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JP2002274252A - 車両用ヘッドランプの取付構造 - Google Patents

車両用ヘッドランプの取付構造

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Publication number
JP2002274252A
JP2002274252A JP2001082935A JP2001082935A JP2002274252A JP 2002274252 A JP2002274252 A JP 2002274252A JP 2001082935 A JP2001082935 A JP 2001082935A JP 2001082935 A JP2001082935 A JP 2001082935A JP 2002274252 A JP2002274252 A JP 2002274252A
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JP
Japan
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stay
bumper
lamp
hinge
headlamp
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JP2001082935A
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Hiroaki Tanaka
洋昭 田中
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/0491Shock absorbing devices therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用
したときに、この軽荷重によるエネルギをヒンジ又は突
っ張り手段により吸収して、ヘッドランプ及びシャシフ
レームの損傷を阻止する。 【解決手段】 シャシフレーム11の前部にバンパ12
が取付けられ、基端がシャシフレーム11にヒンジ18
を介して取付けられたランプ用ステー17が車幅方向の
外側に延びかつヒンジ18を中心に水平面内で回動可能
に構成される。ランプ用ステー17にはヘッドランプ2
2が取付けられ、バンパ12にはヘッドランプ22が臨
むように開口部12aが形成される。シャシフレーム1
1とランプ用ステー17との間には突っ張り手段24が
掛け渡され、この突っ張り手段24はランプ用ステー1
7のヒンジ18を中心とする回転の抵抗となるように構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前面に取付
けられるヘッドランプを取付けるための構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヘッドランプの取付構造
として、車体にヘッドランプを取付けるためのブラケッ
トが連結され、ほぼ中央部が車体に固定されたバンパに
ヘッドランプに対応して開口部が形成され、上記ブラケ
ットの先端部とバンパの端部とがステーにより連結され
たバンパの支持構造が開示されている(実公平4−38
80号)。このバンパの支持構造では、ステーが上下方
向に幅広に形成され、両端にブラケット及びバンパに取
付けるための一対の取付部がそれぞれ形成される。これ
らの取付部の間には横断面V字状又はΩ字状に形成され
た衝撃吸収部が設けられる。このように構成されたバン
パの支持構造では、フロントバンパが側方又は前方から
衝撃を受けて軽度の変形を生じても、この衝撃はステー
の衝撃吸収部で確実に吸収されるので、ブラケットは変
形しない。この結果、ヘッドランプは光軸にずれ等を生
じることなく、常に正常な照明を維持できるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の実
公平4−3880号公報に示されたバンパの支持構造で
は、ステーの衝撃吸収部が塑性変形すると、バンパがヘ
ッドランプに接触して、ヘッドランプが損傷するおそれ
があった。本発明の目的は、バンパに前方又は斜め前方
から軽荷重が作用したときに、この軽荷重によるエネル
ギをヒンジ又は突っ張り手段により吸収して、ヘッドラ
ンプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる、車両用ヘ
ッドランプの取付構造を提供することにある。本発明の
別の目的は、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作
用したときに、この小荷重によるエネルギの少なくとも
一部を折れ板により吸収できる、車両用ヘッドランプの
取付構造を提供することにある。なお、本明細書におい
て小荷重とは、軽荷重より小さい荷重を意味する。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、前部にバンパ12が取付けられたシ
ャシフレーム11と、基端がシャシフレーム11にヒン
ジ18を介して取付けられ車幅方向の外側に延びかつヒ
ンジ18を中心に水平面内で回動可能なランプ用ステー
17と、ランプ用ステー17に取付けられたヘッドラン
プ22と、バンパ12にヘッドランプ22が臨むように
形成された開口部12aとを備えた車両用ヘッドランプ
の取付構造である。この請求項1に記載された車両用ヘ
ッドランプの取付構造では、バンパ12に前方又は斜め
前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりランプ
用ステー17がヒンジ18を中心に回転しようとするけ
れども、ヒンジ18がこの回転の抵抗となる。即ち、上
記軽荷重によりランプ用ステー17がヒンジ18を中心
に回転するとき、ヒンジ18においてランプ用ステー1
7の回転を阻止しようとする摩擦力が発生するので、こ
の摩擦力により上記軽荷重によるエネルギが吸収され
る。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1に示すように、シャシフレーム1
1又はヒンジ用ブラケット18aとランプ用ステー17
との間に突っ張り手段24が掛け渡され、突っ張り手段
24がランプ用ステー17のヒンジ18を中心とする回
転の抵抗となるように構成されたことを特徴とする。こ
の請求項2に記載された車両用ヘッドランプの取付構造
では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用
すると、この軽荷重によりランプ用ステー17がヒンジ
18を中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段
24がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重により
ランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転すると
き、突っ張り手段24が上記軽荷重によるエネルギを吸
収しながら屈曲又は弾性変形する。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図1に示すように、ランプ用ス
テー17の先端とバンパ12とが連結ブラケット28に
より連結されたことを特徴とする。この請求項3に記載
された車両用ヘッドランプの取付構造では、バンパ12
に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷
重はバンパ12から連結ブラケット28を介してランプ
用ステー17に伝達され、ランプ用ステー17はヒンジ
18を中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段
24がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重により
ランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転すると
き、突っ張り手段24が上記軽荷重によるエネルギを吸
収しながら屈曲又は弾性変形する。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図5に示すように、ランプ用ス
テー57の先端にストッパ57dが突設され、ストッパ
57d及びバンパ12間の隙間Lがヘッドランプ22及
びバンパ12間の隙間Mより狭く形成されたことを特徴
とする。この請求項4に記載された車両用ヘッドランプ
の取付構造では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽
荷重が作用すると、バンパ12が変形してストッパ57
dに接触し、この状態でランプ用ステー57がヒンジ1
8を中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段6
4がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重によりラ
ンプ用ステー57がヒンジ18を中心に回転するとき、
突っ張り手段64が上記軽荷重によるエネルギを吸収し
ながら屈曲又は弾性変形する。
【0008】請求項5に係る発明は、請求項4に係る発
明であって、更に図5及び図8に示すように、ランプ用
ステー57の先端とバンパ12とが折れ板59により連
結され、バンパ12に前方又は斜め前方から荷重が作用
したときに折れ板59が上記荷重によるエネルギの少な
くとも一部を吸収するように構成されたことを特徴とす
る。この請求項5に記載された車両用ヘッドランプの取
付構造では、バンパ12に前方又は斜め前方から小荷重
が作用すると、バンパ12がストッパ57dに近付く方
向に変形しようとするけれども、折れ板59がその変形
の抵抗となるため、上記小荷重によるエネルギの少なく
とも一部が折れ板59により吸収される。
【0009】請求項6に係る発明は、請求項2ないし5
いずれかに係る発明であって、更に図5に示すように、
突っ張り手段64が突っ張りステーであり、この突っ張
りステー64を屈曲させる起点となる屈曲誘導部64a
が突っ張りステー64に形成されたことを特徴とする。
この請求項6に記載された車両用ヘッドランプの取付構
造では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作
用して、ランプ用ステー57がヒンジ18を中心に回転
しようとすると、突っ張りステー64は上記軽荷重によ
るエネルギを吸収しながら屈曲誘導部64aで所定の方
向に屈曲するように誘導される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、ト
ラック10には進行方向に延びるシャシフレーム11が
設けられ、このシャシフレーム11の前部にはフロント
バンパ12がバンパ用ステー13を介して取付けられ
る。上記フロントバンパ12はキャブ10aの前面下方
に車幅方向に延びるようにシャシフレーム11に取付け
られる。またバンパ用ステー13は略L字状に形成さ
れ、その基部13aはシャシフレーム11の前部外側面
にボルト14及びナット16により固定され、先端部1
3bはフロントバンパ12に溶着される。
【0011】シャシフレーム11の前部外側面にはラン
プ用ステー17の基端がヒンジ18を介して取付けられ
る。ヒンジ18は、上記バンパ用ステー13の基部13
aとともに上記ボルト14及びナット16によりシャシ
フレーム11の前部外側面に固定されたヒンジ用ブラケ
ット18aと、このヒンジ用ブラケット18aの一対の
腕部18b,18bに鉛直方向に挿通されたヒンジ用ピ
ン18cと、このヒンジ用ピン18cの先端の雄ねじ部
18dに螺合可能なヒンジ用ナット18eとを有する
(図1〜図3)。ランプ用ステー17は、上記ヒンジ用
ピン18cに回動可能に嵌入可能な通孔17bが形成さ
れたフレーム取付部17aと、このフレーム取付部17
aから車幅方向の外側に延びて設けられかつ角孔17d
が形成された四角枠状のランプ取付部17cとを有す
る。上記ランプ用ステー17はヒンジ用ピン18cを中
心に水平面内で回動可能に構成される。またランプ用ス
テー17のランプ取付部17cにはヘッドランプ22が
このランプを角孔17dに遊挿した状態で取付けられ
る。フロントバンパ12には上記ヘッドランプ22が臨
むように開口部12aが形成される。なお、図4の符号
23はフロントバンパ12の下端に取付けられたスポイ
ラである。
【0012】一方、シャシフレーム11とランプ用ステ
ー17との間には突っ張りステー24がランプ用ステー
17の後面に位置するように掛け渡される。この突っ張
りステー24はフラットバーの両端を鈍角にそれぞれ折
曲げることにより形成され、その一端はランプ用ステー
17より後方のシャシフレーム11外側面にボルト26
にて固定され、他端はランプ取付部17cの基端後面に
ボルト27にて固定される。更にランプ用ステー17の
先端とフロントバンパ12とは連結ブラケット28によ
り連結される。連結ブラケット28は、略コ字状に形成
されたバンパ取付部28aと、このバンパ取付部28a
の一対の脚部28b,28bに掛け渡されたステー取付
部28cとを有する。バンパ取付部28aはフロントバ
ンパ12に溶着され、ステー取付部28cはボルト29
によりランプ取付部17cの先端に取付けられる。
【0013】このように構成されたヘッドランプ22の
取付構造の動作を説明する。トラック10が狭隘路の交
差点などを曲るときに、フロントバンパ12が障害物3
0に接触してこのフロントバンパ12に前方又は斜め前
方から軽荷重が作用すると、この軽荷重はフロントバン
パ12から連結ブラケット28を介してランプ用ステー
17に伝達される。このときランプ用ステー17はヒン
ジ18を中心に回転しようとするけれども、突っ張りス
テー24がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重に
よりランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転する
とき、突っ張りステー24が上記軽荷重によるエネルギ
を吸収しながら、その略中央でヒンジ用ピン18cから
離れる方向に屈曲する(図2)。この結果、上記軽荷重
によるエネルギは突っ張りステー24の屈曲により全て
吸収されるので、ヘッドランプ22及びシャシフレーム
11は損傷しない。
【0014】図5〜図8は本発明の第2の実施の形態を
示す。図5〜図8において図1〜図4と同一符号は同一
部品を示す。この実施の形態では、ランプ用ステー57
のランプ取付部17cの先端にフロントバンパ12に向
ってストッパ57dが突設され、ストッパ57d及びフ
ロントバンパ12間の隙間Lがヘッドランプ22及びフ
ロントバンパ12間の隙間Mより狭く形成される(図
5)。また突っ張りステー64は両端近傍及び略中央で
直角に折曲げることにより略W字状に形成され、上記略
中央の折曲げ部分が屈曲誘導部64a、即ち突っ張りス
テー64を屈曲させる起点となる。この突っ張りステー
64の一端はヒンジ58のヒンジ用ブラケット18aか
ら突設されたステー受け部58fにボルト26により固
定され、他端はランプ取付部17cの基端にボルト27
により固定される。更に図8に詳しく示すように、ラン
プ用ステー57の先端とフロントバンパ12とは折れ板
59により連結される。この折れ板59は弾性を有する
ばね鋼等を折曲げることにより形成される。折れ板59
の一端はフロントバンパ12の内面に溶着され、他端は
ボルト66及びナット67を介してランプ取付部17c
の先端に固定される。上記以外は第1の実施の形態と同
一に構成される。
【0015】このように構成されたヘッドランプ22の
取付構造の動作を説明する。トラックが狭隘路の交差点
を曲るときに、フロントバンパ12が障害物30に接触
してこのフロントバンパ12に前方又は斜め前方から小
荷重が作用すると、フロントバンパ12がストッパ57
dに近付く方向に変形する。しかし、折れ板59(図
8)がその変形の抵抗となるため、上記小荷重によるエ
ネルギの一部が折れ板59により吸収される。一方、フ
ロントバンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用
すると、上記軽荷重によるエネルギの一部が上記折れ板
59の変形により吸収された後に、フロントバンパ12
がストッパ57dに接触し(図6)、ランプ用ステー5
7がヒンジ58を中心に回転しようとするけれども、突
っ張りステー64がこの回転の抵抗となる。即ち、上記
軽荷重によりランプ用ステー57がヒンジ58を中心に
回転するとき、突っ張りステー64が上記軽荷重による
エネルギを吸収しながら、必ず屈曲誘導部64aでヒン
ジ用ピン18cから離れる方向に屈曲する(図7)。こ
の結果、上記軽荷重によるエネルギは突っ張りステー6
4の屈曲により全て吸収されるので、ヘッドランプ22
及びシャシフレーム11は損傷しない。
【0016】図9は本発明の第3の実施の形態を示す。
図9において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、突っ張りステー84の略中央に、このス
テー84を屈曲させる起点となる屈曲誘導部84aが形
成される。屈曲誘導部84aはこの実施の形態では、略
逆V字状に折曲げられたビードである。なお、屈曲誘導
部はステーを屈曲させる起点となれば切欠きや孔等でも
よい。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成され
る。このように構成されたヘッドランプ22の取付構造
では、フロントバンパ12に前方又は斜め前方から軽荷
重が作用して、ランプ用ステー17がヒンジ18を中心
に回転しようとすると、突っ張りステー84は上記軽荷
重によるエネルギを吸収しながら、必ず屈曲誘導部84
aでヒンジ用ピン18cから離れる方向に屈曲する。こ
の結果、上記軽荷重によるエネルギは突っ張りステー8
4の屈曲により全て吸収されるので、ヘッドランプ22
及びシャシフレーム11は損傷しない。
【0017】なお、上記第1〜第3の実施の形態では、
シャシフレーム又はヒンジ用ブラケットとランプ用ステ
ーとの間に突っ張りステーを掛け渡したが、ヒンジ用ピ
ンをヒンジの一対の腕部及びランプ用ステーの通孔に挿
入し、ヒンジ用ピンの先端の雄ねじ部にヒンジ用ナット
を螺合して大きな力で締付けることにより、ランプ用ス
テーのフレーム取付部を一対の腕部にて大きな力で挟持
すれば、突っ張りステーを設けなくてもよい。この場
合、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用する
と、この軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に
回転しようとするけれども、ヒンジにおいてランプ用ス
テーの回転を阻止しようとする摩擦力がヒンジの一対の
腕部とランプ用ステーのフレーム取付部との間に発生す
るので、この摩擦力により上記軽荷重を吸収できる。ま
た、上記第1〜第3の実施の形態では、突っ張り手段と
して突っ張りステーを挙げたが、ヒンジ用ピンに巻回さ
れかつ一対の腕をシャシフレーム又はヒンジ用ブラケッ
トとランプ用ステーとにそれぞれ係止されたねじりコイ
ルばねや、シャシフレーム又はヒンジ用ブラケットとラ
ンプ用ステーとの間に掛け渡された引張りコイルばね又
は圧縮コイルばねでもよい。この場合、バンパに前方又
は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重により
ランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとするけれ
ども、ねじりコイルばね、引張りコイルばね又は圧縮コ
イルばねがこの回転の抵抗となる、即ちねじりコイルば
ね等が上記軽荷重を吸収しながら弾性変形する。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、シ
ャシフレームの前部にバンパを取付け、基端がシャシフ
レームにヒンジを介して取付けられたランプ用ステーが
車幅方向の外側に延びかつヒンジを中心に水平面内で回
動し、ランプ用ステーにヘッドランプを取付け、更にバ
ンパにヘッドランプが臨むように開口部を形成したの
で、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用する
と、この軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に
回転しようとするけれども、ヒンジにおいてランプ用ス
テーの回転を阻止しようとする摩擦力が発生する。この
結果、この摩擦力により上記軽荷重が吸収されるので、
ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
またシャシフレーム又はヒンジ用ブラケットとランプ用
ステーとの間に突っ張り手段を掛け渡せば、バンパに前
方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重に
よりランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとする
けれども、突っ張り手段がこの回転の抵抗となる。この
結果、上記軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心
に回転するとき、突っ張り手段が上記軽荷重を吸収しな
がら屈曲又は弾性変形するので、ヘッドランプ及びシャ
シフレームの損傷を阻止できる。
【0019】またランプ用ステーの先端とバンパとを連
結ブラケットにより連結すれば、バンパに前方又は斜め
前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重はバンパから
連結ブラケットを介してランプ用ステーに伝達され、ラ
ンプ用ステーはヒンジを中心に回転しようとするけれど
も、突っ張り手段がこの回転の抵抗となる。この結果、
上記軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転
するとき、突っ張り手段が上記軽荷重によるエネルギを
吸収しながら屈曲又は弾性変形するので、ヘッドランプ
及びシャシフレームの損傷を阻止できる。またランプ用
ステーの先端にストッパを突設し、このストッパ及びバ
ンパ間の隙間をヘッドランプ及びバンパ間の隙間より狭
く形成すれば、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が
作用すると、バンパが変形してストッパに接触し、この
状態でランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとす
るけれども、突っ張り手段がこの回転の抵抗となる。こ
の結果、上記軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中
心に回転するとき、突っ張り手段が上記軽荷重によるエ
ネルギを吸収しながら屈曲又は弾性変形するので、ヘッ
ドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
【0020】またランプ用ステーの先端とバンパとを折
れ板により連結すれば、バンパに前方又は斜め前方から
小荷重が作用したときに、バンパがストッパに近付く方
向に変形するけれども、折れ板がその変形の抵抗となる
ため、上記小荷重によるエネルギの少なくとも一部が折
れ板により吸収される。更に突っ張り手段が突っ張りス
テーであり、この突っ張りステーを屈曲させる起点とな
る屈曲誘導部を突っ張りステーに形成すれば、バンパに
前方又は斜め前方から軽荷重が作用して、ランプ用ステ
ーがヒンジを中心に回転しようとすると、突っ張りステ
ーは上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら屈曲誘導
部で所定の方向に屈曲するように誘導される。この結
果、突っ張りステーが意図しない部分で意図しない方向
に屈曲してヘッドランプに接触することはないので、ヘ
ッドランプを及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の車両用ヘッドランプの取
付構造を示す図4のA−A線断面図。
【図2】バンパが障害物に接触してバンパに軽荷重が作
用し、この軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心
に回転するとともに突っ張りステーが屈曲した状態を示
す図1に対応する断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】そのバンパを含むトラックの正面図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する断
面図。
【図6】バンパが障害物に接触してバンパに軽荷重が作
用し、この軽荷重によりバンパの内面がストッパの外面
に当接した状態を示す図5に対応する断面図。
【図7】バンパの内面がストッパの外面に当接した後
に、ランプ用ステーがヒンジを中心に回転するとともに
突っ張りステーが屈曲した状態を示す図1に対応する断
面図。
【図8】図5のC部拡大断面図。
【図9】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する断
面図。
【符号の説明】
10 トラック(車両) 11 シャシフレーム 12 フロントバンパ 12a 開口部 17,57 ランプ用ステー 18,58 ヒンジ 18a ヒンジ用ブラケット 22 ヘッドランプ 24,64,84 突っ張りステー(突っ張り手段) 28 連結ブラケット 57d ストッパ 59 折れ板 64a,84a 屈曲誘導部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部にバンパ(12)が取付けられたシャシ
    フレーム(11)と、 基端が前記シャシフレーム(11)にヒンジ(18)を介して取
    付けられ車幅方向の外側に延びかつ前記ヒンジ(18)を中
    心に水平面内で回動可能なランプ用ステー(17)と、 前記ランプ用ステー(17)に取付けられたヘッドランプ(2
    2)と、 前記バンパ(12)に前記ヘッドランプ(22)が臨むように形
    成された開口部(12a)とを備えた車両用ヘッドランプの
    取付構造。
  2. 【請求項2】 シャシフレーム(11)又はヒンジ用ブラケ
    ット(18a)とランプ用ステー(17)との間に突っ張り手段
    (24)が掛け渡され、前記突っ張り手段(24)が前記ランプ
    用ステー(17)の前記ヒンジ(18)を中心とする回転の抵抗
    となるように構成された請求項1記載の車両用ヘッドラ
    ンプの取付構造。
  3. 【請求項3】 ランプ用ステー(17)の先端とバンパ(12)
    とが連結ブラケット(28)により連結された請求項1又は
    2記載の車両用ヘッドランプの取付構造。
  4. 【請求項4】 ランプ用ステー(57)の先端にストッパ(5
    7d)が突設され、前記ストッパ(57d)及びバンパ(12)間の
    隙間(L)がヘッドランプ(22)及び前記バンパ(12)間の隙
    間(M)より狭く形成された請求項1又は2記載の車両用
    ヘッドランプの取付構造。
  5. 【請求項5】 ランプ用ステー(57)の先端とバンパ(12)
    とが折れ板(59)により連結され、前記バンパ(12)に前方
    又は斜め前方から荷重が作用したときに前記折れ板(59)
    が前記荷重によるエネルギの少なくとも一部を吸収する
    ように構成された請求項4記載の車両用ヘッドランプの
    取付構造。
  6. 【請求項6】 突っ張り手段(64,84)が突っ張りステー
    であり、この突っ張りステー(64,84)を屈曲させる起点
    となる屈曲誘導部(64a,84a)が前記突っ張りステー(64,8
    4)に形成された請求項2ないし5いずれか記載の車両用
    ヘッドランプの取付構造。
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