場合、35
0℃の場合に比べて、伸びは大きく、引張強さは高くて
優れている。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、連続的プレス成形加
工を可能にし、また成形加工後の塗装を美麗かつ簡便に
行うことを可能にする形状と平滑性の良好な展伸用の長
尺マグネシウム合金コイルを提供すると共に、その多量
生産を容易にした効果がある。
【0039】また、巾方向圧下率と長手方向圧下率を組
合せることによって、巾方向と長手方向の伸び、引張強
さなどの機械特性を等方的(均一)にすることによっ
て、プレス成形などの塑性加工により良質の製品を成形
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)この発明の加工ラインの正面概念図。 (b)同じく平面概念図。
【図2】 同じく実施例に使用する上下ロールによる巾
方向圧延を示す概念図。
【図3】 同じく上側ロールと下側固定金型による巾方
向圧延を示す概念図。
【図4】 (a)同じく巾方向に20%の圧下率で、長
手方向に30%の圧下率で圧延した薄板の表面の粗度形
状を示すグラフ。 (b)同じく薄板の裏面の粗度形状を示すグラフ。
【符号の説明】
1、1a テーパーロール 3 テープ 7 アンビル 9 テーパーロール 10 軸受け 11 ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 623 C22F 1/00 623 630 630K 683 683 685 685A 685Z 694 694A 694B 694Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造したマグネシウム合金のスラブを熱
    間で薄板に押出成形し、該薄板を巾方向に圧延すると共
    に、長手方向に圧延したことを特徴とする展伸用の長尺
    マグネシウム合金コイル。
  2. 【請求項2】 薄板の巾は100mm以上とし、巾方向
    の圧下率は10%以上とし、長手方向の圧下率は20%
    以上とし、巾が120mm〜350mm、厚さが0.0
    3mm〜1.2mmとし、表面粗度を表わす平均粗さR
    aが5μm以下としたことを特徴とする請求項1記載の
    展伸用の長尺マグネシウム合金コイル。
  3. 【請求項3】 マグネシウム合金溶湯をスラブに鋳造
    し、該スラブを熱間で薄板に押出し成形した後、該薄板
    を巾方向に圧延し、ついで長手方向に圧延することを特
    徴とした展伸用の長尺マグネシウム合金コイルの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 薄板は、巾を100mm以上に押出し成
    形し、巾方向に10%以上の圧下率で多段圧延すると共
    に、長手方向へ20%以上の圧下率で多段圧延すると共
    に、表面の平均粗度Raを5μm以下にすることを特徴
    とした請求項3記載の展伸用の長尺マグネシウム合金コ
    イルの製造方法。
  5. 【請求項5】 巾方向の圧延における温度は常温〜27
    0℃とすることを特徴とした請求項3又は4記載の展伸
    用の長尺マグネシウム合金コイルの製造方法。
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