JP3628264B2 - 車両用ヘッドランプの取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の前面に取付けられるヘッドランプを取付ける装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のヘッドランプの取付装置として、車体にヘッドランプを取付けるためのブラケットが連結され、ほぼ中央部が車体に固定されたバンパにヘッドランプに対応して開口部が形成され、上記ブラケットの先端部とバンパの端部とがステーにより連結されたバンパの支持構造が開示されている(実公平4−3880号)。このバンパの支持構造では、ステーが上下方向に幅広に形成され、両端にブラケット及びバンパに取付けるための一対の取付部がそれぞれ形成される。これらの取付部の間には横断面V字状又はΩ字状に形成された衝撃吸収部が設けられる。
このように構成されたバンパの支持構造では、フロントバンパが側方又は前方から衝撃を受けて軽度の変形を生じても、この衝撃はステーの衝撃吸収部で確実に吸収されるので、ブラケットは変形しない。この結果、ヘッドランプは光軸にずれ等を生じることなく、常に正常な照明を維持できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の実公平4−3880号公報に示されたバンパの支持構造では、ステーの衝撃吸収部が塑性変形すると、バンパがヘッドランプに接触して、ヘッドランプが損傷するおそれがあった。
本発明の第1の目的は、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用したときに、バンパをヘッドランプではなくストッパ又はランプ用ステーの先端に接触させることにより、ヘッドランプの損傷を阻止できる、車両用ヘッドランプの取付装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用したときに、ランプ用ステー或いはステー本体をその基端又は基端近傍で屈曲させ、かつこの変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギを吸収することにより、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる、車両用ヘッドランプの取付装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用したときに、この小荷重によるエネルギの少なくとも一部を折れ板により吸収できる、車両用ヘッドランプの取付装置を提供することにある。
なお、本明細書において小荷重とは、軽荷重より小さい荷重を意味する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、前部にバンパ12が取付けられたシャシフレーム11と、基端がシャシフレーム11に固着され車幅方向の外側に延びるランプ用ステー17と、ランプ用ステー17に取付けられたヘッドランプ23と、バンパ12にヘッドランプ23が臨むように形成された開口部12aと、ランプ用ステー17の先端に突設されたストッパ21とを備え、ストッパ21の斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向するバンパ12の内側面との間の隙間Lが、ヘッドランプ23の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパ12の背面との間の隙間Mより狭く形成されたことを特徴とする車両用ヘッドランプの取付装置である。
この請求項1に記載された車両用ヘッドランプの取付装置では、バンパ12に前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、バンパ12がストッパ21及びヘッドランプ23に近付く方向に変形する。このときストッパ21の斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向するバンパ12の内側面との間の隙間Lが、ヘッドランプ23の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパ12の背面との間の隙間Mより狭く形成されているので、バンパ12はヘッドランプ23に接触せずに、ストッパ21に接触する。これによりヘッドランプ23の損傷を阻止できる。
またバンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりバンパ12がストッパ21に接触し、この状態でランプ用ステー17がその基端又は基端近傍で屈曲する。このランプ用ステー17の変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギが吸収されるので、ヘッドランプ23及びシャシフレーム11の損傷を阻止できる。
【0005】
請求項2に係る発明は、図1に示すように、前部にバンパ12が取付けられたシャシフレーム11と、基端がシャシフレーム11に固着され車幅方向の外側に延びるランプ用ステー17と、ランプ用ステー17に取付けられたヘッドランプ23と、バンパ12にヘッドランプ23が臨むように形成された開口部12aとを備え、ランプ用ステー17の斜め前方に湾曲する先端面とこの先端面に対向するバンパ12の内側面との間の隙間が、ヘッドランプ23の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパ12の背面との間の隙間Mより狭く形成されたことを特徴とする車両用ヘッドランプの取付装置である。
この請求項2に記載された車両用ヘッドランプの取付装置では、バンパ12に前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、バンパ12がランプ用ステー17の先端及びヘッドランプ23に近付く方向に変形する。このときランプ用ステー17の斜め前方に湾曲する先端面とこの先端面に対向するバンパ12の内側面との間の隙間が、ヘッドランプ23の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパ12の背面との間の隙間Mより狭く形成されているので、バンパ12はヘッドランプ23に接触せずに、ランプ用ステー17に接触する。
またバンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりバンパがランプ用ステーの先端に接触し、この状態でランプ用ステーがその基端又は基端近傍で屈曲する。このランプ用ステーの変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギが吸収されるので、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
【0006】
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1に示すように、ランプ用ステー17がシャシフレーム11に取付けられた高剛性構造のステー取付部18と、基端がステー取付部18に固着され車幅方向の外側に延びる低剛性構造のステー本体19とを有し、バンパ12に前方又は斜め前方から荷重が作用したときにバンパ12がストッパ21に接触し、上記荷重より大きな荷重が作用したときにバンパ12がストッパ21に接触した状態でステー本体19がその基端又は基端近傍で屈曲するように構成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載された車両用ヘッドランプの取付装置では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりバンパ12がストッパ21に接触し、この状態で低剛性構造のステー本体19がその基端又は基端近傍で屈曲する。このステー本体19の変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギが吸収されるので、ヘッドランプ23及びシャシフレーム11の損傷を阻止できる。
【0007】
請求項4に係る発明は、請求項2に係る発明であって、更に図1に示すように、ランプ用ステー17がシャシフレーム11に取付けられた高剛性構造のステー取付部18と、基端がステー取付部18に固着され車幅方向の外側に延びる低剛性構造のステー本体19とを有し、バンパ12に前方又は斜め前方から荷重が作用したときにバンパ12がステー本体19の先端に接触し、上記荷重より大きな荷重が作用したときにバンパ12がステー本体19の先端に接触した状態でステー本体19がその基端又は基端近傍で屈曲するように構成されたことを特徴とする。
この請求項4に記載された車両用ヘッドランプの取付装置では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりバンパ12がステー本体19の先端に接触し、この状態で低剛性構造のステー本体19がその基端又は基端近傍で屈曲する。このステー本体19の変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギが吸収されるので、ヘッドランプ23及びシャシフレーム11の損傷を阻止できる。
【0008】
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれかに係る発明であって、更に図1及び図5に示すように、ランプ用ステー17の先端とバンパ12とが折れ板26により連結され、バンパ12に前方又は斜め前方から荷重が作用したときに折れ板26が上記荷重によるエネルギの少なくとも一部を吸収するように構成されたことを特徴とする。
この請求項5に記載された車両用ヘッドランプの取付装置では、バンパ12に前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、バンパ12がストッパ21又はランプ用ステー17の先端に近付く方向に変形しようとするけれども、折れ板26がその変形の抵抗となるため、上記小荷重によるエネルギの一部が折れ板26の変形により吸収される。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図6及び図7に示すように、トラック10には進行方向に延びるシャシフレーム11が設けられ、このシャシフレーム11の前部にはフロントバンパ12がバンパ用ステー13を介して取付けられる。上記フロントバンパ12はキャブ10aの前面下方に車幅方向に延びるようにシャシフレーム11に取付けられる。またバンパ用ステー13は略T字状に形成され、シャシフレーム11の前部外側面に図示しないボルト及びナットにより固定された基部13aと、この基部13aに車幅方向に延びて固着されたバンパ取付部13bとを有する。フロントバンパ12の後面には補強部材14が溶着され、この補強部材14には複数のボルト15が後方に突出するように溶着される(図1〜図4及び図6)。フロントバンパ12は上記複数のボルト15及びナット16によりバンパ取付部13bに固定される。
【0011】
シャシフレーム11の前部外側面にはランプ用ステー17の基端が取付けられる。ランプ用ステー17はシャシフレーム11に取付けられた高剛性構造のステー取付部18と、基部がステー取付部18に固着され一対のアームが車幅方向の外側に延びる低剛性構造のステー本体19とを有する(図1〜図4及び図6)。ステー取付部18は鋼板のプレス加工によりチャンネル状に形成され、ステー本体19の基部19a及び一対のアーム19b,19cは鋼板のプレス加工により横断面形状がそれぞれチャンネル状になるように一体的に形成される。またステー取付部18とステー本体19の基端は上記補強部材14及びバンパ取付部13bにより挟持される。
【0012】
一方、ステー本体19の先端にはフロントバンパ12に向って一対のストッパ21,21が突設される。これらのストッパ21,21は鋼板のプレス加工により連結部材22で連結された状態で一体的に形成され、一対のアーム19b,19cの先端に掛け渡した状態で溶着される。ステー本体19と一対のストッパ21,21と連結部材22とによりヘッドランプ23を遊挿可能な角孔19dが形成され、この状態でヘッドランプ23はボルト24(図6)によりステー本体19に取付けられる(図1〜図3)。またストッパ21の斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向するバンパ12の内側面との間の隙間Lは、ヘッドランプ23の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパ12の背面との間の隙間Mより狭く形成される(図1)。フロントバンパ12には上記ヘッドランプ23が臨むように開口部12aが形成される。なお、図6及び図7の符号25はフロントバンパ12の下端に取付けられたスポイラである。
【0013】
また図5及び図6に示すように、ステー本体19の先端とフロントバンパ12とは折れ板26により連結される。この折れ板26は弾性を有するばね鋼等を折曲げることにより形成される。折れ板26の一端はフロントバンパ12の内面に溶着され、他端はボルト27及びナット28を介して連結部材22に固定される。更に図1〜図3及び図6に示すように、ステー本体19の基端近傍、即ち一対のアーム19b,19cの基端には、ステー本体19を屈曲させる起点となる屈曲誘導部19eが形成される。この屈曲誘導部19eはこの実施の形態では、略V字状の切欠きである。
【0014】
このように構成されたヘッドランプ23の取付装置の動作を説明する。
トラック10が狭隘路の交差点を曲るときに、フロントバンパ12が障害物29に接触してこのフロントバンパ12に前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、フロントバンパ12がストッパ21に近付く方向に変形する。しかし、折れ板26(図5及び図6)がその変形の抵抗となるため、上記小荷重によるエネルギの一部が折れ板26の変形により吸収される。
一方、フロントバンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、上記軽荷重によるエネルギの一部が上記折れ板26の変形により吸収された後に、フロントバンパ12がストッパ21に接触し(図2)、この状態で低剛性構造のステー本体19がその基端近傍の屈曲誘導部19eで屈曲する(図3)。このステー本体19の変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギが全て吸収されるので、ヘッドランプ23及びシャシフレーム11は損傷しない。
【0015】
図8及び図9は本発明の第2の実施の形態を示す。図8及び図9において図4及び図6と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、ランプ用ステー57のステー本体59が鋼管等のパイプを曲げて形成され、その基端はステー取付部18に固着される。上記ステー本体59及びステー取付部18によりヘッドランプ23を遊挿可能な角孔59dが形成される。また一対のストッパ21,21は連結部材22とともにステー本体59の先端に溶着される。更にステー本体59の基端近傍には屈曲誘導部59eが形成され、この屈曲誘導部59eは上記パイプを略V字状にへこませたビードである。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたヘッドランプ23の取付装置では、ランプ用ステー57のステー本体59の製作が比較的容易であることを除いて、動作は上記第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0016】
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、ランプ用ステーがステー取付部とステー本体とを有するように構成したが、ステー取付部の無いランプ用ステーでもよい。この場合、ランプ用ステー(ステー本体)の基端が直接シャシフレームに取付けられるか、或いはバンパ用ステーを介してシャシフレームに取付けられる。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、ステー本体の先端にストッパを固着したが、ストッパは無くてもよい。この場合、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、ランプ用ステーの斜め前方に湾曲する先端面とこの先端面に対向するバンパの内側面との間の隙間が、ヘッドランプの斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパの背面との間の隙間Mより狭く形成されているので、バンパはヘッドランプに接触せずに、ランプ用ステーの先端に接触する。
更に、上記第1の実施の形態では、屈曲誘導部としてステー本体の基端近傍に略V字状の切欠きを形成したが、屈曲誘導部としてステー本体の基端近傍に略V字状にへこませたビードを形成してもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、シャシフレームの前部にバンパを取付け、基端がシャシフレームに固着されたランプ用ステーが車幅方向の外側に延び、ランプ用ステーにヘッドランプを取付け、バンパにヘッドランプが臨むように開口部を形成し、ランプ用ステーの先端にストッパを突設し、更にストッパの斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向するバンパの内側面との間の隙間を、ヘッドランプの斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパの背面との間の隙間より狭く形成したので、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、バンパはヘッドランプに接触せずに、ストッパに接触する。この結果、ヘッドランプの損傷を阻止できる。またバンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりバンパがストッパに接触し、この状態でランプ用ステーがその基端又は基端近傍で屈曲する。この結果、ランプ用ステーの変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギが吸収されるので、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
【0018】
またシャシフレームの前部にバンパを取付け、基端がシャシフレームに固着されたランプ用ステーが車幅方向の外側に延び、ランプ用ステーにヘッドランプを取付け、バンパにヘッドランプが臨むように開口部を形成し、更にランプ用ステーの斜め前方に湾曲する先端面とこの先端面に対向するバンパの内側面との間の隙間を、ヘッドランプの斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパの背面との間の隙間より狭く形成すれば、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、バンパはヘッドランプに接触せずに、ランプ用ステーの先端に接触する。この結果、上記と同様に、ヘッドランプの損傷を阻止できる。またバンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりバンパがランプ用ステーの先端に接触し、この状態でランプ用ステーがその基端又は基端近傍で屈曲する。この結果、ランプ用ステーの変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギが吸収されるので、上記と同様に、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
【0019】
またランプ用ステーの高剛性構造のステー取付部をシャシフレームに取付け、車幅方向の外側に延びる低剛性構造のステー本体の基端をステー取付部に固着すれば、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、バンパがストッパ又はステー本体の先端に接触し、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、バンパがストッパ又はステー本体の先端に接触した状態でステー本体がその基端又は基端近傍で屈曲する。この結果、ステー本体の変形抵抗にて上記軽荷重によるエネルギが吸収されるので、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
更にランプ用ステーの先端とバンパとを折れ板により連結すれば、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、バンパがストッパ又はランプ用ステーの先端に近付く方向に変形しようとするけれども、折れ板がその変形の抵抗となるため、上記小荷重によるエネルギの一部が折れ板の変形により吸収される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態車両用ヘッドランプの取付装置を示す図7のA−A線断面図。
【図2】バンパが障害物に接触してバンパに小荷重が作用し、この小荷重によりバンパの内面がストッパの外面に当接した状態を示す図1に対応する断面図。
【図3】バンパに軽荷重が作用し、この軽荷重によりステー本体が屈曲した状態を示す図1に対応する断面図。
【図4】図1のB−B線断面図。
【図5】図1のC部拡大断面図。
【図6】図7のD部分解斜視図。
【図7】そのバンパを含むトラックの正面図。
【図8】本発明第2実施形態を示す図6に対応する分解斜視図。
【図9】バンパ及びランプ用ステーを含む図4に対応する断面図。
【符号の説明】
10 トラック(車両)
11 シャシフレーム
12 フロントバンパ
12a 開口部
17,57 ランプ用ステー
18 ステー取付部
19,59 ステー本体
19e,59e 屈曲誘導部
21 ストッパ
23 ヘッドランプ
26 折れ板
Claims (5)
- 前部にバンパ(12)が取付けられたシャシフレーム(11)と、
基端が前記シャシフレーム(11)に固着され車幅方向の外側に延びるランプ用ステー(17)と、
前記ランプ用ステー(17)に取付けられたヘッドランプ(23)と、
前記バンパ(12)に前記ヘッドランプ(23)が臨むように形成された開口部(12a)と、
前記ランプ用ステー(17)の先端に突設されたストッパ(21)と
を備え、
前記ストッパ(21)の斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向する前記バンパ(12) の内側面との間の隙間(L)が、前記ヘッドランプ(23)の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向する前記バンパ(12)の背面との間の隙間(M)より狭く形成されたことを特徴とする車両用ヘッドランプの取付装置。 - 前部にバンパ(12)が取付けられたシャシフレーム(11)と、
基端が前記シャシフレーム(11)に固着され車幅方向の外側に延びるランプ用ステー(17)と、
前記ランプ用ステー(17)に取付けられたヘッドランプ(23)と、
前記バンパ(12)に前記ヘッドランプ(23)が臨むように形成された開口部(12a)と
を備え、
前記ランプ用ステー(17)の斜め前方に湾曲する先端面とこの先端面に対向する前記バンパ(12)の内側面との間の隙間が、前記ヘッドランプ(23)の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向する前記バンパ(12)の背面との間の隙間(M)より狭く形成されたことを特徴とする車両用ヘッドランプの取付装置。 - ランプ用ステー(17)がシャシフレーム(11)に取付けられた高剛性構造のステー取付部(18)と、基端が前記ステー取付部(18)に固着され車幅方向の外側に延びる低剛性構造のステー本体(19)とを有し、
バンパ(12)に前方又は斜め前方から荷重が作用したときに前記バンパ(12)がストッパ(21)に接触し、前記荷重より大きな荷重が作用したときに前記バンパ(12)が前記ストッパ(21)に接触した状態で前記ステー本体(18)がその基端又は基端近傍で屈曲するように構成された請求項1記載の車両用ヘッドランプの取付装置。 - ランプ用ステー(17)がシャシフレーム(11)に取付けられた高剛性構造のステー取付部(18)と、基端が前記ステー取付部(18)に固着され車幅方向の外側に延びる低剛性構造のステー本体(19)とを有し、
バンパ(12)に前方又は斜め前方から荷重が作用したときに前記バンパ(12)が前記ステー本体(19)の先端に接触し、前記荷重より大きな荷重が作用したときに前記バンパ(12)が前記ステー本体(19)の先端に接触した状態で前記ステー本体(19)がその基端又は基端近傍で屈曲するように構成された請求項2記載の車両用ヘッドランプの取付装置。 - ランプ用ステー(17)の先端とバンパ(12)とが折れ板(26)により連結され、前記バンパ(12)に前方又は斜め前方から荷重が作用したときに前記折れ板(26)が前記荷重によるエネルギの少なくとも一部を吸収するように構成された請求項1ないし4いずれか記載の車両用ヘッドランプの取付装置。
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