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JP2002230482A - 文字認識装置及び文字認識方法 - Google Patents

文字認識装置及び文字認識方法

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JP2002230482A
JP2002230482A JP2001285169A JP2001285169A JP2002230482A JP 2002230482 A JP2002230482 A JP 2002230482A JP 2001285169 A JP2001285169 A JP 2001285169A JP 2001285169 A JP2001285169 A JP 2001285169A JP 2002230482 A JP2002230482 A JP 2002230482A
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JP
Japan
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character
image
image signal
center
area
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001285169A
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English (en)
Inventor
Satoru Sakai
覚 酒井
Yorihiro Sakashita
頼弘 坂下
Moritoshi Ando
護俊 安藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 深い文字及び浅い文字の両方の認識を行うこ
とができる文字認識装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の文字認識装置は、3次元形状の
文字を基に生成された画像信号を入力し、その画像信号
内の文字部分の中央部が明るく、エッジ部が暗いときに
は、該暗いエッジ部に挟まれた該明るい中央部の画像信
号を暗くする。その後、その処理された画像信号内の文
字を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字認識技術に関
し、特に3次元形状の文字を基に生成された画像信号内
の文字を認識する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】IC等の電子部品には、製品番号やロッ
ト番号等が印刷されている。近年、ICの小型化が進ん
でいるため、ICにレーザ等で製品番号等を刻印するも
のが増えてきている。その刻印により、IC上の製品番
号等の部分が凹みになる。
【0003】IC等の生産ラインの自動化により、IC
等の検査工程及び組み立て工程の自動化が進んでいる。
その自動化に伴い、IC上の製品番号等の文字の認識が
行われている。本明細書では、文字には通常の文字の
他、数字や記号等を含むものとし、その文字の認識を文
字認識という。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】レーザによりICに製
品番号等の文字を刻印すると、あるICについては深い
文字が刻印され、他のICについては浅い文字が刻印さ
れることがある。カメラは、IC上の文字を基に画像信
号を生成する。IC上の深い文字と浅い文字とでは、画
像信号が異なる。深い文字の認識は比較的容易である
が、浅い文字の認識は困難である。また、同一の文字認
識装置で、深い文字の認識及び浅い文字の認識の両方を
行うことが困難である。
【0005】本発明の目的は、浅い文字の認識を行うこ
とができる文字認識装置及び文字認識方法を提供するこ
とである。本発明の他の目的は、深い文字及び浅い文字
の両方の認識を行うことができる文字認識装置及び文字
認識方法を提供することである。本発明のさらに他の目
的は、種々の3次元形状の文字の認識を行うことができ
る文字認識装置及び文字認識方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の文字認識装置
は、3次元形状の文字を基に生成された画像信号を入力
し、その画像信号内の文字部分の中央部が明るく、エッ
ジ部が暗いときには、該暗いエッジ部に挟まれた該明る
い中央部の画像信号を暗くする。その後、その処理され
た画像信号内の文字を認識する。
【0007】例えば、浅い文字では、画像信号内の文字
部分の中央部が明るくなり、エッジ部が暗くなる。一
方、深い文字では、画像信号内の文字部分が一様に暗く
なる。画像信号内の文字部分の中央部が明るく、エッジ
部が暗いときには、例えば浅い文字等であることを意味
するので、該暗いエッジ部に挟まれた該明るい中央部の
画像信号を暗くする。この処理により、浅い文字でも、
画像信号内の文字部分が一様に暗くなる。浅い文字及び
深い文字のいずれであっても、画像信号内の文字部分が
一様に暗くなるので、その後は同一の処理により文字認
識を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態による文字認識装置の構成例を示
す。文字認識装置は、照明(光源)1、レンズ2、カメ
ラ3及び画像処理装置4を有し、IC(integrated cir
cuit)等の認識対象物11上の3次元形状の文字12を
認識することができる。認識対象物11上には、製品番
号やロット番号等の文字が刻印されている。認識対象物
11にレーザ照射等で文字12を刻印することにより、
小型の認識対象物11にも文字12の刻印が可能にな
る。その刻印により、認識対象物11上の文字12が凹
みになる。その際、レーザ出力等の理由により、深い文
字が刻印されたり、浅い文字が刻印されたりすることが
ある。図2(A)は深い文字が刻印された認識対象物1
1の断面図である。図2(B)は浅い文字が刻印された
認識対象物11の断面図であり、その文字のエッジ部の
斜面は約20度である。本実施形態では、深い文字でも
浅い文字でも認識することができる。
【0009】照明1は、図3(A)及び(B)に示すよ
うなリング形状の照明であり、レンズ2の光軸外の照明
である。図3(A)及び(B)は、上段が照明1の下面
図であり、下段が照明1の断面図である。図3(A)の
照明1は、複数のLED(発光ダイオード)21を含
み、LED21がレンズ2の光軸に対して約10度の角
度で認識対象物11に光を照射する。図3(B)の照明
1は、光源23から供給される光が複数のファイバ22
を介して、レンズ2の光軸に対して約10度の角度で認
識対象物11に光を照射する。
【0010】レンズ2は、認識対象物11から受光する
光をカメラ3上に結像する。CCDカメラ3は、光電変
換素子及び電荷結合素子(CCD)を有し、認識対象物
11の光信号を電気信号に変換する。カメラ3は、2次
元画像信号を画像処理装置4へ出力する。
【0011】画像処理装置4は、A/D変換器5、画像
フィルタ6及び文字認識部7を有する。A/D変換器5
は、カメラ3から入力する画像信号を、アナログ形式か
らデジタル形式に変換する。デジタル形式の画像信号の
例を、図4(A)及び(B)に示す。
【0012】図4(A)は、上段が図2(A)の深い文
字が刻印された認識対象物11の上面の2次元画像を示
し、下段がその2次元画像上の破線40での1次元画像
を示す。深い文字の場合、文字の領域41aではほぼ一
様に画像信号41bが小さくなる(暗くなる)ので、比
較的、文字認識が容易である。
【0013】図4(B)は、上段が図2(B)の浅い文
字が刻印された認識対象物11の上面の2次元画像を示
し、下段がその2次元画像上の破線40での1次元画像
を示す。浅い文字の場合、文字エッジ部の領域43aで
は画像信号43bが小さくなり(暗くなり)、文字中央
部の領域44aでは画像信号44bが大きくなる(明る
くなる)ので、文字認識が困難である。
【0014】図1において、認識対象物11上の文字1
2が浅い文字である場合、文字12は、文字エッジ部1
2a及び文字中央部12bを有する。照明1から照射さ
れる光のうち、文字エッジ部12aに照射されて反射す
る光13aはレンズ2を介してカメラ3に到達し難い。
一方、文字中央部12bに照射されて反射する光13b
はレンズを介してカメラ3に到達し易い。その結果、図
4(B)に示すように、文字エッジ部領域43bが暗く
なり、文字中央部領域44bが明るくなる。
【0015】以上のように、深い文字の画像信号(図4
(A))と浅い文字の画像信号(図4(B))とは異な
る。深い文字の認識は比較的容易であるが、浅い文字の
認識が困難であるので、画像フィルタ6を用いる。
【0016】画像フィルタ6は、図4(B)に示すよう
に、文字中央部の明るい画像信号44bが文字エッジ部
の暗い2つの画像信号43bに挟まれているときには、
その文字が浅い文字であると判断し、図4(B)の浅い
文字の画像信号を図4(A)に示す深い文字の画像信号
と同様の画像信号に修正して出力する。具体的には、画
像フィルタ6は、文字中央部の明るい画像信号44bを
画像信号43bと同じ信号値又は0にまで小さくして、
図4(A)と同様な画像信号に修正する。画像フィルタ
6は、図4(A)の深い文字の画像信号が入力されて
も、図4(B)の浅い文字の画像信号が入力されても、
いずれの場合にも、図4(A)のようなほぼ同一の画像
信号を出力する。
【0017】文字認識部7は、画像フィルタ6が出力す
る画像信号内の文字を認識する。この際、画像信号の2
値化処理又は濃淡処理を行った後に文字認識を行う。画
像フィルタ6は、深い文字でも浅い文字でも同じ文字で
あれば、ほぼ同一の画像信号を出力するので、文字認識
部7は、深い文字であるか浅い文字であるかを意識する
ことなく、同じ処理で文字認識を行うことができる。
【0018】認識対象物11上には、製品番号やロット
番号等の文字が刻印されているので、この文字認識によ
り、その製品番号等を識別し、それに応じた検査工程や
組み立て工程等を行うことができる。
【0019】上記の画像フィルタ6及び文字認識部7
は、ハードウエア又はソフトウエアのいずれで構成して
もよい。ソフトウエアでそれを構成する例を、図5に示
す。
【0020】図5は、図1の画像処理装置4の構成例を
示す。画像処理装置4は、画像入力ボード31、メモリ
35及びCPU36を有する。画像入力ボード31は、
A/D変換器32及びメモリ(バッファ)33を有す
る。A/D変換器32は、画像フィルタ6(図1)から
入力される画像信号を、アナログ形式からデジタル形式
に変換する。メモリ33は、そのデジタル形式の画像信
号を一時的に記憶する(バッファリングする)。メモリ
33には、PCIバス34を介してメモリ35が接続さ
れる。メモリ35は、メモリ33から供給される画像信
号を記憶すると共に、コンピュータプログラムを記憶す
る。このコンピュータプログラムは、図1の画像フィル
タ6及び文字認識部7を実現するためのものであり、メ
モリ35以外の他のメモリに記憶させてもよい。CPU
36は、そのコンピュータプログラムに従い、メモリ3
5内の画像信号を処理することにより、画像フィルタ6
及び文字認識部7の機能を実現する。CPU36及びメ
モリ35は、パーソナルコンピュータにより構成しても
よい。
【0021】次に、図6(A)、(B)及び図7を参照
しながら、画像フィルタ6(図1)の処理例をより具体
的に説明する。
【0022】図6(A)は、上記の2次元画像上の座標
を示す。横軸をx軸とし、縦軸をy軸とし、座標を
(x,y)で以下表す。左上端の座標を原点(0,0)
とし、左から右に向かうほどxが大きくなり、上から下
に向かうほどyが大きくなる。右下端の座標を(X,
Y)とする。各座標値は、画素値(画像信号値)を示
す。すなわち、この2次元画像は、X×Yの画素数を有
する。
【0023】図6(B)は、1次元画像フィルタの例を
示す。フィルタの注目画素をxとすると、その画素xを
ほぼ中心として(x−3)から(x+4)までの合計8
画素の1次元フィルタを構成する。例えば、画素(x−
3)、(x−2)、(x+3)、(x+4)が暗く、画
素(x−1)、x、(x+1)、(x+2)が明るいと
きには、浅い文字であることを意味するので、画素(x
−1)〜(x+2)の4画素の画素値を暗くする処理を
行う。その詳細を、図7を参照しながら説明する。
【0024】図7は、画像フィルタ6(図1)の処理例
を示すフローチャートである。ステップSA1では、座
標yを0からYまで変化させるループ処理を行う。最初
は、y=0として、以下の処理を行う。ステップSA2
では、座標xを0からXまで変化させるループ処理を行
う。最初は、x=0として、以下の処理を行う。
【0025】次に、ステップSA3では、画像の左端及
び右端のフィルタがかけられない部分をとばす。すなわ
ち、x=0にすると、x−3の画像信号値が存在しない
ため、その部分の処理をとばす。x=3からx=X−4
までの範囲で、ステップSA2のループ処理を行う。以
下の処理は、x=3から始まる。
【0026】次に、ステップSA4では、次式により、
座標(x−3)及び(x−2)の合計画像信号値を、第
1のローレベル値low_1として求める。ここで、d
at[x][y]は、座標(x,y)の画像信号値(階
調値)を示す。
【0027】low_1=dat[x−3][y]+d
at[x−2][y]
【0028】次に、次式により、座標(x−1)〜(x
+2)の合計画像信号値を、ハイレベル値highとし
て求める。
【0029】high=dat[x−1][y]+da
t[x][y]+dat[x+1][y]+dat[x
+2][y]
【0030】次に、次式により、座標(x+3)及び
(x+4)の合計画像信号値を、第2のローレベル値l
ow_2として求める。
【0031】low_2=dat[x+3][y]+d
at[x+4][y]
【0032】次に、ステップSA5では、ハイレベル値
highとローレベル値low_1+low_2とを比
較する。ハイレベル値highの方が大きいときには、
図4(B)に示す浅い文字の部分である可能性があるの
で、ステップSA6へ進む。一方、ハイレベル値hig
hの方が小さければ、ステップSA9へ進む。
【0033】ステップSA6では、第1のローレベル値
low_1と第2のローレベル値low_2との差分の
絶対値が所定値A(0に近い値)よりも小さいか否かを
判断する。所定値Aよりも小さいときには、第1のロー
レベル値low_1と第2のローレベル値low_2と
がほぼ同じ画像信号値であり、この領域が図4(B)に
示す浅い文字の部分であることを意味するので、ステッ
プSA7へ進む。一方、所定値Aよりも小さくないとき
には、ステップSA9へ進む。
【0034】ステップSA7では、図6(B)のフィル
タを構成する8画素内の最小値を最小値minとする。
【0035】次に、ステップSA8では、dat[x−
1][y]、dat[x][y]、dat[x+1]
[y]、dat[x+2][y]の値を、最小値min
と同じ値にする。これにより、図4(B)の浅い文字の
画像信号が図4(A)の深い文字の画像信号と同様の画
像信号に修正されたことになる。
【0036】次に、ステップSA9では、変数xがX−
4であるか否かを判断する。変数xがX−4でなけれ
ば、ステップSA2へ戻り、変数xをインクリメントし
て、上記と同様な処理を繰り返す。一方、変数xがX−
4であれば、次のラインの処理を行うために、ステップ
SA10へ進む。
【0037】ステップSA10では、変数yがYである
か否かを判断する。変数yがYでなければ、ステップS
A1へ戻り、変数yをインクリメントして、上記と同様
な処理を繰り返す。一方、変数yがYであれば、最終ラ
インの処理が終了したことを意味するので、処理を終了
する。
【0038】以上のように、第1の実施形態によれば、
図4(B)の文字中央部の画像信号44bが文字エッジ
部の画像信号43aよりも大きく、かつ2つの文字エッ
ジ部の画像信号43bが互いにほぼ同じ値であれば、浅
い文字であると判断し、文字中央部の画像信号を小さく
するフィルタ処理を行う。このフィルタ処理により、浅
い文字の画像信号を深い文字の画像信号と同様な画像信
号に修正することができるので、同一の文字認識処理に
より、浅い文字も深い文字も適切に認識することができ
る。
【0039】(第2の実施形態)図8(A)は、本発明
の第2の実施形態による文字認識装置におけるフィルタ
処理前の2次元画像を示す。明るい文字中央部の領域6
2a及び暗い文字エッジ部の領域62aが、文字領域6
8aを構成する。文字領域68aの他、暗い第1のノイ
ズ領域65a及び暗い第2のノイズ領域67aが存在す
る。
【0040】図8(B)は、図8(A)に示す2次元画
像上の破線60での1次元画像を示す。極小値61b及
び63bは、文字エッジ部領域61a及び63aに対応
する。極大値62bは、文字中央部領域62aに対応す
る。極小値65bは、第1のノイズ領域65aに対応す
る。極小値67bは、第2のノイズ領域67aに対応す
る。極小値63b及び65bの間には、極大値64bが
存在する。また、極小値65b及び67bの間には、極
大値66bが存在する。
【0041】次に、1次元画像フィルタの処理方法を説
明する。まず、図8(B)において、第2のしきい値T
H2よりも小さい極小値61b,63b,65bを検出
する。ここで、極小値67bは検出されなかったので、
領域67aはノイズであると判断することができる。
【0042】次に、検出された各極小値61b,63
b,65bの間の極大値62b及び64bが第1のしき
い値TH1よりも大きいか否かをチェックする。例え
ば、極小値61b及び63bの間にある極大値62b
は、第1のしきい値TH1よりも大きいので、領域68
aは浅い文字であると判断することができる。一方、極
小値63b及び65bの間にある極大値64bは、第1
のしきい値TH1よりも小さいので、領域65aはノイ
ズであると判断することができる。
【0043】次に、領域68aが浅い文字であると判断
されると、図9(A)及び(B)に示すように、明るい
中央部領域62aに対応する画像信号62bを、暗いエ
ッジ部領域61a,63aに対応する画像信号61b,
63bと同じ信号値位まで暗くする。これにより、浅い
文字領域68aは、深い文字の画像信号と同様に、一様
に暗くなる。
【0044】図10は、上記の極大値及び極小値を求め
る処理を示すフローチャートである。ここでは、座標
(x−1)、x、(x+1)の3画素の1次元フィルタ
を構成する場合を例に説明する。
【0045】ステップSB1では、初期設定として、変
数i及びjに0をセットする。次に、ステップSB2で
は、座標yを0からYまで変化させてループ処理を行
う。最初は、y=0として、以下の処理を行う。ステッ
プSB3では、座標xを1からX−1まで変化させてル
ープ処理を行う。最初は、x=1として、以下の処理を
行う。
【0046】ステップSB4では、画像信号dat
[x][y]が第1のしきい値TH1よりも大きいか否
かをチェックする。大きいときにはステップSB5へ進
み、大きくないときにはステップSB7へ進む。
【0047】ステップSB5では、画像信号dat
[x][y]が画像信号dat[x−1][y]よりも
大きく、かつ画像信号dat[x+1][y]よりも大
きいという条件式を満たすか否かをチェックする。条件
式を満たすときには、画像信号dat[x][y]が極
大値であることを示すので、ステップSB6へ進む。一
方、条件式を満たさないときには、ステップSB10へ
進む。
【0048】ステップSB6では、極大値のx座標ky
okudai_x[i]に上記の座標xをセットし、極
大値のy座標kyokudai_y[i]に上記の座標
yをセットする。その後、ステップSB10へ進む。
【0049】ステップSB7では、画像信号dat
[x][y]が第2のしきい値TH2よりも小さいか否
かをチェックする。小さいときにはステップSB8へ進
み、小さくないときにはステップSB10へ進む。
【0050】ステップSB8では、画像信号dat
[x][y]が画像信号dat[x−1][y]よりも
小さく、かつ画像信号dat[x+1][y]よりも小
さいという条件式を満たすか否かをチェックする。条件
式を満たすときには、画像信号dat[x][y]が極
小値であることを示すので、ステップSB9へ進む。一
方、条件式を満たさないときには、ステップSB10へ
進む。
【0051】ステップSB9では、極小値のx座標ky
okusho_x[j]に上記の座標xをセットし、極
小値のy座標kyokusho_y[j]に上記の座標
yをセットする。その後、ステップSB10へ進む。
【0052】ステップSB10では、変数xがX−1で
あるか否かを判断する。変数xがX−1でなければ、ス
テップSB3へ戻り、変数xをインクリメントして、上
記と同様な処理を繰り返す。一方、変数xがX−1であ
れば、次のラインの処理を行うために、ステップSB1
1へ進む。
【0053】ステップSB11では、変数yがYである
か否かを判断する。変数yがYでなければ、ステップS
B2へ戻り、変数yをインクリメントして、上記と同様
な処理を繰り返す。一方、変数yがYであれば、最終ラ
インの処理が終了したことを意味するので、処理を終了
する。上記の処理により、最終的に、変数iにはIがセ
ットされ、変数jにはJがセットされたものとして、以
下、説明する。
【0054】図11は、図10の処理の後に行うフィル
タ処理を示すフローチャートである。ステップSC1で
は、初期設定として、変数i及びjに0をセットする。
次に、ステップSC2では、変数jを0からJまで変化
させてループ処理を行う。最初は、j=0として、以下
の処理を行う。ステップSC3では、変数iを0からI
まで変化させてループ処理を行う。最初は、i=0とし
て、以下の処理を行う。
【0055】次に、ステップSC4では、極大値のy座
標kyokudai_y[i]が極小値のy座標kyo
kusho_y[j]と同じか否かをチェックする。同
じであればステップSC5へ進み、同じでなければステ
ップSC9へ進む。
【0056】ステップSC5では、極大値のx座標ky
okudai_x[i]が極小値のx座標kyokus
ho_x[j]よりも大きく、かつ極小値のx座標ky
okusho_x[j+1]よりも小さいという条件式
を満たすか否かをチェックする。条件式を満たすときに
は、浅い文字であることを示すので、ステップSC6へ
進み、条件式を満たさないときにはステップSC9へ進
む。
【0057】ステップSC6では、変数kをkyoku
sho_x[j]からkyokusho_x[j+1]
まで変化させてループ処理を行う。最初は、k=kyo
kusho_x[j]として、以下の処理を行う。
【0058】次に、ステップSC7では、画像信号da
t[k][kyokusho_y[j]]に、画像信号
dat[kyokusho_x[j]][kyokus
ho_y[j]]の値をセットする。すなわち、文字中
央部の明るい部分を暗くする。
【0059】次に、ステップSC8では、変数kが極小
値のx座標kyokusho_x[j+1]と同じか否
かをチェックする。同じでないときには、ステップSC
6へ戻り、変数kをインクリメントして、上記と同様な
処理を繰り返す。一方、同じときには、ステップSC9
へ進む。
【0060】ステップSC9では、変数iがIであるか
否かを判断する。変数iがIでなければ、ステップSC
3へ戻り、変数iをインクリメントして、上記と同様な
処理を繰り返す。一方、変数iがIであれば、ステップ
SC10へ進む。
【0061】ステップSC10では、変数jがJである
か否かを判断する。変数jがJでなければ、ステップS
C2へ戻り、変数jをインクリメントして、上記と同様
な処理を繰り返す。一方、変数jがJであれば、処理を
終了する。
【0062】以上のように、第2の実施形態によれば、
第2のしきい値TH2よりも小さい2つの極小値61b
及び63bの間に、第1のしきい値TH1よりも大きい
極大値62bが存在する場合には、その領域が浅い文字
の領域であると判断することができる。その後は、第1
の実施形態と同様に、浅い文字の中央部の明るい部分を
暗くすることにより、画像フィルタ6は、浅い文字でも
深い文字でも同様の画像信号を出力することができるの
で、同一の文字認識処理により、浅い文字も深い文字も
適切に認識することができる。
【0063】(第3の実施形態)図12(A)は、本発
明の第3の実施形態による文字認識装置におけるフィル
タ処理前の2次元画像を示す。明るい文字中央部の領域
62a及び暗い文字エッジ部の領域61a,63aが、
文字領域68aを構成する。文字領域68aの他、暗い
第1のノイズ領域65a及び暗い第2のノイズ領域67
aが存在する。
【0064】図12(B)は、図12(A)に示す2次
元画像上の破線60での1次元画像を示す。極小値61
b及び63bは、文字エッジ部領域61a及び63aに
対応する。極大値62bは、文字中央部領域62aに対
応する。極小値65bは、第1のノイズ領域65aに対
応する。極小値67bは、第2のノイズ領域67aに対
応する。極小値63b及び65bの間には、極大値64
bが存在する。また、極小値65b及び67bの間に
は、極大値66bが存在する。
【0065】次に、1次元画像フィルタの処理方法を説
明する。まず、図12(B)において、しきい値THよ
りも小さい極小値61b,63b,65bを検出する。
ここで、極小値67bは検出されなかったので、第2の
ノイズ領域67aはノイズであると判断することができ
る。
【0066】次に、極小値61b及び63bの間に位置
する極大値62bを基準とし、極大値62bのx座標と
極小値61bのx座標との間の距離71を求め、極大値
62bのx座標と極小値63bのx座標との間の距離7
2を求める。距離71と距離72とがほぼ同じであれ
ば、極大値62bのx座標に対して極小値61bのx座
標と極小値63bのx座標とが対称であることを示すの
で、領域68aが浅い文字であると判断することができ
る。なお、上記の極大値62bが所定のしきい値よりも
大きいときのみ、その極大値62bを基準にして対称か
否かを判断してもよい。
【0067】一方、極小値63b及び65bの間に位置
する極大値64bを基準とし、極大値64bのx座標に
対して極小値63bのx座標と極小値65bのx座標と
が対称でないので、領域65aがノイズであると判断す
ることができる。
【0068】次に、領域68aが浅い文字であると判断
されると、図12(C)及び(D)に示すように、明る
い中央部領域62aに対応する画像信号62bを、暗い
エッジ部領域61a,63aに対応する画像信号61
b,63bと同じ信号値位まで暗くする。これにより、
浅い文字領域68aは、深い文字の画像信号と同様に、
一様に暗くなる。その後は、同一の文字認識処理によ
り、浅い文字も深い文字も適切に認識することができ
る。
【0069】なお、最初に、第1のしきい値よりも大き
い極大値と第2のしきい値よりも小さい極小値とを求め
ておいてもよい。また、上記ではしきい値THよりも小
さい領域の代表値として極小値を選択し、その2つの極
小値が対称か否かを判断したが、しきい値THよりも小
さい領域の代表値としてその領域の中心画素を代表値と
して選択してもよい。また、しきい値THよりも小さい
2つの領域の相関係数を求め、その相関係数が所定値よ
りも大きいときにその2つの領域が対称であると判断し
てもよい。また、基準とする画素は、極大値の画素に限
らず、すべての画素を基準として対称か否かを判断して
もよい。
【0070】(第4の実施形態)図13(A)は、本発
明の第4の実施形態による文字認識装置におけるフィル
タ処理前の2次元画像を示す。明るい文字中央部の領域
85a及び暗い文字エッジ部の領域81a,82aが、
文字領域86aを構成する。文字領域86aの他、暗い
第1のノイズ領域83a及び暗い第2のノイズ領域84
aが存在する。
【0071】図13(B)は、図13(A)に示す2次
元画像上の破線80での1次元画像を示す。極小値領域
81b及び82bは、文字エッジ部領域81a及び82
aに対応する。極大値領域85bは、文字中央部領域8
5aに対応する。極小値領域83bは、第1のノイズ領
域83aに対応する。極小値領域84bは、第2のノイ
ズ領域84aに対応する。
【0072】次に、1次元画像フィルタの処理方法を説
明する。しきい値THよりも小さい極小値領域81b,
82bは、文字エッジ部領域81a,82aに対応す
る。この領域81b,82bの一般的な基準画像信号
を、図13(C)に示す基準信号として記憶しておく。
【0073】次に、図13(B)において、しきい値T
H以下の連続領域として、例えば4つの領域81b,8
2b,83b,84bを検出する。そして、図13
(C)の基準信号を基に、これらの領域81b,82
b,83b,84bの相関係数を求める。この際、図1
3(C)の基準信号を拡大又は縮小して調整した後に、
相関係数を求める。相関係数が大きければ、その領域は
文字エッジ部である可能性が大きく、相関係数が小さけ
ればその領域は文字エッジ部である可能性が小さい。
【0074】次に、上記の領域81b,82b,83
b,84bの中で相関係数が大きいもののみを抽出す
る。例えば、領域81b,82b,83bが抽出され
る。領域84bは相関係数が小さいので、領域84aは
ノイズであると判断することができる。
【0075】次に、抽出された各領域81b,82b,
83bの間の距離が所定値よりも小さいか否かをチェッ
クする。例えば、隣接する領域81bと領域82bとの
間の距離は、所定値よりも小さいので、領域86aは浅
い文字領域であると判断することができる。一方、隣接
する領域82bと領域83bとの間の距離は、所定値よ
りも大きいので、領域83aはノイズであると判断する
ことができる。
【0076】次に、領域68aが浅い文字であると判断
されると、図13(D)に示すように、明るい文字中央
部領域85aの画像信号85bを、暗い文字エッジ部領
域81a,82aの画像信号81b,82bと同じ信号
値位まで暗くする。これにより、浅い文字領域86a
は、深い文字の画像信号と同様に、一様に暗くなる。そ
の後は、同一の文字認識処理により、浅い文字も深い文
字も適切に認識することができる。
【0077】なお、第3の実施形態と同様に、基準とな
る画素を求め、その基準画素の両側で対象となる位置
に、図13(C)の基準信号との相関度係数が大きい極
小値領域が存在する場合に、その領域が浅い文字の領域
であると判断してもよい。
【0078】(第5の実施形態)図14(A)は、本発
明の第5の実施形態による文字認識装置におけるフィル
タ処理前の2次元画像を示す。明るい文字中央部の領域
85a及び暗い文字エッジ部の領域81a,82aが、
文字領域86aを構成する。文字領域86aの他、暗い
第1のノイズ領域83a及び暗い第2のノイズ領域84
aが存在する。
【0079】図14(B)は、図14(A)に示す2次
元画像上の破線80での1次元画像を示す。極小値領域
81b及び82bは、文字エッジ部領域81a及び82
aに対応する。極大値領域85bは、文字中央部領域8
5aに対応する。極小値領域83bは、第1のノイズ領
域83aに対応する。極小値領域84bは、第2のノイ
ズ領域84aに対応する。
【0080】次に、1次元画像フィルタの処理方法を説
明する。第4の実施形態と同様に、文字エッジ部領域8
1a,82aに対応する、しきい値TH1よりも小さい
極小値領域81b,82bの一般的な基準画像信号を、
図14(C)に示す基準信号として記憶しておく。
【0081】次に、図14(B)において、しきい値T
H1以下の連続領域として、例えば4つの領域81b,
82b,83b,84bを検出する。そして、第4の実
施形態と同様に、図14(C)の基準信号を基に、これ
らの領域81b,82b,83b,84bの相関係数を
求める。相関係数が大きければ、その領域は文字エッジ
部である可能性が大きく、相関係数が小さければその領
域は文字エッジ部である可能性が小さい。
【0082】次に、上記の領域81b,82b,83
b,84bの中で相関係数が大きいもののみを抽出す
る。例えば、領域81b,82b,83bが抽出され
る。領域84bは相関係数が小さいので、領域84aは
ノイズであると判断することができる。
【0083】次に、図14(D)に示すように、抽出さ
れた各極小値領域81b,82b,83bの間に存在す
る極大値領域85b,87bがしきい値TH2よりも大
きいか否かをチェックする。例えば、隣接する極小値領
域81bと極小値領域82bとの間に存在する極大値領
域85bはしきい値TH2よりも大きいので、領域86
a(図14(A))は文字領域であると判断することが
できる。一方、隣接する極小値領域82bと極小値領域
83bとの間に存在する極大値領域87bはしきい値T
H2よりも小さいので、領域83a(図14(A))は
ノイズであると判断することができる。
【0084】次に、領域86aが浅い文字であると判断
されると、図14(E)に示すように、明るい中央部領
域85aに対応する画像信号85bを、暗いエッジ部領
域81a,82aに対応する画像信号81b,82bと
同じ信号値位まで暗くする。これにより、浅い文字領域
86aは、深い文字の画像信号と同様に、一様に暗くな
る。その後は、同一の文字認識処理により、浅い文字も
深い文字も適切に認識することができる。
【0085】(第6の実施形態)図15(A)〜(E)
は、本発明の第6の実施形態による文字認識装置におけ
るフィルタ処理を示す。図15(A)は、フィルタ処理
前の2次元画像100を示す。2次元画像100は、暗
い垂直方向文字エッジ部101、明るい垂直方向文字中
央部102、暗い水平方向文字エッジ部103、明るい
水平方向文字中央部104、暗い斜め方向文字エッジ部
105、及び明るい斜め方向文字中央部106を有す
る。
【0086】まず、図15(A)の2次元画像100に
対して、第1〜第5の実施形態で示した画像フィルタで
あって水平方向の1次元フィルタ95(図15(B))
をかける。水平方向の1次元フィルタ95をかけること
により、垂直方向文字中央部102が暗くなるので、図
15(B)に示すように、垂直方向文字中央部102及
び垂直方向文字エッジ部101の双方が一様に暗くな
る。
【0087】次に、図15(B)の2次元画像100に
対して、第1〜第5の実施形態で示した画像フィルタで
あって垂直方向の1次元フィルタ96(図15(C))
をかける。垂直方向の1次元フィルタ96をかけること
により、水平方向文字中央部104が暗くなるので、図
15(C)に示すように、水平方向文字中央部104及
び水平方向文字エッジ部103の双方が一様に暗くな
る。
【0088】次に、図15(C)の2次元画像100に
対して、第1〜第5の実施形態で示した画像フィルタで
あって斜め方向の1次元フィルタ97(図15(D))
をかける。斜め方向の1次元フィルタ97をかけること
により、斜め方向文字中央部106が暗くなるので、図
15(D)に示すように、斜め方向文字中央部106及
び斜め方向文字エッジ部105の双方が一様に暗くな
る。
【0089】次に、図15(D)の2次元画像100に
対して、斜め方向の1次元フィルタ97に対して逆斜め
方向の1次元フィルタ98(図15(E))をかける。
逆斜め方向の1次元フィルタ98をかけることにより、
逆斜め方向の文字中央部が暗くなる。図15(D)の2
次元画像100には、逆斜め方向の文字成分がないの
で、変化しない。
【0090】以上のように、4方向の1次元フィルタ9
5〜98を用いることにより、4方向の文字成分につい
てそれぞれフィルタ処理を行い、各方向の文字成分を一
様に暗くすることができる。その後は、同一の文字認識
処理により、浅い文字も深い文字も適切に認識すること
ができる。
【0091】(第7の実施形態)図16は、本発明の第
7の実施形態による文字認識装置の構成例を示す。本実
施形態では、第1の実施形態(図1)の照明1を2色の
照明1a,1bに替え、画像処理装置4でのフィルタ処
理方法を替えたものであり、その他の点は第1の実施形
態と同様である。
【0092】照明1a及び1bは、図3(A)及び
(B)に示すようなリング形状の照明であり、レンズ2
の光軸外の照明である。青色照明1aは、図1の照明1
と同様の位置に設けられ、レンズ2の光軸に対して約1
0度の角度で認識対象物11に光を照射する。赤色照明
1bは、レンズ2の光軸に対して約40度の角度で認識
対象物11に光を照射する。
【0093】認識対象物11上の文字12が浅い文字で
ある場合、文字12は、文字エッジ部12a及び文字中
央部12bを有する。まず、青色照明1aについて説明
する。青色照明1aから照射される光のうち、文字エッ
ジ部12aに照射されて反射する光13aはレンズ2を
介してカメラ3に到達し難い。一方、文字中央部12b
に照射されて反射する光13bはレンズを介してカメラ
3に到達し易い。その結果、図4(B)と同様に、図1
6(B)の文字中央部91の青色成分が大きく、文字エ
ッジ部92の青色成分が小さくなる。
【0094】次に、赤色照明1bについて説明する。赤
色照明1bから照射される光のうち、文字エッジ部12
aに照射されて反射する光13bはレンズ2を介してカ
メラ3に到達し易い。一方、文字中央部12bに照射さ
れて反射する光13aはレンズを介してカメラ3に到達
し難い。その結果、図16(B)の文字中央部91の赤
色成分が小さく、文字エッジ部92の赤色成分が大きく
なる。
【0095】画像処理装置4は、青色成分の2次元画像
と赤色成分の2次元画像をカメラ3から入力する。画像
処理装置4内の画像フィルタ6の処理について説明す
る。画像フィルタ6は、赤色成分が大きい文字エッジ部
92の位置を検出し、その文字エッジ部92に挟まれる
文字中央部91の青色成分を小さくする。その結果、青
色成分の2次元画像は、図4(B)に示すような画像信
号から図4(A)に示すような画像信号に修正される。
【0096】文字認識部7は、修正された青色成分の2
次元画像を基に文字認識を行う。この青色成分の2次元
画像は、第1〜第6の実施形態と同様に、浅い文字及び
深い文字のいずれの場合でも、文字部分が一様に暗くな
るので、同一の文字認識処理により、浅い文字も深い文
字も適切に認識することができる。本実施形態によれ
ば、第1〜第6の実施形態に比べ、例えば図8(A)に
示すようなノイズ65a,67a等を容易に除去し、文
字の認識率を高めることができる。
【0097】以上のように、第1〜第7の実施形態によ
れば、認識対象物上に浅い文字がある場合には、画像フ
ィルタにより浅い文字の文字中央部の明るい部分を暗く
することにより、文字中央部及び文字エッジ部の双方を
一様に暗くすることができる。このフィルタ処理によ
り、認識対象物上の文字が浅い文字であっても深い文字
であっても、文字部分が一様に暗い画像信号を文字認識
部に入力することができる。文字認識部は、同一の文字
認識処理により、浅い文字及び深い文字を適切に認識す
ることができる。
【0098】(第8の実施形態)図17(A)は、本発
明の第8の実施形態による文字認識装置で使用する2次
元フィルタの例を示す。第8〜第15の実施形態の文字
認識装置は、第1の実施形態(図1)の文字認識装置の
構成と基本的に同じであり、画像処理装置4の処理方法
のみが異なる。以下、その画像処理方法を説明する。
【0099】上記の実施形態では1次元フィルタを用い
て画像処理を行っていたが、第8の実施形態では2次元
フィルタを用いて画像処理を行うことにより、文字の認
識率を向上させることができる。2次元フィルタは、注
目画素110を中心とした11×11画素のフィルタで
あり、例えば4方向の1次元フィルタ111〜114を
含む。
【0100】図17(B)は、上段が原画像であり、下
段がその原画像を1次元フィルタ113にかけた画像信
号を示す。すなわち、この画像信号は、上記の実施形態
と同様に、図17(B)の上段の画像の水平方向の画像
信号である。浅い文字の場合、文字エッジ部の領域11
6aでは画像信号116bが小さくなり、文字中央部の
領域115aでは画像信号115bが大きくなる。
【0101】例えば、画像信号115bが図17(A)
の注目画素110の画像信号であるとする。画像信号1
16bは、画像信号115bの両側においてそれぞれ最
小値の信号である。ここで、画像信号115bの大きさ
をLbとし、左の画像信号116bの大きさをLaと
し、右の画像信号116bの大きさをLcとする。
【0102】次に、条件式を考える。Lb/Laが所定
値より大きく、かつLb/Lcが所定値より大きいとき
には、条件式を満たすとする。条件式を満たすときに
は、その画像が文字である可能性が高い。
【0103】同一の注目画素110について、フィルタ
113の他、フィルタ111、112及び114につい
ても、同様に、条件式を満たすか否かを調べる。4方向
のフィルタ111〜114のうち、例えば3つ以上のフ
ィルタについて条件式を満たすときには、その注目画素
110の値を0とし、それ以外のときにはその注目画素
110の値を1にする。原画像のすべての画素につい
て、同様の処理を行う。すると、図17(C)に示す2
値画像が生成される。
【0104】図17(C)は、上段が2値画像を示し、
下段がそれに対応する画像信号を示す。文字中央部の領
域117aは画像信号117bが0になり、それ以外の
領域118aは画像信号118bが1になる。これによ
り、領域117aを文字の中心線として検出することが
できる。
【0105】次に、図17(B)の原画像及び図17
(C)の2値画像を基に、図17(D)の画像を生成す
る。図17(D)の画像は、図17(C)の2値画像の
信号値が0の画素については値が0であり、それ以外の
画素については図17(B)の画素の信号値と同じであ
る。すなわち、図17(C)の画像の信号値が1の画素
に対応する図17(D)の画素値は、図17(B)の画
素値と同じである。
【0106】図17(D)は、上段が修正された画像を
示し、下段がそれに対応する画像信号を示す。文字中央
部の領域119aは画像信号119bが0になり、暗く
なる。それ以外の領域は図17(B)の原画像と同じで
ある。文字エッジ部の領域120aは、小さい画像信号
120bを維持する。
【0107】以上のように、中心線検出処理は、注目画
素110の階調値と注目画素110の周辺(放射状の方
向)の画素の階調値を比較し、条件式を満たすフィルタ
が一定数以上ある場合に、その注目画素110を中心線
の一部として検出するものである。同一の注目画素11
0について4方向のフィルタを使用することにより、図
17(D)のように、文字中央部が暗い適切な画像に修
正することができる。これにより、文字の認識率を向上
させることができる。なお、フィルタは、4方向に限ら
ず、8方向等でもよい。
【0108】(第9の実施形態)図18(A)は、本発
明の第9の実施形態による文字認識装置の処理方法を示
す。原画像131は、文字中央部の領域132a及び文
字エッジ部の領域133aを有する。文字エッジ部の領
域133aの信号133bは小さく、文字中央部の領域
132aの信号132bは大きい。
【0109】第8の実施形態と同様に、原画像131を
中心線検出すると、画像134内に中心線135aが検
出される。中心線135aの信号135bは0である。
この中心線135aは、文字の幅に対して、細くなり過
ぎることがあるので、図18(B)のフィルタ141を
用いて、画像134を基に画像136を生成する。
【0110】具体的には、図18(B)のフィルタは、
対象画素142の信号が0であるときには、周囲の5×
5画素の信号をすべて0にする。画像134に対しての
フィルタ141をかけると、画像136が生成される。
画像136内の中心領域137aは、中心線135aの
周囲の5×5画素の信号をすべて0にしたものである。
中心領域137aの信号137bは0である。
【0111】画像138は、原画像131に対して画像
136の中心領域137aのみを0にした画像である。
すなわち、画像138において、中心領域139aの信
号139bは0であり、文字エッジ部の領域140aの
信号140bは原画像131の信号133bと同じであ
る。
【0112】以上のように、第9の実施形態では、第8
の実施形態の中心線検出画像134に対してフィルタ1
41をかけ、画像136を生成する。中心線135aを
中心に5×5画素の領域を0にして、中心領域137a
を生成する。その中心領域137aを基に、原画像13
1を修正し、画像138を生成する。なお、フィルタ1
41の大きさは5×5に限らない。
【0113】例えば、中心線135aが文字幅に対して
細すぎる場合や中心線135aが誤って途中で切れてし
まった場合には、文字中央部の領域の一部のみしか暗く
することができない。本実施形態によれば、中心線13
5aの領域及びその周辺領域を中心領域137aとして
生成するので、適切な文字中央部の領域を0にすること
ができ、文字の認識率を向上させることができる。
【0114】(第10の実施形態)図19(A)〜
(D)は、本発明の第10の実施形態による文字認識装
置を説明するための図である。図19(A)は、第8の
実施形態の方法により中心線が検出された画像151で
ある。この画像151では、画素連結領域152及び孤
立点153が中心線として検出されている。画素連結領
域152は、3つの画素152a,152b,152c
が連結した領域であり、文字の領域である可能性が高
い。それに対し、孤立点153は、文字の領域ではな
く、ノイズである可能性が高い。この場合、画素連結領
域152は、文字中央部の領域の可能性が高いので、暗
くすることが好ましい。孤立点153は、ノイズの可能
性が高いので、暗くしないことが好ましい。そこで、図
19(B)のフィルタ154を用いる。
【0115】図19(B)は、3×3のフィルタ154
であり、対象画素値が0のとき、対象画素の周囲の3×
3画素の信号値に対して定数aを減算する。すなわち、
各画素値をaだけ小さくする。ただし、画素値は0より
小さくしない。図19(C)において、画像155は、
画素152aを対象画素としてフィルタ154をかけた
画像である。画像156は、画素152bを対象画素と
してフィルタ154をかけた画像である。画像157
は、画素152cを対象画素としてフィルタ154をか
けた画像である。画像158は、画素153を対象画素
としてフィルタ154をかけた画像である。これらの4
つの画像155〜158を加算した画像が図19(D)
の画像159である。
【0116】画像159において、領域160は画素連
結領域152にフィルタ154をかけた領域であり、領
域161が孤立点153にフィルタ154をかけた領域
である。領域160では、中央部は画素値に「−3a」
が加算され、左右両端部は画素値に「−a」が加算され
る。すなわち、その中央部では画素値が暗くする度合い
が大きくなり、左右両端部では画素値が暗くなる度合い
が小さい。一方、孤立点の領域161では、すべて画素
値が暗くなる度合いが小さい。すなわち、文字の領域1
60では画素値を暗くする度合いを大きくし、孤立点の
領域161では画素値を暗くする度合いを小さくするこ
とができる。これにより、文字中央部の領域では暗くす
る度合いを大きくし、ノイズの領域では暗くする度合い
を小さくすることができる。この後、画像を2値化し、
文字認識を行う。2値化は、所定の閾値より大きければ
1にし、小さければ0にする。2値化を行うことによ
り、暗くする度合いが大きい文字領域が0になり、暗く
する度合いが小さいノイズ領域が1になる。
【0117】本実施形態では、フィルタ154として、
階調の修正量を持ったフィルタを使用する。中心線とし
て検出された画素連結領域では、修正量が大きくなる。
中心線として検出された画素がノイズなどの孤立点にな
っている部分では、修正量が小さく、修正の効果を小さ
くすることができる。強調して暗くしたい文字部分につ
いてのみ、暗くするための修正の効果を大きくすること
ができる。なお、修正用フィルタ154の修正量は一様
である必要はない。また、修正量aは、一定値でも変数
値でもよい。
【0118】(第11の実施形態)図20(A)〜
(C)は、本発明の第11の実施形態による文字認識装
置を説明するための図である。図20(A)は、第8の
実施形態の方法により中心線を検出した画像の例を示
す。この画像では、3つの中心線171、172、17
3が検出されている。中心線171及び172の間に
は、ギャップ174がある。中心線172及び173の
間には、ギャップ175がある。これらのギャップは、
誤ってギャップになってしまう場合がある。
【0119】例えば、レーザで文字を彫る際に、均一の
深さで彫れていないために誤ってギャップが生じること
がある。例えば、ギャップ175は誤りのギャップであ
り、本来は中心線172及び173がつながるべきもの
である。一方、ギャップ174はギャップになるべきも
のである。このように認識する文字に応じて、ギャップ
175をなくし、ギャップ174を残したい場合があ
る。垂直方向に延びる中心線172及び173はつなが
るべきであり、水平方向に延びる中心線171及び垂直
方向に延びる中心線172はつながるべきでない。
【0120】図20(B)は、垂直方向に延びる中心線
176に使用するフィルタ177を示す。中心線の延び
る方向を検出し、垂直方向に延びる中心線176の場合
はフィルタ177を使用する。フィルタ177は、中心
画素を対象画素とした5×5画素のフィルタであり、中
央3本の垂直線の画素値に対して重みWaを乗算し、左
右両端の2本の垂直線の画素値に対して重みWbを乗算
する。例えば、重みWaは0であり、重みWbは0.9
である。
【0121】図20(C)は、水平方向に延びる中心線
178に使用するフィルタ179を示す。中心線の延び
る方向を検出し、水平方向に延びる中心線178の場合
はフィルタ179を使用する。フィルタ179は、中心
画素を対象画素とした5×5画素のフィルタであり、中
央3本の水平線の画素値に対して重みWaを乗算し、上
下両端の2本の水平線の画素値に対して重みWbを乗算
する。例えば、重みWaは0であり、重みWbは0.9
である。
【0122】図20(A)において、垂直方向に延びる
中心線172及び173には、フィルタ177が使用さ
れる。また、水平方向に延びる中心線171には、フィ
ルタ179が使用される。この結果、中心線172及び
173がつながり、ギャップ175が消滅する。また、
中心線171及び172はつながらず、ギャップ174
が残る。
【0123】中心線が延びる方向に応じて、フィルタ1
77又は179を使用することにより、互いに垂直方向
に延びる中心線の間のギャップは消滅し、また互いに水
平方向に延びる中心線の間のギャップも消滅する。
【0124】文字中心線が文字線の方向にできやすいこ
とから、検出される中心線の方向に対して修正量を大き
くすることで、中心線検出が失敗するような文字部分に
ついても修正ができる。
【0125】(第12の実施形態)図21(A)〜
(C)は、本発明の第12の実施形態による文字認識装
置を説明するための図である。図21(A)は、ICに
文字をレーザで彫る際に使用する基準画像180であ
り、CAD(computer-aided design)等で予め生成さ
れる。基準画像180は、2値画像であり、例えば、6
個の文字領域181〜186が0であり、それ以外の領
域が1である。6個の重心191〜196は、それぞれ
6個の文字領域181〜186の重心位置を示す。本実
施形態では、ICに文字を彫った後に、文字認識(文字
照合)を行う。すなわち、文字認識により、ICに所定
の文字が彫られていることを確認する。この文字認識
は、他の種類のICが混入している場合やICの向きが
逆になっているICを除去するために行う。
【0126】図21(B)は、図21(A)の基準画像
180から重心191〜196のみを抜き出したデータ
を示す。左上の重心191は、(0,0)の座標で表現
される。その他の重心192〜196は、重心191に
対する相対座標で表現される。
【0127】図21(C)は、第1〜第11の実施形態
により文字中央部の領域を暗くした画像を2値化した画
像200を示す。2値化は、所定の閾値より大きければ
1にし、小さければ0にする。その結果、例えば、6個
の文字領域201〜206及びノイズ領域207、20
8は0になり、その他の領域は1になる。
【0128】2値化の後、画素値が0の領域の重心を求
める。6個の重心211〜216は、それぞれ6個の文
字領域201〜206の重心である。2個の重心21
7、218は、それぞれノイズ領域207、208の重
心である。
【0129】次に、それら重心211〜218と図21
(B)の基準重心191〜196を比較する。例えば、
座標値(0,0)の基準重心191を、各重心211〜
218に割り当て、その時の各重心間の距離を求める。
すなわち、重心191及び211間の距離、重心192
及び212間の距離等を求める。例えば、基準重心19
1〜196と重心211〜216を比較したときの各重
心間の距離の平均値又は総和が最も小さくなる。重心間
の距離の平均値等が最も小さくなった重心211〜21
6に対応する文字領域201〜206を切り出し、文字
認識を行う。
【0130】なお、基準重心191〜196と重心21
1〜218のすべての組み合わせとを比較しなくてもよ
い。例えば、左上の重心191は、画像200内の左上
の領域内に存在する重心211、217のみに割り当て
て、比較するようにしてもよい。
【0131】以上のように、文字の基準画像180から
各文字パターンの重心位置を求め、その重心同士の位置
関係を求める。2値画像200上には、文字領域201
〜206とノイズ領域207、208が存在する。文字
領域201〜206の重心211〜216の位置関係は
基準重心191〜196の位置関係とほぼ同じである。
2値画像200上の全てのパターンの重心位置211〜
218を求め、基準重心191〜196の位置関係に最
も近い組み合わせを求め、そのパターンを文字パターン
として切り出し、文字認識を行う。
【0132】(第13の実施形態)図22(A)〜
(C)は、本発明の第13の実施形態による文字認識装
置を説明するための図である。図22(A)は、図21
(C)の2値化画像において文字領域201が2つの領
域201a及び201bに分割され、文字領域202が
2つの領域202a及び202bに分割された画像を示
す。第11の実施形態にて説明した通り、文字の深さが
一様ではないために、文字領域が誤って分割されてしま
うことがある。第13の実施形態では、文字領域が誤っ
て分割されてしまった場合の処理方法を示す。
【0133】まず、画素値が0の各パターン201a,
201b,202a,202b,203〜208につい
て、それぞれの重心211a,211b,212a,2
12b,213〜218を求める。次に、基準重心19
1〜196に最も近い重心211a〜218の組み合わ
せを求める。例えば、重心211a,212a,213
〜216の中の組み合わせが求まる。それら重心211
a,212a,213〜216と基準重心191〜19
6との間の各距離を求め、その各距離の平均値だけ、基
準重心191〜196を移動させると、図22(B)の
ようになる。
【0134】図22(C)は、図21(A)における基
準画像180における各文字領域181〜186の文字
枠221〜226のデータを示す。文字枠221〜22
6は、予めCAD等により生成しておく。重心191〜
196及びそれに対応する文字枠221〜226の座標
位置を予め記憶しておく。この文字枠221〜226
を、図22(B)の画像の重心191〜196を基準と
して当てはめる。すると、図23(A)の画像になる。
【0135】図23(A)において、各文字枠221〜
226内に複数の重心が存在するときにはそれら重心に
対応する複数の文字領域を1つの文字領域とみなして、
重心を求め直す。その結果を図23(B)に示す。
【0136】例えば、図23(A)の文字枠221内に
は2つの重心211a及び211bが存在するので、図
23(B)に示すように、文字領域201a及び201
bを1つの文字領域として重心211cを求める。ま
た、図23(A)の文字枠222内には2つの重心21
2a及び212bが存在するので、図23(B)に示す
ように、文字領域202a及び202bを1つの文字領
域として重心212cを求める。
【0137】次に、図23(C)に示すように、再び、
重心191〜196と重心211c,212c,213
〜218を比較し、最も近い重心211c,212c,
213〜216を求める。そして、図22(A)及び
(B)に示したように、各重心間の距離の平均値だけ各
重心の位置をずらす。次に、それら重心に対応する6個
の文字領域を切り出し、文字認識を行う。
【0138】以上のように、2値画像で文字パターンが
途切れた場合には、文字の切り出し枠内に文字が納まら
ないような場合が起こり得、文字認識に悪影響を与え
る。途切れた文字パターンが同じ文字パターンの一部で
あるということを認識させるために、まず、途切れた文
字パターンに対して予め求めた文字枠を設定する。その
文字枠内に例えば異なる複数の重心が存在する場合に同
じパターンと認識させる。具体的には、画像処理のラベ
リングを行い、同一の文字枠内に存在する異なるラベル
のパターン重心について、同じラベルを付けなおす。そ
こで改めて上述の第12の実施形態の重心位置検出を行
うことで途切れたパターンの場合にも重心位置検出の精
度を高めることができる。
【0139】(第14の実施形態)図24(A)及び
(B)は、本発明の第14の実施形態による文字認識装
置を説明するための図である。図23(A)では、文字
枠221内に2つの重心211a,211bが存在し、
文字枠222内に2つの重心212a,212bが存在
する場合を示した。図24(A)では、文字枠221内
に重心211aのみが存在し、重心211bが存在しな
い。また、文字枠222内に重心212aのみが存在
し、重心212bが存在しない。文字領域の途切れ部分
が大きくなると、図24(A)のようになる。この場合
の処理方法を、以下、説明する。
【0140】図24(B)は、図24(A)の一部を拡
大した図である。重心211bに重心周辺領域231を
設定し、重心212bに重心周辺領域232を設定す
る。すなわち、上記で求められた6個の重心以外の重心
211b、212b、217、218に重心周辺領域を
設定する。
【0141】次に、文字枠221内に重心周辺領域23
1が存在するか否かを判断する。存在すれば、その重心
周辺領域231に対応する文字領域201bを文字枠2
21内に取り込む。すなわち、文字領域201a及び2
01bを1つの文字領域とみなす。同様に、文字枠22
2内に重心周辺領域232が存在するので、文字領域2
02a及び202bを1つの文字領域とみなす。その
後、第13の実施形態と同様に、重心を求め直し、文字
領域を切り出し、文字認識を行う。
【0142】以上のように、途切れたパターンを同じラ
ベルとする処理において、注目するパターンの文字枠内
に途切れたパターンの重心が入らなくても、それぞれの
重心の周辺に重心周辺領域を設定し、文字枠と重心周辺
領域が交わった場合にそれらのパターンを同じラベルと
する。
【0143】なお、重心211b,212bの周辺に重
心周辺領域231,232を設ける方法に限定されな
い。文字枠221,222及びその周辺領域内に2以上
の重心が含まれるときには、その2以上の重心に対応す
る2以上の文字パターンを1つの文字パターンとして重
心を演算し直せばよい。
【0144】(第15の実施形態)図25(A)及び
(B)は、本発明の第15の実施形態による文字認識装
置を説明するための図である。図25(A)は、文字領
域241の切り出し方法を示す。重心242は、文字領
域241の重心である。重心242を基準(中心)とし
て、文字枠の大きさをSa、Sb及びScと変化させ
る。
【0145】図25(B)は、横軸が文字枠のサイズを
示し、縦軸が文字枠内に存在するパターンの面積を示す
グラフである。文字枠をSa、Sb、Scと大きくする
に従い、パターン面積は大きくなる。そして、パターン
面積は、文字枠Scで飽和して一定になる。パターン面
積が一定値となった文字枠Scを切り出し枠として決定
する。文字領域241を文字枠Scで切り出し、文字認
識を行う。
【0146】以上のように、文字認識を行う場合に画像
から文字領域を切り出す必要がある。本実施形態では、
切り出しの文字枠を徐々に大きくして適切な大きさの文
字枠を探索する。文字枠内のパターン面積をモニタしな
がら文字枠のサイズを変更すると文字枠内パターン面積
はサイズを大きくするに従って大きくなる。しかし、パ
ターンのサイズより文字枠のサイズを大きくしても文字
枠内パターン面積は変わらなくなる。そこを適切な文字
枠の大きさとして文字領域の切り出しを行う。
【0147】第8〜第15の実施形態の文字認識装置
は、刻印が深い文字については、文字部分が暗く周辺部
分が明るい画像が得られ、浅い文字については、文字の
中央部が光り、文字の両側エッジ部分が暗くなるような
選択的角度による照明方式によって構成された光学系を
備える。浅い文字部分では暗い部分に挟まれた明るい特
徴部分が存在するので、この特徴部分である文字の中心
線部分をとらえる画像処理を行う。この処理によって文
字中央部が光る文字に対しては、中心線を抽出すること
ができ、抽出した中心線を利用して原画像に階調値変換
の画像修正処理を行う。この処理によって文字の刻印の
深さによって得られた画像を同じ特徴(文字部が暗く周
辺部が明るい)とすることができ、その後2値化処理ま
たは濃淡処理を行う。文字認識装置は、その後、文字領
域の切り出しを行い、文字認識を行う。画像処理装置4
(図1)は、例えばパーソナルコンピュータなどの処理
システムで構成してもよい。
【0148】これにより、画像の状態が異なっても、同
一の装置で文字認識を行うことができる。また、画像の
状態が悪く、文字内部の明るい部分が一定でなくとも、
また、文字が途切れた場合でも文字位置を高精度で検出
し、文字認識を行うことができる。
【0149】なお、上述の実施形態において、修正を行
うフィルタの形は正方形及び長方形以外の形状でもよ
い。また、修正を行うフィルタの修正量は、一定値でな
くてもよい。
【0150】上記の実施形態では、レーザ照射等により
文字部分が凹形状になっている場合を例に説明したが、
印刷等により文字部分が凸形状になっている場合にも適
用することができる。すなわち、凸形状の出っ張り具合
が異なる場合でも、画像フィルタ処理を行うことによ
り、同一の文字認識処理により適切な文字認識を行うこ
とができる。本実施形態では、種々の3次元形状の文字
を適切に認識することができる。
【0151】上記実施形態は、何れも本発明を実施する
にあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎ
ず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されてはならないものである。すなわち、本発明はその
技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することな
く、様々な形で実施することができる。
【0152】本発明の様々な実施形態をまとめると、以
下のようになる。 (付記1)3次元形状の文字を基に生成された画像信号
を入力する画像信号入力部と、前記画像信号内の文字部
分の中央部が明るく、エッジ部が暗いときには、該暗い
エッジ部に挟まれた該明るい中央部の画像信号を暗くす
る画像フィルタと、前記画像フィルタにより処理された
画像信号内の文字を認識する文字認識部とを有する文字
認識装置。 (付記2)前記画像フィルタは、前記画像信号内の所定
値以下の2つの極小値に挟まれた所定値以上の極大値が
存在する場合には、該2つの極小値に挟まれた部分の画
像信号の値を小さくする付記1記載の文字認識装置。 (付記3)前記画像フィルタは、前記画像信号内の所定
値以下の2つの極小値に挟まれた極大値に対して該2つ
の極小値が対称である場合には、該2つの極小値に挟ま
れた部分の画像信号を小さくする付記1記載の文字認識
装置。 (付記4)前記画像フィルタは、前記画像信号内の所定
値以下の連続する部分と基準画像信号との相関係数を求
め、2つの相関係数の高い前記連続する部分の間の距離
が所定値以下の場合には、該2つの相関係数の高い連続
する部分の間に挟まれた部分の画像信号の値を小さくす
る付記1記載の文字認識装置。 (付記5)前記画像フィルタは、前記画像信号内の所定
値以下の連続する部分と基準画像信号との相関係数を求
め、2つの相関係数の高い前記連続する部分の間に位置
する画像信号の極大値が所定値以上である場合には、該
2つの相関係数の高い連続する部分の間に挟まれた部分
の画像信号の値を小さくする付記1記載の文字認識装
置。 (付記6)前記画像フィルタは、一次元フィルタであ
り、複数の方向に向けて前記処理を行う付記1記載の文
字認識装置。 (付記7)さらに、3次元形状の文字を光信号から電気
信号に変換する光電変換部を有し、前記画像信号入力部
は、前記光電変換部により変換された電気画像信号を入
力する付記1記載の文字認識装置。 (付記8)3次元形状の文字を光信号から電気信号に変
換する光電変換部と、前記光電変換部の光軸に対して第
1の角度から第1の色の光を3次元形状の文字に照射
し、前記光電変換部の光軸に対して第2の角度から第2
の色の光を3次元形状の文字に照射する光源と、前記光
電変換部により変換された電気画像信号を入力する画像
信号入力部と、前記画像信号内の文字部分の中央部の第
1の色の画像信号が大きく、文字部分のエッジ部の第2
の色の画像信号が大きいときには、該第2の色の画像信
号が大きいエッジ部に挟まれた該第1の色の画像信号が
大きい中央部の第1の色の画像信号を小さくする画像フ
ィルタと、前記画像フィルタにより処理された第1の色
の画像信号内の文字を認識する文字認識部とを有する文
字認識装置。 (付記9)前記画像フィルタは、2次元フィルタにより
前記画像信号内の文字部分の中央部が明るくエッジ部が
暗い領域を検出し、検出されたときには該暗いエッジ部
に挟まれた該明るい中央部の画像信号を暗くする付記1
記載の文字認識装置。 (付記10)前記画像フィルタは、前記検出された明る
い中央部及びその周辺領域の画像信号を暗くする付記9
記載の文字認識装置。 (付記11)前記画像フィルタは、前記検出された明る
い中央部及びその周辺領域の画像信号を一定値又は変数
値だけ暗くする付記10記載の文字認識装置。 (付記12)前記画像フィルタは、前記検出された明る
い中央部が垂直方向又は水平方向のいずれに延びるかに
応じて異なるフィルタにより前記検出された明るい中央
部及びその周辺領域の画像信号を暗くする付記10記載
の文字認識装置。 (付記13)2値画像内の各文字パターンの重心を演算
する重心演算部と、予め準備されている各文字パターン
の基準重心の位置関係と前記演算された重心の位置関係
とを比較し、該複数の基準重心に対応する該演算された
複数の重心を選出する比較部と、前記選出された重心に
対応する文字パターンを前記2値画像から切り出して文
字認識を行う文字認識部とを有する文字認識装置。 (付記14)前記比較部は、前記複数の基準重心と前記
演算された複数の重心との間のそれぞれの距離の平均値
に応じて前記演算された複数の重心を移動させた重心を
選出し、さらに、前記選出された重心を基準に予め準備
されている各文字パターンの文字枠を前記2値画像に設
定し、該文字枠内に前記演算された2以上の重心が含ま
れるときには該2以上の重心に対応する2以上の文字パ
ターンを1つの文字パターンとして前記重心演算部に重
心を演算し直させる文字パターン統合部を有する付記1
3記載の文字認識装置。 (付記15)前記文字パターン統合部は、前記文字枠内
又はその周辺領域内に前記演算された2以上の重心が含
まれるときには該2以上の重心に対応する2以上の文字
パターンを1つの文字パターンとして前記重心演算部に
重心を演算し直させる付記14記載の文字認識装置。 (付記16)2値画像内の文字パターンの重心を演算す
る重心演算部と、前記重心を基準に文字枠を設定する文
字枠設定部と、前記文字枠内の文字パターンの面積を演
算する面積演算部と、前記文字枠の大きさを大きくして
行き、該文字枠内の文字パターンの面積が一定になる文
字枠で前記2値画像内の文字パターンを切り出す切り出
し部と、前記切り出された文字パターンの文字認識を行
う文字認識部とを有する文字認識装置。 (付記17)(a)3次元形状の文字を基に生成された
画像信号を入力するステップと、(b)前記画像信号内
の文字部分の中央部が明るく、エッジ部が暗いときに
は、該暗いエッジ部に挟まれた該明るい中央部の画像信
号を暗くするステップと、(c)前記ステップ(b)で
処理された画像信号内の文字を認識するステップとを有
する文字認識方法。 (付記18)3次元形状の文字を光信号から電気信号に
変換する光電変換部と、前記光電変換部の光軸に対して
小さい角度から第1の色の光を3次元形状の文字に照射
し、前記光電変換部の光軸に対して大きい角度から第2
の色の光を3次元形状の文字に照射する光源とを有する
装置の文字認識方法であって、(a)前記光電変換部に
より変換された電気画像信号を入力するステップと、
(b)前記画像信号内の文字部分の中央部の第1の色の
画像信号が大きく、文字部分のエッジ部の第2の色の画
像信号が大きいときには、該第2の色の画像信号が大き
いエッジ部に挟まれた該第1の色の画像信号が大きい中
央部の第1の色の画像信号を小さくするステップと、
(c)前記ステップ(b)で処理された第1の色の画像
信号内の文字を認識するステップとを有する文字認識方
法。 (付記19)(a)2値画像内の各文字パターンの重心
を演算するステップと、(b)予め準備されている各文
字パターンの基準重心の位置関係と前記演算された重心
の位置関係とを比較し、該複数の基準重心に対応する該
演算された複数の重心を選出するステップと、(c)前
記選出された重心に対応する文字パターンを前記2値画
像から切り出して文字認識を行うステップとを有する文
字認識方法。 (付記20)(a)2値画像内の文字パターンの重心を
演算するステップと、(b)前記重心を基準に文字枠を
設定するステップと、(c)前記文字枠内の文字パター
ンの面積を演算するステップと、(d)前記文字枠の大
きさを大きくして行き、該文字枠内の文字パターンの面
積が一定になる文字枠で前記2値画像内の文字パターン
を切り出すステップと、(e)前記切り出された文字パ
ターンの文字認識を行うステップとを有する文字認識方
法。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像信号内の文字部分の中央部が明るく、エッジ部が暗い
ときには、例えば浅い文字等であることを意味するの
で、該暗いエッジ部に挟まれた該明るい中央部の画像信
号を暗くする。この処理により、浅い文字でも、画像信
号内の文字部分が一様に暗くなる。浅い文字及び深い文
字のいずれであっても、画像信号内の文字部分が一様に
暗くなるので、その後は同一の処理により文字認識を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による文字認識装置の
構成を示す図である。
【図2】図2(A)及び(B)は認識対象物上の文字の
断面図である。
【図3】図3(A)及び(B)は照明の構成を示す図で
ある。
【図4】図4(A)及び(B)は文字部分の画像信号を
示す図である。
【図5】画像処理装置のハードウエア構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】図6(A)は2次元画像の座標を示し、図6
(B)は1次元フィルタを示す図である。
【図7】画像フィルタの処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】図8(A)及び(B)は本発明の第2の実施形
態による文字認識装置の処理を説明するための図であ
る。
【図9】図9(A)及び(B)は第2の実施形態による
文字認識装置の処理を説明するための図である。
【図10】第2の実施形態による第1の画像フィルタ処
理を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施形態による第2の画像フィルタ処
理を示すフローチャートである。
【図12】図12(A)〜(D)は本発明の第3の実施
形態による文字認識装置の処理を説明するための図であ
る。
【図13】図13(A)〜(D)は本発明の第4の実施
形態による文字認識装置の処理を説明するための図であ
る。
【図14】図14(A)〜(E)は本発明の第5の実施
形態による文字認識装置の処理を説明するための図であ
る。
【図15】図15(A)〜(E)は本発明の第6の実施
形態による文字認識装置の処理を説明するための図であ
る。
【図16】図16(A)及び(B)は本発明の第7の実
施形態による文字認識装置の処理を説明するための図で
ある。
【図17】図17(A)〜(D)は本発明の第8の実施
形態による文字認識装置の処理を説明するための図であ
る。
【図18】図18(A)及び(B)は本発明の第9の実
施形態による文字認識装置の処理を説明するための図で
ある。
【図19】図19(A)〜(D)は本発明の第10の実
施形態による文字認識装置の処理を説明するための図で
ある。
【図20】図20(A)〜(C)は本発明の第11の実
施形態による文字認識装置の処理を説明するための図で
ある。
【図21】図21(A)〜(C)は本発明の第12の実
施形態による文字認識装置の処理を説明するための図で
ある。
【図22】図22(A)〜(C)は本発明の第13の実
施形態による文字認識装置の処理を説明するための図で
ある。
【図23】図23(A)〜(C)は本発明の第13の実
施形態による文字認識装置の処理を説明するための図で
ある。
【図24】図24(A)及び(B)は本発明の第14の
実施形態による文字認識装置の処理を説明するための図
である。
【図25】図25(A)及び(B)は本発明の第15の
実施形態による文字認識装置の処理を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 照明 1a 青色照明 1b 赤色照明 2 レンズ 3 カメラ 4 画像処理装置 5 A/D変換器 6 画像フィルタ 7 文字認識部 11 認識対象物 12 文字 12a 文字エッジ部 12b 文字中央部 13a,13b 反射光 21 LED 22 ファイバ 23 光源 31 画像入力ボード 32 A/D変換器 33 メモリ(バッファ) 34 PCIバス 35 メモリ 36 CPU 95〜98 1次元フィルタ 100 2次元画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 420 G06T 1/00 420F 5/20 5/20 A (72)発明者 安藤 護俊 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B029 AA05 BB02 CC13 CC28 EE01 EE08 5B047 AA12 BC12 CB21 DA06 5B057 AA03 BA02 CA12 CA16 CB12 CB16 CE02 CE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元形状の文字を基に生成された画像
    信号を入力する画像信号入力部と、 前記画像信号内の文字部分の中央部が明るく、エッジ部
    が暗いときには、該暗いエッジ部に挟まれた該明るい中
    央部の画像信号を暗くする画像フィルタと、 前記画像フィルタにより処理された画像信号内の文字を
    認識する文字認識部とを有する文字認識装置。
  2. 【請求項2】 3次元形状の文字を光信号から電気信号
    に変換する光電変換部と、 前記光電変換部の光軸に対して第1の角度から第1の色
    の光を3次元形状の文字に照射し、前記光電変換部の光
    軸に対して第2の角度から第2の色の光を3次元形状の
    文字に照射する光源と、 前記光電変換部により変換された電気画像信号を入力す
    る画像信号入力部と、 前記画像信号内の文字部分の中央部の第1の色の画像信
    号が大きく、文字部分のエッジ部の第2の色の画像信号
    が大きいときには、該第2の色の画像信号が大きいエッ
    ジ部に挟まれた該第1の色の画像信号が大きい中央部の
    第1の色の画像信号を小さくする画像フィルタと、 前記画像フィルタにより処理された第1の色の画像信号
    内の文字を認識する文字認識部とを有する文字認識装
    置。
  3. 【請求項3】 2値画像内の各文字パターンの重心を演
    算する重心演算部と、 予め準備されている各文字パターンの基準重心の位置関
    係と前記演算された重心の位置関係とを比較し、該複数
    の基準重心に対応する該演算された複数の重心を選出す
    る比較部と、 前記選出された重心に対応する文字パターンを前記2値
    画像から切り出して文字認識を行う文字認識部とを有す
    る文字認識装置。
  4. 【請求項4】 2値画像内の文字パターンの重心を演算
    する重心演算部と、 前記重心を基準に文字枠を設定する文字枠設定部と、 前記文字枠内の文字パターンの面積を演算する面積演算
    部と、 前記文字枠の大きさを大きくして行き、該文字枠内の文
    字パターンの面積が一定になる文字枠で前記2値画像内
    の文字パターンを切り出す切り出し部と、 前記切り出された文字パターンの文字認識を行う文字認
    識部とを有する文字認識装置。
  5. 【請求項5】 (a)3次元形状の文字を基に生成され
    た画像信号を入力するステップと、 (b)前記画像信号内の文字部分の中央部が明るく、エ
    ッジ部が暗いときには、該暗いエッジ部に挟まれた該明
    るい中央部の画像信号を暗くするステップと、 (c)前記ステップ(b)で処理された画像信号内の文
    字を認識するステップとを有する文字認識方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106682671A (zh) * 2016-12-29 2017-05-17 成都数联铭品科技有限公司 图像文字识别系统
JP2018196994A (ja) * 2010-10-15 2018-12-13 大日本印刷株式会社 情報記録媒体、情報記録媒体の印刷方法

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