JP2002295514A - ポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録装置 - Google Patents
ポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録装置Info
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- JP2002295514A JP2002295514A JP2001103467A JP2001103467A JP2002295514A JP 2002295514 A JP2002295514 A JP 2002295514A JP 2001103467 A JP2001103467 A JP 2001103467A JP 2001103467 A JP2001103467 A JP 2001103467A JP 2002295514 A JP2002295514 A JP 2002295514A
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプの駆動力の伝達を選択的に断続するこ
とができるポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録
装置を提供すること。 【解決手段】 遊星歯車83を有する遊星レバー82の
回動軌跡に出入して前記遊星歯車を歯合・解放すること
により、ポンプ157の駆動力を伝達・切断する遊星ロ
ックレバー85を備える。これにより、遊星ロックレバ
ーは遊星レバーを所定の回動軌跡上にて位置決めして遊
星歯車をポンプ駆動歯車と歯合・解放させることができ
るので、ポンプの駆動状態と非駆動状態を選択的に切換
えることができる。
とができるポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録
装置を提供すること。 【解決手段】 遊星歯車83を有する遊星レバー82の
回動軌跡に出入して前記遊星歯車を歯合・解放すること
により、ポンプ157の駆動力を伝達・切断する遊星ロ
ックレバー85を備える。これにより、遊星ロックレバ
ーは遊星レバーを所定の回動軌跡上にて位置決めして遊
星歯車をポンプ駆動歯車と歯合・解放させることができ
るので、ポンプの駆動状態と非駆動状態を選択的に切換
えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプに駆動力を
伝達するポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録装
置に関する。
伝達するポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録装置の1つであるインクジ
ェット式プリンタは、主走査方向に往復移動するキャリ
ッジに搭載されたプリントへッドと、副走査方向に印刷
用紙を間欠的に設定量ずつ搬送する用紙搬送手段を備
え、印刷用紙を副走査方向に搬送しつつプリントヘッド
を主走査方向に移動させ、プリントへッドから印刷用紙
にインク滴を吐出して情報を記録するように構成されて
いる。
ェット式プリンタは、主走査方向に往復移動するキャリ
ッジに搭載されたプリントへッドと、副走査方向に印刷
用紙を間欠的に設定量ずつ搬送する用紙搬送手段を備
え、印刷用紙を副走査方向に搬送しつつプリントヘッド
を主走査方向に移動させ、プリントへッドから印刷用紙
にインク滴を吐出して情報を記録するように構成されて
いる。
【0003】そして、印刷待機状態では、通常、キャリ
ッジはホームポジションに位置しており、プリントヘッ
ドは塵や埃等の汚染やインクの乾燥等を防止するために
キャップによりキャッピングされ、さらにノズル開口か
ら固形物や気泡を除去するために吸引ポンプにより吸引
されている。
ッジはホームポジションに位置しており、プリントヘッ
ドは塵や埃等の汚染やインクの乾燥等を防止するために
キャップによりキャッピングされ、さらにノズル開口か
ら固形物や気泡を除去するために吸引ポンプにより吸引
されている。
【0004】このような構成のインクジェット式プリン
タでは、用紙搬送手段を構成する用紙搬送モータを吸引
ポンプの駆動源としても利用することにより小型化を図
っている。そして、吸引ポンプは、用紙搬送モータの正
転及び逆転により、チューブをポンプケーシングとの間
で加圧するポンプ作用と、チューブをポンプケーシング
との間で加圧しないレリース作用とが切り替えられるよ
うになっている。
タでは、用紙搬送手段を構成する用紙搬送モータを吸引
ポンプの駆動源としても利用することにより小型化を図
っている。そして、吸引ポンプは、用紙搬送モータの正
転及び逆転により、チューブをポンプケーシングとの間
で加圧するポンプ作用と、チューブをポンプケーシング
との間で加圧しないレリース作用とが切り替えられるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の吸引ポ
ンプは、用紙搬送モータと選択的に動力伝達できる構造
ではなかったため、用紙搬送時に負荷がその分だけ増加
し、またレリース負荷のばらつき等も原因となって、用
紙搬送の精度が低下したり高速搬送への対応が困難にな
るという問題がある。また、用紙搬送停止時に吸引ポン
プ側のバネクラッチにより用紙搬送輪列が戻され、用紙
搬送停止の精度が低下するという問題がある。
ンプは、用紙搬送モータと選択的に動力伝達できる構造
ではなかったため、用紙搬送時に負荷がその分だけ増加
し、またレリース負荷のばらつき等も原因となって、用
紙搬送の精度が低下したり高速搬送への対応が困難にな
るという問題がある。また、用紙搬送停止時に吸引ポン
プ側のバネクラッチにより用紙搬送輪列が戻され、用紙
搬送停止の精度が低下するという問題がある。
【0006】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、ポンプの駆動力の伝
達を選択的に断続することができるポンプ用歯車機構及
びその機構を備えた記録装置を提供することにある。
なされたものであり、その目的は、ポンプの駆動力の伝
達を選択的に断続することができるポンプ用歯車機構及
びその機構を備えた記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係るポンプ用歯車機構では、遊星歯車
を有する遊星レバーの回動軌跡に出入して前記遊星歯車
を歯合・解放することにより、ポンプの駆動力を伝達・
切断する遊星ロックレバーを備えたことを特徴としてい
る。これにより、遊星ロックレバーは遊星レバーを所定
の回動軌跡上にて位置決めして遊星歯車をポンプ駆動歯
車と歯合・解放させることができるので、ポンプの駆動
状態と非駆動状態を選択的に切換えることができる。
発明の請求項1に係るポンプ用歯車機構では、遊星歯車
を有する遊星レバーの回動軌跡に出入して前記遊星歯車
を歯合・解放することにより、ポンプの駆動力を伝達・
切断する遊星ロックレバーを備えたことを特徴としてい
る。これにより、遊星ロックレバーは遊星レバーを所定
の回動軌跡上にて位置決めして遊星歯車をポンプ駆動歯
車と歯合・解放させることができるので、ポンプの駆動
状態と非駆動状態を選択的に切換えることができる。
【0008】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
のポンプ用歯車機構において、前記遊星ロックレバー
は、揺動可能に支持されており、揺動することにより前
記遊星レバーの端部を係止・解放して前記遊星歯車を歯
合・解放することを特徴としている。これにより、遊星
ロックレバーを比較的簡易な構成とすることができ、各
部品のレイアウトの自由度を高めることができる。
のポンプ用歯車機構において、前記遊星ロックレバー
は、揺動可能に支持されており、揺動することにより前
記遊星レバーの端部を係止・解放して前記遊星歯車を歯
合・解放することを特徴としている。これにより、遊星
ロックレバーを比較的簡易な構成とすることができ、各
部品のレイアウトの自由度を高めることができる。
【0009】上記目的達成のため、本発明の請求項3に
係る記録装置では、記録媒体に情報を記録する記録装置
において、請求項1または2に記載のポンプ用歯車機構
を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作
用効果を有する記録装置を提供することができると共
に、ポンプは駆動状態と非駆動状態が選択的に切換可能
となるので、記録媒体の搬送動作時の負荷を低減し、記
録媒体の搬送精度や搬送停止精度を向上させることがで
きる。
係る記録装置では、記録媒体に情報を記録する記録装置
において、請求項1または2に記載のポンプ用歯車機構
を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作
用効果を有する記録装置を提供することができると共
に、ポンプは駆動状態と非駆動状態が選択的に切換可能
となるので、記録媒体の搬送動作時の負荷を低減し、記
録媒体の搬送精度や搬送停止精度を向上させることがで
きる。
【0010】請求項4に係る発明では、請求項3に記載
の記録装置において、記録ヘッドが搭載されたキャリッ
ジの動作により前記遊星ロックレバーを動作させること
を特徴としている。これにより、遊星ロックレバーを動
作させる新たな駆動源が不要となるので、記録装置の小
型化及びコストダウンを図ることができる。
の記録装置において、記録ヘッドが搭載されたキャリッ
ジの動作により前記遊星ロックレバーを動作させること
を特徴としている。これにより、遊星ロックレバーを動
作させる新たな駆動源が不要となるので、記録装置の小
型化及びコストダウンを図ることができる。
【0011】請求項5に係る発明では、請求項4に記載
の記録装置において、前記キャリッジが、ホームポジシ
ョンに位置しているときは、前記遊星歯車を歯合させ、
記録領域に位置しているときは、前記遊星歯車を解放さ
せることを特徴としている。これにより、キャリッジが
記録領域に位置しているときは、ポンプを確実に停止さ
せることができると共に、キャリッジがホームポジショ
ンに位置しているときは、ポンプを確実に動作させるこ
とができ、記録ヘッドのノズル開口から固形物や気泡を
確実に除去することができる。
の記録装置において、前記キャリッジが、ホームポジシ
ョンに位置しているときは、前記遊星歯車を歯合させ、
記録領域に位置しているときは、前記遊星歯車を解放さ
せることを特徴としている。これにより、キャリッジが
記録領域に位置しているときは、ポンプを確実に停止さ
せることができると共に、キャリッジがホームポジショ
ンに位置しているときは、ポンプを確実に動作させるこ
とができ、記録ヘッドのノズル開口から固形物や気泡を
確実に除去することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
施の形態について詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態に係るインク
ジェット式記録装置の1つであるインクジェット式プリ
ンタの構成例を斜め前方から見た斜視図である。このイ
ンクジェット式プリンタ100は、扁平の直方体の形状
をしており、一側面(以下、前面という)側から全ての
操作を行うことが可能なように構成されている。このイ
ンクジェット式プリンタ100の後述する図4等に示す
用紙搬送部140や印刷部150等は、前面側が開放さ
れた筐体101及びこの筐体101の前面側にはめ込ま
れた前枠102により覆われている。
ジェット式記録装置の1つであるインクジェット式プリ
ンタの構成例を斜め前方から見た斜視図である。このイ
ンクジェット式プリンタ100は、扁平の直方体の形状
をしており、一側面(以下、前面という)側から全ての
操作を行うことが可能なように構成されている。このイ
ンクジェット式プリンタ100の後述する図4等に示す
用紙搬送部140や印刷部150等は、前面側が開放さ
れた筐体101及びこの筐体101の前面側にはめ込ま
れた前枠102により覆われている。
【0014】筐体101は、図1に示すように、例えば
金属板の板金加工により、あるいはプラスチックの射出
成形により形成されている。前枠102は、図1に示す
ように、プラスチックの射出成形により形成されてお
り、開口部の下部には図示矢印aで示す副走査方向(印
刷用紙の搬送方向)に出し入れ可能なトレイ110及び
スタッカ120が上下に配設され、それらの脇には操作
パネル130が配設され、開口部の上部には図示矢印b
で示す前後方向に回動開閉可能な開閉カバー103が取
り付けられている。
金属板の板金加工により、あるいはプラスチックの射出
成形により形成されている。前枠102は、図1に示す
ように、プラスチックの射出成形により形成されてお
り、開口部の下部には図示矢印aで示す副走査方向(印
刷用紙の搬送方向)に出し入れ可能なトレイ110及び
スタッカ120が上下に配設され、それらの脇には操作
パネル130が配設され、開口部の上部には図示矢印b
で示す前後方向に回動開閉可能な開閉カバー103が取
り付けられている。
【0015】トレイ110は、図2に示すように、印刷
前の印刷用紙を積層収納する本体111と、積層収納し
た印刷用紙を1枚ずつ供給するために印刷用紙の前部を
斜め上方に持ち上げるホッパ112を有している。本体
111は、図2に示すように、例えばA4サイズの大き
さの印刷用紙より若干大きく作製されており、印刷用紙
を内部に配設されている印刷用紙の幅方向の位置決め用
部材111a及び図示しない長さ方向の位置決め用部材
により所定位置に位置決めして積層収納するようになっ
ている。
前の印刷用紙を積層収納する本体111と、積層収納し
た印刷用紙を1枚ずつ供給するために印刷用紙の前部を
斜め上方に持ち上げるホッパ112を有している。本体
111は、図2に示すように、例えばA4サイズの大き
さの印刷用紙より若干大きく作製されており、印刷用紙
を内部に配設されている印刷用紙の幅方向の位置決め用
部材111a及び図示しない長さ方向の位置決め用部材
により所定位置に位置決めして積層収納するようになっ
ている。
【0016】ホッパ112は、図2に示すように、本体
111内の前部に配設された用紙支持部112a及びこ
の用紙支持部112aと一体形成された脚部112bを
有しており、脚部112bと本体111の内底面に係止
されている付勢部材112cにより、脚部112bの端
部を中心に旋回する用紙支持部112aにより印刷用紙
の前部を斜め上方に持ち上げるようになっている。
111内の前部に配設された用紙支持部112a及びこ
の用紙支持部112aと一体形成された脚部112bを
有しており、脚部112bと本体111の内底面に係止
されている付勢部材112cにより、脚部112bの端
部を中心に旋回する用紙支持部112aにより印刷用紙
の前部を斜め上方に持ち上げるようになっている。
【0017】このトレイ110は、図1に示すように、
前枠102に対して後方の筐体101内に収納された状
態にて印刷用紙の供給が可能であり、また、図2に示す
ように、前枠102に対して前方へ引き出された状態に
て印刷用紙の補充や交換が可能なように構成されてい
る。この印刷用紙としては、普通紙、専用紙、推奨OH
Pシート、光沢紙、光沢フィルム、ラベルシート、官製
葉書等が利用できる。
前枠102に対して後方の筐体101内に収納された状
態にて印刷用紙の供給が可能であり、また、図2に示す
ように、前枠102に対して前方へ引き出された状態に
て印刷用紙の補充や交換が可能なように構成されてい
る。この印刷用紙としては、普通紙、専用紙、推奨OH
Pシート、光沢紙、光沢フィルム、ラベルシート、官製
葉書等が利用できる。
【0018】スタッカ120は、図3に示すように、印
刷完了後に排紙される印刷用紙を受けて載置する受け台
121と、前方に引き出された状態の受け台121の後
端部を保持し、あるいは後方に押し込まれる受け台12
1を収納する基台122を有している。受け台121
は、例えばA4サイズの大きさの印刷用紙より若干大き
く作製されており、印刷が完了して排出された印刷用紙
を載置保持するようになっている。基台122は、筐体
101内に固定されており、受け台121を前後方向に
スライド可能に支持して収納あるいは保持するようにな
っている。
刷完了後に排紙される印刷用紙を受けて載置する受け台
121と、前方に引き出された状態の受け台121の後
端部を保持し、あるいは後方に押し込まれる受け台12
1を収納する基台122を有している。受け台121
は、例えばA4サイズの大きさの印刷用紙より若干大き
く作製されており、印刷が完了して排出された印刷用紙
を載置保持するようになっている。基台122は、筐体
101内に固定されており、受け台121を前後方向に
スライド可能に支持して収納あるいは保持するようにな
っている。
【0019】操作パネル130には、図1に示すよう
に、電源ボタン131、リセットボタン132、排紙ボ
タン133等が配設されており、図5等に示す筐体10
1に内蔵されている制御部160の専用コントローラボ
ード等に電気配線接続されている。この操作パネル13
0の各ボタン131〜133等を操作することにより、
インクジェット式プリンタ100の起動・印刷・停止等
を行うことができるようになっている。
に、電源ボタン131、リセットボタン132、排紙ボ
タン133等が配設されており、図5等に示す筐体10
1に内蔵されている制御部160の専用コントローラボ
ード等に電気配線接続されている。この操作パネル13
0の各ボタン131〜133等を操作することにより、
インクジェット式プリンタ100の起動・印刷・停止等
を行うことができるようになっている。
【0020】開閉カバー103は、図1に示すように、
プラスチックの射出成形により前枠102の略上半分を
覆うことが可能な大きさに形成されており、上部を前方
側に引き、後方側へ押すことにより下部を中心に回動開
閉可能なように構成されている。すなわち、図4に示す
ように、開閉カバー103の下部の2箇所には軸支リブ
103aが突出形成されており、これらの軸支リブ10
3aが開閉カバー103の回動中心として前枠102に
軸支持されている。また、開閉カバー103の両側面の
上部には係止リブ103bが突出形成されており、これ
らの係止リブ103bが開閉カバー103を閉じたとき
に前枠102に引っ掛かって開閉カバー103を前枠1
02に係止するようになっている。
プラスチックの射出成形により前枠102の略上半分を
覆うことが可能な大きさに形成されており、上部を前方
側に引き、後方側へ押すことにより下部を中心に回動開
閉可能なように構成されている。すなわち、図4に示す
ように、開閉カバー103の下部の2箇所には軸支リブ
103aが突出形成されており、これらの軸支リブ10
3aが開閉カバー103の回動中心として前枠102に
軸支持されている。また、開閉カバー103の両側面の
上部には係止リブ103bが突出形成されており、これ
らの係止リブ103bが開閉カバー103を閉じたとき
に前枠102に引っ掛かって開閉カバー103を前枠1
02に係止するようになっている。
【0021】そして、図4に示すように、開閉カバー1
03を開けたときのトレイ110の上部には用紙搬送部
140が配設され、この用紙搬送部140の上方には図
示矢印cで示す主走査方向(後述するキャリッジ151
の走査方向)に移動可能な印刷部150が配設されてい
る。ここで、図5は、筐体101、前枠102及び開閉
カバー103を取り外した状態を示す斜視図、図6は、
その平面図、図7は、その正面図、図8は、その側面図
であり、図5〜図8を参照して用紙搬送部140及び印
刷部150の詳細構成について説明する。
03を開けたときのトレイ110の上部には用紙搬送部
140が配設され、この用紙搬送部140の上方には図
示矢印cで示す主走査方向(後述するキャリッジ151
の走査方向)に移動可能な印刷部150が配設されてい
る。ここで、図5は、筐体101、前枠102及び開閉
カバー103を取り外した状態を示す斜視図、図6は、
その平面図、図7は、その正面図、図8は、その側面図
であり、図5〜図8を参照して用紙搬送部140及び印
刷部150の詳細構成について説明する。
【0022】用紙搬送部140は、印刷用紙を筐体10
1内に収納されているトレイ110から前面側に引き出
されているスタッカ120まで搬送する機能を有してお
り、後面側から前面側にかけて以下の部材が順に配設さ
れている。すなわち、トレイ110の上部に配設されて
いる第1紙案内141(図5、6、8参照)、上下に対
向配置されている給紙ローラ142(図5、6、8参
照)とパッド143a(図8参照)を有するパッドホル
ダ143(図8参照)、パッドホルダ143を支持する
第2紙案内144(図8参照)、上下に対向配置されて
いる従動ローラ145(図5〜8参照)と紙送りローラ
146(図5、6、8参照)、印刷部150の下部に配
設されている第3紙案内147(図5〜8参照)、上下
に対向配置されている排紙ギザローラ148(図5〜8
参照)と排紙ローラ149(図5、7、8参照)が配設
されている。
1内に収納されているトレイ110から前面側に引き出
されているスタッカ120まで搬送する機能を有してお
り、後面側から前面側にかけて以下の部材が順に配設さ
れている。すなわち、トレイ110の上部に配設されて
いる第1紙案内141(図5、6、8参照)、上下に対
向配置されている給紙ローラ142(図5、6、8参
照)とパッド143a(図8参照)を有するパッドホル
ダ143(図8参照)、パッドホルダ143を支持する
第2紙案内144(図8参照)、上下に対向配置されて
いる従動ローラ145(図5〜8参照)と紙送りローラ
146(図5、6、8参照)、印刷部150の下部に配
設されている第3紙案内147(図5〜8参照)、上下
に対向配置されている排紙ギザローラ148(図5〜8
参照)と排紙ローラ149(図5、7、8参照)が配設
されている。
【0023】印刷部150は、主走査方向に移動可能な
キャリッジ151(図5〜8参照)、キャリッジ151
に対して前後方向に脱着可能に取り付けられたインクカ
ートリッジ152(図5〜8参照)、キャリッジ151
に搭載されたプリントヘッド153(図7、8参照)、
キャリッジ151の移動を案内するガイド棒154(図
5〜8参照)、プリントヘッド153と制御部160の
専用コントローラボード等を電気的に接続するフレキシ
ブル配線板155(図5〜7参照)、インクカートリッ
ジ152をキャリッジ151に着脱する際に補助するア
シスト手段156(図5〜8参照)等を備えている。イ
ンクカートリッジ152は、例えばイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの計4色のタンクを備えており、
フルカラー印刷が可能なように構成されている。
キャリッジ151(図5〜8参照)、キャリッジ151
に対して前後方向に脱着可能に取り付けられたインクカ
ートリッジ152(図5〜8参照)、キャリッジ151
に搭載されたプリントヘッド153(図7、8参照)、
キャリッジ151の移動を案内するガイド棒154(図
5〜8参照)、プリントヘッド153と制御部160の
専用コントローラボード等を電気的に接続するフレキシ
ブル配線板155(図5〜7参照)、インクカートリッ
ジ152をキャリッジ151に着脱する際に補助するア
シスト手段156(図5〜8参照)等を備えている。イ
ンクカートリッジ152は、例えばイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの計4色のタンクを備えており、
フルカラー印刷が可能なように構成されている。
【0024】そして、図5〜図7に示すように、用紙搬
送部140を駆動する搬送駆動部170として駆動モー
タ171及びギア機構172が、用紙搬送部140の一
側面側に配設され、印刷部150の印刷駆動部180と
して駆動モータ181及びベルト機構182が、印刷部
150の後方側に配設されている。
送部140を駆動する搬送駆動部170として駆動モー
タ171及びギア機構172が、用紙搬送部140の一
側面側に配設され、印刷部150の印刷駆動部180と
して駆動モータ181及びベルト機構182が、印刷部
150の後方側に配設されている。
【0025】このような構成において、その動作の概略
を説明する。なお、インクジェット式プリンタ100と
コンピュータ等との接続配線や電源プラグの接続は既に
完了しているものとする。先ず、使用者は、図1に示す
状態で指をトレイ110の底面に設けられている凹部に
掛けて引っ張ることにより、図2に示すようにトレイ1
10を前方へ引き出す。
を説明する。なお、インクジェット式プリンタ100と
コンピュータ等との接続配線や電源プラグの接続は既に
完了しているものとする。先ず、使用者は、図1に示す
状態で指をトレイ110の底面に設けられている凹部に
掛けて引っ張ることにより、図2に示すようにトレイ1
10を前方へ引き出す。
【0026】続いて、トレイ110の本体111内の所
定位置に複数枚の印刷用紙を積層した状態で収納した
後、トレイ110を後方へ押し込んでセットする。この
とき、印刷用紙の前部はホッパ112により斜め上方に
持ち上げられ、最上部の印刷用紙の前部先端が給紙ロー
ラ142に接触する。
定位置に複数枚の印刷用紙を積層した状態で収納した
後、トレイ110を後方へ押し込んでセットする。この
とき、印刷用紙の前部はホッパ112により斜め上方に
持ち上げられ、最上部の印刷用紙の前部先端が給紙ロー
ラ142に接触する。
【0027】次に、使用者は、指をスタッカ120の底
面に設けられている凹部に掛けて引っ張ることにより、
図3に示すようにスタッカ120を前方へ引き出す。そ
して、操作パネル130を操作してインクジェット式プ
リンタ100をスタンバイ状態にし、コンピュータ等か
ら印刷指令を入力する。
面に設けられている凹部に掛けて引っ張ることにより、
図3に示すようにスタッカ120を前方へ引き出す。そ
して、操作パネル130を操作してインクジェット式プ
リンタ100をスタンバイ状態にし、コンピュータ等か
ら印刷指令を入力する。
【0028】すると、図8に示すように、トレイ110
内の最上部の1枚の印刷用紙Pは、第1紙案内141と
第2紙案内144に案内されつつ、給紙ローラ142の
回転により副走査方向である前方へ引き出されて給紙ロ
ーラ142とパッド143aとの間に挟持されて更に前
方へ送り出される。そして、その印刷用紙Pは、従動ロ
ーラ145と紙送りローラ146との間に挟持されて更
に前方へ送り出される。
内の最上部の1枚の印刷用紙Pは、第1紙案内141と
第2紙案内144に案内されつつ、給紙ローラ142の
回転により副走査方向である前方へ引き出されて給紙ロ
ーラ142とパッド143aとの間に挟持されて更に前
方へ送り出される。そして、その印刷用紙Pは、従動ロ
ーラ145と紙送りローラ146との間に挟持されて更
に前方へ送り出される。
【0029】印刷用紙Pが第3紙案内147に達する
と、キャリッジ151の主走査方向への移動が開始され
る。そして、副走査方向に搬送されつつある印刷用紙P
に対し、プリントヘッド153は主走査方向に移動しな
がらインク滴を吐出して、印刷用紙P上に所定の印刷情
報を印刷する。このときのプリントヘッド153の走査
タイミングやインク吐出タイミングは、制御部160の
専用コントローラボード等により制御され、高精度なイ
ンクドット制御、ハーフトーン処理等が実行されるよう
になっている。
と、キャリッジ151の主走査方向への移動が開始され
る。そして、副走査方向に搬送されつつある印刷用紙P
に対し、プリントヘッド153は主走査方向に移動しな
がらインク滴を吐出して、印刷用紙P上に所定の印刷情
報を印刷する。このときのプリントヘッド153の走査
タイミングやインク吐出タイミングは、制御部160の
専用コントローラボード等により制御され、高精度なイ
ンクドット制御、ハーフトーン処理等が実行されるよう
になっている。
【0030】そして、その印刷用紙Pは、排紙ギザロー
ラ148と排紙ローラ149との間に挟持されて更に前
方へ送り出され、最終的に印刷が完了した印刷用紙Pは
スタッカ120上に排紙される。なお、インクカートリ
ッジ152内のインクが無くなったときは、図9に示す
ように、開閉カバー103を開け、アシスト手段156
を図示矢印dで示す前方に回動させてインクカートリッ
ジ152から離間させ、図10に示すように、インクカ
ートリッジ152を図示矢印eで示す前方に引き出し、
新規のインクカートリッジ152と交換する。
ラ148と排紙ローラ149との間に挟持されて更に前
方へ送り出され、最終的に印刷が完了した印刷用紙Pは
スタッカ120上に排紙される。なお、インクカートリ
ッジ152内のインクが無くなったときは、図9に示す
ように、開閉カバー103を開け、アシスト手段156
を図示矢印dで示す前方に回動させてインクカートリッ
ジ152から離間させ、図10に示すように、インクカ
ートリッジ152を図示矢印eで示す前方に引き出し、
新規のインクカートリッジ152と交換する。
【0031】以上のように、このインクジェット式プリ
ンタ100によれば、印刷前の印刷用紙Pのセッティン
グから印刷後の印刷用紙Pの取り出し、さらにはインク
カートリッジ152の交換等にいたるまで前面側で全て
処理することができるので、操作が迅速かつ容易とな
り、印刷効率を向上させることができると共に、プリン
タ上部への周辺機器の設置が可能となり、作業空間を有
効利用することができる。
ンタ100によれば、印刷前の印刷用紙Pのセッティン
グから印刷後の印刷用紙Pの取り出し、さらにはインク
カートリッジ152の交換等にいたるまで前面側で全て
処理することができるので、操作が迅速かつ容易とな
り、印刷効率を向上させることができると共に、プリン
タ上部への周辺機器の設置が可能となり、作業空間を有
効利用することができる。
【0032】図11は、本発明のポンプ用歯車機構の実
施形態が適用された上記インクジェット式プリンタ10
0を示す斜視図、図12は、その正面図である。また、
図13〜図15は、上記ポンプ用歯車機構の側面図、正
面図及び上面図である。図11及び図12に示すよう
に、プリントヘッド153のノズル開口から固形物や気
泡を除去するための吸引ポンプ157及びポンプ用歯車
機構158は、印刷部150の下方であって用紙搬送部
140及びトレイ110の前面側から見て右方、すなわ
ちキャリッジ151のホームポジションの下方に配設さ
れている。
施形態が適用された上記インクジェット式プリンタ10
0を示す斜視図、図12は、その正面図である。また、
図13〜図15は、上記ポンプ用歯車機構の側面図、正
面図及び上面図である。図11及び図12に示すよう
に、プリントヘッド153のノズル開口から固形物や気
泡を除去するための吸引ポンプ157及びポンプ用歯車
機構158は、印刷部150の下方であって用紙搬送部
140及びトレイ110の前面側から見て右方、すなわ
ちキャリッジ151のホームポジションの下方に配設さ
れている。
【0033】吸引ポンプ157はチューブポンプであ
り、図12に示すように、プリントヘッド153におけ
る塵や埃等の汚染やインクの乾燥等を防止するためのキ
ャップ159に連結されている。ポンプ用歯車機構15
8は、図13〜図15に示すように、太陽歯車81、遊
星レバー82、遊星歯車83、ポンプ駆動歯車84及び
遊星ロックレバー85を備えている。
り、図12に示すように、プリントヘッド153におけ
る塵や埃等の汚染やインクの乾燥等を防止するためのキ
ャップ159に連結されている。ポンプ用歯車機構15
8は、図13〜図15に示すように、太陽歯車81、遊
星レバー82、遊星歯車83、ポンプ駆動歯車84及び
遊星ロックレバー85を備えている。
【0034】太陽歯車81は、紙送りローラ146の一
端に嵌合されている歯車146aに噛み合わされてい
る。遊星レバー82は、略中央部が太陽歯車81の軸8
1aに回動自在に嵌め込まれており、一端に遊星歯車8
3が回転自在に取り付けられ、他端に遊星ロックレバー
85の一端部85aが係止・解放する突部82aが設け
られている。遊星歯車83は、遊星レバー82の回動に
よりポンプ駆動歯車84と歯合・解放される。ポンプ駆
動歯車84は、吸引ポンプ157のローラに連結されて
いる。遊星ロックレバー85は、他端部85bの近傍に
揺動軸85cが設けられ、本体フレーム104に係止さ
れている。
端に嵌合されている歯車146aに噛み合わされてい
る。遊星レバー82は、略中央部が太陽歯車81の軸8
1aに回動自在に嵌め込まれており、一端に遊星歯車8
3が回転自在に取り付けられ、他端に遊星ロックレバー
85の一端部85aが係止・解放する突部82aが設け
られている。遊星歯車83は、遊星レバー82の回動に
よりポンプ駆動歯車84と歯合・解放される。ポンプ駆
動歯車84は、吸引ポンプ157のローラに連結されて
いる。遊星ロックレバー85は、他端部85bの近傍に
揺動軸85cが設けられ、本体フレーム104に係止さ
れている。
【0035】このような構成のポンプ用歯車機構158
は、キャリッジ151の動作により遊星ロックレバー8
5が遊星レバー82の回動軌跡に出入して遊星レバー8
2を所定の回動軌跡上にて位置決めし、遊星歯車83を
ポンプ駆動歯車84と歯合・解放させる。そして、搬送
駆動部170の駆動モータ171に連結されている紙送
りローラ146からの吸引ポンプ157の駆動力を伝達
・切断し、吸引ポンプ157の駆動状態と非駆動状態を
選択的に切換えるようになっている。
は、キャリッジ151の動作により遊星ロックレバー8
5が遊星レバー82の回動軌跡に出入して遊星レバー8
2を所定の回動軌跡上にて位置決めし、遊星歯車83を
ポンプ駆動歯車84と歯合・解放させる。そして、搬送
駆動部170の駆動モータ171に連結されている紙送
りローラ146からの吸引ポンプ157の駆動力を伝達
・切断し、吸引ポンプ157の駆動状態と非駆動状態を
選択的に切換えるようになっている。
【0036】このように、遊星ロックレバー85は、揺
動することにより遊星レバー82の突部82aを係止・
解放して遊星歯車83を歯合・解放するように構成され
ているので、遊星ロックレバー85を比較的簡易な構成
とすることができ、各部品のレイアウトの自由度を高め
ることができる。
動することにより遊星レバー82の突部82aを係止・
解放して遊星歯車83を歯合・解放するように構成され
ているので、遊星ロックレバー85を比較的簡易な構成
とすることができ、各部品のレイアウトの自由度を高め
ることができる。
【0037】図16〜図19は、キャリッジ151が印
刷領域からホームポジションに移動するときのポンプ用
歯車機構158の動作状態の変化を示す側面図である。
なお、図中ではキャリッジ151は省略されている。キ
ャリッジ151が印刷領域内に位置しているときは、図
16に示すように、遊星ロックレバー85の一端部85
aは遊星レバー82の突部82aから解放されており、
遊星歯車83はポンプ駆動歯車84から解放されてい
る。このため、紙送りローラ146からの駆動力は太陽
歯車81を介して遊星歯車83を空回りさせるのみであ
り、ポンプ駆動歯車84へは伝達されない。
刷領域からホームポジションに移動するときのポンプ用
歯車機構158の動作状態の変化を示す側面図である。
なお、図中ではキャリッジ151は省略されている。キ
ャリッジ151が印刷領域内に位置しているときは、図
16に示すように、遊星ロックレバー85の一端部85
aは遊星レバー82の突部82aから解放されており、
遊星歯車83はポンプ駆動歯車84から解放されてい
る。このため、紙送りローラ146からの駆動力は太陽
歯車81を介して遊星歯車83を空回りさせるのみであ
り、ポンプ駆動歯車84へは伝達されない。
【0038】そして、キャリッジ151がホームポジシ
ョンに戻ってくると、図17に示すように、キャリッジ
151が遊星ロックレバー85の他端部85bを持ち上
げて一端部85aを図示矢印方向に揺動させる。する
と、図18に示すように、遊星レバー82は太陽歯車8
1の回転につられて図示矢印方向に回動し、遊星歯車8
3がポンプ駆動歯車84と歯合する。
ョンに戻ってくると、図17に示すように、キャリッジ
151が遊星ロックレバー85の他端部85bを持ち上
げて一端部85aを図示矢印方向に揺動させる。する
と、図18に示すように、遊星レバー82は太陽歯車8
1の回転につられて図示矢印方向に回動し、遊星歯車8
3がポンプ駆動歯車84と歯合する。
【0039】続いて、図19に示すように、キャリッジ
151が遊星ロックレバー85の他端部85bを押し下
げて一端部85aを図示矢印方向に揺動させる。する
と、遊星ロックレバー85の一端部85aは遊星レバー
82の突部82aに係止して遊星レバー82の回動を規
制し、遊星歯車83とポンプ駆動歯車84との歯合をロ
ックする。これにより、紙送りローラ146からの駆動
力は太陽歯車81から遊星歯車83を介してポンプ駆動
歯車84に伝達される。なお、キャリッジ151がホー
ムポジションから印刷領域に移動するときは、上記動作
とは逆動作となる。
151が遊星ロックレバー85の他端部85bを押し下
げて一端部85aを図示矢印方向に揺動させる。する
と、遊星ロックレバー85の一端部85aは遊星レバー
82の突部82aに係止して遊星レバー82の回動を規
制し、遊星歯車83とポンプ駆動歯車84との歯合をロ
ックする。これにより、紙送りローラ146からの駆動
力は太陽歯車81から遊星歯車83を介してポンプ駆動
歯車84に伝達される。なお、キャリッジ151がホー
ムポジションから印刷領域に移動するときは、上記動作
とは逆動作となる。
【0040】このように、キャリッジ151が印刷領域
に位置しているときは、吸引ポンプ157を確実に停止
させることができると共に、キャリッジ151がホーム
ポジションに位置しているときは、吸引ポンプ157を
確実に動作させることができ、プリントヘッド153の
ノズル開口から固形物や気泡を確実に除去することがで
きる。また、キャリッジ151の動作のみにより遊星ロ
ックレバー85を動作させることができるので、遊星ロ
ックレバー85を動作させる新たな駆動源が不要とな
り、インクジェット式プリンタ100の小型化及びコス
トダウンを図ることができる。また、吸引ポンプ157
は駆動状態と非駆動状態が選択的に切換可能となるの
で、印刷用紙の搬送動作時の負荷を低減し、印刷用紙の
搬送精度や搬送停止精度を向上させることができる。
に位置しているときは、吸引ポンプ157を確実に停止
させることができると共に、キャリッジ151がホーム
ポジションに位置しているときは、吸引ポンプ157を
確実に動作させることができ、プリントヘッド153の
ノズル開口から固形物や気泡を確実に除去することがで
きる。また、キャリッジ151の動作のみにより遊星ロ
ックレバー85を動作させることができるので、遊星ロ
ックレバー85を動作させる新たな駆動源が不要とな
り、インクジェット式プリンタ100の小型化及びコス
トダウンを図ることができる。また、吸引ポンプ157
は駆動状態と非駆動状態が選択的に切換可能となるの
で、印刷用紙の搬送動作時の負荷を低減し、印刷用紙の
搬送精度や搬送停止精度を向上させることができる。
【0041】以上、本発明を種々の実施形態に関して述
べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の
実施形態についても適用されるのは勿論である。例え
ば、プリンタを例に説明したが、これに限られるもので
はなく、例えばファクシミリ装置やコピー装置等の記録
装置にも適用可能である。
べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の
実施形態についても適用されるのは勿論である。例え
ば、プリンタを例に説明したが、これに限られるもので
はなく、例えばファクシミリ装置やコピー装置等の記録
装置にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るポン
プ用歯車機構及びその機構を備えた記録装置によれば、
遊星ロックレバーは遊星レバーを所定の回動軌跡上にて
位置決めして遊星歯車をポンプ駆動歯車と歯合・解放さ
せることができるので、ポンプの駆動状態と非駆動状態
を選択的に切換えることができる。また、ポンプは駆動
状態と非駆動状態が選択的に切換可能となるので、記録
媒体の搬送動作時の負荷を低減し、記録媒体の搬送精度
や搬送停止精度を向上させることができる。
プ用歯車機構及びその機構を備えた記録装置によれば、
遊星ロックレバーは遊星レバーを所定の回動軌跡上にて
位置決めして遊星歯車をポンプ駆動歯車と歯合・解放さ
せることができるので、ポンプの駆動状態と非駆動状態
を選択的に切換えることができる。また、ポンプは駆動
状態と非駆動状態が選択的に切換可能となるので、記録
媒体の搬送動作時の負荷を低減し、記録媒体の搬送精度
や搬送停止精度を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るインクジェット式記
録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例
を斜め前方から見た斜視図である。
録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例
を斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1のインクジェット式プリンタのトレイを引
き出した状態を示す斜視図である。
き出した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のインクジェット式プリンタのスタッカを
引き出した状態を示す斜視図である。
引き出した状態を示す斜視図である。
【図4】図1のインクジェット式プリンタの開閉カバー
を開いた状態を示す斜視図である。
を開いた状態を示す斜視図である。
【図5】図1のインクジェット式プリンタの筐体、前枠
及び開閉カバーを取り外した状態を示す斜視図である。
及び開閉カバーを取り外した状態を示す斜視図である。
【図6】図5のインクジェット式プリンタの平面図であ
る。
る。
【図7】図5のインクジェット式プリンタの正面図であ
る。
る。
【図8】図5のインクジェット式プリンタの側面図であ
る。
る。
【図9】図1のインクジェット式プリンタのインクカー
トリッジを交換する手順を示す第1の斜視図である。
トリッジを交換する手順を示す第1の斜視図である。
【図10】図1のインクジェット式プリンタのインクカ
ートリッジを交換する手順を示す第2の斜視図である。
ートリッジを交換する手順を示す第2の斜視図である。
【図11】本発明のポンプ用歯車機構の実施形態が適用
された上記インクジェット式プリンタを示す斜視図であ
る。
された上記インクジェット式プリンタを示す斜視図であ
る。
【図12】図11の正面図である。
【図13】図11のポンプ用歯車機構の側面図である。
【図14】図11のポンプ用歯車機構の正面図である。
【図15】図11のポンプ用歯車機構の上面図である。
【図16】キャリッジが印刷領域からホームポジション
に移動するときの図11のポンプ用歯車機構の動作状態
の変化を示す第1の側面図である。
に移動するときの図11のポンプ用歯車機構の動作状態
の変化を示す第1の側面図である。
【図17】キャリッジが印刷領域からホームポジション
に移動するときの図11のポンプ用歯車機構の動作状態
の変化を示す第2の側面図である。
に移動するときの図11のポンプ用歯車機構の動作状態
の変化を示す第2の側面図である。
【図18】キャリッジが印刷領域からホームポジション
に移動するときの図11のポンプ用歯車機構の動作状態
の変化を示す第3の側面図である。
に移動するときの図11のポンプ用歯車機構の動作状態
の変化を示す第3の側面図である。
【図19】キャリッジが印刷領域からホームポジション
に移動するときの図11のポンプ用歯車機構の動作状態
の変化を示す第4の側面図である。
に移動するときの図11のポンプ用歯車機構の動作状態
の変化を示す第4の側面図である。
81 太陽歯車 81a 軸 82 遊星レバー 82a 突部 83 遊星歯車 84 ポンプ駆動歯車 85 遊星ロックレバー 85a 一端部 85b 他端部 85c 揺動軸 100 インクジェット式プリンタ 101 筐体 102 前枠 103 開閉カバー 104 本体フレーム 110 トレイ 111 本体 112 ホッパ 120 スタッカ 121 受け台 122 基台 130 操作パネル 140 用紙搬送部 141 第1紙案内 142 給紙ローラ 143 パッドホルダ 144 第2紙案内 145 従動ローラ 146 紙送りローラ 147 第3紙案内 148 排紙ギザローラ 149 排紙ローラ 150 印刷部 151 キャリッジ 152 インクカートリッジ 153 プリントヘッド 154 ガイド棒 155 フレキシブル配線板 156 アシスト手段 157 吸引ポンプ 158 ポンプ用歯車機構 159 キャップ 160 制御部 170 搬送駆動部 171 駆動モータ 172 ギア機構 180 印刷駆動部 181 駆動モータ 182 ベルト機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA04 EA14 EC11 EC24 EC34 HA28 HA29 HA56 JA13 JC08 JC20 3H071 AA05 BB01 CC00 DD89
Claims (5)
- 【請求項1】 遊星歯車を有する遊星レバーの回動軌跡
に出入して前記遊星歯車を歯合・解放することにより、
ポンプの駆動力を伝達・切断する遊星ロックレバーを備
えたことを特徴とするポンプ用歯車機構。 - 【請求項2】 前記遊星ロックレバーは、揺動可能に支
持されており、揺動することにより前記遊星レバーの端
部を係止・解放して前記遊星歯車を歯合・解放すること
を特徴とする請求項1に記載のポンプ用歯車機構。 - 【請求項3】 記録媒体に情報を記録する記録装置にお
いて、 請求項1または2に記載のポンプ用歯車機構を備えたこ
とを特徴とする記録装置。 - 【請求項4】 記録ヘッドが搭載されたキャリッジの動
作により前記遊星ロックレバーを動作させることを特徴
とする請求項3に記載の記録装置。 - 【請求項5】 前記キャリッジが、ホームポジションに
位置しているときは、前記遊星歯車を歯合させ、記録領
域に位置しているときは、前記遊星歯車を解放させるこ
とを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001103467A JP2002295514A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | ポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001103467A JP2002295514A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | ポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002295514A true JP2002295514A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18956523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001103467A Pending JP2002295514A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | ポンプ用歯車機構及びその機構を備えた記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002295514A (ja) |
-
2001
- 2001-04-02 JP JP2001103467A patent/JP2002295514A/ja active Pending
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