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JP2002287189A - 短波長多波長短パルス光生成装置 - Google Patents

短波長多波長短パルス光生成装置

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JP2002287189A
JP2002287189A JP2001084547A JP2001084547A JP2002287189A JP 2002287189 A JP2002287189 A JP 2002287189A JP 2001084547 A JP2001084547 A JP 2001084547A JP 2001084547 A JP2001084547 A JP 2001084547A JP 2002287189 A JP2002287189 A JP 2002287189A
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JP
Japan
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short
wavelength
light
optical
pulse
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JP2001084547A
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English (en)
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Inventor
Toshio Goto
俊夫 後藤
Norihiko Nishizawa
典彦 西澤
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Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Corp
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Publication date
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1本の光ファイバで波長が異なる複数の第2
高調波を得ることができ、また、時間的に異なる波長の
パルス光を単一の光ファイバから得ることができる短波
長多波長短パルス光生成装置を提供する。 【解決手段】 短パルス光源(1)と、この短パルス光
源(1)からの光の特性を調整する光特性調整器(2)
と、この光特性調整器(2)からの入射パルスが入射さ
れる光ファイバ(4)と、この光ファイバ(4)からの
出力光を分岐する光分岐器(5)と、この光分岐器
(5)からの出力光を結合し、この出力光の波長を変換
する非線形光学素子(6)とを備え、複数の異なる波長
の短パルス光(7A)を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短波長多波長短パ
ルス光生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明者等は、既に、特開200
0−105394において、光の強度を変化させるだけ
で、波長を変化させることのできる波長可変短パルス光
生成装置を開発した。
【0003】この波長可変短パルス光生成装置では、光
ファイバを用いて励起光波長から波長が連続的にシフト
するパルス光を生成することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の波長可変短パルス光生成装置では、 1本の光ファイバで波長が異なる複数の第2高調波を
得ることはできなかった。
【0005】時間的に異なる波長のパルス光を単一の
光ファイバから得ることができなかった。
【0006】本発明は、上記問題点を除去し、1本の光
ファイバで波長が異なる複数の第2高調波を得ることが
でき、また、時間的に異なる波長のパルス光を単一の光
ファイバから得ることができる短波長多波長短パルス光
生成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕短波長多波長短パルス光生成装置において、短パ
ルス光源と、この短パルス光源からの光の特性を調整す
る光特性調整器と、この光特性調整器からの入射パルス
が入射される光ファイバと、この光ファイバからの出力
光を分岐する光分岐器と、この光分岐器からの出力光を
結合し、この出力光の波長を変換する非線形光学素子と
を備え、複数の異なる波長の短パルス光を出力すること
を特徴とする。
【0008】〔2〕上記〔1〕記載の短波長多波長短パ
ルス光生成装置において、前記光特性調整器が電気的に
光強度を調整するようにした光強度変調器であることを
特徴とする。
【0009】〔3〕上記〔2〕記載の短波長多波長短パ
ルス光生成装置において、前記光強度変調器が時間的に
周期的な信号を発生する発振器に接続され、時間的に周
期的に異なる波長の短パルス光を発生するようにしたこ
とを特徴とする。
【0010】〔4〕上記〔1〕記載の短波長多波長短パ
ルス光生成装置において、前記非線形光学素子がそれぞ
れ異なる波長で第2高調波を生成するよう調整すること
を特徴とする。
【0011】〔5〕短波長多波長短パルス光生成装置に
おいて、短パルス光源と、この短パルス光源からの光の
特性を調整する光特性調整器と、この光特性調整器から
の入射パルスが入射される光ファイバと、この光ファイ
バからの出力光を分岐する光分岐器と、この光分岐器か
らの出力光を結合し、この出力光の波長を変換する非線
形光学素子と、この非線形光学素子の出力光を結合する
光結合器とを備え、複数の異なる波長の短パルス光を単
一の光路から出力することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例を示す短波長多
波長短パルス光生成装置の構成図である。
【0014】この図において、1は短パルス光源として
の超短パルスレーザー、2はその超短パルスレーザー1
からの出力光を受ける光特性調整器としての光強度変調
器、3はその光強度変調器2に接続されるコントロー
ラ、4は光強度変調器2に接続される負分散光ファイ
バ、5は負分散光ファイバ4に接続される光分岐器、6
は光分岐器5に接続される非線形結晶(非線形光学素
子)、7Aは非線形結晶6の出力光であり、第2高調波
8Aが重畳している。なお、この出力光7Aは波長フィ
ルタ(図示なし)を通して、第2高調波8Aを出力光と
して取り出すようにしてもよい。
【0015】この図において、超短パルスレーザー1か
らの出力光1Aは光強度変調器2により電気的に透過光
強度を変化させる。光強度変調器2の出力は負分散可変
光ファイバ4に入射され、負分散光ファイバ4の非線形
光学効果によって、波長可変超短パルス光(負分散光フ
ァイバ出力)4Aが生成される。この負分散光ファイバ
4の出力光である波長超短パルス光4Aは、光分岐器5
によって複数のパルス光に分岐され、非線形結晶6に入
射される。各非線形結晶6は、それぞれ異なる波長にお
いて第2高調波が効率よく生成されるよう調整されてい
る。よって、負分散光ファイバ4の波長可変超短パルス
光4Aの波長を時間的に変化するよう調整すると、各非
線形結晶6において波長が結晶の特性と一致したときの
み出力光7Aである第2高調波パルス光が生成される。
【0016】図2は本発明の第1実施例による光強度変
調後の光ファイバの出力における光スペクトルの測定結
果を表している。
【0017】ここでは、負分散光ファイバ4の出力の波
長可変超短パルス光4Aの波長は、時間的に周期的に変
化する。また、生成される出力光7Aのスペクトル波形
はsech2型になっている。
【0018】光ファイバ長が220mの時では、1.5
6〜1.75μm以上の広帯域に渡ってソリトンパルス
が生成される。これまで、最大2.03μmまでの波長
シフトが観測されている。
【0019】図3は本発明の第1実施例による光ファイ
バの出力において観測されたソリトンパルスの時間波形
の自己相関波形を表している。
【0020】ここでは、自己相関波形は理想的なsec
h2型に対応するものになっている。光ファイバ長が2
20mのとき、約300fsのパルス光が得られる。
【0021】図4は本発明の第2実施例を示す短波長多
波長短パルス光生成装置の構成図である。
【0022】この図において、11は短パルス光源とし
ての超短パルスレーザー、12はその超短パルスレーザ
ー11からの出力光11Aを受ける光特性調整器として
の光強度変調器、13はその光強度変調器12に接続さ
れるコントローラ、14は光強度変調器12に接続され
る負分散光ファイバ、14Aは波長可変超短パルス光
(負分散光ファイバ出力)、15は光分岐器、16は非
線形結晶、17は光結合器、18は光ファイバ、19は
波長フィルタ、20は単一の光出力ファイバである。
【0023】この実施例では、第1実施例の短波長多波
長短パルス光生成装置の構成に加え、各非線形結晶16
の出力光16Aを光結合器17で結合し、一つの光ファ
イバ18から全ての出力光17Aが取れるようにする。
光ファイバ18の出力側には波長フィルタ19を設置す
る。このとき、光強度変調器12の調整によって、時間
的に異なる波長のパルス出力光(第2高調波)19Aを
単一の光出力ファイバ20の出力から得ることができ
る。
【0024】図5は本発明の第2実施例における出力光
の光スペクトルの観測結果を表している。
【0025】この図から明らかなように、非線形結晶は
波長812nm、833nm、863nmにおいて第2
高調波を効率よく生成するように設計されている。ま
た、光ファイバ18の出力において、3つの異なる波長
の超短パルス光17Aが生成されている。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。
【0028】(A)励起光源から出力されるパルス光を
光強度変調器において透過光強度を変化させた後、負分
散の光ファイバに入れ、その後光分岐器にて複数のパル
ス光に分岐し、非線形結晶に入射する。各非線形結晶の
出力は、それぞれ異なる波長において、第2高調波が効
率よく生成されるように調整されているので、波長が結
晶の特性と一致したときのみ第2高調波パルス光を生成
することができる。
【0029】(B)上記(A)の構成の後に、光結合器
を入れることにより一つの光ファイバから全ての出力を
取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す短波長多波長短パル
ス光生成装置の構成図である。
【図2】本発明の第1実施例による光ファイバの光強度
変調後の光ファイバの出力における光スペクトルの測定
結果を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例による光ファイバの出力に
おいて観測されたソリトンパルスの時間波形の自己相関
波形を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す短波長多波長短パル
ス光生成装置の構成図である。
【図5】本発明の第2実施例における出力光の光スペク
トルの観測結果を表す図である。
【符号の説明】
1,11 超短パルスレーザー(短パルス光源) 1A,11A 超短パルスレーザーからの出力光 2,12 光強度変調器(光特性調整器) 3,13 コントローラ 4,14 負分散光ファイバ 4A,14A 負分散光ファイバ出力(波長可変超短
パルス光) 5,15 光分岐器 6,16 非線形結晶(非線形光学素子) 7A,16A 非線形結晶の出力光 8A,19A 第2高調波(パルス出力光) 17 光結合器 17A 一つの光ファイバからの出力光 18 光ファイバ 19 波長フィルタ 19A パルス出力光(第2高調波) 20 単一の光出力ファイバ
フロントページの続き Fターム(参考) 2K002 AB12 AB32 BA02 DA10 GA10 HA13 HA20 HA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)短パルス光源と、(b)該短パルス
    光源からの光の特性を調整する光特性調整器と、(c)
    該光特性調整器からの入射パルスが入射される光ファイ
    バと、(d)該光ファイバからの出力光を分岐する光分
    岐器と、(e)該光分岐器からの出力光を結合し、該出
    力光の波長を変換する非線形光学素子とを備え、(f)
    複数の異なる波長の短パルス光を出力することを特徴と
    する短波長多波長短パルス光生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の短波長多波長短パルス光
    生成装置において、前記光特性調整器が電気的に光強度
    を調整するようにした光強度変調器であることを特徴と
    する短波長多波長短パルス光生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の短波長多波長短パルス光
    生成装置において、前記光強度変調器が時間的に周期的
    な信号を発生する発振器に接続され、時間的に周期的に
    異なる波長の短パルス光を発生するようにしたことを特
    徴とする短波長多波長短パルス光生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の短波長多波長短パルス光
    生成装置において、前記非線形光学素子がそれぞれ異な
    る波長で第2高調波を生成するよう調整することを特徴
    とする短波長多波長短パルス光生成装置。
  5. 【請求項5】(a)短パルス光源と、(b)該短パルス
    光源からの光の特性を調整する光特性調整器と、(c)
    該光特性調整器からの入射パルスが入射される光ファイ
    バと、(d)該光ファイバからの出力光を分岐する光分
    岐器と、(e)該光分岐器からの出力光を結合し、該出
    力光の波長を変換する非線形光学素子と、(f)該非線
    形光学素子の出力光を結合する光結合器とを備え、
    (g)複数の異なる波長の短パルス光を単一の光路から
    出力することを特徴とする短波長多波長短パルス光生成
    装置。
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